匿名さん 2024-01-18 21:20:33 |
通報 |
鮫島旭
「……しつこいですね、俺は男なんですから…一回言ったことは取り消しませんよ。」
(─先輩の手の平の上で良いように転がされた気がしなくもないが、自分一人の犠牲で伊地知や学長の胃が守れるなら安いものだ。長々と溜息を吐いたところで─先輩を隔てて少し向こうから、3人で和やかに談笑しながら歩いてくる1年生達の姿が見える。今居る場所を知らせるように、自分もひらひらと手を振りながらこっちだよ、と声を掛けて穏やかに微笑んだ。彼らもそれで分かったらしく、1年生─主に虎杖が大きく手を振り、「鮫島先生ー!」と元気な声を上げながら、飼い主を前にした犬のように走って来たかと思えば─どすん、と勢い良く飛びついてくる。その後ろから伏黒やら釘崎やらが苦笑しながら歩み寄ってきて頭を下げてくれるものの、先輩には心做しか冷たい眼差しを向けて。)
五条悟
「…さっさと終わらせて帰ろーっと。」
(車から降り、ぐるりと周囲を見回して呟く。─目隠しを外した六眼に映る呪力の気配は、どれも1級程度で大した強さではなく─本当に自分である必要があったのだろうか、と思いながらも一応は大きく伸びをし、欠伸混じりに術式を発動させた。大半の呪力はそれで消滅するが、生き残った数体にトドメを刺す為に─もう一度術式を発動させて。)
トピック検索 |