ある日、森の中(〆)

ある日、森の中(〆)

人外好き  2017-08-01 03:59:39 
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  • No.930 by 皐月 夜  2020-03-08 11:00:30 



でもジュリーはさ、私がそんな悪い子になっちゃってもずーっと友達でいてくれるでしょ?
( 何れ道を踏み外し人間と魔女との曖昧な境に目に足を踏み入れる事になるかもしれない。それが悪い子であったとしても相手はきっとずっと友達として側にいてくれるという傲慢な自信があれば、何の躊躇いもなくそれを覗かせつつ、案について紡がれた苦い失敗談に眉を寄せ「それってさ、もしかしたら個々でいくから負けちゃうのかも。今度は二人で協力して悪戯仕掛けようよ!」と巻き込み案を。どうやら初きな粉餅はお気に召したらしい。口内に広がる優しい甘みに破顔させる様子を間近で見て同じ嬉しさを感じては続いて醤油に付けた餅をはむりと齧り。「きな粉なら他のお菓子…クッキーとかケーキにも使えるし万能だよね。妖精の里にも広めようよ」もちゃもちゃと咀嚼し飲み込んだ後に相手の住む場所の話題を出しては続けるように「一緒に作ったきな粉クッキーとかお裾分けするのもいいかも」と次々浮かぶ楽しい出来事を連ねていき )


  • No.931 by 妖精  2020-03-09 19:11:59 


あら、それは勿論よ!ヨルがもし誰からも嫌われるような事があったって、私はいつまでも友達で、ずっとヨルの味方よ
(確信を持っての問いかけには、当然だとばかりに口角を持ち上げ。朗らかで人付き合いも良い相手。誰かに批判や中傷を受け孤立するなんて未来は、魔法を理由に少し前まではあった魔女狩りの時代でも無ければ訪れはしないだろうが。変わらず側に居ると、本心からの言葉で返し。「んー、二人で行ってもすぐバレるのに変わりは無さそうだけど……一緒にからかうのは面白そうね!いつかやってみましょうか」二人がかりで挑んだとて、位置は魔力ですぐに明かされ、企みは察知されるだろう。勝算は低い、とは言え楽しそうな遊びに妖精が食いつかないはずは無く。人差し指を一本、唇に宛がい宙に向けていた視線を相手に注げば、にぱっと瞳を開き笑顔を浮かべ。「ふふ、これを広めたら皆欲しくなってひと悶着ありそうね。一緒にお菓子作りも良いわね。……あぁ、そう言えば、私は体を小さくする薬、まだ見つけられていないのだけれど、ヨルの方は空を飛ぶ練習だとかの調子は最近どうなの?」様々な用途に応用の効く美味な粉。その製法や使い方を里に持ち込めば、ちょっとした流行が巻き起こりそうだが。仲良く分け合えるかは、別問題で。そんな予感を口に出しつつ、共に料理する事に関しては賛同の意を示し。次いで、以前二人で手分けして協力しようと話していた事柄に触れ。自分の方はあまり状況は芳しく無いと、困ったようにちょいと肩を竦めてみせ。薬草や回復魔法の練習にも手を広げている、相手の浮遊魔法の近況について伺い)

  • No.932 by 皐月 夜  2020-03-15 14:24:19 



私ってばジュリーが側にいてくれたらそれでいいよぅ。
( 大好き、ずっと側に、出会ってから幾度となく繰り返した確認に返って来る言葉はやっぱり心を温かくするものであれば、むふふ、と笑った後に企みについて頷くだけで終え。妖精の世界できな粉が爆発的な人気を産みそれが火種となり“きな粉戦争”が起きる──彼方此方で魔法が飛び交い…そこまでを妄想してすぐに止めればここ最近の魔法の成果を問う言葉にうーんとひとまずの唸り声を上げて。「やっぱり自分を浮かすってなったらかなり難しい事がしみじみわかってきたよ。何かね、最近は動かない小さなものだったら安定して浮かせるようになったし、重くて大きいものも、不安定ではあるけど上手くいくんだ。でも生き物とか、そういうのは全く駄目。…魔素がぐちゃぐちゃーってなるの」相手は薬を探してくれている、自分も頑張らなきゃと思っているのに現実はそう甘くないのだ。浮遊魔法に関してのみの出来とその悩みを伝えては、歯痒さを八つ当たりするかの如く餅に齧り付いて )


  • No.933 by 妖精  2020-03-16 10:03:41 



そう?欲があるんだか、薄いんだか、ヨルって不思議ね。側に居るだけでいいなら、幾らでも……あぁ、そうだ。今日はヨル一人なら、折角だし泊まっていってもいいかしら?
(傍らに居るだけでこうして相手が笑ってくれるなら、幾らでもその願いを叶えてやりたい。口調こそからかい交じりながら、柔和な眼差しを相手に向け。ふと、家族が留守ならば自分が居てバレる心配が無い点に気がつけば、室内に置かれたドールハウスを指差して問いかけ。「まぁ、そう簡単にうまくは行かないわよね。けれど確実に前には進んでいるんだから、焦らずゆっくり、ね?そう言えば、他に採取出来た魔石ってあったかしら?石の力を使えば、もう少し上手く魔法が使えると思うわよ」八つ当たり気味に餅を嘱す様を見つめ、励ましの言葉を送り。自分の胸元に輝く石に視線を落とし。元を辿れば、あの洞窟へは相手の魔法の手助けにと探したのだったと思い出し)

  • No.934 by 皐月 夜  2020-03-16 10:24:34 



何を仰る!ジュリーが私の側に居てくれる事はこの上ない喜びなんだからねっ!自覚してくれないと。
( 自身の瞳の奥の深い所を通して見える相手の瞳は温かく柔らかな慈愛に満ち溢れたもの、むず痒いような気持ちを誤魔化すように演技がかった口調と共にふん、と胸を張れば続けられた名案にそれはいい考えだと大きく頷き「勿論だよ!せっかくだしさ、同じベッドで寝ようよぅ」相手にはドールハウスがあるが、こんなチャンスは滅多に無い。へらりと笑いつつ要望を重ねて。もちゃもちゃと餅に齧り付きあっという間に平らげた時には励ましの言葉もすんなり受け入れられるというもの。「もっともーっと頑張るよ!」とまずは意気込みを一つ。続けてそう言えば、とばかりにパチンと両の手を打ち鳴らせば徐に椅子から立ち上がり近くの引き出しを開けて「確か──、…あ、ほらこれ。この前の探索でいくつか採れた欠片だけど。実は明日森でこれの力使ってみようと思ってたんだよね」ドロップスの欠片のようないろんな色の鉱石の欠片が入った透明な小瓶を取り出してはそれを相手の目の前のテーブルにことん、と置き見せて )


  • No.935 by 妖精  2020-03-18 09:03:44 



ふふ、はいはい。自覚しておくわね。私も、ヨルの隣はすごく居心地が良いわ。……同じベッドで?ヨルって寝相は良い方かしら?私、ぷちっと押し潰されて終わりは嫌よ?
(大袈裟な口調で紡がれる優しい言葉。肩を震わせ、開いた唇から楽しげな笑い声を漏らし。照れ臭いからか、軽く流すように相手の言葉を受け止めては、お返しとばかりに、自分も同じ気持ちだと付けたし。どうせなら、と続けられた発言にはドールハウスに向けていた指先を、相手のベッドに向け直し確認するように復唱。勝手なイメージながら、普段と変わらず寝相も落ち着いてはいない印象であれば、冗談と本気交じりに相手を見つめ。きな粉餅一つでお腹がいっぱいになってしまえば、箱から飛び出したティッシュを一枚拝借し、服や口許に付着した粉を叩き、拭い。やる気の炎を灯す相手は微笑ましいが「ゆっくり、無理しない程度に頑張ってね。」と、一つ釘を刺し。「あら、結構集まってたのね。すごいじゃない!それに、瓶に入れるとオシャレで綺麗ね。紐か鎖を使ってネックレスにするともっと可愛いかも。──そうね、一度試すのもいいと思うわ。けど量には気をつけてね?加工もしていない欠片は、多分一度魔法の補助に使えば砕け散っちゃうでしょうし、強すぎる力で支えられて成功した魔法は、今度は操るのが難しくて暴走、もあり得ない話じゃ無いからね」すくっと立ち上がり、何かを探しに向かった相手。その行方を瞳で追いかけ、戻ってくれば目の前に置かれたのは、硝子瓶に詰められた欠片達。目を凝らせば一つ一つ淡く発光し、魔素が凝縮された片鱗が伺え。色彩豊かなな一品に装飾品としての価値を見出だしつつ、しかしコレを実験に使うとなれば、と注意点を。実際に使用してみなければの話だが、使いきりの消耗品になる可能性や、利点以外の可能性を告げ)

  • No.936 by 皐月 夜  2020-03-24 10:18:52 



いいかいジュリーさん、寝相というものは自分ではわからないのだよ。
( 立ち上がりお皿を片付けて、はい、ご馳走様。その最中で問われた寝相の善し悪しにはくるりと振り返り、巫山戯た二人称と真顔で戯言を紡ぐもすぐに口角持ち上げれば「──なーんてね。小さい頃から寝相だけは良かったから大丈夫!」とけしてこれという根拠はない返事をして。普段アクセサリーというアクセサリーを身に付けないが魔法に関するものならば別だ。魔力を高める為ならばなんだってつけよう。それがこんなに可愛いものなら尚更。一度は置いた瓶をまた人差し指と親指とで摘めば、中の鉱石の欠片が軽くぶつかる位に揺らしつつ「紐に一票!──そうだジュリー、桜って知ってる?日本の花なんだけどこっちにも咲いてるんだ。それでね、お花見を兼ねてこの欠片の力を借りてたーっくさんの桜吹雪操りたいの!ぶわぁーってなるくらい大量の桜が舞うのって凄いと思わない?」カチ、カチ、と仄かに鳴る音を聞きながら紡がれた利点等の話に一つの今やりたい希望を織り込んで )


(/ まとめのトピ覗いたらまさかの纏めが!!凄く見やすくなっていて、あぁ、こんな話もしたなーっていうのが思い起こされてほっこりしました!大変だっただろうにありがとうございます!
そしてラナさんのプロフィールと画像も見れて…!また久々にラナさんにも会いたくなっちゃいました+
何から何まで本当にありがとうございます!! )


  • No.937 by 妖精  2020-03-24 12:42:00 



何だかものすごーく心配になってきちゃったんだけど。昔はそうでも今は違うかもしれないし。ちなみに、寝相が良いって誰かから言われたの?(相手が台所へ空いた食器を片してくれれば「ありがと、美味しかったわ」と今一度礼を告げ。改まった口調で明かされた自己申告には、本当かなぁと瞳を細め疑いの眼差しを注ぎ。「紐も良いわね、物がシンプルだから黒でも赤でも何でも似合いそうね。……サクラ?んーその名前は知らないけど、この辺りにも咲いてるなら見た事はあるでしょうね。花びらを風で操るの?それとっても素敵だと思うわ!」相手の指先に摘ままれ、透明な硝子の中で色とりどりの欠片がぶつかり軽い音が奏でられ。相手がどんな紐を首飾りに選んでもきっと似合うだろうと笑い掛け。人の間で呼ばれる花の呼称と自分達の間での名前はイコールで無ければ、頭に疑問符を浮かべるが。鮮やかな花弁が幾つも宙を舞う様が上手く実現したならば、それはきっと見事な光景となるだろう。頭の中で想像を膨らませては、相手の発想を素敵だと評し賛同の意を示し)

(/こんにちは、背後様!まとめを見て下さりありがとうございます!最初は妖精が貰ったアクセサリーの記述だけにしようかと思っていたのですが、追加で他の説明を加えたり、その日は時間もあったので読み返して振り返って、手紙やら何やら懐かしみながら纏めていたら、集中してしまったのか、気付いたらいつの間にか一気に更新してしまっておりました。自己満足に近いものですのでお気になさらず!背後様のお陰で積み上げられた交流や思い出、発見していった世界観を大切に、これからもたくさん更新していけたらなと思います!
是非是非占い師とも仲良くしてあげて下さい!そして上記の、春らしさと魔法を絡めたイベントの提案もありがとうございます!キリが良い所で次の展開にお花見出来たら良いなぁと考えていたので、話に出てきて嬉しかったです!)

  • No.938 by 皐月 夜  2020-03-26 10:23:33 



え?そりゃああれだよ、朝起きた時ちゃーんと布団被って、寝る前の位置で寝てるからね。
( 誰かに──とは言わない。これまた不安を助長させるような根拠の無い自論を紡いでは、チカチカと淡い光を放つ欠片が閉じ込められた小瓶を元あった引き出しの中へと戻して。魔法に使用するものとは別に一つ二つアクセサリーにするものもとっておかなければ。が、それよりも今は魔法を使った盛大なお花見だ。「桜はねぇ、ピンクの花弁がいーっぱいの木の事を言うんだよ。それがたくさん集まってる所でシート広げてお弁当とか食べるの。そんな中で花弁ぶわぁーってなったらそりやあもう素敵な事間違いなしでしょ」桜を知らない相手に掻い摘んだ説明を行えば、続いて両手をいっぱいに広げて盛大さをアピールしつつ「折角だから近々やろうよ、お花見!」善は急げとばかりに提案を一つ )


(/ 見ていて懐かしく、ワクワクしたのでとても有難かったです+私も過去のあれこれの更新は元より、先のやりたい事や詳細等も時間みつけて載せられたらなと思っています!
最近少しずつ暖かくなってきているので、お花見にぴったりかと思ったのですがそう言って頂けて良かったです!ぜひぜひ次の展開はお花見をしましょう!夜の初めての魔石を使うタイミングがお花見と絡ませられるのがとても楽しみです…! )


  • No.939 by 妖精  2020-03-26 18:59:57 


つまり、誰も見た事は無いって話よね。ますます不安だわ……やっぱり、私は私の家で休むとするわ(ベッドに落ちた経験は無いのだろうが、寝ている間は一切不明な、完全な自己申告。信用していないわけでは無いが、不安が勝ってしまえば今日はとりあえず様子見としようか。なんて、ドールハウスに目を向けつつそんな結論に至り。「今の時期にピンクの木……あぁ、多分あれかしら。それならたくさん咲いてる場所、私知ってるかもしれないわ。──えぇ、やりましょそのお花見。今から楽しみだわ」ピンクの花、だけの特徴では他と混在してしまったかもしれないが。太い幹と天に広がる枝葉、色づく小降りの蕾。頭の中で想像を働かせ、カチリと当てはまった一本が明確に浮かべばぽん、と両手を叩き。すぐにでも、と気の逸る相手に同意すれば、ワクワクと小さな胸の奥に潜む心臓は待ち遠しいとばかりに頷き返し。きなこ餅でお腹も膨れ、愉快なお喋りに花咲かせ楽しんだからか。不意に"ふわぁ"と大きく口を空け、間の抜けた欠伸が一つ飛び出し。「ん……ごめん。ちょっと眠くなってきちゃった」妖精は生理的に生じた目尻の涙を拭い、パチ……、パチ……と緩慢な動作で眠たげに瞬きを繰り返し始め)

(/背後様の夜ちゃん視点の纏めや、やりたい事リストの更新等も楽しみにしてます!そして私もコレやりたいなぁと溜まったアイディアがあるので、後で向こうにまたのせてきますね。確かに暖かくなってきて、ピッタリですよね!ナイスタイミングです、背後様!ではそろそろ絞めに向かって回させて頂きますね。
お花見イベントはどちらから回しましょうか?
妖精案内、または森で夜ちゃんが発見した場所があるなら森の入り口か切り株で待ち合わせ、町中や町外れ等森以外でオススメスポットがあるなら、妖精を夜ちゃんの部屋に向かわせますが、如何致しましょうか?)

  • No.940 by 皐月 夜  2020-03-28 10:23:45 



あらら、それは残念。──お腹いっぱいになったしもう寝よっか。
( 根拠の何も無い大丈夫を案の定信じない相手に別々で眠る事を願われれば、最終的にこうなる事はわかっていたのか大袈裟に肩を竦め、されどその声色こそ然程残念そうではなく。そんな中で小さな欠伸を先頭に睡魔を訴えた相手。楽しい時間はあっという間に過ぎると言うもので、確かにもう夜も遅いと思えば団欒はここまでで眠る事にしようか。「起きたらお花見、いつにするか決めようね」近い未来に訪れるであろうイベントの詳細を決めるのは頭が冴えている明日に、と立ち上がり )


(/ アイディア見させてもらいました!どれもこれも楽しそう!!看病イベントとか、本に吸い込まれるイベントは是非近いうちにやってみたいです+魔法使いさんが魔法を使えなくなる所見たい…!
では、取り敢えずこの辺でキリがいいかな、と!
そうですね…魔法を使ってのお花見になるので、町から近いと危険?な気がするのでここは森の中の桜たくさんスポットでお花見にしましょう!折角だからジュリーの見付けた所に行ってみたいです。いつもの切り株待ち合わせでいいかな?と思うのですが+ )


  • No.941 by 妖精  2020-03-28 20:56:41 


あら、少し早く来すぎちゃったかしら(相手の家に泊まり二人で予定を練り、案内役の妖精が指定した日取りは、まだ世間では桜の開花には早すぎるにも構わず、家に泊まった日から数日後の今日。現在の時刻は朝の9時、少し肌寒い風に白い雲が優雅に流れる真っ青な空の下。白の花冠を被った紫髪は後ろで一本の緩い三つ編みに纏め、薄桃色の生地に赤や白の草花が描かれたレースワンピースと、モコモコの白く暖かな上着に袖を通した出で立ちにて。パタパタと半透明な羽を震わせ妖精は飛行し、とある切り株の上に着地する。日の高さから何となく今の時間を予測すれば、気が急いてしまったかと独り言を呟き。まぁその内来るだろうと楽観視しては、縁に腰掛け座ったまま瞳を閉じ。ぽかぽかの日差しを浴び、日光浴をしながら相手の到着をのんびりと待つ事だろう)

(/案を見て下さりありがとうございました!
手伝い中に夜ちゃんが倒れたりでもしたら、流石の魔法使いもそのまま帰す(夜ちゃんの家を知らないので転移でも飛ばせない)のも出来ず、家以外のどこかで休ませたりする必要性を感じ、交流を深める切っ掛けの一つになるのでは……と思うので、是非やらせて下さいませ!

本に閉じ込められるシチュエーションは、どんな本の内容かお互いアイディアを出して決めて進めていけたら嬉しいです。
また、キリ良く締めて終わらせて下さりありがとう御座います!では切り株にて妖精を登場させましたので宜しくお願い致します。
そう言えば、明けましておめでとうな年末に泊まった事を思いだし、あまり一気に春まで時間は進め過ぎない程度に回させて頂きました。では、前置きが長くなってしまいましたが、また新たな場面にて、宜しくお願い致します!)

  • No.942 by 皐月 夜  2020-03-31 10:13:14 



( ウキウキとした心躍る楽しみに支配され約束の時間よりも早めに来たというのに、相手はもういるではないか。もしかしたら相手もまた同じ気持ちなのではと自然と持ち上がる口角。お花見と言う事もあり選んだ淡いピンクの薄手のコートの裾を閃かせ、パタパタと小走りに近付けば「ジュリーお待たせだよー!」と声を掛け。肩にかけたお馴染みのバッグを徐に開いては「ほらこれ、ちゃんと持ってきたよ。後お菓子も忘れてないからねぇ」以前お泊まりをした時に見せた鉱石の欠片入る小瓶も取り出しゆらゆらと揺らしつつ、お花見には欠かせない食べ物がある事もまた伝え )


(/ 確かに…!少しでも交流を深めてゆっくりでもお近付きになりたいです…っ!

そうですね!本のイベントはまた近くなり次第いろいろ決めましょう!今はお花見を楽しみますー!+そして私もお正月お泊まりだった事すっかり抜けておりました…。お気遣いありがとうございます!此方こそよろしくお願いします! )


  • No.943 by 妖精  2020-03-31 11:42:56 


んっ……あら、ヨル。早いじゃない(瞳を閉じ、瞼越しに太陽の柔らかな光を感じ。うとうとと船を漕ぎかけていたが、背後から響く明るく心地よい声に瞳を開き振り返り。空を見上げ、自分が到着してからあまり時間が経過していない様子に嬉しい誤算だったと瞳を緩め切り株から立ち上がり。「可愛いコートね、よく似合ってるわ。準備も万端なようね。……ふふ、今日のお菓子は何かしら。楽しみだわ」冬から春へ移り変わる季節に合わせ、変化する服装。シンプルで可愛らしいく、温かみのあるその桃色は彼女の雰囲気に合っていて。すっかり人の作るお菓子の虜になっていれば、機嫌良く笑い。半透明な羽を広げ、宙へと浮上すれば「それじゃ行きましょうか。こっちよ」と相手を呼び掛け、森の奥へと進み)

(/未だに夜ちゃんに魔法使いは素顔も名前も明かしてないですからね。私としても二人の仲をもっと深めて行きたいです……!

はい!今のうちに本のアイディアも温めておきますね。そうですね、お花見イベント楽しみましょう*
いえいえ、此方がまったりペースですみません…!今回はあれかなーっと思ってこうさせて頂きましたが、時間軸は本編とリアルで合わせたりやりたいイベントによってはずらしたり、ゆるっとふわっとその度に臨機応変に楽しめれば幸いです。では、長々とすみません。この辺りで、背後は失礼致しましすね、ありがとうございました…!)

  • No.944 by 皐月 夜  2020-04-03 10:08:50 



いつも真っ黒くろすけじゃあないんだよー。ジュリーは相変わらずの可愛さだねぇ。
( 自身の姿を見付けた相手の表情が花のように朗らかになればそれだけで幸せだ。普段の飾りげのないものではない、桜に見立てた薄ピンクのコートを見せ付けるように一度くるりと回って。それから普段通り可愛らしくお洒落な相手を褒めようか。「お菓子は見てのお楽しみだよ。でもねぇ、まだジュリーが一度も食べた事のないもの持ってきたからね」お菓子の楽しみを隠しつつ、奥へと進んでいく相手の後ろを着いていき。サク、サク、と草や小枝を踏み付けて歩く先、果たして相手はどんなお花見スポットへ連れて行ってくれるのだろうか )


(/ 私もですー!そしていつかお出掛けとか散歩とか出来たりしたらいいなーと+
いえいえ、私もなかなかにゆっくりなのでお互い様です!あまりガチガチにならずゆったりふんわりいきましょう!
では、私もここで失礼します!ありがとうございましたー! )


  • No.945 by 妖精  2020-04-03 10:53:46 



当たり前でしょ、大好きなヨルに会うんだもの。お洒落に手を抜くはず無いじゃない
(好きな服を着て、どれにしようか組み合わせに頭を悩ませ、自分が納得のいく可愛い姿に成れるのは楽しい。そしてそんな姿で会う相手が、親友と呼んでも過言では無い彼女であれば尚更、自分をよく魅せたいと、鏡を前にし張り切ってしまうのだ。胸の前で腕を組、当然とばかりに鼻を鳴らす表情をどこか嬉しげで。自分が口にした経験の無い菓子を持参してきてくれたと知れば「ますます楽しみだわ」と、声を弾ませつつ相手を導き。鬱蒼とする針葉樹の間を潜り、時間に換算して数分間歩けば、普段は魔法で隠されている境界線を越え、漂う空気がふわりといつの間にか変化する。鼻腔を擽る甘く優しい花の香り。空から注ぐ柔らかな日差し。瞬きした次の瞬間には、桃色の花弁が穏やかな風に流れ宙を泳ぎ、左右には均等に列を成す鮮やかな桜並木と、頭上には雲一つ無い青空が現れている事だろう)

  • No.946 by 皐月 夜  2020-04-06 18:59:59 



嬉しい事言ってくれるよねぇ。──あ!ねぇいい事思い付いちゃった!今度さ、ジュリーが私の袋一式コーデしてよ。お店に行ってジュリーがいいと思う袋買って、その後それを着て一緒にお茶会とかさ。
( 相手がお洒落をする理由が紛れも無く自分の為だと。期限の良さMAXでお花見を迎えられる事に喜びを覚えつつ、以前の時のようなクローゼットの中にあるだけの服からではない、次はありとあらゆる服が並ぶお店の中から相手にコーディネートをしてもらいたいと願い出て。土の匂い、風の匂い、お日様の匂い、森の中で混じるたくさんの香りの中に爽やかな甘さの残る香りが一つ。紛れも無く桜だろう。歩みを進める度に匂いは強く鮮明になっていき、ややして双眸に鮮やかなピンクが飛び込んでくればその場所が目当ての場所だとすぐにわかり。「っ、凄いよジュリー!本当に凄い!これだけ桜があれば魔法ですーんごい事出来るよきっと!」胸の奥の奥から湧き上がる興奮を抑えきれぬ早口と、両手を目一杯に広げる大きなリアクションで詰め寄って )


  • No.947 by 妖精  2020-04-07 00:21:21 


あ、それも楽しそうね!人間のお店ってなかなか行けないし興味あるわ。ドールハウスを買いに行った時みたいにあまり騒がないって約束出来るなら、そのお願い叶えてあげてもいいわよ?
(相手の服を自分好みに着せ替えつつ、相手の趣味と擦り合わせ調節し、組み合わせを考えてゆく。それはきっと楽しい一時となるだろう。想像するだけでワクワクすると喜色混じりの表情を浮かべ。人に姿を見られない術は持ち合わせていても、やはり危険は犯したくない。しかし、異なる種族が産み出す衣類には目を見張るものがあれば、相手も自分も得をする一石二鳥な提案。懸念があるとすれば、周囲から見た彼女の姿が一人騒ぎ不審がられてしまう点くらいか。以前の出来事を引っ張り出しては、どことなく上から目線で相手の要求に答える姿勢を見せ。「ふふ、そんなに喜んでもらえて嬉しいわ。けどまだよ。奥にとびっきり綺麗な木があるから、そこまで行ってからヨルの魔法で"すーんごい事"を起こして頂戴な」相手が自分に詰め寄り縮まる距離。大きく広げられた両腕以上に、全身から醸し出される興奮や感動を露にする無邪気な様に、幼子に注ぐような微笑ましさをもって目尻を柔らかく緩め。けれど相手に披露したかった景色はこれで終わりでは無い。相手の言葉を反芻し、魔法に対するハードルを意地悪く高めつつ、一本道の並木通りをさらに進んだ先。ぽっかりとそこだけ穴の空いたように、頭上には澄んだ青空が広がる空間に出る。桜の木々がソレを守るように取囲み、円を描くように配置された中央には、幾人もの人間が囲んでやっと計れる程の太い幹。左右に大きく広がり柔らかくしなるように垂れた枝葉。無数に連なる薄紅色の花弁が、真っ青な空から流れ落ちる滝のように咲き誇る、一本の巨大な枝垂れ桜。生命の力強い息吹を感じさせるような、そんな光景の元へと妖精は相手を導き)

  • No.948 by 皐月 夜  2020-04-12 13:54:44 



ふむ、では取引は成立ですな。春物の服って実はあんまり持ってなかったから、ジュリーが選んでくれるものなら何年だって着れるね。
( 以前ドールハウスを選んだ時のあの湧き出る興奮は未だに鮮明に思い出す事が出来る。だからこそ再び酷似した状況になればそれを抑えきれるかどうか。されど怪しまれるのも御免。度々姿を見せるおかしな口調で約束を守る事を示し喜びを露わにして。此処でもこんなに素晴らしい風景だというのにまだ先があるのか。上げられたハードルに怯む事なくにんまりと口角持ち上げては「お見せしましよう!私のこれまでの成果と…なんてったって魔法石があるんだから!──なんてね」どこか石頼りの発言を一つ。そうやって期待を胸に、視界に映るは期待以上の絶景も絶景。まるで空から降りて来るカーテンの如く大きく広く垂れ下がる枝垂桜。「……これは……私にどうこうできるかな…?」息を飲みあまりの絶景に立ち尽くす事数十秒、漸く開いた唇から漏れた言葉は先程とは大違いの弱気なもので )


  • No.949 by 妖精  2020-04-14 09:04:56 


あら、何年も着ずにある程度経ったら整理しなきゃダメよ?これから何度だって選んであげるんだから、きっとあっという間にタンスの中は一杯になっちゃうわよ
(物を大事にする様は好感が持てるが、ピンと立てた人差し指をちっちっち、と左右に振れば嗜めるような口調で告げる。共に買い物する日々はこの一度で終わるはずが無いと。年後とに流行りは移ろい、年を重ねれば蛹の少女はいつか大人へと羽化する。趣味も変わるかもしれない。若い内に楽しめるファッションを、その後は落ち着きのある服装を。側で見守っていくつもりであればこそ、その声音は軽やかな音を奏で。まさに自信満々といった面持ちで意気込む相手に、弧を描いた唇からくすりと呼気を漏らし。やがて瞳一杯に大木の姿を写し、風船に穴が空いたように弱気が漏れでたならば「あら、さっきの勢いはどうしたのヨル。私今日が来るの折角楽しみにしてたのに」と、テンションの落差を楽しむような眼差しを注ぎつつ語り掛け)

  • No.950 by 皐月 夜  2020-04-14 12:53:01 



早いうちに拡張魔法とか習得しなきゃ!クローゼットの中ももーっと大きくして、服も魔法植物もいっぱい入れるように。それからこの鞄も手を突っ込めば何だって取り出せるようにね。
( “これから何度だって”だなんて涙が出る程嬉しい言葉ではないか。鼻の奥がツン、と痛む感覚に涙脆くなったのは年齢のせいだと、まだ10代である事に蓋をした考えを。それから肩に横がけにしている鞄をポン、と掌で叩いてはこの先の壮大な魔法を望んで見せて。弱気になったのは想像を遥かに遥かに超えた絶景が広がるから。「私だって楽しみにしてたよ!でも…いや!頑張ろう!!」一度はぐ、と言葉を飲み込むもすぐにまたいつもの調子を取り戻せば意気込みと共に桜の根元までパタパタもかけて行き。「ジュリー!ここが一番綺麗!ここでお花見にしよう!」くるりと振り返り大きく片手を振れば、鞄の中から押し込められていたピンクと白のチェックの敷物を取り出し広げてみせて )


  • No.951 by 妖精  2020-04-15 09:49:52 


うふふ、欲張りね。クローゼットの改造も拡張魔法も、それから治癒に飛行、植物の世話。ユニコーン探しだって終わってないのに、魔法を覚えたり極めるには後何十年掛かる事かしらね
(少女の涙腺が緩んでいた事に妖精は気付かず。広げた両手で、自分が知っている範囲で相手の叶えたい目標を一つ述べる度に指を内側に折り曲げ、壮大に語られる未来予想図に思いを馳せ。一度は尻込みするも、再びやる気の炎を灯す発言を聞けば「うん、頑張ってね」と、一観客たる自分はにっこりと笑みを浮かべエールを送り。木の根本まで駆け出し、座れるよう地面に敷物を用意してくれたならば、パタパタと羽を震わせ後を追い。「良いわね、準備してくれてありがと。それでどうする?ご飯食べてからにする?」風で操って桜吹雪を演出するのだったか。魔法の行使はいつにするのか、後でも構わないと道を敷きつつ、相手が座るまで自分は宙に浮いたまま首を横に傾げそう問いかけてみせ)

  • No.952 by 皐月 夜  2020-04-15 13:09:06 



ぅ…た、確かに…。でも人間の私には時間が無いからね!一分一秒も無駄に出来ないんだよ!──まぁ、取り敢えずお腹を満たさない事にはなーんにも出来ません。
( 魔法使いや妖精と違い人間には短すぎる寿命がある。何百年生きた所で殆ど見た目が変わらない事に憧れを感じるが、それでも唯一『不老不死』には手を出さない。例え大好きな相手との別れが早くても。よいしょ、と靴を脱ぎ大きく広げた敷物の上に腰を下ろし相手が座るのを待ちつつまずは、と鞄から五・六個の小さなよもぎ餅が入っている袋と、マシュマロ入りの袋を取り出して。「ジュリー、マシュマロ食べた事無かったよね?火で炙ると数倍美味しくなるんだよ」袋の上を開けたそれらを並べては、取り敢えずお一つどうぞ、と言うようにスス…と相手に近付けて )


  • No.953 by 妖精  2020-04-16 14:46:04 


若いんだから、無駄な時間を楽しみなさいな。それにくれぐれも睡眠時間は削らないようにね。……ふふ、了解
(魔法にばかり傾倒してしまうのは、人として他者との繋がりを遮る要因になってしまうかもしれない。例えば、偏屈で愛想の無いあのエルフのように。相手があそこまで変質するとは限らないが。魔法か食欲か問うた返答は後者であれば、相手らしいと小さく笑い、同意の言葉に頷きを加え。「マシュマロ……へぇ、雪みたいに白いのね。それにオモチより柔らかくて食べやすそう。火は無いから、じゃあこのまま頂くわね?」相手に続き、傍らにちょこんと腰を下ろして座り。真っ直ぐ伸ばした足先を前後に揺らし、差し出された菓子を見つめ。小さな手を伸ばし触れてみれば、クッションのような程好い触り心地。匂いからはチョコレート程強い香りはしないが、相手が持ってきた物に今まで外れは無く。「……ん!甘くて美味しいっ、口の中で簡単に溶けちゃうのねこれって」あーん、と大きな口を開き一口齧る。柔らかな弾力と、ほろりと口内で溶け広がるささやかな甘さ。新食感とも言える菓子に、御満悦な様子で感想を口から溢し)

  • No.954 by 皐月 夜  2020-04-17 11:16:01 



食事と睡眠は基本ですとも。その辺はお任せ下さいな。
( 腹が減っては集中力も無くなる。それは眠気もまた然り。トン、と拳を作った右手で胸を軽く叩き意味無く大袈裟に答えては、マシュマロを頬張るその姿を「リスみたいだなぁ」なんて微笑み。どうやらこのお菓子も相手のお眼鏡にかなったようだ。「でしょでしょ!これはプレーンだけどいろんな味があるからねぇ。──そうだ!これを機に火を出せる魔法も覚えようかな。そしたらいつだってトロトロの香ばしい焼きマシュマロが食べれるってもんだよ」好きな物を共有出来る事にキャッキャと子供のように喜んだ後は、これまた唐突な思い付きを披露し、見えない炎を見せ付けるかのように人差し指をピン、と立てて、どうかな?なんて )


  • No.955 by 妖精  2020-04-17 16:01:54 



リスみたいって、もう。それ褒めてるつもり?
(人よりも遥かに小さい、掌サイズな体格故に一口含んだ所とて、口一杯になってしまうのは仕方無い。微笑みながら向けられた感想はあまり嬉しくなかったのか、ツンと唇を突き出すように拗ねた仕草を見せ。「他の味も気になる所だけど……マシュマロ焼きたさに火は止めなさい。火事になったら危ないし、確か……マッチとか、そう言うので人間って火は簡単に起こせるんでしょ?」この優しい甘さを基準に、例えばチョコや苺が加わればさらに幸せな気分に浸れるだろう。キラリと瞳を輝かせるが、ピンと伸びた人差し指を見つめ、ゆるゆると紫髪を揺らし頭を左右に振る。相手に宿る素質は風。火と相性の良い性質であれば、失敗した時の被害は森や自宅、どちらでも大きく出てしまうかもしれない。自分の中にある人間の知識を引っ張り出しては、だから要らないでしょ?と、膝の上に載せた食べかけのマシュマロを抱き締めつつ問いかけ)

