碧天( 〆 )

碧天( 〆 )

匿名さん  2024-01-18 21:20:33 
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御相手様決定済です!



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  • No.113 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-27 16:31:35 

鮫島旭
「………酔ってないです。」
(眼の前で手を振られると普段よりも少しじとり、とした眼差しで先輩を見つめながら言葉少なに返答を返す。何杯かビールを頼み、テーブルには空のジョッキが大量に並んでいた。─家入先輩程では無いが、自分もかなりザルな方ではある筈─苛立ちを紛らわす為に酒を飲みすぎたらしい。もう何杯目かも忘れたビールのジョッキを運んできた先程の彼女は、『あの…余計なお世話かとは思いますけど、飲み過ぎじゃないですか…?』と心配そうに尋ねてきた。大丈夫です、と答えようとした拍子に彼女の手に自分の手が当たり、思い切りビールをジーンズに溢してしまう。彼女は慌てた様子で『すみません、すぐに拭きます!』と言いながら布巾を持って来ては、席の近くにしゃがみ込みながらジーンズを拭き始めて。)


五条悟
「勿論。ちゃんと終わらせたよー!」
(彼女の言葉に首を縦に振った後─何故かドヤ顔をしつつ、机に両肘を付いてあざとく首を傾げてみせた。だからご褒美ちょうだい、と子供のように強請りながら、座っている椅子ごと彼女の方へ少しずつ近付いていく。目隠しは取らないまま顔を寄せ─我ながら整った顔立ちを彼女の眼の前へと持っていって。)

  • No.114 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-27 20:46:09 



五条悟

「はいはーい、それは僕がやるから君はもう戻って良いよ。」

(旭の目の前で手を振るといつもよりもじとりとした視線を向け言葉少なに否定してきた。空のジョッキもテーブルが埋まるほど置かれているしこれは流石に飲み過ぎだろう。ビールのジョッキを運んできた店員も飲み過ぎではと言っている。また話し掛けてきた。内心ムッとしていたところ旭が店員の子の手に当たりビールをジーンズに溢した。店員の子は慌てて布巾を持ってくるとジーンズを拭いている。それを見ては流石に我慢ならなくて2人に近寄ると布巾を取って、店員の子にはにこりとした表情で告げる。)



胡桃沢彩莉菜

「え…あ…ぅ…………こ、これで良い…?」

(確認してみたがやはり終わったようで、ご褒美をちょうだいと椅子ごと近付いてくる。椅子がくっ付くくらい近付くと顔を近付けられる。目隠しはしているが相変わらず綺麗な顔で。目の前まで顔を近付けては私がキスする事を待っている。今職員室には誰も居らず2人だけだ。狼狽え頬を赤らめながらも覚悟を決めてはそっと頬に唇を寄せると頬にちょんと唇を押し付けて。そしてすぐ離れては椅子ごと動き距離を取り赤くなった頬を隠すように横を向きながら訊ねて。)


  • No.115 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-27 21:08:08 

鮫島旭
「…………」
(ジーンズを拭き始めた矢先、先輩に布巾を取り上げられた彼女は『え、でも…』と何処か困惑したような声を上げていたが─先輩の有無を言わせぬ雰囲気の笑顔を暫く困ったように見つめた後、やがてその顔は至極申し訳無さそうな表情に変わり─『あ…じゃあ、お願いします。すみません!』ぺこりと効果音が付きそうな程深く頭を下げながら、慌てた様子で別の客の注文を取りに向かった。─良く冷えたビールがジーンズに染み始めて、少しばかり肌寒くなる。ぶるり、と小さく身震いしながら先輩を横目で睨み、催促するように声を掛けて。)
「………あの、拭くなら早くしてください。」


五条悟
「うん、ありがと。」
(様子を伺うような恐る恐るのキスだったのと、直ぐに離れられてしまったのは少々残念だったが─自分的にはそれでも大満足で、上機嫌にニコニコと微笑んでみせた。照れてる姿も可愛いなあ、なんて思っている顔を家入なんかに見られたらきっと、暫く大爆笑を伴って揶揄われるレベルで締まりの無い顔をしている気がする。これ以上虐めるのは可哀想だったので、一旦椅子ごと彼女から離れて。)

  • No.116 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-27 22:23:28 



五条悟

「あ、ごめんごめん!すぐ拭くねー。」

(流石に店員があそこまで親身に拭くのはどうかと思う。普通なら本人に拭いてくださいって渡すだけでしょ。あそこまでするって気があるに違いない。心の中で文句を垂れながら別の客の注文に行った店員の子をにこにことしたまま手をひらひらとして見送る。そうしていると旭から催促される。阻止は出来ても旭に風邪でも引かれては良くない。いつもの調子で謝れば布巾をジーンズに乗せぽんぽんとしながら水分を布巾に吸い込ませる。)



胡桃沢彩莉菜

「もう…やれば出来るんならこんな…ご褒美とかしなくてもちゃんとすれば良いのに…。」

(自分の赤い顔を隠し冷ますのに必死で彼の顔には気付かず彼が離れた気配にほっと安堵する。ドキドキが止まらない…なんで…?こんな気持ちはあの頃のようだ。この想いは抑えないと。頭から気持ちを消すように頑張りながら彼の顔は見ないようにして頬の熱を冷ますように手で扇ぎながらもポツリと告げて。そうしていては、ちょうど終業のチャイムが鳴って。特に残ってしないといけない仕事はないため机の上を整理しては鞄を手に持ち立ち上がって。)


  • No.117 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-27 22:45:39 

鮫島旭
「…………案外雑じゃないんですね。」
(─まずい、今になって酔いが回り始めてきた。喋る言葉の呂律が自分でも分かる程若干怪しくなり、頭全体にぼんやりと靄が掛かったような感じがする。─今の自分が酔っていると分かれば、確実に先輩に酔ってるの、などとイジり倒されるのは目に見えていた。悟られないよう喋る言葉を必要最低限に絞り、先輩がジーンズを拭く手付きをじっと見守る。高専時代は不注意で何か溢そうものなら注意散漫、だの小学生かよ、だのと散々煽り倒された挙げ句に更にジュースやら何やらの追い打ちを食らっていたが─今ジーンズを拭く手付きからは昔のクソガキっぷりがほんの少しだが消えている気がして。)


五条悟
「僕、褒められないとやる気出ないタイプなんだよねえ。」
(彼女の呟きを耳聡く拾い、椅子から立ち上がって山積みの報告書を手に取った。そうしてそのまま彼女の側に近付き、「じゃ、またねー。」と出来るだけ軽い調子を心掛けて声を掛け、その報告書を学長やら上層部やらに持って行く。─何回かお叱りも喰らったものの─それらは全て右から左へ受け流し、溜息と共に空気中に吐き出した。硝子に渡す酒買いに行かなきゃ、と思いつつ、自分も高専を出て。)

  • No.118 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-28 01:13:58 



五条悟

「旭が風邪でも引いたら僕の可愛ーい生徒達が悲しむでしょ?まぁ、僕も心配だけど。」

(高専時代はこういう事があった時は揶揄いまくっていた記憶がある。そうしてちょっかい掛けるしか旭を構う術が思い付かなかった。まぁ、今も似た様なものだが少しは成長しているつもりだ。旭もそう感じたのか雑じゃないと言われた。またあの子が来て旭にベタベタされるのが嫌なのが1番の理由であるが、旭が風邪を引いてしまうのも心配であり。後者の方を告げる。拭きながらも本当に思っているのかいないのか分からない調子で告げた。そろそろ乾いてきただろうと確かめる為に旭のジーンズに触れて。)



胡桃沢彩莉菜

「…うん、またね。」

(彼はご褒美など何も無ければやる気にならないらしい。それはそれで彼らしい気もする。どうやら報告書を提出するようでそれを見送り手を振った。鞄を手に挨拶をしてから彼より一足早く高専を出て。_次の日、同僚だった男と会うため気は重いが約束していたカフェに向かう。ミモレ丈のフレアワンピースにカーディガンを羽織った姿で、恋人役である彼が来るのを待つ。彼に休みの日に会うと思うとドキドキしてあの頃の気持ちを思い出し胸に手を添えて。)


  • No.119 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-28 08:03:22 

鮫島旭
「……ん…さわんな。」
(自分が無駄な足掻きをしているうちに、酔いは完全に回ったらしい。擽ったくて小さい声が漏れた後─ジーンズに触れる先輩の手をバシ、と思い切り払い除けながら、普段の敬語も取っ払った粗雑な─と言うより、ほとんど元々の─口調で舌っ足らずに告げて先輩を睨んだ。腹いせに眼の前にあった唐揚げを口に放り込み、もさもさと咀嚼して飲み込んではまた食べる─という仕草を繰り返し、酔いが回って据わった目でじとりと先輩を睨んだまま「……だいたいあんた、いっつもうっとうしいんだよ。おれが、やだっていってるのにからんできやがって…」飲み過ぎた酒で脳内のストッパーが外れているからだろう、普段の恨み言が堰を切ったようにぽろぽろと溢れ出して。)


五条悟
「お待たせー、待った?」
(家を出てから、彼女の恋人役を務めるのだから、と少々気合を入れすぎたかもしれない─とぼんやり反省していた。道行く女性の視線が次々に突き刺さって面倒だ。小さく舌打ちをした時、彼女の姿が目に入って─ぱあ、と表情が目に見えて明るくなる。ぶんぶんと大きく手を振りながらそちらに近付き、「ね、今日の僕…変じゃない?大丈夫?」と彼女に問い掛けた。─普段の目隠しは外され、高専時代のような黒の丸いサングラス。ふわふわの白髪は整髪剤で軽くセットし、服装は黒のジャケットに白いタートルネックを合わせたごくシンプルなものだが、どれもブランド品ばかり。そして極めつけには国宝級の美形がその頂点に鎮座する姿で─ジャケットの裾を摘み、首を傾げて。)

  • No.120 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-28 09:27:41 



五条悟

「旭、やっぱり酔ってるねぇ。」

(そろそろ乾いただろうかとジーンズに触れているといつもの口調とは違う粗雑な口調で手を払い除けられ睨まれた。これは完全に酔いが回ったらしい。舌っ足らずで目が据わっている。ジーンズは乾いていたため布巾をテーブルに置きながら旭をじっと見る。旭は唐揚げを食べていたが僕を睨み、これは本音なのだろうかぼろぼろと不満を口にしてくる。どうやら鬱陶しいと思われているらしい。まぁ、それはいつもの雰囲気からバシバシ感じていたが。こんなに頑張っているのにやはり旭は振り向いてくれない。この際、本音を聞いてみるかと「へー…そんなに嫌なの?僕にちょっかい掛けられるの。」と顔を覗き込み訊ねてみて。)



胡桃沢彩莉菜

「あ…五条く…っ…」

(周りを眺め彼を待っていては聞き慣れた声が聞こえてきて。其方に目を向けると手を振り此方に近付いてくる彼。何時もと違う雰囲気に胸が高鳴り名前を呼んでいたが途中で言葉を失う。目の前まできた彼は変じゃないかと訊ねてくる。変なんてことは無く寧ろカッコ良い。再会してこんな姿の彼を見るのは初めてだった。あの頃のようなサングラスを掛けているが、あの頃より幼さは抜けカッコ良さが増している気がする。ドキドキと鼓動が収まらず、なんでこんなにドキドキしてるの?と気持ちに整理が追い付かないながらも、首を横に振り「…ううん、その…カッコ良いと思う…よ?」と彼を見上げ答えて。)


  • No.121 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-28 14:38:24 

鮫島旭
「……いやに…きまってる、だろ。…しつこいし…めんどくさいんだよ、あんた。」
(顔を覗き込まれ、眉間の皺を更に深くしながら─無駄に顔の良い先輩からふい、と顔を背ける。横目でじとりと先輩を睨みつつ、残り数個までに減った唐揚げを口にぽいと放り込んだ。声にならない文句をブツブツと垂れながら、先程零してしまったものの代わりに新しく運ばれてきたビールのジョッキを手に取り、一気にその中身を飲み干す。ガン、とかなりの勢いで空になったジョッキをテーブルに叩き付け、今思えばとんでもない爆弾発言を口にして。)
「……だいたい、さあ。…あんた、なんでおれにからむんだよ。……おれのこと、すきなのか?」


五条悟
「そう?なら良かった!」
(彼女からカッコ良い、と言われて─あからさまに自分の表情がだらしなく緩むのが分かった。周辺から花でも飛んでいそうな空気のまま彼女の肩を抱き、浮き足立った気分でカフェの中へと入る。適当な席に腰を下ろし、いつものようにニコニコと微笑みながら彼女の顔をじっと見つめて声を掛け。)
「彩莉菜の服も可愛いね。」

  • No.122 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-28 20:54:22 



五条悟

「面倒くさいとか酷くない?僕泣いちゃうよ?」

(顔を覗き込むも顔を背けられた。そして唐揚げを口に放り込みぶつぶつと文句を垂れられる。やはり嫌らしい。普段の様子から予想はしていたが本人から言われると少し堪える。内心はそう思いながらも表では茶化すように目をうるうるっと上目遣いにして。そうしていてはビールを一気に飲み干しジョッキを叩き付けた旭から好きなのかと言われた。目隠し越しに一瞬目を見開き驚く。今なら旭の本音が聞けると思い「…そうだって言ったらどうする?」とテーブルに頬杖をつき口元に笑みを浮かべながら試すように訊ねてみて。)



胡桃沢彩莉菜

「そ…そうかな?ありがとう。」

(彼にカッコ良いと伝えると嬉しかったようで表情が緩んでいる。その様子に思わず笑みを浮かべていては肩を抱かれカフェの中に入る。まだ同僚の男性は来ていないようで彼に導かれるまま席に腰を下ろした。何時ものように隣でニコニコと笑う彼は私の服を褒めてくれた。彼に褒められるのは何でこんなに嬉しいんだろう。嬉しくて頬を緩ませてお礼を告げる。そうしていては同僚だった男性が現れた。男性は笑みを浮かべ「彩莉菜、久しぶりだね、会いたかったよ。」と当時下の名前などで呼んでいなかったのにそんな事を言いながら向かいの席に座る。表情を曇らせながらも「…久しぶり。」と答えて。)


  • No.123 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-28 21:08:00 

鮫島旭
「……べつに…どうも、しねえよ。…おとこがすきとか…かわいそーだな、とはおもうけど。」
(呂律の回らぬ舌で、普段の遠慮や社交辞令など一欠片も無い─鋭く尖った言葉を紡ぎ出す。眼の前で自分を試すように笑う先輩の顔が、水に絵の具が滲むようにじわり、とぼやけてきた。これは、本格的に駄目な酔い方かもしれない。そんなことを思う内に─ガン、と硬いものがぶつかり合う音が響いて─項垂れた拍子に額をテーブルに強か打ち付けていた。その痛みで目が覚めてくれれば良かったのだが、余程酔っていたのかすう、と穏やかな寝息を立て始めて。)


五条悟
「…どうも。」
(頬を緩ませる彼女に釣られるように、自分の表情も更に緩む。─と、そこに一人の男が入ってきた。そいつは馴れ馴れしく彼女の下の名前を呼びながら、向かいの席へ腰を下ろす。その様子に何様だよコイツ、とどす黒い感情が渦巻くのを感じた。彼女の表情が曇る所を見ると、どうせ碌でも無い男なのだろう─先程の笑顔は消え失せ、一瞬だけ精巧な彫刻にも似ているような無表情になるものの─一応は軽く頭を下げながら挨拶をしておいて。)

  • No.124 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-28 22:10:59 



五条悟

「旭?おーい…寝ちゃってる?」

(旭は男は眼中に無いようだ。可哀想だなんて言われると思わなかった。流石の僕も好きな人に言われたらそれなりにダメージがくるなぁ。頬を指先でぽりぽりと掻いていては、テーブルに頭を打ち付けた旭。いつもの調子で名前を呼び声を掛けるが応答がない。もしかしてと顔を覗き込み耳を澄ませば穏やかな寝息が聞こえてきた。どうやらよっぽど酔っていたらしい。暫くは寝かせておくかと旭の寝顔を観察しながら見守る。_起きる様子もなく、間もなく閉店という時間に差し掛かれば旭に声を掛ける。「おーい、旭ー。そろそろ帰るよー?」と言いながら頬を指先でつつく。)



胡桃沢彩莉菜

「うん、私の彼氏。今勤めてる学校の同僚なの。」

(彼から挨拶をされた元同僚の男性はキッと彼を睨みながら品定めするようにじろじろと見た後、私の方に目を向けては「此奴が彩莉菜の言ってた彼氏?」と訊ねてきた。その言葉にこくりと頷きちらと彼に目を向けては紹介をする。男性は「そうなんだ、いつから付き合ってるの?馴れ初めは?」と付き合っていることを疑っているのか矢継ぎ早に質問をしてきた。そこまで考え切れていなかった。彼とも打ち合わせなんてしてないし、どう言おう。頭をフル回転させながら「えっと…」と言葉を紡ぐ。)


  • No.125 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-28 23:45:01 

鮫島旭
「………ん…けんと、か?」
(暫くは気分良く眠っていたが─ふと頬に触れる小さな刺激で目を覚まし、ぐらぐらと引っ切り無しに揺れる覚束ない視界で目前の存在を見つめた。─今思えば、そもそも金髪と白髪であるし、顔立ちも全く違うのに何をどう間違える要素があったのか知らないが─その時の自分は、先輩を苦労人同士仲の良かった同期─七海建人に見間違えたらしい。ふにゃり、と効果音が付きそうな程だらしのない表情を浮かべながら七海(仮)に手を伸ばし、「……けんとぉ、たてねえからおこして。たくしーのかね、あとではらうから…」と最早自分でも何を言っているのか分からない言葉を漏らしながら眼の前の七海(仮)にいつものように甘えて。)


五条悟
「…彩莉菜とは、学生の頃からの付き合いなんだ。僕から告白してさ、付き合ってもらったんだよね。」
(彼女が言葉を紡ぐ前に、出来るだけ平常通りを心掛けた声で答える。─にこ、と表面上の営業スマイルを浮かべてはいるものの、内心は馴れ馴れしいんだよオマエ、やら僕より弱いし顔も良くない癖に僕に向かってコイツとか良く言えるな、やらと目前の男を徹底的に見下すどす黒い感情が渦巻いていた。─今思えば、目の奥は笑ってなかったかもしれないが─どうでもいい。ちょうど近くにあった彼女の手を取り、ちゅ、と見せつけるようにキスをして。)

  • No.126 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-29 01:16:51 



五条悟

「…しょうがないなー。起こしてあげるよ。」

(目が焦点が合ってないが頬をつつき肩を揺らしていれば旭は起きた。しかし、何やら七海と間違えているらしい。だらしのない表情を浮かべながら手を伸ばしている。七海にはこんなにも甘えるの?僕との雲泥の差に嫉妬を燃やす。でもここで僕だと名乗り頼りたくないからと1人でふらふらと帰られるのは心配だ。ここは否定はしないでおくことにする。それにこうして甘えてくれる旭を楽しみたくもあった。満更でもなく、頬を緩ませながらも手を取り抱き寄せるようにして起こす。カードで会計を済ませれば旭を支えながら店を出て。)



胡桃沢彩莉菜

「!…ごじょ…悟…人前で…駄目…。」

(どう言うべきかと思案していれば彼が答えてくれた。自然な回答に内心ほっと安堵していては、彼が私の手を取り手にキスしてきた。ドキッとして頬に熱が集まる。思わず苗字で呼ぼうとするが彼氏なのに苗字は可笑しいかと何とか下の名前を呼んで、彼の方を向けばおずおずと優しく叱って。それを見た元同僚の男性はイチャついていると思ったようで「俺は付き合ってるなんて信じない!こんな奴、顔が良いからって騙されてる!」と彼を指差して。)


  • No.127 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-29 08:15:12 

鮫島旭
「……ありがとなー、けんと。」
(─心做しか普段より身長が自分に近い気がする七海(仮)にされるがまま身を委ねて店を出た後、普段の自分からは想像もできない程締まりの無い表情でふにゃり、と笑いながら礼を述べる。そのままタクシー乗り場まで運ばれ、偶然その場に停まっていたタクシーに乗り込んで─座り込んだ後は七海(仮)の肩に頭を預け、「わり…めちゃくちゃねむい、から…おまえんち、とまらせて…」と呂律の回らない口で言葉を紡ぎながらも─頭がかくん、と揺れ、再び眠りに落ちかけていて。)


五条悟
「…あのさあ。」
(彼女からの遠慮がちなお叱りにはごめん、と笑み混じりでごく軽く詫びてみせた。─自分の名前を呼んでくれたことが酷く嬉しい。が、邪魔者─自分を指差す男には絶対零度の眼差しを向け、刺々しく突き刺すような声を出した。「…君、さっきから何なの?僕が彩莉菜のこと騙す訳ないじゃん、ホントに大好きなのにさ。」明確に言葉には出さない。だが─言葉の節々に邪魔だから帰れ、と言わんばかりの嫌悪感が剥き出しになっていて。)

  • No.128 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-29 09:41:29 



五条悟

「旭、大胆♪…しょうがないなぁ、泊まらせてあげるよ。」

(旭は嫌がること無く僕に身を委ねており、会計を済ませ店を出ると締まりのない表情で笑ってお礼を言ってきた。その表情に可愛いなぁと内心悶えながらもタクシー乗り場まで向かう。丁度タクシーが停まっており乗り込む。旭の家までの住所を言おうとしていたところ肩に頭を預けられ泊まらせてくれと言い今にも眠りそうになっている。ほんと可愛い♪こんな甘えてくれる機会なんてそうそうないし甘やかしちゃおうかな。楽しむことにして了承すれば運転手に僕の家の住所を伝え、旭の髪を撫でてやり寝かせて。_それから僕の家の前に到着すると支払いを済ませ、旭の肩を揺らし「旭ー、着いたよ~」と声を掛けて起こして。)



胡桃沢彩莉菜

「え……キス…?」

(謝る彼に目を向けていては、元同僚の男性が騙されていると言う。すると彼は騙す訳ないと否定している。大好きという言葉を嬉しく思ってしまう。これは演技なのに…。演技だと言い聞かせて男性の方に早く諦めて欲しいと思いながら目を向ければ、男性は彼の眼差しに怯んでいる様子だが声を荒らげ「そ、それならこの場でキスして証明してみろよ!そしたら諦めて帰ってやる!」とまだ疑いを持っているのか確実な証明を見せろと言う。その言葉に驚き目を瞬かせる。そんな事を言われるとは思いもしなかった。どうしようと内心慌てながら考えていて。)


  • No.129 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-29 10:04:49 

鮫島旭
「……ん、いつもわるいな…ありがとう。」
(暫く心地良いタクシーの揺れに身を任せ、眠っていたが─どうやら家に着いたらしく、肩を揺すられて目を覚ます。目を覚ました途端、視界に飛び込む光に目を細めながら─あれ、七海(仮)の家ってこんな高層マンションだったか?それに七海、こんな軽い口調だっただろうか─などとぼんやり思いはしたものの、酒で禄に回らない頭ではその思考もすぐに消え失せてしまった。礼を言いながら再び肩に頭を預け、普段酔い潰れた時に─七海の家で引き取って貰っている礼を述べつつ、家の中まで大人しく運ばれて。)


五条悟
「…いいよ?」
(見ていて哀れなほど必死な男をふん、と鼻で笑いながら彼女の顔を自分の方へぐい、と引き寄せる。緊張している様子の彼女に「目、閉じてて。」と小さな声で囁きつつ─邪魔なサングラスを外してテーブルに置いた後、唇に軽くキスをした。まだ子供だったあの頃はこんなこと出来なかったなあ、などとぼんやり思いつつ、自分と彼女を凝視している男を─お前の望み通り証明してやったぞ、と言わんばかりに冷たく睨んで。)

  • No.130 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-29 13:06:44 



五条悟

「ふーん…いつも、ねぇ…」

(肩を揺すり起こせば腕を取り抱き起こせばタクシーから降りる。高層マンションのエントランスに向かい歩いていればいつも悪いなとお礼を言う旭。いつもと言う言葉にぴくりと反応する。七海はいつもこうして旭を泊まらせているのか。今度ダル絡みしてやろー。心の中で嫉妬をして七海に嫌がらせを考えながら呟き、エントランスに入る。カードで通過するとエレベーターに乗り最上階に向かう。到着しエレベーターから降り自身の部屋の前に到着すれば鍵を開け中に入る。寝室の大きなベッドに旭を連れて行けば「旭はそこで寝てなよ。」と告げてはキッチンに向かい冷蔵庫にあったミネラルウォーターを取り出し寝室に戻ればキャップを開けた状態で「喉乾いたでしょう?これ飲んで?」と旭の前に見せて。)



胡桃沢彩莉菜

「もう…人前なのに…。」

(私はキスという言葉に躊躇ったが彼は落ち着いている様子で了承して顔を引き寄せられる。本当にするの?ドキドキしながら見詰めていては目を閉じるように言われる。もう彼に任せるしか手立ては思い付かずサングラスを外した彼の素顔に胸が高鳴りながらも素直に目を閉じる。すると近付いてくる気配がして唇が軽く重なった。唇が離れるとゆっくりと目を開け恥ずかしさから顔からすぐ距離をとると赤い顔を隠すように俯いて呟いて。彼と私の様子を見た元同僚の男性は認めざるを得なくなったのか「お、お前らなんかすぐに別れるに決まってる!お前なんかこっちから願い下げだ!」などと負け惜しみを言いながら逃げるようにカフェを出て行った。)


  • No.131 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-29 13:29:42 

鮫島旭
「………ん…わかった。」
(暫くは運ばれたベッドに寝かされながらうとうとと船を漕いでいたが─ふと目の前に差し出された水にこくり、と大人しく頷いてそれを素直に手に取る。眠いからかあまり力が入らず、脱力した唇の端からはポタポタ、と飲み切れなかった水の滴が垂れ、シーツの上に水を零してしまった。手の近くに出来た小さな水溜まりに目を向け、「……あ…わるい、みず…こぼした。」と拙く辿々しい発音で七海(仮)に頭を下げ、謝罪する。あつい、とぼやけたような声で呟きながら羽織っていたジャケットを脱ぎ捨て、シャツのボタンを外そうとするが上手く外れないボタンに苛立っているようで。)


五条悟
「ダッサ。」
(自分と彼女を見て、逃げるようにカフェを出ていった男にそう吐き捨てながら─テーブルに置いたサングラスを掛け直し、べ、と舌を出して学生時代によく見せていた─他人を小馬鹿にしたような表情を浮かべる。男の背中が見えなくなった後は彼女の方に普段通りの笑顔で向き直り、「ごめんね?あの男にムカついてキスしちゃった。」としおらしい言葉程は悪びれる様子もなく謝ってみせて。)

  • No.132 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-29 15:40:56 



五条悟

「…ねぇ、飲めないなら口移ししてあげようか?」

(目の前に水を差し出すと素直にそれを受け取る旭。飲んでいるものの口が動かないのか飲みきれなかった水が口から垂れシーツに染みを作った。その様はなんか色っぽくて煽られてしまう。それに加え暑いと呟きジャケットを脱ぎ、シャツのボタンを外そうとしている。何やら上手く外れない様子で苛立っている。理性が抑えきれなくなってきて、ベッドに旭を押し倒すと耳の前に手をつきながら熱くなっている頬に触れ告げる。そして手をシャツの方に移動させシャツのボタンに手を掛けて「ボタンも僕が外してあげるよ。」と告げボタンを外していき。)



胡桃沢彩莉菜

「ううん…。ああでもしないと諦めてくれなかったろうし、大丈夫。」

(元同僚の男性がいなくなり赤い頬も落ち着いてきて顔を上げると彼は学生時代の時に見せていた舌を出す仕草をしている。そして此方を向くといつもの笑顔で男にムカついてキスをしたと謝る。彼はいつもの様子でキスを意識した様子は無い。彼にとってはキスはそんなに特別なものじゃないのかな。彼はあの頃よりも更にカッコ良くなっているし女性との経験もあって慣れているのだろう。私はドキドキしてしまったのに…。やはりこの想いは思い出すべきじゃない。想いに蓋をしてはいつもの様子を装い首を横に振り答える。そして続けて「恋人のフリしてくれてありがとう。助かったよ。」と告げて。)


  • No.133 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-29 15:57:08 

鮫島旭
「………そこまで、しなくていいっての。」
(ふと─視界がぐらり、と揺れてベッドの上に押し倒され、目の前には七海(仮)の顔があった。口移し、と宣う言葉に眉を顰めながら首を横に振り、力は入らないながらにその顔を押し退けようとしたが─酒の所為で脱力した手では大した抵抗にもならない。過ぎた眠気と過ぎた深酒のダブルパンチを食らって禄に回らない頭では七海(仮)の発した言葉の意味を飲み込むのも、行動を止めるのも何一つ間に合わなかった。─だが七海(仮)なら、口移しされても然程抵抗はない。お互いに酔っぱらいのやることだ、と水に流せる。「……ん…でも、けんとなら…べつに、いいか。…ほら、のませろ。」─あの発言は今思い出すだけでも、無性に穴があったら入りたいような気分に陥った。あ、と声を漏らしながら小さく口を開き、親から餌をもらう雛鳥のように─水が入ってくるのをぼんやりと待っていて。)


五条悟
「…ねえ。」
(彼女の言葉に─ちくり、と胸の奥に針が刺さったような感覚を再び覚えた。─今なら分かる。この気持ちは─悲しい、だ。思わず彼女の手をきゅ、と控え目に握り、小さく首を傾げてみせる。「恋人のフリ、じゃなくてさ。…僕のこと、本当に彩莉菜の恋人にしてくれない?」逃げ道を作るように声色だけは冗談めかして、だが瞳の奥には一切笑っていない─真剣な色を宿して、彼女にそう問い掛けて。)

  • No.134 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-29 18:13:35 



五条悟

「七海なら良いんだ?へぇ…」

(口移しと言うと旭は嫌がった。しかし酔っているからか力は弱く何の抵抗にもなっていない。抵抗している手を退かせようとしていたところ旭が抵抗を辞め七海なら良いかと飲ませろと催促してきた。七海ならという眉をピクリとして呟く。やはり七海にはお灸を据えてやらなければ。そう思いながらも今は嫌がらない旭を堪能することにした。ミネラルウォーターを口に含めば小さく口を開き待つ旭に顔を近づけ唇を重ね旭の口内に水を流し入れて。)



胡桃沢彩莉菜

「本当の…恋人…?」

(手を握られ彼に目を向けると本当の恋人にならないかと言われた。一瞬、理解出来なく彼の言葉を繰り返す。理解してきては目を瞬かせる。すごく嬉しい。学生の頃から待ち望んでいた言葉だった。声色は冗談っぽいが瞳は本気なのが伝わってきた。彼と両想いなのならずっと蓋をしてきた想いを解放出来る。でも、学生の頃のあの日に突き放されて彼は私の事何とも思ってないんだと思った。今も好きだとは言われてない。俯けば「でも五条くんは私の事なんて…」と呟いて。)


