匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「………大好きだなんて、よく言いますね。学生時代、俺になんて言ったか覚えてますか?」
(─自分のことが大好きだ、などと、思ってもいないであろう言葉を宣う先輩を鼻で軽く笑い─たっぷりと嫌味を込めてそう問い掛けた。"図体だけデカい無能"だの、"体術だけの雑魚"だの─今思い出しても腹が立ってくるような事ばかり言われていたことを、ぼんやりとだが覚えている。─まあ。その度にキレて組手の時、必要以上に五条先輩のことを痛め付けたりはしたが─この際それはどうでもいい。そんなことを言っておいて、大好きだなんだと宣う先輩が酷く滑稽に思えて、嫌味っぽい微笑を浮かべ。)
「………覚えてる上で言ってるんだとすれば、随分とお目出度い頭ですね。」
五条悟
「ん。」
(ずっと高専に居るのか、との確認にも首を縦に振った。─あの頃に突き放してしまった分、今は彼女とあまり離れたくはない。彼女が自分の手に手を重ねてくれたことで更に上機嫌になり、周囲に花でも飛んでいそうな程締まりの無い─幸せオーラ全開の雰囲気を振り撒いて。)
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