匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
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鮫島旭
「…………」
(ジーンズを拭き始めた矢先、先輩に布巾を取り上げられた彼女は『え、でも…』と何処か困惑したような声を上げていたが─先輩の有無を言わせぬ雰囲気の笑顔を暫く困ったように見つめた後、やがてその顔は至極申し訳無さそうな表情に変わり─『あ…じゃあ、お願いします。すみません!』ぺこりと効果音が付きそうな程深く頭を下げながら、慌てた様子で別の客の注文を取りに向かった。─良く冷えたビールがジーンズに染み始めて、少しばかり肌寒くなる。ぶるり、と小さく身震いしながら先輩を横目で睨み、催促するように声を掛けて。)
「………あの、拭くなら早くしてください。」
五条悟
「うん、ありがと。」
(様子を伺うような恐る恐るのキスだったのと、直ぐに離れられてしまったのは少々残念だったが─自分的にはそれでも大満足で、上機嫌にニコニコと微笑んでみせた。照れてる姿も可愛いなあ、なんて思っている顔を家入なんかに見られたらきっと、暫く大爆笑を伴って揶揄われるレベルで締まりの無い顔をしている気がする。これ以上虐めるのは可哀想だったので、一旦椅子ごと彼女から離れて。)
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