  • No.956 by 皐月 夜  2020-04-19 14:07:32 



褒めてますとも!リスほどキュートな動物はいないでしょ。…あ、リスを使い魔にするのもいいかも。
( 不貞腐れたように唇を尖らすその仕草にもまた可愛らしさを覚える。マシュマロではなくよもぎ餅を一つ頬張り、口の周りに薄く白い粉を付けながら再度褒め言葉を上げるも、最終的にはまた突拍子も無い話へと顔は向き。魔法一つで指先から炎を出す事が出来れば便利な事この上ない。ちょっと火が必要な時も、寒い時も、暗闇を照らす時だって。あげればキリが無い便利性を思い浮かべた矢先、案の定肯定的ではない返事が来れば、理由も相まって頷く他あらず。「まぁ、そうだけどさぁ…。──確かに二頭追う者は一頭も得ずって言うもんね。まずは浮遊魔法を完璧にする事からなのかも」何にでもあれこれ手を出した所で結局、という未来もまたある訳で。そうと決まればとばかりに口内のよもぎ餅をもちゃもちゃと咀嚼し飲み込み。勢い良く立ち上がっては「ジュリーは食べてていいからね!今から花吹雪頑張ってみるから」鞄から以前見せた魔石の欠片が入ってる小瓶を取り出し、キュポッといういい音で上のコルクの蓋を取って )


  • No.957 by 妖精  2020-04-21 15:53:28 



えー、リスより兎とか、猫の方が可愛くないかしら?リスを使い魔に?……ふふ、ヨルはリスに何を手伝って貰うつもりなの?
(以前食べた餅に似ているが、青々とした鮮やかな緑が練り込まれた食べ物を不思議そうに見つめつつ、まだ不服そうな声を上げる。木の上をちょこまか駆ける小動物よりは、どこか守ってあげたくなるような庇護欲の湧く兎や、しなやかな体で綺麗さを兼ね備えた猫の方がと主張してみせ。話が使い魔へと転がれば、表情を少し和らげつつ首を傾げ見上げる。鳥なら空の偵察を、猫なら夜目が効く、犬なら嗅覚、魚類なら水中を。自分の相棒として、時に目や足の代わりとして使役する存在を相手はどうしたいのかとの思いからで。「そうそう、一つずつ物にしていきなさい。ちゃんと出来るようになったら、その時は手伝ってあげない事も無いんだから」今は火への挑戦は諦めたように見えれば、それで良いとばかりに頷く。自分の居ない場で試されては、万が一が起きても助ける事も出来ない。それは嫌だからこそ、何度も口を酸っぱくしてしまうのだ。相手が今より成長した時は、また違うかもしれないが。そうしてまたマシュマロに食いつき、頬を膨らませ。相手が意気揚々と立ち上がれば、食べていた物をごっくん、と音を立て飲み込み。「あら、いよいよ見せてくれるのね。頑張ってねヨル。此処で見守ってるわよ」楽しみだと瞳を輝かせては、食べる手を休め。小瓶の蓋が引き抜かれては、周囲の魔素に呼応するように魔石は輝き、力を増したように見える。これからどんな現象が彼女の手によって巻き起こるのか。そわそわと落ち着かない気持ちで、相手の次の動きに注目するように眼差しを注ぎ)


  • No.958 by 皐月 夜  2020-04-22 08:15:54 



可愛いよ!物凄く可愛いと思うんだけど、これまた問題がありまして…。実は私は猫アレルギーなんだよねぇ。でも魔女と言えば使い魔は黒猫ってイメージだしさ、どうしたもんか。…リスならさ、何かこう──いい感じの木の実探して来てもらったり?
( 魔女には黒猫、という植え付けられた固定概念はギラギラと主張してくるのだが、猫を隣にクシュンクシュンとクシャミのオンパレードでは魔法一つまともに唱えられないかもしれない。だからと言う訳ではないがリスならばお菓子作りに役立つ木の実を集めてくれるのでは…と。さて、もし今回の魔法が成功すればこの先の憧れの炎属性の魔法も手伝ってくれるかもしれない。ふ、と一つ小さく息を吐き出し鞄から杖を取り出す。それを右手に左手で小瓶の中の魔石の欠片─淡い黄緑に光るそれを取り出し握っては、一歩、二歩、大木から離れるように後退りをし。「見てて、」の言葉の後に杖の先を生い茂るピンクに向ける。それからもう一度息を吐き出し普段のおちゃらけたものではない真剣な表情を浮かべれば「…全ての力の源よ、風よ、我が元に集いて舞い上がれ 『ウィンド!』」唯一唱える事の出来る魔法を音にして発して。刹那、掌の中の魔石の欠片が強く光り、それと同時に杖先に大きな魔素が集まりそれが桜の大木を包み込んだかと思えば散ってしまうのではないかと思える位の大量も大量の花弁が一瞬にして舞い上がり。──が、それも一瞬。爆発的に大きな力を使った魔石の欠片は手の中で弾けるように散り粉々になってしまい。釣られるように花弁は全て落下。「あ、あれ?」思い描いていたのは数分もの間花弁が宙を舞う持続だった為にこれには流石に目が丸くなり。「力、一気に使い過ぎちゃった感じ?」砂のようになってしまった欠片をにぎにぎと握りながら苦笑いを浮かべて )


  • No.959 by 妖精  2020-04-22 17:40:04 



あら、それは残念ねぇ。でも木の実しか得の無さそうなリスは……ううん、ヨルがそれで良いなら私が口出しする事じゃないわね
(体質が障害になると知れば、除外された理由には納得を。されど他に有能な使い魔候補は居そうな気もするが、相手の気分を害してはいけないと口を閉じ。魔石を手に紡がれる魔法の呪文。呼び掛けに応え輝きは増し、風が生まれる。彼女を中心点とし渦巻くように。優しくも激しい突風が地面に落ちた花びらを掬い、巨木に咲く花を浚い。濁流の如き桃色の波が重力に抗い空へと一気に舞い上がり……、瞬きする程の間でぱっと支えていた力が散り散りに解けてしまった。ぱらぱらと右へ左へ揺れ、力無く地へと落ちていく欠片達。そして残るのは、どこかですっきり散髪されたかのように、咲かす花の数を大幅に減らした枝垂桜。「……どう、なのかしらね。良いところまで行ったと思うのだけれど……めげないでね、ヨル。また別の機会には成功するかもしれないじゃない?」自分にも何が起きたのやら。あっという間の現象に困ったように肩を竦めては、友へのフォローをしようと口を開き)

  • No.960 by 皐月 夜  2020-04-23 11:35:17 



──もっかいやる。多分力入れ過ぎちゃったんだよ。今度はもっと小さいやつ使えば、
( まだまだ綺麗だが明らかに花数は減った桜。ハゲ散らかってると言う表現までは至らないが可哀想な事は変わらない。あまりに一瞬過ぎた出来事に頭は追いついていないがこのままではまだ続くお花見が何だか切ないものになってしまうだろう。それは避けなければ。何だかんだ理由を付けて再び小瓶の中から先程よりも小さめの欠片を取り出せば、「ちょーっとだけ、ほんのちょーっとだけ力貸してね」と“少し”を強調し欠片に話し掛け再度呪文を。刹那、同じく杖の先に魔素の光が集まり、空気がサワサワと揺れ、落ちたたくさんの花弁が一斉に持ち上がり。「っ、見て!ジュリー見て!」欠片は手の中で健在。杖の先を静かに揺らす事で宙を舞う花弁がふわり、ふわり、上下左右に静かに揺れる様を興奮したように見やりつつ、今度は成功だとばかりに妖精に知らせようか )


  • No.961 by 妖精  2020-04-23 23:33:38 


ヨル……
(一度の失敗で諦めない、相手の強く輝く瞳を目に映し。神経を集中させ、今一度紡がれる風を操る呪文。空気が揺らめき、集約されていく力。微かな漣が、やがて大波へと変化する。桜色の花弁の群れが天へと舞い上がり、ゆっくりと、不可視の糸に操られているかのように杖の動きに合わせ、地に落ちずに宙を泳いでいる。「わぁ……!すごいじゃないヨル、やったわね!」まだ十二分とは言えないまでも天晴れである。座っていた腰を上げ、シートの上を蹴り、桜の舞う空中へと羽ばたき。一直線に相手の顔を目指し突き進めば、その細い首もとへ。もし避けられなければ、タックルをかますように勢い良く抱き締めに行こうか)

  • No.962 by 皐月 夜  2020-04-24 07:56:33 



うわっ!、へへ、私の力っていうよりは石のお陰だけどねぇ。
( ピンクが一斉に持ち上がり宙を舞うこんなに豪勢なお花見は体験した事がない。心做しか甘くて優しい香りも強まった気がする。そんな中で喜びを分かち合おうと呼び掛けた相手が感情のままに力強い抱擁をしてくれば、擽ったそうにハニカミつつその小さな頭に頬擦りをしようか。そうやって経った時は数分。魔石の欠片は力を使い果たしたのか灯火が消える時のようにじんわりと輝きを無くし、ややして先程と同じように小さな音をたてて粉々に。それと同時に今まで空中散歩していた花弁の大半はまた静かに地面へと降り立ち、残ったのは自身の力浮かんだいた花弁だけで。「あーあ。綺麗だったのにねぇ。でもほら、最初の頃よりは随分と上達してるでしょ?」残念そうに溜め息を漏らすも、続けてまた勝気な笑顔を浮かべれば、今はもう一つのものだけではなく数多く、そして浮かべるだけではなく動かす事も出来るようになった現状に、自慢げに首を擡げて見せて )


  • No.963 by 妖精  2020-04-24 12:16:51 



いいえ、これはヨルの力よ!魔石の力の流れを操ったのも、こんなに素敵な景色を私に見せてくれたのも、全部ヨルのお陰よ
(誇りなさい、とその頑張りを認めさせるように。一つひとつの言葉に力を込め、妖精は言葉を紡いでゆく。相手よりも遥かに長い時をこの森で暮らしてきたのに、鼻腔を擽る爽やかで豊かに花の香りや未知の景色を教えてくれたのは貴方なのだと。今も胸に広がり続ける感動を知らせるように、首にしがみ付くように抱き締めた腕に力を込め。そして頬擦りされては、その動きに引っ張られるように頭をぐらぐらと左右に揺らし。やがて魔石に蓄積されていた残り火が消費され燃え付き、花弁は重力に従い緩やかな速度で落下していく。首に絡み付いていた腕を解き、相手の右肩にちょこん、と腰を下ろしその様を静かに見詰め。「見ているとちょっと切ない気持ちになるけれど……でも、これはこれでとっても綺麗よ?──そうね、本当にビックリするくらいの上達振りだわ。昔と比べたらまるで別人みたい」木の葉一つ、ぷるぷると頼りない魔力で包み持ち上げようと躍起になっていたあの頃が遠い昔のようだ。懐かしさを声に滲ませ相手の、少し毛先は伸びてきていても未だショートヘアの部類に該当する黒髪を右手で触れ。その成長振りを好ましく思いながら、上から下に優しく鋤くような動作で撫でてゆき)

  • No.964 by 皐月 夜  2020-04-28 13:00:59 



──ジュリーがそう言ってくれるなら、これは私の功績にしちゃおうじゃないか。でもねでもね、もっともーっと頑張るよ!
( 自らの頬擦りを一心に受けた相手が肩へと移動すれば、何か気恥しい気持ちがあるのか今度は人差し指で小さな頭を撫で回し。ややして自身の魔力で浮かんでいた花弁達も地面へ降り立った頃、花数の減った木と地面にたくさんに敷き詰められた敷物の如くなった花を見比べて「ねぇジュリーの魔法見たいな。よくよく考えたらさ、私あんまりジュリーの魔法見た事ないんじゃないかなぁって」突拍子もないお願いを一つ。それは好奇心が半分と、褒められ、優しく頭を撫でられ、その全てになんだか甘えたくなってしまったからで )


  • No.965 by 妖精  2020-04-29 18:27:18 


私の魔法?
(相手の照れ隠しなのか、さらに頭を撫で回されその動きに引っ張られる形で頭部を揺らしつつ「応援してるわ」と返し。細い指先が頭上から離れてゆけば、旋毛から毛先に掛けて、乱れた癖のある緩い紫髪を左手で束ね、右手は手櫛にして整え始め。唐突な願いが発せられては動かしていた手を止めパチリ、と翡翠の瞳を瞬かせた。自分が扱える手札を脳内で思い返し、自身の髪に絡めていた指先をするりと引き抜き。「披露出来るもの、ねぇ……前にも言ったように、私が得意とするのはほんの少し風を操る術と誰かを惑わせる魔法よ。例えば方向感覚を混乱させたり、目を見えなくしたり、恐怖を呼び起こしたり。またはその逆で、乱れた心を沈静化させたり。そこに有るはずの無い物を魅せる魔法。……それでも、見てみたいって思う?」話しながら考えを纏めるように紡ぐのは、他者の精神や肉体に干渉する魔法。いつだったか、相手から狼を遠ざけた際、獣は何かに怯えるように逃げ出していった姿を思い出させるように静かな声で語り。肩に座ったまま身体を前に倒せば、彼女の顔を間近で見詰め。手を加えようと思えば生物を一時的に己の虜にさせる術をも知る魔性の笑みを湛えては、彼女を試すような口振りで問いを投げ掛け)

  • No.966 by 皐月 夜  2020-05-02 09:26:03 



それってばとっても魅力的。私ちゃーんと覚えてるよ。前に狼に使ったのもジュリーの言う“無いものを見せる”魔法でしょ?
( 口元に蓄えた笑みは普段のキュートなものではなく、妖艶にも見える魔性の笑み。それを間近で見る事で何か特別なものが流れ込んで来るような、そんな感覚に背中を揺らして。もし自分相手に魔法を使うとしたら、彼女はどんなものをチョイスするのだろうか。今度は100%の好奇心で以て大きく頷き。「私にかけてよ、魔法。ほら、お花見の楽しみの一つって事でさ」瞳を今か今かと輝かせる。適当な理由を付けてお願い )


  • No.967 by 妖精  2020-05-04 23:52:23 



もう少し、ヨルは危機感を持つべきね
(妖精としては脅したつもりが、少女の瞳の奥に輝く虹彩は喜色一色のみが返ってくる。はぁ、と顎を引き重たいため息を地面に吐けば、浮かべていた笑みを霧散させ。本当にもう少し痛い目に合わせた方が良いのでは、と考えが過るが、今は友を傷付ける方法を取りたくは無く。少女の肩からパタパタと虫の如き薄い翅を震わせ飛び立てば、頭よりも高い位置で留まり。「じゃあ魅せてあげる。これが私達の魔法よ」体内に流れる魔力を意図的に背後へと注げば、うすらぼんやりと発光する一対の翅。十分に力が満ちればくるり、くるり、と渦を巻くように。空中で踊るように飛行すれば、淡い光の粉が少女に降り注がれるだろうか。息を吸い鼻腔に、瞼を開いた網膜に、衣類から晒された肌に。少しでも取り込んでしまえば、幻惑の魔法は発動してしまう。そして、有るはずの無い景色が見えてくる筈だ。上を見れば、大きな曲線を描き青空に幾重にも重なって掛けられた虹の橋を。目の前に意識を注げば、記憶を元に再現された、久しく家に帰っていないであろう彼女の父が、桜の木の下で両手を広げ自分達の元に歩いて来る様が)

  • No.968 by 皐月 夜  2020-05-06 14:18:33 



あー、それよーく言われるやつ。
( みるみるうちに膨れ上がる好奇心が圧倒的勝利を得る中で、毎度毎度“危機感”が負けてしまえばそれこそ耳にタコが出来る程聞かされた言葉。だからこそまたさらりと流してしまい。ふわりと浮かび、まるで美しい蝶か何かの如く空中を舞い踊る姿は薄ピンクの桜の花弁と相まって美しさを何倍にも膨れ上げると言うもの。それに続いて光り輝く粉が自らを包めば、反射的にぎゅ、と目を閉じて。深く深く呼吸をする事で吸い込んだ光の粉は余す事なく体内へ。そろり、と目を開けて一番最初に見たものは色鮮やかで、くっきり、はっきりと浮かび上がる幾重にも重なる虹。「わぁ!これさ、虹の橋を歩いて渡った先にジュリーの住む妖精の世界があるーとかだったら──」興奮に声を弾ませて頭の位置を戻した先、次はここ何ヶ月も姿を見ていなかった父親が蜃気楼なんかじゃなくはっきりと佇んでいるではないか。「え!?おとーさん!?…あれ?おとーさんもこの場所知ってたの?」ぎょっと目を丸くさせ驚きを表情に。すっかり魔法にかかっている事など忘れ久し振りの再会に、にんまりと笑みを浮かべて距離を詰めようか )


  • No.969 by 妖精  2020-05-08 16:20:48 


虹の橋?そう、ヨルにはそんな夢が見えているのね
(危機管理云々についてはそれ以上はもう何も言うまい、と肩を竦め閉口し。目を瞑る彼女を優しく包むように、妖精の翅から零れる光の粒子はその周囲で仄かな輝きを放つ。次に瞼が開かれた時、ダークブラウンの瞳の奥に幾多の星が煌めいて見えた。彼女に優しい夢を。そう念じて編んだ魔法。術者が万が一、魔法を掛けた本人の感情を軸に具現化した幻惑に身を呑まれぬよう、その光景は彼女本人の眼にしか映らない。話振りから想像を広げつつ、その傍らを妖精は飛び回り。──父を迎えようと普段と変わらぬ態度で歩む娘に対し、父親の幻影はどこか涙を堪えるような、そして嬉しさを滲ませ、彼女によく似た笑みを口許に湛え同じく歩み寄る。彼は声を発する事は無く、しかし何かを告げるように口を動かす。それは愛の言葉か、日頃の謝罪か。記憶を源に動く其れの反応は、本人により近い潜在意識の行動を鏡写しの如く反映しているのかもしれない。互いの距離がすぐそこまで縮まれば、大切な娘を両腕に抱き締めようと揺れ動き、けれどその手は体に触れる事は叶わず透過し、一陣の強い風が吹く。桜の花弁に拐われるようにして父親の姿や頭上の虹は掻き消え、彼女の周囲で魅せていた光源たる粉も力を失い。ほんの一瞬だけ夢を見ていたように、そこで魔法の効力は切れ、彼女の眼には元の景色だけが映っている事だろう)

  • No.970 by 皐月 夜  2020-05-09 14:47:59 



( 久しく会っていない父親との再会、その腕にすっぽりと収まるべく飛び込むはずだったのに太く逞しい男性の腕は自身の体を包み込む事はなく、透けた事を認識した直後には吹き付けた風により舞い上がった花弁によって、父親も、そうして鮮やかに弧を描いていた虹までもが跡形もなく消え去り。「──あー…、これはあれだ。ジュリーってば天才」残された大きな大木を双眸に映して漸く妖精に頼んだ魔法による所謂幻覚だった事に気が付けば、胸に巣食う少しばかりの切なさや寂しさを閉じ込めつつ、くるりと振り返り感心するようにぽつりと言葉落として。それから普段と変わらぬ笑みを口元に蓄えては、「私はさ、虹とか父親だったけどジュリーはどんなのが見えるんだろ。…魔法使いさんにもかけてみたいなぁ」他の人達が見る夢に興味を向けて )


  • No.971 by 妖精  2020-05-12 00:18:10 



(少女の瞳が開かれ、呼び掛けられた単語に彼女の見ている景色を妖精は何となく察する。抱擁しようと虚空に向けられた両腕が空気を包み込み、物悲しな色を瞳の奥にも感じ。感想はと水を注ぐよりも前に口を開かれ、今体験した新鮮な感情の込められた言葉には、三日月のように唇の両端を釣り上げ。「あら、そんなに良かった?けど、上にはもっと凄いのも居るのよ」今回は試しにと軽く施し、持続時間も短いものを選んだのだが。魔法に特化した性質では無い為に、謙遜と形容するよりは事実を述べているような口振りで。「自分自身には掛けられないから分からないけど、白馬の王子様か、もしくはヨルが出てくるんじゃないかしら。ちなみにあのエルフに私くらいの魔法は効かないわ。昔は騙せたんだけど、すぐに耐性を付けてきちゃったのよね」夢見る少女に自分の予想と、最初こそ慌てまだ可愛げのあったエルフの仕事や適応の早さを明かし。彼女の側を漂っていた体を空中で留め、空を見る。昼時から一切天候や気温に変化の無い、下界から切り離され停滞した穏やかな世界。しかし結界の外では、今も時間が経過している。自分にはそれが障害とも成らないが、人の間にある本のように、現実に戻った際に何年も経過してしまったら大変だ。「さてと、此処と外は時間にズレがあるから、そろそろ帰さなくちゃね。ヨルの魔法や成長が見れて満足したし、美味しいお菓子もありがとね!」と、帰路を促しつつ、明るく弾んだ声を桜に包まれたこの空間に響かせ)

  • No.972 by 皐月 夜  2020-05-12 15:50:13 



白馬の王子様!?ジュリーったら乙女!「さァさァ、ジュリー姫お手を此方へ」──って感じ?
( 己が出て来るとの言葉は先に紡がれた夢の話で完全スルー。いいお話を聞いたと双眸キラッキラと輝かせれば、脳内お花畑、辺りにはハートが飛び散らんばかりに…また、ウネウネと怪しく体を揺らしながら今出来る精一杯の低い声でクオリティの低すぎる“王子様”の真似をして。「魔法使いさんってもうなんか…魔法使いってより魔王みたくなってるね…」勝ち道の見えない話には肩を落とす。いい加減諦める、と言う選択肢は相変わらず無く。この素敵な空間でのお開きが近付いた事を知らせる呼び掛けには少し残念そうに眉を下げるも、すぐにまた笑顔を。「お婆さんになるのが早まる訳にはいかないねぇ。またさ、何度だってお花見しようね!魔法だってたくさんお披露目するんだから」こくり、と頷いてから一歩、友の方へと歩み寄り )


(/ いつもお世話になっております!背後です。この辺りでお開きになりますかね?久々に魔法が使えて、更には素敵な夢をも見させ頂いて、夜はさぞかし楽しかった事と思います!! )


  • No.973 by 妖精  2020-05-14 10:07:49 


ふふ、そうそうそんな感じよ。で、お城には可愛い男女の召し使いが居て、甘いご馳走と綺麗なドレスでお洒落を楽しんで、庭園で薔薇とかの手入れをするの。まぁ、ヨルは王子様じゃなくってお姫様って感じだけどね。それから、その動きは止めなさい。ちょっと気持ち悪いわよ?
(可笑しな冗談にもしも話をさらに上塗りする。現実では起こり得ない想像だからこそ、考えるのが少し楽しくなってきたのか。声を低く落としても少女の色が抜けきらない真似を耳に入れては、ぼんやりとしたイメージが美化され具体的さを増し、幾つもの思い付きが口から溢れ。いつぞや贈られた花の動きのように身を捩る彼女を見下ろせば、笑顔のままナチュラルな口調でストレートに指摘し。「魔王なら早く勇者様に倒されて欲しいところだわ。アイツはエルフじゃなくって、本当は悪魔だったって言われても驚きはしないしね。むしろ納得するくらいだわ」肩を落とす彼女の目の前に留まり、胸の前に両腕を組んでは、肯定するような返事を。エルフに対する不満なら次々と産み出せるのだろう。妖精は、頭に山羊の角と背中に蝙蝠に似た翼を生やした非道な悪魔の姿を思い描きつつ、饒舌に語り。「そうよ、ヨルには長生きしてもらわなきゃ私も退屈で困るもの。えぇ、お花見も魔法もこれからも何度だって付き合ってあげるわ。それじゃ戻りましょうか。此方よ、私とはぐれないよう気を付けてね?」名残惜しむ声に同意と、軽口に本音を一欠片交ぜる。一度美味を知って肥えた口は他の味を受け付けづらくなると聞くが、彼女がこの世を去った後も自分の目に映る世界は今のように輝いて見えるのか。それ以上深く考えないよう、次の話題に思考を切り替え。今一度同じ言葉と思いで返せば、パタパタと翅を震わせ彼女を導くように前へ。普段隠されている筈のこの場所も幻惑を得意とする己の前では一本道となるが、互いの距離が離れすぎてしまえば、その力を発揮してしまう事だろう。チラチラと後ろを確認しつつ桜並木を戻れば、夕暮れ時の鬱蒼とした暗い森に景色は早変わり。そうして森の入口まで彼女を送ってから、妖精は帰路につくのであった)

(/此方こそいつもありがとうございます!そうですね、切りが良さそうなのでこの辺りで締めとさせて頂きますね。お花見楽しかったです!この二人の仲の良いやり取りはほんと、心の癒しです。ありがとうございます!
深くはまだ語られて夜ちゃんのお父さんの姿、勝手に出してイメージと違ってないか心配だったのですが、折角なら話に絡めたくて、幻と言う事でぼんやり曖昧に登場させてしまいましたが、好意的な意見で安心致しました。いつも妖精にも構って下さりありがとうございます!
それから反応が遅れてしまいましたが、向こうでの夜ちゃんの魔法についての考えとか、リストとか拝見しました!どれもいつか叶えていきたいですねっ

さて、長々と語ってしまいましたが、次の場面はどうしましょうか?またお時間ありました時にご希望を聞かせて頂けると嬉しいです…!宜しくお願い致します!)

  • No.974 by 皐月 夜  2020-05-15 08:24:36 



(/ ひとまず本体会話のみで失礼しますー!普通では見られないような大きく鮮やかな桜の木の下で、夜とジュリーがニコニコしながらお花見してる姿、想像したらホッコリしつつも何かちょっと切なくなっておりました。こちらこそありがとうございます!!
夜の父親の件も、まさかこんな所で登場出来るなんて…!今度は家族のあれこれもやってみたくなりました…!
夜の魔法の進み具合等、これからも時間を見付けていろいろ載せたいと思います!

次の場面ですが、久しぶりに魔法使いさんかラナさんと絡んでみたいなと思いました!占いとか、ユニコーン捜索を進めるとか、前に言ってた本の中に閉じ込められるイベントも気にはなるけどちょっと早すぎますかね?主様がこんなのやりたい!と言うのがあれば、ぜひー! )


  • No.975 by 妖精  2020-05-15 09:46:56 


(/嬉しい感想を幾つもありがとうございますー!
此方もニコニコ、ちょっぴり切ない気分を楽しませて頂きました!夜ちゃんのご家族についての話も、今後焦点が当たるような流れを作って深堀していきたいです!

此方も久しぶりに魔法使いと占い師を動かしたいと考えていました!どちらを先に登場させましょうか?本のイベントは流れ等詳細を話し合う時間を頂く必要がありますが、その他は向こうにリストアップした物を含めすぐに始められるかと!

妖精の里に行く為に必要な品や、ユニコーン情報を手に入れる為の占いの交換材料に既にお考えがあるなら占い師との交渉はスムーズに行くでしょうし
交換材料集めに妖精、魔法使いに協力を仰ぐのも
手伝いはお休みにして使い魔を通しての状態でこれまで登場した場所へ魔法使いと散歩に訪れる事も、通常通り手伝いを行うのでも、体調不良イベントでも

やりたい事は恥ずかしながら山ほど、もしくは星の数程ありますので、決めきれず…。背後様の気になるものを教えて頂けたら幸いです!)

  • No.976 by 皐月 夜  2020-05-15 11:14:23 



(/ やりたい事が盛りだくさんですね!夜の魔法の修行等に焦点が置かれる進みが多かったので、いつか魔法使いさんやジュリーが主役?みたいな話もやってみたいです!+

確かに本イベントは少し詳しく決めなきゃいけない事がありますもんね、取り敢えずこれは置いておいて、先に魔法使いさんをお願いしたく思います!たまにはお手伝いは休憩と言う事で、散歩と体調不良を織り交ぜた感じでも面白いかな、と。散歩中に瘴気にまみれた場所に偶然着いてしまい、そこの気にあてられて体調不良…みたいな…
ラナさんとの交渉はせっかくだから何か特別なものを材料にしたいなと思うのですが、まだ何も思い付かず… )


  • No.977 by ラウル  2020-05-15 12:45:19 



──チッ、もうそんな時間か
(森の奥、何重にも用心深く結界の張られた古びた洋館の一室にて魔法使いは鋭い舌打ちを一つ響かせた。月に数度訪れる、避けようのない人間の少女との邂逅の日。硝子瓶を満たす実験途中の魔法薬を両手に、眉を寄せどうした物かと思案。そして以前少女が口に出していた言葉を珍しくも思い出し、不機嫌そうに曲がった唇から呪文の言葉を紡ぐ。周囲の魔素が一点に集い、やがて一羽の小鳥の姿へと変貌を遂げる。それを青の瞳で見下ろし「行け」と端的に命令を告げれば、光の鳥は硝子窓をすり抜け空へ。──そして、己を呼びつける待ち合わせ場所と半ば化している切り株の上へ使い魔の鳥を待機させては、己はまた実験を再開してゆき)

(/魔法使いや妖精が主体となるとイマイチ内容が思い付かないので、こんな話が聞きたい等ありましたら、その時は教えて下さいませー
諸々了解致しました!使い魔を通じてですと、体調不良は流れによっては魔法使い本体は登場せずに気遣うだけになってしまう場合もある事をご了承下さい。占い師との交渉材料はどんな物を用意されるか楽しみです!相談等はいつでものりますので、遠慮なさらず声を掛けて下さいね。久しぶりに魔法使いを動かすので、少し違和感を与えてしまうかもしれませんが、改めて宜しくお願い致します!)

  • No.978 by 皐月 夜  2020-05-15 15:23:43 



( 待ちに待ったこの日、相手は全く興味が無いであろうが友である妖精とお花見をした話、魔石を少し使えた話、可愛らしいモンスターに出会えた話、今日と言う日が訪れるまでにあったたくさんの出来事を話そうと意気揚々に待ち合わせの場所になりつつある切り株が目印のそこまで向かい。相手の姿は無い。やはり自身が一番のりかと大声を張り上げようとした矢先、切り株の上にちょこんと座る小鳥を見つければ、じぃ、と凝視した後に「魔法使いさん?」と声を掛けて )


(/ はい!その時はよろしくお願いします!

了解です!魔法使いさん本体が出てこれるようになんとか…と思いつつもなかなか難しいかもしれないのでそこは話の流れと言う事ですね!ラナさんとの占いのお話もとても楽しみです!!お言葉に甘えて相談の為背後が度々出てくるかもですが、どうぞよろしくお願いします!そして魔法使いさんですが、今の主様が動かしやすいようにぜひお願いします!月日が経てば皆少しずつ性格も変わるという事で!+
では、背後はひとまずここで失礼します!改めてよろしくお願いしますー!! )


  • No.979 by ラウル  2020-05-17 17:43:23 



……ほぅ、珍しく察しが良いな。少しはその空っぽな脳みそに、漸く一匙分の知恵が伴ってきた頃か
(切り株の上に陣取っていた小鳥は、木の葉を踏みしめ接近してくる彼女に反応を示し、くるりと半回転するように体の向きを修正する。生き物ならば温かみのある呼吸を繰り返す筈の体は、魔素を粘土のように捏ねた作り物。館にて、手元に集中し口を動かすのは二の次な魔法使いが操るからか、一つひとつの動作は何処か無機質な機械を連想させるだろうか。この使い魔を飛ばしたのはただの一度きり。しかし、普通の鳥だと見間違わなかった事には、ふてぶてしい物言いの中に、本人からすればこれでもほんの一欠片程は混ぜたつもりだ。相変わらずの憎まれ口を叩きつつ、本日の用件を述べる。拒絶一辺倒は通じないのは嫌でも学習してしまった。それを踏まえ綴るのは、子供に玩具を無造作に与えるような口振り。暇潰しと称する内容をはっきり言葉に表さないのは、彼女がもし以前の発言を忘れていれば、それを理由に立ち去る算段を立てているからで)
俺は生憎と忙しい。貴様に付き合う子守りの時間が惜しい程に、な。故に本日の雑用は無しだ。帰れ……と言っても、大人しくは従わんのだろう。だから、コレが今日の暇潰しだ。有り難く思え


  • No.980 by 皐月 夜  2020-05-18 11:10:14 



どうしよ、まっっったく褒められてる気がしない。
( 遠くから見ていれば普通の鳥と大差ない小鳥ではあるが、近付きまじまじと見遣れば何処と無く違和感は感じる。それを無事に言い当てられた事で小鳥は魔法使いの声を発し、一応ながらこの件に関してだけ認められた気もするが、言い方が言い方。むむ、と眉間に皺を寄せ。小鳥と同じ位の目線になるようにしゃがみこんだ後、次なる文句を口にしようとするもそれよりも早く“暇潰し”に付き合ってくれると言われれば現金な事、表情はすぐ様キラキラと輝き勢い良く膝をのばし直立へ。「散歩!!ねね、肩乗って!それで、あっちの方に行ってみようではないか」自身の右肩をちょいちょいと指し示しつつ、森に来てからあまり選んではいない西の方に体を向け「レッツゴー!」なんて意気揚々と声を上げて )


  • No.981 by ラウル  2020-05-18 21:07:06 



そうだろうな。俺はありのままの事実を只述べただけだけに過ぎん
(認めた部分はほんの微々たるもの。これで喜ばれたら相手の頭を心配していた事だろう。黒い瞳に備わるレンズを調節するように瞳孔が収縮し、小鳥はその場で置物のように静止する。彼女が小鳥に目線を合わせるべく距離を詰められては、視覚の一部を共有している魔法使いには、その花のかんばせが片目にドアップで映り込み。続けて示された位置にも不愉快そうに眉間に皺を寄せては、声音に生えた棘は冷えた鋭さを増し。「何故俺が貴様に見下されんとならんのだ。却下する」そう返事をすれば、閉じていた翼を左右に広げ、小鳥の体は宙へ。彼女の肩を通りすぎ、強引にもその頭部に腰を落ち着かせてしまう。しかしその体重はまさしく、羽のような軽さで。威勢の良い掛け声には、使い魔が周囲の音を拾う聴覚の音量を調節しつつ。彼女の行動可能な範囲は驚く程に広がっている現状を知らない魔法使いは、どうせ行き当たりばったりなのだろうと、少し小馬鹿にした風に問い)
それで、何処に行くつもりなんだ?迷子になったとしても助けてやらんぞ

  • No.982 by 皐月 夜  2020-05-19 07:47:51 



む…、でもさ魔法使いさん。私最後に魔法使いさんに会った時からいろいろ出来るようになったんだよ。例えば──素敵な秘密基地を見付けたり、魔石の欠片だって手に入れた。そりゃあまだまだではあるけどさぁ。
( いつまで経っても褒められる事が無いのは寂しいもの。見下されるのが嫌だと言う理由で肩ではなく頭に降り立った相手──小鳥の重みは最初髪と毛が擦れるぽす、と言う音だけ。それについては何も言わずにそのまま歩みを進めては、最後に相手に会った日から今日までにあった出来事を簡単に伝え。魔石の話を出して思い出した事が一つ。小馬鹿にしたような声色の相手にふふんと鼻を鳴らせば「ちゃーんと一人で帰れますよー。今日はさ、本当はこっちの奥の方に行ってみたかったんだけど、先にこっち。魔法使いさんに見せたいのがあるんだ」向かっていた方向から体の向きを少し変え、向かうは妖精と魔石の欠片を採掘した洞窟がある方角。るんるんと鼻歌混じりに軽快な足取りで落ち葉を踏み締めて )


  • No.983 by ラウル  2020-05-20 08:39:12 



秘密基地に……魔石、だと?何だそれは。また可笑しな暗躍を始めるつもりか
(彼女の口から紡がれる単語に気になるワードが含まれては、小鳥の体は相手の頭で飾り物に近い嘴も微動だにせず、居座ったまま。警戒し疑うような魔法使いの低い声を彼女に届けるスピーカーの役割を果たし。「俺に見せたい物……?──此処か。よくこんな目立たぬ場所を目敏く見つけたものだな。しかし見ず簿らしいな。この中に一体何が……いや、秘密基地とはもしやこの事か?」歩みが始まれば、詳細は明かされない行き先に疑問符を浮かべるが、身を任せるようにその後は口を閉じ。館にて成分の分析を紙に纏めつつ、目的地に到着した頃。木々に囲まれ、地表に浮き出た木の根に隠されるような形で存在する洞窟の入り口。微弱な魔素の気配も漂ってくる。ふと、先の発言を振り返った予想が頭に浮かび、館にいる本体は眉間にまたシワを寄せ)