  • No.135 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-29 18:37:10 

鮫島旭
「……ん……っ、」
(ぼんやりとした感覚ではあるものの、目前の七海(仮)が纏う空気が一変したのを何となく感じ取る。何やら帰りから感じていた、そこはかとない違和感に疑問を感じつつも─容赦なく口の中へ流し込まれる、唾液混じりの生温い水を大人しく飲み込んだ。時折飲み損ねた水の滴が唇の端から垂れ、自分の首元へポタリと滴り落ちる。少しの間大人しく水を飲まされていたが、やがて眠くなってきたのか─瞼が閉じ、流し込まれる水は唇の端からほとんど垂れていった。─一方その頃─高専で時間外労働中の七海はくしゅん、と小さなくしゃみをしていた。鼻を啜りながらPCのキーボードを叩き、眉を顰めながら「……悪い予感がする。」と何処か疲れ果てた声で呟いて。)


五条悟
「……僕は本当に好きだよ、彩莉菜のこと。あの時から…ずっと、ね。」
(きちんと言葉にすべきだったか、と僅かな後悔の後。俯いてしまった彼女の顎を手で掬い上げ、サングラスを外して─自分の瞳で、彼女の瞳を真っ直ぐに見つめた。美しい空色の瞳には彼女の姿が映し出され、愛おしいものを見つめる時のような─柔らかな光が宿っている。あの時─道を違えた親友と同じように、大好きな彼女も自分の前からふっと消えてしまうような気がして─思わず突き放してしまった事を、ずっと後悔し続けていた。優しく微笑んだまま彼女に顔を寄せ、改めて問い掛け。)
「…ずっと好きだった。返事…聞かせて?」

  • No.136 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-29 19:58:03 



五条悟

「…寝ちゃったか。ざーんねん、もう少し楽しみたかったのになぁ。」

(ミネラルウォーターを口に含むと旭と唇を重ね旭の口内に水を流し入れる。それを何回か繰り返していれば飲み込み切れなかった水を唇の端から溢れている。その様子に煽られてしまい、更に唇を重ね水を口移しする。少しの間そうしていたが眠ってしまったようで瞼を閉じ口内に流し入れた水が唇の端から殆ど溢れている。もう少し楽しみたかったがここまでのようだ。仕方なく旭から離れると布団を掛けてあげる。そして昨日からシャワーを浴びられていないためバスルームでシャワーを浴び寝室に戻ってきてはそのまま旭の隣に潜り込んで。ベッドは広いため2人でも充分余裕がある。ベッド貸してあげてるんだからこれくらい良いでしょ。隣に居る旭に抱き着くようにして眠りについて。)



胡桃沢彩莉菜

「…私も、五条くんのこと…あの時からずっと好き。」

(俯いていると、顎を掬い上げられサングラスを外した彼に見詰められ。空色の綺麗な瞳。やはり彼の瞳は綺麗で好きだな。見詰め返していると優しい表情を浮かべ想いを伝えてくれた。嘘をついているようには思えない。本気で想ってくれていることが伝わった。嬉しい。私もやっと蓋をし続けていた想いを解放し伝えられる。彼に改めて問い掛けられれば私も笑みを浮かべ想いを伝えた。その途端、頬に一筋の涙が溢れる。そして次々にぽろぽろと涙が溢れてしまう。自身でも意識していないのに溢れる涙に戸惑い指先で拭いながら謝って。)

「…っ…ごめんね…止まらない…」


  • No.137 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-29 20:15:04 

鮫島旭
「………けんと、おまえ…あったかいな。」
(抱き着かれた瞬間もぞもぞと身動ぎし、隣に潜り込んできた七海(仮)の背中に手を回し─控え目に抱き着いた。普段の刺々しさは欠片も無い声でぽそりと呟きながら、心地の良い眠りの中に落ちる。─そして、翌朝。見事なまでの二日酔いによる酷い片頭痛で不快な目覚めを迎えた。─自分は何かに抱き着いているし、抱き着かれている感触もする。抱き枕でも抱いて寝たのか?いや、抱き枕なら抱き返されている感触など無いはずだ─と自問自答しつつ、うっすら目を開けて状況把握をする。─目前で腹が立つほど綺麗な顔を晒して寝ていたのは、五条先輩だった。思わずベッドから飛び降り、警戒の色を剥き出しにしながら肩を揺すって困惑したような声を掛け。)
「………あの、どういう状況ですかこれ?」


五条悟
「…いいよ、すっきりするまで泣きな。」
(彼女の返答を聞いた瞬間、一瞬目が見開かれた後─ぱあ、と表情が目に見えて明るくなった。暫くはありがとう、と笑っていたが─ふと涙を流す彼女の身体を引き寄せ、ジャケットの肩口辺りへ顔を埋めさせてやる。背中へ手を回し、人目も憚らず抱き締めながらそう声を掛けた。─このジャケットは駄目になるかもしれないが、これで彼女の涙が拭えるなら安いものだ。ぽんぽん、と子供をあやすように優しく背中を叩いて。)

  • No.138 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-29 21:23:48 



五条悟

「…んー………あぁ、起きたんだ。おはよう、旭。」

(旭に抱きつくと旭も抱きついてきて眠りについた。_翌朝、肩を揺すられ目を覚ます。警戒の色を剥き出しにしながら困惑して訊ねてくる旭に寝ぼけ眼で目を擦りながら呑気に挨拶をして起き上がればベッドサイドのサングラスを掛ける。そしてやっと問われていた事を思い出せば「なに?昨日の楽しーい夜の事覚えてないの?旭あんなに大胆だったのに…」といつもの調子で茶化しながら横座りして女の子のような所作と表情をして。)



胡桃沢彩莉菜

「…落ち着いた…ありがとう、五条くん。」

(返事をすると嬉しそうな彼に笑みを返そうと思うも涙が溢れて止まらなくなった。すると彼に引き寄せられ肩に顔を埋めさせられて。抱き締められスッキリするまで泣くように言われた。その言葉にこくりと頷いては更に涙が止めどなく溢れてきて。ずっと我慢してきたから嬉しくて涙が止まらなくなったのかもしれない。暫く彼に背中を優しく叩かれていては落ち着いてきて涙が止まってきた。泣き腫らしたスッキリした顔で顔を上げれば笑みを見せて。)


  • No.139 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-29 21:48:20 

鮫島旭
「………最悪だ…」
(見ているだけで吐き気がしそうな仕草をする先輩を見つめ─深く長い溜息を吐き出した。二日酔いと片頭痛の所為で昨日のことなど禄に思い出せないが、自分でも胃もたれがしそうな言葉を吐いていたことは何となく覚えている。殴られているように痛む頭を押さえ、尻ポケットに入っている携帯で時間を確認した。─まだ出勤までには時間がある。二日続けて同じ服など着たくないが、仕方ない─ベッドに脱ぎ捨てた服を手に取り、再びそれに着替えた後携帯を尻ポケットへと戻した。無駄に広いリビングの奥にあるキッチンへ足を踏み入れる直前、思い出したように口を開いて。)
「……五条先輩、ちょっとキッチン借りますよ。…俺、朝メシ食わないと頭回らないタイプなんで。」


五条悟
「ん、どういたしまして。」
(彼女の涙が止まるまで、暫く大人しく黙っていたが─漸く顔を上げた彼女にニコリ、と微笑んでみせた。若干瞼が腫れていたが─泣くだけ泣いてスッキリしたらしい。ついでに言えば声も若干涙声だったが、表情自体は晴れやかなものだった。改めて彼女の手を取り、その手の甲に軽くキスをしながら─学生時代の頃のように唇の端を吊り上げる、悪戯っぽい笑みを浮かべて声を掛け。)
「それじゃ、改めて…よろしくね、彩莉菜。」

  • No.140 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-29 22:42:39 



五条悟

「最悪って酷くない?昨日はあんなに甘えてきてたのに。」

(昨日の可愛い旭は何処へやら。最悪だと言われる。優しく介抱してあげた先輩に対する態度がなっていない。ぶつぶつと文句を垂れていてはそれを無視しキッチンの方に向かっている旭。キッチンに足を踏み入れる直前、キッチンを借りると声を掛けてきた。別に使うのは自由にしてくれて構わない。触られて困るものもない。ただ、冷蔵庫に食材を入れていたかは覚えていない。甘い物が目立つかもしれない。出張も多いため家に戻らない事も多々あるため冷蔵庫の中の記憶が曖昧であり。「好きに使って良いよー。あ、ついでに僕のも作ってよ。」と答える。流石に僕の家のキッチンを借りるわけだし断られることもないだろう。)



胡桃沢彩莉菜

「!…うん、よろしくね。五条くん。」

(スッキリしたため顔を上げると微笑んでくれた彼。そして手を取ると手の甲にキスをして学生時代の頃のような悪戯っぽい笑みを浮かべよろしくねと言われた。やはりキスされるのは慣れずドキッとしてしまいながらも学生時代と変わらない彼の表情に笑みを浮かべ答えて。ふと彼の肩を見れば私の涙で濡れている。あのジャケット質が良かったしきっとブランド物だ。高価なものをあんなにしちゃうなんて…。鞄からハンカチを取り出すと慌てて彼の肩を拭きながら「ごめんね、このジャケット高価なものでしょ?」と謝って。)


  • No.141 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-29 23:06:24 

鮫島旭
「…は?俺が、五条先輩にですか?…気持ち悪い。」
(昨日は甘えてきた、先輩のそんな発言に眉間の皺がより一層深く、濃くなる。─これは、思い出さない方が自分の為だろう─と思いつつ、冷蔵庫を引き開けた。その中身は極端に少なく、チョコレートソースやらホイップクリームやら─甘ったるそうなものが大方の中身を占めている。─他人のキッチンを貸してもらっているのだ、朝食作りを断って良い道理はない。疲れたような溜息を吐きながらも食パンを見つけ出し、自分の分はいつもと同じベーコンとスクランブルエッグを挟んだハイカロリーなトーストだが─先輩のものは、卵液にさっと浸してフレンチトーストを作った。仕上げに冷蔵庫で見つけたチョコレートソースとホイップクリームを掛け、その上にスプーンで掬ったカップアイスを乗せて─出来上がった、見るだけで胃もたれしそうなそれを皿に乗せてテーブルに置き。)
「………どうぞ。見るからに甘ったるそうなのが先輩のです。」


五条悟
「ん、これ?ああ、いいのいいの。」
(告白を了承されて少々浮かれていると─彼女が自分のジャケットを見ながら、何処か申し訳無さそうな表情を浮かべていた。それに釣られて目線をそちらへ移動させると─先程まで彼女の顔が埋められていた辺りが、涙でぐっしょりと濡れている。ハンカチを取り出して拭こうとする彼女を軽く手で制し、気にするな─と言うようにニコリと微笑んでみせる。こんなもの、店に行けば幾らでも売っているのだから。それでも尚生真面目に拭こうとする彼女に思わず噴き出し、「相変わらず、彩莉菜は真面目だねえ。」と笑って。)

  • No.142 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-30 01:19:12 



五条悟

「さっすが旭!僕好みの朝食♪」

(昨日は可愛かったのに。今や気持ち悪いとさえ言われる。まぁ、昨日可愛かったのは僕を七海だと思っていたからだもんね。思い出したら七海にムカついてきた。1人で嫉妬を燃やしながらダイニングテーブルの方に向かい腰を下ろしていては甘い匂いがしてきて。旭がテーブルに持ってきたのはフレンチトーストで。それに加えチョコレートソースやらホイップクリームやらがトッピングされている。あー、こういうの買っといたんだっけと思い出す。甘い物にご機嫌になればにこにことして親指をグッと立てて褒めて。)



胡桃沢彩莉菜

「…だってこんなになったの私のせいだし…何かお詫びしたいなって。」

(肩が私の涙で濡れてしまったためハンカチで拭こうとするが手で制され気にしないように言われる。しかし、やはり申し訳なくてハンカチで拭こうとしていれば彼から真面目だと笑われてしまう。この真面目な性格は幼い頃から変わらない。普通の服ならそこまで気にしないかもしれないが、特に彼の服はブランド品で高価な物のため余計に申し訳なく思ってしまう。弁償…となればお給料1ヶ月分かそれ以上の金額の物だろうし、そこまでは出来ないがお詫びがしたくて。笑われてしまえば俯きつつおずおずと告げて。)


  • No.143 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-30 08:43:05 

鮫島旭
「……そうですか。」
(自分の作った、甘ったるくて如何にも身体に悪そうなフレンチトーストを見るなり─目に見えて上機嫌になった先輩を─単純だなコイツ、と頭の隅で思いつつ、自分のトーストを齧りながら適当な返事を返しておく。そもそものモノが良いからだろうか、普段自分が作るトーストより美味い気がした。トーストを食べ終わった後は皿を洗い、洗面所で顔を洗って歯を磨く。─朝のトレーニングは生徒たちとの組手で良いか。高専に出勤すれば代えの服も置いてあることだし、ぼんやりとそう思考しながら、普段の出勤時間まではダイニングテーブルに腰を下ろし、携帯を触っていて。)


五条悟
「じゃあ…今度、デートしようよ。それがお詫びってことで。」
(自分にしてみれば、この服など本当にどうでもいいのだが─彼女はどうにも納得が行かないらしい。お詫びがしたい、と俯きながら遠慮がちに呟く彼女を見つめていると─一つの提案が浮かんだ。ニコニコと笑いながら、握ったままだった彼女の手をぎゅ、ともう少し強めに握り─「ダメ?」と上目遣いをしながら首を傾げてみせて。)

  • No.144 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-30 09:20:13 



五条悟

「ねぇ。七海とはさ、よく飲みに行くの?」

(旭の様子など気にする様子もなくご機嫌にナイフとフォークで切り分け綺麗な所作で口に運ぶ。美味しくて頬が緩む。それに加え旭の手作りである。にこにことしながら食べ進めあっという間に完食して。旭に後片付けを丸投げして少し食休みをすれば、丁度身支度を終えたのか洗面所から旭が出てきたためそれと入れ違いで洗面所に向かい顔を洗って歯を磨いて。寝室に向かえばクローゼットを開きいつもの服に袖を通して。目隠しを付けながらリビングに戻るとダイニングにいる旭を見つけて。其方に向かい腰を下ろせば、昨日の七海と間違えられたことを思い出し訊ねてみて。)



胡桃沢彩莉菜

「ううん、いいよ。五条くんがそれで良いなら。」

(お詫びがしたいと言うと握られたままだった手を強く握られ上目遣いに訊ねられた。普段でも上目遣いをされる時はあるが、いつもは目隠しだけど今はサングラスだからか綺麗な空色の瞳が見えてドキッとしてしまう。私としてはまた会える約束が出来て嬉しい。寧ろその様なことで良いのかな?クリーニング代を払ってくれとかそういう事だと思っていた。嬉しい提案に駄目だと言うはずもなく、首を横にふるふると振り笑みを浮かべ了承をして。)


  • No.145 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-30 09:37:37 

鮫島旭
「……何ですか、急に?……まあ…それなりに行きますけど。」
(急な質問に携帯から顔を上げ、怪訝な顔をしたものの─訝しげな眼差しで先輩の顔を見上げたまま、一応問い掛けられたことには答えておく。─確かに、七海とは良く飲みに行く。お互いに共通の面倒な先輩を持っているからか、飲んでいる時の話題には事欠かないし─七海自身ともそれなりに仲は良い。だがどうしてこんなことを聞くのだろうか、と脳内で頭を捻りつつもまた携帯に目線を落とし、生徒たちからの新着メッセージを確認した。大抵はおはようございます、やら今日の組手楽しみです、やらといった可愛らしい内容で、読んでいる内に思わず頬が緩んで。)


五条悟
「勿論!楽しみだなー。」
(案の定と言うべきか、自分の提案を二つ返事で了承してくれた彼女の手を─ぎゅ、と握りしめた後直ぐに離し、上機嫌にニコニコと笑う。空色の瞳が店内の明るい照明を反射してきらきらと輝き、自分の内心を代弁してくれているようだった。楽しみだ、と本心を吐き出し、若干浮ついた気持ちでテーブルに頬杖をついて。)

  • No.146 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-30 14:11:07 



五条悟

「へぇ…それで酔いつぶれて七海の家泊まるんだ?」

(問い掛けると急な問い掛けだったからか訝しげな眼差しを向けられたが答えてくれた。本当に七海とは飲みに行くらしい。まぁ同期なら仲が良いのは当たり前だが、気に食わない。それに飲みに行くだけならまだしも家に泊まり口移しも受け入れられる程の仲だ。余計気に食わない。ふつふつと嫉妬の炎を燃やしながらも外面はいつも通りで告げる。携帯に目を落とし頬を緩ませている旭に目敏く気付けば「なにー?ニヤニヤして。女の子?」と告げ身を乗り出し携帯を覗き込もうとして。)



胡桃沢彩莉菜

「私も楽しみ。どこ行くか考えないとだね。」

(彼の提案を了承するとぎゅっと手を握り締めた後離すと上機嫌にニコニコとしている。そして頬杖をつき楽しみだと言っている。彼の瞳もキラキラと輝いており心から楽しみにしてくれていることが窺えた。その様子に自然と頬を緩ませて同じ気持ちであることを伝えた。彼は忙しい身であるし近いうちに行けたら良いな。出掛ける場所も考えないとな。楽しみで色々と考えてしまう。そうしてふと周りを見ると店内が混んで来たようで。長居したし出た方が良いかな。そう思い、立ち上がれば「混んできたし、そろそろ出ようか。」と彼に声を掛けて。)


  • No.147 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-30 15:13:49 

鮫島旭
「……まあ、よっぽど酷い時は。」
(先程から、どうも真意を汲み取れない先輩の妙な問い掛けに眉を顰めたものの─酔い潰れた時に七海の家に泊まることが多いのは事実ではあるので、一応頷いておく。生徒たちからのメッセージに一つ一つ返信していると、先輩が携帯を上から覗き込んできた。特にやましい事も無い、「……虎杖くん達からですよ。……時々来るんです。」とメッセージアプリを開いたままの携帯の画面を先輩に見せつけるようにしてテーブルの上にことん、と置き。)


五条悟
「ん、そうしよっか。」
(自分と同じように頬の緩んでいる彼女の表情を微笑ましく眺めていると、店内の客がざわつく声が耳に入り始めた。ふと周囲を見回せば、先程までがらんとしていた店内には─客がかなり入っている。彼女に促されるまま座っていた席を立ち上がり、レジで二人分の代金を支払ってから店を出て。)

  • No.148 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-30 16:17:36 



五条悟

「ふーん…じゃあさ、逆に七海が旭の家に泊まることもある?」

(やはり七海の家に泊まることは事実らしい。しかし、逆のパターンはあるのだろうか。僕は旭の家に泊まった事はあるが、無いのであれば僕だけということになるし七海のことを許してやらなくもない。脳内でそう考えては首を傾げ更に訊ねる。身を乗り出し携帯を覗き込むと、どうやら女の子では無かったようで見せてくれた。虎杖達生徒からのメッセージのようで。それで嬉しそうだったのかと納得する。しかし僕には用が無ければ送られてくることは無い。担任なのに酷くない?「旭は慕われてるねぇ。僕の方が担任なのにさ。」と文句を垂れながら携帯の画面を手でスライドさせ眺めていて。)



胡桃沢彩莉菜

「ありがとう、ご馳走様。」

(レジで支払いをしようと思ったが、目の前に彼が来て制すように支払いを済まされてしまった。店の外に出ればお礼を告げる。_それから、用は無くなってしまったがまだ一緒に居たかったため近くにあったベンチに腰を下ろし他愛ない話をしていた。あっという間に時間は過ぎて間もなく陽が落ちて暗くなるところで。景色を眺めた後、スマホを手に取り時間を確認しては「…もうこんな時間。あっという間だね。」と呟いて。)


  • No.149 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-30 16:48:14 

鮫島旭
「………健人が、俺の家に…ですか?……前に…一回だけありましたね。」
(更に続けられた質問に首を傾げつつも─記憶の糸を手繰って思い出す。─そういえば少し前、七海が飲み過ぎた時に鍵を高専に置いてきたか何かで─一度だけ自宅に泊めたことがあった。先輩の質問を肯定し、人の携帯の画面を勝手に弄り回しながら垂れる文句を鼻で笑う。「……そりゃ、五条先輩は性格終わってますからね。…俺が生徒でも極力関わりたくないですよ。」そのまま携帯を先輩の手から取り上げ、時間を確認した。─普段ならばもう少しのんびりしていても大丈夫なのだが、今日はイレギュラーだ。愛車は自宅に置いたままだし、何より早く服を着替えたい。昨日履いてきた靴を履き、玄関を出る直前に先輩を振り向き─一応は頭を下げておいて。)
「…まあ…色々と、ありがとうございます。…俺、先に出てますから。」


五条悟
「…だね。今日は一旦帰ろうか。」
(彼女と話をしていると、時間が経つのはあっという間だった。高かった陽はいつの間にか落ち、空はぼんやりと薄暗くなり始めている。─彼女と別れるのは少しばかり名残惜しかったが、今度のデートの約束は取り付けることが出来たのだから良しとしておこう。膝を叩いてベンチから立ち上がり、そう声を掛けて。)

  • No.150 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-30 19:13:43 



五条悟

「いいのいいの気にしないで。お礼に駅前のカフェの限定スイーツ食べたいなーとか思ってないから。」

(やはり七海には灸を据える必要がありそうだ。僕の広ーい心で見逃そうと思ったが、旭の家まで上がっているのなら仕方ない。心の中で改めてそう決める。旭の携帯を弄っていては取り上げられ関わりたくないなどと言われる。まぁ、性格がほんの少ーし捻くれているのは認めるがいつだって生徒思いのナイスな教師なのに。ぶつくさとそんな事を考えていてはどうやら旭は先に出るらしい。礼を言われる。このまま旭と一緒に行っても良いが、ちょっかいを掛け続けるのも怒られそうだし、押してダメなら引いてみろと偶には引くことにして手をひらひらと振り、お礼を強要しながら見送る。)



胡桃沢彩莉菜

「今日はありがとう。楽しかった。」

(ベンチから立ち上がった彼は帰ろうかと言う。彼と別れるのは名残惜しく思うが、明日高専でまた会える。そう思いこくりと頷き立ち上がる。_それからタクシーを使う距離でもないため一緒に歩く。暫く歩いていると、分かれ道に行き着き私の家は右だが彼の家は左の道らしい。ここでお別れだと分かると恋人のフリをしてくれた事や本当の恋人になってくれたお礼と今日1日の感想を伝えた。)


  • No.151 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-30 19:31:40 

鮫島旭
「…………絶対に買ってきませんよ。何で無いの、とか抜かしたら本気で殴りますからね?」
(昨日潰していたらしい靴の踵をトン、と整え、扉に手を掛けた直前で─聞こえてきた先輩の声に、額に青筋が浮かんだ。地を這うような低い声でそう言い残し、先輩の家を出て高専へと出勤する。職員室で服を着替え、グラウンドに出ると─「よお、鮫島センセイ。」と楽しげに笑う真希を始めとして、パンダと棘─2年生達が手を振っていた。そうか、今日の1限目は2年生の体術訓練だったな─と今更思い出しつつ、にこりと微笑んで彼女達の元へ歩み寄り、ひらひらと手を振りながら「今日は宜しくね。前に言った課題─真希さんは小手先技術の向上、パンダくんは体重の掛け方、棘くんは─体格を生かした立ち回り方、だったかな。あれの改善は順調?」と問い掛けて。)


五条悟
「ん、僕もだよ。じゃあ…またね、彩莉菜。」
(分かれ道で立ち止まり、彼女が微笑んで頭を下げる。ニコリ、と優しく微笑みながらその頭にぽんと手を置いて─サングラスを外し、空色の瞳を細めた。少し名残惜しいが、手を振って彼女と別れた後─自宅へ戻り、緩みきった表情のままベッドにダイブして顔を埋めて。)

  • No.152 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-30 21:33:55 



五条悟

「…昨日はあんなに可愛かったのになぁ。」

(ひらひらと手を振りながらいつもの調子でお礼を強要すると、地を這うような低い声で断られドアが閉まった。ドアが閉まり足跡が遠ざかって行くのを聞けば、リビングのソファーに腰を下ろしテーブルの縁に足を掛けては頭の後ろで手を組みソファーに背中を預ければ天井を仰ぎながら昨日のことを思い出し呟いて。ライバルの七海のお陰であんな事が出来たというのも複雑な気持ちでもある。まぁでも兎に角七海にはダル絡みでも何でもしなければ気が済まない。会った時は覚えておけよ。心の中で呟きながらそろそろ高専に行くかと立ち上がり自宅を後にして。_鮫島から問い掛けられては真希は「おう、けど上手くいかねーとこがあるから見てもらいてぇんだ。」と告げる。パンダも「俺も俺も!上手いこと体重を掛け切れなくてな。」と真希に続け述べて。狗巻は「高菜、しゃけ!」と告げ順調なのかグッと親指を立てており。)



胡桃沢彩莉菜

「うん、またね。」

(空色の瞳を見詰め笑み浮かべ手を振り別れる。自宅に戻ると、今日のことを思い出し頬を緩めて。シャワーを浴び明日の準備を済ませれば幸せな気持ちのまま眠りについて。_次の日、出勤をし職員室に入ると自席に向かい腰を下ろして。近くの席の家入から「彩莉菜、おはよう。」と相変わらず眠れていないのかクマのある様子で挨拶してきた。その様子に心配しながらも「あ…硝子、おはよう。昨日も眠れなかったみたいだね…。」と告げて。家入は「まぁな、いつもの事だよ。」と至極当然のように述べており。)


  • No.153 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-30 22:13:44 

鮫島旭
「うん、それじゃあ…課題の確認がてら、実戦と行こうか。まずは…真希さん、遠慮せずに掛かっておいで。」
(彼らの話をうんうん、と穏やかな笑顔で頷きながら聞いた後─拳を構え、軽快かつ爽やかな口調でそう呼びかける。呼ばれた真希は好戦的に笑いながら「お手柔らかに頼むぜ、センセイ。」と軽口を叩き、真正面から向かっていって引き倒す─と思いきや、足を払ってバランスを狂わせたりと、的確に相手の戦力を削ぎながら攻めていった。流石の成長に嬉しくなりながらも、「凄いね、成長してる。でも─まだまだ脇が甘い。」打ち込む拳は遠慮なく真希に命中し、真希はもんどり打ってグラウンドに尻餅を付いた。声を掛けて助け起こしながらアドバイスをした後、次はパンダに声を掛けて。)
「よし、じゃあ次…パンダくん!」


五条悟
「おはよー。…あ、彩莉菜。」
(いつものように声を掛けながら職員室に入ったものの、彼女の姿を見つけて─ぱあ、と表情を明るくしながら彼女の方へ近寄り、背後から抱き締めてニコニコと微笑みながら─「おはよ、彩莉菜。」と我ながら締まりの無い声で挨拶をする。近くの席の家入には、何故かゴミでも見るような冷たい目で見られている気がするが─後で酒を貢いで許してもらうとしよう。そう思いつつ、彼女の返事を待つようにじっと顔を見つめて。)

  • No.154 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-30 23:14:39 



五条悟

「…ほんと爺さん連中は頭が固くて困るよ。…お、始めてる始めてる。…さて、偶には可愛い生徒達の成長でも見守ろうかな。」

(高専に向かっている途中、上層部に報告しないといけないことを思い出し立ち寄る。何やらまた色々と問題を見付けてきて咎めていたが軽くあしらい高専に向かう。職員室に向かい歩いていれば校庭で旭が2年生達を教えているのを見付けて。いつもの如く声を掛けようと思うが、忙しく余り生徒の事を見れていないため偶には見守るのも良いかな。それに今邪魔すればまた旭に締め上げられそうだ。そう思い近くで様子を見ることにして。_パンダは声を掛けられると「行くぞ、旭!」と告げ鮫島に向かい突進していき。)



胡桃沢彩莉菜

「!…あ…ご、五条くんおはよう。」

(家入と話が途切れ書類を整理していては背後から抱き締められ挨拶をされた。突然のことに肩をびくりとさせる。振り向けば抱き締められているからか彼の顔が間近にありドキッとして頬をほんのり赤らめながらも挨拶をして。恋人になったからだろうか、今までは軽いスキンシップはあったがこんな抱き着くようなことはなかった。嬉しくはあるが、人前なのは恥ずかしくて「もう…人前だよ…?」とおずおずと前に回っている腕を外そうとして。)


  • No.155 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-31 07:23:07 

鮫島旭
「……うん、ちゃんと重いね。でも、もう少し重心を下にした方が良いかな。その方が…もっと重くなるから。」
(かなりの重さがある筈の─パンダの突進を広げた両手で受け止める構えを取る。重い音が響くその突進を僅かに数歩後退る程度で難なく受け止め、余裕たっぷりの穏やかな笑顔を崩すでもなくそう声を掛けた。その後の一撃一撃が重いパンダラッシュも片手で軽くいなし、多少は手加減したものの─腹へ捻りを入れた拳を打ち込み、グラウンドへ膝を付かせる。自分とはかなり体重差があるパンダも片手で引っ張り起こし、「成長が早いね。出来が良くて可愛い生徒を持てて…俺は幸せだよ。」とそのふかふかの頭を撫でて笑った。そうして最後─狗巻を呼ぶと、片手を上げて「しゃけ!」と元気の良い返事を返して向かってくる。何方かと言えば小柄な彼は小回りが利く。力で押し切る─と言うよりは、技術で捻じ伏せる方が彼のファイトスタイルとしては適しているだろう。狗巻の初撃をひょい、と軽く躱した後、地面に両手を付いて脚を大きく回す─以前、先輩との組手で試した脚技主体のファイトスタイルを取って。)


五条悟
「えー、良いじゃん。彩莉菜の補給させてよー。」
(折角回した腕を外そうとしてくる彼女に頬を膨らませ、更に顔を寄せて─彼女の耳元でそう笑う。家入は驚く程に冷めた瞳でその様子を眺めた後、ふと立ち上がっては「…ヤニ吸ってくる……イチャつくなら余所でやれ。」と言い残して喫煙所へと向かった。職員室のドアが閉まり、束の間とは言え─彼女と二人きりになる。心の中で家入に感謝しつつ、ニコリと微笑んで。)
「……硝子。居なくなったから…いいよね?」

