匿名さん 2023-03-24 20:11:47 |
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…まぁ、そうすね。俺はひな季さんなら、元気いっぱいなシスターも良いと思います。( 秒速手のひら返し / のように見えて当初からの衷懐を告げているだけ / あくまでも〝相手なら〟を強調して )──……、…悪戯の方に切り替えたんすか?( 突然の密着に一瞬ぴたりと硬直 / じき背中の辺りで縦横に動く手の感触があれば、戸惑いの色を隠せずに / されるがままになりつつ控えめに尋ね )
ですよね!傑さんのお悩み、いつでも聞きますからね。( わかりやすく、ぱあっと晴れやかな笑み浮かべれば / シスターらしく両手の指を絡めて組み / 解決できるとは言ってない )お、お菓子探してるんです…!ええっと──…あった!( その体勢のまま見上げては、至って真剣な表情で主張 / じきに指先に硬い物の感触が当たると、〝!〟と双眸をぴかり / 引き取るように腕を前に持ってくると / 「わあい、お菓子!ありがとうございますっ」にこにこ表情を綻ばせ )…あ、わたしからもちゃんとありますからね。( ジュースと一緒に置いていたハロウィンの飾りの中からパンプキンバスケットを手に取り / はい、と彼の前へ差し出し / 中はブラウニーの上におばけの顔を描いたマシュマロトッピングの手作りお菓子 )
悩み…は特にないんすけど、元気貰いに通ってもいいすか。( 申し出に応えたい気持ちは山々なれど、困ったことに悩みと聞いて思い当たる事柄がひとつもなく / 代わりに別の口実を見つけて会いに行こうと )……、なるほど…。( 言いたい事は色々あるところ、その全てをぐっと飲み込んで / 感情のこもらない納得 / 彼女の捜索が長引けば長引くほど落ち着かない様子が顕著になってゆき / 解放された瞬間には肩の荷が下りたかのように密かな溜め息を吐いて / けれど今日初めて目にする無邪気な笑みにより、すぐに慈しむような表情へと塗り変えられ )…かわいいな。( 手のひらにブラウニーを受け取って呟いた一言は、お菓子そのものに対しても、作ってくれた相手の健気さに対しても / 徐に左右の付け牙を取り外しては、テーブルの方へと視線を投げ / それから貴女へ )お菓子とジュースで、これからハロウィン後夜祭するすか。ふたりで。
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(/ お返事お待たせしました…!ハロウィンイベ、逆巻側からはこれにて〆とさせていただきます。今年もとびきりの反応と手作りお菓子をありがとうございました…!新たな甘い思い出もまたお菓子箱へ大事に仕舞わせていただきますね*
さて、次は犬の日交流の予定でしたが、変更なく進めてしまって大丈夫でしょうか?今回はなしにして本編に戻る方をご希望であれば、その旨お伝えください…! )
いつでも、ぜひ、いくらでも…っ!( ただ会うだけ、なんてことにも表情はぱあっと嬉しそうに輝き / 両手をぐっと握りながら、食い気味に答え )えへへへ、ありがとうございます。これはね、にこにこお化けでこっちはいたずらお化けで、ちょっとずつ表情変えてるんですよ。( 〝かわいい〟の言葉にはもちろんお菓子のことかと思って、褒められて嬉しそうに八重歯見せ破顔し / ひとつひとつ指差しマシュマロお化けの種類を答えていれば / 後夜祭のお誘いに瞳を煌めかせては、深く頷いて )するっ…!えへへ、乾杯しましょう!( もう一つのグラスにジュースを注ぎ入れたなら、彼のグラスと高々に合わせようか )
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( / いえいえ、こちらこそですので!おかえりなさい*
こちらも〆とさせていただきました。去年と絡ませながらの、でも一味違う二度目のハロウィンとっても楽しかったです…!まさかのストロー派にふふっと笑ってしまったのは言わずもがなです。ありがとうございました!以心伝心も嬉しかったです*
次は犬の日交流イベで大丈夫です◎ 11/11までは実質犬の日なので、まだ充分に間に合います…(?) 特に内容の方をお考えでなければ、こちらからお迎えしてもいいでしょうか? )
(/ 犬の日はまだ続いていた…?()でも正直普通に考えたら11/11だし、猫の日に合わせるなら1/11だし、11/1って微妙な日付ですよね…( 小声 ) 丁度内容をどうしようかと悩んでいたところだったので、お言葉に甘えてお迎えお願いしてよろしいでしょうか…?こちらは蹴り可です! )
わーんっ!傑さん傑さんっ、見てください、ついに…ついにわたしにポメ耳が!( 扉をばーん!と開いては / 双眸ぎゅむと不等号にしながら慌てた様子で頭部指差し / 黒髪の上にちょこんと生えたポメ耳、お尻にもふさふさ尻尾 )
……、生え…てるんすか?これ。( 毛布にくるまって座っていたソファの上で双眸を瞬かせ / 肩に引っ掛けたまま近づくと、つぶさに観察して / 試しに人差し指でちょん )
( くるまっている姿がかわいい… / きゅんと胸の高鳴り覚えると呼応するように尻尾ゆらり )はい、起きたらこんな状態で、引っ張っても取れなくて…ついでにこんなものが枕元に…。( ちょんと触られるとポメ耳が震えるように、ぴく / 瞼を伏せながら、すごすごと両手で差し出すのは白色の首輪で / 金色の骨型プレートに〝ポメ季〟との文字 )
…………。…なるほど。( 受け取ったそれに目を落とすと押し黙り / 長い長い逡巡 / やがて全て承知したかのごとく小さく呟いては、徐に手中の首輪を相手の首へ装着 / その状態で「ポメ季さん」と呼び掛けたのに返事があったなら、ひとまず頭を撫でてみて / それから、より喜ぶポイントを探るように顔周りを順に優しく撫でてゆき / 表情と尻尾と耳の具合で評価 )
へっ……は、…わんっ。( どうするのか、瞼を持ち上げ眉尻は垂らし気味にじっと見つめていれば / やがて装着された首輪に小さく衝撃マーク浮かべ / プレートの名前呼ばれ、〝はい〟と言おうとするけれど口から出るのは犬言葉 / 撫で受けてはすぐに、嬉しそうにぴこぴこふさふさ揺れる尻尾 / 頬から顎付近を撫でられたなら、表情ふにゃり緩め / リラックスするように耳下げ、尻尾もゆったり揺らし )うう、傑さんの手…気持ちいいです…。
…だいぶ本物に寄るんすね。( 口を衝いて出たような鳴き声に、未知と遭遇する感覚で視線の高さを合わせてじっと観察 / ふさふさの尻尾が止まることなく揺れ続けるのを視界に捉えては、此方の表情も自然と緩むけれど / 犬の可愛がり方をよく知らず、片手で顎の下を撫でつつ片手でスマホ検索 / 結果は〝食べる〟〝遊ぶ〟〝寝る〟〝抱く〟と単純で / とりあえず一つ目から実践することに )ポメ季さん、腹減ってないすか。何か食べる?
…え、食べたいです!( ふにゃりとろける中 / 何調べてるんだろう、と彼が座る隣にちょんと両手を置いて気にしたところで / スマホ画面覗き込む前に、〝食べる〟にポメ耳がぴこんと反応 / 瞳を煌めかせながら答えては、尻尾の動きがぱたぱたと増え )えへへ、おやつは~別腹~。( うきうきとした様子で鼻唄を歌い )
すっかりご機嫌だな…。ここで待ってて。( 最初の慌てようは何処へやら、順応の早さに思わず小さく笑むと / 立ち上がりざまにもはや慣れた手付きで頭のてっぺんをよしよし / 邪魔になってきた毛布はソファの上に残して / 少しして戻ってくる腕の中には骨型ビスケットや棒つきキャンディ、シリアル他、見つけただけのお菓子を全部抱え )
わん!( 撫で受け満足そうに双眸を細めてひと鳴き / 彼が食べ物を探しに向かったあと、残された毛布をじっと見つめ、そわ… / ソファに片膝乗せるように横向きに座っては、彼の香りが残る毛布に身を包み「傑さんの匂いがする…」と、ぽつ / 気分ほわり / 彼の戻る気配に、はっと顔を向け )──…わあ、お菓子いっぱいですね!?( 尻尾ぱたぱたと瞳は煌めかせ )
どれがいいか分かんなかったんで、とりあえず全部。( 戻ってくると相手のものになっていた毛布に数秒目を留め / けれどそれだけ / ポメ化による嗜好の変化への懸念を語りながら、テーブルの上にお菓子を一つずつ綺麗に並べてゆけば / その傍に座し、彼女が選ぶ間甲斐甲斐しく落ちかける毛布を何度でも掛け直して )
パーティーみたいで楽しくなりますね!どれにしようかなあ…。( 並べられるお菓子たちに、嬉しそうに破顔させ / うきうき喜ぶ尻尾のせいか、落ち掛ける毛布を何度も直されるのに気が付くと )傑さんも一緒に入りましょっ、寒いでしょ?( 寄り添いつつ毛布を広げては、お互いの肩に掛かるように羽織り / それから再びお菓子に目を向けると、骨型ビスケットを指差しては窺うように顔を覗き込み )──…これ、一緒に食べたいです。いいですか?
…さっきより暖かい気がする。( 素直に毛布の片側を肩に掛けては、隙間を埋めるように遠い二の腕をくっと引き寄せ / 湯たんぽ代わりの体温に小さく息吐いて / 彼女の問い掛けにそこから腕だけ伸ばすことで肯定の意思を示したなら / ビスケットの袋を掴み、引っ込めた内側で開封 / 摘み上げたひとつを相手の口元へと差し出して )──…ん。……はい。
!、…ほんと、ぽかぽかします…。( 隙間が埋まれば、ぽぽ、と上気する頬とぴこぴこ触れる尻尾 / あったかいのは頬も / 〝あーん〟をしてもらっては、吸い寄せられるようにビスケットをぱくり / ぱあぁ、と煌めくオーラ放ちつつ / くっついている至近距離で、彼にもしたいとおねだりを訴え )おいひいです!いつも以上に風味がよくわかるような…!──…あのっ、傑さんにも、あーんってしたいです。くち、開けてください!
──…こうしてると見なくても分かるな、尻尾の動き。( 背後の毛布が活発に揺れて、堪え切れずに時間差で柔らかく吹き出せば / 隣にそっと目配せ / そのまま食べる姿を微笑ましげに眺めるも、要請には目線を外してノーを返し / あくまでも此方が世話する側だと言わんばかりに前髪をわさわさ撫でて / ビスケットをもうひとつ取り出し、再び口元へ )…や、俺は、いま飼い主任務中なんで。
じ、自分の意志では止められなくて…!騒がしい尻尾ですみません…。( 恥じらうように淡く頬を染めながら、双眸をぎゅむ / 手を後ろへ回して自分の尻尾をむぎゅ、と掴むけれど / 手からはみ出た尻尾の先端ぴこぴこ / 任務中だと断られてはポメ耳ぺたんとしょげさせ / くーん…と寂しげな声漏らしつつ、差し出されたおやつは食べて / はっと電球マーク浮かべてはポメ耳立たせ、期待した瞳で見つめ )んむ、……じゃあ、後でならいいってことですよね!
いいえ。見えないけど、俺の尻尾も同じくらい揺れてるんで。( 掴んでも尚勢いよく動く尻尾にまたふっと息洩らし / 泰然たる態度で対応しては、本気とも冗談ともつかない調子でカミングアウト / 一方で食べさせることへの閃きには容赦なく / 即答するなりわんこそばよろしく次のビスケットを指の先に準備して )ひな季さんに戻ったら保護者任務すね。
…──っ…な、なんで、どうして?( 〝!〟と双眸を開き / 嬉しそうに瞳に煌めき差し込みながら、そわそわ顔を覗き込み / 尻尾ぱたぱたぱた / 不満を溢しながらも、指先に備えられたビスケットは条件反射の如くぱくり / もぐもぐごくん / 人差し指同士を合わせてもじもじしながら、でっちあげ任務 / ちらりと見上げ )もー、任務ばっかり!……、わ、わたしだってお嫁さん任務がですね、…。
……、好きだから。…もふもふ。( 緩んだ空気から一転、虚を衝かれたように息を詰まらせ / 問われるまま眼前に迫る瞳へついぽそりと好意を白状するも / 咄嗟に頭から生える毛並みに触れ、直前の言葉を誤魔化して / 此方もちらりと隣を窺ったせいでまともに視線がぶつかり / 無言のまま見つめ合った数秒後、正面へ逸らしてから普段通りのつれない返事を / しかし想像してしまったのか、相手のために摘んだビスケットは無意識に自分の口へ / もぐもぐごくん )…まぁそうすね。今回みたいに、朝起きたら突然夫婦になってたら。
へ、──…あ、もふもふ。もふもふ良いですよね、もふもふ…。( どき、と心臓が跳ね双眸瞬き / ポメ耳に触れられ言葉の対象に気付かされると、かあぁ、と頬を赤らめ / 〝自分のことかと思った〟と羞恥に湯気さえ出そうで / 双眸を不等号にし汗マーク散らし / 婚姻届を貰って来そうな勢いで、今からでもと拳をぐっと握っては / 自然な流れで自分で食べてる姿に、尻尾しゅん… )わたしは全然、今からでも!…あっ、自分で食べてる…。
…ん、あって良かったす、もふもふ…。( 危機一髪の状況を脱し、遅れて鼓動が速まり / 動揺ゆえに相手の発言を聞き違えて本音を呟くようにこぼすと / 意味なく親指だけでポメ耳を撫で続けながら / 前のめりすぎる婚姻へ指摘を入れようとしたところで、はたと手を止めビスケットのなくなった指先を見て / 平静を装ったつもりが〝お嫁さん〟を意識してしまったことに彼女の発言によって気付かされては / それを無かったことにするかのごとく新しいビスケットをそばの唇にかるく押し付け / 向ける顔はほんの僅かに赤らみ、どこか懇願するような眼差しで )今結婚したらポメ季さんと、……夫婦になるんで、ひとまず今日のところは大人しく甘やかされといてください。
ずっともふもふでもいいかも…。( ポメ耳を撫で続けられると徐々に表情うっとり、瞳ぽやん / マッサージのような感覚で気持ち良くて / けれどあっさりその思いはすぐ覆ることに )──…っ、わん…!( 肩がくっつく距離で見る、彼の頬の仄かな赤らみの破壊力といったら / きゅーん…と鳴るこれは胸のときめきで / 尻尾ぶんぶんぶん / 小さなハートをたくさん周りに浮かばせ返事をしながら、ビスケットをかぷっ / ふにゃりと緩みきった笑みで )…そうですよね、傑さんと結婚するのは〝ひな季さん〟ですもんねっ。ずっともふもふじゃだめでした!
…結婚するかはともかく。少なくともひな季さんに戻るまでは空けとくんで、〝お嫁さん〟の席。( 諒解したらしい様子にやや肩の力抜け / 一言前置きしてから、今度は明確に自らの意思で部分的な肯定を / と同時に貴女以外とは結婚するつもりがない、という想いを精一杯回りくどく告げれば / 最後にビスケットを1枚自分の口に入れ、早々と話題を次に進めて )…で、次は、遊ぶ?寝る?何したいすか。
その席の予約、わたし以外はNGでお願いしますね!( 〝しないの?〟と言いたげに小首を傾げるけれど / 耳ぴこ / お嫁さんの席はすかさず予約を取るべく、挙手で主張して / 問い掛けにはもちろん遊びたくて、気持ちはうずうず / しかし成犬になりきらない体のおやつ摂取後は睡魔が襲うようで、眠気に抗うように双眸ぎゅむむ )次ですか、次は遊び…たい、です。
…いいけど、予約キャンセルも受け付けてないすからね。( 相手の動きを視界に捉えては、お手を要求するように両者の中間へ自分の掌を差し出し / そこへ手が重ねられたなら、離さぬよう柔く固く握って独占欲を滲ませるだろうか / 遊びたい、とは言うものの、その瞳は明らかに睡気をまとって / 頬の横に手を差し入れると、額の当たるような距離を下からの眼差しで覗き込み )…見る限り遊べる感じじゃないすけど。
キャンセルなんてしないですよ!…だって、傑さんのお嫁さんに永久就職するんだもん。( 条件反射で差し出された彼の手のひらの上に、挙手していた手をぽむと置きながら主張しては / 優しく握るのに捕まえて離さないような彼の手のひらに視線を落として、また持ち上げると / じわりと頬を染めながらはにかんで / 頬の感触に気付き開けた双眸が至近距離の彼を捉えると、衝撃マーク浮かべ / みるみるうちに頬に熱を持ち、彼の手のひらにも伝わりそうで / どっちの瞳を見たらいいやら、瞳を彷徨わせれば )わう…っ、じゃあ寝ますっ!( 急激な昂りの結果、犬によくある突進を招き / 額同士を軽く、ごんっ / そのままソファに彼を下敷きに倒れ込むだろうか )
…完璧な人生設計すね。( 氷解するように緩む頬と手 / するりと抜け出す瞬間に束の間小指を握ると「スカウト待っててください」と静かに約束を / 揺れる瞳をじっと捉えていれば、唐突な頭突きに小さく呻き声を洩らし / 抗う暇もなくソファへと押し倒されて / 体が座面に支えられ安定してから、止めていた息をゆっくりと吐き出しては / 胸元にある髪を寝かしつけるように数回撫で、抱き留めた姿勢から大事そうにすっぽりと包み込んで抱きしめ / ※ここで〆でも、戻るところまで続けても◎ )いっ──……、…おやすみ、ポメ季さん。
……、はい。( 称賛の言葉に、ふふんと誇らしげに八重歯覗かせるも / スカウトの約束には〝してくれるの?〟と双眸瞬かせ / ふわふわとした幸せな心地に包まれ、まなじりを下げながらこくりと頷いて / じんじんと額は仄かに痛くて「ごめんなさい…」とポメ耳垂らし反省 / すっぽり包み込まれながら体を預けたなら、衣服越しに聞こえる彼の心音に耳を傾けて / あたたかくて、心地よくて、次第にとろんと双眸を下ろしていけば / すや… )
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( / こちらも〆とさせていただきますね!犬の日イベありがとうございました、超突発で思い付いたネタでしたがとっても良かったです…。お世話されっぱなしで甘やかされて、糖度高めで非常に満たされました…犬の日ありがとう…。猫の日はぜひともお世話させていただけたらと思います()
そして犬グミも見つけました~!ダックスかポメしかなかったのですがもちろんポメ購入しました、可愛くて癒されてます* 有益情報に感謝です…! )
(/ 犬の日交流ありがとうございました!わんこ感増量のひな季ちゃん、もといポメ季ちゃん、永遠に撫で回したくなる可愛さでした…こちらこそ犬の日に感謝です。初手で逆巻も耳と尻尾を生やすか迷ったのですが、犬の日について検索したところ『犬に関する知識を深めるとともに、犬をかわいがることが目的』とあったので、これは…と飼い主任務に即決しました。たくさん可愛がれて満足です、猫の日の逆転も楽しみにしております*
ポメ残っててよかった…!食べ終わってもパッケージ捨てられなくなりそうな可愛さですよね。たぶん逆巻も買ってます、これ()
本編文化祭イベのお返事は今しばらくお待ちください…!※蹴り可 )
( / わあい、背後様にも喜んでいただけたのならなによりです!背後たちの概念だったポメ季を実際動かすことができたのも満足ポイント高かったですし、更には検索したり犬グミを買ってる背後様事情も知れて可愛くて、にこにこほっこりでした…。
にこにこ柴も欲しかったのですが、なくて残念…。本当にパッケージは捨てられない可愛さですね!洗ってジェルで固めて保管できないか検討中です() わあ、メイク中に小腹が空いたひな季に、「グミならありますけど」って言って渡しててほしい…パッケージを持つひな季を見て、ポメが二匹いるってなっててほしい…。改めて犬の日感謝です…っ。
のんびりお待ちしてますので大丈夫です、よろしくお願いします* ※蹴り推奨 )
>>2550
( 困惑しつつも嫌がる素振りは無かったため、部員たちに目を付けられて連れ去られる少女の背をそのまま見送り、撮影係の〝お前は着替えないのか〟とでも言いたげな視線から逃れ続けてどのくらい経った頃か。更衣スペースのカーテンが開く音と共に、衣装を勧めた彼女達から可愛い可愛いと黄色い歓声が上がれば、靴音のするそちらを振り返り。本人は何故か自信なさげにしているが、元より黙っていれば人形のような顔立ち。癖のない緑の黒髪もよりアンティークドールの雰囲気を引き立てていて、想像通り完璧に着こなした姿は廊下からも野次馬が湧く程で。しかし外野とは異なり色めき立つこともなく、相手の傍まで歩み寄って手持ちのコームを取り出すと、精巧なドールを再現しようとするかのように髪を梳いて整え、それからメイク終わりと同じく真正面から覗き込む。この短時間で叫ばれ尽くしてしまった例の言葉は割愛することとして、答えずに勿体ぶっていた感想は、眼差しの先にだけ届くよう騒めきに紛れる声量で伝えようか )
……本物の人形だったら連れて帰ってた、すかね。
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(/ 首輪渡された時はさすがにどぎまぎしましたが、結果とても癒し交流に落ち着いて私もにこにこほっこりです…* 〝ひな季〟ちゃんはもちろんのこと、犬の日交流のおかげで〝ポメ季〟ちゃんも無事背後スマホの予測変換に登録されました◎
わ、柴も欲しかったけどなかったところまで一緒です…!でもジェルで固める発想にまでは至れなかった…() グミ渡したら「犬好きなんですか?」ってひな季ちゃんに聞かれて、「…まぁ、ポメラニアンは特別です」って答えるけど(飼ってたのかな?)程度の反応でパッケージみたいに小首傾げられる場面が浮かびました…。そして蹴り推奨には今気が付きました!( デジャヴ )※全蹴り可 )
──…っ!さ、再来世はお人形になる…。
( アイドル衣装にも可愛らしいものが多いけれど、それとはまた違う装飾感に落ち着かず気恥ずかしげに逸らした視線は、左右どちらにも黄色い声か野次馬があれば結局静かな前方へとやがて落ち着かせる。〝可愛い〟を追求する彼に髪を整えてもらっては、当然いつものようにその言葉を期待した瞳を向けてしまうけれど、掛けられた言葉は強い破壊力を持ち、頬の血色感が更に増してはぎゅっと胸前で拳を作りながら、二人の距離感で聞こえるくらいの振り絞ったような声量で伝えて。〝再来世〟としたのは、彼がそのことを覚えているかは分からないけれど来世は一緒にカフェで働くのに取っておいてあるからで。甲斐甲斐しくお人形の髪を梳く姿にインスピレーションを得た写真部員は、それが薄らがないうちにと『人形作家が初めて作った、思い入れある人形イメージで撮りましょう!!こちらへ…!』といそいそ撮影スペースに案内したなら、芸術写真を撮れそうで興奮した部員が指示出すポーズに従って写真に収められていくだろうか )
再来世まで俺と一緒にいるつもりすか。
( その言い回しに何か聞き覚えがあると思えば、以前実家に招いた際に起こったカフェで共に働く云々の話か、とすぐに思い当たる。称揚に対する喜びの表現なのだろうが、突飛な話の中でもきちんと順番を守っているのが少し可笑しくて、さらに分かりやすく嬉しがる様子が微笑ましくて、目元を緩めると険のない呆れ口調で宣言への言葉を返し。しかし両者間でそんなやりとりが行われているとは知る由もない撮影担当はお構いなしに自分の世界を展開し、思い描いた画を実際にカメラに収めるべく被写体を舞台へと急き立て、先程と同様に指示を飛ばし始めて。アンティークドールに扮した少女単体の写真になるだろうと油断していた己にもしっかりと役割が与えられ、ブレザーを脱いだシャツ姿にサスペンダーを装着するという簡易的な着替えが済んだなら、向かい合って彼女の手を取ったり、背後から両手を肩に置いて二人で鏡に向かったりと、人形作家と少女人形の一幕が切り取られてゆき。ようやく監督の気が済んだ時分にはあと1、2回の変身が精々の残り時間となっていて、相手へ密談のように呟いた疑念も、言い出すにはもう遅いもので )
…ずっと思ってたんすけど、なんか俺らのだけ方向性違うすよね。
( ふと見せる柔らかな眼差しと瞳の奥にある優しさをずっとずっと向けられていたいものだけれど、作家と人形を題材に写真を撮られているうちに、どんなに恋心を抱き愛情を溢れさせていたとしても人形では自分から触れることができないと気付かされ、再来世は動く人形になることにこっそりとシフトチェンジして。2回目の撮影を終えて次が最後になるだろう衣装決め。今更の疑念に「た、確かに…」と小さな衝撃マークを浮かべつつも、なんだかんだで楽しくて、すぐにへらりと緩く笑みを浮かべ。それから言い出したのは〆を飾る衣装で、ハンガーに掛けられたずらりと並ぶ衣装に目を通してから彼へと視線を移すと、〝最後の文化祭〟を切り札に小首を傾げながら提案し )
時間的に多分次がラストですけど、衣装、傑さんに決めてほしいなあ、なんて……。折角だし、最後の文化祭だし…。
……え。…便利すぎるな、そのカード…。
( 衣装を撫でた眼差しがそのまま此方までスライドしてくると、不意の指名に洩れるのは面食らった細い声。入場の際にも使われた魔法の言葉は今も効力を失うことなく、加えて制限時間も迫ってきているとなれば押し問答をしている余裕もないので、無駄な抵抗はやめて素直に並ぶハンガーの前に立つ。とはいえ急なことで即断即決ともいかず、真剣な顔でカラフルな衣服と睨み合っては、ひとまず選択肢を減らすべく「チャイナ服…と、ドレスも駄目だな。フルメイクしたくなる」と消去法で派手なものを省いてゆき。修道服は髪と肌が隠れて勿体無いだとか、赤ずきんは狼役になるであろう自分が耳と尻尾をつけるのは嫌だとか、次々にNGを出した果て、目についたものの中から最終的に手元に残ったのは〝メイド服〟〝軍服〟〝大正浪漫(袴)〟の3つ。件の女子部員の影響か、全ての撮影風景を無意識に思い浮かべたなら、決め手となったのは〝笑ってほしい〟という至極単純な願望で )
──…じゃあ、メイド服で。
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(/ イベ案まとめ確認させていただきました!相変わらず長くてさぞ大変だっただろうなと…、いつもありがとうございます。ぽんぽん投げすぎて自分でも忘れかけているところがあったので、本当に助かりました。と同時に先の展開へのわくわくも蘇りました*
ついでに文化祭の方ですが、撮影を終えた後は「好きな食べ物って結局何だったの?」のくだりを回収して別れ、そのままミスコンの流れで相違ないでしょうか…? )
メイドさん、…かわいい!
( わあい、と小さく歓喜の声を上げ両手の指を胸の前で組んでは、何の衣装を選択するのか気にしてじっと彼の様子を見守っていれば。さすが美容を追求する職業といったところか、追求が止まらなくなるものを敢えて消去してぶつぶつと真剣に呟く姿に、そんなところも好き、とほんわりシャボン玉の如くハートマークを浮かべる。やがて選ばれたのはメイド服で、そのものはド定番ながらなんとなく彼は選ばないイメージだったゆえに意外そうにぱちりと双眸を瞬きつつも、彼が選んだものだから当然断る理由もなくシンプルながらも可愛さに割り振られたメイド服に焦点を当てては、着ることに抵抗はなく衣装を腕に抱えて着替えスペースに入っては大人しくそれに着替えていく。膝上丈の黒地のワンピースに白エプロンを合わせ、フリルカチューシャを頭に装着した姿で着替えスペースから出てくると、また可愛い可愛いだなんて歓声を浴びてははにかんだ笑みを浮かべつつ、執事に寄せたか主人に寄せることとなったかは分からないけれど彼の姿を探すはずで )
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( / いえいえ、こちらこそご確認と、いつも素晴らしいご提案を挙げていただいて感謝の念に耐えません…!私も纏めながら、これからのわくわくときゅんきゅんに胸を踊らせていました。楽しみが本当に尽きませんね*
わ、好きな食べ物のくだりをすっかり失念しておりました…ありがとうございます。流れにつきまして相違ございませんので、引き続きよろしくお願いします…! / 蹴り可◎ )
( 鈍い反応は喫驚のせいか、衣装に視線を転じた彼女は特別難色を示すわけでもなくメイド服を受け取って、時を移さず更衣スペースへ。再び見送った背に自分も早く着替えなければと対のセットとして用意されていた執事服に手を伸ばすけれど、メイドは執事に笑いかけるものだろうかという些細な違和感と、その組み合わせではインスピレーションが刺激されないのかカメラを持った担当部員が心なしつまらなそうな顔を向けてくることから、結局一つ隣を選んでカーテンの奥へと駆け込み。しかし急げども金と赤の装飾が施された白基調の軍服に軍帽、手袋、外套までを律儀に全て身に付けて撮影スペースに戻るのは相手より一足遅れたタイミングとなり、姿を現してすぐに己を探す少女と目が合えば、まさしくたった今帰宅した主人のごとく待たせたかもしれない時間を詫びて )
…、遅くなりました。
( どうやらまだ着替えから彼は戻ってきてないようで、そわ、とどんな衣装に着替えるのだろうと気にしていると、やがて着替えスペースから姿を現したのは白い軍服に身を包んだ──そう、ご主人様で。偶然にも今しがた帰宅したような台詞と、凛とした見目麗しい姿に目が合ったまま逸らせず、ぽわんと頬を色付かせながらつい数秒見惚れてしまって。先程まで廊下から覗き込んでいた自身の野次馬は気が付けば男女入れ替わるように彼への黄色い声となり、わあっと湧く小さな歓声たちに漸くはっと現実に戻っては、きらきらと煌めかせた黒目がちな瞳を彼へと向けて。今すぐ自身のスマホに写真を収めてしまいたいくらいだけれど生憎スマホは脱いだ制服のポケットの中、せめてこの瞳に彼の姿を存分に収めておこうと真っ直ぐに見つめながら、両手の指を胸の前で組みながら賞賛の声を上げ )
──…っ、か、かっこいいです…っ!
……ん…、どうも…。
( 相手の返事より先に耳に届いたのは廊下からの声で、ちらりと見遣った彼女らの眼差しが自身を捉えていると知れば、大人が高校生の前でコスプレを披露しているという事実に薄らと頬を色付ける。そしてそれは対面の少女にしても同じことで、私服を褒められたのなら素直に受け止められるその言葉も今は居た堪れなさに拍車をかけ、素っ気ない礼を紡ぎつつ視線は遂に足元へと落ちて。しかし取り乱した様子を見せたのはその時まで、黒い靴先から順に上へ上へと衣装を辿ると、顔の位置で改めて目が合う頃にはすっかり意識は真正面のメイド姿に移り、「いいすね、可愛い。ひなちゃんが着るとより一層」と服飾とモデルの双方のポテンシャルを認め。王道は王道たらしめる安定した万人の評価と根強い人気あってのもの、仕上がりについては心配していなかったけれど、裏を返せば被りやすいとも言えるだろうか。やる気を出したらしい撮影部員の誘導で配置につく最中、ふと衣装を選んだ際の反応が蘇っては、仕事か何かで以前にも着たことがあったのだろうかと雑談程度に尋ねて )
…そういえば。もう着たことあったすか、そういうの。
えへへへ…ありがとうございます。
( 凛とした佇まいが薄く頬を色付かせて少々崩れるも〝照れてる、かわいい〟と胸のときめきを強くするばかりで、しかしそれは外野も同じなようで『ギャップ良くない?』『わかる』との声が耳に届けば、はっと危険を察知する。わたしの傑さんなのに…と湧き上がる小さなジェラシーでメイド服の裾をきゅと握るけれど、次いで彼から自身だけに向けられた称賛の言葉で、じんわり頬に多幸感滲ませて嬉しそうにまなじりを下げて笑い。撮影部員の誘導で彼の隣に並びつつ、彼の軍服姿をこの目に焼き付けようと瞳を向けるも眩くてずっとは見てられずにちらちらと見ていれば、話題を振られてどきりとしながらも答えて。メイド服ではないけれどふと思い出したのはバレンタインの時のこと、クールビューティー担当のさや姉が新衣装に変わってすぐの頃は恥ずかしくてそわそわとしていたことが蘇ると、ふふ、と表情和らげて )
メイド服自体は初めてです!あ、でも前の……バレンタイン曲のリリースの時、しばらくふわふわひらひらのパティシエっぽい衣装でした。さや姉照れてて可愛かったなあ。
あぁ、あれか…クールビューティー担当はそのへん大変すね。
( メイド服が既出でないことに仄かな安堵を覚えた後、話題に上った〝バレンタインのパティシエ衣装〟を思い浮かべれば、想起されるのは無論バレンタイン当日のこと。確かに多量のフリルがあしらわれていたなと今度は記憶の中の少女を視線で辿っては、他のメンバーの衣装は曲のジャケットを目にしただけなのでよく分からないが、普段のイメージと異なる可愛らし過ぎるテイストに青色担当の彼女が戸惑ったのも頷けて。「ひなちゃんは──」衆人環視の中にいるのも半ば忘れ、単純な興味に尚も会話を続けようとした声と、撮影担当の指示が発されたのはほぼ同時。一度そちらを振り返って給仕者が主人を出迎える場面をカメラレンズの前に作り上げると、言い掛かった以上返事が保留になっても先に伝えておくべきかと、唇だけを動かして質問を投げ掛け )
…ひなちゃんは、何担当なんすか?
──…わたしは、
( 何か言い掛けた彼の声と撮影担当の声が重なっては紡がれるはずだったその言葉の先が気になるけれど、彼が撮影担当の指示に従い動き始めたため自分もそれに倣って従っていると。改めて紡ぎ直された言葉に、ちらりと視線を上げて一瞬何か考える素振りを見せてはポーズの指示を受け、それに従いスカートの裾を軽く摘まみながら腰を少し落としたカーテシー風のお辞儀をして数秒、シャッター音が聞こえた後に顔を上げて姿勢を戻しては、無事に帰宅した主人に対する柔らかな安堵の笑みを広げ「ご主人様の担当です」と自身の役割を全うし。けれど自分で言っておいて羞恥心がじんわり込み上げてきては、胸の前で両手の拳をきゅと握りながら本来の与えられている担当を明らかにすると八重歯を覗かせはにかんでは、もちろんその間もシャッターは切られ続け )
なんて……、えへへ、愛嬌担当ってことになってます!
…奇遇すね。俺も普段はご主人様の担当なんすよ。
( アイドルとしての彼女に意識が向いていたせいで、返答の意図を悟ったのは相手が気恥ずかしそうに本当の役割を告げてから。実際にそんな担当があるのだろうかと呆けていた矢先のことに、一気に理解が追いついて「──…は、」と掠れた声を洩らすと、以降は音のない息だけで短く笑って。そうして図らずも滅多に写真に収められることのない自然な笑顔が保存されてゆく中、ヘアメイクと顧客の契約関係を主従契約に準えて同ポジションを張ったのは、自身の指定したメイド役を全うしてくれた少女への礼儀でもあり、それを戯れと受け取った結果でもあり。続けて数ポーズ取って恙なく撮影が終わった後、インスタントカメラから物体としても転送データとしても写真を受け取っては、教室を出たところで丁度ミスコンとミスターコンの出場者へ準備を始めるよう促すアナウンスが校内に流れて「いよいよか」と呟き )
じゃあ…次は、しっかり愛嬌担当やってきてください。
…傑さん、執事もすっごく似合いそう…。
( 契約上の主従関係といえば確かにそうなのだけれど、この場合の彼からの〝ご主人様〟呼びは破壊力があり、はわ、ときめきの吐息を漏らしながらふわふわと妄想の扉開き…始めたところで、撮影が終わる。着替え終えたのちに現物でもデータでも写真を受け取り、滅多に形として残ることのない彼の柔らかな表情が手元にくると、嬉しそうに見えない尻尾を振りながら煌めく瞳で写真を眺めつつ教室を出たなら、アナウンスにはっと顔を上げ。激励の言葉には「もちろんです!じゃあ行ってきますね!」無邪気な笑みを浮かべながら、ぴしっと額の横に敬礼ポーズを添えると準備に向かうべく踵を返し、たったったと廊下を駆けていくけれど2、3メートルほど行ったところで「あっ」と小さく声を漏らしては、髪靡かせながら踵を返し再び彼の方へと駆け戻ると、彼が背を向けていたなら服の裾をくいと軽く引きつつ、仲良しクイズの答えについて小首を傾げて問い掛けるだろうか )
──…そういえば、結局好きな食べ物って何だったんですか?
( せっかく訪れるなら少し見て回ろうかと早めの到着を少女と約束したものの、今日の本来の目的はこれから行われるミス・コンテスト。さすがにステージ慣れしているからか緊張した気配もない相手に、此方も特に危ぶむことなく浅い頷きを返して送り出すと、軽快に駆けだした足はほんの4歩程で進むのを止め、忘れ物でもしたかのように舞い戻ってきて。去りかけた彼女が引き返してくる状況への既視感から密かに身構えたのは一時だけ、その口から保留にしていたクイズの回答についての問い掛けが為されては、自身もすっかり忘れていたために気の抜けた「あぁ…」を零し。それから特別な意味合いを持たせまいとして逆に神妙になってしまった口調で、ひとことぽつりと答えて )
……ハンバーグ。
へえ、ハンバーグ、──…それ、って…。
( 好きなものも苦手なものも、〝特にない〟を一貫していたのにそれを揺らがせたものは一体何なのだろうと興味津々な瞳を真っ直ぐに向けていれば。ぽつり呟かれた単語に、また彼のことを一つ知れた嬉しさで笑むけれど、はた、とほんの数瞬だけ固まっては、ばちりと瞬いた瞳には一筋の流れ星のような煌めきが走る。二人でお花見した日、ひょんなトラブルをきっかけに彼の実家で出来立てを作った料理もハンバーグだった──まさかね、でも、そうだったら嬉しい。「わあ、偶然……わたしの、得意料理だ」視線を逸らし薄くはにかみながら仄かな期待と自惚れを誤魔化すように、緩く巻いた横髪を口元に持ってきて表情を微かに隠し。いつか好きな食べ物が、〝わたしが作ったハンバーグ〟だと言ってもらえるように頑張ろう。新たな決意を胸に瞳を合わせると、横顔から離した手をぐっと握りながら伝えては改めてミスコンに向けて準備しに廊下を駆けていき )
傑さんっ、ミスコンしっかり見ててくださいね。わたしもステージから傑さんのこと、見つけてみせますからっ!
……すね。
( それがきっかけ──と言うより、それ自体が〝好きな食べ物〟だと伝えるか否か迷って、結局紡いだのは控えめで曖昧な肯定。料理番組のオファーは未だ来ていないのだろうかと時折考える程には今も思い出す味だが、母親でも彼女でもない間柄の少女に頼むことでもなく、ただただあの時の胸の内を反芻するばかりで。互いに言い淀むような沈黙が流れて少し、気持ちに一区切りついたような表情で顔を上げた相手が意気込めば、もういつもの空気で「…ん、今日はひなちゃん見に来てるから」と応え、今度こそ人混みに消えるまで緩やかにカールした黒髪を目送する。さて自分は催し物が始まるまでの時間どこかで暇を潰すかと、往来で立ち止まっているわけにもいかないのでとりあえず振り返るも、予定はそこに立ち塞がっていた数人の男子生徒達により一秒足らずで崩されることとなって。〝永瀬ひな季親衛隊〟だと名乗る彼らにホワイトデーの日からずっと見ていただとかお前は一体何者だとか詰問され、遅れて登場した親衛隊長は知り合いで、隊員の一人にクラス企画の腕相撲勝負を仕掛けられて余裕の敗北を喫し、もう彼女に近付くなという警告に職務上それは不可能だという旨を懇々と説き。やがて集団が最前列を確保せねばとミスコンの会場に移動するのに続いて体育館に足を踏み入れたなら、余計な疲労を僅かでも回復しようと後方の壁に腕組みで凭れ掛かり、相馬青年から延々届く『ごめんなさい』『でも俺も隊員の手前隊長として逆巻さんを敵にしないといけなくて』という謝罪と言い訳のメッセージを放置したまま両眼をそっと閉じて )
かわいいっ…これライブでもやりたいね!
( 自身が去った後に一悶着が起きていることなど露知らず、控室代わりの更衣室でクレープ売りを終えたねねぽん協力のもとでミスコン出場に向けた準備をどんどん進めていく。事前に彼から協力を得て教わったメイクはほとんど自身で済ませ、涙袋にはきらきらとしたグリッターを、両頬のチーク上部は淡いピンクの小さなリボンをつけま接着剤で付けたりラインストーンを乗せたりして、淡く儚く可愛らしい雰囲気を仕立て上げ。それぞれのメンバーカラーのリボンにしたならより可愛いだろうと、ミスコン用のメイクにうきうきと花を咲かせて。衣装は例年に倣って周りはコスプレ風が多く、自身もまた他者からの推薦とねねぽんの見立てのもと、キューピッドをイメージしたひらりふわりとした膝上の白色チュールワンピースを着て、ワイヤーでぴよんと天使の輪を繋げたカチューシャを頭に装着し、背中には天使の羽。それからこの時期それだけでは寒いと、ねねぽんから借りたふわふわボア素材の白色ケープを身に纏いおもちゃの弓矢を手に持ったなら準備は完了。『これは優勝間違いなしだわ』と、メンバーの着飾る姿にねねぽんが鼻高々に笑っては、いよいよミス・ミスターコンの幕が上がろうか。──賑やかしく始まり会場である体育館のステージ上、上手側で出番の待機をしつつ幕の隙間からこっそりと見物客の入りを確認してみては、案外に人が、それも前方に集まっているのが窺えるけれどその人混みの中に彼の姿は見当たらない。館内はステージにスポットライトが当たっているせいで、尚更観客側のところは見えづらいのだけれど。まだ来てないのかな、なんて体育館全体に視線を巡らせていれば、後方の壁際で複数人の小さな人だかりを見つけるけれどその中心にいたのは紛れもなく彼で、いったいどういう状況なのか「えっ…!?」と小さく驚いた声を漏らしながら幕をきゅっと握り僅かに身を乗り出して )
( 視界からの情報をシャットアウトして省エネルギーを図る最中、鼓膜を叩いたのは「寝てる?」「寝てる?」と互いに囁き合う少女達の声で。緩慢に開いた眼に映った生徒らしき3人組は、此方に意識があることを認めるとぱっと笑みを広げ、「お兄さん暇なんですか?」と人懐っこく話し掛けてくる。待機は暇と言うべきか言わざるべきか、返答に困ってステージの方を見遣った時、体育館内の照明が落ち、場に漂いだすイベント開始の気配。「もうそろそろ始まるみたいだけど」何もせずにいることに退屈して対話を求めてきたのならこれで用は無くなるだろうと前方への視線誘導を促すも、彼女達はさして関心を持っていないのか「この後あたし達と一緒に回りませんか?」と歯牙にも掛けず尚も自身へ眼差しを注いで。「いや…お構いなく」「えっ、あたしめっちゃ映えるフォトスポット知ってますよ!」「はあ……」と微妙に噛み合わない会話を繰り広げつつ、なぜ女子高生とはこうも押しが強いのだろうかと天を仰げば、己にそう思わせる代表たる出場者の姿を探してスポットライトの下に焦点を合わせようか )
──…あ、はい!
( このミス・ミスターコンの時間に体育館にいる女子生徒は、出場する女友達の応援か男子生徒目当てでほとんど間違いないだろう。そこに見た目の良い年上男性がいたなら当然、積極的な女の子なら声を掛けるに決まっている。女の子に囲まれている彼の表情は窺い知れないし当然なんの話をしているのかも分からないけれど、再びジェラシーが湧き上がるのを感じるのは確かで。『よかったらインスタとか交換しましょーよ!』なんて一方的な会話を遠くから見守っていれば、いつの間にかミス候補の4人目の出番が終わろうとし、最後の5人目である自身の出番が始まろうとしていては係員から声が掛かり幕から離れ。『それではミス候補、ラストはエントリーNo.5の永瀬ひな季さんです。お願いします!』司会が自身を呼ぶ声に、ぱ、と顔を上げては〝傑さんはわたしを見に来てくれたんだもん〟と確かな事実を胸に、明るく軽やかに幕の上手から飛び出すと「こんにちはーっ!文化祭盛り上がってますかーっ?」と中央に設置されたアピール用のマイクスタンドに声を届かせながら駆け寄って。ステージ中央へ立てば「今日はみんなに幸せを運びにきたよ!受け取ってね!」と煌めく笑顔で告げては、手提げカゴに入れたひとくちバームクーヘンを羽や髪を靡かせつつステージの端から端へと移動しながら、手を伸ばす人たちに向かって愛嬌を振りまきながら満遍なくお菓子もばら撒いていく。『かわいいー!』『似合ってる!』『俺の心も射抜いてくれー!』なんて声援たちが飛ぶ中、肝心の弓矢は飛ばして目にでも当たったら大変なこともあり、前方や後方へ翳すふりだけ。やがてカゴの中のお菓子がなくなりステージ中央へ戻っては、館内後方にいる彼に視線を留め目があったなら、〝〟後ろのみんなにも〟とは言うけれど見つめるのは彼だけ。届きますように、と唇に両手の指先を添えたあとにめいっぱい両手を広げて特大な投げキスを送ってみせて。前方からの『こっちにもやってー!』なんて声に笑顔で手を振りながら、自身の出番を終えると候補者が並ぶ端へと肩を並べて )
後ろのみんなにも、あとで幸せ届きますように!永瀬ひな季でした~!
( 司会の紹介と共にステージへキューピッドが現れると、会場はたちまち現役アイドルの独壇場。浮かれた祭りの空気感も相俟ってライブさながらの盛り上がりを見せる観客席には惜しげなくお菓子と笑顔が降り注ぎ、トレードマークの弓矢を構えて見せるファンサービスも抜かりなく。堂々たる振る舞いに愛嬌担当だけあるなと感心しつつ、記録と後方観覧者への配慮のため撮られている動画がリアルタイムで映し出される大画面で助言したメイクの方も確認しては、ふとその瞳が意識的に動いたのを見て視線を本人へと戻し。目が合った、と直感した刹那、桃色に潤む唇から飛ばされるのは特大の投げキス。しきりに自身の気を引こうとしていた女子生徒達でさえ「やば!ちゅーもらっちゃった!」と沸かせてしまうプロの実力にも驚嘆するけれど、同時に「ちょっと笑ってる?」「なんか嬉しそう…」と彼女らに囁かれてしまうほど個人宛のハートマークを率直に〝可愛い〟と受け容れた己にも当惑して。それに比べればコンテストの優勝者がエントリーNo.5に決まることは意外でも何でもなく、どこか誇らしげな訳知り顔で拍手を送ったなら、この後は忙しくなることだろうしメッセージだけ残しておいて一度退散しようかとスマホを取り出す。『見てた、おめでとう』という簡素な祝辞がトーク画面に追加され、注意は再び前方。マイクを渡された少女がコメントを始めるも、合間に近くから「やっぱ可愛いよな、永瀬」という声が聞こえてくるから、ついそちらへ聞き耳を立ててしまい、マイクに乗った言葉は半分も聞けただろうかという具合で。内容から察するに同級生らしい男子生徒達は、今年で最後だから後夜祭で告白するだとか、お前は結構仲良いから行けるだとか、文化祭マジックがあるだとか、もし振られたら自分も一か八かで告白するだとか、人目も憚らない宣言を交わし、内輪のノリを大いに楽しんでいるらしく。──普段なら気にも留めない他愛のない光景。なのに、彼の告白に〝いつものあの表情〟で頬を赤らめる姿が過って胸裏に苦い思いが広がったのを自覚してしまっては、生まれた疑念を振り払うことはもう不可能で。ミスターコンに切り替わるタイミングでこちらも最後のチャンスとばかりにsnsで繋がることを提案してくる3人組に「しない」とだけ余裕なく答え、「冷た~」「塩~」という落胆の声を背に体育館を出て、縋るように追撃してきた永瀬ひな季親衛隊長からのメッセージに『大丈夫だからしっかり仕事してください。特に今日』と返す。それから暫くの逍遥を経て辿り着いたのは人気のない新聞部の部室前で、昇降口前に貼られていたものと同じ手製の号外がそこでもミスコンとミスターコンの優勝者を伝えていれば、笑みを湛える恋の神の写真にどうしたものかと深い深い溜め息を吐いて )
( 「みんなのおかげです」だとか「逆に幸せをもらっちゃって、最後の文化祭すっごく良い思い出になりました!」だとか、嬉しそうにまなじりを下げながら優勝者のコメントを残し、天使の輪付きカチューシャに代わって頭上にミニティアラを輝かせてミスコンが閉幕する。下手側へと退場しそのまま更衣室で着替えてから彼の元へ行こうと思っていたけれど、更衣室の前は早くも人だかり──そう、〝ミス・ミスターコン優勝者からその日のうちにキスをされると祝福を受ける〟という、この高校にいつしかから伝わるジンクスのせい。優勝者からキスを受けたという名誉のため、祝福にあやかり好きな人に告白するためなどなど様々な理由で男女問わず生徒が集まっていて、このままでは更衣室に入れそうになくどうしよう…と口元に手を添えながら廊下曲がり角から見つめていれば、ふいに背後から腕を引かれる。振り向けば「─…ねねぽん!」『いま更衣室に行ったらあそこから動けなくなるからダメっ』しい、と人差し指を口に当て静かにするように訴えかけるねねぽんがそこにいて、『ねね、さっき逆巻さんが体育館から出てくの見たの。ミスコン終わったし、もしかしたら帰っちゃうんじゃない…?』心配そうに眉尻を垂らす彼女に、はっと双眸を開いては「わたし、探してくる…!ねねぽんこれ預かってて、」と弓矢や空の手提げカゴを彼女に預けては、更衣室とは違う方向へと駆け出して。あまり人に捕まらないようにできるだけ人目を避けて、こっそりと、彼の姿を探していく。スマホは生憎制服のポケットの中で彼と連絡を取る術は今はなく、がむしゃらに探していると、廊下の先でばったりと出逢ったのは親衛隊を後方に引き連れた隊長である同級生の相馬くん。しっかりばっちり視線がぶつかり、ひやりと心臓が跳ねては「相馬く、─…」と声が漏れるけれど、相馬くんは微かに双眸を開くと唇を一度引き結び、キュと踵を返し『ややっ…やっぱり更衣室の方に行こう!出待ちしてる人がいるかも、僕らで永瀬さんを守るんです!』と進んできた方向とは逆の進行を勧めつつ隊長として眩しい威厳を見せつけ。こちらに背を向けた相馬くんは後ろ手で〝あっち〟と親衛隊とは別方向を指差し、回避通路を促してくれているようで。相馬くんの行動に再びこんなに感謝する日が来るなんて──「ありがとう」と優しく小さく呟き、更衣室の方へ向かいだして背を向けた親衛隊と隊長の背後を通り抜けていくと、やがて人気のない校舎に辿り着き。さすがにこんなところにはいないかも、なんて思いながらも展示室が並ぶ校舎の廊下を歩み出した時、ある部室前で立ち止まる彼の姿が瞳に映り小さく息を呑み。帰ってなくてよかった、と安堵の溜息を吐いては何を見ているんだろうと思いつつ、そ、と歩み寄り聞こえてきたのは深い溜息、彼の視線の先には自身のミスコンを飾る号外写真が貼り付けられていて、どき、と鼓動が速まりだすと一度だけ密やかに深呼吸をしてから、後ろ手を組みながらそうっとにこやかに声を掛け )
──…おっきな溜息が出ちゃうくらい可愛いですか?
……、うん。
( アイドル──それも卒業が近いとはいえ高校生を異性として意識するなど平常ではとても考えられない事態だが、自分だって伊達に歳を重ねてはいないし、恋愛経験も人並みには経ていて。ベタな恋愛漫画のように鈍感ではいられない、けれど〝それ〟を受け容れてしまうこともできず、理屈と膏薬はどこへでも付くとばかりに別の理由で説明を付けようと模索する折。悪魔の囁きのようなタイミングで現れた天使の羽に、閉じていた瞼をそうと開き、瞳だけを動かして横目にそちらを窺えば、口を衝いて出るのはこれまでの全てが無に帰するような素直な肯定。昨日の状態でも同じように返していたかどうかは今更確かめようもなく、体ごと彼女の方へと向き直っては、取っ散らかった心中を悟られぬよう努めて普段通りに「優勝、おめでとうございます。盛り上がり凄かったすね」とまずは改めての祝辞を述べて。それからようやく本当に落ち着いてくると、なぜ相手が此処に居るのか、衣装のままこの場所までやって来たのかと現状の不思議さに思い至り、直裁的な訊き方で真相を求め )
…で、なんでその優勝者がここにいるんすか?
えへへへ…傑さんが手伝ってくれたおかげです、ありがとうございます。
( 冗談混じりに尋ねた言葉がするりと肯定されてしまえば、微かに瞠目した後、えへへと双眸を伏せるように緩ませながらはにかむと、続く祝辞の言葉にはますます照れて、少し傾げた頭上の簡素な輝きを放つおもちゃのミニティアラが輝くだろうか。この場にいる理由を言及されては「それなんですけど─…ねねぽんが傑さん帰ったかもって言うから、わたし傑さんのこと探してて。あげたいものがあるのに」あたふたここにいる理由を並べ、手を胸前に持ってきながら人差し指同士をもじもじと合わせるけれど、あげたいものがあると言うのに両手には手提げカゴも弓矢も何も持っていないことは明らかで。そうして語り出したのはこの学校におけるジンクスについて。リボンやラインストーンで装飾された頬が内側からじんわりと熱を持ちながら、説明の間伏し目気味だった視線をそっと上げて彼の表情を窺い )
──…っていう、うちの学校のミス・ミスターコンにはそういうジンクスがあるんです。だから傑さんにそれを、受け取ってほしくて…。
幸せならもう──…
( 何やら切り出しづらそうに躊躇う様と手ぶらのキューピッドに、ステージでのアピールを思い返して予測を投げるも、紡がれた〝あげたいもの〟はそれとはまた別口の幸せらしく。彼女がそういったまじないの類いを好意的に捉えていることは既知の事実にしろ、こうも縁があるとついつい唇から零れゆくのは「またジンクス…」の声。しかしそこでキスももう貰っただの他を当たれだのと言わなかったのは、遠慮がちに此方を見つめる瞳が自分だけを映していることに安堵を覚えたせいか。「それって、もし断ったら他の人にするんすか」受け取る決心がつかずにぽつりと尋ねては、内奥を見据えるようなまっすぐな眼差しを正面へと向ける。果たして己がどんな返答を求めているのか、分かるような、分からないような、分かりたくないような。胸にしきりにさざ波の立つ中、やがて相手の口から次の候補の存在が仄めかされたなら、断る選択肢は消え、具体的に祝福を授かる場所を確認しつつ左人差し指のリングを外そうと )
…じゃあ、お願いします。…どこ?手?
それは……まあ、そうですね、せっかく優勝したので。
( ミスコンでのアピールタイムのこともありジンクスなんて信じない彼のことだから、もう貰いましただなんて返答が今に来てしまうのだろう。ぽつり尋ねられては考えを巡らせるように一度視線を横へずらすと、頑なに断られるようなら優勝者のキスは影の活躍者であるねねぽんか、日頃お世話になっている牧さんに捧げることに考えが着地し、視線を戻しては小さくこくりと頷いて肯定すると、思いの外、じゃあ、と願われ自分からあげたいと申し出たことなのについ喫驚で双眸を瞬かせてしまって。〝え、いいの?〟と頬が色づきだす間にリングを外そうかと手元に彼が視線を向けたなら、た、とそばへ歩み寄って〝そこじゃないよ〟と伝えるように彼の左手の上に被せるように手のひらを添えては、踵を上げて少し背伸びをしながらきゅっと双眸を閉じると彼の左頬へ唇を柔く軽く押し付けて。文字通り瞬く間のほんの一瞬のできごとだけれど、確かに授けた祝福。踵を下ろして左手から手を離しては両手の拳を胸の前にきゅっと寄せながら、かあぁと頬や耳まで含羞の色に染めつつ合わせられない視線は手元へ向けると祝福を授ける場所を漸く告げて )
──…ここ、です。…でした。
…これもジンクスの条件、で…?
( 体の前に取り出した手をそっと抑えつけるように軽く柔い重しが乗せられれば、目線を上げた瞬刻にゼロまで縮まる互いの距離。咄嗟に呑んだ息を細々と吐き出す頃には頬に触れたその正体を悟り、辿々しく種を明かす少女へ真意を探るような問いを発するも、彼女が何かしら答えたにしろ沈黙を貫いたにしろ、そんな事を聞いてどうするのかと思い直し「…いや」と自ら打ち止めて。「ありがとうございます、…ました。…誰かに見つかる前に戻った方がいいすよ」両者共通の知人である男子生徒にまさに今階段から決定的瞬間を見られていたことなど露知らず、校内外で噂が立つことを危惧して相手に退避を促し、それに従って足音が遠ざかったなら。一人きり残され立ち尽くす頭の中では、あの日聴いた鐘の音が残響のように鳴り響いているだろうか )
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(/ 逆巻側、ここで回収とさせていただきます…が、まだやりたいことや話したいことがあったのに!という場合は改変して続けていただいて大丈夫です…!感想等は完全に〆となってから語らせていただきますね。※蹴り推奨 )
……っ、いえ、こちらこそ!
( キスをする場所なんて最初はもちろんどこだって良かったのだけれど、今日女の子に囲まれていた彼の姿を見たからか独占欲がどうしても湧いてしまったようで。自身でも突飛な行動力に驚きつつ、ほろ苦い柑橘系の香りが鼻腔をくすぐったのは二度目だろうか、微かな余韻と冷めやらぬ羞恥心のなか彼の問い掛けに口篭っていれば、祝福への礼を告げられるとふるふると首を左右に振りながら、祝福を受けてくれたことやミスコンのためにメイクを教えてもらったことなど様々な意味を含む謝辞をあたふたと告げ。助言には、確かに!とはっと顔を上げては未だ赤らんだ頬のままで。自身の着替えが済む頃には文化祭の閉幕時間となるだろうし「もう帰っちゃいますよね、…あの、本当に今日は来てくれてありがとうございました。気をつけて帰ってくださいね、無事におうち着いたらLINEくださいね!」と矢継ぎ早に伝え、ぺこーっと深くお辞儀をしては、それじゃと来た道を戻るようにぱたぱた廊下を駆けていく。階段横で相馬くんが慌てて身を引っ込めて壁にぴたりとくっ付き気配を消していることなんて、今は〝ほっぺたにちゅーしちゃった〟と自身の言動にひたすらに恥じらっているせいか全く気が付かず。そのあとは親衛隊のおかげで無事更衣室内に入れて着替えられたし、友人やメンバーから優勝おめでとうとカラフルなスタンプのLINEが届いているのも確認したけれど、その中に混じる彼からのメッセージはシンプルながら一番輝いて見えては〝うれしい、だいすき〟と気持ちがきゅんと溢れてくる。しかし文化祭の閉会式や打ち上げを兼ねた後夜祭──それもミスコン優勝者ならなお慌ただしく待ち構えていては、落ち着いて彼に返信できたのは夜になってから。帰宅を知らせるLINEが届いていたなら、おかえりなさいのスタンプを送信し、それから改めてのメイクのお礼や文化祭を一緒に回れたことのお礼と、〝学生生活でいちばん楽しい文化祭でした〟とありがとうで溢れたメッセージを送信し、その1、2分後くらいに〝だいすき〟と猫がハートを持ったスタンプも送信したなら、友人から送られてきたミスコンの写真や、コスプレ衣装の自分たちの写真を眺めながら思い出たっぷりのスマホを片手に眠りにつくだろうか )
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( / こちらも回収で〆とさせていただきました!この時がついに来たな~と思いながら、文化祭イベとっても楽しませていただきました。ありがとうございました* 本当にアツい展開でした…イベント考えてくださった背後様に大感謝です…(拝み)
恒例の感想大会は後ほど提出致しますね…! )
(/ 文化祭イベ、ありがとうございました…!本当に遂にこの時が、という回で、また一歩関係を変化させた二人にまだ心臓がどきどきします、…してます。約束通り帰宅メッセージを送信してからずっと後夜祭のこと気にしてて、返信が来たらわりとすぐに『ひなちゃんもおかえり』は送ってそうだし、頻出の猫スタンプもそろそろ同じの購入してそうだなって思いました。ジンクスの相手は絶対詮索されるだろうけど何て答えたのかなとか、ねねぽん以外のメンバーも同じ学校なのかなとか、続々と興味の惹かれる点が生まれるという意味でも妄想の捗る〆ロルで、最後の最後まで楽しませていただきました*
感想は細かく書くととても1レスに収めきれる気がしないのでざっくりめになりますが、とにかくひな季ちゃんの〝大好き〟感と逆巻の〝無意識に好き〟感で甘め展開が盛り盛りでしたね…!なんでこれで付き合ってないんだと度々首を傾げながら壁に勤しんでおりました。初手から特製クレープといつかのやり返しのご褒美があり、仲良し度チェックでは得点には繋がらないものの他愛ないやりとりから仲良し感が滲み出し、着せ替え写真館では色々なシチュの二人を写真に収められ、ミスコンでは特大の投げキスを貰って…何回読み返しても尊い以外の言葉が見つかりません。主眼のジンクスのシーンで無事逆巻の恋心も芽生え、最初に「文化祭行きたい…!」だけで案を出した時にはこんな幸せ詰め合わせみたいなイベントになるとは思ってもみませんでした。また追加料金が発生しそうなエプロン姿や、ひな季ちゃんのためにあるようなアンティークドール姿、ファンの夢そのものなメイド服、今回イベにぴったり且つ神さまというか妖精さんみたいなゆめかわいいキューピッド衣装など新衣装も盛りだくさんで、加えて語尾「にゃん」だったり「ご主人様担当」だったりのファンサもいただき、ペンライトが光りっぱなしの回でもありました…。 )
( / 熱量をひしひし感じられる感想に、心がむぎゅむぎゅ嬉しくなりました…っ。約一年半の時を経て漸くここまできたかという感じですもんね。いつかも言ったかと思いますが、恋心が育まれるまでの描写は大好きながら、こんなにもじっくり楽しく味わえたことはないので本当に改めてこのご縁に感謝しております…そしてすぐひながあまりにも尊い…。
ええ、帰宅後もひなちゃん呼びなの可愛いです…ひな季もきゅんとしてるに違いないです。同じ猫スタンプを購入する勢いなのも尊みで溢れています…!ジンクスの相手詮索、ねねぽんにはバレバレなのに思い出して恥ずかしくなって内緒って言って誤魔化してそうです。ねねぽん以外のメンバー、あちとさや姉は違う学校ぽいな~というイメージをなんとなく抱いています。
〝無意識に好き〟感めちゃくちゃ良かったです…やっぱり癖…。クレープのやり返しができて楽しかったですし、反応だとかも可愛らしくて願望を叶えていただきありがとうございました…!逆巻さんが纏っている独特の緩さと繊細さとミステリアス感が本当にツボだなあと再認識しつつ、仲良し度チェックでは新たな情報を得られて、点数は微妙ながら間違いなく仲良しのやり取りができて楽しかったです。好きな食べ物にハンバーグが挙がりひな季の存在が影響を与えてることの実感とか、点数気にしてるひな季にこっちを見てた方が良いと目を合わせてくれるのとか…とてもきゅんときました…!着せ替え写真館では待望の学生服もさることながら、実は軍服姿を見たい下心もあったので、ラストにチョイスしていただいてとっても感謝でした……しかも白の軍服だなんて最強すぎる…。
ミスコンでは絡まれる逆巻さんを見れて満足でした…!ファンサの反応と塩対応のギャップを噛み締めているところに、やきもちシーンを見られて会場並みに非常に盛り上がりました…!久しぶりの相馬くん登場回でしたが相馬くん、衝撃だったろうな…()と思いつつ、鐘の音…鳴りましたか…!とによによきゅんきゅんなジンクスシーンでした。香水は例のミラーハリスのティートニック…?以前にどんな匂いなんだろうとお試しサイズを取り寄せしていたので、香りを思い出しながらなんて盛大にオタクしてました()推し活ありがとう…。
本当に供給盛りだくさんな文化祭イベでした、改めてありがとうございました…*
省略して書こうと思いつつ長くなってしまいましたが上記蹴り可です◎
この勢いのまま、次なる本編イベントの匂わせ写真事件後日談に参りますか…? )
(/ そもそもの主題がこの部分だったためにある程度引き伸ばそうと画策したとはいえ、ここまでキャラクターの心情変化に寄り添って描写できたのは本当に貴重な体験でした…。おかげで逆巻が若干倫理を超えてひな季ちゃんに惹かれているのも、個人的には何ら違和感なく。背後はとっくにひな季ちゃんを大好きになっていたので今まで逆巻を抑える方がむしろ大変だった程ですが、この進展速度にも関わらず飽きることなく続けてこれたのはお相手が背後様だったからこそだと思っております。膨大なレス数に反して、起こったことがひな季ちゃんが恋に落ち、逆巻も恋に落ちた、に要約できてしまうことが一周回って面白くなってきたところで、今後とも末永くよろしくお願い致します()
私も〝無意識に好き〟感出すのめちゃくちゃ楽しかったです~…!いちいちはわはわしてくれるひな季ちゃんが愛おしくて、でもいざって時には逆にちょっと自信なくなっちゃうのも等身大の高校生っぽくて甘酸っぱくて、それから逆巻の発言で再来世の転生先まで決定しちゃう一途さも、ジェラシーで祝福の授け先がほっぺたになっちゃった直情さも、全部全部可愛いが過ぎました…。イベントを通してず~っと愛を伝えられていたような感覚で、幸せのタイパが試運転形式の交流に引けを取らない、とんでもない回だったなと改めて実感しております。ちなみに軍服は此方も着せたいなと思っておりまして…えへ、またもや以心伝心ですね。揃いの軍服も考えましたが、逆巻セレクトだとメイド服になってしまったので、あの形に。直前まで執事服か貴族っぽい服かの予定でしたが、執事だとシチュが浮かばないし貴族っぽいのはヴァンパイアで着たし…と悩んでいたところ、第三の選択肢として不意に閃きまして。白か黒かでもまただいぶ悩みましたが、気に入っていただけて熟考した甲斐がありました…!
鐘の音は絶対に鳴らそうとジンクスシーンが爆誕した頃から目論んでいたので、細かなネタにも気が付いていただけて嬉しいです…!最後の場面は二人の緊張感がひしひしと伝わってくるのも良かったですし、手を〝そこじゃないよ〟ってされるのもなんかすごいぐっと来たし、「です。…でした」の喋り方にもきゅんとしました…。また香水の具体的な品名まで当てられたことと、試していただいていたこと、今回イベで何気に一番の驚きかもしれないです。なんで?すごい…。
ということで可能な限り割愛したつもりが全く短くなっておりませんが、上下とも全文蹴り可です◎
そうですね、大丈夫そうならこのまま第二部駆け抜けたいなと…!開始ロルはこちらからお出しするので、少々お待ちくださいませ。 )
( タイムラインを流れるアイドルの自撮り写真に思わずスクロールの指を止め、そっとタップして拡大した後、本日何度目か分からない溜め息を吐く。ユーザーネーム〝春名〟からダイレクトメッセージが届いたのは、そんな悩める午後の昼下がりで。彼女とは此方から頼んでメイクをさせてもらったあの一件以降、これまで通りにsns上での交流は続けつつも、実際に会おうという話が持ち上がったことはなく。時折目にする投稿で自分磨きに情熱を注いでいるらしいことは把握していたが、それが本人の中である程度の水準に達した時、再び顔を合わせることになるのだろうというのも確かな予感として理解していて。『大事な話があるから、できたら近いうちに会いたいです』通知を開くと、遂に届いた用件は案の定。しかし、付け足された立会人は予想外で。『水瀬ひなちゃんも一緒に』よりにもよって今最も顔を合わせづらい相手を指定されて、承諾の返事をしようと伸ばした人差し指が中空で停止する。なぜ交際の申し込みの場に第三者が必要なのかは分からないが、そんなことを訊くわけにもいかないし、誘い自体を断ってしまうのもこれまでの努力を陰ながら見守ってきた者として忍びなく。『相馬くんも一緒でいいですか』結果、己の心の安寧のため永瀬ひな季親衛隊長の彼も引っ張り出し、数日後にいつかのカフェに再集合することとなって )
( まさかこの四人で再び顔を合わせることになるとは。カフェの一席に着座した面々を眺めながら思い出すのは、数日前の彼からのLINE。お誘いが届いたかと思えばその実はお呼び出しで、デートかと思いほんの一瞬のぬか喜びを味わうこととなった後に湧いたのは疑問。なんで四人で…?と思いながらもプライベートで彼に会えるのは嬉しいので、裾のアシメフリルがお気に入りなココア色の千鳥柄シャツワンピースに白のフェザーロングカーディガンを合わせ、足元は茶色のショートエンジニアブーツに赤ソックスをくしゅくしゅとさせ、髪型はハーフアップに白色リボン。春名さんもおしゃれしてくるだろうからと負けじとおめかししてみたけれど、久しぶりに会う彼女は少し髪も伸び、以前よりずっと柔らかな印象を与え多幸感が似合う女性になっていて、しかし撫子色の頬や桃色の唇は少し緊張で引き締まっているようで。再会の挨拶もそこそこに今の彼女の姿を、はえ…とついまじまじと眺めてしまいながらぽつりと呟き )
春名さん…ほんとに変わられましたね…。
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( / お言葉に甘えて割愛してますが、例に漏れず嬉しくて何度もによによ復読して浸っておりました…。
それにしても、ひな季が恋に落ちて逆巻さんも恋に落ちたで要約できちゃうの、ほんとにそうで笑っちゃいました() 恒例の以心伝心にも嬉しくなり、逆巻さんの返しも「ます。…ました」だったのも心掴まれました。ちなみに香水に関しては、結構前にお部屋で見かけたので存じ上げておりました(こそ)
私も背後様だったからこそ、飽きずに楽しくやって来られたと思っております。改めて素敵なご縁を繋げていただいて感謝するとともに、こちらこそ末永くよろしくお願い申し上げます!第二部も駆け抜けていきましょう~!
そして席位置なのですが、すぐひなが付き合っていると勘違いしている相馬くんが気を利かせて二人を隣同士にしてくれそうな気もしつつ、心の安寧のために逆巻さんが相馬くんを隣に置くのかなとも思いまして描写しておりません。お好きな場所にそれぞれ配置していただけますと幸いです…! / 蹴り推奨◎ )
…──相馬くん。こっち。
( グレーのコーデュロイショートシャツと同色同素材のストレートパンツ、その上にアイボリーのスエードノーカラージャケット、靴は黒のUチップシューズを合わせ、時間より少し早めに例のカフェへ入ると、そこには既に自分達を呼び出したボブカットの女性の姿があって。テーブル席の椅子側を彼女が確保していたため、用件の相手であろう己は向かいの二人掛けソファへと着席する。それから数分もしないうち、護衛対象と一緒に来てくれと頼んでおいた親衛隊長とアイドルの二人が到着しては、彼らが近くに来るなり青年の腕を引いて隣に座らせ、ゆえに少女は自動的に全員の横顔が見える位置にある幅広のダイニングチェアに腰掛けることになるだろうか。「そ、そうかな。自分なりに色々頑張ったから、そう言ってもらえると嬉しい」全員が腰を落ち着けて、少し。再会早々垢抜けた姿に言及された向かい側の銀行員は雰囲気と同時に物腰まで柔らかくなったのか、はにかむように謙虚に答えつつも、その中に努力に裏打ちされた自信をほんのりと滲ませていて。「…どう、かな」不意に此方を振り返った瞳が問わんとすることは短くとも明白で、ソフトピンクのショート丈ケーブルニットやローズグレーのチュールスカート、チョコレートブラウンでまとめたリブ切り替えのショートブーツところんとしたフォルムのショルダーバッグを一通り見遣ってから「…ん、努力したの分かります。全部よく似合ってる」と正直な感想を。喜んでいるというよりはほっとして気が抜けているような、笑みにも満たない笑みの隣、もし斜め前の位置からも眼差しが注がれるようなら、「水瀬さんもいつも通り可愛いすよ」とは言うものの、視線はふよふよと避けるように頼りなくメニュー表へと着地して。ややあって出された「とりあえず何か頼もうか」の助け舟で、自分はシナモンシュガーコーヒーを頼み、提案者はハニーミルクを頼むことにしたらしく )
…、ありがとうございます…。
( 彼女はメイクの魔法だけでなく恋の魔法にも掛かっているのだろう、謙虚にはにかむ彼女の姿は以前のようなちくちくとした気配はなく、あたたかな春を感じて可愛らしい。ほっ…としたようで、けれど同時に逆巻さんが彼女に惹かれてしまうのではとの憂慮も持ち合わせていて。努力してる人のことは多分、誰だってそうだろうけれど好ましく思うはず。彼女に静かに賛辞を送る彼の様子をじ…と見ていれば、それに彼が気付きこちらのことも褒めてくれるけれど、なんだかついでのような気がしたり、いつものようにしっかり目が合わないのも気になったりして100%の喜びには至らず、もにょりとお礼を返し。そもそもなぜ呼ばれたのかも分からず、なんとも言えない空気感のなか、絶妙にサイズの合っていない丈感の深緑色のパーカーとブルーデニム、3ラインのスニーカーに身を包んだ相馬くんは、なぜか逆巻さんの隣に座らされていることに〝??〟とますます状況が分からない様子でコンタクトの瞳をおろおろと動かし。普段逆巻さんのsnsのネトストをしているだけあって美容に少し興味を持ち始めたのか、前に比べてずっと綺麗になった頬を相馬くんはぽりぽりと掻いて。そこへ助け舟にほっと3人が乗っかってはショコラティーラテを、相馬くんは少し迷った後に彼と同じ飲み物を頼み。憧れる人の隣に座らされていることで緊張しきりな相馬くんは、猫背のまま直視できないようでちらちらと彼を盗み見ながら『さ、逆巻さん…もいつもおしゃれですよね、いいな…』ぽそぽそと羨望を漏らしたなら、飲み物が到着するまで相馬くんが似合いそうな服についてちょっとだけ談義が行われるだろうか )
( アドバイザー3名による服の見立ては、やがて己が彼へ数点のアイテムを譲り渡すことに話が決まり、テーブルに湯気の立つ4つのカップが運ばれて来るまで続き。必死にスマホへメモを取る青年の隣で同じシナモンシュガーコーヒーをそれぞれの正面まで引き寄せると、熱さに怯んで印ばかり啜ってから、思いのほか興が乗ったのかファッション談義は今少しの延長。ただ対面の呼び出し人だけは他の何かに気を取られるように次第に口数が減ってゆき、反対にハニーミルクには頻繁に口をつけるようになって。いよいよ誰よりも早くその中身が無くなった時、静かに両腕を下ろした彼女はひとつ息を吐いて「…──あの、今日は、逆巻さんに伝えたいことがあって。それをひなちゃんにも聞いてほしくて」と容れ物の底を見つめながら本題を切り出す。水を打ったようにぴたりと止んだ議論の代わりに一拍置いて「はい」と答えれば、軽く居住まいを正して眼差しにも些かの緊張を帯びさせ。「実はあたし、逆巻さんのことが、好き──…でしたっ…」そうして顔を上げ、瞳も言葉も真っ直ぐに告げられたのは、覚悟していたものとは別角度の過去形での告白。元より受け入れるつもりはなかったものの、これにはどう反応すべきかと返事に窮する此方の姿に、困惑を読み取った相手は慌てて事情を語りだして。元々この日の告白のために自分磨きを始めたこと、けれど最近になって職場の男性からアプローチを受けるようになって気持ちが傾きだしたこと、今日は見込みのない過去の恋をきちんと終わらせるために呼び出したこと、そしてその勇気はあの日の体験と水瀬ひなの一言から貰ったこと。「だから、好きだったって、楽しかったって、…たぶん、幸せだったって──…伝えたかった、だけ」一人で喋り続けたことが唐突に恥ずかしくなったのか、尻すぼみにそう結んだ表情は、しかし達成感と安堵感に満ちていて。「ありがとう。…お幸せに」自身から伝えたいことは上手くまとめられそうになかったので簡素な礼と祝福に込め、そっと緩めた目許をもって送り出す。そんな冬の足音も忘れるような暖かなムードの中、「うん、逆巻さんもきっと!」と晴れやかに祝福が返されては、この時ばかりは意識から外れていた〝叶う恋〟でも〝叶わない恋〟でもない〝叶えてはならない恋〟の問題が現実として襲い掛かり、「ん……、うん……」と曖昧な声音を洩らす始末となって )
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(/ 今回もばか長くてすみません…。春名さんは半分くらい背中押してほしくて来てるはずなので、この後は緊張から解き放たれた勢いでひな季ちゃんと女子トークを繰り広げていただけると幸いです…!それが済んだら多分全員分の会計持って帰るので、その際に何か小物を忘れててひな季ちゃんが届けに追い掛けて行く→ひな季ちゃんの離席中に相馬くんの浮気ダメ発言かなという計画になってます。わりとすぐ終わっちゃいそうなので、入れたいやりとりだったり変更したい点があればご遠慮なく…!特になければ蹴り推奨です◎ )
( 談義の間に私物を譲ってもらえることになった相馬くんの『いいんですか!?』と「いいなーっ」との自身の声が被る。そもそも彼の隣に座っているのも羨ましく、気分が昂ったせいで暑くなったのか手団扇する相馬くんだけれど、羨んでじとーっと見つめるこちらの眼差しでなんだか涼しくなったらしくそっと手を下ろしていれば、話題を切り出した彼女へと今度は視線を移し。この雰囲気は告白だけれど、何もわたしも一緒じゃなくても…!とつい身構えるように膝の上に拳を乗せつつ、視線だけその二人へと彷徨わせ固唾を飲んで見守っていれば、彼女の桃色の唇が開かれるとその内容はやっぱり告白で、きゅっと心臓が縮む思いがするけれど〝でした〟との過去形にぱちりと双眸を瞬かせながら彼女を見つめて。それから慌てて事情を語り出した彼女は想いをきちんとひとつひとつ言葉にし、それにいつしか真剣に耳を傾けて、やがて柔らかく晴れやかな表情を浮かべるのを目の当たりにすると、自身もまたほっ…と小さく安堵の息を吐き。わたしならそうする、と道を示したのは自分だったけれど、いざライバルが堂々告白するとなるとこんなにヒヤヒヤするなんて。でも自分の言葉で、自分を変えたい人の背中を押すことができたのならちょっと嬉しいし、彼のメイクは自信を持たせてくれる力があってやっぱりすごいなあなんて、誇らしく嬉しい気持ちになっては自然と表情が緩んで。「春名さん、ほんとにすごく可愛くなったから、傑さん取られちゃうかと思ってどきどきしちゃいました」本当にちょっと冷や汗をかいたことを眉尻を垂らしながら笑って伝えては、「え、ちなみに気になってる人ってどんな人ですか、傑さんに似てる?」と安堵から始まるのは女子トーク。彼女の方へと少し身を乗り出しながら瞳を煌めかせては『全然似てないかな、もっと明るくてよく喋る人─…でも優しくて、一緒に居ると居心地が良いとことかは一緒かも』ふふ、と彼女は表情を和らげて。メンズたちを置いて何往復かそんなやり取りをしたなら彼女のスマホの通知が鳴り『…あ、あたしそろそろ出なきゃ。今日は本当にありがとう、…それじゃ』画面を確認した彼女が席を立つと、ここは出させてとアクリル筒から伝票を取っては、すっかりふっ切れたような明るい笑みでその場を後にし。真っ直ぐな自信を取り戻した背中に手を振って見送り、話に夢中になってすっかりぬるくなったショコラティーラテの残りを啜りながら〝ほんとにすごく可愛くなってたなあ〟なんて余韻に浸りつつ、彼女が座っていた椅子をちらり見遣ってはリップの忘れ物を見つけ。直後に退店のベル音が聞こえては、彼女を見失う前に届けなくてはと慌てて立ち上がり、リップを椅子から拾い上げると彼女の元へと届けに向かって )
帰り気を付けてくださいね!──…あれ、春名さん忘れ物してる!わたしちょっと届けてきますねっ。
あ──…お願いします。
( ここ最近トレンド急上昇の悩み事に行き当たって場も弁えず悶々とする折、目の前では対照的にきゃっきゃと女子トークに花が咲くも、自身はずっと上の空で。隣のもう一人のメンズもまた呼び出し人の告白によって初めて隠されていた好意を知った上、アイドルから飛び出した『傑さん取られちゃうかも』というさも共通認識かのような言葉のオープンさに混乱を極めて、華やかな二人の輪からは外れたまま。そんな蚊帳の外の構図が崩れたのは集まりの目的を果たした彼女が席を立った瞬間で、気前良く全員分の会計を持って出てゆく上機嫌な表情へ思い思いの挨拶を掛けては、淡いピンクの背姿を見送る。数十秒後、置き去られたリップを届けるべく今度は雛鳥のようなふわふわの白が同じ動線を辿ってゆくと、離席の報告へ託すように応えたのを最後に、テーブル席には久方振りの沈黙が訪れ。特に語ることもないため大人しく帰還を待ってから自身も店を出ようかと思案するけれど、青年の方はまるきり逆のことを考えていたらしく、他者の居ない今が好機とばかりに決意の面持ちで此方を振り返って。「…逆巻さん。浮気は、ダメですよ」何の脈絡もなく突然促された忠告に、意図はよく分からないものの内容は賛同するところではあるので「はあ…」と気の抜けた肯定を返す。ところが煮え切らない態度が逆鱗に触れたのか、隣からずいっと身を乗り出してきて「絶対ダメですからね…!」と強い口調で迫られれば、傍からは不義理を働きそうに見えるのだろうかと「や、しないし──」と明確に猜疑への否定を。その弾みで今し方の宣誓を最も聞かせたかった少女の顔がちらつき、怒った肩越しに目線が着地したのはショコラティーラテの置かれた席。ほろりと静かに零れた呟きには抱えきれなかった遣る瀬無さが滲むようで、親衛隊長は「それを聞いて安心しました」と満悦の笑みを浮かべるものの、当事者から実際の関係を知らされた暁には一気に事情通となってしまうことだろう )
…絶対大事にするのに。
ただいま~、無事届けてきました!すぐ気付けてよかったあ──…ね、この後どうしますか?
