匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「………」
(目前で起きている静かな修羅場など露知らず。塞がれた唇が解放されたことによって、より呑気に眠っている自分を余所に─職員室の空気は酷く冷え切っていた。肩に腕を回された七海は「ただの友人ですよ。…旭は…家入さん程では無いにしろ酒癖が悪いので、酔うと自宅の鍵を探すのも難しい程の前後不覚になるんです。そんな相手を道端に放置して帰る訳にもいかないでしょう?…口移しの件も大方、酔って何も分からなくなっていただけだと思いますが。」とあからさまに面倒そうな表情を浮かべ、周囲の目線に眉を顰めている。「と言うより…どうして旭にキスをしていたんですか?…男同士でしょう。」七海は普段通りの声に聞こえるが、その実何処か─言葉尻に嫉妬を纏ったような声で、逆にそう問い掛けて。)
五条悟
「疲れたー。」
(背中を撫でてくれる彼女に凭れ掛かり、労りの言葉に機嫌を良くして甘える。家入へのカップケーキを取ろうとしたが、それより先に家入の手が伸びてきてそれを取った。「おー、あんがと。」と笑う家入に口パクで─眼の前でやるな、と咎められる。その言葉にべ、と舌を出して。)
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