匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「……ジロジロ見ないでもらって良いですか?」
(ヘルメットに押し込められていた所為で、若干癖の付いた髪を手櫛で整えていたが─ふと、五条先輩からの視線に気が付いた。─他人からまじまじと見られるのは、どうにも気分が良くない。無愛想な声でそう投げ掛けつつ、外したヘルメットを一旦シートに置いてから─缶コーヒーを買いに自動販売機へと向かった。ブラックを一缶購入してバイクの側に戻った後、プルタブを引いて缶を開け─中身を喉に流し込んで。)
五条悟
「……やっぱ…もうちょっとだけ居よっかな。」
(立ち去ろうと彼女に背中を向けた瞬間、服の裾が軽く引かれる感覚がした。もしかして─と思いつつ、ちらりと横目で振り向けば─自分の服の裾を掴んでいる彼女が居る。手はすぐに離されてしまったが、下手くそな笑顔で見送ろうとする彼女を見ていると、何だか愛おしくなって─わざと聞こえるようにそう呟きながら彼女の方へと戻って。)
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