( 彼女がお店を出てから間もなくのことだったから、すぐに後ろ姿を見つけることができて「春名さん、忘れ物ー!」と声を掛けながら駆け寄って、無事に彼女の元にリップが渡り八重歯覗かせながら安堵の笑みを浮かべると、『あっ本当だ、ありがとう!助かる~…、…。』白のシャギーカーディガンも相俟ってポメラニアンを想像した彼女が、ふふ、と双眸緩め。口元を笑んだまま双眸をきょとんと瞬かせていれば『ほら、早く戻らないと。二人が心配するでしょう』ぽん、と頭を撫でながら戻るよう促されると、「はい、…またねっ、春名さん」と、はにかみながら手を振って彼女と別れ。その足でまっすぐカフェに戻ってくると、荷物を置いた席へと再び腰を掛けながら晴れやかに任務報告を伝え。空になったカップたちを視認すると、この後予定がなければと二人──主に彼の方を見ながら伺いを立てるけれど、相馬くんが急にばっと素早く立ち上がり、それに驚いて相馬くんのことをぽかん…と見上げて。『俺はこのへんで、失礼します!二人の邪魔しちゃ悪いし…。永瀬さんはまた学校で!逆巻さんも、また連絡します!』と、気を利かせた相馬くんはその場でぺこっと深々頭を下げれば、じゃ!とそのまま足早にカフェを出て行き、双眸ぱちぱちと瞬かせつつ小さく手を振りその姿を見送れば。ついには二人きりになり、カフェの出入り口から彼へ視線を戻すとテーブルに頬杖をつき、ほんのり頬を染め小首を傾げながらデートのお誘いを口にして )
う、うん…また学校で──……行っちゃった。…、えへへ、二人きりになりましたね。デートでも行きませんか?
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( / 相馬くんの外見変化を入れることができたり、ちょっとずつ垢抜けていく流れができて満足したので次で〆させていただきますね…!デートはもちろん断っていただいて大丈夫です◎ )
…悪いけど、今日は俺もこれで帰ります。寝不足なんで。
( 浮気によって深く傷付けられた経験でもあるのか、何かに駆り立てられるように倫理を説いた青年は、少女が届け物の任務を終えて戻ってくるなり入れ替わりで機敏に席を立ち。急に忙しなく去ってゆく深緑は嵐が過ぎ去るようで、呆気に取られて「何だったんだ…」と口に出せばその思いは一層強まって。しかしそれより気掛かりなのは彼女と二人取り残されてしまったこと。知らぬ間に芽生えていた恋心を自覚してからというもの、態度を決め切れずに今日を迎えてしまっていて。いつもの調子で軽やかに持ち掛けられるデートの誘いにも、応じるわけでもなければ断る声音に常の切れ味もなく、言い訳じみた理由を引っ張ってきて逃げの一手に出ては噛み殺した欠伸で瞳を潤ませ。とはいえ自分まで功労者を置いて帰るわけにはいかないので、相手のカップが空になるまで待ってから共に店を出ると、有無を言わさぬ現地解散の雰囲気で別れの挨拶を )
それじゃあ、ここで。水瀬さんも暗くなる前に帰って。
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(/ 次で〆、承知致しました!此方も回収させていただいております◎ )
えっ。それは帰って寝ないとですね…!
( 悪いけどと続く言葉にそれは大変!と瞳を丸くしては、夜遅くまで映画でも観てたのだろうか、メイクの研究だろうかと考える。普段よりも少し切れ味の悪い断りに、それとも何か悩みごとなのだろうかと様々な要因を考えつつも言及はせず、できるだけ早く帰れるように唇に付けたカップを傾けてはショコラティーラテの残りを飲み干していく。自分一人を置いていかず、律儀に待機してくれた彼にお店を出てから「飲み終わるの待っててくれてありがとうございました」と礼を告げ、そのまま現地解散を告げられると大人しく頷き受け入れて。彼から言い聞かせられたように自身もまた言い伝えては、にぱ、と無邪気に笑ってその場で解散を。──それからその足で赴いたのは雑貨屋さん。快眠の手助けになるようなものでもあれば、と棚の間を縫うように探していれば一輪の薔薇の入浴剤が目に付き。花びらを一枚一枚はなしていくタイプで楽しむことができて、サンプルの香りを嗅いでみればキツくなく、アロマ感覚でリラックスして眠れそうで。箱に入った入浴剤を手に取りラッピング袋付きで会計を済ませたなら、早く渡したいな、と口の中で呟いては言いつけ通り暗くなる前に帰宅するだろう )
はーい。傑さんも気を付けて帰って、それからしっかり寝てくださいね!それじゃあ、またお仕事で!
( ──その後日、学校で一人でいたところに相馬くんがこそこそと周りの目を気にしつつ呼び掛けてきて。彼のsnsに特に出掛けたような投稿がなかったからか、あの後どこへ出掛けたのか問われると「あ、あの日はね。傑さん寝不足だったらしくてそのままカフェで解散したんだあ」と心配と少し残念さを帯びた表情を浮かべ。それから質の良い睡眠が取れるよう入浴剤を買ったことを伝えては、それを健気に感じた相馬くんは頷きながら『こんな可愛くて優しい彼女がいたら叶わないよね、春名さんも』「彼女…ってわたしのこと?わたしたち、付き合ってないけど…」と双眸をきょとんと瞬かせながらほんのり頬を色付かせ。もちろんそうなれたら嬉しいのだけど。もじもじ視線を逸らしていれば『えっ…?』と相馬くんは一音発したきり固まってしまい、その背後には思考の宇宙が広がるだろうか )
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( / 回収ありがとうございます、〆させていただきました◎
プライベートを垣間見える描写が好きだなあと改めて思ったり、変化した心理描写になんというか感慨深さを感じたりと、今回イベは短めでしたが満足度が高かったです。浮気しないことを聞かせたかったって…逆巻さん…!と机ばんばんしたくなっておりました() そして相変わらずおしゃれ…相馬くんは譲り受けた逆巻さんのアイテムを着こなすことができるのでしょうか。というかどんどん仲良しになっていってますね。春名さんも努力したぶんちゃんと報われてきていて、すぐひなだけでなく周りの変化を感じられる回で満足するものとなりました、ありがとうございます* )
(/ 匂わせ写真事件後日談、そして第二部完走、ありがとうございました…!〆ロルも第三部への完璧な引きで、改めて伏線を散りばめるのがお上手だなと感服です…。
今回イベは部を跨がずに春名さんの件に決着をつけておこう、という回だったので短い上にあまりすぐひなメインではありませんでしたが、関係なく楽しんでいただけたようで安心致しました。私もひな季ちゃんのことで頭がいっぱいになってる逆巻を描けて満足度高めでした* そして二人の今後は勿論のこと、逆巻の秘密と服を一日にして手にした相馬くんの動向とファッションもこれから要チェックですね。…と、色々な事情が重なってメンズが何だか仲良くしてましたが、ひな季ちゃんと春名さんも女子トークを通じて相当打ち解けた様子で、すぐひなが微妙な時期な分そっちで平和を回収してました。ただ頭ぽんってしたのだけはまだ許してないです( 親衛隊 )あとめちゃくちゃ余談ですが、今回のおめかししたひな季ちゃん、いつも可愛いけど遊園地デートの時の若さ大爆発ファッションと並ぶくらい背後のタイプでした…。いつも以上に雑駁としてしまっていますが、上記全文蹴り可です◎
さて次は、本編第三部に進むか保留にしていた臆病な少女幽霊に移るか、はたまたその他か、いかが致しましょうか? )
( / いえいえそんな、伏線はもちろん描写の纏め方もファッションコーデにおいても、背後様の足元にも及びませんので…!でも褒めていただいていつも嬉しいです、ありがとうございます…* 親衛隊にご新規様が増えたところで()、お言葉に甘えて割愛させていただき次ですが、臆病な少女幽霊を挟んでおくと良い感じにクリスマスイベのリアタイができそうな気もするので、臆病な少女幽霊でもよろしいでしょうか?無理にリアタイでなくても構わないのですが、折角ならという気持ちも半分ありまして…。その他の小話でももちろん歓迎です◎ )
(/ 実は私もここで小話挟んだらクリスマスリアタイできるな…と考えておりました。ということで臆病な少女幽霊、全く異存ございません◎ 形式は試運転形式かロル形式か、どちらに致しましょうか? また逆巻は神社を護ってる稲荷狐や、どこかの神社か祠かで祀られてる白狐や、力と正体を隠した野良の九尾の狐…いずれも人の姿に化けた狐の妖を考えていますが、こんな設定だと嬉しいといった要素は何かありますか? )
( / もはや常となっている以心伝心ですね* いつも通り試運転形式がいいかなと考えておりました。そして狐の妖さん、ぴったりすぎて既にうきうきしています…!ではでは挙げていただいた中の、稲荷狐か白狐でお願いできますでしょうか?(※決めきれませんでした!)
生前のひな季が神社に初詣のお参りだとか、願掛けだとか、受験の時にもお参りしに行ったことがあるだとかで、ゆかりのある神社にいる狐さんだと嬉しいです。幽霊になって誰にも気付いてもらえず、でも周りの幽霊も意思疎通できなそうなのが多いし怖いしでめそめそしながら神社に辿り着いたひな季を、なんか見たことある子だなと認知している逆巻さんに発見されたいです…!あと油断とかびっくりした時に、もふりと尻尾だとか耳が現れる設定とかも非常に大好きなので、もしよろしければ…!
その他に背後様が入れたい設定などございましたら何なりとお伝えください◎ )
(/ やっぱり相性ってあるんだなって、背後様とお話しているとつくづく思います…* それでは進め方は試運転形式で、逆巻は稲荷狐を務めさせていただきますね。ご提案いただいた二人の関係性と霊体での初対面のきっかけもとても納得感があって…、是非乗っからせてください!追加でひな季ちゃんが元々『善悪問わず人ならざる者に好かれやすい』みたいな設定があると、お参りに来る度に狐が悪霊や悪運だけを追い払っていたとか、稲荷の神様にも贔屓にされていたとかで、たくさん居るであろう参拝客の中で特にひな季ちゃんを覚えていた理由にもなるかなと(人ではないので神秘パワーで全員漏れなく覚えていたでも全然良いのですが…!)。油断すると尻尾が出てきちゃう、びっくりするとぴょこっと耳が見えちゃう、の設定も喜んで取り入れさせていただきますね…! )
( / えへへ、そう仰っていただけて嬉しいです…!本当にこれ以上のご縁はないと思っておりますし、n回目ではありますがこれからも末永くよろしくお願い致します*
わあい、よかったです!追加の設定もめちゃくちゃ好みなので、ぜひぜひ取り入れさせてくださいませ…ツボが似通っているの本当に助かります、ありがとうございます…。耳と尻尾の設定のご快諾もありがとうございます!
こちらから開始ロルを出させていただきました。その他特に設定相談などなければ全文蹴り可です◎ ちなみに物語中に触れるかは不明ですが、ひな季の死因は無難に交通事故で頭の打ちどころが悪かったとかにしようかなと…。それでは今回の小話もよろしくお願いします* )
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うう、なんでみんな無視するの…?誰もわたしの声、聞こえないみたい…。( 透き通る足でふよ、と辿り着いたのは幼い頃から多々訪れる神社 / 次第に雨も降り出す中、お賽銭裏の階段に腰を下ろし膝を抱えながら項垂れめそめそ / いつから着いてきていたのか、どよんと黒い悪霊がこちらに手を伸ばそうと )
( 膝を抱えて悲嘆する霊の前に、つ、と降り立てば / 人の姿に扮した白い狩衣姿の男性がそこに / 目元は朱色の布面で覆っていて / 少女に近付こうとする悪霊を手に持った扇の一振りで追い払い / 声を掛けると共に事務的な説明を )──迷い子。残念ながら今ここに神様はいません。神無月の期間なので。
──…?( 一瞬吹いた風と掛かる声に俯いていた顔を上げ、きょとん / 一度背後を振り返り、誰もいないことを確認してから視線を戻しては / 自身を指差しながら問い掛け )わ、わたしに話しかけてます…?
…、そうだけど…──!( 思わぬ問いに生じる須臾の間 / 当然だとでも言うように答えるも、月明かりに照らされたその顔には見覚えがあって / 小さく息を呑むと、彼女が霊体になってしまった事実に少なからず動揺した様子でぽつり )どうして、此処に……。
よかった~っ、口聞いてくれる人いた!( ひーんっ / 助かった!と明るい安堵の声ながら今度は嬉し涙 / たた、と数段の階段を降りて彼のそばで、拳を握り縦に振りながら訴え )聞いてくださいよ、みんなわたしのこと無視するんですよ!家族も友達も、近所のおばさんも知らない人も…みんな、わたしのこと、見えてないみたい…。( 彼の動揺には気が付かぬまま、ぺらぺらと喋っていけば / やっぱり変 / 不安な気持ちが押し寄せ、眉尻を垂らし / 彼の出立ちを改めて眺めてみると、そっと問い掛け )…あなたは、神主さんかなにか…?
や、それは──……( 実際見えていないのだから仕方ないだろう、と言いかけて既の所で止め / 自分の状態に気付いていない? / 一瞬過った〝真実を知れば成仏してしまうかもしれない〟という考えは思いのほか自身を惑わせ / 今少しの猶予を得るべく、結局「大変だったすね」と控えめに続けて / そして不意に此方へと向いた関心へは二秒程の沈黙の後、限りなくふわっとした回答を )…の、見習い…みたいな感じ…。
そうなんですよ、も~…。みんな暗い顔してるし、なんかわたし怖くなっちゃって…悪い夢でも見てるのかな。( はふりと悩める吐息を溢しつつ、何気なく後頭部を触り / 声掛けたの人の中には同類がいたりいなかったり / 反芻しながら双眸をぱちり瞬くと、疑うことなくにこやかに声援を送り / 久しぶりに誰かと話せるのが嬉しくて、ぺらぺら話続け )見習い。へえ…立派な神主さんになれるといいですね!ていうかそれって前見えてるんですか?もう夜だしそんなの付けてたら危ないんじゃ…。あれ、夜?( 不思議な時間の感覚に、きょとん / そもそも今日は何日? / 靄が掛かったみたいに上手く思い出せずに )
夢ならいつか醒めるし、此処にいる限りは安全だから、安心していいよ。…まぁ、霊はちらほら来るけど。( 子どもを寝かしつけるような口調で告げると / 頭の上に手を置き、不安感が少しでもなくなるよう念じて / その時、ぼんやりとした霊の影がふっと横を通り本殿の方へ / しかし最初に少女へしたのと同じ説明をすればすうと薄くなって )…眉間、鼻先、唇。( 言いながら、相手の顔の一部分へ的確に人差し指を置いてゆき / それだけで証明は完了したとばかりに続く語はなく / 違和感の追求を妨げる気はないため、疑問には敢えて何も答えぬまま )
それもそっかあ…──え、霊?( 彼の言葉はなぜだかとても腑に落ちて、表情和らぐけれど / 続く言葉にきょとん / 横を過ぎていく霊の影にぴしっと固まり、更にはそれが薄くなり消えてしまえば表情さあぁと青ざめ / 「っ!!?」と声にならない声を上げながら、彼に縋るように狩衣をぎゅっと握ろうか / 口をはくはくと動揺を露わにし〝消えましたけど!?〟 と 指差し彼とを交互に見て訴え )あ、ちゃんと見えてるんですね。こっちからは見習いさんの顔、全然わからないのに。( 意外そうに双眸ぱちり / 朱色の布面の下はどんな顔なんだろう / 上半身を傾げては、隙間から見えたりしないかななんて )
そりゃ霊だし、そういうこともあるでしょ。( 慌てふためく彼女とは対照的に、悠揚迫らぬ態度 / 視線での訴えには面の奥の目を合わせ、装束を掴まれることも厭わないけれど、心情には寄り添わず / 自身が現れる瞬間を見られなくて良かった、と思うと同時 / 霊が霊に怯える様は少し不思議な光景で「苦手なんすか?ああいうの」 )…ひな季さんも、修行したら見えるようになるかもね。( 側面からでも丁度目の端までを覆う朱色は、自然の風程度ではちらりとも揺れることなく / 覗き込もうとする相手へ、静かに緩ませた口元から戯れを )
ほ、ほんとに幽霊っているんだ…。( どきどきと鼓動が速まったまま、まだ少し信じがたい様子でぽつり / つい掴んでしまった装束に、はっと気付いては / 周りをきょろきょろ見て他に霊がいないのを確認し / そ、と装束から手を離しつつも近くから離れず「苦手です、ああいうの」 )修行で見えるようになるものなんですか、すごい…──?…わたし、自己紹介してました?( はえ、と感心の瞳向けながら鵜呑みにして / あれ / 数秒の間のあとに小首傾げ )
いるよ。幽霊も、幽霊以外も、色々。( 自分達の存在が認識された実感に、つい横から肯定と補足を / 不安げに辺りを見回す様子を微動だにせず暫しそのまま見守っては / 縋る手は離すものの傍に留まる相手へ、じっと朱の面を向け「…、俺のことも?」 )…え。あ、よく参拝に来てくれてたし、…その、よく来てくれてたし。話したことはなかったけど、一方的に知ってる。( 指摘されて初めて口を滑らせたことに気付き / 常連一本で乗り切ろうと / 伝わらないのが常だったので対応下手 / けれど内容は全て真実で )
いろいろ…。( そう聞いて視線を宙に逸らし思い浮かべるのは、都市伝説的なものや宇宙人とかで / こちらを見つめているような布面に気が付けば、視線を目の辺りに合わせ「へ?」 / きょとん / 人間じゃないってこと?と思うけれど半信半疑 / しかし先程頭に置かれた手からは悪いものは感じなくて / ゆる、と視線を彼の手のひらに落としては「…見習いさんは、大丈夫そう」とぽつり )へえ…?すごい、よく覚えてますね!えぇ、わたし全然気付かなかったです。見習いさん特徴的だから、近くにいたらすぐ気付きそうなのに。( 双眸ぱちぱち / 家族と来たこともあったし、名前を呼ばれてるのを聞いたのかも? / 絵馬に名前を書いたこともあり / 素直に納得しては瞳煌めかせ、彼の記憶力を称賛し )
うん。神様とか、悪霊とか、妖とか…あとは、そういうのが視える人間とか、そういうのに好かれやすい人間も。( 彼女の頭の中に何が浮かんでいるかなど露知らず、自分に身近な例を挙げてゆき / 最後を口にする際にはちらりと相手の方を窺って / 「…そう」反応は簡素ながら、声色には明らかな安堵が滲み / 不安から手を握りたいのかと視線の意図を誤解しては、体の正面に差し出して )…俺は、此処から出ないから。此処で起きた事だけ覚えてればいい。( 事なきを得ると身の強張りもふっと解け / それから境内を振り返りつつ零した言葉はどこか寂寞として / だからひな季さんの身に起きたことも知らない、と続くはずだった無力感は胸の内に秘めたまま )
えっ、好かれやすい人もいるんですか!?大変そう…──、見習いさんも、さっきの幽霊見て怖くなっちゃったんですか?( 小さく衝撃マークを浮かべては、まさか自分のことだなんて思わず / 眉尻を垂らして同情すると / 互いの間に差し出された手と彼を、不思議そうに交互に見つめては問い掛け / そ、と手のひらを重ねて柔和に微笑み「一人じゃないから、きっと大丈夫ですよ」 )ふうん…?( 引きこもりってやつ…?と微かに小首を傾げていれば / はっと夜であることを思い出し )あっ、今何時だろう!?あんまり遅いとみんな心配しちゃうかも、今日はわたし帰りますね!……、また来ても、いいですか?( あたふた / たた、と鳥居の方へと駆け出した足を止め、振り返っては / そっと窺うように尋ねて )
そのはず──…だけど、そうでもなさそうだな…。( 当事者である彼女が他人事のように呟くと / 微塵も心当たりの無さそうな顔に返答を翻し / 案外影響は生じないものなのだろうかと、下唇に緩く曲げた人差し指の第二関節を添えて )……ああ…、うん。大丈夫になった。( 数拍置いてやっと両者間の齟齬を理解し / 握られた手に印ばかり力を込めた後、相手が必要なさそうならそっと離すはずで )…、──…ん。朝でも昼でも夜でも、いつでもいいよ。( 生者の元へ向かおうとする背を咄嗟に引き留めようとするけれど、薄く開いた口は静かに閉じ / 代わりに仄かな微笑みを湛えて / その姿が暗闇に消えていったなら、自身も踵を返して狐の姿に戻るだろうか )
?…──それならよかったです!( 何やら考え込む様子に小首を傾げつつ / 彼も怖かったと信じてやまない無垢な瞳をふわりと和らげ / 多少あった恐怖の余韻は不思議と抜け、繋いだ手を互いにそっと離し )ありがとうございます!またね、見習いさんっ。( 時を問わない来訪の許可を得れば、ほっと嬉しそうに表情を綻ばせ / 手をぶんぶんと振って帰路に就き )
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( 相変わらず家族に声は届かずご飯の用意もないけれど、不思議とお腹は空かなくて / 自室のベッドでぼんやり天井を仰ぐうちに眠ったというか、意識を手放すような感覚で / ─…ふと響くおりんの音で、ぱちと双眸を開ければそこはベッドの上ではなく / 線香が焚かれた遺影の前で手を合わせる家族の姿 / あ、わたしのだ / それからはあんまり覚えていなくて、朝焼けの中で辿り着いたのはあの神社 / 正面に垂れる鈴緒の前でぼんやり、ぽつり )──…あ、いま神様っていないんだっけ…。
──神様なら、あと数日もすれば帰ってくるけど。( 昨夜と同様、何処からともなく背後に現れては参道から声を掛け / 精彩に欠ける様子から、自身の預かり知らぬところで何が起こったのかは想像に難くなく / 粛々と意思を問うて )…何か願い事?…、此処で待つ?
…、見習いさん。おはようございます、すごく早起きですね!( ふと掛けられる声に顔を向け、彼の姿を見つけると / へら、と笑みを浮かべ / それから朝焼けにきらきら透ける足先を向け、なんでもないような挨拶を )うん、願いごと。さすがに神様でも難しい内容だから待ってたって仕方ないんですけど、聞いてくれたらちょっと楽かもって思ったくらいで…、あ、神様にもわたしの声、聞こえるのかな。( こく、と小さく頷き肯定し / どの範囲まで自分の声が届くのか、首を傾げた方向に視線を落とし )
おはようございます。…俺、あれなんです、ショートスリーパー。( 相手に調子を合わせて応じるも、笑みを作ることはなく / 冗談とも本気ともつかない口振りで / 聞き齧っただけの単語を引き合いに出して辻褄合わせ )…だったら、いま神様は居ないけど、言ってみたら。神様の使者くらいは聞いてるかも。( 誰かが聞き届けることで楽になるなら、と / 使者とは無論自身のことだけれど、それは明かさずに / みだりに聞かれたくはないだろうと、入口の狐像の影まで戻るべく身を翻し )
…ふふ。その見た目でその単語が出てくるの、アンバランスでおもしろいですね。( 双眸を瞬いては、ふ、と小さく息を漏らすと / くすくす笑みの溢れる口元にゆるく握った手を添え )神様の使者?…そっか、〝いろいろ〟いますもんね。なるほど、──…使者さん、いますか。わたしの声、聞こえますか。( 昨晩のやり取りを思い出し納得したように呟けば / 気を遣ってか彼が身を翻し入り口の方へ向かったのを見ると、再び足先を本堂へ向け / 鈴緒を握り揺らし音を鳴らそうとするけれど、ただの霊の体では鳴らせずに / 少し気落ちし眉尻を垂らすもの、二礼二拍手ののちに声を掛け始め / 辺りは自分の声と、小鳥の囀りと木々の擦れる音が聞こえるだけで / すう、と息を吸うと )…──お母さんの作ったオムライスが食べたーーいっ!( やけに透る大声 / どうせ誰にも聞こえやしないから / 本命のお願いごとじゃないけれど、食べたいのも叶わないのも本当で / 「あとハンバーグとかカレーとか、グラタンとか卵焼きとかも食べたいです!」と続け様に更に欲を増やし )
…実はあまりよく分からずに使いました。( 不釣り合いとの指摘は的を射ていて、覚えたての言葉を使ったことにそわりと目線は斜め下 / ほんの少し声量を抑えて正直に白状 )──…えぇ…、本当に聞くだけのやつ…。いや、回顧体験くらいはできるか…?( 腕を組み狐像に背を預けていれば、離れた甲斐のない叫びに驚いてひょっこり獣耳が顔を出し / そしてなんか思ってたのと違う願い事の内容に困惑の声を洩らして / しかし如何ともし難い望みでも一応は何とか叶えようと思案を巡らせ、面の奥の眉根をきゅっと寄せようか )
ふふふ、短時間の睡眠で大丈夫な人のことです。( 布に隠れた目線はわからないけれど、正直者に柔らかに微笑んで / それから知識を彼へ )──…ああ、ちょっとすっきりした!すみません見習いさん、急に大声出しちゃ、って…。( 言葉を締めたあとに深々一礼して、上げた顔はちょっぴり晴れやかに笑みを広げ / そういえば彼には聞こえてるんだ / ぱ、と振り返り入り口付近の像の元にいる彼へ視線を定めれば / 双眸ぱち / 驚いて開いてしまう口に、手のひらを添えながら指差し )え、み、耳…?
6時間くらい?( 知識を素直に吸収して、更なる疑問に首傾げ / 狐の平均睡眠時間9~10時間と比較して当たりをつけたらしく )…、……──あ?( 一心に考え込むせいで飛び出たままの耳には気が付かず / 振り返った彼女の言葉で、顔を上げて間の抜けた声を発し / 腕を伸ばし、頭上の毛並みにそっと触れては / もう良いかと狐の姿に変化した後、ひと駆けして姿を消した次の瞬間には相手の目の前に / そこでまた人の姿に戻ると、先程まで身を預けていた狐像を指差して )…すみません。俺ほんとは神主見習いじゃなくて──…あれ、です。
6時間は…そうでもないような…?( こちらはもちろん人間の感覚で / 同じ方向に小首を傾げながら )──…わっ、…え、えーっ…!( 指摘の声を受け、彼が狐に変化したかと思えば瞬く間に消えたり目の前に現れたり / 瞳をまんまるにしてびっくり / そういえばここが稲荷神社だと気が付いて / 喫驚の瞳はすぐにきらきら )お狐さまだったんだ…!すごーいっ、人にもなれるんですね!待って、これこそ狐につままれるってやつでは…!?わたしとんでもなく貴重な体験してる気が…、ねえねえお狐さまっ、ちょっとだけ狐姿、触らせてくれませんか…!( 興奮しきりで / 本物の狐はなかなか触れるものではないから、ここぞとばかりに両手の指を組み合わせながらお願いを / ずずい )
…、そんなに寝ないのか…。( 一拍だけ衝撃を処理する空白の時間 / それからしみじみと呟いて )黙ってたのは悪いと思ってるけど…( 怒涛の勢いに気圧されて口を挟む暇もなく / ぽかん / 最後まで聞き終えてからやっと頭が回り始め、まずは正体を隠していたことへの詫びを表明するけれど / 生前も野生で暮らしていたため愛玩動物のような扱いには慣れておらず / 「使者ってそういうのじゃないから」と少し首を後ろに引いて当然のごとく拒否 )
3時間とかならショートスリーパーって感じがします!…でもそれは、人間の場合で。( 人差し指をぴっと立て主張 / あくまで人間の場合と念押し / 〝狐の睡眠時間ってどれくらいだろう〟と疑問に思う眼差しはじっと布面に注ぎ )申し訳なく思ってるなら、ぜひもふもふを…。だめですか?( ぜひこの胸に飛び込んで、と言わんばかりに両手を広げるけれど / 拒否の姿勢にしょんぼりと眉尻を垂らし / 腕を下ろしながら残念そうに本殿へ振り返り「未練が残って成仏できないなあ…」 / とぼとぼ…、また階段のとこにでも座ろうか )
じゃあ狐は4時間くらいか。( 念押しと視線を〝狐の場合は知らない〟の意と取って自力で推測 / というかそもそもショートスリーパーの狐っているのか? / 少し考えた後、「…まぁ、霊体の俺らには関係ないすね」と身も蓋もない投げ方をして )や、そんなことで──…( 成仏できなくなるわけがない、と続けようとするも、先程の願い事を思い出すとはたと言葉止め / あながちないとも言い切れない / あと神様にも文句を言われそう… / 仕方なく狐の姿に変化すれば、寄り添うように彼女の隣へとおすわりをして )
そっか、寝ないんだ…。……、普段は何して過ごしてるんですか?( 〝俺ら〟の一括りで思い出す、寝たようで寝てないような感覚 / 寝ないならずっと起きてるのかな、と視線を宙に逸らし考えては / 投げたのはまるでお見合いの質問 )──…、わあい、えへへ…ありがとうございます。お狐さまの姿、可愛いですね。( そもそもなんでわたし成仏できてないんだろう / 座った膝の上で頬杖を突きながら、ふと疑問が浮かぶけれど / 狐姿に変わり隣に来る彼に双眸をぱち、嬉しそうにまなじり下げ / そ、と手を伸ばしてなだらかな丸い頭をなでなで / でも成仏するわけでもなく )
境内の見回りとか、霊の対応とか、神様の雑用と世話とか…命じられたことを一通り。…人間は生者に関わりたがって心霊現象起こすのもたまにいるけど、大抵は成仏する方法探してるすね。ぼんやり現世に留まってると自我が崩壊して悪霊になりかねないんで。( 指折りつつ普段の行動を振り返ると「使者ってそういうのだから」 / しかし一般的な人間の霊である彼女には参考にならなかったかと思い直し、多数派の過ごし方を挙げてみて )──…、( 頭を撫でられては、おすわりの姿勢を崩さず横から見上げたままきゅうとひと鳴き / それから欠伸をするように口を広げ、両の前足と顎を相手の膝の上に乗せて / 狐の姿ではどうせ喋れないからと、気の済むまで触らせる間、寛いでいる心算で )
へえ、思いのほか忙しそうですね…。──…え。…も、もしかしてわたしも、このままだと悪霊になっちゃうんですか…?( なるほど、顎に人差し指添え彼が忙しなく働く様子を思い浮かべては / 普段お供えとかしておけば良かったなあ、なんて / ふいに聞き捨てならない単語が飛び交えば、冷や汗たらり / 恐る恐る問い掛け )~~っ…うう、かわいい、可愛すぎます…。よしよーし…。( 鳴き声も膝上にちょこんと乗る前足も、一挙一動全てにきゅんとときめき / はう / 頭部から尻尾付近に掛けて、ゆったり手のひらで撫でては頭部に戻りを繰り返し / それだけでもなんだか幸せそうにまなじり下げながら、寛ぐ彼の様子を眺めて )
…まぁ、現世に留まる明確な意志と動機がなければ、そういう可能性も…。( 言いにくい事を口にするように言葉濁しつつ真実を伝え / たのに、慰めにならない慰めでは悪霊になる前提で「その時は俺がちゃんと介錯するんで」 )……。( 撫でられることにも慣れてきたのか、耳を後ろに倒してリラックス状態 / 時折様子を窺うように顔を上げて真上を見て / また顎を膝に戻せば大人しく目を細め )
お狐さまがそうしてくれるなら、安心かな…。誰かに、あなたに、危害を加える前にひと思いにやっちゃってくださいね!( 自分がどうこうよりも、周りに悪影響や危害を与えないかが一番心配 / はらはらしていたものの、彼が介錯してくれると知れば安堵の表情を浮かべ / ほっと表情和らげては拳をぐっと握って )──…ねえ、お狐さま。( どれだけの時間そうしていたか、霊体はうっかり時間の感覚を忘れてしまうらしい / 昔からずっとそばで見守ってくれてたのは、彼だったような温かい心地 / ふと、撫でていた手を止めるとぽつりと呼んで )
うん、それは任せてもらっていいんだけど…まずは悪霊にならないところから頑張らないすか?( 彼女の頼みには特に異存なく引き受けるものの / 思いのほか力強い返答にむしろ此方がたじろいで )──……?( こういう時にどう過ごして良いやら分からず、結局いつものように境内の様子に耳を澄ましていた折 / 耳朶を打ったのは上から降る声 / 膝から身体を退けておすわりの姿勢に戻ると、首を傾げて見せて )
…だってわたし、なんで自分が成仏してないのか分からないですし…。現世に留まる明確な意志と動機?っていうのが、ぴんときてないというか…。( 人差し指同士を合わせながら、うんん、と小さく悩ましげな声を漏らし / 明確な死因なんてものも覚えていなくて / 不甲斐なし、としょんぼり )わたしのこと、ずっと見守ってくれてました…?なんか、あなたのこと知ってた気がするんです。…なんとなく、本当なんとなくだけど。( 小首を傾げながら、じ、と見つめ / そわ… )
何の未練もなければ、普通は自分が死んだことに気付いた時に成仏するはずなんすけどね…。( 一緒に思議しつつ、困ったようにぼやき / やはり母親の手作り料理なのか、と纏う空気は徐々に重たく )──…見守ってたって程の事じゃないけど、参拝に来る度に悪霊とか悪運は俺が追い払ってた。ひな季さんは、小さい頃から〝こっち側〟の存在に好かれやすかったから。( ほんの少し躊躇うような間の後、狐から人間の姿へ / どうしてもまだ認識されることに慣れなくて、彼女と同じように座って見せるのはやや俯き加減の横顔 / これまでの関わりをぽつぽつと喋って )
うーん…、あっ。お狐さまはわたしみたいな人の成仏のお手伝いとかもするんですか?( 例外は自分だけじゃないはず / ぴこん!と電球マークを浮かべ / 小首を傾げ )わあ、めちゃくちゃお世話になってる…ていうか昨日言ってたあれ、わたしのことだったんですね!?( 横からはやっぱり目元は見えなくて / そのまま視線を注ぎ、耳を傾けていれば / 亡くなってから知る事実にひとつ、ふたつと衝撃マークを続け様に浮かべ )…でも、だからかあ。ここに来たらすっきり晴れた気持ちになれてたの。お狐さまのおかげだったんですね…ありがとうございますっ。( 通りで、と今までの感覚と合致がいけば / 納得!と手をぽむと叩き / 八重歯覗かせながら無邪気な笑みを浮かべ )
そりゃできることがあればするけど…、霊力で未練を言い当てるとかはできないすよ。( 何か閃いた様子の彼女に歯切れの悪い返答 / 過度な期待を抱かせぬよう先手を打って / 手伝いといっても、対話の中で本人に何かしらヒントを得てもらおうとする古典的な手法であり )ん……、でも結局死なせてるし。( ゆっくりと相手へ顔を向けるも、浮かべるのはかろうじてそれと分かる程の曖昧な笑み / 人間ほど死を悲観的に捉えてはいないとはいえ、諸手を挙げて感謝を受け取れる心持ちでもなく / 力不足の感覚が否めずに )
成仏あるあるみたいなのを挙げてもらったら、ぴんと来るものがあるかなあと思いまして…。( えへへと頬を掻き / 要はしらみ潰し / 「何がありますか」と続けて小首を傾げて質問し )それは…、まあ人間っていつか死んじゃうものだし、好かれやすい体質っていうのなら遅かれ早かれそうなってたのかも…とわたしは思うんです。ま、今回は自分の行動のせいなんですけど…。だからお狐さまのせいだなんて思わないでください、…ね。( ゆる、と視線を膝の上に置いた指先へと落とせば / 狐姿の彼を撫でてるうちに大分落ち着いたり、ぼんやりとした記憶に輪郭が付き始めたりしたようで言葉を紡ぎ / 道路に飛び出した猫を追い掛けたがゆえの事故 / 視線を上げて彼へ向けると、そ、と手を伸ばして頭をぽふり撫で / にこ )
単純に未練として多いのは、大切な相手に伝えられなかったことがあるとか、残してきた家族やペットが心配とか…。でもひな季さんみたいに心当たりないって言ってた人間の未練だと、こんなに早く命を落とすなら将来のために我慢してたやりたい事をやっておけば良かったとか、自分の死にどこか違和感があるとか、連載されてた漫画の結末が気になるとか、幽霊ライフをまだ満喫してないとか…かなり人によるんで、何とも。( 相手の主張にも一理あるかと納得しては、これまで出会ってきた霊とのやりとりを想起し / 記憶している範囲で例を挙げてみるも、つまるところ人それぞれ / しかし方向性は悪くないはずだと「これから近辺の霊に聞きに行くすか」と未練インタビューを提案してみて )…──俺もうもふもふじゃないけど。( 彼女の言葉と円い笑みで微かに緊張していた口角の強張りが解け / ただ頭上に乗せられた手のひらには純粋な疑問の調子で / それから話に出た死の原因を最後まで口にしないまま尋ね )その……ひな季さんは、どうして。
なるほど──…ぅえっ!?やですよ、幽霊怖いし…!えっとえっと、確かに、もっとお腹いっぱいお母さんのご飯食べてからが良かったかもだし、期間限定で発売される予定のお菓子も食べてみたかったかも…。幽霊ライフを満喫っていうのも気になるし、……でもやっぱり、一番は…。( ふむふむ、と小さく頷く相槌を打ちながら耳を傾けていれば / 突撃インタビューの提案に表情青ざめさせ、ひえっ… / 自分も慌てて指折り数えるのは食べ物の欲ばかり / けれど一際心揺れ動くのは家族のワード / 全部の指を畳んで、きゅ、と握った拳に視線を落とし )もふもふじゃなくても撫でたくなるものなんです、人間は。( 強張り解けた彼の笑みに双眸緩め / 暈された問い掛けに瞳をふよ、と少し彷徨わせると / 撫でていた手を膝上へ下ろしては、少し気まずそうに口を開き )え?えー…、…通学路にいつも見かける野良猫がいるんですね。素っ気ないけどたまに撫でさせてくれる猫ちゃんで、これがまた可愛くて!…それでその日、見かけた場所…横が道路だったから危ないなって思ってたら、その猫が道路に飛び出しちゃって。ちょうど車が来て、危ない!って思ってたらつい体が動いちゃったみたいで、それで…。( 猫の紹介はちょっぴり熱弁 / 拳をぐっ / 尻すぼみ気味に声音を弱めつつ語り終えては / 眉尻を垂らしつつ、えへ )
自分も霊体になったのに、まだ怖いんだ…。( 幽霊の仲間入りを果たしても拭えないらしい恐怖心へ、独り言のように零し / しかし様子が変化したことに勘付くと、声音をほんの僅かに固くして / 「何か分かったすか」と横から窺い )ふぅん…。( 人間は撫でるのが好きなんだ、と雑なインプット / それから人間の形を取っているからにはそれらしくしようと、話を聞き終えるなり自らも相手の頭上に手のひらを乗せてみて / 話してくれたことへの感謝も共に示そうか )──…後悔してるわけでもなさそうだし、想像してたより救いのない最期でもなくて、せめて良かった。……あ、でもその猫は結局、無事だったんすか?( ふ、と頭を過る疑問 / 命を懸けて守った猫の安否を亡くなってしまった彼女は確認できたのだろうか、とそれが唯一気掛かりで )
それとこれとは別だもん…。──…ん、( 独り言に似た呟きが耳に届けば、片頬ぷくと膨らませ / 視線ふい / 横から覗き込む布面を、ちらと一度視線を向けたあと小さく頷き / 「家族が心配みたい…。わたしが急にいなくなっちゃったせいで、みんなを悲しませて、…みんなには笑っててほしいのに」唇をきゅっと噛み締めながら涙の溜まる双眸を伏せ / 睫毛からほろりと涙が転がり )へ、え…っ?( ふいに頭に撫で置かれる手に、瞳ぱち / ほんのり仄かに頬を染め / 布面で隠れた表情から彼の意図は読み取れず、おろおろ )猫ちゃんは、無事だった気がします。( 事故直後の薄れゆく意識の中、力の入らない手のひらをざりと舐める舌の感覚が残っている気がして / そこに反対の手を添えては、へにゃと緩く笑って )
──…あげる。…って言っても元々ひな季さんに付いてたものだけど。〝幸運〟…の、種。家に置いてきたらそのうち発芽するから、家族も少しずつ笑うようになるんじゃないすか。( 零れ落ちた涙を見て初めて、これまでの態度には幾許かの強がりがあったのかもしれないと思い至り / 無言のまま年端のいかない少女の胸中を察するも、狐に人間の心の機微は難しく / またも言葉通りに受け取っては、髪に付着したゴミでも取るようにするりと指通し / 差し出したのは植物の種に似た淡く光る粒 )…なんで困るんすか。( 相手から戸惑いを読み取って、此方が困惑 / 何も間違っていないはず… / 最期の行動が報われたらしいと聞けば「良かった」ともう一度繰り返して )
種…?──…お狐さま、ありがとうございます!( ほろほろと溢れる涙が手元を濡らす中、差し出された〝種〟に双眸をゆっくりと瞬き / 両手でそれを受け取れば、じっ…とそれを見つめた後に柔く包むように握って / 朝露に濡れた花のように表情綻ばせ / 「置くだけでいいの?埋めなくていい?」とそわそわ尋ね )お狐さまも撫でたくなるものなんだ、的な…?( ほんのり頬染めたまま、視線ふよ / 幸運の種よりも先に芽が出るなにか / 「ね、ほんとによかったです」命が無駄にならなかったことはもちろん、猫の無事への安堵が大きく / 足元だけだった透明感が指先にも微かに広がりだし )
…ん。できるだけ家族全員が揃うところに置いておいで。( 彼女が笑えば朝の陽射しも一層眩くなったような / 神の使いらしい喋り口で種の活用を促し、必要な説明は全て済んだとばかりに顔を前方へ / もし相手がそのまま自宅へと向かったなら、入れ替わりで本殿には華美な和装に身を包んだ女神が降り立つだろうか / 暗めの茶髪に整った顔立ちは、人間界で言うアイドルを彷彿とさせ )いや、これは人間として──…( 誤解を解こうと口を開くも、視線を逸らされては言葉を止め / とにかく失敗したらしいと悟り、「なら、もうやめます」とすごすごと手を引っ込めて )
──…はい。わたし、いってきます!( 頭から離れて引っ込んでいく手のひらが不思議と少し名残惜しい / 種の説明を聞けば大事に大事に手のひらで包み込みながら、こく / 晴れやかな笑みを広げながら宣言すると、階段から腰を上げ / きらきら透ける足で家へと駆けて行き / ──やっぱりここかな、と選んだのはリビング / 〝わたしなら大丈夫、今までありがとう、ちゃんと起きて、ご飯たべて、長生きしてね〟と気持ちを込めて / 種を優しく置いたなら、すう、と光の粒が溶け込んでいき / ほんの少し温かくなったような / ほっ… / そのまま自分まで溶け込んでいきそうな感覚に、ふと手元を見ては指先の透けに気が付き / !? / 再び神社へ走って戻ってきた頃には、膝あたりまで薄く透けてきているだろうか )お狐さまっ──…はわっ、ゆうれ、い…じゃ、ない?どちらさま…?( 彼に声掛けようかとしたなら、ぴゃっと飛び上がり / また幽霊かと思った / よく見れば神聖な雰囲気を纏う美人で、ほわり見惚れ / 透け感強まる手のひらを口元に添えながら尋ね )
…あ、戻ってきた。( 境内に入った気配を感知して獣耳ぴくり / そのまま引っ込めて参道の方を振り返ると )ひな季さん、神様がひな季さんが来てるって聞いて早めに帰ってきたらし──…( つい先程本人から語られた経緯を伝えようとするも、着実に消え掛かっている魂の形にその声は途切れ / 代わりに背後に佇む女神が「あれっ、ひな季ちゃんもう成仏しちゃうの!?」と頓狂な声を上げて )
ええぇっ、神様!?ここの神社の神様ってすっごく美人で可愛かったんだ…!わたしてっきり、おじいちゃんとかそんな感じなのかと…。( 衝撃マークを浮かべながら瞳まんまるに / 正直な想像を吐露しつつ、まじまじと見つめては / こく )あ、はい。一番の未練を達成したみたいで、成仏できそうです!( えへへ / 後頭部に手のひら添えながらはにかみ / その間も節々から、体が蒸発していくように光の粒子がきらきらと宙へ )ここには昔から、思っていた以上にお世話になってたみたいで…本当にありがとうございました。( 柔和に微笑み / ぺこ )
( 「ふふふ、わたし神様界ではちょっとした有名人なんだから!」なんて気取って見せる二人のやりとりも今は耳に入らず、ただ傍観して / 粒子が宙に消えゆくたび、彼女が天に還ることの実感がゆっくりと湧くようで / そこかしこで人ならざる者達が騒めきだし、少女を見送ろうと / いよいよ全身が透けて、魂が空の方へと浮かびだしたなら、辺りには神秘の風が渦を巻くように吹き渡り / 相手の姿を追って顔を上向け、別れの言葉を告げる瞬間には、それに布面が煽られて奥の面差しが露わになるだろうか )──…生まれ変わってもきっと元気で。
お狐さまたちも、お元気、で──…( 人ならざる者たちの騒めく声に、びく / 見送ってくれてるのかな…?と、おっかなびっくり周りを見回し / ほんの少しだけ嬉しいかも、と最後の最後で微かに警戒心解いては / 神秘の風で体ふわり浮かび / いよいよお別れだな、と思っては瞳うる… / 両手を振り自らも別れの挨拶を送るけれど / 捲れた布面の下から彼の素顔が露わになれば「え゙っ!?」と特大衝撃マーク / 顔が良っ… / 涙は引っ込み、消えかけてた輪郭が元に戻り始め / 数秒その場で滞空する体、空気を読む神秘の風 / 徐々に地上に降ろされ、やがて地に足裏が付き )…あ、あれ?( きょとん / 霊体ほやほや時のままくらいの透明感に戻り / 片足上げ足元きょろきょろしたり、手のひらを表裏返してみたりして )
…──ん?( 彼女が無事に成仏できることに安堵する気持ちと、遠いところへ行ってしまうことへの寂寥で悲喜交々 / その姿が完全に見えなくなるまでじっと見守ろうとするも、一向に消えないどころか輪郭を取り戻し始めた魂に不審の声が洩れ / 周りの有象無象も異変に気が付いて、ざわ… / やがて少女が元の位置に足をつけると、神秘の風が収まるのに合わせて当然布面もはためかなくなり / ぽかんと薄く開いた口から零れるのは当惑の一言で )…成仏、やめたんすか?
や、やめたわけではっ!あれぇ…?( 光の粒子もとうに収まってしまった手のひらをぶんぶん振って否定 / おかしいな、とこちらも困惑気味 / 両手を空に掲げながら、ぴょんぴょんとその場で飛んでみるけれど / しーん… / 「あらあら、これは…」と神様も揃えた指先を口元に添えて、きょとん / そ、と両手のひらで顔を覆えば )……なんか、未練…残っちゃったみたいです…。( 涙の別れの後の居た堪れなさに、羞恥でぷしゅうと湯気立ち / ぽそ )
こんな土壇場で…、振り出しに戻るか…。( 細々とした告白に率直な心情を吐露するも、存外落胆はなく / 双方の事情を悟った様子の神様がくすくすと笑みを溢し、「よかったね、スグル」と軽く自身の頭を撫で遣ると / せめて彼女が成仏するまでの間、悪しき者から守り抜く決意を胸に / 少女の方へと向き直って歓迎の意を示し )おかえりなさい、ひな季さん。…これからもう少し、よろしく。
ご、ごめんなさい…、…?( 申し訳なさげな声音で謝罪するも / 神様の笑い声におずおず指先を少し下げては、二人のやりとりにきょとんとはてなマーク / 歓迎の言葉に次第に嬉しそうに和らぐ表情を、手のひらを下ろしきり晒すと )…えへへ、よろしくお願いします!( 頬染めはにかみながら二人のそばへ駆け寄って / いつしか神社では時折、朗らかに笑う少女の声が聞こえると噂されるだろうか )
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( / 臆病な少女幽霊イベ、ありがとうございました!こちら〆とさせていただきました*
シリアス入ってちょっと重いかも…とどきどきひやひやしてましたが、幸せそうな方向に持っていけてよかったです…ありがとうございます*
けもみみ要素以外にも狐姿そのもの要素も楽しめて、今回もまた満足度高めでした◎ このやり取り中に狐の動画がおすすめで流れてきた時があり、タイムリーすぎてにこにこ眺めてました。狐かわいい…。
こちらは臆病要素を上手く取り入れられなかったのですが、背後様のナイスアシストのおかげでなんとかイベタイトルを保てた気がします…!ありがとうございます。ちなみに神様って、玲ちゃんだったりしますか…?(小声) )
(/ 綺麗に締めてくださりありがとうございます…!新鮮なファンタジー小話、楽しませていただきました*
こちらこそシリアスなのかコメディなのかどっちつかずで戸惑わせてしまったかと思いますが、なんやかんやで丁度良い感じに落ち着いてほっとしております…。ちなみにひな季ちゃんが本当に神様に聞いてもらおうとしてたことは何だったのか、差し支えなければお聞きしても…?
私もやり取りの間、狐の動画はちょくちょく見てました。犬と猫のハイブリッド感あって可愛いですよね、狐…。そして神様が玲ちゃんは大正解です!稲荷の神様は女神らしいということと、神無月の期間は神様たちが男女の縁結びの決定をしているという噂と、本人の超然としたオーラが神様っぽい、という理由で友情出演していただきました◎ 気付いてくださる背後様さすがです…。
ということで次ですが、本編に戻りましょうか?それとも一旦第二部完結のお祝いを挟みましょうか…?※適宜蹴り可 )
( / ひな季の本命のお願いは生き返りたいという切実なものでしたが、叶いっこないのはわかっていたので、せめてもの我儘にあんなことを叫んでいました。お狐さまを撫でてるうちに気持ちが落ち着き、家族の未来を願うものとなったようです…。
背後様も狐の動画見てらしたんですね!犬と猫のハイブリッド感、まさにそれです…かわいい…!私が見てたのは、貰った柿が美味しくて全身で(心配になるレベルで)喜んでるキタキツネでした*
神無月の期間について初めて知りました、なるほど上手く出来ている…そして推測が当たってほっとしました!良かったです*
上記蹴り可です◎
第二部完結のお祝い、オリジナルかるたのやつで合ってますでしょうか?それでしたら年末もじきなので、差し支えなければお正月にできると嬉しいなあと考えております…!
また、この頃レス頻度にムラがありすみません。14日と15日付近は特に仕事が忙しくなりそうで、著しくレス頻度が下がるかと思いますが何卒ご容赦くださいませ…! )
(/ ひとまず区切りとして試運転形式でお話など、と思いましたが、よく考えたら第一部でもやってないですね…。ということで、以下で早速次のミニライブイベに移らせていただいております。別のシチュエーションの方がやりやすいようでしたら、変更しますのでご遠慮なく…!またオリジナルかるた製作はお正月にとのこと、承知致しました◎
レス頻度に関してはどうぞお気になさらず…!いよいよ年の瀬が迫り、公私とも何かと忙しい時期かと存じますので、ご無理なくお付き合いいただけますと幸いです* お仕事のご都合も把握致しました。いつも細やかなご連絡助かります…!※全蹴り可 )
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( 自身があの文化祭の日に囚われる間に世間にはクリスマスムードが漂い始め、街中はイルミネーションの光で幻想的に着飾られる。そして心なしか恋人と歩く男女がより目につくようになった感覚に、例の彼と交際を始めたと報告のあった相互フォローの彼女もあの風景の何処かに居るのだろうかと想像するけれど、その顔は知らず知らずのうちにこれからメイク室を訪れるであろう少女のものにすり替わってしまっていて。軽く息を吐いてから完璧に準備の整った作業スペースを見渡し、化粧台の長テーブルに投げ出したスマホの電源ボタンを押して、表示されていたトーク画面をスリープ状態へと切り替える。恋愛対象として意識するまでどんな風に話していただろうかと遡ってみたやりとりも想いが募るばかりで接し方のヒントは得られず、懊悩するあまり次第に自分がどんな人間かも覚束なくなってしまえば、座席正面の鏡に映る像を抜け殻のようなぼんやりとした眼差しで眺めて )
お疲れ様です、水瀬ひなです。──…傑さん?
( 持ち手の根元に手作りキーホルダーと、とわハトくんのマスコットキーホルダーをぶら下げたトートバッグの中には、四人で会った帰りに購入した薔薇の花の入浴剤が入っている。あれからちゃんと休めてるかな、とトートバッグの口の隙間から見える柔らかな風合いのグレーのラッピング袋をちらりと見遣りつつ、メイク室の扉の前で足を止めれば。近くにある自販機のところで電話中の人がいるけれど何やら電話相手と揉めている様子で、なんだか気まずいなあと思い気配をできるだけ消すようにして肩を竦めると、控えめな数回のノックの後にこれまた控えめな声量で声を掛けたなら、早く入ってしまいたい居た堪れない心地のなか返答を待たずしてそっと扉を押し開けて。入室して早々、彼の後ろ姿と鏡に映るぼんやりと覇気のない様子の彼を瞳に捉えると、なんだか様子がおかしいなあと、きゅっと鞄の持ち手を握りながら、おず…と上半身を傾げながら再度声を掛けて )
…──あ。…もうそんな時間か。
( 扉の方で鳴った声に鏡面からゆるりと首を回らせば、そこに立つ顧客の姿に鈍く反応して気の抜けた声を洩らし。吐息のような呟きと共に腰を上げたならスマホは雑にポケットへと突っ込んで、座席を引くことで着席を促す。今日は何やら控えめに入室してきた相手の様子の変化にも気が付かず、ろくに会話もないどころか積極的に目を合わせようともしないよそよそしさは、さながら今までの関係値が全てリセットされたかのようで )
お疲れ様です。準備できてるんで、どうぞ。
今日もよろしくお願い、します…、……。
( こちらに気付いてくれた彼に、ぱっと表情を明るくしていつもの挨拶を続けるけれど、ろくに視線も合わせずによそよそしい態度を取る彼に少し尻込みしては、文末はどこか躊躇いがちに弱まり。引かれた座席にすとんと腰を下ろし、トートバッグは膝上で抱くように乗せて、ペットボトルに入ったお水だけテーブルの前に置き目の前の鏡越しに彼の様子をそっと盗み見ては、本当に視線が合わないこと。また寝不足なのか悩みでもあるのか、はたまた自分が何か悪いことでもしてしまったかと眉尻をしゅんと垂らしては、鏡越しの彼を見つめながら「傑さん」とつい声を掛けるけれど、元気のなさそうな彼にあれこれ問い掛けていいものかと思い浮かべてはっとしては、ぐるぐると咄嗟に思考を巡らせたのちに、なんでもないような普段通りの表情で問い掛け )
傑さん、……あ、えっとその、…この間はおうち帰ってからちゃんと眠れました?
…おかげさまで。睡眠時間の方は、もう十分。
( 悩みの種である本人を目の前にして気も漫ろに思い耽る最中、自身を呼ぶ声音はやけに寂しげに耳朶に触れ。振り向いた先の鏡面には気遣わしげな眼差しと伝える言葉を探す唇が反射していて、そこでようやっと心付いたかのように少女への関心を示さない態度を自省する。すぐさま意識を外側へと向け変えたなら、思い出したかのごとく紡がれる問い掛けに唯一相手から窺える目元に不慣れな愛想すら浮かべてみせるも、それはそれで平生とは異なり違和感として捉えられるだろうか。継ぐ二の句も喋り出したはいいものの完全なる見切り発車で、思うように話題が見つからずに同じワードを繰り返して彼女にとってはほぼ無意味な注意喚起をした挙句、気まずく視線を逸らして )
水瀬さんも……睡眠時間は、しっかり取るように…。
そっか、よかったです。よかった、けど…。
( 睡眠に関して心配は無用とのことでそれに関してはほっと安堵はするけれど、なんだか今ひとつ、薄く壁の感じられるような笑みは当然違和感を覚える。口元に弧を描かせて〝よかった〟となんて伝えるものの普段のように会話は乗らないし視線もやっぱり合わなくて。やっぱりなんか、変。膝上に乗せたままのトートバッグを今一度ぎゅっと抱き締めながら、ふ、と一度視線を下げそう思っては、くるりと首を回し鏡越しではなく本人へと顔を向けて、心配そうに眉尻を垂らした表情で小首を傾げながら彼の状態を気に掛け )
なんか、元気なさそうに見えます…。覇気がないというか…ほんとに、大丈夫ですか?なにかあったんですか…?体調悪かったりとかは…。
…、大丈夫です。…仕事はちゃんとやるんで。
( よかった、と口にしつつも相手の表情は完全には晴れなくて、意を決したように正面から曇らせた眉宇を向けられると、図星の指摘に小さく息を詰まらせる。しかし彼女に伝えられないから気持ちのやり場に難儀しているのであって、まさかそれを本人に打ち明けるわけにもいかず誤魔化すためにわざと冷淡に線を引いては、更なる追及を避けるべくさっさと話を流し。そうして膝に抱えられたままの鞄を目で示す意味でちらりと見遣り、そこに付けられたマスコットとキーホルダーからまたさりげなく視線を外した後、溜め息にも似た調子で吐き出した確認はどこか憂いを帯びていて )
…もう始めていいすか?
──…ぅ、はい…。すみません、お願いします。
( 仕事の出来不出来がどうとかよりも心配の矛先は彼のことなのだけれど、そこに一線を引かれてしまえばきゅっと口を噤み。ただその口振りはやっぱり何か抱えているのだろうと思うには充分だったけれど、線引きの直後にずかずかと踏み込むのは躊躇われ、このタイミングで贈り物を出すには勇気が足りず彼の仕事の遂行の確認にこくりと小さく頷くと、トートバッグは一旦膝上から退かしいつものようにテーブルの脇へ寄せることにして。化粧汚れを防ぐためのケープを着けられたなら、いつもの手順に合わせて双眸を伏せたり笑みを浮かばせたり、メイクの馴染み具合の確認に応じていく。メイク中どことなく重たい空気のままではどんどんそちらへ傾いていきそうな気がして、できるだけ自分は努めて普段通りに「そういえば」と切り出しては「相馬くんが傑さんから貰った私物を自慢してくる」だとか「もうすぐ冬休みで嬉しい」だとか、無理に彼から言葉を引き出すことなく相槌程度で良さそうな話題を一方的に話すだろうか )
…──ん、可愛い。
( どうにも口を開けば開くだけ空回りしてしまうようで、何も悪くない彼女が小さく謝ったのを皮切りに、元より重たい口は更に重たくなり。作業中も共通の知人の話や世間一般的な時節の話題といった表層的な会話に終始し、反応さえ集中の免罪符のもとに最低限に留まって。けれど味気のないやりとりを経るうち、相手の巧みな会話術と慣れ親しんだルーチンワークのおかげか幾らか気分も解れ、メイクの完成形が見えだす頃にはぎこちなかったキャッチボールも普段のテンポ。宣誓通り妥協なく仕上げた己の仕事へ満足げに顔を綻ばせたなら、最終調整として髪の先を繊細な指遣いで動かしてから、「これで頑張ってきて」と純粋な応援の中に甘い響きを潜ませて )
ありがとうございます…!
( 完成に近付くにつれて普段通りのテンポの会話となれば安堵が芽生え、仕事に私情を挟まずいつも通りの練達の出来栄えを前に、さすがプロだと柔和にはにかんで。すごいな、かっこいいななんて思うけれど心配が払拭されてはおらず、掛けられた応援の声に、ぱ、と顔を向け見上げては数拍の間の後「…頑張ります!」きりりと意気込んだ表情で両手の拳をぐっと握り。その意気込みの中には、自分のことで頭を悩ませているだなんて知らず、少しでも彼を元気付けられるようにとの意味も無邪気に込められていて。テーブルの上のトートバッグに手を伸ばし膝の上に戻すと、そこからラッピング袋を取り出しては両手に乗せ彼へ差し出し、にへと緩く笑いながら言葉を続け。ふいにコンコンと数回のノックが響いたなら、扉を半分ほど開けて牧さんが顔を出し「お疲れ様です、もうメイク終わってる?ちょっと巻きみたいで…!」と早めの呼び出しがあると、応じながら席を立っては慌ただしく鞄を手に、牧さんとともに部屋を後にして )
これ、傑さんに。もういらないかもしれないですけど…また眠れない日があったら使ってくださいね。……あっ、はあい!それじゃあまた後で、ありがとうございましたっ!
( 声援に応えて表情を引き締めて見せたアイドルは、次にいそいそと鞄から綺麗に包装された袋を取り出し。徐に差し出されるそれに何かプレゼントを貰う理由があっただろうかと考えるも、体は無意識にそれを受け取り、不思議そうな眼差しは己の掌へ。その時メイク室の扉が開いて彼女のマネージャーが顔を出せば、秘密を覗かれたかのようについ渡された贈り物を隠しかけるけれど、余計に怪しい上にそもそも隠す必要もなく手を止めて。開始時間が早まったとのことで中身を聞くことも礼を伝えることも出来ぬまま少女が連れられて行き、仕方なく一人残った部屋でそっとラッピングのリボンを解く。現れた薔薇の花を模した入浴剤を目にして湧き上がったのは、自分のことを気に掛けて用意してくれたのだと思うとただの日用品も途端に勿体ないような、果たして相手のことを頭から追い出してリラックスできるのか心配になるような心地で、屈折した言葉を吐きながら、しかし今晩には早速使われることとなるだろうか )
…、使いづら……。
( 鉄は熱いうちに打てとのことわざがあるように、あの日の晩には早速お風呂上がりのメンバーたちを自身の部屋に召集し、彼の元気がないこと、原因はわからないながらどうにか元気付けたい!との相談を持ち掛け。リラックスグッズをあげるとの既済のアイデアも当然出つつ、マッサージをする、お菓子をあげる、時間がどうにかしてくれるかもよなんて様々な案が出る中で、どうしようかと頭を悩ませていれば。一番恋愛話には興味なさげにポッキーを齧っていた人物、おとぎちゃんの『…わたしらアイドルなんだし、ライブで元気付けるとか』と、ぽつりと静かに提案された一言で、「それだあっ!」『天才!』『天才だ!』と場は盛り上がり、すごいすごいと褒め称え撫で回された功労者はご褒美のお菓子を持って満足げに自室に戻っていった。──そうして作戦予定日の今日。クリスマスに向けた特典チェキの撮影があり、今流行りのバレエコアとしてリボンをスカートに散らし、裾に白いふわふわのついたケープに身を包んだサンタ衣装姿でメイク室に訪れては、部屋に入るなりにこにこはしゃいだ様子でその場でくるりとスカート翻しながら一回りして )
お疲れ様です!ねえねえ傑さん、見て見てっ、サンタ衣装です!可愛くないですかっ?
( 花弁を溶かした湯船に身を沈めて思い知ったのは、自身がこの件に関してどれだけ考え疲れていたのかということ。彼女との関係を進めたがる感情とそれを留める理性との雌雄は未だ決せず、発展しない自問自答は現在進行形で頭を疲弊させるばかりで。「…もう、やめようかな」リラックス効果で気持ちが緩むと同時にぽろりと転び出た弱音が、薔薇の香りと温かな湯に包まれるうちにどんどんと納得感を増してゆけば、最後には何故今までそうしなかったのかが不思議なほど唯一絶対の答えであるような気になって。そうだ、手の届いてしまいそうな感覚が判断を鈍らせていたが、可能性のない相手に入れ上げるなんて大人の恋愛の仕方ではない。早々に見切りをつけなくては。──と、決心を固めはしたものの、即刻想いが消えるわけでもなく、メイク室で顧客の到着を待つ間には微かな緊張と喜びが体内を巡り、脳内では我知らず話題の選別が行われ。ついに開かれた扉を振り返ったなら、呼び水に思わず正直な第一声で肯くけれど、問い掛けられた衣装は無論として、それを無邪気に見せに来る姿へ向けた意味も多分に込められていることは、双方気付くべくもないだろうか )
……可愛い。
えへへっ…ありがとうございます。
( ケープから垂れる白のぽんぽんを揺らしながら衣装の披露をしたなら、肯定が返ってくると白い編み上げブーツの底をきゅ、と鳴らして立ち止まる。メイク前のすっぴん姿で、髪だってセット前で寮でアイロンを通してきたくらいなのだから、恐らく褒めてくれたのは衣装についてのみだろうけれど、それでも嬉しくてファンデなどで色味を補正していないまっさらな頬はみるみるうちに含羞の色に染まり、ふにゃりと嬉しそうに綻ばせながら照れを隠すように横髪をくしゅと握って。ご機嫌なまま「この可愛い衣装にぴったりのヘアメイク、よろしくお願いします!」と鏡の前の椅子へと向かえば、早速いつものようにメイクが進められるだろうか。彼の今日の元気具合を様子からそれとなく探りつつ、やがてヘアセットが終盤に差し掛かったなら業務後の空き予定をそろりと問い掛けて )
──…あの、今日の撮影のお仕事が終わったあと…、えっと、10分くらいお時間ありますか?
…承りました。どうぞ。
( 自分から聞いておきながら頬に赤を灯らせるいじらしさにそわりと心の擽られる感じがして、目線を彼女の斜め前の床まで逃した矢先。弾んだままの声で懐っこく改めての依頼を受ければ、ふっと表情を緩めたのち顧客のために椅子を引くも、薄く笑みの浮かぶその顔には諦念のような翳りが付き纏って。そしてそれはメイク中も同様で、少女をより完璧なアイドルへと仕立ててゆく毎に以前ぼやいた〝芸能人じゃなければ〟との思いが過っては、時たま集中を欠いているのが鏡越しにも見受けられるだろうか。とはいえ普段のペースとは行かずとも雑念を振り切り、残すはヘアスタイリングのみとなった定刻前。芳しくない作業の手際に気を遣ってかおずおずと切り出された予定の確認へ、一瞬手を止めるだけで特に用件を尋ねるわけでもなく、率直に以後の空き時間を明かして )
はぁ…まぁ、10分くらいなら。
よかったあ、ありがとうございます!じゃあお仕事後、少しだけお付き合いお願いしますね。
( 普段の彼は滞りなく流れるように、且つ細やかな動作で彩りを与え〝可愛い〟をつくり上げていくけれど、その動作を間近で見てきた自身にとって彼の集中力の欠如を感じるのは難しくなく。早く帰ってゆっくり休みたいかもしれないけれど、とそわつく心地のなか10分の猶予を得られると、ほっと安堵した笑みを溢し謝辞を告げ改めて鏡に向き直っては、全てのヘアメイクが終わるまで大人しく待つはずで。完成後いつもの賛辞の言葉が送られたなら、彼の手に掛けられた自分は世界一可愛い気がしてとても自信が付くし、きらきらして見え、それがつくづく魔法のように感じられて。そんな凄い腕を持つ彼のことを尊敬するし大好きで、可愛くなった自分をもっと見て欲しくなる。めいっぱいの自信を胸にカメラの前に立つと、世界一可愛い女の子としてレンズに向かって笑顔を振り撒こうか )
…あ、入浴剤のお礼言いそびれた。
( 結局事前に厳選した話題は一つも使われることなく、目一杯時間を使ってヘアメイクを終えれば完成とほぼ同時に少女はスタジオへ。追い掛ける前に簡単に化粧台の片付けをしつつ、ぼんやりと頭に浮かぶのはこの後の約束のことで、最初は何か相談や手伝いだろうかと予想するも、最近あった出来事と照らしてもしかして告白か、他に気持ちが移ったと過去形になるのか、と考えは徐々に悪い方向へと流れ。そんなことに囚われていたせいか、今日の第一優先のトピックを伝え忘れていたと思い至ったのは、メイク室を出ようとドアノブに手を掛けた瞬間。つくづく上手くいかないなと溜め息を吐いた後、静かに撮影現場に入ってゆくけれど、生き生きとカメラの前に立つアイドルを見学する顔ばせは訪れる10分間に気を取られてどこか上の空で、顔見知りのスタッフが雑談程度にクリスマスの予定を尋ねてくる声にも曖昧な生返事を返して )
撮影ありがとうございます、お疲れ様でしたっ!
( 毎度のことながら彼のメイクの腕前では化粧直しなんてほとんど必要とせず、撮影途中手を加えるとしたなら髪型を少し整える程度で彼との接触は数えるほどしかなく。他のスタッフと何やら話している様子を横目で認識しては、何の話をしているのだろうと少し気になるけれど盛り上がるほどの様子もなければ暫しこちらも撮影に集中し。やがて個撮とメンバー全体の撮影を終えたなら、メンバー全員とにこやかな挨拶でその場を締めくくると、スタッフらは撮影機材の撤収を始め、事情を知るメンバーらは速やかにスタジオから撤退するはずで。牧さんのことは、ねねぽんやさや姉たちが上手く図らってその場から撤収させ、がらんとしたスタジオに残るのは自身と彼のみ。去り際にしれっと設置された折り畳みの事務椅子が真っ白な背景の前にぽつんと置かれた状態で、はにかみつつそこへ彼に着席を促す手のひらの反対側には、マイクがぎゅっと握られていて )
──…、えへへ、二人きりですね。そこに、座ってもらってもいいですか?
( 撮影が終われば現場においてヘアメイクはお役御免。撤収作業の邪魔にならないようにと自身もスタジオから引き上げようとするも、先程までカメラ前に立っていた赤色担当と緑色担当のアイドルに「ひながここで待っててって!」と引き留められ、人の疎らになった頃を見計らってセット前へと誘導されて。彼女たちもそのまま扉を出て行ってしまうと、広い空間の中にはマイクを持ったサンタ衣装のアイドルが一人と、向かい合うように置かれた椅子が一脚。意図を感じるスムーズな連携につい周辺を見回すけれど、テレビ番組のドッキリのように隠しカメラが作動している気配もなく、促しに応じて準備された席へと腰を下ろす。まるで展開の読めない事態に困惑の気配を滲ませながら、眼前の少女へ遠慮がちに尋ね )
…一体何が始まるんすか。
七色の光を閉じ込めた煌めきのひとしずく!白色担当、水瀬ひなの単独ミニライブにようこそー!
( マイクが握られているといっても写真撮影後の現場では機材の用意まではないためマイクの接続はなく、スマホに入っている音源を簡易スピーカーに繋げてある程度のミニライブ会場。何が始まるのか知らされていない困惑気味の彼に尋ねられれば、にぱ、と無邪気な笑みを浮かべたのちに、口元にマイクを添えミニライブであることを通常のライブさながらのテンションで明かし。「まあマイクは雰囲気用なので、今日は入ってないんですけどね」とマイクの上部をぽんぽんと手のひらで軽く叩きマイクは入ってないことを示すと、互いの中間地点に置いたスマホに駆け寄り、みんなが撤退したためセルフでスマホを操作してはすぐ傍に置かれたスピーカーから音源が流れ出す。たた、と元の場所に駆け戻りマイクをきゅっと握り直したなら、まっすぐ彼に手のひらを伸ばして表情を綻ばせながら宣言をすると、たった一人の観客に元気いっぱいのエールソングと、にこにこできらきらな、たっぷりのファンサービスを捧げようか )
それじゃあ聴いてください、大好きな人に贈る応援ソングっ!
( 撮影終わりのスタジオに突貫工事で設えられた簡易セット。しかしアイドルがひとたびその中央に立てば、照明も音響も満足に整わないその場所でさえ立派なライブ会場へと一変して。溌剌とした自己紹介の口上が戸惑いがちに彷徨っていた自身の視線を正面へと惹きつけ、非公式らしい種明かしをした彼女が非公式らしく自らの手でスマホを操作すると、傍のスピーカーから持ち歌の音源が聞こえだす。眼差しも手のひらも声も真っ直ぐに語られる想いでようやく約束の意図を悟ったなら、雪のように降り積もった憂悶も鬱屈とした思いも、全て解けて消えるような心地がして。己が自分のことで苦悩している間、彼女はこうして己のことを考えてくれていたのかと思うと同時、向けられる笑みが、振りの一つからも伝わる懸命さが、叶う叶わないに関わらず誰かを想う気持ちはそれだけで尊いものなのだと思い出させ。曲が終わる頃には腹は決まり、ステージと客席の中間地点まで進み出て、胸の内をそのまま声に出す。一層惹かれてしまってはもう諦めるなんてとても出来そうになくて、けれど相手のことを思えば告げるべきでもなくて。報われることのないであろう恋心を密かに抱え続ける覚悟を固めた、憑き物の落ちたような顔で「ありがとう」とだけ静かに告げようか )
…俺、やっぱり好きです。アイドルやってる水瀬さんが。
( 一挙手一投足に、想いのたけを全部詰め込んだ初めての単独ミニライブ。大好きも、尊敬も応援も励ましも、〝あなたの力でこんなに輝けている〟もたくさん詰め込んだ。たった一曲だけれど歌い踊り終えた頃には小さく息を切らし、微かに肩で呼吸をしながら、少しでも彼の心を揺さぶることができただろうかと様子を見守るように見つめて。先に動き出したのは彼の方で、中間地点まで歩み寄る彼に一歩こちらからも近付いた時のこと。徐に〝好き〟なんて単語が彼の薄い唇からまろび出れば、「ふぇっ…!?」手のひらを口元にあてて小さな驚嘆が彩られた唇から漏れ出て。ぶわ、と真っ赤な薔薇が咲き乱れるように頬も色付きとり乱すけれど、続く彼の言葉に再び小さく「えっ」と驚嘆の声を漏らしては、つい早とちりしてしまったことを数秒の間の後に悟るも一度色付いた頬はすぐには戻らず、なんなら羞恥心で頬は染められたままで。どきどきばくばくと早まった鼓動を感じながら、困惑気味に双眸をぎゅむっと不等号にし、両手の拳をぐっと握りつつ眉尻を垂らし訴えるけれど、マスク越しながらどことなく晴れやかになった彼からお礼を受け取ると、元気を与えることができたような気がしてこちらも嬉しくなり。嬉しそうに八重歯を覗かせながら笑みを咲かせると、小首を傾げながら冗談半分本気半分でアンコールを伺って )
とっ……倒置法やめてください~っ!…えへへ、どういたしまして!アンコールはいかがですか?
…すみません。なんか……より伝えたい方が先に出ちゃって。
( 少女の頬が上気したのは精一杯の一曲を届けたせいだけではないようで、ゆらりと揺れた瞳が勢いよく瞑られては、指摘にはっとしてマスクの上へ更に手のひらを重ね。これからはこういった何気ない言い回しにも留意しなくてはと自省する傍ら、とはいえ想い人が意識してくれている様に喜びを感じずにはいられずに、弁明を口にする際にはつい愛おしげに目許が綻んでしまって。そんな相手からの申し出とあれば、ライブ継続を望むか否かの問いに対する答えはひとつ。形ばかり辺りを見回して「雰囲気用のペンライトはないんすか」と訊き、何か渡されるようならそれを、特に用意がないようなら手持ちの品から出来るだけ大きなメイクブラシを取り出して手に携えてから、席に戻るのではなく己の立つ中間地点まで椅子を引き寄せることで意思表示を。そうして改めてそこへ腰掛け、音源を再生しようとする彼女へ最前の位置からひっそりとアイドルの観客らしい応援を送ったなら、音楽や煽りに合わせて貴女のためのペンライトが控えめに振られるはずで )
…ひなちゃん頑張って。
そういうことならもっと、いっぱい言ってくださっても…!
( ここ最近ぼんやり覇気のなかった目元だったけれど、解れて綻んだ涼しげな目元はなんだかいつも以上に柔らかいように感じられてはきゅんと胸が高鳴って。〝好き〟をより先に伝えたかったなんて聞けば尚更胸の高鳴りを感じられずにはいられなくて、いつでもウェルカムなことをアピールするけれど、実際言われたなら供給過多でぷしゅぷしゅ湯気が出てしまうだろう。ペンライトの用意まではなかったことを伝えたなら、彼ならではの即席ペンライトの登場に双眸をぱちりと瞬かせた後、くすくす嬉しそうに頬を緩ませ。より近くへと持って来られた椅子のそばのスマホへ駆け寄って、次も応援ソングかななんてアンコールの曲選びに膝折りしゃがみ込みながら指先で画面を操作していれば、観客からのひっそりとした応援の声──それもひなちゃん呼びで与えられたなら、椅子に座る彼を見上げてふにゃふにゃと表情を綻ばせて「えへへ、頑張る!」と宣言。いつかきっと本物のライブで、本物の白のペンライトを振ってもらえますように。たたっと駆け足で立ち位置に戻っては、彼を真似た文法で大好きな想いを弾ける表情で伝えると、ふんだんにピュアな想いが詰まった恋愛ソングを、たった一人の観客である彼へと届けようか )
わたしも大好きです、傑さんのこと!…アンコールはそんな想いにぴったりの曲、いくよーっ!