  • No.984 by 皐月 夜  2020-05-20 11:19:55 



せいかーい。魔法使いさんに教えたから秘密基地って感じにはならなくなったかもだけど。ささ、ご案内しまーす!
( 小鳥を頭から落とさないように、最初こそはそんな気遣いでゆっくりバランスを取りつつ歩いていたが、流石は魔法使いの鳥。そんな気遣いは無用な程にまるで頭に貼り付いたかのように揺れ一つ起こさなければ、それに気が付くと同時に再び足取りはスキップでもおこしそうな位に軽くなり。ややして森の奥、木々に囲まれ少しばかり肌寒さも感じるその場所に目的の秘密基地が顔を出せば、入口の前で一度立ち止まりガイドの真似を。そうやってほぼほぼ一人で楽しんでから薄暗い洞窟内へと歩みを進めて。──そこであの日は妖精の羽が美しい光を放っていたからこその明るさだった事に気が付くと、奥に進む度に視界を奪う暗闇に「…魔法使いさん。大変ご迷惑をお掛けするのですが、何か灯り的な魔法は使えないでしょうか」と機嫌を損ねないようやたら下手に出たお願いをしつつその答えを待って )


  • No.985 by ラウル  2020-05-22 13:08:54 



案内すると言っておきながら何だ、その無計画な体たらくさは。貴様の鞄には明かりの一つも持ち歩いていないのか
(軽やかな足取りに揺れ、上下し、闇に呑まれる片側の視界。普段の手伝いから、唐突な魔法使いの都合による予定変更に万全に用意を整える方が無茶な話なのだが。そんな事は関係無いと言わんばかりに、小鳥は首を傾げ彼女の荷物が入った鞄を一瞥し、傲慢な声にため息が交ざる。乞われた願いを叶えるのは癪だが、かと言って断った場合、そんな事も出来ないのかと評価されてはプライドが傷付く。自らの考えや葛藤を纏めるべく数秒の間を置き、小鳥は首の位置を垂直に正し「……只で叶えるのは今回だけだ。次もあるとは思うなよ」遠距離からの魔法の行使に然したる労力は必要無いが。無償で提供し、この出来事をいつか引き合いに出され、再び甘えられでもしたら堪ったものではない。そう釘を刺しつつ、感覚を一部共有する小鳥の体に魔力を込める。すると彼女の頭上の掛けられる重みが僅かに増し、小鳥の体は蛍光灯に設置された昼光色の電球の如く、青白く冷めた色を纏い、発光し。周囲に立ち込める薄暗い闇を払い、足元に転がる魔石の欠片や、洞窟の岩肌、細かな景色を照らし出して行き。その明かりに目覚めたのか、壁際に積まれた小石に擬態した半透明なスライムが数体、ぷるんと体を震わせ動き出し)

  • No.986 by 皐月 夜  2020-05-24 20:09:12 



はーいっ!魔法使いさんありがとーございます!
( グチグチとねちっこく紡がれる嫌味には慣れたもの。下手に歯向かう事もなくお礼だけに留めれば、頭の上を陣取る小鳥は少しばかりの重さを増し。それからすぐに妖精のそれとは違う冷たい光が闇に包まれていた洞窟内をじんわりと照らしていく。光の範囲が広がる毎に、壁、地面に埋め込まれた魔石の欠片が反応し反射するようにキラキラと輝き。何度見たって美しさの変わらない独特な世界の中、もっと奥まで行けば本当に見せたい景色があるのだが、右足を前に踏み出したその時、動かなければわからなかったモンスター…友達がのっぺりとした移動を見せれば、待ってましたとばかりに大股でスライムの横にしゃがみこみ。「魔法使いさん見て!見える?このスライム君私の友達なんだよ!名前はもちゃ。──あ!ほら!此方にもいた!」小鳥を通して相手にも見えているだろうか。頭をなるべく下げ見やすい形を取りつつ、一匹だけではない“もちゃ”を次から次へと指差し。その途中で岩壁の亀裂から生えている小さく光る植物を見付けては、「これも見せたかったやつ!この前の時、胞子少しだけ貰って今クローゼットで育ててるんだけどさ、なかなか大きくならないんだよねぇ」興奮冷めやらぬ様子で矢継ぎ早に言葉連ねていき )


  • No.987 by ラウル  2020-05-26 16:33:19 



スライムが友達?もちゃ、とは……コイツらの名称か。呼び掛けた所で反応を返す知恵さえ無かろうに、それでも友と呼ぶのか。ご苦労な事だな
(魔法使いの視点からすれば眩しさは無く、ありふれた洞窟の光景が広がり始めれば少し見易くなった程度に考えていて。暗闇に陽光の如く魔石が、鳥を通じて産み出した光に反射し輝くその純度は低く。興味引かれる物は無いとの印象を受けた。彼女が何かを発見し屈めば、其処に存在するのは低級の掃除屋。目につく物を食らい、眠り、また食らいを
繰り返すだけ。そんな彼等を親しみを込め呼び掛ける彼女を、不可解に思う。続けざまに次は光苔に対してはしゃぐ声が洞窟内に響けば、その内容を鼻で笑ってみせた。「苔を持ち帰ったのか。ハッ、土だか石だか知らんが、植え付けてそうすぐ大きくなんぞ成るものか。こんな環境に生息する植物が、どの程度の頻度で水を欲していると貴様は考えているんだ?」クローゼットと言うからには光源の少ない場にて保管しているのか。ならばその湿度に問題があるのか、或いは別の要因か。魔法使い自身はそのつもりは無いが、聞き方によっては相手の助けとなり得そうな内容を。どこか見下したような態度が滲む声で、小鳥の体は動きを止めたまま問いを投げ掛けていて)

  • No.988 by 皐月 夜  2020-05-27 15:35:01 



本当は魔法使いさんみたく使い魔的な相棒にしたかったんだけど、ジュリーにとめられちゃったんだよねぇ。
( 名前の通りもちゃもちゃとスローペースで苔を食べる小さな頭を人差し指でぷにぷにと突つきながら、残念さの滲み出る声色でぽつりと呟くも、続けて紡がれた本人に自覚は無いであろう助言にはふむ、と一つ頷き。「足りなかったのかも…。私一週間に一回とかしかあげてなかった」もちゃから指を離しつつ申し訳なさそうに。それからよっこいしょ、の掛け声と共に立ち上がれば、「このもう少し奥に本当に見せたい場所があるんだ」ともちゃに別れを告げまた奥へと歩みを進めて。それから歩く事暫く、空気がひんやりとしたものに変わり、魔素の流れが少し強くなった頃、一際開けた場所が視界に飛び込んで来れば無事に辿り着けた事に安堵すると共に、大きく力強く、それでいて美しく佇む青々とした地底湖と、大きく育った水晶や魔法石の柱に今一度の興奮を見せ。「見てよ魔法使いさん!ここがね、見せたかった場所なの!あの湖なんてすんごい冷たいし、透き通ってるし、中もキラキラなんだよ!」矢継ぎ早に言葉連ね、パタパタと湖まで駆け寄り。さぁ覗くのだ!とばかりに屈んで )


  • No.989 by ラウル  2020-06-02 21:36:26 


掃除屋を使い魔にか?ハ、その点については貴様には似合いだと思うがな
(無色透明、知性の低い生命。そして妖精の名が出れば、その逆を向かいたくなる天の邪鬼な魔法使いは。嘲笑うかのような口調で、鳥の目を通じて彼女の黒髪の頭部を見下ろし。「馬鹿者、逆だ。降り掛かる雨水の無い、大気中のじめじめとした空気と魔素で補い、生きているのだ。構いすぎれば逆に息苦しくもなろう」育成への反省点には、思わず本人の感情に作り物の使い魔の動きが連動したのか。小鳥は嘴で一度彼女の額側の頭皮をコツン、と小突き。やがてスライムとの交流が終えたようで、再び進行の歩みが再開されては無言にて返事をするように答え、館に居る魔法使いは何か変化があるまで使い魔と共有する感覚を薄め、自らの作業に励み。そうして彼女の声が、何かに反響してやけに大きく聞こえたならば、使い魔とのチャンネルを調節し、彼女と同じ景色を片目に宿し。「……、……は?あ?何だ、此処は。こんな場所、俺は知らんぞ……」そこに広がるは別世界。濃厚な、けれど色素の澄んだ魔素が空間に溢れ、それを吸収しここまで肥大化し、増殖していったのであろう。純度の高い魔石。それは美しい装飾品としての価値以上に、魔法に有用な贄となる対価や、複数の属性を注ぐ強固な器、杖等の媒体、補助魔法具。流用出来る用途は多彩なそれが、ほとんど手付かずで、天然の洞窟に満ち溢れている。それがどれだけ異常で、偉大な事か。暢気に湖を覗けと促し、低くなる視界の先。天へと手を伸ばすように底から突き上がる鉱石の群れ。くらりと頭が混乱するような錯覚を覚えれば、さしもの魔法使いも調子を崩し、言葉を見失ったかのように呆然と呟く声を、静寂なる洞窟にポツリ、と落とし)

)

  • No.990 by 皐月 夜  2020-06-03 11:13:33 



あ、確かに一日何回も何回も様子見たし、音楽とか聞かせたりしてたもんな。──一ヶ月位そっとしておこ。
( 朝昼晩、もしくはそれ以上に何度も何度もクローゼットを開け閉めして、話し掛け、挙句スマホでモーツアルトを聴かせる、なんて強行を繰り返していれば植物じゃなくたって嫌気がさすだろう。言われて初めて構い過ぎていた事がわかれば反省の言葉を落としつつ、小突かれた頭をさすさすと摩って。そこに水が張られているなんて思わない位に透き通る湖、その奥底から今にも水面を突き上げ地上へと伸び出て来そうな鉱石の群れは、小鳥を伝い確かに魔法使いの視界にも届いたようだ。珍しく落とされた唖然とした呟きを拾い、ふふん、とばかりに勝ち誇った表情を浮かべては「此処はジュリーと一緒に見付けた秘密の場所だからねぇ」と自慢げに胸を張り。それから立ち上がり、湖から少し離れた岩壁側辺りに移動し「この辺りにね、野菜とか植えてみようかなって思ってるんだ。こんだけ魔素がいっぱいで空気のいい所ならさ、突然変異で不思議な作物出来たりしそうじゃない?」両手をいっぱいに広げつつ、この先の楽しみを語り )


  • No.991 by ラウル  2020-06-05 01:23:04 



何故音楽なんぞ植物に聞かせる。赤子でもあるまいに、そこにどんな意味があると言うのだ
(水以外にも加えられていた世話遣りに、そんな事までしていたのか、と。本体の魔法使いは眉間に皺を寄せ、呆れ顔を浮かべていた。妊婦が腹部に宿る我が子と、コミュニケーションを計る手法の一つとの知識は有していても、実行しようとは欠片も思い付かず。彼女の柔軟で自由な発想を不可解そうな思いを言葉にありありと漏らし。湖から視線を上向かせれば、天井から突き出た氷柱のような岩には、八面体の透明な、或いは紫を帯びた水晶が入り交じっている。使い魔の灯りが無くとも周囲の光景が明瞭なのは、ダイヤモンドダストの如き魔素の輝きのあるお陰か。己の知らぬ秘境の地を彼女に案内されてしまえば、鈍いと罵っていた亀に先を越され屈辱を苦々しく感じる兎のように。カチン、と負けず嫌いが顔を出しては、楽しげなその表情を歪めようとの対抗心を持って口を開き「人の世についてでは無く、この森の中に在るもので、貴様に何かを教えられる日が来ようとはな……しかしその秘密の場所を俺に教えてしまって良かったのか?これから根こそぎ奪われるとは考え無かったのか」彼女が考える以上に、己にとっては利用価値の高い鉱石の宝庫。既に幾つか用途の算段を巡らせ、採取方法も理解し確立してもいれば。人が森の自然を、人工物によって切り開くのは妨害する癖に、己は奪う側に躊躇しない意志を淡々と告げようか。「野菜?耕せる柔らかな土の無いこの場にか?……いや、鉢植えか。──そうだな、これだけ豊富な魔素があるのだ。人の食えない毒や狂暴な食虫植物に変異しても可笑しくは無い。実に面白い試みだ」語られる菜園には、子供の豊かな夢を現実を突きつけ、台無しにしようとする意地の悪い大人じみた。しかし、その可能性もゼロでは無い考えを魔法使いは発しては、くつくつと喉の奥を震わせ、陰鬱な笑いを彼女の耳に届けさせることだろう)

  • No.992 by 皐月 夜  2020-06-05 13:04:22 



植物に音楽聞かせたり、話し掛けたりしたらいい感じに成長するって誰かが言ってた。だってね、実際に音楽聞かせた植物と、聞かせてない植物だったら、色の鮮度とかに違いが出たって。…実際に見た訳じゃないけどさ。
( その表情を見れている訳では無いが、心底呆れた顔をしている事はありありとわかる。だからこそテレビで観た情報なれど一つの例を上げ。──はて、今相手は何と言ったか。透き通る湖の深くに聳える鉱石も、気持ちよさそうに泳ぐ骨魚の群れも、地面から天井までびっしりと埋め尽くされキラキラと輝く魔石も、その何もかもを根こそぎ奪うと。珍しくキッと表情鋭いものに変え、頭上で動かぬ小鳥をむんず、と鷲掴みにしては自身の顔の前まで移動させ「駄目!絶対駄目!絶対そんな事しないで!…そりゃあ、少しだけ貰うのは私もやったけどさ、何もかもは駄目!」至近距離にて抗議の声を上げ。そのまま小鳥は手の中へ。ピーピーと囀る声ではない、鳥から発せられるとは思えぬ意地の悪い笑い声は洞窟にも響き渡っただろうか。「…魔法使いさん意地悪ばっかり言う。私はハート型とか、光るトマトとかになるかもって話してるんだからね。まったく、」ムスッと不貞腐れた表情でやれやれと溜め息をついた後は、掴んでいた小鳥をまた頭の上へと戻し「これ以上此処に居たら魔法使いさんに全部持ってかれそうだから、もう次の所出発ね」今一度双眸に輝きを映し出口へと歩みを進めて )


  • No.993 by ラウル  2020-06-08 15:17:20 



他人からの伝え聞きか。真偽が不明だからこその実験は、苔如きに劇的な変化が望めるとは思えんがな……
(彼女の話には半信半疑ながら、口には出さないが花の世話をする小虫達は活性化を促す呪文のような歌を紡ぐとの話を思い出していた。洞窟内の暗闇を仄かに照らす弱々しい光を放つ苔の群れを、使い魔の目を通し確認し。しかし急激に視界が揺れては、無言のまま事の成り行きを眺める。小鳥の体を掴み、眼前に迫る彼女の怒りを宿した瞳と、感情の籠った声が洞窟内に反響する。キンキン高い声で喚くものだ、と感想を抱きつつ静観したまま、小鳥の体も特に抵抗はせず。話に区切りが付いた所で魔法使いは口を開き「何故貴様が俺の動きに制限を掛ける。自然の恵みは貴様の物か?自分で育てた所有物でも無かろうに。貴様は盗って、俺はその数より多く盗ってはいけない理由は何だ?」一気には消費しないだろうが、少しずつ採取し利用すればやがて底がつくだろう。語られる感情論だけではその抗議には納得が行かないと、淡々とした冷えた声で根拠を、理屈を、彼女へと求めようか。「ハッ、俺は貴様と同じ可能性に言及したまでだが?互いに見える範囲が違うのは当然だろう。必ずしも同意が得られると思うな。それに、その程度の変化はさして珍しくも無いだろうが」拗ねたような口振りを面倒臭がるように魔法使いは、鳥を通じて彼女の瞳を睨み。例に出された形の変化や発光する植物にも、自分の世界にはありふれた一つであれば、嫌味は続き。そうして再び鳥の体が頭に座らされれば、好きにしろとばかりに反論は述べず。彼女の歩みに身を任せ暗闇と宝石に満ちた洞窟から、日の当たる外へと出る事だろう)

  • No.994 by 皐月 夜  2020-06-09 13:20:25 



理由は──ない、けど。私の物でもないけど…でも!……全部無くなっちゃうのは嫌だよ…。
( 小鳥を頭の上に携え正論でしかないその言葉に的確な理由も何もかもを述べる事は出来ずに、ただただ同じく感情論だけをしょんぼりと紡ぐ羽目になり。それは続けられた言葉にもまた同じ事。キラキラと輝く野菜、摩訶不思議な姿へと形を変える野菜、それらは相手には決して珍しいものではないのだ。共に共感し喜ぶ事が出来るとは思っていなかったが、先の事もあり気分はドンドンと急下降して。「…もちゃだけは絶対殺さないでね…」野菜とは関係の無い、再び話の持ち出しを行えばそのスライムがのそのそと歩く横を通り過ぎ洞窟の外へと出て。後はもう行き当たりばったり。特別見せたい場所がある訳でもなければ、本日の主役となる散歩を行おう。葉っぱが青々と茂る木々の隙間を縫って歩き、清々しい日差しと風を受けながら進む事、ふ、と空気の変わったような気がした。それに僅かに疑問を抱いてすぐにやめてしまえば、それから数分も経たずして見た事のない景色──ずっしりと重く肺に落ちてくるような空気と、葉が枯れ果て幹だけになってしまった木々達が広がる開けた場所へと到達し。「…うわ、何か毒々しいよ此処!魔法使いさん、此処、来た事ある?」目には見えない無色透明の瘴気が充満している事には気付けない。空気をたくさん取り込みつつ頭上にいる小鳥へと問い掛けを行って )


  • No.995 by ラウル  2020-06-14 13:05:50 



それでは話にならんな。もしどうしても守りたいと言うのであれば、俺を寄せ付けないような結界でも張ってみせろ、馬鹿者が
(勢いを失い、途切れ途切れにさらなる反論をしようとして、明確な解を見つけられなかった様子の彼女。しおらしい姿を使い魔の瞳越しに見据えては、魔法使いの気分は右肩上がりに持ち上がる。森を己の庭だとばかりに、侵入者は追い払う傲慢なその姿勢でもって、似た手法で対抗してみせろと。挑発じみた言葉を彼女はさて、どう受け止めるだろうか。続くスライムについては、口許に浮かべていた笑みをまた不機嫌そうなへの字に曲げ「何故生殺与奪な話になる。掃除屋の死骸何ぞに、そこまで高い価値がある筈無いだろうが」無闇矢鱈に見境のない略奪者として判断されたならば、不愉快だと全面的に言葉に滲ませ。無益で、得の無い無駄な殺生は己の好む在り方でも無ければ、不服そうな舌打ちをその後に鋭く打ち鳴らし。そうして彼女の引率の元に行われる森の観光。目を惹くような景色が無ければ、興味の削がれた魔法使いは使い魔との目の接続を切り、聴覚だけは保持したまま、館の自室にてソファーに腰を下ろし、読書を嗜む態勢へと移行し。それ故に、人の身には害を成す地点に彼女が侵入してしまった事に反応が遅れてしまう。違和感を伴う声に反応し、沈黙していた使い魔から声が響き、瞳には微かな光が戻り「何事だ?……ハッ、さてな。覚えがあるような気もするが……確かなのは、貴様にとってこの地の淀んだ魔素は毒である事くらいか。早々に立ち去るのが懸命だ。ついでにそのまま家にまで帰ってしまえば良い」此処に至るまでの道中の景色を見逃していれば、似通った森の景色に一致するこの場へは、真実はどちらにしろ曖昧な返事を。使い魔はそもそも生命では無く、機械仕掛けじみた作り物であれば、影響を受ける範疇外の位置でもあり。そうして魔素の濁りを確認すれば、空気を既に多く取り込んでしまった彼女へは遅すぎるかもしれない助言を告げ。事態を甘く見積もっている魔法使いは、普段と変わらぬ口調で帰れと呼び掛けようか)

  • No.996 by 皐月 夜  2020-06-15 08:02:43 



結界──それだ!私には心強い味方がいるんだからね!
( その手があったか。とばかりに、一筋の光に縋る。相手は妖精の事を言っていると思うだろうが実はもう一人、偶然の出会いを果たした女性がいるのだ。そこには敢えて触れずに、勝手に友にしたスライムに対する価値について安心したように一つ深い深い息を落とし。「だって根こそぎ、なんて言うからさ。洞窟内の全部持ってかれるかと思うじゃんか」それもこれも結界さえ出来れば心配は杞憂に終わるのだが。不服そうな苛立ちを乗せた舌打ちに「ごめんね魔法使いさん」なんて形ばかりの謝罪を続けて。そうして茶色のような、紫のような、怪しげに色をつけながらその命を落とした落ち葉を拾い上げつつ、忠告に素直に従うべく来た道を戻ろうと向きを変えた瞬間、ぐにゃりと視界が歪むと同時に酷い頭痛と息苦しさを感じ。「、ッ」これは不味い。頭痛の隙間で早急に立ち去れと警戒音が鳴るのだが、息苦しさも目眩も何もかもがそれを阻むのだから為す術がない。「ま、ほ使いさん…!息、出来ない…っ、」片手で胸元を握り締め膝を着けば、この状況を打破すべく反対の手で鞄をまさぐり杖を取り出すも、治癒魔法も、風力を操る魔法も、この状態ではろくに操れなければ結果的に相手へピンチを伝えるだけとなり )


  • No.997 by ラウル  2020-06-15 18:36:38 



ほぅ。もしそんな奴が本当に存在するなら見物だな
(他人の力を傘に着ている発言ながら、明朗快活な力を取り戻した彼女は、今度はどこか確信めいた根拠がありそうだと察し。その人物がどれ程の力を持つ存在か。然程期待してはいない様子でそんな返事を述べ。「拡大解釈のし過ぎだ。取捨選択はし、不要なゴミまでは持ち帰らん」フン、と鼻を鳴らし──相手には知り得ない、細かい整理整頓までは気が回らず、物に溢れた館の現状は棚に上げ。向けられた謝罪には言葉を特別返しはせず黙して受け止め、そうして再開された歩み。落ち葉一つとて不用意に触るのは感心しないと冷めた眼差しを使い魔越しに送れば、彼女の身に起きた異変。ガクン、と力が抜けるように膝を地に付けたならば、当然己の視界も比例して下がる。使い魔の鳥は重力の方程式に逆らい、まるで磁石でくっついているかのように彼女の頭部から離れもせず、座った状態をキープし続けてはいるが。苦し気な吐息と、体の動きもままならぬような有り様にはくくっ、と愉快そうな笑い声がつい漏れだし「おや、既に遅かったか。しかし貴様にとっては良き薬となろう。存分に味わえ。……あぁ、だが、貸し一つで助けてやらん事も無いが?」死に至る程では無いだろうが、日頃の鬱憤もあるのか。藁にもすがる思いにも似た彼女を、鳥は冷静に見下ろし。気紛れで底意地の悪い魔法使いは、そんな問いを悠長にも彼女に投げ掛けていて)

  • No.998 by 皐月 夜  2020-06-16 07:43:49 



わかった…っ!貸し、作る、から!
( 牙も爪も素晴らしいモンスターに襲われた時も、崖から落ちて動けなくなった時も、ここまで真剣に命の危険を感じた事はなかった。が、今はどうであろうか。為す術がないとはまさにこの事。瘴気に塗れた落ち葉がぐにゃぐにゃと歪み、頭がガンガンと痛み、気を抜けば嘔吐してもおかしくはない状況で強がるなど得策ではなく。「助け、て…!」切羽詰まったように何度も何度も頷く。このままこれ以上、一秒でもこの場にいたくはないとばかりにあっさりと“貸し”を承諾しては、歪む地面を見ないよう瞳を閉じる事で少しでも目眩を緩和させようとして )


  • No.999 by ラウル  2020-06-16 16:21:22 



従順だな。いつもそうであれば、多少は煩わしさも拭えるものだ
(彼女の身体に今、何が起きているのか。観察するように視覚情報と思考を働かせ、考えを統合させる。平衡感覚を司る三半規管の異常により視界が回り、揺れ、歪み。地面や周辺の状態は実際には動いてはいないにも関わらず、誤情報を脳内の信号が伝達し、正常であったバランスが崩れ。それに伴い乗り物酔いにも似た吐き気。頭部を締め付ける痛み。下手をすれば、このままだと手足の痺れや耳鳴り、幻覚も現れてくるかもしれない。どんな言葉を投げ掛けても気丈な振る舞いを覆さない彼女の弱った姿に、いっそ穏やかな程の声音で感想を溢し。常であれば煌めく星の如く、好奇心の光を宿す瞳も瞼の奥に隠されてしまえば。症状を和らげる対処法として間違っていないのも合わさり、満足そうに魔法使いは頷き。「貴様にしては賢い選択だ。そのまま暗闇の中で蹲り、身動きは一切取るな。助かりたければな」下手に動かれ新たな面倒が巻き起こされては、堪ったものでは無い。そんな思いを込めた指示を告げては、遠方から魔法を行使するべく、低い声で短く、淡々と。彼女の耳には意味を成さない言語にてスペルを紡ぐ。すると魔力の注がれた使い魔が彼女の頭から立ち上がり、翼を広げれば。肉眼での視認は不可能な球体状の結界が展開され、周囲の穢れから彼女の身を守るように、空間が隔離されてゆく。次に、翼を前後に羽ばたけば。涼やかな風が吹き、結界内に取り残された魔素を外側へと押し出されたならば。彼女にとっては少し息がしやすくなったであろう環境を整え。そして最後の仕上げに、使い魔自身に己の魔力をさらに注入すれば。電球のような明かり代わりとなった時と同様に、体全身から、今度は清浄な輝きを放ち始め。その光が、彼女の頭部から染み込むようにゆっくりと足先にかけ、じんわりと温かく、伝播していく。使い魔越しに伝わる魔力はやがて治癒の効果を発揮し、暗闇を照らすように乱れた気を正し、血の巡りを向上させ、緩やかに全身を包み込み、彼女の身と心を癒す手助けとなろうか)

  • No.1000 by 皐月 夜  2020-06-16 22:07:12 



( 滅多に聞く事の出来ない穏やかな程の声色で紡がれた言葉も今は耳に届かない。泥だらけになるのも構わず地面に額をくっつけ蹲る体勢で、ひたすらに襲い来る目眩や頭痛に耐え。ふ、と頬を掠めた涼やかで柔らかな風。それを認識すると同時に酷い息苦しさは幾分かマシに。動くなと言われたものの、暗闇の中でふつふつと小さな不安が湧き上がれば「──まほ、使いさん…?」恐る恐る、と言ったふうに、どこか縋るようにもとれる声色でその名を呼びつつゆっくりと顔を上げて。己を、周りを蝕んでいた瘴気は円を描くように消えている。それに加えて自身の頭のてっぺんから爪先までもを包む優しく暖かな光。血管を流れる血すらも癒される感覚。ピリピリと乱れていた気も、頭痛も、吐き気も、息苦しさも、その何もかもがなくなれば、ほぅ、と一つ息をつき。「…ありがとう魔法使いさん」よいしょ、と立ち上がりお礼を口にする。これが“本物”の魔法なのかもしれない、なんて柄にもなくしんみりと思えば続けて「今度魔法使いさんに会った時、このお礼するね。…あ、貸しもか」小さく笑みを零して )


  • No.1001 by ラウル  2020-06-16 23:35:41 



物での礼何ぞいらん。いつぞやのように、役に立たん物を押し付けられても迷惑なだけだ
(行使した魔法の結果を、彼女の身体機能が正常な値まで回復したのを見届ければ。結界内に吹いていた風は止み、使い魔経由で、足りなくなった栄養を別の力で補わせるように届けさせていた、己の魔力とも繋がりを打ち切る。すると全身を抱擁するように包み込んでいた、魔力のベールも周囲に溶け込むようにして霧散していく感覚が彼女にも感じさせただろうか。告げられた礼に宿る声音こそ物静かながら、彼女に元の活力が戻ってしまったことに比例するように、みるみる不機嫌さをまた募らせ、相も変わらず魔法使いは無愛想な返事を。そして過去に贈られ、受け取りを拒否した、風変わりな鉢植え等の姿を頭には思い浮かべていて。立ち上がられたことにより視界の高さが持ち上がれば、使い魔の鳥は立位から、省エネモードに移行するように再び座位へと体勢を変化させ。「それで、この後はどうする」と、短く問い掛けようか。無色透明な結界は今も展開され続けている。瘴気に満ちたこの地域をもう少し探索したいのであれば、それも可能かもしれず)

【背後から失礼致します。此方は申し訳ないくらい不定期ペースながら、いつもスピーディーにお返事を下さってありがとう御座います!いつもお返事楽しみに日々頑張らせて頂いてます。あまりに久し振り過ぎて、妖精とのやり取りとのギャップが天と地程差のある嫌味な魔法使いでごめんなさい。動かしていて改めて、ロル内で弁解とかフォローが難しいくらいコイツ性格悪いなと思いながらも、そんな意地の悪い継母じみた魔法使いにも負けない、シンデレラのような、元気で明るい夜ちゃんがすごくすごく私は好きだなぁとやり取りしていて染々実感しております!!
それからそれから、記念すべき1000回目のレスを、背後様が踏んでくれて嬉しくなってしまって、つい出てきてしまいました笑 テンションが高くなってしまい、勢いのままに今文章を打ち込んでます。ほんと、ごめんなさい。こんな背後と魔法使いや妖精や占い師等では御座いますが、これからも、たくさん色んな物語を背後様と作り上げて行けたらもっと幸せだなと思っております!これからも宜しくお願い致しますね!ではでは、背後から失礼致しました…!】

  • No.1002 by 皐月 夜  2020-06-17 07:59:26 



あれ、まだちゃーんとクローゼットの中でスクスク育ってるからね。ちょっと大きくもなったんだから。
( 体の不調はすっかり消え失せてしまえば、いつもの煩いくらいの元気を取り戻し。あの日、魔法使いの事を思い育てた花咲く植木鉢は光の届かないクローゼットの中で眠っている。わざわざまだ枯れていない事を伝えてはこの先の予定に小さく間をあけ。「…もう少し、此処に居てもいい?30分だけ!30分経ったらちゃんとお家帰るからさ」一歩、歩みを前に出した所で先程のような息苦しさ等は襲って来ない。ならば、と願いを一つ。この瘴気に満ち溢れた場所等一秒たりとも居たくなかったのに、全てが楽になった今、どうしても此処に残らなければならない一つの理由を見つけてしまったのだ。「ねぇ魔法使いさん。これ──瘴気はさ、何で出て来るの?魔法使いさんも結界とかそういうのがないと、此処にはいられない?」それをひた隠しに、一歩、また一歩、と周りをウロウロ歩き回りながら二つの質問を投げ掛けて )


(/ 何をおっしゃいますか!それは此方も同じです!仕事の疲れの癒しとなるやりとりを毎度毎度本当にありがとうございます!!
ジュリーと魔法使いさん、真逆すぎる性格のそのどちらとも交流する事が出来て幸せなのです…!私は嫌味すぎる魔法使いさんも大好きですので+
そして夜をそんなに好いてくれて有難い限りです…!煩いし、しつこいし、たまに小さい子供みたく不貞腐れて号泣したりもしてとても迷惑をかけているはずなのに…。
き、記念すべき1000回目!!!私が踏んでしまいましたー!!な、なんかお恥ずかしいです!でもこんなにも長くお話を続けさせてもらえている事、本当に本当に嬉しいです!ありがとうございます!まだまだやりたい事がたくさんたくさんあります!どうぞこれからも素敵なお話をたくさんたくさん紡いでいけたら嬉しいです++これからもよろしくお願いします!!では、私も失礼します! )


  • No.1003 by ラウル  2020-06-20 17:50:19 



まだ枯れてなかったのか。ますます要らんな
(かつて一度目にした植物は、今も記憶に残っている灰色。アレがさらに一回り大きく質量を増した姿を想像しては、館に居る魔法使いは思いっきりしかめっ面を浮かべ、ばっさりと無情にも言い切り。この後の予定への返答を受ければ「30分、か。好きにしろ。だが一分一秒も引き伸ばさん。延長は無しだ」子守りに割く時間に制限が設けられ、後少しで解放されると、ほんのり気分が上を向き。淡々とした声音ながら、却下はせずに了承の意を返し。魔法使いの言葉に呼応してか、使い魔の体がぶるり、と一度震える。それはまるで、タイマーをセットする為に時計の螺を回された機械のように思えたかもしれない。何処へ向かうつもりか、それとも宛は無いのか。行き先は彼女に任せ、残りの時間が早く過ぎないかと考えながらソファーの背凭れに体重を預け足を組めば、投げられた問い。暇潰しには丁度良いと頭を働かせては、口を開き。「無様だった貴様と違って俺には耐性がある。が、毒性は有している。……瘴気の源は魔素だ。魔法により酷使され、消耗し、保有していた力と輝きを失った脱け殻が、全てでは無いにしろ穢れに変換される事がある。或いは、黒魔術系統の呪術の余波が土地に負担を強い、周辺の正常な空気を黒く染める場合もあれば、生物の死骸や、生者の内側にも秘められている妬みや嫉妬等。大雑把に分ければ、悪意や負の感情に分類されるモノから淀みとして生まれ、時にこの世に影響を及ぼしもする。他にも一定の法則に添って発生する現象の一つだな。──この周辺に溜まっている理由は……それ等が集まりやすい窪地になっているのか、瘴気が生まれるまでに至った根強い要因が過去にあったのかは、一概には説明し切れんがな」彼女にとって身近で例えるなら、酸素が二酸化炭素に変換されるように、又は一人の嘆きや憎しみの感情が周囲に伝播し、同調し、連鎖し、恐慌状態に陥ると考えれば、分かりやすいだろうか。目には見えない力が、濁流のように彼女の人体を呑み込み、動きに支障を来す程の流れがこの近辺には渦を巻いている。説明口調ながら、魔の深淵を覗き込み探求する道を好む研究者たる魔法使いは。どこか興味深そうに長々と語り終われば、使い魔の視線を動かし、周辺の景色に目を凝らし)

  • No.1004 by 皐月 夜  2020-06-23 07:43:15 



あれは私にとって特別な花なんだから。──こんな場所じゃ、動物とかも近付けないよね。
( 枯らしてなるものか!と言う強い意思は胸の奥深くに閉じ込めたまま表には出さないでおこう。自ら作った30分の期限を無駄にしない為、秘めたもう一つの思いから来た質問に対しての答えに「当たり前だけどさ、魔素って魔法が使える素晴らしいものー。っていうだけじゃないんだね。…もし私がすんごいすんごーい憎しみとか、そういう負の感情を抱いて、それが制御できなくなって、気が付いたら此処の土地みたく沢山の瘴気を生み出しちゃうかもなんだね」ぽつ、ぽつ、と少しの寂しさを抱きぐるりと当たりを見回し。それからは紫の泡がぷくりぷくりと湧き出る池、葉が全て枯れ果て幹から瘴気を出す大木、暗い空、その他様々な所を見て周りいつしかあっという間に30分は経過。そろそろタイマーの様に震えた小鳥がまたその体を震わす頃だろう。「魔法使いさんそろそろだよね。満足致しました」ぴたりと足を止め、頭上の小鳥に話し掛ける。様々な感謝を込めてにぃ、と笑みを浮かべて )


(/ わりと早い背後の登場失礼します!
そろそろキリがいいかな?と思い声を掛けさせてもらったのですがどうでしょうか?今まで行った所を次は魔法使いさんと巡れた事、光ではない闇の部分の土地で怖さとか、瘴気についての深い所を知れたのはとってもとっても楽しくて新鮮でした!+ )


  • No.1005 by ラウル  2020-06-23 08:42:05 



どんな生物でも例外は居る。この空気が心地好いと魅入られ変質した魔や、俺のように対処法を知る者、終わりを望む人間共と、このような世界だからこそ産み出された調停役も、また含まれているだろうな
(動物、その括りで語るなら人も人外も、命を宿している時点で大きな枠組みの中に存在しているだろう。輝く光を好む一方で、正反対の性質にも引き寄せられる者も存在する。此処とは別の土地で発生し、退けた面倒な過去が記憶に呼び起こされては、重たい息を吐き出し。「魔素に限らず、全ての力は使い方次第でどうとでも転ぶ。……あぁ、貴様が原因となる日もいつか訪れる。或いは、もう既に一部として変換されているかもしれん」返答には、そんな事は無いと告げる筈も無く、人であれば当然持ち合わせている感情の一つだと肯定で返す。そうして、瘴気によって元々はどんな景色だったのか。今は隠され、変異してしまった大地にのみ咲く花や薬草に自分は焦点を置きながら時を過ごし。「時間通り、だな。少しはまだ力を残しておいてやるが、次は助けん。そのつもりで貴様も早く立ち去れ、人間」設定通りの反応を鳥が告げれば、彼女の笑みは位置的に見えないまま。己の魔力を今一度、現在展開している結界に注げば、役目は御免とばかりに終わりを告げる。彼女を守る盾は後どれ程の時間持続するのか。教えもせず、今も尚、名を呼ぶ事も無い不親切な魔法使いが作り出した使い魔は。主人の声を届けた後、仮初めの体から元の集合体へ。魔素たる、光の粒子へと徐々に体が分解されてゆけば、空気に溶け込むように跡形もなく。彼女一人をこの場に残し、消え去って行く事だろう──)

(/声掛けありがとうございます!こちらも問題ありませんので、魔法使いは先に退場させますね。今までとは違った絡み方や、妖精のように仲良く、とは言えないまでもやりたかったお散歩が叶って嬉しかったり、思い出を振り返ったり、夜ちゃんに引っ張られる形で展開されていくお話も、全部とても楽しかったです、改めてありがとうございました!瘴気の設定も考えるの楽しかったです!

