協調性の無い二人/F系/NL/女性C募集

協調性の無い二人/F系/NL/女性C募集

匿名さん  2018-06-10 12:20:27 
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~ストーリー~

亜人、それは人間と神聖な動物(竜、一角獣等)が合わさって生まれる存在である。
普段の見た目は人と同じであるが、感情の高ぶりや己の意思により本来の姿へと戻ることが出来る。
彼ら、若しくは彼女らは、希少で貴重な存在であるが故にその身を裏の世界で高値にて取引されることもある。

「…厄介なもんを見つけちまったな」

──古城、そこには500年以上前に誰も住まなくなり、朽ちた外観と内装、石垣だけが過去の隆盛を伝えている。
普段は誰も訪れない、近づかないような場所で男は呟いていた。

『…人を勝手に起こしといて、厄介なもんとは随分な言い様じゃねえか。ああ?』

そんな男の呟きに、悪態をつく少女。その背には人にはないはずの「翼」が生えていた。


~概要とルール~
・トレジャーハンターの男と、亜人の少女がいがみ合いながらも仲良くイチャイチャ(笑)しながら旅をするお話です。募集は亜人の少女です。
・世界観は西洋ファンタジー、所々に機械や魔法が使われている、近代と中世が両方混じっているような世界。
・参加する際にはPF必須。PF作成時には過去に作ったPFを再利用しても構いません。というか主は過去に作ったPFを再利用するつもりです←。
・ロルは30字以上。少なくとも内容がしっかりしていれば大丈夫です。
・レスの速度は大体1日1レス以上は返せれそうな人。
・恋愛はNLです。
・敵の存在、ストーリーの流れなどは話し合いながら決めていければと思っています。
・掛け持ちは気にしない方向で。

~募集~
・亜人の少女。種類は竜か一角獣のどちらかで。
・性格は粗野で口が悪く生意気。ただ性格に関してはこの通りでなくとも構いません。
・人間が苦手or嫌い。
・見た目は人間時と覚醒時の2つをお願いします。大きく見た目が変わっても良いし、あまり変わらなくても構いません。
・見た目に関しての萎えはパッツンヘアーのみです。それが無ければ自由で大丈夫です。

~主PF~
「へえ、まぁ良いんじゃないか…え?いやいや、ちゃんと聞いてたって、嘘じゃないよ」
「難しいよな、自分の気持ち一つ伝えるの…嘘ばっかついてるからこうなっちまうのかな」

名前:アルドニック
性別:男 
年齢:24歳
性格:ひねくれ者。基本的に他人へ興味がなく人付き合いは悪く、交遊関係は極端に狭い。知り合いが居ても単にビジネスライクの付き合いだったりと友達はほぼ0、恋人も居ない。ただしビジネスライクな付き合いでも信頼のおける相手のみを選んでおり、人を見る目はある。好きなものは自分で見つけたお宝と報酬、あとはそれを見付けるまでの過程。

容姿: 髪はサラッサラな触り心地の(その内禿げそうな)金髪。後ろ髪は首くらい、前髪は眉に掛かる程度、横は耳の上、髪型はストレート。目鼻立ちは如何にも西洋人と言った顔立ち。鼻は高く、目は二重で釣り目、瞳は青色で三白眼。眉はシャープで釣り上がっている。人相占いの人曰く、「整っていて綺麗ではあるが悪人っぽい顔をしている」。 
体型は割りと鍛え上げられており無駄がなく、細マッチョと言っても過言ではないが着痩せするタイプなのか見た目は貧弱そうに見える。 
普段の上の服は西洋ファンタジーによく出てくる服に膝下まである長いポンチョを被った旅人スタイル。ズボンは何故かジーンズ、靴は何故かブーツ。荷物はリュックサックの中に、旅に必要な最低限のものとトレジャーハントに必要なものとが細かく整理されて入っている。武器は持っていないが、媒介等を必要とせずに魔法を使える為必要無し。 

武器と能力:武器と言えるものはないが、巻き戻し式のワイヤーがついたフック、ナイフといった冒険に必要な物を時折武器とする。
魔法の心得があり、また媒介無しに直接魔法を使えるタイプの人間で、主に火・氷系の魔法を得意とする。他には普通は覚えない人が多いが、冒険には役立つ魔法を幾つか習得している。

備考:13歳の頃から放浪を始める。実家はとある国の貴族でそこのサラブレットだったが、謀略により反逆の罪に問われて一族が自分を残して処刑され、自分は何とか落ち延び身分も名前も変えて現在に至る。
トレジャーハンターの技術は独力で学んだ所が多く、未熟な面もあるがそれは身体能力と魔法でカバーしている。
古い城の中から見つけ出した少女は、その希少性ゆえに狙われることを知っているため、信頼できる人間に買い取ってもらおうと今は考えている。

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  • No.155 by アルドニック  2020-11-21 18:48:42 


分かってるさ、それは。
(情報の秘匿、それを示されれば少しだけ意味深な表情を浮かべてコクリと深く頷く。……今はもう流石に存在しないが、昔は町中に自身の顔が描かれた張り紙がされていた嫌な記憶が一瞬脳裏を過る。逃げ落ちた罪を犯した貴族の子供……狙われる恐ろしさが一生付き纏う亜人に比べればまだマシとはいえ、その気持ちは十分理解しているつもりではあって。そして次に鋭い言及を聞けばフッと軽く笑い「そりゃ…まーそうだな、詳しい話は宿屋に付いてからにするか」腕の中で眠る少女を顎で指しながら出会いを説明しようかと思うが、落ち着いて話した方が良いだろうと思って)

なるほど…確かにそれもそうだな……
(最初会った時のティアを思い浮かべながら納得するように頷く。まるで本気を出さずに人間とはアレだけの差があったのだ。その上国を救うほどの力があるのなら、それは亜人の中でも突出したものであったのだろう。……それだけの力の持ち主が、今腕の中でグーグーイビキをかいている訳なのだから、世の中分からないものである)

よいしょ……さてと、んじゃティアが若い理由だけどな。コイツこの前まで魔法の棺に入ってたんだよ。それを俺が見つけて……
(宿屋に着き、共に自室へと入っていけばベッドの上にティアを横にして寝かせて。そして向かいのベッドに腰掛けながら先程の話の続きを始め出す。聞きたいことがそれであればそのまま軽く出会ったときから今に至るまでの話をしようとしていて)

(/大人…!)

  • No.156 by フェリコート・ロイズ  2020-11-21 19:37:24 


何処に行っても噂を聞かなくなったから、てっきり死んだと思っていたわ。

(宿屋の客室にて、無防備という言葉が示すものの手本として絵面の提供ができそうなほどに隙だらけの態様で少女がぐっすり眠り込んでいるベッドの脇に腰掛けては、相手の話を聞き。幼い容姿の謎が解けると、自身の膝に突いていた頬杖を外し、腕を伸ばしてリラックスした素振りを見せつつ、冷静な口振りでも微妙に感心しているかのような口調で感想を述べて。少女に視線を移すと「じゃあ、貴方たちも奴隷市に用があるんだね。腕利きの魔道具師なら、今回ネイビス商会ってそっちに明るい大手の隊商も参加してくるはずよ」と自身の知っている情報を提供し。さらに、ふと気付いたかの如く、ベッドに手をついて眠っている少女の方を振り向き、そのまま少し近付いて少女の様子を見ると、元の姿勢に戻ってから、急に腕を折って自身の首の後ろに手を回して。バストが強調されるポージングであるが、当人、別に見せつけるつもりとかがあるわけではなく(←) 服に埋もれていて目立たなかったが、掛けていたらしい、白い紐に少々歪んだ四角形のストロベリーキャンディーみたいな石が付いたシンプルなネックレスを外し。寝ている為にどうしても不格好な掛け方になってしまうが、それを少女の首につけてやると、相手の方を横目で見て「これ、あげる。興奮しても変身が解けなくなるわ。不用心でハラハラするね」と笑って。その後、また自身の膝で頬杖を突き、少しとろんとした瞳で相手を見つめると)

ねぇ、この子とも話したいから、今日ここに泊まっちゃ駄目? 宿屋の人には話をつけてくるわ。ベッドはこの子と一緒に寝るから。




(/激情派のティアと違って、きっと怒る労力を勿体ないと感じるタイプなのでしょう← またてきとーなネーミングで商会を出しましたが、魔道具に強い隊商という以外、特に決めていることもないので、息子様が知っているかどうかもお任せします)

  • No.157 by アルドニック  2020-11-21 20:43:17 


死んだって………あ、いや。そう思うのも無理からぬ話か……
(サラリと口にされる言葉は、先程までの柔和な雰囲気や、再会を喜んでいたように見える彼女には似つかわしくない言葉に感じられて。思わず目を丸くし、今ホントにそう言ったのか…?と書いてある表情を浮かべつつ言葉に詰まる。しかし思えば彼女にしろティアにしろ戦火を生き抜いて来た兵士であり、互いに死への覚悟は済ませて居るのだろう。そんな悲惨な状況を生き延びてなお、今も亜人という生まれに縛られ、それでも生きる彼女達の精神は己が思うよりも遥かに強いのだと考えて)

ネイビス商会か……
(フリーでトレジャーハンターなんてことをしている都合上、そう言った商会や団体からウチで働かないかという申し出を受けたこともあって。自由に生きていたいというのと自分の出自が分かれば面倒事に巻き込まれるかもしれないという危惧もあって、のらりくらりと躱して居たのだが、それで恨みを買っていないとも言い切れない部分があって。まぁ自分の名前はそう有名ではない、広く知られては居ないだろうと思いつつ若干苦い表情を浮かべて。サラッと関わるくらいなら、きっと大丈夫、なハズ。そんな風に考えていると突然相手がセクシーなポーズをし出したのを見てはギクッとなり、ちょっとドギマギ……けど邪な想像に一ミリでもかするような事はなく。ネックレスを掛けるだけで特に何もなかった。なんだろう、ホッとすべきではあるけどちょっと残念な気もしている←)

ん?ああ、構わないぜ。何なら俺は別の部屋を取っても構わないしな、二人で積もる話もあるだろうし……

(/では便乗してどこかの団体の誘いを蹴ったという設定を…回収できるかは不明ですが後の火種や因縁のフラグをちょこちょこ建てていくスタイル←)

  • No.158 by フェリコート・ロイズ  2020-11-21 21:19:44 


何年も連絡も取れていなかったからね。

(物騒で冷たく重たいワンフレーズを使った直後、相手の表情から変化を読み取れば、ちょっと誤魔化すように付け足して。その後、宿泊に承諾を貰うと「優しいんだね。いつ起きるかも分からないし、あなたさえ嫌じゃないなら、そこまでのお気遣いはご不要ですよ」と笑って、まるで特別な秘密の話をしていたかのように、自身の人差し指を口元に当て、別室を取るという話はやんわりと断り。さらにその手を下ろせば、相手の瞳を捉えたまま続けて)

私としては、あなたと寝てもいいぐらいなんだけれど、飲み屋さんでの様子を見ていたところ、ガーネットが起きた時にすごく怒りそうだから。

(さらりと口にし、微笑み。……表情は柔和なまま、どういうつもりなのかは特に語らず、続いて立ち上がると客室の扉の前まで移動し、そこで振り向いて「じゃあ、早速、宿屋さんと話をつけてきますね。ここ、お風呂は借りられるのかな。借りられそうだったら浴びてくるので、閉め出さないでくださいね?」と言って、小首を傾げて相好を崩すと、何処か楽しげに出て行き。他方、少女の方は相変わらず、無防備に爆睡しており、いびきをかいていたかと思えば、むにゃむにゃと寝言をつぶやいて)

* ……てめぇ……ますたぁ……もっと寄越せよ……話が……違うだろ……




(/伏線は撒くだけタダ笑)

  • No.159 by アルドニック  2020-11-21 21:46:25 


なっ…!それはどういう……あ、ったく……
(寝てもいいなんて一言を不意打ちで貰えば流石のアルドニックも分かりやすく動揺して。それに付け加えてティアが起こるから、なんて言葉まで貰えばどういうことかを察して若干顔を赤くしつつ問い詰めようとするが、逃げるように彼女は部屋を後にしていて。閉じられたドアを、ムスッとした表情で見つめていて。すると少女の声が聞こえてくる、思いっきり寝言である)

……コイツが何を怒るって言うんだよ、色気のいの字も無いような……
(ティアの寝ているベッドの方へ腰掛けて、その暢気な寝顔を眺めれば改めてそう考える。ただまぁこれがもし逆で、ティアが男となんかこうそういうアレがあったとしたらどうだろうか。うーむ……ちょっと空中を見上げつつ考え込む)
まぁ、それでコイツが幸せなら……
(多少複雑な想いが胸に去来しモヤッとなり、首を横に振りつつ。けれどそれ以上に大事なのはティアの幸せであると思えば静かに微笑んで、再び視線をその寝顔に戻せば少女の頭を撫でて)

(/そういうことです!w)

  • No.160 by グラナーティア  2020-11-21 22:40:55 


(――― すっきりとした目覚めだった。すっきりし過ぎていて、酒場でKnockeenPoteenだったか、何だか愉快そうな名前の酒を注文してからの記憶が全くない(←)。瞼を開けても映った世界は真っ暗、しかし、背中を預けているものの暖かさと包まれている空気の室内らしさ、壁を隔てた感じの遠くからフクロウの声が聞こえてきたことにより、今いる場所は宿屋のベッドで、夜中に目が覚めたのだと理解し。頭痛や気持ち悪さは一切なく、取りあえず、起き上がろうとすれば、手が柔らかなものに触れ、身体が跳ねそうになるほどに驚き)

…………?

(無言のまま、そちらに視線をやり、神経を研ぎ澄ませれば、静かに寝息が聞こえてきて、誰かがそこにいると分かり。暗視に長けているとはいえ、夜半、無灯火の室内とあっては流石に光源が少ないし、輪郭は何となく捉えられても、その人物の顔などは目視できない。ただ少なくとも、まず相手ではないだろうし、女性……?な気がするが、誰だか全く見当をつけられず。緊張感から汗が出てきそうだ。静かにパニックに陥りかけるも、何とか冷静を保てば、暗闇の中で目を凝らし、向こうにもあるベッドの影を捉えて思考を回し。……部屋の構図に見覚えがある、つまり宿泊中の宿屋で間違いなさそうだし、向こうのベッドには男性が寝ている気配で、それは恐らく相手なのだろう。嗅覚には自信があるが、知らない男の匂いはしない。……ともすると、すぐ隣で眠っている人物を刺激しないように、そーっとそーっと動いて、するすると寝床から抜け出し。相手のベッドに近付けば、そのままよじ登って、寝ている相手の肩に手をかけ、ゆさゆさとゆすりつつ「アル…? アル? あれ誰?」と声をかけるも、件の人物も現役の傭兵というだけあって、動くものの気配には敏感らしく、目を覚まして身体を起こしては、すぐに枕元のランプをつけ)

* ……ガーネット、起きたの?

(如何にも起きたてといった具合で少々眠たそうな表情ながら、明かりのあるところで人物の顔を確認しては、もうかなり遠い記憶の中から照合する面影が呼び出されて。思わず、人物の名前を口に出しそうになるが、お互い、そんなに平和な経歴を作ってきたわけではないはず。安易に本名を呼ぶリスクを瞬時に考えては、敢えて仕事中に使っていた偽名の方を口に出して。その上で相手の方にも視線をやれば、驚いた様子を隠さずに問いかけて)

……ラズリー? ラズリーなのか? なんでお前がここに? ……おぅ、アル、どういうことだ?




(/てきとーにがんがん撒いていきましょうかw 本編はTHE・今さら遅い系です←)

  • No.161 by アルドニック  2020-11-22 09:12:49 


ん、んー…?もう朝か?……なんだよ、まだ夜じゃないか
(体の揺れにまだ眠い目を薄っすらと開けて周りを見回すがまだ全然暗く。その状態で起こされたことに少し不機嫌そうな声音で応えて。そして続く質問には「お前なんも覚えてねえのかよ…」と若干呆れたように言って)

お前が酔って何もかも覚えてないときに街で偶然出会ったんだよ…んで、向こうさんがお前と話したいけど、お前がいつ起きるか分からないから一緒に居ることになって。んでベッドの数も足りないしああやってお前と寝てもらってたんだよ……ほら、久し振りなんだから甘えてこいよ。俺は寝る……
(現状ひたすらに眠いらしく、早く睡眠に戻らせろとばかりに寝起きの口調ながら早口に状況の説明を終わらせて。そして言い終えれば掛け布団を頭まで被り、ぐぅぐぅと睡眠を再開する。雑な対応である←)

(/ティアちゃんの天然っぷりがどんどん磨かれていっている…←)

  • No.162 by グラナーティア  2020-11-22 12:09:05 


……!? …………はぁ?

(説明を聞いてもその情報を迅速に処理することはできず。驚愕もあからさまに身体を固くさせ、瞳も丸くして相手を見つめるも、相手はうざったそうな様子で再び睡眠に戻ってしまい。続けた言葉も掠れさせ、泥酔して記憶がない内にいつの間にか同衾していた、現在は寝巻きのグラマラスな女性に視線を戻せば、そちらも変わらず少し眠そうな素振りで、横を向いたかと思うと、自身の口に手を当ててあくびをもらし、薄暗さの中でもランプの控えめな明かりを頼りに壁の時計を確認しつつ)

* アルくんのことは休ませといてあげな。寝ちゃったあんたをずっと運んで、大変だったんだから。

(実際にはそんなに大変そうにも見えていなかったが、当人が酔い潰れなければ温存されていた分の体力を消費したとは思うので、ざっくりそう言っておいた、ということを当人は知るよしもない(←)。ついでに飲酒ビギナーと知っていながら、ウワバミの如く鯨飲する当人を放任した相手の責任にも敢えて触れていないのだが、それも同じく(←)。……驚きもそのまま、言葉を失っていれば、女性はこちらに視線を戻し、続けて「* あと、フェリコートでいいよ、呼び方。アルくん、もう私が半竜なのも、昔、諜報員をしていたことも知っているから」と、何でもないことを話すように語って。処理能力のキャバシティーを越える速度で衝撃を受けた。そんなに不用心な奴だったっけ? こいつ。取りあえず、先のリアクションからして確かに相手のことは起こさない方が良いように思えたので、ベッドから降りずとも、睡眠の邪魔をしないように相手からは距離を置き。脇に移動すれば、まだ驚愕から気を許していいのかも判断をつけられず、改めて女性をじっと見つめると、他にも思ったことを静かに問いかけてみて)

……というか、お前、ちょっと雰囲気変わったか…? 大人っぽくなった気がする。

(今まで年月に大した頓着をしてこなかったが、同じ土地で同じ年代に同じ目的で同じように生み出されたはずの女性の変化に、時間の流れを否応なく意識させられては、真剣な口調となり。しかし、そうすると何故か女性はジトとした瞳になって自分を睨み。片手をよく括れている腰に当て、もう片方の手ではこちらを軽く指差し「* 老けたんでしょう? 昨日も聞いたわ」と呆れた調子で。はぁ!?そんなこと言ってないだろ!?と思うも、それは今の話で "昨日は/言った/らしい" 。覚えていないことが沢山あるのをいい加減に理解すれば、流石に身体から引いていく血と、背筋に滴っていく冷や汗を感じつつ「……悪い。なんか、昨日の途中から全然記憶がないんだ」と述べて。呆れた雰囲気ながら、取り立てて怒ってはいなさそうな女性にふっと笑われた後手招きされると、ようやくそちらのベッドに向かい。……泥酔中の己の挙動を聞いては、またも血液が凍っていくような感覚を味わって(←))

* まぁ、私たちの故郷の名前なんてそんなに知られているものじゃないし、知らない単語は一回で聞き取れるものでもないし、あの酒場の人たちはあなたのこと、クロワッサンのアンデッドドラゴンとか復唱していたわ。

(正確に記憶されていても困るが、それはそれで割りと嫌だ。……そんな話ばかりであった。最後に "今後、勧められてもお酒は極力飲まないように" と言い含められては頷くしかなく。自分の服装は普段着のままだったが、女性の方はベージュ色のワンピースのようなもので寝巻きと分かった。薄手の服を着ていると、つくづく体型が強調される。他にも色んな話をした後、多分、夜中でも浴場が使えると言われては、それなら浴びてこようと一旦部屋から出て行き。戻ってきた頃には既にまた皆寝ている状態で、自分も朝まで寝直すことにして)




(/超長文ですみません。さらに、また対応力に期待するシリーズです←← 日を締めたのでお好きなところから続けてください。奴隷市まで日を進めると、フェリコートは仕事があるので離脱しますが、奴隷市以前であれば、行動を共にしたり、あるいは昼間は好きなことをしたりしつつ、夜は面白がって戻ってくるかもしれません←)

  • No.163 by アルドニック  2020-11-22 19:33:16 


──ほら、起きろよ。クロワッサンのアンデットドラゴン。今日は奴隷市の日だぞ、早く準備しろよ
(アレから数日経ち、今日はとうとう奴隷市当日。いつもより早めに起きて身支度を整えながら、未だ寝ているティアを起こそうと声をかける。因みにこの数日でティアのあだ名はすっかり「クロワッサンの」で定着してしまい、事あるごとにからかうような口調でアルドニックは少女のことをそう呼んでいる。つまり、めっちゃイジってるのである←)

まぁなにか問題ごとが有るとは思わないが…なんせ大きな奴隷市だからな、色んな奴が来ると思う。ちゃんと警戒はするんだぞ?
(身支度を済ませ、宿屋を出て奴隷市へ向かう道中保護者的な発言をする。戦場に出て活躍していた立派な兵士であることは数日前に分かったことだが、やはり感覚としては未だにそうは思えないのかそんな風な注意をしていて)

(/では奴隷市当日まで飛ばさせて貰いますね。フェリコートちゃんとの関わりはまたの機会に…)

  • No.164 by グラナーティア  2020-11-22 20:21:31 


……その呼び方、やめろって言ってんだろ!?

(元々所持品は少ないどころか、実質、手荷物となるのはショルダーバッグが一つだけなので、出掛ける前の準備だってそう多くはない。しかし、朝方、起きたてで少しぼんやりしていただけでこの言われ様。不名誉なニックネームが付いてからというもの、呼ばれる度にやめるよう言っているが、相手はなかなか飽きてはくれない様子であり。……なお、このニックネームに関しては、先日、件の酒場の前を通りかかったところ、見知らぬ男たちに『あ、あれはこの前の……』『マロングラッセの竜だっけ?』等とひそひそされたりもしたし、偶然再会した元同僚には「* "地獄から来た竜" は聞いた覚えがあるけれど "不死身の…" は記憶にない。自分で考えたの?」とか真顔で聞かれたりもしたので、不愉快な感情は増していくばかりであり。表情から不満を隠すことはなく、それでも相手に促された以上、手早く洗顔や身繕いを済ませれば、共に外に出て)

平気だね。ガキじゃねぇんだし。

(微妙な鬱屈も一枚噛んでか、相手の心配に生意気な返事をすると、そのまま情報を抑えてある会場へと。大きな通りを歩いていると、こんなに近代化された街で、如何にも野蛮で前時代的な大規模の奴隷市が開催されるものなのかと不可思議な気持ちにもなるが、怪しい路地や裏道をくねくねと進んで行くに連れて、段々辺りの様子も変わってきて。警備やボディーガードを請け負っていると思わしき、物々しげな服装の人も増えてきた。いざ、裏通りの広場を中心とする会場に辿り着けば、そこには馬車やテントが多く並んでおり。非人道的にも商品らしく、首から値札を下げ、主人が広げたシートの上で道行く人々を大人しく眺めている奴隷もいれば、大きな幌馬車の鉄格子付きの荷台の中でぼーっとしている奴隷もいるし、枷を嵌められた小さな子を並べて『若い子ならうち!』と客引きする売り子もいれば、オークション会場のビラ配りをしている者もいるし、購入の証に焼きごてを押しつけられた奴隷の悲鳴も聞こえてくる。……予想はしていたが、やはり気持ちのいい場所ではない。早いところ、用を済ませて立ち去りたいところであるが、広範囲に展開されている市場内で周囲を見渡しつつ、呟くように)

魔道具を扱う連中が集まっている一角ってのはどこなんだろうな……




(/また一旦背後レスを頂けると嬉しいです*´`*)

  • No.165 by アルドニック  2020-11-23 19:15:39 


ああ、あっちの方じゃないか?あのでかいテントの近くの。
(そのサーカス団のテントのようなものは恐らくオークション会場で。例えば没落貴族の娘だったり、希少価値の高い亜人だったりといった上玉の奴隷があの中でオークションされているのだろう。そしてしっかりと管理するために丈夫な魔道具を買う訳で、そのため近くに魔道具屋も建てられている。今はまだオークションは始まっておらず、魔道具屋にも人が来てない様子で。丁度いいので今のうちにさっさと済ませてしまおうと少し急ぎ足で其処へ近づいて)

ここ、魔道具屋か?ちょっと頼みたいことがあるんだが……これ、ハズせるか?
(そう言い腕輪を見せながら話しかけて)

  • No.166 by グラナーティア背後  2020-11-23 19:30:22 


(/ということで>>128、魔道具師固定NPC化計画を進めたいと思います← ちなみに、失礼かもしれませんが "固定NPC" と聞いてどういうものかイメージは沸いたりしますか?←)

  • No.167 by アルドニック  2020-11-23 19:59:39 


(/あー言われてみるとゲームだったりでNPCって言うとイメージ出来ますけど、なりきりでNPCってあんまりイメージ沸かないですね……)

  • No.168 by グラナーティア背後  2020-11-23 20:24:03 


(/かなり主観まみれでお恥ずかしいのですが……まず普通のPCというのは、プレイヤーキャラクター[PlayerCharacter/動かす人がいるキャラ]を略したもので、NPCはノンプレイヤーキャラクター[動かす人がいないキャラ]となりますね。

そして、なりきりにおいて、と言うか、私がなりきりで使ってきたところでの固定NPCとは「プロフィールはあるけれど、特定のプレイヤーはいない」キャラとなります。プロフィールが共有されていて、誰が動かしてもオッケーな舞台装置キャラとなりますね←

例えば、戦闘トピにおける司令官とか?司令官を特定のプレイヤーが動かすと、責任が重たいし、かといって使い捨てモブにすると、司令官何人いるねん、性格も多重人格かよって話になっちゃうので←

だらだら書きましたが、要は、一つプロフィールを作って、どっちが動かしても問題ないご都合キャラにしようって感じになります←← 解説分かりにくかったらすみません!)

