匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「………今、健人が職員室出てくのが見えたんですが…何かあったんですか?」
(五条先輩の声には─寝起き特有の、地を這うような低い声で適当に挨拶を返した後、今しがた目にした七海の背中についてそう問い掛ける。─問い掛けておいて何だが、五条先輩のことだ。また何かしらで絡まれ、嫌になった七海がそれ以上絡まれる前に出ていった─という所だろう。一応は返答を待つものの、ほぼ脳内で自己完結して─大きく伸びをした。妙な姿勢で寝た所為か、凝り固まった関節がバキバキと音を立てて伸びるのが分かる。─職員室を出た七海は、「…あの反応……多分、分かってないんでしょうね。……全く……」クソが、と小さく愚痴を垂れ、そのまま高専を後にして。)
五条悟
「わーい、ありがとー!」
(眼の前に差し出されたカップケーキを、我ながら子供のようにはしゃいで受け取り─ぐあ、と大口を開けて齧り付いた。一口でほとんど口の中に消えたカップケーキを咀嚼していると、思わず表情が緩んでしまう。─相変わらず美味しい。ニコニコとした上機嫌な笑顔で彼女を見つめ、感想を述べて。)
「ん、やっぱり美味しいねー。」
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