匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「……静かにしてください。」
(ドアが勢い良く開け放たれる音が聞こえ、出来るだけ帰って来て欲しくは無かった先輩の声が職員室の中に響く。その声に反応してか、肩に頭を乗せた家入先輩が不機嫌そうな声で呻いたもので─五条先輩をギロリ、と睨んでそう釘を刺した。家入先輩の久々の眠りを妨げるのは気が引ける為、五条先輩はどうせ聞く気など無いだろうが─自分は一応黙ったまま、パソコンを開いて明日の授業の準備をして。)
五条悟
「ちょっとー、彩莉菜!授業終わったら構ってって言ったじゃん!」
(彼女と同じく伊地知から離れたところで─彼女が自分を無視したまま、教材の準備をする姿が目に入った。─無視されるのは寂しい。居ても立っても居られずに背中から彼女に勢い良く抱き着き、子供っぽく頬を膨らませながらぷんすかと拗ねた。心做しか、家入からの突き刺すような視線を背後に感じるものの─そんなことを気にしている余裕はなくて。)
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