次は誰でどんな場面にしていきましょうか?魔法使いが連続しても構いませんし、占い師との交流に向けて妖精と探索や、他にやりたい事があればそちらでも、時期的には雨降りな一日のシチュエーションも、本の内容決めでも、此方はどれもやりたい事ばかりでして。背後様のご希望は何か御座いますでしょうか?
お時間ありました時にまた返信頂けましたら幸いです…!宜しくお願い致します)

  • No.1006 by 皐月 夜  2020-06-25 07:46:56 



(/ ひとまず本体会話のみで失礼します。
私も凄く楽しかったです!瘴気の話はこれからも何回か出来たら楽しそうだなーと個人的に思いました!

そして次の場面なのですが、散歩中の会話の中であった洞窟内に結界を張る道具?かなんかを対価と引き換えにラナさんに頼むとか、魔法使いさんが薬の実験してる所に遭遇とか、ジュリーと森で雨宿りからの洞窟内で野菜育てる準備とか……一人一人やりたい事をちょっとあげてみたのですが、いかがでしょうか!?やりたい事が相変わらずたくさんありまする+ )


  • No.1007 by ラウル  2020-06-25 15:57:15 



(/此方も背後から失礼致します!
ありがとうございます!そうですね、瘴気もまた登場させたり、発生源を解決みたいな流れも、またピンチになっても面白いかもしれませんね!
どれもやりたい事ばかりで迷ってしまいますね…!
占い師なら、対価を既に用意して交渉チャレンジorどんな対価が必要か下見がてらに邂逅し、町中や身近で入手出来そうな物を別場面で探るったり、妖精と捜索してその後菜園
妖精と魔法使いは、どちらでもすぐに可能ですが、サブキャラだった筈の妖精とばかりなやり取りになってしまいがちなので、占い師か魔法使いの二択から、最終判断は背後様にお選び頂いても宜しいでしょうか…!ご検討の程、宜しくお願い致します!)

  • No.1008 by 皐月 夜  2020-06-26 07:24:41 



(/ あ!発生源を解決するの面白そうです!魔法使いさんには何にでも首を突っ込んでって怒られそうですが。

そして確かにジュリーとの絡みが多くなっているのかもしれません…!!ジュリー可愛くて可愛くてつい…ですね!ここは連続となってしまいますが魔法使いさんにお願いしたく思います。ラナさんとは次の時にでも、対価として何が必要になりそうか、何処かで探せそうか、を踏まえて絡ませてもらえたらと思います!!
先レスはこちらからの方がいいですかね?森の散歩してたら偶然魔法使いさんを見つけ……とか?偶然見つけられる所で薬の実験していたらいいのですが+ )


  • No.1009 by ラウル  2020-06-26 11:55:19 



(/昔、人に狩られて無念な悪霊的な動物(原因)に襲われちゃうのを撃退か、説得か、聖水的な物を利用するか、夜ちゃんじゃ難しい所を魔法使いか妖精が助けるか、目の前で夜ちゃんか妖精が怪我してしまう所を目撃したり、色々展開出来そうでわくわく致しますね!

此方こそ妖精の方が楽しくキャッキャ出来たり、色々話が膨らんでしまって、すみません! メインヒーローの筈の魔法使いの出番が、見返していて、あれ?少なくないか…?とふと思いまして。でも、女の子キャラ同士とのやり取りもそうやって楽しんで下さる背後様が、私は大好きです…!
占い師についても了解致しました。では、魔法使いで!展開的には、魔法使い側からの先レスで、夜ちゃんがそれに気付いて向かってくる、の方が進めやすいかと思いまして、宜しいでしょうか?
ロル作成はまた少々お時間頂いてしまうかもですが…!)

  • No.1010 by 皐月 夜  2020-06-26 17:55:32 



(/ いいですねいいですね!せっかくなら助けてあげたい所です!ジュリーの怪我も、可哀想な気持ちもある中でやっぱり見たい…!

ジュリーとは、お茶したり、一緒に遊んだり、妹のような姉のようななんとも言えない可愛さと魅力に溢れておりとても楽しいのです!私も主様が大好きですーーー!!+
はい、魔法使いさんの先レスでよろしくお願いします!主様がゆっくり時間を取れる時で構いません!+ )


  • No.1011 by ラウル  2020-06-26 19:49:04 



お前は周囲を見張っていてくれ
(時刻は昼時。本日は一定の周期で訪れる約束の日では無いからと、魔法使いは森の中腹。一輪の花も無く、鬱蒼とした木々に囲まれてはいる以外は特徴が無いようで、目を凝らせば、魔素の薄い大地に足を運んでいて。格好は着慣れたよれよれのローブ姿にフードを目深に被り、しかし普段と違い杖は携えず、右手には、透明な液体で満たされた硝子の三角小瓶が握られていて。コルクの蓋を抜きながら、安全確保の為、傍らの木の枝に留まる梟へ警戒と護衛の指示を出せば、使い魔は音も無く翼を広げ飛び立って行く。それを見届けた後、魔法使いは自作の薬の実験を開始させ。瓶の口から一滴、地面に垂らせば、途端に果実の香りが立ち上がり、近辺の空気に伝播してゆく。自分基準で不快に感じさせぬ案配で配合したそれを、もし生物が嗅いだならば。先ずは瑞々しく新鮮なピーチ、次に甘酸っぱいアプリコット、そして爽やかで若々しいアップルへと漂う色が変化して行くのが分かるだろうか。独立した三種が調和した、フルーティな甘さが嗅覚と脳を侵食せんと刺激し、発生源へと足を運ばせるよう誘いかけるのが己の狙いで。やがて効果を発揮した薬は、蜜を求める金細工のような蝶やマリンブルーの鮮やかな揚羽がヒラヒラと宙を舞い、遠くから引き寄せられ。食欲を擽られた栗鼠や兎といった小動物達も、次々と魔法使いの周囲に集まってくる。しかし、さらに三滴追加で落とし、数分間経過しても本命の姿が現れなければ。鋭く舌を打ち、苦々しい顔と声で、小瓶の蓋を戻してゆき)
チッ、やはりこの程度では羽虫は釣れんか……

(/おぉ!妖精が助けられるヒロイン役になってしまって良いんですか?では、夜ちゃんと一緒にそういった場所を探索中、妖精が被害を受ける形で考えて行きましょうか。その場合は、妖精は手助けできず、魔法の習得度合いや事前準備により難易度は変化しそうですが、夜ちゃん一人で頑張って退けて貰う事になりそうですね。ピンチ過ぎたら、助け役になれる可能性は……いつぞやと違い、だいぶ低めですが。魔法使いを登場させるのも視野に入れておきましょうか。

ついでに、これは単なる思い付きなので、希望される展開の候補か参考の一つ程度に留めて頂けたらと思うのですが…

占い師の話しに絡めるなら、交渉材料に夜ちゃんか、もしくは占い師側が提示する形で、瘴気の漂う地でのみ生成される魔石や薬草を複数種or呪いの品(原因の獣討伐か浄化後に、怨念の籠った弾丸等を発見)の入手を頑張る、なんて理由もあったりしたら、スムーズに話を繋げられそうだなと。魔法使いを頼るルートだと、場合によっては採取した品は略奪され努力は水の泡に、なんて結果も無くはありませんが…!

妖精もそうやって交流を重ねてゆく中で気に入って頂けて、素敵なお相手様に恵まれたと染々感じられて、背後としてもすごく、とっても幸せで御座います!!

先レス、説明が簡単に纏められずにこんな量ですみません!長さは普段通りの範囲で大丈夫ですので。
それから、此方の会話も同様でごめんなさい。背後様もゆっくりと、余裕のある時にお返事は構いませんので…!宜しくお願い致します)

  • No.1012 by 皐月 夜  2020-06-28 18:41:07 



( 本日は魔法使いであるその人との約束の日では無い。が、秘密基地に出来そうな場所の下見、薬草探し、ユニコーンの追跡等森の中で出来る事はたくさんあるのだ。そんなたくさんを引っ提げて嬉々とした表情でいつもの鞄に道具をパンパンに詰め森へ。いつしか待ち合わせ場所として認定されつつある切り株を通り過ぎ、陽の光が葉っぱと葉っぱの間を抜いて差し込む木々の隙間を通り抜け少し進んだ頃。ふ、と風に乗って甘酸っぱい柑橘類の香りがしてくれば一度ピタリと足を止め。ゆうるりと当たりを見回してから、再び歩みを進める。何かに導かれるようにして、これといった確信もなく葉を踏み締める事数分、鬱蒼のした木々の隙間から相手の姿を見付けるとまるで飼い主を見付けた犬、父親に駆け寄る幼子の如くパァァッと表情輝かせ。「魔法使いさんっ!こんな所で会うなんて奇遇だねぇ!」パタパタとその元へと駆け寄りつつ、相手の顔が嫌そうに歪むであろう事もお構い無しにニコニコと話し掛けて )


(/ 勿論です!それまでに何とか夜の治癒魔法も少しレベルアップ!といきたい所ですがなかなかに難しそう…。何にせよジュリーを救えるナイトになれるのは喜ばしい事であります!!+

瘴気の話をラナさんとの絡みに繋げるの賛成です!魔法使いさんに頼んで略奪されるのは不味い!洞窟の中の魔石類も早く結界を張らないと持っていかれてしまいますもんね!瘴気の中でしか生息できない薬草等の採取の場合、後はどうやってそこで息をするか…ですね!

ジュリーも、魔法使いさんも、ラナさんも、みんなみんな大好きですー!+
そして最後に言うのもおかしな話ですが先レスありがとうございました!これにて背後は一度失礼します+ )


  • No.1013 by ラウル  2020-06-28 19:33:02 



嫌な顔を見た。何故貴様が此処に居る。──いや、一角獣探しか……?
(実験が望んだ結果を残さなければ、元より低い機嫌はさらに地の底に近付くように低下し。右手を軽く上下に振れば、握っていた小瓶は用済みとばかりに虚空の中に消して。そんな最中、見たくも聞きたくも無い少女の甲高い声が響き渡れば眉間に深い皺を刻み、音のする方角へと、フードに覆われた顔を向け毒づく。徐々に互いの距離を詰められれば、ボディーガードの如く。遠くを見回っていた梟が己との間に最小限の音で颯爽と割って入り、中空にて翼を左右に大きく広げ。彼女を主人に近付けさせないよう、壁の役割を果たす事だろう。また、目を凝らせば使い魔にはチカチカと明滅する魔素に身を包まれており、もし触れようものなら、接触した対象者に対して、バチリと鋭い電撃が走る仕様となっていて。魔法使いは、冷えた瞳で彼女の姿を影の奥から見下ろす。森に立ち入るのを咎めようとし、ある程度は出歩くのも仕方ない理由を自らが与えていた事実に思い至ってしまえば。苦々しげに、自問自答気味な独り言にも似た声を落とし。なお、その間も香りの虜となってしまった生物達は。周囲に飛び交う幾多の蝶は逃げずその数を増し、小動物の姿も音にさして反応を示さず、この場に留まっている有り様が、彼女の瞳にも映る筈で)

(/此方の会話はなるべく手短に失礼致しますね…!
夜ちゃんのパワーアップ期待しております!それから賛成有難う御座います。瘴気対策は占い師経由で必要経費として一部道具の提供は、求められれば可能かなぁと今の所考えております。流れによっては別の対価を要求してしまうかもしれませんが。また、味方よりも悪役とか敵役がピッタリな魔法使いでご迷惑をお掛けしてしまいすみません…!
三名への有り難い、そして嬉しいお言葉もありがとうございます!後、夜ちゃんのお母さん視点の話、端から見たらこんな感じなんだと読んでいて楽しかったですし、他のお話があればまた期待しております…!と感想を呟かせて下さいませ。
いえいえ、先レスは普段お願いする事も多いのであまりお気になさらず。では背後も失礼致しますね。改めて宜しくお願い致します!)

  • No.1014 by 皐月 夜  2020-06-30 20:28:35 



うん、まーね。ユニコーンの手掛かりでも落ちてないかなぁと──ちょ、そんなに威嚇しないでもいいじゃんかー。
( 小さく小さく縮まる距離の中で仰る通りです、とばかりに大きく頷くも、刹那。何処からやってきたのか相手の相棒・使い魔である梟が間に割って入れば自然と歩みは止まり。大きく翼を広げてこれ以上の侵入を阻止しようとばかりの行動に浮かべる表情は苦笑い。手を出そうものならばその鋭利な嘴で突つかれるか、はたまたうっすらと感じ取れる身に纏う魔素にやられるか。視線を梟から魔法使いへと移動させ、フードの奥から光る不機嫌さ全開の瞳を覗き見る。「魔法使いさんは何してるの?もしかして動物達との交流会だったり!」ゆうるりと首を傾けてまずは相手の目的を、次に周りを取り囲むようにして飛ぶ輝かしい蝶、可愛らしい小動物達にぐるりと視線を向け直しつつ、有り得ないであろう事をわかりきっていながら問い掛けて )


  • No.1015 by ラウル  2020-07-07 09:15:19 


そうか。──交流会……いや、彼等は協力者だ。動物や羽虫が好むよう調合した香水のサンプルを試していた
(使い魔が指示通り彼女の前にて防波堤と化す様を満足そうに眺め。こんな場所に手掛りが落ちているとは己は考えていないが、どんな可能性にも目を向けるべきだろう。失敗しても構わない己からすれば、ユニコーンについてはやや薄い反応を返し。彼女が魔法使いを覗きこもうとするならば、さっと素早くその動きに合わせ、梟がまた彼女の視界に入り込む事だろう。問には、その目は節穴かと強く否定しようと口を開くも、しかし、妖精と関わりを持つ彼女に気が変われば、周囲に漂う残り香への説明を淡々とした口調で行い。己の知識欲を満たす以外の理由もあるのだが、情報収集を試みる方向へと転換し)
貴様は羽虫と友人であったな。奴等が好みそうな物について何か知っているか?

  • No.1016 by 皐月 夜  2020-07-08 13:26:18 



もー、仲良くしようってば。
( 魔法使いの表情を読み取るため、フードの中を覗き込む事は叶わない。再び視界いっぱいに彼の相棒が映り込んでしまえば、不満たらたら、ブーブーと文句を言いながら握手とばかりに片手を差し出すも、梟が握手等するはずないともわかっていればすぐ様その手を下ろし。相手が発した“協力者”という単語は些か語弊があるような気がするのは、普段の態度や呼び名からか。しかし、それについての疑問よりも相手が自らに質問を投げ掛けてくる事が珍しければ、何をやっていたかも相まって好奇心は高まり。「私も香水作り見たいです!見せて下さいっ!」先ずはこんな時にしか使わない敬語で願いを一つ。続いて問い掛けに対して普段妖精と会話し触れ合っている中での様子を思い出し「──きな粉餅とか、マシュマロとか?」ここ最近妖精が好んで食べていたものを二つあげる。それらはこの森で手に入れる事は難しいであろう物だが )


(/ 主様主様!主様のお住まいの地域、雨、洪水は大丈夫でしょうか!? )


  • No.1017 by ラウル  2020-07-12 08:15:26 



誰が手法を見せるものか。寝言でももっとマシな事は言えんのか
(仲良くとの発言には、梟の黒真珠の如き丸い瞳から注がれる視線からも主人の気持ちを代弁しているように伝わるだろうか。願いには魔法を交えた技術を彼女が会得出来るとも思わないが、技術をそう易易と明け渡すつもりは無く、呆れた声で。そして投げた答えが返ってくれば数秒の間を開け「……何だその2つは。具体的にはどんな物だ」食にすこぶる感心の薄い己には記憶に掠りもしない未知の存在に対し、もっと教えろと言わんばかりの態度で)

(/返信遅くなってしまいごめんなさい…!此方は大丈夫でした。背後様の地域は平気だったでしょうか?)

  • No.1018 by 皐月 夜  2020-07-14 11:16:21 



おめめパッチリであります!師匠!
( 流石は魔法使いの相棒。漆黒の瞳の奥の奥から滲み出る呆れのような色は酷く見覚えのあるもので、苦笑いが浮かぶ。そうして少しも変わる事のない相手の嫌味な言葉もまた然り。すっかり慣れっこになってしまったやり取りは落ち込みを産む事はなく、ビシッと力強い敬礼と共に久々の“師匠”呼びをしてみせては、これまた珍しく話に食い付いてきた様子に「きな粉餅はね、白くてよく伸びるもちゃもちゃした餅に、コクがあって仄かに甘いきな粉って粉をかけて食べるおやつ。それで、マシュマロは、同じく白くて…ちょっと甘いふわふわなお菓子かな。──どっちも人間が食べるやつだけど」ざっくりと説明をするが実物を見なくては想像は難しいだろうか。ふ、と家の戸棚にそのうちの一つがまだあった事、それと先程の香水の話を思い出す。「ねぇ魔法使いさん。マシュマロ此処に持ってくるからさ、香水作る所見せて欲しいなぁ」まるで取引を持ち掛けるように緩く首を傾けては返答を聞こうか。しかしながら、マシュマロが好きなのは全妖精に当て嵌る事ではないのかもしれない )


(/ いえいえ、主様のお住みの所が大丈夫そうで良かったです!安心しました!こっちも問題はありません!ありがとうございます+ )


  • No.1019 by ラウル  2020-07-18 17:55:38 



貴様は誰に向けて師匠等と呼び掛けているんだ
(梟ね白目の存在しない黒く大きな丸い瞳孔は、じっと未だ彼女を警戒し姿を捉えたまま。対して主人たる魔法使いは、フードの奥に隠された眉をピクリと片方だけ持ち上げ、不愉快そうに低い声を溢し、敬礼ポーズの彼女を淡々と見下ろし。紡がれる説明には途中で口を挟むことなく静かに聞き入り。相変わらずよく喋る口だと内心で思いながら、取引を持ちかけられた所で再び口を開き「……貴様は本当の馬鹿だな。交渉したいならもっと頭を使え。そこまで知れれば実物は最早不要だ。俺の手だけで入手出来る」白く柔らかな食べ物、振り掛ける粉、同じく白の甘味類の菓子。外見や中身の特徴まで明かされては、人間用の食品を扱う店で捜索し購入するのも容易い。馬鹿にしたようにフン、と鼻を鳴らせば頭を左右に振り「しかし何故知りたがる。香水なんぞ貴様等の文化にもあるだろう?書籍を見れば中には多少なりとも工程作業について載っているだろうが」中身は人が作る調合とは異なるが、物自体は珍しく無い筈。そう解釈していれば何に興味を惹かれているのかと訝しげに問を重ね)

(/背後様も影響が無く良かったです!いえいえ、此方こそありがとうございましたー!)

  • No.1020 by 皐月 夜  2020-07-22 07:50:08 



いーじゃん。どうせ魔法使いさんは認めてくれないんだからさ、私が勝手に呼んでるだけだもんね。
( 名前も教えてもらえない、何をしても未だなかなか褒められない、そうして師匠呼びも勿論却下されるのならば、勝手にさせてもらうと最早唯我独尊並みの返事をし。珍しく問われた事が嬉しく誇らしく、つい詳しく詳しく話してしまったのが裏目に出たようだ。ぐぬ、と潰れた蛙のような声を喉奥から絞り出しては「で、でもさ!似たようなものなんて人間界にはたーっくさんあるんだよ?それによくよく考えたらさ、妖精さん達はマシュマロとかの味知らないだろうから、近付いて来ないかも!」何とか自分がいなければ買えないかもしれない事、そもそもジュリー以外には駄目かもしれない事を示し。そんなワタワタとした焦りのままに今一度周りを飛ぶ色鮮やかな蝶に視線向けては「人間の香水ではさ、こんな感じにいろいろを呼んだりは出来ないんだよ。それに──魔法使いさんが何かしてる所見たい…」人以外にも作用する面白さと、それ以上に相手のあれこれを見知りたいのだと )


(/ コロナも、自然災害も、早くおさまってほしいですね…!では、背後はこれで失礼します!改めてよろしくお願いします! )


  • No.1021 by ラウル  2020-07-22 14:56:41 



貴様のどの辺りに、俺に認められる程秀でた要素があると言うのだ。今此処で述べてみろ
(己の言葉にへこたれず、対抗するような我の強さを発揮する彼女へ魔法使いは見下ろしたまま。扱いが不満なら認めさせてみろとばかりにふてぶてしい物言いにて「聞いてやるぞ?ほら早く言ってみろ」顎を軽く上げ、挑発するかの如く彼女を示し。呼び名については「次師匠なんぞと呼んだならば、返事はしないと思え」と、淡々と短く告げ。「他は来ずとも奴はその匂いと味に惹かれたのだろう?なら問題無い」挽回しようと焦る彼女に対して、魔法使いは冷静な口調で首を左右に振る。言葉で正直に語らずとも、誘い出すのに香水を持ちいらず、直接餌として菓子をばら撒いておびき寄せても良い。複数集まれば儲けもの、例え一匹しか罠に掛からずとも構わず、余裕を保ち。「ハッ、人間の技術力ではまぁそうだろうな。コレを使って貴様は何かを呼び寄せたいのか?」辺りに漂う甘やかな匂いは地に染み付き、まだ効力の衰えの兆しは無い。持続時間の計測の為にもう暫しこの場で観察する気が起きれば、近くの木に歩み寄り背を預け。自身の生み出した薬への評価に高い自尊心が僅かばかり擽られたのか、当然だと態度で示しつつも、声に帯びる冷えた温度が僅かに上がったことに彼女は気付けるだろうか。与える気は無いくせに、香水が欲しいのかと問いつつ「何かしている所であれば、ただ立っているだけでもその"何か"の部類に入るだろうが」抽象的な表現の揚げ足を取るかのように捻くれた反応を、魔法使いは彼女を嘲笑うかの如く低い声音で返してみせ)

  • No.1022 by 皐月 夜  2020-07-22 21:50:51 



そ、れは!───まだ…ないけど…。これからもっともーっと魔法とか練習していつか魔法使いさんに認めてもらうようになるもんねぇ。
( あっかんべー。そんな効果音付きそうな勢いで前半の消え入りそうな声を打ち消しては、続けられた淡々とした冷たい言葉は華麗にスルー。森での生活の長いであろう、そうして人と交流をしていないだろう相手が果たして人の店で本当に目当てのお菓子を変えるのだろうか。些か半信半疑ではあるが、もし本当に買えてしまった時、大好きな友は引っ掛かってしまうのか。「あ、あのさ!もし万が一ジュリーが来たらどうするの?もしかして捕まえて脅したりしないよね?」“協力者”の言葉は相変わらず信じてはいないのだ。恐る恐ると言った風に友に何をするのか問い掛けて。辺りを包む甘く爽やかな香りは風に乗っても何処か経行く事なく、未だ新たな虫や生き物を呼んでいるだろう。鼻腔の奥を擽るその香りを一度思い切り吸い込み深い息をついてから「…魔法使いさんは?魔法使いさんは匂いに釣られて来る?」“何か”にまるで戯言か、相手を示しつつ、紡がれた揚げ足を取る言葉には「違いますー。動いてる…魔法使ったり薬草育てたり、そういうなんか…作業してる所が見たいの!」ムスッと表情不貞腐れたものに変えてから、あくまでも動いている事が前提なのだと言い直して )


  • No.1023 by ラウル  2020-07-22 22:58:51 



一つも無いのか。ならば俺が貴様を認めんのは、理不尽な行いでは無く自然な道理だろうが
(言葉に詰まる様に畳み掛けるように、理にかなわぬ非難をされる覚えは無いと、体の前で腕を組み堂々と言ってのけ。「寿命が尽きぬうちに、そのような日が来るとは思えんがな」努力に関しても、その伸びしろに微かに興味を抱いたことが無いわけでは無いが、やはり期待は薄い反応を返し。「さてな。貴様に仔細を明かす理由は無い。しかしあの羽虫がのこのこと騙され、大人しく黙ってやられる虫だとでも貴様は思っているのか?」妖精の鱗粉や血は良い材料になる。その思惑は秘めたまま、話題の焦点を妖精へと向ける。口喧しい憎き羽虫。罠に陥れても、反撃はしてくるだろう。向こうからも手を出せば、無論黙ってやられるつもりは無く。しかし紡ぐ言葉は内心とは少しズラしたニュアンスに近い問を投げ掛け。「は?釣られるわけが無かろう。何だその馬鹿げた質問は。犬並みの嗅覚を、俺が持っているとでも勘違いしているのか」誘われる側に己の名が出されては、ふざけているのかと、低い声に微量の怒りを含ませ。使い魔の梟は魔法使いの寄りかかる木の枝に留まり、主人の命があれば直ぐにでも襲いかからんばかりの体勢で二人の様子を伺っていて。「そんな姿で良いなら普段見せているだろう。子守の時でも無いのに、貴様の願いに付き合ってやる気は毛頭無い」言い直された内容は、特別香水作りに固執する必要は無いように感じ。ただで求めに応じる気にもならなければ、抑揚の乏しい無愛想な声で彼女から視線を逸し。周囲に飛び交う蝶は数を増し、ひらり、ひらりと空中で優雅な舞を披露し。野兎も、くんくんと鼻を引くつかせてはその内の一羽が彼女の足元へと近寄ってきていて)

  • No.1024 by 皐月 夜  2020-07-27 22:27:09 



──ねぇ魔法使いさん。もしだよ、もし私が魔女になれたらさ、寿命って延びるのかな?
( 欠片も興味が無いと突き付けてくる物言いは最早慣れっこで、それよりもぷくり、と湧き出た疑問が一つ。そもそもどうすれば魔女・魔法使いになれるのかはわからないが、もし生まれ付きではない場合果たして自分は相手や妖精の友と同じ時を生きれるようになるのだろうか。そんなあくまでも好奇心に満ちた質問をしつつ、妖精と相手のバトルの図を思い浮かべ「──種族の隔たりとは実に難しいものですな」なんて、何処ぞの博士よろしくな口調での納得を。己の一言が招いた小さな怒りは相手にもその相棒にも飛び火したようで、これはまずいと苦笑いを一つ。「んーん、匂いじゃなくてさ。魔法使いさんなら香水を作る時とか、匂いを撒いた時とかに発生する微量の魔素とか魔力とか、そういうの感じ取って気付けるんだろうなーみたいなね」取って付けたような称賛の言葉を連ねつつ、足元へと来た野兎との視線を近付ける為、その場にしゃがみこみながら「魔法使いさんの手際のいい、素敵な香水が出来るの見たいなぁー。ねー?」わざとらしい褒め言葉はそのままに、しまいにはその兎にまで同意を求める始末で )


  • No.1025 by ラウル  2020-07-30 02:32:20 



……魔女とは禁忌に手を出し、悪魔と契約した、とち狂った奴等が大半だ。人の理から外れた外道に墜ちてまで望むなら延命も可能だろうが……貴様はそこまでして時の呪縛から逃れたいか?
(魔女、との単語に反応を示せば、魔法使いとの違いを語る。極一部は生粋の女魔法使いが自らをそう自称するが、己が接してきた者達は総じて頭の螺が何処かイカれた者ばかり。正規の手段で魔道を歩むのでは無く、裏道を辿り、定められた命の概念を捻じ曲げ、若さや美しさ、深淵の探究心の為に自分や他を対価に売り払い、力を得た者共。その印象が強ければ、猫をも殺し掛けない好奇心へ釘を刺すように、冷ややかさを増した声音にて問い。妖精との関係性に納得した風に呟かれた言葉には「何を当たり前の事を言っているのだ。同種とて理解に苦しむのに、さらに別の種族と分かり合える等、そう簡単に成せるものでは無かろうに」と、呆れたような言葉を魔法使いは重ね。「この魔素の溢れる森の中でいちいちその程度の変化まで過敏に察知していては精神が疲弊する」言い訳じみた称賛の声は、どうやら胸に響かなかった様子。冷淡な言い回しにてそこまで潔癖症では無いと、首を左右に振れば使い魔は落ち着いたようで、態勢を待機モードに戻し。彼女に話しかけられた一羽はきょとんと不思議そうに首を傾げた。次にニコ、と笑みを浮かべるように表情を変化させては、開いた口からは肉を軽く貫けそうな凶暴な牙がぐわっと現れて)

  • No.1026 by 皐月 夜  2020-07-30 07:42:03 



私は──人間よりも長生きとか、美しさとか、そう言うのはいらないけど……魔法使いさんやジュリーとね、あっという間にバイバイになっちゃうのはやっぱり寂しいって思うんだよ。…魔法使いさんは思ってないだろうけどねー。
( 問い掛けには一度確りとした否定の為首を横に振る。老いるのは生きていれば普通の事で、生を受けたモノは遅かれ早かれその命を終えるのが当たり前。ねじ曲げるつもりは毛頭ない。けれど…胸の奥の奥に巣食う寂しさは消えなく、これが大きく膨らんだ時、相手が危惧するような事が起きるだろうか。しょんぼり、といった言葉ピッタリ、耳があれば垂れ下がった姿がアリアリとわかる口調と表情を見せるも、すぐにらしくないとも思えば最後はおどけたように相手の気持ちを代弁してみせ。「私ね、悪魔って呼び出せるって本で読んだ事あるよ。…あ!勿論しないからね!絶対しないからね!」“知り合いの魔女”については伏せようか。ひっそりと胸に隠したまま悪魔の話をちらりとしつつ、相手の性格上、特別難しいであろう分かり合いに「そうだねぇ」との同意を一つ。さて、褒め言葉も響かなければ次の手は何か。このままでは早く帰れと言われるか、場所を移動されてしまう。無い頭で懸命に次なる呼び止めを考えつつ野兎に手を伸ばしたその時、あんなにもふもふで可愛らしい顔をしていたはずの兎がグワッと大口を。反射的に手はピタリと止まる。続いて認識したのはその口の中にビッシリと生える凶暴な牙。「ッ!!?魔法使いさん!!モンスターだよ!!」一瞬フリーズした思考が元に戻るまで凡そ一秒。手を引っこめると同時に跳ねるようにして立ち上がれば素早い動きで以て相手の後ろにサッと隠れ隙間からビシッと兎を指差して )


  • No.1027 by ラウル  2020-07-31 07:13:03 



終わりは何れ、遅かれ早かれ等しく訪れる。貴様らは脆く短命なくせに未来ばかりを見据えがちだが、足元を疎かにすれば明日にでも瓦解し、余計に死期が早まるぞ
(彼女の気持ちを耳にしても他人への共感力に欠けた偏屈な思考からは、慰めると言う発想が無く。平然と紡ぐのは、取り越し苦労をして何の意味があるのかと言う冷淡なもので。自分への所感には「よく分かっているでは無いか。」と寂しさの有無にはそのとおりだと認める始末。悪魔についても「此方側に被害が出ないのならば、悪魔でも天使でも、召喚出来ると言うなら好きに呼べばいい。それは貴様の自由だ」理論と実証可能かは別物。親や友とも距離感の違う魔法使いは、自分の預かり知らぬ所での行動は、例え身を滅ぼしかねないことでも我関せずといった態度だ。そうして彼女から視線を外し、集まってきた動物や昆虫、蝶の種類を脳内に記録するように観察していれば、響く甲高い声。フード奥の顔を顰め、喧しいと鋭く舌を打ち「側に寄るな、鬱陶しい。スライムと同じ魔物相手に何を今更驚いているのだ」低級との括りでは、洞窟内も自然のフィールドに生息する存在も己からすれば居るのが当たり前で。彼女から離れるべく前進する。様子を伺っていた梟は、彼女の頭を嘴で小突こうと枝から飛び立って迫り。牙の生えた兎は、ピョンピョンと四足歩行で地を跳ねては逃げた獲物、もとい相手の後を、遊んであそん!でとばかりに後を追い掛け)

  • No.1028 by 皐月 夜  2020-08-04 07:33:57 



そ、それは勘弁だねぇ。これ以上短くなっちゃったら、妖精の里行くのお預けになっちゃうかもしれない。
( 鋭利な刃物の様にバッサリと切り捨てられた言葉だが、大切なものも確かに含まれていた。アドバイスをしてくれたと浮き立つつもりはないが、死期を早めるのは得策ではないに決まっている。それに加えて否定されなかった言葉には、最早苦笑いを浮かべるしかない。悪魔についてもまた然り。「ただの人間が召喚なんて出来るはずないじゃんかー」ヒラヒラと片手を揺らめかせておどけたように話を終わらせては、兎──のモンスターとの対峙をしよう。魔法使いに動かれた事で自らを守る壁が無くなってしまえば、まず初めに忠誠心高い梟からの頭への攻撃を。「奇襲!奇襲は駄目だから!」予期せぬ出来事に片手を頭へと持ってくる。くわっ!と文句を口にするも、続いて可愛らしい笑顔を見せながらも追いかけて来る兎。“ギャー!”なんて可愛らしさも何も無い悲鳴を上げ、やや太い幹を持つ木を守り壁にグルグルと追いかけっこを開始しつつ、ふ、と鼓膜を揺らした魔法使いの声に自然と足は止まり。「……もちゃと一緒?」と、言う事は危なくないモンスターなのか。仁王立ちのままじぃ、と兎を見やるも、口の中に生え揃った牙の印象は消えない。「…君、噛む?」視線真っ直ぐに向けたまま少しの間をあけた後、兎が答えるはずもないと言うのにそんな戯けた問い掛けを真剣に送り )