  • No.169 by アルドニック  2020-11-23 20:35:56 


(/ふむふむ、なるほど。特定のPLが居ないキャラということですね!了解です!いやでも自分が扱うときに上手く扱えるか不安ですね…←)

  • No.170 by グラナーティア背後  2020-11-23 20:49:25 


(/設定細かくしたら扱いにくいのでプロフィールはざっくりがベターになりますね笑 双方にとって扱いが楽な舞台装置になってほしい…←←

今回の場合、契約は解けない方が嬉しいので、腕利き魔道具師に見てもらっても「なんじゃこれ解けん」となって「こういう道具が入ったら解けるかも……でも今手元にないから連絡先だけ教えてくれたら、いつか」のようにすると、新しい魔道具師を探す必要がなくなって便利かと……← あるいは「これがあったら解けるかもしれないから取ってきて」と言い出すキャラにすれば、展開作りにいいかな……と。いうぐらいの気持ちで提案させて頂きました。

いつも通りの熱量で引かれたらすみません……如何でしょうかねぇ…?)

  • No.171 by アルドニック  2020-11-23 21:13:40 


(/なるほど、必要なものを探しに色んな場所へ出向いたり旅をする理由にもなりますね!それで例えばローグラッサムの近くに行ったり、或いはアルドニックが昔暮らしていた国に行ったり……

とても良いと思います!それにいつも背後様が話を面白くしてくださっているので、引くなんてことはないですよ(*´∀`*))

  • No.172 by グラナーティア背後  2020-11-23 21:21:36 


(/いつも快く受け入れて頂いて本当にありがとうございます*´`* 息子様が昔暮らしていた国とか、目茶苦茶ロマンがありますね笑 それでは、キャラメイクなのですが、ぱっと思いつく理想などはありますか?)

  • No.173 by アルドニック  2020-11-23 21:32:33 


(/そうですね、パッと思い浮かんだのは職人気質で近代的な機械類が嫌いな老人ドワーフとかどうでしょう?奴隷市とかに来そうに無いタイプですが、現在はそれくらいしか仕事が無くそれも不満に思ってるみたいな設定で……)

  • No.174 by グラナーティア背後  2020-11-23 21:39:44 


(/>133で息子様も多分老人って言っていましたもんね笑 とても良いと思います!笑 もしでしたら、プロフィール作成などお願いできたりします…? 大変でしたらこちらで作成でも全然全くいいのですが!!)

  • No.175 by アルドニック  2020-11-24 13:32:41 


名前/アウグスト
性別/男
性格/寡黙で職人気質
容姿/豊かな白ヒゲと大きな鼻、小柄ながら筋骨隆々とした肉体が特徴的。オリーブ色の帽子を被っている。
年齢/約300歳
備考/高名な魔道具師で、昔はとある国の宮廷に仕えていた程の能力を持っている。しかし機械の発展により魔道具の価値が相対的に下がってきた昨今、その性格も相まって厄介者として宮廷を追い出される。当人としては自分の理想とする魔道具を作れればそれで良く、地位や名誉は気にしていない様子。ただその魔道具に取って代わる機械類に関しては嫌っている。

(/こんな感じで作ってみたのですがどうでしょう?)

  • No.176 by グラナーティア背後  2020-11-24 22:54:25 


(/有難うございます~!/// キャラ付けとバックグラウンド、両方ともとても良いと思います!/// このキャラを使っていきましょう!← その上で二点、こちらからも提案なのですが、結構高名ということであれば、名字がほしい!笑← なんか格好が付く気がするから!!笑←← あと、あまりフリーダムだと連絡が取りにくいかもなので、現在の所属はネイビス商会()あたりで宜しいでしょうか? 拾われたんだろうなって感じですね←← 同意し難いところがあれば、ご遠慮なく!)

  • No.177 by アルドニック  2020-11-24 23:56:51 


名前/アウグスト=ローマイヤー
性別/男
性格/寡黙で職人気質
容姿/豊かな白ヒゲと大きな鼻、小柄ながら筋骨隆々とした肉体が特徴的。オリーブ色の帽子を被っている。
年齢/約300歳
備考/高名な魔道具師で、昔はとある国の宮廷に仕えていた程の能力を持っている。しかし機械の発展により魔道具の価値が相対的に下がってきた昨今、その性格も相まって厄介者として宮廷を追い出される。当人としては自分の理想とする魔道具を作れればそれで良く、地位や名誉は気にしていない様子。ただその魔道具に取って代わる機械類に関しては嫌っている。現在はネイビス商会に所属しており、商会からの依頼で主従の腕輪を主に制作している。

(/付け加えてみました!ロッテンマイヤーにしようかなと思ったのですが、そっちは別のキャラが頭に浮かぶなぁと思いローマイヤーにしました←)

  • No.178 by グラナーティア背後  2020-11-25 00:05:20 


(/えええええ、何から何まですみませんっ汗 二点についてはご承諾を貰えたら、さすがに此方で付け加えようかぐらいの気持ちで←← 注文つけたみたいで今、割りと申し訳ない思いですが、解説に加え、ハイセンスな名字をつけて頂け、共用キャラながら大変嬉しいです^^ 改めて、このキャラクターで使い回していきましょうか。それでは、この後、>>165への返信を回させて頂きますね!)

  • No.179 by グラナーティア  2020-11-25 03:11:17 


んん?

(相手が指し示す方向を見ると、そこにはオークション会場と思わしき大きなテントと、それに併設するように組み立てられたらしい簡易的な小屋が立ち並んでおり。オークションは午後の開催らしく、朝と言っても憚らない時間の現在、辺りは静か。うち一つの小屋に目をつけた相手に付いて行けば、その店も客足がなく静かだったが、相手の声に反応してか、奥から紺色のエプロンをつけ、頭には手拭いを巻いた、どことなく蛇を連想させられる顔立ちの若い男が出てきて。男は相手を見るなり、恐らく地声なのだろうハスキーな声音で端的に『今はまだ準備中だ』と言うも、視界に入った腕輪には興味を引かれたらしく。しかし、数分かけて検分した後『こういう状態になっているのは見たことがない。うちじゃ無理』と告げ。続けて『うちでは丈夫でも簡素なものしか扱いがない。繊細な上物なら、向こうに幾つか大手の隊商が来ている。オークション会場のすぐ隣のスペースだ』とぶっきらぼうながら情報をくれたが、その後、自身にも一瞥をくれたかと思えば、突然、明らかに左手を目掛けて掴みかかってきて。咄嗟に手と身を引き、若干程度相手の後ろに下がる感じで避けつつも、抗議っぽく)

……!? ……なんだよ!



(/色々迷ったのですが、ローマイヤー爺の登場前に小ネタを少々……← 今回のモブの行動は意味不明だと思うのでお任せ頂けますと幸いです← /蹴りご自由に)

  • No.180 by アルドニック  2020-11-25 12:38:03 


っ…!
(最初は素直に彼の情報を聞いていたが、突然のその行動に自身も驚き。下がったティアの前に自身の体を割って入らせて、怪しむように彼のことを眺めつつ、一応その口から理由が説明されるかと思い黙ったまま待っていて)

  • No.181 by グラナーティア  2020-11-25 22:01:41 


「……君、喋れたんだな」

(相手の怪しむような視線も、自身の抗議じみた問いかけも意に介さない様子で、男はその少し冷たい印象を受ける切れ長な瞳でこちらを見下ろしたまま、悪びれる風でもなくぼそりと。言われてみれば、外を出歩いてもあまり他人と話さず、トークは相手任せにしてきた気がするが、ここでもその調子で無言を貫いていたところ、唖者と勘違いされたのだろうか。しかし、仮にそうだとしても先程の男の行動はよく分からない。不審に思いつつ、また黙って男を見返すと、男は自身の左手辺りを指差し『それ』と一言。

そこには、契約の腕輪の他にもう一つ、控えめで繊細なデザインながら、綿密に荘厳な模様が刻まれたブロンズの腕輪がはめられていて。……ああ。……これは、昨日客室で一人留守番をしていた際に "明日からは仕事だから" と別れを告げに来た同胞から貰ったものだ。そう言えば、相手にも何も言っていなかった(←) 男はその腕輪を見やりつつ『ピジョンバングルだろ? コントラクトリングの方もかなり上物だったが、それも随分上等なのを付けているんだな』と述べると、これまでずっと無表情だったのに、そこで初めて……顔をくしゃりとさせ、可愛いぐらいの相貌でゆっくりと微笑んでは『良い品だ。大事にしなよ』と締め。

相手と共に店を出れば、左手の二つの腕輪を眺めつつ、右手では自身の横首を撫で、少し黙って考えた後「アルが言っていた、魔道具師には変わってる奴が多いってのはああいうことか…?」と呟く。

なお、ピジョンバングルというのは……通信に使える魔道具の一種であり、固有に設定されたシグナルを、ピンポン玉サイズで"伝令玉"と呼ばれる別の魔道具に覚えさせ、その玉を放り投げると蛾の触角のような形状の羽を生やして、バングルのところまで飛んでいくというもの。玉はカプセル状になっており、中に手紙を仕込んで、魔法で封じるのが一般的。一見便利だが、伝令玉自体が少々高価な上、耐久力や信頼性はピンきりで、雨に濡れたり飛行中に物にぶつかったりしただけで動かなくなることも度々。それを避けるには最初から上物を使うか、魔法で強化するのが普通。定住する地を持たない者が、いざという時だけの連絡手段として身に付けることが多いが、貴族が下級の者への連絡手段として使うこともある。

……そういう代物なのだが、当人はほぼ知らない(←) なんか貰っただけだ(←) そう言えば、相手にも同じものを渡すようにと頼まれていたんだった。昨夜は早寝し、今朝はバタバタしていたためにうっかり忘れていたその用件を思い出すと「アル、ちょっと、待ってくれよ」と言って、その場に立ち止まり、ショルダーバッグをごそごそしだして。やがて、一介の傭兵が持っているか、あるいは、無償で投げて寄越してくるには不自然なほど、上等なバングルと高価そうで信頼できる外見の伝令玉が数個入った小箱を取り出せば、価値を分かっていないがゆえに物言いも端的に、雑な感じで相手に差し出しつつ)

忘れていた。さっきのやつは昨日受け取ったんだが、同じのをアルにも渡すようにって言われてたんだ。フェリコートからだぜ。





(/安定熱量(←)で、頻繁には使えないけど、いざという時には役立つ程度の通信機器の設定を生やしたので、この後、爺様とも連絡先を交換できるといいなと思いつつ。にしても、危険を前にさりげなく他人を盾にするグラナーティアと、さりげなく他人の前に立つアルドニックの人格の差よ…← /蹴りはご自由に)

  • No.182 by アルドニック  2020-11-27 03:38:22 


まぁ、そんなとこだな。……っていうかお前な、そういうことはしっかり言えよな……忘れるなよ。元兵士なんだろ、報連相習わなかったのか?
(変わった奴が多いという言葉に頷きつつ店を出て。そして尋ねるのはほうれんそうの精神どこへやったのかということ。とはいえこの少女の場合その立ち位置は特殊だったであろうことは予想されるので、そういう指導は受けてなかったのかもしれない。実際普段の生活でそうだった片鱗を感じることは少ないし。ともかく色々と雑な相手に苦言を呈するようにそう言いつつ、差し出されたピジョンバングルを受け取って)

しかし……怖いくらいに親切だな。彼女とはそんなに仲が良かったのか?
(疑いたくはないが、先日のネックレスの件も含めて考えるとまさに至れり尽くせりと言ったところだ。ピジョンバングルに至っては二人分渡してくれている。昔の仲間であるティアにだけならまだしも、その連れでしかなく彼女との関係が希薄な自分へもこの親切、裏があると思うのは悲しいが人の性だろう。そうティアに尋ねて)

(/良いですね、超便利だと思います!そして逆にその親切を怪しまれるフェリコートちゃん←
まだどこか人間への警戒心が残ってるため無意識にそうしてしまうという深いキャラ設計が伝わってきますね←)

  • No.183 by グラナーティア  2020-11-27 08:15:46 


ほうれんそう? なんだよ、それ。あと、あいつとの仲? 大した良くなかったぜ?
(情報共有の不備を嗜められれば、首を傾げて相手を見返し。さらに元同僚との仲を聞かれると、親しさの度合いについてはあっさりと否定的な主観を述べて。ぶっちゃけ、ただの元同僚としか思っていない(←) まぁ、つまり……協調性がないのである。そういった捉え方をするということは、実は、誰と比べて仲が良いと語れるほど多数の人と深い付き合いをしてこなかった証左でもあるのだが、本人は何の気なしで。客観的に見るのであれば、いくら価値が分かっていないとはいえ、くれるから、という理由で疑いなく物を受け取れたり、そこで遠慮しなくても関係に悪影響がないことを無意識に信じられたりしているところ、結構通じ合っていると言って過言ではなさそうなのだが。さらに、先の蛇っぽい男が教えてくれた方向へと足を踏み出しつつ、ほんの少しだけ頬に朱を差せば、一応澄ました風を気取りつつ、目も合わせないまま)
……というか、オレが寝てる間に布団使っていいって言ったの、アルだろ? 別に嫌ってわけじゃねぇけど……あいつ、ちょっとベタベタしてくるところがあるから、勘弁してくれよな。




(/伝わってきますねぇ笑↑↑///)

  • No.184 by アルドニック  2020-11-27 13:53:33 


報告、連絡、相談だ。なんかあった時にはこの3つをきちんとしようってことから生まれた略語だな。……あんま仲良く無かった?んー、ああ、なるほど……
(当人はそうは言うものの、少なくとも多少なりとも信頼しているということが行動の節々からは伝わってくる。そして続くベタベタという言葉に妙な納得をする。軍隊だと珍しくない話であるが、亜人の少女の部隊、男の入り込めそうにないその空間において、育まれたものとは、"愛"とは何なのか……想像に難くなかった。つまりそういう訳で彼女はあんなにティアに対して親切なのだろうと推察、そして俺も恐らくティアに対してそういった視線で見てないから"許された"のだと勝手に考えて……風呂に一緒に入ろうとした話はしなくて良かったと心底ホッとして←)

ま、まぁ親切なのは確かだしな、うん。そう言ってやるなよ……彼女は大切にすべきだ
(先程まで疑いを向けていたくせに、何故か庇っていて。しかも妙な余所余所しさまで見せている。完全に余計な察しをしている証拠である。そうこう話しているうちにさっきの蛇っぽい魔道具師が教えてくれた場所に辿り着いて)

(/今回勝手な推察しまくってます← あとキャラの名字なのですが、ローマイヤーではなくシンプルに鍛冶家を意味するシュミットで良かったかなと思ったので、唐突ですが変更しても構わないでしょうか…←←)

  • No.185 by グラナーティア  2020-11-27 23:42:27 


……? なんだよ、その顔。

(相手の表情と態度に妙なものを感じ取れば、不思議そうに。続いてまた左手首に視線を戻せば「なんか、これで遠くにいる奴とも連絡が取れるんだろ? アルなら使い方が分かるだろうからって言っていたんだ」と言って。自分にはよくイメージも沸かないし、解説もそう詳しくしてもらえなかったわけだが、彼女の言う通り、本当に相手がそれについて知っているのであれば、問題ないと考えており。ついでにふと先程の魔道具師の言葉を思い出せば「……大したものじゃないって言ってたんだがな」とぽつり。一応は手渡された時に、なんだこれ、凝った装飾だが高いんじゃねぇのか?と聞いたのだ。そんなことないと言われたから、そんなことないんだなと思っていた(←) 実際のところ、バングルは貴族が持っていそうなクラスのもので、伝令玉も些細な用事で易々と使うには勿体ないレベルの品となっているのだが、魔道具師でもなければトレージャーハンターでもない、ぼっちの野生児に目利きはできず。

何気ない会話を交わしているうちに、近場に位置する教えてもらった目的地らしき場所へと辿り着いて。恐らくここがそうだろう。そこはちょっとした広場になっており、幾つもの馬車が停められ、隊商のメンバーの宿泊用と思わしき、小さなテントが点在しており。馬車から荷物を下ろしたり、その辺で休憩したりしている者が商人や職人であろうことは見た目から察せるが、この場で店を広げようとしている風の者はおらず、何となく舞台裏感があって。……足を踏み入れつつ思うのも何だが、部外者が立ち入っていい場なのだろうか。此処にいる人々も結局はさっきのところに小屋を組み立てて商売するのでは?と疑問になるが、何を思って先の蛇男がここを教えたのかは最早謎であり。

辺りを眺めてみると、木箱や馬車やテントによっては "ラザフォード・ブラザーズ"、"北星鉄道連盟"、"ネイビス商会"、"ギネスガーデン"等々……団体名と思わしき印字がされていて。規模にはかなり差があるが、何となく集団ごとにまとまったスペースを取っているようで、メンバーの装いや雰囲気、それから微妙に扱っている品物も異なっており、自分には聞いた覚えのない言語を話している者もいる。食料品や衣類を運んでいる者に声をかけても実りはないだろうが、"ネイビス商会" と掲げられた一際巨大な荷馬車と大きめのテントの近くで談笑している者たちは、見たところ、鍛冶職人風。煙草を吹かしている者もいるし、休憩中なのだろうか? 取りあえず、視界に止めたそちらを軽く手で指し示せば、もう片方の手では相手の服の袖をさりげなく掴みながら)

……あいつらは魔道具も扱っていそうじゃねぇか?




(/登場早々あまり公にしたくない経歴を暴露され、老けたとか言われ、挙げ句百合疑惑を寄せられるフェリコート笑 爺様の名字については全然大丈夫です! 変更了解しました^^ゞ)

  • No.186 by アルドニック  2020-11-28 16:04:36 


最近だと魔道具師の数が減って、その上"電信"っつー新しい情報伝達技術が広まっているからな。それでピジョンバングルの需要は下がって作られなくなって、結構希少なんじゃねーかとは思うけどな
(魔道具師の減少、新しい技術の登場、変わっていく時代の中で埋もれていくものがある。そして時を経てその埋もれていったものが歴史的価値に基づいて宝となり、それを見つけるのが自分の仕事である。このピジョンバングルは謂わばその宝の卵、100年、200年と時が経てば大きな価値を持つものとして未来に存在していることだろう。そんなことを思うと一人楽しそうにニヤニヤする、不気味である←)

ん?あー、そうだな、ちょっと聞いてみるか……
(一人ウットリしていると服の袖を掴まれて現実に戻り。指し示された場所を見ては少女の言葉に頷き、また先程のように腕輪を見せながら声を掛ける。彼らは確かに魔道具師であったようだが、やはりこの腕輪は精巧なため複雑であり、しかも無理矢理解除した痕跡から複雑さに拍車が掛かっているようで。どうにも出来ないとの言葉を受ける。そして彼らはこじんまりとした一つのテントを指差すと、そこにどんな魔道具にも精通した職人が居ると話して。言われたとおりその小さなテントを尋ねると、中では一人の豊かな白ひげを蓄えたドワーフが如何にもスチームパンクなメガネを付けて作業をしていて。テントを開けたにも関わらず此方を見もせず黙々と作業を続けていて。それについて普段なら少し失礼じゃないかと感じることもあるが、このドワーフの作業風景は静かながら何か鬼気迫るような迫力、緊張感があって。寧ろ此方が作業を邪魔してしまったのではないかと不安になるほど、その動き自体が一個の芸術と言えるものに感じられて。細心の注意を払いつつ、彼の手が止まった瞬間を見計らって声をかけて)

……すまない、少し聞きたいことがあるんだが……今構わないか?


