匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「………酔ってないです。」
(眼の前で手を振られると普段よりも少しじとり、とした眼差しで先輩を見つめながら言葉少なに返答を返す。何杯かビールを頼み、テーブルには空のジョッキが大量に並んでいた。─家入先輩程では無いが、自分もかなりザルな方ではある筈─苛立ちを紛らわす為に酒を飲みすぎたらしい。もう何杯目かも忘れたビールのジョッキを運んできた先程の彼女は、『あの…余計なお世話かとは思いますけど、飲み過ぎじゃないですか…?』と心配そうに尋ねてきた。大丈夫です、と答えようとした拍子に彼女の手に自分の手が当たり、思い切りビールをジーンズに溢してしまう。彼女は慌てた様子で『すみません、すぐに拭きます!』と言いながら布巾を持って来ては、席の近くにしゃがみ込みながらジーンズを拭き始めて。)
五条悟
「勿論。ちゃんと終わらせたよー!」
(彼女の言葉に首を縦に振った後─何故かドヤ顔をしつつ、机に両肘を付いてあざとく首を傾げてみせた。だからご褒美ちょうだい、と子供のように強請りながら、座っている椅子ごと彼女の方へ少しずつ近付いていく。目隠しは取らないまま顔を寄せ─我ながら整った顔立ちを彼女の眼の前へと持っていって。)
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