  • No.1029 by ラウル  2020-08-04 10:09:44 



妖精の里?貴様行くつもりなのか
(妖精の住処。鱗粉や血、その他にも余所には出回らない品物の存在が思考に入り込めば、苦い顔の彼女にお構いなしに興味を示した魔法使いは聞き返し。「その認識は間違っている。悪魔とは他者を誑かし誘惑する者だ。召喚に必要な物と呪文さえあれば、手を伸ばす者を出迎える準備を奴らは狙っていると知れ」寿命や美、欲望。人だからこそより強く欲する願望を食らう存在へと、終わり際に告げこの話題は終了としようか。奇襲も何も先程から幾度か狙う素振りのあった梟への抗議を、魔法使いは鼻で笑う。兎に追われ叫びながらその場から離れて行く彼女を確認しては、主人の肩の上に使い魔は留まり。魔法使いはよくやったと労うように、その頭を人差し指で撫でてやってから、彼女の方へと視線を流し。──足を止めた彼女に声を掛けられた兎は、先程と同様に意味が通じていないのか不思議そうな眼差しで見つめ返し、ぴょん、と距離を縮め彼女の片足に頭を擦り付け甘えるような仕草の後。あーん!と牙を見せつけんばかりに大口を開き、今にもその足に噛り付こうとする姿を目にすることだろう)

  • No.1030 by 皐月 夜  2020-08-04 13:04:30 



うん、今すぐには無理だけどいつか──私が自分の体を浮かせられるようになった時に。体を小さくする薬は、ジュリー見付けて来てくれるっていうからさ、後は私の頑張り次第なのだよ、本当に。
( “妖精の里”に興味を示した相手の確認にこくんと頷けば、その為に必要な魔法の熟練度とアイテムを伝えつつ、肩下げしている鞄を一度ポン、と叩き「魔石の欠片にちょーっと力借りちゃうかもだけどねぇ」と悪戯に笑い。それ相応の力がなくたって条件さえ揃えば悪魔は簡単に呼び出せる。魔法使いの言葉をごくんと飲み込み胸にしまい込めば、続いて吸い込まれそうな程に黒々とした兎の瞳と見つめ合う。数秒。素早い動きで以て距離を縮めてきた兎が片足に頬擦りすれば、その愛らしい仕草に害はないと判断しその頭を撫でようと片手を伸ばして。しかしあと少し、という所で再び大きな口が開き鋭利な牙が見えれば、危機回避能力はどうやら十分に備わっていたようだ、後ろへと飛び退くと同時にバッと両手を前に出し「ま、待って待って!落ち着いて!話し合おう!!」再び兎相手に声を掛け、後、「魔法使いさん!兎の言葉がわかる魔法とかない!?」なんて無茶振りを )


  • No.1031 by ラウル  2020-08-04 14:00:17 


ほぅ。飛行を会得するまでまた道程は遠そうだが……羽虫が人間を招くとは珍しい。
(幾つもの指輪を通した右手の指先を持ち上げ、疎らに無精髭の生えた自身の顎を一撫で。意外そうな声を発し、目線を彼女の鞄へと落とし。「道具は有効に使ってこそ価値ある」石の力を借りるのは狡では無く、当たり前の事。彼女を肯定すると言うよりは、ただ自分の考えを述べただけの淡々としたニュアンスで口を動かし。──彼女に狙いを定め見詰め、今にも食らおうとしていた兎は、後もう一歩の所で避けられてしまえば。ガチン、と上顎と下顎がぶつかる嫌な音を響かせ。空振ったことにむぅ、と頬が膨らんでいる。何で逃げるの?と言わんばかりに不満気な上目遣いで彼女を見上げれば、静止を促された両手の意図を完全無視。諦めないぞー!と諦め悪く再挑戦。ピョンピョンと地を跳ね正面から接近する姿からは、追い掛けっこを続行してゆく意欲に満ちており、そう簡単には止まりそうに無い事実を彼女に叩きつけるだろうか。sosに似た言葉を受け取った魔法使いは「言語変換の魔法か。あるにはあるが……、貴様の為に使ってやるとでも?それに知能の低い相手に言葉が通じた所で、空腹を訴え、食べる事しか脳の無い連中に意味があるとは思えんがな。そいつから逃れたければ木登りか、風で吹き飛ばすか……それこそ宙でも飛んでみたらどうだ?」冷静に一人と一羽の追走劇を眺めながら、マイペースに。魔法使いなら魔法か、梟を差し向け兎を退けさせるのも容易だろう。しかし手を貸すつもりは無さそうで。無茶振りに無茶振りで返し、彼女にとって助言になりそうでならなそうな言葉を紡ぎ。静観する態度は変わらない様子で)

  • No.1032 by 皐月 夜  2020-08-05 07:32:32 



え、そうなの?…妖精の里ってやっぱりそう簡単に人が招かれていい場所じゃあないんだ。
( 物珍しそうな様子の相手の言葉。あの日ジュリーとの約束は会話の中の流れで出たもので、ごく自然と何て事のないような雰囲気で誘われたが、よくよく考えれば妖精を珍しいものの対象として捕まえる人間も少なくは無いはず。ましてやたくさん集まる場所を教えるなんて以ての外。それだけ信じてくれ、好いてくれてるのだと胸の奥がほんわかと熱を持ち。それは魔石の欠片を否定されなかった事で更なる持続を持つ。「あのね魔法使いさん。実は前にも一回これの力、借りた事があるんだ。たーっくさんの桜吹雪を散らせたくて、あっという間に力使い果たしちゃったんだけど一応は成功したんだよっ」まるで子供が今日あった宝物のような素敵な出来事を親に話して聞かせるかの如く、キラキラと光る瞳を向けつつ以前妖精としたお花見の話を掻い摘んで語り。案の定兎に人間の言葉は通じていないようだ。やる気に満ち溢れているその姿は噛みつかれるのも時間の問題だと言う事を物語っている。それに加えて頼みの綱である魔法使いは助けてくれる気など毛頭無い様子。だが、助言は得た。木登りはもし登られた時に捕まる。自分を浮かせるのは力量的にまだ無理。となれば──。兎を真正面に鞄から杖を取り出しては「ウサちゃん、これ以上来ちゃいけませんっ!…全ての力の源よ 風よ 我が元に集いて舞い上がれ 『ウィンド』」呪文と共に風の魔法を。杖の先から生み出された風は最初の頃よりも遥かに安定感を保ったまま自身と野兎との間に壁のように割って入り、触れるものを吹き飛ばすだけの力も今は得ているだろう )


  • No.1033 by ラウル  2020-08-05 18:59:46 



奴は貴様の何処を気にいったのだろうな。俺には微塵も理解出来ん
(妖精の里については首を縦に振る。人間を敵や悪戯を仕掛ける遊びの対象としかしない者達。そんな彼等が住まうへ招く意味を理解しているような彼女の様子を、物珍し物を観察するようか眼つきをフードの奥から飛ばす。が、花吹雪と聞けば、宝石の如く輝く瞳見下ろし「花吹雪の為に使ったのか?……綺麗な景色見たさに咲いている花を二度も散らしたか。実に人らしい発想だな」と、冷淡な声が口を衝く。そこに至るまでの経緯や気持ちを考慮しない魔法使いは、一瞬の為に使われた桜の木の側から物申し、短く鼻を鳴らし。兎との戯れは自分の言葉が切っ掛けとなったのか、対峙する道を選んだ彼女。紡がれる詠唱により周囲の魔素が集まり、一つの流れを生む。そんな彼女に一直線に飛び掛からんと跳躍した兎が、穏やかながら芯のある風によって後ろへと吹き飛ばされ。そして木に背を軽く打ち付け、小さく呻くような鳴き声を上げた後、ぐるぐると黒目を回しパタリとその場に倒れ込み。それを見た魔法使いは「ほぅ……前より精度が上がっているでは無いか」兎を見詰めながら、淡々と述べていて)

  • No.1034 by 皐月 夜  2020-08-08 13:32:44 



それは私にもわからないけどさぁ。──ねぇ魔法使いさん。魔法使いさんは相棒のどこが気に入って、相棒にしようと思ったの?
( 心底不思議そうな相手の呟きだが、それを言われてしまえば当事者である自身だってわからない。もしジュリーとあの日あの森で出会っていたのが自分ではなく別の誰かだったら、ジュリーはその人と素敵な約束をたくさん交わし、美味しいお菓子を食べながら笑っていたのだろうか。少しだけ巣食った寂しさをしまい込みつつ、相手と梟とを交互に見やり浮かんだ疑問を一つ。美しさと楽しさを共有しようとした話は見事に玉砕。無理矢理散らされた桜の立場から意見されれば不満たらたらに頬を膨らませ。「魔法使いさん、きっと血はまーっさおだね」嫌味ったらしい文句をやたら大きな声で叫びつつ、目を回し倒れた兎へと近付きその横で腰を下ろして。「──ね、治癒魔法にも風を操る時みたいな…呪文?あるのかな」己の治癒魔法はまだ酷く不安定なもの、少しでも精度を上げる為、感情の起伏のないあくまでも淡々とした言葉を落とす相手に助言を求めて )


  • No.1035 by ラウル  2020-08-08 18:48:35 



何処を気に入ったか?……さてな。陣からの呼び掛けにコイツが応え、梟は手足として使い勝手の悪くない分類だったから拒まなかっただけだ。……だが、従順で賢い頭は、悪くないと今は思っている。
(梟と自分を見遣るダークブラウンの瞳。首を横向かせては、肩の上から彼女を一心に見詰める使い魔に視線を向け。遠い昔、年少期に召喚の義を行い、己を主人として選び現れた一羽の従者。不都合があれば破棄を視野に入れ、それなりの当たりを引けば関心薄く契約を結び、一度も解消せず今に至るその理由は。普段は働かせない思考を巡らせ、昔を思い出し。あっさりとした声色で答えるも、最後の一文はフードの奥に隠れた蒼い双眸を細め、僅かながらの愛着が言葉に滲み。梟はそんな魔法使いを一度振り返ってから、また彼女に注目し。「冷血と言いたいのか?だが、貴様がその木の開花を短くしたのは事実だろう。それに俺なら採取する為なら吝かでは無いが、必要以上に無闇には奪わん。鑑賞するだけの貴様と俺は、さて、どちらが酷い奴なのだろうな?」自分こそが正しいと凝り固まった頭は、彼女から放たれた言の葉に痛み刺さる腹も心も無ければ動じず。目的を叶えるべく手段に出はすれど、有効活用はする。花弁とて材料の一つ。そこに悪戯に弄ぶ気は無く。嫌味にさらに嫌味を上塗りしては、相手に底意地の悪い問を投げ掛け。「あるにはあるが、対価も無しに俺が教えるとでも?貴様は何の為にユニコーンを探しているつもりか、思い出してみろ」助言への求めには、無償で手を貸すつもりは無く。だからこそ、ユニコーンの血と引き換えに一つの呪文か願いを叶える取引をしている訳で。兎の容態も、いつぞやの妖精と同じく、放っておけば意識を取り戻す程度の軽症と判断しており、冷たい響きとなって聞こえるだろうか。二人が会話している間に香水の効果は薄れてきているようで、宙を舞っていた青や金の蝶達が徐に軌道を変え、一匹、また一匹と飛び去っていく。もう少しすれば、他の兎達も匂いに魅了された状態から目を覚ましてくる頃かもしれない)

  • No.1036 by 皐月 夜  2020-08-14 17:34:31 



──そっか。じゃあ使い魔君って選んで決めるものじゃないんだね。…こういうのも縁なんだ。
( 人間がペットショップで並ぶ動物たちを決める時のように吟味する訳ではなく、使い魔の方が主人である魔法使いを選ぶ。つまりそれは“従える”と決めた強い絆があるのか。ふむ、と考える素振りを一つで使い魔と主人の欠片に触れた気になれば、言葉の後半。勘違いか、心做しか燻る愛情が見え隠れしたような気がしてひっそりと口角持ち上げ。されど続いた息を吐くような刺々しい言葉にはどうか。浮かんだ笑みは跡形もなく消え去り代わりに先程捕食に失敗した兎宛ら、不満そうに頬を膨らませ。「魔法使いさんはそーやって毎回毎回意地悪な事ばーっかり言えばいいんだ。いつか凄い物見付けたって、魔法使いさんには少しも譲ってなんてあげないんだから。べー!」態とらしく顔を背け、胸の前で腕を組み、挙句売り言葉に買い言葉。幼稚さが前面に押し出されているであろうやり取りも気が付かぬままに悪態をつき。治癒魔法を会得する為には今の実力ならば詠唱が絶対条件。目の前で倒れる兎の後ろ足をつんつんと突つきつつ、「──ユニコーンの血を魔法使いさんにわたせば、新しい魔法か願いを一つ叶えてくれる。ちゃーんと覚えてるけどさぁ。…あ、蝶々は現実世界にお帰りだって」今一度口に出し約束を共有した後は、ひら、ひら、飛び去っていく蝶に片手閃かせ形ばかりの挨拶を )


  • No.1037 by ラウル  2020-08-18 09:21:05 



早とちりするな馬鹿者め。あくまで俺の方法は、だ。使い魔との邂逅は様々であり、自分の目で見定め、高位の存在と契約を交わす者も居る。
(契約の儀の方法がそればかりだと勘違いされては堪らない。間違いを指摘するように、言葉で補足する。自分の実力に見合った安全な手段と、心を通わし結ぶ術もあり。見下ろし続ける先に頬をリスのように膨らませた少女の顔を、蒼眼に映し。はん、と鼻で嘲笑う。「元より期待もしていないが……貴様は先日後悔したのでは無かったか?また繰り返すつもりか」痛くもない子供の批判は右から左に流し。自分を嫌って森を避けるならば、むしろ好都合。そして洞窟内での出来事を引っ張り出す。自分にとっては良き収穫を得た情報。しかし彼女からすればどうだっただろうか。いい終われば倒れている兎に、次に蝶達に眼を向け「覚えているが……何だ?どさくさに紛れて、あわよくば口から滑らすと思ったか」疑って掛かるような捻くれた見方ばかりの男は、濁された先に続く言葉をそう解釈しては、ローブを翻し背を向け。「貴様も、貴様の在るべき現実へと帰れ。また兎に追いかけ回されたく無くばな」実験結果もある程度観測が終われば、此処に留まる理由は消え。右手を持ち上げ何を掴む動作をすれば、虚空より一本の樫の木の杖が引き抜かれ、顕現し。石突部分で地面を叩くと、周囲の魔素が呼び掛けに応じ瞬く間に掻き集められ、転移の魔法陣が構成されて行き)

  • No.1038 by 皐月 夜  2020-08-18 15:47:17 



っ、じゃあさ!もし私が魔女になれて、いつか使い魔君を相棒に出来るようになった時は猫がいいな!真っ黒い猫。…魔法使いさんに一緒に選んで貰おうかなぁ。
( 魔女と言えば黒猫。の考えは未だ消えていなければ、猫アレルギーの件は最早無いものとしての願望を口にしつつ、いつ来るかもわからぬその時を妄想しにへらぁ。とだらしなく笑みを滲ませ。洞窟内での出来事を掘り返されればピタリと動きは止まる。ダメダメ、と言うように頭を左右に振ってから「したよ!すんごーいした!」身を乗り出す勢いで再びを繰り返さない事を示して。残り数匹となっていた色鮮やかな蝶々や野兎達は一足お先に現実世界へとお帰りのようだ。相変わらずな弄れた物言いに「魔法使いさんがそんなミスをするなんて思うはずないじゃんか。──治癒魔法の呪文か、その魔法陣の出現方法教えてねー!」まずは全てを飲み込んだ持ち上げを。続いて当人にしては珍しく聞き分けのいい態度で以て消えてしまうだろう相手を見送る為ゆらゆらと片手を閃かせて )


(/ お盆も終わりですがまだまだ暑い日が続きますね…!主様どうぞご自愛下さいませ!
さて、この辺りが次の場面に移るポイントなのかな?と思いまして取り敢えず背後が出て来てみました! )


  • No.1039 by ラウル  2020-08-18 17:58:31 



俺は貴様の親では無い。自分の従者くらい自分の力で見つけて選べ。
(彼女が求める使い魔は誰でも良いわけで無ければ、後者の道を選ぶのだろうか。悪魔や不吉な象徴ともされる猫は、闇夜に生きる日陰者達にとって偵察や夜目の効く便利な存在として広く重宝されている。森に住んでいるかは不明だが、何処で調達するにしろ、同伴するつもりは今の所無いと主張し。「であれば俺にわざわざ告げる意味は無かろう。先の件であっても、頼んだわけでも無いのに貴様がドジを踏み招いた結果だ。肝に命じておけ」他者と共有し分かちう楽しさに欠如した男は、淡々とした口調で指摘した後、背後から飛んできた声に再び口を開き。「貴様が調達出来れば考えておいてやる。しかし教えるだけだ、習得まで付き合う義理は無い」魔法陣を望む願いには、複雑に編んだ陣を簡略化したこれは、必要なプロセスが多すぎて相手には使いこなせないであろう。与えた機会を不意にするも、手の届く範囲を望むも彼女次第。自分はどちらに転んでも構わないと、あっさりした返答を返し一歩踏み出す。『行け』と短く告げれば、溢れかえる光の奔流に呑み込まれ。彼女と、意識を失ったままの兎の姿を残したまま、一足先にその場から魔法使いの姿は消え去り、館へと戻って行くのであった──/〆)

(/此方も背後から失礼致しますね。ほんと最近暑くて、急に雨降りな時もあって困ってしまう陽気に入りましたね…!今回も相変わらずな魔法使いに付き合って下さりありがとうございました。兎に追い掛けられる娘様のナイスなリアクションに、可愛いなぁと思いながら背後はとても笑わせて頂きました!

報酬の魔法は何になるのか。使い魔は召喚かペットショップからの現地調達か、意思疎通を経って交渉しての流れになるのか。夜さんの今後選択する未来はどうなっていくのかなぁとやり取り中に知れた部分から、先の楽しみがまた増えてしまいました!私もこの辺りが区切りが良いと思い、魔法使いの方は〆のロールを回させて頂きますね!

次の展開はどう致しましょうか?魔法使いでの連続交流を聞いて頂けたので、背後様の希望する流れを教えて頂けたら嬉しく思います!)

  • No.1040 by 皐月 夜  2020-08-18 19:10:53 



(/ 本当に!ただでさえ暑い中、雨のせいで湿度もプラスされてぐったりです…。夜の足を噛むのに失敗したウサギが不貞腐れてる姿を想像して、可愛いいいい!!ってなっておりました+

使い魔はきっとまだ先になってしまうかもしれませんが、そこの部分も私も今からとても楽しみです!その為にも夜が早くいい感じに魔法使えるようにならなきゃですね…!まずはユニコーンの血液採取を頑張らねば!そして、〆のロルありがとうございます!

魔法使いさんとも絡ませてもらえたので、次は久々にラナさんと交流出来たらなと思います!ジュリーと一緒に見付けた洞窟に魔法使いさんを入らせない為の結界を張る方法を、ラナさんにお願いしたく…!ついでに、もしラナさんがテントの外に出ても大丈夫ならば一緒に洞窟の下見とか、街をブラブラとか、その他諸々も楽しめたらなぁと!如何でしょうか? )


  • No.1041 by ラウル  2020-08-19 18:40:21 


(/お疲れ様です…!水分補給とご飯、お互い確りと食べて、夏の暑さとじめじめに打ち勝って乗り切って行きましょうね…!!兎イベントもそうやって喜んで貰えて嬉しいです!

使い魔、後は某魔法学校みたいに、守護霊とかなら、アレルギーとか気にせずに心強い猫ちゃんの使い魔的な存在と夜ちゃんが契約出来るんじゃないかなぁとか思いました!

ユニコーンイベント、長引くような手間の掛かる内容ですみません…!中弛みしないようイベント挟みつつ、ゴールを目指して行けたらなと思います!

ラナですね、畏まりました!久々過ぎて感覚を掴むまでぎこちないかもしれません、ご了承下さいませ…!一緒に洞窟や街をデート楽しそうですね!占いは魔女にとって趣味感覚ですが、一応は仕事中でもある人物を交渉か何かで外に出るかどうかは夜ちゃん次第で可能かと思います…!

先レスはまた、悩みを抱えた夜ちゃんがテントを発見した所からお願いしても宜しいでしょうか?お時間ありました時にご検討の程、宜しくお願い致します!)

  • No.1042 by 皐月 夜  2020-08-20 08:00:53 



( 今日は友である妖精と遊ぶ日でも、魔法使いとの約束の日でもない。ユニコーン探し、魔法の練習、魔法作物の育成、やらなければならない事・やりたい事が山積みの中で、優先したいものが一つ。あの洞窟内のものはけして自分だけのものではなく、魔法使いにだって立ち入り中のものを発掘する権利はある。けれども売り言葉に買い言葉。結界を張る事が出来ると豪語した以上有言実行といきたいのだ。その為に頼れるべき相手は一人。涼し気な白と黒のシンプルなワンピースにいつもの鞄を肩がけするスタイルで目的地へと向かう。足取り軽く、ややして辿り着いたのは以前たった一度だけ占いを頼んだ彼女のいるテント。「──ラナさーん。いますかー?」入口に手を掛け、少し開けた隙間から顔を押し込めば、お香か、独特な香りと星が散りばめられたような天井が視界に飛び込み。懐かしさを胸にそろりと相手の名前を呼んで )


(/ そうですね…!!きっともう少しの辛抱のはずです…!

あー!守護霊!!それ凄いいいです!!黒猫かどうかの判断は色的に難しいかもしれませんが、それでしたら夜は猫ちゃんを相棒に出来ます!!

いやいや、ゆっくりじっくり楽しむのも絶対いい事だと思います。少しずつ先に進んでいけたらなと+

どんなラナさんも素敵だと勝手に思っておりますので問題なしです!取り敢えず夜を投下しましたのでよろしくお願いします…!流れで外に行けたりなんなり、いろいろ出来たらなと思います! )


  • No.1043 by 占い師  2020-08-21 11:54:49 



(相手が一歩、魔女の領域に足を踏み込めば。夏の気配が忍び寄る日常とは隔離された、清涼な空気が浸透してくるような感覚を肌身に体感するだろうか。夜空に煌めく星を彷彿とさせる天幕内。アンティーク調の銀の燭台に照らされた室内は薄暗く、甘やかな花の香りに満ちており。涼やかな装いの彼女とは違い、魔女の姿は時が止まっているかのように、以前と寸分違わず。中央には水晶玉が鎮座する、薄紫のテーブルクロスが敷かれた前に佇んでいた。結ばず真っ直ぐ流された白銀の髪。ホワイトのリボンが巻かれた黒の三角帽子に、柔和に垂れ下がった黄金の瞳や表情を覆う、同色の絹のフェイスベール。死人の如く青白い首筋には、極彩色の宝石が連なる三日月の首飾り。胸元の開いた漆黒のマーメイドドレスに、両の二の腕から指の先までを包むロングローブ。気紛れに占い師として出没し、対価に応じて願いを叶える女は。来客の気配を察し入り口に顔を向け。「あらぁ……ワタクシの名を呼ぶ迷い人は、何処の何方様だったかしらぁ?」朗らかな声で開口一番に己の名を呼称されたのを耳にし、間延びした甘ったるい声を占い師は返す。一度邂逅した経験のある人物だろうか。それとも、噂を辿ってきた存在か。何分他者と関わる機会の多い道楽者は、星見の魔女としての本業の傍らで営む関係上、ど忘れしているようで。悪びれる様子も無く素直に明かし。「あぁ……もし言い辛ければ、名乗らなくても構わないわぁ。何方様であったとしても、募る悩みを抱き再び導かれたのならぁ、ワタクシは歓迎致します。……さ、どうぞ遠慮なさらず、席にお掛けになって?」相手にとっては要らぬ配慮かもしれないが、個人の秘密を扱うこの場においては、秘匿も許容範囲内。初対面に近しい態度をとっては、目の前の椅子にゆったりとした動作で指先を揃えた掌を向け、着席を促そうか)

(/守護霊への賛同ありがとう御座います!そっち方向からのアプローチなら、呪文を覚えた後は、力の不安定さによってその都度呼び出せるか失敗するか最初の成功確率は半々とか、瘴気イベントとかで危機的状況に陥った時に対処する手札の一つとしてとか、背後様の裁量で自由に扱って貰えそうで、話の幅がより広がるかなと思いまして……!

努力で真面目にコツコツを推奨する硬物な魔法使いとは違い、対価さえ支払えば何でも可能となる裏道ルート的な扱いな占い師なので、守護獣でも使い魔でも、話を振る流れになれば、此方も代金次第では呪文取得のイベント自体は今回の交流中でも発生は可能そうだと背後は考えているとだけお伝えしておきますね!

そうやって長編ペースな話も楽しんで下さると言って下さり、ほんと、優しい背後様にお相手してもらえてとても幸せで、出会わせて下さった神様には感謝しっぱなしです!!ありがとうございます!

ラナについてもありがとうございます。キャラを思い出すべく過去の交流を読み返してたら、占い師と夜ちゃんの最終交流、本編ではそう離れてなさそうですが、リアルタイムだと2018年の12月に出したっきりだったんですよね。時の流れの早さを改めて実感しました…。背後の思惑とC視点の行動が違ったりもするかと思いますが、アドリブや流れに身を任せつつ、お互い楽しんでいきましょうね!では、宜しくお願い致しますー!)

  • No.1044 by 皐月 夜  2020-08-23 18:50:12 



ちょっとちょっとー!夜さんの事忘れちゃったの!?ほら、前に魔法使いさんの事で占ってもらったじゃんかー!ね?
( 神秘的で幻想的で、でも少しだけホラーな感じも否めないひんやりとした空間で間延びした独特な声が聞こえてくればパアッと表情輝かせるも、どうやら相手は己を覚えていないらしい。このテントを見付け、相手と話した自分は少しだけ特別だとでも思っていたのか、たくさんの人が占いに来る事等頭の何処にも無く、忘れられた事が余程ショックな様子で目前のテーブルに両手をつき身を乗り出しては、ずい、と顔を近付けつつ捲し立て。そうやって一頻り存在をアピールした後、落ち着きを取り戻したように椅子へと腰を下ろせば「ほら、これ。ここの部分と血が対価だった」今はもう少しだけ伸びた右側の髪の毛を摘み、続いて人差し指をピン、と立てる事で思い出してもらおうと試みて )


(/ ですねですね!またある瘴気イベントで本当に命のピンチが訪れた時にこそ、守護霊を呼び出せる本領発揮!となるかもしれません!

裏道ルートなラナさんに思わず笑ってしまいました!+ そうですね、結界だけではなく使い魔やその他の呪文等の話もラナさんにしてみようかなと思います!後はそれに見合った対価を用意しなくては…!それはそれでまた考えたり用意したりと楽しみが増えますが!

それを言うなら此方も同じです!!こんなにやり取りが続けられる幸せさを日々噛み締めております+

ま、まさかもうそんなに経っていたとは…っ!
なかなかに驚いてしまいました。時の流れは本当に早いですねぇ…。流れの中でアドリブ等身を任せましょう!この先もどうぞ末永くよろしくお願いします!+ )


  • No.1045 by 占い師  2020-08-23 22:48:05 



あらあらぁ、ワンちゃんみたいに元気な女の子ねぇ。
(天真爛漫を絵に描いたような存在が、頭上には星の海が煌めく空間に踊り出てくる。溌剌とした声に答える占い師は、おっとりとしたマイペースを崩さず。やんわりと、フェイスベールの上から頬に片手を添えくすくすと控えめな笑いを刻み。顔を寄せられれば、いつだったか。生命力に溢れたその若々しさを欲した気もする。一拍も二拍も遅れ、彼女が紡ぐ以前の出会いの欠片を「夜さんにぃ、魔法使いさん、それからぁ髪と血液……」と復唱し、考える間を作り。見てよと促され、金の双眸に艶のある黒髪を映すが、抜け落ちた記憶では比較対象がおらず。血の対価も珍しくは無い。うーん、と小首を右に傾げ。「何となく覚えているような、いないようなぁ……うふふ、ごめんなさいねぇ。それで夜さん。貴女は、ワタクシに何を求めて会いに来てくれたのかしらぁ?」頬から手を離し、にっこりと微笑む。相手の過去や未来を視ることになればまた思い出すだろうし、現時点では重要度も薄い。それよりも、と話の腰を折れば問を投げかけようか。明るく悩みの薄そうな彼女だが、何かを抱えていなければこの店は見えないのだから)

  • No.1046 by 皐月 夜  2020-08-24 07:55:39 



──えぇ……
( 自らがあげた一つ一つを復唱している様子をキラキラとした期待に満ちた瞳で見つめていたも、結局曖昧な言葉しか返って来なければ途端に肩を落とし。もし犬の耳でも付いていたらそれはぺったりと頭に張り付いていた事だろう。されどいつまでも落ち込んではいられない。要求を求められては、ピシッと背筋を伸ばし座り直し「あのね、洞窟の入口に魔法使いさんが入れないような結界を張りたいんだ。何かこう…結界を張る魔法とか、道具とか、そういうのをラナさんなら知ってるかなーと思って」両手をいっぱいに広げて尚足りない大きさの洞窟の入口を表現しつつ、「あ、勿論今回も対価は用意するよ!」と相手にとってのメリットもきちんと提示して )


  • No.1047 by 占い師  2020-08-25 11:54:16 



あらぁ……それはまた、変わったお悩みねぇ。此処は占いの館であってぇ、便利遣いされる道具屋では無いのだけれど……呪文も教えるのもぉ、ワタクシが結界を張るのも、道具の用意も、必要であれば特注で創造することだって可能よぉ?
(落胆の声の後に要求された内容には、微笑を刻んでいた瞳を満月のように丸め、珍しがるように、占い師は彼女を見詰めた。恋に仕事に人生に。道に迷う姿を間近で眺め、その代わりに助言するのが本来の役割である道楽とは趣旨の異なる部類の願い。穏やかな声音はそのままに、僅かばかりの不満を溢しては、問には全てYESと答え。「具体的には、どんなものが良いのかしらぁ?特定の人物だけを通さないただの壁もぉ、入り口を不可視にすることも、侵入すれば別の場所や次元に飛ばす強制転移も、一歩足を踏み込めば死を齎す呪いの付与も、意識を失わせたりぃ、目的の場所に辿り着かせず永遠に彷徨わす迷宮だって──貴女が望むのであれば不可能じゃないわ」黒のグローブに覆われた指先で一つ、二つ。抽象的な表現から、どの程度の効果を期待しているのか探っていくように。案を告げる毎に指を立て、五指を広げた手の平を彼女に見せ。その手を自分の膝の上に添え直し。「求める重さによって、対価もその分高くなるけれど。貴女は何を用意し、差し出してくれるのか。聞かせて下さるかしら?」天秤の秤に、どのようなメリットを自分に提示して見せてくれるのか。楽しむように占い師は、優しく囁くような声でさらに問。静かに耳を澄ませ、彼女の次の言葉を待つ姿勢に入ろうか)

  • No.1048 by 皐月 夜  2020-08-26 07:47:22 



ラナさんならきっとそう言ってくれると思ったよぅ。感謝感謝でありますっ!
( やや不満げな理由もわかる。自分が此処で願うのは道を示す占いではないのだから。それでも承諾してくれた相手に胸の前でパンッ、と両手を打ち鳴らし頭を下げ。さて、問題はどの手段で洞窟の入口に結界を張るかだが──。立てた指が一本、また一本と増える度に何やら物騒になっていく方法に片手を前に出し「ストーップ!」と静止の言葉を掛けては続けて「入口が見えなくなるのも捨て難いけど、魔法使いさんさんはもう入口の場所知っちゃってるからきっと駄目でしょ?だから…強制移転とか!それだったらいつか習得したいって思ってる移転魔法のヒントになるかも!」気になる方法を一つ、同じように指を一本立てる事で示して。次いでその指をちょいちょい、と動かし対価を。「前みたく血じゃ安すぎるかな?後出せるのは──洞窟の中にある魔石の欠片とか、…瘴気がすんごーい所があってね、そこの空気を瓶にとか……」先ずは無難な所、続けて思い出した一つ、二つを上げ果たして相手はこんなものじゃ食いつかないだろうか )


  • No.1049 by 占い師  2020-08-27 23:10:05 



感謝するのはまだ早いと思うのだけれど──強制転移ねぇ。それならぁ、どの方法でも受け付けてるわぁ。
(一度頭を下げられ、晒されたつむじを見下ろし。結界について幾つかを上げていく中で静止を促されては、過激な方法をあえて提示していたのもあってか、クスッと笑む吐息が空気に落とし。複数の択から選ばれた一つ。自分か、呪文か、道具か。再び片手を胸の前まで持ち上げ、次は三本の指をゆっくり立て、ゆらりと左右に振り。そして彼女の細い指先を見詰め「まぁ……転移魔法を?面白い子ねぇ。何処か行きたい場所でもあるのぉ?」と、世間話を続けるような気軽さでのんびりと問い掛けるも、示された対価には口を噤み。数秒の沈黙が流れる。やがてベールの奥の唇を開き。「そのどれも合わせたとしても、足りないわぁ。全てワタクシでも手に入る物だもの。夜さんにとって結界を張ることはぁ……献血や石屑、空気を売れば買えちゃうような、そんな軽いものなのかしらぁ?」一度手に入れた人の血、原石でも無い欠片、使い道の乏しい空気。声のトーンが一段落ちる。上げていた片手を自分の頬に沿わせ、彼女にとっての願いの価値について疑問を投げ掛け)

  • No.1050 by 皐月 夜  2020-08-28 07:51:20 



本当はさ、ラナさんにお願いしたいんだけど、また人の力使って云々…って言われそうだからここは道具に一票!
( 一つ一つのメリットとデメリットを上げた結果、恐らく道具に頼るのが一番だろう。何てったって使える物は使えとあの日魔法使いは言ったのだから。持ち上げられた三本の指の最後の指の先に、まるで指先同士を合わせるかのように近付けそのギリギリで進行を止めては「んーん、まだ此処!っていうのは考えてないんだけどね。最初は森から家まで転移出来たらいいなぁーって」その手を静かに下ろしつつ、日本まで…なんて高望みはやめて先ずは近場を。──と、瞬間的に変わった空気。ピリ、と張り詰めたようにも冷えたようにも感じられるテントの中で静かに落とされた声は間延びを含めても真剣さが感じられる。無意識のうちにゴクリと息を飲んでから首を左右に。「軽くない、よ。全然。あの洞窟はジュリーと見付けた大切な場所だし、中には“もちゃ”っていう友達も住んでるんだ。でも…ラナさんが手に入れられなくて私があげられるものってあるのかな…」必死に大切な場所である事を紡ぐも、しかし、一般人の自分に相手が手に入れられないものを差し出す事が出来るとはとても思えなく )