(/次に会うとき楽しみです←  爺様の口調はおまかせしますね!!(大事な所丸投げ/←))

  • No.187 by グラナーティア  2020-11-28 17:34:05 


「……勝手に入ってくる奴があるか! 埃が飛ぶだろ、出ていけ!」

(外で談笑していた職人たちの話を、へぇ、と思いながら聞いていた。どんな魔道具にも精通しているとは心強い。相手に付いて教えられたテントを覗けば、中にいたのは如何にもといった鍛冶師らしいドワーフ族で。……第1種の亜人だと思った。自分のような亜人は、基本的に仲間と連携しないし、子どもを作れないし、ゆえに一族として成立せず、一世代で終わってしまう。言わば、亜人としても2種以下の下位。それに対して、ドワーフやエルフ等はある程度種族的な地位を獲得しており、人口の差もあって人間より立場は弱くても "別種の人間" としての存在感を一応は持っている。久々に遭遇した、純粋な人間でもなければ、自分とは異種に当たる亜人種に、少々物珍しさを感じ、しばし作業風景ごとその姿を見入っていたが、やがて、老職人が手を止めたタイミングで相手が声をかけると、老職人はこちらを振り向き、作業用と思わしきゴーグルをずらして。無表情のまま、つぶらな瞳だな、なんてことを考え、ぼさっとしていると、老職人は無言で椅子の脇に立て掛けたあった杖を手に取り、突如それを振り上げたかと思えば、怒った表情で怒鳴り声をあげて。……えぇ!? 外にいる、多分貴方の仲間と思わしき職人に聞いてここを訪ねたんだが。思わぬリアクションにちょっと引いてしまい、動揺がさすがに顔に出て、こいつ、きっと気難し屋だな、と即座に悟り。

その時、後ろから『ああ、やっぱり』と声がし、身体の向きは変えず、首のみでそちらを確認すると、テントの入り口から、頭にバンダナを巻き、口元には黒い髭を少しだけ生やし、全体的に肌の色は炉焼けしたように黒っぽい気の良さそうな男が顔を覗かせていて。男は老職人の方を見ると『シュミットじいさん、そう言わずに見てやって。俺たちじゃ難しそうだったんだが、面白そうな魔道具だし、こいつら困っているみたいだからさ。まさにじいさんの出番だよ、俺からも頼むよ』と言って。恐らく、ここを教えたはいいが、作業中であることか、あるいは単にへそまがりなことか、その辺りを思い出して様子を見に来てくれたのだろう。他方、そう言われた老職人の方は、別に気を良くする風でもなく、杖は下ろしたものの)

「お前も勝手にテントを開けるな! 風が入るだろ。暇があったら "あれができない、これができない" と言ってないで修行しろ。出ていけ!」

(……内心、なんてつっけんどんなんだ、と呆れるが、男は苦笑いし、特段気にする素振りも見せず、自身の方には暖かげな瞳で目配せした後、身長的に声をかけやすいのだろう相手の方に『腕は確かだから。ちょっと偏屈なところもあるがな、根はそこまで嫌なじいさんじゃねぇし。本当だよ』と茶目っ気を交えて耳打ちしてから、素早く引っ込み。……そう言われても、この人とどうやったら会話を成立させられるのだろう、と疑問を抱きかけると、老職人は何故か手招きをしてきて。顔立ちは気難しそうなままだが、先の男の言葉で実は心を動かされたのか(←)、相談に応じてくれる気らしく)

「どれ、見せてみろ。何をどうしたいんだ?」





(/これは排斥されてしまうタイプの人←)

  • No.188 by アルドニック  2020-11-28 20:11:18 


(予想通り、いや予想以上に苛烈な爺さんだった。まさにこれぞ職人!なテンプレ的職人気質というかなんというか……一応機嫌は直してくれたらしく話を聞いてくれる様子を見ては腕輪のことを話そうとするが、まぁまた多分怒鳴られるんだろうなぁと思いつつも、腕輪を出しつつ話を聞こうとして)

「ふん、随分と手荒く扱ってやがる。作った魔道具をどう使おうが使う奴の勝手だがな」
(しかし意外にもその状態の腕輪を見ても怒ることはなく、構えていたため少しキョトンとする。どうやらこの老人、作ることに拘りはあっても使う方での拘りはないらしい。まぁ気に入らない奴には物を売らねえ!なんて言っていれば今の御時世、魔道具師はおまんまの食い上げとなってしまう、そこに拘りを持っていても仕方ないという気持ちがあるのかもしれない。老人の言葉を聞き、「それで、直るのか?」と尋ねると、ふぅむと少し考え込むようにしてから口を開いて)

「結論から言や、ワシなら直せる。ただしそのためには必要なもんがいくつかあってな。そのどれもが今ここにはねえし、その上市場にゃ出回らねえような代物だ。つまり自力で探して集めなきゃならねえんだ。ワシは他にも魔道具を作らなきゃいかんし、馬鹿弟子共の修行もつけてやらにゃあならん。だからそれを集めるのはお前さんらに自分でやってもらうことになる。どうだ、それでも直したいか?」
(直す素材の入手は口ぶりからして困難を極める、と言うことだろう。生半可な場所には無いということだ。しかし、勿論答えは決まっている。イエスだ。老人からの尋ねにコクリと頷けば、良かろうと言った様子でガサゴソと荷物の中から一冊の本を取り出す。どうやらそれは魔道具に必要な素材がどこにあるのか、という一覧らしい)

(/頑固だけど仕事はきちんと熟す感じですね。最初の素材集めをどこにするかはお任せします。背後様のネーミングセンスに甘える習性が出来そう……←)

  • No.189 by グラナーティア  2020-11-28 21:24:16 


……………………。

(最初に会った魔道具師に唖者と勘違いされたことを忘れたわけではないが、またもトークは相手任せにし、老職人の手元を眺めつつ、ぼさっと二人の会話を聞いていて。正直、今そこまで熱烈に腕輪を外したいという気持ちはなく、むしろ、老職人の問いかけに相手が迷いなく返事をするのを目の当たりにすれば "そんなに早く外したいのだろうか…" と少々不安にも似た感情が沸くが、ずっとこのままだと自分も困るのはそうだろう。大体、出会った日の翌日以降はたまたま平和に過ぎたが、この先も自分の立場がトラブルを誘引しないとは限らないし。そのようなことを考えていれば、老職人は突如、本を閉じ、テントの奥の方のごちゃごちゃと物が置いてある場所に移動して、何やら探し始め。やがて、戻ってきて丸椅子に座り直せば、再度、本を開き『やっぱ、ねぇな…』と一言。その後、ちらとこちらを見てきて、視線が合ったかと思うと、相手よりも老職人から少し距離を置いた位置にいた自分に向けて手招きしてきて。素直に従い、近付いてみると、次はいきなり左手を掴もうとされ。咄嗟に身を引くと、老職人は)

「とろとろしてんな!腕貸せや!」

(お怒りの様子である。魔道具師というのは手をいきなり掴んでくるものなのだろうか……と思いつつ、改めて腕を差し出しながらも、僅かな戸惑いを表情に出しつつ「……いや、腕輪見てぇなら言ってくれよ」と抗議すれば、老職人は片眉を曲げ『なんだ、お前、喋れたのか?』と完全にデジャブな台詞。思わず「……うるせぇよ。オレは寡黙なだけだ」と返すと、老職人は相変わらずの気難しそうな顔のまま『口悪ぃな、お前』と言ってきて。珍しく "お前に言われたくない" と "思う側" に回った感じである(←) それでも老職人は自身の腕を作業台の上に引くと、少し検分した後、何の断りもなく、持ち出した小瓶から薬液のようなものを垂らし。それでも腕輪に何の反応も見られないことを確認すると、相手に向き直って人差し指を立てて)

「まず、魔性ルミノール、それとオルセタイトがないと話にならねぇ」

(何でもその二つがないと、契約時に相手が出鱈目に書き込んだ文字が読めず、解除のヒントさえ得られないらしい。魔性ルミノールは大きな魔導師のギルドなどを訪ねたり、根気強く探せば扱っている魔道具屋を見つけられたりするかもしれないそうだが、オルセタイトの方は冒険家なのであれば鉱山に取りに行った方が早いとのこと。地図は持っているのかと聞かれたので、ショルダーバッグから取り出せば、それを受け取った老職人は、大手の魔導師ギルドが存在する街と、オルセタイトが採掘できる山、それぞれの位置を断りもなく書き込んで(←) その後、その地図を自分に返しつつ、片腕を作業台の上に持たれかけさせれば、相手の方に向き直り)

「問題は連絡手段だな。ワシはよ、今、ご覧の通り隊商暮らしなんだ。一ヶ所には安定してねぇ。飛脚みてぇな職の者を使えば、まぁ、何処に行ったか順々に辿られ、手紙でも何でも届くだろうが、高額になっちまうかもしれねぇのは容赦をもらいてぇな」





(/つくづくへっぽこなネーミングセンスですが\o∀。*/← 魔性ルミノールは魔法で精製される液体、オルセタイトは発光する石のイメージでロールしました← 息子様は大抵の珍品については知っていそうですね笑)

  • No.190 by アルドニック  2020-11-30 00:17:42 


魔性ルミノールにオルセタイトか……俺の書いた文字を浮かび上がらせるためにそれが必要な訳だな。しかしオルセタイトはともかく、ルミノールなんてまだ使われてんだな。今どき情報の秘匿なんて不可視インク使うだろうし…
(ルミノールとオルセタイト、魔力で書かれた不可視の文字を浮かび上がらせる効果があり、その用途は主に機密文書等であろう。しかし時代の進歩と共にもっと便利で使いやすい技術が生まれており、トレジャーハンターをやってる自分は時折可視化されていない魔力文字を目にすることがあるためその存在を知っているが、もはやそれは一般的なものでは無くなっているのだ。なお気にはならないレベルであるが、ルミノールの代用として不可視インクが、と言う話の段で、老人の顔が心なしかよりムッスーとしていて←)

ああ、それは問題ない。丁度さっきこういうもんを貰ってな。
(そう言って見せたものは先程貰ったピジョンバングル、まさに求めていたものと言わんばかりのそれに「ふん、おあつらえ向きだな」と老人は鼻で笑いながら自身のピジョンバングルと匂いを覚えさせた伝令玉を取り出し、伝令玉を渡してくる。なお当然有料である←。とはいえ飛脚に比べれば当然安く、それに関しては必要経費と割り切って支払って)

しかし連絡するにしても、"電信"が発展してればもっと便利になるんだが──「なぁにぃ!?」
(電信、そのワードを出した瞬間老人がガタッと立ち上がる。険しい顔を更に強張らせ、ギロリと此方を睨みつけていて)

「"不可視インク"だと?"電信"だと?二度とワシの前でその言葉を言ってみろ、貴様らただじゃ済まさんぞ!!用が済んだんならとっとと出ていけ!!」
(そして何時ぞやの酒場の店主をほっふつとさせる勢いで怒鳴りだし、二人をテントから追い出して。なんなんだ…?とキョトンとしながら怒り心頭と言った様子でテントの入り口を閉めるドワーフを眺めていると、ヤレヤレと溜息混じりに先程の魔道具師が話しかけてきて。『あんたら機械とか最新技術の話したんだろ、あの人実はそういう類のモンが大キライでさ…先に言っときゃ良かったな、すまんすまん』と、あまり悪びれてない様子で謝ってきて←)

(/常に出ていかされる運命にある二人、多分アルドニックに友達がいない理由はこういうところだと思われます← 珍品に関しては何かと関連付けてそう言えば聞いたことがある、とか言い出す便利枠に落ち着きそうですね←←)

  • No.191 by グラナーティア  2020-11-30 01:16:15 


な!?ちょ!? 待ってくれよ! オレ、まだアンタに用が!

(短時間の間に二度も唖者と勘違いされても直らないボサッと癖を再度発動させ、地蔵のように相手と老職人の会話を大人しく聞いていれば、その過程で相手は何やら地雷を踏んでしまったらしく。剣幕もあからさまに怒り出した老職人の手でぽいぽいっと捨てられるかの如く、有無を言わさずテントから追い出されれば、すぐに振り向き、閉まりゆく入り口に向けて叫ぶも、次の瞬間にはシャッとチャックを閉ざされてしまい。ちょっと、待った、オレのショルダーバッグはどうなるんだ、今のままじゃ身に付けた状態で人容を解くだけで霧散するんだが!?と、もうテントの壁を隔てて奥へと消えた老職人の行動を、引き止めるかのように伸ばしかけた手は虚しく宙で所在を失い。絶望的な表情で佇んでいれば、さっきの気の良さそうな男が寄ってきて、何やら解説してくれたが、今さら特に役立つ情報でもなく(←) いや、行動の謎が分かるというのはプラスか(←)

……この男も魔道具師なら、頼んでみればいいのかもしれないが、本当に正直なことを言うと、実は人見知りなのである。ニコニコとこちらを見下ろす男を見て、特に悪感情もないが、自分のお願いを気安く切り出す方法が分からなくて。依頼を口にするどころか、つい、相手をさりげなく盾にするように斜め後方へと一歩下がってしまい。ところが、男は実際に気の良い人間らしく、その自身の態度にも気を悪くする様子はなく、相手に向き合えば、相変わらず今一つ悪びれてはいないヘラヘラした表情ながら、耳の裏をかきつつ『いや、悪かった。でも、頼みは聞いてもらえたのか? 地雷ワードを教えなかったお詫びと言っちゃ何だけれどさ、テラスでコーヒーの一杯でもどうだ?』と述べてきて。視線で指し示された方向には、テラスと呼ぶには少々安っぽい気がするが、掘っ立て式のテントと簡素なテーブルとチェア、コーヒーマシンが並べられ、何人かの職人が寛いでいる空間があり。……こちらとしたら、今黙って此処を立ち去らなくて済むのであれば、有り難い話だが、何故、こんなに親切なのかは少々不審。しかし、その答えはすぐに男の口から語られ。その口調は珍しい玩具か、あるいは昆虫でも見つけた少年のように無邪気であり、好奇心と暇潰しからの悪意なき誘いであることは分かりやすく)

兄ちゃん、それなりに目利きできるんじゃないの? さっきの腕輪も面白かったし、ちょっと話そうぜ。




(/そもそもトピックタイトルが← 看板に偽りなしですね笑 本編では拙女に無言の描写が多い理由もあっさりストレートに書きました。戦闘ハイか酒乱発動中以外、つまり素の状態だと主に親しい人としか話せない← いっそ、シュミット爺様も加えて「協調性のない三人」でも偽りない気がしますね←)

  • No.192 by グラナーティア背後  2020-11-30 01:38:49 

>>191

(/察して頂けるかなと思いつつ、最後の台詞のロールは"「」"付け忘れでモブのものです。脱字を失礼しました。後、二人の間に現状成立している契約内容って結構気になりますね*´▽`* 隙を見てロールに入れてみたいと思っていますw←)

  • No.193 by アルドニック  2020-11-30 02:11:52 


まぁ、それなりに……
(貴族であった時分、幼い頃から良品やそういった類の物が好きでよく目にしており、その時の経験やそれに対する好奇心からトレジャーハンターになったと言っても良いかもしれないほどで。目利きの話が出来るとあってか、さっきあんなことがあったと言うのにアルドニックの方はどこか嬉しそうに、誘われるままその魔道具師と共にテラスへ向かっていって)

……やはり、奴隷だけじゃなくて名品のオークションも一緒に行われているということか
(目利きの話が出たあたりから察するに、これだけ大規模で、色んな商会・商団が集まり、また各地から富豪たちも訪れるような状態だ。そんな商機、奴隷売買だけで終わるはずもない。警護が厳重なのはそれもあってのことかとどこか納得をしていて)

(/協調性なにそれ食えんのか状態ですね、そのうちどこかで同行してみても面白いかもしれないですねw)

  • No.194 by グラナーティア  2020-11-30 03:14:34 


「ほら、君もここに座って」

(男がテラスと呼んだスペースに向かえば、設置された長いテーブルと無造作に並べられた簡素なチェアを前に、ひとまずは立ち止まってしまい。勝手に座ると怒られることがあるが故なのだが、男は一貫して気さくな雰囲気で、空いている席を勧めてくれたため、大人しく着席し。先にいた職人たちは疎らに席を取っており、自分たちは今、隅に座ったため、実質すぐ近くには誰もおらず、一番近くの者は足を組んで雑誌を読んでおり、こちらには関心がなさそうで。男は手早く二人分のコーヒーを入れれば、相手と自分、それぞれの前に置き、その後相手の正面に座れば、色々と話を始め。職業は何をしている?目利きは何処で覚えた?等と聞いていくが、相手が少しでも言い淀めば、あっさり話題を変え、決して追求はせず。他に邪な意図があって探りを入れているわけではなく、純粋に魔道具やお宝についての話がしたいという好奇心一本の様子。そのうちに、他の魔道具師や、同じ商会所属と思わしき商人も数人が入れ替わりで寄ってきて。時には物品を見せ、これの価値は分かる?どっちが本物だと思う?等と会話を交わしながら、隊商のメンバーは何だか楽しそうだし、たまには自分にも "君はこういうのは分かる?" 等と聞いてきたりして。やがて、ふとした間に相手が独り言らしき呟きを口にすれば、最初の男がそれを聞き広い)

「あん?名品のオークション?何のこと?……ああ、奴隷市があるから?やっているところはやっているかもね」

(と切り返し。続けて、こちらを一瞬見た後に、少し考えるように一拍の間を空け、次に相手と自分、どちらも捉えた広い視界を保ちつつ、でも、どちらかというと相手の方に向けて『ねぇ、聞いていいのか迷ってたんだけどさ。その子って奴隷じゃないの?』との問いかけ。毎回毎回相手に否定させるのも何なので、さすがに聞いた瞬間、素早く口を開けば「奴隷じゃない。オレとこいつは連れ同士だ」と即答し。恐らく最初は、奴隷市のある日に壊れた主従の腕輪をはめてやってきたので、売ろうとしていた奴隷を売れなくなって困っている、ぐらいに見られていたのかもしれない。その割りに、相手の口振りはブローカーらしくないし、自分に対する態度も自分の挙動も奴隷らしくなかったので、不審に思われていたのかも。すると、男は引き続き、話したくなさそうなことを聞き出すつもりはないらしく、テーブルに頬杖をついて感心したように)

「訳有りというのは最初に聞いたけれどね。不本意に契約されちゃったの? なら、その腕輪について……今、生きている契約内容とその作用は把握済み?」




(/まとまるのかが謎ですね笑)

  • No.195 by アルドニック  2020-11-30 19:19:46 


ん?契約内容?確か契約してる俺から離れるとコイツが苦しくなるっていう……あ、離れるとダメだったんだよなそういや……
(そもそも主従関係ではないと思っているため、契約内容については今まで全くと言っていいほど気にしてなく、今の今まで記憶の彼方だった。それを尋ねられれば契約を解除する前のことを思い出し、確かあのブ男←と契約を結んだあと、離れると凄く苦しそうにしていたことを思い出して。離れるとダメ、つまり別行動が基本出来ない……つまり、その契約のままだとこの前別行動をするかもしれないからとして買ったカバンや地図は、実質使えないのではという事実に気が付いて←)

つーかそもそもどう言う契約なのかっていう細かいところは言われてみると全然分かってねえな……そういうのって調べられるのか?


(/全員協調性ないので賑やかって訳にも行かないでしょうしね…賑やかし役が足りない←)

  • No.196 by グラナーティア  2020-11-30 23:12:10 


「お前らの腕輪、かなり複雑なことになってたからなぁ。まぁでも、俺らもプロだからね? 全部を当てられるかは分からねぇが、それなりには当てられると思うよ」

(相手の質問に男はそう言って笑い、すっと自然な仕草で正面に座る相手の左手を取っては、柔和ながら落ち着いており、真摯さを感じられる表情となって、腕輪を軽くずらしたり、胸ポケットから取り出したルーペで見たりと改めての検分を始め。その様子を相変わらずの仏頂面で見ていれば、ああ、やっぱり魔道具師って黙って他人の手を掴んでくる生き物なんだな、なんて感想を抱くも(←)、わざわざ口には出さず、黙ってコーヒーに口をつけ。やがて男は、検分の手は止めないまま、少々愉快そうに『これさぁ、改造しようとしただろ?というか、改造しただろ?契約に使う前からいじくり回した痕跡がある』と述べ。続いて、自分に向け『お前さんも腕貸してよ』と言ってきたので、魔道具師でも "貸して" と言ってくることもあるんだな、等と思いつつ(←)、思いの外に苦くて飲み進めなかったコーヒーを一旦テーブルに置き、特に表情も変えず、それでも態度は素直に従えば、男は相手のと自分の、交互に腕輪を見比べ、基本的な情報を改めて語った後、真剣そうな黒い瞳に面白い品に触れた喜びもあってか、煌めくような光を宿し、促されなければ黙っているつもりもあるのか、口振りは砕けていながらも少し真面目に、警告らしき前置きをして)

「種別としては典型的なコントラクトリングだが、とにかく手の込んだ品だし、元は間違いなく名匠が作ったものだな。でも、割りと悪い血を吸ってきているし、改造痕に、入り組んだ契約跡と、状態は目茶苦茶だ。関係性は兄ちゃんが主、お嬢ちゃんが従、肝心の契約内容は……結構物騒だぜ?」




(/良い機会なのでてきとーに契約内容を盛りましょうか*´▽`* >>70の内容は決定事項ですが、他に入れたい要素や避けたい要素はあります? 特になければ、次レスでフリーダムに盛ってしまいまっせ~w←。なお、個人的に今言えることとしては "距離を置くと苦しむ" は "数日間離れたままだと" 等の制約つきだと別行動もできていいかなとか思っています*´`* 初日のは契約途上の効果と誤魔化していく方向性←←)

  • No.197 by アルドニック  2020-12-01 12:36:26 


これってそんなにボロボロだったのか……
(目利きにはそれなりに自身があったが、やはり専門職にはてんで口が出ない。こちらの全く知らなかった腕輪の状態を聞いていけば、個人的にはちょっとイジったくらいで問題ないだろみたいな気分であったため、徐々に事の重大さを理解していけば顔を歪ませ、少し重い気持ちになっていく当事者その1。そしてこいつは緊張感ないな……と隣でコーヒーの苦さに顔を歪ませてる当事者その2をチラッと横目で見て←)

ん……そこまで言われるとどんな内容だろうが気になるしな。折角だから聞かせてくれ。


(/色々と了解です!此方からは特別避けたいといったものはないので、好きなようにやっちゃってくださいませ(。-∀-))

  • No.198 by グラナーティア  2020-12-01 23:59:54 


「……本当に知らないんだ? その子のこと、騙して付けさせたとか言うわけでもねぇんだよな? どんな事情があったかは知らないが……ま、どうせもう外せるんでしょ? なら、いっか!」

(相手の表情や声音といった素振りから、腕輪について把握している情報の少なさを察せば、男はやや意外そうにし。さらに、己が把握した内容を口にすることで、両者の関係性に悪影響が出ないか心配するように、さりげなく自身と相手を見比べ。だが、次の瞬間にはニカッと笑顔を取り戻し、先の老職人への信頼からと思わしき能天気な憶測を述べて(←)。どうやら、当分外せそうにないなんてことは夢にも思っていないようであり、その軽薄なノリのまま、腕輪を指させば『最初に言うけど、これ、冗談でも普通の女の子に付けるようなものじゃないよ。魔獣とか、あるいは魔獣並みに強力な魔力を持っている魔法使いとか、エルフや2種の亜人、後は剛力の大男みたいなのに付けるやつ』と言い、さらに、ヘラッとした雰囲気で軽く手を広げつつ『俺が読み取れただけで、生きていそうな効力は、マグネット、マルチリ、ドレイン、ミョルニル、テレグノシス、オプティマイズ、サイレン、酷いことに大体が主の側に一方的に得だ』と、柔和な表情のまま、呪文のような言葉をつらつらと紡ぎ。さすがに一抹の関心を持って男を注視していたが、語られた内容はほぼ理解できず、ただ並べられた呪文のような言葉の量に不穏なものも感じ取っては、怪訝な表情となって、小さな声で)

……え?