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( / あなたのためのミニライブイベ、こちらはこれで〆とさせていただこうかなと思っています。冬の忙しさもありクリスマスイベぎりぎりになってしまい、入浴剤のお礼の隙を与える暇もなくすみませんでした…() もしこの後入れ込むつもりでしたら続けていただいて構いませんので◎ )
(/ いえいえ、時間の余裕があろうとなかろうと逆巻がお礼を言いそびれるのは変わらなかったはずですので…きっと後でメッセージが飛ばされるんじゃないかと思います。ということで、最高潮の盛り上がりに何を足しても蛇足になる気がするため、お返事は控えさせていただきました。あなたのためのミニライブイベ、ありがとうございました…!
進行上仕方ないとはいえ、ここ最近すぐひなの絡みが少なくて逆巻と一緒に萎れていたので、最後の場面で帰ってきた尊さに5割増しでにこにこしました…( でも反応の薄い逆巻にしゅんとしてつい呼びかけちゃうひな季ちゃんもまた可愛かったです… )本当に逆巻のためだけのライブ、といった特別感たっぷりの演出で、たった一人の観客のために全力で踊ってくれるひな季ちゃんは真のアイドルだなと…!そして提案してくれたおとぎちゃんもありがとう。ずっと気にかけて何とか元気づけようとしてくれる様子が健気で、こんな可愛くて優しい彼女がいたらかなわないよねって相馬くんと同じ気持ちになったイベントでした。どうぞ逆巻を末永くよろしくお願いします() またバレエコアのサンタ衣装にも、それを見せにきてくれる姿にも心を掴まれて、リアルクリスマスに近くなったのが逆に良かったです◎ )
( / 入浴剤のお礼メッセージに、使ってくれてた!と嬉しそうに足をぱたぱたさせてる様子が目に浮かびます…。そしておとぎちゃんには栄誉賞として再びお菓子が捧げられたことかと思います。こちらこそ今回イベもありがとうございました* 逆巻さんと一緒に萎れてたと聞いて、やだかわいい…とによによしてしまいました、かわいいです。
好きだと自覚した逆巻さんの複雑で繊細な心情変化に心がきゅっと締め付けられ、表情や声色に少し甘さが増してきゅんとして、背後様の表現力に改めて惚れ惚れとした回で、〝芸能人じゃなければ〟の伏線回収もお見事でした…。入浴剤を使いづらいとぼやきつつも、その日のうちにしっかり使ってくれているのも尊かったです。約束について考えるうち悪い方向へと流れていた逆巻さんに背後は「大丈夫だよ…!」と励ましつつ、双方が無事に恋心を抱えることとなってほっとしております…。こちらこそひな季を末永くよろしくお願い致します!
なんやかんや相変わらず、リアルタイムの四季に合わせて進めることができていて嬉しいです。臨場感があると世界に入り込めて助かる…(仕事からの現実逃避)
上記は全文蹴り可です◎ このままクリスマスイベに突入でよかったでしょうか…! )
(/ すぐひなは必須栄養素なので…えへへ。ミニライブを経て入浴剤は〝複雑な気持ちになるし勿体ないからちょっと使いづらい〟物から〝特別な日用〟に昇格したことと思います。あと頭の中ではなんやかんや言いつつも、行動や細かな情緒は素直な逆巻の感じを読み取っていただけていて嬉しいです…。
はい、それではこのままクリスマスイベ始めさせていただきますね◎ 丁度クリスマスと重なって、調整の甲斐があったな…!と此方も嬉しくなっております。やっぱりリアルタイムで進められるとより楽しい…。こちらは全蹴り可です、そしてメリークリスマスイブ!です…! )
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( クリスマスイブだというのに外と違ってツリーもリースもない殺風景な廊下に、仕事の撮影を終えた子役の少女と迎えに来た母親、そして担当のヘアメイク。膝を折った目線の先で大きな瞳がきらきらと煌めけば、手作りのヘアアクセサリーをプレゼントした自身も、傍で見守る彼女の母親も微笑ましげに表情を和らげて。「すぐるくん、だぁいすき!3ばんめに!」嬉しさあまってか甘い歓声とともに首に抱きつくけれど、離れる瞬間には順番を示すことを忘れない姿勢につい破顔し、「パパにも見せなきゃ、これすぐるくんにもらったのよって」と既に2番目の相手へ思いを馳せている面差しに小さく頷いて見せる。もし次の顧客が角を曲がってその場面に遭遇したなら、笑みの気配を残したまま挨拶する己と、お行儀よく「こんにちは!」お辞儀する女児が視界に映るだろうか )
…あ、水瀬さん。お疲れ様です。
…あ!やっぱりありすちゃんだあ~、こんにちは!
( ひらひらふわふわとスカートの裾やぽんぽんを揺らしながらサンタ衣装で歩くのは殺風景な廊下だけれど、頭の中はジングルベルが流れ一人だけ雰囲気は浮かれた様子で。きゃっきゃとはしゃぐ少女の声が聞こえてくる角の向こうに、もしかして!とぴんと閃きそのまま進んでは、ふわふわとお花が浮かびそうな平和な光景が広がっており、子ども相手に緩んだ表情も好き…!と胸をときめかせつつ、自然と表情を綻ばせながら手を振り声を掛け。「お疲れ様ですっ」と続け彼と保護者にも会釈をして挨拶を交わせば、『おねえちゃんサンタさんなの?かわいい!ありすのつぎに!』サンタ衣装に瞳を煌めかせた無垢な少女から賛辞を受けては、少女の正面へ膝を折りしゃがむと「えへへ、そうでしょ~!わたしも傑さんに、ありすちゃんみたいに可愛くしてもらってくるね」とにこにこ微笑ましげに小首を傾げ。すると少女の手に持たれたアクセサリーを瞳に捉え「それかわいいね」と指差し伝えては、『すぐるくんからもらったの、いいでしょ!おねえちゃんはもらえないの?』と大事そうにそれを胸元に引き寄せながら返されては、双眸をぱち、と瞬かせ。ゆっくり彼へと瞳と顔を向けては、深刻そうに表情を固めながら問い掛けて )
も、貰えないんですか…?
水瀬さんにもちゃんとあるから…。
( 我が子の不用意な発言に母親が慌てた表情を覗かせたのも束の間、恐々とした問い掛けに宥めるような調子で返せば、年長者の顔も安堵へと塗り変わり。「よかったねえ」と既にプレゼントを貰った者の余裕からにこにこ年上ぶった態度でそう紡ぐ子役は、程なくして『ばいばい』と『メリークリスマス』を交わした後、手を引かれて帰途に就いて。ふたり残されてようやく立ち上がり、「じゃあ、もっと可愛くしに行くすか」と彼女の言葉を借りて先程より目線の遠くなったサンタ姿に促すと、言い終わるなりメイク室への移動を始める。少し前までのぎこちなさが嘘のように至って自然に廊下を先導する最中、扉の前に到着するのとほぼ同時にちらりと後方を振り返って尋ね )
水瀬さんは、今日この後なんか用事あるんすか。
ほんとですか…!えへへ、やったあ。
( 自身にもプレゼントがあると知れば、途端にぱあっと晴れやかな表情に変わると嬉しそうに八重歯を覗かせて笑みを広げ。年上ぶる少女にふわふわと浮かれた様子で「うん、うれしー」と素直な心情を告げては、「メリークリスマスっ!」と定番の挨拶を交わしながらひらひらと手のひらを振って二人を見送ると。促される彼の声に、元気にこくんと首を縦に振って頷いては自身も立ち上がり、スカートの裾を揺らしながら〝プレゼントってなんだろう〟と、うきうきご機嫌に彼の後を追い。いつもの扉の前に着くと同時に振り返った彼からふいに質問を受けては、足を止め双眸を瞬かせ。首を左右に振り仕事以外に予定がないことを伝える途中、はっ…と何か察したように口元に広げた手のひらを添えては、はわわと頬を色付けせながら自身にとって一番都合良く嬉しい想像を期待しながら問い掛けて )
今日は特に、明日ならみんなでクリパする予定ですけど──…え。も、もしかしてクリスマスデートのお誘いですか…!?
だったらもっと前もって誘って──…いや。…気になって聞いただけです。
( 扉を開くことにも多少なり意識を割いていたせいか、期待を孕んだ声へ流れるように己を売り込むようなことを口走ってしまっては、動揺から開けた扉をわざわざ一度閉じ、しっかりと相手を振り返ってから取り消しを。好意を隠すという不慣れな振る舞いに苦戦しつつ、仕切り直すように再びドアノブに手を掛けたなら、今度こそ回答と共にメイク室内へと足を踏み入れて。しかし質問に下心が無かったのは事実なれど、聞き出した予定を受けて一緒に帰れるかとたった今欲心が湧いたのもまた事実で、手持ち無沙汰の空き時間には付近で行われているイベント等を調べる姿が見られるだろうか。2件目の顧客用に整えられた作業スペースの中、まず向かうのはワゴンの傍のいつもの立ち位置──ではなく、プレゼントの入った荷物の置き場所。鞄から各メンバーカラーに色分けされた5つのラッピング袋を取り出して少女の元へ戻ると、抑揚のないながらもお決まりの挨拶を口にして、石鹸大のそれらを差し出し )
はい、メリークリスマス。水瀬さんと、メンバーの皆さんに。
わたしは当日のお誘いでも喜んで行きますからねっ!…傑さんのお誘いなら、ですけど。
( 恋愛経験がまともにないせいか彼の不慣れな好意隠しには疑問を抱かず、しっかり前から予定を練るタイプなんだだとか、彼だったらどんなデートプランにするのだろうだとか。そんな考えを浮かばせつつ、きらきらとした純粋な瞳を向けながら拳をぐっと握り伝えると、はっ…としてから解いた拳を口元に添えつつ、それはあくまで彼限定なのだとそっと伝える表情はどこか悪戯げで。彼の中で勘案が巡っていることなんて露知らず、そのまま漸く二人メイク室へと入ったなら「よろしくお願いしまぁす」とまずはいつものトートバッグを椅子の前のカウンターに乗せた時。彼の呼び掛けに振り向いたなら、お決まりの挨拶と共に差し出されたクリスマスプレゼントたちに、ぱあっと表情が華やぎ喜色を浮かばせながら5つの袋を受け取って。「わあ~っ、みんなの分も!?絶対喜びます…!ありがとうございます、傑さんっ!」花の綻ぶような笑みで謝辞を告げては腕の中のラッピング袋がメンバーカラーに因んでいることに気が付き。中身もそれぞれ違うのかなあなんて思いつつ一旦カウンターへとプレゼントを下ろすと、その中の己の色である白色のラッピング袋を両手で掬い上げては、待ちきれないといった様子できらきら煌めく瞳で尋ね )
…あ、これ、もしかしなくてもメンカラになってる…!?白色の、開けてもいいですか?
この前のライブ、全員で計画してくれたって聞いて…お礼代わりに。
( アイドル達が収録終わりに少しだけスタジオを貸してほしいと頼みに来た、と現場のスタッフから裏話を聞いたのはミニライブの翌日のこと。そのために仕事も多少巻きで終わらせてくれたらしく、一件にかかわる謝意が5つのラッピング袋の中には収められていて。中身は色とりどりのドライフラワーを閉じ込めたオーバル型のアロマワックスサシェで、包装のみならずワックスにも淡いメンバーカラーの着色と、ネロリ、ラベンダー、ローズマリー、ラズベリー、ピーチの香り付けが施されている。ここまで徹底していれば間違いようなどないだろうが、今ここで開封しようとする少女の問い掛けに頷くと、念には念をとばかりに取り違えの注意を促し。というのも、唯一着色されていない白のワックスの裏面には、セリフ体でひっそりと『I am your fan.』の文字が刻まれているからで )
…ただ、水瀬さんのだけ他とちょっと違うんで、間違えないよう頼みます。
わたしのだけ?…──!
( ミニライブの裏側を知られて少し気恥ずかしさを感じながらも、開封の許可を得ては他のメンバーの分を置いた隣のスペースに置き、早速開封を進めようとした時。注意深く言葉を続けられては、彼の方を見つめきょとんと双眸を瞬かせる。わたしのだけ、なにか特別なのだろうかと思わざるを得ない言葉に、期待と緊張の色を滲ませた瞳をラッピング袋へと戻し、改めて開封の手を進めていけば──開けた瞬間、そこに閉じ込められていた優しく甘酸っぱい香りがふわりと花咲くように広がり鼻腔をくすぐって。微かに瞠目した瞳は中身を知ることで更に開きを強め、きらきらと瞳いっぱいに煌めかせるはずで。そっと両手で袋の中から掬い上げ、可愛らしい姿が露わになった白色のサシェを眼前の高さまで掲げながら華やいだ歓喜の声を上げ。そんな中でやっぱり気になるのは他との違い。比較対象がないながらも気になっては、お花の数が多いとか…?なんて考えつつ四方から眺めくるりと裏返した時、文字が彫られていることに気が付いて時が止まり。手作りとは知らないで、ほんの一瞬お店の名前か何かかと思ったそれは、瞳を動かし〝I am your fan.〟をなぞるとまた瞠目して。〝アイドルなら水瀬ひな推しなんで〟と言われた時のことが頭を過ぎっては、はわはわと高ぶりで頬を染めながらサシェの裏の文字をふるふる微かに震える人差し指で差して彼に尋ね )
可愛いっ…!ていうかいい匂いがします!すごい、かわい──…、……す、傑さん、こ、これって…!
( 贈り物のリボンが解かれ、中身を知った彼女から煌めく瞳も上がる歓喜の声も7歳の子役に負けず劣らずの純真な反応が返れば、見守る此方もまた目許を和らげて。しかし光を湛える双眸が他との違いを探すようにサシェの外観を撫で始めるとほんの僅かに表情を固め、落ち着かなげに息さえ潜め。以前に〝水瀬ひな推し〟だと伝えた時のような、〝アイドルの中で最も好感と親しみを覚える相手〟として選び出したのとはわけが違い、今回のメッセージは〝水瀬ひなというアイドルに惚れ込んでいる〟という自発的な告白。込もる熱量にも当然のごとく差があって、ついに刻まれた文字を見つけた少女が淡く上気した頬で振り返っては、面映ゆさからどういう態度を取るべきか迷った末に、はにかむような色を顔に広げながらも思いを伝えるべく目を合わせて真摯に肯いて )
…ん、それが、他のと違うところ。
わあ…。
( 自分のサシェだけに刻まれた文字だということが彼の返答により確立されては、文字へと視線を戻すと抑えきれない喜びの声を小さく漏らしながら刻まれた文字に指を滑らせる。改めてこうして形にしてもらうとなお喜びが増すもので、自身が想像する以上の想いが込められているなんてまだ知らないまま、緩みきった口元にサシェを寄せ「ふへへ、嬉しい」なんてこれまた緩んだ声を漏らしつつ幸せそうにまなじりを下げプレゼントのお礼を先に、続けてふわふわと微笑みながら甘やかな声色で想いを伝え。「わたしもね、クリスマスプレゼントがあるんですよ。サンタさんだから!…今年一年いいこにしてましたか?」無邪気な笑みを浮かべながら、片手の拳をマイクへと模した〝ひなマイク〟を彼の顔近くへと寄せ小首を傾げてみせ )
ありがとうございます、…えへ、だいすき。
…さすが、サンタさんは子どもに大人気…。
( 本日二度目となる〝だいすき〟は、綿菓子のように甘くて淡くて。片想いの身には余るような心地がしては、彼女の真意を知りつつも敢えて口に出すことでその向け先をプレゼントを渡す役割の方へとスライドし、ついでに相手が17歳の子どもであることも意識に刷り込んでおいて。自身がそんなささやかな抵抗を独り言程度の声量で終えた頃、一方のモダンなサンタは見えないマイクを此方へと向け、どうやったってアイドルの抜け切らない明るい口調で贈り物を待つ姿勢を振り返らせ。唐突に十何年振りという問いにさらされて「え、…や、そんなん来るような歳じゃ…」と当惑を露わにするけれど、それでも〝ひなマイク〟が退けられないようなら、ついに最低ラインのいいこアピールを吐き出すだろうか )
…、とりあえず、法は犯さずに過ごしました。
!…ふふふ、いいこにはサンタさんからプレゼントをあげなくちゃですね!
( ひなマイクを向けられた彼は唐突な問いにどこかたじたじと戸惑いを見せるけれど、そのままずいっと差し出され続けたひなマイクに観念したのか、最低ラインのいいこアピールをしてみせたなら双眸を緩ませながらくすくすと微笑み。漸く引っ込めたひなマイクは、普段よりも幾分か膨らみを持たせたトートバッグへと伸ばすと共に、サシェは包装の上に一旦置いておき。トートバッグから取り出したのは、端先がくるくると巻かれたシルバーと緑のリボンを結んだ赤いラッピング袋。その中には、学生のお財布に優しいながら昔から広く愛される定番ブランドの大人っぽい渋い色味で使いやすそうな印象のブルーグレータータンのマフラーが入っていて。気に入ってくれるかどうか、どきどきそわそわと緊張した面持ちでそれを互いの間に両手で差し出しては、そっと覗き込むように小首を傾げ反応を窺って )
いちおう、使いやすそうなのを選んでみたんですけど…。
ありがとうございます、…たくさん使います。
( 当然の社会規範を満たすだけでもサンタさんの審査は通るらしく、依然貰う此方より楽しげな声色でクリスマスカラーのラッピング袋が差し出されれば、注意深い眼差しの注がれる中それを受け取り。この場での開封を期待するような空気に応えてリボンを解くと、赤色から姿を現すのは落ち着いた色味のタータンチェックマフラー。まずデザインを目で確かめると共にブランドロゴを視認し、肌触りをぽんぽんと手のひらで確かめ、最後に畳んだまま首元にあてがって、ようやくその柔らかさに安堵したかのごとく表情を和らげて礼を紡ぐ。こと好きなものに関しては世辞を厭う口で『使う』と言ったからには本当にこれからの時期活躍するはずで、丁寧にプレゼントの体裁へと戻しては、もう一度全体を眺めてから視線を相手の顔へ。そうして投げ掛けた問いはもし彼女から同様のものを返されたなら「水瀬さんは子どもだから駄目」と容赦なく言い切ってしまうことだろうが、まもなく始めた仕事では心なし筆の運びも軽やかになって )
…けど、やっぱサンタさんの来る歳じゃないんで、これは水瀬さんからのプレゼントだと思っててもいいすか。
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(/ 仕事まで飛ばしてしまっておりますが、まだやりたいことや言いたいことがあったのに…!な場合は続けていただいて構いませんので◎ ※蹴り推奨 )
どういたしまして!
( 気に入ってくれるかどうかとリボンが紐解かれていくと共に緊張が増していけば、気付けば祈るように両手の指を組み。マフラーのデザインや触り心地を確かめ終えた彼の表情が和らいだのを視認しては、緊張が解かれ嬉しそうにふにゃふにゃと表情を緩め。以前プレゼントしたイヤーカフのように、実際身に付けている姿を見られる日はそう遠くないだろうか。自分からの贈り物で少しずつ飾り付けられていく彼の姿を想像しては、ツリーみたいだなあなんて思ってしまったりして一人ふふふと小さく笑っていると。サシェはサンタさんからの贈り物で、これは彼自身からの贈り物ではないことになるような問い掛けには慌てて「それならわたしも、これは傑さんからのプレゼントってことでも…!」と主張するものの、すぐに子ども扱いをされては双眸をぎゅむっと不等号にしながら「もうすぐ卒業するもん!」とちょっぴり不満げに訴えるけれど、きっとこういうところ。やがてクリスマス用のヘアメイクが完成したなら、プレゼントを貰ってご機嫌なサンタクロースが配信ライブでみんなににこにこきらきらな笑顔を届けるだろうか。メンバーのみんなにも彼から預かったプレゼントを配り終え、開封したそれぞれが顔に喜色浮かばせ喜んだことを彼に伝えようかと。メンバー全員が赤と白で統一されたサンタ衣装から一転、白のショート丈のファージャケット、薄グレーのモックネックニットの胸元には小粒なジルコニアのネックレスをぶら下げ、チャコールグレーのミニ丈ボックスプリーツの足元には黒のロングブーツで締めた、モノトーン色の私服姿で彼を探しにメイク室の扉をノックし、中から返答があれば扉を開けるなりにこにこ嬉しそうに報告して )
お疲れ様です!あのね、みんなに傑サンタからお礼のプレゼントだよーって渡したら、すっごく喜んでました!
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( / 一緒に帰れるフラグがあったのでこちらもお仕事後まで飛ばしましたが、もし何か腹案をお持ちでしたらお好きに入れ込んでくださいね…! / 蹴り推奨◎ )
…──あ、水瀬さん。…よかった。
( スタジオでの撮影が終わり、メイク室の清掃も済ませ、あとは身支度を整えるのみという折。ノックの音に「はい」と振り向きもせず事務的な硬さで返事をすれば、扉の方から聞こえてきたのはまさに今からロビーで待とうとしていた少女の声で。荷物を纏めていた手を止め、振り返る姿は白のタートルネックカットソーに灰色の毛編みベストを合わせ、黒のスリムパンツとワークブーツで足元を飾ったメイク時と変わらぬ装いだけれど、傍にはこれから身に付ける予定のボルドーのダッフルコートと贈り物のマフラーが広げて置かれ。喜色の滲む報告を受けてこぼれた一言は勿論会話に沿った意味が大きいものの、相手がまだ帰ってしまっていなくて良かったという私的な意味も裏にひっそりと佇む。しかし現場が一緒だったということは帰る場所も同じ彼女達と帰路を共にするのだろうかと思い至っては、その時はそちらを優先してもらうつもりで端的に尋ね )
…、一人すか?
みんな、帰ったら早速飾るって言ってました。
( プレゼントを開封したメンバーの口からはおしゃれだとかセンス良いだとか称賛が飛び交って、わかる!と大いに頷きつつ、なんだか誇らしげに感じた今日の仕事終わりを思い返しながら朗らかに伝えていると。荷物のそばに置かれたボルドーに気が付きクリスマスっぽいなあなんて特別感を感じていれば、贈ったばかりのマフラーを早速身に付けて帰ろうとしてくれているのか広げてあるのを視認しては、贈った本人としては嬉しいことこの上なく、ほわほわ頬を色付かせて。ふいに一人か尋ねられ、彼にぱっと視線を戻しつつ反射的に「はいっ」と返事をすると、みんながいないことの語弊がないように慌てて付け加え。しかし最終的には置いてかれたため一人になったことを伝えては、なにも置いてかなくても…と視線を少し落とした先の胸元で人差し指同士を合わせるけれど、それは他のメンバーたちによる配慮によるものとは気が付かず。帰り支度がほとんど済んだ様子の彼へと視線を戻しては、これはもしかしてチャンスでは!と頭上に電球マークをぴこんと浮かべたなら、人差し指をしまい緩く握った拳を添えながら、淡い期待が滲む瞳を向けて小首を傾げ )
はいっ。あ…えっと、さや姉とかねねぽんは他のお仕事があるので、みんな揃った時に改めてお礼伝えさせてくださいって。でもわたし、喜んでたこと早く伝えたくって…他の二人はお腹空いたから先に帰るねーって、……。あの、えへへ、よかったら途中まで一緒に帰りませんか?
…あ、別に責めてるわけでは──…
( 問い掛けの言葉の足りないせいか、メンバーの名誉を守るかのようにそれぞれの用事が明かされ、相手だけがこの場に居る理由も浮き彫りになる。自身も彼女達の図らいには勘付くことなく、話を聞いて思うのは意外とさっぱりとした付き合いなのだなということと、相当腹が減っていたのかということくらいのもので。全員揃ってお礼に来ないことを咎めるなんて気は一切ないとこれまた寡言に弁解し、「陰ながら応援してますとお伝えください」と報告への返事代わりにサシェには刻まれなかったメッセージを同居人に託せば、次はその報告者本人へと声を届けようと。しかしそれよりも先に少女が誘いを口にしては、瞬き程の間があってから「…ん、帰ろうか」と僅かに柔らかくなった木漏れ日のような眼差しで応えて。コートを羽織り、マフラーはまだ腕に抱えて、扉まで進んだ後に隣を窺う横顔には、全てのピアスホールに着けられたストーンピアスと、軟骨部に輝くシルバーのイヤーカフが覗くだろうか )
水瀬さんも腹減ってる?クリスマスマーケットとか、興味あるすか。
わかりました、必ず!
( 伝書鳩のごとく今度は彼からメンバーたちへの言伝を授かれば、ぴしっと敬礼してみせた後のこと。一緒に帰ろうとの誘いに柔らかな承諾が返ってきては、「いいんですか!わあいっ」と嬉しそうに表情を綻ばせながら両手をぱちんと合わせつつ、見えない尻尾がぶんぶんと元気に振られているだろうか。今年のクリスマスは特別にいい日になるなあ、なんてつい緩む両頬に手を添えながら彼の後に続いて部屋を後にしようとしては、問い掛けに〝!〟と瞳をぴかり煌めかせては、もしかして一緒に行けるのかと期待を膨らませ、こくこくと元気に首を縦に振り肯定するとそわそわ小首を傾げ )
お腹空いてます、興味ありますっ!わたし行ったことないんですけど、この辺でやってるんですか?
そう。広場の方だから少し遠回りになるけど、それでも良ければ。
( 声より先に顔が返事を教えては、寒さに負けない子犬のように無邪気についてくる少女へ、待機時間にスマホから入手した開催地の情報を告げ。続けて「ホットチョコレート、ソーセージ、シュトーレン」と一歩踏み出すごとに食べ物に絞った売り物の種類までぽつぽつと零したのは、興味を引いて相手に頷いてほしいからか、はたまた更に腹を空かせようという単なる悪戯か。建物の出入り口まで到着し、外に出る直前で贈り物のマフラーを首に巻き付けて振り返ったなら、吹き込む冷気にさらされても温かさを失わないその表情に、先の列挙はやっぱり分かりづらく浮かれていただけかもしれなくて )
装飾もさすがに豪華だし、水瀬さん好きだよ、きっと。
問題ないです…!!うう、急にお腹空いてきちゃいました…。
( 少しの遠回りも好きな人と一緒なら苦痛ではないし、なによりクリスマスという特別な日に、プライベートでも一緒にいられるのだからもちろん全くの無問題。続いて列挙される食べ物単語たちには空腹感を刺激され、舌はすっかりその味を求めてくるくると小さくお腹が鳴り出したことは彼に気付かれているだろうか。その羞恥心で薄く頬を染めつつそわりと彼の横顔を横目で窺っていれば、外に出る直前に彼の首に巻かれた贈り物の姿に嬉しそうにまなじりを下げながら「はい!」と元気な返答を。外に出れば冷えた冬の空気が頬や晒された脚を掠めていくけれど、若さもある上にぽかぽか温かい気持ちだからひとつも寒くなく、心なしかうきうき弾んだ足取りで広場へと足を進め。道中、自身からの贈り物の装飾品で飾られていく彼の姿を、隣で口元を緩ませながらしきりに眺めるはずで )
マフラー、早速使ってくれて嬉しいです。えへへ、世界で一番似合ってます…!
水瀬さんの世界俺しか居ないでしょ。
( 相変わらずの大袈裟な褒め言葉へ仕方なさそうに眉を下げるも、謙遜する声は満更でもなさそうに。吐いた息の柔らかさは空気に溶ける淡い白色が可視化して、隣を歩く彼女へと伝えるだろうか。そんな和やかな雰囲気のまま寒々とした風景の中を歩けば、じきに見えてくるのは寄り集まった木の屋台と色とりどりのイルミネーション、そしてごった返す人の波。さすがに今日は普段以上の大盛況らしく、思わず足を止めると「やっぱ当日はすげぇすね」と半ば感心するように呟く。数秒別世界かのごとき賑わいを眺めた後、ふいに振り返って「…褒めてもらったばっかだけど、すみません」と断りを入れてから手を伸ばすのは首元のマフラー。するりと外してしまったそれの行き先はすぐ横の少女の元で、鼻の頭が隠れる高さまでぐるぐると巻き付けたなら、見て回る間くらいは少なからず素性を隠してくれるはずで。その他の変装は相手の裁量に委ねるとして、対策を講じた手を気兼ねなく繋いでは、限定デザインのマグカップ付きホットドリンクやクリスマスグルメ、クリスマス雑貨が立ち並ぶ暖色の灯りの方へと共に飛び込んでゆき )
…──よし。それじゃ、どれから行くすか。
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(/ 背後より失礼します。ちゃんと描写すると来年に割り込んでしまいかねないので、とりあえずお揃いマグカップだけゲットしてこのままぼちぼち〆に入ろうかと思っておりますが、いかがでしょうか?もし何か腹案やご要望があればご遠慮なくお伝えください◎ )
ほんと、人でいっぱい──…、
( きらきらと楽しげに光るイルミネーションとたくさんの屋台、予想以上の賑わいを見せる広場を前に、さながら遊園地に来た子どものように瞳を煌めかせていれば。振り向いた彼が謝罪と共にマフラーを外したことにきょとんと双眸を瞬かせたなら、そのマフラーは自分に。ぽかんと小さく戸惑いに開いた口元をマフラーが埋めていく途中で漸く変装のためかと気付いては、彼が寒くないか気になるし、喉の乾燥予防のためにも冬の間持ち歩くマスクを取り出そうかとは思ったけれど、そのまま自然に繋がれた手にどきっと心音を跳ねさせ。一気に頬や手のひらが温まっていくのを感じ、手元と彼とを交互に見遣り「てっ…」と何か言いたげに漏らすもマフラーでくぐもって。多分、人が多いから、迷子にならないように。子ども扱いしてくる彼のことだから多分そうだと言い聞かせながらも、心臓は素直にどきどきと鼓動を速め。鼻先まで覆われたマフラーが少し暑く感じるくらいには頬をほわほわと上気させつつ、きゅ、と手を握り返しては「て、手始めにソーセージっ…ぐるぐるのやつ食べたいです!」と、テーブル席で美味しそうにそれを食べる家族が目に付いたので早速屋台へと足を運ぶだろうか。事前に列挙されたシュトーレンにホットチョコレートはもちろん、チュロスだったりカヌレだったり甘いものをメインに限定グルメを堪能し。周りの人もグルメやクリスマスの煌めきに夢中になっているせいか、お揃いの限定マグカップが入った袋を持つふたりは大勢の来場者のうちの一組のカップルくらいにしか認識されていないはずで。雑貨が所狭しと並べられた屋台は見ているだけでも気分を高められ、スノードームやタペストリーなどあれこれ欲しくなってしまう中で、クリスマスの煌めきを閉じ込めたように、中に線の細いゴールドの雪の結晶が入ったオーナメントモチーフのイヤリングと出逢えばその煌めきを瞳に映し。荷物や限定マグの袋以外にも既にメンバーへのお土産のお菓子も購入した袋が提げられていて、総額少し…やや予算オーバーではあるけれど、数分ほどそのイヤリングをじっと眺め買うか買うまいか悩んだのちに購入の意志を固めては、イヤリングを手に店主へと呼び掛けて )
やっぱりこれだけは買っちゃおうっ…!すみません、これお願いします!
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( / わ、ついのんびりとした描写をしてしまっていました!クリスマスから年末まであっという間すぎて、もう30日だなんて信じられません…。ご提案ありがとうございます。30、31日と仕事のため夜のみのお返事になる恐れがあるので、そう進めさせていただければと思います!去年のクリスマスも楽しませていただきましたが、今回は本編内でということでまた違った濃密な楽しさと尊さで良いクリスマスになりました…!一足先に感謝を* / 蹴り可◎ )
夕飯入らなくなるといけないから半分ずつね。
( 隣から何かを訴えかけるような瞳が向けられるけれど、マフラーの壁の奥で声が不発に終わると視線には気が付かない振りをして、手を繋いだ理由は話さないまま。人混みで逸れないように、という純然たる動機は別段伝えたって問題にはならないものの、今の自分では言い訳じみて響くようで、その折に何かほんの僅かでも余計なものが混じってしまいそうで。ややあって握り返されたのを契機に賑やかな方へと歩み出せば、大いに楽しむ心意気の相手へまるで母親のような注意を促してから、ソーセージの屋台前へと進んでゆく。どうやら彼女はクリスマスマーケットをいたく気に入った様子で、興味津々の眼差しで店々を眺めて回り、甘い匂いに釣られに釣られ、最初は此方が手を引く姿勢だったのがいつしか手を引かれるようになり。それに伴って順調に土産の荷物も増えてゆく中、さすがに自制心が働くのか雑貨の購入には慎重になって、長考の末選び取ったのは雪の結晶モチーフのイヤリング。耳飾りをする印象がなかったために少し意外で、店主が会計処理とラッピングをする間につい「それは…自分用?」と横から訊くも、ふと視界の端に白いものが映って空を見上げて。タイミングよくちらちらと降り出した細雪は一瞬で広場全体の注目を集め、急に寒さを思い出しては温もりを求めるように無意識に手のひらを握り直す。訪れた時はまだ明るかった会場も薄暮れの時分となり、あたたかな灯りによって今は誰でもないただの影となった二人が、一枚の絵画のようにぼんやりとそこに浮かび上がるだろうか )
あ、…──雪。
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(/ 生き生き動くひな季ちゃんは可愛いし、ロルを拝読するのは楽しいしで詳しい描写嬉しいです* しかしこの時期はクリスマスから年末年始までの切り替わり早すぎますよね、毎年思います…。お仕事も大晦日まで出勤とのことで、本当にお疲れ様です。眠る時間は確保できていますか…?大変なようでしたら来年に割り込むのも何ら問題ありませんので…!そして、こちらこそ去年も今年も素敵なクリスマス回にしていただきありがとうございます。また幸せいっぱいの年越しができそうです!それではあと少し、最後までお付き合いのほどよろしくお願い致します…* ※蹴り推奨 )
はいっ、自分用です。…──わあ…。ホワイトクリスマスになりましたね!
( ピアス穴のない自分はお仕事でイヤリングを着けることがあるくらいで、一目惚れ以外にも多分アクセサリーの似合う人に──即ち大人な女性になりたいなんて潜在的な思いで、より惹きつけられたのだろう。こくんと首を縦に振り、選んだ商品が丁寧にラッピングされていくのを眺めていれば、彼の呟きにつられて上空へと顔を向け。賑やかな広場にちらりちらりと静かに舞い降りる雪に目を見張り、感嘆の声を漏らしていれば繋ぎ直された手にきゅんと胸を高鳴らせ、白い頬に燈るような暖かな赤に、じゅわ、と雪の結晶が溶け込んで。なんて素敵なホワイトクリスマスなのだろうと、ふわふわ嬉しそうな笑みを向け。『ありがとうございました、メリークリスマス!』と声掛けでラッピングされた商品を受け取っては、「メリークリスマス!」ほかほか温かな気持ちでにこやかに会釈し提げた袋へと入れる。薄暮れにより一層煌めきが映えるイルミネーションの中まだ帰りたくない気持ちはあれど、顔隠しに彼からマフラーを借り、自身ははしゃいだりきゅんきゅんと鼓動が速まったりで当然あたたかいけれど、雪がちらつくほど冷え込む寒空の下。マフラーを借りるのも、手を繋げるのも「いっぱい堪能したし、そろそろ帰りましょうか」と自身に言い聞かせるようにもしながら提案し、彼がそれに了承したなら広場出口までは手を繋いで向かおうか。会場の外で、きゅう、と最後に少しだけ手の繋ぎを強めてから手を離しては、自らマフラーを解くと今度は自分が彼の首へと背伸びしながら、自身の温もりと仄かなシャンプーの香りが移ったそれを巻き付けていく。マフラーを少しぽふぽふと整えてから踵を下ろすと、また〝デート〟の枠へと入れ込みつつ表情を綻ばせながらお礼を告げるも、寒かっただろうと声を掛ける眉は少しへにょと垂れて )
クリスマスデート楽しかったです!ありがとうございましたっ。それとマフラーも。寒かったでしょ。
隣にでかいカイロがあったんでそこまでは。…今の方が少し寒いくらい。
( クリスマスイブの宵闇に雪が降ったのはほんの短い間のことで、会場の外に出る頃には既に止みかけの状態。それでも高校生を遅い時間まで連れ回すわけにいかないので、彼女から離すまで此方も離さずにいた手が解けるのも、変装の用に預けたマフラーが直接首元へと返還されるのも流れのままに受け容れて。やや項垂れるような姿勢は少し腕を伸ばせばその中に華奢な体躯を閉じ込めてしまえそうに感じられ、じっと見下ろしていた額の辺りから更に視線を下ろした先、覆いから解放されたジルコニアの輝きと完成されたコーディネートへと注意を移す。「さっきの…今つけてみて」相手が踵を地につけるのと同時にふわりと退けるように耳まわりの髪へ触れ、暗に示すのは先程購入していた雪の結晶のイヤリング。特別何か意図があるわけでもなく、ただ今日の雰囲気に映えそうだと思ってのことだけれど、求めに従ってラッピングから透き通るアクセサリーが取り出されたなら普段の癖か自らの手で耳朶を飾り、「──…うん。…可愛い」と職業人の顔で掛け値のない称賛を。しかし鏡のない此処では本人が確認できないかと「写真撮っとく?」と尋ねたのが記念のツーショットと捉えられたとしたら、渋々ながらも今日の思い出が詰まった一枚を収めることになるだろうか。「俺も一緒に来られて良かったです、寄り道」と〝クリスマスデート〟は即座に〝寄り道〟へと上書きし、自身よりよほど寒そうな格好の少女から掛けられる気遣いには平然と手繋ぎで返してもらっていた旨を告げ。それから呟くように続けた一言が思ったより名残惜しげに響いてしまったため、さっさと歩き出すことで本心を掻き消し、送り届けた寮の前で「明日のパーティー楽しんで」と言い置いて別れた後は、やさしいフローラルの残り香が呼び起こす余韻に包まれながら己も帰途に就くはずで )
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(/ かなり詰め込んでしまいましたが、逆巻側はこれで〆とさせていただきます。お返事は任意ですのでどうぞご随意に…!感想等は後程、もしくは新年のご挨拶の後にお伝えさせていただきますね* )
( 今つけてみて、との言葉に素直に従いラッピングを解いたイヤリングを彼が攫っていけば、ほんのり淡く染まる耳朶に慣れた手つきでそれを飾り付けられると。いつも掛けてくれる言葉だけれど、まっすぐ正面から伝えられる称賛の言葉にほわほわと頬を赤く染めながらはにかんで。イヤリングを着けた姿を自分では確認できないものの彼が可愛いと言ってくれるのだから、きっと似合ってて可愛いのだろうと信じている。ふいに彼から珍しく写真の誘いがあれば、当然記念のツーショットを撮ろうとしてくれるのだと思って、瞳を煌めかせながら「撮る…っ!」と食い気味に返答しては、肩をぴとりとくっつけて無邪気にピースする姿が写真に収められ、いつも通りLINEで共有されたはずで。〝でかいカイロ〟扱いにもどこか嬉しそうにふわふわ笑いながら「いつでもあっためてあげますからね!」と手のひらを開いてアピールした後は、顔を晒したままでは寮へ送り届けてもらう道中は手を繋ぐことはなかったけれど、いつかまたカイロとして活躍する日が来るだろうか。寮の前に着きお礼を告げては、ひとこと言い置き去り行く背中にぶんぶんと手を振る度にイヤリングが揺れながら、綻んだ表情で彼を見送って )
はいっ!…傑さん、メリークリスマス!
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( / 素敵がいっぱい詰まった〆に高まりながらお仕事納めしてきました…!こちらも〆とさせていただきました。ラストは駆け足ながらもしっかりめいっぱい中身が詰まっていたので大満足です…クリスマスイベありがとうございました*
そして初っ端から寝落ちという失態の中、クリスマスイベの感想もお伝えしたいところではありますがひとまず新年のご挨拶を!
あけましておめでとうございます…!!大好きな逆巻さんと大好きな背後様とともに2024年を駆け抜けられて、楽しくて幸せであっという間でした…!気付けば3000レスも目前だなあと思いながらも、最初の頃は200レスでお祝いしていたのが懐かしいです。残り250レスで目前と感じるくらい、やり取りさせていただけていることに感謝です。2025年も何卒よろしくお願い致します* )
(/ こちらこそ最後まで幸福感たっぷりの新年に相応しい〆をありがとうございます…!終始ふわふわ嬉しそうなひな季ちゃんに癒され、心の温かさで背後もすっかり寒さを忘れました。プレゼントを渡せてファン宣言もできて、クリスマスマーケットにも寄り道できて、当初やりたかったことは全部叶えられたのですが、それの何倍も濃い内容にしていただいて、やはり背後様とやりとりしていると良い方へ良い方へ導かれるなあと。アイドルサンタなひな季ちゃんにも大人っぽコーデの私服ひな季ちゃんにも心掴まれましたし、ひなマイク芸(?)は相変わらず大好きだしで、逆巻も次は「いい子にしてました」って言えるように今年一年お利口にしていることかと思います。プレゼントのチョイスもさすがとしか言いようのないバランス感覚で膝を打った上、マフラーのおかげで手繋ぎも入れ込めて大大大満足でした…。またお仕事も無事に納められたようで何よりです、一年ほんとうにお疲れ様でした!
そして私からも新年のご挨拶を。あけましておめでとうございます。3000近いレス数ではありますが、去年のお正月のことも、これまでのやりとりの全部も、過去ログを見返さずとも思い出せるほど鮮明に記憶に残っております。ひとつひとつが大切な宝物で、こうしてまたひな季ちゃんと背後様と新年を迎えられて嬉しくて堪りません。今年も大好きです…!!2025年も何卒よろしくお願い致します* )
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( 最初に映るのは腕を伸ばした姿勢 / 不慣れに画角調整を / それから戻って炬燵へ足を入れ直し / リラックス感のあるアイボリーの部屋着セーター姿 / テーブルの上、画角の両端にはミニ門松が置かれ / その間に富士、鷹、茄子、松竹梅と縁起物の絵柄積み木を次々並べていって )…あけましておめでとうございます。この一年が、あなたにとって幸せの多い一年になりますように。…もし神籤運が悪かったら俺が上の方に結びに行くんで、呼んでください。( 言い終えると僅かに視線を彷徨わせて、そわ / 手持ち無沙汰に控えめに手を振ってみて )今年もよろしくお願いします。
( / 新年の開始に嬉しいお言葉の数々に早速ほっこりさせていただきました…*
背後様が褒めてくださるので私服コーデを考えるのが楽しいですし、背後様が考える逆巻さんのおしゃれコーデも毎度引けを取らずかっこいいので、いつも楽しみにしております。コーデだけでなく見所盛りだくさんで、ありすちゃんに向けていた穏やかな表情の余韻や好意を隠し慣れず動揺してしまう姿に、はにかんだ姿に母親姿()まで、たくさんの面を拝めて最高でした…!プレゼントはサシェだと予め聞いていましたが、メンカラ別のサシェ可愛い~!とメンバーの分にこにこしておりました() 似たようなものを見かけたらすぐひなファングッズと称して買っちゃいそうです。待機時間に密やかにイベント情報を調べているいじらしさや、早速マフラーを使ってくれるところ…更にはそのマフラーでぐるぐる巻きひな季にして手繋ぎデートへ昇華してくださったのは、天才でした…。より良い方向へ導いてくださっているのは紛れもなく背後様です…!「水瀬さんの世界俺しか居ないでしょ」とか「でかいカイロ」とかも好きフレーズでした。イヤリングを着けてくれたり写真サービスまで本当に隅々まで幸せに溢れたクリスマスイベ、改めてありがとうございました*
また労いのお言葉までありがとうございます…!背後様も一年お疲れ様でした*
こちらもひとつひとつ大切な宝物にさせていただいてます。背後様からの大好きも宝物です+゜.本当にいつもありがとうございます…!
割愛させていただきましたが、いつもの如くそれでも長い上記は全文蹴り可です◎ )
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あけましておめでとうございます!( ぱっと写るのは五つの顔で、スマホを持つ自身の手が画面外へ伸びているはずで / 周りの賑やかしい音が入り込み、石畳や鳥居がちらり映り込むだろうか / 自身の朗らかな新年の挨拶に続き、手を振りながら『あけましておめでとうございまーす!』 )今年もよろしくお願いします!( メンバー5人揃えて定番の挨拶で締め / かと思いきや / 着ていた白いもこもこダウンで数秒画面が埋め尽くされ、がさがさ音 / ぱっとスマホを上げたなら、少し静かな周りの音 / 人混みから離れた場所で、口元に手のひらを寄せながら八重歯を覗かせはにかんだ表情でこっそり )今年もいっぱい大好きですっ…!──…そうだ、お神籤。( ごそ、とダウンのポケットからお神籤を取り出しては / 大吉と書かれたお神籤を見せつつ無邪気に笑い宣言したなら、そこで動画は切られるだろうか )今から運気のお裾分けしに行きますね!
(/ クリスマスイベの感想にご挨拶へのお返しにと、嬉しいお言葉の連続で顔がお餅よりふにゃふにゃの背後です…。感情に言葉が追いつきませんが、こちらこそいつも本当にありがとうございます、の気持ちでいっぱいです…!これからもっともっと交流を重ねて、そのうち(勝手に)すぐひなファングッズで世界を征服しましょうね() そして個人的好きフレーズを背後様も気に入ってくださっていたりだとか、密かに期待していたマフラー巻きサービスを叶えてくださったりだとか、今回イベの以心伝心ポイントもばっちりでした◎
さらにビデオレター風新年のご挨拶まで同形式で返していただいて…!ファンサの塊すぎました…、何かの特典とかになるやつですこれ。メンバー全員揃った豪華演出だし、ふたりきり目線もあるし、運気というかもう幸せそのものをお裾分けしてもらった気分です。ありがとうございます…。
※上記全蹴り可です※
さてさて、まだクリスマスイベとお正月の余韻の残るところではありますが、次はいかが致しましょうか?
新年の節目にちなんだ振り返り系(かるた製作、難しそうなら◯◯大賞的なノリで選び出したり、単に振り返り雑談するだけでも)か、何かしらの小話系、久々にゆっくりノープラン雑談、はたまた本編を進めるでも。勿論これ以外でも構いませんので、何か今の気分に沿うものがあればお聞かせくださいませ…! )
( / お餅よりふにゃふにゃなの可愛いですし、もはや飲めそうな柔らかさで笑っちゃいました() こちらが紡ぐ言葉で幸せになっていただけて、私も幸せいっぱいです…とだけお伝えさせてください*
折角の新年なので振り返り系のかるた製作をしたい気持ちがあるのですが、2周年と3000レスがもう少しなのでいっそそこまで取っておくべきなのか悩んでおります…!背後様的にはいかがでしょうか?
それから、1/12ですが一日予定がありましてお返事が難しいかもしれません。ご承知おきくださいませ…! )
(/ その発想はなかった、確かに温存しておいてもいいかも…という気持ちもありつつ、周年にはそれこそ大きめのパロしたりフリートークしたり、3000レスには通例通りのパーティー仕様だったりとそれぞれのお祝いをするかも…という気持ちもありつつ、といった具合です。今はそんな元気がないということでなければかるた製作を推させていただきたいのですが、差し支えございませんでしょうか…?
12日のご予定も把握致しました◎ 浮かれて完全に忘れておりましたが、私も1/11~1/13の間はお返事が難しく…1/16も夜のみのお返事となってしまうかもしれません。ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご容赦くださいませ…! )
( / やっぱりひとつひとつお祝いしたいですよね!傾向を見ているともしかして特大イベの時期が被っちゃうかなと思ってのことでしたので、先程のは聞き流しておいてください…!元気ならあります、かるた製作やりましょう…!
そちらのご予定につきましても了解致しました◎
この頃忙しく、いつも開始ロルをお任せしてしまって申し訳ないと思いつつとても助かっておりました…!僭越ながら今回はこちらからお出ししておりますので、よろしくお願いします* / 蹴り推奨◎ )
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……、えへへ、かっこかわいい。もう一回見よう…。( 炬燵のテーブル上にはカゴに入ったみかんの他に、画用紙やカラーペン / 前回の年越し半纏を着て炬燵に入りながら、はさみでちょきちょきとかるたサイズに画用紙をカット中 / 彼が来るまでは新年の例の動画を眺めては / 最後の手を振る箇所でいつもつい手を振り返し、頬ゆるる / もう一度再生マークを押そうと )
……、何か声が聞こえると思ったら…。( 彼女のものではない声が微かに漏れ聞こえる扉を開けば / その正体を知って安堵と喜びと羞恥と、その他数多の感情の綯い交ぜになった微妙な顔 / 斜め上から手を伸ばして「交代」と呟きつつ勝手に動画停止したのち / 対面側に移動して年越し半纏姿で炬燵に足を入れ、緩りと手のひらを差し出して )作業、まだ残ってたら貸して。
あっ…、ふふふ、やっぱり本物が一番かっこいい。( 動画再生が止められたなら、ぱっと顔上げ / じ…と見つめた後に、ふにゃりと破顔しながら独り言のように呟き )あとちょっと、これ切るだけです。( ほんの数枚の画用紙とはさみを差し出された手のひらに乗せ )
じゃあ好きなだけ見てて。( 手のひらに乗せられた画用紙の軽さに「早いすね」と洩らしては / 相手には休んでいてもらおうと聞こえていた呟きへの返答を / 職業柄手先を使う作業は落ち着くのか、集中して無言でちょきちょきちょき… / 終わり頃になって思い出したように口を開くと、伏せていた顔を上げ )…そういえば、選び出す対象は本編だけに限らず全部で大丈夫すか──
!( 嬉しそうに瞳を煌めかせては / 素直に言葉通り受け取り、テーブルに頬杖を突きながらふわふわハートを浮かばせ / ゆるく上がる口角 / ふいに視線が戻ってくると、質問ににこやかに答え )全部で大丈夫です!予定通り〝かわいいのまほう〟にちなんで選び出すのでよかったですか?( 頬杖を突いたまま小首をこてん )
( 正面の甘い瞳と視線がぶつかれば僅かに目見開き / 本当に見てたのか… / と声には出さないものの表情が物語って )…ああ、それなんすけど。頭文字から考えるのと、入れたい言葉から考えるの、どっちがいいかなと思って。〝かわいいのまほう〟で行くなら前者なんすけど、特に制限なくとにかく好きだったフレーズとか場面とか挙げてった方が俺らの話は盛り上がるすよね、たぶん。…代わりに未完成になる可能性も高いけど。( 同じサイズにカットした画用紙を手の中でまとめ、テーブルを使ってとんとんと揃えつつ / そのまま一旦端に置いて意見を伺おうと問うような眼差しを向け )
好きだったフレーズも場面も、いっぱいありすぎて未完成確定です…!だって用意した紙じゃきっと足りないもん。( 困ったように双眸をぎゅむ、手で両頬を包み込んで / 端に重ね置かれた紙をちらりと見遣り / えへへ )でも絶対楽しい!それにしましょう!( 無邪気な笑み浮かべながら、カラーペンが入った箱を開き )じゃあまずはわたしから、記憶にも新しいこれですね…!わたしの世界、傑さんでいっぱいなんだから仕方ないですよね。( 紙を1枚目の前に置いて、黒色ペンを手に取り / 丸の中に〝み〟 / 〝水瀬さんの世界俺しか居ないでしょ〟と続けて書き込み、周りを黄色のペンできらきら )
読み札無限のめちゃくちゃ難しいかるたになりそうすね。( 一拍置いて「そっちか」と得心と共に笑み溢し / 乗り気な相手につられるように自身もカラーペンに手を伸ばして )言った…、絶対そんなエフェクトのつくテンションじゃなかったけど。( 直近のことでさすがに覚えがあるらしく / 美化される一幕へとりあえず程度に苦言を )じゃあ俺も一旦近いところから──、あと趣向が少しずれるけど、このトピックを語る上で重要なワードも。( 伏せていたカードを順に捲って開き / 〝とっ……倒置法やめてください~っ!〟〝たった一人の観客へ向けた単独ミニライブ〟〝ここ、です。…でした〟 / 更に手札を配るように3枚追加 / 〝七色の光を閉じ込めた煌めきのひとしずく!白色担当、水瀬ひなです〟〝にこにこきらきら〟〝ポメ季〟 / ※文字の色分け情報はご要望があれば後程…! )
絶対難しい…はずなのに、背後なら不思議とさくさくできちゃいそうで怖いです。( ふふ / 苦言には「好きフレーズだから輝かせておきました」と誇らしげにしていれば )…わ、わ。いっぱい出てきた!えへへへ、なんか照れますね、これ。…わたしも、この時の傑さんの返しも好きですよ。( たくさんの自分に関するカードを目の前にはにかみ / 文化祭の時のフレーズを指でなぞっては / 〝ありがとうございます、…ました。〟をお返しに書き / 〝I am your fan.〟〝…俺、やっぱり好きです。アイドルやってる水瀬さんが。〟〝ペンライト代わりのメイクブラシ〟を続けて新しい紙に書き記し )…ふふ、ほんとポメ季お気に入りですよね。メタ季から始まったんでしたっけ、汎用性が高い名前~って。( ちら、とカードを見遣り / くすくす笑みを溢しつつ懐古に浸ると / 初期の頃を思い返しつつ、〝あんぱんのヒーローみてぇな倍率〟〝逆巻猫〟〝猫発見bot〟と次々開かれるカード / 猫関連には肉球マーク / ※色分けはこだわりたいポイントがある時くらいで大丈夫です…! )
…確かに。こっちの背後も現状ピンと来てないのないっぽいし、怖いすね。( 言葉とは裏腹に口元は緩い弧を描き / 手加減なしに難しくする心算で )…うん。俺もさっき気付いたんすけど、この企画って過去の発言を掘り返されて形にされるわけで──…( 照れくさそうな相手に共感を示すと / 皆まで言わずとも分かるだろうとばかりにそこで切って / 決まりの悪そうな表情を浮かべた後、気恥ずかしさを堪えるようにそっと目を閉じ )こうして見ると一続きのセットになってるフレーズも結構あるすね。…あ、俺あれも好き。( 並べたかるたをざっと見渡し、気付きをぽつり / それに触発されて紙を2枚準備しては〝スイカ、あちが割って、わたしが切り分けたんですよ。おいしいでしょ〟〝よく割れてるしよく切れてるすね〟を追加し )汎用性の高い名前の中でも『ポメ季』はもう概念だけの存在じゃないすからね。ポメラニアンの話題が出だした初期の頃はまさかあんなことになるとは。( 犬の日交流のことを思い返して感慨に浸るように / ならばと〝ポメ季〟の札にも肉球マーク / ついでに〝にこにこきらきら〟の札には仕返しのきらきらエフェクトを )
ふふふ、わたしたちの背後は無敵そうでなによりです!( 嬉しそうに双眸を三日月に細め )羞恥心に耐える大会でもありますね…!でも、楽しいです。──…あ、わかります!わたしもそれ好き!( むん、と唇を引き結びながら含羞に染まる頬 / 結局は楽しいという着地点に落ち着き、にへ / かるたを取って遊ぶように、海での撮影イベの一幕かるたに手のひらぺちっ )ポメ季はお互いの背後の個人的流行語大賞になったくらいですもんね!傑さんの背後さん、やっぱり言葉遊びと選びの才能ありすぎて大好きだなあ…。あ、これもトピックを語る上で外せないワードですよ!( ペンを人差し指代わりに、ぴっ / 増えゆく肉球マークが可愛くてにこにこ頬緩め / きゅきゅ、とペンを走らせ書き込んだ〝可愛いの魔法〟カード / メイクブラシにリップにハートマークにきらきら、カラフルに彩って )
遊ぶ側だと無敵なんすけどね。作る側となると「どうしても足跡と被る…」って難しい顔してたす、さっき。( 現在進行形で両肩に手を置いて揺さぶってくる影を徹底的に無視して / どうしたらいいすかこれ、と目顔で正面に尋ね )…そっか。じゃあ大丈夫そうすね。( 恥ずかしさのダメージがあまり深刻ではなさそうな様子を見て取り、ほっと肩の荷が下りるように / すす、と伏せたまま相手の前へ差し出すのは〝──…っい、いくらでも食べてください、わたしのこと…!〟の発言と〝傑さんはわたしのことお持ち帰りしていいですよ、…なんて〟〝…食べ物じゃないひとは食べません〟のやりとりが書かれた札 )海撮影イベの時は特に色々あったし色々話したから、まじで紙足んなくなる…。( 手に持った複数枚の札を眺め、悩んだ末に交流の足跡と被らない〝…なっ、なんでもないです!あの、目にごみが入ったのかも!〟〝…ああ、結構染みるすもんね、潮風〟〝よそ見してるとは余裕だな~!?〟の3枚を提出 / 完成への配慮なのか自身の台詞は〝け〟の字が丸で囲まれていて )…そんなとこまで見つけて褒めてくれんの、ひな季さんと背後さんくらいすよ。意識したところも自分で気付いてないところも全部気付いてくれる2人が大好きだって、その人からの伝言です。…その後にも何か言ってたけど、長いんで割愛しました。( ばっさりと自己判断 / これでもかと装飾された札に「そうだ、一番忘れちゃいけないやつ」と深く頷くと / 思い出したように「…あ、〝ひなマイク〟も欲しい」といつもは見えないそのマイクを文字を書いた紙の隅に描いて )
あはは、被ってもいいですよー。いっぱい好きなんだなあとか、印象に残ってるんだなあって思って嬉しくなります!( 双眸をぱち、と瞬かせたあと破顔し / 口元両サイドに手のひらを添えながら影に呼び掛けるように / にっこり )?──…あ。えっと。こ、こんなこともありましたね…っ。( 伏せた状態で差し出されたカードを捲り内容視認しては、じわり頬を染め / やっぱり恥ずかしくて、双眸きゅ / 染まる頬をカードで隠していればふと思い出蘇り / 〝赤鼻のトナカイ〟〝あ、血ですね、いくらでもどうぞ…!〟〝あー…、ストロー挿さんないんで無理すね。〟のカードを提出 / 〝ち/す〟にそれぞれ丸を付けて )これ、わたしも好き!ねねぽんがそっくりそのまま返されてたの、もうおもしろくって。海撮影イベは好きフレーズが豊作ですよね!( 同調するようにまたぺちぺち / ころころと思い出し笑いしながらペンを走らせ / 〝図星〟〝うそ。いいよ、べつに見ても(←見せてくれなかった!)〟〝正直者のしるしを流れ星に〟〝相合傘警察〟 / 図星にはもちろん星マーク、それからコメントつけてみたりして )っ…!えへへへ、わたしも二人ともいっぱい大好きだもん。こっちの背後も、二人とも大好きーって!なんかいっぱい言ってます。( きゅーん!と2倍のときめきに胸がいっぱいで / 幸せそうにまなじりを下げ、ゆるゆるな両頬を手で包み / 「ひなマイクもお気に入りだからうれしいです」とにこにこ )
( ばっと両手を上げて大きく3回頷いたのち影は消滅 / それを確認すると、また目顔で彼女へ感謝を伝えて )本編外になると背後たちが普段より好き勝手するから──…。…ちなみにあの赤鼻まだ置いてあるんで、使いたい時はいつでもどうぞ。( 同情するようにフォローを入れたかと思えば / 補足情報でやはり好き勝手させようとする流れに / それから双方から思い起こされる前年のハロウィンの分も追加〝お、美味しくないですよ、わたし〟〝…それは食ってみないと〟〝魔女壺には〝ホレ薬〟と悪戯描きのペイント〟 / クリスマスの件も含め「いつも食べる食べないの話してるな…」と俯瞰してぽつり )この辺の密度すげぇすね、レス数で言ったら6レスくらいの間の話でしょ。…俺ほんとひな季さんの図星好きで。( 並べられたカードからその時の情景がありありと浮かび / ふっと優しい息遣いで控えめな思い出し笑いを / 紛れ込ませるようにそっと中へ移動させるのは本編では両者とも知る由のない〝ケーキ入刀じゃん…〟 / 砂のケーキと木の枝を文字の真下に )…ふ、あんまり喜ばせてるとかるたになるすよ。( 真っ直ぐな好意につい素直に表情綻ばせるけれど / 女子ノリには混ざれず / 返す言葉は謎の脅し文句 )
ここで使うって言うと思うツボになりますね…!?って考えつつも使ってみたいので、次のクリスマスにつーかおっ。( はっ…としながらも案外ノリ気で、語尾に音符マーク弾ませ / いつもわたし食べられたがってるみたい… / カードと呟きでふと感じれば「今度はわたしが食べますね!」と謎の意気込み / 拳ぐっ )確かにすごい密度…、お返事来るのも書くのもすごく楽しかったのも納得で…──ふふ、ツボが似通ってるからやっぱり被っちゃいますね!( レス数を聞けばびっくり口元に手のひらを添え / 優しく控えめな笑い方も好きで、ふわふわ雰囲気にお花咲かせ / 以心伝心に嬉しそうに表情綻ばせつつ / 〝…俺もやるんすか〟〝やるんす!〟〝初めて水に入る猫のような水遊び〟〝ヤドカリハプニング〟などと書き連ね / 「ケーキ入刀も以心伝心でしたね」とくすくす )!……ふふふ、先にかるたにされるのは傑さんでした。( 双眸をぱち / 脅し文句がツボに入ったのか柔らかな笑い声漏らしては / 〝あんまり喜ばせてるとかるたになるすよ〟を書き記したカードをぴらり )
意外と乗り気でびびる…、アイドル的に有りでいいんすか、あれは。( 思わぬ前向きな姿勢に提案した此方が戸惑い / パブリックイメージを守るべきか迷って / 対してマンネリ防止策には「いらない、そのチャレンジ精神」と即答 / 手首から握って丸まった紙でも伸ばすように拳を開かせ、遅れて「っていうか食べてないし」と誰にともなく弁明を )30%くらい海撮影イベかるたすね、今のとこ。…でも大体全部ひな季さんが挙げなかったら俺が挙げてた。( 増え続けるフレーズに全体を見遣れば、一つのイベントの支配率にまた小さく吹き出し / しかし挙げられたものには一切の異存なく / そろそろ次に移ろうかと提出するのはその前回イベント分 / 〝また一緒に行ったら買えるね!〟〝一緒じゃなくても買えるよ〟〝だってそういうテイストですもん〟〝……わたしはいつでも歓迎ですけど。ねっ〟の4枚 / 取り札がその場面の写真になるであろう完成形を考慮し、イラストは省略しておいて )…、迂闊なこと言えねぇな…。( 突きつけられた札に目ぱち / してやられた、とばかりに視線を横方向へ )
え?わたしは全然。( 戸惑っている様子に、笑みを浮かべたまま不思議そうに小首傾げ / 即答には思わず「わたしには食べられたくないですか…!?」と小さな衝撃マーク浮かべるも / 拳を開かれつつ「たしかに…」 )あ、船上パーティーも懐かしい…!ツボが似通ってるからこそ、わたしは他のイベントから引っ張ってきた方がいいかなあって思いはするんですけど、このイベントも好きフレーズが多くて多くて…!( 同調するように首を縦に振り / うんうん! / 並べられる札を見るなり、またテンションは高まって表情を綻ばせると / 〝なんか、大丈夫そうって思うじゃないですか〟〝…雛鳥…。…じゃあ、俺以外には油断しないでください。〟〝うう、やっぱり…。でもでもわたしは、そのうち「彼女です」ってはっきり言ってみせます…!〟〝だから広まったらどう──…ん?今のは違うか…〟と止まらぬペン先 )えへへ、最新ほやほやの好きフレーズができちゃいました。でも傑さんへの〝好き〟は、いつも更新されてますよ!( 頬杖を突いてふわふわ緩む頬を支え )
全然なんだ…。( あっけらかんとした返答にぽかん / しかし彼女が使えば順当に可愛らしくなるのかもしれないと思い直し、少しの逡巡の後「…じゃあ、楽しみにしてます」 / 咄嗟に上がる失意の声には「そういう話じゃなくて──」とまともに応じるも、話題自体が云々と説明すればよりややこしくなるのは明白で / 結果、開かせた手のひらを次はくるりと上向きに返させ、そこに蜜柑を置いて「…俺まだ甘くないから」と濁し )ひな季さん多分全部のイベントでそう言うでしょ。( 確信めいた口振りで言うのはきっと自分もそうだから / 走るペン先を追っていると中には意外なものもあったようで「思ったより刺さってたんすね」と独り言のように呟いて / 印象深いダンスシーンを〝月夜のダンス〟としてかるたに残し、ついでに本編外で踊ったダンスも〝見よう見真似のダンス〟として提出 )…………、( 迂闊なことが言えないので無言のまま / 紙に書き付けるのは今し方の〝でも傑さんへの〝好き〟は、いつも更新されてますよ!〟 / 最新ほやほやの〝好き〟を記録するべく、その横に括弧書きで現在時刻を秒数まで / 最後に時刻へ『×2』を添えてぴらり )
だって仲良しな人の前でしかしないですもん!( にぱ、と無邪気な宣言 / 「楽しみ…にするのは良いですけど期待はしないでくださいね」と口元に手のひらを添え、こそり / 開かれた手の上にみかんが置かれるときょとんとしながら「なるほど…?」 / 「…ちなみにこのみかんは甘いですか?」 )!…あははっ、多分そうかもしれないです!すごい、なんでわかったんですか?( 言い当てられ双眸をぱちり瞬かせては、かるた札に星の図を描きながらその面を見せ / 「いっぱいありすぎてどれを抜粋したらいいのか分からないくらいでしたけど、やっぱハイライトはこれかもです」と一言を添えて / 彼のダンスシーンのかるたが開かれた後に〝…ごめん、やっぱり──…可愛い〟をシンプルに書き込んで / はにかみながら、ぴらりとそれを彼に向かって捲り )うぁ、…う…。わたしもかるたにされちゃった…。( 今度は何を書き出すのか手元を見ていれば / 羞恥心でじわじわ染まる頬を押さえ / でも〝好き〟とか〝嬉しい〟があるからこそなんだよなあと思うと / えへへ、とはにかみ満更でもなさげに )
非公式の時にまでファンの目線ではいないすよ。( 赤鼻姿の非公式宣言に「なるほど」と納得 / そこへ釘を刺すような注意があれば、彼女の憂慮を笑い飛ばすかのように軽やかな息を洩らして / ただし『期待しない』とは明言せずに / 唐突な話題の転換には一度瞬いた後、じっと見つめ合ったまま神妙に頷き「…そのはず」 )…以心伝心だからかな。( 楽しげな表情につられて此方も口角緩み / 馴染みのある語彙で返答する最中、〝図星〟が向けられると「…は、」と不意打ちの笑いが堪えきれずに声へ / 「ま…それは俺も異存ないです。こっちの心情的にもそこがハイライトだったんで」見せられた札の文字を視線でたどって静かに肯き / そしてその時を思い出すように目を伏せながら「取り札にはちゃんとひな季さんの顔も入れてもらわないと」と呟いて )……、…。じゃあ、1回ずつかるたになったとこで、リアルタイムで採用するのは以降禁止で。( 満足げにしていたのは束の間のことで、すぐにその危険性に気が付きルール追加 / 〝好き〟や〝嬉しい〟のまま増やすことについて「こんな調子でやってたら収拾つかなくなる…」 / 容易に想像できる未来 )
( / お待たせしていてすみません、気圧のせいか昨日から頭痛が酷くて、お返事もう少しお待ちいただけますと幸いです…; )
(/ ご体調の優れない中、ご連絡くださりありがとうございます。勿論いくらでもお待ち致しますので、こちらのことはお気になさらずゆっくりご静養ください…!まだまだ冷え込む時期でもありますので、お布団で暖かくしてお休みくださいね…* )
ということは…今はなに目線でしょうか、…親目線なんて言わないですよね…?( 人差し指を頬に添えながら視線を宙に / それからその指をお互いの間に、ぴっ / みかんへの返答に口角を上げては「じゃあ半分こしましょ!」 / みかんを剥き始め )…えへへ。〝大好き〟も以心伝心になるといいなあ…。( 緩んだ表情もつい漏れる笑い声にも、きゅーん…と胸ときめき / 且つほわほわ温かくなる心地に頬緩ませながら、ぽつり / 以心伝心になったとしても、きっと何度だって口にするだろう / 「ふふふ、これも以心伝心─…ですけど、わたしの顔が取り札になるの、少し照れますね」対象の読み札を手に取れば、口元に添えはにかみ )…、それは賛成です。かるたにしたいもの、まだまだいっぱいあるもん。( 新たに設けられたルールに片手上げ賛成 / こく / 続けて増やすのは〝…──ずっと、見ててくださいね〟〝──…いつも勝手に視界に入ってくるくせに〟 / 2000レス記念の際の言葉を書き記して )
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( / お待たせしました…!多分気圧でなくて、肩凝りなどが原因のようでした…対処がわかり幾分か楽になりました◎ 背後様もぬくぬくお過ごしくださいね* 引き続きよろしくお願い致します。 / 蹴り可◎ )
…、ひな季さんって俺の何なんすか?( 両の眼はぴんと立てられた人差し指に集中 / 暫し沈思した後、答えが見つからなかったのか質問に質問で返して / みかんを剥き始めた相手の向かい側で机に腕組み / 「有田剥きの出番すね」と身を乗り出しつつ見守る姿勢に )まだこれ以上伝えてくれる気でいるんすか。( 分かりやすく好意の滲む眼差しと視線を交わせば / 此方の気持ちまで溢れそうになって寸前で目を逸らし / 「アイドルが何言ってんすか。可愛いの魔法かるただし、それに限らず取り札ひな季さんの顔だらけになるすよ」柔らかく息を洩らすと、その様を想像しつつ彼女の発言の読み札を取り出していって )うん……、…いや、さすがにありすぎるな。下手するとやってるうちに次の正月来るんじゃねぇすか。( 当時の自身に共感するように新たな札にしんみり目を落とすも / 次々と浮かんでくる候補にははたと待ったをかけ / 余った画用紙に書き出すのはそれらではなく3つの選択肢 / ①一旦中断してまた好きなタイミングで再開する②制限枚数(もしくはレス数)を決めてそこに収まったものだけをかるたにする③キリの良いところまでやりとりして残りはダイジェスト(リスト化して共有の形) / 「これ以外でもいいけど、ひな季さんはどうしたい?」と訊いて )
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(/ ご不調、寛解したようで何よりです…!肩凝りとは相当お疲れだったのでしょうか…。そしてお返事大変お待たせ致しました…!勘が戻っていないところもあるかと思いますので、違和感や失念している点などあればご遠慮なくご指摘ください…; ※蹴り可 )
傑さんの、未来のお嫁さんです!( 両頬を手のひらで包みながら小首傾げ即答 / えへ / 当然の如く有田?きのみかんは、もはや「これじゃあ半分こって言うより〝よんぶんこ〟…、傑さんは完全に改派したんですか?」 / 皮から切り離して2房ほどまとまった状態のみかんを、彼の口元へ寄せつつ )これで気持ち全部なわけないですからね、当然です!ちなみに無限湧きします。( 強気に口角を上げながら、どこか誇らしげに / ふふん / 彼の主張には、確かにと口を噤ませつつ取り札を想像し / 「…で、でも傑さんありきの可愛いの魔法ですから!」と、こちらも主張しては / 机上には彼からの言葉で嬉しかったことや、好きな言い回しを記した読み札が増やされて )3000レス近くもやり取りしてきたんですもん、そりゃ多いですよね。ちょっとなめてました…嬉しい誤算ですけどねっ。おんなじこと思ってたので、③で進めさせてもらいました!( 更新され続ける最高値のやり取りを遠望するように、額に手のひら翳して / 楽しげに、ふふ / 三つ目の選択肢へと人差し指を置き )
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( / 良くない姿勢で雑務をしていたところに、またまた良くない姿勢でネイルをしていたからかと思います() そして私も所用が入り遅れてしまいすみません…!背後様におかれましては大きな地震もあったことですし、落ち着くまで待つつもりでしたのでどうかお気になさらず…!違和感も失念もござませんので、あと少しのお正月イベかとは思いますがよろしくお願い致します* / 蹴り推奨です◎ )
…、やっぱ保護者かな。( 数秒正面に目を留めてから、何食わぬ顔で聞かなかったことに / つれなく視線すい / 「分けすぎたすね」と小さく笑いつつも腕を伸ばして二つのブロックを指で挟むようにくっつけ、「4分の2ぶんこ」 / そこへ折よく剥かれたみかんが口許へ運ばれればついそのまま食み / 呟く声で「甘…」とこぼし嚥下した次に、有田剥きへ対する姿勢には「まだ練習中です」と改派の途中であることを伝えて )じゃあ──…俺といい勝負すね。( 彼女の言葉と態度からその思いの丈を空想上で測ってみては / 半ばそちらに気を取られながら、ぽつ / 「…つまりこれって、過去の発言を掘り返される上に取り札が自分たちの顔だらけになるっていう…」 / 自分も例外でないと知らされ、徐々に浮かぶのは真理に気が付いたかのような迫真の表情 / 羞恥コンボ / 以降は黙々とかるた完成に向けて筆を走らせ / お互い残すところ一枚となったカードには何やら付箋が貼られていて / 『最後の読み札は相手に言ってほしいことを書いて、実際に言ってもらって完成です!※被るかもしれないのでダイジェスト後でも可』 )普段はあんま意識しないけど、振り返ってみたらちゃんと数字の分だけ積み重なってたすね。…また一歩ずつよろしくお願いします。( ふ、と相好崩し / そっと手を引いて文末まで連れて行くと / 次のレスへ跨ぐように踏み出して / 〆可 )
!……、100歩譲ってお嫁さん候補…。( ぎゅっと不等号に双眸を瞑り / お願い!と言わんばかりに両手の指を顔前で組み合わせ / 約分して半分こになれば、無邪気に八重歯覗かせ笑いながら小さく笑い声を上げ / 指先からみかんを食す姿に餌付け気分で / 可愛い、とほっこり / 「練習したみかんの処理のお手伝い、いつでもしますからね」と申し出つつみかんをぱくり頬張り )──…え。( ぽつりと呟かれた言葉に、双眸ぱち / 多くを考えだす前に彼がかるたの真理に気付き、筆を走らせ始めては / 「わ、わたしももっと書かなきゃ…!」彼より多くの札を作ろうと、慌てて更に札を増やして / 最後の一枚、付箋の文字を読み取ると / ペン頭を顎に添えながら、少し思案したのちにペンを走らせて / 今までにたくさん紡いだ言葉だろうけれど、色褪せない3つの言葉はピンク・橙・黄でカラフルに )はい、本当に──…ここに、いっぱい〝好き〟も〝ありがとう〟も、〝これからもよろしく〟もたくさん詰まってるんだろうなあ…。えへへ、二人のペースでゆっくり、歩んでいきましょうね!こちらこそよろしくお願いします。( 双眸を優しく和らげながら、きゅ、と手を握り返しては / 無邪気で朗らかな笑みで最後の〆を彼に託そうか )
(/ 綺麗にパスしていただいたのに最後の最後で読解力がなくてすみません…!逆巻に言ってほしい台詞が「好き・ありがとう・これからもよろしく」でしょうか、それともダイジェスト後発表になるのでしょうか…? )
( / ぎりぎり伝わるかどうか…と自分でも思いながらパスしてしまいましたので、むしろこちらがすみません、です…!前者の方で合っております! )
……、お嫁さん候補目線ってどんなすか。( 意中の相手の哀願するような態度にこれ以上突き放す気にもなれなかったらしく / 複雑化する関係性を声を落として控えめに窺って / もう4分の1の房も今度は自分で皮から剥いで口に入れると「美味しいみかん用意しときます」 )…──こういうやつ…。( 書き上がったらしい札を受け取って見れば、これまでのかるたとは多少異なる形式にぽつ / 短い思案の後、しかし余計な手は加えず読み上げることに決めて札を置き / 「ひな季さん」と呼び掛けてから、近い方の繋いだ手はそのままに、遠い方の肩にそっと手を添え / まだ大っぴらに言えない一つ目は耳打ちの形で彼女だけに伝えられるだろうか )…出会ってくれて〝ありがとう〟、〝これからもよろしく〟。( 二つ目で肩から腕の外側を撫でるように滑り落ち、三つ目で中三本の指をかるく握ったなら / 向かい合った瞳には台本にないあたたかな色が灯って )
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(/ かるた製作、ありがとうございました…!読みが甘くて本当に一部しか辿れなかったのは不手際という他ありませんが、お正月らしいゆっくりほのぼの感でやりとりできて癒しのひとときでした。こんなことあったな、あんなこともあったな、とこれまでの交流を見返すのも楽しくて、鬼のように時間が溶けて行きましたね…。この後はダイジェストということで、かるたにしたい語録やら場面やらを羅列する超長文になるかと思いますが、もう少しお付き合いいただけますと幸いです。また、何かと用事が重なって特にお返事が不安定になってしまった時期でもあり、変わらぬ寛容さで許してくださる背後様にはいつも頭の下がる思いでおります…いつもありがとうございます。逆巻からひな季ちゃんに言ってほしい台詞のかるたは、ダイジェスト後にお渡しさせていただきますね…!※蹴り、割愛可 )
( / ひな季が顔を真っ赤にしてる姿が容易に想像できてしまう〆で、最後の最後までによによしてしまうかるた製作イベでした…ありがとうございました*
仰る通りで、読み物をしている時と同様時間が溶けていきました…!何度読み返してもきゅんとしたり笑っちゃったりして楽しくて、噛めば噛むほど味が出るような……、そんなやり取りをさせていただけて、改めて幸せ者だなと深く思い知らされたイベントでした。
レスペに関しては本当にお気遣いなく…!こちらも中々スムーズに返せない時がありましたので、どうか高く頭を上げておいてくださいね!そして以下、こちらのダイジェスト(前編)でございます。読み返しながら挙げているうちに、本当時間が溶けて仕方ないのでひとまず…! )
太陽の光を反射してさやかに輝く月 / 空気の読める雨 / 今…嬉しくて溶けちゃうかと思いました…。 ─ …ん、ちょっと溶けてる。 / 不届き者扱いな初期相馬くん / 相馬くんの俺日記 / えへへ、どうぞ貰ってくださいっ!おまけでわたしも付いてきますよっ…、なーんて…。 ─ …そっちはおまけじゃ勿体無いんで、いつかおまけじゃない時に貰いに行きます。…なんて。 / 手繋ぎは抵抗ないのにゆびきりは照れる逆巻さん / ──あっつ…。 / 青い舌と緑色の舌 / 逆巻さん!大丈夫ですかっ…!? ─ …頭うった… / …あ、手握ると安心するって本当なんすね。 / …会えない時に写真なんか見たら、余計恋しくなるじゃないすか。 / 傑さんが傍にいてくれることでもう、最大限嬉しいですよ。 ─ じゃあこの先ずっと最大限嬉しいじゃないすか / なんか『相馬 流星』って名前だけ無駄に格好良かったら面白くていいよな / すれ違いアンジャッシュ / …俺だって好きでやってんじゃねぇんすよ。( 絶賛パワハラ中 ) / わたしは断然逆巻さん派ですけどね! ─ 無いんすよ、そんな派閥は。 / …どうです、好きになりました? ─ 催眠術じゃないんすから。 / ひつじさんエリア / 段差の危険性 / …だったら今は俺でいいじゃないすか、見るの / 一般男性S.Sさん
(/ こちらこそこうして長く深いご縁になっていることが本当に幸せで、例の3つの言葉が常に胸にあります…改めましてまた一年、よろしくお願い致します*
ダイジェスト前編、眺めているだけで思い出しによによが…!何気に背後の発言も紛れていたりして嬉し恥ずかし…の気持ちになりつつ、こちらからも前編分、というよりレス数的によんぶんこ程度なので第一弾のダイジェストを載せさせていただきますね。そして〆に対するひな季ちゃんのお顔も取り札でしっかり確認(想像)させていただきます…! )
や、それが仕事なんで ─ そうですけど、そうなんですけど…っ、! / 呼ばれて飛びでてなんとやら!です / 大人の対応助かります! ─ たまには大人らしいところ見せとかないとね / えへへ…本当にありがとうございま、っえ、えぇ~…!折角可愛くしてもらったのに… ─ 他人にやってもらうだけじゃ分からないでしょう / 誰も知らない間接キス / チベスナ顔 / 心配ないすよ、風邪の対処法ならさっき心得ました ─ …や、もうちょっと風邪に抗ってください…! / 廃墟エスコート / ほんっとにいろいろお世話掛けちゃってすみません…それでその、ネックレス…お返ししたいんですけど…! / あ、わたしこの近くに住んでますよ ─ …へぇ、そうなんすね… / 却下されるよりも先に、相手が開いた傘の中にぴょんと飛び入って / まだ話していたいのになあ、とこっそりバレない程度に少しだけ動画を戻してみる / もしかして:悩み / きっともう、大丈夫です。逆巻さんが〝可愛いの魔法〟かけてくれたから / いきなりすげぇ爆弾投げてくるじゃないすか… ─ それじゃ危険物みたいじゃないですか!もうちょっと可愛く…、花火の玉とか… / …何歳まで来てました? ─ ええっと、じゅう──…代、くらい… / …噛み締めて、飲み込んで。わたしの体の隅々まで傑さんからもらった〝嬉しい〟でいっぱいにしたい / 口元に手を添えながらこそりと勇姿を讃え
( / 背後様の幸せの一部になれていることが幸せです!こちらこそ、また一年よろしくお願い致します*
ふふふ…。背後様の言葉選びが大好きで、あくまですぐひなメインではありますのでこれでもはしょった方なのですが…やっぱりツボで仕方ない!というものを密かに抜粋させていただいちゃいました。気付いていただけてによによです() しかしそれとは別に、確かにダイジェストによによ不可避ですね…。何気ない言葉選びや練り出した台詞たちが刺さっているようで、それもまた嬉し恥ずかしで…、わあ、これでもよんぶんこ…!?ほんとにたっぷりあって、やはり通常の50音ぶんのかるたでは圧倒的足りないですね* 素敵な日々を過ごさせていただけて、改めて感謝の念に堪えません…!