  • No.156 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-31 09:53:44 



五条悟

「へぇ…棘には脚技か。」

(パンダが突進するも難無く受け止めアドバイスをしている。流石旭だ。パンダのカウンターも軽くいなし、腹へ拳を打ち込み膝を付かせた。旭には敵わなかったが以前よりもパンダのパワーが増しているのは確かだろう。流石僕の生徒だ。そう考えている間に最後は狗巻が手合わせするようだ。向かってきた狗巻を軽く躱せば脚を大きく回し脚技に転じた旭。成程、小回りが利く棘にはパワーよりも技術ということか。棘は何処まで対応できるかな?楽しみながら様子を見守る。_狗巻は、小回りを利かせ脚を何とか躱せば攻撃をしに向かい。)



胡桃沢彩莉菜

「え…ぅ……うん…。」

(人前で恥ずかしくて前に回っている腕を外そうとすると頬を膨らませ耳元で我儘を言ってくる。耳元で言われてはドキッとしてしまう。その様子を見ていた家入は職員室を出て行ってしまった。家入に付き合うことになったと報告はしていないがきっと察したんだろうなと閉まっていくドアを見つめる。ドアが完全に閉まると彼から問い掛けられる。今は誰も居らず2人きりであり。授業が始まると言い訳するのにはまだ早い時間で、何も駄目だと言える材料は無くこくりと縦に頷いて。)


  • No.157 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-31 10:16:47 

鮫島旭
「……お、今の躱した?中々上手いね。」
(回した脚が手応え無く空を切る感触に目を丸くし、目前まで迫ってきた狗巻にあくまでも余裕の表情で微笑む。「でも、相手に近付き過ぎ。…ほら─躱せない。」地面に着く両手を狙ってか─姿勢を低くして手元に滑り込む狗巻が手元を払うと同時、支えを失ってバランスを崩した体勢を利用しながら─彼の頭に、かなり手加減しつつも容赦なく上空から踵を落とした。ガン、と硬い音を立てて頭に響く唐突な衝撃に狗巻は「高゛菜゛ッ゛!」と濁点混じりの声を上げ、若干涙目で頭を擦りながら蹲ってしまう。地面に尻餅をつく直前で体勢を立て直して立ち上がり、ごめんごめん、と軽く声を掛けながら彼の頭を擦ってやり、グラウンドから引き起こして。)
「うん。皆、成長が早いね…俺は嬉しいよ。この調子なら、俺もそろそろ1本取られそうだな。」


五条悟
「ありがと。」
(大人しく首を縦に振ってくれた彼女に微笑みつつ、その頬に軽くキスをした。─窓から差し込む朝の光が、やけに眩しく感じる。少しの間そうしていた後、満足気に頷いては彼女から離れて「じゃあ僕、ちょっと報告書出しに行ってくるねー。」と手を振りながら職員室を出た。途中ですれ違った家入に「…露骨すぎ。」と嫌味を言われたが─ごめん、と軽い調子で言って報告書を出しに向かい。)

  • No.158 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-31 14:32:00 



五条悟

「ほんと生徒の成長は早いね。これならもっとレベルの高い任務を任せても良いかもしれないなぁ。」

(狗巻は旭の脚を上手く交わし攻撃に転じ自分の小回りが利くのを活かし手元に滑り込んでいたが、頭ががら空きで上空から踵を落とした。あれは相当痛いだろうなぁ。手加減しているとは思うが、狗巻の蹲る様子に相当痛いことが分かる。3人の相手が終わった様子にそろそろ近付いても良いかと狗巻を引き起こした旭に近寄れば旭の肩に肘を掛けながら自然と何時もの調子で話に入って。)



胡桃沢彩莉菜

「…うん、行ってらっしゃい。」

(首を縦に振り了承すると頬にキスをされた。ドキドキと胸が高鳴りながらも少しの間じっとしていたが、満足したのか離れると報告書を出しに行くと手を振りながら職員室を出る彼。頷くと手を振り見送る。彼の姿が無くなれば、ドキドキとする鼓動を落ち着かせるように一息つき熱くなった頬を冷ますように両手で扇いで。時間を確認すればそろそろ授業が始まる時間で。気持ちを落ち着かせては生徒達に解いてもらう課題のプリントを手に職員室を出て教室まで廊下を歩く。するとちょうど報告に来たのか七海と鉢合わせて。七海は此方に気付くと「昨日は行けなくなりすみません。解決しましたか?」と声を掛けられた。その言葉に「あ…うん、五条くんのお陰で解決出来たよ。」と告げて。)


  • No.159 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-31 15:00:05 

鮫島旭
「………ですね。…後、さっさと離れて貰えますか?この腕へし折りますよ。」
(話に乱入してきた挙げ句、自分の肩に肘を乗せて来る先輩を横目でギロリと睨む。今は可愛い生徒達の前である以上、本気でキレる訳にはいかないので一応は話を合わせ、作った笑顔を浮かべておくが─内心は今すぐにでも捻じ伏せてやりたい衝動に駆られていた。真希はいつもの様子をげらげらと笑いながら「おい五条、お前またちょっかい掛けてんのかよ。いい加減諦めろって。」と言いつつ先輩の肘を軽く引き剥がしてくれる。次いで狗巻が壁のように先輩の前へ立ちはだかり、狗巻は「おかか!」と両手を交差させながら首を横に振った。─可愛くて頼りになる生徒達に、思わず表情が緩む。彼らの隙間から先輩を見遣り、狗巻の頭を撫でて。)


五条悟
「んー?どしたの、硝子。」
(自分にしては比較的マシな出来だったからか、然程お叱りを受けることは無く─ストレスフリーで報告を終えて職員室へ戻る。途中、2回目の煙草休憩に向かうらしい家入にこっち来い、と呼び止められた。呼ばれるままに共有スペースのソファに向かい、家入の隣に腰を下ろすと─「お前ら、付き合ったのか?…まあ、言わなくても分かるが。」火の点いた煙草を片手に問い掛けられる。そうだよ、と頷くと家入はやっぱりな、と呆れたように溜息を吐いて「あんまり人前でやんなよ、金取るぞ。」と言い残し、職員室へと戻って行った。一人共有スペースのソファに残され、天井をぼんやりと見上げて。)

  • No.160 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-31 16:43:05 



五条悟

「話に加わりたかっただけなのにさ~、酷くない?僕、泣いちゃうよ?」

(旭の肩に肘を乗せ話に入れば、生徒が居る前だからか何時ものように捩じ伏せられるような邪険な扱いはされないが言葉だけで告げてきた。それに加え、生徒達も旭を庇うように僕の前に立つ。ただ旭と話したいだけなのに。皆して邪魔をする必要は無いだろう。僕に対する時とは違う表情を見せる旭に何時もの調子で告げては、手で涙を拭くような仕草をしながらえーんえーんと効果音付きで泣き真似をして。)



胡桃沢彩莉菜

「え…う、うん…」

(七海は解決出来た事を聞けば「無事解決出来たようで安心しました。」と言うと続けて「……五条さんとは付き合う事になったんですか?」と訊ねられた。何も告げていないのに何故分かったのだろうかと驚きながらも付き合うというのは少し照れくさく頬を赤らめながら頷き答える。その様子をたまたま見掛けた虎杖は勘違いして急いで教室に向かうと釘崎と伏黒に「釘崎、伏黒!今、ナナミンとくるみ先生が良い感じになってたんだけど!」と告げており。)


  • No.161 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-31 16:57:36 

鮫島旭
「……お好きにどうぞ。」
(目に見える程わざとらしい泣き真似をする先輩を冷めた目で見遣り、そう吐き捨てる。狗巻も「…こんぶ、すじこ。」と心做しか哀れむような目で先輩を見つめては自分に抱き着いてきた。真希は真希で肩に手を回し、ダセえ、と何処か楽しげに笑いながら背中をバシバシと叩く。パンダは少し離れた場所でその光景を見守っていたが、「真希も棘もホントに旭のこと好きだなー。」としみじみ述べた。その言葉にふ、と笑みが漏れ、抱き着いている狗巻と肩に手を回している真希─それぞれの頭を撫でて。)


五条悟
「…ふあ…」
(ぼんやり天井を見上げていると、ふと大きな欠伸が漏れた。このまま少しだけ眠ってしまおうか、と思って目を閉じる。─一方、虎杖の元気な声を聞いた伏黒は「…へえ、お似合いだな。」とさして興味も無さそうな態度で答えるが、釘崎は何か思う所があるのか─「…そう、五条先生じゃないのね。」と何やら含みのある様子で呟いて窓の外を見て。)

  • No.162 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-31 19:23:05 



五条悟

「可哀想な僕を慰めてよ、旭~」

(泣き真似をするも冷めた目で見られ、棘には哀れむ視線で真希には笑われ寧ろさっきよりも酷い扱いになった。もうちょっかいを掛け続けるしか手立てはない。そう思えばへこたれることなくまたも旭にちょっかいを掛けて。棘と真希がいるためスキンシップは出来ないが言葉だけでちょっかいを掛ける。パンダの言葉に旭は棘と真希の頭を撫でている。羨ましい。パンダに余計なことを言うなといった目線をちらと送り、旭に目を向ければ「頭撫でてくれるだけで良いからさー」と背を縮ませ生徒達と同じ目線にすれば上目遣いで述べて。)



胡桃沢彩莉菜

「…五条くん…?」

(虎杖達のやり取りを知る由もなく、七海に何故分かるのかと言う目線を向けていては察したのか「…五条さんと胡桃沢さんが両想いなのは近しい人は皆知っています。きっかけがあれば付き合うだろうと思っていたので。」と言われた。そんなにバレバレだったのかと思っていては七海は私がプリントを持っているのに気付き「これから授業ですか。私は報告があるのでこれで。」と去って行った。それを見送り教室に向かうことにする。共有スペースの前を通れば彼が共有スペースに居るのを見付けた。声を掛けるも動く様子がない。不思議に思い共有スペースに入り、近寄る。目隠しで分からないが動かない様子に眠って居るのだろうかと思い「…眠ってるのかな。」と呟いて。)


  • No.163 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-31 19:48:48 

鮫島旭
「……………それ以上、何も要求しないなら良いですよ。」
(二人の頭を撫でてやると、狗巻は「しゃけ~!」と笑いながら上機嫌に受け入れてくれて─真希も「やめろ、子供扱いすんな。」と手を振り払いながら文句こそ垂れるが、表情は満更でもなさそうだった。長い沈黙を挟み、条件を一つ付けてからようやっと口を開く。「おい、この目隠しバカは甘やかすと調子乗るからやめとけ。」真希は揶揄うように笑いながらそう言ったものの、まあ撫でる程度なら良いだろう、と高を括り─苦虫を噛み潰したような表情のまま、先輩の頭へと渋々手を伸ばして。)


五条悟
「………」
(暫くの間は─彼女が来たことにも気付かずにぐっすりと眠っていた。が、ふと誰かが来た気配を感じ取り─目隠しをぐい、と半分程押し上げてその人物が誰かを確認する。「…あれ、彩莉菜?どうしたの?」寝起き直後だからか、普段よりも何処かぽやぽやとしたような口振りでそう声を掛け、呼び寄せるように彼女を自分の方へと手招きして。)

  • No.164 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-31 20:41:12 



五条悟

「しないしない!頭撫でてくれるなら♪」

(棘と真希は嬉しそうに頭を撫でられている。羨ましくて強請ると断られるかと思ったが長い沈黙の後、条件付きで了承の返事をされた。条件付きではあるがばっさりと断られていた時よりは進歩しているだろう。真希は甘やかしたら調子に乗ると言っているが、まぁ…確かに気が大きくはなるがそんなことは無いはずだ。優しい僕がそんな筈は無い。多分。心の中で思うも口では調子の良いことを告げて、頭に手を伸ばしてくれている旭の手で撫でられるのを今か今かと待っており。)



胡桃沢彩莉菜

「見掛けたから声掛けただけ。…寝てたんだね。」

(共有スペースを覗き名前を呼んでも返事がないため共有スペースに入り様子を見ながら呟いていては目隠しを押し上げ此方を確認した彼。その声は何処かぽやぽやとしたような雰囲気で眠っていたようだ。普段見ることの出来ない彼を見れて嬉しい。幼い雰囲気があり可愛らしく思えばクスッと笑み浮かべここに居る理由を告げては手招きされるまま近くに歩み寄って。)


  • No.165 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-31 21:00:42 

鮫島旭
「……………髪。案外、柔らかいんですね。」
(自分で言った以上、今更手を引っ込めるのは憚られる。仕方無しに頭に手を置いてみれば、固いのかと思っていた先輩の髪は自分の手の形へ呆気なく変形した。普段は逆立っているので、勝手に固そうだと思っていたが─そう思っていると、自分でも知らぬ内にそんな感想が口からぽろりと漏れる。狗巻はその様子をじっと眺め、「ツナ、いくら…」─本当に頭を撫でる以上のことは要求しないのか、とでも言いたげに先輩を見遣って。)


五条悟
「ん…ちょっとだけ、ね。」
(彼女相手だと、普段のように目隠しを戻すのも忘れて─寝惚け眼を剥き出しにしたまま、ふわりと微笑んだ。近くに歩み寄ってきてくれた彼女の手を引っ張って半ば無理矢理ソファに座らせ、「…まだ眠いから…肩貸して。」と一方的に言って肩に頭を置き、再び目を閉じる。彼女の肩が心地良いからか直ぐに眠りに落ち、暫くそのまま寝入っていて。)

  • No.166 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-31 22:26:58 



五条悟

「僕の髪、柔らかくてサラサラで撫で心地良いでしょう?」

(今か今かと撫でられるのを待っていては旭の手が頭に触れた。心地が良く大人しく撫でられていると柔らかいんですねと言われる。特にこれといってケアなどはしていないがグッドルッキングガイの僕は髪も綺麗だと自負している。自慢気に告げては思わず調子に乗り「気に入ったんなら毎日撫でてくれて良いんだよー。」と告げる。)



胡桃沢彩莉菜

「五条くん、起きて…。もうすぐ授業始まっちゃうから。」

(気を許してくれているのか目隠しを戻さず寝ぼけ眼を見せている。近くに歩み寄ると手を引っ張られ座らせられると肩貸してと言い肩に頭を置くと目を閉じた彼。一方的に言われ何も言えずまだ時間があるため肩を貸すことにした。顔を覗き込み寝顔を眺めるとやはり綺麗な顔であるが何処かあどけなさも感じられて可愛くて笑み浮かべ優しく髪を撫でて。_暫くそうして撫でてあげていたが、授業の時間が迫っているのに気付き声を掛けて。)


  • No.167 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-01 08:15:59 

鮫島旭
「……そこまで言ってません、調子に乗らないでもらえますか。」
(─うっかり感想を零したのが間違いだった。真希の言った通り、調子に乗った様子で告げる先輩を冷めた瞳で見つめた。真希は「だから言ったろーが、甘やかすなってよ。」とやれやれとでも言いたげな様子で先輩の頭から自分の手を引き剥がし、さりげなく自身の肩へ回させる。狗巻も「おかか!!こんぶ!」と眦を吊り上げ、何やら先輩に怒っている様子で─自分に抱き着く力が心做しか強くなった気がする。懐いてくれるのは有り難いが、1年生達の体術訓練の時間が迫ってきていた。「ごめんね、次の授業があるから…。」と声を掛け、二人を自分から引き剥がす。真希は悪ぃな、とあっさりとした調子で言いながら離れ、狗巻は─少しばかり上目遣いで見てきたものの、渋々自分から離れてくれた。そうして2年生達を見送った後、次の授業の準備を始めて。)


五条悟
「……ん…」
(彼女に頭を撫でられる感覚が心地良く、久々に深く寝入っていたが─彼女の声で意識が現実に引き戻される。少しの間は肩に頭を預けたままぼんやりとしていたが、漸く彼女の言葉を理解して─肩から頭を外しては彼女の頭にぽん、と手を置いた。そのままソファから立ち上がり、目隠しを元の位置に戻しながら微笑んで。)
「ありがと、彩莉菜。」

  • No.168 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-01 09:40:59 



五条悟

「別に悪い話じゃないと思うけどねー。毎日撫でてくれたら旭の言うこと聞くかもしれないよ?」

(調子に乗った発言をすると生徒達から旭の手を引き剥がされてしまった。つい我慢出来ず言ってしまった。しかしどうやらもう1年生の授業が迫っているようで2年生達を引き剥がしていた。あのまま黙って撫でられていても結局すぐ離れていたのなら同じものかと1人でそれなら別に良いかと納得する。2年生達が居なくなり準備をする旭にまだ傍に居るらしく先程の話の続きをして。旭が毎日頭を撫でて優しくしてくれるのなら僕毎日ご機嫌で、仕事だって我儘言って愚図ることもないし旭の言うことなら聞くと思う。)



胡桃沢彩莉菜

「どういたしまして。私は1年生達の授業行ってくるね。」

(まだこのままで居たかったが授業の時間が迫っているため彼に声を掛ける。彼は呼び掛けに起きた様子だがぼーっとしており。少しして私の言葉を理解したのか肩から頭が離れると頭をぽんと手を置かれた。そして立ち上がりお礼を言われた。その様子に見上げて笑み浮かべ返答をすれば、私もソファから立ち上がる。彼も一緒に行くかと誘おうと思ったが、忙しいかもしれないしなと思い告げず、近くに置いていた課題のプリントを手に取り共有スペースの出口に向かい。)


  • No.169 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-01 10:15:08 

鮫島旭
「……五条先輩。……俺、聞き分けの悪い人は嫌いなんですよ。」
(先輩の言葉を一度は一刀両断し、次の授業の準備を淡々と進めていたが─ふと、先輩の普段の仕事ぶりを思い出す。このままだと、補助監督─主に伊地知、そして夜蛾の胃に穴が空きかねない。彼らの胃に穴が空くよりは、自分の胃に穴が空いた方がまだ良い。デカい犬だとでも思えば、まあ多少はマシだろうか─と思い至り、先輩の方に目線だけを向けて「………あー…でも、まあ…良いですよ。その代わり…伊地知さんや学長に迷惑は掛けないでくださいね。」表情は普段通り、先輩への嫌悪を帯びて歪んでいたが─仕方無しにその条件を了承して。)


五条悟
「……任務やだなー…」
(出口へ向かう彼女の背中を追いかけたかったが、今日は任務が入っていた。─目に見えて不貞腐れながら伊地知の運転する車に乗り込み、普段通り─怯える伊地知に圧を掛けながら任務先へと到着して。)

  • No.170 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-01 13:44:02 



五条悟

「ホントに?言ったね?勿論、毎日頭を撫でてくれるなら旭の言うとおり迷惑掛けないよ。」

(嫌いだと一刀両断されてしまった。つい言っちゃっただけなのにさー、そこまで言わなくても良いのに。でも今の提案悪くないと思ったんだけどな。旭が準備する様子を眺めていては目線だけ向けて嫌悪を剥き出しにしてはいたが了承の言葉が返ってきた。伊地知や学長に迷惑は掛けるなと言われる。旭が頭を撫でてくれるのなら仕事もやる気が出る。必然的に迷惑は掛けなくなるはず。言質を取ったと言わんばかりにニコニコと笑み浮かべ告げる。)



胡桃沢彩莉菜

「おはよう、授業始めようか。」

(彼はやはり忙しいようで何も無ければ追い掛けてくるが追い掛けて来なかった。彼と別れ、教室に向かう。ドアを開き中に入り1年生達に挨拶をしては教壇に向かい。挨拶もそこそこにわらわらと此方に集まってきては虎杖が「くるみ先生!さっきナナミンと良い感じじゃなかった?」と訊ねてきた。その言葉に目を瞬かせ「え…七海くんと…?」と呟く。先程確かに七海とは話したがその様な心当たりは無く「…そんな事ないと思うけど。普通に話してただけだし…」と答えて。)


  • No.171 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-01 14:01:32 

鮫島旭
「……しつこいですね、俺は男なんですから…一回言ったことは取り消しませんよ。」
(─先輩の手の平の上で良いように転がされた気がしなくもないが、自分一人の犠牲で伊地知や学長の胃が守れるなら安いものだ。長々と溜息を吐いたところで─先輩を隔てて少し向こうから、3人で和やかに談笑しながら歩いてくる1年生達の姿が見える。今居る場所を知らせるように、自分もひらひらと手を振りながらこっちだよ、と声を掛けて穏やかに微笑んだ。彼らもそれで分かったらしく、1年生─主に虎杖が大きく手を振り、「鮫島先生ー!」と元気な声を上げながら、飼い主を前にした犬のように走って来たかと思えば─どすん、と勢い良く飛びついてくる。その後ろから伏黒やら釘崎やらが苦笑しながら歩み寄ってきて頭を下げてくれるものの、先輩には心做しか冷たい眼差しを向けて。)


五条悟
「…さっさと終わらせて帰ろーっと。」
(車から降り、ぐるりと周囲を見回して呟く。─目隠しを外した六眼に映る呪力の気配は、どれも1級程度で大した強さではなく─本当に自分である必要があったのだろうか、と思いながらも一応は大きく伸びをし、欠伸混じりに術式を発動させた。大半の呪力はそれで消滅するが、生き残った数体にトドメを刺す為に─もう一度術式を発動させて。)

  • No.172 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-01 16:55:17 



五条悟

「じゃあ決まり!これで毎日頑張れそうだよ~♪」

(断られるかと思ったが僕が言うことをきくというのが効いたようで断られず成立した。僕の作戦勝ちだな。流石僕。うんうんと頷きながら自画自賛する。言ってないと言われたら困るため何度か確認したが取り消さないと言質を取れた。それに満足気に笑み浮かべては鼻歌まで歌いそうなほどご機嫌になり。そうしていては1年生達が来たようで。悠仁は旭一直線で僕には目もくれてないが恵と野薔薇は冷たい眼差しを向けてくる。だが今の僕は機嫌が良い!気にすること無くニコニコしながら“やぁ!恵、野薔薇調子どう?”と声を掛けて。)



胡桃沢彩莉菜

「それは…五条くんのこと話してて…」

(私の否定の言葉に伏黒は「…虎杖の勘違いか。」と興味無さげに呟いて。釘崎も「そんな事だろうと思った。」と告げて。虎杖は慌てて「でも、くるみ先生赤い顔してたじゃん!それならあれなんで?」と訊ねられた。その時は確か彼と付き合ったことを話していた時だ。思い出しては答える。すると、目敏く釘崎が「五条先生のこと話してて何で赤くなるの?」と訊ねてきた。これはもう言うしかないのだろうか。興味津々に訊ねられては答えない訳にもいかず「…五条くんと付き合うことになったって話してたの。」と告げて。)


  • No.173 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-01 17:20:38 

鮫島旭
「…はいはい、どうしたの…虎杖くん。」
(上機嫌になった先輩のことは無視を決め込み、子犬のように純粋な─キラキラとした眼差しで自分を見つめてくる虎杖の頭を撫でる。虎杖は「鮫島先生!俺さ、前鮫島先生に言われてた課題出来たんだよ!」と振り回す尻尾の幻覚が見えそうな程無邪気に笑った。─相変わらず、虎杖の笑顔を見ていると荒んだ心が洗われるような気がする。良かったね、と声を掛けながら虎杖の相手をしていたが─その一方で、伏黒は妙に上機嫌な五条に眉を顰めながら「…なんか今日、いつもよりテンション高くないですか。」と訝しげな声で問い、釘崎も「普通。…ていうか、何でそんなに機嫌良い訳?」と訝しむような声で聞き返して。)


五条悟
「はー、終わり終わり。早く帰ろっと。」
(術式を発動させれば、残った呪霊の気配も呆気無く消滅した。大した苦労も無く呪霊を全て祓い終わり、呑気な大欠伸と共に何度か手を叩く。目隠しを元に戻して車へ戻り、早く帰りたい一心でさっさと発車させた。後部座席に背中を預け、脚を伸ばして。)

  • No.174 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-01 20:26:55 



五条悟

「良くぞ聞いてくれた!僕のテンションが高い理由は次のうちどれでしょう~?」

(悠仁が旭と話している様子を横目に見ながらも、機嫌が良いため気にする事はなく冷たい視線も気にすること無くニコニコと声を掛けるとテンションが高いことに気付いた恵と野薔薇に訊ねられた。気付いてくれたことが嬉しくて何時ものノリの更に面倒くさいと思われそうな程のノリでクイズ形式で答えようとしており。)



胡桃沢彩莉菜

「うん、ありがとう。」

(質問されてしまえばもう言うしかなく彼と付き合うことになったことを伝えた。すると、虎杖は驚いた様子で「え、そうなん!?おめでとう!」とお祝いしてくれて。それにお礼を伝えていては釘崎は勘づいていたようで「やっぱりそうよね!七海さんとって聞いておかしいと思ってたのよね。」と述べており。伏黒も何となくは分かっていたのか「…そうだろうなとは思ってました。まぁ、大変だと思いますが頑張って下さい。」と言われた。釘崎はその言葉に頷き「くるみちゃん優しいからアイツに振り回されそう。気を付けてね!」と言われて。)


  • No.175 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-01 20:58:23 

鮫島旭
「……あれは無視していいからね。さ、授業始めようか。」
(可愛い生徒達に普段以上のテンションでウザ絡みする先輩を横目に─生徒達へ優しく声を掛ける。冷めた目で先輩を見る伏黒も釘崎も、自分の言葉に従った─と言うよりは恐らく、付き合うのが面倒臭かっただけだろうが─自分の方へと歩み寄って来てくれた。そのまま授業を始め、最初の相手は今しがた課題が出来た、と嬉しげに語ってくれた虎杖を選ぶ。─虎杖相手なら、他の生徒達より多少本気を出しても大丈夫だろうと見込み─拳と脚を組み合わせた実戦向きのファイトスタイルで構えを取って。)
「…よし、おいで。」


五条悟
「ただいまー!」
(高専へ戻って来るなり、脇目も振らず彼女の元─教室の中へ飛び込んだ。生徒達からは心做しか引き気味の目線が向いている気がするが、そんな事を気にする暇も無く─彼女の背後から抱き着き、ニコニコと笑いながら肩に腕を回して。)

  • No.176 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-01 21:49:00 



五条悟

「まだ問題の途中なのに!ノリ悪いなー」

(問題を出しているのに旭はそれを気にすること無く生徒達に声を掛けている。恵と野薔薇も旭の方に歩み寄っている。2人が訊いてきたから答えようと思ったのに酷くない?2人の背中に文句を垂れる。しかしスルーされ授業が始まる。まぁ、今僕機嫌が良いから許すけどね。1年生達の成長も見てみようかなと思い様子を見ることにする。虎杖は「よろしくお願いします!」と挨拶すると旭に向かっていき。)



胡桃沢彩莉菜

「わ…五条くん。」

(生徒達の言葉を聞いていては、ドアが開き背後から抱きつかれた。驚き背後を見れば彼で。ドキッとしながらも肩に腕を回す彼に「任務終わったんだね、おかえり。」と笑みを浮かべ告げて。生徒達は今までにない距離の近さに本当に付き合っているんだと納得して。虎杖は「マジで付き合ってんだ!」と述べており。釘崎は「くるみちゃんのこと困らせないでよね!」と告げており。)


  • No.177 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-02 07:56:06 

鮫島旭
「…うん、中々やるね。」
(自分に向かってくる虎杖の攻撃を躱し、容赦の無いカウンターを叩き込むが─時々それを防がれる。漏れ無く全て食らっていた以前に比べれば、かなりの大成長だ。穏やかな笑顔で虎杖を褒めつつも、攻撃の手は緩めない。脚でその拳を叩き落とし、蹴り上げ、殴り飛ばして徹底的に追い込み─グラウンドに尻餅をつかせた。片手で助け起こしながら虎杖の頭を撫で、「…言ってた通り、ちゃんと課題がクリアできてる。今度の時は…俺も本気出さないと負けちゃうかな。」と笑って。)


五条悟
「当ったり前じゃん!」
(彼女の笑顔に上機嫌になっていると─生徒達からそれぞれ声を掛けられる。ニコニコと笑いながらその声に返事をし、肩に回した手にぎゅ、と力を込めた。「任務疲れたー。」と呑気な声を上げて彼女の肩に頭をぽすん、と置いて声を上げ。)

  • No.178 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-02 16:33:50 



五条悟

「旭にそこまで言わせるって悠仁やるねぇ。」

(悠仁は旭に攻撃をするが躱されカウンターを食らわされている。だが、上手く攻撃を避けている場面もあり。悠仁は身体能力も高いし、旭と並ぶくらいになるかもしれない。尻餅をついてしまった悠仁を旭は褒めている。悠仁はその言葉を嬉しそうに笑い「俺、もっと頑張って鮫島先生と本気でやりたい!」とやる気に満ちた顔をしており。僕も近寄れば悠仁を肘でつつきながら褒めて。)



胡桃沢彩莉菜

「任務お疲れ様。」

(生徒達に答える様子はいつもの軽い雰囲気だが肩に回された手に力が込められたのが分かった。私の事を考えてくれている事が分かり嬉しく思っていると、私の肩に頭を置いて声を上げる彼。その様子に労いの言葉を掛け髪を撫でてあげて。それを見た釘崎は「イチャつくなら2人きりの時にしてよね。」と述べて。その言葉にハッとしては「あ…そ、そうだね。五条くん、今は授業中だからまた後でね。」と顔を覗き込み伝えて。)


  • No.179 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-02 18:44:40 

鮫島旭
「はは、そこまで言ってくれると嬉しいね。」
(─自分を真っ直ぐに見上げてくる、虎杖の純粋で輝く視線が眩しい。釣られるように自分の顔も緩み、普段は眉間に寄っている皺が─少しだけマシになったような気がした。暫くの間は頭を撫で続けていたが、伏黒が「…あの、次…俺で良いですか。」と名乗り出てきたのをきっかけに虎杖から手を離し、「伏黒くんは…そうだね、ハンデとして…十種使ってもいいよ。それくらいなら問題無く倒せる。」と伏黒の闘争本能を煽るように笑いながら拳主体のファイトスタイルを取って。)


五条悟
「えー…しょうがないなあ。」
(もう少し彼女とイチャついていたかったが、心做しか引き気味の目をした釘崎の言葉で─彼女は自分に構うのを止めてしまった。一瞬子供のように頬を膨らませたものの、仕方無しに引き下がっては彼女の肩から手を外す。授業終わったらちゃんと構ってよね、と笑いながら教室を出て。)

  • No.180 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-02 20:50:32 



五条悟

「恵~、僕との稽古の成果見せてよ。」

(悠仁は旭から頭を撫でられている。旭の様子も心做しか柔らかい。僕の頭撫でてた時はそんな顔しなかったのに。悔しく思いながらも様子を見ていたら恵が名乗り出てきた。旭はやっと悠仁の頭を撫でることを辞めると恵の相手をするようで。恵は偶に休みの日に僕が稽古を付けてあげる時がある。僕が教えてあげているんだから確りと成果を見せて欲しい。恵が「…分かりました、よろしくお願いします。」と告げ構えを取ったのを見ては何時もの調子で野次を飛ばして。)