(/結果、実に好き放題←)

  • No.199 by アルドニック  2020-12-02 00:46:48 



……いや予想以上に色々と付いてるな。つかどれも始めて聞いた効力だな……まぁマグネットとドレインは単語から何となく意味はわかるが、残りはサッパリわからねえ
(一応メモを取ろうとペンと紙を用意したのだが、並べられる効力のどれもが単語としての意味は知っているものの、それからどうにも予想出来ないものばかりで。特にミョルニルなんて神話に出てくる武器の名前だ、それが、効力?頭を捻るが案外固いのか分からなくて←)

(/よよよよ用語解説お願いします←)

  • No.200 by グラナーティア  2020-12-02 01:38:13 


「ほとんど、契約の結果というより、この腕輪で契約すると自動で付くようなもののようだが……この瞬間でも使っちゃ駄目だぞ?」

(自分と同じように、やはり半分以上の単語の意味を理解できなかったらしい相手に向け、男は人差し指を立て、言い聞かせるように前振りし、自分の方には『もし、怖がらせたらごめんな? でも、ここで兄ちゃんが悪さするようなら俺たちでとっちめてやるから!』と笑顔で非常に不穏な前置きをして(←) ……これ、もしかして、外れない前提なら黙って済ませたやつ? と少々落ち着かない気持ちになるも、元々自身と契約しようとしていた悪党のことを思い出せば、奴なら端からろくでもない契約内容をぶつけてきそうだったし、と考え、自分の中だけでも納得しようとして。男は相手がメモを取ろうとしていることに気付けば、手を差し出しつつ『何なら書くぞー?』と述べ。続けた解説としては、

------------------------------
 ・マグネット……
  従は主の許しを受けずに、
  主から離れて行動を取り続けると、
  徐々に苦痛を受ける。
 ・ドレイン……
  主は腕輪を通じて
  従の持つ魔力を搾取できる。
 ・ミョルニル……
  主は腕輪を振り上げて
  呪文を唱えることで
  従に雷撃を与えられる。
 ・テレグノシス……
  主と従は、離れていても何となく
  お互いがいる方向が分かる。
  地図を見ても当たりをつけやすい。
 ・オプティマイズ……
  従の寿命は主に近くなる。
  また、両者の親密度に応じて、
  腕輪の効力に変化が起きる。
 ・サイレン……
  従は離れていても、
  主にピンチを伝えることができる。
------------------------------

といったもの。しかし、これは正確に分かっているわけではなく "だと思う" 程度のものの上に、例えば、マグネットにおける "主の許し" がどういうものを指し、命令の形や有効期間に制約はないのかや、"離れて行動" は具体的にどれほどの距離からか、"徐々に苦痛" がいつから始まるか、抜け道はないのか、等までは読めないらしく(←) 知りたければ、試していくしかなさそうであり。さらに、男は上記の解説に続けて『……で、最後、マルチリな? これはシンプルで主が死ぬと従も死ぬ! 強い者を無理にでも従えたいってクズには、垂涎に人気の効力だが、凶悪度の高い呪いみたいなものだな』と締めて。……!? 当然のことだが、一番驚いた。ミョルニルとかも聞いていて静かにぞっとしてしまうものがあったが、より冗談じゃない感じであり。表情が固いのは割りといつものことながら、それに加えて、さすがに少し青ざめれば、男は自身の変化に気付いてか、それでも柔和な雰囲気のまま、恐らくは "すぐに外れる" と思い込んでいるからこその呑気さで)

「でもなぁ、こんな目茶苦茶な状態で危険度の高い呪いも持っている腕輪は、早いところ外した方が主にも絶対いいぜ? いつ効力がリバウンドして、主の側に跳ね返るか分からねぇからな。そうなったら、それこそ石化したり死んだり、まずろくでもないことになるのは確定だろうから」




(/……だそうです←)

  • No.201 by グラナーティア背後  2020-12-02 01:44:57 


(/というか、回した後に思いましたが(←) オプティマイズは>>70で裏設定と仰っていたため、実は明かさない方が良かったとかあれば、すみません。その場合、解説されていないていでお願いを……← また、200レス到達おめでとうございます*´▽`*)

  • No.202 by アルドニック  2020-12-02 18:45:10 


へー……やべえな
(イマイチ感情の分からない声と顔でそう応える。なお内心は大分動揺しまくっている←。メモの内容をマジマジと眺めながら、どうしたもんかなと考え込む。とはいえマイナスなものばかりではなく、サイレンやテレグノシスなんかは間違いなく有用なものであり、またそれだけの効力を発揮できるこの腕輪の精巧さにも驚く。どこからこんなものが流れたのか、あのゴロツキが手にしていたのが不思議に思える程で。とにかく、余計な事をしてミョルニルだとか有害な機能を発動しないように気をつけないとなと思って)

忠告、ありがたく受け取っておく。コイツとは長い付き合いになりそうなんでな………あ、そういや……どうする?
(驚きの情熱が一気に入ってきたせいか少し気疲れして。ふぅと軽く溜息を付いてから、最後にサラッと実は全然外れる目処が立ってないことを伝えて←。平静さを取り戻しながらふと気付いたのかティアがさっき言いかけていたことを思い出して。しかしそれは自身が亜人であることを示すことであり、自分は気にしないものの、事情があってこうなったとはいえ"契約をしている亜人"であることを知られるのはティアにとって居心地は良くないだろうと思って。特にここが奴隷市であれば尚更だろう。小さな声でそう尋ねて)

(/では折角なのでオプティマイズは裏設定でお願いします! もう200レスですね!早いものだなと感じております。いつもお返事ありがとうございます!所々天然で可愛いティアちゃんは心の癒やしです←)

  • No.203 by グラナーティア  2020-12-02 19:53:48 


「仲良いんだねー」

(……多分相手が "長い付き合いになりそう" と言ったのは腕輪に対してなのだが "コイツ" という指名に男は何を勘違いしたのか、穏やかに笑って。……自分も相手も、今結構表情が固くなっていると思うのだが、こちらの全く穏やかでない心中など知るよしもないようであり。単純なショックだけではなく、その能天気な雰囲気に押されてか、言葉を失ってしばし茫然としていれば、不意に相手に話しかけられ。上の空から我に返るように相手に視線を向ければ、それでも察しの悪さゆえに(←) 相手の問いかけの意味を瞬時に読み取ることはできず「あ? 何のこと?」と口にするも、一拍ほど置いてすぐに「……ああ、そうか」と、先程、老職人に頼めなかったことを思い出して、恐らくそれのことかと憶測をつけ。

会話……と言えるほどの交流はそう得られていない気がするが、色んな話を聞かされ、何となく少し男に対する緊張も解れた頃合い、深い青色をした双眸を相手から男へと移せば、テーブルに手を添えつつ、自分からあっさりと「……あのさ、えぇと……唐突で悪ぃんだけど、ルーン文字って書けるか? この今、持っている鞄に服と同じのが欲しいんだけれどさ」と告げ。すると、男はおどけたように僅かに両眉を上げ、それから手を伸ばせば『見せてみー?』と言ってきて。きっと鞄のことだと考え、素直に肩から外し、テーブルを経由して渡すと、受け取った男はそれをまじまじと眺め『ふーん……』と感心したように。次に鞄を置いて立ち上がれば、近くにやってきて『服のルーン文字もちょっと見せて』と述べたため、また素直に立ち上がると、襟や袖口など、着たままの状態で見せられるところを確認され。それから、男はニコッと笑えば、宿泊用の小さなテントが立ち並んでいる方向を親指で後ろ手に指しつつ『俺でもできるが、ルーンの刺繍なら上手い奴がいるよ。急ぎ? 一晩ぐらい借りることになるが、大丈夫か?』と言って。その質問に、後一日ほどの滞在は問題ないだろうかと、一応相手に視線を戻し、小さく首を傾げては)

預けても大丈夫かな?





(/裏設定了解です!勝手にフライングをかけてしまってすみません;|| こちらこそ、いつもお返事をありがとうございます*´▽`* そう言って頂けて本当に嬉しいです。こちらも息子様の飾らないキャラクターがすごく好きですし、やり取りが日々の癒しになっています///)

  • No.204 by アルドニック  2020-12-02 21:00:57 


……まぁ大丈夫、だろう
(恐らく今のやり取りで少女が亜人、或いはそれに近しい存在であることがバレてしまったかもしれない。まぁ一応、ルーン文字を衣服等に刻む風習がある部族出身者とか、そういう方向に捉えられなくも無いが、それは少し苦しい気もする。とにかくその事実に対して眼の前の彼は特別変わったリアクションをしておらず、また仮に何かあったとしても持たれているものはカバンであり、勿体無い気はするが命に代えられる物でもないし、いざとなればそれを捨てて逃げれば良いだけのことだと判断して。一日の滞在への承認に加えて、そんな意味を込めたためか上記を言う際、若干表情は神妙になり少々口は重そうに動く。シンプルに考えすぎてる気もしてるけど←)

カバンは明日受け取りに来る、支払いもその時にさせてもらう……色々助かった、ありがとう
(話も粗方終わったはず、となればここに特別留まる理由はない。多少オークションにどんな品が出品されるか気にならなくはないが、そのために奴隷が売られる所も見なければならず、そもそもそんな場所にどこの馬の骨とも知れない自分が入れる訳もないだろうと思う。椅子から立ち上がり、さっきめっちゃ疑ってはいたものの、色々と親切にしてくれた彼には最後に素直な謝辞を送って。そして、行こうぜ、とティアに声を掛けながらその場から去ろうとして)

(/いえいえ、大丈夫ですよ。オプティマイズに関しては裏にしてしまえば後々好き勝手に設定を弄れるから色々好都合だと思いまして……← そう思ってくださっているなら幸いです!これからもよろしくお願いしますね(*´ω`*))

  • No.205 by グラナーティア  2020-12-02 22:34:02 


良かった。じゃあ……頼む。

(相手の返答にほっとしたような素振りを見せては、再び男に向き直り、改めて依頼することを明言し。それから、相手に付いてその場を離れようとすれば、男は相変わらず緩い雰囲気ながら、少々慌てたように『まぁって、まって! 受託料は先払い! 投げっぱなしでトンズラする人もいるからな? それで明日また、完成品を渡す時に技術料を頂くよ』と言って、ニッと笑い。さらに、手本として一通り祝詞が書かれているものを一つ、置いていってほしいと言われたため、身に付けていたストラを外し、鞄と一緒に預けて。これで正式に依頼できたといったところだろうか。去り際、男は例の契約の腕輪について、他にも少々の予備知識を教えてくれ……何でも、腕輪が加護を受けているのは雷神とか、この腕輪はタトゥーに変形できるとか、あるいは、従の腕輪は下手に外そうとすると痛い目に遭うと思われること、多分この腕輪は外せば壊れること、等々。最後に『久々に話が分かる客人と話せて楽しかったぜ!また明日な~』と片手を上げ、軽やかに見送ってくれた男に背を向けては、相手と共に改めてその場を立ち去って。来る時も通ったひと気のない道まで戻ると、相手の方を見ないまま、静かに諦観じみた台詞を述べ。……先程、相手も幾らか神妙そうな顔をしていたように思えた。自分と同じことを考えているかは分からないが、あの依頼によって、変化できる亜人とばれた恐れは普通に考えられる。しかし、信頼できる者~なんてこだわっていれば、延々と頼める者が見つからない可能性もあって。となれば、見つけた機会に賭けてしまった方が早い。どのみち、明日ここに戻るにせよ、十分な用心は必要と思いながら、歩を進め)

……これであいつらが裏切ったら、悪いが即行でこの街は抜け出させてくれ





(/受託料の支払いは、息子様が渋った場合、拙女がお小遣いで素早く払ってしまいます← どっちが払ったとか、敢えてぼかしている箇所は後付けご自由に← こちらこそ、今後ともどうか宜しくお願いします!^^)

  • No.206 by アルドニック  2020-12-03 03:07:33 


……しっかりしてやがる、ハイよ
(帰ろうとした際に言われた言葉に、何か毒気を抜かれたような気になって。嘲りの意図はないが、少し鼻で笑うような感じでフッと息を吐けば財布から幾らかのお金を取り出してそれを彼に渡して。そして今度こそ帰路について)

ああ、そりゃ勿論。多少痛手じゃあるが、カバンと命は代えられないしな。……それにしても、ホント物騒な腕輪だよな。……いっそ今の内に試してみないか?マグネットとテレグノシスってやつを
(若干物騒な申し出であるが、これから先の旅で何があるか分からない以上、マグネット、テレグノシスの2つに関してはその効力的に大きく関わってきそうであり、特にマグネットに関しては逸れるだけでなく、様々な条件下で二手に別れて行動することが必要になるかもしれなく、どうにか克服しておかなければならないと考えていて。ちょうど今時間が空いてしまった訳でもあるし、どうだろうかと尋ねて)


(/了解です!金払いは意外と良いアルドニック。そしてなかなか鬼畜な申し出をしています←)

  • No.207 by グラナーティア  2020-12-03 08:42:13 


……昨日、これを貰った時、

(やはり同じ危機感は持っていたと見えて、自分の言葉に相手はすぐ同意を返してくれ。その後、続けて腕輪の機能確認について提案をされれば、左手を少し持ち上げ、ピジョンリングの方に視線をやりながら、上記の台詞を呟き。半拍ほど空けてから腕を下ろして、相手の表情をちらっと伺えば「……あの時の留守番は平気だったな。時間か距離か、分からねぇが。限界を調べるなら、早めに正解を引けるとは限らないから、何か軸がないと、雲をつかむみたいな話になるかもしれないぜ?」と繋げ。さらに前に視線を戻して歩きながら「オレとしては、ちょっとした買い物に行けて問題ないようなら、十分だ。だけれど、試すってことなら……そうだな、丁度いい。明日になったら騒がしくなる可能性もあるから、早めにやった方がいいよな」と言って、そこで足を止め、現状腕輪の効力は "多分" の上、地図や方位磁石といった類のものは鞄ごとネイビス照会に預けてしまったため、また賭けになるやり方ながら、思い付いた内容を提示し。正直なところ、聞いた話では、不都合が起きてもそれは大体自分側、また契約時に例の悪党からかなり距離を置いても、戻ろうと思えるぐらいの力は残っていた記憶からの余裕もあり)

ここに置いていってくれないか? 夕飯までには宿屋に帰る。




(/留守番の内容が売店や近所への買い物だったのか、それとも風呂か、等々も敢えてぼかしてきたので、後付けも曖昧なままスルーもどんどんご自由にw)

  • No.208 by アルドニック  2020-12-03 10:52:29 


許可っていうのは心の持ちよう…なのかもしれないな
(相手の行動を許す、或いは気にしない。そういう思いや感情に呼応して腕輪は効力を発揮するので有れば、昨日の買い物が距離として十分に離れたものだったのであれば、おそらくは大丈夫だろう。とはいえそれも確実と言えるかは怪しいもので。少し考え込んでいると少女の方から提案があって)

……!……それは……いや、分かった。今日この後はティアの好きに動くと良い。俺は宿屋で待ってるから、異変を感じたらすぐに戻ってこいよ。それと知らない大人に着いていったりするなよ?あと面倒事は避けるように。んで物を買うときはちゃんとお金を払うんだぞ。あ、もし道がわからなくなったときは人に聞けよ。ただしその時はちゃんと丁寧に尋ねるんだぞ?間違っても教えろ、なんて言ったら駄目だからな
(自分としては何かあったときのために少女を宿屋に置いて、自分がそこから離れていくというやり方で試すつもりだった。なのでその提案に最初は難色を示すが、考えれば出会った時から今に至るまで、少女に自由な行動というものを許した事はなかった。許す余裕が無かったのも事実だが、今はお金もあるし、裏通りに行かなければ治安も悪くない、なら現代社会の勉強に持ってこいかもしれない。そう判断すれば少女に一人での行動を許可して。そしてお母さんのような小言を口早に少女へ伝えれば←、不安からその後を付けて行きたい気持ちを抑えつつ別れて)

(/了解です!)

  • No.209 by グラナーティア  2020-12-03 12:37:18 


な!? てめ……オレのこと、何だと思ってたんだよ。

(一先ずの了承は得られたが、矢継ぎ早に続けられた台詞に対しては、一瞬意表を突かれた様子を見せ、曲げた腕を少し上げ、無意識に相手の勢いを牽制するようなポーズを取っては "なめられている不快感" ではなく、むしろ "庇護対象みたいに見なされていることへの照れ臭さ" 優位にやや頬に朱を差して言い返し。その後、気を取り直し "んん" と小さく喉を鳴らすと「アルも宿屋に閉じ込もってないで羽を伸ばすといいぜ。じゃあ、後でな」と述べ、その場から動かず相手の背を見送って。やがて一人になれば、相手が内に秘めていた気遣いも知らず "表通りに戻る気はねぇし、近くの森に行くのはどっちかな" 等と考えつつ、ひと気のなさそうな方向を目指して歩きだし。初日よりは大分慣れたとはいえ、この街の近代的な雰囲気には未だに馴染めていないのである(←) その点、今いる場所は表通りから外れ奴隷市が展開されている地区ながら、準備中の時刻だった為、人影も疎らな裏の隅とも言えそうな静かなところ。多分、例の巨大なテントはそろそろ騒がしくなっていくだろうし、最初に訪ねた魔道具師の店があった場所も、このぐらいの時間になれば、人が来ているだろう。……人間の多そうなところに行くのはあまり気が進まない。そうなると、自然と街の出口か、あるいは、その先に内包されている森林があってもおかしくないような、田舎っぽさが残る道を選んで足を進め)




(/オカンかw)

  • No.210 by アルドニック  2020-12-03 17:01:32 


……心配だな
(久しぶりの一人の時間、本でも読んで過ごそうかと思ったがずっと頭の隅から少女のことが離れず残り続けていて。それは恋、なんて言うものではなく←、庇護者的な心配の気持ちである。無論少女が自分以上に強く、大抵のピンチは自分が居なくても切り抜けられる、寧ろ自分がいれば戦闘においては足を引っ張りかねないとさえ思っていて。しかし現在を生きる術に関してはまだまだ自分の方が慣れている、というか少女が眠りに付く前の時だってもうちょいお金とか色々と使ってただろうに、全く知らないとはどういうことか、教育なってないんじゃないか…とかそんな不満も噴出しつつ、泊まってる一室から窓の外を眺めながら。確かピンチになればサイレンという効力が発揮されるはずと思い、とにかくいつでも外へ出て行けるよう準備は怠らずに待機していて)

(/オカンですね←)

  • No.211 by グラナーティア  2020-12-04 12:59:27 


……少し遅くなっちまったかな。

(時刻は夕暮れ時、東にはまだ僅かに陽光が残っているが、西の空は既に濃紺に染まり、一番星であれば目視できるほど。夕食には戻ると言ってあったが、あの宿屋の夕食は、いつも空が橙色のうちに出ていた気がする。そう振り返れば、もう視界に捉えている、ぽつぽつと客室の窓にも明かりが灯り始めた宿屋に向かって歩を早めながら独り言を呟いて。……相手と別れた後、最初は、街の外に出て森か、あるいは、街の中にも緑地区域があればそこで過ごそうと思っていた。しかし、先のキャラバンの広場に戻って、今の時点では動向が読めないネイビス商会がテントを張っているスペースには注意を張りつつ、近くにいた別の隊商の者を掴まえて訪ねたところ、この街の近辺に大きな森はなく、街中にも緑地帯はないとのこと。そうであれば、大人しく人の中で過ごすしかなさそうで。

かといって、他に良い時間潰しも思い付かず、そのまま商人に "なら、この辺りで人手が足りていなさそうなところや、日雇いで働かせてもらえそうなところはないか" と訪ねては、始め、なんだ、あんた、暇なのか?と少々訝しそうに尋ねられたものの、旅人や子どもが日銭を稼ごうとすること自体はそう珍しいことでもなく、丁度己の隊商の仕分けが人手不足だと告げられ。結局、その後は隊商のバックヤードで仕分け作業や検品を手伝い、それに段落がつけば、奴隷市でのビラ配りも任されて。……目立つ仕事は好きではないが、使ってもらっている立場の上に、ていよく断れる文句も思いつかなかったため、ビラ配りにあるまじきローテンションこそ平常通りながら、一応仕事をこなし。時間も経って余ったビラを返しに行けば、小銭を貰えたため、引き上げる。

……相手と離れて行動してみたが、体調不良や苦痛はなかった。テレグノシスについてはよく分からなかったが、通りでパン屋に立ち寄り、片手に紙袋を抱えてようやく道の先に宿屋が見えるところまで辿り着けば、何となく "宿屋の中に相手がいそう" という直感は働いて。これが効果なのだろうか? ただの勘な気もするが……。とにかく、建物に入って階段を上り、廊下を行けば、宿泊中の部屋の扉を見つけ、ノックしつつ)

アル? 帰ってきたけど、いる?




(/アルバイト回←)

  • No.212 by アルドニック  2020-12-05 04:08:54 


(アレから暫く経ったが、ずっと室内で待っているようで。捜しに行こうか、いやでもアイツが帰ってきた時に入れ違いになってしまったら…なんてことが頭の中をずーっとグルグル回っており、同じようにグルグル室内を歩き回っていて←。陽も落ちてきて、夕飯の時間はもう過ぎてしまった。流石にそろそろ捜しに行こうかと思ってた矢先、テレグノシスの効果かティアが此方に向かっていることが分かり、少し安心して。それでもきちんとその姿を見るまではソワソワして、まだかまだかと待っており。そして扉がノックされ声が聞こえれば急いで扉を開けて、無事な様子を見ればようやく安堵して)

……良かった、無事だったんだな……ああ、おかえりティア。というか夕飯前には帰るって言ったのに何やってたんだ、心配しただろ
(ホッとした表情を浮かべながらティアを室内に入れつつ、その次には約束の時間から少し遅れて帰ってきたティアに対して少しムッとした表情を浮かべつつ注意をする、因みに自分も心配し過ぎて夕飯どころじゃ無かったため取っていない様子)

(/アルドニックはオカン回ですね、一度興味を向けた、というか気を許した相手には大分過保護になる感じです←)

  • No.213 by グラナーティア  2020-12-05 12:34:11 


うお!? ……えぇ……

(礼儀としてノックしたものの、迎えに出てきてくれるとは思っていなかったため、予想外に開いた扉とそこに立つ相手の様に少々驚き。さらに続けられた "保護者的な台詞" には、され慣れていない心配への困惑もあって返す言葉に迷ってしまい。しかし、思いの外帰りが遅くなったことは間違いない。その場に立ったまま、やや決まり悪そうに紙袋を抱えていない方の手で自身の首の辺りに触れつつ、相手を見上げていた視線を横にそらせば「悪かった。少し遅くなったな…」とぶっきらぼうで、感じの良い謝罪とは言い難いかもしれないが、一応本心から謝って。それから相手に視線を戻すと、提供開始時刻には遅れたものの、提供時間そのものは過ぎていないはずという憶測の下「夕飯、もう食べちゃったか?」と訊ね。この宿屋の夕食は事前に欲しい日をフロントに申告すれば、食券が貰え、特定の時間にそれを持ってディナースペースに行くと、提供されるという仕組みになっている。……まぁ、細かな仕組みは常々相手任せにしてしまっているから、認識に暗いが、取りあえずこれを出せばいいという "食券" は自身の財布の中で、財布は鞄を預ける時にきちんと取り出し、今も手元にあるので、相手の食事が済んでいるのなら、一人でも行けそうであり。続けて、相手が夕食を取れていないという事実は察せていないまま、今日稼いだ全額と替えたために多様なパンでそれなりの量になっている紙袋を差し出しつつ)

食べ終わっていたら、まだ間に合うだろ? オレ一人で行ってくる。夕飯だけで小腹空いてたら、これ食べちゃっていいぞ。少しは残してほしいけれどな。




(/お帰りと言われても、ただいまと返さない程度の悪ガキ← 過保護アルドニック君、いいですねぇ笑)

  • No.214 by アルドニック  2020-12-05 16:38:30 


いや、まだ食べてないが……これ、お前まさか……!……流石に無いか
(差し出されたパンとお金を見ればアルバイトと言うことに結び付かず、ひとのものをとったらどろぼう!的なアレかと思い一瞬言葉を無くして←。しかしそれなら時間が遅くなる理由が分からないため違うのだろうと思い直し、恐らくはどこかでお手伝いをしてお駄賃を貰ったのだろうと考える。やはりある程度しっかりしているんだなと感心して)

そうか、見た目ほど中身は子供じゃないんだな、お前も……お金は明日カバン返して貰ったら財布の中に入れるから、それまでは俺が預かっておこう。パンはまた後で食べるとして……夕飯、食べに行こうぜ
(しみじみと少女の見た目と中身の違いを改めて認識しつつ、自身の財布の中に金額を確認しつつお金を入れて、そして一緒に行こうと誘いながら食事場所へと向かっていって)

(/やはり見た目と雰囲気もあってか子供と接してる気分になるのでしょう←)

  • No.215 by グラナーティア  2020-12-05 17:11:22 


アル、てめぇ……オレのこと、なめてんのか?

