匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
通報 |
鮫島旭
「………ですね。…後、さっさと離れて貰えますか?この腕へし折りますよ。」
(話に乱入してきた挙げ句、自分の肩に肘を乗せて来る先輩を横目でギロリと睨む。今は可愛い生徒達の前である以上、本気でキレる訳にはいかないので一応は話を合わせ、作った笑顔を浮かべておくが─内心は今すぐにでも捻じ伏せてやりたい衝動に駆られていた。真希はいつもの様子をげらげらと笑いながら「おい五条、お前またちょっかい掛けてんのかよ。いい加減諦めろって。」と言いつつ先輩の肘を軽く引き剥がしてくれる。次いで狗巻が壁のように先輩の前へ立ちはだかり、狗巻は「おかか!」と両手を交差させながら首を横に振った。─可愛くて頼りになる生徒達に、思わず表情が緩む。彼らの隙間から先輩を見遣り、狗巻の頭を撫でて。)
五条悟
「んー?どしたの、硝子。」
(自分にしては比較的マシな出来だったからか、然程お叱りを受けることは無く─ストレスフリーで報告を終えて職員室へ戻る。途中、2回目の煙草休憩に向かうらしい家入にこっち来い、と呼び止められた。呼ばれるままに共有スペースのソファに向かい、家入の隣に腰を下ろすと─「お前ら、付き合ったのか?…まあ、言わなくても分かるが。」火の点いた煙草を片手に問い掛けられる。そうだよ、と頷くと家入はやっぱりな、と呆れたように溜息を吐いて「あんまり人前でやんなよ、金取るぞ。」と言い残し、職員室へと戻って行った。一人共有スペースのソファに残され、天井をぼんやりと見上げて。)
トピック検索 |