胡桃沢彩莉菜

「ごめんね、また後でね。」

(子供のように頬を膨らませていた彼だが、引き下がってくれた。教室を出て行く彼に笑みを浮かべ手を振って。虎杖はその様子に「すげー、五条先生が大人しく引き下がった!」と驚いたように述べており。伏黒も「…確かに何時もならもっと駄々こねているな。」と同意しており。釘崎は「それだけくるみちゃんにベタ惚れってことでしょ…」と溜め息をついており。その言葉に照れてしまうが「そ、そんな事ないよ、さぁ…授業始めよっか。」と告げ誤魔化しては授業を開始して。その後は生徒達は授業に集中してくれ何事もなく授業を終えればドアを開け教室を出て。)


  • No.181 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-02 21:17:35 

鮫島旭
「……残念、ハズレ…それは俺の手じゃない。」
(大きく一歩を踏み込んで伏黒との距離を詰め、掌底で顎を叩く─瞬間、伏黒の手が素早く動いて自分の腕を掴んだ。この速度に対応できるとは、先輩に稽古を付けられているだけはある。内心感心しながらも─にっ、と唇の端を吊り上げ、掴まれていない方の手の人差し指を、彼の目前で左右に軽く揺らした。─その瞬間。伏黒に掴まれた腕にほんの一瞬だけノイズが走り、拘束からするりと抜ける。─本物と全く同じ姿形、質量、呪力の流れを持ち、先輩の六眼でも直ぐには見抜けない精度の幻覚を作り出す自分の術式─『幻燈映写』だ。伏黒が驚愕に目を見開いた隙を狙って膝で脇腹を蹴るが、彼は微かな呻き声を上げただけで耐える。中々骨があるな、と楽しくなりながらも伏黒の攻撃を淡々と捌いて。)


五条悟
「あ、彩莉菜ー。待ってたよ!」
(教室を出た後は大人しく職員室へ戻り、行儀悪く机に足を乗せながら椅子でぐるぐると回転していたが─授業が終わる時間の少し前に職員室を出て、教室の近くへと戻る。丁度教室から出てきた彼女に声を掛け、ニコニコと笑いながら手を振って。)

  • No.182 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-02 22:28:59 



五条悟

「恵はこんなものじゃないんじゃない?」

(恵は僕との稽古の成果か素早い動きで旭の腕を掴んだ。しかしそれは幻覚であった。相変わらず精度の高い幻覚だ。僕の六眼でも見抜くのに少し時間が掛かる。恵は驚き隙を狙われていたが耐えている。僕が稽古を付けていただけあり耐える力は身に付いているようだ。しかし、恵は本気を出し切れていない所があり恵の力はこんなものでは無いはずだ。そう考えてはまた野次を飛ばして。)



胡桃沢彩莉菜

「あ、五条くん。待っててくれたんだ。」

(ドアを開け教室を出ると声を掛けられた。其方に目を向けると笑いながら手を振る彼の姿があり。待っていてくれたことを嬉しく思いながら笑みを浮かべ手を振り返して声を掛けながら傍に寄って。教室から様子を見ていたらしい釘崎は「お迎えつきね…」と呆れ気味の溜め息をついており。虎杖は「良いじゃん!ラブラブで。」と告げると伏黒は「…虎杖、お前もあんな事するのか?」と若干引き気味で述べており。)


  • No.183 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-03 09:32:27 

鮫島旭
「…おっと。」
(飛び出す攻撃を淡々と捌いていると、腕をがしりと掴まれ─地面へと引き倒されそうになるが、寸前で何とか踏み留まる。恐るべき成長速度に感嘆の声を上げながら手刀で手首を叩くと、腕を掴む力が僅かに緩んだ隙を狙って腕をするりと引き抜き─それを伏黒の首へ巻き付けた。片手だがギリギリと首を絞め上げ、普通の人間ならばここでオチる、のだが─伏黒は懲りずに足を払ってくる。彼がここまで耐えるとは予想外だった。足払いを狙う伏黒の爪先を強かに踏み付けて。)


五条悟
「勿論!」
(待っていてくれたのか、と問い掛けながら自分に近寄ってくる彼女の肩に手を回し、相変わらずニコニコと上機嫌に微笑みながら答える。生徒達の若干引き気味な声は聞こえてきたが、一人だけ同意してくれた虎杖の頭をわしわしと撫でつつ、「悠仁は分かってるねー…恵、野薔薇。悠仁のこと見習ってよー。」冷めた言動の伏黒と釘崎に向けて頬を膨らませて。)

  • No.184 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-03 18:14:30 



五条悟

「ここまでかなぁ…」

(恵は攻撃をしながら隙を狙っていたようで、旭は腕を掴まれ引き倒されそうになっていた。だが、踏み留まり首を締め上げていて。僕に慣れているからか堪えた様子はなく足を払っている。そして旭はその様子に爪先を踏み付けている。僕との稽古でもそうだがここまで来れば恵は何処まででも食らいついてくるが、それ以上の一手を出し切れない。そこが恵の課題でもある。僕もアドバイスはするものの恵はまだ解決の糸口は見つかっていない様子で。旭はどうアドバイスするだろうかと様子を見る。)



胡桃沢彩莉菜

「そっか、ありがとう。」

(近寄ると上機嫌ににこにことして肩に手を回しながら答えた彼。その言葉にお礼を伝えて。彼からの言葉に伏黒と釘崎は冷たい目線を向けていて。虎杖は頭を撫でられ嬉しそうにしながらも「五条先生程はやり過ぎかもしれないけど、彼女を大切にするのは大切だろ?」と何やらナチュラルに良い発言をしていて。その言葉に釘崎は「…悔しいけどその通りだわ。」と悔しげな表情で。そんな話をしていれば「あ、五条さんこんな所に…探しました。」と伊地知がやって来て。)


  • No.185 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-03 18:43:02 

鮫島旭
「……んー…」
(─卒無くこなせてはいるが、今一つ何かが足りない。爪先を踏み付ける足は退かさないまま、伏黒の手を取った。困惑する伏黒を無視し、関節を外しかねない勢いで腕を引き─半ば叩き付けるようにして地面へと倒す。「かは…っ、」と背中を強打した伏黒が苦しげに呻くのを尻目に、その腹部目掛けて肘鉄を叩き込んだ。─こういう器用貧乏タイプは経験上、一度徹底的に追い込んでやれば一か八か─そう思案していると、ある種キマった目をした伏黒に腕を掴まれる。先程のように『幻燈映写』で逃げたが、その先─"本物"の腕まで掴まれて関節を極められた。─無意識に抑え込んでいる闘争本能を解放してやれば、ざっとこんなものだろう。ギブギブ、と笑いながら地面を叩いて。)


五条悟
「……何?」
(彼女と生徒達と、穏やかな雰囲気で喋っていると─伊地知の声が聞こえてきた。わざと彼に聞こえるような音量で舌打ちを一つ、だが此処で駄々を捏ねても仕方無い。渋々彼女から離れ、伊地知の方へ歩み寄り─その肩にガッ、と彼女にしたものより勢いは強めに手を回し、顔を近付けて。)

  • No.186 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-03 21:11:59 



五条悟

「…なるほどね。」

(旭は術式で逃げたが恵に腕を掴まれては関節を極められていた。抑えこんでいた逃走本能を引き出してやったのか。確かにその方が恵も感覚は掴めただろう。そう考えながら、旭がギブをしたため解放をして手を差し伸べ旭を立ち上がらせている方に近寄れば「恵~、僕との稽古の成果出てたんじゃない?」といつもの調子で声を掛ける。恵は「…糸口は見つかった気がします。」と述べており。)



胡桃沢彩莉菜

「伊地知くん…?」

(伊地知が来たのに気付きどうしたのだろうと首を傾げていると、彼は舌打ちをしている。伊地知は機嫌の悪い彼ににひっ!とびくびくしながらも「来週なんですが、出張をお願いしたくて…」と告げ書類を差し出す。街の至るところに呪霊がいるのが散見され、調べたところ何体かの特級呪霊が元で散見されたらしい。特級呪霊を祓うのは五条らしいが、街の至る所にいる呪霊は低級のため1年生に担当して貰うという内容で。総数が多いようで2、3日は掛かる出張らしい。)


  • No.187 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-03 21:51:34 

鮫島旭
「…伏黒くんには、相手を殺そうって気が足りないね。…これは組手だから良いけど、実戦なら─死んでるよ。」
(普段通りの真面目くさった表情で先輩に答える伏黒の額を指でトン、と軽く押し、「…術式でも何でも、使えるものは使わないと。その点で言えば、君の十種はかなり優秀だと思うよ。」とアドバイスをしておく。次の釘崎は女子相手ということもあり、流石にかなり手加減をして終わらせては、一旦休憩に入る旨を告げて建物の陰に入り─持参していたスポドリを一気に飲み干した。─本気でないとは言え、あれ程動けば汗も掻く。首筋を伝って服の中へと入り込む汗が鬱陶しく、代えもあることだし─と思い、バサリとTシャツを脱ぎ捨てて汗を拭き。)


五条悟
「へー……まあ、いいけど。」
(いつものように怯えた眼差しを向ける伊地知の話は適当に聞き流していたが─特級呪霊相手の任務となれば話は別だ。一応はきちんと聞いてやり、出張の間彼女と離れるのは少しばかり淋しくもあるが、仕方無しに了承する。その後彼から離れ、生徒たちに概要を伝えて。)

  • No.188 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-04 09:27:38 



五条悟

「あ、僕が拭いてあげようと思ってたのに。」

(やはり旭も僕と同じ事を感じたようでアドバイスをしていた。額で指を軽く押された恵は僕に言われた時のような表情をしていた。それから野薔薇の相手も済めば休憩のようでそれぞれ休憩している。旭の流れる汗に気付き拭こうと近寄るも先に自分から朝を拭き始めた。その様子に背後からぬっと声を掛けて。それから近くの壁に寄りかかれば「生徒達、成長してるねぇ。」と告げ目隠し越しに休憩しながら3人で話している1年生達を眺めて。)



胡桃沢彩莉菜

「え…私…?」

(伊地知は了承した彼に胸をなで下ろしている。此方に戻ってきた彼は生徒達に概要を伝えている。彼と1年生で出張に行くようだ。彼と1年生達と会えないのかと寂しく思いながら耳を傾けていると虎杖が「くるみ先生は来ねーの?」と言ってきた。私は共に言っても足手まといになるだけだろう。一応、自分の身は守れないとと術式を使う練習は密かにしているもののまだ役には立てない。そう考えては「私は、行っても役に立ちそうにないし。」と眉を下げて答えて。)


  • No.189 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-04 09:56:40 

鮫島旭
「……ですね。背中拭いてもらえますか。」
(背後に感じる先輩の気配に眉を顰めつつも、首元をタオルで拭きながら答える。スポーツバッグから取り出した厚手のタオルを先輩に差し出し─仲睦まじく会話している生徒達の姿を眺めながら地面へ腰を下ろした。腕時計で時間を確認する片手間に柔軟体操をしていると、ふと虎杖が近付いて来て─「鮫島先生すげー!骨ないじゃん!」と驚愕したように笑う。「…何言ってるの、ちゃんとあるよ。」と軽くあしらいながら尚も柔軟体操を続けて。)


五条悟
「彩莉菜もおいでよ、僕が守ってあげるからさ。」
(出張の間会えないのが淋しいなあ、などと思いながら─逃げるように離れていく伊地知を見送っていると、虎杖が彼女に来ないのか、と尋ねた。内心虎杖に親指を立てつつ、遠慮している様子の彼女に歩み寄ってその肩に手を回す。いつもの調子でニコニコと笑いながらそう声を掛けて。)

  • No.190 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-04 11:21:42 



五条悟

「はいはーい、確り拭いてあげるね。」

(嫌がられるかと思ったが、背中は1人では拭けないからか意外と嫌がられる子もなくタオルを差し出された。ご機嫌に受け取れば汗で濡れた背中をタオルで拭いてやる。拭き終わると柔軟体操を始めた旭に気付いた悠仁が近付いてきた。驚いている様子の悠仁に「悠仁もここまで出来たら旭みたいにいろんな技出来るんじゃない?」と何時もの適当な様子で告げて。そして旭の身体に触れられるチャンスだと「旭、柔軟手伝おうか?」とにこにこと訊ねながらも答える前に背中に触れていて。)



胡桃沢彩莉菜

「でも…」

(虎杖からの言葉に首を横に振っていては、彼が近寄ってきておいでと言われる。守ってあげると彼は言っているがやはり足手まといなのではといつもの真面目さが現れ迷ってしまう。すると釘崎が「五条先生の我儘止められるのくるみちゃんくらいしかいないし、居てくれた方が伊地知さんも助かるんじゃない?」と言った。続けて伏黒も「…確かに胡桃沢先生が居てくれたら五条先生の機嫌も良いかもしれないな。」と告げており。)


  • No.191 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-04 11:50:16 

鮫島旭
「……あはは、これでどうかな。」
(問い掛けておきながら、先輩の手は既に自分の背中にべたりと触れている。─人の話を聞けよ、と内心思って溜息を吐きつつも─何処まで身体が柔らかいのか、とでも言わんばかりな純粋な眼差しを向ける虎杖の期待を裏切る訳には行かず、仕方無しに先輩の手に押されるまま─ほぼ180度に開いた足の中心で腕を地面に伸ばして笑ってみせれば、虎杖は─見ている方が面白い程驚愕の表情を浮かべた。彼は「おーい、伏黒も釘崎も見ろって!」と二人を呼びに行って。)


五条悟
「そうそう!」
(生徒達の言葉に賛同して首を何度も縦に振り、尚も遠慮する彼女の肩を自分の方へ抱き寄せた。─伏黒の言う通り、彼女が居れば上機嫌で─普段以上に任務が早く終わる気がする。釘崎は一瞬だけ渋い表情で伏黒を睨んだが、直ぐに普段通りの表情に戻って。)

  • No.192 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-04 12:34:30 



五条悟

「流石旭!可愛い生徒の期待は裏切れないもんねー」

(問い掛けるも嫌がられてもこのまま触れるつもりで。何方にしろ生徒のいる前で何時ものように関節極められる程にキレられることもないと踏んでいる。するとやはりその様で背中をグイグイと押せばそのまま腕を地面に伸ばしている。悠仁は驚き2人を呼びに行っている。その様子にニコニコとしながらも、今度は180度開いた脚に沿い身体を伸ばすように背中をグイグイと押して。恵と野薔薇は興味無さげだが悠仁から呼ばれ背中を押されながら仕方なく此方に近寄ってきた。)



胡桃沢彩莉菜

「…役に立てれるなら…行こうかな。」

(生徒達の言葉に賛同した彼から肩を抱き寄せられる。確かに伊地知が苦労しているのは何度も見てきた。生徒達の言うように傍に居ることで彼の機嫌を損なわせず伊地知の負担を減らせるのなら。そう思えば首を縦に振り了承をした。しかし勝手に決めても良いものだろうか。伊地知に一言伝えておいた方が良さそうかな。一緒に行くことを喜んでいる生徒達を眺め笑みを浮かべ考えていて。)


  • No.193 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-04 14:57:32 

鮫島旭
「………」
(生徒達の前で言葉にはしないが─調子に乗るな、と言う意味を込めてジロリ、と横目で先輩を睨む。背中を押されるがままに足へ身体を横たえ、その状態で近寄ってきた釘崎と伏黒へ手をヒラヒラと振ってみせた。その様子を見た釘崎は若干驚いたような表情を浮かべながら「なんか…凄いわね。ホントに骨無いみたい。」と溢し、伏黒は伏黒で何処か感心したような表情を浮かべている。そうこうしている内に休憩時間が終わり、「…はい、休憩終わり…もう一本行くよ!」生徒達に声を掛けながら手を叩き、代えのTシャツに着替えてから立ち上がり─グラウンドの中心へ移動して。)


五条悟
「本当?やったー!」
(彼女が頷いてくれたのを見た瞬間、無性に嬉しくなって─子供のようにはしゃいでしまう。釘崎を始めとした生徒達に引き気味の目で見られている気はするが、彼女の肩に回していた手に少しだけ力が籠もった。相変わらずニコニコと笑いながら「じゃあ僕は、彩莉菜が一緒に来ること…伊地知に言ってくるねー。」一旦彼女から手を離し、スキップでもしそうな勢いで─職員室にいるであろう伊地知の元へ向かって。)

  • No.194 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-04 15:45:55 



五条悟

「…もうそんな時間?はいはい、分かったよ。」

(調子に乗るなと言っている様な目で睨まれていたが気にせず背中を押した。野薔薇と恵が驚く様に何故か僕も嬉しくなり自慢げに背中をグイグイと押していた。そうしていては休憩が終わりのようで再開して。ひらひらと手を振り見送り眺めていては伊地知が「五条さん、こんな所に…そろそろ任務に…」とやって来て。何時もならもう少し駄々を捏ねるところだが、旭と約束した事もあるため明らかに機嫌は悪くなり睨むような様子であるが素直に従って。)



胡桃沢彩莉菜

「あ…五条くん、私も行くよ…!」

(彼は子供のように喜びご機嫌になり早速伊地知に言うと言う。迷惑掛けるし私も一言言いたいと思いスキップしそうな勢いで職員室に向かう彼に声を掛け1年生達に「私も行くね。…それじゃあ。」と挨拶をして彼を追い足早に職員室に向かって。見送った後、虎杖は「すげー機嫌良くなったな、五条先生。」と告げて。伏黒も「…呆れるくらい見るからにな。」と同意して。釘崎は「扱いやすくなって良いんじゃない?…くるみちゃんは大変だろうけど。」と溜め息をついて。_職員室では伊地知が忙しそうに事務仕事をしながら「五条さんに出張を頼むのにも一苦労だ。…当日も胃が痛いなぁ。」と呟いており。)


  • No.195 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-04 16:30:03 

鮫島旭
「………やっと五月蝿いのが居なくなった。」
(伊地知に連れられ、任務へ向かう先輩の背中を横目で見送った後─疲れ果てた溜息を吐いて呟いた。伏黒や虎杖からはいつもお疲れ様です、とでも言わんばかりの眼差しが向けられ、軽く手を振ってそれに答える。その後は1年生達と半ば遊びのように組手をしていたが、やがて─授業終わりのチャイムがグラウンドに鳴り響いた。解散していく1年生達を見送り、職員室に戻ると丁度休憩していた家入先輩が「おー、鮫島じゃん。…お疲れ。」と普段通りの様子で声を掛けてくる。自分も軽く頭を下げ、「お疲れ様です、家入先輩。」と微笑んで。)


五条悟
「おーい、伊地知ー!」
(職員室に到着し、思い切り扉を引き開ける。─開けた拍子に少々建付けの悪い扉が軋んだが、全く気にせず伊地知を呼び付けて─事務仕事をしているのも無視し、彼の肩にひょいと手を回しながら─有無を言わせぬ調子で「次の任務だけどさあ、彩莉菜も一緒に行くから。」と声を掛けて。)

  • No.196 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-04 20:35:52 



五条悟

「んー?…全然。」

(伊地知に連れられ車に向かうと乗り込み背もたれに持たれ足を組んで。伊地知が運転席に乗り車が動き出す。伊地知がこれからの任務の説明をしているが、早く帰って旭にちょっかい掛けたいなどと旭のことを考えながら適当に「うん、……うん、」と相槌を打っており。それに気付いた伊地知が「…五条さん、聞いてます?」と訊ねてきた。それにはバックミラー越しに伊地知と目を合わせればいつもの調子で答えて。心配する伊地知に「大丈夫だって、書類には目通してるし。特級呪霊祓えば良いんでしょ?」とあっけらかんとして答える。)



胡桃沢彩莉菜

「五条くん、伊地知くん脅すような事しちゃ駄目だよ。」

(伊地知は思い切り開かれ名前を呼び声の主が分かればビクッとして。肩に手を回されまた我儘を言われては「…く、胡桃沢さんもですか?…な、何でまた…。」びくびくとしながらも訊ねて。_私も彼を追い職員室に戻り扉を開けると彼が伊地知の肩に手を回しているのを見付けては其方に近寄り注意するように声を掛けて。そして伊地知には「ごめんね、伊地知くん。…1年生達と五条くんから一緒にって勧められて。難しかったら全然大丈夫なんだけど…。」と申し訳なさそうにお願いをして。)


  • No.197 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-04 21:12:09 

鮫島旭
「…ええ、相変わらずです。…そろそろ、自分の年齢を考えてほしいですね。」
(自分のデスクの椅子を引き、腰を下ろすと─家入先輩も近くの椅子に腰を下ろし、頬杖を突きながら「…相変わらず、五条にちょっかい掛けられてるのか?」と若干心配してくれるような声を掛ける。ふ、と疲れたように笑いつつ、今日の授業書類と明日の授業書類をトン、とデスクに当ててその角を揃えた。自分の言葉を聞くとアイツきしょいなー、と溢し、学生時代と何一つ変わらない表情で笑う家入先輩に釣られて─思わず噴き出してしまう。そうですね、と笑いながら家入先輩の方へ椅子を向けて。)


五条悟
「やだなあ、脅してないよー。」
(彼女が入ってきたので─怯える伊地知の肩から手を放し、彼女の方へ近寄る。事情を説明してくれた彼女にはニコニコと微笑みつつ、伊地知には─断ったら分かってるだろうな、と言わんばかりの無言の圧を送っておいて。)

  • No.198 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-04 22:03:03 



五条悟

「ちゃっちゃと終わらせて帰ってくるから気楽に待っててよ。」

(伊地知は僕の様子に溜め息をついていたが、そうこうしているうちに目的の廃村に到着をして。車から降り帳を降ろした伊地知にいつもの調子で声を掛けては手をひらひらとしながら廃村に入っていき。目隠しを少し上げ呪霊の分布を調べる。特級が一体と低級が複数いる。しかも広範囲に分布している。「…めんどくさ。」と思わず心の声が漏れてしまう。しかし、廃村ならば少し乱暴しても構わないか。一応周りの確認をしてはいけそうだと判断して。「…少し乱暴しようか。」と呟けば術式を発動させて廃村一体の呪霊を祓って。)



胡桃沢彩莉菜

「いいの…?ありがとう、伊地知くん…!」

(伊地知は五条の無言の圧に怯えており。やり取りを聞いていた近くに居た家入が「伊地知、彩莉菜が居れば五条の機嫌も良いし指示に従ってくれるんじゃないか?」と告げた。伊地知は家入の言葉に納得しては「…確かに胃を痛めることも無くなりそうですね。…分かりました、では胡桃沢さんも同行するということで手配しておきます。」と了承をした。その言葉を聞けば軽く頭を下げてお礼を伝えて。)


  • No.199 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-05 08:11:09 

鮫島旭
「……それはそうと…家入先輩、最近ちゃんと寝てますか?クマ酷いですよ。」
(椅子を向けて対面すると良く分かるが─家入先輩の肌は少しばかり荒れ気味で、眼の下に刻まれているクマも濃い。どう見ても満足に眠れていないのは明白だった。そう声を掛ければ、家入先輩は「ん?あー…そう言われると3日くらい寝てないな。」とさして気にした様子も無く答える。苦笑いと共に自分のデスクを探り、以前に誰かから貰ったままで放置していた温熱アイマスクを取り出して─家入先輩に一つ手渡した。家入先輩はあんがと、と軽い調子で礼を言いながらそのアイマスクを付け、「…あー…いいな、これ。眠くなってきた…肩貸せ、鮫島。」一方的にそう告げて自分の肩に頭を預けてきた。これが五条先輩なら殴り飛ばしているところだが、家入先輩なら別に構わない─家入先輩の頭を肩に乗せたまま、書類の整理を再開して。)


五条悟
「話分かるねー、流石伊地知!」
(半ば無理矢理了承させたようなものだが─彼女の同行を了承した伊地知と、アシストをしてくれた家入─どちらにもニコニコと笑顔を振り撒く。家入は口の動きだけで「他所でやれ」と返答した後、くるりと椅子を回転させて後ろを向いて。)

  • No.200 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-05 09:37:02 



五条悟

「ただいま~」

(特級呪霊は1度で祓い切れずもう一度術式を発動させ祓った。建物やらが無くなり更地になったが廃村なら問題ないだろう。そう自己完結し廃村を出て待たせていた車に乗る。更地になった廃村に伊地知は頭を抱えていたが気にせず「伊地知ぃー、早く車出してよ。」と運転席の後ろから足で運転席を蹴って。怯えながらも動き出した車に揺られやっと旭に会えると楽しみにしており、伊地知が何やら建物のことで被害は最小限になどと言っているが適当に返事をして聞き流して。高専に戻れば一目散に職員室に向かいドアを勢いよく開け挨拶して。)



胡桃沢彩莉菜

「ありがとう、こちらこそ当日はよろしくね。」

(笑顔を振りまく彼に伊地知は半強制的なものだがと思いながらも「は、はぁ…当日はよろしくお願いします。」と告げた。その様子に軽く頭を下げお礼を伝えては事務仕事に戻る伊地知から離れ自席に戻って。伊地知に了承して貰え一段落したからか、彼と授業が終わった後、構うと約束していた事を忘れて授業で使う教材の準備をしようとしていて。)


  • No.201 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-05 10:06:43 

鮫島旭
「……静かにしてください。」
(ドアが勢い良く開け放たれる音が聞こえ、出来るだけ帰って来て欲しくは無かった先輩の声が職員室の中に響く。その声に反応してか、肩に頭を乗せた家入先輩が不機嫌そうな声で呻いたもので─五条先輩をギロリ、と睨んでそう釘を刺した。家入先輩の久々の眠りを妨げるのは気が引ける為、五条先輩はどうせ聞く気など無いだろうが─自分は一応黙ったまま、パソコンを開いて明日の授業の準備をして。)


五条悟
「ちょっとー、彩莉菜!授業終わったら構ってって言ったじゃん!」
(彼女と同じく伊地知から離れたところで─彼女が自分を無視したまま、教材の準備をする姿が目に入った。─無視されるのは寂しい。居ても立っても居られずに背中から彼女に勢い良く抱き着き、子供っぽく頬を膨らませながらぷんすかと拗ねた。心做しか、家入からの突き刺すような視線を背後に感じるものの─そんなことを気にしている余裕はなくて。)

  • No.202 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-05 14:55:33 



五条悟

「ねぇ、何で硝子が旭の肩で寝てんの?」

(ドアを勢い良く開け挨拶をしては旭を直ぐに探す。旭を見付け嬉しく笑顔で向かおうとするも隣には硝子が旭の肩に頭を預け寝ているのが目に入った。別に硝子が寝るのは構わない。いつも忙しくしているし寧ろ寝て欲しいくらいだ。でも、何で旭の肩で寝るわけ?別に共有スペースで寝るとか医務室で寝るとか寝方はいくらでもある。旭は静かにするように釘を刺されるが声量など気にすること無くつかつかと其方に向かえば硝子を指差し嫉妬によりいつもより若干ワントーン低い声で旭に訊ねる。)



胡桃沢彩莉菜

「わ…!あ、ごめん…そうだったね。」

(自席に戻り授業で使う教材の準備を始めていては、勢いよく背後から抱き着かれた。驚き小さくビクッと身体を揺らす。振り向くと彼が頬を膨らませ拗ねていた。彼の言葉に構うと言っていた約束を思い出した。これは私が悪い。前に回っている腕に手を添え撫でながら謝り宥めて。此処では周りの目もあるから場所を移した方が良いかな。そう思い、「共有スペースでゆっくりしよう?」と彼の方に目を向けては笑みを浮かべ声を掛けて。)


  • No.203 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-05 15:24:03 

鮫島旭
「……眠くなった時に、たまたま俺の肩が家入先輩の目の前にあっただけですよ。」
(先輩が自分の睨みに怯まないのはいつもの事だが、心做しかいつもより声が低い気がする。─まあ恐らくは気の所為だろう、とその違和感を自分の中で一蹴し、授業で使う書類と報告書を別々にホッチキス留めした後、普段のように遠慮無く近寄って来た五条先輩からの問い掛けには─未だ自分の肩で眠る家入先輩に配慮した声量で答えた。自分の声で起こしてはいないか、と肩に乗っている頭にちらりと目を向けるが、家入先輩は時折─辛うじて酒、だの煙草、だのと─単語だけが聞き取れる不明瞭な呟きを漏らすものの、大方は寝入っているらしい。その様子にふと安堵の溜息が漏れて。)


五条悟
「うん、いいよー。」
(ぷくりと頬を膨らませていたが、彼女からの謝罪に一瞬で表情と機嫌が元に戻る─というより、更に上機嫌になった。口ではそう返事をしながらも、彼女から離れる気配は微塵も無く─抱き着いたまま職員室を出て、共有スペースへと歩いていく。─職員室に残された家入は苦々しい表情を浮かべながら「あれは…末期だな、手遅れだ。」と心底疲れ果てたように呟いて。)

  • No.204 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-05 16:55:00 



五条悟

「それで硝子には肩貸すんだ?ふーん…それなら勿論僕が同じ事しても肩貸してくれるよね?いつも可愛がってくれてる先輩からの頼みだもん。優しーい旭なら貸してくれるよね?」

(硝子を起こさないように、配慮した声量で事情を話してくれた。事情は分かったが別に断れば良いのに。家入のことを配慮して安堵している様子にもヤキモチを妬いてしまう。僕が同じ事したら絶対嫌がる。僕にも肩を貸すというのなら硝子をこのまま寝かせる事も許せるが、僕には貸さないとなれば許せない。硝子を起こしてやろうか。そんな事を考えながらにこにこといつもの調子であるが圧を掛けており。)



胡桃沢彩莉菜

「五条くんも何か飲む?」

(共有スペースにと提案すると彼は上機嫌で了承した。離れるのかと思いきや離れる気は無い様子で抱きついたまま離れないため仕方なくそのまま職員室を出ることにする。職員室を出て共有スペースまで歩き、到着すると喉が渇いたため近くにある自動販売機でいつも飲んでいるミルクティーを購入した。彼も何か飲むかな?そう思えば抱きついたままでいる彼に顔を向ければ首を傾げ訊ねてみて。)


  • No.205 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-05 17:45:20 

鮫島旭
「………嫌に決まってるでしょう、殴りますよ。」
(五条先輩の言葉を聞き、額にビキリ、と音を立てて青筋が浮かぶ。─家入先輩ならまだしも、五条先輩に肩を貸すなど何があっても御免だ。書類を束ねて今日の分と明日の分で淡々と仕分け、デスクの隅に追いやってから─何処となく、普段よりも圧を感じる五条先輩の目線の向かう先、眠る家入先輩の座る椅子を音を立てないよう静かに動かして─自分の反対側の肩へと逃がす。椅子を動かす際に少々不機嫌な声を上げたが、よっぽど寝不足だったのか─家入先輩は再び眠りに落ちた。椅子に腰掛けている所為で、五条先輩の顔を見上げる形となるがギロリ、と不機嫌な眼差しで先輩を睨みつけて。)


