匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「……お、今の躱した?中々上手いね。」
(回した脚が手応え無く空を切る感触に目を丸くし、目前まで迫ってきた狗巻にあくまでも余裕の表情で微笑む。「でも、相手に近付き過ぎ。…ほら─躱せない。」地面に着く両手を狙ってか─姿勢を低くして手元に滑り込む狗巻が手元を払うと同時、支えを失ってバランスを崩した体勢を利用しながら─彼の頭に、かなり手加減しつつも容赦なく上空から踵を落とした。ガン、と硬い音を立てて頭に響く唐突な衝撃に狗巻は「高゛菜゛ッ゛!」と濁点混じりの声を上げ、若干涙目で頭を擦りながら蹲ってしまう。地面に尻餅をつく直前で体勢を立て直して立ち上がり、ごめんごめん、と軽く声を掛けながら彼の頭を擦ってやり、グラウンドから引き起こして。)
「うん。皆、成長が早いね…俺は嬉しいよ。この調子なら、俺もそろそろ1本取られそうだな。」
五条悟
「ありがと。」
(大人しく首を縦に振ってくれた彼女に微笑みつつ、その頬に軽くキスをした。─窓から差し込む朝の光が、やけに眩しく感じる。少しの間そうしていた後、満足気に頷いては彼女から離れて「じゃあ僕、ちょっと報告書出しに行ってくるねー。」と手を振りながら職員室を出た。途中ですれ違った家入に「…露骨すぎ。」と嫌味を言われたが─ごめん、と軽い調子で言って報告書を出しに向かい。)
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