匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「……そうですか。」
(自分の作った、甘ったるくて如何にも身体に悪そうなフレンチトーストを見るなり─目に見えて上機嫌になった先輩を─単純だなコイツ、と頭の隅で思いつつ、自分のトーストを齧りながら適当な返事を返しておく。そもそものモノが良いからだろうか、普段自分が作るトーストより美味い気がした。トーストを食べ終わった後は皿を洗い、洗面所で顔を洗って歯を磨く。─朝のトレーニングは生徒たちとの組手で良いか。高専に出勤すれば代えの服も置いてあることだし、ぼんやりとそう思考しながら、普段の出勤時間まではダイニングテーブルに腰を下ろし、携帯を触っていて。)
五条悟
「じゃあ…今度、デートしようよ。それがお詫びってことで。」
(自分にしてみれば、この服など本当にどうでもいいのだが─彼女はどうにも納得が行かないらしい。お詫びがしたい、と俯きながら遠慮がちに呟く彼女を見つめていると─一つの提案が浮かんだ。ニコニコと笑いながら、握ったままだった彼女の手をぎゅ、ともう少し強めに握り─「ダメ?」と上目遣いをしながら首を傾げてみせて。)
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