(相手のしみじみとした物言いに、さすがに過保護な精神を感じ取れば、怒るのではなく、呆れた顔立ちとなって(←) 続けて、金銭を預かろうとする相手を軽く手で制せば「財布なら持っているぜ? だから預かりは不要だ」と言い。ついでに、相手から貰った小遣いは大事に取っておいてあるが、自分で稼いだお金については基本的に宵越しで持たない主義(!?)のため、増えている額も返ってきたお釣りに過ぎず、雀の涙より少ない程度となっており。相手の食事がまだだと知れば、一旦客室内に紙袋を置き、それからすぐに一緒にディナースペースへと降りていって)

今日の夕飯はなんだろうなぁ




(/先行>>213のレスの通り、実はちゃっかり財布は鞄から抜いて持っています笑 また、拙女は月日の流れに頓着してこなかったため年齢不詳ですが、フェリコートであれば、実年齢についても情報を持っているかもですね← 二人は同い年ですし←
 それでこの後の展開ですが、シュミット爺様との関係もありますので、こちらとしては、ネイビス商会の者に裏切らせる気はさらさらありません!笑 よって続きは、夕食シーン、部屋にかえって雑談&今後の作戦会議シーン、一気に後日で鞄を受け取った後のシーン、等々、何でもお好きなところからお願いします)

  • No.216 by アルドニック  2020-12-07 08:14:10 


別に舐めてるって訳じゃ無いが……いや、正直舐めてたかも、すまん
(少女の言葉に一度は否定するものの、見た目と中身があまり変わらないと思っていたのは事実であり、少し考えたあとに改めてそれを認めて、全く悪びれてない様子で謝罪して←)