  • No.1051 by 占い師  2020-08-28 20:48:44 



あらぁ、貴女にとってその人の言葉はあまり無視出来ないものなのねぇ。
(誰かの影響を受け方針を固めたらしい彼女。この街の付近にある森には、足を踏み入れたことは無かったが。確か妖精や、エント、ユニコーンも存在していたと記憶している。彼女が示す魔法使いは、街中で人に紛れ暮らす者よりも、人間から離れた隠者に近いのだろうか。転移の用途に「そうなのねぇ」と言葉を返しつつ、そんな想像を働かせ。そして失意の念が正しく彼女に伝われば、些か緊張を孕んだ声音が耳朶を打つ。望んでいた次点の対価は、残念ながら秤の受け皿に載せられなかったが。困るのは彼女であって、自分では無い。懸命に言葉を紡ぎ思い悩む、愛らしい姿に占い師は目尻を緩め。「そう……、友達が居る大事な洞窟。その魔法使いさんが来てしまうと、友達が傷付けられたりぃ、或いは大切な思い出を壊されてしまうのかしらぁ?」詳しい事情を知らなければ、憶測を述べ、さらに言葉を続ける。「対価が今思い付かないのなら、次会える時はいつかは、分からないけれど。その時にでもワタクシは構わないわぁ。あぁ、でも。もしワタクシが決めても良いのなら──その綺麗な瞳は、とても魅力的に思っているとだけ、伝えておくわねぇ?」目の前の少女の感情を如実に顕す、この世で彼女しか持ち得ない、宝の一つ。それを仄めかすだけで、直接要求しないのは、占い師なりに手加減しているのかもしれない。だが自分からは、質問されない限り対価に成り得る物の暗示はしない。苦悩する姿を見るのも娯楽の一つなのだから。うふふ、と楽しげに微笑み。辺りに漂う空気を払拭するよう、新たな話題も投げ掛けようか。「ちなみにぃ、道具なら……んー、……今回はぁこの子達にしましょうかぁ。」それは自分が天秤に載せようとしている品のお披露目。転移に関する魔道具は、私物と対価として受け取った物も含め幾つも保有している。その内からさて、どれにしようか。思案するよう、短く唸り。頬に添えていた指先を剥がし、一本だけ立てた人差し指をくるくると何度か回す。すると天井に煌めく粒子が瞬き、一つの星から一条の光が、薄紫のテーブルクロスの敷かれた上に降り注がれ。光は二つのシルエットとなり、具現化する。現れたのは、引き締まった肉体を持ち、地獄の番犬さながらに、今にも噛みつかんばかりに口を開いた二匹の黒い犬の置物。一匹の目にはルビーが、もう一匹にはサファイアの宝石が目に嵌め込まれていて)

  • No.1052 by 皐月 夜  2020-08-28 21:06:57 



私ね、魔法使いさんに認められたいんだ!
( 盲目的なまでの信仰、という訳では無い。だってもし魔法使いに死※ねと言われたってそんな事はしないのだから。それでも褒められ認められたいと思うのはもしかすると人間が持つ特色の大きな所なのかもしれない。力強く頷き、相手にも、自分にも聞かせるように言葉落とした後はうーんと一度唸り。「もちゃは傷付けられないと思う。そんな事しないって言ってたし。でも洞窟内の魔石とか、そういうの全部ね、根こそぎ取ってもいいのかーって脅してきた」魔法使いの言った言葉の何処までが本当なのかはわからないが、結界を張ると豪語した以上実現はさせたい。と、どうやら対価は今すぐじゃなくてもいいらしい。それならば考え見付ける時間があると表情綻ばせた刹那、直接的ではないものの、明らかに“そう”含んだものの話をされれば反射的に目を見開き、続けて片手で右目を覆い。「っ、駄目!違うの自分で考える!」その状態のまま断固拒否の姿勢を。そうやって目の前の占い師を少しばかり…否、大分危険な人だと判断した所で頭上から光が降り注ぎ、それがテーブルの上で瞳に宝石を蓄えた黒犬へと変化すれば、片目を覆っていた手はだらりと垂れ下がり。「うわぁ……きれーな目、」ルビーを蓄えた方の犬の置物に顔を近付け、そのキラリと光る赤い目をまじまじと見やり感想を一つ。瞳を魅力的だと言ってのけた相手の気持ちがわかるだろうか )


  • No.1053 by 占い師  2020-09-01 12:00:31 



へぇ……認められたい存在。慕ってもいる。でも、大事な場所に寄せ付けたくはない存在……貴女達はぁ、面白い関係性を築いているのねぇ
(意気込む彼女の言葉を統合し、魔法使いなる人物像を膨らましてゆく。洞窟を丸ごと献上してしまえば良くやったと評価には繋がりそうだが、抵抗があるらしい。資源においては、他人の所有物とて、鍵が掛かっていないなら早いもの勝ち。己はどちらかと言えば魔法使い側の思考は、おくびにも出さず。味方とは言い難い者へ向ける彼女の感情を興味深い、と第三者であり傍観者たる占い師は唇で孤を描き。己に覚えは無かったが、今日は久方ぶりの再会のようであった。道楽で不定期に営む店を、同じ者が発見する。それが次叶うのは数日後か、一年や十数年後か。顔を綻ばせた彼女へ、今日が奇跡的な確率であることも伏せ。己の求めるままの対価は生物としての当たり前の反応、怯えと拒絶を孕んだ姿を見た女は、にっこりと微笑み。「ふふ、そうでしょう?一生懸命悩んで、答え見つけて……ワタクシに示して頂戴。楽しみにしているわぁ」無償の施しをする程甘く、軽くない。彼女の中にある自己の印象が変化した兆しを察しては、気を良くしつつ、テーブルの上に肘を付き、両手の平の上に顎を載せ。彼女の輝く瞳をじっと見詰めながらニコニコと笑い。「ワタクシは貴女の瞳の方がずぅっと綺麗に思うのだけれど……。この子達は、見ての通りとっても頼もしい番犬よ?片方に縄張りとなる範囲とぉ……特定の人物の匂いや物、或いは記憶を捧げて覚えせる事でぇ狙いを絞り、一人でも複数人でも、指定した対象を強制的にー、もう一匹がお留守番をしている場所へと追い出すの。飛ばす先は檻の中でもぉ、深い海底でも、どこでだって可能よぉ。仮にもし引っ掛からなくてもぉ、侵入する気を十分抑制するわ。貴女の望みにピッタリの物じゃないかしらぁ?」二体が揃って其々が役割を持ち、力を発揮する。扱い方もそこまで難しい部類には入らない旨を、間延びした声で説明しては、どうかしら?と首を傾げ、彼女の感想を待とうか)

  • No.1054 by 皐月 夜  2020-09-07 08:17:31 



魔法使いさんなんて“何処”ってのじゃなくて、森全体に立ち入るなーって思ってるだろうけどね。
( 確かに聞く人が聞けばいろいろと矛盾していて不思議な関係性。それを改めて言葉として表示されれば、確かに。と言うように頷きつつ、今此処にはいない魔法使いの気持ちを代弁して。目の前の占い師のお眼鏡にかなう代償を用意する事が出来るかどうかの自信はまだ無いが、目玉を取られホルマリン漬けにでもされるのか、潰され薬の材料にでもされるのか──用途こそ知らないが頑張るしかない。「後払いでちゃーんと払いますとも」今一度約束を取り付けた後は二匹の犬の使い方の説明にふむ、ふむ、と時折相槌を交え「このルビーの子を洞窟の入口に置いて、こっちのサファイアの子は……あ!私の部屋とかどうかな?それで、もし魔法使いさんが部屋に飛んできたら強引なお茶会を開始するの。面白そうでしょー!」飛ばされた先を何処にするか、海の底なんて物騒な考えはやはり相手だからか。そもそもそこまで行けないのだ。少し考えて思い付いたのは何とも浅はかな願いを含んだもので、そんなものどんなに頑張ったって開始される事などないのだが )


  • No.1055 by 占い師  2020-09-09 19:34:23 



あら、それはまた随分と嫌われているのねぇ。それとも貴方を心配して、なのかしらぁ。どちらにしろますます不思議だわ。どうして貴方はぁ、その魔法使いさんに認められたいの?
(森を我が物とし傲慢さの伺える代弁の真偽までは視えないが、予測として上げた二者なら、脅されたとの発言を加味して、前者が濃厚か。自分を好いて、或いは優しく甘やかす存在を慕う人間は多けれど、その逆は稀だろう。金の瞳は好奇心の光を宿し、彼女の表情を真っ直ぐ見詰め。「ふふ、後払いは受け付けていないわぁ。受け渡すのは後日、対価を持ってきてからの交換よぉ」後払い、と聞けば占い師の細く整えた右眉がピクリと揺れた。自分には損失しかない売り方はしない。気の抜けた炭酸のような、刺激の少ない甘いだけの声で、NOと答え。「使い道は貴女の好きなようにしたらいいわぁ。ああ、けれど、その願いを叶えたいなら……番犬の気配を消す魔法の付与とぉ、転移先でその魔法使いさんがぁ直ぐに逃げちゃわないように、魔術妨害の呪符もあったら、良いかもしれないわねぇ。その場合もぉ、追加で対価を頂くことになるけれど」告げられた願い。彼女は無理だと心の隅で考えているようではあるが、己の手を取れば、叶えられない願いではない。さながら悪魔が人を誑かすかの如く、さらなる可能性の種をチラつかせ。そして右手の指先で二頭の頭を愛でるようになぞる。すると置物の像の姿がぶれ、半透明になり。最後はキラキラと輝く光の粒子となって、天井に広がる星空の一部へと還っていってしまうことだろう)

  • No.1056 by 皐月 夜  2020-09-09 20:06:36 



心配ィ!?ないない!それはぜーったいない!人間のちっぽけな寿命をフル活用して早く死※ね、って思ってるよきっと!
( キラキラと輝く金色の瞳は宛らこの部屋に浮かぶ星のようにすら見える。そんな瞳を真っ直ぐに見遣り大袈裟なまでに紡ぐ言葉は、果たして自分で言っていて悲しくはならないものなのか。やれやれと一度だけ肩を竦めて椅子に深く腰掛け直した後、ぱちり、瞬き一つで悪戯にも強気にも見え隠れする色浮かべた笑みで「魔法使いさんの事がだーいすきだからだよー」少しの迷いもない真っ直ぐな答えを送ろう。目の前の占い師はやっぱり人間とは不思議な生き物だと思うだろうか。─と、今の今まで確りと凛々しく立っていた二匹の犬が蜃気楼の如く揺らめき、ものの数秒で跡形もなく消え再び光の粒子となり星に溶け込んでしまえば後払いを却下された事も重なり「あちゃー。これは徹夜で対価に値するもの、考えなきゃいけないやつだねぇ」何て呻き。されど少しの落胆は甘美な囁きによって無かった事に。唐突に弾け出た二つの可能性は相手がいれば叶うのだ。ふ、と以前魔法使いに聞いた悪魔の話が脳裏を過る。「──ラナさんは占い師じゃなくて悪魔?」どちらでも構わないという適当さを含んだ戯言の問い掛けを。これら全てを望むとすれば本当に目玉一つ差し出さなければならないだろう。「なーんちゃって。…ねね、今日の商売はもうお開きにしようよ。一緒にショッピングの時間。どぉ?」パッと表情軽やかなものへと変えてなんとまぁ、我儘で強引なお誘いを。最後に、ね?なんて小首を傾げては出口に一度視線を向けて )


  • No.1057 by 占い師  2020-09-11 21:01:02 



それはまた過激ねぇ。それ程までに貴女はその魔法使いさんに嫌がられることをしまったのかしら?
(何度も否定される後者の可能性へ、ベールに覆われた口許に片手を添えくすくすと笑う。彼女の話通りなら死を望まれる程の悪事を働いたのだろうか。視てしまえば答えを知るのは簡単だが、それでは面白くない。好奇の光は灯したまま、彼女の返答を待ち。「大好き、ね。今の所魅力を感じる要素は皆無な御方の、何処が好きなの?顔、かしらぁ?」親を慕う雛鳥にも似たストレートな愛情表現にすぅ、と瞳を細め。理屈だけでは動かない行動原理は、人の数だけ違う。つれない態度も美しい人物から与えられれば甘味に感じる人物も居ればこそ、思いつくままに問い。「何日徹夜したら見つかるのかしらねぇ。──悪魔? ワタクシは占い師であり魔女だけれど……それがどうかしたのかしら?」自分はこれだけの品を提供出来る。そんなアピールであり、彼女のやる気を促進させる為の商品を戻した後。呻く様に、後は相手の頑張り次第だと目線を送り。問われた内容には偽りのない答えを返す。「いいえ。折角のお誘いだけど、お断りするわぁ。商談が一つ後日に持ち越されてしまったし、……貴女のようにワタクシを探している迷い人がいるかもしれないもの」自分からすれば関わりの薄い"客"から、まるで友人に対するかの如く気さくな誘いを受けるのは物珍しくはあったが。占い師は首を緩く振る。目の前の彼女には当て嵌らないかもしれないが。自分との仲を深め、願いを聞きやすくしてもらおう。そんな下心のある人物も含めた人間観察も楽しいが、必要以上に客と関わるべきでは無いとも考えている。表面上は、商売に繋がらなかった今を嘆くように肩を竦め。そして、次に訪れるであろう客に期待を寄せ、出入り口たる天幕へと顔を向け)

  • No.1058 by 皐月 夜  2020-09-13 16:01:05 



もうね、毎回毎回森がどうこうってもしかして言えないんじゃ…。
( 魔法使いが嫌がる理由はたくさんある。そもそもが人間の子供が森に入って来た事だけでも平穏な日々が…で嫌がっているだろうに。それに加え自分がこれまで相手に行ってきた様々な機嫌を低下させる事柄は、自身を棚に上げて、と言われてもおかしくないのでは?眉間に皺を寄せ、むむ、と考え込めばまるでこの先自分が行う行為が正しいのかの確認をするようにちらりと双眸を向けて。そんな思考を引き摺りながらも“大好き”の気持ちは変わらない。「顔はねぇ、フード被ってるからあんまりちゃんと見れないんだ。でもたまーに見える目がね、冷たくてちょっとだけ怖いけど真っ直ぐで綺麗なの。後は……何かキラキラしてるんだ、魔法使いさん」頭の中であまり見る事の出来ない魔法使いの顔を想像して一先ず見た目の好みを、そして何とも抽象的な理由をあげて。悪魔は自分を悪魔と言うのか。あっさりと否定されてしまえば首を左右に振り「んーん。だってラナさんってば悪魔みたいに、対価とたっくさーんの楽しくて嬉しい事くれるからねぇ」にしし、と前歯を見せて幼く笑い。その意図こそ知らないがこの先のお誘いを断られてしまえばそれ以上無理に押す事は出来ない。残念そうに眉下げつつ「じゃあ…今日の所はこれで引き下がります。だって私には後日の楽しみがあるからね!」それでもあっさりと物分りのいい態度を顕に、次に来る未来の楽しみに表情明るくさせ立ち上がり )


  • No.1059 by 占い師  2020-09-16 06:21:00 


毎回お小言を貰っているのね。……そう、キラキラと。貴女の目には見えるのね。それはとても興味深いわぁ
(一人思考の渦に陥る彼女を通し、二人の間で交わされる会話に覗き見るように瞳を弓なりに弛める。外見ではなく中身に惹かれる部分があるのか。魔法での操作は難しい心が生み出す感情は目を曇らせる要因ともなれば、活力の源とも変換される。占い師の知らない思いに突き動かされる彼女に向け、やはり面白がるような感想を零し。「ワタクシは、魔女だもの。でもそう感じたなら、きっとお友達の影響ね」悪魔で無いのは事実。だが、契約を結び得た様々な力と知識はこの身に確かに宿っている。何でもないような口調で欠片を落としては、立ち上がった彼女を見上げ「その次はいつ来るのかしらね。ワタクシ、また忘れてないと良いのだけれど……。貴女が齎してくれる対価を、楽しみにしているわ。それでは、お気をつけて、迷い子さん」二頭の犬の像は暫くは買い手の見込みありと、手元に置くとしようか。その場に座したまま、ひらりと片手を振れば、占い師の動きに合わせ星々も煌めき、彼女を見送るように瞬くことだろう)

(/いつもお世話になっております!楽しい時間をありがとうございます!切りが良いかと思い〆の方向で回させて頂きましたが、何かやり残しがあるようでしたらロルに組み込んで頂ければ構いませんので…!)

  • No.1060 by 皐月 夜  2020-09-16 08:18:39 



(/ 此方こそいつもいつもありがとうございます!ほんわかした中でも滲み出る怪しさというか…久々に美しいラナさんのお話出来て楽しかったです!+ そしてキリが良さそうとの事で一先ず背後会話のみで失礼します!

次のお話ですがどうしましょう?今回は私のやりたい話にお付き合いしてもらったので、次はぜひ主様が今やりたい事、動かしたい人で絡んで貰えたらと思うのですが…! )


  • No.1061 by 占い師  2020-09-16 10:53:34 


(/此方こそお付き合い下さりありがとうございます!友好的だけど、それだけじゃない人外感が出せていましたら嬉しいです!

では、妖精と洞窟で植物を育てる場面はどうでしょうか?魔法使いが来た痕跡も描写したいなと思いまして…!

次点は、ユニコーンイベントの進展
(情報収集、罠、方法の具体化)

その次は、魔女の対価関連(瘴気や使い魔関連が話題にあがらなかったので、背後様からその他でお考えがあるようでしたら、アイテム入手のお手伝いとか出来たらいいなと…!))

  • No.1062 by 皐月 夜  2020-09-16 11:21:28 



(/ めちゃくちゃ出てました!あ、ラナさんってこんな一面もあるんだ!と思ってちょっとワクワクしました!

あ、いいですねいいですね!何日に育てようって約束してて普通の野菜の種でも、魔法植物の種でも、いろーんなの育てたいですね!そして魔法使いさんが来た痕跡を見付けてハラハラする夜を描くのが今から楽しみです…!

ユニコーンイベントの進展も、ラナさんの対価のお話も、( 使い魔のお話を出すのを忘れていましたー!! )手助けが必要になるのでお手伝いをしてもらいつつ進められたらと思いますー!一先ずは作物の育成に励みましょう! )


  • No.1063 by 妖精  2020-09-17 18:13:38 



もうそろそろかしら
(時刻は昼頃、太く立体的な木の根が地を這うその下には、人間が一人、入れるか否か程度の穴と呼ぶべきか、入り口と表現するべきか。そんな洞窟前の根に妖精はちょこんと腰掛け、足を前後にぷらぷらと揺らす。緩く波打つ紫髪は、頭の天辺で一つのお団子にスッキリと纏め。服装は汚れても構わないよう、背中の開いた青と白のボーダーシャツに、紺のオーバーオールに、革製のショートブーツ。傍らには木の皮で編んだバスケットを携え。前方に目を向け、のんびりと友の到着を待っていて)

(/そう言って頂けて良かったです!占い師のキャラは普段やらないようなキャラで試行錯誤しているのですが、二人の物語を盛り上げるスパイスにも、協力者としてうまく活用もして頂けたらなと思います!

では先に妖精を待機させておきますね。妖精側にも種や鉢植えを持参させましたが、森にある木の実の種とか、色々試して、物語の進行に合わせ、今後の成長を楽しく見守っていきたいですね!
魔法使いは、早く結界用意しなきゃと夜さんの不安感を煽れるよう暗躍させていくつもりですので、頑張って下さいね!

使い魔の呪文を入手したら、瘴気イベントは事前準備ありorアクシデントととして発生、とかも有りだなと考えています!
ユニコーンイベントは流れ的に夜ちゃん主導になるかと思いますが、手伝いや手助けは妖精あたりをサポートにつけますので、遠慮なさらず、いつでも相談は受け付けておりますので。お互い案を出し合ってゴールを目指していきましょうね!

では改めて宜しくお願い致しますー!)

  • No.1064 by 皐月 夜  2020-09-18 18:43:24 



( 占い師である所の彼女と約束を交わした数日後。前々から話には出ていた洞窟内での栽培の日。髪の毛が落ちてこないよう確りと後ろで一つに括り、クローゼットの奥で眠っていた古いジャージに茶色いブーツ姿の畑仕事ピッタリといった格好で待ち合わせ場へと向かい。歩みを進める事数十分、黒い闇の入口の前で己を待つ相手の姿を確認すれば「ジュリー!お待たせよー!」パタパタと駆け寄りつつ「ここ、ちゃーんと入れてきたからね。早速行こうではないか!」肩に下がっている鞄をポン、と片手で軽く叩き中に今日必要なものが入ってる事を示して )


(/ そうだったのですね!確かにあんまり動かさないタイプのキャラだと迷います!でもラナさん大好きなので出会えて良かったですー!

そしてジュリーの先レスありがとうございます!!こんなものも!?みたいなのとかもいろいろ育てて育ったり時には枯れたり…いろいろな変化の成長を楽しみたいです!早く結界をはれるのも楽しみです!

そうですね!一先ずは使い魔の呪文!某映画のような守護霊的使い魔を…!ジュリーにはたくさんたくさん迷惑をかけて助けて貰ってます!ありがとうございます!( 魔法使いさんにも )ジュリーにはラナさんの対価の事でももしかしたらお世話になるかもです!改めましていろいろとよろしくお願いしますー! )


  • No.1065 by 妖精  2020-09-19 13:20:32 



あら、ヨル。こんにちは、早かったわね
(整備されていない自然そのものな地面を蹴り上げ、一直線に向かってくる彼女の姿に顔が自然と綻ぶ。編み籠の握りに腕を通し、腰掛けていた根から降り。背中に生えた羽を震わせ宙に浮く。彼女の持ち物に視線を落とし、次に後ろで結ばれた髪に目尻を緩め「えぇ、行きましょうか。……髪、伸びてきて良かったわね。ヨルは長い方が似合うわ」感想を零せば、体の向きを洞窟の入り口へと転換させ、先へと進もうか。辺りが暗くなれば、それに呼応し淡く発光する羽が彼女の足元になる道を照らす。前を見たまま口を開き「植物はどの辺りで育てるつもりなの?」と、鉢植えの設置場所へと問いかける。奥に開けた空間のある一本道に近い洞窟内だが、よくよく見れば横に通じる脇道もあるのも見えてくるだろうか)

  • No.1066 by 皐月 夜  2020-09-21 11:05:25 



本当に?だったらこれから伸ばそうかな。髪の毛が腰くらいまである魔女って何か良さそう。
( 暗闇の中で柔らかな光を放ち良く映える相手の羽は道に迷わぬよう、そうして何にも障害なく進めるよう、確かに足元を照らしてくれる。その安心に身を置きながら歩みを進めつつ随分と伸びた髪の先に指を這わし口角持ち上げて。目の前にはあの宝の倉庫のような空間に辿り着く一本道が。端々には入った者を迷わせるような脇道が。一度ピタリと歩みを止めて腕を組めば「考えてたのはあの広い空間なんだけど、その場所によって魔素の強さとか種類?とか違うよねきっと。だからいろんな所で育てるのはどうかな?」ゆうるりと首を傾け意見を求め。その後思い出したように地面を見遣れば「もちゃ達に食べられなさそうな場所にしなきゃか!」と何でも食べてしまう友達の事を危険視して )


  • No.1067 by 妖精  2020-09-22 15:38:55 



いいんじゃない?私は賛成よ!髪には魔力が宿るものでもあるし、何よりオシャレの幅がひろがるもの
(髪を伸ばすことへの前向きな姿勢には、明るい声で後押しする。もう少し長くなれば、ポニーテールやツインテール、最初の頃に遊んだような三つ編みもまた出来るだろうか。そう思えば愉快な思いが妖精の胸に沸き立ち、声をより弾ませ。彼女の足が止まれば、ん?と首を傾げ振り返り。「いろんな場所に?確かにそれは一理あるけど、バラけさせたらその分、枯らさないよう水遣りとか様子観察するの大変そうじゃない?ま、ヨルがそうしたいなら、私は付き合ってあげるけどね」何分、普段あまり試みない場での植物の育成に、何が切っ掛けでどんな反応が起こるか。妖精の頭では想像がつかないが、試行錯誤し意欲に燃えるのは良いことだと肯定的に受け止め。彼女が来れない時は世話を手伝うつもりな姿勢は崩さず、口元は笑みを描き。「あー……そうねぇ。すっかり忘れてたわ。じゃあ高い場所に設置でもするの?」育てるばかりに思いが向いていれば、先住民とも呼べるスライムが壁際にて石に擬態し、もぞりと揺れ。厄介な邪魔者だと内心思いながら顔を顰め。洞窟の壁を見るが、鉢植が置けそうな窪みはあるだろうか。何か他に案はあるのかと妖精は彼女を見遣り)

  • No.1068 by 皐月 夜  2020-09-22 16:33:25 



髪に魔力……だからラナさんは髪の毛でもOKしたのかな。ねぇジュリー、髪の毛や血以外で、対価として相応しいものって何だと思う?
( 髪が伸びれば相手の様なお団子頭だって、三つ編みだって自由自在。それを二人であーでもないこーでもないと楽しむのもまた喜びの一つだ。だがそれよりも前者に紡がれた言葉に思い当たる節があれば独り言を呟くような声色で落とし、続けて控え目な問い掛けをして。疎らに散って育つ作物を暗い洞窟の中で育てるの様子を思い浮かべる。魔素の濃度の強弱や流れに違いが生まれ最終的に育つ作物にどんな変化が見られるのか気にはなるが、大きな手間もまた事実で更には先住民である友の素晴らしい食欲も危惧しなければならない。ならば、「まだ作物を育てる初心者だって事ともちゃ一族の事も考えたらさ、今回は広い空間だけにしよっか。それで、何かいい感じになってきたら脇道にも畑を広げよ!」全てを考慮するのならば先ずは一箇所にと考えを変え「あの広さなら何か鉢植え置けそうな岩とかあるかもだし、最悪組み立てれる台かなんか持ってくるよ」スライムの脅威からは使える物は何でも使おうと。それで話が纏まるのならば横に逸れる脇道は通り過ぎあの美しく広々とした空間へと向かおう )


  • No.1069 by 妖精  2020-09-24 19:27:28 



ラナ?それに髪って……それが、もしかして例の魔女の名前?……さぁ。何が対価に相応しいかなんて、私は知らないわ。
(見知らぬ名前に関連する単語に髪と続けば、その存在について確認するように言葉を繰り返した妖精の声のトーンは一段落ち。人柄云々以前に、悪魔と契約した存在と言うだけで好意的な見方は出来ず。対価、と聞いてはさらにすぅと眼を細める。彼女には危険な存在になるべく関わって欲しくない親心にも似た心配を抱いてもいれば、言葉少なく、素っ気ない返答を紡ぎ。話題が行き先に移れば「畑って、耕せる程の柔らかい土は此処には無いんだけど……今日は奥だけね、了解。異論は無いわ。でも台は止めたら?それこそ、掃除屋達のご飯になっちゃうわよ」硬い石の地面に鍬を打ち付ける彼女をを想像し、呆れたように肩を竦め。最初から手を広げすぎない選択に賛同する姿勢をみせ。しかし人工物は、石や苔しか知らぬであろうスライム達にとっては未知の味になりかねない。そんな予感を口に出し、真っ直ぐ通路を進む。やがて暗くじめじめした空気から、魔素の粒子が煌めく宝石箱のような拓けた空間に到着する。「いつ見ても綺麗ねぇ……」淡く発光する六角水晶や、燃えるような柘榴石、海の青さを閉じ込めたかのような藍玉。見渡せば何処もかしこも異彩な輝きを放っている光景にうっとりし妖精は気付いていないが。良く目を凝らせば、均一に伸びていた一部が不自然に欠けていたり、壁ごと削り採られていたり。小手調べにサンプル採取でもしたかのような微かな跡が見受けられることだろう)

  • No.1070 by 皐月 夜  2020-09-29 07:41:48 



あー…──ジュリーもしかしなくても怒ってる?危ない事はしないって約束するからさ。…ね?
( 明らかに声のトーンも表情も変わったのがわかった。やばいと思った時にはもうすでに話し終えた後で、何とかご機嫌を取ろうと小首傾けつつにっこりと笑い。続く呆れ顔には苦笑いだけで。「やっぱり小さめの植木鉢を壁に埋め込むしかないかなぁ。土いらないで水だけで育てられたりしたら楽なんだけどねぇ。…ほら、此処とかでさ」進んだ先にある広々とした空間の入口で望みを一つ。真ん中でたくさんの石柱を携える澄んだ泉を指差し水栽培のモヤシか何かの記憶を手繰り寄せ。ふ、と何となしに視線向けた先の壁。天井に向かって美しくも力強く伸びていた水晶柱の丁度真ん中の辺りが何やら抉り取られているではないか。ギョッとしたように急いで駆け寄って見てもそれは確かに何者かの手が加えられた痕跡。よくよく見ればその他にも前とは違う崩れが所々に見受けられる。「っ、やられたー!!ジュリー見てよこれ!!」証拠もなしに疑うのはよくないが、誰がやったか頭に浮かんだのはたったの一人だけで、確認してもらう様に大きく手招きジュリーを呼んで )


  • No.1071 by 妖精  2020-10-03 07:24:02 



別に怒ってないわ。でもその約束はしなくて良いわ。だってヨル、守れそうに無いもの
(彼女が対価に体の一部を払うのは、彼女の自由だ。自分がその行為を咎めるのは、お門違いかもしないが。ぷいっ、と剥れた子供じみた仕草で顔を背け。破られる未来しか見えない申し出だと、遠慮なく不満を口から零し。「やるならそれが良いでしょうね。水だけって……あぁ、睡蓮みたいな花がこの泉で咲いたら綺麗な気がするわね」天井からは氷柱のような六角水晶が、泉の底にも透き通った水越しに煌めく宝石が秘められている。自然発生しているのを見掛けた事があるくらいだが、水生植物の名を上げ。水面にぷかりと美しい花が浮かぶ様を夢想しては微笑み。視線を洞窟内に戻せば辺りの景色を目で楽しんでいたが、突如彼女が一点に向かって駆け。叫ぶ声が反響すればうっ、と耳を抑え顔を顰め。手招きに応じるように彼女の元まで羽を震わせ距離を縮め。「っ……そんなに慌てて突然どうしたの……って、あら。私達と同じように誰かが採っていった跡のようね。まぁ……、仕方ないんじゃない?」彼女の傍らから視線の先を見れば、すっぱりと綺麗な断面図で一部削られた鉱石があり。魔力の気配がしなければ、それが誰の仕業かまでは妖精は思い当たらず。森に咲く草花とて、見目が良ければ摘まれ花冠やら自宅に持ち帰られることもある。それと似たような感覚で軽く考えていれば、同意を求めるように彼女へと顔を向け)

  • No.1072 by 皐月 夜  2020-10-03 10:23:20 



ジュリーさん今日は厳しいよぅ…。──これね、確信がある訳じゃ無いんだけどおそらく魔法使いさんだって思うんだ。前に採る盗らないで言い合ったから…。……この洞窟に結界を張る為にラナさんに力借りようと思ってね、その対価として何か、って。
( 不満タラタラな相手の表情も、言葉も、声色も、その全てから普段の朗らかとした様子を感じ取る事が出来なければ困ったように人差し指で右頬を掻き。一呼吸置いた後、削り取られた鉱石の断面を見詰めながらぽつり、ぽつり、言葉を落とす。この場所の物が全て自分のものでも、相手のものでもない。だからこそ魔法使いにとられても仕方の無い事だけれど──それでも目の前の小さな彼女には伝わるだろうか。一通り対価の事について説明した後は徐に鞄を地面に置き。「私が持って来たのは流石に水だけじゃあ育たないねぇ。これ、ミニトマトなら比較的簡単に育てられるし、たくさん実もなるからいいかなーって」中から取り出したのはまだ小さなミニトマトの苗。それから白くて丸い小さな植木鉢と土。それらを広げ「土はさ、これだけじゃなくて森の土使うのもいいよね。ねね、ジュリーはどんなの持って来たの?」しゃがみこむと同時に相手のものも尋ねて )


  • No.1073 by 妖精  2020-10-05 06:48:59 



私は正直に言ったまでよ。……ふぅん。エルフが、ね。アイツの手にこの綺麗な景色が奪われるのはムカつくわね。悪魔じみた奴に対抗出来るのは魔女くらいなのは、分からなくも無いけど……。
(厳しいと言われたって仕方ない。背けた顔の位置を正し、彼女の話を静聴。全く同じ気持の共有とは行かないまでも、この宝石の輝きが魔法使いによって失われようものならば。翡翠の瞳の奥でメラリと怒りの火種が燃えるが、やはり魔女の手を借りるのは気が進まない。自分の魔法が対抗策にならない事へも、歯がゆそうに複雑そうな感情を表情に浮かべ。話題が移れば、彼女が手に持った小さな苗や鉢植えに眼を向け「トマトって前に言ってた奴よね。土は……そうね、森の土なら肥料も要らなそうね」こくん、と頷いた後。肩から下げていたカゴから、巾着袋を取り出し。口を締めていた紐を解いては、左手で支え。その中に収めた種を幾つかを右手で掴んでは引き抜き。「私はコレ。灯草みたいに日陰で育ちやすいツェルの花と、日光よりも魔素を取り込んで成長して実るガラポの種に、幸せを呼び込むって言われてるトレーボルルとか……色々持ってきたわ」彼女に見えるように伸ばした片手を開く。妖精なりにこの洞窟内で育ちやすそうな植物を幾つか調べ、後は適当に突っ込んできたようで。掌には黒色の星屑や真紅のハート、白い金平糖のような粒も並んでいるのが見えることだろう)

  • No.1074 by 皐月 夜  2020-10-07 10:46:22 



そもそもラナさんの結界が魔法使いさんに効くのかもわからないけどさ、やるだけはやってみたいんだよね。大見栄きっちゃった訳だし…。──ジュリーのお力を借りたい気持ちでいっぱいです。
( 何故相手がそこまで魔女を嫌うのかの本当の所はわからないが、何もかもが無力な今、目の前に出された贈り物に飛びつかないなんて事にはならないのだ。今一度パチンと両の手を打ち鳴らし頼み込めば続いて巾着袋から次々と出てくる宝石のような種達とそれについての心躍る説明にうんうん、と何度も相槌を繰り返し。「私にはどれもこれも見た事のない新鮮なものだよぅ。これさ、育ったらどんな花が咲くの?」うっとりと表情綻ばせつつ掌に散らばる種のうちの一つ、赤いハートの種を指差し問い掛けを。次いで白い植木鉢だけを引っ掴み立ち上がれば、魔法使いがつけたであろう壁に出来た凹みに視線を向け「ねぇジュリー、あそこだったらこの植木鉢丁度良く置けるかも。どうかな?」悪い面ばかりではないその破損を使えないかと )


  • No.1075 by 妖精  2020-10-08 08:38:10 



その魔女がどれだけの力を持っているか知らないけど、奴等が対価と交換に契約を結ぶ事柄に嘘は付かない筈よ。紛い物や、条件から外れた品を差し出せば、違反とみなされ奴等が傷付くだけだもの。……でも、やっぱり私は賛成出来ないわ。奴等の力を借りたいなら、ヨルだけの力で見つけて頂戴。
(自称を除く魔女は、すべからく悪魔と結びついている。力に対する傲慢さ、要求する品への強欲さ。言葉を操り欲を暴食する者。魔法使いへの怒りから魔女への嫌悪に感情が移れば、眉を中央に寄せ顔を顰め。小気味よく合わされた音が洞窟内に響くが、妖精は答えは曲げず、茨を纏うように頑なな態度を保ち。披露した種を見て緩む彼女の表情を見ては、少しばかり声を和らげ「それはハート型の花弁を咲かせるわ。色は環境によって左右されるのだけど、観賞用にしても、花弁を乾燥させて、お茶やお風呂の入浴剤に私達は使ってるわね。」示された赤から花の姿を思い出す。人ではお茶や入浴時に使用するには一輪からでは足りないかもしれないが。小さな体には十分な実りも美も与えてくれるのだと、答えてみせ。あそこ、と視線の誘導を促された方角に顔を向けては、確かに丁度良いスペースがあり。「あら、本当ね。良いんじゃないかしら。私の分は……うん、置き場所には困らないかしらね。水は泉から汲んで使わせて貰いましょうか」良いのではと首肯を返し、辺りをキョロりと見渡す。妖精が持参した物は彼女が持つ器よりも当然小さいミニチュアサイズであり、高所への設置も羽があるが故に雑作もない。片手に広げていた種を袋に一度戻しては、地面に着陸し。カゴの中から茶色い植木鉢を数個並べれば透明な袋に詰め込んできた土を空の器に、シャベルを用いて注ぎ。お喋りな口を動かしつつ、準備を進めてゆこうか)