上記お好きに蹴り・ご割愛可です◎
ダイジェスト(中編)投下させていただきますね!前後編で収まるわけがなかった…、ツボや名シーンが多くて多くて…! )
…甘い物なら何でも釘付けになってるくせに。 / ──…だいぶ寝かせたすね。 ──気持ちならこっちもだいぶ寝かせたんで、コク増してるんじゃないすか。 / 来世でも傑さんを探して、好きって言いに会いにいくね。 / あま巻さん / ──駄目です。水瀬さんは、こっち派閥なんで。 / 検索『ホラー 怖くなくなる方法』、女児向けアニメのタイトル / でも、飽きないし、満たされるし、ひな季さんが本当に食べ物だったら俺も本当に食いしん坊になるかも / …食べ物になったら連絡ください。 / …まあどっぷり浸かっても、あったかくて優しい沼でできてるのでご安心ください。 ─ …それはもう沼というか……温泉? / 限界化コメント / とりあえずみかんでも食べましょうか。みかんと目があっちゃったので。 ─ たぶん蜜柑側はそんなつもりないすよ。 / 三連みかん / おそろいみかんアイコン / …何やってんすか。俺もうこれ以上は待てないすよ。 / ぬいぐるみ見に、遊びに来ていいですよ ─ …その手には乗らないすよ / 初手からやんややんやと騒いでいる高校生たち / 撮影もうすぐだから…、泣かないで。 / 自身の中の何かが僅かに綻ぶと同時、一瞬ふっと湧き上がった思い / もう高校生でしょ…? ─ まだ高校生すよ / …泣いてる子も見てないすか? ─ 見てないけど…、迷子センターならあちらですよ / 綺麗なスライディングの姿勢で登場した相馬くん / 小春日和を思わせる明るさと穏やかさを持った幸福感たっぷりのメイク / あたしも言いたいことが──…やっぱりなんでもない ─ …いや、聞かせてください。色味すか?ニュアンスすか? / 逆巻さんのすっぴん把握能力 / 俺の〝楽しい〟とか〝嬉しい〟もひな季さんがいなきゃ始まんないんで。 / 傑さん、手。 ─ …え、手?犬…?
(/ 重複する部分も多いはずなのにそれでもこの量…、ダイジェストでもなお見積もり甘い気がしてきましたね…。しかしこれだけ楽しさを見出せるやりとりだからこそ続いたんだよな、という感慨もあって、作業量にちょっと心が折れそうながらもしみじみしております。ここのところレスぺが遅れ気味ですが、本当に最初期から今までずっと楽しい嬉しいでいっぱいです…!
また1/26だけお返事が難しくなってしまうのですが、ひな季ちゃんのお誕生日までには必ずや完了させますので…!※適宜蹴り可 )
…はぁ、食えますけど…花火──、いや、友達は…? / 夏ですねぇ… ─ …すねぇ / 2番目固定のパパ / ひなちゃん、座って / かわ、…かっこいい / …恋人だもん!ねっ、逆巻さん ─ …ん、これからね / 逆瀬家の世界線で、牧さんの弟さんとお互いにシスコンだなあと思っていたらおもしろいですよね / 最初も最後も逆巻さんがいいのに! / やだなあ、食べ物になったら連絡できないですよ~ / …一般論なんで、どっちとかは特に ─ うーん…、なかなか気になる一般(男性のS.Sさん)論ですね / …染めた分はきちんと責任取ってくださいね ─ えっ、結婚でいいですか…? / ひな季さんがあるといいなって思ったものは大抵ありますよ ─ …あ、ほんとだ / !!…ターゲットHも来た… / …わたしの方が肌綺麗だよね? / ──…逆巻さん、春名さんにも可愛いって言ってた…。いつもはわたしに言ってくれてるのに / ──…目、閉じて、…開けてください。あとはリップ塗るので、えっと…目閉じててください / 色の残る指先をそっ…と自身の唇に移してみた / ちなみに多く〝いいね〟が付くのはこっちの角度から撮ったやつです。水瀬ひなの豆知識! / !──…で、でしょっ、そうでしょ!えへへ、愛情たっぷりだもん! / 背中に〝かつ〟 / ──……い、生きててよかったあ~!
( / 私もしみじみしすぎてレスペ遅めですし、どうかご無理のない範囲で作業していただければ幸いです…! ありがとうたちの3つの言葉と同じくらい〝楽しい〟も〝嬉しい〟も交わしてきましたよね…これからもたくさん詰め込んでいきたいものです*
はっ…ひな季の誕生日がもうすぐそこだと気付いておらずびっくりしました。もう1月下旬…!?こちらも1/26に予定があり、一日お返事が難しいと思われますのでよろしくお願い致します。……そしてダイジェストが終わらない…!これでも絞った方なのですが、続きます…。 )
…俺は、アイドルなら水瀬ひな推しなんで。 / ──…誰も見てないすよ。 / 合わせほっぺ / …ん、可愛い──……けど、俺も一応男なんで…。 / 水瀬ひな好みのメイク / …それ、見たい…っていうか、ほしいです…。 ─ ……、…やだ。 / 本当のおやすみまで雑談LINE / 口の中でほろりと崩れた菓子のように、思わずといった風に表情を崩して / ──…で、でしょっ、そうでしょ!えへへ、愛情たっぷりだもん! ─ …気が散るな…。 / 感謝のしるし / 白々しい嘘 / 逆巻さん、永瀬ちゃんいい子で可愛いからうちに連れて帰っていい? ─ 駄目です。困ります / 緊張の解き方:体育会系 / おそろい八重歯 / どんな風に撮りましょうか、一緒にハートとか作ります? ─ 猫はハート作らないんで。 / お話できるだけで嬉しいし、楽しいし、大好きなのでっ…! ─ …ん。それはなんか、肌で感じるし、たまに幻覚も見えるし…あと俺も好きです。…えぇと、犬 / 俺ひな季さんの可愛くないところなんて見たことないすよ。 / 物理的に猫の皮を被ったわんこ / 究極の生命体 / ミニ季 / 忖度かくれんぼ / おとなのぬりえ / …プレゼントだし、頑張った。 / …絵、かざれました! ─ おめでとう。 / しぇあはぴポッキー / えっ。飼われてんの俺 / こんなでかいの連れて帰ったらお母さんもびっくりするんじゃねぇかな…。 / 手を伸ばしたら届くって、嬉しいですね。 ─ あぁ──…全然届いてなかったすもんね。 / えーっ、いっぱいよしよしして可愛がる気満々なのに…!絶対可愛いもん…、いつでも大歓迎ですから! / ──あっ、こら…!絶対他にもっと楽しいことあるから! / わたしは二人に弱いので、多分この中じゃ弱小ですね。 ─ …そうすか?俺の中では最強だけど。
(/ ありがとうございます、お気遣いのお言葉も毎度掛けていただいたな…!とついまたしみじみほっこりしてしまいました。〝楽しい〟も〝嬉しい〟も愛らしい娘様はもちろん、背後様のお人柄あってのものなので、時にノリ良く時に優しく接してくださる背後様にこれからも尻尾ぶんぶんさせていただきます…!
なんと、最近予定の日付まで一致し始めましたね…えへへ。了解です!そしてダイジェストは今回もまた赤べこのように頷き通しで確認させていただきました、が、本当に終わりませんね…!私も最大限厳しめに採用しているはずなのに、不思議…。と言いつつ、たぶん、おそらく、レス数的に次くらいで終わるので、連投しちゃうかもしれません、今日の深夜とかに…。それを待ってから纏めて投稿していただいても構いませんし、特に気にせず続けていただいても勿論大丈夫です◎ それが終わったら此方は足跡の方の更新準備に移ろうかという心算ですので、どうぞごゆっくり作業なさってくださいませ。1月が終わりに近づいてるなんて早すぎて信じられないですよね…。※お好きなようにご割愛ください! )
可愛い猫ちゃんにしてくださいね…! ─ 猫とひな季さんなんだから可愛くしない方が難しいすよ / 誰が一番好き? ─ ?──…傑さんです! / 元気なお返事 / 100秒チャレンジ / エアなでなで / じゃあひなんちのねこちゃんになるといいよ! / 無限お返し編 / ハンドクリームの実演プレゼン / …、水瀬さんが応援してくれれば ─ …さ、逆巻さんファイトです! / 二匹の猫を引き連れるように落書きコーナーへと移動 / 〝すぐ ひな〟〝初プリ〟 / どうか、もっともっと…たくさん降り積もりますように / …誰か来ても絶対に開けちゃ駄目すよ。何かあったらすぐ電話してください / ──…寛いでくれるのはいいんすけど、…その、俺も一応男なんで……。…もう少し気を付けて / 同棲とか結婚とかってこんな感じなんだろうか / !──…来世は一緒にカフェで働きましょう ─ …、来世ときたか… / それだと逆巻さんはもうトワハトくんに…っどうするんですか…!? ─ 俺にはこっちがあるんで。トワハトくんは水瀬さんの方が必要でしょ / どこにいても思い出せるように、次はリビングに置ける物にしようかな… ─ 俺の家がひな季さんに侵略される… / …自分で言ったんでしょう、もうちょっとって ─ ──…でっ…でも、逆巻さんだって。その前に、最後まで責任持ってくれるって自分で言ったもん / 本物はこっちで、し…た…?あれ?あ、さか── み゙ゃっ! / えぇ~っ、けち…。!やっぱり今の嘘、逆巻さん大好き! / 食べる用、観賞用、布教用に! / 「…遠いな」 ─ 〝近いな〟 / ──~~っ……憧れも大好きも、選んだ結果がぜんぶ逆巻さんだもん!わかってくれないと帰してあげ、な、…明日お仕事なら帰しますけど…! / わたし本気で、大好きです。だから、逆巻さん…わたしと付き合ってください!
(/ 次で終わると言いつつ全然そんなことなかった──んですけど、無理やり押し込みました…!此方からのかるたダイジェスト最後となります。本当の最後である一葉は後ほどお伝えするとして、ひな季ちゃんのお誕生日ですが、時期も一致していることですしもしかして本編でやった方が良かったりしますか…?すっかりいつも通りメタの方で考えておりましたが、ご要望があれば何かしら考えてみますので、この点だけお返事をいただけますと幸いです…! )
5歳児に励まされる18歳児 / …まだ寝てていいですけど、もういーの? / 傑さんはすごい、傑さんは偉い!です!傑さんのメイク、大好きですよ ─ …あやされた… / っ…わたし、このままずっと持ってますからね。返してあげないですから… ─ …いらないすよ、そんな入りもしない指輪。…──でも、ひな季さんは…それが邪魔になるまでは、失くさずに持ってて / るけれど何もできない! / 18歳でもれっきとしたレディーなのです大作戦 / …俺じゃなくても、知り合いの芸能人──…いや、事務所のスタッ──……。…、誰か他にいないんすか、誰か… ─ いないです! / じわりと手を伸ばしてチケットの端を確かに掴む / 素人意見ですが ─ 逆巻さんがそう言ってくれるなら、それがわたしにとっての正解です / 水瀬さん〝も〟ってことはやっぱり、逆巻さんも骨抜きに…!? ─ …されてたら、水瀬さんじゃなくて京香さんのほう見てるでしょ / ──…す、すぐ、るさん、に。…そう言われるのが一番なによりも嬉しくて、大好きで、世界一幸せな女の子になれちゃいます / 傑さーん!…あれ、気付いてない?すーぐーるーさーんっ!見てみて、スイカ割りっ! / 夕方の浜辺を二人でしっとりとお散歩──だったら絵になり素敵なのだろうけれど、飼い主と散歩に出かける犬のように / うきうきちょろちょろ / 彼の心臓あたりへ腕を伸ばしては、人差し指でハートを描き / …、センスも好き ─ …っ、わたしは傑さんの全部が好き! / アクアマリン…傑さんがずっと幸せでいられますように / ──…賞品は? ─ えっと、んんと、…──わたしとか、どうですか / ──…いらないものなんてなかったです、貝殻も。だからこれは、傑さんに持ってて欲しいからあげるやつです。…今日の思い出、大事にしてくださいね / ロケの前日はしっかり食べてしっかり寝てきてください。水瀬さん俺のでしょ / きゅ…っ急にどうしたんですか、傑さん…!わ、わたしと二人きりになりたかったとか…!? / あ、これ絶対周りの大人に言わされてるやつだ / ほ、ほらぁ、やっぱり噂だもん!いるわけないじゃないですか!ねっ、今度こそ調査完了です!はい、つぎっ!2階に降りてみようかな…… / …迎えに行ってきます、たぶん俺が一番効くと思うんで / もど…──れない、傑さんが手繋いでくれなきゃ… ─ …じゃあ、はい。手貸して / だ、だめだよみんな、傑さんはわたしのだから!ね、そうでしょ…? ─ 分かったから、水瀬さんのだから… / 身を乗り出し浮かせていたお尻を床に下ろし、うれしい、すき、と浮かれたようにほろほろと言葉を溢し / ヒナ、お手 / 傑さん傑さん、結婚したら犬飼いましょうね!でも猫ちゃんも捨てがたいですよね…どっちも飼いましょうか ─ また夢の話してる… / 必ず成就する、ですって。どうですか傑さん、そろそろお付き合いなんて…! / …──水瀬さんは、なにが好き? ─ えっ、それはもちろん傑さんのことが…! / 物欲センサーの定石 / 知らない振りの間接キス / 傑さんのお嫁さんになることも、わたしの夢ですよ / いかがでしょうかぐや姫さま!〝面〟白いです!……、どうか、どうか笑ってやってください… / 畳の上で混ざり合う月と夜の闇の色の髪 / 特別仕様のクレープ / いつかのお返し / 大正解だにゃん / 仲良しのポーズ / 本当に仲良し目指すなら、そんな点数よりこっち見てた方がいいんじゃないすか ─ ─…い、一生見てます! / えへへ、おやつは~別腹~ / わん! / ……本物の人形だったら連れて帰ってた、すかね ─ ──…っ!さ、再来世はお人形になる… / ──…わたしは、ご主人様の担当です ─ …奇遇すね。俺も普段はご主人様の担当なんすよ / わあ、偶然……わたしの、得意料理だ / 届きますように、と唇に両手の指先を添えたあとにめいっぱい両手を広げて特大な投げキス
( / 尻尾ぶんぶん可愛すぎます…、こう、撫で回したくなりますね…。かくいう私も背後様にはいつも尻尾ぶんぶんしておりますが。えへへ…()
元々予定できることが少ない引きこもり気質なので、こうも予定の日が被るなんてソウルメイトと言っても過言ではありませんね!(過言) ダイジェストのまとめお疲れ様でした!合計でかるた何枚分あるのでしょうね…200枚分くらいいってそうな気がしてます。たくさんの愛が詰まってますね* こちらも次に無理矢理詰め込む形になりそうです…。今日お休みだったのに病院や買い物に時間がかかってしまって、全然ピックアップできておらず…!ダイジェスト完遂までもう少々お待ちくださいませ。
ひな季の誕生日に関しまして、メタでも本編もどちらでも構わないのですが、本編だとあっという間にバレンタインがきちゃいそうかなとの懸念がありまして。どっちかメタでどっちか本編という形にしますか? )
…〝今の〟も俺だけすか? ─ それは…逆巻さんじゃないと、してないと思います… ─ …よかった。 / サメにゃんぬいぐるみ / ハプニングによるプリクラ撮影 / 借りてきた猫 / ……だ、大好き…です。 ─ ──…それこそ言い尽くせないくらい、好きです。 / …ひな季さんと居ると、たまにシャンメリーでも酔いそうになる。 / もし宝箱があったなら、一番初めに彼女を入れるだろうか / 壁紙にしたいどころか大型トラックに貼り付けて全国を走らせたいレベル / …は、はやく…! ─ はいはい…。 / すげぇ、本当に弁当だ。 / 危うい丈感の借り物パーカー / 18歳児のお留守番 / 全力裾位置防衛 / ロゼッタ模様のラテアート / 永続契約の約束 / 春を閉じ込めた手作りハーバリウム / やだなあ、逆巻さんだって若いじゃないですか~。 ─ …、…ありがとう。 / 好奇心旺盛な冒険少年 / そんな話はでたらめだと首を振っているようなトワハトくん / わ、わたしの傍から離れないでくださいね。 / 気まずい係員 / …元気じゃん。 / …大丈夫?ひなちゃん。 ─ ふふ、えへへ…本物の逆巻さんだあ / けちとかじゃなくて。 / …じゃあ、声。…聴かせててください。好きなんで。 / 俺じゃなくて星見てください / 目が離せないのは星よりひな季さんかも。…なんてね / …怖いものなしか… ─ 〝怖いものが平気になりますように〟 ─ そういう意味じゃない…
(/ いつ撫で回されても良いように毛並み良くしておかねば…。そうしたら同じように背後様のこともぜひ猫かわいがりさせてくださいね…*
私もスケジュールすかすか引きこもり気質なので、これはもうソウルメイトと言わずして何と言いましょうか!(反語) 本当に、多すぎて数える気にもなりませんね…。でも何だかんだで当時の気持ちが蘇ったり、このトピックに一層の愛着が湧いたりして、やっぱり楽しかったです!とはいえ膨大な作業量でご負担をおかけするのは本意でないため、もし大変なようなら背後様におかれましてはここでストップしていただいても構いませんので…!どうぞご無理なく…!
ひな季ちゃんのお誕生日の件ですが、確かに内容によってはやりとりの最中にバレンタインを迎えてしまう可能性もありますね…。バレンタインは本編分を昨年にお願いしたので今年はメタの方になるかなと思っておりますが、そうなると本編を進める合間にどちらもメタでやるのが安定でしょうか…?かるた製作からお誕生日までにほんの少し余白が生まれてしまうかもしれませんし…。ということでこのお話はご放念ください、相談に応じてくださりありがとうございました…! )
( / 背後様も可愛いし逆巻さんもかっこ可愛いしなので、キュートアグレッション起こしちゃいそうです…。やり取りを読み返しながら何度耐えたことか…。きゃっ、私も毛並み良くしておきますね*
反語使いに笑っちゃいました、背後様のノリの良さ助かる…!折角あと少し(?)のダイジェストなので走り切らせていただきます!同様に詰め込み気味で長くなってしまったので、ダイジェストは次レスで投稿致しますね。ピックアップしつつ、背後様の返しが秀逸で大好きなので、セット会話多めだなあとしみじみ…。改めてすぐひなはもちろんのこと、ずっとお付き合いしてくださっている背後様も大好きだなあとこちらも愛着の湧いたイベントでした。ありがとうございました*
こちらがダイジェスト作成の間に、もし既に何か考案なされていたらすみません…!もしも何か思い付いていらっしゃるようでしたら、お聞かせ願えますでしょうか。まだだよ~って場合は、来年こそ本編でお誕生日お祝いしていただけると嬉しいです。恐らく、多分、その頃には第四部のお付き合い期間に突入しているはずなので、いっそう特別なお誕生日イベントを起こせそうな気がしておりまして…!
それから2月のどこかでまた社内試験があり勉強しなければならないため、もう暫くレスペが不安定になると思われます…申し訳ないです…!まだ試験日の通達がないので具体的にいつまで、が分からないのですが…; )
ミニ巻さん / ?…ひな季ちゃんのほうがかわいい。 / 守りたいこの笑顔…っ。 / たたかうのは好きじゃないけど、がんばる…! / …ひな季ちゃん、おばあちゃんみたい。 ─ おば…っ!? / めいっぱいのハグ / 〝とうとい〟ってとってもすごいんだ / …──じゃあっ、ぼくも大きくなったら魔法使いになって、ひな季ちゃんのお願いが叶う魔法をかけてあげる。 / 単純明快三か条 / けっ……こん、やく、ゆびわ。 / ~~っ……いい、もう、いい…。 / …俺だって頑張ってるのに。 / 猫猿の仲…。 ─ …わんこ。 / イツモミテルヨ… / おいしかったでしょ?わたしの割ったスイカ / どんな一年になるかは、…ま、もう心配してないす。また一年一緒にいてもらえるみたいなんで。 / 未知の恋や愛に幻想を抱いた頃のように、全身全霊で初めての想いを追い掛ける少女 / 街明かりのない場所で星が見えやすいように、何もない砂浜で姿を見つけやすいように、成長して己を縛るものが増える中でいつしか見失うようになってしまった無垢に輝く何かを掬って集めたように思われて / …いや、違──…うこともない、のか…? / ※変わってません / 心(臓)を奪われた人体模型 / ほぼホームビデオ / 特訓ロス / わあい、デートっ! ─ また夢の話すか? / …トワハトくん、自分は守れないすからね / …水瀬さんのだよ。 / おあいこのお手 / ──…俺はアイスじゃないです。 / …、俺まで可愛くされた…。 / …そうじゃないと困るな。 / 〝ほんとの一途は俺に捧げてるから他は欲張ってもいい〟…らしいすよ。一説によれば。 / 輝きを失わないまま視界から消えてゆく大小の太陽 / …どんなご令嬢だよ…。 / …なんか、色々と危なっかしくて、あんまり長いこと目離せねぇよ。 / だったらひな季さまはお日さまだな。…心なしか匂いもそんな気がしてきた。 / うさぎに靴履かせて流刑 / …ひな季さま、ずっと私と一緒にいて。 / …── 〝面白い〟です、ひな季さま。…どうか笑ってください。 / とょっと口の悪いかぐや姫 / 頑張ってください ─ メイクさんも! ─ …はい。早めに隠滅します。 / ひなちゃんといえば猫。…とアイドル。 / 司会も動揺するセオリー違反 / 即席の試行紙 / 文化祭、今年で最後なのに? ─ そんな数字に惑わされないで… / 飼い主任務中 / 急激な昂りの結果:頭突き / 遅れて着替えスペースから出た軍服姿はたった今帰宅した主人のごとく / …ん、今日はひなちゃん見に来てるから / 「ちょっと笑ってる?」「なんか嬉しそう…」 / 笑みを湛える恋の神 / ──…おっきな溜息が出ちゃうくらい可愛いですか? ─ ……、うん。 / あの日聴いた鐘の音が残響のように鳴り響いているだろうか / 心の安寧の永瀬ひな季親衛隊長 / 過去形告白 / …絶対大事にするのに。
(/ 私もひな季ちゃんと背後様に対して感情のやり場に困ったことが多々あるので、お気持ちとっても分かります…。褒め言葉でいっぱいアグレッションしたい…!!ちなみに背後様はなんとなく長毛種の美猫ちゃんのイメージがあります…( こそ )
ダイジェストお疲れ様でした、最後までお付き合いくださり本当にありがとうございました…!此方の手応え以上にたくさん取り上げていただいていて、時間差の喜びに胸がうずうずします…。私からすれば背後様の返しやら反応やら表現やらの方が天才的ですが、セット会話がやっぱり採用率高くなっちゃいますよね。カプ厨だもの。そしてこんな大変なイベントにも快く乗ってくださって、前向きなフィードバックをくださる背後様が私も大好きです…!
いえいえ全然、お誕生日のくだりを読み返していて、そういえば本編でお誕生日やってないなと思った程度で…!もう大人だよ的なやりとりは卒業式でできることになっていますし、特にイベントにできるような腹案があるわけでもなく…今年は描写外で無難に水筒とか渡してるんじゃないでしょうか。第四部のお誕生日イベ大賛成なので、その方向でまた色々考えさせてください◎
お仕事のご都合についても把握致しました!短いスパンで大変ですね…、ぜひ再びの満点目指して励まれてください。いつまでになっても応援しつつお待ちしておりますので…!※蹴り、割愛どうぞご随意に◎ )
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壮観だな…。( ずらりと並んだかるた札に思わずぽつ / それから手中の最後の一葉に目を落とすと / 僅かに逡巡するも今さら変えることもできず / 小さく言い訳しつつ相手に手渡して / そこに書かれているのは〝逆巻ひな季〟の字 )…パロとかでもまだ無いかと、思って。
( / 感情のやり場ならここへ!いくらでも…!どれだけでも受け止めてみせますのでご安心ください* そろそろ胸下に届きそうなくらいのロングなので長毛種はあながち間違いではないですが、美猫はイメージミスかと……!私は背後様のことを、短毛種のすらりとしたブルータビー柄の小柄な美猫ちゃんでイメージしておりますけれど。ふふ()
嬉しいお言葉の数々でたっぷりの栄養素をいただいて潤っちゃいますね…、芽も毛並みもつやつやになりそうです。噛み締めながらお言葉に甘えて割愛させていただきますが、水筒のプレゼントですか…!レッスンには必需品だと思うので、きっと大活躍するに違いありません* / 蹴り可です◎ )
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?( ほんの少しの逡巡に双眸をぱちりと瞬きつつ / 受け取った札に視線を落としては、頬をじんわり赤く染め上げ )──~~っ…、た、たしかに…。( 視線を横に、ふよ / 口元に札を寄せながら「なんだか照れちゃいますね…、んん」 / ごにょり、と呟きながらも伝えることが決まっては、小さく咳払いして整え札を離すと / そ、と彼の左手の甲を上に両手で掬い取ったなら、言葉に合わせて自身の左手を柔く重ね滑らせ )……いつか、名字を重ねて、この名前が〝逆巻ひな季〟に変わるその日まで…目を離させないので覚悟してくださいっ…。( そのまま緩やかに自身の口元へ左手をいざなうと、伏目がちに薬指の付け根へと唇を軽く触れ合わせ / ちら、と双眸持ち上げるけれど / 羞恥心が限界突破 / 「きゃぁ…」と弱い悲鳴を上げながら、彼の手を盾に耳まで含羞の色に染まる顔を隠すように俯いて )
(/ なんと頼もしいお言葉…!ではでは昂った時も遠慮なく感情をぶつけさせていただきますね、お覚悟を()わあ、邪魔になってすぐ切っちゃう派なのでロングのお姉さん方すごいです…あと美猫は重要ポイントなので譲れません。ふふふ。こちらもすらりとした美猫になれるよう精進します…が、小柄ブルータビーの落ち着きなさそうな感じが妙にしっくり来て笑ってしまいました()
以下のお返事は任意となります。最後までによによたっぷりの交流にしていただきまして、ありがとうございました…!次は本編のホラーロケ続で相違ないでしょうか? )
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──……( 柔く掬い取られる手も、薬指に触れる唇も、遠慮がちに窺う瞳も、一切の抵抗なく視線だけでそれらを追ったなら / 彼女の顔の前まで持ち上げられた手を此方からもかるく握り、90度回転 / 自らの方へと引き寄せて、同じように薬指の付け根へそっと唇を押し当て )…奪ったからには、目、離してやらないので覚悟しててください。( 奪われたものを〝目を〟とも〝心を〟とも〝薬指を〟とも明言せぬまま / 赤らんだ顔に言葉通りの熱っぽい眼差しを投げかけ / それからこれが企画であったことを思い出したかのようにはっとすると、緩々と指先を解放 / 視界の外で読み札の隣に最後の取り札がひっそりと生成されるだろうか )…ありがとうございました。お嫁さん候補目線、ちょっと分かった気がする。
( / ぜひぜひ、嬉しさとモチベが特大上昇します* 結果私も感情をぶつけることになるかと思いますが、よろしくお願いしますね…えへへ。ちょっと気品もあり綺麗なイメージで…と選んだブルータビーでしたが、思わぬところでしっくりこられていたようで私も笑っちゃいました() 尚かわいいですね…!
折角なので、上手く〆れてはいないのですがお返事置かせていただきました!こちらこそ、最後まで素敵な交流をありがとうございました…この空気だけで生きていけそうです…。(拝み)
またの名をパワハライベですね!何気に一ヶ月ぶりの本編になるんですね…今回もよろしくお願いします* 内容的に開始ロルの方をお任せできればと思うのですが、よろしいでしょうか? )
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──…は、ゎ…。( 回転させられた手に、そっときょとん顔を上げ / その行く末と、注がれた眼差しの熱に浮かされ / 黒目がちな瞳は揺れて、溶けて / ぽや / 「ひゃい…」と小さな声と、首を縦に短く頷くのがやっと )わ…わたしは、ソフトクリーム目線がわかった気がしました!…っほんと、とけちゃう…。( 冷めやらぬ頬 / 解放された左手を右手できゅっと握りながら、双眸をぎゅむ / こもった熱を吐き出すように、ぽつり )
(/ 互いに熱量をぶつけ合ってビックバンが起きちゃいますね…(?)そんなイメージを持っていただいていたとは…!これまた精進案件ですが、素直に嬉しいです。そして笑っていただけるのもとっても嬉しいです…。
〆のお返事もありがとうございます…!前レスから可愛いが過ぎて転げ回っておりましたが、溶けちゃうソフトクリームなひな季ちゃんに枕に顔をダイブさせることになりました。世界って美しいんだ…( 悟り顔 )
プロデューサーからのパワハラというと今のご時世的にちょっとあれですが、紛うことなきパワハライベです()開始ロルは仰る通り此方からの方がスムーズかと思いますので出させていただきますね。一ヶ月ぶりと聞いて仄かに緊張しつつ、ひな季ちゃんハピバの後、投下致します…!※全蹴り推奨 )
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ひな季さん、誕生日おめでとうございます。( 部屋の隅の方に立って、恒例のクラッカーぱーん! / その傍にあるのは… )丁度一気にこれまでを振り返ったタイミングだったし、ファンは推しの誕生日に祭壇作るものだって聞いて。( またも断片的なオタク知識 / テーブルにかかった白いクロスの上には、交流の足跡を思わせる品物の数々 / 動物型の棒付きキャンディ、交換したキーホルダー、お揃いのハンドクリーム、ブルーグレータータンのマフラー、猫耳やマスカレードの仮面、ミニクラゲの揺蕩うアクアリウム、オリジナルブレスレット etc… / ケーキスタンドにはプレゼントボックス風のミニケーキや大好物だと勘違いしたままのメロンのショートケーキが乗り / その隣には食品サンプルのような作り物の土台と、実際に海で拾ったお菓子みたいな貝殻たちで作られた三段ケーキ / ブロマイドやCD他の公式グッズも少々、個人撮影した非公式写真も少々 / かすみ草とムーランフリルと桜の花びらが更に華を添え / 祭壇というよりもはや博物館 / イヤーカフはいつものように耳元に輝き )ひな季さんはもう俺の人生の大事な一部なんで、本当は毎日言いたいくらいだけど、今日は365日分込めて──生まれてきてくれてありがとう。ヘアメイクとしてもファンとしても…もっと近しい存在としても、これからもそばで応援させてください。( 思い出の品達に注いでいた優しい眼差しをそっと彼女へ向け変えたなら / 心の真ん中にある思いを一言一言丁寧に伝えて )
…と、これはプレゼント。( ギフト用の赤い封筒を取り出して手渡し / 中には例のカフェのドリンクチケットや映画館のギフトカード、トワハトくんの遊園地フリーパスチケット等、各種のギフト券が / 全て有効期限は一年以内 / もちろん収められているのは1枚ずつだけれど )…もし使いたくなった時は、いつでも俺に声掛けてください。
えへへ、ありがとうございます!( 恒例のクラッカーに「ひゃあ!」と無邪気に喜色の声を上げ / 嬉しそうに満開の笑み咲かせ / そして眼前に広がる思い出の集大成のような祭壇に、瞳も口もまあるくして驚いて )わあぁ…っ!( 黒目がちな瞳にめいっぱい祭壇を映しながら、感嘆の声を漏らしては / それ以上は暫し言葉を失ってその祭壇を眺め )──…す、…っごい、すごいです傑さん!こんなにいっぱい、たくさん、思い出がっ…!目が足りないです!( 普段以上に煌めきを瞳に灯しながら振り向き / 両手の拳につい力が入って、ぐっ / ふんわり生クリームのようなスカートを靡かせながら、祭壇へぱたぱた近寄っては / うきうきちょろちょろ / ひとつひとつの思い出の前で、わあっと小さな歓喜の声を上げていると )──…えへへ、ちゃんと0時待機で、365日分、しっかり受け取りました!思い出も言葉も噛み締めすぎて時間が掛かって、寝ちゃってましたけど…。こちらこそ、これからも一番近くで応援よろしくお願いします!( こちらからも向き直って、言葉のひとつひとつもしっかりと噛み締めては / 幸せそうにまなじりを下げ / 言葉を大事に胸にしまっておくように、握った両手を胸に添えつつ寝落ちの暴露 / 顔上げ、花が綻ぶような笑み浮かべ )
えぇっ、ありがとうございます。この光景だけがプレゼントじゃなかったんですね、すごく豪華…!( 双眸をぱち / 驚きながらも受け取り封筒を開いては、たくさんのギフト券に表情ぱあぁ / いっぱい! / どれもこれも、彼と行った場所なことに気が付いてふと顔を上げると / 彼の言葉に見つめたまま、数拍の間 / じんわり目元に仄かな赤を滲ませ / 封筒を口元に寄せつつ、期待を孕む声音で小さく首を傾げ )……、また一緒に行ってくれる…?
…うん、俺も、全然目が足りないです。( きゃいきゃいと無邪気にはしゃぐ様子と豊かな表情へ、視線は否応なく惹きつけられ / いつしか瞳に映るのは彼女ばかり / 対面の煌めきに照らされてあたたかく目許を緩めては / きっと幾つあったとて全てが相手に奪われることになるだろう )返事のことは多分そうだろうと思ってたから気にしてないすけど、ちゃんと一番に届いてたなら良かった。……あ、そういえばもういっこ作って──( 想像というより期待通りに筆半ばでの寝落ちを告白されれば、心なし嬉しそうですらある声色で / それから思い出したように取り出すのは祭壇のついでに作ったもう一つの推し活グッズ / 翳す手作りの団扇には〝ひなちゃんウインクして〟の文字が貼られ )
…、むしろ俺以外とは行かないでください。…羨ましくなるんで。( 半分以上そのつもりで渡した、という下心はひとまず隠しておくけれど / それでは一緒に行きたい意図が伝わらないと思ったのか、迂遠な肯定と自己推薦を / 最後には伏し目がちにただの本心がぽろりとこぼれ )
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※全文お返事任意、〆可、です。各文の続ける続けないはどうぞご自由に…!
そりゃもう一番ですっ…お祝いの言葉も、こんなにすごい祭壇も、嬉しいって気持ちもぜーんぶ一番!( 盛大なお祝いに普段以上にはしゃいでしまって、両腕を広げて〝ぜーんぶ〟の表現 / 無邪気に八重歯覗かせ、にぱぱ / 纏う雰囲気もたっぷりのお花 / そこへふいに推し活グッズが持ち出され双眸瞬かせるも、すぐに破顔しては / 顔下で半分に丸めた両手の指先と手首の内側をくっつけ、ハートの形を作ると / ぱちんとウインク )大好きな気持ちも一番ですっ!…素敵なお誕生日にしてくれて、ありがとうございます。( ハートを作ったまま、ふにゃふにゃと口元も双眸も緩めて )
えへへ、言いましたね。約束ですよ!これも、これも、これも…全部一緒に行きましょうねっ。…──あっ、でも全部有効期限一年だ!?ふふふ、今年もいっぱいデートできますね。( 遠回しながらも肯定の言葉に、ぱあっと表情煌めかせ / 一枚ずつギフト券を指先で捲り、こちらはもちろん全部彼と行く気満々で / しかし券を捲る最中、期限に気が付き衝撃マーク浮かべ / 小さく楽しげな笑い声を上げ / 「どれから行きますか?」と手元の券を仲良く覗き込んだなら、去年の誕生日祝いにもらった香水が仄かに香るだろうか )
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( / 〆させていただきました、上記のお返事は任意です*
去年に続き、今年もとっても素敵なお祝いをありがとうございました…!どんなお祝いをしてくださるのだろうとここ数日うきうきしていましたが、相手がアイドルならではの祭壇というアイデアに脱帽しました…普通に「えぇ~すごい~っ!」って気付いたら声出てました、普通に() たくさんの思い出の中に、勘違いしたままのメロンのショートケーキも愛おしいです…それについてはいつか明らかになるとまたおもしろいですね* あたたかな瞳に見守られて、なんだかここだけ春ですね…あったかい…。今日の外はめちゃくちゃ寒かったので、仕事なんて行かずにここに浸っていたい気分でした…。
本当に素敵なお誕生日にしてくださって、ありがとうございました…!! / 蹴り・ご割愛ご随意に◎ )
(/ しばらく悩みましたが、遅延行為をしてしまいそうだったのでお返事は差し控えております。こちらこそとびきりの反応をありがとうございました…!
せっかくファン宣言もしたことだし、と部屋の飾り付け程度に祭壇を作らせていただいたのですが、ひな季ちゃんにも背後様にも想像以上に喜んでいただけて私の心にも春が来ました* お気に入りフレーズの〝うきうきちょろちょろ〟や〝ぜーんぶ〟の一番、ファンサまでいただいて、此方も口から「かわい~…」がずっと漏れ出てました…祝った側を最大級の幸せにしちゃうひな季ちゃんさすがです。思惑のデートも背後達の預かり知らぬところで実現するんだろうなと考えると何だかほっこりしますね…、これからも背後様のおこたになれるよう頑張ります…!
と和んだところで早速初手からパワハラが横行しておりますが、ホラーロケ続、以下に始めさせていただいております。こちらへのお返事のお気遣いは不要ですので、一ヶ月ぶりの本編もよろしくお願い致します…! )
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( ただでさえ一日曇天だった空は、午後七時半を回って月も星もない暗夜へと移り変わる。ゴーストタウンさながらの寂れた街中には満足な光も音もなく、かつては400床近い病床数を誇ったという総合病院も、今は眠る巨大生物のようにひっそりと息を潜めるばかりで。与えられた試練を前に己の口からは人知れず憂鬱の溜め息がこぼれ、物々しいコンクリートの壁を薄い霞が伝うように上ってゆく。それはこの中に今から一人で入るのが恐ろしいだとか、呪われたらどうしようだとか、そんな非現実的な煩慮とは異なり、事ここに至った原因であるテレビプロデューサーとの摩擦という現実問題をどうしたものかと思い悩むゆえ。前回の七不思議ツアーで意見したことをきっかけに彼の不興を買い、『次は君にも行ってもらうからね』と予告された通りに心霊スポットの下見係として呼び出された現在。復讐劇の始まりに爛々と目を輝かせている左側から反対の右側へと視線を移せば、本来同伴の必要のないはずの少女へと素直な疑問を投げ掛け )
…水瀬さんは来なくても良かったんじゃないすか?
( / 久しぶりになんの予定もない休日だったので、めちゃくちゃに寝てしまっていてお返事が遅くなりました…すみません…!!大変お待たせしたところに再び予定のご連絡で恐縮なのですが、2/14は就業後に職場の子のお祝い会がありまして、夜のお返事が難しいです。ご承知おきください…。パワハライベ()も何卒よろしくお願いします…! / 蹴り推奨です◎ )
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そ、それはそう、なんですけど……傑さんが心配で……。
( 以前ホラーロケで使用した舞台は日中使われている現役の学校だったため、周辺は街灯や住宅地が並んでいて少し安心感があったというものだけれど、無事にクリアしてしまったせいもあるのだろうか次のロケ地候補の病院はもう使われていない廃施設な上に、寂れた街中にあるというランクアップぶり。急にレベルが上がりすぎなのでは…と曇天同様にどよんと重たい空気を纏わせながら、どうかここに決まりませんように!と双眸をぎゅむっと瞑りながら両手の指を組み合わせていると、彼からの当然の指摘に双眸を持ち上げて。巻き込んでしまったことの責任があるから、なんて言うと気を遣わせてしまいそうで、躊躇いがちに視線を落としつつ眉尻を垂らしながらやんわり肯定すると、〝だめって言ったのに…〟とプロデューサーの方をじとりと恨めしげに抗議の視線を送るけれど、プロデューサーは爛々としているばかりで視線には気付いていないらしい。小さく溜息を吐いては、彼へと視線を戻すと心配そうに小首を傾げながら、知らされている前情報を改めて彼に確認し )
本当に一人で下見に入らなきゃなんですか…?
…──心強いです。
( 彼女の〝心配〟が心霊現象的な意味なのか現場環境的な意味なのかは定かではないけれど、幼稚な悪意に晒される中で自身を一人にさせまいとする気遣いには、ゆっくりとひとつ瞬いた後、自然とマスク下の口元が緩むのを感じ。健気なクライアントのためにもプロデューサーとの蟠りは一刻も早く解消したいところではあるものの、ホラーを至上のエンタメと信じてやまないせいか耐性のない相手の負担を理解しない彼を肯定する気にはなれないし、先日すぐに赴いた口答えした事への謝罪も軽く流されるだけで事態は好転しないまま。一方で特訓を通じて此方の耐性を知っているはずの少女は己の感覚から負担を些か大きく見積りすぎているらしく、憂慮の色を揺らめかせる瞳に正確なミッションの範囲を伝えては、大したことはないと言外に含めて )
そう聞いてるすけど、…って言っても廊下と使う数部屋確認してくるだけなんで。
だ、だけって~……。
( 彼のホラー耐性については理解しているつもりだけれど、本人から心強いとの言葉が返ってくると、さすがの彼でもリアル廃病院に一人で入るとなると本当は心細いのでは…なんて心配なあまり深読みしてしまって。大したことなさげにミッションについて語られるものの、自身にとっては〝だけ〟なんて感覚には収まらず。病院ということもあり、ただでさえ亡者が多いこの心霊スポットでは何かしらの霊障があるのが付きもの。気弱に垂れていた眉を「!」と上げては「傑さん、手」徐に手のひらを出すよう彼に促しながら、いそいそと自身の鞄を弄って。彼が促されるままに手のひらを出したなら、まず牧さんからお守りで貰ったブレスレットを彼の手首に掛け、それから手のひらの上にトワハトくんのお守りを乗せて。彼の手首は細いから、女性用のブレスレットのサイズもなんら問題ないだろう。番組出演者が連れ添って下見をするわけにもいかないため、どうか何事もなく戻って来られますように、神妙そうな面持ちで持っていくように伝えながらそっと手のひらを包むように重ねてお守りを握らせようか )
これ…、お守り。持ってってください…。
え?…あ、すみません──
( 依然気掛かりの拭えない様子の彼女から唐突な呼び掛けがあると、ポケットに両手を突っ込んだ姿勢に対する指摘かと黒のダウンから指先を引き抜くも、相手の関心はそのたなごころ自体にあるようで。見覚えのあるモノトーンのブレスレットがそれをくぐり、ひっくり返された手のひらに遊園地のマスコットが置かれ、身を案じる深刻そうな顔付きで緩く関節が畳まれる。ホラーロケ本番の再現たる重装備に「トワハトくん俺のことも守ってくれるかな…」と効力の設定を思い返してぼやく反面、顎の埋もれる程まで上げたジッパーの先に白鳩をぶら下げては、「…じゃあ、有り難くお借りします」と厚意を従順に受け入れて。そしてもしそれ以上右隣から授かる守護のまじないが無いとしたら、やや遠巻きかつ興奮気味に此方のやりとりを眺めていた新人らしき女性スタッフがやって来て、弾んだ声と共に撮影用のビデオカメラと懐中電灯が渡されることになるだろう。前回ロケでも姿の見えたその人の「頑張ってください!」に会釈とも頷きともつかぬ首の動きで応えてから、続くごく小声の「…ひなちゃんのために!」は聞き漏らしたまま少女に目線でロケバス車内を示せば、暗闇の中で輪郭を確かめるように弧を描く片側の黒髪をひと撫でして )
暖かいところで待ってて。…行ってきます。
( すっかり自身を守ってくれるお守りとしてトワハトくんを認識していたため、彼の呟きですぐさま効力について語られた遊園地での思い出が蘇れば、どうしよう!とあたふた汗マークを浮かべるものの、彼はそのままアウターのジッパーの先にぶらさげてくれて。その姿がなんだか可愛いし、厚意を無下にしないところが──「す、っ……ごく、応援してます、わたしも!」うっかりほろりと〝好き〟と溢れてしまいそうになるのを寸前で堪えると、拳をぐっと握りながら女性スタッフに次いだ声援に変え。〝トワハトくん、傑さんのことも守ってね!〟とジッパーにぶらさがる白鳩に熱く視線を注いだなら、手のひらが優しく自身の髪を撫でると視線を彼へと戻して見上げ。薄く染まる頬は夜が隠してくれているとは思うけれど、彼には筒抜けな気がしている。小さくこくんと頷くと、懐中電灯たちを手に夜の廃病院の暗がりに溶け込んでゆく彼の背中を見送ってから、彼の言いつけ通りロケバスの中で暫し待機となるだろうか )
…はい。いってらっしゃい、傑さん。気を付けてねっ!
( 少女からの祈りと声援を受けて気も軽く目的地へと赴く道中、傍に控えていたプロデューサーからも「逆巻くん、期待してるよ」と底意地の悪そうな笑みを向けられ、早速水を差されながら足を踏み入れた廃病院は存外綺麗なもので。設備や内装は当時のまま、廃れた印象はなく医療機関特有の清潔な雰囲気が漂い、本当は閉院していないと言われても信じ込みそうなほど何の変哲もない総合病院の風景が広がっている。ただ、その〝誰かいそうなのに誰もいない〟という状況が逆に不気味さを煽り、一人きりで異世界に迷い込んでしまったかのような孤独感を際立たせる辺りは、さすがホラーロケの舞台に選ばれるだけあるといったところか。見渡した限りでは撮影が中止になるような危険な場所は見つかりそうもないが、確かな安全確認と、あわよくば企画頓挫のため、ひとまず指令通りのルートを辿りつつ回し始めたビデオカメラをくまなく周囲へと走らせ。恐らく企み顔をしていた彼の仕業であろう非通知からの無言電話が鬱陶しかったので4回目の後にはスマホの電源を落とし、総合案内と薬局やコンビニ、公衆電話等のある1階、各受付と検査室のある2階、手術室や集中治療室のある3階、入院病棟となっている4~8階を順に上がってゆく。最上階の廊下の端まで達し、録画を終了させればミッションは無事完遂。小さく疲弊の息を吐くも、裏を返せばこの場所がロケに使用される可能性もぐっと高まったということで。踵を返して懐中電灯の向こうの闇に視線を投じては、怯えるアイドルの姿が目に浮かび、彼女の逃げ惑う影にまた一つ息を吐く。現在時刻は把握できないけれど、及び腰にならなかった分そう悪いタイムではないだろう。それから先は番組制作に関わりのないただの私情として、不要とされていた部屋の安全確認を物理・精神の両視点から行うことに決め )
( 女性スタッフに連れられてロケバスへと戻ってきたなら、来た時と同じ窓際の席に戻ると窓の淵に指先を掛けながら外の病院をじいっと眺める──けれどやっぱり廃病院は怖くて、早々にすごすごと頭を下げ手のひらで顔を覆いながら、指の隙間から病院の外観を眺め。スタッフに持たされた懐中電灯のおかげで、ちらちらと時折窓に光が反射する度に彼が大体どの辺りにいるのかが窺えて、それが小さな安心材料になれば光がちらつくごとに〝傑さん頑張って!〟と小さな祈りを届けていると。『ヘアメイクさん凄いですね、一人であんな廃病院に!あたしなら怖くて怖くて…』と先程の女性スタッフに声を掛けられ「すごいですよね!ほんと尊敬します、いろいろと…」と大きく頷きながら賛同しては、尊敬にはホラー耐性以外にも様々な尊敬の念が込められて。そうしてふいに病院からスタッフへと視線を移したのを皮切りに、ちょうど最上階まで行った辺りから懐中電灯の光は外観からは窺えなくなり──というのもロケバスが待機してる場所からは、彼の独断行動ルートは単に見えないだけなのだけれど。ほんの少しの談笑の合間に、『電波かな、さっきから繋がらないんだよねぇ…』電波が二つほどしか立っていないスマホをぶんぶんと縦に軽く振りながら呟きを漏らすプロデューサー。まさかしつこい無言電話に痺れを切らした相手がスマホの電源を落としたなんて、体裁上にもそんな考えには誰も至っていないところに、『あれ、こんな時間が掛かるものですかね…?』最上階まで行くまでの散策に時間が掛かろうとも戻るまでは早いはずだと判断している女性スタッフが疑問を呟けば、小さく一音を血の気の引いた表情で漏らすだろうか )
──……え。
…俺たちが守らないとな。
( もし本当にここがロケ地として採用されるのだとしたら、スタッフでもない己が好きに中を調べられる機会は今をおいて他にないだろう。待機場所の車内が俄に騒つきだしているとは露知らず、撮影用の構えを解いて上半身を固定しておく必要がなくなったせいか振れ方の大きくなったジッパーの先の白鳩に目を落とせば、連帯感を滲ませた語りかけによって内なる決意を一層強固なものにして。そうしてマスコットにだけ打ち明けた思いを胸に、画一的な作りの病室を倦むことなく見回り、ベッドと床頭台以外には何もないことを地道に確かめてゆくうち、気付けばいつしか反対端の階段は目前。しかしそこで自身の足を止めたのはその脇にあった掲示物の貼られたコルクボードで、上ってくる際には見落としていたけれど、色褪せた数枚の紙が貼られたままになっている薄緑色にふと懐中電灯の光を当て。正しい手洗いの方法や定期検診の勧めが疎らに配置される中、ひときわ目を引くのは比較的新しい中央の〝閉院のお知らせ〟の一葉。明朝体で綴られた挨拶と説明はありふれた文面ながら、下方に色付き大文字、更には二重下線まで引いて強調した文言が〝解剖いたします〟とあり、予定日と忘れ物をしないように云々という前後の文脈を見るに建物の解体と書きたかったのだろうとは推察できるものの、盛大な誤字は受け手に相当なインパクトを与えていて。奇妙な噂の出所はここか、と想像より遥かにくだらない真相にがっくりと肩を落としては、こんなでたらめに少女が振り回されることのないよう祈りつつ、階下への移動を始めて )
全然、繋がらないです…。
( 怖気付いて進めなくなったかだの、幽霊に連れ去られて神隠しに合ってるかもしれないだの、はたまた患者を救えなかった医師が亡霊となって解剖体を探して彷徨っているだの──心霊番組を制作するスタッフたちが集まっているだけあって、ロケバス車内はプロデューサーを中心に面白おかしく盛り上がりを見せる一方、『連絡取れないって大丈夫かな…』と囁き合う少数派も。特段大きくもない車内ゆえに座席の隅っこに座る自身の耳にも当然届き、つい頭の中では、幽霊が彼を壁の中に連れ去ってしまう妄想や、彼が解剖台に乗せられ身動きの取れないなかメスがきらりと光る妄想が掻き立てられてしまい。多分、ホラー映画で特訓したせいでそんな妄想が捗ってしまうのだろう。ひえ、と握った拳を口元に添えながら縮こまって怯えていると、『ひなちゃんからも、ちょっと連絡取ってみてくれますか?』こそ、と通路から女性スタッフが呼び掛けてきて。こくこくと頷きスマホを取り出しLINEを立ち上げては、通話ボタンを押して掛けてみたり直接携帯番号へ掛けてみたりするけれど、鼓膜に繰り返し届くのは電波が届かないだとか電源が入っていないだとかの自動音声だけ。ぽつりと伝えては、彼女だって怖いだろうに女性スタッフが意を決したようにぐっと拳を握っては『ちょっとあたし見てきま──』「わ、わたしが行きます!…す、傑さんには恩もある、ので」少し震えた声で言葉を挟みながら座席から立ち上がり。ホラーを大の苦手とする少女が突然そんなことを言い出すものだから『…えっ』とスタッフら数人の喫驚の瞳がこちらに向くのを感じる中、ずんずんとロケバスの通路を進み「いぃ、いってきます」と恐怖や不安の入り混じる表情を引き締めて言い残し、ロケバスを降車したなら『……えぇっ!?行っちゃったよあの子…まあすぐ引き返してくるでしょ』と高を括ったプロデューサーが中でぼやくはずで。恐怖心ゆえに軽い扉もなんだか重く感じるけれど彼の命には変えられなくて、双眸をぎゅっと不等号にしながら、えい!と思い切って扉を開いてみる。無理に開いてギッ…と音が鳴る扉から微かな冬風が入り込むと、存在の有無を尋ねるおっかなびっくりな問い掛けが無機質な廊下にぽつんと力なく落ちるだろうか )
──…すっ、すぐる、さん…?
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( / お世話になっております。前レスで展開が走ってしまっておりました、申し訳ございません…。途中の描写を少し挟まねばと思っていたら随分と冗長的になってしまいこの有り様()ですので、もし展開しづらいようでしたら続けてひな季の散策描写を入れさせていただきますのでご遠慮なくお伝えください…!特に支障ないようでしたら蹴り可です◎ )
( いくら静寂に包まれた廃墟とはいえ、入り口からの隙間風のようなか細い声がフロアを跨いで届くはずもなく、院内に別の人影があるとは予想もしないまま。そのため呑気に最上階と同様の調査を入院病棟用に設えられた全ての部屋に行ったのだけれど、ごく稀にゴミ箱に小さな紙屑が入っていたりだとか、見舞いの花が花瓶の中で朽ちていたりだとかが目についた程度で、彼女の脅威となるような場所や物は見当たらず。恐らくここまでの道程でだいぶ時間を食ってしまったと思われるが、次なる3階は手術室等のあるいわば〝目玉〟的スポットであり、往路で指令通りに撮影を済ませているフロア。素通りで良いだろうと階段を下るそばから次の階段へと意識を移し、頭に2階の見取り図を思い浮かべていた──その時。廊下の奥から微かに聞こえてきた少女らしき何者かの声に、咄嗟に足を止めては特訓時の癖でつい周囲に顧客の姿を探す。それから一拍遅れて今は居ないのだと思い出せば問題は謎の音の正体に限られ、塩化ビニルの床へ努めて静かに爪先をつけた後、気配を感じた方向にそろりと懐中電灯の光を向けて )
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(/ お世話になっております。前レスのロルも違和感なく拝読しましたが、今回のロルでより鮮明に車内の様子をイメージできました…!ご配慮をいただきましたが展開しづらいといったことも一切なかったため、そのままお返事させていただいております。手術室前で逆巻を助けに中へ入ろうとするも腰の引けているひな季ちゃんと遭遇する想定で書いておりますが、違うシチュエーションの方が望ましければその旨ご遠慮なくお伝えください…!特に変更点がなければこちら蹴り可です◎ )
( / 描写について問題ないようでしたら良かったです…!考えていただいた遭遇シチュエーションで進めさせていただく予定なのですが、大雪の影響でちょっとばたばたとしておりましてロルを練る余裕がなく、今夜か明日には必ずお返事をお持ちしますのでもう少々お待ちいただけますと幸いです。ご迷惑お掛けします…! )
(/ 南の方でも雪が降るくらいですから、雪国にお住まいの方々はさぞ大変だろうと思っておりました…。背後様の身の安全が第一ですので、お返事のことは一度忘れていただいて大丈夫です…!ご連絡ありがとうございます、気長にお待ちしておりますね* )
どっ…どど、どうしよう……──、あっ。
( 扉を開けた先は月明かりもない今宵の天候では闇が広がるばかりで、ごくんと固唾を呑んだ音だけが自身の中でやけに大きく響く。ロケバスから無計画に飛び出してきてしまったため、懐中電灯はおろか彼に貸しているためお守りすら無いことに気が付いてしまえば、さあっと顔は青ざめ喉が締まるような恐怖感に襲われ、動揺ではわはわ波線上に口角の下がる口元へと手を持ってくると、握り締めたままのスマホの存在を漸く思い出しては小さく間抜けな声を漏らして。すぐさまスマホのライトを点灯させればほんの数ミリの恐怖心は和らぐも、光の外の闇がやっぱり怖くて足が竦む。そこで再び「…あ!」小さな閃きの声を溢してはスマホの画面に指を滑らせていき数秒後、画面に映るのはクリスマスに撮ったツーショット写真──の、彼の顔を拡大させたもの。じいい、と見つめ「よし、かっこいい!」と小声ながら強く頷いては〝今助けにいくからね〟と写真に誓い己を奮い立たせると、それをお守り代わりに無機質な院内をそろりそろりへっぴり腰で、けれど確実に進んでいくはずで。大きな声で彼の名前を呼べたら良いのだけれど、なんせ大のホラー苦手。そこの診察室の扉から誰かが覗いていそうだし、処分するためか置きっぱなしの車椅子だって今にも動き出しそうだ。自身の声掛けに彼以外の返答がありそうで行動に至れず、そんな妄想さえも自身の恐怖心のスパイスとなって涙目な双眸を不等号にしながら「す、すぐるさぁん…」と囁き程度の消え入りそうな声で彼を探しつつ、幽霊に気付かれないように院内を彷徨っていれば。見かけた総合案内板の前で立ち止まると、何階まであるのかさえ把握していないため恐る恐るライトを当て潤む目で文字を辿っていくと──〝手術室〟の文字。瞬時にロケバスの中での会話が蘇り、ここで解剖されてるかもしれない!との思いに支配されては先程までよりも少しだけ歩調を早め。声が届かずともちらつくスマホの光で気付きそうだし、と2階はそこそこに3階へ向かうと。なんだか物々しい雰囲気(に感じてるだけ)を前に、ひえ…とノミの心臓は更に縮こまりながらも、強い恐怖心がどきどきと鼓動を響かせ存在を主張してきて。逃げ出したいくらい怖いけれど、彼がこのまま消えていなくなってしまう、そんな世界の方が余程怖くて、一瞬想像しただけでもじわりと視界が潤んでくる。「…み、見つけるまで絶対出ないもん、一緒に帰るんだもん…!」再び己を奮い立たせるように小さく呟きながら、ぎゅっとスマホを持つ手に力が入ったその時。ゆら、自身のスマホから放つ光とは別の光が自身を照らしては、びくーっ!と肩を大きく揺らしながら悲鳴を上げ驚きの余り後退する足が縺れてぺたんと尻餅をつき。矢継ぎ早に言葉を連ねながら身を守るように両腕を顔の前に翳せば、自ずと手に握ったスマホの画面が光の主へと向けられるだろうか )
きゃーーっ!!?ごっごめんなさい、解剖しないでっ!サインならいくらでもするし明るい時間ならライブにだって来ますからっ!!
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( / お心遣いありがとうございます…雪かき大変です…最中もそうなのですがその後の筋肉痛がまた() 明日も雪かきに追われて余裕がなさそうなので、ご承知おきくださいませ…。 )
な──……なんで、…こんなところに。
( 照らし出した闇の中から聞こえてきたのは、悲鳴ともたついて転ぶ物音と、ファンサービス紛いの命乞い。平常時なら土壇場に立たされてもアイドルとしての自己に誇りを持つその内容に感心でもするところだけれど、聞き間違えようのない透き通った声と見覚えのある手元の写真が最もこの場所に居るはずのない人物を相手の正体として示していれば、顔を見るまでは信じられないとばかりに少女の方へと突き進み。半ば投げ捨てるように懐中電灯とビデオカメラを床へ置きつつ膝をつき、此方を拒む細い両手首を掴んで、固く交わった十字を力任せに解く。そこに今度こそ疑いようのない幾度となくメイクを施してきた面差しが覗いては、確信を得た両の眼は幽霊でも見たかのごとく一層の驚愕を露わにして。状況に理解が追いつかないためたっぷり数秒絶句した後に、やっとマスク下の唇が紡いだのは内の混乱を隠さぬ調子の問い。それから彼女に釘付けになっていた目線を周囲へと巡らせて他には誰もついて来ていないことを視認すると、自身へ淡い光を投げ掛け続けるスマホにふと気が付き。もしや悪戯電話が繋がらなくなったことに退屈して問題の彼が標的を移したのではないかという悪い想像が頭を過る折、呆然と広がっていた眉間がく、と警戒の色を帯びて静かに縮まって )
…、またプロデューサーに何か?
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(/ 経験がないのですが、やっぱり雪かきって重労働なんですね…冬の間にみんなムキムキになっちゃう…()明日も雪かきイベ発生把握です。しばらくはイベ期間だと心得ておきます…!何にもお手伝いできないことが歯痒いですが、こちらのことはどうぞお気になさらず、風邪など召されませぬようご自愛ください…。※蹴り可 )
ほんとに無理なんです今なら他のメンバーのサインも付、きゃあーっ!?……っ、え…?
( わあわあと言葉を連ね彷徨える解剖医の拒絶を示す中、ふいに腕を掴まれる感覚にパニックに陥り双眸をぎゅっと固く瞑りながら悲鳴を上げたものの、ぽつりと溢れる混乱たっぷりの声にはたと双眸開き、濡れたまつ毛をそっと持ち上げて顔を見上げる。時間にして30分も経っていないだろうに久方振りに見たように感じられる彼の顔は、スマホの画面の淡い光の中でひどく驚いた顔をしていたけれど、その顔はすぐに瞳に張った涙の膜で歪んで上手く見えなくなって。よかった、いきてた。プロデューサーに何か唆されたのかと問う彼に「ちが、」と否定をしようとするものの喉がきゅっと詰まって言葉が紡げず、顔を伏せながらふるふると首を左右に振り否定を示して。狭い喉に酸素を通すように顔を上げると、喉に詰まる言葉を無理矢理押し出すようにして簡潔な経緯を伝えては、堰を切ったように泣き出すけれど、手首を取られている間は幼子のような情けない泣き顔を隠すこともできず、また地べたにお尻をつけたまま動くこともできず、ぽろぽろ溢れる大粒の涙は拭えず滝のように頬を濡らし )
電話っ…つながらなくて、わたし、から、探しにいくってぇ…ふぇ、すぐるさ、よかった、解剖されてないぃ~…!
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( / 幸い思ったより筋肉痛にはならなかったのですが、身体的疲労でくたばっていました() 恐らく一旦は雪落ち着いたかと思いますので大丈夫です!お返事が滞ってしまいすみません、いつもお心遣いに温かいお言葉にと救われております…ありがとうございます*
背後様もご自愛くださいませ…! / 蹴り推奨◎ )
されてない、…されてないです。無事です。
( 潤んで輪郭の暈ける双眸がスマホの薄明かり越しに窺え、痞えながらも懸命に伝えられる言葉へ耳を傾けていれば、ふいに情動が高まってか遂に溢れだした涙はとめどなく。自身の行動が彼女をこの場に呼び寄せることになるとは想像だしておらず、今し方聞いた話に対する申し訳なさと喫驚から動転しつつも何とか少女を宥めようと、掴んだ空いた方の手を裾口からダウンの下へと滑り込ませ、服の上から臍の辺りへとあてがって。それで解剖されていない事実を示せたのかどうかは定かではないが、ひと呼吸置いて少し平静を取り戻すと、頭が冷えてゆくのに比例してやんわりと指先から力を抜き、ようやく手首を解放する。反対にじわじわと込み上げてくるのは状況への理解と実感で、膨らむ愛おしさを隠そうとするも隠し切れず、確かめるように尋ねる声色には肯定を待つ期待が滲み )
……それで、心配になって探しに来てくれたんすか。怖いの苦手な水瀬さんが、一人で。
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(/ お返事大変お待たせ致しました…!所用が重なりまして、時間が取れずにご迷惑をお掛けしました…。それから雪対策もお疲れ様です。この先春までずっと落ち着いてくれるといいですね…。
こちらこそ温かなお言葉を掛けていただいて、背後様にはいつも感謝しきりです。素敵なご縁を長続きさせるため、必ずや健康に生きます…!※蹴り推奨 )
( お腹が開かれていないのを証明するように手が彼の腹部へとあてがわれると、「ちゃんと閉じてるぅ~…」とぺしょぺしょと泣きながら数往復だけ撫でる。元々開かれていないのだけれど。もっと彼の存在感を得たくて、しかしまた腰が抜けているのか上手く持ち上がらず、解放された手を床に突きつつ尻餅をついた体勢から足の内側を床につけたぺたん座りになれば、命綱にしていたスマホなんて床に置いて、ぎゅ、と彼の腹部に巻き付くように抱き締めて。恐怖に怯えていたせいで自分自身の鼓動の方が微かに強くバラバラに感じるけれど、服越しに少し上の方から仄かに感じる彼の心臓の鼓動に、やっと指先に血が通うような気がしながら「うん、す…っごく怖かったです…」心配で探しにきたのも怖いのが苦手なのも、鼻を啜りながらも涙声でたっぷり肯定し。たった三階までの道のりだけれどだいぶ怖かったし、今年いっぱい分の心臓の鼓動を使い果たしたような心地ですらある。けれどそれ以上に怖かったのは──。きゅ、と腕の力を微かに強く込めながら切なく吐露し )
でも……おばけより、傑さんがいなくなる方が怖かったっ…。
…これは確かに、ときめくかも。
( 手術痕のない腹部へ冷えた細い腕が包帯のごとく廻され、無理をした反動かすっかり萎れてしまった彼女を慈しむべく右手を持ち上げるも、多分に情感の乗った肯定に次ぐ逆接に制され、浮かせた手のひらは寸前の中空でその動きを止め。そうして真摯に注意を向けた先で、不安げに抱き締める力を強め、絞り出す風に明かされた〝おばけよりも怖かったこと〟は、またも此方の想像を凌駕し、暫し瞬きすら忘れさせるほど秘めた恋慕の情を強く揺さぶって。『心霊ロケで助けに来てくれたのも嬉しかったしかっこよかった』──突如脳裏に幸せそうに思い出を語る彼女の姿と在りし日の声が蘇り、同時に自分には無縁だと思っていたその感覚が時を経てこの瞬間腑に落ちては、唇の隙間から過去の相手への応答が小さくこぼれ。重力に従って髪の上へと柔らかく指先を着地させ、間を取る代わりにもう一度離して下ろしてから、感情もろとも雪崩を起こしたようにゆらりと傾いて黒のダウンジャケットが少女を覆い隠す。傍らでは電源の入ったスマホが小さく震えて状況を尋ねる大人からのメッセージが入るものの、たとえ腕の中から焦った声が上がろうとも「…もう少しくらい心配させとけばいいんじゃないすか」と動じることなく無責任に言い放つだろうか。しかし直後にそれを翻して想い人を解放したのは考えを改めたためではなく、自身も大人であることを思い出したからで )
…──いや、水瀬さん帰さないといけないか。
傑さん、ハッピーバレンタインっ!( ハートが飛び出るクラッカーをぱーん! / 淡いピンクのハートがひらひら舞い )…えへ、今日のクラッカーはバレンタインver.でお届けしました。( 派手なピンクの筒を片手に、無邪気に八重歯覗かせると )…今年もわたしからのバレンタイン、受け取ってくれると嬉しいです。( 落ち着いた蘇芳色の紙袋には白のサテンリボンが結ばれ / 底のマチ部分を手のひらで支えるように持ちながら差し出し / 中には、上の透明窓から3つの部屋に仕切られたミニチョコマフィンが窺えるボックス / クリームの上にそれぞれ、ドライ苺とオレオを散りばめたもの・赤いハートクッキーを刺しアラザンを散りばめたものと、細かく絞ったクリームをポメに見立てチョコペンで顔を描いたもののが詰められていて )
──…?え、今なんて…、
( 確かに聞こえる心臓の音に一所懸命耳を傾ける中で、彼が小さく呟いた言葉は鼓膜に存外低く響くとなんて言ったのか上手く聞き取れず、窺うように濡れそぼった顔を上げようかとした時。いつもみたいにぴーぴー泣く自分を宥めようとしてくれたのだろう、〝いつも〟と違って秘められた感情に気付かないまま、被さる黒にぎゅっとしがみついて、確かな温もりを今はただただ感じようか──とは思うけれど、程なくして震えたスマホが硬い床が触れ合いことで、普段より大きな連絡を知らせる音に腕の中でびくっと肩を跳ねさせ。「あっ、見つかったって連絡しなきゃ…!」感情の波で忙しく、すっかり報告を、失念していたことを思い出すも、彼も彼でこんなところへ連れて来させられて思うところがあるのか、心配させておけばいいなんて言葉が放たれては、自身はといえば彼の存在の実感は得たためもう少しこのまま温もりを堪能したいところではあるため同調しようかと。しかし早々に離されてしまうと、それが名残惜しいもののこんなところに居続けるのは精神上良くない。探しに来る際に誓ったことを達成するべく遅れて手を離したなら、彼を見上げ濡れたまつ毛に縁取られた双眸をふにゃりと和らげるも、スマホを拾い上げ立ち上がろうとする体は毎度恒例で腰が抜けており、一度足元に視線を落としてから彼と見合わせると困ったように眉尻を垂らしながら苦笑を浮かべ )
一緒に、帰りましょうね。……、あ。…えと、できるだけ早く…。
>>2825
…、ハッピーバレンタイン。( 鳴り響くクラッカーの音にきょとんとするも / 一拍置いてつられるように表情和らげ「バレンタインにも活躍するようになったんすね」 / 舞い落ちる淡いピンクを2、3個髪や服にくっつけて )ん、…ありがとうございます。なんか勿体ないけど…大事に食います。( 持ち手を掴んで受け取れば、ふいに中のポメと目が合って / 本物に向けるように目元緩め / 昨年に引き続き愛情のたっぷりこもった手作りの品に、嬉しさは心なしかふわふわと浮ついた声色から洩れるだろうか )…──それと。今年は去年配ってたチョコ、ひな季さんにだけないんで、俺からのは来月まで待っててください。( 前回渡した義理チョコの話を持ち出すと / 遠回しに本命宣言した後、服に付着していたハートに気が付いて / 相手の服の鎖骨の辺りにぺた )
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(/ 本編のお返事はバレンタインが終わってから返させていただきますね…!ご連絡まで。※蹴り推奨 )
ぴったりでしょっ、毎バレンタインはこれを鳴らすことにしようと思います!( えへん、と胸張り宣言 / 髪や服に付くハートがお花見の時の光景のようで / 思い出し笑いならぬ、思い出しふにゃ笑み )えへへ、こちらこそ受け取ってくれてありがとうなので…!この前のかるたイベの時に、食べる食べないの話をしてたので…今回は食べられる〝わたし〟にしてみました。味わって食べてくださいね。( 彼につられるように、ほわほわ / 人差し指を立てた両手をそれぞれ両頬に添えてみせ、自身をアピールすると / 今回は自分だけチョコ無しと聞けば、衝撃マーク浮かべるも )えっ──…ま、待ちますっ!わあい、大人しくいいこで待ってますね!( 一瞬へにょりと萎れた表情はすぐさま、ぴかぴか煌めき / ポメが駆け回るような弾んだ声音で / にこにこきらきら / 「傑さんからのハートだあ…!」 / くっつけられたハートにさえ嬉しそうに表情綻ばせ / 自身からはハートがぽんぽんと流れ星のように飛び出し / てる雰囲気 )
…あ、年1のレアクラッカーだったんすね。もっとちゃんと見とけば良かった…。( 僅かに眉上げ / 今更ながら床に着地した中身たちに目を落と / そうとするもやはり視線は思い出しふにゃ笑みする相手に捕らわれて )そういう……。( 思わぬアイデアの出所に再び中を覗き、暫し静かにポメとにらめっこ / それから顔を上げると、結局「…甘そうすね、ひな季さん」とだけぽつり / もう声音に先程のようなあどけなさはなく、「一層大事に食います」と神妙に続けて )ん、毎日カウントダウンしながら待ってて。( ぱっと表情を晴れさせた彼女の頭に手を置いては、優しく撫でつつ愛おしげに目を細め / 返答には毎日自身のことを思ってほしい願望が密かに混ざり / そして何十倍にもなって返ってきたハートは、1ヶ月後まで抱えて持ち越すことにして )
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(/ 素敵なバレンタインをありがとうございました…!上記のお返事は任意です◎
今年も手作りのお菓子をいただけて、逆巻は本当に果報者だなと…。しかもマフィンだし、食べられる〝わたし〟だしで、いいんですか…!と背後はずっとそわついておりました。きっと3日くらいかけてひとつずつしっかり味わって食べたはずです。クラッカーにまで趣向が凝らされていて、たっぷりバレンタイン気分を堪能させていただきました…!本編のお返事は恐らく明日になってしまうかと思いますが、少々お待ちくださいませ! )
でもこれから先も、何回も鳴らすのでまた楽しみにしててください。大好きもいっぱい伝えるので、いっぱい聞いててくださいね!( ふふ / 合わさる瞳に柔らかく微笑みかければ、早速 / 「傑さん、大好きっ」 )チョコマフィンだから甘いかも…でも、クリームは甘くなりすぎないようにしたつもりなので…!( マフィンに向けた言葉かと思い、少々あたふたと説明しながら / 双眸ぎゅむ / 〝あれ、でもポメ季じゃない…?〟とそっと見上げると / 神妙に噛み締めるような宣言に、「はい!」と双眸緩め )えへへ、楽しみで寝れなくなっちゃいそう…!( 撫で受けては幸せそうにまなじりを下げ / 緩む両頬に手を添えつつ / ぱたぱたと尻尾を振ったり、ふわふわとお花やハートを浮かばせ / ちゃんと寝るよう言い聞かせられたなら、しっかり寝るに違いなくて )
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( / こちらこそ、逆巻さんからも背後様からも素敵な反応をいただきありがとうございます。お返事任意とありましたがこちらで〆させていただきました*
本命チョコなのでこれからもずっと手作りですね…アイドルのお仕事が忙しくても、ひな季は絶対に手作りです。そしていつか娘と一緒に手作りして、パパにって贈る日があるけれどそれはあくまでお手伝い係としてで、ひな季はそれとは別に、パパじゃなく逆巻さんへ、ってちゃんと一人で作ってそう…という夢を見てます()
あと地味なツボなんですが、「食います」って言い方が改めて好きだなと…お仕事とか所作とか綺麗な人の砕けた敬語って良いですよね…。しみじみ。
本編お返事について把握です、のんびりとお待ちしております* / 蹴り推奨です◎ )
>>2826
…早く出たいすよね、こんなとこ。
( 今この時を誰にも邪魔されたくなくて唆すような囁きで彼女の行動を封じた後、一度は投げ捨てた理性を拾い上げて腕を解けば、同意の形をとって密かに自身の利己的な思惑を反省し。改めて最優先の目標を廃病院からの脱出に定めたなら次にやるべきことは一つ、と周辺に放っていたビデオカメラと懐中電灯を回収して立ち上がるけれど、同様にスマホを手に立ち上がっているものと思っていた少女は何やら床に尻をつけたまま弱った笑みを浮かべていて。「……、立てない?」手元の光源で照らした相手への問い掛けと、録画機器を上着のポケットに仕舞い空いた手で引き上げようとする試みで判明したのは、腰を抜かしてしまっているらしく自力で歩いて出るのには時間を要するということ。先程の失敗からこれ以上の長居も再び宥めて気を紛らわせることも選択肢にはなく、数秒考えた末に屈んで背を向けては、ちらりと後ろへ目線を遣って )
…──掴まってください。背負って出ます。
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(/ 寝れなくなりそうだけど、やっぱり言い聞かせられたらしっかり寝てくれるお利口ひな季ちゃんに最後まで癒されました…〆ありがとうございます*
そして蹴り推奨とありましたが、とってもすごいことを聞いた気がするのでお返事せずにはいられず…!毎年絶対手作りの本命ぶりにもきゅんですし、それがパパママになってもなお続くのにもきゅんです…。「バレンタインチョコはこれだけだから」って、逆巻はそのうち外では義理チョコすら貰って来なくなるような気がします。娘ちゃんと一緒に渡されるのかな、娘ちゃんに隠れてこっそり渡されるのかな…夢が広がりますね()
ツボのお話も繰り返し頷きまして…個人的な好みで〝食べる〟より〝食う〟を採用していたのですが、細かいところまで共感していただけて嬉しいです…!取って付けたような雑な敬語の中に、素の粗野な言葉遣いがちらっと見え隠れするの良いですよね…。
…と、わりとしっかりお返事してしまいましたが、こちら蹴り可です。来週には大寒波で厳しい天候が予想されるとのことですので、どうぞお気をつけてお過ごしください…! )
( もっと楽しい場所で二人きりになりたかったな、なんて口の中で呟きつつ、余韻で少し尾を引く涙目をライトの眩しさで細め横線にしながら、立てないことに小さくこくんと頷いて肯定すると。徐に背を向け屈んだ彼の挙動に双眸をぱちりと瞬きながらも、掴まるように言われては素直に手を伸ばそうとするけれど、続けて背負い出るとの申し出を耳にしては「へ!?」と衝撃マークを浮かべ瞳を丸くしながら喫驚の声を上げ、同時に慌てて手を胸元に引っ込ませる。脳裏で鮮明に蘇るのは海で撮影した時に見た彼の腕──白くて、細くて、ひょっとしたら自分と変わらないのではないかと印象を受けた記憶。現在地の3階から外までなんて運べるのだろうかとの失礼な不安視から、手を左右にぱたぱた振りながら自身の体重を持ち出して遠慮を示すけれど、自身のプロフィールが記載されている公式サイトには体重の表記まではないものの標準以下であることは明々白々だろうか )
そそ…っそれはちょっと、わたし、重いかもしれないですし…っ!
