人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
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ふふ、そうそうそんな感じよ。で、お城には可愛い男女の召し使いが居て、甘いご馳走と綺麗なドレスでお洒落を楽しんで、庭園で薔薇とかの手入れをするの。まぁ、ヨルは王子様じゃなくってお姫様って感じだけどね。それから、その動きは止めなさい。ちょっと気持ち悪いわよ?
(可笑しな冗談にもしも話をさらに上塗りする。現実では起こり得ない想像だからこそ、考えるのが少し楽しくなってきたのか。声を低く落としても少女の色が抜けきらない真似を耳に入れては、ぼんやりとしたイメージが美化され具体的さを増し、幾つもの思い付きが口から溢れ。いつぞや贈られた花の動きのように身を捩る彼女を見下ろせば、笑顔のままナチュラルな口調でストレートに指摘し。「魔王なら早く勇者様に倒されて欲しいところだわ。アイツはエルフじゃなくって、本当は悪魔だったって言われても驚きはしないしね。むしろ納得するくらいだわ」肩を落とす彼女の目の前に留まり、胸の前に両腕を組んでは、肯定するような返事を。エルフに対する不満なら次々と産み出せるのだろう。妖精は、頭に山羊の角と背中に蝙蝠に似た翼を生やした非道な悪魔の姿を思い描きつつ、饒舌に語り。「そうよ、ヨルには長生きしてもらわなきゃ私も退屈で困るもの。えぇ、お花見も魔法もこれからも何度だって付き合ってあげるわ。それじゃ戻りましょうか。此方よ、私とはぐれないよう気を付けてね?」名残惜しむ声に同意と、軽口に本音を一欠片交ぜる。一度美味を知って肥えた口は他の味を受け付けづらくなると聞くが、彼女がこの世を去った後も自分の目に映る世界は今のように輝いて見えるのか。それ以上深く考えないよう、次の話題に思考を切り替え。今一度同じ言葉と思いで返せば、パタパタと翅を震わせ彼女を導くように前へ。普段隠されている筈のこの場所も幻惑を得意とする己の前では一本道となるが、互いの距離が離れすぎてしまえば、その力を発揮してしまう事だろう。チラチラと後ろを確認しつつ桜並木を戻れば、夕暮れ時の鬱蒼とした暗い森に景色は早変わり。そうして森の入口まで彼女を送ってから、妖精は帰路につくのであった)
(/此方こそいつもありがとうございます!そうですね、切りが良さそうなのでこの辺りで締めとさせて頂きますね。お花見楽しかったです!この二人の仲の良いやり取りはほんと、心の癒しです。ありがとうございます!
深くはまだ語られて夜ちゃんのお父さんの姿、勝手に出してイメージと違ってないか心配だったのですが、折角なら話に絡めたくて、幻と言う事でぼんやり曖昧に登場させてしまいましたが、好意的な意見で安心致しました。いつも妖精にも構って下さりありがとうございます!
それから反応が遅れてしまいましたが、向こうでの夜ちゃんの魔法についての考えとか、リストとか拝見しました!どれもいつか叶えていきたいですねっ
さて、長々と語ってしまいましたが、次の場面はどうしましょうか?またお時間ありました時にご希望を聞かせて頂けると嬉しいです…!宜しくお願い致します!)
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