五条悟
「んー?アイスココア。」
(職員室から共有スペースに向かう道中─ずっとご機嫌なまま彼女に抱き着いていたが、振り返って尋ねてくる質問にはニコニコと笑顔で答える。彼女が飲み物を購入した後はそのまま引き摺るようにして─共有スペースのソファにぽすんと腰を下ろして。)

  • No.206 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-05 19:34:22 



五条悟

「ただ肩貸りたいって言ってるだけなのに酷い後輩だなぁ。僕に肩を貸すのが嫌ってことは本当は硝子に貸すのも嫌なんじゃない?優しい先輩が起こしてあげるよ。」

(旭に問い掛けると、明らかに嫌悪感丸出しの表情で嫌がられた。恨めしくて硝子に圧を掛けていると、旭が硝子を移動させ守るようにして僕を睨んできた。硝子を起こすまいと守っている姿にムッとする。僕の事をそんなに嫌がるのなら僕にだって考えがある。硝子を起こしてやる。そう思えば旭の睨みなど気にせず口元は笑みを浮かべいつもの様に茶化しながらも目隠し越しにきっと目は笑ってないし、若干言葉の端々に怒りを出してしまっているかもしれないが告げる。そして家入を起こそうと声を掛けようとして。)



胡桃沢彩莉菜

「五条くんならそうかなって思ってた。」

(彼に振り返り問い掛けるとご機嫌か笑顔で答えてくれた。甘い物が好きな彼ならアイスココアを選ぶかなと予想していたため思わずクスッと笑みを浮かべながら返事してアイスココアを購入した。購入を終えると引き摺られソファに腰を下ろした。腰を下ろした後もそのままくっ付いたままで離れる気はない様子で。きっと何を言っても駄々を捏ねられて負けてしまいそうなため大人しくされるがままミルクティーを飲みながらくっ付いていて。ふとゆっくりしていて大丈夫かなと気になり「今日はもう任務ないの…?」と訊ねて。)


  • No.207 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-05 20:14:19 

鮫島旭
「………結構です。」
(何処かピリピリとした空気を纏う先輩に只ならぬ気配を悟り、家入先輩を庇おうとしたところで─肩に頭を乗せていた家入先輩が何やら不明瞭な呟きを口から発しながら─目を覚ましてしまった。家入先輩は自分に声を掛けながらアイマスクを外し、周囲を見回して─「…ん…どうした、鮫島…って、ああ…五条、帰ってきたのか。」と何かを察したような表情を浮かべる。その後、ひらひらと手を振りながら─「…医務室で寝直してくる。肩貸してくれて助かったよ、鮫島。」欠伸を一つ、踵を返して職員室を後にしていった。なんとも気まずい空気が漂い、五条先輩に視線を移した後─はあ、と疲れ果てた溜息が口から漏れて。)
「……本当、悪い意味で学生時代と変わりませんよね…五条先輩は。…そういうところ、嫌いです。」


五条悟
「無いよー。さっさと終わらせてきた!」
(彼女に抱き着いたまま、上機嫌に浮き足立っていたが─彼女の問い掛けに首を縦に振った。アイスココアのプルタブを引き開け、中身を喉に流し込む。心做しか普段以上に甘く感じるそれを一気に半分ほど飲み干し、彼女に抱き着く力を少しだけ強めて。)

  • No.208 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-05 21:19:38 



五条悟

「悪い意味って何それー。僕は旭のこと大好きなのに、嫌いって酷くない?そういうこと先輩に言う?」

(付き合いの長い硝子なら起こしてもこの状況を見れば察してくれる。だから起こしても問題も無いだろう。そう思い起こそうとするも尚も庇おうとする旭にムッとしていては硝子が起きた。「ただいま、硝子ー」とひらひらと手を振りながらも察してくれと言わんばかりの表情をしていては察してくれたようで職員室を出て行った。先程まで感じていた嫉妬は消えたところで旭は溜息を漏らし嫌いだと言う。旭へのヤキモチから起こっている事なのに何で嫌いなんて言うのか。何故伝わらないのか。癇癪を起こしたくなる気持ちだがグッと堪え、いつもの調子で返す。)



胡桃沢彩莉菜

「そっか、それじゃあ今日はもう高専に居るんだね。」

(忙しくしている彼だが早く任務を終わらせてきたらしい。彼の返事に笑みを浮かべ答える。彼と離れているのは寂しいためそばに居れることを嬉しく思う反面、今は誰も居ないためこうしてくっ付いているのは良いが周りの目を気にせずずっとくっ付いているのだろうなと思うと少し大変だろうなとも思う。しかしこうして付き合うのは学生の頃から望んでいたことのため幸せな悩みなんだろうな。そう思いながらも彼の抱きついてきている腕に手を乗せて。)


  • No.209 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-05 21:51:10 

鮫島旭
「………大好きだなんて、よく言いますね。学生時代、俺になんて言ったか覚えてますか?」
(─自分のことが大好きだ、などと、思ってもいないであろう言葉を宣う先輩を鼻で軽く笑い─たっぷりと嫌味を込めてそう問い掛けた。"図体だけデカい無能"だの、"体術だけの雑魚"だの─今思い出しても腹が立ってくるような事ばかり言われていたことを、ぼんやりとだが覚えている。─まあ。その度にキレて組手の時、必要以上に五条先輩のことを痛め付けたりはしたが─この際それはどうでもいい。そんなことを言っておいて、大好きだなんだと宣う先輩が酷く滑稽に思えて、嫌味っぽい微笑を浮かべ。)
「………覚えてる上で言ってるんだとすれば、随分とお目出度い頭ですね。」


五条悟
「ん。」
(ずっと高専に居るのか、との確認にも首を縦に振った。─あの頃に突き放してしまった分、今は彼女とあまり離れたくはない。彼女が自分の手に手を重ねてくれたことで更に上機嫌になり、周囲に花でも飛んでいそうな程締まりの無い─幸せオーラ全開の雰囲気を振り撒いて。)

  • No.210 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-05 22:43:37 



五条悟

「大好きな旭との思い出忘れるわけないよ。…あれ、愛情表現のつもりだったんだけど、もしかして伝わってなかった?」

(いつものおちゃらけた調子で言ったが大好きというのは紛れもない本音である。なのに旭は信じてくれない。そして学生時代のことを言われる。あの頃は確かに構ってもらいたくてちょっかいを掛けるのに必死でいろいろと言っていたのは覚えている。それを旭は気にしているようだ。もしかしてこの事が原因で気持ちが伝わってないのか。これは挽回させなくては。今の僕ならちゃんと気持ちを言えるはず。そう思い、あの頃の誤解を解こうと試みる。)



胡桃沢彩莉菜

「…五条くん、頬緩んでる。」

(高専にいるのかと確認すると首を縦に振った彼。傍に居れるのだと思うと嬉しい。小さく笑みを浮かべつつ彼の手に手を重ねていると、暖かな雰囲気を感じる。彼を見上げると周囲に花が飛んでいそうなほどの幸せな雰囲気を放っていた。私と居るからこんなになってくれているのなら嬉しい。目隠し越しだから表情は分かりにくいが口元が緩んでいるのが分かり思わずクスッと笑みを浮かべそっと彼の緩んでいる頬に手を伸ばし触れて。)


  • No.211 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-06 08:19:33 

鮫島旭
「……愛情表現?あれがですか?」
(続けられた五条先輩の言葉にパソコンのキーボードを叩く手が止まり、口からは思わず素っ頓狂な声が出てしまった。─この男は、あんな罵詈雑言を─よりにもよって"愛情表現"だのと宣うか。そのあまりの馬鹿馬鹿しさに、怒りを通り越して馬鹿にするような笑みが漏れた。「…はいはい、いつもの嘘はもう良いですから…下らないこと言ってないで、さっさと仕事して下さい。」先輩の言葉をあしらい、自分は授業報告書の作成に戻る。─職員室の中にカタカタと響く小さなその音を、自分の中で話が終わった合図にして。)


五条悟
「んー?あ、ホントだ。」
(彼女に頬を触られ、初めて自分が緩み切った表情をしていることに気が付いた。─まあ、だからと言って─普段のように表情を引き締める必要もないのだが。何処かふわふわとした声色で彼女の言葉に答え、アイスココアを飲み干して。)

  • No.212 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-06 10:22:34 



五条悟

「嘘じゃないって~!本気と書いて大マジだよ?」

(誤解を解くべく伝えるも、信じて貰えない。話は終わりだとでも言うように報告書の作成に戻る旭。まるで取り合って貰えず信じて貰えないまま仕事になんか戻れるわけが無い。まぁ、仕事といっても事務仕事なためあまりやる気は無いけど。信じて貰えるまでは貼り付いておくつもりで、手近な誰かのデスクチェアを旭の隣に移動させると座り抗議をする。)



胡桃沢彩莉菜

「こんな顔してたら生徒に揶揄われちゃうよ?」

(ふわふわとした声色で緩んだ表情のままでいる彼。付き合う前はここまで緩んだ表情は見た事が無かった。こんな顔を引き出せるのは私だけなら嬉しい。笑みを浮かべ彼の頬をつんつんとしては私もミルクティーを飲む。_それから暫く2人の時間を過ごしていたが、スマホを確認するとそろそろ仕事を再開した方が良い時間で。「そろそろ仕事に戻ろうか。」と告げて離れようと抱きつかれている彼の手をぽんぽんとして。)


  • No.213 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-06 13:01:52 

鮫島旭
「………バカな事言ってる場合ですか。伊地知さんから損害報告がありましたよ。」
(─普段の如く、何故か自分の近くに寄ってくる五条先輩をジロリと睨む。喧しい抗議の声は暫く無視していたが─そういえば、疲れ切った様子の伊地知から連絡が来ていたことを思い出して─溜息を吐いた。「…少しは周りのことを考えてください。……廃村とは言え、村一つ潰すなんて正気ですか?」口を動かしつつも授業報告書をワードで編集し、淡々と完成させていく。完成したデータをプリンタに転送し、印刷した報告書をホッチキスで留めて。)


五条悟
「んー…分かった。」
(笑いながら頬をつついてくる彼女を可愛いなあ、と思いながら眺めていたが─暫くした後、仕事に戻ろう、と声を掛けられて手を叩かれた。あまり離れたくはなかったが、ずっとここに拘束しておくのもあれだな─と思い、仕方無しに彼女から腕を離して。)

  • No.214 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-06 16:55:47 



五条悟

「だって村全体にいて面倒くさくてさー。周りに誰も居なかったんだし別に良いでしょ?」

(誤解を解くべく奮闘していたのに旭は全く聞く耳を持たず、睨まれ一蹴される。そして先程の任務の更地にしてしまったことを言われる。誰にも被害はなかったし、別に問題ないと思う。廃村だったんだし、これから新しい建物建てることになるだろうし更地にしてあげて負担を軽くしてあげたようなものだ。反省ゼロでいつもの調子で答える。)



胡桃沢彩莉菜

「五条くんもサボらずちゃんと仕事してね?」

(少し不満そうではあったが腕を離してくれた。腕が離れると少し名残惜しい気もするが立ち上がり彼の方に向くと任務以外はサボりがちな彼に優しく注意しておく。そうしていると急ぐような足音が近づいてくる。其方に目を向けると伊地知が居り。彼に気付くと「五条さん、休憩中のところすみません。」と謝りながら此方に来て。)


  • No.215 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-06 18:17:51 

鮫島旭
「………何も良くありませんよ。」
(机の端に完成した報告書を寄せ、次は明日の授業で使う筆記プリントの作成に移る。全く悪びれる様子の無い五条先輩を見ていると、普段からこの人を相手にしている伊地知の苦労が良く分かった気がした。体術についての基礎知識をプリントに書き込みつつ─今度彼にハーブティーでも差し入れするか、と考えながら─「……五条先輩の倫理観とか、善悪感とかって…正直なところ、どうなってるんですか?」と嫌味っぽい声で質問をぶつける。問い掛けてはみたものの、別にそれに対する返答を求めていた訳では無かったので─一応耳だけは傾けつつも、手にした携帯では伊地知に差し入れるハーブティーを探し始めて。)


五条悟
「はーい。」
(彼女の注意にはニコニコと微笑みながら答えたものの─耳に飛び込んできた伊地知の声には「…何?」と少しばかり無愛想に返答しつつ、渋々ソファから立ち上がる。平常通りの表情と口調で「どうしたのー、伊地知。」と声を掛けながらそちらへと近付いて。)

  • No.216 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-06 20:22:51 



五条悟

「そうだなぁ。…腐った呪術界をぶっ壊す。それが今の僕の指針かな。だから、弱者が守られているなら廃村を更地にしても問題ないでしょって感じ。」

(何も悪い事をしたという気持ちがなく告げると、質問をぶつけられた。質問をぶつけておきながら携帯を見ている様子に聞く気は無さそうだが答えることにする。学生の頃は親友である傑を善悪の指針にしていた。離反したアイツのように追い詰められてしまうような子を生まないような呪術界を作るべきだ。その思いから今まで生徒達を育ててきたし今もその思いは変わらない。その思いで動いているため一般人が守られれば建物の損壊などは余り気にしていない。いつもの調子で答えながらもちらと携帯を覗き見るとハーブティーを探している。気になり、「ハーブティー?旭飲むの?」と訊ねて。)



胡桃沢彩莉菜

「休憩終わった所だから大丈夫だよ。」

(私には微笑んでいたものの伊地知には無愛想に答える彼。伊地知は何とも申し訳なさそうな様子で謝っている。その様子を見兼ね声を掛ける。伊地知は私の言葉に安堵したようだが彼が近付き用件を訊ねられればまた申し訳なさそうな様子で「急で申し訳ないのですが…呪霊が複数発見され、急を要しているようで今から其方に向かって頂きたく…。」と告げた。今日は任務は無いって言っていたし、急な任務の要請のようだ。)


  • No.217 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-06 20:49:02 

鮫島旭
「………へえ、五条先輩も案外普通なんですね。」
(下らない答えだったら返事も返さない気だったが─ネジは1本か2本程飛んでいるものの、存外普通の回答に拍子抜けしたような感覚を覚える。完成した授業プリントの最終確認をしつつ、画面を覗き込んでくる先輩から携帯をそれとなく遠ざけた。「……伊地知さんへの差し入れですよ。…いつも"面倒な先輩"が、ご迷惑をお掛けしているらしいので。」ふん、と鼻を鳴らして笑い、それなりに良さそうなハーブティーのセットを見繕う。恐縮する伊地知の姿がありありと想像できて、出来るだけ彼が気を遣わないように─ごく簡素な包装を選んだ。ついでに、以前任務で怪我をさせてしまった女性補助監督へのお詫びの品─最近女性に人気らしいクッキーの詰め合わせを注文して。)


五条悟
「はぁ…?さっき、今日はもう任務無いって言ったじゃん。」
(申し訳無さそうに述べる伊地知の言葉に、目隠しの下で眉間に皺が寄った。─思わずドスの利いた声を出しながら、伊地知を威嚇する。ひっ、と小さく悲鳴を上げた彼の顔をじろりと見つめ、長々と溜息を吐き出した後に─「…分かったよ、仕方無いなあ…」と頭を掻きながらも了承する旨を述べて。)

  • No.218 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-06 21:34:03 



五条悟

「伊地知にねぇ。まぁ少しは迷惑掛けてるけどさ、そこまでじゃないって。寧ろ忙しくしている僕に甘ーい差し入れくれても良いよ?」

(あの頃の僕ならとんでもない回答をしたかもしれないが、今の僕はもう30手前の大人だ。それなりに落ち着いた考えを持ち合わせている。拍子抜けしたような旭に「まぁね。」と胸を張って。画面を覗いて訊ねると携帯を遠ざけながら伊地知にと言う。忙しくしている僕には差し入れなんかくれた事ないのに。伊地知に嫉妬を燃やす。渡している瞬間なんか見た時には伊地知に我儘言い上げてやる。内心そう思うも口にはせずにこにことして僕にと強請る。旭はと携帯を遠ざけていたものの別に何か頼んでいるのを目敏く見付けては遠ざけていた携帯の方に近寄り覗きながら「そのクッキーは?それも伊地知?」と訊ねて。)



胡桃沢彩莉菜

「五条くん、頑張ってね。帰ってくるの待ってる。」

(見るからに機嫌の悪くなった彼だが、了承した。伊地知は「ありがとうございます!車を回しますので五条さんも準備が出来ましたら来てください。」と言うと足早に去って行った。スマホを確認するともう午後だし今から向かえば帰ってくるのは定時後くらいだろうか。そうなれば今日はもう会えないだろうか。それは寂しい。帰ってくるまで待ってようかな。そう思えば、彼の方に近寄れば声を掛けて。)


  • No.219 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-06 22:00:50 

鮫島旭
「……以前、怪我をさせてしまった補助監督の方にですが。」
(図々しくも強請ってくる先輩をジロリ、と睨んで─通販サイトの画面を閉じる。─あの時は咄嗟に庇ったのだが、間に合わず─女性の顔に傷を負わせてしまった。家入先輩に治して貰いはしたがやはり、謝罪しなければ自分の気が治まらない。「…庇っていただいた時に、傷を負わせてしまったので。……女性の顔に傷を付けるなんて、男として最低ですから。」サイトを閉じた所為で可愛らしいラッピングは買い損ねたが、恐らく家に幾つか残っていた筈だ。携帯を閉じ、尻ポケットに戻した後は─作ったプリントのデータをプリンタに送信し、印刷されたそれを取りに行こうとして。)


五条悟
「…!ん、じゃあ頑張ってこようかなー。」
(嫌々ながら任務に向かおうとしていた時─彼女が近付いてきて、帰って来るのを待っている─と声を掛けてくれた。その途端、面倒臭いなあ、だの行きたくないなあ、だのと思っていた気持ちが一気に霧散し、打って変わって上機嫌な笑顔を浮かべながらひらひらと手を振り。)

  • No.220 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-06 22:35:31 



五条悟

「旭は真面目だなぁ。…硝子に治してもらったんでしょう?それならそんなに気にすることないんじゃない?」

(僕にも差し入れくれても良いだろうと強請るも睨まれてしまった。どうやらクッキーは怪我をさせてしまった補助監督にあげるらしい。怪我をさせてしまったことはおそらくその時に謝っているだろうし、硝子に治してもらい怪我は治っているはずだ。それでも気にするなんて旭は真面目で優しい。まぁ、そういうところが好きなんだけど。だが、これでクッキーを渡して女の子に勘違いされてはたまったものじゃない。内心はどうにか阻止出来ないかと思案しながらも表はいつも通りの調子でさりげなく阻止しようとしてみて。)



胡桃沢彩莉菜

「うん、行ってらっしゃい。」

(任務に向かおうとする彼に声を掛けると不機嫌そうな様子だったのに上機嫌に笑顔になった。ひらひらと手を振る彼に笑みを浮かべ手を振り返し見送って。彼が見えなくなれば職員室に戻る。家入が居り「おー、おかえり。あれ、五条は?」と訊ねてきた。その言葉に「急に任務が入って、行っちゃった。」と答える。すると家入は「なるほどね。機嫌悪かっただろ?」と想像がついたのかそう言った。それに頷き「うん、渋々って感じだったけど…私が待ってるって声掛けたら上機嫌で行ったよ。」と思い出してはクスッと笑みを浮かべ述べた。)


  • No.221 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-07 09:04:55 

鮫島旭
「………俺は気にします。」
(印刷されたプリントを取り出し、『授業用』と書いたラベルの貼ってあるファイルにそれを突っ込む。椅子にどすん、と腰を下ろして─相変わらずデリカシーの欠片も無い先輩をギロリと横目で睨んだ。今しがたプリントを入れたファイルをデスクの引き出しに入れ、授業と任務の報告書を提出する為に─再び椅子から立ち上がって。)


五条悟
「ほら、早く車出してよー。」
(表情だけは上機嫌なまま車に乗り込み、後部座席から足を伸ばして─ガン、と運転席を蹴る。びくびくと怯える伊地知を無視して窓の辺りに頬杖を付き、薄暗い車窓の外をぼんやりと眺めて。)

  • No.222 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-07 12:20:40 



五条悟

「でもそれでその子が勘違いしちゃったらどうすんの?」

(クッキーを渡すのを阻止しようとするも、旭は気にすると言って聞く耳を持たない。いつもそうだ、僕の言葉には耳を貸さない。いつもの事で慣れたためまだ諦めることなく告げてみる。女の子に勘違いされるのは旭も嫌だろう。それにその子も気を持たせるようなことをしといていざ告白すればそんなつもりはなかったなんて嫌な気持ちになるはずだ。報告書を提出しようとしているのに気付けば少しでも離れたくないのか立ち上がりついて行こうとして。)



胡桃沢彩莉菜

「あ…うん、良いよ。何処が分からないの?」

(家入は話を聞くと呆れたような様子で。そうして話していては、職員室に1年生達がやってきて。どうやら分からない問題があるらしく教えて欲しいらしい。快く了承すれば空いている机の方に向かい問題を見せてもらって。家入はその教えている様子を写真に収めれば、五条に『任務頑張れよー』というメッセージと共に写真を送り付けて。)


  • No.223 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-07 12:53:46 

鮫島旭
「………俺相手に、勘違いも何も無いでしょう。補助監督の方への恋愛感情はありませんよ。」
(─報告書の提出にまで付いて回ってくる先輩に、疲れ果てたような溜息が漏れる。その子に勘違いさせたらどうするの、などと宣っているが、下らないことだ。自分には恋愛感情の無い相手に優しくしてやるなど、そんな器用な芸当はできない。補助監督にお詫びをするのも─男である以前に、人間として当然のことだ。そうこうしている内に、夜蛾の待つ学長室へと到着した。ノックをして足を踏み入れ、「失礼します、鮫島です。報告書の提出に来ました。」と声を掛けながら夜蛾に報告書を提出し。)


五条悟
「…お。」
(伊地知の運転する車に暫く揺られていたが、ふと携帯が新着メッセージを告げた。それを開いてみると、送り主は家入で─メッセージと共に、彼女の写真が添付されている。どうやら生徒達に問題を教えているらしいその様子に、思わず頬が緩んで。)

  • No.224 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-07 17:38:44 



五条悟

「旭がそのつもり無くてもそうなる可能性はあるって~」

(はっきりと恋愛感情は無いと言ってくれるのは安心出来て嬉しいが、相手がどう受け取るかは分からない。旭はそれなりにモテるし心配だ。報告書の提出について歩きながら言い返す。そうしていると学長室に到着し旭が中に入る。それに続いて僕も「失礼しまーす」と中に入って。夜蛾は旭から報告書を受け取りながら僕に気付けば「悟も何か用か?」と訊ねる。その言葉に首を振り「全然。旭に付いてきただけでーす。」といつもの調子で答えて。)



胡桃沢彩莉菜

「そうだったんだ?」

(解き方を教えると生徒達は理解したようで口々にお礼を言われる。そして、釘崎は「五条先生なんて適当でこれ解いといてってプリント渡すだけだからくるみちゃんが副担任になってくれてホント良かった。」と彼の文句を述べていて。伏黒も頷き「質問しても適当な答えしか返ってこないしな。」と告げて。虎杖も「確かにテキトーだよなぁ。」と同意していて。その3人の話に私が働き始める前の光景が想像出来てクスッと笑みを浮かべて。)


  • No.225 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-07 21:09:26 

鮫島旭
「………すみません、先輩は無視してください。」
(─先程から異様に五条先輩がしつこい。恋愛感情など無い、と言っているのに引き下がってくる。五条先輩の軽い言葉に渋い表情を浮かべる夜蛾に頭を下げ、苦笑を見せると─夜蛾は「…大変だな。」と労るような言葉を掛けてくれた。軽く頭を下げてそれに答えておき、いつものことだが特に小言を貰うこともなく─学長室を後にする。その後は職員室に戻り、椅子に腰を下ろした後仮眠を取って。)


五条悟
「……面倒臭っ。」
(到着した辺りには特級を含む数体の呪霊が彷徨いており、思わず文句が口から漏れる。適当に術式を発動させ、近くにいる数体を一気に祓った。特級は流石に一度では祓い切れなかったが─あまりに面倒だったので体術で吹き飛ばして。)

  • No.226 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-07 22:07:50 



五条悟

「旭、僕の肩貸してあげるよ?」

(夜蛾と旭のやり取りを特に気にすることなくにこにことしながら聞き流して。学長室を出て職員室に戻ると旭は仮眠を取るようで。当たり前のように隣にデスクチェアを持ってきて座れば自身の肩を指さしてにこりとして告げる。そして続けて「一緒に眠った仲なんだし、遠慮する事ないよ♪」と周りが聞けば勘違いするような事を躊躇いもなくいつもの音量で口にして。)


胡桃沢彩莉菜

「うん、またね。」

(暫く1年生達に教えてあげながら談笑していたが、定時時間に近付いていた。生徒達にそろそろ寮に戻るように伝えると素直に了承し職員室を後にした。手を振りそれを見送ると自席に腰を下ろし、生徒達に教えるための教材を準備して。そうしていると定時時間になったが彼を待つためもう少し作業することにする。その前に休憩をしようと手作りしたカップケーキを鞄から取り出して。)


  • No.227 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-08 10:15:11 

鮫島旭
「………睡眠の質が悪くなりそうなので、結構です。」
(姿勢を崩し、背凭れの上辺りに首を預ける体勢を取りながら─視線だけを五条先輩の方へ向けて冷たく言い放つ。先輩の発言の所為で、周囲からの目線を妙に感じるが─まあ後で弁明しておけば問題ないだろう、と考えて瞳を閉じた。その後、眉間に皺こそ寄っていたが─微かに開いた唇から立てる静かな寝息は穏やかそのものかつ、全くの無警戒な様子で静かに寝入っていて。)


五条悟
「早く出してよー。」
(再び伊地知の運転する車に乗り込み、後部座席から運転席を蹴る。怯えながら発進した車の窓から外の景色を眺めていると、いつの間にか高専に到着していた。報告書もそこそこに職員室へ飛び込み、彼女の姿を探して。)

  • No.228 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-08 11:19:14 



五条悟

「…ちょっとくらい、いいよね。」

(あの時ぐっすり眠っていたくせに。そう言い返そうかと思ったがその前に旭は目を閉じてしまった。じっと観察していると眠ったようで寝息が聞こえてきた。その様子に優しく髪を撫でてみる。近くで見ていると無警戒に薄く唇を開き寝息を立てている様子にキスをしたくなってしまう。いつも冷たくされて我慢しているんだから少しくらい良いよね。僕の前で無防備な姿を見せている旭にも非がある。周りが見ているか見ていないかはお構い無しにそっと唇を撫でると立ち上がり上から顔を近づけ唇を重ねて。)



胡桃沢彩莉菜

「あ…五条くん、おかえり。」

(カップケーキを鞄から取り出し包んでいた袋から取り出していると、家入がそれに気付いたようで「それ、手作り?」と訊ねられた。家入に目を向けては笑みを浮かべ頷き「うん、お休みの日とか時間のある時に作ってるんだ。」と答えた。家入は私の言葉に「そういえば学生の頃もよく作ってたな。」と言った。学生時代に手作りしては家入と夏油と彼によく食べてもらっていたと思い出し懐かしく思えば「そうだったね。…あ、硝子も食べる?」と訊ねた。家入は頷き「久しぶりに貰おうかな。」と答えた。その言葉に笑みを浮かべカップケーキを渡そうとしていては職員室の扉が開かれた音がした。手を止めて其方に目を向けると彼が居て。笑みを浮かべ声を掛けて。)


  • No.229 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-08 12:33:17 

鮫島旭
「………ん…」
(途中で呼吸を阻まれたことにより、小さな声が喉の奥から漏れる。一瞬敵か、と思ったものの、周囲に漂う気配に不審な点は無い。寝惚けた頭で感覚を研ぎ澄ませてみても、職員室の中には─先程と同じように─五条先輩と七海、そしてその他の術師の気配しか漂っていなかった。そしてこれは、自分の預かり知らぬことではあるが─丁度近くに居た七海は、五条先輩が自分にキスをする現場を目撃してしまったようで─「…旭に何をなさっているんですか、五条さん。」と少しばかり咎めるような色を纏っていて、そして何処か気まずそうにも聞こえる、何とも表現し難い声色と表情でそう問い掛けて。)


五条悟
「彩莉菜ー!ただいま!」
(彼女の姿を見つけただけでも上機嫌、その上笑顔まで向けてもらえたことで─尻尾を振る犬のような笑顔で彼女の方へと飛び付いた。家入には相変わらず、ドン引きの眼差しで見られているが─軽く手を上げつつ、ごめんねー、と軽い調子で謝罪して。)

  • No.230 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-08 17:37:38 



五条悟

「ん?何してるも何も見たらわかるでしょ、キスだよ。」

(旭に唇を重ねていると、目撃したようで七海に問い掛けられた。唇を離すと七海に目を向ければ見られたことを気にすることも無く悪びれることも無く素直に答えた。そうだ、七海にはウザ絡みすると決めていたんだった。そう思い出すと七海の肩に腕を回し「七海さぁ…旭のこと家に泊めてるんだって?この前旭と飲みに行った時、七海と勘違いされてさ。水口移ししてあげるって言ったら七海なら良いって受け入れられたよ。どれだけ仲良いの?」といつもの口調ではあるがワントーン低い声で絡む。)



胡桃沢彩莉菜

「わ、…ふふ、お疲れ様。」

(彼に笑顔を向け声を掛けると、まるで犬のような笑顔で飛び付いてきた。目を瞬かせ驚きながらも抱き留めて。そして少し恥ずかしさはあるが飛び付いてきてくれたことは嬉しくて笑みを浮かべては労いの言葉を掛けて彼の背中に手を回し撫でてあげて。カップケーキを手に持っているのを思い出しては「硝子、はいこれ。」と家入に手渡そうと家入に向け手を伸ばして。)


  • No.231 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-08 18:37:15 

鮫島旭
「………」
(目前で起きている静かな修羅場など露知らず。塞がれた唇が解放されたことによって、より呑気に眠っている自分を余所に─職員室の空気は酷く冷え切っていた。肩に腕を回された七海は「ただの友人ですよ。…旭は…家入さん程では無いにしろ酒癖が悪いので、酔うと自宅の鍵を探すのも難しい程の前後不覚になるんです。そんな相手を道端に放置して帰る訳にもいかないでしょう?…口移しの件も大方、酔って何も分からなくなっていただけだと思いますが。」とあからさまに面倒そうな表情を浮かべ、周囲の目線に眉を顰めている。「と言うより…どうして旭にキスをしていたんですか?…男同士でしょう。」七海は普段通りの声に聞こえるが、その実何処か─言葉尻に嫉妬を纏ったような声で、逆にそう問い掛けて。)