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( / 義理チョコ貰ってこなくなるの、一途な感じでいいですね…。私も逆巻さんにチョコを渡して断られたいです(?)
それは娘に隠してこっそりと渡すと思います、ちゃんと二人の時間の時に…!子どもができてもそういう時間をしっかり取ってそうだなという夢を見ているので…() 娘とパパの取り合いしててほしい…。
寝ぼけてて勘違いだけでなく誤字脱字もありましたね、うぐぐ…。〝丁寧なお仕事をする人や所作が綺麗な人〟でしたが伝わったようでなによりです!悉くツボが似てて嬉しいですし助かっております*
ついついこちらもしっかりめなお返事になり失礼致しました…!お心遣いもありがとうございます。お返事お待たせしてしまいましたが、引き続きよろしくお願い致します* / 蹴り可です◎ )
重くないすよ。
( 華奢な少女ひとりを背負えるかどうかすら危ぶまれているとは思いもよらず、早々に脱出計画が行き詰まってはアイドル的にか乙女心的にか感覚としてでも体重を知られるのは抵抗があるものなのだろうかと相手の心情を慮るも、どう見立てても標準以上の目方はなさそうな痩身に口を衝くのは事実を伝える語調の断定形。もしそれでもなお背後の人物が肩に手を置くのに尻込みするようなら、首が疲れてきたので顔を前方へと戻し、心にもない脅しと共に点けたまま正面の床に置いていた懐中電灯を拾い上げ。持ち忘れた物がないか点検するように左右ポケット内のビデオカメラとスマホ、手首のブレスレット、首元から下がるマスコットへ順に触れつつ、視界の外で何かしらの反応があるのを待とうか )
…掴まらないなら置いて行くけど。
!?…──や、やだっ…。
( はっきりとした断定の言葉を受けても、未だに「でも」だとか「その」だとかごにょごにょと言い淀み。双眸を不等号にして両手の人差し指同士をもじもじ合わせていれば、突然の思いがけない脅し文句に2つほど衝撃マークを浮かべた刹那、焦った声音で置いてかれることの拒絶を短く告げたなら、彼へと片手を伸ばすと置いてかれないようにまずは黒のダウンの背をぎゅっと掴み。よくよく考えれば彼が自分を置いていくなんてことはしないのだろうけれど、咄嗟のことで頭がそこまでは回らなくて。スマホをポケットに突っ込んではあたふたと両肩へと手を伸ばし、力の入らない足のせいで前傾するようにぽふんと黒のダウンに上体を預けては、めそ…とした表情で懇願すると続けて彼の耐久力を不安視した言葉を掛けて。彼が支えるべく手を自身に回して立ち上がったなら、その拍子の不安定さにぐらりと上体が揺れてしまい、肩に置くだけだった手を咄嗟に彼の首に抱き付くように回すだろうか。ぎゅっと上体が密着すれど、アウターや下に着るニットの厚みの柔らかな感触しか得られないはずで )
お、お願いします…。あの、無理しないでくださいね、歩けそうになったらすぐ降りるつもりなので…!
本当に重くないから…。
( 危機感を煽ればすぐさま躊躇していた手が伸びてくるものの、素直に身を預けたと思った次にはこの期に及んでまだ覚悟の決まらないらしい心配の声が続き。ここ最近で食べ過ぎた自覚でもあるのだろうかと再びの気回しを訝って聞きつつ腰を持ち上げると、片手に懐中電灯を携えたまま彼女の膝裏へと腕を通し、難なく直立の姿勢を取ることに成功する。直前の様子から辛そうな素振りを見せないよう努めた部分もごく僅かにはあれど、事実として背に抱えた少女は大した重量ではなく、案ずるより産むが易しとばかりに安定させてみせてから証明に基づいた念押しを。しかし本当に軽いだけにあれだけ言い募られたことが余計に不自然に感じられ、立ち上がった際に首に縋った手も相俟って、もしかするとこの過保護な態度は失いかけたことへの後遺症のようなものなのかもしれない、と新たな解釈を導き。光で床を舐めながら慎重に出口への歩を進めだし、目を瞑っているかもしれない相手のために声を途絶えさせてはいけないとの意識も働いて口を開いては、現状の原因となった責任をぼんやりとした闇の中にぽつと落として )
…すみません。巻き込んだ上に、怖い思いまでさせて。
( / お世話になっております。今日仕事終わりに父と会うミッションが発生したのでお返事明日になります…!ご承知おきくださいませ…。報告のみですので蹴り推奨です◎ )
(/ いつもお疲れさまです。お世話になっております。お返事はご無理のないペースで作成していただければと思いますが、猫の日のご相談だけさせていただきたく、背後より失礼致します…!今回はスキップ/当日に挟む/本編イベが終わってから、のうちだとどれが望ましいでしょうか…?お手隙の際にご回答いただけますと幸いです! )
( 彼の細っこさではふらつきそうだなんて勝手浮かべていた憶測は、予想外の安定感により取り払われ、再三の念押しに小さく「…はい」と彼の背で認め呟いて。程なくして床を懐中電灯で照らしながら彼が歩き出すと、肩口から覗いて見えた床の高さに少しだけ驚きつつも、歩みに合わせて揺れ動くトワハトくんが時折ちらりと視界に入ったり、この画角から見る彼って新鮮だなとか思ったり。背にぴったりと寄り添っていることもあれば、より強靭なお守りアベンジャーズとなっている気がして頼もしく恐怖心はわりと早く薄れ。ぽつりと謝罪が溢れ落ちるもやんわりと否定しては、いつの間にか涙も引っ込んだようで小さく笑いながら恐怖心を認めると、その数秒後には合法的に彼にくっついていられる嬉しさを声音からも見え隠れさせ )
いえ、巻き込まれたみたいには思ってないので…怖かったのは正解ですけど。……今はちょっと、良い思いもしてるというか…えへへ。
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( / お返事お待たせしました!ありがとうございます、背後様もいつもお疲れ様です*
猫の日イベ、背後様さえよろしければですが、本編後にやれたらなあと思っております…! )
さっきまで渋ってた人とは思えないすね。
( 不得意な空間にも足の浮いた姿勢にも慣れてきたのか、廻された腕から少し力が抜けたのを察しては、受け答えの声も気持ちの余裕を覗かせて柔らかく。適応力が高いと言うべきか現金と言うべきか、最後に変わり身の早さを披露した少女へ冷静な指摘を入れつつも、唇を閉じ合わせるや否や安堵感にそっと口元を綻ばせて。大抵はそのまま発言を終えてしまうことが常なのだけれど、今ばかりは廃病院の森閑を思い出させまいとして、また辺りの暗闇が何もかもを覆い隠してくれるような気がして、ややあって心の内を些か気軽に明かしてゆく。良くない連想をさせるワードは慌てずに言い直し、背に乗る相手の重みを大事そうに語り、やがて回想が先の一幕に行き着けば、いつか彼女がそうしたようにその勇姿を讃える一言を。けれど沁み入るような雰囲気が流れたのは束の間のこと、意識が情景のある一部に吸い寄せられた果てに、「…あとスマホの待ち受けあれなんすか?」と自身の顔が拡大された写真を勘違いと純粋な疑問のもと話題に上らせて )
最初に見つけた時は幽──…幻かと思ったけど、こうしてると本当にここにいるんだなって。…かっこよかったです、水瀬さん。
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(/ わ、こちらこそありがとうございます、えへへへ…。猫の日交流、現イベが終わってからとのことで承知致しました!猫耳と尻尾生やした逆巻を向かわせますね。それから少し気が早いですが、去年スキップしたエイプリルフールにつきまして、いつもの逆転ということで逆巻側からひな季ちゃんにアプローチする企画だったりパロだったりをするのも楽しそうだな~と妄想しております。ストレートに嘘を吐き合ってきゃっきゃするのでも楽しそうですが…!よろしければご一考ください。 )
──…かっこよかったですか!?えへへ、傑さんのヒーローになれたかなあ。
( 遊園地でのお化け屋敷後のように、彼が寄り添ってくれると気持ちが救われて仕方ないのだから本当に現金である。しかし怖いものには敏感ではあるので、しれ、と言い直されたワードには〝いま幽霊って言おうとした…〟じとりと咎めるような視線を寸刻送るものの、続く賛辞に双眸を開き煌めかせては、斜め後ろから身を乗り出すようにしつつ前方向く彼の顔を覗き込んで反芻すると、体勢を戻せば浮かれた声音で膝下の足をゆらゆら。それは無意識下の行動で抜けた腰は治っているのは気が付いておらず、疑問が投げ掛けられると「〝あれ〟?」と小首を傾げ、右腕を彼の首から外してアウターのポケットからスマホを取り出すと、確認しては、写真を拡大したままになっている画面が表示され。スマホの画面が見えるように右腕を伸ばし再び彼の右肩に乗せ置いては、仕方なく待ち受けにしていないことを強調しながら否定をすると。「……これはその、さっき。ここ入ってくる時に、怖かったから、その……お守りに…」時折このように写真からも元気をもらったり癒しをもらったりしているのだけれど、本人を前にしてはその行為に対してじわり含羞が込み上げてきては、暗闇のなか薄く頬を染めながら今日の目的だけをごにょごにょと伝えて )
あ…これですか?待ち受けじゃないです、ほんとはしたいんですけどね!ロック画面もホーム画面も傑さんにっ。
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( / 猫化した逆巻さんが宅配で送られてくる図を想像してによによしてしまいました…今からとっても楽しみです*
きゃ!逆巻さんからひな季にアプローチ…なんて素敵な企画なんでしょうか…!ひな季共々逆巻さん推しなので非常にとても需要があります……でも普段と逆になるのでしたら、両片想いでひな季は気持ちを抑える側という解釈で合ってますでしょうか?抑えるといっても根っこはやっぱりひな季なので、感情だだもれで顔真っ赤にしてそうです…が、解釈違いだったら言ってください…! )
っ……急に、
( ぐん、と背上の少女が無邪気に身を乗り出すと、重心が移動したことに対応できずに体勢を崩しかかり、苦言を呈するべく真横に並んだ顔を振り返るけれど。すれ違いに引いてゆく気儘な動作にまた翻弄され、バランスを保つうちに機嫌良く足を揺らし始めてしまった相手に何だか咎める気も失せてしまって、喉下に待機させていた言葉は廊下に響くことなく。これだけ自由に動けるのならもう下ろしても良さそうなものだが、元より歩かせる気がないためかそんな発想すら浮かばず、律儀に抱え直しては暫時落ちていたペースを元に戻して出口へと進んでゆき。途中、確認のため前方にスマホの画面が差し出されるも、自身の写真が目に入るのは未だに苦手でちらりと一瞥するに留まり、すぐに視線は懐中電灯の照らし出す先へ。「何も良いことないんでやめといてください」と弾んだ声で想いを語る彼女へ忘れずに忠告を挟み、打って変わって恥じ入ったように濁しながら伝えられた利用目的にヒーローの状況が孤立無援だったことを悟れば、せめて気休め程度にはなっただろうかと効果の如何をうかがって )
…あ、そうか、お守り…。俺が借りてたから何もなかったんすよね。……、それ、効果あったすか。
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(/ ダンボールの中で丸まっている様子を想像して此方も思わず頬が緩みました…、秘密道具も持たせる予定ですのでお待ちください*
逆巻共々ひな季ちゃん推しなので需要あって良かったです~…!やりづらそうなら全く眼中にないパターンでも、と思っておりましたが、両片想いのそのままひな季ちゃんでお相手していただけるならそちらの方が嬉しいです…!企画だと〝ひな季ちゃんの夢〟というていで、なんか急にぐいぐい来る逆巻vs人目があるから気持ちを抑えるひな季ちゃん、の構図などいかがでしょうか。急にどうしたんだろう!?嬉しいけど…!ってなってるひな季ちゃん見たすぎます…。夢という最強の免罪符があるので珍妙な展開もキャラ崩壊も何でもありで、なんやかんや流されちゃった辺りで目が覚める、というハッピーセット。パロだと気持ちを抑える理由が必要なので、王道に先生(ひな季ちゃん)と生徒(逆巻)とか、許嫁のいる良家のお嬢様とか、どちらかが人外とかとか…。その他お好きなシチュエーションがあればぜひぜひお伝えください! )
見てるといつも元気もらったり、きゅんって高まった…り…、……。なので、ちゃんと、お守り効果ありましたよ。
( 挟まれた忠告には「良いことありますよ!」やや食い気味に、けれど先程よろけてしまった彼に気遣いを見せるように、今回は身を乗り出さず声だけの主張を。その勢いのまま〝良いこと〟を並べていくけれど、普段から眺めているのを自白していることに気が付いた途端、溌剌な声はしおしおと尻窄みになり頬にじんわり熱が集まっては、背後にいるのだから彼からは別に表情は見えないはずだけれど、スマホとともにすごすご隠れるように身を引き背を丸めれば。数秒押し黙った後まだほんのり羞恥の滲む頬のまま、ひょこ、と肩口から顔を出しお守りの効力をしっかり伝えて。スタッフさん達に連絡をしていなかったことをふと思い出しては、背後でトトッと〝無事です!一緒に出口向かってます〟と、すっかり恐怖の溶けた指先で手早くメッセージを打ち込み送信するとスマホをポケットに締まい。再び肩口から彼を覗きこんで、じ…との斜め後ろからではあるけれど普段よりも近い距離で彼を見つめ堪能したなら、表情を綻ばせながら実感を語ってはきゅっと抱き締めるように身を寄せ。こうして彼のことばかり視界に入れていれば周りの闇なんて怖くなくて、お守りアベンジャーズの最終形態とも言えそうな数十センチの空間が続く限り、恐怖は克服できたと言っても過言ではないだろうか。なんならもう少しこの最終形態だけは楽しみたいところではあるけれど、出口までの距離は着々と縮んでいるはずで )
……でもやっぱり、写真より実物の方が何倍も効果ありますねっ!
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( / 届いた瞬間から撮影会不可避です…かわいい…。秘密道具!ええ~っなんでしょう、わくわくしながらお待ちしてます*
では両片想いのひな季でお相手させてください!めちゃくちゃおいしい夢ですね、それ…!夢から醒めたひな季、暫くどきどきしちゃって逆巻さんの目を見て話せなさそう…、写真すら目を合わせられない可能性が()
しかし学生パロも、やろうと言いつつ何気にしてないままなのでそれもアリですね。生徒からアプローチされるの、シンプルにめちゃくちゃ良…。考えていただいたパターンが好みすぎて他の案が思い浮かびません。でもどちらも良いので決めきれず…!背後様的にはどちらの方がやってみたいですか? )
ん…、……それは確かに、良いことすね。
( すかさず上がった反駁へ耳を貸す最中、その背景に別の事実が透けることに勘付いてほんの一瞬足が止まったのと、熱の入った声が勢いを失ったのはほぼ同時で。何かにつけて写真を欲しがるからには見返されることもあるだろうとは予見していたものの、そう日常的なものだとは思わずに、どちらにとっても不測の告白はついにこの場に面映ゆい沈黙を生むこととなり。それが5回か6回かスニーカーの靴音の鳴るまで続いた頃、忘れ物を取りに戻るように斜め後ろから問いへの答えが継がれては、普段通りかそれ以上の口数の少なさに返って相手の主張をつたなく認めて。程なくして背中で外へのメッセージが打ち込まれだしたことにほっとしつつ、特に注意が必要な階段部を口を利かぬまま下りきって、現在地はいよいよ出入口のある1階。とっくに用を済ませてスマホを手放していた少女がやけに此方を覗き込もうとするから話し掛けたいのかと少し待って振り返るけれど、どうやらただ写真感覚で眺めていただけだったようで、知らず向こうからも距離を縮められると互いの髪が触れるほど近くに。つい立ち止まったその時、僅かな雲の切れ間からひとときの月光が差し込み、怖さなんて忘れてしまったかのような安心しきった表情がそこに現れれば、彼女を映す瞳も優しく綻び、己の存在の大きさを悟るだろうか。前方へと向き直り、残り数十メートルの道程を歩いてようやく脱出が叶ったなら、タレントが怪我をしたのかと駆け寄るも事情を聞いて「あっ、なるほど……、…へぇ~…!」と徐々に喜色を隠せなくなっていく新人女性スタッフと、「新鮮なリアクション撮れなくなっちゃったなぁ…」と落胆したプロデューサーが自分達を出迎えるはずで )
──……本当だ。
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(/ そんな夢を見るということは、ひな季ちゃんも無意識下で逆巻の好意に気付いているのかも…みたいな想像すると更に楽しいですね…!そして起きても引きずっちゃうひな季ちゃんは可愛いし、目を合わせてもらえない逆巻は今回も貧乏くじで面白いです()
う~~ん、エイプリルフール感を優先するとひな季ちゃんの夢企画の方かな、と…!と言いつつ私も年下男子のアプローチ大好きなので、先生と生徒の方も学パロの時にやりましょうね…* )
──…っ!
( 寸刻差し込んだ月明かりは彼の表情をも照らし、柔らかく綻んだ眼差しが確と瞳に映ったと同時、ドッと強く心音が跳ね。懐中電灯で足元を照らすばかりの仄暗い空間だったから、ふいの眼前の月の輝きに油断した。再び雲が月を隠しては熟れたように赤く染まった頬も隠してくれるけれど、鼓動は彼にも伝わっているんじゃないかと思うくらいどきどきとまだ強く高鳴っていて、残りの出口までの間は彼の背中で大人しく担がれて。てっきり青ざめた表情で出てくるだろうと思っていた新人女性スタッフは、廃病院から背負われて出てきた理由を知るや否や、自身の頬に残る薄紅の余韻にあらあらと緩む口元を隠して。『舞台が病院って結構怖いと思ったんだけどなぁ…』とぶつぶつ落胆の声を続けているプロデューサーが撤収の声を上げては、ぞろぞろとロケバスへ足先を向けるはずで。彼の肩をぽんぽんと軽く叩いて歩けることを伝え背中から下ろしてもらったなら、足裏に感じる地面にほっとしつつ、彼に向き直るとぺこぺこと頭を下げて謝辞を告げ。助けに行ったものの背負われて脱出するという不甲斐なさはあるものの、また一つ、細っこいながらも女の子ひとり背負って出られるという頼もしい一面を知れては「…やっぱりヒーローは傑さんのものですね、かっこよかったです!」と無邪気な笑みを見せ )
…あっ、もう歩けます!結局外までおんぶしてもらっちゃってすみませんっ…ありがとうございました。
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( / 遅くなってしまい申し訳ございません…!お返事したい気持ちでいっぱいだったのですが、身体の不調による痛みのせいでじっと座ってることもできない状態で、落ち着いてお返事を紡ぐ余裕がなく; もしかしたら一週間くらいのんびりペースになるかもしれません、ご容赦くださいませ…。
不憫な逆巻さん大好きです() 目を合わせてもらえないことに痺れを切らして、お菓子で釣るか何かしらで気を引いた後に「やっとこっち見た」って、ふっと静かに笑ってほしいですね…。 エイプリルフールは夢企画の方で了解です◎ 逆巻さんが生徒ということはもしかして:黒髪…?楽しみが尽きなくてわくわくが止まりません…!
上記全て蹴り可です◎
ホラーロケ続イベ、そろそろ〆でよかったでしょうか? )
…ヒーローって。
( 役目を果たした懐中電灯とビデオカメラはスタッフに回収され、プロデューサーの号令に従って廃病院から散ってゆく一団の最後尾。入る時にはまさかこんなことになるとは思いもよらなかったと随分前のように感じる数時間前を振り返りつつ、ぼんやりと意思なく前方の列についていれば、背上からの合図により道中そっと屈んで少女を地上へと下ろし。その際屈託のない笑みで掛けられる賞賛へは、あまりに己とかけ離れた輝かしい響きに気後れしてつい当惑の声を洩らすけれど、薄闇の中で仄白い手を探り当てて拾い上げたなら改めて明確な否定を。繋いだ甲へと視線を落とし、借り物のブレスレットを持ち主の元へと渡らせ、それから静かに紡ぐのはきっと助けられた時から一番伝えたかった想い。しかし『傑さんがいなくなる方が怖かった』と言った相手に〝いなくなったりしない〟という旨だけ伝えるつもりが、直前のヒーロー発言からの文脈で無駄に詩的な表現になってしまうと、後からじわじわと恥ずかしさが込み上げてくるようでジッパーから外したマスコットを握らせるなり車内灯の明かりの方へと歩きだし。そこから座席に乗り込むまであとほんの少し残された二人きりの時間は、「そういえば俺、最初の宣材写真の依頼の時、アイドルは赤がセンターじゃないんだなって思ってたす」なんてささやかな打ち明け話で過ぎて行くだろうか )
…、俺は、ただのヘアメイクすよ。呼ばなくても、いつも水瀬さんの傍にいる。
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(/ ええっ、どうされたんですか…;; お返事はもちろん余裕のある時で…、しばらく休止にして療養に専念していただいても構いませんので、どうぞとってもご自愛ください…!
またホラーロケ続は〆の方向で相違ありません。ということで上記のお返事は任意です◎ )
──…っ、うぅ…好き…。
( ふいに取られた手に小さく胸は高鳴り、ぱちりと双眸を瞬く間に伝うようにブレスレットを受け取る。直後紡がれた言葉には大きな高鳴りを感じ、ぐんと〝好き〟が胸いっぱいに溢れてしまっては、スタッフたちが前方を歩く手前ぐぐっと堪えるけれど、やっぱり堪えきれなくて仄かな呻きのあとに双眸をぎゅむと瞑りながら小さく小さく呟いて。手の中に戻ったトワハトくんをついむぎゅっと握り締めつつ反対側の手は、スタッフのあとに続き先ゆく彼の後に更に続くように黒のダウンの裾を掴んで〝傍にいる〟ことを自ら望みながら、打ち明け話に細やかに花を咲かせるはずで )
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( / 腰に疲労が溜まって持病の腰痛が悪化したっぽいです…、比較的安静に過ごしているので徐々に良くはなってきてますので大丈夫です…が、決算月でばたばたしてたためお返事に時間が掛かってしまいました…。体調に関してもなんだか大袈裟に書いちゃったことに後で気が付いて、恥ずかしいやら情けないやらです…穴掘って埋まってきます。(※蹴り推奨です…)
短めの描写になってしまいましたが、本編の方〆させていただきました!ホラーロケ続イベもありがとうございました*
感想は後ほど紡がせていただきますね…! )
(/ 立ち仕事ですもんね…、私も数日だけ坐骨神経痛っぽくなったことがあるので、全然大袈裟じゃないことは分かります…。くれぐれも頑張りすぎにはご注意くださいね。お早い寛解をお祈り申し上げます…!(※簡単にお返事失礼しました、蹴り推奨です!)
相変わらずの綺麗な〆に暫し余韻に浸っておりました。ホラーロケ続、ありがとうございました…!ぺしょぺしょヒーローの強さも弱さもぜーんぶ愛おしくて、心臓掴まれっぱなしの回でした。此方からご提案させていただいたものではありながら、助けに来てくれるシーンは背後様の臨場感と情感に溢れたロルで拝読すると一層の感動がありましたし、合流して泣きつかれた時には絶対一生守る…の気持ちが溢れて止まりませんでした…。また日常的に逆巻の写真がお守りになっているという有益情報の収穫もありつつ、貧弱だと思われていたことが逆巻に伝わらなくて良かったという安堵もありつつ…。お守りアベンジャーズ+逆巻の最終形態に乗ってころっと大丈夫になっちゃう信頼感にも心満たされ、あと心配してくれたひな季ちゃんには悪いのですが、泣きながらの「ちゃんと閉じてるぅ~…」がおもしろ可愛くてツボでした。…と、かなりまとまりのない感想になってしまいましたが、今回イベも十二分に楽しませていただきました!
以降の両片想い交流では、通常運転に戻りつつも今回のように大きく感情が振れた際に抑えが利かなくなって本心が漏れ出ちゃう感じかな、と想像しております。それでは、この先の物語も引き続きよろしくお願い致します…! )
( / 改めて見ると擬態語ばっかりなロル(いつも)ですがそんな風に言っていただけて嬉しいです、背後様の足元にも及びませんが!情景が鮮明に浮かぶ開始ロルに、病院内の様子や仕草や心情の表現などなど…何食べたらそんなに上手になれるのでしょうか…。お腹に回した腕を包帯と表現するのも、なるほどでした。ぺしょぺしょヒーロー呼びも可愛くて、ぜひタグに入れていただきたいです*
トワハトくんに語りかける連帯感も可愛くて好きですし、懐中電灯たちを半ば投げ捨てるように置いてひな季に駆け寄る逆巻さんの姿も刺さりましたし、拒否腕十字を力任せに解くのも好きポイントでした。メイクブラシを振りたくなりました。そして愛おしさ隠し切れない逆巻さんに、愛おしさを感じました。ありがとうございます……。抱き締めながら、もう少し心配させとけばいいとか…。やっぱりメイクブラシ振るしか() 〝呼ばなくても、いつも水瀬さんの傍にいる。〟もしっかり刺さりまして…、本当逆巻さんって男は沼すぎますね…喜色を隠せなくなっちゃう新人スタッフさんとおんなじ顔してた気がしてます、えへへ。
両片想い交流についても了解致しました!ここにきてもまだまだ変化を楽しめる余地があるの最高ですね、ずっと美味しくて助かります…。こちらこそ引き続きよろしくお願い致します*
そしてそろそろ宅配便が来る頃でしょうか…!上記のお返事全文蹴り可です◎ )
(/ 擬態語のドンピシャ感も背後様のロルの魅力の一つだと思っておりまして、本編でも試運転でもひな季ちゃんの感情の豊かさが過不足なく伝わり素晴らしいです…。お褒めいただいたことは素直に光栄です…!が、私は何だかいつも回りくどくなってしまうので、常々ぴったりの表現を繰り出されるセンスに脱帽しております。背後様こそ一体何を食べたらそんなに魅力的にキャラクターを動かせるんですか…?
ホラーや悪意にさらされる回だったので、雰囲気が暗くなりすぎないようホラーロケ本番の際の〝ロケバス内の女性スタッフがざわついた〟描写をお借りしてカプ厨を紛れ込ませておいたのですが、自然に醸し出されるすぐひなの尊さの前では不要でしたね…。ペンライトもメイクブラシも一緒に振りましょう*
お待たせ致しました、以下に宅配便お届けしております!猫語翻訳機は〝途中から画面を見なくなってねこ巻に甘噛みされる〟でも〝途中で壊れちゃって非言語コミュニケーションをとる〟でも〝途中から言ってない言葉に翻訳されるようになってコントが始まる〟でもお好きに使っていただいて構いませんので…!※全文蹴り可 )
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( どこかに置かれているらしい大きな段ボールの中 / 物音を立てて自身が入っていることがバレないよう、小さく丸まり / しかしそんな抵抗もむなしく箱が開けられたなら / 猫耳と尻尾を生やし、首輪風の黒のチョーカーをつけた姿が見つかるはずで )……、…………。( たとえ何を問い掛けられたとて無言を貫き、長い長い逡巡の後 / ふいに取り出して渡すのは猫の形をした画面つきの機械 / 意を決したようにゆっくりと息を吸って、小さく「…みゃ」の声がこぼれれば / 相手の手元の猫語翻訳機には〝…実は〟の文字が表示され / それから一頻りみゃあみゃあ鳴くと、朝起きた瞬間から何故か耳と尻尾が生え、言葉も猫語しか話せなくなっていた旨が説明されるだろうか )
( / 知性不足が露呈しているロルだわ…と思っていたのでそんな風に感じていただけてとても救われます…!ちなみにお菓子をよく食べます、もぐもぐ…。最近はSAQUTTE< サクッテ >というチョコ菓子を食べて美味しかったので、職場の人におすすめしてました。 背後様のロルは回りくどいなんてことなく小説を読んでる気分ですし、かと言って一人で突き進んでいくわけでもなく、ちゃんとこちらの手を取って物語にいざなってくれる感じがして以前のトピから大好きです!そして素敵な宅配便ありがとうございます、によによが止まりません…あぶない…。
ありがとうと大好きを伝えたくて簡単(?)にお返事失礼しました、蹴り推奨です* )
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…──はわっ!?( 突然届いた大きなダンボールに瞳まあるく、でも興味津々に双眸ぱちぱち / よくある過剰梱包かな? / 室内に運んでもらったそれを何の気なしに開封 / まさか人が入ってると思わず特大衝撃マーク / ぴょんと飛び退き心臓ばっくんばっくん )…えっ、傑さん!?な、なんでこんなダンボールの中に…そんなキュートな姿でっ…!〝プレゼントはわたし(ハート)〟的なやつです、か…──( しかし改めて見れば想い人で / 戸惑い驚きながらも喜色隠せず、きらきら / 近寄りダンボールの淵に両手を掛けながら、勢いのままに話し掛けるも / 徐に差し出された機械を両手で受け取り、きょとんとした直後 / 彼の唇から溢れる猫語に固まって / 機械を顎下に添えながら、きゅーん… / ぴぴ、と猫語受信音に気付き画面はちらちら見ながらも、主な視線は猫化した彼に / はわはわ、めろめろ )ううっ…かわいい、むり…っ!ぎゅってしていいですか!( 可愛さ限界突破で双眸をぎゅむ / ばっ!と両手を広げては、ダンボール越しながら今にも抱き着こうかと )
…みゃぁ、ぅ。( 話の内容が正しく伝わったか否かを窺うように見上げるも、相手はそれどころではない様子で / 片耳ぴく / このまま行けばダンボールの中に落ちるか傾いたダンボールに潰されるか / 広げられた両手を押し留めるように掴んで〝ちょっと待って〟 / ひらりと箱の縁を跨いで外に出ると、やはり座りの姿勢が落ち着くのかすとんと胡座の形で腰を下ろし / その際、実は留まっていなくて首の後ろに隠したフロントプレートの重みだけで保っていたチョーカーが滑り落ち / 音もなくダンボールそばのカーペットの上へ / シルバーのプレートの表面には〝ねこ巻〟(※変更可)、裏面には飼い主として少女への連絡手段が / レザー素材の両端からごく短い喜平チェーンが伸び、その先のカニカンでプレートと連結するデザイン / しかし今はそのことには気が付かず / 何も発さぬままじっと上方の彼女に視線を注ぎ、合図のようにくる、と微かに喉を鳴らして )
!( 広げた手を掴まれると、大人しくぴたり止まって / 猫のような身のこなしを暫し見守った後、合図があれば )──…いーい?いいってことですよね?…わあいっ!( そわそわ確認してから座る彼の目の前に膝をつき / 歓喜の声を上げながら後頭部に手を回し、ぎゅーっ / 見えない尻尾ぱたぱた / 5秒ほど歓喜の抱擁を堪能した後、そっと身を離しては / ふにゃふにゃ緩んだ表情 / 機械を握ってない方の手でよしよし頭頂部を撫でつつ )えへへへ…こんな可愛い姿になっちゃって、傑さん…いや、ねこ巻さん?( 緩んだ双眸が猫耳や尻尾を捉えていくと / 床に落ちたチョーカーに気が付き / 一度髪から手を離してチョーカーを拾い上げれば、その文字を読み上げて )
( 親愛のハグを澄まし顔でされるがまま受け入れ / ているかと思えば、こてんと控えめに相手の側へ頭を寄せて / そこへ幸せそうに蕩けた表情が覗くと、尻尾がゆらりと持ち上がり )…こっちの姿の方が嬉しそうすね。( ※以降、翻訳済み言語で表記しますが、発声は猫語のままです / 撫でる温かな手には柔く双眸を細め / けれど再び開いたそれは何か言いたげでもあり / 自身をすり抜けていった視線の先、そこに刻まれた彼女が知らないはずの名前で呼ばれては / 拾われたチョーカーを目にしてはっと首元に触れ / 決まり悪そうに小声で )あ──……、隠してたのに。
すみません…普段見られない激レアな姿なので、目と耳が幸せで…!( 手元の翻訳機を確認しては / 彼にとってはトラブルなので、言葉では謝罪するものの / ご機嫌そうににこにこ / ふわふわと周りにお花浮かばせ )大丈夫ですよっ、ちゃんと着け直してあげますね~。( 首元押さえる様子を見ては、翻訳機は見ないまま / わかってます!と得意げな、わかってない人 / 翻訳機をカーペットに置き、チョーカーの端を指先でつまんでは彼の首へ着け直そうかと / 「…ん?裏に何か書いてある…?」 / 弛ませた際にプレートの裏面が見え、小首傾げ )
…まぁ、変に慌てられるよりはいいか。( 物言いだげな瞳は尚も緩んだ表情を映して険を失い / ふいと視線横に逸らすと / 翻訳機が反応するかしないか程の声量で「どうせ戻らないし、居るだけでひな季さんが幸せになるなら」とごにょごにょ鳴いて )いや違っ──…( 自信満々のディスコミュニケーションに思わず声を上げるも、翻訳機を通さなければこれも元気な返事に聞こえるだろうか / そこへ彼女が何かに気が付いた様子を見て取り / 自身も上半身を前傾させて同じ文字を覗き込んだ数秒後 / 顎を上げ相手を見上げて、ぽつり )…飼い主…。
?…小さな声でうにゃうにゃしてても、翻訳機反応しないみたいです…なのでもう少し大きい声で、にゃーにゃーしてくださいっ。( 翻訳機がぎりぎり反応しなかった声量のようで / なんて言ったんだろう、と困り眉で小首を傾げると / 翻訳機をふりふりしながら訴えては、ずいっと彼の口元に近付けたなら )──…えっ、わたしがねこ巻さんの飼い主…ってこと?…やったあ、公式飼い主だあ!( 反応した翻訳機が言葉を拾えば / 嬉しそうに双眸きらきら / ばんざーい! / の拍子で翻訳機をぽろり手のひらから溢して )わたしっ…傑さんが一生ねこちゃんの状態だったとしても、変わらず大好きですしずっとお世話してみせますから…!ちゅーるとかいっぱい買いますし、いっぱい猫じゃらしで遊びます!ブラッシングも心ゆくまで…!( 両手の拳をぐっと握りながら熱弁 )
気の向かない注文は受け付けられません。猫なんで。( 口元へ差し出される翻訳機をちらと一瞥するけれど / つれなくふいとそっぽ向き / 相手からの猫扱いに対し、都合良く今の状況を笠に着て / いつの間にかすっかり猫自認 )…や、そこまでしっかり猫になる気はないすけど、( 挙がった両腕にまた抱きしめられるのかと予測して動かずにいるも / 想定外の熱量で飼い主を引き受けられると、迫り来る勢いを押し返すようにとんと軽く肩押し / ついでに完全に愛玩動物と化した未来も否定 / しかしひとまずは保護されておいた方がいいのも事実で / 首を差し出すように顎上げ、チョーカーもとい首輪をつけるのに邪魔になりそうな髪を手で退かし )…責任感の強い飼い主で何よりです。
あう…、つれないとこも猫ちゃんらしくて好き…!( そっぽ向かれて塩対応受けながらも、ひっくるめて大好きで / 折れることなく、ふわふわハート浮かばせ / 差し出される白い首に、正面から手を差し込みチョーカーを回しつけたなら / 満足げに八重歯覗かせ )えへへ、わたしの、って感じでなんかいいですね。……猫になる気はなくても、こういうのとかうずうずします?( 電球マークぴこん / 徐に斜め掛けにしていたフリル紐のスマホショルダーを肩から外しては / フリル紐部分をぷらん、と彼の目の前に垂らし / 目の前でふりふりと小さく揺らしたあと、横にしゅっと滑らせ )
…猫らしくて…。( 無意識の言動にも猫がついて回っては瞳だけ彼女の方へと戻り / 複雑そうにうにゃうにゃ / 大人しく首元にチョーカーが固定されるのを待って、自分では確かめることなく眼前の八重歯で完了を知ると / 相手の両頬を包むように手を伸ばし、鼻先を近づけ / 「〝ひな季さんは俺ので、俺はひな季さんの?〟」 )…?…、……。( 何が始まるのだろうかと、特に口を挟むこともなく動作を見守って / 素直に紐の先に注目していれば / 左右に揺れるフリルを目で追った矢先、視界の隅に消えようとするそれを本能的にはしっと掴み / 我に返って手を離したのは数秒後のことで )
っ…、うん…?( やっぱりうにゃうにゃは拾えない翻訳機 / なんて言ってるんだろう? / 緩く口角上げたまま小首を傾げつつ、微かに顔を寄せたその時 / ふいに近付く顔に、ぽぽっと色づいていく頬 / 眼前の彼に釘付けで瞳を揺らし / 翻訳機には視線いかず曖昧なお返事 )~~っか、かわいい…!傑さ──んん、ねこ巻さん、やっぱり反応しちゃうんですねえ…!( はしっと掴まれたなら、小さく衝撃マーク / すぐさまめろめろ顔 / ハートマーク浮かばせながら、ふにゃふにゃ蕩けた声音と表情でフリル紐をゆらゆら / 動画撮りたくて、片手に紐、片手にスマホをスチャッ )
…こんなん許すのひな季さんだけすからね。( どちらともつかない返答に、通じていないことを知りつつ「〝どっち?〟」と破顔し / 細めた眼をそのまま閉じたなら / 額をくっつけて、すり… / 伝わらないのを良いことに首輪の件にかかわる本音を静かに洩らして )……。…──!( つい隙を見せてしまっては、返す言葉なく黙り込み / 目の前の紐にうずうずと反応する手を何とか押し留める折 / 構えられるスマホにすぐさま勘付くと、注意は一瞬でそちらに / まっすぐカメラへと向かって腕を伸ばし、躱されるようならどこまでも追いかけていって )
っ…も、もっかい言ってもらって、いいですか…?( 更に近付く距離に思わず双眸瞑っては / 触れ合う額に、きょとん / 仄かな期待を自覚し、かあぁと頬を染め / やっぱり彼が何を言ってるかわからないから、自身の唇に人差し指を添えながら反対の手で翻訳機を近付け / 眉へにょ )わっ。…どうしたんですか、スマホでも遊びたいんですか?( 若いなりの反射神経で、伸びてくる手をしゅぱぱと躱し続け / うにゃうにゃ文句を言われないのを良いことに、無邪気な悪戯心 / まだ動画の撮影ボタンは押してはいなくて )
熱測って、…微熱すね、って。( 翻訳機の手前正直に答えるわけにもいかず、適当な理由付けではぐらかすも / 目を上げれば至近には幾らか赤みの増したように感じられる頬 / 異常なしと続けるつもりが咄嗟に診断結果を切り替えて )そうじゃなくて撮影を…──、反射神経いいな。( 躱されれば躱されるだけ躍起になって、いつの間にか軽い四つ這いの姿勢 / しかしいつまでも捕まらないスマホに悔しさと感心の混ざった独り言洩らし / もう一息とばかりに諦め悪く腕を彼女の指の先へ )
お、おでこで熱測るタイプですか?そもそもなんで急に…っ!( 翻訳機に記される言葉を鵜呑みにしては、双眸ぎゅむ / あたふたしつつも、そっと睫毛持ち上げると / 「…他の人にはこれ、しちゃだめですよ」 / へにょ眉のまま、懇願に似た躾のような )あははっ、ちょっと今なんて言ってるかわかんないですよ──…ぅ、わっ…!( 躍起になる彼を相手に、さすがに翻訳機に目を向ける余裕はなく / 楽しげにころころ笑いながら躱し / 伸ばして来た手から逃れるように、手を自身の後方にぶん!と逸らせば / 床に付いていた膝浮き、ぐら、とバランス崩した体が後方へと傾いて )
猫の気まぐれです。( 咄嗟の嘘に動機などあるはずもなく、再び都合良く言い訳に猫を / それから遠慮がちに持ち上がった瞼の奥に、憂慮の色を認めたなら / 「〝言われなくても──…全部ひな季さんだけすよ、俺は〟」 / 巧まずして先刻隠した本音を言葉足らずに濁して伝えることとなって )……──捕まえた。( ついに指先が目的のそれに触れたのは、相手の体が傾く最中 / スマホを追い掛けて自身も一緒に前方へと倒れてゆけば / 彼女の手首を捉えた片手と空のもう片手をラグへとついて / 手先の物しか見ていなかったせいで微かに達成感を滲ませた宣言をするけれど、直後状況に気が付いては口噤み / しかし掴んだ手を解放するとまた逃げられるという意識が働いてか、身動きが取れずに暫し事態は膠着状態に )
わたしだって傑さんだけだもん!( 嘘ながらもとことん感じる猫らしさに、素直に飲み込んで / なるほど、と双眸を横線にし小さく呟き納得 / 続けて言葉を拾った翻訳機に瞳ちらり向け、それから煌めく瞳を彼に向け / 張り合うような、それでいて誇らしげな声音で彼だけだと伝えては / 自身からも、すり…と額を合わせながら「えへへ、だいすき」 / ふにゃり破顔 )──…捕まっちゃった…。( 手首を掴まれてしまい、〝あ〟と思った直後ぺたん!と尻もちつき / 半ば覆い被さるような彼の体勢に、数拍の間の後じわわと頬を赤らめては / 視線を斜め下にふよよ / 翻訳機を通さぬ偶然の一致の返答を )
…〝俺だけ〟の、お守り。( 愛らしい仕草に絆されるかのごとく、ぼんやりと瞳を奪われていた最後 / 向けられた笑みの一押しで誰にも渡したくない思いが高じては / 相手の首の後ろで手を重ねるようにゆったりと腕を廻し、耳朶のすぐ下辺りに口づけ / そのまま額を合わせた元の位置に戻ると、肌には何の印もついていないながら、零す言葉で猫特有の独占欲を覗かせるだろうか )……、…ちょっと本気で追いすぎた、すね。…平気?( 先程までの攻防が嘘のように静まり返る中、自分の心音だけが聞こえるようで / それもようやく少し落ち着いてきた頃、手首はしっかり捕らえたまま身を立て直せば / 倒れかけの彼女の腕を引き寄せ、もう片方の手も掴まれるように差し出して / 助け起こしつつ大人げない態度をやや残るぎこちなさと共に詫びるも / スマホに関しては床付近へ下ろした後、「〝でも撮影は禁止です〟」と放り出させるように指先で押し出し、代わりに己の手が恋人繋ぎで収まって )
っ…、え。いま、…~~っ。( 視界の外へ彼が消え、ゆったり揺れる猫尻尾が可愛いなあなんて思ったなら、直後 / 耳たぶ下に感じる柔らかな感触に、小さく肩ぴくり跳ねさせ / 一瞬何が起きたのかと、きょとん / 再び眼前に彼が戻ると同時、それを理解しては瞳揺らぎ / ぶわ、と頬や耳朶までもを含羞で染め / ぷしゅ…と湯気すら立ちそうな / 視線合わせられず下へ逸らし )──…あ、ありがとうございます…。( 動くに動けずそのまま固まっていれば / 状況から救い出すような彼の手に従って、傾いていた身を起こし内膝床に付け座り直して / 疑問符浮かぶ猫語には、翻訳機通さずともなんとなく理解しこくんと頷き / 高鳴る心音の余韻感じながらも、スマホの代わりに収められた手をきゅ…と控えめに握り返しつつ / 未撮影を自白 / 視線をそろりと合わせると、こてと小さく首傾げ / 普段より愛らしい姿の彼の前では、なんだか言葉遣いも親しげな謝罪となり )…スマホ、動画は撮ってなくて。ねこ巻さんの反応が可愛くてつい、遊びすぎちゃいました…ごめんね?
…やっぱりちょっと熱あるすね。( 伏せられてしまった瞼を対照的にじっと捉え / 相手の気を引くようにすり…と控えめにまた額を擦り合わせては / 声色は悪戯げでありつつも、表情は満ち足りた面様で / 続けて飼い主からの愛情を確信した傲慢な猫そのまま、彼女からの大好きを浴びて「〝ぎゅってする?〟」と最初と変わらずの受け身で問い )騙された…、撮る気はなかったんすね。( 明かされる事実に僅かに目見開き、転がるスマホに一度視線を落とすと / 構えたのはポーズだけだったのだと解釈 / もしそれに肯定が返ったのなら、拘束した両手指の力を緩ませ「〝俺の方こそすみませんでした〟」とスマホを拾って渡し / 否定が返ったのなら、翻弄された感情の果て、無言のまま繋いだ指先がかじと甘噛みされることになるだろうか )
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(/ 背後より失礼します…!ホワイトデーも近づいて参りましたので、そろそろ〆の方向に向かわせようかと思いますが、やり残したこと等ございませんでしょうか…?特になければ、ぎゅってされてねこ巻が欠伸するとかで、犬の日と同様に寝かしつけて終わろうかと考えております。その他腹案やご意見がございましたらぜひお聞かせください…! )
っ……、…するっ。( 悪戯げな声音を翻訳機が拾い / 画面を眺めたあと、熱に浮かされたように淡く輪郭揺らいだ瞳をそっと向け / 〝傑さんのせいなのに…〟と言い掛けるも彼の表情を見れば、そんなこと構わないような / 静かにこくり頷き / 手のひらを彼へ伸ばしていき両肩の上を過ぎて、そのまま優しく肩を包むように腕を回して抱き締め )……や、最初はありましたけど…──!んへへ、ごめんなさい。( 正直に否定し撮影するつもりでいたことを認めたなら / 指先の甘噛みに双眸ぱち / 口では謝罪しながらも、猫らしい仕草にふにゃふにゃ嬉しそうに表情緩め / 彼の輪郭を擽るように指先滑らせ )
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( / ねこ巻さん可愛くて可愛くて、いっぱい堪能させていただきましたので〆の方向で大丈夫です* ということで、そのように進めさせていただいております!本当に何度悶えたことか…猫の日と背後様に多大なる感謝を…! )
ずいぶん優しく、な──…( 待ち構える自身へ肯定の返事と共に腕が廻されると、後ろでゆらりと尻尾が持ち上がり / 途端にふっと押し寄せる心地良さと眠気 / 彼女の初めと異なる触れ方に口を開くも、言葉尻はふいに溢れた欠伸に掻き消されてしまって / 気が削がれたのか、言い直すことなく頭は前方の肩へと凭れ )反省してない…。( 甘噛みされても相好崩す様に反省の色なしと判断 / 下手なウインクのように擽られる方の眼を眇めては / 「〝また同じことになっても知らないすからね〟」と独りごち )
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(/ 猫感大幅増量の逆巻を楽しんでいただけたようで、背後冥利に尽きます…!こちらこそ、普段通りに可愛いひな季ちゃんも、猫相手で普段とちょっと違う対応のひな季ちゃんも堪能できて、とってもお得回でした* 同じく猫の日と背後様に多大なる感謝を…! )
よしよーし…。( 持ち上がる尻尾が可愛らしくて頬を緩め / 肩の重みは心地良い程度で、片手をその後頭部へと置けば / 髪を梳くように柔く撫で / 歌うような小さな囁きは眠りへといざなうだろうか )──…、嫌じゃ…なかったし…。( やがて耳元から静かな寝息が聞こえてきたなら / 〝同じことになっても〟受け入れるかのように、頬を淡く染めながら小さく呟いて / きっとそれも〝彼だけ〟ので、〝わたしだけ〟であってほしくて / すぐそばに見えるのは彼の首筋とうなじの中間 / そこへ、自身もまたそっと跡の残らない〝お守り〟を施して / ──それから暫くして、力の抜けた成人男性は意外と重かったようで、そっと膝枕に / 壁に凭れつつ彼につられて微睡んで )
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( / このまま〆でホワイトデーに移っても良いですし、姿が戻ってからの軽いやり取り後に〆でもお任せ致します◎
どこが最高だったかお伝えしたいのに最初から最後まで最高で、まるっとハイライトで、お得すぎるというかお金払いたい気持ちです…無料でいいんですか、これ…。ご褒美イベントでした、本当にありがとうございました…!* )
(/ 〝お守り〟からのお膝で丸くなるエンドという素晴らしすぎる〆で、朝からスタンディングオベーションでした。ありがとうございます…。描写は差し控えさせていただいておりますが、元に戻った逆巻は言葉が通じるのが嬉しくて、用もなくひな季さんひな季さん呼んでるんじゃないかと思います*
そこまで長い交流でもなかったのに、満足感たっぷりでしたよね…!そして無料でいいんですかは此方の台詞です。ひな季ちゃんにお世話されたり構われたりするの、いちファンとして至福の時間でした…。
ということで、次は以下にホワイトデーのお返しをお届けしております!どうぞお納めください。※蹴り可 )
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ひな季さん、ハッピーホワイトデー。( 言った後に周囲に視線を巡らせるも、クラッカーは見当たらず / 代わりにテーブルの上のベルを小さくちりん )…こっちにどうぞ。( 彼女のために椅子を引いて着席を促せば / 目前にはホットミルクティーのカップと、横に添えられた猫の形のチョコレート / 奥には三段のアフタヌーンティースタンドが立ち / 一段目にはツナサラダ・たまご・いちごのサンドイッチ / 二段目にはマカロン / 三段目にはチーズケーキ・タルトタタン・メロンのショートケーキ / 全て手作りの品 / 相手が腰を下ろしたなら、1ヶ月前の約束を持ち出して )大人しくいいこで待ってた?
( / スタオベありがとうございます* 余韻も可愛くてもうひと悶えしました…ひな季も嬉しそうに尻尾を振りながら応えていることでしょう…。割愛させていただきますが、素敵なホワイトデーの開始ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします* / 蹴り推奨です◎ )
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わあい、ハッピーホワイトデー!すごーい、全部美味しそうだし可愛いっ…!( 鈴の音が猫の首輪についた鈴を彷彿とさせ / 勝手に可愛さの余韻に浸れば、表情ゆる / テーブルにセットされたアフヌンセットに、瞳を煌めかせ / 見えない尻尾を振りつつ、いそいそ席に向かえば / 小さくお礼告げ引かれた椅子へと着席 / ひと通りテーブルを眺めて気付くのは〝あ、またメロンのショートケーキ…〟 )はいっ、もちろんです!うきうきの気持ちだけは大人しくなりませんでしたけど…。( 彼へと視線を移すと、両手を膝に乗せながら誇らしげにお返事 / ついでに背筋も伸ばすけれど / 気持ちだけはずっと浮ついていたことを明かしては、背筋と表情へにゃ )
張り切って作ったんで。好きなのからどうぞ。( 反応を確かめると微かに安堵感を滲ませて / 自身も対面に着席 / 懸けた思いは素直に伝えるも、試作を重ねたために少し増量したことは秘密のまま / 形ばかりのアフタヌーンティーに作法などはなく / 「チョコはミルクティーに溶かして飲むでもそのまま食べるでも」と、小皿にちょこんと座った猫の扱いまでも彼女に委ねて )さすがひな季さん。( 胸を張った報告に、まるで幼子相手の相槌を打つけれど / 続く補足で想像の解像度が増したなら、真似たようにへにゃと相好を崩しつつ「…さすがひな季さん」と同じ言葉を繰り返し )
へえ~、作──…っつ、作った!?……こんなにいろんな種類、絶対大変なのに…、すごく嬉しいです、しっかり味わって食べますね。( 捉えた言葉を反芻しては、一瞬時が止まり / 衝撃マークを浮かばせ、まあるく驚いた瞳を向け / それから飾られたスイーツたちを、じい…と眼差しで辿り / どれもこれも、お店で売ってるみたいに綺麗 / 感極まり、じわり心が溶けるような温もりに満たされ / まなじり淡く染めながら表情緩め )これだけでもご馳走ですね、えへへ…。( 柔らかく相好崩す彼を見ると、ますます胸はいっぱいに / まなじり溶かし / でもお腹は空いて / スマホのカメラで何枚か思い出を収めたのちに、両手を合わせ「いただきます!」 / 可愛らしく座る猫はミルクティーの湖で遊ばせることに / 一体化したミルクティーをこくんと飲んで、ほわ… / たまごサンドに手を伸ばし、ぱくり )世界一おいしいです…!( まなじりも心も頬も溶ける感覚で、片頬を押さえ / ふわふわ幸せそうな声音で感想溢し )
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( / 気圧にやられお返事遅れてしまいました…ご報告ができずすみません…! / 謝罪のみですので蹴り推奨です◎ )
…種類が多いのは、半分カモ──…いや、3倍返しかなって。もちろん喜んでほしいのが一番だけど。( まっすぐすぎる感激につい口を滑らせかけたのは、そこに含ませた微かな打算が少し後ろめたくて / きっと本当に渡したかったのは二段目のマカロン / しかしそれだけを渡すと秘めているつもりの恋心が浮き彫りになり過ぎるかと / 既の所でホワイトデーの常套句に切り替え、誤魔化すと / 隠さなくて良い方の本心を最後に付け足して )?……──また世界一って言ってる。( まだ何も口にしていないにも関わらず、ご馳走とこぼす彼女に間隔をあけて数度瞬き / その後実際にたまごサンドを頬張った感想には、呆れた風ながらも満更でもなく口の端を緩め / 対面から相手の姿を眺めるうち、先程の言葉の意味をふと悟っては / 愛おしげな眼差しを向けつつ「…うん、これはご馳走すね」 )
かも?( 緩い笑みを浮かべたまま小首傾げ、思い浮かぶのは〝かも〟違い / 鴨の卵でも使ったのかな…と確かに卵を使う品ばかり / 「3倍返しじゃなくても、好きな人からのプレゼントならなんでも嬉しいものですよ」 / 終始嬉しそうににこにこ )だって本当に美味しいんですもん。……、んーっ…これも、すっごく美味しい…!( 無邪気に八重歯を覗かせながら笑みを咲かせ / きらきら美味しい料理たちに、表情もにこにこきらきら / いちごサンド、それからマカロンを頬張っていれば / 彼の眼差しに気が付き、なんだかそれが擽ったくて / じんわり頬を染めつつ / マカロンをひとつ指先で摘まみあげると、対面の彼に向かい差し出して )──…っ、す、傑さんも一緒に食べましょっ?
…、普通に鶏の卵すよ。( 目線の動きを追うと、相手が何を考えているのか分かるような気がして / 聞かれないうちから訂正 / 屈託のない好意に「…マカロンだけでも?」と思わず当初の予定を明かしてしまってから / 「…メロンのショートケーキなくてもいいんすか」と現在進行形で大好物と勘違いしたままの一品を意外そうに挙げて )──…俺は世界一おいしいマフィン食べたんで。それはひな季さんが食べて。( いつもながら幸せそうに食べる姿は此方にも満足感を与え / 自然に湧き上がる〝可愛いな〟は声にこそ出さないものの、優しく綻ぶ目元から際限なく洩れ / そこへ突然マカロンが差し出されれば、僅かに眉宇上げた後、そっとかぶりを振って / 既に伝えていたバレンタインの感想を改めて彼女流に形容 )
…、わたし声に出てました…?( 双眸ぱち! / 無意識に呟いていたかと、指先唇に添えながらおずおず / マカロンの問い掛けにはもちろん!と言うように、にこやかに数度頷き / 続く問い掛けに一瞬きょとん / 「?…甘いもの好きなので、あれば嬉しいですけどなくても大丈夫ですよ?」と緩く小首傾げ / 好物であることは否定しないような、曖昧なニュアンスになるだろうか )…えへへ、世界一だって。じゃあ食べちゃいますよっ。( 誰に伝えるでもなく、言葉を噛み締めるようにほろり溢し / ふにゃ / 伸ばしていた手をそっと引っ込めて、マカロンを自身側に戻しては / 食べる宣言をしてから、またぱくり / 好きな人が自身に向けて作ってくれたスイーツたちは、プロが作ったものより美味しくて、代えられぬ価値があって / ふわふわ幸せそうにまなじりを下げつつ情感を伝え / 残りのスイーツもしっかり食べ切るはずで )──…ほんとに、全部世界一おいしくて、世界一しあわせです!
出てなかったけど、そんな顔してたから。( 返る反応で答え合わせが為されれば / 淡々としながらも先程より確信を持った口調で / 迷いのない頷きに心なし表情を和らげ / るけれど、すぐにこれは此方の事情だったと思い直したマカロンはさておき / たとえ大好物であっても分かりやすく目の色を変えない少女の対応に、「大人だな…」と呟いてしげしげと見つめ )…世界一良かったです。( 全身から幸福感が伝わり、ついにふっと柔らかな息がこぼれ / 枕詞をそろえて返答 / 丁寧に味わいつつ、しかし手の止まる素振りのない相手に、今回は持ち帰り用のケーキ箱の出る幕はなさそうで / 「持ち帰らなくても、全部食べ切れそうすね」とテーブルの上に箱は畳まれたまま、リボンは丸まったまま / 皿が空になったのを見計らっては、席を立って最初と同様〝特別な人〟のために椅子を引くだろうか )
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(/ なんだかやたらと長引いてしまってすみません…!あまり上手に〆られなかったのですが、上記は蹴っていただいても続けていただいても◎ 世界一しあわせなひな季ちゃんに当てられて、無事しあわせ感染しました…。めいっぱい喜んでくれていっぱい食べてくれる、そんなひな季ちゃんが改めて大好きだなあと実感しながら楽しませていただきました* 素敵なホワイトデーをありがとうございました…! )
( / ひな季側は前レスで〆の方が綺麗に収まりそうなので、お返事は控えさせていただきますね。こちらこそ、とても素敵なホワイトデーイベントをありがとうございました!猫の日に引き続きのご褒美イベントとなりました*
ふわふわ優しさと幸せに満ちた空間で、マイナスイオンたっぷりでした…。最高試作を重ねてちょっと増量しちゃった逆巻さんも愛おしくて、しあわせ感染してる背後様も可愛らしくてこちらも幸せいっぱいです、ありがとうございます*
上記蹴り可です◎
さて、そろそろ本編が恋しい頃合いかなあと思うのですが、いかがでしょうか?本編に戻るとしたら、卒業式編でお間違いないでしょうか。もちろんその他やりたいことがございましたら何なりと…! )
(/ 猫の日やらホワイトデーやらではしゃいでいたら、いつの間にか卒業シーズンですね…!ということで、次はぜひ本編の卒業式イベでお願い致します。ひな季ちゃんの節目に立ち会えて感慨深いのと同時に、二人の物語もまた新たなステージに移ると思うと早くも胸が躍ります…。開始ロルはお任せしてもよろしいでしょうか?ご承諾いただけるようであれば、こちらはお蹴りください! )
( / わかります、本当に感慨深いですよね…。無事この節目まで迎えられたのも背後様あってこそなので、改めてお相手してくださってることに感謝です。それでは卒業式イベもどうぞよろしくお願い致します* / 蹴り推奨です◎ )
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( 晴れやかな春の陽気が広がる三月某日──桜の花がほのかに咲き始めた校舎の一角にある体育館で〝仰げば尊し〟の合唱が響く。三年間を過ごした学舎にお世話になった教師や級友との別れに胸を締め付けられるけれど、ねねぽんが思いの外だばだばと涙を流すから、周りの生徒がハンカチやティッシュを慌てて差し出しているのが見えるとつい笑みに代わってしまい涙なんて引っ込んで。教室で最後の写真を撮ったり求められるサインに応えたりするけれど、夜にはまた卒業の打ち上げパーティーがあり再会する予定で今が完全な別れの時ではない。サイン会も程々に「またね!」と八重歯を覗かせながら別れの挨拶で締めくくり、その足で学舎から出ると春の柔らかな風が、小さなかすみ草の咲く髪を靡かせ。卒業証書を挟んだ紺のレザックファイルを手にした今は、この風も空気も景色も新しいものに感じる気がして不思議と高揚感に満ちてくると、目的地に向かう足取りは軽く自然と早くなり駆けていって。卒業したら絶対すぐに言おうと決めていた言葉を胸に抱えながら辿り着くのは、彼が住むマンションの部屋前で。小さく息を切らしては深呼吸をして息を落ち着ける前に、ボタンを押しインターフォンを鳴らしては遠くで小さな電子音が響き渡るのが聞こえる──けれど、そういえば来るって伝えてなかったことに気が付く。いなかったらどうしよう!と扉前であたふたしては、サイドに寄せハーフアップの編み込みお団子にした髪からは、駆けてきたこともありあほ毛がぴょこぴょこ出るだろうか。焦っている間に扉が開かれたなら、春のうららかさを持つ安堵した笑みをぱあっと咲かせながら、卒業証書を両手で胸前に掲げ堂々たる告白をするはずで )
──…傑さんっ!見て見てっわたし本日卒業しました、もう高校生じゃないので付き合ってください!
( 自宅のチャイムが鳴らされたのは、そろそろ外出しようかとオフホワイトのスプリングコートを羽織った折。来客を報せる呼び出し音に、卒業式を終えた頃合いであろう少女へ連絡するべく手に取ったスマホから顔を上げ、ポケットへ滑り込ませながら玄関に足を向ければ、少し余らせて巻いたキャンバスベルトの先が黒のワイドスラックスの上で鷹揚に揺れて。こんな時でも適当な靴を選べないのは己の性か、律儀に靴箱から合わせると決めていたドレスシューズを取り出し、その一方で向こう側で待つ誰かの正体は気にすることなく、隔たるドアを押し開く。飛び込んでくる青空の鮮やかさに少しだけ目が眩んで、双眸を俄に細めるけれど、それはほんの一瞬のこと。眼前に見せびらかすように卒業証書を構えた相手の姿を認めては、喫驚のため扉を開いた姿勢のまま数秒の沈黙の後、「…おめでとうございます。ごめんなさい」と簡潔な返答を。もしそれに不満げな声が洩らされたのなら、ドアノブにかけていた手の代わりに、緩く腕を組んだ自分の肩と側頭を横の面材に預け。第3ボタンまで外したグレー×白のストライプシャツの襟元、覗くカーキインナーの上でいつものシルバーネックレスが微かに音を立てると同時、言い含めるようでいてどこか不貞腐れた声色で、変わらぬ壁の存在を語って )
…、高校は卒業しても、水瀬さんアイドルじゃん。
ありがとうございます、断るの早いです!なんでですか、卒業したのに~…。
( 開かれた扉から姿を見せた彼は今日もなんてかっこいいのだろうか、恋する乙女の瞳にはきらきらと輝いて見えては幸先すら煌めくようだったけれど、簡潔に交際を断られては衝撃マークを浮かべながら双眸をむぎゅっと瞑り。納得いかなげに不満を声音に表しながら、紋所が入った印籠を翳すかの如く再度手に持った卒業証書を前面に押し出してアピールするものの、アイドルであることを理由に言い聞かせられては「たしかに…」としょんぼり肩を落としつつ、証書も腕を伸ばした先に下ろし。だからと言って、彼を想う気持ちは全く萎まないのだけれど。しかしここで一つ、はっと悟りを開いたように閃いては証書を小脇に抱え顔を上げると、再び希望を灯した煌めく瞳を向けながら両手に拳をぐっと握りしめ訴えて )
!…じゃあ、じゃあっ、アイドルとしての賞味期限が切れるまで待ってもらえれば…っ!
…別ベクトルで重い話…。
( 桜より儚く散った告白に少女は分かりやすく意気消沈するけれど、視線を落とした先に起死回生の糸口でも見つけたのか、勢いよく上がった顔は初めと同じく希望に溢れていて。何事かと注目する矢先、無垢な笑みで提示された未来はあまりに生々しく、急に〝アイドルの賞味期限〟などというシビアなところに切り込んでくるものだから、扉に預けていた頭を思わず起こして「しょ…」と発したきり絶句してしまう。どうコメントして良いやら分からず、一呼吸置いて心中をそのまま吐き出せば、ここで軽率に答えられるはずもない返事はしないまま。学校からまっすぐここまで来たらしいと見て取れる服装と持ち物へ順に目を留めると、これだけのために訪ねてきたとは思わずに、話題を変えるよう水を向けて )
…で、何か用あって来たんじゃないんすか。
わたしはそれくらい本気なので!
( 絶句してしまった彼を見ては、変なことでも言っただろうかと小首を傾げてきょとんとしていると、漸く吐き出された言葉には、どこか誇らしげにきゅっと口角を上げながら胸を張り言ってのける。自身へ注がれる視線に気付いては、今更ながら指先で前髪を少し整えてみたりして改めて彼に向き合うも、用件を尋ねられると「え?」と双眸をぱちくりとさせながら素っ頓狂な声を上げ。もとより告白のために来たのでこれ以上の用はなかったのだけれど、そう問われるとつい他の用件を探してしまう。彼はお洒落しているし(※元々お洒落さんだけど)、これから予定があって出掛けるところだったと見ては、しどろもどろに言葉を繋げつつ手短に何か用件をと絞り出したのは写真撮影。トワハトくんやキーホルダーがぶら下がるスクールバッグから、数枚分のフィルムが残っている使い捨てカメラをいそいそ取り出しては、互いの間に差し出しながらもうひと押し頼み込んで )
あ、え、えっと…──写真っ、一緒に撮ってください!制服着るのこれで最後だから、記念に欲しいんです。お願いします!
( ぎょっと固まってしまった自身に対し、当の本人は何でもないことのようにけろりとしていて、アイドルという職業に向き合い続けてきた時間の差がそこに横たわる。相手が見かけの印象よりずっと現実的な考えの持ち主だと分かると、続く宣言も比例して重みを増すようで、質量を伴って現れる未来図につい〝期限〟の先を想像しかけ。けれどもすぐに隠し通すと決めたのだから邪念は捨てるべきだと振り払い、意識を現在の彼女へ引き戻す。卒業式を終えたその足でここへと赴き、荷物も置かず制服も脱がず、誇らしげに証書を携えた少女。告白の方に気を取られて自分でも忘れていたのか、慌ててフィルムカメラを突き出し本来の用事を告げる様を探る眼差しのまま追えば、合点がいって「ああ…」と理解の声が洩れ。相も変わらず写真に写るのには気が進まないものの、そう頼まれては撥ねつけるわけにもいかない。しかしそれなら、と独り善がりに展開した思量は一つ飛ばしの返事を口にさせ、言うが早いか部屋の奥に引っ込むため扉を閉めた十数秒後、鍵を持って再び外へと出てきて )
…それなら、先にこっちの用事済ませてもいいすか?
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(/ 背後より失礼します。このあと、お花屋さんで花束を贈らせていただく心算ですが、試しにお花屋さん前で一枚→ここじゃないかも… or もっと撮りたい!でベスト記念写真スポットを探し歩く、という流れを考えております。いつものスタジオだったり二人で行った場所だったりの思い出の場所や、純粋にひな季ちゃんの行きたいところで撮れたらいいかなあ、と。最後には神社に行ってこれからのことをお参りもしたいです…!よろしければご一考ください* )
もちろんです!…っていうかわたし、それに着いていってもいいんですか?
( 十代の貴重な青春時期の中の〝最後〟となると、彼は弱いことを文化祭の時に学んでいる。少しだけ揺れたのちに結局はこちらに傾いてくれることを。期待を込めた眼差しが一旦閉ざされた扉に遮られ一度瞬かせるものの、そう待たないうちに再び扉が開かれ彼の所用の存在が明らかになれば、それくらい構わないと首を縦に振り頷いて。ほのかに〝まさか女の人とデートとか…〟なんて杞憂があったけれど、彼の言い振りからするとデートではなさそうだし、すぐ済むような用事なのだろう。優しさに漬け込んで発した要望が許容されたようで、施錠し出掛けようとする様子に、彼の所用にそのまま同行していいのか問い掛けそれに了承が返ってきたなら、飼い主とお散歩に出掛ける飼い犬の如く見えない尻尾を振りながら表情を綻ばせるはずで。ひとまず証書とカメラはスクールバッグに収めることにして、彼の後を追うように着いていきながら小首を傾げ )
わあい、ぷちデート!どこに用事ですか?
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( / 素敵な計画内容にひな季共々うきうきです…!思い出の場所巡りも良いですね。スタジオが近場だったか遠かったか覚えてない()のですが、例のカフェで、顔馴染みになっているお姉さん店員にも卒業証書を見せに行くとかして、3人で写真を撮る流れになるとかでも平和空間で好きです…。ということで、お花屋さん・カフェ(・多分道中にも撮ってる)・神社の流れでも大丈夫でしょうか?物足りなければ、カフェで飲み物をテイクアウトした後に公園に寄って、ブランコ乗りつつ飲み物飲んだり写真を撮ったりとかでもエモさがあって良いかなと思っておりますが、もちろん他の案でも大歓迎ですので何かありましたらお聞かせください* )
むしろ来てくれないと困る。
( ガチャリ、と鍵の回る音を確かめ、月と猫のキーホルダーのついたそれを仕舞うと、傍で大人しく待っていた少女を追い越しざま、意味ありげに一瞬の目配せを。そのまま先導した廊下突き当たりのエレベーター前、行き先も知らず無邪気に着いてくる制服姿に追いつかれて「プチすぎるけど…、近くの花屋」と目的地を明かせば、相手が使って以降動いていなかったのだろう、下向き矢印のボタンを押してすぐに両開きのドアは開かれて。「俺も丁度行くとこだったんすよ、水瀬さん…たちの、寮」操作盤の〝1〟を光らせ、階数表示のカウントダウンを眺める間、ついでの述懐は半ば呟くように。反応を求める風でもなく、マンションを出てほんの数分で到着した花屋へ一人で入っていったなら、戻ってきた手中にはピンクのアルストロメリア、紫のスイートピー、白のかすみ草に淡い水色のラッピングが施された花束を抱え。店先でその卒業祝いの花束と、心からの祝辞をあわせて贈って )
…──卒業おめでとう、水瀬さん。
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(/ なんか逆巻いつもスタジオに歩いて来たり帰ったりしてるので、逆巻宅からは恐らく歩いて行ける距離です()カフェのお姉さんと写真撮るのも人懐っこくて愛されるひな季ちゃんらしくてほっこりしますね…。今回イベのメインイベントは過ぎたし、思わぬサプライズもあって既に大満足なので、記念写真スポット探しはおまけ程度に…と思っていたのですが、公園への寄り道が本当にエモだったので、お花屋さん・カフェ・公園・神社でお願いしてもよろしいでしょうか…! )
( むしろ、と意味深に続いた言葉に双眸をぱちり瞬かせつつうきうきと足並み揃え、いつも出掛ける度に何かとデートだと言い張ってはその都度否定されていたけれど、近場であることに意識が取られているのか今回は否定されず、「へ」と蚊の鳴くような小さな声を漏らす。不意打ちをくらった心臓は鼓動を早め、デートって思っていいんだ、と認識しぽわぽわ頬を淡く染めながら「おはなやさん…」と少し上の空で反芻しては。ものの数分で目的地に着き、本当の本当に〝プチだ…〟と若干の悲壮感を漂わせつつ店先で待っていると、可愛らしい色合いで纏められた花束を手にした彼が戻ってくる。〝わ、可愛いお花〟と瞳の奥を煌めかせた自身の前に、その花束が贈られることとなっては「──…っ、え。このお花、わたしに…?」瞠目して驚きが星のように瞳に散り。両手で受け取りながら改めての卒業の祝辞を受け、淡く目元を染める双眸をきゅうっと細めては、貰った花束に劣らない満開の笑みを咲かせながら謝辞を告げ。髪飾りとお揃いの花も入った花束を眺めながら、何度も「かわいい、きれい」と幸せそうに溢し表情綻ばせてはふいに、はっと思い立ったように頭上にびっくりマークを浮かべると早速写真のお願いを、──写真に気持ちは写らないけれど、幸せいっぱいの気持ちは映るだろうから )
わあっ…すっごく嬉しいです!ありがとうございます!──…傑さん傑さん、写真撮るの今がいいです。気持ちまるごと収めたい…!
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( / お返事遅くなってすみません…!
徒歩通勤できる距離羨ましいです() 逆巻さんって身分証明書に免許証は持っている感じでしょうか?いつかレンタカーとかで助手席にひな季を乗らせてみたい…、逆にひな季が免許取りたての時に、横に乗ってもらうのもおもしろそうだなあなんて妄想しております。
既に大満足とは良かったです…!提案も気に入っていただけて嬉しいです、そのように進めさせていただきますね* )
お話の途中ですが…──
ハッピー2ndアニバーサリー!2年目突入おめでとうございます!( クラッカーぱーん! / 昨年同様ゴールドの紙吹雪 / テーブルの上にはポピーのペアグラスとシャンメリーの用意 )
あれからもう1年が経ったなんて、本当にあっという間でした……って、2回目のイベントを行う度に言ってた気がしますね、えへへ。( 過ぎるイベントの数々を見上げるように、ぽつり / はにかみながら頬を掻き )一緒に素敵な時間を創りあげて、ともに日々を過ごすことができて、大好きな気持ちがまた一段と大きくなった一年でした!( 両手の親指と人差し指をくっつけてハートマーク / 周りにもふわふわハート浮かんで / る雰囲気 )尽きない想いをずっとそばで伝えていきたいので、これからもよろしくお願いします。…って、気持ちを込めて。記念日のプレゼントです!( ふにゃりはにかみ笑い / 差し出した白の紙袋の中にはアッシュグレーの化粧箱 / 中には箱の色と同色の、使いやすそうなシンプルなプレートが二人分 / お皿の縁がお花を模しており、それぞれガーベラとローズの形 / カトラリーもセット )
…ます。( 遅れて最後だけ復唱 / クラッカーぱーん! / 卓上には白い薔薇の造花が2本挿さった花瓶 / そこへ3本目をそっと挿して )
──…本当に。楽しい時間はあっという間、って言葉を、ひな季さんといるといつも実感します。2年間も一緒に過ごしてくれてありがとう。( 深い同意を示すように、ゆっくり確かに頷くと / ふっと目元和らげて、ハートマークつん / そのまま内側の形を人差し指でなぞってみて )こちらこそ、ずっと離したくないんで、これからもよろしくお願いします。( 返す思いは考えるより先にまろび出て / 渡されるプレゼントの化粧箱を丁寧な手つきで開けば、一枚ずつ取り出して並べ / しばらく眺めた後にぽつりと感嘆の声 / 例のイヤーカフももちろん耳元に輝いていて )…ひな季さんのプレゼントって、ちょっと怖いくらい毎回趣味ぴったりなんだよな。…これ、どっちが誰のとかあるんすか。
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(/ いえいえ全然…!春の繁忙期対応お疲れさまです。そしてこちらこそ大事な2周年の反応が遅れてしまってすみません…!本編の方は周年記念後にお返事させていただこうかと思っておりますが、背後会話は一足先にここで…。ドライブのイベント、とっても楽しそうですね…!逆巻は本人が必要に迫られて、というより、アクティブな牧さん弟に誘われて高校在学中に免許取得しているような気がします。仕事でも運転する機会はあるでしょうし、ペーパードライバーにはなっていないはず…。遠出の口実を考えつつ、ひな季ちゃんの助手席に乗る日も心待ちにしております…!※蹴り可 )
えへへ…ハートも2周年分ですね──…っ、( 指の内側なぞられると、二つ目のハートができたみたいで / ほわほわ表情緩めていれば / 瞳まんまる! / 〝ずっと離したくない〟なんて、都合の良い聞き間違いだろうか / ひどくときめき鼓動は早まり、頬は熱くて / 空いた両手で頬を押さえつつ )今回もぴったりでしたか、良かった…!これ可愛くて、ひと目見てびびびっときたんですよねっ。一緒に家具選ぶ時とかも喧嘩にならなさそうですよね、わたしたち…──な、なんて…えっと、傑さんはこっち、がいいです。( 気に入ってもらえた様子に安堵の笑み浮かべ / びびび、と頭上に人差し指立ててアンテナ風 / 自然と結婚生活を浮かべ、そのまま口にしてしまうと / 時間差で頬淡く染め、視線ふよ / アンテナにしていた指先を下ろし、ローズを模したお皿を指し示し )
っ……縁を。縁を、離したくないって意味で…。もうひな季さん以外は考えられないから、ずっと此処に──…俺の傍に、居てください。( 相手の反応でようやく失言に気が付き / 小さく息を呑むと、きまり悪そうに視線斜め下 / 弁明を試みるも結局ほとんど意味は変わらず / 動揺のせいか最後には何故か告白の形式に着地して )運命的な出会いって結構そんな感じすよね。悩む間もなくこれだ、って。( 覚えのある感覚に控えめな共感の笑みこぼし / 「優秀」という賛辞を添えて、戯れ程度にカトラリーをひなアンテナに近付けていれば / 飛び出した言葉に瞬きひとつ )…──ん、じゃあこっちが俺ので。( 次の話題へと流されてしまったために、その場では言及することなくローズの皿を手に取り / グラスと合わせて並べ、それぞれセットに / 綺麗に出来上がった食卓を俯瞰して、ふいに「…このセットは特別な日用にする?」 / 仄めかされた結婚生活を暗に肯定するような / しかしそれ以上踏み込むことはなく、お祝いのいちごとチョコのバームクーヘンを開封しだして )
…ぁ、う…──こ、告白みたい…。( かあぁ、と頬は真っ赤に染まり湯気さえ立ちそうで / 彼を直視できず、視線を下げながらぽつり / ジャガード素材のワンピースの裾を、ぎゅ / 「…もちろんです。だってわたしが、そうしたいから」 / どきどきと強く高鳴る心臓は声をも震わせるけれど、芯は強く )そうですそうです、わたし達との出会いと同じ感じでっ。( 正しく!といった様子で更に同意を重ね、異論は認めない勢いだけれど / 結婚生活についての異論はなにもなさげな様子に、含羞の色は濃くなるばかり / 特別な日セットを前に、「そ、ソウシマス」と小さく確かに頷き / バームクーヘンが開封されていくと、ぱ、と瞳を煌めかせ )今回のも美味しそう…!シャンメリーに続いてバームクーヘンも、定番の仲間入りですね。( 増えゆく定番に嬉しそうに声を弾ませ / 見えない尻尾ぱたぱた / 自身はシャンメリーを開栓して、ペアグラスに注ごうか )
…、最後なんか変になった…。( ぼやくように言って / 顔を横方向に逸らし、右手で反対側の首元に触れ / もう何も言わないことが最善なのではと口を噤みかけた矢先に、澄んだ声が届けば / 「…変になった、けど。全部嘘じゃないです」 / 続けてもう一度、小さく〝ぜんぶ〟と繰り返してから )長く関係が続いて、こうして一緒に居るのが当たり前みたいになっても、全然当たり前のことじゃないんだなって。だからそう言ってもらえて本当に幸せだなって、思います。…ました。( 彼女と同じ辺りに視線を落としつつ、いつかのような締め方を / 数拍置いて、視界に映り込むように体の前へ片手差し出し )………、うん……。( 勢い付いた様子に反論しようとするも、びびびっときたのは事実なので認めるしかない人の図 / 言い当てられると照れが勝るのか朱を刷いた顔で観念し / 硬い応答にちらりと隣を窺っては「いま叩いたら食器と同じ音しそうすね、ひな季さん」 / 前に向き直ってこっそりと口元綻ばせ )こっちは年1なんで準定番ってところかな。( バームクーヘンを切り分けて皿に乗せ、シャンメリーの準備も整うと / そこには完璧な特別な日セット / グラスを持って相手側へと傾け、最初に言えなかった祝辞で乾杯を )──ハッピー2ndアニバーサリー、2年目突入おめでとうございます。
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(/ なんだかやたらと長くなってしまってすみません…!適宜お蹴りください◎ )
ぜんぜんっ、変じゃないです…──むしろわたしの心臓の方が、どきどきしすぎて変になっちゃいそうでした…っ。( 首を横にふるふる / 高鳴る胸の上に両手を重ねるように添えつつ、へにゃり笑って / 本物の告白だったなら、この心臓は耐えられるだろうか / 続く彼の言葉にそっと耳を傾ければ、指の先までじんわり多幸感が広がるようで )…わたしも、幸せを噛み締めてます。当たり前じゃないこの一分一秒、一緒にいられることに感謝していきたいと思います。…ました。( 言い覚えも聞き覚えもある締め方に、ふふ、と笑みが溢れ / 幸せそうにまなじり下げ / 差し出される彼の手を包むように掬うと、手の甲に柔く唇を触れさせて / 「これは、感謝のしるしです…なんて」 / 羞恥心で頬ぽぽ )しょっ…!?──…っふ、あははっ!良い音鳴りそうですけど、優しく扱ってくださいねっ。( ふいの揶揄いに衝撃マーク浮かべるも / 脳内再生される、食器音が鳴る図 / ついふき出してはころころ鈴が転がるように笑って / すっかり解れて、くすくす )おめでとうございますっ!( 準定番の嬉しい響きに、見えない尻尾ぱたぱた / 次は抹茶味かなあなんて予想立てつつ、今から楽しみで / 特別な日セットが整い気分も更に高揚しては / ポピーのグラスを持ち上げ、カチンと澄んだ音を響かせ乾杯! )
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( / 頭の中では「はーい!」って了解してたのに、つい筆が乗ってしまって蹴れておりません!お好きにご割愛ください…!◎ )
…、じゃあやっぱり変だったんすよ。さっきのは忘れてください。…本当は言うつもりなかったんで。( 相手の告白にちらと瞳だけ戻すも、そわりと落ち着かぬ心地がしてまたすぐ逸らし / と同時に腕も元の肩の真下へ / 一連の失策を取り消そうとする反面、最後の一言だけは口を滑らせたわけではなく / しかし言及されたとしてもただ秘密めいた微笑みを返すだけだろうか / 〆可 )──…今度はそっちなんすね。( 手の甲に柔らかな感触があれば、言い回しも相俟って思い出される文化祭の夕暮れ / 僅かに目を見開き、視線はしるしの位置 / それから赤く染まった顔へと上って、一瞬頬に / ぽつとこぼれた呟きには種々の感情が見え隠れして )…もちろんです。だって俺が、そうしたいから。( 笑い声につられるようにふっと優しく息洩らすと / 冗談混じりに彼女の台詞をなぞり / 続けて「世界一優しくします」と真似っこコンボ / 乾杯の音を合図にシャンメリーに口をつけ / バームクーヘンにもフォークを差し入れて / いちご風味を味わいつつ、時間差で湧いた興味を今さら尋ね )…モチーフの花分けたのって何か理由あるんすか?
