匿名さん 2023-03-24 20:11:47 |
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( 少しくらい意識して、わたしでどきどきしてくれたら嬉しいけれど、知る限りでは2回目の間接キスに自身までもどきどきと心音を高めていて、彼の唇が触れたストローを咥えては照れが広がりながら、華やかさとフルーティーな爽やかさのある春色を喉に通していくと。隣から溢れる声に、減っていくカップの中身から視線を、それから顔を上げて公園の隅に佇む一本の桜の気へ意識を向け。記憶を辿り思い出したのは、バスの車窓から見たことのある神社への道を荘厳に飾る桜の風景──間近で見られたなら、そこに立つ彼を見れたならきっと綺麗だろうなあ。一本の桜の向こうにまだ見ぬ景色を描きながら、願望がぼんやりと輪郭を持ってきて。そこへ彼からの投げかけがあると、ほのかに煌めかせた瞳を彼へと向けながら、今しがた浮上した神社の存在を候補として挙げつつ小首を傾げ窺い )
──…もうちょっとだけ付き合ってもらえるなら、神社にいきたいです。…いい、ですか?
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