匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「……んー…」
(─卒無くこなせてはいるが、今一つ何かが足りない。爪先を踏み付ける足は退かさないまま、伏黒の手を取った。困惑する伏黒を無視し、関節を外しかねない勢いで腕を引き─半ば叩き付けるようにして地面へと倒す。「かは…っ、」と背中を強打した伏黒が苦しげに呻くのを尻目に、その腹部目掛けて肘鉄を叩き込んだ。─こういう器用貧乏タイプは経験上、一度徹底的に追い込んでやれば一か八か─そう思案していると、ある種キマった目をした伏黒に腕を掴まれる。先程のように『幻燈映写』で逃げたが、その先─"本物"の腕まで掴まれて関節を極められた。─無意識に抑え込んでいる闘争本能を解放してやれば、ざっとこんなものだろう。ギブギブ、と笑いながら地面を叩いて。)
五条悟
「……何?」
(彼女と生徒達と、穏やかな雰囲気で喋っていると─伊地知の声が聞こえてきた。わざと彼に聞こえるような音量で舌打ちを一つ、だが此処で駄々を捏ねても仕方無い。渋々彼女から離れ、伊地知の方へ歩み寄り─その肩にガッ、と彼女にしたものより勢いは強めに手を回し、顔を近付けて。)
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