五条悟
「疲れたー。」
(背中を撫でてくれる彼女に凭れ掛かり、労りの言葉に機嫌を良くして甘える。家入へのカップケーキを取ろうとしたが、それより先に家入の手が伸びてきてそれを取った。「おー、あんがと。」と笑う家入に口パクで─眼の前でやるな、と咎められる。その言葉にべ、と舌を出して。)

  • No.232 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-08 20:34:37 



五条悟

「好きだからに決まってるじゃん。勿論ライクじゃなくてラブね。好きな気持ちに男も女も関係ないでしょ?…ただの友人なら僕が旭に何しても七海には関係無いよね?」

(七海は普段通りの声に聞こえるが、何処か嫉妬を纏ったような声で問い掛けてきた。僕は学生時代から旭の事が好きで旭が初恋だ。その想いをずっと今まで募らせている。男同士も関係無い。好きなら別に性別なんて関係無いだろう。七海も旭の事を好きだと言うのなら旭は僕と七海ならきっと七海を選ぶ。それだけは阻止したい。七海がそんな事を言い出す前に七海は邪魔をするなと言う気持ちを込めて牽制をする。)



白雪咲桜

「口に合うと良いけど…」

(甘える彼に背中を撫でてあげてつい甘やかしてしまう。家入の前であるため少し恥ずかしくあるが彼は離れる様子は無い。家入にカップケーキを渡すとお礼を告げ受け取ってくれた。学生時代には家入や彼によくお菓子を手作りして振舞っていたものの卒業して今に至るまで他人に振る舞うということはなく自身で食べる事しか無くなっていた。食べてもらうのは久しぶりで少し緊張してしまう。不安げな様子で家入が食べる様子を見ていて。)


  • No.233 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-08 21:05:49 

鮫島旭
「………ん゛…。」
(更に空気が冷えた職員室の気配に充てられ─流石に目が冴えてきた。寝起きで少しばかりぼやける目を指先で擦り、低く唸るような声を漏らす。─五条先輩から牽制された七海は、自分が起きたのに目敏く気付いたようで─「……五条さん。旭に意識して欲しいのなら、もう少し行動を改めた方が良いと思いますよ。…では。」と軽く頭を下げ、肩に回された手を解いては職員室を立ち去っていった。その背中だけが視界の端に見え、首を傾げながらもぼんやりとしていて。)


五条悟
「…僕にはないの?」
(家入がカップケーキを食べ、「美味いじゃん。」と笑う姿を恨めしそうに眺めながら─彼女の方へと目線を向け、そう問い掛ける。家入は勝ち誇ったように鼻を鳴らし、「彩莉菜、恵んでやりなよ。」と声を掛けて。)

  • No.234 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-08 21:37:03 



五条悟

「あ、旭起きたんだ。ぐっすりだったね、おはよー」

(七海を牽制していると旭が唸るような声を漏らした。七海は起きると察したのか去って行った。行動を改めるってどういうこと?僕、旭の気を引きたくて今まで頑張ってきたんだけど。今の僕じゃ駄目ってこと?確かに旭には嫌われているのはびしびし感じるし、どうにかしないととは思う。しかし何がいけないのかイマイチ分からない。七海が立ち去っていった方を眺めながら首を捻りながらも旭の方に向き直ればぼんやりと首を傾げている旭にはいつもの調子で声を掛けて。)



胡桃沢彩莉菜

「あ…うん、そうだね。五条くんもどうぞ。」

(久しぶりに食べてもらうため不安で家入が食べるのを見ていると褒めてくれた。ほっと安堵しては胸を撫で下ろし「...良かった。」と呟く。そうしていては彼が僕にはないのかと問い掛けてきた。家入からも声を掛けられては、こくりと頷き何個か持ってきていたため袋からカップケーキを1つ取り出す。家入にあげたシンプルなカップケーキとは違い、チョコチップが入っているカップケーキで。彼は甘い物が好きなためシンプルなものではないものを選んだ。彼の前に見せて渡そうとして。)


  • No.235 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-08 22:06:56 

鮫島旭
「………今、健人が職員室出てくのが見えたんですが…何かあったんですか?」
(五条先輩の声には─寝起き特有の、地を這うような低い声で適当に挨拶を返した後、今しがた目にした七海の背中についてそう問い掛ける。─問い掛けておいて何だが、五条先輩のことだ。また何かしらで絡まれ、嫌になった七海がそれ以上絡まれる前に出ていった─という所だろう。一応は返答を待つものの、ほぼ脳内で自己完結して─大きく伸びをした。妙な姿勢で寝た所為か、凝り固まった関節がバキバキと音を立てて伸びるのが分かる。─職員室を出た七海は、「…あの反応……多分、分かってないんでしょうね。……全く……」クソが、と小さく愚痴を垂れ、そのまま高専を後にして。)


五条悟
「わーい、ありがとー!」
(眼の前に差し出されたカップケーキを、我ながら子供のようにはしゃいで受け取り─ぐあ、と大口を開けて齧り付いた。一口でほとんど口の中に消えたカップケーキを咀嚼していると、思わず表情が緩んでしまう。─相変わらず美味しい。ニコニコとした上機嫌な笑顔で彼女を見つめ、感想を述べて。)
「ん、やっぱり美味しいねー。」

  • No.236 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-08 23:24:31 



五条悟

「別に~?ただ話してただけ。」

(起きた旭は七海のことを訊ねてきた。旭のことを話していたなんて本人に言う訳にはいかない。誤魔化すようにテキトーに答えた。七海と話して分かったが七海に旭を近付けてはいけない。僕の行動が何やらと言っていたが皆目見当もつかずそれはまたじっくり考える事にする。取り敢えず今は七海に旭を近付けさせないことが最優先だ。そう思えば伸びをしている旭に目を向けては「あ、そうだ。今度七海と飲みに行く時は僕も誘ってよ。」とにこにこしながら告げて。)



胡桃沢彩莉菜

「...良かった。まだあるから食べる?」

(彼にカップケーキを渡すと子供のように喜び受け取りあっという間に食べてしまった。味は口に合っただろうかと気になり様子を見ていれば笑顔でやっぱり美味しいと感想を述べてくれた。やっぱりと言う言葉に学生時代に振舞っていた事を覚えていてくれたことが嬉しくて笑みを浮かべ安堵して。そして、まだ何個か残っているカップケーキが入っている袋を手に取れば首を傾げ勧めてみて。)


  • No.237 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-08 23:46:23 

鮫島旭
「………は?意味が分からないんですけど。」
(何やら先輩に誤魔化された気がしないでもなく、そうですか、と適当に答えて眉を顰めていると─あろうことか五条先輩は、今度七海と飲みに行く時には自分を誘え、などと口にした。その言葉の意味を脳が理解するより早く、脊髄反射で低い声が出てしまう。仲の良い同期と二人で飲みたいのに、どうして─わざわざ嫌いな先輩を誘わなくてはいけないのか。いつものことだが思考回路が理解できず、眉間の皺をいつも以上に深くしながら─五条先輩をジロリ、と見遣って。)
「……嫌ですけど。なんで七海と飲みに行くのに、五条先輩を誘う必要があるんですか?…それに五条先輩、下戸なんですから…来たところで意味無いでしょう。」


五条悟
「勿論!」
(彼女が笑ってくれると、何故だか自分まで楽しくなってくる。─ああ、付き合い初めのカップルの恋愛脳ってこんな感じなんだなあ、と今更なことを思いつつ、彼女が手に持つ袋を見て笑った。彼女の手作りならいくらでも食べられる。家入は死んだ魚のような目で窓の外を見ていて─後で日本酒の詰め合わせを渡そう、と決心し。)

  • No.238 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-09 01:03:53 



五条悟

「そんな事言わずにさー。2人が飲み過ぎても良いようにって思って。下戸の僕がいたらそこんとこ安心でしょ?前みたいに優しーく介抱してあげるよ?」

(七海と旭を近付けてはいけないという一心から飲みに行く時は僕も誘うように言った。眉間の皺をいつも以上に深くしジロリと睨まれ断られた。まぁ、そうなるよね。何となく予想はしていたよ。だがここは諦める訳にはいかない。旭が七海との口移しを許すのであれば2人の間にあの様な事が起こる可能性も無くはない。酔っ払っての事であっても僕以外の奴とそんな事が起こるのは許せない。そう思い、納得してくれそうなそれっぽい理由を探し告げてみる。)



胡桃沢彩莉菜

「喜んで貰えて良かった。...今度皆で食べられるように沢山作って持って来ようかな。」

(まだ食べるかと彼に訊ねると笑って勿論と答えた彼。その笑顔を見ては私まで笑顔になってしまう。恋人と過ごすのってこんなに幸せな事なんだ。彼に残りのカップケーキを渡しながらそんな事を考える。しかし、自身の手作りしたものを喜んで食べて貰えるのは嬉しい。今度は生徒や補助監督や他の関係者にも頑張っている皆に差し入れでも出来たらと思い呟く。家入は死んだ魚のような目をしていたがその呟きを耳聡く聞いていては彼の反応を楽しむような表情に変わり「良いんじゃないか?五条1人に独り占めさせるのも勿体ないしな?」と告げて。)


  • No.239 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-09 08:35:42 

鮫島旭
「………健人はセーブして飲めるので、来てもらわなくても結構です。」
(─下らない。自分はまあ、時折記憶が無くなるまで飲んだりするが─七海は基本的に飲む量を調節しているように見える。というかそもそも、嫌いな先輩を誘う義理など無い。先程と同じく眉を顰めたまま、五条先輩の提案を冷たく突っ撥ねた。─今日は色々と疲れた─七海と飲みに行こう。握ったままだった携帯の電源を入れ、メッセージアプリを開いて『今日、飲みに行かないか』と─五条先輩には見えないようにメッセージを送信する。少しの間を置いた後、了承する旨の返事が返ってきた。携帯をスリープし、尻ポケットに戻して。)


五条悟
「………」
(余計なことをするな、と言わんばかりに家入を横目で睨んだが─当の家入は何処吹く風といった様子で笑うだけだった。眉を顰め、若干不貞腐れはしたものの─駄々を捏ねて彼女に嫌われるのも嫌なので、仕方無しに「…いいんじゃない?」と口を開いて。)

  • No.240 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-09 10:42:19 



五条悟

「でも七海も遠慮せずに飲みたいでしょ。試しに1回だけでもさ?僕が奢るから3人で行こうよ~」

(それっぽい理由を並べてみたものの旭は眉を顰め冷たく突っ撥ねた。しかしここで諦める訳にはいかない。何やら携帯を操作しているが僕に見えないようにしている。何時もならもう少し隙が有り盗み見る事が出来るのだが今回は出来ない。これは僕に見られたくない何かあるな。もしかして七海か?また嫉妬が渦巻くのを感じながらも表面には出さず今度は奢ると条件を付けて食い下がる。)



胡桃沢彩莉菜

「うん、そうしようかな。」

(家入と彼からの賛成の言葉に背中を押され作ることに決める。心做しか彼の表情が目隠し越しだから分かりにくいが不満そうなのは気のせいかな?首を少し傾げながらもどんなのを作ろうかなとあれこれ考える。やはりカップケーキやクッキーのようなものが食べやすくて良いだろうか。そう考え決める。学生時代の時1番私のお菓子を食べてくれて気に入ってくれていた彼。今も美味しそうに食べてくれた。彼には何か特別に作りたいなと思い「...五条くんはどんなの食べたい?」と訊ねてみる。)


  • No.241 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-09 11:16:16 

鮫島旭
「………しつこいですね、嫌だって言ってるじゃないですか。」
(尚も食い下がってくる五条先輩の姿を見ていると─ビキリ、と額に青筋が浮かぶ。ここが職員室で無かったなら、問答無用で─この、無駄に造形の整った顔を一発ぶん殴っているところだ。その様子を見かねたのだろうか、いつの間にか医務室から戻って来ていた家入先輩が「…一回だけ付き合ってやれよ。嫌だったら、そこから断ればいいだろ。」と声を掛けてくる。─夏油先輩が離反した今、唯一尊敬できる家入先輩にそんなことを言われてしまうとどうにも断り辛く、仕方無しに─これ見よがしに長い溜息を吐き出しながら、渋々頷いて。)
「……1回だけですよ。…今日、健人と飲みに行くので…五条先輩もどうぞ。」


五条悟
「んー…ガトーショコラ!」
(彼女からの問いに暫く考え込んだ後、元気よく挙手して答えた。─少し苦いらしいが、彼女が作ってくれるなら問題無く食べられるだろう。机に頬杖をついた家入が口の動きだけで「きしょ」と笑ったのが見えたが、つん、と顔を背けて。)

  • No.242 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-09 14:02:05 



五条悟

「行く行く!楽しみだな~」

(諦める訳にはいかず食い下がっているとしつこいと額に青筋が浮かんでいる旭。これはそろそろ引いた方が良さそうかと思い始めた時、一筋の光が。硝子が付き合ってやれと言うと旭は渋々了承した。僕には反抗するのに硝子の言うことは聞くってそれはそれで腹が立つが了承してくれたので良しとする。今度硝子に良い酒を買ってあげよう。そんな事を考えながらも旭の言葉にうんうんとご機嫌で頷いて。しかし、今日ということは先程携帯を弄っていたのは七海とやり取りしていたという事だったんだ。諦めなくて良かった!と食い下がった自分を褒めて。)



胡桃沢彩莉菜

「分かった、ガトーショコラだね。」

(彼に何食べたいかと訊ねると元気よく挙手しガトーショコラと答えた。ガトーショコラならレシピもあまり難しくないし作れそうだ。そう思い頷き了承をした。材料も確か今家にある物でできそうだ。今日にでも作って明日渡せそうかな。...それなら今から家に来てもらって夕食とガトーショコラを作ってご馳走するのも良いかもしれない。「そうだ...良かったらだけど今から私の家に来てガトーショコラ食べて行かない?夕食も一緒にご馳走出来ればなって思うんだけど...どうかな?」と伝えてみた。家入も居るのに彼だけ誘うのもどうかなと思い2人に目を向け訊ねてみた。)


  • No.243 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-09 14:49:07 

鮫島旭
「………そうだ、家入先輩もどうですか?」
(結局五条先輩が来ることになってしまったが─そうなるとどうにも気乗りしない。そう言えば、今日飲みに行くのは─以前、家入先輩が行きたいと言っていた居酒屋だ。そのことを思い出し、家入先輩に尋ねてみた。すると家入先輩は─「お、いいのか?」と乗り気な反応を見せてくれる。このまま何の問題も無く、家入先輩が一緒に来てくれれば万々歳なのだが─と思いつつ、爽やかな笑顔を向けながら頷いて。)
「ええ…家入先輩が来るなら、楽しくなりそうですし。」


五条悟
「勿論行くよー!…硝子はどうするの?」
(彼女からの思わぬ提案に笑顔を浮かべ、了承する旨を告げる。家入にはどうする、と尋ねつつも─暗に来るな、と言わんばかりの圧を掛けた。家入も理解してくれたようで、「いや、私はいいよ…今日も徹夜だろうからな。」と軽く手を振って断り、椅子ごと身体を回転させる─その背中に小さく親指を立てて。)

  • No.244 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-09 15:53:45 



五条悟

「硝子も来るの?...まぁ、賑やかで良いんじゃない?」

(るんるんと楽しみにしていると旭が硝子も誘い出した。そんなに僕が嫌なのか。硝子も乗り気な反応で。旭と2人きりなのに硝子も誘われたら反対するが元々七海も居る。それなら1人増えても別に構わない。硝子なら察してくれてさっきみたいに助け舟を出してくれる可能性もある。しかし、硝子が飲み過ぎた時がめんどくさいがまぁ何とかなるでしょ。そう考え特に反対せず了承をして。)



胡桃沢彩莉菜

「そっか...頑張ってね。明日持って来るよ。」

(先程の少し不満気な様子の表情から一変し笑顔で彼は了承した。硝子はどうやら徹夜で来られないらしい。それなら仕方ない。残念そうな表情を浮かべながらも明日ガトーショコラを持ってくることを約束した。それなら硝子の邪魔をしないためにも自宅に帰ることにする。荷物を纏めデスクの上を整理すると鞄を肩に掛けて準備を終えると彼の方に目を向けて「五条くん、行こうか。」と声を掛けて。)


  • No.245 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-09 16:52:27 

鮫島旭
「……じゃあ、授業終わりに─と言ってもまあ、そろそろですけどね。」
(全員の了承を取った後、壁の掛け時計が指す時間に目を遣って─発しかけた言葉を一旦飲み込む。時計の針が定時を指したのを見計らい─デスクの上を適当に整え、椅子を引いて席を立った。「…俺は、七海を迎えに行くので…家入先輩、五条先輩のことは頼みました。」と言い残し、絡まれる前に職員室を後にする。─その背中に手を振って見送った家入は溜息を一つ、五条の方を振り返って「……五条…お前、相変わらず鮫島のこと好きなんだな。……七海に嫉妬とか大人気ねー。」と嘲るように笑って。)


五条悟
「ん。じゃあ硝子、頑張ってねー。」
(彼女の準備が終わったのを確認し、声に答えて立ち上がる。早く行ってこい、と言わんばかりに手を振ってくる家入に声を掛けると─家入は「…はいはい、じゃあな。」と適当な返事を返して大欠伸をした。その後は彼女の隣を陣取って高専を出て。)

  • No.246 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-09 19:36:37 



五条悟

「うん、大好きだよ。...だって七海、旭に気あると思うんだよねー」

(時計の針が定時を指すと七海を迎えに行くと言う旭。2人にしてはいけないと僕も行くと告げようとするより早く硝子に僕を託すと職員室を出て行った。旭の背中を不満気に見送っていると振り返った硝子が旭への想いと嫉妬について言及してきた。大人気ないと言うがそんなの関係ない。好きな人と仲良くしている奴がいたら誰だって嫉妬するものだ。それに先程の七海、嫉妬をしているような雰囲気だった。油断出来ない。硝子の言及に頷き即答し、その後 声のトーンを下げ答える。)



胡桃沢彩莉菜

「ここだよ、どうぞ。」

(硝子に手を振り職員室を出ると彼と並び高専を出た。_それから彼と他愛ない話をしながら自宅に向かっていると、マンションが見えてきた。高専に勤務することになって高専に近めのマンションに引っ越した。エントランスに入ると鍵で開きエレベーターに乗り自身の部屋の階のボタンを押し部屋のある階まで向かう。エレベーターを降り自身の部屋に到着すると鍵を開けドアを開き彼に入るように促して。そういえば異性を部屋に入れるのなんて初めてかもしれない。部屋綺麗にしてたよね?心配になり外からちらとリビングを見れば特に散らかっておらず安堵して。)


  • No.247 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-09 20:49:59 

鮫島旭
「……健人、迎えに来たけど…起きてるか?」
(職員室の中の会話など露知らず、七海の家のインターホンを押して声を掛ける。すぐ行くのでそこで待て、と言う旨の返答が返ってきて、大人しく待っていると─それから少しして、普段のスーツに身を包んだ七海が顔を見せた。お待たせしました、と礼儀正しく頭を下げながら出てくる七海を連れ、先に現地へと向かう。─五条の言葉を聞いた家入は乾いた笑い声を上げ、「ま、アイツらは昔から仲良かったからなー…そういう関係になってても、あんま違和感は無い感じするな。」と言いながら携帯の画面を見て─「アイツら先に居酒屋入ってるってよ。」と言い。)


五条悟
「はーい、お邪魔しまーす。」
(高専を出て歩き、彼女と他愛の無い話をしている内に─いつの間にか彼女の家に到着していた。彼女の家に上がるのなど、初めてな気がする。興味深そうに部屋の中を見回し、綺麗に片付いた部屋のソファに腰を下ろして。)

  • No.248 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-09 21:57:54 



五条悟

「不穏なこと言わないでよ。本当にそうなったらどうすんの?」

(硝子は付き合っていても違和感は無いと言う。確かに学生時代から仲が良かったのは知っている。だが学生時代は学年も違うし2人が仲良くするのを阻止する事は出来なかった。だから偶に会う時があれば必ずウザ絡みしていたけど。僕より七海の方が旭と過ごした時間は長い。そういう関係になっても可笑しくはない。硝子にムッとして言い返す。そうしている間に旭と七海は先に居酒屋に居るらしい。一刻も早く2人の元に向かわなければ。家入に手をひらひらとさせながら「僕先に行ってるから、硝子はゆっくり来なよ。また後でねー。」と告げては硝子に何か言われる前に瞬間移動して居酒屋の前に到着して。)



胡桃沢彩莉菜

「...これ学生の時のアルバム。懐かしくない?良かったらこれ見て待ってて。」

(部屋の中に入った彼は部屋を見回しソファに腰を下ろした。その間にキッチンからオレンジジュースをコップに入れ持ってきてテーブルに置いて。部屋の中を見られるのは少し恥ずかしくて棚から高専生時代のアルバムを取り出すと彼に渡してキッチンの方に向かい。冷蔵庫を確認するとハンバーグでも作ろうと思い材料を取り出すと作り始める。彼に渡したアルバムには皆で写った写真や自身の写真もあるが、あの頃から彼のことを想っていたため彼の隠し撮りしていた写真など、彼の写真を多めに撮っていた事を忘れており。)


  • No.249 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-10 15:07:16 

鮫島旭
「……お前も相変わらずだよな…また絡まれたのか?」
(店員には後から連れが2人来る、と言って先に自分名義で4人掛けの座敷席を取り─我先にと生ビールを注文した。元気よく返事をして立ち去った店員を見送り、注文が来るまでの暇な時間。隣の席に座る七海に声を掛ければ─七海は少しの間を置いて頷いた後、「…旭も相変わらず絡まれているようですね。」と、普段よりは何処か柔らかい表情で答える。もう慣れたよ、と五条先輩への嫌味を込めて鼻で笑ってやれば、釣られたように七海も軽く破顔した。─一人残された家入は職員室の扉を引き開け、「……ガチ恋初心者ってめんどくせー…」と小さく呟きながら居酒屋へと向かって。)


五条悟
「はーい。」
(本音を言えば、もう少し彼女の部屋を見たかったが─ここは大人しく引き下がり、渡されたアルバムに目を通す。家入や夏油と一緒に映ったものもあれば、彼女と映っているものもある。懐かしいな、と思いながらぼんやり眺めていると─夏油と馬鹿笑いしている自分の写真に突き当たった。だがその写真は、正面から撮られたものではない。少し不思議に思いつつも、彼女が戻ってくるのを待って。)

  • No.250 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-10 16:10:48 



五条悟

「いたいた!お待たせー」

(瞬間移動で居酒屋の前まで到着すると、店の中に入る。店員が来たため連れが待っていることを告げれば旭達が伝えていたようですぐに分かったようで座敷席に案内される。到着すると中に旭と七海がいるのを見つけいつもの調子で声を掛け2人の向かいの席に腰を下ろす。旭の隣が良かったのに七海に取られていた。旭に気付かれないよう若干七海に無言の圧を掛けて。そして2人に「もう何か頼んだ?」と訊ねて。)



胡桃沢彩莉菜

「もうすぐ出来るよ。...あ!」

(ハンバーグを作ることに決めて、材料を準備して作り始める。程なくしてハンバーグを焼き終えると皿に盛り付け野菜も添えるとダイニングテーブルに並べる。彼に目を向けると、大人しくアルバムを見てくれているようで安堵して。近寄り声を掛けながらアルバムに目を向けると、隠し撮りしていた写真を見られていた。すっかりそんな写真があることを忘れていた。あの後のページにも彼が居眠りしている写真やサングラスを外した姿など何枚かある。思わず声を上げて。)


  • No.251 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-10 16:44:29 

鮫島旭
「……自分の分のビール、頼みましたけど。」
(店のドアが開き、五条先輩が顔を見せたかと思えば─向かいの座布団へ腰を下ろす。嫌な先輩の顔を見ながら酒を飲むのは御免だったが、かと言って─隣に来るのも余計嫌だ。七海が自分の隣を陣取ってくれていることに少しだけ安心しつつ、先輩からの問い掛けに渋々答える。早く家入先輩が来ればいいのに、と内心思いながら店員が注文を運んでくるのを大人しく待っていた。─一方七海は─五条からの圧など素知らぬ顔で受け流しており、家入はのんびりと歩いて居酒屋の前に到着して。)


五条悟
「んー?どうしたの?」
(彼女が上げた声に首を傾げつつも、アルバムのページをぱらりと捲る。途端、呑気に口を開けて机に突っ伏しながら寝ている─学生時代の自分の写真が目に飛び込んできた。こんな時もあったな、と思いながらその写真を眺めて。)

  • No.252 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-10 20:45:56 



五条悟

「じゃあ僕も飲み物頼もー。すみませーん、オレンジジュース1つ。」

(何か頼んだのか問うと飲み物は頼んだらしい。それなら僕も飲み物を頼むかとメニューを手に取り眺める。アルコール類は色々種類があるがソフトドリンクは余りないためサッと目を通すと決めて近くを通りがかった店員に飲み物を注文した。そして、2人に目を向ければ頬杖をついてニコニコとしながら「いつも2人で飲みに来て何の話してるの?」と訊ねて。2人が色恋に発展する様な話をしていてはこれは今後も2人で飲みには行かせられない、そう思い訊ねており。)



胡桃沢彩莉菜

「な、なんでもないよ。懐かしいなって思って。」

(思わず声を上げてしまうと彼は首を傾げながらも次のページを捲ってしまった。居眠りしている写真に彼は特に何も言うことも無く眺めている。何も指摘されない事に安堵しては声を上げたことを誤魔化すように伝える。しかしこのまま見ていると彼の写真ばかりなため不審がられ無いだろうかと内心焦るが何も言えず冷や冷やとしながら一緒に眺める。)


  • No.253 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-10 22:04:30 

鮫島旭
「…………仕事の話ですよ。」
(流石に本人の前で愚痴を言っている、などとは言えず─適当に誤魔化しておく。七海も察してくれたようで、相槌を打つ姿が視界の端に入った。早く家入先輩が来ないものか、と再び思ったその時、居酒屋のドアが開く。家入先輩が此方に手を振りながら近寄って来て、「遅れて悪いな。」と声を掛けてきた姿に─思わず表情が緩み、手を振り返して家入先輩を招いた。家入先輩は「おー、」と軽い調子で返答して席に腰掛け。)
「……すみません、急にお誘いして…どうぞ。」


五条悟
「ん、ホント懐かしいよねー。」
(一瞬だけ、どうして自分の写真しかないのか─と疑問に思ったものの、彼女が隣に来てくれたことでその疑問は霧散した。ニコニコと上機嫌に写真を眺め、自分でも忘れていたような姿の写真などを見つめて─こんなことしてたっけ?と笑って。)

  • No.254 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-10 22:56:47 



五条悟

「硝子遅かったねー」

(何処か誤魔化している感じの反応に追及しようとしていると硝子が来た。旭は表情を緩め手を振り返している。何その反応…。僕が来た時はそんな反応しなかったのに。心の中は嫉妬で燃えているが表情には出さず僕もひらひらと手を振り硝子に声を掛ける。僕の隣に腰掛けた硝子に旭は謝っている。何この僕との態度の差!僕も先輩なんだけど。腹いせに2人の話に割って入り「気にする事ないって!硝子はお酒飲めるなら別に良いんだから。」と硝子の代わりに答えて。)



胡桃沢彩莉菜

「五条くんよくこんな事してたよ。」

(ヒヤヒヤとしていたが、彼は特に指摘することなく上機嫌で懐かしそうに写真を見ていた。その様子に安堵して隣に座ると私もその当時を思い出しながら笑みを浮かべ答える。ページを捲っていると彼がサングラスをしていない姿で硝子が彼のサングラスを付けている写真があった。「あ…硝子、五条くんのサングラス付けてる。」と呟く。この時、私も付けてみたいなと思ったが言い出せず硝子は直ぐに彼からサングラスを奪われていた。後から硝子にその事を言うと五条に強請れば付けさせて貰えると言われたが結局言い出せなかった。)


  • No.255 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-11 08:47:39 

鮫島旭
「………」
(五条先輩が割り込んできたことに眉を顰めていると─家入先輩が「気にしなくていい、五条の言う通り…私も飲みたかったしな。」とフォローするように笑う。何か言おうとして口を開きかけた時─頼んでいたジョッキが眼の前に置かれた。苛立ち紛れにそれを引っ掴み、中身を一気に喉へと流し込む。「相変わらずだなあ、」煙草に火を点け、感嘆したような声を漏らす家入先輩には小さく笑ってみせた。家入先輩は煙草を1本吸い切った後、次々に日本酒やら焼酎やらを注文する。自分も料理やら何やらを注文するうち─いつの間にかテーブルの上は空き瓶と空のジョッキ、そして空の皿でどんどん狭くなってきた。─ストレスが溜まっているからか、脳にアルコールが回るのがいつもより早い気がする。「……けんと、みず。」と何処かぼやけた発音のまま、隣にいる七海に水を要求すると─七海は溜息を吐きながらも水を手渡してくれたので─ふにゃり、とだらしなく笑いながらその水を受け取って口を付け。)
「……あんがと、」


五条悟
「うっわ、懐かし…」
(彼女の手を目で追って、ページ内の写真を眺めていると─随分と懐かしいものが目に飛び込んだ。そこには─サングラスを掛けてピースする家入と、夏油に取り押さえられながらもサングラスを取り返そうと躍起になる自分が映っている。あまりの懐かしさに思わず声が出て。)

  • No.256 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-11 10:54:34 



五条悟

「旭、もう酔っちゃったの?」

(僕との対応の差に腹いせに割り込むと旭は眉を顰めていた。しかし、硝子がフォローしてくれた。流石硝子!硝子ならそうしてくれると思ってた。今度美味しい酒を買ってきてあげないとな。そう思っていると頼んでいたものが届いたようで。旭は相変わらずの飲みっぷりで一気に飲んでいる。それからお酒やら料理やらを頼んでいるうちに旭は酔ってしまったようで。呂律の回らない様子で七海に水を要求している。七海が水を渡すとだらしなく笑い受け取っている。水くらいなら僕に言えば良いのに。僕にああして笑い掛けて欲しい。内心でモヤモヤと思いながらも何時もの口調で旭に声を掛ける。)



胡桃沢彩莉菜

「ほんとだね…この時は言い出せなかったけど、実はこの時私も五条くんのサングラス掛けてみたかったんだ。」

(呪術師ではなく一般の道に進んだ時、アルバムを見返しもう会えないと思うとあの時言えば良かったかなと少し後悔していた。しかし今はこうして一緒に居られて恋人でもある。この当時は想像もしてなかった事だなとページを捲る手を止めていると彼が懐かしいと声を上げている。彼もこの時のことを思い出しているのだろうかと思いながら、今なら言っても良いかなと当時の胸の内を告げて。)


