匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「……………髪。案外、柔らかいんですね。」
(自分で言った以上、今更手を引っ込めるのは憚られる。仕方無しに頭に手を置いてみれば、固いのかと思っていた先輩の髪は自分の手の形へ呆気なく変形した。普段は逆立っているので、勝手に固そうだと思っていたが─そう思っていると、自分でも知らぬ内にそんな感想が口からぽろりと漏れる。狗巻はその様子をじっと眺め、「ツナ、いくら…」─本当に頭を撫でる以上のことは要求しないのか、とでも言いたげに先輩を見遣って。)
五条悟
「ん…ちょっとだけ、ね。」
(彼女相手だと、普段のように目隠しを戻すのも忘れて─寝惚け眼を剥き出しにしたまま、ふわりと微笑んだ。近くに歩み寄ってきてくれた彼女の手を引っ張って半ば無理矢理ソファに座らせ、「…まだ眠いから…肩貸して。」と一方的に言って肩に頭を置き、再び目を閉じる。彼女の肩が心地良いからか直ぐに眠りに落ち、暫くそのまま寝入っていて。)
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