匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「……ん、いつもわるいな…ありがとう。」
(暫く心地良いタクシーの揺れに身を任せ、眠っていたが─どうやら家に着いたらしく、肩を揺すられて目を覚ます。目を覚ました途端、視界に飛び込む光に目を細めながら─あれ、七海(仮)の家ってこんな高層マンションだったか?それに七海、こんな軽い口調だっただろうか─などとぼんやり思いはしたものの、酒で禄に回らない頭ではその思考もすぐに消え失せてしまった。礼を言いながら再び肩に頭を預け、普段酔い潰れた時に─七海の家で引き取って貰っている礼を述べつつ、家の中まで大人しく運ばれて。)
五条悟
「…いいよ?」
(見ていて哀れなほど必死な男をふん、と鼻で笑いながら彼女の顔を自分の方へぐい、と引き寄せる。緊張している様子の彼女に「目、閉じてて。」と小さな声で囁きつつ─邪魔なサングラスを外してテーブルに置いた後、唇に軽くキスをした。まだ子供だったあの頃はこんなこと出来なかったなあ、などとぼんやり思いつつ、自分と彼女を凝視している男を─お前の望み通り証明してやったぞ、と言わんばかりに冷たく睨んで。)
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