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(/ お返事お待たせしました…!いつもながら温かなお心遣いをありがとうございます…、ちょっと風邪っぽかったのですが回復しました◎ そして此方もどこかで短くしようと思っているうちに書き上がっておりました!※蹴り推奨 )
それは無理なお願いですねぇ…だってさっきの言葉はもう、わたしのものですからっ。( 顎に人差し指を添え / んん、と困った素振りをすると / 悪戯げに笑みを浮かべながら自分の、と主張してみせるだろうか / 〆 )えへへ…頬にした時ほどじゃないですけど、やっぱり照れますね…!( 含羞の色に染まる両頬を手のひらで包みながら、あせマーク / きゃ / 「…もしかして傑さんも、照れましたか」 / 手で隠れてはいるけれど、染まる顔見上げては珍しげに見つめ )そんなの、世界一浮かれちゃいそう…。( 彼が言えば同じ言葉でもなんだか甘く、きゅーん…とときめく胸 / 蕩けるように表情緩ませながら、ぽつり / フォークでひと口分に切り分けたバームクーヘンを口に運べば、いっそうその頬は緩み / 片頬を押さえながら「おいしいです…!」、もぐごくん / 問い掛けにはどこか誇らしげ且つ当然のように )…ん、はい。やっぱり薔薇といえば〝愛〟なので…!わたしから傑さんに贈るのにぴったりだなあって。
…、頬にされた時ほどじゃないけど。( ふいに此方へ矛先が向けられ、虚を衝かれたように小さく「ぇ」 / そんなに顔に出ていただろうかと若干目の焦点ずらし / 思案するような素振りの後、言葉を借りて遠回しに心揺られたことを肯定しては / 眼前にあった手を取って、甲へそっと唇押し当て / 再現に対して同意を求めるかのごとく「ね」 / 相手に〝頬にされた時〟がないことは失念していて )こんなことで──…( 浮かれなくても、と言いかけてやめ / こんなことで世界一浮かれてしまう彼女だからこそ愛おしく / 代わりにぽふ、と優しく頭に手のひら乗せ / おいしい顔には「良かった。3年先までは考えてあるんで」と目元緩ませて / 疑問に堂々とした答えが返ると、「…去年も言った気がするけど」と前置きしてから / 薔薇をあしらった皿の縁を指先で撫でつつ、改めて主語を欠いた決意表明を )…大事にします。一生傷のひとつもつかないくらい。…ひな季さんのガーベラは?
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(/ またもや大幅に遅れてすみません…!体調管理がなってなくて面目ないばかりです…。一言お詫びをお伝えしたかっただけですので、こちらお蹴りください。 )
──…っ、はわ、…う、うん…?( 多少なり心揺さぶることができたと知れば、黒目がちな瞳に煌めき灯すけれど / ふいに行われた再現行為に双眸ぱち、小さな「ぇ」 / ぶわ、と頬はみるみるうちに真っ赤に染まり / 唇の感触が忘れられない手の甲に、反対側の手を添えつつ / 瞳ぐるぐるしながら同調 )3年先…!その中に抹茶味とか、おいもとかバターとかかぼちゃとかあると嬉しいです!( ぽふり撫で受けては、きゅんっと小さく胸は高鳴り / ぽぽんとハートマークが生産されるはずで / 気が付けば3年分以上の願望を、無邪気に口に / しかしお皿に対して〝一生〟なんて言葉が使われると、嬉しくて、擽ったくて / 肩を竦めながらふわふわ微笑んで )…ガーベラは、前向きだとか…常に前進とか、そんな意味があります。傑さんのことをずっと大好きで、絶対にわたしのことを夢中にさせるぞーって気持ちの、…決意表明?( はにかみながら小首こて )
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( / 早朝に寝惚け返信してしまったため返しづらかったのかorもしかしたらぶり返して体調崩してるのかなと心配しておりました~…;お返事いただけてほっとしました、ありがとうございます。でもでも、体調が万全になるまでお休みいただいて大丈夫なので、どうか本当にご無理なさらず…!ごはんしっかり食べて(重要)、しっかり寝てください!背後様が元気なことが何よりなので、ご自愛ください。たっぷりと。 / 本文も背後会話もお好きに蹴り・ご割愛ください!ちなみにこちらは花粉症以外とっても元気です!! )
うん…?( 混乱してどっちつかずになる返答を揶揄うように、嫌味のない笑み混じりの反芻 / 「もしかしなくても照れてる」と見たままを付け足すと / 感謝のしるしをつけあった甲同士をこつんと触れ合わせ / 「当たり前じゃないこの一分一秒、一緒にいられることに感謝して──…末永くよろしくお願いします」 / 〆 or 〆可 )6年先まで増えた…。( ハートも先の話も、ひとつ為せば倍以上になって返ってくる様に瞬き / あまりのスピード感に呆然と / バームクーヘンのバリエーションにおいもとバターとかぼちゃが追加されました! / 相手からもガーベラが選ばれた理由とともに決意表明がなされれば / 自分が薔薇のプレートを贈るようにしたらお揃いにできたのに、という空想めいた思い付きは密かに引っ込め / 挑戦的ながら温かみのこもった視線を投げ掛けて )へぇ…花容が太陽っぽいのもあって、ほんと、ひな季さんのためにあるような花すね。…俺忘れないし、忘れさせないすからね、その決意表明。
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(/ そうですよね…!?ご不安な思いをおかけして本当にごめんなさい…今回のことで身に染みたので、ごはんもりもり食べます;; 花粉症ではないので花粉症の辛さは分かりかねるのですが、もれなく辛いと聞くので背後様もたっぷりとご自愛くださいね…!温かなお言葉とお心遣いの数々、深謝申し上げます…!※蹴り推奨 )
てっ…照れましたもちろん!…照れるに決まってる…。( 揶揄うような笑みも漏れなく好きで、ずきゅん!と心撃ち抜かれ / 素直に打ち明けながら双眸むぎゅ / 続けて弱々しくぽつり / 重なる行為に耳朶まで染めながら「こちらこそ、末永くよろしくお願いします」 / 〆 )ひとつ被ってたみたいですね!来年は何味がやってくるんでしょう…再来年もその次も、楽しみです。( ずっと先まで尽きない楽しみに心弾ませ、ぽかぽか温かく / 無邪気に八重歯覗かせながら笑って / 〆or〆可 )あ、確かに言われてみれば太陽っぽい…!えへへ…、忘れるわけないじゃないですか。わたしの中、傑さんでいっぱいだもん。( 双眸ぱち / 自分のためにと言われては擽ったそうにはにかんで / いっそうお皿に愛着湧き、縁を指でなぞり / 先の〝離したくない〟が頭を過れば / じわり目元染めつつ、ふにゃりと柔和に笑み )
せっかくなら籤でも作るすか。追加のリクエストもいつでも。( 伝播する期待感にあてられたように膨らむ想像 / 「楽しみすね」と穏やかに応えつつ / 彼女が笑ってくれるなら、本当は味なんて何でも良くて / 〆 )……、…ん。…ひな季さんは今日もひな季さんすね。そういうところが──…( 発破をかけたつもりが屈託のない好意が返り、微かな瞠目 / 目元を淡く染め、視線を横に逸らし、洩らしたたった一音は不意打ちに対応できなかったが故の素っ気なさで / それから小さく息吐き出すと、観念したような薄い笑み浮かべ / けれど続く言葉は胸中に秘めたまま / もしその先を尋ねられたなら、その頃にはもう普段のすんとした真顔で / 「ご想像にお任せします」とだけ答えるだろうか )
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(/ 上記のお返事は任意です◎
改めまして、背後からも2周年おめでとうございます…!そして、2年間もご縁を繋いでいただきありがとうございます…!此方が至らないばかりにご迷惑をお掛けすることも多々ありますが、いつも心から楽しい交流をさせていただいています。それもこれも全部背後様とひな季ちゃんのおかげで、再三言っていますがお相手が貴女で良かった、と思わずにはいられません。出会ってから今日まで感謝しきりです…。そして素敵なプレートの記念品もありがとうございました!センスの良さといいモチーフ選びの理由といい、心の中で拍手が止まりませんでした。いつかあのお皿でハンバーグプレート食べてほしい…。食卓にお花が増えていくのもなんだか嬉しくて、ずーっとにこにこしてました。これからも何卒よろしくお願い致します…!※お返事をいただいてからエイプリルフールまでに時間が空きそうであれば、次イベに入る前に本編のお返事を置かせていただきますね…! )
?──…え、普通そこで言葉止めます…?気になるじゃないですかっ、なんて言おうとしたんですか…!( きょと、と小首を傾げ / 自分は自分なのだから自分でしかないだろう、なんて思考の沼に陥ったところで / 半端に言葉切られ小さな衝撃マーク / 双眸をぎゅむ / 「可愛いとか好きとか、都合良い言葉で埋めちゃいますからね!」 / 冗談ぽく片頬をぷくと膨らませながら、自己解釈で済ますことを宣言 / あながち間違いではないのかもしれない )
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( / 気になってそわそわモードのひな季、ポメでいうと多分ぐるぐるして足タンッて着いてると思います…()こちらで〆にさせていただきました!
こちらこそ、2周年おめでとうございますとありがとうの気持ちでいっぱいです…!ご迷惑だと思ったことなんてありません。私と毎日感謝の想いで推し活に励まさせていただいております。おかげさまで新芽の背後は、たっぷりの栄養をいただいてすくすく成長中です* 何度も何度も、私で良かったと言ってくださって本当に温かく嬉しい気持ちでいっぱいです。私も貴女様で良かったですし、これからも貴女様以外考えられません*
記念品の感想もありがとうございます…!ハンバーグプレートいいですね、ハンバーグの上にお花の形の目玉焼き乗せててほしい…。最後にもうひとつ、背後からの記念ファンアートを失礼します。こちらこそ、これからも何卒よろしくお願い致します* / 本編のお返事につきまして了解です◎ )
https://tadaup.jp/6c6825909.png
>>2892
水瀬さんも可愛いすね。今日、…髪。
( 彼女の頼みに自身の用事を割り込ませたのは、背景がマンションでは卒業の感慨に欠けるだろうという配慮と、最後の制服姿なら字義通り花を添えたいという拘りから。柔らかなパステルカラーの花束は思った通り晴れやかな笑みによく似合って、贈ってすぐにツーショットの要望があれば、「ここでいいんすか?」とは言いつつ店主に撮影を頼むため花屋へと舞い戻り。快諾を得て出る青空の下、しきりに腕の中へ賛辞をかけていた少女への反応として式典仕様のヘアアレンジに触れるも、時間差のせいで話が繋がっていると思っているのは恐らく此方だけで。言うだけ言ってカメラの方へと向き直ると、少しして、合図と共にシャッターが切られる。印刷されて出来上がった写真に写るのは、店先に並ぶ生花たちの祝福と、ふわふわ微笑む幸せそうな表情と──そこに注がれる隣からの眼差し。写真に気持ちは写らない、けれど、切り取られた長方形には存外この場の〝気持ちまるごと〟が収められていて。もし目線の意図を尋ねられたなら「…カメラ目線、苦手で」と半分本当で半分嘘になる言い訳でお茶を濁し、確認を丸投げした主役の顔を横から覗き込むか )
…、お願い完了?
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(/ なんでなんでってぐるぐるするポメの姿が容易に想像できるひな季ちゃん、最後の最後まで愛らしさの塊で頬っぺたが…戻らなくなりました…()
嬉しいお言葉の連続とぴかぴかの新芽報告にもほっこりしつつ、これ以上重ねると際限がなくなってしまうので、心のショーケースに大事に保管させていただきました* お花の形の目玉焼きも可愛すぎて、ハンバーグプレートはそれで想像しておきます…!
そしてもうここまでで十分すぎる幸せに浸っていたのですが、更なるプレゼントに興奮が止まりません…本当にちょっと動悸が…。昨年に引き続き記念絵、ありがとうございます…!幸福感に満ち溢れてて、全部が綺麗で、ここが天国かな…?ってなりました。毎度パワーアップするクオリティは言わずもがな、二人の親密度も増し増しで、一緒に過ごしてきた時間の長さを感じられてとっっっても良いです…。逆巻が好きな人にしか見せなさそうな表情してる~~!って一人でカプ厨しながら騒いでました。イヤーカフやネックレスまで丁寧に描いてくださって…、お顔の美形度にもどんどん磨きがかかるし、ひな季ちゃんなんかもう女神さまですこんなの。ムーランフリルっぽい…?花冠も、髪のハイライトが丸ときらきらなのも、「2nd anniversary」のフォントと背景も可愛くて、きっとたくさんたくさんこだわって作っていただいたんだろうなって、愛を感じてしばらくずっと眺めてました…本当にありがとうございます。余談ですが、丁度ロルで髪可愛いって書いたところだったので、素敵イラストで本物を拝めて一層実感がこもりました(!)
また、実は此方も記念日に合わせて共有したいものがあったのですが、用意が間に合っていなくて…。目処がついたらご報告させていただきます…!※蹴り、割愛可 )
…──さん、ひな季さん。( スタジオからの帰路を顧客兼想い人と並んで歩く道すがら / 彼女の様子の変化に目敏く気付き、そっと顔を覗き込みつつ本名で呼びかけ / それによって黒目がちな瞳と視線が交わったなら、じっと捉えて離さないまま / 気を引くように尋ね )どうしたんすか、ぼんやりして。俺より大事な考え事?
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(/ 日付が変わりましたので、エイプリルフール逆巻、置いておきます。方向性やシチュエーション等々、ご要望があればご遠慮なくお伝えください◎ )
( 想い人の声が遠くで響いてる、と思ったのと同時 / 目の前が明るくなった感覚に双眸ぱち )──…あ、えっ…?す、すみません、そんなことは…?( よく知る背景に、ふいに彼の顔が視界に飛び込んでくると / きょとん、あたふた / 〝なに考えてたっけ…?〟何をしてたかも思い出せず / 先に視線を外しては、不思議そうにきょろきょろと辺りを見回し )…あの、わたしたち何してましたっけ…?
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( / 嬉しいお言葉に可愛らしい反応まで、こちらもほっぺがゆるゆる状態になりつつ…記念ファンアートには更にたっぷりと素敵な反応をいただきまして、ここも天国です(?)
表情もこだわって描いたのでそれが伝わってとっても嬉しくて…!ひな季を描くのは簡単ですが、逆巻さんが難しくていつも苦戦しているので、描写したい逆巻さん像に漸く技量が近くまで…といってもまだ遠いのですが、やっと来られた感があります。花冠については、ムーランフリルは細かすぎて描けないと思って雰囲気だけ寄せたなにかのお花()なのですが、気持ちが伝わってよかったです…!背後様の洞察力パーフェクトすぎます◎
愛はもちろんたっぷり詰め込みました!それに負けないくらいの愛ある反応、本当に嬉しくて…やっぱりここは天国でした…。と、思っていたところに背後様からも共有したいものがあるとのことで、えーっ!て声出ました(うるさい) 何でしょうか、とってもわくわくしてホワイトデー前のひな季状態です。楽しみにしておりますね…!
本編のお返事は作成中でして、キリ良くエイプリルフールイベントが終わってから上げようかと考えていますので、少々お待ちくださいませ*
上記蹴り可です◎
それにしてもエイプリルフール逆巻さん…良ッ…初っ端から悶えています。夢の中で「???」状態なひな季を翻弄して遊んでもらえたらなと思いますが、具体的なシチュエーションまでは浮かんでおらず…!流されそうになったところで起きて夢オチでした~なので、キス寸前とかで終わったなら、起きた後のお仕事場で目合わせられなさそうで不憫な逆巻さんが出来上がっておもしろ可愛いなあ、くらいです…! )
…何って、( 少し屈めていた上体を緩やかに起こすと / 意表を突かれたように目ぱち、不審げにぽつり / 「仕事終わり…デート?」 / 実際にはただ一緒に帰っていただけだけれど、後ろに自身の認識を繋げ )──…なんで、余所ばっか見てないで、今は集中してください。俺に。( 周囲を見回す彼女の腕を、一歩近付ける程度に引き / 暫し真剣な瞳で見つめるも / やはり様子がおかしいのが気掛かりなのか、眼差しがふいに弛んで / 顔にかかる髪を指の甲でさら…と払いながら )今日の仕事、大変だったんすか。すげぇ疲れ溜まってたり、する?
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(/ 絵師様の解説を聞きながらイラストが見られるの、美術館のような贅沢さがありますね…。最初のポメ季ちゃんぐるぐるGIFから背後以上の解像度で「逆巻だ…!?」となっていましたが、そこまでこだわってくださっていたとは…愚息がお手数をおかけします…。本当に何度見ても心が浄化されるので、〝見たら幸せになる絵〟とかで広めたい気持ちです。当カメラロールで大事に保管させていただきます…!と、此方の共有物は完成がいつになるか分からなくて不甲斐ない限りですが、頭の片隅にでも置いておいていただけると幸いです…!
わ、イメージと乖離なくてほっとしました…!ではではこの感じで進めさせていただきますね◎ 私も全然ふわふわっとしているので、好きなように展開させて、キス寸前で終わらせましょう…!また何かあればご相談させていただきますね。背後様もいつでもお気軽にお呼びください* ※全文蹴り可 )
でっ、…デート!?( 衝撃マーク浮かべながら瞳まあるく、頬ぽっと染め / 最初の一音こそ大きいものの、続く単語は周りを気にして声を潜め / 頭の中は〝いいの?〟とか〝自分が言い出して話を合わせてくれてるのかも〟とか / 腕を引かれ、ふいに縮まる距離に心臓は単純にもときめいて「…は、はい」 / 夢独特の曖昧な解釈で受け入れてしまい )全然!疲れてないです、むしろバフが掛かってるような…!( 淡く染まる頬が晒され、瞳をそわり / もちろん仕事した感覚なんてないので、全快状態 / 手のひらを左右に振りながら否定を )
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( / 絵師なんてほどではないですし、全然お手数じゃないです…!癖のかたまりで、好きがいっぱい詰まった息子様ですので苦戦の時間も楽しませていただいております。本当にめいっぱいの嬉しい反応ありがとうございました…!
共有物につきまして、もちろんいつになっても大丈夫です。首を長くしてお待ちしてますね*
ひな季より先に、背後がめろめろの反応をしてしまってお恥ずかしいです…。ありがとうございます、また何かあればお声掛けさせていただきます。引き続きよろしくお願いします* / 蹴り推奨です◎ )
──……、…本当にめちゃくちゃ顔色良いな。( 空元気かと訝しんで先程より注意深く観察するも / どこからどう見てもぴかぴかの肌ツヤ / 神妙な面持ちでぽつりと洩らし / それから安堵に目元和らげて、愛おしげに髪撫で / 「可愛さにもバフ掛かってる」 )…あ、そこのコンビニ、お菓子の新商品出てるんすよ。( ふっと顔を上げた先、なぜかすぐそこにさっきまで無かったコンビニが出現しており / けれども違和感を抱く様子もなく、彼女を誘って )寄ってく?
──…っ、そ、そうですか……?( 愛おしげな眼差しが、指先が自身を撫でれば / 不思議な感覚に、瞳ゆら / ぽわぽわと頬を染めつつも、小さな戸惑いを抱えて )え!それ聞いたら寄るしかないですよ!どんなお菓子かなあ~…!( 突如現れたコンビニも、夢の世界ならすんなり受け入れて / 新商品に惹かれては瞳煌めかせ / 当然、寄る一択で彼の腕を引いて嬉々としてコンビニへ向かうはずで / 尻尾ぶんぶん / 見えないかもしれないし、幻影として映るかもしれない )
どんなのすかね。( 答えつつ、大人しく腕を引かれてコンビニへ / しかし自動ドアをくぐると同時に、今度は此方から相手の手をつかみ / するりと指絡ませ、ぎゅ / おそらく少女の感覚では〝いつの間にか〟握る側と握られる側が逆転していて / そのまま店内で新商品を探し歩き )…あ、ひな季さん、これじゃないすか?( 空いた方の手に取るのはチョコレート菓子 / 喫茶店がテーマの新商品らしく、ロイヤルミルクティー味・プリン味と銘打たれ / パッケージから顔を上げ、隣を振り返り )
わ~、絶対おいしいやつ!( 自然に逆転した握られる側は、違和感のないまま店内を共に歩いて / 彼が手に取ったパッケージを隣からひょこりと覗き見ては / 瞳きらきら / そのまま顔を上げればちょうど彼と視線が絡み / 少し近くて、頬をほわりと染め / 視線をお菓子へ戻しつつ )味が2種類あるんですね、…一緒に食べ比べしませんか?
する。( 新商品探しに向いていた注意も、視線が絡めば一瞬で奪われ / 彼女からの提案に迷う間もなく賛同 / 磁石が引き寄せられるように頭同士をこつんと合わせ / 改めて答える台詞に滲む喜色は、顔を上げずとも声だけで伝わるだろうか )ひな季さんと一緒に食べたい。
やったあ、…──っ!( 声を弾ませては、頭がこつんと合わさって / 心音はどっきん!と高鳴りながらも、体はぴしっと硬直 / じんわり頬を染めつつ、動けないまま / こそこそと小声で )…す、傑さん?あの、コンビニの中だけど、外だし、誰かに見られたりしたら…!( 甘えんぼみたいな彼が可愛くて、嬉しいけれど / あたふたとアイドルとしての葛藤に、つい手にぎゅっと軽く力こもれば / あれ、でも手繋いでるな…? / 繋いだ手元を確認するように少しだけ上げて )
…、見られたりしたら?( 体勢は変えぬまま、ちらりと目だけ寄越して心配事に耳を貸していれば / 持ち上げられた手元に視線落とし / そこには当然恋人繋ぎした手が / 先を促すように相手の言葉を繰り返した、すぐ後 / 顔の高さまで更に繋いだ手を持ち上げたなら / 他者の目など全く気にならないといった風に、その奥から彼女の瞳をまっすぐに見つめて )何て説明するんすか、俺のこと。
え、…っ!?( いつもは自身以上に警戒をする彼なのに / ふわふわ泳がせていた視線がきょとんとしては、彼の顔へ / 直後、持ち上げられた繋いだ手に驚いて視線引き寄せられ / 反射的に手のひらを上から被せては、勢いのまま下へ降ろし )そ、それはっ…──どうしよ、大好きな人しか、いま、思い浮かばない…っ。( 普段の慎重な彼を知ってるからこそ、思わぬ緊急事態に戸惑って / おろおろ / 赤く染まった頬を隠すように、空いた手の甲を顔に押し当て / けれど染まる耳までは隠せなくて / 視線はお菓子の並ぶ陳列棚に逃がし )
…──俺も、多分そう答えます。( 押さえ込まれる恋人繋ぎを物言いたげに見送ったのも束の間 / 耳まで染めた彼女の口から欲しかった言葉が紡がれると、ころりと機嫌直し / 耳打ちするような声量で、周知の事実かのように同じ想いを口にして / それから陳列棚へ手を伸ばし二種の新商品を掴めば / 漸く指を解いて「待ってて。買ってくる」と言い置きレジへ )
…お待たせしました。( 数秒後、手に持つトレイには今しがた買ったはずのチョコレート菓子が盛られた皿が乗り / 服はカフェ店員の制服 / 品物を運ぶソファ席には客の少女が待っているだろうか )
おれも、って、え…っ。( 驚いて瞬く瞳には、いくつか星がちかちか散りばめられ / ばくん、と大きく高鳴る鼓動 / レジ向かう背中を見届けては / 混乱を押さえ込もうと、頬を両手で包み込みながら双眸ぎゅむ )
──…っ、?…わっ、傑さんかっこいい…!( 次いで、ふと双眸開けた時にはカフェ店員姿の彼 / ソファに座り両手の指を組み合わせながら、表情ぱあっ / 不思議とすんなり状況受け入れて / 見惚れるように、ほわほわ )
…どっちからにする?( 皿をテーブルに置いては、受けた賛辞に軽い微笑みで応え / そのまま通路──彼女から見て角を挟んだ斜め前の位置に膝をつき、腕は自然に天板の上へ乗せて / 目線で味ごとに分けて盛られたチョコレート菓子を示したのに対し / 相手がいずれかを選んだなら、それを一つ摘んで口元へと運び )
えっと、…ロイヤルミルクティー味!( 膝つく姿に、隣に座らないのかなあなんて / 少し残念そうに一瞬双眸下ろすと / 問い掛けにはほとんど迷いなく、より甘く濃厚そうなプリン味は後回しに / 口元へ寄せられたそれを、数瞬恥じらい視線ふよよ / ひとまずは隣をぽんぽんと叩いて )隣、座らないんですか?
…、人目はもういいんすか?( 受け取られないチョコレート菓子は宙に浮いたまま / 隣への誘いに、質問に質問で返して / とはいえ店内には不自然なほど誰の姿もなく / 客も店員も他に見当たらず二人きり / ずっと持っているわけにもいかないので、宙ぶらりんのミルクティー味は仕方なく自身の口へ )
隣に座るくらいなら大丈夫だもん、たぶん…。( 直前までそばにいたから、ちょっとの距離感が少し寂しいような / 身を乗り出して手を伸ばし / 彼の服の裾をくい、と小さく引き / いつの間にか二人きりになった空間を主張 / それから「チョコ、おいしかったですか?」と小首を傾げ )…今、誰もいないみたいですし。
俺にとっては全然〝くらい〟じゃないけど──…ひな季さんがそう言うなら。( 恋心を仄めかしつつも、裾を引かれては素直に腰上げ / 数秒後ゆったりと彼女の隣に着地 / ふっと視線交わらせると、どこまでが〝大丈夫〟なのか試すように小指を絡ませ / 本来の目的である問い掛けには「ひな季さんばっか見てて味気にしてなかった」と真率に答えて / 自分で確かめて、とでも言いたげに再び相手の口元へミルクティー味のチョコレートを運び )
──…、あまい…。( 偶然重なったのかと思った小指は、たしかに絡んで / どきどきと高鳴る心音感じつつ、頬淡く染め / 手を引くことも絡め返すこともできずに / 再び口元に運ばれたチョコに漸く口を開き、ぱく / 口の中に広がる甘み以上に、彼の言動の方が甘いような / 夢の中だから、そんな気がするくらいの味覚 / 唇に指先添えながらどっちの意味も含めて、ぽつり )
好き?( 窺いたいのはどちらへの反応か、眼差しで顔の上を探りつつ / 簡素な一言で新商品への評価を問うて / 注意はずっと表情から揺らがない一方、視線を向けない座面付近では掬い上げるように相手の手を取り / 押し開いて浅く指絡め )
──…うん、好き、です…。( チョコに対しての問いだとわかっているのに、やっぱりどきどき / メイク以外でこんなにも視線注がれると、視線そわそわ / 絡む指先に驚いて、指先小さく跳ね / 心臓はもうちょっと跳ねてて / 漸く窺うように視線を合わせれば、そっと小首傾げ / 頬は赤く滲ませ )す、傑さん…っ?
良かった。( 答えを聞くと言葉通り純粋に口元綻ばせ / ちらりともう一種に目を遣るけれど / ほんのりと色付いた顔が向けられて、瞳に自身が映れば / 徐に浅く捕らえた手を持ち上げ、指先に唇を寄せ / 意図を知りたがるような気配には敢えて気付かない振りをしたまま / 気まぐれに続けて問い )俺とどっちが好き?
( ちょっとしたことで笑ってくれる彼も愛おしくて / 容易く、きゅんと胸高鳴り / 唇が触れた指先や、頬はぽわぽわ熱を持ち / きっと止めなきゃいけないのに、夢の中では曖昧になる中で )──…ふふ、へんな質問。( 肩の力抜けたように、眉尻を下げながらくすくす / 柔らかくはにかみながら、絡められた指先をきゅっと握り返し )傑さんのこと、他に比べようがないくらい好きです。…大好き。
…──俺もひな季さんが好き。( 溢れだす喜びに委ねて破顔した表情は柔らかく / 同時に転び出た告白は直球そのもので / 髪の上から耳に口づけ、遠い方の頬に手添えると / 親指で目尻の辺りを優しく撫で、メイクの際と同じ言葉を / もし彼女がそれに従ったなら、下ろした瞼の向こうに近づく気配が感じられるだろうか )…目、閉じて。
~~っ…!( ずっと欲しかった言葉に、喜驚で瞳ゆら / 瞬くのも声を出すのも忘れるほど / 触れた耳側の瞼を擽ったそうに、きゅ…と細め / それから双眸ぱちぱち / ふわふわきらきらとした心地が、理性なんて曖昧にすると / ゆったり双眸を伏せ ──… )
( ピピピ、と鳴り響くのはお仕事前を知らせるアラーム音 / 目ぱち!と開ければ見慣れた天井 / 身体を起こして見回せば、見慣れたお部屋 / 待機時間にソファで仮眠を取ったんだった… )はっ……!ゆ、夢…。……、わたしなんて夢を…っ!( 夢とわかれば、頬をじわじわ染め上げ / 両頬包むように手のひら添えながら、あう / この後に待つ仕事では、ろくに視線を合わせられやしないだろう )
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( / とってもあま巻さんで、あまりのメロさに終始きゅんきゅんと胸ときめいておりました。ぐいぐい来る逆巻さんの破壊力といったら…!エイプリルフールって最高のイベントだったんだ、知らなかった…。これで〆でも、続けていただいてもどちらでも構いません◎ )
(/ 続けるとまた長引かせてしまいそうなので、あとは想像補完させていただきますね◎ 無敵逆巻を好き勝手動かせて、ときめくひな季ちゃんにときめいて、同じく最高のエイプリルフールでした…!戸惑うのも大好きしか出てこないのも、寂しくなっちゃうのも流されちゃうのも可愛くて、普段は堪えているぶんノー理性で乗せられるまま迫れてとっても楽しかったです…。素敵な4/1の夢をありがとうございました* )
( / ひたすら私得なだけでは…と危惧しておりましたが、ときめいていただけて良かったです…!ノー理性な逆巻さんと絡ませることができてこちらも楽しかったです、こちらこそ、素敵な夢をありがとうございました*
それではお待たせしております、卒業式イベントのお返事を下記に置いておきますね。引き続きよろしくお願い致します! / 蹴り可です◎ )
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>>2908
傑さん、これ──…可愛くて見惚れちゃいましたか。
( 花束に夢中になっていれば唐突に〝可愛い〟と褒め受け、「…ふぇ、」とじわりと頬に淡い紅を滲ませながら、喫驚で唇にほのかな隙間を開ける。すぐにそれが髪型のことだと理解すると、当然話が繋がってるだなんて思わなくて、なんで急に…!と心臓はどきどきと高鳴って。けれど戸惑いよりやっぱり嬉しさの方が勝るようで、えへへ、と最終的には幸せそうにはにかんだ表情に着地したなら、ほどなくして撮影の合図を掛けられる。店主からカメラと写真を受け取り、やがて浮かび上がってきた祝福を切り取った一枚に写っているのは、アイドルとして映りのプロ意識を欠いた表情なれど、空と花と好きな人から祝福を受けた幸せいっぱいの少女と──少女の方向を見つめる彼の姿。どき、と心音を小さく跳ねさせ、冗談ぽく小首を傾げながら問い掛けると、彼の返答にそれならばと「じゃあ、ずっとわたしのこと見てていいですからねっ」なんて表情を緩ませて。それから〝お願い〟の完遂を窺う彼に双眸をぱちりと瞬かせれば、次第にきらきらと瞳に光を取り込みながら強欲にも未完を告げ。それに了承を得られたなら、写真が折れないように鞄の中のファイルへとしまって、お花屋さんの店主に明るく礼を告げてから早速カフェへと向かうだろうか )
ま、まだっ…!もっと撮りたいです!──…あっ、このままカフェに寄ってもいいですか?あそこのスタッフのお姉さんにも卒業報告したいですっ。
──…ん、やっぱりこのまま解散じゃプチすぎるすよね。
( 当初の予定は寮まで花束を届けに行くのみだったものの、一度こうして時間を共にする機会を得ると欲が出てしまうもので。撮影時の目線先として許可を出された際には「…どうも」と更に気まずそうにしていた割に、まだインスタントカメラの活躍の場があると知った顔はほっと安堵したような、無防備な嬉しさを滲ませ。希望の方向へと事が運んだことで、まだ一緒に居たかった思いと少なからずデートの認識があることをうっかり暴露しつつ、そしてそれに気が付かないまま、軽く頭を下げて花屋を後に。幸いにも今日ばかりは日付と制服と花束のおかげで、外を出歩いても父兄のようにしか受け取られないだろう。「あそこのカフェの人とそんなに親交あったんすか」なんて会話を交わしながらお馴染みのコーヒーショップに辿り着けば、目的の相手も例に漏れず少女の姿で何かを察したようで、此方を認めるなりぱっと表情を輝かせ )
…っ、わあい、デート!
( 彼の返答に〝デート〟というニュアンスがほのかに、でも確かに混じっている気がして、まるい瞳で彼を見つめたまま一瞬息を呑むと、どきどきと胸は高鳴り、ほわ、と頬を淡く染めながら「ですよね!」と無邪気に笑ってみせて。今日は高校卒業という晴れ舞台だから、わたしに合わせて甘やかしてくれるのかはわからないけれど、幾分が柔らかくも感じる雰囲気と相俟ってつい浮かれてきてしまう。そうして、デートだと弾んだ声音と足取りで向かいながら、早く現場に着いた時や、仕事後に課題を仕上げるのに時間を潰すようになったうちにお店のお姉さんと仲良くなったのだと明かしつつ、足取り弾ませカフェに着けば、明るく出迎えてくれたお姉さんに「卒業しました~っ!」と朗らかに報告しては、きゃっきゃと抱き合いつつ彼に貰った花束を見せたなら『ひなちゃんにすごく似合ってる、かわいい~!』と華やかに少々の雑談していると。施されたメイクレシピについて時折聞かれることがあるのと、語る節々に〝好き〟の気持ちが溢れているせいか、『もしかして担当のヘアメイクさん?』と、にまにま聞かれ。彼女の中では、たまに利用するお洒落な人くらいの認識だった彼が、明確に線と点が繋がった瞬間である。晴れやかな笑みでそれを認めたなら、『ひなちゃんを間にいれて、3人で撮りましょ!』とにししと歯を見せ明朗に提案し、彼がそれに承諾したなら3人での写真撮影後に、卒業祝いにと二人分のドリンクをサービスしてくれるはずで。もしも彼が写真撮影に遠慮したとしても、一生に一度の記念だからと二人から言いくるめられるだろうか )
…それ俺いるんすか。
( アイドルの求心力はさすがと言うべきか、入店早々女性スタッフに歓迎され、直前に聞いていた通りの打ち解け方を目の当たりにしては、周囲の眼差しもちらほらと集める彼女達の傍でぽつんと所在なさげに佇み。そこへ掛かったスリーショットの誘いについ愛想のない返答をしてしまったのは、蚊帳の外に置かれていじけていたわけではなくて、むしろ二人の仲を認めてのこと。しかし自分は撮影係にでも、と申し出るより先に提案者によってインスタントカメラが他の店員の手に渡されてしまうと、役目を失って結局華たる女性陣の横にそっと添えられる運びとなって。今回は少女ではなくカメラレンズ──のやや奥にある、看板に視線を逃がして事なきを得、第二の写真も手にした現像後。気の良い〝お姉さん〟の計らいでドリンクをサービスしてもらえるというので、いつも通りにコーヒーを頼もうかとぼんやり考えていたところ、折角なら高いものに、という勧めで注意は迷うようにふらふらとメニューへ。それが遠慮して言い出せずにいると思われたのか、今し方カメラマンを担当してくれた男性スタッフが「たまにアフォガード風フラペチーノとかも頼まれますよね。チョコチップ入りで!」と爽やかに流れを作ってくれるも、頼むようになったきっかけである本人を前にした暴露に、此方は曖昧な表情のまま一瞬固まり。突然のことにどうとも答えられないまま、少ししてはぐらかすようにやっと口にした注文は、贔屓のアイドルの門出を祝う推しカラーのドリンク。「たっぷり祝ってあげてくださいね!」という終始明るい声を背に、テイクアウトの品を持って外へ引き返す最中、隣からの返事にもし〝デート〟のワードが混ざったなら、危機感でも高まったのか花屋での態度とは一転、そこはしっかりと否定しておいて )
…、今日は白にします。バニラクリームフラペチーノの、チョコチップ入りで。
いいんですか、わあい!何にしようかな~…──。
( 2枚目のコレクションをご機嫌にファイルへ仕舞い込み、お姉さんの計らいでうきうきメニューを眺めていれば、男性スタッフの一言が耳に届いてふと顔を上げる。前におすすめしたカスタマイズの記憶と合致しては、もしかして、と彼に顔を向けてじっと見つめ。気に入ってくれて、あれからたまに飲んでるのだと悟るのは容易で、言葉は発さないながらも向けた瞳はうれしい!とめいっぱいに語るように煌めきを放ち。更には偶然か意図的かは知らないけれど、注文された推し色ドリンクには「わたしのメンカラじゃないですか~」とのん気に声音に花を咲かせながら、ぱたぱたと見えない尻尾を振るはずで。自身はというと、春らしく桜と白桃のフラペチーノを注文し、可愛らしい二層の色合いの飲み物を受け取る去り際、お姉さんからの一押しに「まさに今、お祝いデート中で…」とはにかみながら返事をするも、今回は彼にばっさりと否定されて。えぇ、と眉尻を垂らしながらも別にへこたれるわけでもなく、すぐに表情は明るく切り替わり「ありがとうございました!」と桜の花びらのチョコフレークが乗ったフラペチーノを少し掲げながらお礼を伝えてお店を後に。お店を出てすぐのところで写真撮影の要望を出すけれど、今回の被写体は飲み物と花束。カフェの看板も写り込むように、持ち上げた花束の前に飲み物を添えて撮ると映えるだろうかとの思惑で。手持ちのカメラでもスマホでもなんでも良いのだけれど、花束とカメラと飲み物に、肩に提げた鞄で自身は手一杯だから、彼に撮影を託すことにして )
ねえねえ傑さん、写真撮りたいです!傑さんのフラペチーノも一緒に…!それで、撮ってもらえると助かるんですけど…。
…え、フラペチーノ、と…?
( ついさっき機嫌よく写真をファイルに収めたばかりだというのに、店を出てすぐにまた次の一枚を求められ、更に自身は撮影係なのに対しフラペチーノは被写体側に引き入れられれば、意図が読めずに当惑の声を洩らし。苦手だの気が進まないだのと誘われるたび渋り続けてきたものの、いざ輪から外されるとなると一抹の寂しさを覚えつつ、分からないながらに頼みに従って水瀬ひなカラーのドリンクを手渡す。反対に此方はカメラを受け取ろうと物々交換の要領で手を出しかけた折、そこではたとsns用の写真か、と腹落ちする理由を見つけては、大荷物の彼女にはスマホを取り出す動作ひとつも難儀だろうと「や、後で送るんで」とだけ伝えて少し離れた位置へ。ポーズが定まったのを確認してから自身のスマホを構え、「…ん、それじゃあ撮るすよ。こっち向いて──…」の声掛けと共にシャッター音が鳴る。静止画となった眼前の光景を携え、出来映えを見せるべく画面を向けて相手の元へと戻る背は、これがアップされた後には自分たちの休息地だったこのカフェにもファンが押し寄せるのだろうか、と何処か惜しむ気持ちを連れ )
…、sns用の写真すか?
( 当惑の声に変なことを言っただろうかと、きょとんと双眸を瞬かせていれば、彼の飲み物である自身の担当カラーのフラペチーノを渡される。そのまま彼が距離を取るものだから、数拍の間、頭上にはてなマークを浮かばせた直後それは小さな衝撃マークに変化し、〝もしかして、わたし丸ごと撮ろうとしてくれてる…!?〟はっとした顔で察して。理解した途端じわりとおもしろさが込み上げつつ、花束は腕に抱え、八重歯覗かせ笑う顔のそばで飲み物を添えポーズを撮ったならシャッターが下り。向けられた画面で出来映えの確認をしては、こくりと頷きながら彼の分の飲み物を返し、ついでに一旦カメラも預けて空いた手で自身のスマホを取り出すと。写真フォルダにある、友人と撮った写真──飲み物をくっつけて撮った手元だけのものを参考画像として、今度はこちらから彼へ画面を向けて見せると、改めてじわじわと込み上げるおもしろさに耐え切れず、肩揺らしながらくすくすと笑ってしまって。お店のガラス越しでは、直接お節介を焼くわけではないものの、二人の背をこっそりと見送ろうかと覗いていたお姉さんが事の顛末を見聞きし、ぶふ、と静かに(?)吹き出しているだろうか )
──…はい。なので、別に、…あ、ちょっとカメラも持っててください。……こういう手元の写真だけでよかったんですけど……、っ…ふふ、ありがとうございますっ。
(/ 夜分か早朝か微妙な時間に失礼します…!以前お伝えしていた共有物が、未完ですがお見せできる状態になりましたので、共有させていただきます。
基本的な内容は参照用と変わらないのですが、可愛いの魔法データベースとして『追加/編集/並び替え(*を掴んでドラッグ&ドロップ)』ができるようになっております。削除は誤タップが怖いので外しております…!
そして「Gallery - ギャラリー」というページがあるのですが、ぜひここに背後様に描いていただいた画像を置かせていただきたく…!承諾くださるようなら、ページの+ボタンから画像を追加していただくか、再三のお願いになってしまって大変お手数なのですが、再度アップローダー経由で私にご共有いただけないでしょうか…?お恥ずかしながらそのまま保存できると知らなくて、スクショと動画で保存してしまって…。直接追加していただく場合は、このページは並び替えをオフにしているので上から表示したい順に追加していただくことと、gif / png / jpeg しか追加できないことにご留意ください…!
http://ss848407.stars.ne.jp/
)
( 何か不思議だな、と違和感は感じながらも、商用snsについては門外漢ゆえ彼女が撮りたいと言うのならそういうものなのだろうと特に疑問もなくアイドルの顔を収めた、のだけれど。どうやら受け取り方に行き違いがあったらしく、確認まで終えたところで依頼の真意が明かされると、何故笑われているのか分からずにきょとんとしたまま提示された想定の画像を覗き込み、ややあって理解したのか居心地悪そうに視線逸らして。そういえば撮影機器を断った際にぽかんとしていたり、何か言いたげにしていたような気がする、と今にして思い出されるものの、意図について深く考えていなかったためにそこで留まれる由もなく。一瞥でさっと身を隠したもう一人の存在には意識的に気付かなかった振りをして、撮り直しを要求こそされなかったとはいえ出来映えに満足はしていないであろう少女へ、テイク2を申し出る。それが通れば今度こそスマホとドリンクを片手ずつに持って花束とフラペチーノの写真が撮られるだろうし、必要ないと言われれば多少食い下がった後にそのままビルを出て行って )
……、撮り直します。
( / 時間被ってるの全く気が付いてなかったです、おはようございます…!
起きて二重にびっくり…とっっても素敵なHPの作成ありがとうございます~!!四季を思わせるような可愛い背景に、タイトルのとこにメイク道具が置いてあってこまかくてすごい……さすが背後様すぎる……!!メイクブラシも気付きました、あれをペンライト代わりに振るのか…() すごく可愛いし、ぐっと見やすくなったしとっても使いやすそうで大感激しております。こういうHP、あったら便利だろうなあとかねてより思っていたのですが、情報分野に疎くて手を付けられず…ほんとにさすが背後様!(拍手)
ギャラリーページにつきましても、かしこまりました◎ 素敵なHPに入れさせていただけてとっても嬉しいですが、ちょっと照れちゃいますね…へへ…(?)
画像の追加順、後に追加したものが一番下にくる形で合っていますか…?
あと簡単にpfやイベントの追記も修正も、編集可能になっててとっても大助かりなのですが、悪意ある人に悪戯されないかがとっても心配で;だ、大丈夫でしょうか…。
嬉しさのあまり一旦こっちのお返事のみで失礼致します…! )
んふふ、別にこのままでも──…、
( 撮り直しの申し出に、これはこれで経緯を知る自身としては味があっておもしろいので、堪えれない笑みを零しながらこの一枚で充分だと伝えようとするけれど。日常を切り取った一枚くらいの感覚で、最初は写真撮影をお願いしていたものの、改めて考えると、好きな人とこの参考画像のような写真を撮るのってなんだかちょっと、カップルっぽいような。言葉途中できゅぴんと思い至れば前言撤回し、「いや、やっぱりこっちのバージョンも欲しいので、追加で撮ってください…!」と要求し。当初想定された画角でもう一度撮ってもらうと、満足げにほこほことした表情でお礼を伝えては、その日の夜にでもsnsに〝高校卒業したよ~!いっぱいの祝福!〟の文面とともに、黒板に描かれたお祝いのメッセージの写真と、桜と、それから飲み物をふたつ抱えたピンでの写真の方を載せるだろうか。二人分ある飲み物については、ひなちゃんだしそれくらい飲みそう、くらいにしか思わられないはずで、カップル風写真は彼と自身の間にしか共有されないことだろう。るん、と軽い足取りで外に出ては、飲み歩きしながらカフェでのお兄さんの一言を蒸し返して )
傑さんたまに飲んでるんですね、アフォガード風のやつ!チョコチップ入りで!
( 勢いよく翻った『こっちのバージョン〝も〟』という言葉は気を遣われたわけではなく、撮り直しを終えた直後、成功例だけを渡そうとして制され、本当に2枚ともの画像データを相手へ送信することとなって。まさかsnsに最初に撮ったピン写真の方が載せられるとは思いもよらず、投稿を見た夜には再び疑問符が頭上に量産され、それから自分でも少し笑ってしまうだろうか。ビルを出て次に行きたい場所を少女に聞こうかどうかと迷いつつ、けれども何となく歩きだしてしまったのであてのない逍遥に流されるうち、ふいに持ち上がるのはカフェで突如暴かれた定番注文の話題。あの場では触れずに通したものの、一対一で堂々と振られては無視もできず、観念したかのように真相を紡いで。住宅地の方に近づいてきたためか漫ろ歩きも人通りの少ない道に差し掛かり、ついと辺りを見回すとそばに小さな公園があるのを見つけ、思わず足を止める。奥の方に一本だけ植えられた桜の木が妙に目を惹いたからだとか、少し落ち着いてフラペチーノを飲みたかったからだとか、理由は幾つかあれど、最大の要因はこのまま進み続ければじきに寮へ着いてしまうのではないかという憂慮で )
…甘いもの欲しい時に丁度良いんすよ。水瀬さんの顔思い出すと、5割増しくらい美味くなって。
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(/ あの時間差は私も気が付かない自信があります、おはようございます!
HP気に入っていただけて良かったです~…!背後様のように1からは作れないので、背景もロゴも有り物の素材を組み合わせただけですが、ペンライト用メイクブラシ(?)も見つけていただけて嬉しいです* ロゴはメイクドレッサーイメージで、背景はかすみ草(のはず)とクリスマスに買ってたイヤリングの雪の結晶を置いてみました…。ギャラリーページのために作ったと言っても過言ではないので、ご許可をいただけたことと、他ページも需要があったことに、ほっとしています…。画像の追加順については仰る通り、順次下に追加されていく仕様です!
荒らされる懸念については、以下の点から特に対策していませんが、ログインページを作ってアクセスを制限することも可能です。そこまで大変な作業でもないので、あった方が安心であれば作りますね◎
( 検索されても出てこないようになっているため、ここでのやりとりを見た人しかアクセスできない / 参照用、お互いの端末、本スレッド内の記述など、どこかしらに元となるデータは残ってる / 余計なデータが差し込まれた際は私の操作で削除ができる / 最悪全消しされても交流自体に支障はない ) ※適宜蹴り可 )
っ…、いっぱい美味しくなってる…。
( 密かにリピートされていたことに、嬉しそうにフラペチーノを味わいながら耳を傾けていると続く言葉に、んぐ、とちょっとだけ咽せそうになる。こういうのは言葉として大体、〝3割増し〟を使われるのが定石な気がするから、それが5増しだなんて嬉しいような、恥ずかしいような。ぽわぽわと頬を淡く染めながら、どんな顔を思い浮かべるんだろうとか気にしていると、ゆったり進めていた足がふと止まった彼を半歩先で振り返り。何かに気を取られているらしい彼の視線の先を追いかければ、小さな公園を彼に続いて見つけ。公園内にある鉄製のフレームは少しだけ錆びつきがあるもののポップに赤や黄のペンキで塗られたブランコや、簡素な滑り台たちは初めて訪れる公園ながら、なんだか懐かしさを感じるもので。恥じらってむずむず擽ったい心を同心で誤魔化すように、飲み物を持った手の人差し指をちょうど人気のない公園へ向けながら寄り道を誘い )
公園…──あっ、ブランコだ、懐かしい~!休憩がてら乗りませんか、ブランコ!
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( / メイクドレッサーをイメージなんですね!背景を聞いて改めてほんとにとってもお洒落で可愛くて、ますます気に入りました…!素敵なHPを作成してくださってほんッとうにありがとうございます、需要しかありません、ビッグラブ…。このページの背景も、脳内ではHP仕様に自動変換されちゃうくらい気に入っています*
画像追加順も了解致しました、後ほど画像上げておきますね!ちなみに更新されたかどうかの通知などは、背後様に届くのでしょうか?
ではもし第三者による悪戯が発生した時は、改めてログインページのお願いをするかもしれません。その時はお手数ですがよろしくお願い致します…!ちなみにイベント案最下部にあるタイトルのみのやつは、試しに私がぽちっとプラスボタンを押してしまっただけです。削除していただいて大丈夫です() / こちらも適宜蹴り・ご割愛ください◎ )
…、こんな低かったっけ。
( 此方の視線を辿って脇の公園を振り返った相手の興味をひときわ引いたのは、数少ない遊具の内の、二つ並びのブランコ。足を止められれば内容は何でも良かったので、願ってもない提案に遊びに誘われた子どものように「うん」と素直な返事をして、車止めの横を抜けてゆく。遠い方の一台に回り込み、立ったまま鎖の片側を軽く揺らしてみては、昔と比べて随分と低くなった座板に感傷的な呟きを洩らし、腰を下ろして。乗るという話ではあったものの、ベンチ代わりくらいにしか考えていなかったため遊具として楽しもうという意思はなく、ストローに口を付けつつ暫しぼんやりと景色を眺めた後、眼差しは隣の少女へ。もし彼女がブランコを漕ごうという素振りを見せたなら、そちらへ手を伸ばし。スクールバッグと花束を何処かに置くか掛けるかしていた場合はフラペチーノのみを、そうでない場合は邪魔になりそうな持ち物の全てを「貸して」と引き受けようか )
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(/ えぇえ…そんなに褒めていただけるなんて、ビッグラブにビッグラブです…作って良かった…。そして画像追加もありがとうございます!何度見てもにこにこしちゃいますね…。とりあえず最初の一枚にだけハッシュタグでガヤ入れておりますが、後ほど他のものにも入れさせていただく予定です* また通知は特に届きませんので、必要な追加報告などは引き続き本スレでお願い致します…!
承知致しました、その時はお任せください◎ 私もしっかりチェックしておきますね。イベ案に追加された新規項目にもしっかり気付いておりました…が、自分で押したのかもしれないなあと思っておりました()真相が分かってすっきりしつつ、せっかくなので後ほどイベ案をひとつ共有させていただきますね…!※蹴り可 )
( 寄り道をすることで一緒にいられる時間も増えるから、やった、と嬉々とした声を溢しつつブランコへと向かう。ブランコを支える鉄製の根本の砂の上にスクールバッグを、その上に花束をそっと置いて片手にフラペチーノは持ったままで、「成長の証ですね!…わたしは、あんまり変わってないかなあ…」呟きを拾い、最後にブランコに乗った数年前の記憶を辿りながら自身も吊るされた鎖に手を伸ばすと、中学生の頃からあまり大きな成長は得られていない様子を語り。立ちながら座面に片足を掛けたところで、片手が塞がっている状態ではそれ以上地面から足を離すこともできず数秒、〝あ、これじゃ漕げない…〟と気が付き、ほんの少ししゅんとしながら足を下ろそうかとしては。横から伸びてきた手と申し出に、見られてたかと八重歯覗かせはにかんでは「えへへ。…ちょっと飲んでもいいですよ?」なんて冗談ぽく言いつつフラペチーノを彼に預け。自由になった両手で両側の鎖を握り座面の上に立ち、膝を軽く曲げ体を後ろに引くと、静かな軋みとともにブランコが前後に動きだしたなら、久しぶりの感覚に小さく声を上げつつもすぐにころころと笑って、膝上のスカートの裾もブランコに合わせてふわり揺れ出すだろうか )
ひゃあ、…あはは、久しぶりだからちょっと怖いかも!
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( / 最初にぐるぐるポメ季が出てくるの愛おしくて、私も笑っちゃいました…。ガヤも嬉しすぎます、ありがとうございます!通知や報告につきましても了解です。他のガヤもイベ案も楽しみにしておりますとだけ、お伝えさせてください* / 蹴り推奨です◎ )
( 座板へ腰ではなく足を掛ける動作に〝立ち漕ぎ派か…〟と心中で洩らしつつ、自らのドリンクを反対の手に持ち変えると、相手のドリンクを受け取り。ついでに渡される軽口には「飲まないすよ」と淡白に返して、両側のチェーンを抱き込むように二種のフラペチーノを膝に置く。自身が足首だけを使って申し訳程度に揺れる傍ら、少女は全身を使って伸びやかにブランコを漕ぎ、弾ける声は蒼穹にまで届きそうで。一番高い位置に達する度にスカートは前に後ろにと広がるけれど、制服ほどの長さがあれば派手に翻ることもなく、横方向からは特別危うさは感じられず。けれども通りがかった小学生男児にとって、女子高校生を下方から見守る視線は格好の餌食であり、「パンツ見てる!!」と大声で叫ばれてはぎょっとして目を丸く。笑いながら嵐のように去ってゆくランドセルを呆然と見送って数秒、側からはそう見えるのかと顔を前方へと改め、動揺を落ち着かせるためストローに口をつける。運ばれてきた中身が先程までと違うことに勘付いたのはもう取り返しがつかなくなってからで、下ろした眼差しの先ではカップの中に淡い春色が小さく揺れ )
えっ!?
( 極端に短いわけでもないスカート丈だし、全力で漕ぐつもりもなくて。横にいる彼からは中が見えることもないだろう、ふわりゆらりと揺れ上がるスカートの裾のことは全く気にしてなかったのに。下校時間らしくランドセルを背負った小学生男児の一言で、突沸したようにぼっと頬が熱くなる。横からなんて見えるはずがないとはわかっていながらも、そのまま漕ぎ続けられるわけもなく、ぎし、と体が固まり運動エネルギーを失くしたブランコの揺れが次第に小さくなると、完全に止まる前に地面に靴裏を着けて止まり、去り行く軽い足音が消え、鎖の軋む音と砂利の音が静かに響き。両方の足裏を地に着け数秒、けれど長いような沈黙の後に、前方を向いていた赤い顔をそっと彼へ窺うように向けては念の為の確認を。その頃には彼の唇からストローが離れカップは膝上に戻っているだろうか )
………み、見えてないですよね?
…見えてないし、見ようともしてないです。
( カップを預かるために持ち替えたのがまずかったのだとか、味は爽やかな甘さで美味かったとか、フラペチーノを膝に戻し、暫し現実逃避の思料の後、取り敢えず少女がブランコから降りるまではもうどちらにも口をつけないようにしようと誓うも、その時は存外早くにやってきて。徐々に振り方を小さくする鎖がついに地面と垂直の位置で止まると、自分以上に男児の発言に動揺したらしい顔が恐る恐ると此方を向く。言わずもがな事実無根なので安心させるように肯き、加えて自己弁護も付け足しては、一つ目の心配事が解消してひっそりと息を吐き出し。しかし問題なのは事実無根ではない二つ目の方で、少女が鎖から手を離すなり自身に近寄ってくるなりしたなら、「ブランコ、もういいんすか?」と不完全燃焼を期待して問うて。というのも引き受けていたものを返す時には先程起こったことを話さなければならないだろう、という気の重さからの先延ばしで、少しでも時間を稼ぐために説得の言葉が口を衝く──けれど。「そっち見ないようにしとくし、フラペチーノももう飲ま、な──…」猶予を得るどころかその口で終止符を打ってしまって、事態はいよいよ引き返せない局面。ちらと目を上げ今度は此方が相手を窺い、短い逡巡の末に、正直に白状する他ないと春色のドリンクを持ち上げて )
……ちょっと飲んだ…す、…こっち。
よ、よかったあ…。
( 彼の弁明を疑うこともなく受け入れると、ほっと胸を撫で下ろしながらもまだ心臓は少しどきどき早まったままで、頬の含羞もすぐには落ち着かず。一旦飲み物でも飲んで落ち着こうかと、鎖から手を離して預けていたフラペチーノを受け取ろうかとブランコを離れては、もういいのかと窺う質問に双眸をぱちりと一度瞬き。「立ち漕ぎはもう、しないでおきます…」へにょり眉尻垂らし笑いながら、飲み物に手を伸ばすことで彼が察して手渡してくれると思いきや──もう少しブランコに乗っていてもいいようなそんな一言。もう一度双眸を瞬かせ小首を僅かに傾げた後のこと、続いた言葉に伸ばした手を固めて。じわ、とまた頬に熱が灯るのを感じながら、小さく「へ」と一音。脳が情報処理をする間に、彼から改めての報告を受けては指先まで熱く熱が灯るようで。どきどきと早い心音を感じながらカップを受け取り、斜め向かいに膝を抱えるようにそっと腰を下ろししゃがむと、「……桜と白桃のフラペチーノ、美味しかったですか?」と小首を傾げては自ずと上目遣いで問い掛け。美味しかったとも、動揺で味が分からなかったような曖昧な返事を受け取とったとしても、淡く紅梅色に頬を染めながら無邪気に八重歯を覗かせつつ笑い掛け彼の意識を掴んで離さないように指摘したなら、ぱ、と立ち上がってブランコのもとへ身を翻して向かい。ささっと座面の砂を払って今度はちゃんと腰を下ろし座ってみせると、砂に足裏つけたままゆらゆらと控えめにブランコを揺らしつつ、ほとんど躊躇なくストローを咥えては、のんびり残る春色を味わうだろうか )
……えへへ、間接キスっ。
……、美味かった気がする…。
( 何か申し開きをするべきかと言葉を探すも、どれも言い訳がましくなるばかりで沈黙に甘んじた折。屈み込んで発せられた問いは予想外のもので、僅かに目を見張ると思案するように伏せてから、再び焦点を斜め向かいの瞳へ。弱みを覗かせたような無防備な声音の返答にはにかみ笑って、少女が甘酸っぱく声を弾ませる。それはあまりに明け透けな好意で、それが自分に向けられているのだと分かった時、どき、と微かながら確かに胸が鳴るのを聞いて。一瞬ののち、小さくなっていた影が春泥棒のごとく去り、何を語るでもなく、しかし落ち着かぬ様子で隣を気にしつつ、麗らかな日差しの下でフラペチーノを飲む時間が流れてゆく。相手の方は残りを味わうのに掛かりきりらしく、己もドリンクに集中しようかと意識を断ち切る寸前、視界に最初にも見た隅の桜がふっと映り込んでは、それまで引っ込み思案だったのが嘘のように自然と声がこぼれ。「…桜。神社の方はもっとすごいすよね、きっと」山の中にある神社では石段両脇の斜面に桜の木が植えられていて、以前二人で花見に赴いた地元の名所ほどではないとはいえ、遠目にも春の訪れを感じさせてくれる。ただ、今ふいにそのことが浮かんだだけで呟きに反応を求める色はなく、一呼吸ぶん置いて振り返れば、すっかり普段の調子を取り戻して )
もう他に行きたいところないすか。
( 少しくらい意識して、わたしでどきどきしてくれたら嬉しいけれど、知る限りでは2回目の間接キスに自身までもどきどきと心音を高めていて、彼の唇が触れたストローを咥えては照れが広がりながら、華やかさとフルーティーな爽やかさのある春色を喉に通していくと。隣から溢れる声に、減っていくカップの中身から視線を、それから顔を上げて公園の隅に佇む一本の桜の気へ意識を向け。記憶を辿り思い出したのは、バスの車窓から見たことのある神社への道を荘厳に飾る桜の風景──間近で見られたなら、そこに立つ彼を見れたならきっと綺麗だろうなあ。一本の桜の向こうにまだ見ぬ景色を描きながら、願望がぼんやりと輪郭を持ってきて。そこへ彼からの投げかけがあると、ほのかに煌めかせた瞳を彼へと向けながら、今しがた浮上した神社の存在を候補として挙げつつ小首を傾げ窺い )
──…もうちょっとだけ付き合ってもらえるなら、神社にいきたいです。…いい、ですか?
俺も──…行きたいです、神社。
( 元より抱いていたのが偶然重なったのか、それとも今話題に出て心惹かれたのかは定かでないが、次の目的地には自身の呟いた神社が指定され。行き先よりも、控えめな前の句につい〝まだ一緒にいたい〟と返しそうになるのを押し留め、賛同の意を示しては空になったカップを捨てるべく立ち上がる。反動で揺れるブランコを残して数歩進んだところで、ふと足を止めて彼女を見遣れば、遊具に座ってフラペチーノを飲む制服姿は何かのワンカットのように映り。見惚れるように暫し視線を注ぎ、そっと身を反転させて正面にあったパイプ一本の安全柵へ浅く腰掛けると、心に浮かんだ内容を率直に打ち明けて。けれども相手が飲み終えたら自分の分と一緒にゴミ箱まで捨てに行く、という意図は伝え損ねたまま、かろうじてそれと分かる程の仄かな微笑みを湛え、やや高い斜向かいの位置から再び無遠慮な眼差しを向け )
…さすが、絵になるすね。
( 賛同を得た瞬間、瞳に星のような小さな煌めきを灯しては、まだ一緒にいられる!と嬉しそうに双眸をきゅっと細めながら柔らかく口角を上げ、「やったッ」と音符が乗るように小さく声を弾ませる。るんるんとご機嫌に残りのフラペチーノを飲む傍ら、先に飲み干したらしい彼が腰を上げれば空のカップを捨てにいくのだろうと、目線はそこまで追いかけることなく残り僅かな混ざり合った春の色に視線を落としては。ふいに掛けられた言葉に睫毛を持ち上げ、「そんなことないですよ、…──」ひら、と奥の桜の花弁が舞い、そういう彼こそ絵になるような構図で、彼に惚れている自身としては今すぐにこの瞳に映る光景を切り抜きたいほど。そう思ううちに制服のポケットに仕舞ったスマホに手を掛け取り出したなら、短縮機能のスワイプでカメラモードに移しては、スマホを取り出した際の横画面のまま眼前に映る光景をぱしゃりと写真に収めて。なかなかのベストショットが撮れたのではないだろうか。撮れた写真の確認もろくにしないけれど、きっと絶対にかっこよくて、綺麗で、今この瞬間も惚れ直してしまうくらい大好きで。翳したスマホを顔の前から避けると、ほわほわ頬を淡く染めながらふにゃりと柔らかく破顔し問い掛けて。自身の飲み物も底を付き空になったカップを捨てようとブランコから立ち上がると、ゴミ箱と直線上くらいにいる彼の元へ足を運び。彼の空のカップも掬い取りつつ通りざまに「惚れ直しちゃうくらい、かっこいいんですからね」なんて、こそっと耳打ちするように告げたならそのまま2つの空容器をゴミ箱へと捨てて )
…傑さんだって、すごく絵になってるの知ってます?
…、今のは隠し撮りとは言えな──…
( 目を上げた少女が先程の自身と同様の反応を示し、あ、と思った瞬間にはスマホの撮影音が響いている。幸せそうな緩んだ笑顔にも絆されることなく、近づいて来た相手に以前交わした約束を持ち出して抗議しようと口を開くも、手の中からするりと空のカップが抜かれてはそちらに注意が逸れ、言葉も途切れ。極めつけに耳元へ甘い囁きが軽やかに運ばれれば、駆け抜けてゆく背を追って咄嗟に振り返り、見送るとともにいよいよ絶句してしまって。隠し通すと決めていながら翻弄されている自覚に、カップを持っていた手元へ俯き加減に落とされる溜め息は力なく、悩ましげに。少しの間そうしてぼんやりと地面を眺めていたのだけれど、幾らか平静を取り戻したのか、徐に顔を上げると無邪気な面影のいなくなった無人のブランコを写真に収め。…た、ところで。荷物を取りに彼女が戻って来ることに気が付き、案の定その現場を見られて当人がそこに座り直してくれたなら、改めて絵になる一枚がスマホに保存されるだろうか )
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(/ 写真が欲しいばっかりになかなか移動しなくてすみません…!上記は全蹴りで神社到着までスキップしていただいても大丈夫です◎ ※蹴り可 )
…被写体になりましょうか?
( フォルダに新しい一枚が追加されて満足げな自身の一方で、振り返ると項垂れたようにも見える彼の姿に、写真苦手なのに悪いことしちゃったかな…と荷物を取りに戻るがてら、そっと様子を窺うように彼のそばへ歩みを進めれば、無人のブランコをスマホに収めているのに気が付き双眸を瞬かせ。先の発言を思い返し、もしかしたら撮りたかったのかも、との見解に至れば自身を指差しながら小首を傾げ申し出て。そこに肯定が返ると、ポーズの指示があればそれに従って、ないようならポートレート風な自然体の姿と、スマホカメラに向かって無邪気な笑みを浮かべながら両手ピースする姿が彼のスマホに収められただろうか。それで彼の落ち込みが戻ったならいいけれど、と神社への道を歩きながらほんのり気にしていたものの、神社へ導くような立派な桜の木々たちが曲がり角を過ぎた先で見えると、いやでも惹かれるはずで。石段の前までやって来ると、清かな春風に揺られて桜の枝が、花弁が、ふたりを招き入れるようにさらさらとざわめいて。風が一陣吹く度、花弁がひらひらと舞い上がり、空中でくるりと旋回しながら地面へと落ちていく。まるで春の精霊が遊び戯れているかのようで、石段の上に静かに降り積もり、春の儚さと美しさをそっと物語る光景に、瞳を静かに煌めかせながらほうっと見惚れ )
…──わあ、…すごく、きれいですね。
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( / いえいえ、こちらこそ察せずすみません…!神社到着まで進ませていただきました* / 蹴り推奨です◎ )
…すね。今まで見に来なかったの、ちょっと勿体なかったな…。
( 公園で被写体を申し出てくれた際には撮られるプロとしての本領を発揮し、完璧な自然体を演じてくれた少女だったけれど、以降の神社へと向かう道程では何やら此方を気にする素振りがあって。その視線が呼び水となって自身も密かに隣を気にしていたものの、見事に咲き誇った桜が相手の瞳を奪うと微かな安堵を滲ませ、漸く純粋に眼前の光景を楽しみ。石段を焦れったいほど緩慢に上りつつ、心まで奪われたようにこぼされた呟きへ、感嘆の溜め息混じりに同意を返す。須臾の間そうして花弁の降るトンネルを半ば夢見心地に進んでゆき、その先に鳥居が迫ってきたところで、思い出されるのは当初の目的である写真のこと。彼女がこの場所を指定した理由が社目当てなのか桜目当てなのかはさておき、どちらにせよインスタントカメラに二人で写るには第三者の協力が必要で。しかし見たところ自分たちの他に石段を上る人影も下る人影もなく、懸念をそのまま口に出しては、まだ見ぬ階上に誰かがいることへ一縷の望みをかけて )
……にしても、全然人いねぇすね。
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(/ とんでもない、逆巻は写真欲しいって言わなそうだしどうしようかな…と思っていたところだったので、素晴らしい展開の上に無事写真も入手できて大満足です。ありがとうございます*
そしてこの後のご相談ですが、いくつかパターンを考えてみましたので、お好きなものを選んでいただいてもよろしいでしょうか…?ご提案差し上げたもの以外ももちろん歓迎ですので、ご希望の形をお伝えください。
①誰もおらずスマホで自撮りする
公園でのことを思い出して微妙に距離を取るから見切れちゃう逆巻を、もっとこっち!って軽く引っ張ってもらえると腕組み写真が撮れるかな、と!
②メンバーの誰か(もしくは複数人)がいる
メイクさん笑って!ってカメラの奥から手本の笑顔見せてくれたら、ぎこちないながら頑張って口角上げる逆巻が撮れるはずです。逆巻と撮った後は、逆巻にメンバーとの写真も撮らせてください。
③浅倉玲さんがいる
経緯を話したら玲さんから「じゃあ撮ろうか?」って言ってくれる。写真に向かない逆巻を見かねて、玲さんがひな季ちゃんに何かしら入れ知恵して、ひな季ちゃんからのアクションで逆巻の表情が変化する形。ただ笑いかけたり今日会えて嬉しかった!を伝えたりで笑い合ってる写真にしても、前に玲さんがやってたみたいに鼻に指ぴとってやってもらっても、その他諸々…お任せ致します。逆巻と撮った後は、逆巻に玲さんとの写真も撮らせてください。
④船上パーティーで会った舞台俳優の彼がいる
ひな季ちゃんが今日まで高校生だったと知ることで、逆巻の彼女説が彼の中で完全な冗談ネタになる。「あ、(逆巻さんの)彼女(or 彼女候補)」「彼女(or 彼女候補)です!」が二人の間で鉄板ネタになっても可愛い。写真はカメラ構えながら逆巻の意識を逸らすために色々話しかけてくれて、花束の各花を選んだ理由を答えてる時なんかにふと目が合った瞬間、とかを撮ってくれるんじゃないでしょうか。
⑤牧さん弟がいる
写真ということで前倒しで登場させるのも一案かなと。例の握手のやりとりの後、擬似恋人撮影イベ同様に牧さん弟にカメラを預け、自由に神社の中を散策したりお参りしたりしているところを良い感じに撮ってもらう形になるかなと思います…! )
それなら、これから取り戻していけばいいじゃないですか。わたしと!
( 最上部にある神社目指してゆったりと石段を登りながら、桜に見惚れた彼の瞳に桜の柔らかな色が映って、その横顔にまた見惚れてしまう。自然の美しさに心を奪われる彼の姿が温かく胸を締め付けて、柔く穏やかな笑みを口元に浮かばせるけれど、その瞳にわたしのことも映してほしくて。タ、タン、と先に石段を駆け上がってはくるりと踵を返すと、八重歯を除かせながら普段とは違う少し上からの眼差しで無邪気にアピールを欠かさずにしておくと。人の気配を探す彼に、「まあ、平日の昼間ですからね…」と誰の気配も確かに感じられないことに賛同を示し、朱色の鳥居が控えた境内へと、進行方向へ体の向きを戻しながら視線を上げ。それならそれで、二人だけの時間を楽しむことができるから自分は別に構わないのだけれど。鳥居を潜ろうとしながらの最上段までの残りの数段、頂上の景色を視界に捉えては、あ、と小さく気付きの声を上げ。たた、と数段駆け上がったなら指を差したその向こう──石畳が敷かれたその先の拝殿で手を合わせる一人の若い男性の後ろ姿。顔を振り向かせながら先客の姿を彼に報告して )
鳥居も立派ですね──…、あ。でも誰かいるみたいですよ?
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( / ご満足いただけてなによりです*
たくさんパターンを考えてくださってありがとうございます…!よりどりみどりで、どれも可愛いなあ素敵だなあとか、①とか②とか描きたくなっちゃうなあなんて迷って悩んでいるうちに、寝てしまいました…()
どれも捨てがたいのですが……鉄板ネタのやり取りがツボなのと、お花の選考理由をひな季に教えてあげてほしいので、④でお願いします*
ハッシュタグの更新に気付きました、ありがとうございます…!#遠吠えない狼男とか、#絶妙な影の入り方と死んだ目とか特に好きです。こちらもまた後ほど更新してきますね…! / 蹴り可です◎ )
これから…水瀬さんと。
( 軽快な足取りで石段を駆け上がった制服姿が此方を振り返ると、次の段に片足をかけたまま動きを止め、少し先にいる彼女を仰ぎ見て。直前まで佳景に浸っていたせいか、初めは降り注ぐ声を未だ夢から覚めきらぬような薄ぼんやりとした調子で繰り返すも、すぐ我に返って「前半だけ参考にします」と取り澄まし、神社への歩みを再開する。相手の言う通り平日の昼間ということもあるし、この長い石段では時間に余裕のあるお年寄りも気軽には立ち寄れないだろう。誰の姿もなかったらその時はその時だな、と諦め混じりに最後の一段を上りきれば、しかし予想に反して鳥居の奥には若い男性の姿があって。驚きを共有するように一度ちらと少女へ目配せをしてから、視線を前方に戻して境内へと入ってゆく。先客は何か熱心に祈っているのか、自分達が参道の中間辺りに到達するまで手を合わせたままで、さすがにペースを落とすべきかという考えが過った頃、漸く両腕を下ろして身を翻し。「あ──…、逆巻さん?」拝殿の影から現れ、思いがけず対面したその人は、己の顧客の一人である舞台俳優。向こうにとっても無論これは予定外の遭遇であり、簡単な挨拶を返した自身に「まさかこんなところで会うとは」と控えめに笑って。隣の高校生とも船上パーティーの際に会っているはずだが、どうやら分からなかったらしく、彼女には「こんにちは」と当たり障りのない挨拶を。しかし当人から自己紹介がてらその話が持ち出されたなら、「え、……あ!逆巻さんの彼女…候補」と蘇った会話内容を認証代わりに投げ掛け、「雰囲気違って分かんなかった…。高校生だったんすね」と簡単に頭から爪先まで辿った後、改めて会釈程度に頭を下げて )
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(/ 悩んでくださったと聞いて、嬉しくなっているうちに私も寝落ちておりました…()④で進めさせていただいております◎
わ、すぐに気付いてくださってありがとうございます、少しでも描いてもらえてはしゃいでる気持ちが伝われば幸いです…!そして追加もありがとうございます~…!足跡の方がもうちょっとなので、そっちを終わらせてからまたギャラリーのハッシュタグも更新させていただきますね* ※蹴り推奨 )
こんにちはっ。お久しぶりです、以前船上パーティーでお会いしましたよね。
( 参道の中間辺りで拝殿の影から出てきた人物は見覚えのある顔で、すぐに記憶の中にある船上パーティーで出会った人物と照らし合わさり、頭上電球マークがちかりと光る。舞台俳優の彼からの挨拶にぺこりと頭を下げてはにこやかに明るい笑みで返し、その一件を持ち出したところで漸く彼にも閃きが下りたように電球マークが光って、「はい!彼女候補です!」と花束を持たない方の手を額のそばに添えながらぴっと敬礼し、無邪気に八重歯を覗かせつつ笑ってみせ。雰囲気の変わりようを確かめるような視線に、ふふ、とどこか誇らしげに小さく笑っては、「あの時は傑さんの隣に並んでもおかしくないように、めいっぱい大人っぽくなれる魔法を掛けてもらいましたから。ね!」ヘアメイクを〝魔法〟と称し、あどけなさが垣間見える様子を滲ませながら隣の魔法使いへと同調を求め。舞台俳優の男性の中では、親戚のお兄さんに懐いている子どものようにでも映っているだろうか。眼前のやり取りを外野からおもしろげに見守っていた相手が『逆巻さんたちも何かお参りすか?それとも神社デート?』と首を傾げてくると、すかさずデートの言葉に乗っかってにこやかに告げ )
卒業祝いデートです!
パーティーの雰囲気に合うように、はさせてもらったすけど。
( 何か不本意な形で通じ合う二人に物言いたげな顔はしつつも口は挟まずに静観していると、ふいに水を向けられてメイクの目的の訂正と事実の肯定を。しかし聞き手は此方の争点にはさして関心がないようで、それより少女がヘアメイクを〝魔法〟と呼ぶことに「なるほど。魔法」と言い得て妙だとばかりに頷き。それから彼女が現役アイドルと知って、ほとんど関わりのないテレビ業界には精通しておらず把握していなかったことを詫びたり、今日は来月から始まる新公演の成功祈願に来たのだと明かしたり。他愛のない話題を二、三繰り広げた後、冗談めかした問い掛けに素早い返答があり、自身もそれにすかさず「デートじゃない卒業祝いです」と反応すれば、花なんて日頃から山ほど貰っているであろう彼は漸く花束の意味を悟った様子で、はっとして「卒業おめでとうございます」と恭しく頭を下げ。「でも…なんか、色々察しました」礼の姿勢から持ち上がったその面差しには含みのある薄い笑みが浮かんでいて、これまでの態度にも合点がいったのだろう、高校生は相手にしないか、という気安い眼差しが己に注がれる。船上パーティーの時ならいざ知らず、今はもう堂々と返せない視線を僅かに外へと逃がし、次いで話も逸らして写真撮影の依頼のことを手短に話しては、無事了承を得て注目の宛てを隣へ。インスタントカメラが舞台俳優の元に渡ったなら、何処を背景にするかはハレの日の主役に一任しようか )
ついてくから、水瀬さんの好きなとこ行って。
ありがとうございます!