  • No.257 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-11 12:27:46 

鮫島旭
「……あ゛?」
(アルコールで靄がかってぼやけた頭では、他人の声を聞き分けるのがやっとで─普段の表情を取り繕う暇も無い。あからさまに不機嫌な表情と低く掠れた声で五条先輩の声に答え、首をぶんぶんと横に振った。その拍子にぐらりと身体が揺れ、隣の七海の肩に頭を預ける形となる。七海がいつものように─微かに苦笑いしながら頭を撫でてくれるので、うとうとと船を漕ぎ始めた。家入先輩が堪え切れないようにくすくすと笑っているのが視界の端に映ったが、気にしている余裕も無く眠りに落ちて。)


五条悟
「…ホント?なら、今度持ってこようか。」
(彼女が打ち明けてくれた言葉に、思わず目が丸くなった。そう言えばあの時、確かに彼女も羨ましそうな眼差しで自分を見ていた気がする。学生時代の頃のものは大抵処分したか実家に送ったが─サングラスは確か、まだ持っていた気がした。そう思い、彼女に問い掛けて。)

  • No.258 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-11 13:06:33 



五条悟

「あ、七海ズルい!代わってよー」

(明らかに酔っているというのに旭は首を横に振った。その拍子に七海の肩に頭を預ける形となった。そして七海が頭を撫でると旭は眠り始めた。僕が旭の隣に居れば僕の肩に頭を乗せてくれていたのに。居てもたってもいられなくなれば七海に抗議をする。しかし、旭を起こしてしまうのは忍びなくて無理に引き剥がすことは出来ず言葉だけで嫉妬を言葉の端々に感じさせながら抗議をする。)



胡桃沢彩莉菜

「良いの?嬉しい。…あ、でもわざわざ良いの?」

(当時の胸の内を告げると、持ってこようかと問い掛けられた。当時のサングラスは無いだろうと胸の内だけ伝わればと伝えたのだが、そう言われるとは思わなかった。しかし、10年程前の思いが今になり叶うとは嬉しくてパッと表情を明るくする。しかし、わざわざ用意してきてもらうのも申し訳ない気もしてきて訊ねてみる。)


  • No.259 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-11 15:02:33 

鮫島旭
「………」
(アルコールのお陰で周囲の雑音が遮断され、周りを気にすること無く─気分良く寝入っていた。七海は五条の嫉妬心剥き出しの言葉に眉を顰め、首を横に振りつつ─「…お断りします。…五条さんに旭は渡しません。」と答えて─ここからは自分の預かり知らぬことだが、どうやら顔に出ないだけで中々に酔っていたらしい七海は自分にキスをした─そうだ。そう言われても眠っていたので、実際のところはよく分からないが。その様子を見た家入は─「お、やりやがった」言葉の割にはあまり関心も無さそうな様子で声を上げ、尚も日本酒の入ったグラスを煽っている。その顔はほんのりと赤く、ごく微かに酔いが回り始めているように見え。)


五条悟
「別にいいよー。」
(ニコリ、と微笑んで彼女の問い掛けに首を横に振り、顔をじっと見つめた。彼女が喜ぶなら、サングラスを持って来るくらい苦でもない。そういえば、夕食は出来たのか─と思ってダイニングテーブルに目を遣って。)

  • No.260 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-11 15:49:43 



五条悟

「…七海、お前何したか分かってる?やって良い事と悪い事があるでしょ。」

(僕の嫉妬心剥き出しの言葉に首を横に振った七海は渡さないと断ると旭にキスをした。その光景に目隠し越しに目を見開く。最悪な事が起きた。黒いモヤモヤとした感情が心を埋め尽くし、すんと表情を消すとつかつかと七海と旭の側に回ると七海の胸倉を掴み片手で目隠しを少し上げ怒りと嫉妬が混ざったような瞳を向け睨みながら低い声で告げる。そして七海から手を離し目隠しを元に戻すと旭を七海から引き剥がし、術式で旭を抱え上げれば「…僕が連れて帰る。」と一言告げ札をテーブルに叩くように置けば居酒屋を出て行き。)



胡桃沢彩莉菜

「ありがとう、それならお願いしようかな。」

(申し訳なく思って訊ねるも、彼はニコリと微笑み別にいいよと言ってくれた。彼がそう言ってくれるのであれば言葉に甘えようと思い笑みを浮かべお願いした。そうすると彼がダイニングテーブルに目を遣るのに気付く。そういえば出来たからと呼びにきたのだったと思い出す。「そうだ夕ご飯、あとご飯用意するだけだから座って待ってて。」と告げては立ち上がりキッチンに向かうと茶碗にご飯をよそい、ダイニングテーブルに並べて。席に座ると「食べようか。」と声を掛けて。)


  • No.261 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-11 17:06:08 

鮫島旭
「……さむ…」
(奇妙な浮遊感と、肌を刺すような夜風にぶるり、と小さく身震いして─ぼやけた声で呟く。呻き声と共に微かに開いた視界には、ふわふわとした白い髪に黒い目隠し─五条先輩の姿があった。先程まで七海や家入先輩と飲んでいた筈なのに、何故今、自分は五条先輩と一緒に居るのだろうか─何処か靄がかったような頭で考えるが、納得の行くような答えは出ない。取り敢えず降ろして貰いたい一心で、五条先輩に手を伸ばして声を掛けた。─一方、取り残された七海は乱れた襟を整えて舌打ちを一つ、レモンサワーを一気に呷る。日本酒のグラスを呷る家入はけたけたと笑いながら「…いやー、お前にしては思い切ったな。」と声を掛けた。七海は返事を返す代わりに家入を横目で見つめては「…あれくらいしないと、進展しないでしょう。」ぼそり、と呟いて。)
「………おろせよ、じぶんであるける…から。」


五条悟
「ん、いただきまーす。」
(アルバムを閉じ、ソファの上に置いた後─彼女の後を追うようにしてダイニングテーブルに腰を下ろし、手を合わせてから箸を取る。料理を口に運び、感想を述べる代わりにぱあ、と表情を明るくして。)

  • No.262 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-11 19:51:44 



五条悟

「…そんなベロベロで歩けるわけないでしょう?大人しくしてて。」

(居酒屋から出てもあの光景が頭から離れず、嫉妬と怒りでどうにかなってしまいそうだ。ムカムカとした気持ちのまま歩いていれば呻き声が聞こえてきた。旭が起きたようで、降ろせと言っている。しかし、降ろしても歩けないのは目に見えている。それに今の僕は冷静じゃない。旭をめちゃくちゃにしてやりたいと思っている程だ。このまま降ろせば旭に何をするか分からない。何時もより低い声で有無を言わさぬ声色で告げる。そして旭を抱えたまま瞬間移動して自身の高層マンションの前に到着するとエントランスに入りエレベーターで最上階に向かい自宅にカードキーを使い入る。そして寝室に向かうとベッドに旭を乱暴に降ろす。)



胡桃沢彩莉菜

「口に合ったみたいで良かった。」

(席に座ると食べようかと声を掛ける。味はどうだろうかと心配です食べる様子を見ていては言葉にはしないが表情が明るくなった。その様子に気に入って貰えたんだと分かれば嬉しそうに笑みを浮かべ安堵して。そして私も箸を手に取り料理を口に運ぶ。_そうして食べ進めていてはあっという間に食べ終わって。そして、今度は彼のリクエストのガトーショコラを作ろうと思えば食器を手に立ち上がり「ガトーショコラ作るから待っててね。」と声を掛けキッチンに向かい。)


  • No.263 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-11 20:59:16 

鮫島旭
「……う゛、」
(─普段と雰囲気が違う。酔いで上手く回らない頭でも何となくそれが感じ取れて、伸ばした手を反射的に途中で引っ込めた。ぼすん、と音を立てて身体がベッドの上に放り投げられる。柔らかな毛布とマットレスがほとんどの衝撃は吸収してくれたが、酔っていて受け身が取れず─背中に走る小さな衝撃に、思わず低く呻き声を上げた。背中を擦りながら眉を顰め、五条先輩の顔をじっと見上げる。「……あんた…どうしたん、だよ…きゅうに…」相変わらずぼやけた発音ではあったが、眼の前の五条先輩を威嚇するように─ジロリ、と睨んで声を上げ。)


五条悟
「ありがとー、待ってるねー。」
(キッチンへ向かう彼女の背中を見送り、またアルバムを手に取って捲る。先程のページから、自分が映っている─それも、どれもカメラ目線では無いもの。誰が撮ったのか、と少々不思議に思いながらも、口にはせずにぼんやりと眺めていて。)

  • No.264 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-11 22:39:41 



五条悟

「こんな時でもそんな顔するんだ。…そんなに僕が嫌い?七海の方が良い?」

(ベッドに乱暴に旭を降ろすと僕を睨むように威嚇してくる。時間が経っても尚、頭から七海が旭にキスをしている光景が離れない。何で七海や硝子にはそんな顔しないのに僕にはするの?嫉妬と怒りでどうにかなってしまいそうなくらい旭の事が好きなのに。そう思えば目隠しを降ろし素顔を見せればベッドに乗り押し倒すように旭に覆い被さる。そして耳の前に手を付き旭を見詰めながら切なさと嫉妬が入り交じったような声色で思っていることをぽろぽろと吐露して。)



胡桃沢彩莉菜

「今焼いてるからもう少し待っててね。」

(彼に見送られキッチンに向かうと材料を用意して作り始める。彼は甘いほうが良いと思いチョコレートはミルクのチョコレートにした。材料を混ぜ合わせオーブンに入れ焼き始める。彼の元に戻るとアルバムを見ていた。声を掛けながら隣に座る。彼ばかりが目立つページを見ている。こんなに隠し撮りしているなんてあの頃から彼の事が好きだったと彼に伝えているようなものだなと内心恥ずかしく思い。しかし何も言わない彼に気付いていないのかなと考え何も言わず一緒にアルバムを眺める。)


  • No.265 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-11 23:06:12 

鮫島旭
「……」
(酔って力の入らない手足ではろくに抵抗も出来ないまま、ベッドの上へ押し倒される。普段ならば、全部見透かすように透き通った光を放つ─五条先輩の六眼が、今にも溢れそうな程に潤んで─じっと自分を見つめていた。次いで、何処か切実な響きを持った声が耳に飛び込んでくる。その表情を見ていると、何故か─眼の前のこの存在が、酷く"可哀想なもの"に思えてきた。途端、「…あ、」あんたなんか嫌いだ、と真正面から言ってやるつもりだった言葉は喉の奥につっかえてしまう。ガシガシと乱暴に頭を掻き毟り、眼の前にある─真っ白な髪を半ば掴むようにしてわしわしと撫でた。─自分でも、何故そんなことをしたのか─未だに分からない。気付いたときには五条先輩の身体を抱き寄せ、子供でも宥めるように頭をポンポンと叩いていて。)
「………わるかった、よ。……ないても、いいけど…ふく、よごしたら…なぐるからな。」


五条悟
「うん。…そういえば僕さあ、こんなに写真撮られてたっけ?覚えてないんだけど。」
(再び戻ってきてくれた彼女に機嫌を良くしたものの、やはり写真のことは気になる。─ぼんやり覚えているものもあるが、中には全く身に覚えの無い─組手中に撮られたようなものもあった。彼女にそう問い掛けながら首を傾げて。)

  • No.266 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-12 00:45:11 



五条悟

「…っ…別に…泣かないし…そもそも僕は怒ってんの…。無防備に…七海に…頭預けて…キスしてくれって…言ってるようなものじゃん…。」

(何で僕のことそんなに嫌うの?気付けば思いがぽろぽろと溢れていた。旭は僕の事が嫌いだと言うと思った。だけど、髪を撫でられた。そして身体を抱き寄せ頭をポンポンと叩かれ悪かったと言う旭。その優しさに何故だか涙が溢れてきた。しかし、先程のことに物申したくて止まらない涙を流し、途切れ途切れに思っていることを吐露し、怒っているのだと言いたげに旭の胸を軽く拳で叩く。)



胡桃沢彩莉菜

「え…あ、えっと…それは…私がこっそり撮ってたの。」

(隣に座りアルバムを覗き込んでいると、彼から写真のことを指摘された。ここまで多いと流石に気付かれるか。本当のことを言うべきか誤魔化すべきか悩んで狼狽えてしまうが、流石に本当のことを言うしかないかと思いおずおずとこっそり彼の写真を撮っていた事を打ち明ける。そして続けて「勝手にごめんね。」と謝る。引かれたりしないだろうかと不安げに彼の反応を窺う。)


  • No.267 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-12 07:51:27 

鮫島旭
「……いてえ、っての。…はいはい、わかったわかった。…ごめんって。」
(ポカポカと音を立てそうな程の力で胸を殴られる。なんだか、急に─五条先輩が、思い通りに行かなくて駄々を捏ねる小さな子供に見えてきた。口では泣いていないと言う癖に、自分のデニムジャケットの肩口が─五条先輩の目から零れる水分を吸い込んで重くなっている。拗ねている理由は良く理解できないが、何やらキスがどうの─と言っていた。酔いと眠気で回らぬ頭を回転させて考えた末に、してやればいいのか、と結論を出し、あまり力の入らない頭を何とか持ち上げて─目前の、桜色をした柔らかな唇が動くのを自分のもので軽く塞ぎ。)


五条悟
「…あ、そうだったんだ。」
(彼女の言葉で、何となく合点が行った。─学生時代、妙に視線を感じることがあったが─あれは彼女だったのか。それならば、あの頃から両想いだったという事になる。ごめんね、と謝る彼女に首を横に振り、ニコニコと微笑んで思い切り彼女を抱きしめて。)
「別にいいよ。むしろ嬉しいから大丈夫!」

  • No.268 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-12 10:37:33 



五条悟

「!…ん……旭…僕、旭の事が好き…。」

(ポカポカと叩いて涙を溢しながら思いを吐露していると唇を重ねられた。突然のことに涙が止まり目を見開く。ゆっくりと唇が離れるとされたことを理解してじわじわと身体が熱くなり頬が赤くなる。何これ。本気で好きな人にキスされたらこんなになるの?戸惑いを隠し切れないが、今なら旭が僕の想いに応えてくれるのではないかと思った。酔っている時に言うなんて卑怯な気もするが、こんな時じゃないと旭は信じてくれない。じっと熱を帯びた六眼で旭を見詰め想いを告げる。)



胡桃沢彩莉菜

「わ、…それなら良かった。引かれるんじゃないかってドキドキしてたから安心した。」

(彼に謝り反応を窺うと何処か納得した様子の彼は首を横に振り嬉しいからと抱き締められた。突然の抱擁にドキッとしながらもそっと彼の背中に手を回し抱き締め返す。そして、心配していたことを吐露し、目の前にある彼の胸に顔を埋めて。こっそり撮っている写真も良いが、彼と一緒に写っている写真の方が良いなと思った。余り枚数は少ないがどれも楽しそうに笑っている。そう思い胸に埋めていた顔を上げると笑みを浮かべ告げる。)

「でもやっぱり2人で写ってるのが良いね。どれも楽しそうに笑ってる。」


  • No.269 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-12 11:11:03 

鮫島旭
「……そーかよ。…そりゃどうも。」
(自分のメッシュと良く似た、透き通る水色の中に─同じ色の炎が静かに燃えているような様子で揺らめく六眼をまじまじと見ていると、ふと─綺麗だな、などと場違いな感想が浮かぶ。─男同士など論外だと思っていたが、ここまで想われて悪い気はしなかった。ふ、と鼻から息を吐き出して、脱力した手を何とか伸ばし─泣いた所為で赤くなっている目尻に、親指で軽く触れて微笑む。今思えば、あれは─五条先輩に向けるものとしては、最上級に穏やかで優しい笑顔だった。そんなことをしているうちにいよいよ眠気が限界を迎え、「……ねむ…」と小さく呟いた後、瞳を閉じて。)


五条悟
「だね。」
(彼女の言葉に頷き、改めて写真に目を落とす。─彼女の言う通り、写真に映る自分はとても楽しそうに笑っていた。笑う彼女の顔が酷く愛おしく思えて、思わず─ぎゅ、と抱き締める力を強くして。)

  • No.270 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-12 13:00:27 



五条悟

「…起きて覚えてないとか言わないでよ。」

(僕が想いを告げると、旭は僕の目尻に軽く触れると微笑んだ。こんな穏やかで優しい笑顔初めてだった。以前、酔っ払って七海と間違えていた時も優しい表情ではあったが、今回はちゃんと僕に向けて笑ってくれた。これは僕の想いを受け入れてくれたということなのだろうか。訊ねようと思うも、眠気が限界を迎えたのか旭は瞳を閉じた。酔っ払っている時に告げたため覚えてないと言われればそれまでだ。覚えていなかったらきっとまた前と変わらない冷たい目を向けられる。それは流石の僕も辛いものがある。ぽつりと願うように呟けば旭の髪を撫でて、旭を抱き締めるようにして瞳を閉じた。)



胡桃沢彩莉菜

「五条くん……悟…大好き…。」

(写真に写る彼と私は楽しそうで、この頃から両想いだったんだと気付いた。だからきっと私を遠ざけたのも夏油くんのように私を失わないようにそうしたのかもしれない。彼はそう話してくれてはいないがそうなのだろうなと思った。そう思うと愛しさが増してきて、私は居なくならないからという思いを込めて彼が抱き締める力を強めたのに応えるようにぎゅっと抱き締め返し下の名前で呼んで想いを告げた。そして恥ずかしくなってつい彼の胸に顔を埋める。)


  • No.271 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-12 13:58:15 

鮫島旭
「……ん゛…」
(─何か、とても穏やかな夢を見ていた気がするが─痛む頭では何も思い出せない。眉間に皺を寄せたまま頭を振り、ゆっくりと瞳を開けるとそこには─自分に抱き着いて寝ている五条先輩の姿があった。普段ならば問答無用で殴り飛ばすか蹴っているところだが─何故か今日はそうする気になれなくて、背中をバシバシと叩いて声を掛ける。「…起きてください、五条先輩…重いです。」掛ける声は少し─ほんの少しだけ普段よりも柔らかくて、自分の表情が緩んでいるのが何となく分かった。昨日、自分が何を言ったかくらいは覚えていたので─早く起きろ、という意味も込め、呑気に寝ている五条先輩の頭を引っ叩いて。)
「…10秒以内に起きないと、昨日の返事しませんよ。はい、1、2…」


五条悟
「…ん、僕も。」
(抱き締め返してくれた彼女の髪に顔を埋め、心底─一緒に居てほしい、と乞うように返事を返した。口に出して大好きだ、とは言わなかったが、恐らく伝わっているだろう。オーブンの加熱が終わった音が、何処か遠くで聞こえたような気がして。)

  • No.272 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-12 16:28:41 



五条悟

「ん…もう少し…」

(昨日は旭に想いを伝えられ拒否されることも無く一緒に眠れたからか途中で目が覚めることなくぐっすりと眠れた。バシバシと背中を叩かれ声を掛け起こされる。まだ眠っていたくてぎゅっと旭に抱きつき擦り寄ってぼそぼそと引き伸ばす言葉を告げる。なんか旭の声も今までより心做しか優しくて甘えてしまう。この気持ち良い心地の中もう一眠り出来そうだとまたうとうととしていては頭を引っ叩かれた。それに加え昨日の返事という言葉に反応しては「!…はいはい、おきまーす!」とぱっと目を開き慌てて起き上がる。覚えてくれていたことを嬉しく思い六眼はきらきらと輝きながらじっと旭を見詰め「起きたから返事してくれるよね?」と訊ねて。)



胡桃沢彩莉菜

「!…出来たみたいだから見てくるね。」

(想いを込めて抱き締め返し告げ彼の胸に顔を埋める。すると彼も私の髪に顔を埋め僕もだと返事をしてくれた。短い一言だったが何処か一緒にいて欲しいと乞うような様子で私の気持ちに同じ気持ちだと答えてくれなみたいだとうれしく思った。どのくらいの時間か分からないが長いかもしれないし短いかもしれないが、そのまま彼の胸に顔を埋めていてはオーブンの音が聞こえた。はっと顔を上げると上記のように告げて彼から手を離すとキッチンに向かって。オーブンを開けると上手く焼けており取り出す。型から外しグラニュー糖をまぶせば切り分けて皿に乗せる。「出来たよ。」と声を掛けながらダイニングテーブルに並べて。)


  • No.273 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-12 17:15:45 

鮫島旭
「……ま、好きにすれば良いんじゃないですか?」
(─8、まで数えたところで五条先輩が起きた。無駄に純真な光を放つ瞳で─自分のことをじっ、と見つめてくる。その眼差しに気圧され、一瞬だけ目を逸らしたが─直ぐに普段通りの冷えた声でそう返答した。そう嘯く自分の口元にはふ、と少し嫌味っぽい笑みが浮かんでいて─「…反応してやるかどうかは俺の機嫌次第ですけどね。」と続けた後、鼻を鳴らしながら踵を返し、我が物顔でキッチンへと歩いていく。別に朝はパン、だとかの拘りは無いが─今日は食パンが見当たらなかったもので、パックご飯をレンジに叩き込んでいる間─適当に和食を作って。)


五条悟
「ありがと。…凄いね。」
(出来た、と声を掛けてくる彼女に釣られてソファを立ち上がり、ダイニングテーブルに向かう。皿に乗っているガトーショコラを見た途端、思わず感嘆の声が漏れた。食べても良いのか、と伺うように彼女の顔をじっと見つめて。)

  • No.274 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-12 18:52:51 



五条悟

「それじゃあ好きにさせて貰うよ♪旭本人に許可貰えたんだから僕遠慮しないよ?」

(じっと見詰め返答を待っていては目を逸らされる。そしてすぐに普段通りに戻り好きにすれば良いと言われた。続けて反応するかどうかは機嫌次第だと言う。そんなの今までの扱いに比べたら全然良い。反応をくれる可能性があるだけ良い。本人から許可を貰えたんだからどんどん攻めていくしかない。そんな事を考えながらニコニコとして返事をする。キッチンに向かった旭の様子にそのまま旭について行く。和食を作り始めた様子に背後から抱きついて「僕のも作って~」と強請って。)



胡桃沢彩莉菜

「そんな…簡単に出来るものだから大した事ないよ。…それじゃあ食べようか。」

(ダイニングテーブルにガトーショコラを並べ声を掛ける。ダイニングテーブルに来た彼は感嘆の声を上げた。その様子に首を横に振り大したものでは無いと告げて。レシピはそんなに難しくないため凄いと言われるほどではないと思い。彼からじっと見詰められては食べても良いかと言うことかと察しては笑みを浮かべ食べるように促して。味は大丈夫だろうかと心配で彼が食べる様子を見ていて。)


  • No.275 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-12 19:51:38 

鮫島旭
「……お好きにどうぞ。」
(好きにしろ、と言った途端に抱き着いてくる五条先輩に─思わず溜息が漏れる。─だがまあ、自分が言ったことをやっぱり無し、と引っ込めるのも癪だ。仕方無しにそう言い放ち、作れと言われることを見越して─2つ突っ込んでいたパックご飯をレンジから取り出す。味噌汁と焼き魚、後は─卵焼きか。甘い卵焼きはあまり好きではないのだが、文句を垂れられるのも嫌なので─甘い卵焼きを作ってやった。リビングのテーブルに和食を並べ、箸を手に取って料理を口に運び。)


五条悟
「ん、いただきます。」
(彼女の顔を見つめていると、食べよう、と許可が出たので─一切れ切り分けて口に運ぶ。美味しさに頬が緩み、上機嫌に食べ進めていたが─感想を述べるのを忘れていたことを思い出し、「美味しいよ、ありがと。」と微笑んで。)

  • No.276 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-12 21:28:37 



五条悟

「いただきまーす!…美味しい♪卵焼き甘いのにしてくれたんだ。」

(どうやら作れと言われると思っていたようで2人分のパックご飯を取り出していた。流石旭!僕が言いそうな事をよく分かっているようだ。そのままご機嫌でずっと旭に抱きついたままでいてはいつの間にやら朝食が出来上がっていた。旭の向かいに座り礼儀正しく手を合わせ挨拶をすると綺麗な所作で朝食に手を付ける。卵焼きを1口食べると甘さが口の中で広がった。僕に合わせて甘くしてくれたのかと嬉しく思いご機嫌に告げて。)



胡桃沢彩莉菜

「気に入って貰えて良かった。」

(彼が食べる様子を眺め味は大丈夫だろうかと反応を窺う。頬を緩ませ上機嫌な様子で食べている。口に合っている様子に安堵していると、言葉でも美味しいと言ってくれた。嬉しくて笑みを浮かべ答える。それから他愛無い話をしながら食べ進めていれば完食した。まだ何切れか余っているが1つは硝子に、あとは取り敢えず高専に持って行って食べたい人に食べてもらおうかなと思案して。)


  • No.277 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-12 22:11:29 

鮫島旭
「……文句言われても嫌なんで。」
(案の定─卵焼きに反応した五条先輩の嬉しそうな声に眉を顰め、自分の分の飯に手を付ける。味噌汁に映る自分の顔は心做しか普段より穏やかで─それを見ていると、小さな笑みが漏れた。今日は確か、自分も五条先輩も非番だったはずで、自分の機嫌も然程悪くない─ならば"あれ"に連れて行ってやっても良いか、と思い、五条先輩を見据えて口を開き。)
「…五条先輩。今日、暇ですよね?俺はツーリングに行くんですが…大人しくするって約束できるなら、俺のバイクの後ろに乗って良いですよ。」


五条悟
「ご馳走様ー!」
(あまりの美味しさに黙々と食べ進めていたが、彼女から振られる話にはニコニコと笑顔を向けて答える。─そうこうしている内に─先程まで皿の上にあった筈のガトーショコラは全て自分の胃の中に消えており、手を合わせて声を上げた。ふとテーブルに目を遣ると、まだ何切れか残っているのが分かる。「まだ残ってるけど…それ、どうするの?」と彼女に問い掛けて。)

  • No.278 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-13 00:12:44 



五条悟

「行く行く!大人しくします!」

(文句を言われたら嫌だからと卵焼きを甘くしてくれたらしい。旭の手作りなら文句なんて言わないのに。そんな事を考えながらご機嫌に食べ進めていると、ツーリングに誘われた。旭から誘ってくれるなんて、嬉し過ぎる。こんなのデートじゃん!しかも旭のバイクの後ろに乗れる。くっ付けるじゃん!浮き足立つのを感じながらも、今日は目隠しもサングラスも掛けていないため嬉しげに輝く六眼を惜しみなく見せながら綺麗に真っ直ぐ手を挙げ了承する。)



胡桃沢彩莉菜

「あ、これね。1つは硝子に。残りは高専に持って行って食べたい人に食べてもらおうかなって。」

(残ったガトーショコラをどうするか思案し決めた所で彼が丁度食べ終わったようで手を合わせて声を上げた。その様子に笑みを浮かべ「お粗末さまでした。」と告げる。そうしていると彼から残りのガトーショコラをどうするのかと訊ねられた。先程丁度決めていたため、考えたことをそのまま告げる。生徒達に渡すのも良いし、伊地知や学長や七海に渡すのも良いかもしれないなと考えていて。)


  • No.279 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-13 12:29:25 

鮫島旭
「……」
(目に見えてはしゃぐ様子に子供か、と思いつつ─バイク取ってきます、と言い残して一旦五条先輩の家を出る。面倒ながら電車を乗り継ぎ、漸く自宅に辿り着いて─駐車場に停めてある自分のバイクを見つけた。中学時代に改造した黒い車体には─自分の名前と同じ、サメと朝日の絵が描いてある。高専に勤務するようになってから分かったことだが─この、自身の愛車は─呪術師の心臓をエンジンに内蔵する1級呪物だったらしい。道理で中学時代、このバイクで呪霊を撥ねて祓えた訳だ─と思いつつ、黒のレザージャケットに袖を通し、フルフェイスのヘルメットを被る。グリップを握り込めば、確かに─心臓の鼓動にも似ているような、エンジンの駆動音が響いた。そのまま五条先輩の家へ再び戻り、降りてくるようメッセージを送って。)


五条悟
「へー、そうなんだ…」
(彼女の言葉を聞き、あまり気の無い生返事を返した。─自分以外が彼女の手作りを食べるのは少々不満だが、仕方無い。彼女には気付かれないよう、少しばかりの恨みを込めた眼差しでガトーショコラをじっと見つめて。)

  • No.280 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-13 13:43:12 



五条悟

「行ってらっしゃーい♪」

(旭から誘ってくれるなんてとうきうき上機嫌になっていてはバイクを取ってくると出て行く旭。手をヒラヒラと振り見送る。旭が戻って来る前に服など着替えて身支度しておくかと考え、洗面所に向かう。歯を磨き、顔を洗う。その後、寝室に向かい広い大きなクローゼットを開く。バイクに乗るならレザージャケットにしようかな。確かあったはず。沢山掛けてある服の中から高級なレザージャケットを取り出す。羽織りサングラスを掛けた所で携帯に通知が来た。すぐ降りるとメッセージを送れば部屋を出てエレベーターを降りエントランスを抜ける。旭が居るのを見つければにこにこと上機嫌に「お待たせ~」と近寄り。)



胡桃沢彩莉菜

「良かったら何切れか持って帰る?」

(恨みを込めた眼差しだったのは分からなかったが、彼がじっとガトーショコラを見詰めているのに気付いた。まだ食べたいと思ってくれているのかな?そんなに気に入ってくれたのだろうか。特にあげたい人は硝子くらいしか決まっていないし彼がもし食べたいと言うのならあげようかなと思い。今はお腹いっぱいで食べられないだろうし持って帰れるように包もうかなと考え提案してみる。)


  • No.281 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-13 15:24:48 

鮫島旭
「……早く乗ってください、置いていきますよ。」
(近寄って来た五条先輩の姿を見て、ヘルメットのシールドを持ち上げる。軽く目を伏せて、バイクから降り─ハンドル部分に右肘を置いた。停まっていても、僅かに脈動しているような気がする愛車のシートを撫でつつ─五条先輩に声を掛ける。五条先輩の返答を待つこと無くヘルメットのシールドを降ろしてヒョイ、と身軽にシートへ跨り、グリップを握り込んでエンジンを吹かした。エンジンが低く唸るような駆動音を立て、真っ白な排気ガスに混じって─呪力が放出されるのをうっすらと感じる。もう一つのヘルメットを五条先輩に向けて放り投げ─早く乗れ、と言わんばかりに急かして。)


五条悟
「ホント?ありがとー。」
(じっとガトーショコラを見つめていると、彼女も察してくれたようで─持って帰るか、と提案してくれた。ニコニコと微笑みながらその提案を受け入れて。)