そーだな、昨日の夕飯から考えるに……昨日の夕飯なんだったっけ?

~~~~~~~~~~~~~

明日カバン受け取ったてから街を出るわけだが……オルセタイトと魔性ルミノール、どっちを先に取りにいくよ。俺の所感だと、まず間違いなくめんどくさい事になりそうなのが魔性ルミノールだな。ルミノール自体というよりそれを扱う魔導師ギルドとの関わりがめんどくさいんだよな……
(この世界、魔法というのは誰にでも使えるものではなく、素質と教養が必要なものであるとされている。故に魔法を使えるやつというのは得てしてそれを鼻にかけて自分達以外の他人を見下す者も居り、特に大手の魔導師ギルドなんかになると、高名な魔法使い一族出身の人間も居たりして彼らが派閥なんかを作っていたりすると……お察しである)
実際仕事で一回関わったことがあるんだが、まぁこれでもかってくらいイケ好かない連中だったな。話してる時に何度手が出そうになったか……あー思い出したくねえ
(そして本当に一度そう言った連中と関わったことがあるらしく、眉間にシワ寄せてその過去のことを思い出していると怒りが込み上げてきたのか口をへの字に曲げていて。魔導師ギルドに所属する全員がそうでないことは分かっているものの、やはり感情としてよろしくないものを抱えているらしくはぁと溜息をついて)

対してオルセタイト。俺の知ってる限りじゃ、確かオルセタイトを食料にしてるモンスターが居て、そいつが強いからオルセタイトを取りに行くのが危険なんだそうだ。市場に殆ど出回らないのもそれが原因だな。まぁこれに関してはそのモンスターを倒せば良いだけだから、そういう意味じゃ魔導師ギルドと違ってシンプルっちゃシンプルだな……魔導師ギルドと違って
(自身で取りに行ったことがないためあくまで本や資料で知った程度の知識であり、実際には行ってみないと分からない。もしかしたら他にも市場に出回らない理由があるのかもしれないが……とりあえずは魔導師ギルドよりはマシだろうっていう感想、大事なことなので二度言いました←)

(/では作戦会議にしましょう!アルドニックは魔導師ギルドアンチみたいです←)

  • No.217 by グラナーティア  2020-12-07 23:06:49 


へぇ……どっちの方が近いんだっけ? そういえば、印を付けてもらった地図は鞄の中だな……

(夕食後、部屋に戻って一呼吸を置き、寝る仕度も粗方整えてから、相手のベッドに座って考えるのは当面の計画で。どっちを先に取りに行こうか、という相手の言葉に、地理的に行きやすい方から片付けるのがベターと考えていたため、位置を振り返ろうとしては手抜かりに気付き。続けて "魔導師ギルド" という単語を口にする度、憂鬱そうにする相手の話を真面目に大人しく聞いていくと、オルセタイトとモンスターについての解説に入ったあたりで、それまで少々の関心を乗せて相手に向けていた視線を僅かに落とし。些か表情を曇らせれば「そうか……」と呟き、自身の顎の下に丸めた手の甲を添えて、どこも見るともなく視線を正面の宙に逃がし、物思いに耽るような体勢を取って。一人で考えるのは……強いとはどの程度だろうか、安易にボコせると思って良い相手だろうか、といったことであり。相手の口振りからすれば、強いと言っても、まぁ倒せる範囲なのかもしれない。そういうことを考えるのも自分が出せる戦闘力の振り幅があってで、正直人容を解き、大きい方の龍の姿になれば、大抵の者に負ける気はせず。だが、切れる手札があるからこそ、切るタイミングには迷うのだ。できれば、人容のままで大抵の物事を済ませたい。目立つというのもあるが……それ以上に、醜さに自覚があるからであり。ちらりと相手の方を見ては、こいつはウルトラマイペースっぽいし、気にしないかもしれないけれど、とも思いつつ、それでも拭いきれない不安に、瞳を逸らすと同時に小さくため息をついて。その後、ややだらしなくなっていた姿勢から、少し背筋を伸ばせば、平坦な声音で)

そうだな……普通に近場から行こうぜ。……でも、なんだっけ? 魔性なんちゃらの方は譲ってもらえるよう交渉しないといけねぇなら、手ぶらで行っても門前払いされるかな?





(/会話ターンですねw)

  • No.218 by アルドニック  2020-12-08 04:13:07 


……?
(話をしていると突如曇った表情と声色に少し違和感を覚えるが、それが戦いに関するティアの悩みがそうさせているのだと察せられるはずもなく、まぁ多分腹の調子でもちょっと悪いんだろうと呑気に考えて深く聞くことはせず)

手土産か……確かに必要かもな。普通に売ってくれりゃ話も早いんだが、そうもいかないだろーし……まぁ手土産に関しては行く途中に考えようぜ、食い物とかにするなら近くで買わないと腐っちまうしな
(魔導師ギルドにおける古来よりの伝統と風習を守る、みたいな。そういうことをするから時代に取り残される、かといってそれを破れば質は落ちる、難しい話だなと思う。魔法から科学へ、謂わば今はその過渡期に当たるのだろう。伝統か、革新か、難しい時代である。とりあえず行き先は地図を見て近い方にする、ということが決まって←)

あとは……アレのお礼をフェリコートに言っとかないとってくらいか
(ピジョンバングルについてまだ彼女に謝意を述べておらず、明日カバンを取りに行くついでに警備しているところへ行こうかと考えて)
他になんか話しときたいこととかあるか?

  • No.219 by グラナーティア  2020-12-08 07:59:03 


……あいつ、今、何処にいるんだ?

(会話の中に同胞の名が出てくると、しばし考えた後、相手に視線を流し、何の他意もなく率直に思った疑問を口にして。さらに「というか、あいつの名前長くないか? 多分フェトとか呼んでも怒らないぞ」と自分でも使っていない謎のニックネームを提案しだし。そして、続けられた相手の問いかけには、片手だけでわしゃわしゃと軽く自分の頭を撫でつつ「んー、そうだな……ちょっと気になったんだが、アル、今、本職はどうなっているんだ?」と言って。それから、自身の左手の腕輪と相手の方を交互にゆっくりと深い青色の瞳で見やりながら、声音にはそう緊張感も含んでいないが、口調は割りと真面目に)

……これにばかりかまけていたら資金難とか、ならないか? オレ、トレージャーハンターって仕事にあまり詳しくはないんだが……道中でも出来そうな小遣い稼ぎや、立ち寄れそうな宝物の匂いがするスポットがあったら、教えてほしい。

  • No.220 by アルドニック  2020-12-08 09:09:18 


そりゃ今は自分の宿舎にでもいるんじゃないか?奴隷市は一日で終わらないからまだ仕事もあるだろうし……にしてもお前のネーミングセンスってなんかちょっと微妙だよな。俺の時もアルクーだったか。フェトといい、悪い訳じゃあないんだが分かりにくいというか……まーそうだな、付けるとすれば……フェリ子とかどうだ、分かりやすいだろ
(目くそ鼻くそである←)

……え、金?そ、う、だ、なー……ちょっとヤバいかもしれない
(言われてふと気にする懐事情、当然資金は湯水のようにある訳ではなく、滞在日数がかかればそれだけ出ていくし、最近は割と色々お金が飛んでいる。自身のカバンを開き、財布の中身と換金せず持ってるお宝の残りを確認すれば、ぶっちゃけヤバかった。そこら辺の感覚は逃亡生活でも魔法が使えたので仕事に有りつけたという事情もあって、何だかんだお金には困らなかったり、そもそも貴族時代はボンボン生活だったということもあってか身についておらず。お金の使い方や経済の動向等にはアレコレ言ったり他人の管理には口を出す割に、肝心の自分のお金に関しては無頓着、つまりこの男、自己管理が出来ないのだ←)
まー道中適当に仕事すれば直ぐに稼げるさ。宝物のスポットは、ここら辺のことは俺もそんな詳しくないから行く先々で話聞いて調べるしかねーな……
(行き当たりばったり←)

(/そもそもとして中身を知らないのに勝手に棺を開けたり、方針自体は決めるものの計画性というものは割と皆無だったような気がするアルドニックの馬脚が顕わに←←)

  • No.221 by グラナーティア  2020-12-08 12:34:06 


…………多分それでも怒らないと思うけれど。

(一応自分では良いと思った呼称のみを提案しているため、殆ど直球の批判を述べられては、少々不満げに瞳を伏せ、それでも相手の提案にも受容的な台詞を返し。次に、相手に真っ直ぐ視線を戻せば「いや、雇い主の名前とか聞いてるか?あの市自体、結構な規模だし、当てずっぽうじゃ見つからないんじゃないのか?」と、元同僚の現在の居場所に対する見解を口にして。……表だろうが裏だろうが、人が集まって何かを催している場にはまとめ役がいるもので、恐らくあの奴隷市にも仕切っている者がいるだろう。その人物に本人の名前で尋ねてみるというのも手かもしれないが、末端の傭兵の名前をイベントリーダーが控えているかは怪しいものだし、そもそも、あの同胞が方々で本名を名乗り歩いているとも思いがたく。座り通しで会話を続けるにも飽きたので、不意に立ち上がっては腕を伸ばしたりひねったりしつつ、再度相手の方を見ると)

……オレたちみたいなのは、言うなれば根無し草ってやつだからな……そこそこの位がある人間と違って名字とかもないし。一旦はぐれちまうと、なかなか次に会うのは難しいもんだな。

(と、ただ前から知っていることをなぞるように、感情の読みがたい落ち着いた声音で語って。それから、自分のベッドにぼすんと腰を下ろせば「ん? そうか……」と懐具合について、反応を示し。相手は一切恩着せがましい態度は取らず、恨みがましいことも言ってこないが、財布事情が厳しくなったのなら、明らかに自分がいる分の経済的負荷が絡んでいるだろう。元々野営の時は、寝床作りや朝食用の果実探しなど、当然のように動いてきたつもりだが、村や町での滞在費に、今回買ってもらった様々な品は全て相手の出費によるもので、このままで穀潰しでいることはプライド的にも有り得ず。一度じっと相手を見つめれば、その瞳を逸らすのと同時に淡々とした口調で)

……街中のことはさ、オレはよく分からねぇけど、外のことなら割りと分かるから。この後大きな山でも川でも見つけたら、獲物ぐらい引っかけて、金に換えてやるよ。



(/息子様はおおらかなだけと信じています←←)

  • No.222 by アルドニック  2020-12-09 09:47:32 


……フェリコートって心広いんだな。まぁそれは置いといてだ、探すのは割と簡単だと思うんだよな。女の傭兵なんてそれだけで珍しいし、ましてあの見た目だからな、噂くらいにはなってるんじゃないか?「美人な傭兵が居る」って
(割と冗談のつもりだったがそれが通りそうになったのを見ては、少女のズレを気にすべきなのか気にしなさそうと言われるフェリコートの心の広さに感心すべきなのか、顎に手を当てどうでもいいことを考えて
←。それはともかく、存在自体が結構珍しい女性の傭兵、その上美人と来れば、仕事してるのは野郎だらけのあの奴隷市で噂になっていないはずがなく。そこから辿れば案外簡単に会えるのでは無いだろーか……という単純な考え。そんなことを言っているが、続くティアの言葉に少し考え込むように口を閉じて)
……ま、何にせよ、明日会えると良いな
(どこか切なそうにも見えるティアの言葉と表情に、自分も名字を捨てた人間としてどこか思う所があったのか、普段よりも優しい口調と表情でそう返して)

おお……始めてお前のことが頼もしく見えるぞ……しかし、随分とサバイバルな稼ぎ方だな。魚とか鹿とか捕まえて売るってことだろ?まぁ悪くは無いが、土地勘がないとそういうのって難しいんじゃないか?
(そんけいのまなざし←。しかしそこら辺は自分も多少サバイバルの心得というか経験があるため、食料として調達するならまだしもお金に換えられるほどしっかりと捕まえるのはかなり難しいことを知っており、それを事も無げに言うティアにそのままその疑問をぶつけて)

(/よく言えばおおらか、悪く言えば大雑把……そのくせ他人のことになると細かい、なんか最悪ですね←)

  • No.223 by グラナーティア  2020-12-09 12:41:42 

………………。

(明日同胞と再会できるかということについて、相手の見解を聞き終えれば、肯定も否定もせず、少々伏し目がちに相手の顔を見つつ黙って。正直なところ、会えないと思っており。相手は噂になっているのでは、と予測しているようだが、自分としては、だからこそルックスを悟られないように働いているのではと考えていて。つまり、甲冑や鎧を纏っているのでは、ということだ。普通に存在していて目立ってしまうなら、予防線を張っていると読んでおり。しかし、それは何も楽観的に見通しを立てている相手に対し、躍起になって捲し立てることでもないだろう。大体にして、自分の予測も結局は予測に過ぎないのだし。……そんなことを考えて沈黙していれば、相手から自分の狩猟の腕について、若干失礼な賛辞と共に疑問を呈されて。"初めて頼もしく見える" といった台詞には、事実今日まで特に格好のつくところを見せられてはおらず、見た目や普段の態度から辿るとある種妥当とも言える評価かもしれないのだが、本人としては、まじでどれだけ嘗められているんだ……と律儀に少々ムッとし。それでも悪意がないのは分かっているし、侮蔑されているわけでもないことも承諾済。むしろ、頼りないと思われているのなら、それは自分を庇護対象のように気にかけてくれている相手の優しさゆえという解釈もできることに気付いており。ともすれば、気分を害すという程ではなく、一瞬の感情はあっさりと刹那に流して、肘を折った片手をさらりと軽く上げては、相変わらずの特に愛想のない表情と、落ち着いた声音でえらく雑な自身の狩猟スタンスを述べ。一応相手と出会う以前の生活では、実際にやったこともある手法であり、却下されるとか疑義を持たれるとは思っておらず)

土地勘? 山川なんてどれも大した変わんねぇだろ? 熊でも鹿でもてきとーに殴って吊るせば売れるんじゃねぇの?




(/癖のある者同士ですからね笑 このトピのメインキャラ2名は← ちなみに、もしも、次の日でフェリコートとの再会を希望される場合、他の手法でも構わないのですが、>221での「自分たちは名字を持たない」というグラナーティアの発言と矛盾し、彼女が息子様に名字を名乗っていたことに突っ込んでくだされば、こちらから居場所が分かるロールを続けたいと考えています。特に翌日での再会希望がなければ、そのままスルーで構いません←)

  • No.224 by アルドニック  2020-12-09 13:10:53 


殴……なるほど、そりゃ売れるな……
(獲物を如何にキレイに捕らえるかで値段は変わってくる。なので自分の使う火炎魔法だったりなんかは表面を思いっきり焦がしてしまうので市場価値はかなり低くなるが、ティアの言うように殴って気絶させて捕まえれば鮮度も落ちず見た目も良いままというまさに理想的な状態を作ることが出来るだろう。殴るという言葉にちょっと目を丸くしつつもそう納得をする。余裕の顔だ、馬力が違いますよ←)
まさに野生児って感じだな……実にイメージ通りだ。外じゃ頼りにしてるからな
(そしてウンウンと頷き例の如く無礼な台詞を吐きつつ腕組みそう言って)

……そーいや今思い出したけど、フェリコートって最初あったとき自分のことフェリコート・ロイズって言ってたんだよな。ティアの言うように名字がないなら、このロイズっていうのは……何なんだろうな?何かティアは知らないか?
(あ、と口を開けてフェリコートの名字?について思い出したことを話す。しかしそれが何を指しているのかは分からず首を傾げ)

(/了解です!折角なので挨拶をばしておきませう)

  • No.225 by グラナーティア  2020-12-09 20:17:15 


…………? まあな。お金と交換してくれる奴もいるだろ、多分。

(自身の狩猟スタンスについて、特別なことを話しているつもりはないため、相手のリアクションに微かに違和感を覚えつつも、平然とした口調のまま、そうという自覚もなくややずれた返事をすれば、手を後ろにつき、足を投げ出すようなリラックスした姿勢となって。しかし、次に相手の口から再び元同僚の話が出てくると、その内容に驚き、一瞬目を丸くし。少し前に崩した姿勢を即座に改めれば、やや前のめりになって意外感たっぷりに「え、初耳だぞ!」と口にして。さらに、尚も全く予期していなかったという風のまま、相手をゆっくりと指差せば「……何だよ、それ。聞いてない。あいつ、結婚でもしたのか?」と繋げ。……何か知らないかと聞かれたのは自分の方なのだが、そんなことはもう忘却の彼方であり(←)

……例の気難しげな魔道具師の老人のように、種族としての権威をそれなりに持っているタイプの亜人ならともかく、自分たちのような零細の亜人であれば、名字を貰える方法は限られている。勿論、自分で勝手に名乗るとか、そもそも偽名ということもあろうが、前者についてはそんなことをする意味が分からないし、後者としても本名にわざわざ偽の名字をつけるというのもおかしな話に思えて。仮に現在、本当にそういう名前になっているとすれば……多額の現金を積んだ上で有力な保証人をつけて身分を買った、功名を立ててもらった、どこかの養子になった、何か誤魔化して結婚している、等が考えつけるケースであり。……だが、今の状況ではどれであろうと根拠となる情報もなく、真相は分からず。唐突に聞き得た不可思議な話に、片手だけで頭を抱えては、しばし、思考を巡らせていたが、やがて「いや、とにかくそれはヒントになるかもな」と呟き。腕を下ろすと、真っ直ぐ相手の方を見て)

オレは……あっちこっちであいつがフルネームを名乗り歩いてるとは思い難いんだが。でも名字だけなら、出しても迷惑にならないかもな。明日、市でまとめ役みたいなことをやってそうな奴を掴まえて、ロイズって姓の傭兵がいないかは聞いてみようぜ。




(/合点です!)

  • No.226 by アルドニック  2020-12-10 03:29:14 


元々名乗ってた訳じゃないのなら、まぁそういう事か……?まぁあっちは何十年も生活してた訳だからな。色々と事情もあるんだろう
(同じく可能性を色々と考えてみるが、ティアが分からない以上自分にもそうしている理由は分からない。彼女個人の話なのか、それとももっと大きな話なのか、何れにしろ明日聞いてみればわかるだろう。ティアの提案にコクリと頷き同意を示せば、とりあえず話すべきことは済んだと思い「そろそろ寝るか」と言って、何やかんやしたあとに←電気を消して就寝して)


……ふぅーむ……これで良いのか?
(そして翌日、仕事が始まる前にと少し早めの時間に昨日鞄を渡した職人を訪ねると、約束通りルーン文字の刺繍が施された鞄を受け取って、その場で少し観察する。その出来は、正直ちょっと怖さすら感じる程。そんな文字だらけとなった鞄を少女に渡しつつ、完成品の出来を聞いてみて)

  • No.227 by グラナーティア  2020-12-10 05:05:55 


…………へぇ、随分丁寧な綴り口だな。

(翌朝、緊張感がないと言われたらそうかもしれないが、朝早くから出掛けるとは聞いていなかったため、些か機嫌を損ねつつ、相手と一緒に宿屋を飛び出すも、さすがに今日はトラブルが起きかねない日ということを思い出せば、道中を行くうちに冷静さを取り戻し。しかし、例の広場に辿り着くと、朝ゆえの独特な静けさこそあれど、炊事係など既に活動を始めている人もいて、そこに展開されているのは何と言うか、実に自然な日常の風景といったところ。殺気立ったような空気も、欲望に染まった視線も感じられない。また、昨日の男を訪ねれば、仲間は "あいつはまだ寝ている" と言ったが、丁度テントから起き出してきて。男は自分たちを見るなり青ざめ、突然地面に膝をついて "すぐ外れないなんて知らなかった" ということを告げてきたが、その謝罪からして裏切りはなかったようである。……内心ほっとしつつ、相手を経由して鞄を受け取れば、なるほど、腕のいい職人が手掛けたことが伺え。選んだ糸の色も記載する場所も、元々の鞄のデザインを考慮していることが察せられ、自分としては、異様とか異端といった雰囲気を感じる出来にはなっておらず。さらに一つ一つの文字もはっきりと美しく刻まれていることに気付いては、やや婉曲ながら賛辞を述べ。……それから鞄をぎゅっと抱き締めると、男に、男本人の名前と今回仕事をした職人の名前を聞き、そのままのポーズでにっこり笑って)

ジェイミー、ありがとう。エディって奴にもお礼を言っといてくれ

(そう告げれば、機嫌良さそうに鞄を肩掛けにし、相手の側に寄ってニコニコと嬉しそうに相手を見上げ「アルもありがとな」と言って。ここでの用事も終わりだろうと、相手と一緒に立ち去ろうとすれば、朝の散歩から戻ってきたらしい例の老魔道具師にも遭遇し。最後の会話がアレだったので怒られるかと思いきや、恐らく魔性ルミノールとオルセタイトを指し『どっちか見つかったのか?』と気の早いことを聞かれたので面食らい。だが、まだどちらも得ていないことが伝われば『そうか、待っているからな』と普通に返されて。……多分この老人は、怒りっぽいけれど、持続はさせないタイプなのだと判断した。最後にふと思いついては、もう平常通りの表情に戻って、相手の方を見つつ、少々迷うように)

あ、というか、ここの連中に聞けば、市を取り締まってる奴が分かるかな。あるいは……直接聞いても何か知っているかな……




(/アルドニック背後様は場面転換のプロ← 任せっ放しデイズ←)

  • No.228 by アルドニック  2020-12-12 10:24:58 


ああ、中々気の良いやつらだったな……一部除いて
(最初職人には変人が多いと言ったものの、実際に関わってみると確かに変わってはいるものの普通に気さくで新設で、今まで抱いていた印象が少し変わっったような気が、していたところでこの老人である。結局やっぱ職人って奇人変人が代表みたいな所あるよなっていう結論に至って←)

かもしれないな。んじゃ仕事始まる前にちゃちゃっと聞いてみようぜ
(すべき用事は終わり、あとはフェリコートを探すだけ。踵を返し再び彼らの方へと向かっていき、ジェイミーと呼ばれていた彼にまた声をかけ、ここを取り締まる人物がどの辺りに居るか、そしてロイズと呼ばれる傭兵を知っているかを尋ねて)

(/少し遅れてしまいすみません。ちょっとダウナー入ってました…)

  • No.229 by グラナーティア  2020-12-12 11:45:36 


「え、ロイズ……?」

(思いついたように引き返し、再度頭にバンダナを巻いている彼を掴まえれば、彼は相変わらずの邪気のない表情で振り向き、癖なのか、またおどけたように両眉を一瞬上げたが、二つの質問をほとんど同時に尋ねてみれば、後者の質問を聞き終えた瞬間に怪訝そうに顔をしかめ、短く聞き返して。続けて、少し様子を探るように相手と自分の様子をそれとなく視線を泳がせて眺めたかと思えば、またすぐ相手と視線を合わせ直し『そのロイズって言うのは……例の血塗られた伯爵家と名高いアレだよな? ……いや、君たちは流れ者だっけ……?』と何やらまた物騒さの漂うことを言い出し。相手はともかく、自分としては元々流れ者な上に、人嫌いの野生児で、しかも何十年も(多分)棺で居眠りしていたために世情など "全然" と言って誇張にならない程度には知らない。一定の場所に留まることがなくとも、むしろそれで多種多様な情報を得て、さらに組合や仲間同士で共有するキャラバンの情報通っぷりとは雲泥よりも差があることだろう。他方、相手はお宝の情報以外にどこまで物事に詳しいのかはよく把握してしないが……。ともあれ、目の前の男は少々怪訝そうにしつつも質問には『ロイズって名前の兵士がいるかは分からねぇけれど、ロイズ伯爵家から駆り出されている傭兵なら、あのでかいテントの周りを左に辿っていけば、ここと同じように開けた場所があって、そこが駐屯地になっているはずだぞ』と答えてくれて。また、先のもう一つの質問にもざっくり回答を述べ。一発で目当ての彼女がいそうな場所が分かったところでは不要な話かもしれないが……話は黙って聞き)

「俺たちの商会のボスがいるテントはあっち。今回の奴隷市の頭は……強いて言うなら、マッキントッシュって奴かな。大体のことは把握しているんじゃないかと思うが、手下は青い腕章を付けているから、掴まえれば、居場所を教えてくれると思うぜ」




(/だ、だいじょうぶですか!? 割りとハイピッチにレスが続いていた場合は多少気になりますが常々無言でも一週間はお待ちしますよ! ……背後としても何かお悩みがあれば聞くぐらいはもしかすると出来るかもしれないので← 良ければご了承を……
 本編については、もし息子様がそれなりに軍事情報の細かなところまで把握している場合は、ロイズ伯爵家のことを知っていて問題ないです。あるいは「聞いたことがある」程度でも、初耳でも。初期では "別に山崎さんという人に出会っただけでヤマザキパンに繋がらないでしょ" みたいな気持ちで流しましたが←。ロイズ伯爵家は武力と軍事と軍需産業で名を馳せ、戦争が起こる度に儲けていることで知る人は知っている貴族です。その性質から「金と血にしか興味がない」「死の商人」「命の換金者」等とあだ名されており、傭兵も怖いという評判です。←)

  • No.230 by アルドニック  2020-12-12 21:17:52 


血塗られた伯爵家……なんだか今流行りの小説に出てくる吸血鬼みたいだな……
(物騒な物言いをする相手とは逆にのんびりと最近読んだ流行りの小説を思い出す。その小説、「THE UNDEAD」に出てくる、表の顔はとある名家の伯爵で、裏の顔は夜な夜なキレイな女性の血を吸う不死身の怪物という登場人物が居て、当然彼はロイズという名前では無いし、血塗られたの意味が色々と違うかもしれないが、妙な一致にほうほうと頷く。意外とモチーフはそれだったりするのかもしれない、なんて。とにかく、流行りの小説は知ってるがロイズ家に関してはろくに知らないらしい様子)

マッキントッシュに青い腕章か……何から何まで悪いな、助かった。これ、取っといてくれ
(ポケットから数枚銅貨を取り出せば彼に渡す。昨日今日と色々と親切にしてくれたことに対する僅かばかりの感謝の印である。協調性が無いとはいえこういったことをする辺りに育ちの良さ…みたいなものが出ているのかもしれない。そうでもないかも知れない←)
しかしマッキントッシュにロイズか……何だか初めて聞いたはずなのにどこか聞き覚えのある名前だな
(その後は職人と別れて目的であるロイズ傭兵軍団の駐屯地へと向かう。何故かこの2つの名前に妙な聞き覚えというか親近感というか、特にマッキントッシュに対してそれを感じつつ←。目的地付近に近付くと確かにそこの傭兵軍団は何か雰囲気が違い、「っし」「フー」「ゴキゴキ」と、何やら準備運動をしている最中なのか声や音が聞こえてくる。その集団はやたら筋肉モリモリで更に顔や露出している腕には傷がいくつも付いており……)
凄い迫力だな……ホントにここに彼女がいるのか……?
(一応フェリコートと名前は言わずに彼女と呼びつつキョロキョロと見回して。しかし全くその姿は見えず、とりあえずその場に居る筋骨隆々な男性の一人に声を掛けてみるが)
え?隣?……あ、すいませんでした
(どうやら場所が違ったらしい←。彼らは嘉様と呼ばれる異国からやってきた行商人の親衛隊らしく、カタコトの此方の言葉で親切に隣がロイズ傭兵軍団の駐屯地であることを教えてくれて、妙な迫力と拙いカタコト言葉のギャップに戸惑い何故か畏まってペコリと頭を下げつつその場を離れて)

(/昼夜逆転生活のし過ぎが精神衛生的に良くなかったみたいで…←
了解です、恐ろしい軍団ですね…)

  • No.231 by グラナーティア  2020-12-12 22:48:36 


おお……

(改めてネイビス商会の者たちに別れを告げれば、教えて貰った方へと。にしても、相手も "中々気の良いやつら" と言っていたが、正直本当にその通りだと思っていて。これまで安易に人を信じては裏切られてきたが、それでも最初から信じられない連中もそれ以上に多かった。今回のことは人によっては、もしかすると単なる会話や普通の商取引に過ぎないかもしれないが、自分としては、ひと時だけでも感じの良い対応をしてくれて、さらにルーン文字の刺繍も当然のように引き受け、高いクオリティーで仕上げてくれたことは……内心とても嬉しく。大体鞄にしても、必要だからという名目付きであれ、一応は "自分のもの" を買ってもらうなんてことは実に滅多になく、目的地に向けて足を進めつつも、隣にいる相手の横顔を盗み見ては、自然と肩掛けにしてある鞄に手をやり、こっそり撫でながら機嫌良さそうに笑みを溢してしまい。

やがて、道が開けた場所に出たかと思うと、そこは妙な雰囲気であり。少し驚き、同時に感心したように声を漏らせば、相手に付いて分け入ってみて。無意識のうちに相手の服の袖を掴んでしまう。辺りの様子をそれとなく伺っては、真顔で動揺しつつ、え、随分武骨な雰囲気の連中だが、まじでここにいるのか…?と考えていると、相手も同じような感想を呟き。しかし、一人掴まえたマッチョに相手が質問をすれば、勘違いが発覚し。失礼かもしれないが、意外さを覚えてしまうほどに親切だったマッチョに、相手に合わせて自分も思わず一礼をすると、そそくさとその場を退散して)

………ちょっと、びっくりしたな。

(色んな意味で(←) の感想を呟きつつも、指し示された場所に行くと、ベージュの布で背の高い敷居が作られており。恐らく、この中が傭兵たちの待機所となっているのだろう。出入り口と思わしきところには、見張りと思わしき兵士が二人立っており、少々物々しい雰囲気で。それを察せば、やや難しい顔をし「……いても会ってくれるかな。あいつ」と溢し。しかも、遠目には気の所為かと思いきや、近付いてみるといよいよはっきり分かってしまったが、二人の兵士のうち、一人は先程のマッチョよりややボリュームに欠けた程度の所謂普通に屈強な男性であるが、もう片方の外見が印象的で(←)。確実に2mは越えている身長に、異様に厚い胸板、腕も脚も常人の3倍はありそうだ。ただ背が高いだけではなく、ボディプレスを食らっただけで確実に人を殺せそうな巨漢が重々しい甲冑に身を包んでそこにおり。

結局やばそうな雰囲気が消えないのだが、それでも元同僚の外見的な特徴を伝え "自分たちは彼女の知り合いなのだが、ここにいないか" といったことを伝えると、巨漢でない方の兵士が『リコのこと? いるよ。こっち』と答え、思いの外にあっさりと中に入れてくれたどころか、途中まで案内してくれて。内部は "商人たちの集まりか/兵士たちの集まりか" といった点こそ異なっていたが、テントが設営され、人がいる感じはネイビス商会の宿営地とそう変わりなく。一つの掘っ立て式テントの下で、椅子に座って他の兵士と雑談している同胞が見つかれば、案内の兵士は『おーい、リコー! 客人~!』と呼びかけ。同胞がこちらを振り向き、明らかに驚いたような表情をしたのを確認すると、相手と自分に向けてウインクし『じゃ、僕はこれで戻るから』と去っていき。代わりのように目の前までやってきた同胞は、軽装の騎士或いは歩兵といった格好で、腰には長剣を携えており。まだ少し意外そうな様子で、自分と相手を交互に見てから「* ガーネットにアルくん、どうしたの?」と聞かれたため、最初だけ軽く挨拶し、後はいつも通りの平然とした口調で)

「よぉ。アルがお前にすごく会いたがっていたから、探してここまで来たんだ」




(/生活の乱れは自律神経と精神衛生に響きがちですね>< 本編は超長文ですみません)

  • No.232 by アルドニック  2020-12-13 03:49:40 


ああ…あんまり見ない顔の上あの見た目だからな。まぁ顔的に恐らくは東洋から来た商団だろう。規模からしてかなりデカイ……特に最近は航路もより正確になったし、船も新しく、蒸気船なんつーもんが出来たりして、大量の物資をより早く、より安全に運べるようになってる。市場も広がっていってるんだろうな
(それが良いことなのか悪いことなのか。奴隷市場における彼らの存在はまず間違いなく悪しき側面であると言えるが……文化の流入はまた新しい文化を産み、人々の生活に寄与する訳で、そのことを一概に悪いとは言い切れない。「っし」「フー」「ゴキゴキ」なんてやってる彼らを見てそんな事を思って←)

どうだろうな……さっきの連中もピリピリしてるかと思ったが、意外とフランクに話してくれたし。見た目だけじゃ中々分からないもんかもしれない……あれは俺も予想外だが
(物々しい雰囲気も、さっきのアレを見た事もあってか軽く耐性が出来たようで。ただその長身な兵士に関してはシンプルにビビっており。傭兵っていうのは何とかビックリショーのように面白人間を集めたりもしているのだろうかなんて思ったりして。そして途中聞こえたフェリコートのあだ名に関しては「……あれが一般的で普通なネーミングセンスってやつだぞ」と指差しながら偉そうにティアに嘯いて←)