( 舞台関係については自身も明るくないのでおあいこということにして、来月から始まるという新公演の知らせには、以前に二人で観に来てなんて社交辞令を受けたこともあり、興味を示した様子で軽く内容について伺いつつ、ささやかながらエールを送り。隣の彼からの幾度目かのデートの否定はテンポが良いもので、自身もそれに対してけろりとしているため、兄妹にも似た仲の良さとして相手からは映るかもしれない。何度目かの祝福の言葉に晴れやかに笑いながら謝辞を告げたあと、写真撮影を依頼する彼に先の人の姿を気にした発言はそういう思惑かと納得すると、了承を得ては「助かります!お願いします」とぺこりと軽く頭を下げて自身からも頼み。場所を一任されると、どこが良いだろうかとぐるりと周囲に目を向け、歩いてきた参道を振り返った時に目を見張り。鳥居が額縁のように街並みを切り取って、遠くの屋根瓦やビルが桜の淡い色に縁取られ、まるで一枚の絵画のような光景が穏やかにそこにあり。人差し指を向けあそこがいいと指定し、来た参道を戻るように足を進めては、カメラを構えた舞台俳優の彼が写真を収めるのに相応しいおおよその立ち位置を指示してくれるだろうか )
じゃあ、えっと……──わたし、ここから見える景色を背景にしたいです!綺麗っ!
…ほんとだ。
( 華奢な指先が示す先を振り返れば、そこには上ってくる時とはまた別の絶景が。鳥居の中の街並みを眺望しながら透き通る声の末尾にぽつりと共感し、誘われるように一、二歩進んでから、撮影者の指定する立ち位置に並ぶは並んだものの。それを背にすると他に意識を奪われるものが視界になく、カメラから逃れるかのごとく落ち着かなげに目線を彷徨わせ、面持ちも無愛想に拍車の掛かった固い表情。画面を覗いていた舞台俳優もそんな有様ではシャッターを切るに切れず、持ち前の演技力で画角の調整をする振りをしつつ、どうにかできないものかと一先ず適当な話題を振って。今日は他にどんなところに行ったのかだとか、衣替えの季節だとか、今年どこか花見に行ったのかだとか。間断なく世間話が投げ掛けられ、場の雰囲気はますます温まってゆくけれど、気も漫ろな己に代わって社交性の高い少女が答える場面がほとんどで、撮影を滞らせている張本人が口を開くことは数えるほどで。作戦が難航する最中、偶然花束に言及して贈り主の情報を得ては、やっと糸口を見出した彼の指が静かにボタンへと置かれる。「逆巻さんが自分で選んだんすよね。なんでその花にしたんすか?」純粋な興味にしか聞こえないさりげない質問が写真から自身の注意を逸らすための誘導とは知る由もなく、聞かれて隣の花束に目を落とすと、込めた思いを丁寧に語り。「スイートピーの〝門出・優しい思い出〟と、アルストロメリアの〝未来への憧れ〟と、かすみ草の〝幸福〟を、受け取ってほしくて。あと──」そこでふと眼差しを上げ、花屋前でしきりに〝可愛い〟とこぼしていた相手の顔を瞳に映す。続けて彼女に選んだ花の理由を告げる目元は、レンズの向こうの思惑通りに淡く綻んでいて )
…可愛いから。水瀬さんに似合うと思って。
( 指定の位置につき撮影してくれる相手の方へ向き、彼の隣でにこり口角を柔らかく上げて写真に収められようとするけれど、なかなかシャッターが切られることはなく話題が振られていく。ちらりと目線で隣を窺っては、今日イチの表情の固さを見せる横顔があり、撮影者の思惑をなるほどとすぐに理解して。固さからかレスポンスの少ない彼に代わって、「公園でふたりでブランコ乗ってきたんですよね!」みたいに、彼に同調を求めるような受け応えをしていけば。この花を選んだ理由の問い掛けに、小さくどきりと心音が高鳴り。たしかに気になる、そっと花束にふたりで視線を落とし、それからそっと横目で彼を盗み見れば花束を見つめる彼の目元は柔らかく。ひとつひとつの花に込められた意味に、いっそう手元の花のことが愛おしく、いっそう彼のことが愛おしくなって目元がほわりと赤らんで。たくさんの〝好き〟の気持ちが胸を締め付けて、言葉にならない声が漏れる。そうして優しく穏やかな瞳が合わされば、春の木漏れ日のような暖かさが胸に広がる心地でふわふわして、まなじりを下げながら幸せ噛み締める姿が切り取られたはずで。撮影者がその一瞬を見逃さず、静かにシャッターを切りレンズから目を離すと『…今のめっちゃ良かったすよ』とからりと明るい笑みでカメラを掲げ。「ほんとですか!わあい!」はしゃいで駆け寄り、きらきらとした瞳で写真を確認したなら深々と頭を下げながら謝辞を告げると『いえいえ良かったす、改めて卒業おめでとうございます。…と、すみません俺そろそろ…』この後稽古があるのだと、挨拶をそこそこに軽い会釈をして舞台俳優はこの場を後にするだろうか )
~~っ……ふへへ、…いま、すっごく幸せです…!
…カメラマン役やってたんすかね。
( 幸せいっぱいの表情を視界いっぱいに収めていれば、知らぬ間にシャッターが切られて写真撮影は恙なく終了。少女の反応を見るに出来も文句なしだったようで、対象の映える瞬間を引き出す手腕しかり、自然に馴染んだ立ち居振る舞いしかり、そのあまりに洗練されたカメラマンとしての言動に、挨拶を交わして遠ざかってゆく背へは思わず感心と尊敬の念が洩れて。後で改めて礼と舞台鑑賞に行く旨を伝えようと心に決めつつ、彼が見えなくなるまで街並みと桜を眺めては、駘蕩たる春風に吹かれて隣へと向き直り。「俺たちもお参りして行くすか」促して再び拝殿まで参道を進み、作法に則って手を合わせ、瞼を下ろす。願うことは花束に込めた思いと同じ。門出を迎えた彼女に、優しい思い出と、輝かしい未来と、変わらぬ幸福がありますように。たっぷりと天に祈りを届けた後は、静かに目を開いて横を見遣り、次は当人に言葉を届ける。いちファンとして、担当ヘアメイクとして、アイドル活動に専念するという相手がこれからどんな夢を、躍進を見せてくれるのか、期待せずにはいられなくて。その軌跡に立ち会える幸せをそっと噛み締めて紡いだなら、唯一秘めた想いとともに、日脚の伸びた帰路を辿り始めるだろうか )
これからもっと忙しくなるすね。改めてよろしくお願いします。
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(/ 残すところハーバリウムのみとなりましたので、そろそろ〆かな、と帰宅させておりますが、他に腹案等ございましたら続けていただいて構いませんので…!特になければこちら蹴り推奨です◎ )
えへへ、いっぱい頑張るのでついてきてくださいね!こちらこそ、改めてよろしくお願いしますっ。
( 春風に乗り淡く花弁が舞う境内を背景に、彼から参拝のお誘いを「はい!」と表情を綻ばせながら賛同する。彼の隣に並んで両手を合わせた拝殿では、グループメンバーみんなの健康祈願や成功祈願、自身に関わる人たちに幸せがありますように、人の心を動かすアイドルに、そして彼の心も──と、神様も困ってしまそうなくらい丹念に願いを込めていれば、双眸が開かれるのは、彼が合わせていた手を下ろしてから十秒ほど後のことだろうか。満足げに一息吐いてから彼に向き直れば、無邪気に八重歯を覗かせながらとびきりの笑顔で彼と改めての言葉を交わし、「お祈りする時に、住所も一緒に神様に伝えるらしいですよ…知ってました?」なんて、帰路でも他愛のない会話を咲かせるはずで。──クラスメイトたちと卒業の打ち上げパーティーを楽しんだ後の晩。その日のうちに、教室で撮ったねねぽんとのツーショットと一緒に、カフェ前でのピン写真と、晴れやかな青藍の空の下に咲く桜の写真がsnsに上がるだろうか )
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( / とっても大変お待たせ致しました…!!
特に腹案は持っていなかったので、卒業式当日編はこれにて〆させていただきました…が、数日のブランクのせいで普段以上に稚拙なロルになっている気がして申し訳ないです…。このまま、何か間に挟むとかなく後日編としてハーバリウムのお願いの家凸していく感じでよろしいでしょうか? )
…どこまででも。
( エンドロールのように続くファンの祝福の投稿を眺めてから、そこに名を連ねるように滅多に押さないハートマークを押す。発信しなかった改めての〝卒業おめでとう〟の気持ちは胸の内で、神社での意気込みに対する返事は独りの部屋で小さく声に出して。そういえば自身が高校を卒業する際も最後の制服姿だからと押し切られて写真を撮ったな、と仲睦まじい二人の背後に写る、懐かしい教室の風景に回顧していれば、ふと同窓会の案内が届いていたことを思い出し。探し出して〝参加〟に丸をつけた翌日、早速投函すべく玄関ドアに手をかけては、淡い期待とともにそれを押し開く。けれども勿論その向こうに彼女が立っているなんてことはなくて、特別落胆の情も伴わずに、頭の中だけに蘇る昨日の光景を反芻し。思いがけず一緒に過ごせた時間が綺麗な思い出として残ったせいか、暫くはこの扉を開く度に思い出すだろうな──と予測した数日後。インターホンで呼ばれた先に、再び本物の少女の姿があったなら、まろび出た第一声は喜びよりも当惑が上回って )
……あの、水瀬さん。…、あんま気軽に来ないで…。
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(/ いえいえ、背後様のお身体優先なので、リフレッシュが必要な際はいつでも仰ってくださいね…!
ロルは全く、たっぷりお願いしてていつも通りの可愛いひな季ちゃんだなとほこほこ拝読いたしました* 私も特に腹案等は持っていなかったため、そのまま家凸に繋げさせていただいております。それでは、最後までよろしくお願い致します!※蹴り可 )
こんにち…──ご、ごめんなさい!でもあの、今日は急ぎのお願いがありましてっ…!実は、──…
( 高校卒業の日に想い人からもらった祝福の花束は帰宅してからすぐに花瓶に生けて、自室のテーブル中央に飾り毎日起きる度に活力をもらい、毎日水を取りかえたり直射日光の当たらないように最善を尽くし愛でていたもの生花の命は短いもので、どうしても日に日に元気がなくなっていく花たち。ぽとりとテーブルに落ちた花弁を指先で拾い上げては、花の儚さも良いものだけれど、どうにか彼からの想いをそのまま残せないだろうかと静かに憂いていた時──翳した花弁の向こうの背景に、彼からもらった春を閉じ込めたハーバリウムが視界に入る。数拍の間の後、ぴか!と電球マークが頭上に浮かび上がればこうちゃいられないとばたばたと日焼け止めと色付きリップクリームを塗って、部屋着から、胸元にクロスリボンのアレンジが効いた深い赤のキャミソールと揃いの色のビジューボタンのカーディガンに、黒のチュールロングスカートを合わせたなら白のダッドスニーカーを履いてストレートの髪そのままに、胸元には花瓶を抱えて寮を飛び出して。仕事の時のままの普段のトートバッグを肩に提げ、ほんの少しでも花の命を長らえたくて花瓶のまま持ち出してしまった姿で辿り着いたのは彼の部屋前。淡い桜色のネイルが施された指先でインターフォンを押した後、彼の姿が見えた早々に突撃訪問の困惑を受けては、あたふたとあせマークを散らし双眸をむぎゅっと瞑りながら伝えるのは、以前もらったハーバリウムのようにこの花束も形としてこの先も残せないかとのこと。玄関先で懇願するように、へなりと眉尻を垂らしながら上部にかけてくびれたガラス花瓶を掲げつつ彼に打診するはずで )
ということで、これも、同じようにできないですか……?
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( / 温かなお心遣い痛み入ります…、本当にいつもお世話お掛けしますが、心身ともに助かっています* ありがとうございます。
流れるような同窓会のフラグ設置さすがです!こちらこそ引き続き最後までよろしくお願いします* / 蹴り推奨です◎ )
…できると思う、けど、……。
( 掲げられる手には贈った花の生けられた花瓶。盛りを過ぎて少々元気をなくしたように見受けられるそれと急ぎの用件と聞けば、応急措置でも求められるのかと推察するも、相手からの要望はもっと根本的なもので。ドアの敷居から一歩進み出てそっと花弁を掴み、指の腹で優しく撫ぜて手触りを確かめる。ハーバリウムにするのに支障はないだろうと判断して呟いた次に、アルストロメリアに落ちていた視線は持ち上がり、少女の面貌へ。経った日数の割に状態が良いのは適切に世話をされていたからに違いなく、この先も形として残したい思いは今語られた通り。ここまで大事に扱ってもらえるとは、と微かな驚きと小さな感動からつい眼前の顔を数秒見つめると、何事もなかったかのように下へ注意を戻し、「これ、花瓶ごと預かってもいいすか」と持ち込まれた依頼と品を引き受けて。その受け渡しの途中、玄関先だというのに趣味が絡むととことん無防備に、淡く色づいた指先を花弁と同じように掬い上げ、片腕に花瓶を抱えたまま「あ、可愛い」と一言。服装も相俟ってゴールドのリングがよく映えそうだと脳内でスタイリングを捗らせた果て、発された言葉は相変わらずの説明不足で )
指輪いる?
ほんとにっ…!?もちろんです、よろしくお願いしますっ。
( できる見込みを告げられれば、心配そうにへなり垂れていた眉尻を上げながら瞳を煌めかせ、ずいと身を少し前に乗り出すように確認すると安堵で表情を綻ばせる。そのまま視線を花に向けては、よかったね、なんて心の中で花に語りかけると、花瓶を預かる窺いに首を縦に振りながら花瓶を彼に手渡すと。桜色の指先に鋭く気が付いた彼に徐に手を掬われ、可愛いと称賛を受けては瞬かせた双眸をふにゃりと細めながら頬も桜色に色付かせ。職業柄なのだろう、ほんの些細な変化にも敏感に気付いてくれるから単純な乙女心は擽られて──いた、その時。ふいの問い掛けにまた双眸をぱちりと瞬かせては「え」とその口の形のまま固まって。指輪?なんで?と頭の中ははてなマークと文字がぐるぐると回転し、そこに後から飛び込んで仲間入りするのは〝結婚〟とか〝婚約〟だとかそんな文字で。つい先日にしたお祈りが届いたのか、でもお付き合いをすっ飛ばして婚約だなんて、と突然のことに脳内は慌ただしく。でも嬉しい!の気持ちが先行しては、結果りんごんと頭の中で挙式ベルが鳴り響き、触れる指先をきゅっと握りながら向ける煌めく瞳。その周りはじんわり幸福に染まり )
…──ほ、ほし、ほしいです!指輪!
ん──……
( 再びのサプライズ訪問と彼女の花束への思いを知ったことで、どこか少なからず浮かれていたのだろう。問い掛けに前のめりな返答があると、目元を綻ばせ、穏やかな声音でそれに応じる──けれど。近くの部屋からドアを開く音が響き、人の気配が二人きりの世界に突如割り込んで来ては、はっと我に返って指先を掴んでいた手を仄かに弛め。幸いにも廊下に出てきたのは上の階の住人らしく何も見られてはいないものの、誤解されかねない行動を取っていたことと、ファッションリングとはいえ異性に指輪を贈ろうとしていたことに気付かされ、今更ながらに緊張が走る。「…俺も、ここにあったら映えると思います、指輪…」植物の葉から滴る露のごとく、中指の先端でやや留まってから手中を抜け出し、そろそろと腕を下ろしつつ紡ぐのは無理やりに会話の解釈を変える悪あがき。その拙い目論見が成功したにしろ失敗したにしろ、「ハーバリウムは二週間もあればできると思うんで。また寮に送ります」と傍の花弁に目線も話題も逸らせば、早々に交わすべき言葉は尽きてしまうだろうか。しかしもしそれで相手が帰る素振りを見せたのなら、最初の忠告も直前の失敗も忘れてごく自然に「もう帰るんすか?」の声がこぼれゆき。自分の耳に届いてやっと何を言ったか理解し、一拍遅れの「…や、」で取り消した後は、たとえどんな反応が何度返っても同じ句を繰り返すだけのbotと化してしまって。そしてこの日伝え損ねた〝大事にしてくれてありがとう〟は、水色のリボンが結ばれたハーバリウムにメッセージカードとなって添えられ、後日花瓶の返却とともに届けられることになるはずで )
…気を付けて帰って。
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(/ 悩みに悩んだのですが、物を渡しちゃうと「もう帰るんすか?」に強制力が生まれてしまうとか、今後のイベ案との兼ね合いとか、諸々の事情から今回はプレゼントスキップさせていただきました…!でもまた機を見て贈らせてください!そして一応こちらは〆となります…が、続きそうなら全然続けていただいて構いませんので◎ ※蹴り可 )
で、ですよねっ…。
( すぐ傍でのドアの開閉音にびくりと警戒を高めたのは自身も同じで、微かに肩を揺らしては今しがた上げた声がそれ以上大きくならないようにと唇に緩く握った拳をつい寄せる。彼のことは大好きだけれどアイドル活動も大好きで、まだまだ広く世間に知られている身ではないものの、ばれてはならないとの意識が働いて緊張感が走るけれど彼と同じ階に住む住民ではないとわかると小さく安堵の息を吐き。つい先急ぎ自身の願望詰まった夢見る世界に入り込んだ意識を引き戻しながら、彼に賛同しつつ離された手を反対の手で握るように胸元に引っ込めれば、触れられた指先は少しぽかぽかと温かいような気がして。横に、それから下へと泳がせた視線は彼から当初のハーバリウムの案件に触れられたことで正面に戻すと、「じゃあそれだけなのでっ、よろしくお願いします」と改めて彼に告げ帰ろうかと爪先を部屋側から共同通路側に向けては、掛けられるのは大人しく引き下がるのを縫いとどめたのかと勘違いしてしまう言葉。「もうちょっとお話します?」「よかったらこれからデートとか…!」小さく心音高鳴るのを感じつつ、あれこれとこの場に留まろうかとしてみせるもののbot化とした彼。かえって楽しくなってしまって、何度目かの帰宅を案じる言葉で、「んふふ、今日のところはこれくらいにしときますね!」なんて満足げなうららかな笑みを向けては、カーディガンではもうほんのり暑いような晴天の下、漸く帰宅するだろうか。──後日、寮に届けられたメッセージカード付きのハーバリウム。かすみ草のヘアアクセサリーが入ったケースや瓶に詰められた貝殻、桜のハーバリウムが飾られた棚の前で、新たなハーバリウムとメッセージカードを手にして嬉しそうに笑みを咲かせた自撮り写真とともに〝届きました!ありがとうございます!一生大事にしますね〟とのメッセージ通知が彼のスマホを震わすだろうか )
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( / 全然大丈夫です、リアルさが増して逆に良かったと思ってます…!またの機会を楽しみにしておりますね* こちらも〆とさせていただきました!こちらのお休み期間により、長らくの卒業式イベントとなりましたが、とても素敵な思い出にしてくださってありがとうございました…!細かな感想は次に伝えさせていただきますね◎ )
(/ 安心安定満足度たっぷりの〆をありがとうございます…!楽しくなって何回かbot発動させてくれるのも可愛いし、逆巻のスマホにメッセージが届く一文で終わるのも明るい余韻のある引きで素敵です…。むしろそれ以前がハイペースでお付き合いいただきまして、とっても嬉し楽しい時間でした。卒業式イベ、ありがとうございました…!
初っ端から卒業と同時に告白されたい願望を叶えていただき、さらに募集時の台詞回収のサプライズまであって!それだけでもうだいぶお腹が膨れていたのですが、おまけ程度に付け足したはずの記念写真スポット探しもときめくやりとりで溢れて、すぐひなのあるところに尊さありだな…と改めて実感しました。エモと暖かさと胸きゅんの詰まった交流で、背後はこれをハーバリウムにしたいです…。物語が動くドラマティックな回も良いけれど、ただただ平和な回は幸せ指数が高くて、吸収効率よく栄養を摂取できた感じがしています。終始無邪気と笑顔で癒された他、公園ではちょっと雰囲気の異なるアプローチも垣間見えて逆巻と一緒にどぎまぎしつつ、でもやっぱり普段のアプローチのテンポ感も好きで、つい絆されちゃう愛らしさで…!色んな角度からひな季ちゃんの魅力を見せていただきました。大好きです…。感想のはずが告白になってしまいましたが、この部分へのお返事はお気遣いなく。ご自由に感想を綴っていただけますと幸いです◎ )
( / 昨日はちょっと用事が立て込んでしまい文字を綴る暇がなく遅くなりました、すみません…!
本編の卒業式イベントから背後様からの感想(告白)までが、あたたかくて胸きゅんでした*
募集時の台詞回収は絶対ここだー!って思っていたので、喜んでいただけたようで嬉しいです。アフォガード風フラペチーノをたまに飲んでることの回収も良かったです…カフェのお兄さんナイス…。公園での男子小学生の「パンツ見てる!!」も中々良くて笑っちゃいました、いい仕事していったなと。背後様が作ってくださるコメディ要素大好きです*
散りばめられた胸きゅん要素も負けず劣らず大好きです。ひな季の顔を思い出したら5割増しくらい美味しく感じてるとこ、動揺してひな季の飲み物飲んじゃうとこ、花束もひとつひとつに想いが込められ、大好きな人に祝福されて、今までに知り合った人にも祝福されて、ひな季は幸せ者だなとたいへんほっこりした回でしたし、逆巻さんのひな季に対する心情が見ていて堪りませんでした…すぐひなは尊い…。ハーバリウムにしたいのわかります。詰め込みたいものがありすぎて、バカでかいハーバリウムになりそうです()
感想を書いていると本当にきりがなくなっちゃうので、この辺りで自重しておきます…!
そういえば〆のロルに入れることを失念していたのですが、記念写真はきっとLINEのアルバムで共有してるはずです!
改めて、卒業式イベントありがとうございました*
上記蹴り可です◎
次は本編か小話どちらがよろしいでしょうか?本編なら全身コーデショッピングデートかネモフィラ畑と昔日イベあたりでしょうか。小話だと何がいいかな…と思っていれば、早いものでもうすぐ3000レスも近いですね…! )
(/ バカでかいハーバリウム…作りましょう…()せっかくお膳立てしてもらったのだから絶対に間接キスさせたい…!という邪な思いからの「パンツ見てる!!」でしたが、笑っていただけた上、本当に想像の何倍も良い展開にしていただけて、ますます頬が緩むのが止められません…。ひな季ちゃんが祝福されているのはこちらも見ててほっこりしましたし、恋してる逆巻を動かすのも新鮮で楽しかったです。記念写真も逆巻のスマホ画面盗み見しておきますね◎
丁度今が見頃みたいなので、次はネモフィラ畑と昔日イベかな~と考えておりますが、その前にイベ案だけご提案させてください…!指輪云々の話があったので、2つ目の水色リボン事件逆転版のアクセサリーは指輪でもいいのかも…とか、場合によっては次に持ってきてもいいのかも…とか。そしていよいよ3000レスも目前ですね…!3000…!3000…!?どきどきしながらカウントダウンしてます…!※適宜蹴り可 )
●ドライブ
以前お話のあった件。運転中はサングラス掛けさせたいな~とか、助手席からお菓子食べさせてもらったりしてても可愛いな~とか。今のところ2パターン考えているので、イメージに近い方をお選びください!
→車内に重きを置くなら『車中泊イベ』
遠方ライブで当日朝入りのため、他メンバーは美鈴さんと昼から出発して前日入りするけれど、ひな季ちゃんは仕事のため夕方まで仕事。その後に事務所スタッフが社用車で逆巻とひな季ちゃんを送ってくれる予定になっていたのだけれど、体調不良のため急遽逆巻がレンタカーを借りて移動することに。諸々の手配と準備に時間が掛かって見込み到着時間が現地ホテルのチェックイン時間に間に合わず、途中で車中泊するイベ。それぞれ一泊分の用意はあるので、サービスエリアで温泉入ったり、ご当地グルメ食べたり、車中泊用の買い出ししたり……。もし夜中に怖い夢見たとかでひな季ちゃんが眠れなくなったら、何としても寝かせる責任があるのと半覚醒状態なので逆巻は大体何でもしてくれるはずです。抱きしめる、腕枕等はお泊まりイベに回すとして、いいこいいこするとか、手繋いで寝るとか、羊を数えるとか(?)寝かしつけ方向になると思われます。
→気ままにドライブするなら『日帰り舞台鑑賞イベ』
舞台俳優の彼の公演を二人で一緒に観に行くイベ。プライベートの気ままなドライブなので、時間が許す限りは何でも可。ゆえに何にも決まっていなくて…行きたい場所、したい事があればお伝えください!
●水色リボン事件逆転版
タイトルそのまま、水色リボン事件の立場逆転版。イベント名は未定ですが、おそらく前回に倣って、『後述のお友達から貰ったアクセサリー+事件』になります。今回は小さい子ではなく〝王子様系女子〟でアンジャッシュできればと!
ある日ひな季ちゃんが見慣れないアクセサリーを身に付けていて、「それ、可愛いすね」って触れたら元同級生の子と遊んだ時に貰ったとのこと。センス良いって褒め言葉に「そうなんです!その子センス良くてかっこよくて優しくて、高校でも女の子にきゃーきゃー言われてました」って返ってきて、もしかして:男子状態に。ひな季ちゃんもファンだったのかとか二人きりで遊んだのかとか、アイドルやってることや好きな人がいることは知ってるのか等々、探りを入れた最後、「その子メイクも上手い」発言にしてもらったことがあるのか聞いて、「たまにリップの塗り直しとかしてくれます!」みたいな返答があれば、嫉妬心を煽るには十分かなと。「仕事でもないなら…俺以外に触らせないでください」「水瀬さん俺のでしょ?」をやりたいです…。それに対するお返事の後、「それにしても傑さん、お仕事にすごくこだわりを持ってるんですね…!」って意味を理解してない(逆巻目線)ひな季ちゃんに「いや、だから簡単に異性に触らせないように…」って言ったところですれ違いが発覚。その場は「え?女の子…あっ言ってなかったですね…!?」ってあわあわしてほのぼの解決して、おうちに帰ってから「ん…!?あれってもしかしてやきもちだったのかな!?」くらいの塩梅でも、やきもちにすぐ気が付いて逆に質問攻めにしちゃっても可愛いなっておもいます…。
●ハニトライベ
これもイベント名もうちょっと考えます…。第四部の、ひな季ちゃん達がトップアイドル目前、くらいのタイミング。お仕事が大忙しでなかなか二人の時間が取れず、メイク中も台本だったり企画書読むのにかかりきりの状況の中、ひな季ちゃん達のグループと双璧をなすライバルグループのセンターから逆巻がハニトラをかけられる。その一部始終が収められたビデオカメラをひな季ちゃんが不審物として見つけて逆巻の元に持ってきて、一緒にデータを確認するイベ(メイク室にあった、ずっと回ってた、持ってきても誰も止めに来ないしテレビのドッキリではないと思う、という報告に逆巻が明らかに心当たりのありそうな反応をしてしまうので、逆巻は盗撮犯の疑惑を晴らすために、ひな季ちゃんはその反応の理由を探るために中身を再生)。
内容はざっくり、「あたしの専属ヘアメイクにならない?」という誘惑→断る→「あたしのことだって好きにしていいよ?」で更に迫られ→顔が近づいたので(なんか違和感あるんだよな…)とじっとメイク観察→したのを揺らいだと思われて「最近水瀬ひなとろくに話もできてないんでしょ?」と追い打ち→「何かをしてほしくて傍にいるわけじゃない。純粋に彼女に惹かれているから担当してるだけ」→「それってたとえばどんなところ?」→ひな季ちゃんの好きなところ羅列→何度目かの「退いてもらっていいすか」でようやく解放→退室するかと思いきや、相手を座らせてお節介手直しメイク→「今のメイクに不満があるなら担当の方にこの方向性でって伝えてみてください」→「…ライバルにこんなことしていいの」→「それでも水瀬ひなは負けないんで」。「キモ」って吐き捨てられて、去り際に「ひなちゃん不幸にしたら許さない」って睨まれ、ひな季ちゃんの弱点として狙われてるわけじゃなくて大ファンだからこそ逆巻が品定めされてた、ってオチにすると丸く収まるのでは…と思っていますが、そこはひな季ちゃん次第なのでお任せで。ライバルの子がメイク室から敗走した結果、ビデオカメラが回収されずに残ってた形。
再生を終えて、「最近あんまり話せなくて、寂しかったし心の距離が離れちゃうんじゃないかってどこかで不安だった(だから見て安心した)」って打ち明け話を聞いたなら、「急かすみたいになるから言わないでおいたけど、不安にさせるくらいなら言っておいた方がいいすね」「ひな季さんの夢を叶え終えたら、俺と結婚してください」のプロポーズさせてください。ぎゅってしてひな季ちゃんストップがかかるまで長いことちゅーしちゃって、「…格好つけたこと言ったけど、やっぱり寂しかったのかも」まであると個人的においしいです…。ライバルにも助言しちゃったけど、ひな季ちゃんがプロポーズバフ上乗せで無事トップアイドルになって、大団円エンド!の予定。
( / このトピ自体がまるっと思い出が閉じ込められてるので、実質バカでかいハーバリウム…!(?)
私も新しいイベント案たちにますます頬の緩みが止まらなくなってます、神の創造物ですねこれ。毎度の如く言わずもがな却下する気はゼロです、全部やるしかないです!下記にいつものほとんど感想文置いちゃいますが、適当に流し見で大丈夫ですので…! いつもとっても素敵なイベント案を考えてくださってありがとうございます*
そしてやっぱり次はネモフィラ畑と昔日イベですよね、Xでネモフィラの画像がよく流れてくるのでだいぶ今高まっています◎
2000レスの時もワアァ…って感じだったのに3000レスとなるとまた感慨深いしどきどきしちゃいますね…。どんどん塗り替えられていく新記録にほんとにいっぱいお話してきたなあとしみじみ思いますが、…語るにはまだ早いので3000レスを超えてからにしますね!ちなみにお祝いのタイミングは本編終えてからにしますか? )
●ドライブ
雲のようにふわふわだった案をもう早速形作ってくださるとは…!逆巻さんのサングラス姿かっこよくてひな季は隣で写真撮ってそうだし、隣からお菓子食べさせるのは絶対してます(確信)
何かに繋がるかな~と思って公演のフラグだけ立ててましたが、車中泊イベの内容があまりにも好みでしたのでそちらでお願いしたいです!ちなみに地域的にどこ辺りを舞台に行きたい等ございますでしょうか?背後が普段全然遠出しないので、ご当地グルメをここで楽しみたい欲が…。それからSAで、怖いからトイレ着いてきてとかも入れてもいいでしょうか…!
●水色リボン事件逆転版
こういう逆転モノ、看病イベント然りたいへんおいしくて大好きです…!タイミング的にちょうどいいですしアクセサリーは指輪で良いのではないかなあと。
俺以外に触らせないで発言とか、俺のでしょ発言堪らなくてほっぺ落ちちゃう…ぜひやってください…。アンジャッシュ案件ほんとに楽しいですしぜひぜひよろしくお願いします、の気持ちです。やきもちに気付くタイミング、どっちのパターンも可愛くて私も好きなのでその時の雰囲気で変えさせていただきますね!
●ハニトライベ
ふむふむ…と読み進めていたところで「キモ」発言に笑っちゃいました、好き…。ひな季、いろんな人に愛されていて本当に周りにありがとうな親の気持ちになっていたところで、プロポーズ…!!語彙力失ってちいかわみたいになってました、きゃあ…!私から見てもめちゃくちゃおいしいですし、クラッカーもベルも鳴らしたくなりました(うるさい) いやでも絶対この瞬間外野はうるさいに決まっている…。ぜひぜひぜひ、よろしくお願いします!
つい流れで結婚式を思い浮かべてしまったのですが、普通は新郎がぎりぎりまで新婦の完成されたドレス姿は見ないのだろうけれど、逆巻さんがヘアメイクを担当してくれるのではないかと勝手に思っています…。逆巻さんから「可愛い」を受けて漸く新婦の晴れ姿が完成するというか…。
(/ これからもっと大きくなってくはずなので、育つハーバリウムですね…!(?)
精一杯削ったのですが毎度のことイベ案長文で申し訳ないです…、そして毎度のこと快諾と感想をくださる背後様の方が神さまです…!楽しみも妄想も頬の緩みも止まりません* それでは次は旬のネモフィラ畑と昔日イベで!此方から開始ロルを出させていただこうかと思いますが、ひな季ちゃんからネモフィラの開花時期だよ!ってリマインドがあった体にしても大丈夫でしょうか…? 千の位が更新されるとさすがに心の中がお祭り騒ぎしちゃいますね…!でも最初は100レス単位でも一大事だったので、本当に遠いところまで来たなあって…。早くもしみじみしてしまいますが、無事3000レスを踏んで、本編も締めた後に改めて大はしゃぎさせていただきますね◎ ※上下とも適宜蹴り可 )
●ドライブ
フラグなんてあればあるだけ良いですからね…。公演もいつか何かに繋げたいですが、そちらは暫しお待ちください…!ということで車中泊イベですが、目的地は名古屋か大阪辺りを想像しておりました。もちろん別方面が気になるということでしたら希望地を挙げていただければそこで…!背後たちもすぐひなの裏でご当地グルメ堪能しましょうね* ひな季ちゃんが夢の中でもご当地グルメ食べてて、逆巻がどこかしら食べられても可愛いです…。そして手引かれてトイレついていきたいし、戻りは手引いて連れて帰りたい…逆巻が出てきたひな季ちゃんに出来心で「本物すか?」とか聞いちゃうから証明するやりとりが始まるとかもやりたい…!
●水色リボン事件逆転版
となるとタイトルは『金色リング事件』…?今からどうなるのか楽しみです、こちらこそぜひぜひよろしくお願いします!そしてこの一件を受けて、卒業式イベで叶わなかった逆巻のお下がりリング贈呈が後日談的にできたら嬉しいです…!
●ハニトライベ
「キモ」発言、何気にお気に入りだったのでシンパシー感じました…。ライバルの子はひな季ちゃんより1、2歳下で、グループの方向性がガールクラッシュ系。クールで大胆不敵なキャラクターだけど、本当は子どもっぽくてひな季ちゃんの隠れ大ファン…なイメージです。ビデオ確認した後は、そうだったんだ…!って和解しても、逆巻にハニトラ仕掛けたことで普通に許されなくて嫌われても。プロポーズの瞬間にはクラッカーもベルも鳴らして、花びら撒いてラッパも吹きましょう…!(邪魔)
新郎が新婦にヘアメイクするの、二人ならではの風景でめっっっちゃくちゃ良いですね…。「可愛い」を受けたひな季ちゃんの笑顔も過去一なんだろうなって思うと、始まる前から涙が…末永く幸せになって……。
( / いえいえ、背後様の紡ぐ描写もイベント案の文章も大好きなので、長くても全く苦ではありません!むしろ熱量を感じられてとっても嬉しいくらいで、思いのままに書き綴られた削る前の文章、逆に気になります…。
開始ロルを出してくださるということで助かります…!リマインドの件について問題ございませんので、その体で進めていただいて大丈夫です。
…ち、ちなみに。すぐひながの物語が終わってもこれからも~と以前言っていただけましたが、もし新しい物語を始めるとしたなら、トピタイ的にはここはすぐひなの物語になるので、新たにトピ設立になるでしょうか?ふと気になり質問させていただきました…! / 適宜お蹴りください! )
●ドライブ
公演の内容、本編として作るには少し難しそうかなと思ってもいまして、その場合は番外編として扱うのも良いかなと考えております…!
先日上司からお土産で名古屋のお菓子をいただいて、リアタイすぎてすぐひな脳になっていたところです() なのでもしよろしければ名古屋周辺でお願いできたらなと…!
逆巻さんどっか食べられちゃってるの笑いました、かわいい。「本物すか?」のやり取り、したい~!可愛くて今からにこにこしてます。可愛い。
●水色リボン事件逆転版
シリーズ化されたことで、某探偵アニメみたいなタイトルに見えてきてじわじわきてます。誰も死なない平和事件…良きですね…。
逆巻さんのお下がりリング…!逆巻さんがいくら細っこいといえど男女差でひな季の方が指はやっぱり細いと思ってまして。男女の平均指サイズを調べていたら、男性の小指サイズがちょうど(?)女性の薬指のサイズに合うんだなあと知りました。どこかの指に合うだろうと何気なく渡されたリングがそれだと堪らないなあなんて…!
●ハニトライベ
ライバルちゃんへの関係性矢印、悩みますね…。もうちょっと悩ませてください…!花弁撒いてラッパまで吹くの騒々しくて笑っちゃいました、ほんとこの1レスだけで何度ふふっとしてることか…。
で、ですよね、すぐひなならではの結婚式展開、控えめに言って最高ですよね…!結婚式イベントでは絶対取り入れさせてください!今現在の形になってない妄想だけで浄化されそうなくらい尊いですね…箱ティッシュ買い溜めしなきゃ…(?)
( 電車から降りて、ふと見上げた空は公園の公式ホームページにあった写真をそのまま写し取ったような快晴。四月も終わりに近づく春陽の候、温い風が吹き抜けると、イヤーカフの下方で細長い棒状のドロップピアスが揺れ、リップル加工の施されたチャコールの長袖シャツがふわりと膨らんで。もうすぐネモフィラの開花時期だ、という旨のリマインドが少女から届いたのが少し前のこと。そういえば随分前にそんな約束をしていたな、と思い出してその場で日程調整をしたものの、平日昼間とはいえデート特集が組まれるような場所へ二人きりで赴くのは問題があるのでは、と冷静になって思い至った時には、どうも取り消すに取り消せなくなっていて。細身のホワイトデニムとライトブルーのスニーカーで改札を抜け、待ち合わせの相手がどちらの交通手段で来ても良いように、バス停も電車駅も窺える位置のベンチへ腰を下ろす。シルバーのリングがいくつか嵌まった指先でスマホを取り出し、画面を点けては、通知欄に表示される〝車で来てるから中で落ち合おう〟という友人からのメッセージ。手早い操作と短いラリーで合流地点を決め、手持ち無沙汰にこれから向かう花畑の写真を眺め、そうするうちにもしかしたら同じ電車に乗っていたかもしれないセミロングの影がそこへ落ちれば、顔を上げて太陽の方を見遣り。彼女の活動に関わることなので他に誰か呼ぼうかと考えた折に、丁度こちらへ来るという連絡を受け、独断でメンバーに加えた高校時代からの友人。しかしその存在を眼前の人物に今日まで知らせなかったのは、彼のスケジュールが直前まで確定しなかったせいだけでなく、仕方なく二人だけで過ごすことになる期待を心のどこかで捨てきれなかったからで )
…こんにちは。みな──…永瀬さん。
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(/ 此方から出すと言っておきながら遅くなってすみません、お待たせしました…!牧さん弟のpfも後ほど追加しておきますね。またイベ案については一つを除きお返事を割愛させていただいておりますが、オール◎です!それでは今回イベもよろしくお願い致します*
次の物語に移る際には、ご質問の通り新たにトピ設立を考えております。また1からになりますが、すぐひなの物語とはしっかり分けたいというのと、戻ってきて動かしたくなる機会があるかもしれないので…!※蹴り可 )
●水色リボン事件逆転版
あの声と音楽でタイトルコールされてるかと思うと、事件がしょぼすぎて確かにじわじわきます…()
ひな季ちゃんのどこかの指に合いそうなリングをあるだけ持ってきて、片っ端から嵌めていく、というものを想定していたので、薬指に通した瞬間ぴったりで「あっ…!」ってなる光景がありありと浮かびました…。とりあえず他のも、って一旦違うリング試そうとする逆巻に「これがいいです!」って言われたい…っていうか薬指貰っちゃっていいんですか…。と、ここまで一息に喋りましたが、渡されたリングが薬指にぴったり、の方がお好みでしたらそのようにしますのでお伝えください!
こんにちは!
( ネモフィラ畑のデートで良い雰囲気になるのを後押ししてくれそうな快晴。白のキャップのツバをくい、と上げつつ眩しそうに空を見上げては、晴れて良かったなあと口角が緩く上がる。あの日、恋人役として雑誌のモデルをお願いした時に交わした約束──〝覚えてたらね〟と言われ忘れさせないようにしっかりとネモフィラの開花時期を伝えたことが功を成したのか、いや彼の逃げ道を無くしただけなのかもしれないけれど。どうにか一緒に見に行けることになり、既に自身の周りには歓喜の花がふわふわ漂うように浮かれていて。ネモフィラ畑の景色に馴染むよう選んだサックスカラーのショート丈の薄手ニットカーディガンはボタンの代わりに紐仕様で、歩く度揺れる白地に青い小花柄のチュール素材のティアードロングワンピースの足元は歩きやすくオフホワイトのキャンバススニーカー。しっかり今日を意識したコーディネートにシニヨンハーフアップの毛先を揺らしつつ、車両違いの同じ電車に乗ってるとは知らず、ホームで降りた先、なんだか背格好が似てるかも…と後方車両に乗っていた自身からやや遠くの前方で明るい頭髪を先に見つけていたけれど、話しかけられる距離に至らない上に人違いだと恥ずかしいので、そのまま人の流れに乗り駅外へ出てみれば。人が各々に散りゆく先で待ち合わせ場所にちょうど座る姿が見えて、やっぱり!と口元緩ませながら足を進ませ。シェル風の小ぶりなフラワーイヤリングが飾られた耳元に横髪掛けつつ、今日が二人きりのデートだと未だ思い込んでいる浮かれた笑顔でにこやかに話しかけて )
えへへ、やっぱり傑さんだった。わたしたち同じ電車だったみたいですね。
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( / いえいえ、こちらも気圧のせいで調子が悪く遅くなってしまいましたので、お気になさらず…!度々止まってしまってすみません;
牧さん弟のpf確認させていただきました、かっこいいね…。コミュ力の強さが、ファンクラブの存在と逆巻さんの隠れファンの存在に明暗つけてていいなあと改めて思いました。追加ありがとうございます!
トピ分けについても了解致しました◎ すっかりひな季が指に馴染んでいるので、動かしたくなる時きっとあると思います…まだ先の話ではありますが、その時はよろしくお願いします*
水色リボン事件逆転版につきましては、説明を端折ってしまっていたのですが似たイメージでおりました!指輪を片っ端から嵌めていく方でよろしくお願いします。薬指貰っちゃってください、逆巻さんのための場所なので…!
それでは今回のイベント、こちらこそよろしくお願いします…! / 蹴り可です◎ )
…眩しいすね。今日は一段と。
( 見上げた先の光差す笑みに目を眇めてから、改めて瞼を持ち上げる。ネモフィラ畑によく馴染むであろうコーディネートと抜かりのないヘアセットで花の精のようになった彼女は、アングルも相俟ってやけに神秘的に映り、青空の下で普段以上の輝きを放っていて。あるいは少なからずあった〝デートの待ち合わせ〟の意識が見え方に作用したのかもしれないが、どちらにせよ揺るがない〝可愛い〟は、今日の日和と混同するような言葉に変換されてぽつと口からこぼれ。「電車の中で注目されなかったすか?」特に変装をしている風でもない装いに、ベンチから立ち上がりながらそう尋ねるけれど、ファン層にあたる大半は学校や仕事に出ているだろうし、此処に赴く人々はどうやら連れ人しか視界に入っていない様子で。とはいえ今も傍を通り過ぎてゆく来園客のうちから意図の判別できない視線をちらほらと感じはするので、やはりもう一人呼んでおいたのは正解だったな、と過去の自身の行動を肯定し、早速目的の入園口へと足を向ける。そして同時に、中で待つ他者の存在をこの時初めて相手に明かして )
…──中にもう一人来てるんで、まずはそっちに向かいます。
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(/ 謝られるようなことは何も…!いつもお相手していただいて感謝しかありませんし、此方も度々遅れてしまっておりますので。それよりしっかり睡眠取られてくださいね…!
牧さん弟のpf、ご確認ありがとうございます。その後ちょっと違うな…と思って垂れ目要素を削除しておりますので、ご把握のほどよろしくお願い致します!ファンの方向性の違いが顕著でそこ面白いですよね…とはいえ牧さん弟の方が数は圧倒的でしょうが。二人が仲良かったためにセットで好きだったファンもいそうだなと思ったり、逆巻が自分のことを『そこまででもない』と思っている背景にはこの人が近くにいたことも影響してそうだなと思ったり…。
次の物語の気配や薬指の予約等、心躍る予定が追加されたところで、背後は一度下がらせていただきますね。また何かあればお呼びつけください。…ネモフィラ畑デート仕様のひな季ちゃんすごく可愛いです…!※蹴り推奨 )
? …はいっ、ほんと良い天気で!
( 〝一段と眩しい〟との言葉に口元に弧を描いたままぱちりと双眸を瞬かせるけれど、見上げ眩しそうに双眸を眇めた様子にすぐにこの晴天のことと合致がいった様子で、つば持ち上げ空を見上げつつ同調する。晴れてよかったし、日焼け止めをしっかり塗ってきて正解だったなあなんて満足げな表情を下ろしては、注目について心配されると「深めにキャップ被りながら音楽聴いてたので大丈夫です!」と誇らしげな笑みを浮かべ。おかげさまで日に日に少しずつsnsのフォロワー数もいいねも増えてはいるけれど、世間での注目度合いはよくわかっていない。案外素のままでもアイドルの水瀬ひなとして声を掛けられることは特別多くなく、どちらかというとスカウトの方が多かったりして、その度〝もう事務所入ってるので〟と断ることも。特に今日のような特定のイベント期間の日なら尚更、自身への注目は少ない上に似たネモフィラを意識したコーデの女の子も多いだろうから。油断したまま入園口に彼の隣に並んで足を進め始めるけれど、また別口から油断が狙われていたとは──思いがけず他者の同行を知らされては、イベント発生の吹き出しのごとくびっくりマーク頭上に浮かべ瞳まあるくしながら驚愕の一言漏らすとぴたり足を止め。しおしおと眉尻と垂らし視線を落としながら落胆しては、しょんぼり哀愁漂わせ )
──…えっ。ふ、二人きりじゃないんですね…デートかと思ってた…。
…、そりゃ俺だって二人がいいけど…
( 反応は予想通りと言うべきか、衝撃で立ち止まってしまった彼女より二、三歩進んだところで足を止めると、振り返った先には分かりやすく気落ちした姿があって。伝える瞬間からある程度見えていた事態とはいえ、その様があまりに物悲しさを醸すので、弱って唇を引き結んだのも束の間、隠しておいたはずの本心が我知らず口を衝き。相手の正面まで静かに歩み寄り、一応は分別くさい顔で「二人きりでなんか来れるわけねぇでしょ」と線を引くけれど、諭す言葉も件の発言の後では不本意であることが容易に透けるだろうか。「…そもそもそんな約束じゃなかったし」ややあって付け足した言い逃れは己を正当化しようとするもので、間違ったことはしていないと信じつつも迫る罪悪感に負けた結果で。それでも納得が得られず、少女が散歩を拒否する飼い犬のごとく動きだそうとしないようなら、俯く帽子のつばをそっと窺い、視線の落ちる位置に手を差し出し。呼び名が周囲に聞こえてしまわないよう控えめに呼び掛けたその声は、惚れた弱みか宥めるように甘く )
…行こう、ひなちゃん。友達紹介するから。
──…え、
( しょんぼりと落とした視線は足元を見つめていたけれど、ざわざわと人が行き交う雑踏の中で聞こえた言葉に双眸をぱち、と瞬かせる。あまりにも自身にとって都合の良い言葉だったし、この周りの環境もあり聞き間違いかもしれない。でも聞き間違いじゃなかったなら──そう思うとどきどきと視線を上げられず、落とした視界の中に彼の靴の先端が映り込んではどきりと心音が跳ね。今は都合の良い聞き間違いでも構わない、ほんとにそうだったらいいな、なんて願望のなか続いて差し出された手のひら。甘く、つい従順になってしまう呼び掛けは絆されてしまうしかなくて、きゅんと高鳴る心音噛み締めるように数秒見つめたのち、そっと自身の手のひらを重ね握っては、ほわほわ淡く頬や耳を染めつつ瞳を微かに煌めかせた表情を上げ。しかし続く言葉の友達紹介とやらははたして同性か異性か、またライバルのような存在なら警戒しなくてはならないけれど、ほんのり甘やかな声に誘われる蝶のように漸く足を前に進み出そうか )
はい…っ。す、傑さんのお友達…!?仲良くなれるといいな…。
…そんな構えなくても。
( 呼び掛けに応えて手が重ねられると、予定が滞らなかったことより、彼女の機嫌を損ねてしまわなかったことにほっとして肩から力が抜ける。しかし反対に相手の面持ちは此方の出したワードでさっと緊張を帯びてしまって、初めは気をほぐそうと声を掛けるものの、次第に珍しく弱気な姿に親しみを覚え、「ひなちゃんでもそんな心配するんすね」と仄かに表情を緩めて。ただ実際のところは、どちらも社交的で人好きのする性格であるし、姉が目を掛けている担当アイドルを友人が邪険にすることは万に一つもないだろう。揶揄い半分に「こわくないよ」と幼子を相手にするかのごとく告げて、触れ合った指先を柔く握り、手を引いて連れる形でそのまま園内へ。待ち合わせの時計台は比較的近くだったため、前回の擬似デートと違って繋いだ手はすぐ離すことになったのだけれど、今回の方が余程本物の〝デート〟然としていたことは、誰に指摘されずとも自明か。傍でそんなひとつの秘密が出来上がっているとは露知らず、辿り着いた地点で屈んで一眼レフカメラを構え、迷い込んだらしき黒猫を狙っている男性の背へ彼の名前を呼べば、首だけで振り向いたセンターパートは「おー、逆巻。久しぶり」と親しげな顔を見せ。膝を伸ばし、黒Tシャツの上にチェックシャツとストレッチ素材のパンツを着こなした全身と改めて対面しては、上方で秒針が進むと同時にブラウンの瞳がふっと隣に移るのが窺えて。「…本物の水瀬ひな?すげー…!」実物を前にした第一声は、ファンというよりもミーハーな一般人に近しく、差し出した手もアイドルに対してとも新たな知人に対してとも取れるもので。少女が対応に戸惑うようなら助けに入ろうかと考えるものの、特にそういった素振りがないようなら成り行きに任せ、両者の挨拶を須臾の間見守り。一段落した辺りで自身が最低限の情報だけを紹介として口にするや、当人がさすがの反射神経で「いつも逆巻と姉がお世話になってます」と続けて )
…──牧祐介。俺の高校時代の友人で、みす…牧さんの、弟です。
----
(/ 帰省の色々で遅くなりました、すみません…!数日思うようにお返事ができなくなってしまいますが、何卒ご容赦ください…。お詫びとご連絡のみですので、こちら返信不要です! )
こわがってなんて…──。
( 彼のお友達ならそれはきっと、大切で心から信頼できる素敵な人なんだろうなあなんて。宥めるようで揶揄うような言葉を掛けられると、やんわり否定しようとするけれど握られた手に心地よさを覚えてはそのまま末尾は消えてゆき。大事にしている人だからこそ、自身もその輪の中に入ってちゃんと仲良くなりたい気持ちが湧く。初めて会う時は少し緊張するけれど、失礼のないように且つ自然体で接したくて──彼の友達を大切にすることは、彼の心を大切にすることにも繋がる気がするから。笑顔で、誠意を持って、温かい関係を築けたらいいなあなんて思いながら待ち合わせ場所とされる時計台前に着くと、離された手に名残惜しさ感じつつも今はそれは仕方のないことで、彼の呼び掛けに振り返った人物の顔は、なんだかどこか既視感のある顔立ちで。正体がわからぬまま、こちらに視線を寄越されぺこり会釈をして口を開こうとしては、彼のお友達の方が反応早く。先に明るく手を差し出されれば自身を知っていることに感動し瞳丸めながら、「わたしのこと知ってるんですか、嬉しい!そうです水瀬ひなです、初めましてっ」テンションにつられるように朗らかに喜びつつ名乗っては、差し出された手をきゅっと両手で握り返すと。彼が高校時代の友人だと紹介してくれるも、最後の紹介文に今度は喫驚で再び瞳丸くしながら「…えっ、牧さんの!?」改めて正面の顔をまじまじ眺め。全国の既視感の謎が腑に落ち、牧さんの家系のお顔の強さや世間の狭さ等を噛み締めては、周りにきらきらと感激オーラ放ち。一気に親しみを感じてはにこやかに笑いながら、弟で友人である男性の手の甲から添えていた手を離すと、目元が似てるーなんて鏡代わりに自身の目元を人差し指で差し、持ち前の人懐こさで自然と心の距離が縮まるだろうか。その間指先緩めた手のひらは相手に握られっぱなしで )
えーっ、わーっ…世間って狭いですね…!こちらの方がたいへんお世話になってます!やっぱり牧さ…美鈴さんに似てますね、目元とか鼻の形とかっ。
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( / 今年もご帰省されてるのだろうと思っていたので大丈夫です…が、こちらこそお返事遅れてしまいすみません…!日曜まで連勤が続くため丸一日空いてしまう日があるかもしれませんが、ご容赦ください。ついでのご連絡ですが、6/15前後は法事等で丸一日空くことが確実なのでご承知おきくださいませ…! / ※蹴り推奨です◎ )
…もういいだろ。
( 元より不安はなかったものの、引き合わせた二人は持ち前の感じの良さとコミュニケーション能力により、瞬く間に打ち解けた様子で。互いに社交的な者同士の初対面というのはこうもスムーズに運ぶものなのかと感心混じりに眺める中、ただ唯一気に掛かるのは、握っていることすら忘れ去られたようになかなか解かれない手元。とはいえ会話に割り込んでまで指摘する事柄でもないため、普段通りに静観しておこうと心では思うけれど、反して体は横から腕を伸ばし、制止の言葉と共にチェックシャツの袖口を掴んでいて。「どっちも母親似なんですよ、子どもの頃なんかもっと似て…」だとか「水瀬さんは兄弟とか…」だとか、無邪気に話を広げていた顔がきょとんと此方を振り返り、それからすぐに「…あ、すみません」と少女に向き直って長すぎた握手を詫びると、やっと華奢な指先が解放され。仄かに胸に広がった安堵は自分だけの特権が守られたせいか、咄嗟の行動と己の入れ込み具合に若干戸惑いつつ隣を盗み見れば、何か察したらしい友人の「ネモフィラ、行くか。そのために来たし」の声掛けで崩れかけた調子も持ち直し。しかし当然のごとく続けられた「雑誌の時みたく俺が二人の後ろを着いてく形でいい?」の確認には虚をつかれて絶句し、〝知ってたのか〟も〝その話題はタブーだ〟も発せないまま。目を見開いてあからさまに反応したくせに平静を装って認識を訂正したなら、相手は「そ?」とだけ返した後に、「じゃあ、撮ってほしい時はいつでも言ってください」と爽やかに写真嫌いではない方の同行者へ告げ )
…や、普通に一緒に来てくれるだけでいい。牧も自由に撮りたいだろ。
( 中々手が離れずにそのまま続けられる話をうんうんと聞きながら、とってもフレンドリーな人でよかったとのん気に思っていれば、横から割って入る手と声に四つの瞳が彼に向く。そこで漸く手が解放されると、「いえいえ」にこやかに解放された手を左右に振り気にしてないことを伝え。ファンミーティングとかでよくある〝剥がし〟みたいだったなあなんて一人考え、ふふ、と小さく笑っていると雑誌の話題が振られ、姉弟だからそういう情報も知っているんだ程度の認識で、彼ほど焦る様子もなく二人のやり取りを眺めると。撮ってほしい時は、との呼び掛けに双眸をぱちくり瞬かせては、牧さんの弟─祐介さんの手中にある本格的なカメラへと視線を遣ってから、ぴかぴか輝く視線を持ち主に向け。それから写真嫌いである彼にその輝く眼差しを向けたなら、本当に撮ってもらえるのかとの期待の確認のようにも、写真嫌いなのにまた一緒に撮られてくれるのかという確認のようにも取れる言葉を掛けるけれど、ふた通りの意に汲み取れることには気付かないまま後者のつもりで )
えっ、いいんですか!ほんとにいいのっ?
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( / とっても大変お待たせしました~!!お心遣い痛み入ります…。久しぶりで上手く描写を書けず稚拙なロルになってしまってますが、引き続き何卒よろしくお願いします…! / 蹴り推奨です◎ )
こんな可愛いのに、撮ってもらわなきゃ勿体ないでしょ。
( 友人の注意が少女へ移ったことでまた二人の会話が始まるものと思って、自身は行き先を確認するかのごとく並木路を抜けた先のネモフィラ畑を見遣り。しかし煌めいた瞳は予想に反してリアクション一つで此方へと向けられ、日よけに手で作った庇ごと視線を傍に戻せば、半分陰った目元はふっと優しく細められて。青い花畑に可憐なモデル、ロケーションに合わせたスタイリングと、プロのフォトグラファー。ちらりと目的地を窺ったのも相俟って、これだけの要素が揃っていて遠慮するのは損だという純粋な気持ちからの返答だったが、他者に不親切な独自の言語を使うせいで正しく伝わったか否かは怪しいところ。フォローのつもりか、はたまた単なる戯れか「逆巻、俺は俺は?」と自分を指差して絡んでくる人気ぼくろを「可愛い可愛い」とおざなりにあしらい、高校時代から変わらぬ距離感と位置関係で自然に第一歩目を踏み出して、それから後方へと首を回らす。今度は手こそ差し出さないけれど少し前と同じ台詞で彼女を誘い、一回り小さな体躯が輪の中に追いつくまで待って。やや遅れて改めた呼び名にその相手からの言及が特にないようなら、同行者にも「今日は〝永瀬さん〟で」と芸名でない名字呼びを徹底させるだろうか )
行こう、ひなちゃん。…──あ、いや、永瀬さん。
( その言葉と優しい瞳に容易くきゅんと心臓を射抜かれ、淡紅色に頬を染めながら嬉しさで煌めいた瞳は〝好き、大好き〟とめいっぱいに訴えており。直接口にしないのは同行者がいる上、周りにも人がいるからだけれど、今日一日レンズを通して彼に注ぐ眼差しを見られることになるのだから、同行者に恋心がばれるのは時間の問題だろう。同級生同士の戯れあいを目にすると、きっと学生の頃からこんな感じなんだろうなあと想像できる微笑ましさや、そんな学生時代が垣間見えた気がして嬉しくてにこにこ表情緩ませ。「学生時代からこんな感じなんですか?」『そそ』と、和やかな雰囲気で短い会話のラリーをしては、再度のひなちゃん呼びに見えない尻尾を振りながら、たたっと駆け寄るけれど修正された呼び名には少しだけ不満なのか周囲の煌めきが減り、隣に並び付くと「ひなちゃんって呼ばれたいな~…?」と少し上半身を傾げ覗き見上げながら歩きつつ、要望だけは出してみるけれどもっともな理由添えて却下されれば、大人しく納得して並木道を抜けたならその先に広がる美しい青の世界にすぐに夢中になるはずで。ネモフィラ畑はまるで空が地面に溶け込んだような幻想的な光景を広げ、無数に咲く濃淡様々な青が風に揺れるたび、波のようにうねり仄かな花の香りを運び、しばし絶景に目を奪われて )
わあ…っ、きれい…。
…全然、別風景すね。
( 呼び名を戻すよう求める眼差しを「危ないからだめ」の一言で断じ、引き下がった少女と共に再び辿り着いた花畑。秋にピンクと白の花を咲かせていたそこは一面涼しげな青へと塗り変わり、同じ場所とは思えぬほど以前とは異なる表情を見せていて。眼前の美景に圧倒される自分達に対し、友人はフォトグラファーの性かいち早く構図を定めたらしく、付近から聞こえるシャッター音で短い放心から覚める。ファインダーを覗く瞳は真剣そのもので、今は下手に邪魔しない方が良いだろうと察しては、彼を一人残して地に降りた空の中をそっと歩きだし。何か意図があってそうしたわけでもないが、足が覚えていたとでも言おうか、道筋は自然と件の雑誌撮影に沿って。当時より更にゆっくりとした歩調で進み、そろそろ写真が撮られた辺りかと路の先へと目を上げれば、雑誌に載ったまさにその位置で、カップルらしき男女が両手を繋いで見つめ合う、例のポーズを取っているのが窺え。代わる代わる他の二人連れもそこに立ち、寸分違わぬポーズで第三者にカメラを向けてもらっているのを見るに、ただの偶然ということでは片付けられず、「あれ流行ってるんすか?」と自身より流行に詳しいであろう隣の現役アイドルに尋ねるも、どうやらオリジナルが広まったわけではなく、真似て撮られたsnsの投稿が小さく話題になった程度で。とはいえこの場でも波及しているのか、順番待ちの列が出来始めているため、やや離れたところで一度立ち止まることにして。撮影会の様相を呈し始めた前方を他人事と眺めつつ、此方ではふと蘇った会話内容の真偽を改めて尋ね )
…、そういえば、前言ってたのってブランディングとかじゃなくてマジなんすか。これまで誰とも付き合ったことないってやつ。
ですね!すごい、全部あおっ!
( ほろりと溢れる感想にきらきら表情と声音を弾ませながら同調し、ネモフィラの絶景に表情を綻ばせる見物客たちの姿も相俟ってはいっそう絶景に感じる。彼が徐に歩き出しそれについていこうとするも同行者はその場に立ち止まったままで、足先を戻し「祐─…」まで呼び掛けの声を発するものの真剣にカメラ構える様子に気が付けば、幸い声が集中した者の耳に届くことなく、スニーカーの足先を進行方向に戻し彼と一緒に進んでいくことにすると。景色は違えど前もここ歩いたな、と彼の半歩背後で気が付いては以前と違って堂々と手を繋ぐことはできないため、彼の斜め後からの横顔をじ…と、もどかしげに見つめて。ネモフィラはとっても綺麗だけれど気が付けば視線は彼を追い掛けていたようで問い掛けられて漸く、彼が話題に出す周囲にはっと目を向け。snsのリプライでファンから報告が来てたことを思い出しつつ、仄かに話題になった写真構成を、ちょっとだけと掲げた人差し指と親指の隙間で肯定しては、以前の撮影時にほろり溢した発言について真偽が問われると、こくんと正直に首を縦に振り頷いてみせ。周囲の大半の同級生はもちろん、さや姉やねねぽん、おとぎちゃんはグループ結成前にお付き合いはしたことがあるそうだから置いてけぼりの感覚を持ちつつ、風に靡く横髪を耳に掛けながら微かに眉尻下げつつ答え。一方の彼はかっこいいし、当然ある程度お付き合いはしたことあるんだろうな、なんて思ったからほんのり寂しさ覚えての仄かなしゅんとした表情で、ちらりと見上げ )
…あ、はい。今時珍しいって言われちゃいます、メンバーにも。……変ですかね。
確かに珍しいけど、別に変とかは。
( 僅かに表情を曇らせた彼女の後ろで、風に吹かれたネモフィラが騒めくように揺れる。交際の経験がないという話は聞かされた当初こそ意外に思ったものの、印象はそれ以上でも以下でもなく、返った問い掛けには率直に答えて。それよりも今は相手がそのことを気にしている風である方が些か意外であり、言葉の裏を誤解されぬよう「そうじゃなくて、ただ…」と続けては、視線を少し外し。青い花畑の向こうには場所を移してカメラを構えている友人の姿が見え、時計台前の会話で抱いた思いが再び胸に浮かぶ。そのままほろりとこぼした心中はただの仕事相手に相応しくない寂寥を孕み、淡々とした口調ながらも内奥にある情を多分に覗かせて。さらに瞳を戻して伝えた無防備な本音は他者への対抗心すら滲ませるもので、もし後に質問が許されたなら、「…きょうだいは?」と自らが遮ったそれを図らずも抜け駆けの形で尋ねるだろうか )
アイドルじゃない〝永瀬さん〟のことをよく知らないなって、…俺が先に知りたいなって、思っただけで。
…っな、なんでも聞いてください…!血液型…とかは知ってるか、えっと、昨日なに食べたとか、どんな夢見たかとか!幼稚園児の頃のあだ名とかでも…、──
( 不思議そうに双眸を瞬かせながら続く言葉を待てば、ふいにこちらへ向けられた瞳が青い世界をほんのり映し出していて綺麗だなあなんて思っていると。自分に興味を示してくれている確たる言葉に気持ちが昂り、じわわと目元を染めて瞳は煌めいて。それが〝いちファンとして素のわたしのことを知りたい〟だとしても好きな人が興味を向けてくれるのは嬉しくて、両手の拳をぐっと握って快諾しては、指折り数えながら候補をぺらぺらと挙げ質問を受け付けようとしたなら、彼が選んだのは先程返しそびれた祐介さんからの質問。お友達よりも先に知りたかったんだ、と仄かな対抗心に双眸をぱちりと瞬かせては、ふふっと笑みを広げた折に、ふともうひとつの都合の良い解釈が過ぎり──まるで嫉妬みたい、だなんて。一面の青の中、桃色のコスモスが頬に思い出されては、「ひとりっこ!」ぴっと人差し指を立ててほんの数拍遅れの回答を返し、それから彼の実家にお邪魔させてもらった際に、さらっとご両親のことくらいしか家族構成が明らかになってないままの脳内家系図を思い返しては「傑さんは?」と彼にも同じ質問を。そろいの回答と指が返ってきたなら、ぴとりと人差し指の腹同士をくっつけると八重歯覗かせながらはにかんだ笑みを浮かべるだろうか )
おそろいですね、えへへ。
俺もひとりっ子…──
( 吐露した胸裏が前のめりに受け止められ、顔を輝かせた本人自ら繰り出される質問例の数々。それらにも情報としてというより単純に話の種として興味を引かれつつ、しかしひとまずは人知れず温めていた関心事項を投げ掛ければ、返るのは軽やかな笑みと元気な回答と、内容に沿って立てられた人差し指で。リアクションのつもりでひとつ頷く間に此方への聞き返しも追加されては、特段の捻りもなく兄弟のいないことを明かし、会話のボールを渡した気になるけれど。向けられた眼差しと下ろされないままの手指は何かを求められているように映り、暫しの様子見の後にそろりと腕を持ち上げ、自身も指で〝1〟を示す。口づけるかのごとく互いの指の腹同士がくっついた瞬間には行為の可愛らしさにほんのり気恥ずかしさを覚えるも、相手の木漏れ日のような笑みを目にするとそれも薄れ、マスクの下でひっそりと口元を緩めて。まさかそのやりとりが一眼レフに収められているとは知らず、視線を感じて振り返った先の晴れやかなOKサインで全てを察し、次いでスマホに送られてくる〝邪魔しない方がいい?〟のメッセージへ〝終わったなら早く来い〟と即レス。つい緩んだ気持ちを切り替えるように小さく息を吐き、友人が追いつくまでに「他のも後で教えてください」とちゃっかり確約を得たなら、合流してからは三人で景色を楽しむ傍ら、主に少女と花畑の画が撮られることになるはずで )
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(/ ひな季ちゃんの幼稚園児の頃のあだ名気になりすぎます…()また以後、会話中にまだ逆巻に教えていない情報を尋ねられた際に、はっとして律儀にひな季ちゃん→逆巻の耳打ち、逆巻→質問者への回答という又聞き状態が発生してたら可愛いなって妄想して頬ゆるゆるしてました。…という無駄話は置いておいて、花畑で特にしたい事や行きたい場所がないようでしたら、お家移動のための写真褒めタイムに入っていただけますと幸いです…!※蹴り可 )
もちろんです!
( ワンシーンとして切り取られていることに先に気付いた彼がぱっと視線の主へ顔を向けると、遅れて自身もその方向へ顔を向けて目が合ったのはOKサインを崩してスマホ片手に持った姿。手を振ってくれたため、にこにこと無邪気に掲げた手を左右に大きく振り返すと、一度レンズをこちらに向けた相手はどうやら一枚撮ってくれたのか、それからこちらに向かい始める様子で。そのすがら交わされた約束を快諾しては、〝後で〟までに先に祐介さん側から彼のまだ知らない情報の質問が投げかけられたなら、先に彼に耳打ちで情報を教え、それから本来の質問者に回答が返ることになるだろう。合流してからは3人でぶらぶらと景色を楽しんだり、ネモフィラの色味を再現したソフトクリームを味わうほか、自然体で楽しむ様子やポートレートのようにモデルとして写真を撮ってもらったりして。『いやー、ロケーションもモデルも良いと撮りがいがあるすね』とほくほくした様子で一眼レフのデータを覗き込むカメラマンが独り言溢しては、どんな風に撮れているのかずっと気になってうずうずしていたため、その言葉に待ってましたとばかりに「写真見たいです!」と双眸不等号にしながら挙手しては、隣から覗き込ませてもらいながらデータを見せてもらうと。光と影が織りなす絶妙なバランスや構図、鮮明な瞬間たち。出来栄えに感銘を受け、はわわと開く口に手のひらを添えながら煌めく視線を注いで賞賛を送り。未だにプロのフォトグラファーだと知らされていない自身に漸く本職を知らされたなら、「えっ」と数秒時が止まったのち、「やっぱりプロですよね!?じゃないとおかしいですもん!」と改めて腕前を認識するはずで )
えっ、わ~っ…!?撮るの上手すぎませんか、びっくりしました、めちゃくちゃプロい……。
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( / えへへ、情報開示までお楽しみに(?) 又聞き状態かわいらしくて、私も頬ゆるゆるになりました~…ので、描写内にてちょっと触れさせていただきました!
ロルに熟考してしまってテンポ良くお返事できずすみません、引き続きよろしくお願いします…! / ※蹴り推奨です◎ )
…永瀬さん、ネモフィラが誰の誕生花か知ってる?
( 溌剌とした明るい表情とスマホを携えて駆け戻った友人が、生き生きと息を弾ませながら「髪の感じ最高のやつ撮れた!」と此方へ向けた画面には、ヘアケア用品のプロモーションと見紛うような清涼感溢れる一枚が映し出されていて。モデルと自身は髪が扇状に靡くその瞬間を切り取った彼の技術に感心するものの、カメラマンの方は被写体そのものに敬服の念を抱いたらしく、管理の方法を歓談のひとつとして尋ねてゆき。順調に会話が弾む中、愛用のシャンプーを答える段になって急に少女が口を噤むから何かと思えば、先のやりとりを気にしてか律儀に耳打ちされる己に未開示の情報。ちらと隣に目配せして、今しがた聞いた固有名詞をそのまま質問者へ伝えると、何故か迂回してきた回答に呆気に取られたような顔をされるけれど、彼女の心遣いと特別扱いに満たされたため、回数が重なるようなことがない限り〝そこまでしなくていい〟とは告げずに。代わりに問いを投げ掛け、正解以外の言葉が紡がれたなら「1月28日生まれのひと」と距離は縮めないながら口元に手を添えて密やかにお返しの知識を授け、「これは俺の方が詳しかったすね」と仄かに笑んで。予定の時点ではどう対策したものかと頭を悩ませた約束も思いのほか問題なく満喫でき、誰かが鳴らした鐘の音を遠くに聴きつつ、楽しそうにしている同行者二人の横でマイペースにソフトクリームのコーンを齧る。ただカメラの中身を確認する黒髪から出た〝プロ〟の単語には「プロ、すよ。実際」と咀嚼の合間に短く口を挟み、引き継ぐように当人も「普段は広告の物撮りとかやってます」と続け。それにより一層熱がこもった賞賛に気を良くしたのか、「そうだ、それならうちにこれまで撮り溜めた写真色々あるんで見に来ます?俺らも丁度同窓会用の写真選ばないといけないし、ご意見もらえると助かります。…な!逆巻」と恐らく閃きのままに発せられた提案について水を向けられ、迷惑だろうと取り下げようとするけれど、両者からの反論の末に決定事項となるのは実に早く。方針に従って駐車場まで移動し、運転手が荷物を助手席に移したので揃って後部座席に座り、何度か訪れたことのある牧家へと運ばれる道中は僅かに開いた窓から季節変わりの風が入って。「俺らも高校卒業してもう7年かぁ」に端を発した情報収集は、「永瀬さんはまだ卒業したばっかりですよね。どうでしたか高校生活は。学校に気になる人とかいました?」と少しずつタイプを聞き出す方向へと発展し、脳内で写真と共に紹介するエピソードの厳選が行われる前列に対して、後列ではそわつく空気が流れ )
いや、そんなわざわざ永瀬さんまで巻き込まなくても──
それってもしかして、傑さんの写真とかもあったり…?──行きます!行きたいですっ!
( 〝ネモフィラは誰の誕生日花であるか〟に双眸を瞬かせては、ふるふると首を左右に振ると。明かされる遠回しな正解に仄かな笑みが添えられ、きゅんと胸ときめきじんわりと頬を色づかせながら、「わ、わたしだあ…」とへにょへにょと緩む口元に軽く握った手を添えて。卒業祝いのお花といい、花言葉に博識な彼。今日おうちに帰ったら自分も彼の誕生花を調べてみよう!と密かに決意して。明かされた本職には、無償でプロに撮ってもらっちゃっていいのだろうかと心がそわそわ。そこへ、撮り溜めた写真があるというカメラマン宅のお誘いに、同級生ゆえの可能性を見出してきらきらと瞳を煌めかせると、ぜひにと首を縦に振り。そうして今は3人車内の中に至るのだけれど、彼もやっぱり免許とか持ってるのかなあとか、運転する姿絶対かっこいいだろうなあなんて、風に靡くミルクティーアッシュをちらと横目に見ながらふわふわと想像膨らませていると。ふいに振られた話題では、10代のフレッシュさ溢れるにこやかな笑みを浮かべながら、文化祭に来てくれた彼にも目線向け話題振りつつ正直に答えて )
高校生活はすっごく楽しかったです!最後の文化祭とかもほんとに楽しくて!ねっ、傑さん。…でもべつに学校では、気になる人とかは特にいませんでしたよ~。
( 単に車内のメンバーを考慮した結果なのかもしれないが、高校生活の思い出で一番に挙がるのが唯一自身が関わった文化祭なのか、と窓の外を眺める涼しい顔の下で聞こえた返答に心擽られては、呼び掛けに応えて相手を振り返り、「うん」と素直な相槌を。会話を誘導していた運転手もむしろそちらに興味を引かれた様子で「へぇ、プライベートでも結構関わりあるんだ」と反応し、ちらりとバックミラーで後部座席を窺ってから、独り言程の声量で「珍しいな」と呟いて。その後は文化祭での出来事を語ったり、少女から懐旧談が語られるようであればアイドルの学生としての姿に想像を膨らませたり。終始和やかな雰囲気でドライブは続き、やがてエンジンを切った合図で車を降りると、目前にはいつ来ても新築のような、暖かみのある色調かつややメルヘンチックな一軒家が佇み。その印象は中に入っても崩れることなく、テーマの統一されたインテリアや飾られた家族写真は住人たちの人柄をそのまま表しているようで、自然な居心地の良さを感じさせる。リビングに通されて今度はソファに二人並んで座り、「永瀬さん飲み物何が好き?」と問われた彼女と同じものを、此方に移った「逆巻は?」に返したなら、先に見ていてくれと渡されたノートPCを膝に乗せて開き。表示される〝由木崎3-1同窓会用〟フォルダには当時のクラスメイト達の写真が並び、そこには無論のこと己を写したものも保存されていて。ナチュラルストレートの黒髪に、左右合わせて5つのピアスと黒マスク。ハイトーンでなくとも目を引く灰色ブレザーの被写体がほとんどカメラを意識していないのは、自ら友人に隠し撮りの許可を出したからで、しかしざっとスクロールしただけでも予想の数倍量収められていた事実につい「こんなに撮ってたのかよ…」と心中の衝撃を洩らし。そして同様の許可を出した内の一人である隣の面差しをふと覗き、浮かんだ疑義を濁さず口に出して )
…、水瀬さんもこのくらい撮ってる?
ひゃーっ…すごい、黒髪の傑さんだ…!
( 親交に関する話題には「仲良しなので!」と一切躊躇いなく朗らかに言い切ったけれど、仮に否定されたとしてもこの状況では説得力がないだろう。到着した牧さん宅は外観も中も暖かみがある明るいおうちで素敵で、和気藹々とした仲の良さそうな家族写真につい双眸が緩む。通された先のリビングでふかふかのソファに座れば、飲み物の問いひとつに関しても、遠慮させない巧みな気遣いに「あ、えっと、甘いのとか…」とつい正直に答えて。膝上で開かれたノートPCを隣からそっと覗き込んでみると、たくさん並ぶ写真には彼らの同級生たちも多く写っているのだけれど、自然と瞳は彼が写る写真へと惹きつけられて。今の自身の年齢と同じ頃の彼の姿にかわいいとかっこいいの感情が大渋滞し、貴重なお宝を目にしたかのように瞳は煌めき、はわはわ緩む口元を覆うように両手のひらの指先を添えながら感極まった震える声を溢し。問い掛けにゆるく首を左右に振り否定しては、「これに比べたらわたしはまだまだです…。わたしももっと撮らなきゃ…!」こんなにたくさん写真を撮れるくらいそばにいて、同じ時間を過ごしていた祐介さんのことが羨ましくて、負けていられない!とばかりに使命感と対抗心燃やしながらぐっと拳を握ったところに、湯気立ち上るコーヒーやコーヒーフレッシュとスティックシュガーを乗せた木製トレーを持った祐介さんが戻り『おまたせー、逆巻んとこと違ってインスタントだけど。砂糖とか好きに使ってね』とソファの前のローテーブルへと運び置いてくれては、拳をぱっと解きお礼を告げると早速手を伸ばしコーヒーフレッシュにお砂糖2本消費し。写真の量を見るに昔から撮るのが好きで、彼と同じように〝好き〟を仕事にしているタイプなのだろう。一見は違うタイプながら気質は一緒なふたりが仲良いことを納得しつつ、ティースプーンでくるくるとコーヒー混ぜながら写真について触れるも、〝良い写真〟とはこの頃から光る撮影技術面はもちろん、〝かっこいい彼の写真〟の意も多分に含まれて )
あ、ありがとうございます!写真、すごくいっぱいありますね。確かにこれは一人で選ぶの大変そう、良い写真がありすぎて…!
