匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「……うん、ちゃんと重いね。でも、もう少し重心を下にした方が良いかな。その方が…もっと重くなるから。」
(かなりの重さがある筈の─パンダの突進を広げた両手で受け止める構えを取る。重い音が響くその突進を僅かに数歩後退る程度で難なく受け止め、余裕たっぷりの穏やかな笑顔を崩すでもなくそう声を掛けた。その後の一撃一撃が重いパンダラッシュも片手で軽くいなし、多少は手加減したものの─腹へ捻りを入れた拳を打ち込み、グラウンドへ膝を付かせる。自分とはかなり体重差があるパンダも片手で引っ張り起こし、「成長が早いね。出来が良くて可愛い生徒を持てて…俺は幸せだよ。」とそのふかふかの頭を撫でて笑った。そうして最後─狗巻を呼ぶと、片手を上げて「しゃけ!」と元気の良い返事を返して向かってくる。何方かと言えば小柄な彼は小回りが利く。力で押し切る─と言うよりは、技術で捻じ伏せる方が彼のファイトスタイルとしては適しているだろう。狗巻の初撃をひょい、と軽く躱した後、地面に両手を付いて脚を大きく回す─以前、先輩との組手で試した脚技主体のファイトスタイルを取って。)
五条悟
「えー、良いじゃん。彩莉菜の補給させてよー。」
(折角回した腕を外そうとしてくる彼女に頬を膨らませ、更に顔を寄せて─彼女の耳元でそう笑う。家入は驚く程に冷めた瞳でその様子を眺めた後、ふと立ち上がっては「…ヤニ吸ってくる……イチャつくなら余所でやれ。」と言い残して喫煙所へと向かった。職員室のドアが閉まり、束の間とは言え─彼女と二人きりになる。心の中で家入に感謝しつつ、ニコリと微笑んで。)
「……硝子。居なくなったから…いいよね?」
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