  • No.282 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-13 19:02:46 



五条悟

「はいはーい、乗るよー」

(旭を見つけ近寄るとシートを撫で早く乗るように言われる。返答しようと思っていたらそれよりも早くシートへ跨った旭。バイクに乗る旭はカッコ良い。やっぱり絵になるな。うんうんと1人頷いて見蕩れていると、早く乗れと言わんばかりの様子でヘルメットを放り投げられた。受け取り、そんなに急かさなくても良いのに。と思いつつ返事を返すとヘルメットを被りバイクに跨り旭に抱き着く。)



胡桃沢彩莉菜

「ううん、私も気に入って貰えて嬉しいから。包むね。」

(彼にガトーショコラを持って帰るかと提案すると、微笑み提案を受け入れてくれた。お礼を言われるが、首を横に振る。自分の作ったものを気に入って貰えるのは嬉しい事であるためお礼などは此方の言うべきことだと思い返答する。そしてキッチンに向かうと紙袋を手に取りダイニングに戻る。その紙袋にガトーショコラを何切れか入れると封をして「どうぞ。」と彼に渡して。)


  • No.283 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-13 20:27:00 

鮫島旭
「……じゃ、出しますよ。」
(ヘルメットを被った五条先輩が後ろのシートに跨り、自分に抱き着いてきたことを目視で確認した後─グリップを握り込む。海か山か、とぼんやり考えつつバイクを走らせ、高速道路に乗った。吹き抜ける風が心地良く、ヘルメットの下で目を細めながら─暫くの間バイクを走らせ、少し疲れてきた所でサービスエリアに停め、その後にバイクを降りて─ヘルメットを外した。外した拍子に髪が揺れ、一瞬だけ─絵になる光景が広がって。)


五条悟
「ん、ありがと。」
(先程とは相変わらずの笑顔で─彼女から手渡された紙袋を受け取り、ふと時計に目を遣った。そろそろ帰った方が良さそうな時間だったので─「僕、そろそろ帰るよ。じゃあね。」と声を掛け、その場から立ち去ろうとして。)

  • No.284 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-13 22:30:58 



五条悟

「準備バッチリ、いつでもいいよ~!」

(後ろのシートに跨り旭に抱き着く。出しますよと言う旭の声にグッと親指を立てていつもの調子で答える。するとバイクが動き始める。風が心地好い。それに何より旭にずっとくっ付いてられるなんて幸せ過ぎる。暫くじっと旭にくっ付いたまま大人しく乗っていれば休むようでサービスエリアに停まった。バイクから降りヘルメットを外した旭の姿が絵になり綺麗で思わずぼーっと見蕩れていて。)



胡桃沢彩莉菜

「あ…ご、ごめん…なんでもない。気を付けて帰ってね。」

(ガトーショコラの入った紙袋を渡すと笑顔で受け取った彼は帰るよと立ち去ろうとする。もうそんな時間なのか。寂しいな、まだもう少し一緒に居たい。そんな事を考えていては彼の服の袖を摘み引き留めていた。自分がした行動に気付きハッとしては慌てて手を離す。我儘は言えない。名残惜しいけど仕方ない。謝ると上手く笑えているか分からないが笑みを浮かべ手を振って。)


  • No.285 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-13 22:40:49 

鮫島旭
「……ジロジロ見ないでもらって良いですか?」
(ヘルメットに押し込められていた所為で、若干癖の付いた髪を手櫛で整えていたが─ふと、五条先輩からの視線に気が付いた。─他人からまじまじと見られるのは、どうにも気分が良くない。無愛想な声でそう投げ掛けつつ、外したヘルメットを一旦シートに置いてから─缶コーヒーを買いに自動販売機へと向かった。ブラックを一缶購入してバイクの側に戻った後、プルタブを引いて缶を開け─中身を喉に流し込んで。)


五条悟
「……やっぱ…もうちょっとだけ居よっかな。」
(立ち去ろうと彼女に背中を向けた瞬間、服の裾が軽く引かれる感覚がした。もしかして─と思いつつ、ちらりと横目で振り向けば─自分の服の裾を掴んでいる彼女が居る。手はすぐに離されてしまったが、下手くそな笑顔で見送ろうとする彼女を見ていると、何だか愛おしくなって─わざと聞こえるようにそう呟きながら彼女の方へと戻って。)

  • No.286 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-14 00:29:39 



五条悟

「ごめんごめん!なんか絵になるなぁって思ってさ。」

(旭に見蕩れていると気付かれたようで無愛想に見ないでくれと言われた。旭はそういうじろじろ見られたりするのは好きじゃないか。まぁ、別に悪い意味で見てたんじゃないけど。そう思い謝りながら見ていた理由を告げて。そして僕もヘルメットを外して旭に続いて自動販売機に向かいココアを買い旭の元に戻り。缶を開けると飲みながら「ねぇ、こうしていつも誰か乗せてツーリングしてるの?」と訊ねてみて。)



胡桃沢彩莉菜

「!…うん、ゆっくりしてって。」

(寂しさを感じるも我儘は言えないと手を振り見送ろうとしていると、もうちょっとだけ居ようかなと戻ってきた。その言葉にまだ居てくれると思うと嬉しくなり微笑みながらこくりと頷く。そして、キッチンの方に向かうと冷蔵庫から飲み物を取り出して。飲み物を手に戻ってくると空になったコップに飲み物を注いで。)


  • No.287 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-14 06:48:20 

鮫島旭
「……は?いえ、別に。」
(絵になる、などと口にする五条先輩をふん、と鼻で笑った。ココアを飲んでいる五条先輩から、丁度自分が中身を飲み切る寸前でそんなことを問い掛けられ、危うくコーヒーが気道に入りかけたが─ギリギリで堪え、何とか飲み切ってから─表情だけは普段通りにそう答える。「…中学の頃に、詩織─まあ、当時の彼女を乗せて走ってただけですよ。それ以外は家入先輩だとか、健人を時々乗せるくらいで…ほとんど一人ですけど。…それが何か?」答えた後、何故そんなことを聞くのか、と言う意味を込めて眉を顰め。)


五条悟
「……可愛いなあ。」
(もう少し居る、と自分が言った途端に、表情を明るくして─目に見えて嬉しそうになる彼女の様子を見ていると、あまりの愛おしさにそんな言葉が口から溢れた。先程のソファに戻って彼女が飲み物を注いでくれたコップを手に取り、中身を一口啜って。)

  • No.288 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-14 10:03:06 



五条悟

「気になっただけだよ。…でも…へぇー、それならこれからはさ僕だけにしてよ。乗せるの。」

(きっと僕だけでは無いんだろうけど、そうならいいなあと一抹の願いを込めて問い掛けてみた。しかし想像していた通りの答えだ。それにしても彼女や七海は分かるが硝子も乗せていたのか。嫉妬を燃やし不機嫌になるも旭から問い掛けられては理由を答えた。そして、独占欲が働き僕だけにと言ってみる。想いは伝えているんだしこのくらいの我儘は許して欲しい。今まで我慢してきたし。)



胡桃沢彩莉菜

「……可愛いって…?」

(彼がまだここに居てくれるそう思うと嬉しくて沈んでいた気持ちが明るくなりパッと表情を明るくし、彼に飲み物を注いだ。私のコップにも飲み物を注いでいると彼から可愛いと溢しているのが聞こえてきた。流れ的に私のことだろうか?でも我儘言ったようなものなのに可愛いだろうかと思い。飲み物を注ぎ終えテーブルに飲み物を置き彼の隣に座り首を傾げ訊ねて。)


  • No.289 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-14 14:38:22 

鮫島旭
「…………まあ、善処はしますよ。」
(五条先輩の言葉に首を傾げつつ、空になったコーヒーの缶をポイ、とゴミ箱に捨てた。シートに置いていたヘルメットを被り直し、シールドを目深に降ろす。シートに跨り、行く場所についてぼんやりと考える。─今日は天気が良い。山にでも行こうか─と考えた後、五条先輩が自分に抱き着いたことを確認し、バイクのエンジンを吹かして。)


五条悟
「んー?彩莉菜のことだよ。」
(声が聞こえたのか、尋ねてきた彼女の顔を見つめて頷く。何処かきょとんとしたような表情の彼女に思わず笑みを漏らしつつ、その頭に手を伸ばして撫でた。少し中身の減ったコップに再び口を付け、中身を啜って。)

  • No.290 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-14 16:44:43 



五条悟

「約束だよ~?」

(旭は首を傾げていたが善処はすると言った。絶対にそうして欲しいのだが、そんな事を言えば逆にそれなら約束は出来ないと言われては困るため言わなかった。それに今までに比べたら進歩だ。今までなら確実に断られていた。うんうんと進歩を喜びながらココアを飲み干し、缶をゴミ箱に捨てる。旭が動かす準備をしているのを見れば後ろのシートに跨りヘルメットを被って旭に抱き着いて。)



胡桃沢彩莉菜

「え、私…?我儘なことしたのに…?」

(彼に可愛いとはどういうことか訊ねると私の事だと言われた。きょとんとした顔をしていると笑われた。可愛いって私の事だったんだ。そんな事したつもりは無い。寧ろ我儘な事をしたのに。目を瞬かせながら飲み物を飲む彼に目を向け首を傾げ訊ねてみて。)


  • No.291 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-14 18:17:06 

鮫島旭
「………チッ、」
(思わず、小さな舌打ちが口から漏れる。─背中に抱き着いてきた五条先輩にでは無い。自分が今走る道の前に居る呪霊に、だ。「……ちゃんと掴まっててくださいよ、五条先輩。」と声を掛けつつグリップを握り込み、今までより更にエンジンを吹かすと─エンジンの脈動が激しくなり、排気ガスと共に放出される呪力が濃くなるのが分かった。その勢いのまま、眼の前の呪霊に勢いよく突っ込めば─呪霊は跡形も無く消し飛ぶ。その後はスピードを落とし、一応の目的地にしておいた山へとバイクを走らせて。)


五条悟
「そういうところが可愛いの。」
(自分の言葉が良く理解できていないらしい彼女の顔を─ニコニコと上機嫌に微笑みながら見つめ、「彩莉菜さあ、昔は全然我儘言ってくれなかったじゃん?だから、なんか嬉しくて。」と言葉を続けて笑ってみせて。)

  • No.292 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-14 20:09:41 



五条悟

「さっすが旭!あそこで突っ込むとはね~」

(旭に抱き着いていると舌打ちをする旭にまさか僕かと一瞬目を瞬かせたが前方を見れば呪霊が居た。成程そういう事か。納得していては旭から掴まっているように言われぎゅっと抱き着いていると勢いよく呪霊に突っ込んだ。すると呪霊は跡形もなく消えた。このバイク呪力が混じっていて面白いなと思っていたが、こういう使い方をするとは。流石旭だ。スピードを落とし走っているのを横目にケラケラと笑いながら告げる。)



胡桃沢彩莉菜

「…確かに、我慢してたかも。」

(我儘なことをしたのにと告げるとそこが可愛いと言われた。よく分からず首を傾げていると昔は我儘を言わなかったから嬉しいと彼は言った。確かに、サングラスの件のこともそうだが胸に彼への想いを閉じ込めていた気がする。だからすれ違い別の道を歩むことになったのだろう。今はこうして恋人同士だし、すれ違いを経験してちゃんと想いは伝えないとと思う。そう考えては隣の彼の肩に頭を預け寄り添い、「…我儘とか、思ってることとかちゃんと言うね。」と告げて。)


  • No.293 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-14 20:54:00 

鮫島旭
「……中学の頃からこんな祓い方でしたけど。」
(今しがた消し飛ばした呪霊の腕が地面に落ち、不規則に脈動するのを横目で冷たく見下ろしつつ─それを、軽く呪力を込めた爪先で踏んで潰す。何やら楽しげに笑う五条先輩をミラー越しに見据え、「…いつまで力込めてるんですか、痛いんですけど。」と文句を垂れた。少し無茶をさせたからか、呪術師の心臓を内蔵したエンジンは─全力疾走した後のように激しく鼓動を打っている。その鼓動を落ち着かせる為にゆっくりと走っていたが、やがて目的地の山へと到着した。山頂にバイクを停め、小さなベンチに腰を下ろしながら風景を眺めていて。)


五条悟
「うん、何でも言ってよ。」
(自分の肩に頭を預けてくれて、我儘やら思っていることを言う、と約束してくれた彼女の頭を撫でる。─大好きな彼女の我儘なら何でも聞けてしまう気がして、我ながら恐ろしかった。彼女とのんびりしている内、いつの間にか飲み物は空になっていて。)

  • No.294 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-14 21:54:55 



五条悟

「あぁ、ごめんごめん!それだけ怖かったんだよ~」

(どうやら中学の頃からこのバイクで祓っていたようだ。呪術師は頭のネジが飛んでいる奴ばかりだが旭もその1人。流石旭だ。旭野言葉に更にケラケラと笑っていては、無意識だったがまだ強く抱き着いていたようで文句を言われた。怖かったというより面白かったのだが、旭に抱き着く口実のため怖かったと告げて。)



胡桃沢彩莉菜

「うん、ありがとう。そんな事言うと沢山言うかもよ…?」

(何でも言ってよと頭を撫でてくれた彼。嬉しくて笑みを浮かべお礼を告げた。撫でられると心地好くそのまま大人しく撫でられる。そしてのんびりしていると飲み物は空になっていた。そろそろ帰るだろうか?でもまだ居て欲しい気持ちもあり「飲み物つごうか?」と訊ねて。)


  • No.295 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-14 22:42:21 

鮫島旭
「……良く言いますよ、五条先輩に怖いものなんてないでしょう。」
(─何せ"最強"らしいですからね、と馬鹿にするような響きを込めて笑った後ベンチから立ち上がって、随分鼓動の落ち着いてきたバイクの車体を撫でる。─1級呪物、"神風"。それがこのバイクに付けられた名称だった。労るように撫でれば、愛車"神風"は心地良さそうに─と言っても、一応心臓が埋め込まれているエンジン部分以外の大半は機械なので、感情など禄に分かったものではないが─低く唸るような駆動音を発する。その様子に一安心し、再びベンチへ戻って腰を下ろし。)


五条悟
「何でもいいよ。だって僕、最強だし!」
(沢山我儘を言うかもしれない、と笑う彼女に釣られて微笑み、いつもの決まり文句と共に親指を立てながら得意気に笑ってみせた。─本当に、彼女の為なら─何でも出来る気がする。と、そんなことを思っていると─飲み物を注いでくれるらしい。空になったコップを手渡し、「ありがと、彩莉菜。」と微笑んで礼を言い。)

  • No.296 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-14 23:20:33 



五条悟

「まぁね、最強の僕にしてみれば他愛ないことだよ。」

(旭にはお見通しか。何処か馬鹿にするような様子で笑って告げられる。今までこんな巫山戯たこと言えばもう少し睨むなり嫌そうな雰囲気を醸し出していたが、そんな様子はない。馬鹿にしたような様子ではあったが今までより良くなった対応に機嫌を良くしながらふんすと胸を張りカッコつけて述べる。)



胡桃沢彩莉菜

「ふふ…そうだったね。ほんとに何でも叶えてくれそう。」

(沢山我儘を言うかもと告げるとドンと来いと言う様子でいつもの決まり文句を告げ得意げに笑った彼。本当に彼なら何でも我儘に応えてくれそうだと思えばクスッと笑みを浮かべ告げて。飲み物を勧めるとまだ飲むようでコップを手渡された。まだ傍に居てもらえると思えば嬉しく思い笑みを浮かべコップを受け取ると飲み物を注ぎ「はい、どうぞ。」と手渡して。)


  • No.297 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-15 13:00:04 

鮫島旭
「………褒めてないんですけどね。」
(何故か得意気な五条先輩を冷たい横目で見つめ、目線の下に広がる景色に目を細める。ふと─少しずつ動いて自分に近寄ってくる"神風"に気付き、「…景色、見たいのか?」と何気なく問い掛ければ、そうだと言わんばかりに"神風"は自分の座っているベンチの隣でぴたり、と停止した。愛車と共に景色を眺め、暫しの穏やかな時間を楽しんでいて。)


五条悟
「当たり前じゃん。」
(彼女の言葉に頷き、手渡された飲み物をニコニコと微笑みながら受け取る。そのまま暫くゆったりとした時間を過ごしていたが─本当に帰った方が良い時間帯になってきた。「…んー…そろそろ帰んないと。」と呟き、ソファから立ち上がろうとして。)

  • No.298 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-15 17:29:37 



五条悟

「最強って褒め言葉でしょ。」

(褒めてないと冷たい横目で見られては今までばっさり言われてきた身としては良い方であるため、褒め言葉だと答えて。旭が景色を眺める様子に僕も景色を見る。そうしているとどうやらバイクが近付いてきたようで声を掛けている。そしてバイクと共に景色を眺めている。その穏やかな表情に、このままずっとこうしていられたら良いのになと思い笑みを浮かべ眺めていて。)


胡桃沢彩莉菜

「寂しいけど…仕方ないよね…。」

(彼の頼もしい言葉に笑みを浮かべる。そうしてゆっくりと時間を過ごしていては彼は帰らないとと呟き立ち上がろうとするそれに思わず彼の手を握り思っていることを言うと約束したため思っていることを零す。そして、名残惜しげに手を離しながら「…一緒に住めたら寂しくないのにね。」と何気なく呟く。)


  • No.299 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-15 20:05:15 

鮫島旭
「………お目出度い頭だな、ホント。」
(ぼそり、と聞こえないように低く呟き─心地好い脈動が伝わってくる"神風"のシートに手を置きながら景色を眺める。時折吹き抜ける涼しい風に目を細め、暫くの間そうしていたが─ふと腕時計に目を遣れば、そろそろ昼時だ。ベンチから立ち上がり、五条先輩に声を掛けて。)
「……昼。どうしますか?」


五条悟
「…ならさ、一緒に住んじゃう?」
(自分の手を掴んで寂しい、と呟く彼女の方を申し訳無さそうに見つめていたが─一緒に住めたら寂しくないのに、と何気ない調子で続けられた言葉に思わず声を掛けてしまった。出来るだけ冗談っぽい声を心掛けたが、普段通りに出来ていたか分からない。)

  • No.300 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-15 22:39:29 



五条悟

「もうそんな時間かー。…何処か食べに行く?」

(心地好い雰囲気ににこにことしながらそのままでいたが、旭から昼はどうするかと訊ねられた。もうそんな時間になるのかとスマホを確認すると確かに昼の時間をさしていた。どうするかと思案した後、食べに行くかと訊ねる。僕は甘い物の店くらいしか詳しくないため、場所は旭に任せて良いとは思うが一応「甘い物でも良いならオススメ教えようか?」と訊ねる。)



胡桃沢彩莉菜

「え…一緒に…?そう出来たら嬉しいね。」

(一緒に住めたら寂しくないなど無理な事だろうなと思いながらも思った事を呟いた。すると一緒に住んじゃう?と言われた。これはノリで言っているのか、それとも本気なのか測りかね目を瞬かせ首を傾げる。しかし一緒に住めれば長く一緒に居られるし寂しくもないためそれが叶うなら嬉しい。そう思い笑みを浮かべそのことを告げる。)


  • No.301 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-16 08:24:59 

鮫島旭
「…………前に俺、甘いもの好きじゃないって言いましたよね?…聞いてなかったんですか?」
(五条先輩の言葉を聞き、これ見よがしに溜息を吐き出した後─自分の携帯を確認する。山の中なので案の定と言うべきか、近くにある店は1軒か2軒ほどだ。適当な店に目星を付け、ヘルメットを被り直して"神風"に跨る。走り出す前の競走馬のように─静かながらもしっかりとした鼓動が、グリップとレザーグローブ越しに伝わってきた。乗れ、と言わんばかりに五条先輩にちらりと目線を向けて。)


五条悟
「…んー…僕、結構本気だよ?」
(微笑む彼女の表情を見ていると、冗談で済ませるのが惜しい気がしてきた。彼女の手を緩く握り、ニコニコと微笑んだままこてんと首を傾げる。先程とは違って冗談めかした声ではなく、普段よりも少し真剣な声でそう問い掛けてみて。)

  • No.302 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-16 10:22:14 



五条悟

「聞いてたって~。一応言ってみただけ。」

(これ見よがしに溜息をついた旭はやはり旭が探すようで携帯を確認している。それを眺めながら何時もの調子でテキトーに答える。どうやら目星を付けたようで旭はヘルメットを被りバイクに跨った。そして乗れといった様子で目線を向けてきた。それに答えるようにヘルメットを被り後ろのシートに跨ると背中に抱きついて。)



胡桃沢彩莉菜

「本気…?でも大変じゃない?」

(叶ったら嬉しいというくらいで言ったのだが、彼は手を緩く握り本気だといつもより真剣な声色で述べている。しかし家を探したり引っ越したりと大変であるし、実現はなかなか難しいのではと思い訊ねる。1番はどちらかの家に一緒に住むというのが手っ取り早いが一人暮らし用の家なら探さないと難しいだろうなと思い。)


  • No.303 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-16 14:11:16 

鮫島旭
「………雑魚の癖に…鬱陶しいな。」
(山道を走っていると、"山"と言う場所柄なのか─3級やら4級やらの悍ましい見た目をした低級呪霊が次々に行く手を阻むように湧いてきた。舌打ちと共にそれらを"神風"で撥ね飛ばし、目星を付けた店に向かって突き進んでいく。背中に抱き着く五条先輩の、子供のように高い体温がレザージャケット越しに伝わってきて、少しずつ暑苦しくなってきた。店に到着してバイクを降り、レザージャケットを脱いで。)


五条悟
「…本気だよ。」
(大変ではないか、と問い掛けてくる彼女に首を横に振り、安心させるように微笑んでみせた。かと言って─自分の家においでよ、と言えるほどの度胸は無い。何処か困ったように眉を下げながら「…でも、急に言われても困るよね。ごめん。」と謝ってから手を離して。)

  • No.304 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-16 18:11:41 



五条悟

「僕が抱き着いてて暑くなっちゃった?」

(旭が目星をつけた店に向かうまでの道中、低級呪霊が湧いてきた。旭はバイクで撥ね飛ばしながら進んで行く。それがスリルがあり面白く楽しみながら乗っていては店に到着した。バイクを降りていると旭がレザージャケットを脱いでいる。抱き着いていて暑くなったのだろうか?僕の熱烈なハグに体温が上がったかなと嬉しく思いニコニコと訊ねる。)



胡桃沢彩莉菜

「ううん、私も一緒に住みたい。良かったらだけど…五条くんの家に一緒に住んでも良い…?私の家は狭いから2人で住むのは難しそうだなって。」

(色々準備が必要だと考え訊ねたが、大丈夫だという様子で首を横に振り本気だと言ってくれた。しかし、急に言われても困るかと彼は眉を下げ手を離した。その様子に思わず手を取り握り首を横に振る。本気だと言ってくれた彼に嬉しく思い、1番負担も少ない提案をしてみた。彼は御三家で羽振りも良いからか彼の家は広そうなイメージが何となくある。)


  • No.305 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-16 21:56:30 

鮫島旭
「……五条先輩が無駄に体温高いだけでしょう。」
(何故か楽しそうに笑っている五条先輩を横目に、脱いだジャケットを小脇に抱え─白いカッターシャツの袖を捲って腕を露出する。そのまま店のドアを片手で引き開け、中へと入った。内装はごくシンプルで飾り気が無く、少々寂れた定食屋といった風体で─カウンターではなくテーブル席の方へ腰を下ろす。コップの水垢が残る木目を指先でなぞりつつメニューを手に取り、適当に目に付いた商品を注文して。)


五条悟
「…ホント?勿論いいけど…」
(帰ろうとして踵を返せば、彼女が慌てたように自分の手を握ってきた。柔らかい感触に一瞬驚いたものの、続けられた言葉に思わず振り向いてしまう。─彼女は、今自身が口にした言葉の意味を本当に分かっているのだろうか。一応は了承の言葉を口にするが、まだ少し戸惑っていて。)

  • No.306 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-17 00:08:45 



五条悟

「それは~…旭にドキドキしてるからじゃない?」

(旭は僕の体温が高いからだと言う。体温が高いと言うならそれは旭にドキドキしているからだろう。僕的にはドキドキとかそういう意識はないけど、好きな相手に抱き着いているんだし無意識のうちにドキドキしているのかもしれない。しかし、そんなの引かれそうな気がして冗談を言う調子で告げる。店に入ると、寂れた雰囲気で呪霊でも出てきそうな感じもする。メニューを見るも特に食べたいと思うものもなく旭に続いて適当に注文した。)



胡桃沢彩莉菜

「うん、ホントだよ。……迷惑なら言って…?」

(彼と少しでも長く一緒に過ごしたくて勢いのままに言ってしまった。彼と住みたいと言うのは本当であるが、大胆な事を言ってしまった気がする。この提案は後悔してないが、段々と気持ちがしぼんできた。彼は了承をしてくれたが戸惑っている。女性からこんな事言うなんて引かれただろうか?彼を困らせたくは無い。彼の手を離すと少し俯き告げる。)


  • No.307 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-17 10:14:17 

鮫島旭
「……はいはい、そうですか。」
(下らない発言を聞き流し、古びたテーブルの上に頬杖をついて─生徒たちからのメッセージが入っている携帯を触る。どうやら今日は彼らも休日らしく─1年生達で一緒に出かけているらしい写真付きで、メッセージが送られてきていた。楽しそうな彼らを見ていると、自然と表情が緩む─のと同時に、どうして自分は五条先輩と二人でツーリングなどしているのだろうか、と思考して。)


五条悟
「…迷惑じゃないよ。」
(困惑した声を上げた途端に自分の手を離し、俯いてしまった彼女の手をもう一度握り直して─その手の甲に軽くキスをした。ニコニコと微笑み、彼女を抱き締めてそう告げ。)

  • No.308 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-17 18:11:51 



五条悟

「なに頬緩めて~。まさか女じゃないよね?」

(旭に冗談っぽく告げると軽くあしらわれ流されてしまった。何あれ~、もっと何か言ってくれても良いのに。そんな事を考えつつ注文したものが届くのを待っていると旭が携帯を片手に頬を緩めている。その様子に女だったらいけないとすかさず訊ねる。)



胡桃沢彩莉菜

「良かった…。引かれたかと思った…。」

(気持ちが萎み、不安になって俯いていると手を握られ手の甲にキスをされた。ドキッとして顔を上げると抱き締められ迷惑じゃないと言う彼。その言葉にほっと安堵すると思っていたことを素直に告げ彼の背中に手を回すとぎゅっと抱き締め返す。)


  • No.309 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-17 19:06:22 

鮫島旭
「……虎杖くん達ですよ。」
(目敏く見つけてくる五条先輩に─鬱陶しい、と若干思いつつ、生徒達から来ているメッセージを見せた。少し無愛想な表情を浮かべている伏黒、キャラクターもののカチューシャを付けて満面の笑みを見せている虎杖。そして、楽しそうな表情を浮かべて何かを頬張っている釘崎─何枚かのそんな写真と共に、「今日遊園地来てるんすけど、暇なら鮫島先生も来ませんか」そんなメッセージと、ご丁寧に遊園地の場所までもが添えられていて。)


五条悟
「…引くわけないじゃん。」
(だって彩莉菜が言ってくれたんだよ、と付け加えながら彼女の肩に顔を埋め、抱き締め返してくれる腕の感触に目を細める。抱き締める力を少し強くし、少しの間その時間を楽しんで。)

  • No.310 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-17 23:16:10 



五条悟

「あ~悠仁達かー。仲良いみたいで何よりだよ。…旭、誘われてるけど行くの?」

(旭に目敏く声を掛けると、メッセージを見せてくれた。悠仁達が遊園地を満喫している写真が送られてきている。仲良さそうに楽しんでいる様子に担任としては嬉しい事であり満足気にうんうんと頷く。そしてその後に続いているメッセージを見ては、訊ねて。)



胡桃沢彩莉菜

「ありがとう。それなら嬉しい…。」

(引くわけないとはっきり言ってくれて安堵する。私の肩に顔を埋め抱き締める力を強めた彼。それに嬉しく思い笑みを浮かべるとキュッと抱き締め返す。そうして少しの間いたが、ゆっくりと離れる。)


  • No.311 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-18 10:16:22 

鮫島旭
「………そうですね、五条先輩をここに放置していって構わないなら行きますけど。」
(五条先輩の言葉に唇の端を吊り上げ、嫌味っぽく笑いながら─メッセージ画面を閉じる。そうこうしている内に頼んでいた商品が運ばれ、テーブルの上に置かれた。一旦携帯をテーブルの上に置いたまま箸を取り、食事に手を付けて。)


五条悟
「…じゃあ、今日は一旦帰るね。」
(もう少し抱き締めていたかったが、彼女が離れてしまったので─仕方無しに引き下がる。長い間座った所為で自分の尻の跡が付いたソファから立ち上がり、彼女に向けて微笑みながら手を振り─くるり、と踵を返して。)

  • No.312 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-02-18 11:24:48 



五条悟

「え~、放置って酷くない?別に一緒に連れてってくれたら良いじゃん。」

(旭に行くのかと訊ねると、放置して良いのなら行くと言う。酷いこと言うなぁ。頬を膨らませながら告げる。届いた料理に手を付けながら別に一緒に行けば僕も悲しくないし朝日もすぐに生徒達に会えて良いだろうと思いそう提案する。)



胡桃沢彩莉菜

「うん、また明日ね。」

(流石にこんなに引き留める訳にはいかない。名残惜しく思いながらも彼と離れる。離れると彼は立ち上がり帰るねと手を振りカカトを返す。それにこくりと頷き寂しく思いながらも玄関まで見送る。少し寂しそうに笑みを浮かべ手を振り挨拶をして。)


  • No.313 by 鮫島旭/五条悟  2024-02-18 12:49:21 

鮫島旭
「……面倒臭い…」
(静かかつ礼儀正しい手付きで食事に手を付けていたが、子供のように頬を膨らませる五条先輩の顔を見ていると─思わず口から愚痴が飛び出した。一旦食事を止め、テーブルに放り出していた携帯を手に取る。虎杖達からのメッセージに「誘ってくれてありがとう、五条先輩と一緒だけど…迷惑にならないならお邪魔させてもらおうかな。」と返信すれば─あまり間を開けず、「迷惑じゃないっす!むしろ来てください!」と─恐らく虎杖からだと思われる返信が返ってきた。画面越しの表情が想像できた気がして─ふ、と少しだけ口元を緩めながら携帯を置き。)
「………分かりました。……連れて行きますけど、無駄に騒がないでくださいね。」


五条悟
「…そんな寂しそうな表情しないでよ。」
(寂しそうに笑う彼女の笑顔に心が締め付けられるような気がして、眉を下げながら困ったように微笑んでみせる。去り際に軽く彼女の頭を撫で、自宅へと帰っていって。)

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