  • No.1076 by 皐月 夜  2020-10-16 21:14:09 



──わかった!…私、ジュリーの事大好きだよ。毎日一緒に寝たって全く苦にならないくらいに大好きだよ。
( 友の手を借りれば、なんて甘い考えはそんなにもかと思う位に嫌悪感を示す友の断固たる拒否によって無かった事に。それ程までに嫌ならば無理矢理押し切る事は出来ない。一つ頷きこの話は自らの力で解決する事を決めた後は、たくさんの思いを込めた“大好き”を口にして。ハート型の種は見た目通り可愛らしいハートの花を咲かせるようだ。付け足された用途は花の小ささから妖精にこそ相応しいのだろうけれど、「もしかしたら押し花にして栞の飾りとかに出来るかもしれないよね」大好きなファンタジー図鑑、魔法使いから貰った魔法の教科書、それらに添えるものとしての人間的用途を上げつつ窪みへと埋め込む鉢植えの準備を。ジップロックを開けて水捌けの良さそうなフワフワとした土を鉢植えに敷き詰め、そこの丁度真ん中にミニトマトの苗を置きまた盛り土ををする。そうして土からひょっこりと顔を覗かせる小さな苗に満足そうに頷けば「此処の新鮮な空気とか魔素とかたっくさーん取り込んで、金色のトマトとかに育つんだよー」御伽噺全開の要望を苗相手に話し掛け。ちらりと相手の様子を見ては「ジュリーの植木鉢も近くに置こうね」と微笑んで )


  • No.1078 by 妖精  2020-10-19 13:32:02 



え?きゅ、急に何よ。私もヨルの事は大好きよ?一緒に寝るのは……押し潰されて苦しくなっちゃいそうだけどね。
(彼女の示した分かったは、危ないから止める意味ではなく、自力で探す道への答えに思え妖精の表情は曇っていたのだが、不意に告げられた好意にそんな気持ちは霧散させ。パチパチと二度瞬き、面食らった表情を晒し。戸惑いながらも自分もといつものように答えるが、最後の一言には小さく笑いながら冗談と本気交じりに言葉を返して。「押し花? あぁ、ソレは良いアイディアね。良い匂いもするし、きっと素敵な栞になるんじゃないかしら」日用品としての使い道が自分達にとって当たり前であれば、栞との発想はまさに目から鱗。思わずその単語を復唱するも、咲いた花の欠片を用いて、彼女のセンスで作り上げられた手作りの栞は、世界で唯一の品となろう。その為にも花には綺麗に咲いて貰わねばと、植木鉢を見下し。目線をスライドさせ彼女の様子を見れば、丁度苗に話しかけている所で。「ふふ、金色がお望みなの? ヨルってばほんと変わってるわね」と、楽しげに笑みを溢した後「えぇ、そうしましょうか。場所はあそこで良かったわよね?」置き場所について頷けば、彼女が発見した壁の凹みに目線を投げ。そこで問題無いようなら両手で植木鉢を三つ抱え、妖精は広げた羽を震わせ飛んで行くつもりで)

  • No.1079 by 皐月 夜  2020-10-20 12:59:57 



大丈夫、私寝相はいい…って──これ前にも言ったね。
( 互いに友愛を確認し合い最後に紡がれた冗談だと取れる言葉に返事をするも、半ばで以前同じやり取りをした事を思い出せば流れる時間を懐かしむよう、微笑ましい気持ちと共に笑い掛け。自身のセンスを考えた時にとても素晴らしいとは言えないが想像している栞は悪いものじゃないはず。鉢植えを抱え飛んでいく相手の後ろを、同じくミニトマト植えた鉢植え抱え追いつつ「もしいい感じの出来たらジュリーにプレゼントするよ。その為にも毎日毎日話しかけなくちゃ。癒しのオルゴールでも聴かせた方がいいかなぁ」自身の為ではなく大好きな相手の為にと。まだ見た事の無い花弁を想像して。黄金に輝くミニトマトは見るからに突然変異。持ち上げた植木鉢を窪みにグリグリと押し込み、手を離し落ちない事を確認してから相手に向き治れば「うん、この辺。ジュリーは飛べちゃうから高い所でも──私もやろうと思えば出来るんじゃん。金色のミニトマトになった植木鉢だってなんだって魔法があれば!」まずは相手を羨む言葉を口にするも、半ばで自分にも浮遊魔法がある事を思い出せば途端に表情輝かせ。されども水をあげ、収穫する時、いちいち植木鉢を地面に持ってこなければならないのだが )


  • No.1080 by 妖精  2020-10-23 07:38:03 



あら……ふふ、ほんとね。
(己からすれば短い月日の中。相手の髪の長さや心の成長はあれど、変わらない部分もあることに頬を綻ばせ。前を向き宙を飛びながら、後ろから投げられた言葉に、口許に浮かべていた笑みをさらに広げて。「私にもくれるの?それは嬉しいけど、ヨルからすればかなり小さいサイズじゃなきゃ私使えないわよ? 毎日来るのはヨルの自由だけど、お母さんに怒られない程度にね。オルゴールは……私も聞いてみたいけどね」栞のプレゼントと聞けば彼女の優しさは喜びに繋がるも、人間用の本は自分の背と同じくらいか、大きい物もある。対して妖精用の物を用意するとなれば、花弁一枚でも大きすぎて、半分か細く千切る必要があるかもしれない。日夜通う姿勢には、姉を気取るように、他が心配すると述べ。彼女の持参した鉢植えが窪みに嵌め込まれたのを見届けた後は、その右隣端に三つ仲良く自分の分も配置させ、同じく体の位置は対面する形に戻し。「あら、今気付いたの?そうよ、水遣りも収穫も風の魔法があれば出来ちゃうんだから。」今更な発言には抜けてるわねぇと妖精は笑う。ジョウロは浮かして水を苗に与えるのも、実った収穫物を、遠くの物を引き寄せるように風を操れれば、彼女の考えているような手間暇が省ける部分もあるだろう。まだ小さな苗と、芽の出ていない鉢を見上げ「この子達はどれくらいで花が咲いて実になるのかしらね。私達は自然に任せることもあるけど、成長を早める肥料とかも使っちゃうから、待っている間が少しもどかしいわ」長命故に普段はあまり気にしないが、それが相手との楽しみであれば、そわそわと逸る思いを募らせ)

  • No.1081 by 皐月 夜  2020-10-25 20:32:30 



勿論だよ!ジュリーにあげないで誰にあげるって言うのさ。この夜さんにお任せをーってね。
( 花弁の色は相手に似合う可愛らしいピンクだろうか。それとも透き通るような水色…もしかしたら風の魔法の素質が出た時のように豊かな緑か。まだ見ぬ花への期待とそれで作り上げる相手の為の栞の大きさに何の根拠も無いままトン、と自身の胸に拳を当て全てに自信満々に答えてみせ。あれだけ魔法魔法と言う割には肝心な時にその存在を思い出せない。それはまだ心身共に身に付いていないからか。一度目を閉じて再び開き、洞窟内に浮遊する魔素の動きや光を感じ取り大丈夫だと言うように一つ頷きを。「水をあげる時は必ず魔法使おうかな。そうしたら練習にもなるもんね」そうやって再び自身を奮い立たせた後に相手に向き治れば「ミニトマトはきっとあっという間だと思うけど…ジュリーのやつさ、もしかして何十年とかじゃないよね?妖精には短い時間だけどーみたくなったらもうあっという間におばあちゃんだからね私」やや怪しむように表情顰めその有難い肥料とやらにも疑問符を )


  • No.1082 by 妖精  2020-10-26 18:38:09 



あら、ヨルには家族や友達が大勢居るでしょ? ちょっと出来栄えがどうなるか心配だけど、どんな栞になってもきっと大事にするわ。
(プレゼントする相手ならば、彼女の場合は幅広かろう。故郷の祖父母に友人、今を共にする両親に学友。口には出さないが、エルフや魔女とてその対象となり得そうであり。自信の込められた発言には、半信半疑気味な眼差しを向け。冗談と本気混じりな言葉を返して。「あぁ、良いんじゃないかしら。ちょっと難易度高そうだし。」魔法について熱心な意欲の炎に微笑めば、見守るような立ち位置から妖精も首肯して。そうして必要な日数の話題となれば、彼女に顔を向けきょとん、とした雰囲気で口を開き「……さぁ? どうなのかしら。今まで気にしたこと無かったから分からないわ」普段妖精の里の畑では植えているが、人の成長と見比べたり、このような場で育てた経験もなければ、未知である、と。顰められた顔を見つめながら正直に答えてみせ)

  • No.1083 by 皐月 夜  2020-10-27 12:04:46 



んー……勿論家族や友達も大切なんだけどさ、こう…難しいのだよ。何か作った時とか、可愛い物を見付けた時とか、あーこれジュリーに似合いそうだなぁとか真っ先にプレゼントしたくなるんだよ。これ本当。
( これはとても難しい気持ちだ。ある種の恋にも似た感情と言っても過言ではないそれがとてつもなく大きな親愛となっているのだから。うーんと腕組みをして言葉を選んで伝えた音は届くであろうか。どちらにせよ不格好な物になったとしても大切にしてくれるとの言葉に安心感と喜びを覚えて。神聖でたくさんの透き通るような魔素に溢れたこの場所で育つ作物の成長ならば早まる事はあれど遅まる事はないはず──と思いたいが未知の領域。「もしさ、あんまりにも育たなかったらジュリーの言ってた肥料使おうね」少しの心配を胸に要望を口にしつつ「また今度他の作物とかも持って来るとして、今日は取り敢えずこれで終わりかな?」一度ぐるりと辺りを見回してこれからやるべき事があるかを問い )


(/ お世話になってますー!ジュリーと作物を育てるという目標が実行出来て嬉しい限りの背後です。一先ずキリがいいのかな?と思いましたので出てきました。
以前話してたユニコーンの捜索の進展、罠、諸々を出来たらなと思うのですがどうでしょうか?他に先にやりたいやつが主様あればぜひそちらをー! )


  • No.1084 by 妖精  2020-10-27 15:11:42 



ヨル、何だかそれ彼女や彼氏に向けた台詞みたいよ。まぁ、私も似たようなことを考える時はあるけれどね。
(隣に居なくても存在を思い出してくれる、考えてくれる友の温かな言葉に妖精は破顔し、擽ったそうに身を震わせコロコロと笑った声が、洞窟内に反響していく。不明瞭な花や作物のこれからは、さて、どうなっていくのやら。「そうね、必要そうならその時は買ってくるわね」ファッションにばかりお金を費やすのでは無く、いざと言う時の為に、少しは貯金もしなくてはいけないかもしれない。そう思いながら顎を浅く引き、宙を舞う体の向きを入り口側へと方向転換し。「終わりでいいんじゃないかしら? 平気そうなら外に出ましょうか。……あ、ヨル。今日は何か持ってきてくれた?」相手の願いを叶え、手伝うのがこの洞窟に来た自分の目的であり。鉢植の設置が終わればこれといって用は無く。太陽の光が射す外に出られたならば、小腹を満たしたいと期待するように言葉を続けるも、今日はお菓子の持ち合わせが無いと答えられてしまえば、森の恵みから何か頂くとしようか。淡く発光し、周囲を照らしながら。もう少しだけ、妖精は彼女とのお喋りに花を咲かせようとすることだろう──/〆)

(/此方こそいつも重ね重ねありがとうございますー!今回も楽しかったです!これから鉢植のお世話も合間に入れて、成長をゆっくりと見守っていきたいですね。此方もそろそろかと思いましたので、お先に〆とさせて頂きますね。
次はユニコーンの話ですね、賛成です!最近は魔法使いとの交流や魔女、妖精とのほのぼのも出来たので、そちらも進めていきたいと丁度考えておりました!
情報収集か、森の探索、試しに罠を設置してみる等、どんな場面から始めていきたいとお考えでしょうか?
また、妖精か魔法使い、どちらに登場や手助けを希望されるかも合わせて教えて頂けましたら幸いです。お時間ありました時に宜しくお願い致します!)

  • No.1085 by 皐月 夜  2020-10-29 10:35:47 



(/ ありがたいお言葉を毎度毎度ありがとうございます!作物育成中に夜の浮遊魔法の制度も少しでも上がるよう頑張りたい所です…!
ユニコーンのお話、魔法使いさんとも絡みたいと思うのですが、手助けや云々を考えるともしかしたらジュリーの方がいいのでは?とも思いまして。なので連続にはなってしまうのですが今回もジュリーでお願いしていいでしょうか?
情報収集と森の探索をしつつ、今回は少しユニコーンに近付く事が出来たらな、と! )


  • No.1086 by 妖精  2020-10-29 11:10:36 


(/此方こそいつもありがとうございます!
夜ちゃんの成長、背後も妖精も、楽しみにしています…!そして了解致しました。では妖精にて協力させて頂きますね!ご自宅からでも森からスタートでもその他でも、背後様がやりやすい場面や、考えている場面から先レスお願いしても宜しいでしょうか?)

  • No.1087 by 皐月 夜  2020-10-31 11:36:54 



( 妖精と洞窟内で作物を育てるという目標の貴重な一日目を過ごしてから数日後。珍しく家に引きこもりユニコーンの本を読み漁ったのはそろそろ成果をあげたいと思ったからで。伸びてきた髪の毛を後ろでポニーテールにし、ウエストにゴムの入った動きやすい深緑のワイドパンツとグレーのトップス、その上から黒のカーディガンを羽織りいつもの鞄を持っていざ森へ。一先ず穢れた地を浄化する力があるというそれに従い、あの日魔法使いと共に訪れた瘴気に蝕まれた場所に行こうか。装備も何も無い今日は先ず下見なのだから、瘴気に触れぬギリギリの所で様子見と )


(/ ユニコーンは穢れた地を浄化、というのに従い一先ず以前魔法使いさんに助けられた場所の付近に来たロルにしてみました!ジュリーの力でもし踏み込めるなら此処の探索を詳しくやりつつどっか他にも、後は新たに何か手掛かり…ジュリーが動物と話せたり、もしくはジュリーの魔法で夜が話せるようになったら手掛かりの聞き込みとかも少し面白そうかな、と思いました! )


  • No.1088 by 妖精  2020-10-31 13:36:40 


あら、本当に居たわ……。ヨル、そこで何をしているの?
(噂好きな風の精霊、シルフ達から相手が森に訪れていること、その行き先が不浄の大地であると教えてくれたのはつい先程の出来事。波打つ紫髪は本日は肩に垂らしたまま、頭には白い花冠を被り、服装も白くもこもことしたポンチョを羽織。羽をパタパタと揺らし森の中を進めば、淀んだ空気に体の怠さを覚え顔を顰め。そして秋らしい装いの、しかしこの場に訪れるには軽装備な友人を発見し。危険に自ら近付こうとしている様を咎めるように声を低め、その後ろ姿に妖精は彼女の名を呼び掛け)

(/妖精ですと、魔法使いが行ったように風の結界は持続時間短めですが行えるかなと今思いました!動物についても了解致しました。此方も手探りでの進行になりますが、改めて宜しくお願い致します!では背後は失礼致しますね…!)

  • No.1089 by 皐月 夜  2020-11-05 08:52:15 



──ん?おぉ、ジュリーではないか!ほら、そろそろユニコーンの手掛かり見付けたいなって思ってさ。此処なら何かあるかなって思ったんだけど…、
( 薄暗く毒々しい瘴気に蝕まれ枯れ果てた葉がポトリ、ポトリ、地面に落ちていく様子を暫し見やっていたもふいに後ろから声を掛けられれば体ごとそちらに向き直り。果たしてそこに居たのは友の妖精。姿を見た途端にぱあっと表情綻ばせれば再び瘴気のそこへと体を向け眉を顰め。「前に魔法使いさんと散歩してた時にさ、気付かないで此処に入っちゃって大変な事になったんだよねぇ」むむ、と考え込む素振りを一つでまた唇を薄く開いては「ジュリー何とか出来ない?簡単な結界作る魔法とか、アイテムとか…」結局の所自分ではどうしようもないため相手頼りの言葉を紡ぐ事となり )


(/ 毎度毎度何から何までジュリーに助けてもらう事となり申し訳ない限りです…!こちらこそ、改めてよろしくお願いします!! )


  • No.1090 by 妖精  2020-11-06 18:47:00 



ジュリーではないか、じゃないわよ! 迷ったのでも無くて此処がどんな場所か分かった上で来てたなら、私に声も掛けずに一人で探しに来るなんて危ないじゃない!
(自分の生命力を維持する魔力さえ、この場に長く滞在していれば徐々に、底無しの沼にでも奪われいく感覚に襲われ、顔色を青く染めている不機嫌な妖精とは裏腹に、呑気な彼女の挨拶に翡翠の瞳をキッと吊り上げ睨みつける。誤って来てしまったのでは無く、一度訪れて居たと知ればさらに目尻の傾斜は強まり。「そもそも、穢れがあるならユニコーンがまだ来ていなさそうなのに、どんな手掛かりがあるって言うのよ」このような範囲の規模なら何回かに分け一角獣が訪れている可能性は無くはないかもしれないが、否定的な意見をぶつくさと続け。自分を頼るような言葉が紡がれては、呆れたと言わんばかりにあからさまに大きなため息を吐き出し。「はぁぁ……ヨル、無計画過ぎよ。私が来なかったらどうするつもりだったの?」先ずは問いを投げてから数秒の間を挟み。「結界は、少しの間なら作れなくも無いけど……こんな怖い場所にヨルを長居させたくないわ、私」自分の得意分野でもない守りの魔法への自信の薄さと、瘴気による不安が募れば表情を曇らせながら、一応は可能性であると妖精は答えを紡いでみせ)

  • No.1091 by 皐月 夜  2020-11-06 20:37:28 



…ふむ──一理ありますな。
( この場所にも怒る相手にも似つかわしくないのんびりとした口調でヘラヘラと笑い、挙句、確かに浄化された気配の無いこの場所でユニコーンの形跡等見つかるはずがないと相手の意見にこれまた呆れる位に警戒心の無い声色で答えてみせ。さて、相手が来てくれなかったらどうするつもりだったか。いや、来てくれたのだから結果的にOKなのだが勿論今はそんな事言えない。「確かにまだユニコーン来てないかもだけどさ、何かこう…ユニコーンが来る時の前触れみたいなの出たりしないかなぁって。だから瘴気の中に入らないからさ、ちょっと遠くから様子見るのは駄目かな?ジュリーの結界を無理ない程度に使って…」相手の機嫌をこれ以上損ねないよう言葉選びつつ、それでもこの場所から居なくなる気は無いと無謀にも含ませ両手をパチンと併せ願い出て )


  • No.1092 by 妖精  2020-11-07 07:10:46 



ふざけてるの?
(自分の睨みつける攻撃は効果今ひとつなのか。それでも目尻にぐっと力を込め、崩れぬ態度にぶすっと眉をキツく中央に寄せ。どうしていたのかへの返答も無ければ、表情はそのままに「前触れ?そんな話しは私聞いた事も無いのだけど、ヨルが調べた本や世界にはそんな事もするユニコーンや、動物でも居たの?」ユニコーンに限らずそんな習性をもつ存在に心当たりが見つからず。何か根拠やそう考える切っ掛けでもあったのかと、視線でも訴え。「中に入らないなら、それはそれで大した事も分からないでしょうけど……まぁ、それなら……でも私、タダ働きも嫌よ」お願いと言われれば、瘴気のより濃い中央付近を一瞥してから彼女に顔を戻し。不安はまだあるも、提案された妥協点には、胸の前で両腕を組み。労働の対価となるご褒美を強請り)

  • No.1093 by 皐月 夜  2020-11-12 07:44:25 



まさか!大真面目だよ!
( のへらんとした声色で紡いだ言葉ならば巫山戯てるのかと思われても仕方がないが。胸の前で両手をブンブンと振り弁解すれば、続けられた問い掛けに「ユニコーンは確かになんの前触れもなく現れるって書いてあったけどさ、もしかしたら!って可能性もあるじゃんか。何かこう──例えば何かが通った後には鱗粉が残るとかそう言うのみたいに風の匂いが変わるとか、空気が澄むとか、何かの違いが現れないものかと」根拠は何も無いながらにもしかしたら、を信じ。不服そうながらも手伝ってくれる様子には笑みを浮かべるも、まさか対価のご褒美を強請られるなんて。まるであの占い師のようだと密かに思いつつ勿論だと頷き。「よーし、今度ジュリーの大好きなお菓子を持ってくる!どうですかね?」一先ずお菓子を話題にするが、もし違うのがいいと言われれば勿論それを持ってくるだろう )


  • No.1094 by 妖精  2020-11-12 09:49:25 



全く真面目に見えないわ。……それに、それは前兆よりも、痕跡じゃないかしら。
(やはり戯けたように見える彼女を今度はじと目で見詰め。空気の淀みが薄れる等の変化があるなら、それは浄化の力を大地に注いだ事にはなら無いだろうか。一度訪れた地にそう短い周期に来るものなのかも、妖精からすれば怪しく。しかしながら、報酬があるなら。何だかんだで友に甘い妖精は渋々頷き。「それで宜しい。食べた事の無いお菓子がいいわ。……それじゃ、やるわね。ほんと、あまり気乗りはしないんだけどね……」彼女の頭上より高く舞上がれば、くるり、くるり。螺旋を描くように飛び回り、キラキラと輝く鱗粉を降り注いでゆく。清浄なる風の力を宿すその光は彼女に薄いヴェールのように被さり、広がり。瘴気から身を守る結界となり。それは妖精の周りにも同様の現象が現れ「これでまぁ、倒れる事はないでしょうけど。守りの力が薄れればこの光も輝きを失っていくわ。あまり長く保たない事をくれぐれも忘れないでね」持続時間の目安を簡単な説明を交えつつ、彼女の顔の前まで下降し。その後は相手が向かいたい方角があるならば、妖精は着いて行くことだろう)

  • No.1095 by 皐月 夜  2020-11-18 07:45:52 



まぁまぁ、細かい事は気にしない気にしない。
( 結果的に間違った言葉の使い方すらも指摘される。それでも何だかんだで力になってくれるのが相手。「取り引きは成立だね!甘いのもしょっぱいのも美味しそうな物は全部持って来ようではないか」うんうんと何度も大きく頷き力強い返事を返せば続いて頭上より降り注ぐ光の粉は自身を守るように広がる。一瞬にして空気が澄んだよう、肌に感じるモワッとした不快感も吸い込む空気の重さもその何もかもを感じ取れなくなれば紡がれた説明に「ん、ちゃんと見ておく」光の濃度を今一度確かめるように目に焼き付けた後、約束通り瘴気の中心ではない周り──東の方角へと体を向け「ジュリー、まずは此処を調べてみようよ」そこに聳える大きめの、しかしながらやはり瘴気の影響は受けているのだろう所々葉が黒ずんだ大木の前でピタリと歩みを止めその根元にしゃがみこんで )


  • No.1096 by 妖精  2020-11-18 08:16:15 



気にするわよ!ヨルは……大事な友達だもの。万が一苦しむような姿も、傷付くような事も、見たくないもの
(ぷんぷんと頭から湯気が立つような勢いで語彙を荒げる。何かあってからでは遅い。心優しく温かな、しかし危機感の薄い友を自分が守らねばとお節介な気持ちを強めつつ。瘴気は本当に危ないのだと、瞳を伏せトーンダウンした声音で心配を零し。「……気持ちは嬉しいけど、程々にね。私そんなに食べられないし、食べ過ぎて太ったら困るもの」周囲を警戒する自分とは裏腹に、気の抜けるような返答を紡ぐ彼女へ眉尻を下げ、吐息交じりに小さく笑い。魔法を用いて準備を終えれば、自分も呼吸がしやすくなり、体の気怠さは軽減される。しかし普段よりも消耗はあり、気を引き締め彼女の後ろを飛んで追い掛け。たどり着いた大木での調査が始まれば「私、上を見てくるわね」彼女が根本を見るなら、自分は別の方が良いだろうと声を掛け上昇。黒ずみ活力を失い、病魔に侵されている大木に同情するような眼差しを注ぎ。枝葉や、腐りかけの木の実の異臭に顔を顰め。高い位置から、大木周辺の状況を見渡すも、何かの足跡や浄化され空気が澄んでいる様子は発見叶わず。顔を下向かせては「んー、此方は成果なしね。ヨルは何か見つかったー?」と、しゃがみ込んで調べているであろう彼女の進捗を伺う声を上空から飛ばし)

  • No.1097 by 皐月 夜  2020-11-26 19:27:37 



ジュリーはいつだって優しいなぁもう。私だってジュリーが苦しむ姿は見たくないからさ、しんどくなったらすぐ言ってね。
( 小さな友はいつだって最大限の慈愛慈しみを向けてくれる。それが少しだけこそばくて、言葉で簡単に言い表した途端に小さな物になってしまうくらいに嬉しいのだ。己に向ける優しさと同じ優しさを相手にもと言う思いで気遣いの言葉を掛けつつ「ダイエットする時は一緒に走ろうではないか。早朝の森とかきっときもちーよ」語尾伸びた独特な声色で心配を自己解決。相手が大木の上から何かの痕跡を探すのを確認した後、根元に鼻先がくっつくのではないかと思えるくらいに近付き目をこらす。そうやって見付けたのはユニコーンには全く関係はしない小さなキノコ。「ジュリーこれ見て!毒キノコかなぁ?」瘴気を浴び続けているせいかうっすらと紫がかったそれに手を触れる事はせずに相手を呼べば、枝か何かで突けないかと当たりを見回して )


  • No.1098 by 妖精  2020-12-04 07:09:46 



私はヨルよりもずっと歳上なお姉さんでもあるもの。えぇ、分かったわ。ありがとう、ヨル
(彼女のくれる優しさに、もう少しなら頑張れる気がすれば表情を和らげ。「朝の森は気持ちいいけど、私の場合は飛ぶしかないかしら。走ったらすぐに追い抜かれちゃうわ」彼女の案は自分にとっては解決策にならないとクスクス、楽しげな笑いを零し。彼女の成果と言えば、ユニコーンの痕跡は無かったらしい。肩を竦めてから翅を震わせ下降してゆけば、彼女の頭上辺りから見るからに毒々しい色合いをしたキノコを見下ろし「そっちも成果なし、なのね。んー……こんな風に変色してたら元が何か分からないけど、毒性はありそうな気もするわね。間違っても食べちゃ駄目よ?」彼女が辺りを見渡せば、中身が空洞な折れやすい枝があるだろうか。枝かなにかでもしキノコを突くようなら、幻覚作用等、何らかの効果を齎す胞子が二人の元に飛ばされてきてしまうかもしれない)

  • No.1099 by 皐月 夜  2020-12-12 10:31:41 



でもさ、魔法で飛ぶのと違ってジュリーはちゃんと羽を動かして飛ぶわけだから、それだけでもカロリーは消耗したりするんじゃない?──生まれた時に飛ぶ練習とかするの?
( 妖精と呼ばれる種族は彼女しか見た事はないが皆が皆細身のイメージであれば、生きていく中で使うカロリーやエネルギーの消費はやはり背中に生える美しい羽を動かす事で大きなものとなるのか。そもそもどうやって?その疑問がふつ、と浮かんで来れば素朴な疑問を音に乗せて。小さいながらに毒々しい色を放つキノコは誰がどう見ても毒キノコと判断するか。足元に乾燥して今にも頼りなく折れてしまいそうな小さな木の枝を発見しては徐にそれを手に取り。大きく息を吸って止める。後にカサの部分を揺らすように枝の先でキノコを突けば突然与えられた刺激に反応するようにキノコはぷるりと震え、そこから紫色の粉を撒き散らし。「っ、やば!何か出た!」瞬間的にサッと手を引き立ち上がるも、粉は既に空気中へ。大丈夫かな?という不安を滲ませた表情で伺い見るように相手へと顔を向けては苦笑いを浮かべてみせて )


  • No.1100 by 妖精  2020-12-19 15:25:10 


まぁそうね。翅が足代わりみたいなものだしね。飛ぶ練習は勿論したわよ? ちょっと浮いても、風に煽られて落ちたり、雨に打たれて落ちたり、虫と間違われて鳥に襲われかけたり……、あの頃は色々と大変だったわ。
(ぶつけられた疑問には首を縦に揺らす。手足と同じく、背中に生えた四枚の翅は、生まれ持った身体の一部。雛鳥が空に羽ばたくには時間が必要なのは、種族は違えど、妖精も同じ。当時の不安定な飛行や、右も左も何に注意したら良いのか分からなかった未熟な時期を思い返しては、はぁ、とため息をついて。彼女が動き出せばどうしたのかと目を向け、枝を片手に、茸に近付いていく。先程注意したばかりなのだから、不用意な行動はしないと思っていだのだが。「出てきた、じゃないわよ、何してるのよっ?!」息を止めた相手と違い、瞳を釣り上げ、咎めるような声を飛ばした妖精は、空気中に撒かれた紫の胞子を吸い込んでしまう。体内に取り込まれてしまった成分の効果が発揮しては、ぐにゃりと視界が歪み。平衡感覚が乱れた神経では、まともな飛行は叶わず。宙を飛んでいた身体がふらりと大きく揺れては、そのまま地面へと落ちてゆき)

(/背後から失礼いたします。少々リアルが立て込んでしまい、返信が度々遅れてしまい申し訳ありません…!夜ちゃんや背後様とのやり取りが楽しい気持ちに変わりはありませんので!それだけ伝えたく、書き込み失礼致しました…!)

  • No.1101 by 皐月 夜  2020-12-24 08:04:27 



やっぱりジュリーにもそういう時期があったんだねぇ。──私ももっともーっと頑張っていろんな魔法習得しなきゃだ。後は魔法使いさんの信頼を少しでも取り戻さなければ…。
( 生まれてすぐ大空を飛び立てる訳では無い事は鳥も妖精も同じのようだ。彼女がどれだけの努力を重ねて今を作り上げたのかはわからないが、それに感化されるように今一度決意を新たにして。空気中に充満した毒々しい胞子の粉は風に乗って今はその色を見せない。が。優雅に宙に浮かんでいた相手があろう事かすべての機能を失った小型機の如く地面へと落下すれば嫌でも理由がわかってしまう。ドクン、と心臓が嫌な音をたてた。息を止めたままに両手で相手の体を掬い上げるように持ち上げては、そのまま遠く、遠く、瘴気も胞子も届かないであろう遠くまで駆け出して。ややしていつも待ち合わせの場所として使っている切り株まで辿り着けば、その上に相手をおろし「ジュリー…大丈夫?」おそるおそる、と言ったふうにその小さな頬を人差し指で突っついてみて )


(/ いつもお世話になっております!今の時期はイベント事とかいろいろあり、私も少し忙しい日々を送っているのでお気になさらないで下さいー!そして私もまた主様とのやり取りがとても楽しくて大好きです!+
素敵なクリスマスをですー!! )


  • No.1102 by 妖精  2020-12-24 19:31:19 

大好きなヨルへ

こんにちは、ヨル。
メリークリスマス、だったかしら。いつだったか一緒に過ごしたのは確か、今頃だったわよね?
またあのシュワシュワしたのを一緒に飲んでみたいと思ったのだけど居ないみたいだから、また出直すわ。その時は美味しいお菓子、期待してるわね。

それと、また運ぶの大変だから、先にこれ置いとくわ。私からのプレゼントよ。もっと髪が伸びた時にでも使って頂戴。きっと、ヨルに似合うわ。
それじゃ、またね、ヨル。

ジュリーより。

(彼女が部屋に帰宅したならば、妖精が勝手に侵入したのか。テーブルの上に水色を基調とし、雪だるまのイラストが描かれたミニチュアサイズの便箋が見えるだろうか。そしてその傍らには、ヘアゴムが一つ置かれている。蝶々結びされた灰色のレースリボンの中央に、控えめに咲くその花の名前は、ニリンソウ。花言葉は、友情や協力。そのメッセージは自分の気持ちにピッタリだと思い、人間用のサイズで、手先の器用な妖精の仲間にオーダーして作らせた一品。彼女は果たして喜んでくれるだろうか。そうだったら良いな願いながら、妖精は聖夜を過ごしたことだろう)

(/メリークリスマスです! 
お返事また少し掛かってしまうかもなので、用意していたお手紙だけ先に贈らせて下さい!
時期のせいもあるとは言え、期間が空いてしまっても見放さずに、こうしてお返事下さり優しいお言葉をこれまでも今もほんと、ありがとう御座います。背後様も体調崩されないようお気をつけて下さいませ。また、こんなにも長くご縁が続き、あれもこれもやりたいと一緒に考えたり楽しめる方に出会えたのが奇跡に近いなと、改めて実感しております。今年は本編中ではパーティイベントは挟めませんでしたが、また別の場面で季節イベントを盛り込んだりして、一緒に楽しんでいって下さると嬉しいです。
これからも何卒宜しくお願いいたします。背後様も良いクリスマスを!美味しい食べ物やケーキを食べて下さいね!
では、背後から失礼致しました…!)

  • No.1103 by 皐月 夜  2020-12-29 23:40:59 



大好きなジュリーへ / 手紙


家に帰って来たらまさかのプレゼントとお手紙でビックリしたよ!今年のクリスマスは家族で旅行がてらお泊まりだったの。ジュリーには伝えておけばよかったね。
来年はまだどうなるかわからないけど、もし何処にも行かなかったら一緒に過ごそうではないか。あの日みたく、シュワシュワとあまーいお菓子いっぱいでね!

それにしてもこのヘアゴム、凄い気に入ったよ!もう髪の毛を対価にするのは気が引けちゃうくらい…。早く伸びないかなー。クリスマスのお返しっていう訳じゃないけど私からもこれ。使ってくれたら嬉しいな!
PS.カードのPUSHって書いてある所強く押してみてね。

( なるべく小さめのメッセージカードに文字をビッシリ。クリスマスらしくツリーとサンタの絵が書かれたカードの右上にあるPUSHボタンを押せばジングルベルのオルゴールが流れるそれを相手は気に入ってくれるだろうか。一緒に備えるのはドールショップで見付けた相手に丁度いいサイズであろう、白地に金銀の小さな雪の結晶の模様が散りばめられたマグカップで )


(/ 過ぎてしまいましたがメリークリスマスでした!主様が素敵なクリスマスを過ごせたのならいいなという願いを込めて。
こちらこそお返事がまちまちだったり、よくわからない文章だったり、夜がアホだったり──たくさんの失礼や申し訳なさがある中で長く長く物語を共に紡いで頂けて本当に嬉しい限りです…!感謝しかありません!改めてですがこれからも何卒宜しくお願いしますー!!
そして残り少ない今年を楽しんで下さいませ!+失礼しますっ! )


  • No.1104 by 妖精  2021-01-01 20:17:16 



あれもこれもじゃ中途半端になってしまうだろうから、絞りながら……ま、倒れない程度に頑張ってね。エルフの信頼はどうでもいいけどさ。
(最初からうまくゆくものでは無かった。その事にコクコクと顎を何度か引いて、さらに肯定する。薬草に飛行、治癒、それからユニコーン探しに勉学と、友人付き合い。何足の草鞋を履くつもりなのかと、じと目で心配しつつも、彼女がそうなりたいなら。天敵はぞんざいに扱い、肩を竦める妖精は、出来る限りの手伝いをすることだろう。そうして──毒を孕んだ風の影響を受けてしまった後。目が霞み、朦朧とする意識の中。背中を受け止めてくれた優しい皮膚の感触と、温もりや。風を切る音に、彼女が駆ける度に、世界が揺らぐような振動をぼんやりと、妖精は感じ取っていた。やがて音も揺れも止み、固く冷えた切り株に下ろされては。頭上から垂れる黒髪やダークブラウンの瞳を、うっすらと開いた瞼の隙間から翡翠の瞳に映し。まだ身体の中に胞子の残滓がある状態では、辛そうに眉を寄せ、表情を歪め。「っ……へい、きよ……ヨル、は?」短い息を唇から吐き出し。滑らかとは言い難い声で、何とか笑みを作り上げては、彼女を見上げ。笑みを作り上げては、安心させようと試みる。そんな妖精の頬に触れた指先からは、冷えた体温が伝わってくるかもしれない。)

(/明けましておめでとう御座います!今年も宜しくお願い致します!
背後様の文章、背後は好きですし、また、素敵な手紙とマグカップを妖精にありがとうございましたー!次回のお茶会の時にでも持参させますね!此方への返信はどちらでも構いませんので。では、失礼致しました…!)

