匿名さん 2023-03-24 20:11:47 |
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ほんとにっ…!?もちろんです、よろしくお願いしますっ。
( できる見込みを告げられれば、心配そうにへなり垂れていた眉尻を上げながら瞳を煌めかせ、ずいと身を少し前に乗り出すように確認すると安堵で表情を綻ばせる。そのまま視線を花に向けては、よかったね、なんて心の中で花に語りかけると、花瓶を預かる窺いに首を縦に振りながら花瓶を彼に手渡すと。桜色の指先に鋭く気が付いた彼に徐に手を掬われ、可愛いと称賛を受けては瞬かせた双眸をふにゃりと細めながら頬も桜色に色付かせ。職業柄なのだろう、ほんの些細な変化にも敏感に気付いてくれるから単純な乙女心は擽られて──いた、その時。ふいの問い掛けにまた双眸をぱちりと瞬かせては「え」とその口の形のまま固まって。指輪?なんで?と頭の中ははてなマークと文字がぐるぐると回転し、そこに後から飛び込んで仲間入りするのは〝結婚〟とか〝婚約〟だとかそんな文字で。つい先日にしたお祈りが届いたのか、でもお付き合いをすっ飛ばして婚約だなんて、と突然のことに脳内は慌ただしく。でも嬉しい!の気持ちが先行しては、結果りんごんと頭の中で挙式ベルが鳴り響き、触れる指先をきゅっと握りながら向ける煌めく瞳。その周りはじんわり幸福に染まり )
…──ほ、ほし、ほしいです!指輪!
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