撮らなくていいから…。水瀬さんはこれからも目の前の俺に集中しててください。
( 教室に飾られた造花を整える姿、友人達がしきりに笑わせてきてつい吹き出す姿、気安く肩を組まれる姿、女子生徒のペットボトルを代わりに開けて渡す姿──…切り取られた日常はどれも他愛のない場面ばかりだけれど、隣の少女はそれらに価値を見出したらしく、ブルーライトの反射だけではない輝きを双眸に宿して、流れゆく昔日の光景を追ってゆき。対する自身はタッチパッドを操作しつつ画面よりも彼女の横顔を眺める最中、車内での話題へ「〝まあまあ仲良しで賞〟…」と文化祭で得た称号を呟いたのが届きでもしていたのか、隠し撮りの頻度を問うた答えに不要な向上心が混ざれば、こちらは予想の範疇に収まりそうだと把握した上で反対して。後の一言は隠した想いが無意識に滲んでしまったようにも、ただお馴染みの不適当な言葉選びが発現してしまっただけのようにも思われたが、折よく運ばれてきたインスタントコーヒーに注目がさらわれ、どちらからも追及されることはなく。もう一方の客人に合わせて〝甘いの〟を頼んでおきながらミルクも砂糖も入れずにカップへ口をつける間に、膝上へ乗せていたノートPCは所有者が取り戻してテレビへと繋ぎ、フォルダ内の写真は大画面に出力され。仕事がなくなってしまったので今度は空いた膝元へカップを持ったままの腕を落ち着け、一年を共にした級友たちを視線でたどっていると、作品集へ屈託のない賛辞を受けた友人は少しはにかんで「遊びとか趣味で撮ったのばっかりなんで今見ると全然ですけど」と謙遜してから、「たとえばどれが良い写真ですか?」と早速参考意見を聞き取って )
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(/ 写真のセレクトは適当にシーンを創作していただいても良いですし、「なんか飲んでるとこ!」「文化祭らへん!」等で指定してもらって思い出語らせるでも良いですし、逆巻の写真ばっかり選んで「俺ばっかじゃないすか」からのこんなのもあるよ!ノリで別フォルダに保存されてる同窓会関係ないプライベート写真見るでも…!ノープランで申し訳ありませんが、ご随意に…!※蹴り可 )
えーっ、写真見ると元気100倍になるのに…──っ。
( 撮らなくていいなんて言われれば、心霊スポットのロケの下見をしに行った時のことを思い出す。下見に行かされた彼と音信不通になり、スタッフから聞く不穏な噂──怖いのが大の苦手なわたしが不穏な噂に負けず、彼を見つけだすことができた(※見つけてもらったようなもの)のは、彼の写真のおかげで。だから唇を尖らせながらつい不満の声が漏れるのも仕方ないのだけれど、続く言葉に思わず口を噤ませ彼を見遣って。そんなのずっと見てるしかなくて、きゅんと心音は高鳴り瞳はきらきらと星を散りばめ輝かせ、どきどきとしながら甘いコーヒーを啜る。テレビに繋がれ写真が大画面となれば、彼らが過ごした学生生活の中に自身も混ざっているような心地になり、ついこないだまで感じていた青春の風がふわりと肌を掠めていくようで。カップを置きソファから腰を上げるとテレビの大画面の側に行き膝を下ろしては、フォルダ内の写真たちにくるくると視線を巡らせつつ、直感的な良い写真を選んでいくけれど、潜在意識で指差すのは彼が映る写真ばかり。マスクはしてるけれど笑っている写真や、なにか飲んでいる写真、女の子にペットボトルを開けてあげているような写真は、なんだか羨ましいから避けて。巡る視線に合わせて、祐介さんがPCを操作し写真をスクロールしていくと、よりカラフルで賑やかな雰囲気の写真に視線が惹き寄せられて。カラフルだと感じたのは教室内に飾られた輪飾りやバルーンのせいらしく、制服でも体操服でもない衣服を身に纏い、各々にピースなどのポーズを決める学生たち。なにかの模擬店でもしたのだろうか、知らない学生時代に興味を惹かれては、その辺りの写真が並ぶ画面に向かって人差し指を伸ばしながらふたりの方へ振り向き問い掛けて )
えっと、これとか楽しそうで青春って感じ!これも、なんか飲んでるのかわいい…!あ……このへんってもしかして文化祭ですか?
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( / 早速、案を活用させていただきました…!文化祭に関しまして、高校生時代にカフェでバイトしてたとのことだったので模擬店はカフェでもいいかなと思ったのですが、文化祭の時期って受験勉強はしても受験期ではないよな…と思ってカフェかどうかは濁してあります。なんか可愛いエプロン姿とか、牧さん弟になにかしらやらされてる姿があると良いなあなんて下心を持っております…() が、模擬店以外の展示がよろしければ、写真に写っていたのは他のクラスの展示とかで、お好きに設定していただいてもちろん構いませんので…! / ※蹴り可です◎ )
(/ 全然そんな重要なところではないのですが、カフェのコンセプトが決めきれず、ご相談を失礼します…!バイト自体は受験組が本腰入れ始める夏休みくらいから始めているかと思いますが、可愛いエプロン姿は恐らく女の子から借りることになってしまうので、いつか本編でひな季ちゃんに貸していただけたらなと…!また牧さん(弟)は意思を尊重してくれる善良陽の者のイメージなので、お家に複数人でお邪魔した際に牧さん(姉)からアイデアをいただき、周りの空気も相俟って逆巻も反対できなかった…の想定でおります。以下3つほどに絞ったのですが、お好みのものはございますか…?
①アイドルカフェ:アイドル事務所に入社を考えていた美鈴さんから一番出そうな案。ファンサのためにウインク練習してる写真とかあったら可愛いかなって。ひな季ちゃんにウインクしてほしいって言われても「本物のアイドルにするのは恐れ多い」って断るけど、思い出したように何回か言ってればそのうち折れてやってくれるかも。
②どうぶつカフェ:耳と尻尾つけて接客。たぶん狼。喋りたくないから「動物だから人間の言葉分からない」という設定で無言で乗り切るけど、そのせいでやたら頭撫でられたりしてる。もしくは店員じゃないけど、準備作業中に耳つけられて、気付かないまま真剣に看板作ってる写真でも良い。
③天使と悪魔カフェ:天使と悪魔が二人一組で出迎えるカフェ。「もっと頼め」「無理しないで」って脳内で両側からささやくあれのイメージ。この戦法で祐介さんと逆巻が組んで、売り上げ伸ばした逸話を残しててほしい。恐らく逆巻が悪魔側。 )
( / ひな季からエプロンを借りた暁には、逆巻さんのご実家にお邪魔してハンバーグを作る時にされたように、邪魔だろうからと(※ただヘアアレンジしたい・髪を触りたいだけ)、逆巻さんの髪をまとめてあげるor前髪をヘアピンで留めてあげるまでセットでやりたいです…!
カフェのコンセプトについてですが、毎度のことながらどれも名案すぎてとっても迷います…。集中しすぎて耳つけられても気付かないの、逆巻さんすぎて好きです(?) でも今まで本編でも番外編でも見たことのない、悪魔がとっても気になりまして…!逸話もさすがファンクラブを持つ二人ならでは、といった感じで好きなのですが、撮られた悪魔の姿では牙とかつけちゃってて、ひな季がまた「おそろい!」とテレビ画面の横に並びながら、口端を指で引きつつ自前の尖った八重歯をにーって見せて嬉しそうにしてたらいいなあなんて…。 )
…俺ばっかじゃないすか。
( テレビの傍まで出て行って、画面に現れる写真から気に入ったものを指差す少女の姿は、まるでかるたの札取りのごとく。撮られることより見返すことの方が苦手な身にとって、大きな液晶に映し出された学生服の己は反射的に目を背けたくなる存在なのだけれど、彼女が次々選んでゆくのはむしろそればかりで、募る疑心が確信に変わると同時に口に出せば、「でも知り合いが写ってるのばっかり見つけちゃうのは分かる」と友人が楽しげに笑いながら肩を持ち。一理あるので更なる言及は差し控えて、「仲良くなり始めの頃は特によく構われてたな」「ああこれ、逆巻が一時期ハマってた飲むヨーグルト」と簡単な説明が挟まるのを流し聞きつつ移ろう季節を追ううち、ぽつぽつと増えだすのは浮かれた雰囲気のカット。振り返る面差しの推察通り、その周辺に収められているのは文化祭期間の様子で、データの所有者がコーヒーをひとくち啜った手を止め「そう」と嚥下の後でラフに返しては、「このへんは準備期間で、もう少し下の方に──」と最早目当てが分かっているかのように繋いだマウスのホイールを転がし。あっという間に時が進んで当日、彼の操作するカーソルが指し示した箇所には黒のシャツを着たカフェの給仕係がいて、それは紛れもない自身で。悪魔の角と赤いカラーコンタクト、薄く開けた口元には付け牙を覗かせ、人差し指で少しずらした黒マスクの下を確認されているらしいポーズに、そういえばどうせ隠れるのに付けさせられたな、と記憶が蘇る。「クラスで天使と悪魔カフェっていうのをやって、逆巻が悪魔役、俺が天使役で組んだんですよ。結構繁盛したよな?」当時をただただ青春のきらめく思い出として語る相棒に対し、「途中から立場が逆転したりどっちも悪魔になったりしてたけど」と水を差すのはまさしく天使と悪魔の構図か。「それがウケたんだろ?」と尚もあっけらかんと答える相手に、〝あれはお前のファンが押し寄せただけだろ〟と思うもののわざわざ議論する程のことでもなく、ゲストの混ざれない話は応じないことで切り上げて前方に向き直り )
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(/ 大変お待たせ致しました…!逆巻と祐介さんの二人で話しすぎて繋げづらかったら、書き直しますので仰ってくださいね。特に問題なさそうであればお蹴りください!
ここで水色リボン事件の際に話に出たヘアアクセ提供が叶うとは…!エプロンつけて手を洗った直後が狙い目です()逆巻はきっと「水瀬さんの好きにして」って言うと思うので、おまかせヘアアレンジでお願いしたく…!
選んでいただいた天使と悪魔カフェでお返事しております。無邪気に「おそろい!」言ってるひな季ちゃんで私の中の悪魔が浄化されて、天使と天使になりました…(?)※全蹴り可 )
か、かっこいい~…!これはお金落としたくなるのも頷けます…っ!
( のむヨーグルトに一時期ハマっていたとの情報を入手した今後は、時折それを持参してメイクルームに入ってくる姿が見られるだろうか。手元を操作しだすのに合わせて視線をテレビ画面へ戻し、スクロールされていく画面をわくわくとした興味溢れる眼差しで見つめていれば。紅玉の瞳に悪魔の角に牙で装飾された姿が映し出された瞬間、悪魔に心臓を奪われたかのごとく惚れ直してしまい、崇拝でもせんばかりに両手の指を胸前で組み絡めてはハートマークをしきりに散らしながら素直な印象を口にして。お金には換えられない経験をした当時の同級生たちが心底羨ましくて、いいなあと羨望を小さく溢し。けれどすぐに、はっと何か気付いたようにびっくりマークを頭上に浮かべ徐に振り向けば、指先を数度軽く曲げ手招きして注目を集めたなら、「見て見て、おそろい!」口の端に人差し指を引っ掛けて自前の片っぽの八重歯を見せながら無邪気に笑んでは、適当な肯定が返ってきたとしてもどこか満足げだろうか。口元から指を離しては、ミルクティーアッシュをじい…と眺めて。黒髪の悪魔もかっこいいけれど、今の大人の姿で悪魔をやっても絶対にかこっこいいだろうなあなんて想像しては、きらきらと瞳を煌めかせながらテレビ画面に映る悪魔を指差しつつ言うだけ言ってみて )
傑さん、今年のハロウィンこれやりません?
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( / 第三者をあまり上手く動かせないこちらとしては、動かしてくださって助かってますのでお気になさらず…というか寧ろ、全然動かせてなくてすみません…!それだけお伝えしたかったので、蹴り推奨です◎ )
…──ほんとだ。
( 画面に釘付けになっていた眼差しが不意に此方に向けられ、慌てたように手招きするから何事かと思えば、口の端を持ち上げて見せられたのは彼女の〝牙〟。あまりの他愛なさに拍子抜けしたのと、今日は何かとお揃いを主張したがる様子が懐っこくて、ひとつ瞬いた後、自然にこぼれた笑みと同調の声は柔らかく。「ひなちゃんは悪魔より小悪魔って感じすね」八重歯が片方だけなのも相俟って、悪魔にしては邪悪さの足りぬ風体にそう告げると、組んだ膝の上に頬杖をつき、軽く首を傾げた格好でスマホのカメラを構える。相手から片目だけ窺える状態で合図も何もなく撮影ボタンを押しては、手元の操作にかまけてテレビにもその隣にも視線を上げないまま、語尾を下げた繰り返しの5文字でにべもなく提案を却下して。そして一部始終を蚊帳の外から眺めていた友人はというと、相当困惑したのか〝付き合ってる???〟と多めの疑問符をつけたメッセージを此方の端末に送信し、自身が静かにかぶりを振ったのを認めるなり、今度は彼が何か物言いたげな顔を作り )
やりません。
絶対かっこいいのに~…。
( スマホのカメラのレンズがこちらを向けば、撮られ慣れていることもあり特に気にすることもなくそのまま受け入れ、強いて言えば可愛く写ってるといいなあくらい。「小悪魔かぁ」悪魔より軽く、どこか愛嬌のある響きは悪くないかも、と感じては反芻しながら緩く笑って。それならファンのことも、もちろん彼のことも自分の虜にさせたいものだけれど、小悪魔からの提案にはころりと落ちる様子なく却下されれば、やっぱりだめかあと小さく落胆し。同窓会がいつ開かれるのかは知らないけれど、もういっこ!と人差し指を立ててめげずに提案をしてみるものの、それもまた却下されるだろうか。だとしたらこの悪魔の写真欲しさに、彼にこの写真を所持してるかどうか次いで聞いてみるはずで )
同窓会で、天使と悪魔の名コンビの再現をやるとかどうでしょう…!受付にいたら盛り上がりそうですけどっ。
なんでそんな悪魔させたがるんすか。
( 実物を見たいという意味での第一案は理解できるけれど、同窓会の受付で仮装させようとする第二案はもはや何目的なのか分からず、しかも傍から「俺はやってもいいよ」というアシストまで入ると、返答は否定前提で。彼女が思うほど自身に需要がないことを知らないのか、はたまた去年に訪れた文化祭でコスプレに乗り気だと思われたのか、「水瀬さんの学校では最後の文化祭って言うから着ただけで…」と誤解を解くべくぶつぶつ弁明するも、これ以上相手が言い募るようなら「今の俺で十分でしょ」と自惚れと狡さを孕んだ一言で収束を試みるだろうか。写真フォルダに己の姿など(例の自撮り写真等を除いて)入っているわけもないので、所持しているかという質問には素直に首を振り、少女の様子を察して「送ります?」と声を掛けた友人の提案が受け入れられたとすれば、連絡先の交換が目の前で行われ。「そうだ、逆巻の写真なら──…」件の画像が送受信された後、彼がそう呟いたのを発端に、元々口実だった同窓会用の写真選びは事実上の終了。今度はプライベート用の別フォルダが開かれ、カフェでバイトしている姿やグレー系やブルー系に染髪していた専門学校時代の姿、成人式でのスーツ姿等、本人を若干置いてけぼり気味に二人の間で情報と写真が次々交換されていって )
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(/ だいぶ確定が多くてすみません…!娘様の解釈が異なっていたり、挟みたい描写があったりした場合は、展開を変えていただいて構いませんので。ひな季ちゃんが過去写真入手したところで、そろそろ牧さん宅からは引き上げようかと思ってますが、その前に何かやりたいことや腹案等ございますか…? )
( 大人ver.も実物なり誰かに撮られた写真なりで──できれば同級生の女の人じゃなくて、祐介さん辺りが撮ってくれたものがいいけれど、それを拝むことができたらなあなんてあまりにも私欲に満ちた願望。「絶対かっこいいから!」と再度推してみるけれど、ちょっぴり狡い言葉に制されては。今の彼に不満があるはずもなく、同意するもののただいろんな彼を見たい気持ちも半分あれば、両手の人差し指同士をもじもじとくっつけながら「い、一理…いや五十理あるかも…っ」と私欲に耐えて。そこへ鶴の一声ならぬ天使の一声があると、「いいんですか…!?」と是非に瞳を煌めかせながら提案を受け入れるほかなく。連絡先の交換が済み悪魔姿の写真が送られてくると「ありがとうございます…!傑さんも!」きゃあ、とはしゃいだ声を上げながら嬉々として写真を保存し。見たことのない彼の姿と知らない過去が共有されれば新たな姿を目にする度に、顔が良いだの髪色が似合うだの、メニュー聞かれたいだの賞賛やはしゃいだ願望を漏らし。そんな中でも見惚れるばかりではなく、数多く写真を眺める中で感じるのは彼のポテンシャルを引き出す写真の構図や切り抜き方。こう向けられたらこう動けばいいのかもとか、カメラマンの意図に寄り添った演出の勉強になっては、すぐに吸収して進化した魅せ方で新たなファンを獲得するはずで。目の保養と、早く仕事で実践して活かしてみせたい向上心で瞳を煌めかせながら、フォルダ内の容量が増えたスマホを両手で握りしめつつ謝辞を告げ )
はわ~……あまりにも眼福で、目もフォルダも潤いました……し、普通に勉強にもなりました!カメラマンさんはここ抜きたいのかもとか、ちょっと分かるようになった気がします。ありがとうございます!
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( / お返事お待たせしてすみません…!昨日には回復していたのですが、やらなければならないことが溜まっていてお返事練る時間が取れず…。大変お待たせ致しました;
そうでないと進まない箇所もあると思うので、お気になさらず!やりたいこととしましては、逆巻さんの過去の写真データ入手できたら良いなあくらいでしたので、次レスにて牧さん宅引き上げでも大丈夫です。予想外にたくさんの写真の供給にひな季共々ほこほこしております* )
( 勉強になったのなら己の写真が共有された意義も多少はあったのだろうか。時折画面へじっと真剣な眼差しを注いでいた理由が明かされては、演者ならではの観点に妙に納得して。更なる進化の兆しを垣間見ると共に、プライベートフォルダから大半のデータが受け渡しを終え、外のチャイムももう夕刻を報せる頃。そろそろ帰ろうかとミルクコーヒーの残ったカップを少女の方へと押し出し、家人へその旨を伝えると、「今日は姉さんも帰ってくるし、それまで居ればいいのに」と言われるものの、一緒に出掛けたことをなるべく知られたくない気持ちもあり「お前より会ってるからいいよ」と丁重に断っておいて。その後の車で送って行こうかという申し出もそこまで手間を掛けさせるのは忍びないと遠慮することにして、タクシーを呼んでから友人宅を後にする。「昼間撮った写真もまた送りますね。逆巻経由で」と手を振って見送った彼の言葉通り、夜になる時分には作成されたアルバムが届き、それから彼女の話題で暫しやりとりが交わされることになるだろう。相手はともかく自分の想いは隠し通せたと信じ込んでいただけに衝撃も伴うが、現在は秘密のままと疑わずに。郵便受けの近くでぼんやりと迎えを待つ間、同窓会の写真選びという此方の都合に巻き込んでしまったことを詫びて )
…すみません、変なことに付き合わせて。
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(/ こちらこそ大変お待たせ致しました…!そして背後のリアルの事情へも展開に関してもご寛容なお言葉、ありがとうございました。それではネモフィラ畑と昔日イベもそろそろ終盤ですが、最後までよろしくお願い致します* ※蹴り推奨 )
全然っ、昔のいろんな傑さんを見れてとっても楽しかったです!
( 外で優しく響くチャイムの音をきっかけに切り出された幕引きに頷くと、飲み干したミルクコーヒーのカップを置いて帰る準備を進める中、自身のマネージャーでもある人物が帰宅する旨を伝えられると、どきりと気まずさが胸に差し込んで。ホラーロケの克服が一段落した今もまだ、プライベートまで一緒にいるとただ懐いてるという範疇を越している自覚があるだけに、さすがに売り出し中アイドルの立場としてお咎めがありそうで返答に迷いを見せていたけれど、先に彼が口を開き相応に納得できる返事を出してくれると密かにほっと胸を撫で下ろし。連絡先を交換しておきながらも彼経由で通すという昼間の写真の件に、あまり深く考えず気にしてない様子で「わかりました!待ってますね」と朗らかに答え、見送られて出た玄関先の郵便受けのそば。タクシーを待つ隣で詫びが彼から出てきては、とんでもない!とばかりに驚いた表情で見つめ両手を左右にぶんぶんと振って否定をすると、むしろ瞳や表情を煌めかせ、過ごした時間を振り返りながら嬉々として充実したものだったことを伝えて。タクシーのライトが遠くに見え始めると、僅かな二人きりの時間の終わりが迫る。予想外の収穫にとっても嬉しかったのは事実だけれど二人きりのデートだと思って今日来たため、それが叶わなくて少し残念な気持ちも照らし出され。牧さん宅の前にタクシーが着き、運転席からの操作で扉が開かれようかとする時。彼の顔をもう一度見つめては、悪戯げに笑みを浮かばせた口元へ、誰にも内緒でと人差し指を添えながらデートの再提案。彼から言葉が返るまでにタクシーの扉が開かれたなら何食わぬ顔で乗り込むと、「それにしても同窓会楽しそうでいいですね!どんなかっこで行くんですか?」だとか、まだ経験したことのない同窓会について好奇心溢れさせ話題に花咲かすだろうか )
…今度はちゃんとふたりでデートしましょうね?
…なら、俺も色々撮られておいて良かったです。
( 友人のスマホで切り取られた過去の自身の姿は本当に〝いろんな〟と形容するに相応しい枚数あり、それらが大画面に映し出されるのには少なくない抵抗感を伴ったけれど。彼女が嬉しそうにしているのを見れば不思議と微かに残っていた後味の悪さも溶けて、素直な気持ちであの写真たちを肯定する。だからといってカメラを向けられることが平気になったかというと勿論そんなことはなく、これからも極力逃れ続けるのだろうが、今回ばかりは撮りたがりの癖に感謝しておいて。他愛ない二言三言を交わすだけで手配したタクシーはもう遠くの曲がり角から車体を現し、待ち望んだ時間に反して訪れた二人きりの時間は呆気なく終わりを迎える。予定通りの到着に「…早いな」と呟いたのは名残惜しさの表れか、見つめたって遅くなるわけもないのに近づいてくるヘッドライトをじっと眺めて。丁度少女の前で止まった扉が開くのを待つ間、此方を向く気配に顔を上げ、隣を窺う。そこに立っていたのはまさに小悪魔そのもので、まだ二人でのデートを諦めていないらしい台詞に小さく笑んでは、座席に乗り込む背へ仕返しの悪戯を。そして運転手に事務所の寮近くを目的地として伝え、相手の問いへ「普通の服」と鋼の意思で答えてからは、当日に水瀬ひなの仕事が入っていることやクラスメイトと久々に連絡を取ったことなど、今日一日を埋め合わせるように延々喋り。一度保留にしていた〝昨日なに食べた〟〝どんな夢見た〟〝幼稚園児の頃のあだ名〟の話題も、車内か約束のアルバムを共有する際に展開されるだろう )
ふたりだといつ帰せるか分かんないすよ。
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(/ 逆巻側はこれにて〆とさせていただきますね。お返事はご随意に…!感想は次レスでお伝えさせていただく予定です* )
あうッ…。
( タクシーに乗り込もうとした背中へふいに笑み混じりの仕返しの悪戯が掛けられ、心臓がどきりと跳ねる。頭上への注意が逸れるには充分な動揺を抱いた次の瞬間、こん!と軽い音が響かせて。キャップのつばをタクシーの扉のフレームに打ちつけたようで小さな呻き声を上げては、ずれたキャップを外しては改めて身を屈めて車内に足を伸ばし入ると、好きな人の前で恥ずかしい…と耳朶を染めつつ双眸を不等号にしながら奥の座席に座り。大丈夫かとの軽い心配の声が掛けられたなら問題ないことは伝えるけれど、〝帰してくれなくてもいいんだけど〟と密かな想いは外したキャップと一緒に胸に抱え。普通の服で同窓会に行くことを聞けば、普通がもうおしゃれなんだからなんて小さく笑いつつ、どんな服かなあとふわふわ想像してみたり、保留の話題には〝春を意識して春巻き!〟〝ネモフィラのアイスを食べる夢を見て、今日食べれてよかった〟だとかご満悦に語ったり。幼稚園児の頃のあだ名は〝周りの子に比べて小柄だけど、人一倍明るく通る声で笑っておしゃべりするから、ひよこちゃん〟と明かすと、その晩、写真が彼経由で送られてきた際に〝ひよこちゃん〟時代である5歳頃の写真データが彼に送信されるはずで )
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( / 昨晩のメンテが明けてからあちこちでバグってますね…、このごろセイチャが不安定で大丈夫かなあとひやひやします…。
さて、こちらも〆させていただきました* 中々進めることができずのんびり進行ですみません、ネモフィラ畑と昔日イベもありがとうございました!
一旦お返事のみ失礼します、感想は私も次で語らせていただきますね* )
(/ このトピックが始まった頃と比べて色々変わって行きますね…、これからどうなっちゃうんでしょうか…。
こちらこそ長く返せない時があったり、内容が薄くなっちゃったりですみません…!でもお陰様で今回イベもまた楽しませていただきました* 春だから春巻きなのひな季ちゃんらしくてほっこり…。あだ名も衝撃の可愛さに「ひよこちゃん…!」って言っちゃいましたし、ひよこちゃん(ミニ季ちゃん)時代のお写真まで頂いていいんですか…!の気持ちです。あと仕返しに対する胸中には、帰さなくてもいいんだ…!?と逆巻の代わりに背後がどぎまぎしておきました()
おそろい!の指タッチはメルヘンかわいくて、にーってしてるお顔は無邪気かわいくて、収め(させ)た写真は手元にあれば確実にスマホの壁紙ですし、知りたいって言ったら前のめりに何でも答えてくれようとするの解釈一致すぎました…。ちなみに最後の頭(正しくはキャップのつば)をぶつけちゃうところも解釈一致です。耳打ちの提案も叶えてくださってによによした上、誕生花知識でへにょへにょ嬉しそうにしてくれるのもとっても幸せになって、幸せでした…(?)コミュ力もさすが過ぎたので逆巻がコミュ強ふたりに置いて行かれてしまう…!と一瞬危惧したこともありましたが、すぐひなが予定の3倍くらいいちゃついて最終的には祐介さんを蚊帳の外にしてましたね()ネモフィラ畑と昔日イベ、ありがとうございました!
次は3000レスのお祝いになるかと思いますが、これまで通りに部屋を飾り付けて行いましょうか?それとも他の方式を試してみましょうか?ご希望があればお聞かせください…!※お好きに蹴り可 )
( / 不変はないとはいえ、使いにくくなるのは困りものですね() せめて一週間くらい前に戻ってくれたならいいのに…。
私もたくさん満喫させていただきました!あだ名も気に入っていただけたようで嬉しいです、ひなき=雛=ひよこ…と関連づけてもみました。ひな季がぴーちくぱーちくと騒がしい時は、なるほど、ひよこ…と逆巻さんにうっすら思われていたらおもしろそうです。帰さなくていい胸中は、ひな季的にはもっと一緒にいたいから!なんて単純明快な理由なので、どきどきしているのは多分私たち背後だけです()
溢れるしあわせな感想たちに、私も幸せな気持ち…。祐介さんが蚊帳の外になっちゃったのは、きっと私の技量不足が6割はあると思います…ごめんね祐介さん…。
出だしの方の、「俺だって二人がいいけど」とか「こわくないよ」にもきゅんきゅんさせていただいてたのですが、来る!とわかっていても、ひな季と祐介さんの繋いだままの手に割り入るの…とっても良かったです…。察した祐介さんの、日頃からちゃんと逆巻さんのこと見てるんだな感も感じられていろんな良さがぎゅっとあの場面に詰まっていました!同級生ならではの軽いノリのやり取りも好きでした* 二人のファンクラブ、背後も加入させていただきたいです…会費はおいくらで…?
今回のイベント全体的に、逆巻さんから向きはじめた矢印をじわじわと感じられる回で、眺めていて擽ったい心地になりながらもペンライトとメイクブラシのふたつを振って応援したくなるものでした…。なんならタクシー運転手になって、二人の会話に耳を傾けながらきゅんと胸ときめきたかった(?)
毎度の如く、気を抜くとこう長ったらしくなっちゃう感想でした。蹴り可です◎
部屋の飾り付けについてですが、嬉しいことにお祝いごとが多いのでいつネタが尽きようかとあせあせしていたところです…!思えば最初の頃は、レス記念にパロなどの考案をしていたなあと…原点回帰して、そういった類でも良いのかなと思っております。…で、タイムスリップの言葉でまたひとつ、いつかやってみたいパロが思い浮かびまして……1970年代あたりでも、更に昔でもいいのですが、すぐひなのどちらかのご先祖様(顔がめちゃくちゃ似てる)の時代に何かの拍子でタイムスリップしちゃって、右も左もわからないどちらかがご先祖様にお世話になる…というのも追加させてください…!
過去に挙げたパロ提案やその他含む、ご希望のご提案があればお聞かせください* )
(/ お返事は差し控えさせていただきますが、表情ころころさせながらご感想拝読しました* もはやすぐひなの会話垂れ流すだけのラジオ放送してほしいですよね…()
そう…なんですよね、頻度が高いだけに、やることもお伝えする言葉もワンパターンになってマンネリの懸念が…。と思ったのですが、パロを定番化するのもまた負担になりそうというか、レス突破記念を重く捉えすぎていたのかもしれません。元々嬉しくて出てきちゃって喜びを分かち合う、だったのが、いつの間にかちゃんとお祝いしないと、の意識になっていました…。二転三転してしまって申し訳ないのですが、やっぱりこれまでと同じ形式で、でももっと軽く通過点として扱う感じでも大丈夫でしょうか…?事前の話し合いでお部屋のテーマ決めて、ちょっとおめかしして出てきて「おめでとう」言い合って写真撮る、くらいの。パロはやりたかったら別途やる方針で…!
パロの新案はぜひぜひ…!平安っぽいのはかぐや姫の時にやったので、戦国とか江戸…?もしくは思い切って自然と共存する神話みたいな世界観とか…?逆巻の先祖はとりあえず、真・陰の者として忍者の里の人とか推したいです…oO
ブレブレで大変恐縮ですがご検討ください…! )
( / すぐひなの会話ラジオ、絶対によによしながら聴いちゃいます…。元気で無邪気なひな季の声のそばで、温もりのある声で小さく笑みつつ時折淡々とツッコミをいれてる逆巻さんの声…すぐひな推しの私たち+相馬くんにとっては堪らないラジオですね…!(※蹴り可です◎)
言われてはっとしました…。レス数が大きくなるごとに、めいっぱいしっかりお祝いしなきゃ!の意識が強くなっておりました。ので、ご意見に賛成させていただきます!ちなみに今回のお部屋のテーマはいかが致しましょうか?前回のお部屋は夜の海をテーマにお部屋づくりしましたが、リアルタイムでは梅雨なので紫陽花だとか、虹、水槽の中みたいな雰囲気でも素敵だなあと…。水槽で更に思い浮かんだのですが、本編でも番外編でも構わないのでいつか二人を水族館に連れていってみたいです…!
1970年代、投稿してから思ったのですが…全然現役というかご先祖様というほど遠い昔ではなかったですね…。真・陰の者である忍者の里の人、おもしろ名案なのでそこに絡ませて戦国時代はいかがでしょうか!時代背景的に敢えて違和感の大きい制服姿のひな李を置かせたいです…。ちなみにひな季のご先祖様イメージ、なにかありますか?神話から思い浮かんで、ざっくり天使っぽいとか、ファンタジー寄りばかり思い浮かんでしまいまして…。 )
(/ 私も背後様の原点回帰のお言葉にはっとしてのことでした、ついつい膨らませ過ぎがちなんですよね…。ご賛同くださりほっとしました、ありがとうございます!お部屋は雨のモチーフなら天井から連なった雫型のチャーム吊るして、そのきらきらと光源で虹…出ないかなぁ…( 他力本願 )床とかテーブルに水溜まりだったり水の波紋がイメージできる何か…マットとか、お皿とかになるのかな…?も設置したいです。そして相合傘用の傘も!はたまたお庭なんかでアンブレラスカイも今ならではでいいかなって思います。紫陽花なら…折り紙で作って、お部屋ぜんぶ色んな折り紙作品で飾り付けしてみるとか…!
水族館に行くすぐひなは私も最初期の頃に妄想したことがありまして、お付き合いしたてで水槽より逆巻見てるひな季ちゃんに「魚見てくださいよ」「魚より逆巻さんが綺麗で…」「魚に失礼でしょ」って照れ隠し(?)で訳の分からないこと言ってました…あまりにも低解像度…()いつか連れて行きたいですね…!
いえいえ、タイムスリップが着想元ということで全く違和感おぼえておりませんでした◎ 戦国時代の忍者の里に迷い込んだひな季ちゃん、どこかからの刺客かとめちゃくちゃ疑われるけど、邪気がなさすぎてわりとすぐ解放されてそう…。で、偉い人に解放の進言したのが先祖巻だったら〝助けてくれた人〟として安心して交流できそうだし、捕らえられる前も後もひな季ちゃんの監視役と世話役任されてたい…!天使はまさかのルーツすぎてそれもまた面白そうですが、お茶屋の看板娘とかはとってもひな季ちゃんぽいなと…。その辺で倒れてたのを拾われて仲良くなって、そのうち看板娘にアタックしてくる男たちを親目線で品定めするようになります( 厄介 )性格ぜんぜん違うパターンなら、邪馬台国の女王とかやっててもいいなぁとか!術師的なのも高貴な身分も似合う気がして…、おそばで身の回りのお世話させていただきたい…。※適宜蹴り可 )
( / 雫型のチャームいいですね、きっと出ます、虹* 水溜まりイメージのマット類も非常にかわいいですね…!晴れた日にアンブレラスカイにしてもいいなあと思います…が、個人的な趣向で雨音が好きなので、雨の日に室内でチャームや虹~の方にさせていただけると大変嬉しいです!
水族館、魚とあわせて展示名を見ているうちになんならお刺身とかお寿司が食べたくなってそうです() 初デート!とかで意気込んで朝ごはんが喉を通らなくて、マグロだとかアジとかタイだとか見ているうちにそれで、視線をふよよと逃したら水槽を見つめる青い光の反射に照らされる逆巻さんが綺麗で…。それで突っ込まれて、実は…と暴露してたらかわいい。機会があれば連れていきましょうね*
先祖巻さんの語呂がなんだか好きすぎて脳内リピートしました…。逆巻さんにお顔がそっくりなのもあって、絶対すぐ懐くだろうな…。ぜひぜひ、戦国時代の忍者の里でよろしくお願いします! ひな季側のご先祖様、お茶屋の看板娘の発想がとても良すぎて…!お尋ねしてよかったです、ひな季側はそれでお願いできればと思います!今も昔もSECOMな感じとてもツボです。先祖季…永先祖…?である看板娘は、ひな季よりももっとふわふわしてて警戒心ゼロだったけれど、タイムスリップした逆巻さんがSECOMしてくれたおかげで血を受け継いだ今のひな季は、10くらい警戒心アップしてそうです。 )
(/ ではでは雫型のチャーム吊るして水面を模したラグ敷いて、テーブルの上にはテラリウム用ガラスボールに入れた紫陽花を散りばめておく感じで飾り付けさせていただきますね…!ちなみに逆巻の衣装ですが、サックスブルーの長袖ケープシャツか、リボン付きバックスリットからアイスブルーのプリーツが覗くバックロング白シャツかだと、どちらがお好みでしょうか…?今回はハーフアップスタイルで登場させていただこうかと考えております!
見られてる魚たちは気が気じゃないですね()ひな季ちゃんがお腹を空かせているのは一大事なので、暴露を聞いたらすぐに水族館内のレストランへ連れて行くはず…。以降のデートでも会ってまず腹具合を確認するのが暫く固定になりそうです。とりあえずすぐひなの初デートは水族館でメモしておきます…!
私も先祖巻の語感気に入っていたので嬉しいです、ひな季ちゃんの方も合わせるとなると先祖な季ちゃん…?と思いましたが、永先祖さんも良いですね…。メモ程度に、忍者の名前は逆巻千影(ちかげ)さんで、逆巻傑からより社会性を抜いてフィジカルをプラスした感じになる予定です! 警戒心ゼロの看板娘に逆巻が気を揉む様が目に浮かぶようです…絶対にSECOMするのを見かねて、助けたからってそこまでしてくれなくていいのにって言われ、恩もあるけど…ってひな季ちゃんの話しても楽しそう。ここのお団子食べさせたらきっと喜ぶ、とか。 鉄は熱いうちに、ということで、3000レスのお祝いが終わったらこちらを始めましょうか?それともお盆辺りまで寝かせておきましょうか…?※適宜蹴り可 )
( / 自分の部屋もそれにしたいくらいです、とても素敵な飾り付けのご提案ありがとうございました…ぜひぜひそれでよろしくお願いします!ハーフアップ大好物すぎます…逆巻さんの服装は長袖ケープシャツが好みでしたのでそれでお願いします* てるてる坊主か雨合羽イメージかな?と思いましたので、ひな季はフード付きの白いレースポンチョに、裾に向かって紫陽花色グラデのスクエアヘムスカートにしようかなと考えております…!
すぐひなの初デート指定しちゃってすみません…!と、お気付きかわからなかったのでこちらでも謝罪しておきますね…。メモありがとうございます; ご先祖様のお名前のセンスよすぎる…!社会性抜いてフィジカルプラスなのも声出して笑いました、わかりやすい!永先祖はどうしようかな、小春(こはる)・緒花(おはな)あたりにするかもしれません。タイムスリップ先でひな季のこと想ってくれるの尊くて、お団子たべるより胸も心も早くも満たされそう…。あ、お盆辺りにするの名案ですね…!きっとあっという間にお盆だろうと思うので、お盆にご先祖様イベやらせてください!
なんだか全然蹴れてないような…。ざっくり蹴って3000レスのお祝いイベント始めていただいても構いませんので◎ )
(/ 背後様のアイデアのおかげです、こちらこそありがとうございました…!衣装もケープシャツにさせていただきますね◎ レースポンチョもグラデのスカートも可愛い~!暑い時期の正装?フォーマル?ってバリエーションないな…から至ったモチーフ衣装でしたが、上手く揃えてくださってさすが過ぎます…。大方固まったかなと思いますので、早速始めさせていただきました!
謝られるようなことなんて何も…!妄想なんてなんぼあってもいいですからね…。永先祖さんのお名前、小春さんになると春名さんの本名と被ってしまいますが、念のためのご報告なので背後様が特に気にならないようならご放念ください…!永先祖さんは春っぽいイメージなんですね*
それではタイムスリップ回はお盆の頃にして、3000レスお祝いの後は本編に戻る流れで!…なのですが、全身コーデショッピングデートはかなり前にご提案したイベ案ということもあり、正直ネタが弱いかな~と思っておりまして…。スキップするかテコ入れするかを考えているのですが、いかがでしょうか?※お好きにお蹴りください! )
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…最近なんか不穏すね。( シャンメリーをグラス注ぎ終え、ボトルを置くと / この頃不調続きの世界に窓の外を眺めてぽつり / それからそばの相手へ視線を移し「俺らまだまだこれからなのに」 / グラスとクラッカー、どちらに手を伸ばすか迷った末に出方を伺うことにして )
( 天井からは連なる雫型のチャームが何本も吊るされ / 床には水面を模したラグ / 眼前のテーブルにはテラリウム用ガラスボールに入った色とりどりの紫陽花が散りばめられており / 立てかけられた水たまり風のアクリルプレートには『3000』の金文字 / 部屋の外では雨が降り続いていて / ミルクティーアッシュの髪はハーフアップに / 耳朶には雫型のシルバーフープピアス、耳輪には贈り物のイヤーカフ / リボンタイのサックスブルー長袖ケープシャツと黒のスラックスの装いで )
( / モチーフ衣装とっても大いにありです!キリ番レスのお祝い時期ってすごく被るものではないと思うので、時期に合わせて時折モチーフ衣装にこれからも挑戦させていただたら嬉しいです。そして背後様にコーデを褒められるたびに心がほわほわします…ありがとうございます*
あ!そうですね…すっかり春名さん呼びで頭の中に固定されていたので失念しておりました; ご指摘ありがとうございます。ほわほわとしたイメージなので仰る通り暖かな春っぽいイメージでした。ではでは緒花にしようかと思います!イントネーションとしては小花なのですが、常連客さんたちには乙女のイントネーションで、おはなちゃんと呼ばれていてほしいなあなんて、密かなこだわりです…。
全身コーデショッピングデート、最初期からある古参イベ案ですからね…!アップデートしなければですね。とはいえ、ぱっとすぐには改善内容が思い浮かばないので、フラグを立てたことですし一旦同窓会イベを挟んでからにしますか…? / 最後のイベ案にだけお返事いただければ大丈夫です◎ )
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わたし、閉鎖された世界も見たことがあるから…もしもこの場所が消えてしまったらって、最近不安です。たくさん思い出が詰まった場所だもん…。( しゅわしゅわと弾け、消えゆく泡をしょんぼりした表情で見つめ / 外は雨だからか、まるでこの世界も弾けて消える泡のひとつのようで / レースポンチョのフードを被り、その裾からはパステルカラーのヘアゴムで結んだサイドの編み下ろしの玉ねぎヘアが垂れ / 紫陽花色のグラデのスクエアヘムスカートから伸びる白い脚は、彼のそばに立って / そっと伸ばした指先は、グラスでもクラッカーでもなく / 彼の指先に控えめに絡めると、繊細なレースのフードからちらりと顔を上げ / 覗き込むように小首を傾げ、おずおずと視線を合わせながら )これから先も、ここで、わたしたちの人生を紡いでいきたいですね。…それには傑さんなくしてはだめなので、えっと…これからも、一緒にいてくれませんか…?
(/ そうですね、その次に持ってくるなら同窓会イベか金色リング事件(水色リボン事件逆転版)かと思いますので、全身コーデショッピングデートは一旦検討にして、同窓会イベでお願いいたします…!※蹴り可 )
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…ひな季さんのいる所には、必ず俺もいます。これからも変わらず。( 遠慮がちに問い掛ける瞳と眼差しを交わして少し / 「いつになく弱気すね」と独り言に似た調子で零せば / 浅く絡む指先を深くまで絡め、簡素ながら確かな言葉で応え / それから空が晴れるのを待つかのようにフードの下へ目を留め、不意にふっと表情を緩めて )乾杯するすか。ふたりでここまで来れた記念に。
…っ、そうでした!だってわたしが、離さないんだもん。( 少し大きく見開いた瞳は、きらり光を取り込んで / いつしか雨音は止み、曇天から陽光が差し込んで / じんわり喜色に染まり柔らかく綻ばせた目元を照らし / 深く絡まった指先を、きゅっ / フードを下ろしながら乾杯に賛同すると、既に中身が注がれたグラスを繋がれてない手で持ち上げ / 彼も同様に持ち上げたなら、晴れやかな笑み浮かべながら、こつんと軽く触れ合わせようか )はい!…3000レス、おめでとうございます。これからも、ずっとずっと先まで、よろしくお願いしますねっ!
…俺がひな季さんに捕まりっぱなしなの、思い出した?( 暖かく綻んだ表情に、此方もつられて柔らかく破顔 / 固く結ばれた手元をちらりと見遣れば / 顔を覗き込む角度で僅かに首傾げて、視線交わし / 相手に倣って持ち上げたグラスが小さく音を立てて / 同じ思いを返すと共に、まずはひとくち / しかしなかなか以降がすすまない様子で / 上からシャンメリーの泡をぼんやりと眺めては、徐に「こうして二人で話すの、久々な気がして」と口を開き / 隣に目を向け、「…飲むの、ちょっと勿体ないすね」とかすかに笑って )こちらこそ。ずっとずっと先まで、よろしくお願いします。
えへへへ…。でも傑さん、脱走とかしないでしょ。…嫌じゃないって、思っててもいい…ですか?( 日に日に少しずつ、柔らかさの増す彼の表情に毎度目を奪われ / きゅん / にへにへ緩んだ笑みを浮かべつつ、控えめに小首傾げ / 彼がひとくち嚥下する間に、ごくごく二口ほど / 傾けたグラスを立て直す間に、勿体無いとの言葉に瞳ぱち / しゅわしゅわ弾け消えるグラスに視線を留めてから、彼を見上げ )…このひと時は、確かに一瞬だから勿体無いかもしれないですけど…これからも、何回でも飲むものですから!( 胸張りながら、えへん )──…あっ、でも19になる年なんですよね、わたし。…来年はシャンメリーじゃなくて、シャンパンでお祝いできるかな…。( シャンメリーでお祝いするのはあと少しで、確かに勿体無いかもしれないけれど / 新たなステップに期待に満ちた瞳を向け )
捕まってるのは体だけじゃないんで。( 遠回しながらさも共通認識かのごとく暴露したのは、彼女への入れ込み具合 / その余韻も冷めぬ間に「嫌じゃないって、思っててください」と同じ言い回しで重ねて肯き / 未来を約束する堂々の言葉に、納得したような、していないような / 何とも言えない顔で依然ぼんやりとグラスを眺めて / もし相手がもう一口でも口をつけようものなら、ボトルを持って減った分を隣から注ごうか )1月だから細かいこと言うと再来年だけど。やっぱりお酒に憧れってあるもんすか。
!──…はい…。( どき、と胸は高鳴ってまあるくなった瞳は驚喜が滲み / 飲み物にアルコールは入ってないのに、ぽかぽかと頬は熱くふわふわ浮かれた心地で / 彼の顔から手元のグラスに視線移すと、グラス傾け / 減ったところに注がれればスマートな対応に、ふむ… / 大人ぶって真似したくとも、彼のグラスの中身は減っていなくて )来年も再来年も、きっとすぐです!……お酒に憧れって言うよりかは、やっと同じ土台に立てる感じがするから、かも。( 二十歳を越えたなら大人の枠に入らざるを得なくて / それなら彼もいよいよ子ども扱いできなくなるだろうと / ひょい、とちょっとだけ背伸び / 少し視線縮まれば、悪戯げに八重歯覗かせ笑うも / 言動はやっぱりまだまだ子どもっぼく )
…──ちょっと飲んでみる?( ボトルと持ち替えたグラスを窺うような目の運びに気が付き / 少しの間意図を量ってみるも、結局答えには至らず / 代わりに中身の変わらないそれを差し出しつつ / いつかと同じ台詞で、突然の抜き打ちチェックを仕掛けてみて / 早く大人になりたがる少女の様は、かえって子どもらしさを際立たせ / 彼女にその先を尋ねたのは、想像が及ばなかったせいか / 近づく笑みの正面へ顔ごと視線を下ろすと、側頭の髪がはらりと一束垂れて )…、同じ土台に立ったら、何か変わるんすか。
へ、──…、うん…。( ふいの誘いに瞳ぱち /
すぐさまいつしかの記憶が呼び起こされるけれど、その手には引っ掛かりはしない / それでも、そっと手を伸ばしたのはほんの少しの下心のせい / 間接キスになる / どきどきと緊張と恥じらいの面持ちで、今にもガラスを指先で掴みそうで / はらりと垂れた一束が彼の色気を増長するようで、どき / 視線をふわり、ふよふよ / 正面を直視できず、頬をほんのり赤らめながらぽつぽつ言葉紡げば / そっと伺うように小首を傾げ )え……えと。そしたら、好きの気持ちに、子どもの戯言だと思わないで、真剣だって思わずにはいられないでしょ…?
…やっぱ肯いちゃうんすね、ひな季さんは。( 指先がグラスに届いて、今度は此方が双眸ぱち / 直後、ふっと気の抜けた笑みをこぼし / 貴女が引き寄せるならそのままガラスの縁を口元まで運んで傾け、手を離すようなら自らの口元に運んでひとくち飲むだろうか )真剣に、…受け取っていいんすか?( 瞼を伏せて繰り返す声は束の間思案に沈み / それから不意に覗かせた真摯な眼差しで、目の前の瞳をまっすぐに見据え / 紫陽花の咲くテーブルへコト、とグラスを置くと / もう視線を逃さないように、かすかに冷たさを残した親指で眼窩を撫で )…困るの、ひな季さんの方だと思うけど。
ん──…、だって、間接キスのチャンスだと思った…ので…。( 意識してるのは多分わたしだけなんだろうな / 気の抜けた笑みに、きゅん / 横目に見つつ、彼の抵抗なく引き寄せたグラスに唇をつけては / こく / グラスが離れた後、しっとり濡れた唇に人差し指の腹を添え / はにかんだ笑みを浮かべながら自白して )そんなの当たり前じゃないです、か──…っこ、困るって、どういう…?( おずおず覗き込んでいた瞳は熱く物語るものに / その瞳と彼の真摯な眼差しが絡めば、どきり / ふいに触れられた指先が冷やこくて、微かに双眸きゅっ / けれど真っ直ぐ向けられた彼の視線から目は離せず / 頬に熱がじんわり集まれば、すぐに彼の指先を温めて )
っ…、…──グラスくらいじゃなんないすよ。( 手を貸しておいて〝本当に飲むんだな〟と喉の動く瞬間を見守っていれば / 思わぬ告白に虚をつかれて目を丸く / やや顔を背けて間接キスを否定するけれど / 体の正面まで戻ったそれに再び口をつけるまで、明らかな躊躇いの間が生まれて )…もう、こんなところで止めてやれない、って意味です。( 指先へ仄かに灯りだす熱は、彼女のものか自分のものか / 完全に飲み込まれてしまう前に肌から手を離し、すぐ隣の、耳を覆う位置に移動させて / 睫毛が触れ合う距離まで顔を近づけては / 最後の一動作だけをしないまま、つぶやくように覗き込んだ瞳に答え )
…え!じゃあじゃあっ、えっと、ここから飲んだらなんか良いことあるかも…!( 成功した!と思った矢先の否定 / しょも… / すぐに頭上に、ぴこんと電球マーク / 淡いリップの色が薄く移ったグラスの蓋を指差して、にこ! / 下手っぴな誘導 )──~~っ…と、止めなくて、いいのに…。( 睫毛が触れ合いそうな至近距離に、頬も耳もじゅんわり熱く / 瞳は熱っぽく潤んで / かあ、と熱くなる頬に片手を / そのまま添えられた耳覆う彼の片手に、すりっと指先滑らせ / 直視できず睫毛をやや伏せ、むしろ本望かのようにぽつり )
──……、…良いことなら間に合ってるんで。( 丸わかりの意図に数秒無言で見つめてから / 縁を摘むようにしてリップの跡を拭い、別の箇所から一気にぐい / 空になったグラスを戻しながら息吐く顔は、飲み物にアルコールは入ってないのにほんのりと朱を刷いて )……~や、駄目でしょ。アイドルなんだし。( 一瞬、ぐらりと確かに理性が揺らぎ / 瞳の奥に欲を覗かせるも / 抗うかのごとくゆっくり頭を引いて、それから少し強めに額ごつ / 流される寸前だったようで、微かな重みを預けたまま「しっかりしてください…」と吐き出す声は弱々しく切実に )
それは、とっても素敵なことだとは思うんですけどっ──…!あぁ…、残念…。( ほんの少し希望滲ませた瞳に映るのは、容赦なくリップ跡を拭う姿 / がーん! / 落胆で肩を落とし、しゅん… / ちらりと見上げた姿に瞳瞬かせると )あうっ、……。( 額への衝撃に双眸ぎゅむ! / ちょっと痛い…とほのかに涙滲む瞳で、少し不満げに真正面の彼見つめれば / ほんの少しの思案 / 徐に頬に添えていた手を離すと、〝ないしょ〟の形に人差し指を立て彼の唇にあてがい / 背伸びした瞬間、双眸を閉じ / 指を間に挟む形で、人差し指に一瞬唇を寄せ / 文字通り瞬く間のできごと、そっと踵下ろすと )──…直接でも間接でもないから、セーフでしょ!…えへへ、3000レスおめでとうございます、…でした!( 人差し指を離し、してやったり!と明るく満面の笑み浮かべた頬は赤く / にへ )
…もうひな季さんにはちょっとあげない。( ふっと伏せていた瞼を持ち上げた先で目が合ったなら / ほんの僅か眉を顰めて、グラスを守るように自分の胸の前へと引き / むしろ此方に警戒心が芽生えた様子 )──……、そんなんどこで覚えて来るんすか…。( 唇に置かれた食指が注意を彼女へと誘導し / 近づくその顔に、咄嗟に息を呑んで / しかし触れないと分かると、安堵したような、残念なような / 複雑な心持ちで暫し放心 / それから思い出したかのごとく短く息を吸って、吐くと同時に声もこぼれ )…若干進むのが怖くなってきたけど…、3000レスおめでとうございました。これからも〝お手柔らかに〟お願いします。( 大事な部分を強調気味に / 得意げな笑みから視線を逃した窓の外は、いつの間にかすっかり晴れて / 「…あ、虹」空に架かる七色を見つけた瞬間、今し方のもどかしさも忘れ / あなたに屈託のない表情を向けるだろうか )…ひな季さん、虹。
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(/ 上記、蹴り割愛ご自由に…!背後からも、改めまして3000レスおめでとうございました* 最後の合法キス(指ちゅー)で、それならマスク越しもありなのでは…と閃いたのが一番の収穫でした。ありがとうございました(?)そしてひな季ちゃんのレベルアップが凄まじい…、がんばれ逆巻…。セイチャの不具合も大方直ったみたいで安心しましたね。これからも末永くよろしくお願い致します!
打ち合わせ通り、次は同窓会イベに移らせていただきます…が、母を泊めなければならないので15日の夕方からお返事が少し難しくなります…!何卒ご承知おきください。 )
( / お返事たいへん遅くなり申し訳ございません;;お言葉に甘えまして背後のみのお返事で失礼いたします。職場環境に急激な変化がありいろいろ考え込んでしまいまして、お返事を考えられる余裕が作れませんでした…。それで、恐らくですが8月と9月が特に、毎日の安定したお返事が難しくなりそうで。ご迷惑をお掛けすることになり恐縮ですが、これからも末永くお相手していただけますと幸いです…!
こちらからも3000レスおめでとうございますと、ありがとうございました* ひな季のおせおせ感足りてるかな、大丈夫かなと考えてるところにきっかけがあったので、合法キス入れさせていただきました…収穫あったならよかったです…!
ご予定につきましても承知いたしました◎ こちらも17日と20日がそれぞれお返事が難しいためご了承ください…!
上記全蹴り可です◎
同窓会イベの開始ロル、こちらからお出ししますのでもう少々お待ちください。もしも、お待たせしてる間に練ってくださっていた場合には、もちろん投下していただいて構いませんので…! )
そういえばね、傑さんが今度同窓会行くんだって。同窓会ってどんな感じなのかな~、とにかく楽しそうでいいよねっ!わたしたちもきっと同じように同窓会するんだろうなあ、すっごく楽しみ──…、えっ?
( 某日、メンバーらが住まう寮のリビングにて和気藹々と談笑中。ふと、同窓会について周知である想い人にも絡む話題を出しては、卒業したてである同い年のメンバーたちとこれから先に待っているだろう同窓会について期待を膨らませるけれど。ねねぽんが怪訝そうに『同窓会って、大丈夫…?』と眉を顰めながら心配を煽ってきて。何のことか分からずにその場は過ごしたけれど、そのまた後日──玲ちゃんと連絡を取る機会があった際に、同窓会についてどんな感じだったかと話題を膨らませると、ねねぽんと同じような反応が返り。二度も似た反応が返るとさすがに引っ掛かるものがあり、少し追求してみたのがつい先日。〝同窓会といえば久しぶりに再会して女の子が綺麗になってたり、元カレとか元カノとかと再会して、盛り上がっちゃうのが定石よ〟──その言葉に危機感を覚え、そして今日は二日ほど空けて彼とのお仕事の日で。メイクルームに入った表情は、にこにこきらきらとした悩みのなさげないつもの明るい笑みはなく。にこにことはしているものの、そわそわと何か気にした様子の表情でちらちらと鏡前の椅子から鏡に映る彼を眺め見つつ、話題を広げてるようで、同窓会に関連した話からは離れられずに、結局のところ同窓会に触れて )
今日もよろしくお願いしますっ。…──…で、最近見たドラマがそういう感動的な再会があったんですよ!ロマンチックですよね~…、あ。そういえば前行ってた同窓会って、いつでしたか?
…すね、ロマンチック…。
( 会話の大半を彼女が喋る状況は、自分たちの──特にメイク中のやりとりではままあることなのだけれど、今日に限っては少し様子が違っていた。幼少期のあだ名そのままの活発な口は次々に言葉を継ぎながら、しかし気も漫ろに別のことへ意識を取られているように見受けられる。緊張しているのか心配事か、些細な違和感だけに直ちに踏み込むのも躊躇われ、ひとまずは何も訊くことなく心に留め置くだけ。態度には出さずあくまで普段通りに振る舞うものの、作業の傍ら顧客の観察に掛かっていたせいで会話にまで気が回らなくなり、ろくに内容も把握していないおざなりな同意が唇から零れていたことは、本人でさえ気が付かずに。その思わしげな響きは脳内を占領したただ一人のためのものだったが、もしかすると鏡を介した少女の瞳には、化粧品に落とした眼差しが見知らぬ誰かとの再会を期待するように映ったかもしれない。先日まではポジティブにしか受け取られていなかったことから、相手の異変の原因が自身の同窓会だとは思いもよらず、ドラマの感想から急に転換した話題に面食らってひとつ瞬いた後、何でもないことのように問い掛けへさらりと答えて )
ああ…、今日すよ。
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(/ こちらこそ、大変お待たせいたしました…!環境が変わると順応するのに大量のエネルギーを使いますからね…、大変なご状況お察しします。どうぞ背後様のリアルと心身を第一に考えてくださいませ* そして突然居なくなってしまうようなことは無いと分かっておりますが、余裕があれば長くお返事が難しそうな時はご一報くださると助かります! 8、9月のお返事ペースと、17日と20日のご予定について、把握致しました◎ 迷惑だなんて全く、背後様とこれからもご縁を繋がせていただきたいので、ご無理のないようお付き合いくだされば幸いです。繰り返しになりますが、これからも末永くよろしくお願い致します…!
また、開始ロルの投下ありがとうございます。お返事させていただいておりますが、こちらのお返事に違和感等ございましたらご遠慮なくお申し付けください…!※全蹴り可 )
きょ、きょう…!?
( ロマンチックへの肯定が返ると、同窓会でそういうロマンチックな出来事を密かに期待してるのだろうかと、動揺で瞳が鏡越しにふよよ…と彷徨い。更には同窓会が今日であることを知っては、ぴしゃーん!と雷の衝撃が落ちたかの如く。更なる動揺で冷や汗が頬を伝い、もちろん声音にもそれを滲ませて。「へ、へ~…?だから今日ちょっとお洒落なんですね…、いやいつもお洒落でかっこいいんですけどっ…」目前の鏡に映る彼の出立ちを、マスカラが施された長い睫毛を上下にしながら矯めつ眇めつ眺め。当然漏れなく今日もかっこよくて、黒髪の学生時代にはない大人の色気がきっとあって。久しぶりに再会した同級生の女の子がめろめろになっちゃう…と危機感を覚え、苦肉の策でもいいから何かないかと焦り考えては、カウンター端に寄せたトートバッグの口から覗くおそろいのハンドクリームが目に付く。ぴこん、と電球マークを浮かべては、ハンドクリームを手に取るとどこか必死な様子で塗ることを勧めるも、美容意識の高い彼のことだから普段からハンドケアはしているはずで。しお、と弱気な語感になるけれど、あ、と二度目の電球マーク。以前ふたりで犬カフェや映画、マッサージ店を堪能した際の密かな決意、それを活かす時が来た!と煌めき灯した瞳を鏡越しでなく直接彼へ向け )
あっ、お洒落は足元からとは言いますけど、指先もきっと大事だと思うんですよ。ハンドクリームちゃんと塗ってます?よね、たぶん……あ、そうだ。わたし、ちょっとだけハンドマッサージを動画で勉強して。少し手が空いたら、傑さんにやってみてもいいですか?
…べつに、水瀬さんと出掛ける時と変わんないすよ。
( 少なくとも此方にとっては唐突に出てきた同窓会の話題が、彼女の気を紛らわすための策だったとしたら、結果はある程度成功と言って良いだろう。上ずった声にふと目線を向けた先には、喫驚を露わにした相手の顔があって。未だ気掛かりそうな表情は消えていないながら関心はそちらに流れたようで、改めて確認するかのごとく鏡の向こうの双眸が己の体を撫でてゆく。おろし立ての服に勘づいたわけではあるまいが、普段とは心持ちのやや異なる装いを目敏く見抜かれ、瞬時に湧き上がったのは嬉しさでも気恥ずかしさでもなく、隠した想いのもどかしさ。今日これからの用事が楽しみなのも、それを意識してコーディネートを組んできたのも間違いではないとはいえ、想い人との〝デート〟の時にだって同じかそれ以上の厳選をしているわけで。知ってほしい邪心と知らずにいてほしい願いとが綯い交ぜになった果て、聞こえるかどうかという小さな呟きで心の澱を吐き出し、返事は求めず筆を運ぶ作業に戻る。一方で、別のことへ注意が奪われている様子の少女は多少不自然な繋げ方で持ち物からハンドクリームを取り出し、自身へマッサージを提案して。訴える眼差しの真摯さから、これが言い出せずに落ち着かなげだったのか?と疑問符付きの解釈をするも、新たな技術を学ぶ姿勢には「へぇ…」と素直な感心の声を洩らし。「じゃあ、先にメイクだけ仕上げるすね」了承代わりにそう伝え置いて、以降の会話と引き換えに時間の余裕を手に入れては、ヘアアイロンの電源を入れてすぐ、隣の椅子へ腰を下ろす。座面を横向きに90度回転させ、甲についた色とりどりの粉をウェットティッシュで簡単に拭ってから、手をカウンターの上へと差し出して )
…手、空いたんで、ご自由に。お願いします。
はい!──…じゃあ、やっていきますね。
( 彼の呟きは、あれこれと頭で考え急いた自身の耳に届くことはなく、同窓会ってやっぱり気合い入るものなんだ…と玲ちゃんからの言葉が浮かんでは消えるばかり。その頭の中で浮上した一つのアイデアを咄嗟にハンドクリームとともに掴んでして提案してみたなら、意外にも彼は承諾してくれて、ぱ、と明るい笑みが溢れ。勉強しておいてよかった!とまずは一安心してカウンターの上にハンドクリームを置くと、時間を確保してくれるのに余計な雑談で彼の手を止めないように、メイクが終わるまで大人しく彼に身を任せ。滞りなくメイクが終わり隣の椅子へ彼が腰を下ろせば、自身も彼の方へ90度座面を回転させ。容器の蓋を外すとまずは自身の手のひらに適量絞り出して、手のひらを合わせクリームを温める。一声かけてから、差し出された彼の手のひらと甲にクリームを塗布していくと、ラベンダーとカモミールの香りが柔らかく広がり。腕のあたりまで塗り広げると、彼の手と握手するように持ち手三里と呼ばれるツボを親指の腹で数回押し、それから手の甲を両手で包んでは丸めるように親指を滑らせるのを数回、今度は手のひらを上へ向かせると手のひら下部を少し圧をかけるように親指を滑らせていく。そのマッサージ途中、美容師さんがよくする声かけを言い換えながら話しかけては、話題は再び同窓会に触れることになり。きっとドラマで見た内容と、玲ちゃんの言葉がリンクして頭から離れないせいだろう、このまま元カノの存在についてそれとなく窺ってみようか )
痛いとこないですか~、なんて。えへへ…肩こりとか和らげてくれるやり方なんですよ、これ。祐介さんにもおすすめかも、カメラずっと持ってると肩こるだろうし…、あ、そういえば今日会いますよね?
結構練習したんすか。
( ごく簡易的なものかと思いきや、彼女のハンドマッサージはきちんと学んだことが窺える丁寧さとスムーズな手つきで進み。ホワイトデーに雑貨屋で贈られた時から香りを変えることもなく使い続けたおかげで、すっかり慣れ親しんだラベンダーとカモミールの組み合わせにもふっと気がほぐれる感覚があり、仕事中であることも一時忘れて。腕から力を抜いて相手に委ねる最中、何となしに指の動きを目で追いながら尋ねたのは、率直な関心事。そのぎこちなさのほとんど感じられない運びを認めての質問だったが、もし肯定が返ったのなら〝…誰と?〟と追及したくなるのをぐっと堪え、「すごいすね、効いてる感じします」と瞼を下ろして緩くか細い息を吐くだろうか。しかしそんなタイミングで友人の名前が出てくるものだから、今の自分の位置に収まった彼の映像がぼんやりと浮かび始める瞼を億劫そうに持ち上げて「…、そうでもないんじゃない?」と可能性を打ち消すためだけの適当な返事を。続く同窓会の参加可否にはさすがに嘘がつけないので正直に答えるものの、話の流れが読めず身構えるかのごとく僅かに声を硬くして )
…来る、けど。
ほんとですか、よかったあ…もちろん練習しましたよっ。上手になってから傑さんにマッサージしたかったので、メンバーのみんなには練習台になってもらいました!
( ふ、と力が抜ける感覚が指先から伝わり、彼の口からも実感を得た言葉が出ると、リラックスしてくれてるんだなあと柔らかく嬉しさが胸に滲み、正直にぺらぺらと唇動かして内情明かすと。友人の肩のこりに対して適当な返事なのは当人と仲がいいゆえのことだろうかと、勝手な解釈でひとり微笑ましく感じる。マッサージの流れを逆順していきながら「え、あんな重たそうなカメラなのに?鍛えてるんですかねぇ…もし凝ってそうだったら代わりに傑さんがマッサージしてあげてきてくださいね、絶対喜ばれますよ~」と、自身が祐介さんにやってあげるなんて考えは持ってない様子で告げて。「……で、でも」今まで手元に意識して伏せていた睫毛をふいに上げ、マッサージしていた手を止めては頼りなさげに眉尻を垂らしながら、その場にいるかもしれない〝元カノ〟はごにょごにょと小声で濁しつつ、嫉妬と独占欲の混じる言葉を漏らしてしまって。ああでも、こんなの困るかも。へにゃ、と笑って誤魔化したあとは、〝楽しんできてね〟〝ラブロマンスが起きませんように!〟の想いと、いっぱいの〝大好き!〟を込めて、丹念な仕上げのマッサージを施したならそっと手を離して )
……女の人に気軽にするのはよくないですよ、元カノさん…とか…。傑さんかっこいいから絶対どきどきしちゃうっ。──…あ、祐介さんによろしくお伝えくださいね!はい、これでおしまいです!
…──あ……はい。ありがとうございました。
( 踏みとどまって聞かなかった練習相手の答えが少女自ら語られ、この特等席が友人に奪われる懸念も早々に消え去り、残すところ気掛かりは顧客の態度の違和感のみ。勉強の成果を試したかったが言い出せなかった、というひとまずの説明はつけたものの正直あまりしっくりとは来ておらず、しかし実際にマッサージを開始してからはいつもの調子を取り戻したように見受けられるだけに、判断のつけ難いところで。此方の寛いだ感覚が伝染したかのごとくにこやかに喋る表情をまた何となしに観察していれば、対面の眼差しがふと持ち上がった瞬間、影を潜めていた不安や焦燥の揺らめきが再びその瞳に戻って、自身を見つめ。紡がれる忠告でやっと原因に当たりがつくけれど、瞬きも忘れて閃きに似た形で降りてきた直感を処理した頃には応答の機会を逸していて、流されるまま礼を告げて立ち上がる。しっかりと温まったヘアアイロンを手に、ストレートの黒髪へ通してゆく作業はそう集中力を使うわけでもないのに、推察が妥当かどうか彼女の言動を振り返ることに忙しくて、ヘアセット中も胸の内が明かされることはなく無言が続き。何を考えているのか問われてようやく「水瀬さんのことだけど」と当たり前のように返す始末で、その後思考が中断されたのは直接顔を覗き込んで目許を和らげた、完了の合図の時くらいか )
…ん、可愛い。
お誕生日おめでとうございますっ、傑さん!( クラッカーぱーん! / ひらひら紙吹雪が舞う室内は、雲をイメージした白い風船が足元にたくさん / 大きな窓に面したレースカーテンに、ゴールドの月の形の風船と白風船 / 中央にはシルバーのhappy birthdayの文字風船 / 周りに星やハートの風船を飾り )
傑さんの特別な日を、こうしてまたお祝いできて嬉しいです。…これからも、そばでお祝いさせてくださいね。( どちらが祝福を受けたのかわからないくらい、幸せそうにまなじりを下げ笑み )今年の誕生日プレゼントはこれです!気に入ってくれるといいんですけど…。( 誕生日カラーのムーンライト・モーヴに包まれたラッピング袋を彼の前へ / 中身は胸元に某メーカーのスウッシュのワンポイントが入った黒Tシャツ / ロゴの上には、ちょこんと座った猫シルエットの花柄刺繍入り / 素人刺繍はよく見ると少し不恰好かも… )
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( / 逆巻さんお誕生日おめでとうございます*
本編のお返事はもうしばらくお待ちくださいませ。お忙しいかと思いますので、お祝いのお返事のほうはご割愛等ご随意に◎
バースデー関係ない感じの妄想ファンアートになっちゃいましたが、お祝いイラスト置いておきます* HPの方にも手が空いたら載せますね! )
https://tadaup.jp/7HguYAZ4b.png
…──す。どうも、ひな季さん。( 三度目ともなるとクラッカーを向けられるのも慣れたもので / 手元に落ちてきた紙吹雪を柔く握り、それから離し / 部屋いっぱいの飾りにひとつひとつ目を留めて、最後に貴女の笑みへと行き着くと / 「天国みたいすね」とこぼして )…ん、ひな季さんのおかげで誕生日がもっと特別な日になってるんで、これからも一番近くにいてください。( つられるように緩んだ口角のせいか、普段はすぐに閉じがちな唇も思いのまま言葉を紡ぎ )
…このブランド、こんなんあったんすね。( 「ありがとうございます」と受け取ったラッピング袋をそっと開き、取り出して広げた黒Tシャツには初めて見る刺繍が / 物珍しそうに眺めた後、少し沈黙したのは早速コーディネートに思いを馳せていたから / 猫のシルエットが後から加えられたものとは知らず、意識は彼女の選んでくれた理由の方へと流れ / 顔の上に淡くも嬉しさを広げた表情で振り返り )ひな季さんはこういうのが好きなんすか?
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(/ ありがとうございます…!ありがとうございます!!お洒落が大渋滞したイラストで何もかもが素敵です。黒シャツ好き、指輪も好き、ポーズと角度も空間も好き!で本当に背後様とは気が合うなと…。これは対面で何かを美味しそうに食べてるひな季ちゃんを見てる目、きっとそう…!以前もでしたが、お誕生日をこんな風に祝っていただけるなんて贅沢すぎます。また一枚素敵絵を増やしてくださって幸甚の至りです…!
お返事に関しましては本編もお祝いの方もどうぞご無理なく。なんか全部返しちゃってましたが、上段落なんかはぜひご割愛くださいね。改めまして、お祝いありがとうございました!※蹴り可 )
もちろんですっ!( 一番近くに、との言葉に返した満面の笑み / むしろこちらが彼自身を、その心を掴んで離したくなくて )傑さんのための楽園だから、天国に違いないかも!足りないものはないですか?( 天国ならなんでも揃っていて当たり前のイメージ / 猫足テーブルの卓上に揃うシャンメリーとグラスのお祝いセット / お花を模したミニケーキもあって「ちゃんとケーキもあるんですが」 / 卓上を手のひらで示し )
それはその、…猫ちゃんは、わたしが後から加えたもので…。( Tシャツ自体はとてもよくあるもので / 彼の言葉が何を指すか、双眸を僅かに開き察しては / 両手の人差し指の先を合わせながら、恥じらい気味に双眸伏せつつぽそぽそ / 指先には期間限定の指タコ / 実はおうちに、色違いの白Tシャツver.を作ってたり )傑さん、こういうのも似合いそうだなーって、考えた時点でなんだかもう好きで、…あわよくばお揃いしたいなーって……。
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( / わ~、良かったです!!何かとツボが一緒なのでとっても助かります…!毎度最上級な褒め言葉をありがとうございます、描き甲斐がある上にこちらまでお祝いをいただいた気持ちです*
お祝いのお返事、少し割愛したつもりなのに全然文量多くてすみません。もうちょーっとだけお付き合いいただけますと幸いです…が、背後様もご無理なく! / 全面的に蹴りやご割愛おまかせいたします◎ )
…むしろ有り余るくらいです。( 限りなく満たされたこの瞬間に、不足など見出せるはずもなく / 誘導されるまま完璧に揃えられた誕生日セットに目を遣り、忌憚のない心中を答えると / 動きに合わせてふわりと浮いた足元の白風船を拾い上げ / 彼女の準備風景を思ってその表面を優しく撫でて )
え、……( 思いもよらない情報の開示を受け、こぼした声音はそれだけ / 改めて花刺繍に向き直り、今度は喫驚の沈黙 / その間にも少女の告白は続いて / 先程よりも神妙な面持ちは直接的にお揃いを肯定はしないけれど / あまり目立ちそうになく、かつ贈り物のTシャツが似合いそうな場所を、ぽつ、ぽつと挙げていって )…今度、どこか行く?…夏フェスとか…、夏祭りとか。
えへへ、よかったあ~…。( そわそわと様子を窺っていた瞳が、途端にふにゃりと緩んで / 安堵で胸を撫で下ろし、ほっ… )頑張って飾り付けもしたので、記念に一枚ツーショットいいですか?( 淡い桃色のハートの風船をひとつ手に、もう片手にはスマホを持つと / お互いの間にハートがくるように撮りたくて / 文字風船を背景に隣に、すす…と並びつつ小首傾げ )
──…い、いきたいっ!( ぽつ、と紡がれたお誘いに双眸ぱちくり / 瞳の中に花火が咲くように煌めいて / 両手を軽く握り締めながら、声音弾ませ )夏祭り、また一緒に行きたいです!お面つけて、わたあめとか、りんご飴とかたこ焼きとか…たくさん回って、花火も見て、かき氷食べましょう!( 嬉しさで体を小さく跳ねさせ / 全身に溢れる〝楽しみ!〟な気持ち )
……、…す。( クラッカーと違ってカメラの方は何度向けられても慣れなくて / 抵抗感を滲ませた表情でそばに来た彼女を暫し眺めるけれど / そう言われると簡単には断れず、しぶしぶ了承 / 白風船は床へとリリースして / 撮るのに邪魔だろうと、ハート風船を自分が持つつもりで手を差し出し )
( 広がった喜色にふっと眼差しをゆるめたのも束の間 / 挙げられる食べ物の多さにやや気圧され、ひとつ瞬き / 直後、思わずといった様子で吹き出して )じゃあ、今度はずいぶん早くから行かないといけないすね。( 頭の中はもうすっかりその気で / 仄かに笑みの気配を残したまま相手をじっと見つめると / 目顔で〝楽しみだね〟と応えるように双眸を細めてみせ )
やったあっ。( ご機嫌な声音 / 差し出された手に、双眸ぱちり瞬くと / 預けたのは風船ではなくスマホの方で / スマホ託したことで空いた手は、自身の頬にハートマークの片割れを模して添え / 傑さんも〝ほっぺハートしてくれたらいいな〟の心持ちで )
いっぱいお腹空かせてきてくださいね!( 笑ってくれる姿が好きで、じんわり心あたたかく / きゅん / 眼差しに応えるように、無邪気に八重歯覗かせて / にこにこきらきら )
…あ、こっち。( 手のひらに乗った想定と異なる物体を、数拍遅れて理解 / 素直に構えてはみるものの / 主に背景と彼女を画角へ収めたせいで自分は見切れ気味 / 隣へ寄り掛かるように上体を傾けることで無理やり写り / 同じく見切れてしまったハート風船は少女の手ごと下から支え、少し持ち上げて / ポーズを取る思考も余裕もなくそのまま撮影 / 自分ではろくに確かめもせず、スマホを持ち主へと渡し )記念の一枚、これで大丈夫すか。
腹空かせて…、いっぱい話すこと考えてきます。( 肯くとともに付け足した言葉は、内心で浮かれていることを示すのに充分だろうか / 屈託なく宣言して / 黒Tシャツに視線を戻すと、その日を思ってムーンライト・モーヴへ大事そうに仕舞い )
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(/ 改めまして、お誕生日のお祝いと、逆巻にも背後にも素敵なプレゼントをありがとうございます…!オリジナル刺繍!?お揃い!?と返信ごとについ身を乗り出してしまいました…。以降、お好きなところで〆にしていただいて構いませんし、まるっと蹴っていただいても大丈夫ですので!※蹴り推奨 )
>>3052
──っ…!
( ハンドマッサージの練習結果を披露することができて、ほっとした安堵の気持ち半分、まだ少し心に残る懸念半分。ヘアセットに移った今も気もそぞろで、丁寧なマスカラに縁取られた双眸がちらちらと彼のことを追い掛けては、彼もまた何か考えごとをしてるのだろうか視線は合わないままで。おず、と何を考えてるのか窺ったなら返る答えは〝水瀬さんのこと〟。どき、と高鳴る鼓動にじゅわり頬が熱くなっていくを感じては、何も言えなくなって唇をきゅっと引き結びながら小さく縮こまる。いつの間にかヘアセットが終わり、覗き込んだ柔らかな視線が絡むと。その視線が引っ込んでいく前に、彼の服の裾をきゅっと握って引き止めては、多分今更、わかりきったことを今一度改めて口にすることで彼の気を引き止めようか )
あ、あのっ…わたし、傑さんのことが好き。きっと世界で一番大好き、誰にも負けないくらい…。
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( / お言葉に甘えて蹴らせていただき、本編のお返事のみで失礼致します…!お誕生日プレゼント、どちらも喜んでいただけて幸甚の至りです*
お知らせの通りしばらくは以前のような頻度でのお返事が難しいのですが、その件につきましてご理解非常に助かります…。熱量冷めてない中でもどかしさでいっぱいなのですが、何卒これからもよろしくお願いします…! / 蹴り可です◎ )
…俺も、水瀬さん以上に俺のこと好きな人見たことないす。
( 何処かすがるような瞳と声が、掴まれた裾よりも強く己をそこへ留まらせる。突然の告白に返す言葉はあまりに味気のない同意だけれど、少女が〝今〟想いを口にした心情は理解していて。「…だから…」何も心配することなんて無いのにな、と指の腹で優しく眼窩を撫でてから、この双眸には自身が一体どれだけ魅力的に映っているのだろうか、とかすかに目許を緩める。きっと杞憂だと説いても譲らないどころか、逆に此方を説得しにかかりかねないので、ネガティブな安心のさせ方はやめておいて。かと言って恋心を明かしたり、相手が恐らく意図的に隠している憂慮へ踏み込んで誓いを立てたりすることも憚られ、コーディネートの不足を言い訳に、彼女の私物を身に付けて同窓会へ赴こうかと )
水瀬さんの持ち物、ペンでもアクセでも何でもいいんで、今日一日だけ借りてもいいすか。その……なんかワンポイント足りない気がして。
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(/ むしろこれまでの頻度がすごかっただけなので、本当にお気になさらず…!変わらず私の中には背後様への感謝しかありません* ただ此方も環境やら思考の変化で四六時中すぐひな生活を脱してしまったため、お返事にお時間を頂戴することが増えてしまうかもしれません…何卒ご容赦くださいませ…。こちらこそ、どうぞこれからもよろしくお願い致します!※蹴り推奨 )
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