  • No.1105 by 皐月 夜  2021-01-07 07:52:53 



私は大丈夫だよっ!…ねぇジュリー!何か毒の胞子に効く薬草とかないかな!?
( 先程までいた場所とは違い木々の葉のみずみずしい香りや少し湿った土の匂い、仄かに香る花の甘い匂いがこの場所には溢れている。切り株に横たわる相手の白い頬に人差し指を当てれば、そこからは温かみを感じる事が出来なく代わりにひんやりとした冷たさを感じる。その冷たさにドクンと心臓が跳ねれば頬から離した人差し指を丸めるように拳を握り締め、急かすような口調で以てこの現状を打破する方法を問い。──独学で勉強している治癒魔法がこんな時役に立てばいいのに。けれども詠唱の言葉も知らない中では大きな傷を治す事は疎か、解毒なんて夢のまた夢であろう )


(/ あけましておめでとうございますーーー!!!去年は大変お世話になりました!今年もどうぞよろしくお願いします+ そして明日明後日と何やら至る所で大雪警報が…!主様の住んでいる場所が当てはまるかはわかりませんがお気をつけくださいませ! )


  • No.1106 by 妖精  2021-01-13 17:26:46 



やく、そうは……そのままじゃ、私には……無理だわ……。
(豊かな森の自然の息吹を、切り株と接する背中から、穏やかな空気から、木々の葉をそよそよと揺らす風の音色から感じる。瞳に映した友の姿は、血色の良い赤みのある顔色をしていて、それが何より無事である証拠を示している。良かった、と安堵の吐息を漏らし。問われた内容には、途切れ途切れに首を左右に振る。生のまま効能のある葉や花弁を囓っての摂取の仕方は、人なら問題無くとも妖精には難しい話であり。仰向けの状態で青い空を見上げ。「このまま、休んでいれば……じきに、よく、なるわ。魔素がおおい、ばしょなら……かいふくも、早いでしょうから……」瘴気の満ちた地にての守護の魔法を使用したことによる体力と精神の疲労によって、少量の毒でも弱った身体には効果がより出てしまったが。妖精が語る自分自身の状態に強がるような嘘は感じられないだろう。周囲に満ちる魔素のエネルギーを体内に取り込むように、浅くなっていた呼吸を鼻から息を吸い、吐き出してを繰り返してゆき)

(/遅くなりすみません。また、此方こそですー!それから雪は大丈夫でした、と報告を!背後様の方は如何でしたでしょうか? お互い体調を崩さぬよう気を付けて参りましょうね…!)

  • No.1107 by 皐月 夜  2021-01-13 18:33:52 



魔素が多い場所──、
( 妖精の言葉に嘘や強がりは感じられない。無理に動かすよりこの場所で静かに休んだ方が回復も早いし何より安全だとは思うが何もせずに見守るだけ、とは気持ち的にもいかないのだ。繰り返しの言葉を口にして少しの間を空け考えを巡らせる。思い付いたように一つ頷けば徐に鞄の中から杖代わりの木の棒を取り出し。詠唱の呪文はまだ知らないが、手助けくらいには。そんな気持ちで杖の先を相手の体に向け。「…ジュリーの苦しいが早く無くなりますように」緩く目を閉じ空気中を漂う魔素の動きに集中する。それを杖先に集めると同時に相手の体を白色の─治癒の魔素の光が包み込むだろう。それはけして研ぎ澄まされたものではなく、荒削りな、魔法とも呼べぬくらい粗末なものかもしれない。けれど少しでも楽になればいいという気持ちは届くだろうか )


(/ いやいや何もです!そして雪もなんともなかったようで安心しましたー!こっちも降ってはいますが酷くはなくなんとか大丈夫です!まだまだ寒い時期は続きますしいろいろと気を付けましょう+ では、背後は一度失礼します!また何かありましたらぜひ声を掛けて下さいませー!! )


  • No.1108 by 妖精  2021-01-13 21:19:13 



ヨ、ル……?
(小さな肺を新鮮な森の空気で満たせば、布が擦れ、何かが取り出される物音に顔だけを横向かせ、視線の先は音の源へと向ける。杖の先が自分を示し、思い遣りの籠もった、願いの言葉が鼓膜を通り抜け、妖精へと届けられる。ぽわ、と。淡く発光する、蛍火のように不安定な。しかし温かく、ほっとするような柔らかな、光。まるで彼女の心根の優しさが宿ったかのような魔力を吸収すれば、体内に取り込まれた毒の残滓が薄く希釈されてゆくかのようで。青白かった顔に赤みが差す。気怠さも軽減されては、ゆっくりと肘を曲げ、それを支えとし上半身のみ起こし。「んっ……ありがとう。ちょっと……楽になってきたわ」彼女を見上げ、口元には小さな笑みを浮かべる。しかし、直ぐに瞳を細め「でも……私だったから良かったけど。さっきみたいな事は危ないって、これで分かったかしら?」再三注意した筈なのに、先の行動は迂闊であったと。眼光の鋭さこそ未だ弱々しくも、咎めるような眼差しを彼女へと妖精は向けてみせ)

  • No.1109 by 皐月 夜  2021-01-16 09:41:26 



本当に?もうすーっごいしんどいのじゃない?毒でどっか痛いとかは?
( 文字通り杖を杖代わりのように上半身を起こした相手の右頬に今一度人差し指の腹を当て体温を計る。血の気の無い青白い顔から幾らか赤みの射した顔へと戻ったが、本調子ではないのだろうまだほんのりと冷たい気がする。そんな柔らかな頬を一撫でして静かに指先を離せば、覗き込むように顔を近付けつつ眉下げた不安そうな表情で以て今一度調子を問い掛け。続く叱咤には静かに頷き「ごめんなさい」の素直な謝罪の後「今度はちゃんとジュリーに確認してからにするよ。それから、もっとちゃんと自分でも調べる」反省を生かした言葉を。それと同時に早くユニコーンの血を得なければとも思う。治癒魔法を確りと使うための詠唱の言葉を魔法使いに教えてもらわなければ )


  • No.1110 by 妖精  2021-01-23 06:47:51 



痛みは……まだ、気分が良いわけじゃないこと、くらいかしら……。
(頬を触れられれば右目を瞑って大人しくされるがまた。指先が自分から離れ、覗き込まれる大きく綺麗な瞳に影が差しているさまを見詰め。緩く左右にかぶりを振っては正直に。体内に残留していた毒気は幾分か軽くはなったとしても、消費した分の体力や魔力は回復しておらず。意識が明瞭とは言えないと眉を下げ。素直な謝罪と反省の念が聞こえてくれば、また微かに唇で孤を描き、瞳に宿す色を穏やかなものへと変化させ「うん、それで宜しい。それで、調べるって次はどうするの?」ユニコーン探し、止めないんでしょ?と。諦めるような気配は感じられなければ、継続して協力する姿勢を醸し出しつつ、今後の方針についての問を投げ掛け)

  • No.1111 by 皐月 夜  2021-01-23 11:25:43 



次は──、待ち伏せ…とか。
( まだまだ本調子では無い相手を無理に動かしこれ以上魔力を減らす訳にはいかない。ならばあの瘴気の地に戻るという選択肢はもちろんないわけで、たった一つ。今までで一番成功率は高いかもしれない方法があるにはあるのだが。歯切れの悪い曖昧さを含んだ言葉を先に、続けてちらりと様子を伺い見るように視線だけを動かした後「ユニコーンってさ、その…そういう経験の無い女性の所に来るんでしょ?本で知ったんだけど…」つまり何が言いたいか。確率的には少ないが何度も何度も繰り返せば。「前にユニコーン待ち伏せした時は眠っちゃって結局会えなかったから、今度は頑張って起きてさ。一日だけじゃなくて毎日毎日隠れて探せば…いつか。ってならないかなぁ?」彼女の意見を待つように再び身を乗り出し顔を近付けて )


  • No.1112 by 妖精  2021-02-03 05:53:46 



待ち伏せ?
(彼女の口から飛び出た言葉に翡翠の瞳を丸くさせては、話をもっと良く聞こうと唇を閉ざし。自分を見る瞳と視線を合わせてはじっと見つめ。「えぇ、前にそう言ったけれど……それなら、まぁ……可能性は、あるかもしれないわね」以前、有無を確認した内容はその通りで、コクンと頷き返し。待ち伏せる場所が湖や泉なら、瘴気に満ちた沼よりめ、安全性は確保される。同じ場所に彼女が留まる事で残る、乙女の形跡に。ユニコーンも引き寄せられるかもしれない。その場合、自分は側には居られないことだけが心配だが、悪くないと案だと思え。「その後の事も、何か案はあるのかしら? もし未だなら、確りと考えておくのよ、ヨル。仮に会えたとしても、血か涙を採れなきゃ、エルフとの約束は果たせないんでしょ?」自分の頭で考え、行動しようとする彼女の意欲と強さに。母が子の成長を喜ぶように、そして見守るような眼差しを向け。その先にあるゴールまでの道筋を訪ねようか)

  • No.1113 by 皐月 夜  2021-02-03 10:08:07 



血を採るっていう選択肢はまだ除外したいんだ。だから残るは涙だけなんだけど──何か涙腺を刺激する煙とか、魔法とか、そういうのってないのかな?
( 最早森に家でも建てた方が効率がいいのではないかと思えるやり方だが相手がその話に乗り、先を促してくれるのならばますますヤル気は上昇するというもので。罠を仕掛けユニコーンを傷付けて採取する血液は無し。かといってお涙頂戴の映画を観せる事も、悲しい曲を聴かせる事も難しければ頼りになるのは人間の力ではないのかもしれないと…。ふぅと一つ息を吐いて切り株に座る相手を優しく手のひらで包み込めば、自身がそこに腰を下ろし相手は膝の上。「ユニコーンの涙も、結界の為の対価も、治癒魔法も風の魔法も、やらなきゃいけない事とかがたーっくさんだね」珍しく弱音にも近い言葉を吐くも、それは全て自分が望んだ事で嫌になればすぐにやめてしまえばいいだけの話なのだ。魔法使いに言ったって同じ事を言われるだろう。それでも少しだけの弱さを聞いて欲しいのは相手だからか )


  • No.1114 by 妖精  2021-02-10 20:18:56 



涙腺を刺激する、ねぇ。煙なら警戒されるでしょうし、涙を流させる魔法なんて私は知らないわ。相手が言葉が通じるなら、笑わせたり、説得しても出来るでしょうけれど……。
(彼女の話に耳を傾け、小さな脳味噌を働かせようとするも、如何せん情報不足であり、妖精から彼女へと教えられる魔法は無く。まじないの類なら魔女や魔法使いが、自力での穏便な方法としては笑い泣きや欠伸等の外部からの働きかけや、ユニコーン自身から協力を求める手段も考えられるかもしれない。彼女の柔らかな掌に掬われれば「わっ」と声を漏らし、膝上に。上から降り注がれる言葉の雨に、本調子であれば飛んで頭を撫でてあげたいと思いながら、唇を開き「……そうね。でも無理はしなくていいのよ。義務でも無いのだから、やりたい事だけをして、疲れたら休んで。またお茶会や森の探検をしたって構わないし。私は何時だってヨルの味方よ?」すりすり、と。彼女の手を温めるように撫で擦り。優しく受け止めるように瞳を細め。彼女の憂いが少しでも晴れたらと思いながら、丁寧に言葉を紡ぎ。天を仰ぐように首を伸ばせば、自分はどんな時も側に居ると。穏やかに微笑みかけ)

  • No.1115 by 皐月 夜  2021-02-13 15:37:34 



でもきっと、説得に応じてくれるなら涙も血ももっと希少価値低いはずだよね。──あ、そもそも会えないと説得も出来やしないのか。
( 膝の上で頬擦りをする小さく可愛らしい友達の絹のように柔らかな髪の毛を人差し指で優しく、優しく、壊れ物を扱うかのような手つきで撫でつつ。楽しくて仕方がないはずの不思議な出会いや出来事に少しだけいっぱいいっぱになっているのは季節的な疲れなのか。でもだからと言って何もやらないという選択肢は勿論無い。慈愛に満ち溢れた言葉の一つ一つを聞き逃すまいと小刻みに頷いては「ジュリーとのお茶会は私のトップスリーに入る楽しさだもんなぁ。嫌な事とかあってもぜーんぶ吹っ飛ぶってモンだよ」にしし、と前歯を見せ笑い次に訪れるお茶会の為に用意するお菓子を考え。そうやって潜む楽しさで頭も心もいっぱいになれば「よーし!まずはジュリーとの秘密の洞窟を魔王から守る為、何としても結界貼らなくては!」すっかりいつもの調子に元通り。相手が元気になればもう一度、今度は細心の注意を払ってあの瘴気の地の探索といけるか )


  • No.1116 by 妖精  2021-02-14 15:38:28 


(/背後様いつもお世話になっております!お返事の作成はまだもう少し掛かってしまうのですが、その前に。此方は何ともありませんでしたが、地震の影響は大丈夫でしたでしょうか?
それからハッピーバレンタインです!妖精からヨルちゃんに、きっと甘いチョコレート味に似た木の実を贈っていると思います。これからも宜しくお願い致しますね。それだけ先にお伝えしたくて、背後からのみメッセージを失礼致しました…!)

  • No.1117 by 皐月 夜  2021-02-16 07:46:44 



(/ 主様こんにちはー!こちらこそいつもいつもお世話になってます。
こっちは多少揺れたものの特に被害もなく大丈夫でした。主様の方は大丈夫でしょうか?そして今日は東、北日本と大雨や大雪のようなので主様もしそちらにお住いでしたら気を付けて下さいませ…!

バレンタイン、ジュリーに贈るならやっぱりカラフルなチョコレートチップが降り掛かったオシャレで可愛いやつ。魔法使いさんには洋酒の入ったものでしょうか+ この先もストーリーをやりつついろいろなイベントが出来たらなと思います。よろしくお願いします!! )


  • No.1118 by 妖精  2021-02-23 14:20:59 



会うのも交渉するのも、そのどちらも難しいからでしょうね。私ならいきなり会った人間に、涙や鱗粉を求められたら怖くて逃げるもの。
(柔らかな指の腹で撫でられては、心地よさそうに妖精の瞳が和らぐ。そんな中での一角獣の希少性の高さは、概ね彼女と同意見だと言うかのように首を縦に振って頷き。人に狙われる危険のある身は、追われる側寄りの立場に近い気持ちを抱いていて。朗らかな彼女の笑みが空気を震わせては、膝上から首を上向かせた姿勢のまま柔らかく笑い返し「ふふ、そうなの?嬉しいわ。ちなみに一位は何になるのかしら?」彼女も自分と過ごす時間を気に入ってくれていると聞けば、嬉しくない筈もなく。温かな気持ちがじんわりとまた胸から全身に広がってゆき。ちょっとした好奇心から、他の楽しみを気に掛け。「ユニコーンの捜索の前にそれもあったわね。魔女を頼るのは、私は賛成しないのだけど……あの沼地で、ユニコーンの痕跡と対価になりそうな何かを探すの?」座っていた状態から、手を着いて立ち上がればよろ…と身体が左右にふらつくも、顔色は少し悪い程度。ぱた、ぱた…と鈍い動作で翅を揺らしては宙に浮き上がる。その姿は疲労は抜けきっておらず完全には回復しきっていないが、頼まれれば彼女の身を瘴気から守る風の魔法を再度行使することは可能そうで。先程はユニコーン捜索を目的としていたが、自分は協力する事を断った魔女への品を次に求めるならば、妖精は渋い顔で同行し見守るくらいはすることだろう)

(/お返事遅くなりすみません…!ご無事で何よりです!その後は此方も問題なく、仕事には追われつつ過ごしておりました。心配して下さり、また妖精と愛想のない魔法使いにまでチョコレートをありがとうございます!ほのぼのや、シリアス、ファンタジーらしい話まで色々やっていきたいと考えていますので、此方こそこれからも宜しくお願い致しますね!では失礼致しました…!)

  • No.1119 by 皐月 夜  2021-03-06 10:57:10 



確かに……私も歩いてて知らない人に「泣いて!」って言われたら逃げるもんな…。
( 考えるのは大袈裟にも夜道を一人歩いている中、ふいに背後から見知らぬ大男に涙を要求される場面。ぶるりと身震いしてあからさまに嫌そうな表情浮かべるも、続けられたお喋りの内容にはすぐさま朗らかに笑みを浮かべ。「これはとっても難しい質問だねぇ。どれもぜーんぶ一位って感じだけど強いて選ぶなら“日々の探検”かな。新しい植物とか動物見付けたり、そういう発見があるから素敵な洞窟で栽培出来たりもするわけだからね」少しばかりの考える仕草の後に全ての事柄に繋がるものを上げては、ふらりふらり、危なげに宙へと体を浮かせた相手に此処に乗るようにと右肩を指さし。「ユニコーンも大切だけど、先にやるべき事は私達の畑を守る事なのだよ。占い師さんが洞窟に結界張るための銅像?みたいなやつを見せてくれたんだけど、何かいい感じの物と交換なんだよねぇ」不満そうな相手の表情はこの際見なかった事に。対価として何が相応しいのかはわからないが、危険な地のものならばもしかしたらと淡い期待を抱きつつ、肩へと乗ってくれたのなら再び瘴気の地へと戻ろうか )


(/ こちらこそ遅くなってすみませんー!いろいろと無事なようで安心しました!これからもたくさんのお話を一緒にやれますように+改めましてよろしくお願いします!そして失礼しますー! )


  • No.1120 by 妖精  2021-04-02 20:24:52 

(/背後のみ失礼致します。体調と仕事とで気付けば長らく、一言の連絡も疎かになってしまい、レスを大変おまたせしてしまい申し訳ありません。そしてまだ余裕が生まれるまで時間が掛かってしまいそうで、此方の事情で大変申し訳ないのですが、もう少しの間、待って頂けますでしょうか?当方としましては、今まで沢山の楽しい時間を過ごさせて頂いた夜ちゃんや背後様との縁をこれからも繋がっていたいと考えております。もしまだいらっしゃいましたら、すみませんが、ご検討の程、お願い出来ましたら幸いで御座います)

  • No.1121 by 皐月 夜  2021-04-03 09:29:12 



(/ まずはお忙しい中でのお返事をありがとうございます!!

勿論です!主様の負担にならないのであれば私はいつまでも待たせてもらいたいです!私も主様、そして天真爛漫なジュリーや現段階ではまだ冷たいけど小さな優しさもある魔法使いさん、魔女らしい一面も見る事の出来たラナさんとずっとずっと繋がっていきたいです!+

これからどんどん気温も上がって来るだろうし、色々な面で体調にも十分ご自愛下さいませ!私も次に主様に会える時まで元気でいます!+ )


  • No.1122 by 妖精  2021-04-03 11:21:50 

(/返信下さりありがとうございます!!背後様の優しさに感謝の気持ちで一杯です。背後もこれからも夜ちゃんの成長を見守っていたいですし、背後様と一緒にお話を続けていきたいです。なのでまだ縁が繋がっていた事が凄く嬉しく思います。背後様も体調面にお気を付け下さいね。次は、ロルを練ってから参ります。重ね重ねありがとうございました!では一度失礼致します…!)

  • No.1123 by 妖精  2021-05-16 13:43:32 



でしょう?ヨルは可愛いから、もしそんなヘンタイと出会したら迷わず逃げて、私の名前を呼ぶのよ。必ず助けに行くわ。
(もしもの例えに、ユニコーンよりも彼女に置き換えた話に意識が持っていかれてしまうと、妖精から見た友人は明るく、楽しく、魅力的な少女で。人攫いの対象にされかねないと、半ば本気の心配を宿した声色で自分を指差し。森ならまだしも、人が住む町中であったなら有言実行となるかどうか等は考えず。守ってみせると言いきっては、太陽のような笑顔を見つめ。「探検、ね。確かに新しい発見は楽しいわよね。エルフや私に会ったのも、そんなヨルだったからでしょうしね」普通の人間は危険だからと立ち寄らず、無愛想な魔法使いに何度も会いに来たりしないだろう。旺盛な好奇心に引き寄せられ、相手に声を掛けた妖精は懐かしむような眼差しを送り。細い指が示す先。彼女の右肩へ、好意に甘える形で腰を下ろさせてもらえば、顔をくるっと左向かせ、彼女の横顔を翡翠の瞳に映し。「エルフを退けられる銅像?それは少し興味があるけど。いい感じの物が沼地に本当にあるの?魔女はどんな物を要求してきたの?」自分達にとっての大切な地を優先してくれる優しさは嬉しいものの、抽象的な表現での探し物には不満顔のまま、矢継ぎ早に質問を重ね。彼女が歩き始めるなら、再び羽を震わせ、光の鱗粉がふわりと宙を舞い。一人と一羽を対象に、身を守る風の加護を付与することだろう。淀んだ生暖かい空気に、腐敗した落ち葉。枯れた木々。生き物の気配が薄い、瘴気の地に景色が移れば、此処に一体何があると言うのだろうかと、妖精は辺りを見回し)

(/背後様のお言葉に甘えてしまい、体調や環境等が整うまでに一月以上お待たせしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。リアル事情を書いてしまうと長くなってしまうのですが、漸く安定致しまして。今後はお待たせすることなく顔を出せるかと思います。もしまだ此方のスレを見ていて下さり、お会いすることが叶うのでしたら、物語の続きからお相手願えましたら幸いです。ご検討の程、宜しくお願い致します。)

  • No.1124 by 皐月 夜  2021-05-16 14:07:14 



ジュリーはお姫様だけど、私にとってはカッコよくて頼り甲斐のあるナイトだねっ。
( 自信満々に言い切って見せたその言葉は例え根拠等無くたって幾分も気持ちを暖め、そうして勇気や強さを与えてくれる。幸せである事を前面に押し出しつつ何処か気恥しそうにそう答えては「魔法使いさんやジュリーに出会ってなかったら私は今頃何してたんだろうなーって考える事あるよ。それなりに楽しんでたとは思うけどさ、きっとこんなに幸せでキラキラして無かったと思うんだよねぇ」出会った頃を懐かしむように目を細め。何時しか周りは毒々しい瘴気の漂う地へと変化している。肩に座る相手の体力を気にするならばあまり長居は出来ない。が、しかし。「それがラナさん何も言わなかったんだよねぇ。私が自分で考えなくちゃなの。──こういう場所ならラナさんだってわざわざ来たくないだろうから何か…瘴気の付着したアイテムとかってあんまり価値ないのかなぁ」困ったように眉を下げ辺りを見回すもそもそも何が彼女のお眼鏡にかなうのかもわからず、「ジュリーだったら何を望む?」と参考程度の問い掛けをして )


(/ 主様お久しぶりですー!!主様の体調や環境が安定する事が絶対に一番大事だと思うので謝らないで下さいませ!私はまたこうしてお話させてもらえるだけでとても幸せです…!是非また物語を共に紡がせてもらいたいです!よろしくお願いします!+ )


  • No.1125 by 妖精  2021-05-16 16:59:42 



ふふ、それは良いわね。お姫様で騎士だなんて、可愛くて格好良いじゃない。なら、ヨルはお転婆なお姫様で、私の親友の魔法使いね。
(見た目を褒められるのは勿論嬉しいが、体格は彼女より一回りも二周りも小さい。魔法使いに羽虫呼ばわりされるようなサイズでも、頼ってくれるとの言葉に偽りは感じられず。機嫌良さ気に頬を緩め、任せなさいと言いたげに胸を張り。夜色の髪は美しく、性格は能動的な彼女は守りたい対象であり。そして側に居れば不思議と楽しい、それこそ今までに見たことのない、未知の魔法を行使する者に見える。今は一人前よりも一歩手前ながら、今後の成長が楽しみでもあり。戯れるような言葉を返し、過去を振り返る発言に耳を傾け。「そうねぇ……ヨルなら、学校で他の友達と仲良く遊んでたんじゃない?私は、時々迷い込む人間に悪戯したり、他の子とお喋りしてる、これまでと代わり映えの無い日々だったでしょうね。……だから、貴女に会えたお陰で甘いお菓子もジュースも知れて、こうして過ごせて楽しいわ。……まぁ時々、大変なめにも合うけどね」顔を正面に向かせ、遠くを見据えながら。平凡な一日が、彼女と過ごせば鮮やかになる今に声のトーンを明るくさせ。最後にちら、と左隣を見ては。今回の一件や、以前にも暴発に巻き込まれ気を失った事件を意地悪くからかうような口調でわざと声に出してみせ。魔女の話になれば「ふぅん……魔女は利用出来るものは利用するとばかり思っていたけど、違う奴も居るのかしら。それとも、ヨルは何が良いか聞いたの?具体的に言われなければ答えなかったり、困らせるような事を言って自分にとって有利になるよう話を運んだりする、性格の悪い奴なのかもしれないわよ、そいつ。……瘴気の付いたアイテムの価値は私には分からないけれど、それをそのまま持ち帰る気?それって大丈夫なのかしら」対面した事が無いのもあるが、妖精が抱く魔女のイメージ図には偏見が多く盛り込まれているが、掠っている部分もあるかもしれない。瘴気の欠片を所持しているだけで気分が悪くなりそうでもあれば、傷んだ枯れ葉や、毒花の気配がする紫の花を彼女の肩から見下ろし。「私だったら、お菓子にアクセサリー、髪飾りに可愛い洋服。あぁ、お化粧品も良いかもしれないわね。でも、相手が欲しい物と交換なら、ちょっと値段を吊り上げて、どこまで出せるか様子見もするかもしれないわ。ちなみにヨルなら、何を望むのかしら?」自分の好きな物が魔女の嗜好と重なるかは定かではないが、一つの参考例とするなら、口数を増やし、想像の翼を広げ。周囲にはなかなか目ぼしいものは、己の瞳には見当たらなければ、視線は彼女へと流し。同じような問いを返してみせ)

(/わあぁぁ!お久しぶりです!お元気でしたでしょうか?こんなに早く返事がもらえて、すごく嬉しくて、ほっとしました!ありがとうございます!背後様の優しさにいつも救われております。私もまたヨルちゃんと背後様にお会い出来て、止まっていた物語も漸く再開出来て大変嬉しく思います!此方こそ改めて、また宜しくお願い致します!!)

  • No.1126 by 皐月 夜  2021-05-17 19:42:15 



魔法使い……そっか!私魔法使いか!だったらジュリーが自慢出来る位にもっともーっと凄い魔法使いにならなくっちゃ。
( 自らの称賛の言葉の後に続けられる一つ一つを破顔し聞いていく中で最後に出された単語は中でも心が躍る。一人前の魔法使いであると自画自賛出来る程この分野に置いて図太い神経は持ち合わせていなく、だからこそ自身を“魔法使い”と呼んでくれるのはこの上ない喜びであり、もっと、と高みを目指したくなるのだ。それは相手と出会った頃をからは想像も出来ない事で。二人して過去の思い出を振り返る中自身が一位二位を争ってもおかしくは無いお茶会の話には「今度またお花見しようよ!それでまた美味しいお菓子とジュースで乾杯するの」と期待に満ち溢れた提案を、されど意地悪く紡がれた思い出したくもない話題には盛大にいじけたような、それでいて申し訳なさの滲む表情でつい、と視線を逸らし「ジュリーってば意地悪だよぅ…」バツが悪そうな口調でポツリと返事をして。ぐしゃ、ぐしゃ、と瘴気を纏う草木を踏み付けて歩く中、魔女への偏見の言葉と共に記憶を呼び覚まされては「──これ。欲しそうだったよ」人差し指を真っ直ぐに自身の右目に向けてハァァと盛大な溜息をつきすぐに頭を振って。ジュリーの欲しいものはいつだって真っ直ぐで綺麗な物。それでも魔女は納得するだろうか。ううむと首を捻りつつも「私は……新しい鞄が欲しいかな。もう少し大きめのやつ」ひとまず自身のパッと思い付く限りで欲しいものを上げ、再びどうしたものかと頭を悩ませて )


(/ はい!こちらは何の問題もなく元気でした!+でも各地でコロナがどんどん酷くなってきてます故、それだけじゃないにしろ主様も体調等お気をつけ下さい!私もまた物語を再び紡ぐ事が出来て嬉しくて幸せです…!!レスのスピードは全く気にしませんのであまり気負わずこの先ものんびりお相手して頂けたらと思います!よろしくお願いしますー!! )


  • No.1127 by 妖精  2021-05-20 03:22:57 



えぇ、魔法使いよ。今でも私にとっては自慢の子だけど。賢者と呼ばれるくらい頑張ってね。応援しているわ。
(明るく弾む彼女の感情につられ、妖精も楽しげな笑顔を向けるも。しれっとした顔で高みへのハードルを然りげ無く上げるような発言を落とし。「あら、嬉しいお誘いね。森でもヨルの住んでる街でも、またしましょう。私も何か持ってくるわね」自分の中では一番楽しい時間が話に出て来れば、瞳の奥をきらっと輝かせ。意地悪だと言われては、知らなかったの?とクスクス笑いながら、責めるような呟きを聞き流していたが、話題が移り。耳を傾ければ「これって……まさか、目?なんて性悪な魔女なのかしら!絶対にそれは差し出しては駄目よ。もしそんな事したら絶交よ!」人差し指の先にあるのは、形の良い二重のアーモンドアイ。そうと気付けばギョッと翡翠の双眸を見開かせ。吐き出された重たい息と、対価を探しているところから、流石に断ったのだろうことは察せられたが。念を押す言葉を紡いでは五月蝿く騒ぎ。それが落ち着いたなら、彼女が求める物なら何でも用意してやりたい気持ちが湧くも、自分には巨大過ぎる丈夫な布袋の調達は無理なので。鞄をぼんやりと見下ろし「あぁ、それなりに長く使っていそうだものね。……それで、何か見つかりそうかしら?」自分はお手上げだと…彼女に付き添いはしても、魔女が絡むとやる気が低下している妖精は肩を竦め。目視にて探すのを早々に諦めては、上半身を前に傾け、彼女の顔を覗き込み)

(/それなら良かったですー!此方こそ心配して下さり、嬉しいお言葉までありがとうございます!私も幸せです…!此方こそ、今後ともお相手の程宜しくお願い致します!では、背後は失礼致しますね…!)

  • No.1128 by 皐月 夜  2021-05-23 18:58:42 



私がもし賢者になったら、お菓子だって化粧品だって出し放題だよ!
( 上げられたハードルにも臆する事なくブイサインを。果たして魔法の使い方という物は本当にそんな私利私欲なのかとは思うが一先ずそこにまで辿り着かねばならないのだから、モチベーションをあげる為には良しとしてほしい。以前花見をした時は──様々な思い出があるが大きな桜の木の下だったはず。家ではお花見というよりはお茶会。ならば次は街を案内しがてら良さげなスポットを探そうではないか。「じゃあさ、今度ジュリーにお花見の招待状を送るよ。親愛なるジュリー様ってね」膨らんだ提案をひっそりと隠しつつ楽しげな提案だけを送れば続いて己の事を思ってか騒ぎ立てる相手の小さな頭を人差し指で撫で回し。「大丈夫大丈夫。流石にそんな馬鹿な取引はしないって。ラナさんだって本気でわたしてくるとは思ってないだろうし、でもだからこそ代わりになる物を見付けなきゃなんだよ。…こんな場所には流石に何も無いかもだしやっぱり見合う対価がどんな物になるか相談しなきゃかなぁ」散々揺れる頭の感触を楽しんだ後は視線だけを相手に向け直しそろそろこの場から去ろうとする意志を示して )


(/ こちらこそ何度も何度もですがよろしくお願いしますっ!メインのようなストーリーからイベント等までたくさんまたやれたらと思います!では、失礼しますー!! )


  • No.1129 by 妖精  2021-05-25 20:17:23 



ふふっ。賢者様ならお金で買える物より、折角なら何処へでも通じる扉を召喚したり、見たい夢を見せたり、動物の姿になれたりした方が楽しいんじゃないかしら?
(意気揚々と語られる明るい未来に、やる気が湧くのは良いことながら。魔法ならもっと現実から離れたことさえ叶えられると。実際に存在しているものを例として並べていっては、同意を求めるように首を左肩に寄せるよう、傾げてみせ。普段森で過ごす自分には、人の街は新鮮なもので溢れていれば「それはとっても素敵ね。招待状、楽しみに待っているわ」と、期待に胸を弾ませ、唇の端を持ち上げて微笑み。頭を撫でられると嬉しそうに瞳を細めるも、魔女を一括に語る偏見は根強く、表情を一変させ「いいえ、魔女ならあわよくばそうなることを望んで口にしたんだと思うわよ。少なくとも、対価に相応しくない物は冗談でも口にしない筈よ。」油断してはならないと、硬い声で警告する。そうしてこの辺りでの収穫は残念ながら無しで立ち去るようなら、妖精は特に異論なく。肩に座ったまま彼女の歩みに身を委ねようとし──ゾクリ。背後から何者かの鋭い視線を察知し、素早く振り返り…「っ……!ヨル、走って!早くっ!」悪意や呪い、或いは死者の怨念を宿した黒い靄のような、獣の影。瘴気によって生まれたのか、発生源であるのかは不明ながら。危機感を抱くには十分な存在の出現に、獣はまだ動き出す気配は見られないものの。妖精は今直ぐ沼地から離脱するよう、彼女を急かすべく、焦りを含んだ声を飛ばし)

  • No.1130 by 皐月 夜  2021-05-26 19:35:22 



え。そ、そんな素晴らしい事も出来ちゃうの!?どうしよ…見たい夢とか今からたくさん考えとかなきゃ……。
( 魔法使いやファンタジーな世界に憧れようともそこは矢張り現代を生きる人間。人間らしいお金で解決出来てしまう欲望を嬉々として伝えていたが妖精の口から出た言葉は想像の遥か上のもので。今更ながらにそんな大それた事も叶ってしまうのだと理解すれば、賢者どころか一端の魔法使いにすらなれていないと言うのに高み過ぎる高みへと意識を飛ばし。そんな思考を現実の世界へと戻したのは相変わらず魔女にこれっぽっちも良い印象を抱いていない相手の言葉。「ほわほわしてて綺麗な人がなんだけどなぁ…」思わず唇の隙間から零れ落ちた言葉を聞かれてしまったのならば更なるマシンガントークが飛んで来そうだ。だからこそ先にとばかりに「とにかく!私は絶対絶対目とは交換しない!あ、勿論目だけじゃなくてこれ以上私の体の一部は交換材料にしません。…ね?」力強く頷きこれ以上心配掛けまいと微笑み。──刹那。そうそう聞く事のない相手の切羽詰まった声が鼓膜を震わせる。ビクリと双肩を震わせると同時に体が勝手に従ったと言っても間違いではないだろう、考えるよりも先に足は動き出し。「っ、何!!?何なの!?振り返ってもいい!?」地面を這う太い木の根に時折つまづきながら、思考が上手く働かないながら、それでも言われるがままに走り、すっかり安定感の無くなったであろう肩に座る相手へとやや荒々しい声色で状況の説明を求めて )


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