匿名さん 2023-03-24 20:11:47 |
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( いくら静寂に包まれた廃墟とはいえ、入り口からの隙間風のようなか細い声がフロアを跨いで届くはずもなく、院内に別の人影があるとは予想もしないまま。そのため呑気に最上階と同様の調査を入院病棟用に設えられた全ての部屋に行ったのだけれど、ごく稀にゴミ箱に小さな紙屑が入っていたりだとか、見舞いの花が花瓶の中で朽ちていたりだとかが目についた程度で、彼女の脅威となるような場所や物は見当たらず。恐らくここまでの道程でだいぶ時間を食ってしまったと思われるが、次なる3階は手術室等のあるいわば〝目玉〟的スポットであり、往路で指令通りに撮影を済ませているフロア。素通りで良いだろうと階段を下るそばから次の階段へと意識を移し、頭に2階の見取り図を思い浮かべていた──その時。廊下の奥から微かに聞こえてきた少女らしき何者かの声に、咄嗟に足を止めては特訓時の癖でつい周囲に顧客の姿を探す。それから一拍遅れて今は居ないのだと思い出せば問題は謎の音の正体に限られ、塩化ビニルの床へ努めて静かに爪先をつけた後、気配を感じた方向にそろりと懐中電灯の光を向けて )
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(/ お世話になっております。前レスのロルも違和感なく拝読しましたが、今回のロルでより鮮明に車内の様子をイメージできました…!ご配慮をいただきましたが展開しづらいといったことも一切なかったため、そのままお返事させていただいております。手術室前で逆巻を助けに中へ入ろうとするも腰の引けているひな季ちゃんと遭遇する想定で書いておりますが、違うシチュエーションの方が望ましければその旨ご遠慮なくお伝えください…!特に変更点がなければこちら蹴り可です◎ )
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