匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「……自分の分のビール、頼みましたけど。」
(店のドアが開き、五条先輩が顔を見せたかと思えば─向かいの座布団へ腰を下ろす。嫌な先輩の顔を見ながら酒を飲むのは御免だったが、かと言って─隣に来るのも余計嫌だ。七海が自分の隣を陣取ってくれていることに少しだけ安心しつつ、先輩からの問い掛けに渋々答える。早く家入先輩が来ればいいのに、と内心思いながら店員が注文を運んでくるのを大人しく待っていた。─一方七海は─五条からの圧など素知らぬ顔で受け流しており、家入はのんびりと歩いて居酒屋の前に到着して。)
五条悟
「んー?どうしたの?」
(彼女が上げた声に首を傾げつつも、アルバムのページをぱらりと捲る。途端、呑気に口を開けて机に突っ伏しながら寝ている─学生時代の自分の写真が目に飛び込んできた。こんな時もあったな、と思いながらその写真を眺めて。)
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