匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「……中学の頃からこんな祓い方でしたけど。」
(今しがた消し飛ばした呪霊の腕が地面に落ち、不規則に脈動するのを横目で冷たく見下ろしつつ─それを、軽く呪力を込めた爪先で踏んで潰す。何やら楽しげに笑う五条先輩をミラー越しに見据え、「…いつまで力込めてるんですか、痛いんですけど。」と文句を垂れた。少し無茶をさせたからか、呪術師の心臓を内蔵したエンジンは─全力疾走した後のように激しく鼓動を打っている。その鼓動を落ち着かせる為にゆっくりと走っていたが、やがて目的地の山へと到着した。山頂にバイクを停め、小さなベンチに腰を下ろしながら風景を眺めていて。)
五条悟
「うん、何でも言ってよ。」
(自分の肩に頭を預けてくれて、我儘やら思っていることを言う、と約束してくれた彼女の頭を撫でる。─大好きな彼女の我儘なら何でも聞けてしまう気がして、我ながら恐ろしかった。彼女とのんびりしている内、いつの間にか飲み物は空になっていて。)
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