ああ、それは……っておい、その言い方はなんかすげえ語弊があるだろ!
(フェリコートに会えればそう会いに来た理由を話そうとするが、隣で突然会いたがっていたなんて言われれば、まるで恋しくて会いに来たみたいに捉えられかねない訳で←。ジト目でティアを見つつその言葉を違うからなと否定しながらゲフンと咳払いし、「ピジョンバングルのお礼を言いに来たんだよ。大分高価なものくれた訳だしな……ありがとう、って。んでまぁコイツが次いつ会えるか分からないよぉ、なんて寂しそうに言ってたからな、別れの挨拶も兼ねて会いに来たんだよ」そして仕返しとばかりに昨日の様子を大分誇張含めて言い放ち。実際それと近しいことをそんな雰囲気とも取れる形で言っていた訳で、嘘ではない)

(/まさにそれです…ちゃんと一定の睡眠時間と栄養ある食事取ったら治りました←
いえいえ、超長文は大丈夫ですよ!コチラの微妙な返信を笑って貰えるのならそれで……←←)

  • No.233 by グラナーティア  2020-12-13 05:02:32 


……?、なんだよ? そのまんまだろ?

(自分の解説した内容に予期せぬ突っ込みが入れば、きょとんとした様子で切り返し。しかし、同胞の方も先程の台詞を聞けば「* え、アル君が?」と明らかに一瞬ちょっと不審そうで若干の警戒を込めた瞳を相手に向けたので、恐らく正しいのは相手の認知の方なのだが、本人としてはおかしなことを言ったつもりはなく。何はともあれ、相手が身振りも添えて素早く自身の発言内容を否定し、改めてここに来た理由を説明すると、同胞も納得した表情となり。だが、訪ねてきた訳に対して口を開くより先に、自身が "寂しそうにしていたから" というエピソードまで付け加えられると、全て聞き終えてから「* ああ、そうなの?」と笑って自分の方を見てきて。こちらとしては、ばっと相手の方を向き、少し頬に朱を差して「何言ってんだよ! そんなことなかっただろ!?」と突っ込んでおき。同胞の方はそういう当人の態度の目にすれば、刹那だけやや切なそうな表情をしたのだが、当人は気付かず(←) 次の瞬間にはもう穏やかな顔に戻っていて。改めて相手と自分を見比べると優しげな雰囲気で静かに微笑み)

* にしても、よくここが分かったわね。バングルのことは……気にしなくて良かったのに。




(/キングダムや息子様のお説教やリアクションには笑っていますw 本編の方は会話回←)

  • No.234 by アルドニック  2020-12-13 06:07:55 


おいおい、本人の前だからって照れるなよ。全くティアは…
(ヤレヤレと言った風にわざとらしく肩を竦めるなどして煽る。やられたらやり返す、まぁこちらは完全確信犯であるが←。ティアとのじゃれ合い()を辞めて再びフェリコートに視線を戻しがああそれは、と言葉を返して)
最初に会ったときにロイズって名乗ってたのを思い出してな。そこから辿り着いたんだ。まぁバングルのお礼もそうなんだが、それより別れの挨拶をしてもらいたかったんだよな。……会えるなら、会っておきたいだろ?特に……いや、なんでもない
(探し当てた経緯を簡単に説明しつつ、やはり昨日のティアの様子が何時ぞやの自分と重なったこともあってかかなり印象に残っているようで、会いに来た本当の理由も話す。ティアもそうだが、特にフェリコートの方がより会いたかったのではないかと考えていて。何故ならティアのことを……というのを口に出そうとしたが、それは隠しておきたい事かもしれないと思い言わないようにして。ただの勘違いであるが←)

(/元ネタが伝わって良かったです、その内異国の地に旅立つとかもやってみると面白いかもしれませんね。風呂敷は広げるだけタダですし(畳めるとは言ってない←))

  • No.235 by グラナーティア  2020-12-13 07:48:41 


* そう、ありがとう。

(同胞は再度、相手の解説を聞けば、最後不自然な途切れ方をしたことには、シンプルに疑問を覚えたような表情となりつつも、恐らく些事だろうと割り切ったのか(←) すぐに真紅の瞳を細め、相手の心遣いに対して素直にお礼を言って、笑みを浮かべ。しかし、こちらは先の相手の台詞で別件の不審に感じていた点を思い出せば、同胞を見上げたまま「あ、そういえば……オレは初耳だったぞ。お前、今なんて名前になっているんだ?」と質問してみて。さらに指を立てれば、先に彼女が笑った時、特に印象的に思ったことも「あと、目の色どうした?」と続けて尋ね。この街で会った時からずっとそうだし、そうでなくとも彼女の瞳の色は元々翠色。だが、何故か今は赤色をしており(←) その上で、立てた指で彼女のことを軽く差しつつ、思い付いたように「そうそう、あと、ロイズなんちゃらって何か物騒な呼ばれ方をされてんのも聞いたし、お前、今、人に囲まれて過ごしてるのか? 大丈夫なのかよ」ということも聞き。

……事前に思考をまとめてから話すという技能はどぶに捨てただろうか、といった感じのスマートでない聞き方をしたが、当人は、現在素性がよく分からなくなっている元同僚を相手に、それなりに真面目な様子であり。すると、こちらの質問を途中で遮ることもなく、黙って聞き終えた彼女は、ある意味いつも通りの "穏やかだが少々本心の読みにくい表情" で「* そういえば、申し遅れたわね」と述べ。次に真摯な雰囲気を瞳に宿すと、相手と自分に改めて向き合い、軽く胸元に手を当て「* 私の今の本名は、リコリス・フェリコート・フォン・ロイズ。ロイズ伯爵家に仕える傭兵です。以後改めてお見知り置きを」と整然とした口調で告げ、最後はにっこり笑い。それから、自分の方に視線を流したかと思えば、柔和な表情のまま「* 人に囲まれて過ごしているわよ」と言って、突如ついと一歩、相手と自分の方に近付くと、至近距離でこっそり首元のスカーフをずらし、そこに付けているチョーカーが見えるようにし、合わせて己の左手首の辺りも服を少々まくって、腕輪の存在を示し)

* 契約と引き換えにそれなりの地位は頂いたので。

(そう告げて、元の立ち位置に戻り、服をゆっくり直せば「* 今の私には主人の指示が全てですが、困ったことがあった時は言ってくださいな。力になれることもたまにはあるかもしれません」と、事もなげに続け、言い終えるとやはり緩く微笑み、次にはまた自分の方に視線を寄越し「* 目の色は素性隠し。仕事中はわざと変えているの。秘密ね?」と己の口元に指を当て。……一度に聞いた自分の所為でもあるのだが、いざ回答されれば想定より情報量が多く、やや "付いていけない感" を味わい。取りあえず、目の色ってそんな変えられるものだっけ…?と思いつつも、まぁなんか多分……魔法とか、新しい技術とか、発明品とか、色々あるのかもな、と、表向きは惚けた顔立ちでぼさっと黙っているだけなのだが、内心では一人で納得し(←) 対する同胞は一通りの話を終えれば、茶目っ気を漂わせ、幾らか冗談っぽく)

* 二人ともそれぞれ本当に、私に会いたくて来てくれたって言うんだったら感動したのに。





(/目の色が変わっていることは先に描写しておくつもりが抜けており、ここが初出になってしまい、すみませんorz 異国……どこ行きましょうね?笑)

  • No.236 by アルドニック  2020-12-13 09:20:34 


まさにそのロイズなんちゃら様の駐屯地に居ながらよくそう言うことが言えるよなお前……
(物騒な呼ばれ方というのは傭兵集団だから致し方無いこととは言え、それを直接言われて良い気分になれる人間は少ないだろう。それを寄りにも寄ってここで言うか?と相手の言葉に呆れたような声でそう言いつつキョロキョロと周りを見回して。幸い聞こえていなかったのか、それともそう言った言葉には慣れっこで気にしていないのかは分からないが、ともかく妙な反感は買ってない様子でホッとする。流石にそこら辺の協調性というか危機管理はある様子、たまに抜けるけど。他人を客観視は出来ても自分は中々客観視出来ない←)

ふーん、自由の代わりに社会的な地位を得る、か。そういう生き方もあるってことか。良い勉強に…って、聞いてたのかお前は?
(現状のティアでは叶わないことであるが、自分とティアの腕輪を外した後に選ぶ選択肢として、フェリコートのような生き方もあるということ。それを選ぶかは別としても似たような道を行くに当たってその姿は参考になるものである。多少自由がなくなるとはいえ、最初に出会った時のように外を出歩けるし、名前を名乗れるし、一見するとそこまで悪くない環境にも思える。今後の生き方の可能性が少し広がったような気がして、良かったなと声をかけようとすると隣でアホ面をしているティアを見ればガクッと肩を落として、咎めるようにそう言って←。そして最後のフェリコートの冗談に対しては)
ん?いやまぁまだ出会って一週間も経ってないしな、俺の場合はそこまでの感情を持てっていうほうが無理だろう
(などと供述しており。このマジレスである。雰囲気ブレイカー、悪い意味で嘘の付けない男、協調性の無さが滲み出ている←。とはいえ遠慮なく物が言えるのはある意味で信頼の証である、のかもしれない)

しかしまぁ、主人か……
(話の中で出てきたフェリコートの主人、つまりロイズ家の一族の誰かなのだろう。男か女かは知らないが、十中八九夜伽とかさせられてるんだろうかと勝手に予測、隣のティアとフェリコートを見比べてその一族の誰かがちょっと羨ましく思えたのは内緒である←。そしてセイチャじゃ書けないあんなことやこんなことをさせられて……ティアへの想いを我慢しつつそれに耐えるフェリコートの姿を想像するのは随分と背徳的でこれ以上考えてるといい加減怒られそうなので辞めておくことにした)
ま、邪推は置いといて……そろそろ仕事も始まるだろうし俺達もお暇しようぜ。あ、もし二人で話したいことがあれば俺は向こうで待ってるからな
(スケベ大明神な思考は一旦捨てつつ、一応自分としては目的が達せられたためその場を後にしようかと考えており、最後に何かあるかと二人に尋ねて)

(/了解です、いえいえ大丈夫ですよー
行くとすれば砂漠やジャングルのある地方にお宝を探しに行くのとか楽しそうかなと思ってます。砂漠の地下に埋もれる古代の大都市、ジャングルの奥地にある巨大迷宮……最近アンチャーテッドプレイして徹夜したのとかはあんまり関係ないです←)

  • No.237 by グラナーティア  2020-12-13 11:31:18 


* ガーネットには向かないでしょうね。

(良い勉強に…という相手の言葉を聞くと、同胞はこちらを一瞥しつつ、誰に向けているわけでもなさそうな物言いで率直な感想を即答し。……なんか、少なくとも同胞の口調に見下しや呆れといったニュアンスは感じなかったが、それでも相手の方は明らかに肩も落としたし、字面だけを追うと結局一度に二人から馬鹿にされたような気がして(←) 少々ムッとするも、同胞の腰に長剣が下がっていることは今日出会った瞬間から気付いており。単純な嗜好として、刀剣のそばで働くのは嫌だという思いもあれば、ただ傭兵というだけではなく、陰惨なあだ名で呼ばれている伯爵家の兵士という点に不穏な匂いも感じて。刀剣が本格的に苦手になったのは故郷を去ってからだが、まだ戦火の中の故郷にいた頃、自分が方々の作戦で戦績を上げながらも、内実では殺生に馴染みきれなかったということを同胞は多分理解している。……こいつは、また戦う道を選んだんだな、という感想を抱けば、それに文句をつける気などさらさらないが、確かにそれは自分の戻りたい世界ではない、と、次は視線を僅かに伏せ、表情にも真面目な雰囲気を帯び、静かに思考を回して。

しかし、続けられたジョークが耳に届くと、我に帰るように顔を上げ、相手ではなく同胞の方に向けて「あ? アルが言い出さなかったら来てねぇよ。最初どこにいるかも分かってなかったんだし、面倒くせぇだろ?」とあっさり口にし。……隣に立つ相手も相手で割りと心無い(←)発言をしているのを聞いている上でこの返答なのであり(←) 両者の悪意がなくともデリカシーもない言葉を聞き終えれば、同胞はさすがに苦笑して。その後、やや間を置いて相手の口から "邪推" というフレーズが出てくれば、自分も同胞も二人してきょとんとした瞳を一度相手に向けたが、そこまで拘るほどに気になる発言ではなく、何となくで流し(←) 同胞の方は相手が続けた言葉に頷きを返すと、いつも通りの柔和な口調に少し楽しそうなニュアンスを織り交ぜて)

* そうね。そろそろ仕事の時間よ。……私は、もうちょっとアルくんとも話してみたいんだけれど、生憎今日は時間がないですね。この後はどこに行くつもりなの?




(/良かったです。砂漠やジャングル、いいですねぇ// 普通にありだと思います。本編については、息子様の考えが実にその通りで、フェリコートの現状は、腕輪が外れた後のグラナーティアの道筋を考える一つの材料になるようにと創作しました。それで、彼女があまり幸せで自由を謳歌していると、未来が決まってしまうと思ったために、彼女の現在の立ち位置はグラナーティアには不向きになるようにと考えてあります← で、多分夜伽はしていますよね、十中八九←← ……少し真面目に言うなら、貴族名を貰っているぐらいですし、相応に重たい代価を支払っていると思います。ミョルニルどころか、逆らったら死ぬぐらいのこともあるだろうな、と←)

  • No.238 by アルドニック  2020-12-13 12:41:58 


おいおい、そこは嘘でも会いたくて来たって言うもんだぞ
(まさにお前が言うな、である。生意気な口を利くティアに向かって自覚があるのか無いのかそんな注意をしていて)

ん?別に俺と話したってそんな面白いことは……
(そこまで言いかけて、表情はそのままで少し考える。そう言えばフェリコートは初対面時から妙に此方へ興味を示しているような節があった。最初はティアの庇護者としての自分に対してそうであるのかと思っていたが、どうやら自分個人に興味があるように思える。その事が今少し気になって。流石に初対面で惚れて興味があるなんてことは無いだろうし、トレジャーハンターとしてはまだ経験の浅い自分の名前を知っているとも考えにくい。とすれば、それは元貴族という自分の過去、フェリコートがロイズ家の一族となっていると知って今結びついた考えだが、もしかするとロイズ家と自分を追い落とした貴族達との間に何らかの関係があるとすれば……国を超えて貴族が血縁関係を結ぶことは珍しくはなく、またフェリコートがいつロイズ家に入ったのかは分からない。もしかすると自分の家の追い落としに関わっていて、逃げた自分のことを覚えているのでは……無論それは飛躍したものの見方であり、可能性としては低いものの、警戒するに越した事はない。少しの無言を挟んで口を開いて)
……それは、これからコイツと飯でも食いながら決めようかと思ってるんだ。
(実際は今すぐ地図を見れば大まかな行き先を伝えることは出来るが、敢えてそれはせず。実際地図を見て次にどの街へ行くかなど決めるつもりでもあったため喋っている内容に嘘はない。ただそれを言わないだけで。なるべく変な疑いを持たれないよう余所余所しい素振りをしないよう意識して話して)
んじゃそろそろ行くか。じゃあな、フェリ……リコリスって呼んだ方が良いか?
(なるべく自然な風を装いながら、そう尋ねる。これは純粋に疑問でもあった。フェリコートと呼ぶのはあの一件で明らかに不味いことであり、かといってティアの言うようなコードネームは馴染みがない。なのでリコリス……もし上記の心配が杞憂なら、次は気持ちよく名前を呼びたいという思いもあって、最後にそう質問して)

(/それを選んでしまったのはなぜなのか…その背景も気になるところですね。そう選ばざるを得なかったのか、自分で選んだのか等々……あと夜伽羨ましいっすね←
そしてまた勝手に伏線?を貼ってみました、ロイズ家が実はアルドニックの家を追い落とした貴族達と関わりがあったのでは疑惑。なんかちょっとアルドニックが考え過ぎな人になってます、協調性ない割に神経質←)

  • No.239 by グラナーティア  2020-12-13 13:59:08 


* その子に嘘をついてほしいとは思わないわ。

(自身を嗜めるような相手の台詞に、肝心の同胞は若干程度、表情に寂寥感も滲ませつつも、笑顔で言葉を返し。思えば、要約すると片方は "あなたに会いたいと思うには無理がある" 、もう片方は "あなたに自発的に会おうとするのは面倒臭い" と言ってのけやがったわけで、お前ら何しにきたんだと怒っても自然な気もするし、露骨に怒らないにせよ、多少気分を害したり傷付いたりしてもおかしくなさそうなものだが、同胞の態度は表面的には平常通りに穏やか過ぎる程で、その内にあるであろう本心を読み取ることはできず。ようやく "少し悪かったかな…" とも思ったが、口に出すタイミングは逃がしてしまい。そうこうしているうちに相手と同胞の会話は進んでいき)

* そう、急ぎなのかなと思ったわ。また何処かで会えるといいですね

(行き先について相手の説明を聞けば、どうやらもうお別れモードで。しかし、その同胞の言葉に自分としては「いや、結構急ぎだぜ。ただこの後の行き先には幾つか候補があって、絞れてないだけなんだ」と、相手の警戒心も全く知らず、把握している限りの状況を正直に話し。それを聞けば、彼女は「* ……そう」とだけ答え、一拍ほど間を置いてから「* 気を付けてね」と少しばかり何処かしゅんとした雰囲気で述べて。その真面目なニュアンスの物言いに一抹動揺のような感情を覚えつつ「お、おう…」と答えれば、こちらも軽く手を上げ「……お前もさ、なんて言うか……まぁ……死ぬなよ?」と一応の激励を送り。そうすると、同胞はくすっと笑って「* 善処するわね」と爽やかに返し、続いて相手の方に向き直ると、すっかり取り戻した笑顔で「* アルくん、本当にありがとう。……リコか、あるいはリコリスって呼んでください。元々の名前の方は知っている人が全然いないから……不可抗力だったとは言え……アルくんは特別ですよ?」と告げ。不可抗力、の辺りでは明らかに一瞬こちらに冷めた目線を送ってきたので、つい後ろめたさから瞳をそらしてしまったが(←) 最後の方は、また己の口元に軽く指を当て、ちょっと悪戯っぽい表情になっていたし、深く恨まれているわけではないだろう……ないと信じたい(←) そこまで話せば、次に同胞は笑顔で「* じゃあ、出入り口まで送ります」と言って、その通りにしてくれて、最初の兵士が二人並んでいたところまで来れば、そこで足を止め、緩く片手を上げて見送る姿勢となり。だが、締めでは上げた片手を立てて口元に添え、忠言っぽく)

* じゃあ、またね。……アルくん、良かったら今度お茶してね。……あと、ガーネット、ルベウスが伝令玉を送ったのに返事がないと言っていたわよ。届いているんだったら、返してあげなさいね?




(/了解です笑 フェリコートが過去にした選択の理由については半々でしょうね。彼女は故郷の亜人の中では最弱だったということもあり、頭を使ったり我慢したり他人に媚びたり、処世術を使わないと自分が生きていけないことを理解していると思います。この先、息子様の過去も紐解いていくのであれば、ロイズ伯爵家が味方になるか敵になるかで、三者の関係もがらっと変わりそうですね笑 無関係一本だと穏やかですけれど笑
また、余談ですが、>181の伝令玉の解説で「貴族が下級の者への連絡手段として使うこともある」記載した通りに、フェリコートが二人に送ったバングルと伝令玉は、伯爵家にあった品を横流しにした物だったりします← ※盗んだわけではないです←)

  • No.240 by アルドニック  2020-12-13 16:09:23 


特別な。リコリスみたいな美人からそう言われて悪い気はしないが、不可抗力とはいえ知ってしまったことに申し訳ない気持ちもあるな……なー?
(わざとらしく視線だけ横に居る少女へ向けてニヤニヤしつつフェリコート、もといリコリスの発言に合わせるようにそう言う。イジメである←)

ああ、それじゃまたなリコリス、お茶に行くの楽しみにしてるぜ。……ふぅー……
(入り口から出て駐屯地から離れつつ、後ろを振り向き手を振りながらリコリスへ別れを告げる。そして結構離れた地点にやってくれば緊張から解き放たれたのか深く息を吐き出して。最後まで彼女の態度は変わることはなく、やはり興味というのも単純にティアと一緒にいる者としての興味なのかなと思える。今も周囲に追手のような存在は居ない。杞憂だったかなと思いつつ、これからの予定と最後に言っていたことについて聞こうとティアに声を掛けて)
んじゃちょっくらカフェにでも寄って遅めのモーニング済ませようぜ。そこで次の行き先についても話して、んでそのルベウスってのにも返信しといてやれよ、多分昔の同僚なんじゃないか?
(ラピスラズリ、ガーネット、ルビー、この分だとサファイアとかエメラルドも居そう←。彼女らのコードネームのパターンから恐らくそのルベウスも昔の仲間なのだろうと思いそう言って。そして奴隷市から離れ、表通りに出てくれば近くを歩きつつ手頃なカフェを見つければその中へ入っていって。実際宿を早くに出たため朝食は取っていないので、中に入れば早速二人分のモーニングを少女の同意もなく注文して←)

(/ある意味自分の武器を最大限に活かしてるけど……凄く悲しいものを背負ってますね。
ぼんやり考えてるのが、アルドニックの祖国でアルドニックの名前(本名)を騙る人間が首謀者となって反乱を起こしていて、国がそれを鎮圧するためにロイズ家の傭兵を雇う→結果反乱は鎮圧されて首謀者が全くの別人ということが分かるものの、このままではその名前を騙る反乱が何度も起きてしまうため再度本人を探して殺そうとする。そして容姿の特徴を聞いたフェリコートはアルドニックを思い浮かべて……という流れだと敵対しそうかなと思っています。ただ書いてて思ったんですけど、大分誰得シナリオですね……←←
貴族の間ではまだまだ現役の連絡手段なのでしょうね。電信とか色々と書いてますけど、普通にピジョンバングルとかが便利すぎて、普通に科学の力が魔法に及んでないですね←)

  • No.241 by グラナーティア  2020-12-13 16:56:44 


……………………。

(相手のからかいに対しても、さすがに割りと本気で悪いことをしたな、と思っているために言い返す言葉も思い付かず、少しだけ赤面し、気まずそうに押し黙ったまま目をそらし。その他に特別なことはなく、手を振り合って同胞と別れれば、しばらく歩を進めたあたりで相手が突然、何かの緊張から解かれたように長く息をついて。その様子に違和感を覚えると、口には出さないにせよ、?、どうかしたのかな、と心の声が読み取れそうなほどに分かりやすく "疑問を抱いている表情" となるも、相手がさりげなく周囲を伺ったことに気付けば、精悍そうな兵士だらけのところに行ったことで緊張したのかな、と勝手に憶測をつけて納得して。それから、カフェに立ち寄る提案をされれば、ぱっと笑顔になり「この街で立ち寄る最後の店になりそうだな。白いパンがある店だと嬉しいな」とさりげなく、自分の嗜好を語り。続けられた相手の言葉には「ああ、ルベウスってのはオレの弟だ。同僚でもあったけれど。でもあれ、オレ、使い方よく分かんねぇんだよな……」と最初は平然と、終盤は自身の頬を軽くかきつつ、またやや決まり悪そうに返信を送らせてあった理由まで述べて。見つけたカフェに入ると、相手が自身に断りもなく注文をしたことは気にかける素振りもなく、ちょっとした暇があれば、無意識のうちに鞄に目をやり、それから満足そうに撫でたりしていたが、やがて相手に視線を戻すと、ただ思い付いたように)

そう言えば、オレもアルのことは全然知らねぇな。





(/二人が正面から対立したら、多分どっちか死にますね笑← ここまで流したフェリコートのロールについては「他意はなかった」というのが大前提なので、そこを変える気はないのですが、この先お話のような展開で伯爵家から命令が出てしまったら、フェリコートは悩むかもしれませんね。まずはきっと誤魔化せる道を探すと思います。技術については、まだ過渡期なので、電気技術がインフラとして社会全体に広まるには時間がかかるのかも……)

  • No.242 by アルドニック  2020-12-13 17:43:17 


お前ってパン好きだよな。まぁ中々白パンはパン屋じゃないと作るの難しいからどうだろな──って、お前弟居るのか!?なんだそれ、初耳だぞ……というかそれなら俺に言えば良かったじゃないか。それに"血の繋がった"弟なんだろ、大切にしないとさ。ティアは文字書けるか?
(こうしてみると意外とティアの交友範囲というか顔自体は結構広いのかななんて思えてくる。モーニングを待つ間、自分もそこまで仕組みを理解している訳ではないもののピジョンバングルで返事を打つのを手伝おうとし、カバンの中からペンと紙を取り出して。その際血の繋がったという部分に少し拘るような言い方をして見せて)

俺?あー…まぁお互いの身の上について特別話す機会なんて無かったしな。俺もこの街でリコリスと会わなけりゃティアの詳しい事情について知れなかっただろうし……
(こうして一緒に旅をしているが、確かに自分の過去について話すことはなかった。そもそもとして話せない事情があるため仕方のない事ではあるが。ただそれもティアなら話しても良いかもと思わなくもない……酒飲んでベラベラ喋ってしまう癖がなければ←。なので仮に聞かれたとしても嘘っぱちでデタラメな素性を話すつもりで。まぁ普段の生活や態度からしてそんな生まれということは露程も思わないだろうと思えば少し笑ってしまうのだが)
ま、お前の話は色々興味深かったけど、俺の話なんてそう大したもんじゃないからな。知ってもなんだそんなもんかってなるのが関の山さ

(/フェリコートはせめて少しでも幸せになってほしいので、仮にアルの祖国での話を出すとしても反乱軍にロイズ家の傭兵として協力してて共闘って流れの方が良いですね。そっちの方が話としてもまとめやすそうですし
確かにそれはありますね……中世ファンタジーの完全魔法な世界も好きですが、こういう近世の魔法と機械が入り交じったスチパンっぽい世界観もまた良きです←)

  • No.243 by グラナーティア  2020-12-13 18:43:55 


うん? まぁ……血の繋がりが分かっていたのはオレとあいつだけだな。

(思いがけず若干の熱量を感じる相手の反応に、その理由の見当もつけられず、何処かずれた応対を返し。また筆記能力については「書けねぇってことはないぞ。あの国で使われていたやつを使えば、あいつも読めると思うし」と、少なくとも故郷の公用語であれば、読み書きができることを告げて。だが、腕をテーブルの上に投げ出し、足を軽くぶらぶらさせながら、だらしない姿勢で続けることには「でも、どういうこと書いたらいいのかぱっと思い付かねぇし。というか、この短期間であいつら、どれだけ頻繁に連絡取ってんだよ。怖ぇよ」と、まさか、数日放ったらかしにしていた返信について、差出人とは別の人物から注意を受けるとは思っていなかったために、明後日の方向への不満も表出させ、じとっとした瞳で少し口を尖らせて。……この性格なのである。そろそろ "協調性がない" だけで片付けていいのかも微妙だが、一応何か思い付いたら返事を書いてみようとは思っていたわけで、相手が取り出した紙とペンには向き合うようにやや姿勢を正して前へと乗り出せば、筆記作業を拒む気はなく。

返信の内容を考えつつも、先の自分の発言に対する相手のリアクションを見届ければ「……リコリスって慣れないな。単に慣れないってのもあるけど、あいつが好きなのはリリウム系の花だったからな」と本筋から逸れた点で実にどうでもいい知識を付け加え。しかし、相手本人にも興味を持っていないわけではないらしく、先に提供されたドリンクに口をつけ、視線はテーブルの上の白紙の手紙に落としたまま、落ち着いた声音で他意もなさそうに事もなげに)

お前、友だちはいないのか?




(/優しいですね笑 そして、泥酔時の言動が負の遺産としてつきまとう本編……明かしてしまうとフェリコートが息子様に「飲みに行こう」ではなく、敢えて「お茶しよう」で留めているのも、彼女も酒乱だから、という想定をしています。再会した日も情報収集を兼ねて酒屋にいただけでソフトドリンクしか飲んでいませんでした← ろくな奴がいない)

  • No.244 by アルドニック  2020-12-14 05:19:02 


そりゃお前、向こうの立場に立って考えてみろよ。お前にとっちゃ寝てて一瞬だったかもしれないが、向こうは何十年とお前の生死も分からず何の連絡も取ってなかったんだぞ。それが生きてるって分かったら直ぐにでも会いたくなるもんだろ
(相手の立場に立って、とか、基本的に他人のことならよく見えているらしく最もな発言を続ける。しかしやはりお前が言うな感は否めない、自分だって人に向かって会いたいと思うには無理があるなんてシレッと言いやがるのだから←。とはいえ少女がそういうのを嫌うというよりは苦手で照れくさいと思うタイプなのは分かっているため、書くことを急かしはせずに見守っていて)

……へぇ、結構詳しいんだな。んじゃリコリスってのは何の花なんだ?確か、花言葉とかそういうのもあるんだよな?
(意外と思ってしまうのは失礼だが目を少し丸くして驚く。リコリスというのが花の種類だと自分は全く気付いていなかったが、少女は誰に聞くでもなく言い当てて。もしかしたらフェリコートに教えてもらったのかもしれないが、それでも興味のない事はあまり覚えないだろうから、きっと当人も興味があったのだろう。女の子らしい所もあるんだなとか思いつつ、リコリスという名前に込められた意図が気になりその花の種類を尋ねて)

友だちは……どうだろうな、居るかもしれないし居ないかもしれない
(自身の家が潰えたのは派閥争いの結果であった。つまり自分の家が属していた派閥にいる他の貴族の子供達と仲がよく、友達と言える存在も居た。しかし自分の家と同様取り潰しの上一族郎党皆殺しの憂き目に遭っているものも居り、それらはもうこの世には居らず。もしかしたら自分のように逃げ出している者もいるかもしれないが、それでも再び会うことは無いだろう。他の家も他国に逃れたり、或いは敵対派閥に取り入ったり、何れにしろ貴族でなくなった自分の身分では再会することは難しいと思えて。フッと自嘲気味に笑いながらそんな風に曖昧に答えて)
少なくとも今、友達って言えるやつが居るとすれば……まぁ、お前くらいかもな
(友人の定義は曖昧であるが、その人のためなら無償で何か出来る相手と定義するのであれば、それはこの少女相手だろうなと思って。ジーッと少女の顔を眺めながらそう言うと、なんか自分でもクサイ台詞だなと思ったのはプッと吹き出して。その様子だけ見れば大分失礼である←)

(/普段我慢してる分、フェリコートの方が酔って開放されたらヤバそうですね…←←)

  • No.245 by グラナーティア  2020-12-14 07:01:59 


……よく分かんねぇなぁ、でも、そういうものなのかな。

(諌めるような相手の台詞を聞けば、内心あまり下手なことを言うと怒られる可能性もあるかなと思いつつ、また姿勢をだらしなく崩しつつ、正直な心情を吐露し。つくづく人付き合いには不慣れなのである。そもそも、人間は苦手で嫌いだし、亜人には自分と同様に協調性はないものと思っていた(←) だからこそ、故郷での終戦後、純粋な人間たちが自分たちを見る目に気付いた時も連帯せず、各自好きなようにバラバラにそこを出ていったのだ。それがちょっと居眠りしているうちに、自分を差し置いてコミュニケーション能力を得て、遠距離になろうとも手紙でやり取りし、互いの身を案じ合うなど、次元が変わってしまった印象さえ受けて。

本当に率直なことを言うなら、生死などおよそ二択。まして、今まで連絡を取り合わなくても向こうはやっていけていたはずなので、自分が生きていたことが分かったからと一気に誰かの感情が揺さぶられるような事態は想像が難しく。……一見サイコパスじみた思考回路だが、情緒的交流の良さというのは体験しないと分からないところもあるもので、当人にはそういった経験がほとんど欠けており。しかし、ここ数日だけで少々心変わりしつつある面もあって。続けられた問いかけに目線を上げれば、平坦な口調で)

甘味料の名前だろ? じゃなかったら彼岸花だ。花言葉……というのは知らねぇけど。

(むしろ、自分の好きな花だ、というのは言わないでおいた(←) 特に言う意味がない気がしたので(←) さらにペンを握り直し、また視線を白紙の手紙に戻せば、一つ前の話題のことも絡めて「まぁ……でも、アルの言うように、あいつのことはもうちょっと大事に思ってやってもいいのかもな」とある種、殊勝なことを言い出し。仲の程度を聞かれれば "別に大した良くなかった" と答えたし、会いに来てくれたと言うなら嬉しかったのにと言われれば "他に発案者がいないなら無かった" と切り返したし、実際遠い日の同僚としか思っていなかったのだが、今回会ってみたら、何となくその元同僚は喜んでくれているように見え。……これで気の所為だったらあまりにも恥ずかしいのだが、親切にされたのも事実であり、改めた方が良い認識もあるのかもしれない、と少々真面目に考えており。引き続き、紙の上でペンを遊ばせつつ、自分の問いかけに対する相手の返答を聞けば)

