匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「………結構です。」
(何処かピリピリとした空気を纏う先輩に只ならぬ気配を悟り、家入先輩を庇おうとしたところで─肩に頭を乗せていた家入先輩が何やら不明瞭な呟きを口から発しながら─目を覚ましてしまった。家入先輩は自分に声を掛けながらアイマスクを外し、周囲を見回して─「…ん…どうした、鮫島…って、ああ…五条、帰ってきたのか。」と何かを察したような表情を浮かべる。その後、ひらひらと手を振りながら─「…医務室で寝直してくる。肩貸してくれて助かったよ、鮫島。」欠伸を一つ、踵を返して職員室を後にしていった。なんとも気まずい空気が漂い、五条先輩に視線を移した後─はあ、と疲れ果てた溜息が口から漏れて。)
「……本当、悪い意味で学生時代と変わりませんよね…五条先輩は。…そういうところ、嫌いです。」
五条悟
「無いよー。さっさと終わらせてきた!」
(彼女に抱き着いたまま、上機嫌に浮き足立っていたが─彼女の問い掛けに首を縦に振った。アイスココアのプルタブを引き開け、中身を喉に流し込む。心做しか普段以上に甘く感じるそれを一気に半分ほど飲み干し、彼女に抱き着く力を少しだけ強めて。)
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