匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「………ん…わかった。」
(暫くは運ばれたベッドに寝かされながらうとうとと船を漕いでいたが─ふと目の前に差し出された水にこくり、と大人しく頷いてそれを素直に手に取る。眠いからかあまり力が入らず、脱力した唇の端からはポタポタ、と飲み切れなかった水の滴が垂れ、シーツの上に水を零してしまった。手の近くに出来た小さな水溜まりに目を向け、「……あ…わるい、みず…こぼした。」と拙く辿々しい発音で七海(仮)に頭を下げ、謝罪する。あつい、とぼやけたような声で呟きながら羽織っていたジャケットを脱ぎ捨て、シャツのボタンを外そうとするが上手く外れないボタンに苛立っているようで。)
五条悟
「ダッサ。」
(自分と彼女を見て、逃げるようにカフェを出ていった男にそう吐き捨てながら─テーブルに置いたサングラスを掛け直し、べ、と舌を出して学生時代によく見せていた─他人を小馬鹿にしたような表情を浮かべる。男の背中が見えなくなった後は彼女の方に普段通りの笑顔で向き直り、「ごめんね?あの男にムカついてキスしちゃった。」としおらしい言葉程は悪びれる様子もなく謝ってみせて。)
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