匿名さん 2023-03-24 20:11:47 |
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…っな、なんでも聞いてください…!血液型…とかは知ってるか、えっと、昨日なに食べたとか、どんな夢見たかとか!幼稚園児の頃のあだ名とかでも…、──
( 不思議そうに双眸を瞬かせながら続く言葉を待てば、ふいにこちらへ向けられた瞳が青い世界をほんのり映し出していて綺麗だなあなんて思っていると。自分に興味を示してくれている確たる言葉に気持ちが昂り、じわわと目元を染めて瞳は煌めいて。それが〝いちファンとして素のわたしのことを知りたい〟だとしても好きな人が興味を向けてくれるのは嬉しくて、両手の拳をぐっと握って快諾しては、指折り数えながら候補をぺらぺらと挙げ質問を受け付けようとしたなら、彼が選んだのは先程返しそびれた祐介さんからの質問。お友達よりも先に知りたかったんだ、と仄かな対抗心に双眸をぱちりと瞬かせては、ふふっと笑みを広げた折に、ふともうひとつの都合の良い解釈が過ぎり──まるで嫉妬みたい、だなんて。一面の青の中、桃色のコスモスが頬に思い出されては、「ひとりっこ!」ぴっと人差し指を立ててほんの数拍遅れの回答を返し、それから彼の実家にお邪魔させてもらった際に、さらっとご両親のことくらいしか家族構成が明らかになってないままの脳内家系図を思い返しては「傑さんは?」と彼にも同じ質問を。そろいの回答と指が返ってきたなら、ぴとりと人差し指の腹同士をくっつけると八重歯覗かせながらはにかんだ笑みを浮かべるだろうか )
おそろいですね、えへへ。
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