人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
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秘密基地に……魔石、だと?何だそれは。また可笑しな暗躍を始めるつもりか
(彼女の口から紡がれる単語に気になるワードが含まれては、小鳥の体は相手の頭で飾り物に近い嘴も微動だにせず、居座ったまま。警戒し疑うような魔法使いの低い声を彼女に届けるスピーカーの役割を果たし。「俺に見せたい物……?──此処か。よくこんな目立たぬ場所を目敏く見つけたものだな。しかし見ず簿らしいな。この中に一体何が……いや、秘密基地とはもしやこの事か?」歩みが始まれば、詳細は明かされない行き先に疑問符を浮かべるが、身を任せるようにその後は口を閉じ。館にて成分の分析を紙に纏めつつ、目的地に到着した頃。木々に囲まれ、地表に浮き出た木の根に隠されるような形で存在する洞窟の入り口。微弱な魔素の気配も漂ってくる。ふと、先の発言を振り返った予想が頭に浮かび、館にいる本体は眉間にまたシワを寄せ)
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