ふーん、そうなのか。

(無難な相槌を打って。誤解されそうな態度だが、興味がないわけではないのである(←) 真相が抱えるその重たさは知る術もないにせよ、相手の口振りからして "何か事情があるのかな" と考え、敢えてガンガン突っ込まないようにしている節もあり。だが、その後に相手が繋いだ台詞と、あからさまに誤解を誘う失笑を交えた態度を目の当たりにすれば顔を上げ、やや惚けた表情で「……ああ?」と一言。それからすぐに思考を回して辿り着いた結論は、どういうわけかほぼ直感のまま、つまりこいつ友だちいないんだな、というもので。先の台詞は本気で受け取ろうとするのであれば、正直ピンとこないのだが、だからこそ冗談だと認識し。しかし、このピンとこないというのも、決して相手に親しみを感じていないというわけではなく、誰であれ "自分と誰かが友だちである" という状況こそが何よりもしっくりこないのであり。暫し、真顔で思考を巡らせた後、深い蒼の双眸で相手の瞳をまっすぐ捉えては、最終的に考えたことを改めて平坦な口調で言葉にして)

つまり、友だちがいないんだな。だったらオレと同じだな。




(/嘘っぱちでデタラメな素性を話すつもりだったはずが、案外正直な息子様笑 そして、先の発言をある意味無視するような感じで(←)会話を続ける拙女。ゆくゆくは本当に息子様の過去も物語に絡めていけると面白そうですよね。ちなみに直近の話だと、この後行きたい場所とかやりたいことに希望はありますか?)

  • No.246 by アルドニック  2020-12-14 11:38:41 


……そういうもんなんだろう
(そういう意味ではアルドニックに関して、幼い頃は比較的平穏な日々を送っており、派閥闘争はあくまで大人の話で子供としてはそれなりに人と関わって平穏に暮らしていた訳で。情緒的な関わりの経験は少女よりもあり、そう言ったことに思いを馳せられるのだろう。逆に言えばそう言った経験があるくせに自分に関しては他人を蔑ろにするような発言を繰り返しているため割とシンプルに性格が良くないと言うことなのだが←)

へぇ、彼岸花……あんまり良いイメージは沸かないな
(此方は花に関して全くと言っていい程興味はなく、子供の頃は寧ろ花壇を荒らしては怒られていたような記憶さえあるほど、とんと無頓着なガキだった←。大人になってもそれは変わらず、彼岸花と聞いても花のそれ自体を思い浮かべることはなく、彼岸という言葉とそれを名前にしているリコリスを思い浮かべては不吉な印象を抱き、眉をひそめて。「ま、それも次当人に会えば聞いてみるか……うん、それが良い。こんな良いものをくれる相手を大事にしないなんてバチが当たるからな」そしてティアが殊勝な気持ちを持とうとしている所で若干本音が漏れる。実のところ、ピジョンバングルをタダでくれた事には感謝と同時に高価なものをタダでくれる相手としての邪な感情もあり、そういった意味でもロイズ家の一族という点を差し引いてもティアには是非仲良くしておいてほしいという下心があって←。フェリえもんを利用するためにティア太君と友達になるって感じに思えなくもない←←)

……おー、まぁ、なんだ……一応リコリスは数に入れといてやれよ
(笑った自分の対応が失礼だったことに気付くも、それに対し怒るでもなく想像の斜め上な返答が返ってくればなんか微妙に虚しい気持ちになって。ははと渇いた笑みを浮かべつつ、それだけ言えば後はモーニングがやってくるのを待つことにして←)

そういや地図、結局どっちが近かったんだ?
(その内にモーニングがやってくる、パンはライ麦パンであり白くは無かったものの、朝食としては普通な品揃えであり特別不満の無い品々がトレイの上に乗っており。それを食べながら、そう言えばと地図について尋ねて)

(/そうですね、現状まだティアちゃんのちゃんとした戦闘シーンを見てないのでそれが入れられるような展開をやりたいかなーと思ってます)

  • No.247 by グラナーティア  2020-12-14 12:56:59 


……オレは悪いイメージも持ってないけれどな、彼岸花。でも、あいつにならホワイトリリーとかの方が似合うだろ? 甘味の方から持ってきたんじゃないかって気もするけれどさ。

(現在の同胞の名前に対する相手の感想を聞けば、若干自分の好きな花のことを庇うようにしつつも(←) 名前と人物の相性という観点からは、半ば同意するように自分の所感も重ねて。続いた台詞には、無表情のまま密かに "アルも結構現金なところがあるのかも" と思いつつ。相手は本来、コミュニティーを構成して他者と関わり合う生き物の代表格である純粋な人間(多分)で、さらに職業もトレージャーハンターのため、良い品物に関心を持つのも、人付き合いに損得勘定を織り交ぜて考えるのも、別に違和感を持つようなことではないが、反面で今まで相手の言動に打算的なものを感じた場面はほぼなかったため、印象に残るようにも感じられ。……暫し相手の表情をじっと見つめていたが、やがて、さりげなく左手のバングルに目を落とせば、高価なものとは知らなかったな……と少々内省し。欲しいものがある時は、代わりに労働するか、物々交換。それは自分も知っている生活の知恵だが、投げて寄越されたものが意外に上等な品だったと知れば、裏で交わされた代価も幾らか気にかかり。……人に囲まれて、いじめられていないといいけど、ということもちょっと心配しつつ、次の瞬間には考えても仕方ないかと割りきって。相手の冷やかしめいた言葉には、やや迷うように視線を下方へ彷徨わせながら)

……会ったのもかなり久々だったし、嫌いじゃないけれど……友だちというのは分からない

(正直な気持ちを吐露し。強いて、人間の言い様を真似て言うのであれば "幼馴染み" というやつなのだろうか。不慣れな感情を持て余し、形容し難い何処と無くもやもやするような、落ち着かないような気分を味わっているうちに一応の手紙は書き終わり、入れ替わりの如く遅めのモーニングが届けられ。トレイの上にライ麦パンが乗っているのを目にするや、瞳にきらりと光を宿し「あ、これ、何て名前だっけ?オレ、このパン好きなんだ」と機嫌も良さそうに語り。次に相手の質問に応じて、思い出したように鞄から地図を取り出すと、やや眉間にシワを寄せ「まず、ここはどこなんだ?」と一言。些末なやり取りもあったが、そのうちに分かったこととして、交通路を考えるなら先にオルセタイトの鉱山に立ち寄った方が賢明そうということであり)

……先にモンスターハントだな。またちょっと途中まで野宿も必要か。その後、大きい街で……鉄道?というのを使うと早い……?のか? この白黒の真っ直ぐな線って歩いちゃ駄目なんだろ……?




(/了解です。それでは次パートからはガンガン戦闘を入れていきましょうかw)

  • No.248 by アルドニック  2020-12-14 16:05:26 


友達がどんなもんか、か……気を張らなくて良くて、一緒にいると楽しくて、そいつからの大抵の頼みなら二つ返事で引き受けてしまうような相手。そんなもんじゃないか?傍から見てればお前とフェリコートは十分友達だと思えたけどな
(悩む少女に対して、そう言った普通の対人関係を理解する境遇に居なかったことを理解する。それを理解しないままティアは眠りに付き、フェリコートはきっと貴族の一員となり人に触れていく中でそう言った関係を知っていったのだろう。だから最初出会ったときも、それを理解したフェリコートと、それに戸惑うティアの間で反応の違いがあったんだろうと推測して。その様子をちょっと切なく思い、あとさっき思いっきりフェリえもんとして利用しようとか思ってたことに対する罪悪感(←)の混じった笑みを浮かべながら、あくまで一つの基準であるという前置きをしつつそう説明して。そしてそんな悩みを吹き飛ばすように朝食へ笑みを向ける少女に切り替えが早いなと心のなかでツッコみつつ←。「ライ麦パンだな、お前ほんっとパン好きだな……」しかし暗い顔をしているより全然よく、特に食事は楽しく取るべきものであり此方もハハと笑いながら食事を初めて)

そうだな、わかりやすく言うなら鉄の馬車とでも言えば良いのか……ま、とにかく乗ってみりゃ分かるさ。サラマンダーよりずっとはやい、かもな
(この世界における鉄道会社が使って物議を醸したフレーズであるらしい。昔流行ったとある小説のヒロインが放つ台詞で、鉄道会社もその流行に安易に乗ろうとしてそれを言ったらしいが、実は作中でその台詞は色々と問題のあった台詞だったので当時鉄道会社に小説ファンからクレームの手紙が殺到したらしい、という超どうでも良い話←)
最近は鉄道強盗なんて言うのも流行ってるらしいけど、それでも便利だからなぁこれ……一度使ったらこれが無い生活にはもう戻れ無いってくらいには


(/了解です!そしてきっとこの地域の識字率は高い←)

  • No.249 by グラナーティア背後  2020-12-14 19:25:50 


(/皆のトラウマはともかくとしてww この後のことをちょっと打ち合わせしたいです! まず、移動シーンではこちらの方で特にやりたいと思っている描写はないため、そちら様に希望があればそこから、なければ鉄道も含めて飛ばして鉱山付近から続きでもいいかなと思っています。

あと、戦闘描写に関わる提案ですが、個人的にはこの辺りで息子様の過去の因縁も絡めるのはどうかと思っています。理由としては、ここまでの流れを鑑みて息子様メインのストーリーも組みたい気持ちがあることと、グラナーティアの方が元々チート級にスペック高めというのもあり……情け容赦なく殴れるモンスター戦のみでは盛り上がりに欠けるかな、という思惑ゆえです←

さらに余程怒ったり窮地に立たされたりしないと本気を出さないところがありますからね← 乗って頂けそうな場合、実は鉱山にはモンスターの影に乗じて、訪れる人を殺し金品を奪いまくっている悪党の集団がおり、そのリーダーがかつて息子様を逃がしたために "責任を取らされて没落した騎士の家系の末裔とか傭兵団の頭の子ども" で逆恨みから全面対立などは如何かと!

その中で>240のアイディアも活かして(伯爵家を絡ませるかは別←)、息子様の祖国の現状の情報が分かるとかどうかなと思います。お前が逃げたせいで今も祖国はやばいんだぞ、的なことを悪党側に言わせるなどの伏線を……安定熱量なのですが、ご意見を聞けると嬉しいです←←)

  • No.250 by アルドニック  2020-12-16 13:08:10 


(/おお、良いですね!では基本的にはその流れで行きましょう!
敵対組織の親玉の設定に、元々はアルドニックの家が所属してた派閥に居た騎士の家で、その派閥を裏切り敵対派閥に鞍替えしてアルドニックの家を始め色々な家を追い詰めたけど、アルドニックを逃したことを問われて立場を危うくし没落したというのを付け加えて敵により身勝手感を出すのはどうでしょう、アルドニックにとっての因縁も深まりますし、何より更に遠慮なくぶん殴れそう←

そして親玉が死に際に「お前が生きているせいでお前を民衆が担ぎ出して反乱を起こしてるんだぞ!」と言って、それを聞いたアルドニックは寧ろその反乱の首謀者が自分として死んでくれればもう自分が貴族だった過去を気にしなくて済むと考えていた。しかしその後、戦いに敗れて身を隠してた反乱軍と偶然出会って、反乱軍のメンバーがアルドニックの姿を見て、アルドニックを騙っていた首謀者が合流しに来たと間違われて巻き込まれていく……と言うふうに繋がっていくというのはどうでしょう←)

  • No.251 by グラナーティア背後  2020-12-16 20:10:49 


(/色好い反応とご提案を有難うございます。その後、巻き込まれ展開になると本格的に巻き込まれていく形になりますね← であれば、そこは長期で見積もり追々他の要素と兼ね合いを取って行きたいです! 敵対組織の性格付けですが、そういう形でも面白いと思うので、それで行きましょうか。ただ一点確認なのですが、首領、殺します?← 私としては特に意味がない場合、殺すことはないかなと思っていまして、もし死んで頂くのであれば、それによって過去の重たさが象徴されるとか、意味付けが欲しいかなと。その辺りはご意向如何でしょうか?)

  • No.252 by アルドニック  2020-12-17 20:53:25 


(/生かしておくと衛兵に突き出しても死に際とかに悪あがきでアルドニックの素性を喚き散らしたりしそうで、それなら殺してしまおうかなと←。とはいえ確かに下手に手を汚すのはイメージとしてどうなんだろうという気もしますね……
過去に重みを付けるとすれば、アルドニックの姉妹、或いは他の家の許嫁を親玉に強◯されていた話を聞いたアルドニックが怒りから、とか…これはかなり重い話になりますが。
あとはアルドニックやティアは殺すつもりは無かったが、親玉がスキをついて逃げようとしたらモンスター達の住処に入り込んでしまいあっけなくヤラれてしまう、とかがスッキリするかなぁと←)

  • No.253 by グラナーティア背後  2020-12-17 21:42:27 


(/ >生かしておくと衛兵に突き出しても~
それは絶対ありますねww よって、個人的には逃げてくれたらいいかなと思っていましたww でも考えてみると、逃げたら逃げたで、方々で生きてやがった!と言い触らしそうな気もしますねぇ。

>アルドニックやティアは殺すつもりは無かったが、親玉がスキをついて逃げようとしたら
おお!これで生死不明展開は如何でしょうか!?丁度「魔物に影に隠れて悪事を働いてきた」というバックもあるので、最後は巣にでも落ちてもらって、多分生きちゃいないけれど、きちんと確認できたわけではない的な!

息子様のそもそもの家族や許嫁の話とか、正直すごくときめくのですが、その勢いでの報復殺人はやはり重いので(笑)させがたい気がしますねw でも、許嫁の死について、仄めかしとかはあってもいいかもですねぇ。頭領が犯人というわけではなく、誰が主犯か知っていそうなことを言わせたりしたら、息子様の方にも「逃げるだけ」ではなく、敵方への興味を持たせる演出ができるかと←←

まぁ取りあえずは頭領の最後をどうするかだけは決めたいですね。それともいっそ、流れ任せで取りあえず、ロール流してしまいます~? どうするか現状では決めがたいということで合意が取れているなら、それでもいいかと思えてきました←←)

  • No.254 by アルドニック  2020-12-17 21:51:46 


(/アルドニックとティアに追い詰められて、アルドニックの動揺を誘おうとして許嫁の最後を教えて、その隙きに逃げようとするも逃げた先には今まで自分が散々利用してきた魔物が居て、敢え無く最後を迎えるというのが今後の展開にも繋がって、なおかつ散々誰かを利用して生きてきた親玉に因果応報として返ってくる感じになりそうですね。個人的に最後はこれで良いかなと思います。ロルを回しているうちにまた別のパターンを思いついたら話し合うという形でやっていきましょう!)

  • No.255 by グラナーティア背後  2020-12-17 22:09:22 


(/了解しました^^ゞ そんな感じで行きましょう! 最初、頭領は「~家系の子ども」をぼんやり想定していましたが、ここまでの話からまとめると「裏切った挙げ句に没落した騎士の家系の者であり、本人も主体的に悪事に関わったそこそこの年長者」ぐらいが人物像として合う気がしますね! 若すぎず老いすぎず……なおじさま。←

鉱山のモンスターについてはイメージは固まっていますか?こちらは何も考えていないので() そちらの方でイメージがあればそれに合わせたく、なければ、てきとーに創作します!)

  • No.256 by アルドニック  2020-12-17 23:51:47 


(/岩っぽいモンスターかなぁというくらいですね、モンハンの鉱山に生息しているような…←←
普段は岩に擬態してて、親玉も最後はそれに気づかず迷い込んでしまって、とかでも良いかもしれません←)

  • No.257 by グラナーティア背後  2020-12-18 00:24:14 


(/了解しました。岩っぽい感じのモンスターということでてきとーに膨らませて回しますね!それでは、本編に戻ろうと思います。改めて最後に念のための確認なのですが、>249、冒頭でも少し触れた通り、移動シーンはすっ飛ばして大丈夫でしょうか? 問題なさそうであれば、次レスでは鉱山の付近から続けたいです☆ やりたいシーンがあれば、そこからで←)

  • No.258 by アルドニック  2020-12-18 18:50:16 


(/飛ばして大丈夫です!)

  • No.259 by グラナーティア  2020-12-18 19:16:39 


……ん? それって……

(友だち、という存在について相手が述べた一つの見解を聞けば、先程言われ、冗談と思い込んであっさり流してしまった "今、友だちがいるとすれば、お前" といった発言の重みが全く違って感じられて。自然と相手を見つめれば、ゆっくり二度ほど瞬きし、呟くように何やら言いかけるが、言い切ることはできず。内心では……あれ、さっきのがもし本気なら、結構良いように思ってもらってんのか……? と結構真面目な疑問が浮かんでおり。そして、順を追って考えてみるのは、他人にとっての自分のことばかりではなく、今の相手の定義に照らした上での、自分にとっての周囲の人物のことで。

……相手の前でもあの同胞の前でも、確かに気は張っていない。では一緒にいると楽しいというのはどうだろうか。……相手を前に認めるのもどこか照れ臭いというか、あるいは悔しいような気もするが、正直相手と出会ってからは良いことの方が圧倒的に多く。また、今回同胞と過ごした時間も……そうだな、あれはきっと "楽しかった"。言われるまで意識していなかったが、振り返るなら "楽しんでいた" と言えることを初めて自分でも認識し、何だか妙な気分になって。少々複雑な表情となりつつも、次は頼みごとについても思いを巡らせ。

……相手に何か頼まれたら、本音を言うなら、大体のことは出来そうな気もして。ただそれには "もらってばかりが嫌" とか恩義という概念も絡んでいるだろう……友情と言えるのか。さらに人間が如何に残酷に他者を裏切るか、心変わりをするか、ということも骨身に染みて知っており。今日までの態度で敢えて疑うような部分はなかったが、かといって相手は絶対そんなことしない、と信じられるほどお人好しでもないつもりで。だけれど、やはりきっと何か頼まれたら、それが多少無茶なことでも信じたい気持ちの方に賭けてしまう予感はあり……詮ずるところ、釈然とした認識には至れず。

他方、同胞についてであれば、過去に共有した時間が相手よりも長いという事実があるが、そこで何か頼んだり頼まれたりということはあっただろうか。思い返しても、彼女とのやり取りはほとんどが硝煙の漂う中にあって。つまり、仕事上の交信ばかりだ。頼んでも頼まれても、それは互いに "依頼者が誰か" ではなく "それが仕事だから" こなしたのみで、間にはいつも第三者の意思や外部の事情が絡んでおり。では、軍に配属される前なら? それだと本当の本当に昔の話になるが、古い記憶を辿っていけば、不意に教会と一体化した宿舎の情景が蘇り。……ああ、頼まれたことがあったな。夜だった。何となく不安で眠れないから布団に入れてほしい、と。それぐらいか?……常々あの同胞は、仲間内では一番弱くて一番臆病で一番甘えたで一番とろくて、ついでに一番マザコンだった気がする、と不要な回想まで巡り。

取りあえず、相手にしても同胞にしても、他の誰かがそれぞれに意地悪をするようなら、そいつらを殴ってやりたい気持ちにもなるな、とも考え。……それが友情なのか? そこは結局よく分からず。様々なことを思惟しつつも、表面上はちょっと口数が少ない程度で、要するに平常と大した変わらず(←) つつがなく食事を終えれば、相手と出会ってからこれまでで最も長く滞在した街を相手とともに後にして)

鉄の馬車……か? そんなの、かえって重たさでノロくなりそうだけれどな。馬が気の毒な気もするが……何か工夫されてるってことなのか……?


 * * * * * *

(そこからそれなりに日数が経過し。目的地までやや長めの旅程。野宿もすれば、小さな村にも泊まり、そこそこに大きな町にも立ち寄って、初めて鉄道も利用して。田舎や山に差し掛かった際には、宣言通りに鹿狩りや魚釣りも行い、所々で資金を獲得しながら、ようやく辿り着いたのは険しい鉱山に囲まれた谷あいに位置する人里で。先に利用した見るからに立派な主要鉄道とは差異があるものの、一応ローカルでこじんまりした鉄道が生きており、その一つの便を利用して、寂れた駅に降り立てば、はぐれないようにさりげなく相手の服の袖を掴みつつ、辺りを軽く見回して)

……長かったが、やっと着いたな。にしても、本当にでかい山だらけだな。




(/ご相談に応じて頂きありがとうございました^^ゞ 本編はハイパー超ロル回(しかもほぼ心理ロル)で恐れ入りますorz 場面転換もしました。)

  • No.260 by アルドニック  2020-12-21 15:21:53 


(旅の道中ではホントに動物を素手で捕らえる少女に驚いたりもした。サバイバルに関しては自分も慣れたつもりではあったが、獲物の捕らえ方は軍隊での経験や山出身であること、種族の違いからくるそもそも腕力の差等から圧倒的に少女のほうが優れていた。或いは、こういう生き方がこの少女にとって理想なのでは無いかと思った。無理に社会へ引き込むより、人の手の届かない豊かな自然が広がる地で自由に暮らすというのも一つの手かなと考える。そんな場所があるのかは難しいところではあるけれど。そして人里に降り立つと、その道中の姿とは変わって子供が保護者から離れないためにするような姿を見てフッと笑みを零す。前の街から思っていたことで、きっと言えば怒るだろうけれど、その姿は見た目と相まって非常に可愛らしいもので。思わず頭をポンポンと撫でてやりたくなるような愛らしさがあった。やれば怒るだろうけど←)

ああ、そしてでかさに違わない資源の宝庫でもある。しかし同時にモンスターも多い。開発が進まないのもそのせいかもな
(でかい山、それに対して寂れた駅。この時代、資源というものはいくらあっても足りないような時代である。それなのに一向にこの付近の開発が進まないのはモンスターの影響もあるのかもしれないと思って。モンスターを退治しながら山を開発するのと、ここを避けて別の安全な山を開発するのとでは後者の方が費用対効果は高いのだろう。ただその分今現在もこの山でしか取れないような資源は価値が高く、開発目的の企業なんかは来ないものの、一攫千金を狙うような冒険者の類はそれなりに来ていて。なので寂れた駅に反してこの人里にある程度の活気があるのだ)

ま、何はともあれ先ずは宿屋の確保と情報収集だな。幸いお前のおかげでお金はあるし、暫くの滞在も問題は無いだろう。宿屋見つけたあとは酒場に寄って……分かってるな?
(RPGよろしく町につけば先ずは宿屋、そして情報収集、ファンタジー世界の鉄板←。そしてこの上げて下げる言い方である、お金稼ぎの功績と酔っ払いの罪、両方持ち出してくるスタイル←←)

(/いえいえ、いつも構成を考えてくださりありがとうございます!これもうどっちがトピ作った人間か分かりませんね←←
場面転換ありがとうございます!新しい町に着く度に酒場のことでイジられる流れが出来そう←)

  • No.261 by グラナーティア  2020-12-21 21:08:29 


──~っ、オレは、飲まないよ……

(相手から意味深長に話を振られると、口元を閉ざしたまま歪め、それから明らかに頬を赤くさせてそっぽを向き、ぼそぼそと自分の意思を述べて。本当に正直なことを言うなら、酒場に行くのならまた飲んでみたい気持ちはあり。だが、前回記憶に残っていない間に晒したらしい醜態を思うと、絶対的に今回飲酒を控えた方が良いことは、深い考察を挟まずとも確然としていて。また、クロワッサンだのマロングラッセだのあんドーナツだの、お前らよっぽど腹が減ってんのかよと逆に突っ込んでやりたくなるようなあだ名をつけられても不名誉であるし、それどころか、前回の街よりずっと小さなこの町で変な噂になって滞在に支障が出ても困る。

何はともあれ、相手とともに駅から一歩踏み出せば、思い出したようにそっと自身の首の辺りに触れ、それこそ泥酔して寝入っていた間に同胞から貰っていたらしいネックレスの存在を確認し。道中、獣を狩ろうとした際に実感したが、これを首に掛けている内は意図して集中し、神経を研ぎ澄まさないと人容が解けず。それは町中であればとても有り難いのだが、対峙者が獣であれ人間であれ、腕力を存分に発揮したい時には枷となってしまい。しかも、外してポケットに入れただけではまだ少し効力を感じたので、てきとーにいじってみたところ、留め口を普段と逆向きにすれば、石の色が白く変わって無効力になると分かったため、ここに来るまでに何回か付け外しをしていて。結果、ひと気のあるところに踏み入る際は念の為に手で触れ、確認する癖が無意識の内につき。

駅は寂れた雰囲気であったし、町も田舎っぽさが漂う風情となっていたが、宿屋と酒場は妙に充実しており、広い通りには冒険家や炭坑夫らしき人々がそこそこに行き交い、活気が感じられて。小さな人里ならば、宿屋も酒場も一、二件あれば良いところではと勝手に憶測していたが、思いの外に選べる余地がありそうであり。例によって相手の片腕を掴み、若干程度後方に下がって、微妙に隠れるようにしつつ周囲の様子を伺っては、下手に選択の余地があったところで判断基準など自分は持ち合わせていないことを実感し、やがて、頼るように相手を見上げると、そこは平常通りの淡々とした口調で)

結構、店あるな。どこに行く?




(/最初の着想から現在に至って、何から何までこちらのトピックは主様がいらっしゃってこそですよ。素敵な世界観を貸してくださり、いつもありがとうございます。飲酒回はまたいつか来るんでしょうかね笑 あれも酒屋に行く振りはそちらからでしたからね笑←)

  • No.262 by アルドニック  2020-12-25 18:34:38 


(/すみません!年末年始は少し立て込んでおりまして返事を返すのが難しいです……1月4日以降であれば返事を返せるようになると思うので、それまでお待ちいただければ幸いです)

  • No.263 by グラナーティア背後  2020-12-25 23:40:27 


(/承知しました!事前のご連絡を有難うございます。1月4日以降ということであれば、ひとまずは1月7~11日迄を当面の目安としてお待ちしますので、ご了承願います☆
 また、唐突で本編とは別件なのですが、今ちょっと此方から相談させてもらいたいことがありまして、そのうち背後会話のみでもお手隙のタイミングで少しのお時間を頂けると嬉しいです。ご多忙とは伺っていますのでゆくゆく……月並みなご挨拶となりますが、本年はお世話になりました。お身体に気を付けて、良いお年をお過ごしください)

  • No.264 by アルドニック  2020-12-26 23:08:11 


(/背後会話のみでしたら返事も書けると思いますので、相談がありましたら遠慮なく仰ってくださいね!
此方こそ今年一年間ありがとうございました!また来年もよろしくお願いしますね!)

  • No.265 by グラナーティア背後  2020-12-29 19:20:46 ID:dc9cacd2c


(/お返事を有難うございます!再返信が遅くなってしまい、すみません。お時間のある時に下記を参照して頂けますと幸甚です。画像はレスポンスを頂くか、あるいは24時間以内に削除いたします)
https://free.uploader.xzy.pw/show/20201229102526_657439574a6174786871454e434e7251.png

  • No.266 by アルドニック  2020-12-29 20:47:50 


(/了解です。画像の方は拝見させてもらいました!)

  • No.267 by グラナーティア背後  2021-01-01 00:27:33 


(/月並みなご挨拶ですが、令和3年、明けまして御目出度う御座います☆ 昨年は遊んでもらって本当に有難う御座いました。願わくば、本年も何卒宜しくお願いいたします--*/蹴りはご自由に)

  • No.268 by アルドニック  2021-01-05 03:19:56 


そうだな、前の街みたく勝手に案内してくれるやつが居れば便利だったんだが……ま、そうホイホイあんなのと会える訳ないか。
(前の街を思い返し、ふとあの街で最初にあった胡散臭そうなそう男を思い浮かべつつ呟く。彼を便利と評しつつ「あんなの」と言い捨てる辺り言葉の端から嫌悪感が滲み出ているかもしれない)

選ぶんなら「交流酒場」だな。その土地の人間だけじゃなくて旅人が多い場所で、掲示板が置いてあってクエストの依頼や即席のパーティメンバー募集なんかにも使われてたりする。ま、要するに情報が一番集まる場所って事だな。
(意外と人が多いといっても、整備されていてどこか上品な感じの漂っていたこの前の街と違い、ここは最初に訪れた街と同じく前時代的な雰囲気を多分に残していて。少し荒っぽいが、それがまさにファンタジーな冒険!といった気分にさせてくれるような街で←。そして酒場を探しているうちに、ふとおたずね者のポスターが目に入る。それぞれ賞金が幾らと書かれているが、関わると面倒なことも多いため気にしたりはしないのだが、今回ばかりはそうではなく)
まさか、な……
(そこに書かれていた人相書きは、忘れもしない、過去に自分達を追い詰めた騎士一族の棟梁の顔と非常に似通っていて。風の噂ではあの後国で起こった反乱の鎮圧に失敗し、責任を追求され没落したと聞いていた。無論それは他人の空似かもしれないし、名前だって違う。まぁそれは身を隠すための偽名の可能性もある、自分だってアルドニックは当然本名じゃない訳だし……と、色々と考え込みながら立ち止まり、そのポスターを凝視してしまっていて)

(/遅くなりました、あけましておめでとうございます!コチラこそ今年もよろしくお願いします!)

  • No.269 by グラナーティア  2021-01-05 22:02:32 


……? どうしたんだ?

(大人しくついて回っていたが、やがて道の端に並んでいた大きな掲示板の前で相手が足を止めれば、自身も倣うように立ち止まり。何かお得な情報でも見つけたのかと思いきや、手前の掲示板に貼られているポスターは殆どがお尋ね者や防犯に関する内容のようで。別段、相手や自分にとって興味をそそられるものとは思えず、視線を板から相手に移すが、そうすると先の推察に反し、そこには一枚のポスターを見つめ、何処となく神妙な雰囲気になっている横顔があって。相手が独り言を呟いたタイミングで、いよいよ小首を傾げれば、自分より背の高い相手を見上げつつ思ったままの疑問を口にし。……だが、その返事を待たず、突如こちらに向かってくるやや騒がしい影があり。足音と話し声に振り向くと、憲兵らしき男とそれに付きまとう老婦人のペアが近くまで来ていて)

『だからこんな田舎町でお尋ね者なんてしてどうするんだって言ってんだ!そんなことより鉱山を封鎖してよ!市民を守るのがあんたらの仕事じゃないのかい!?』

(老婦人は身なりも良く、地味であるが上質そうな服を着ており、しかし、何やら憲兵にがなり立てており。対する憲兵は困っているような渋い表情で、まっすぐ歩いていたが、そのうちに自分たちの立ち位置から少し離れた場所にある別の掲示板の前で止まって。紙の束を手にしていることから、恐らく新しいポスターを貼りに来たのだろう。業務を遂行しつつも時折老婦人に "無茶を言うな、俺にそんな権限はない"、"俺が守るのは市民じゃなくて町民だ。それでこの町は鉱山のお陰で持っているようなものなんだよ。悪いがそこまで旅人の面倒は見られない" 等と返しており。何となく二人の挙動を目で追っていれば、やがて老婦人は『ふん、旅人にお金を落としてもらってる癖に、死んだって知らんぷりってわけね!?鉱山の怪物はどんどん凶暴化してるって話じゃないかい!噂が広まりゃ放っといたってこんな町誰も来なくなるだろうさ!!』と罵声を飛ばし、怒りを隠そうともしない乱暴な足取りで、道脇にあった酒場へと入っていき。そこまで見届けると、遠巻きながら目の当たりにした老婦人の剣幕に対して少々呆気に取られつつ、だが表情はいつも通りのぼさっとした仏頂面で「……なんだ、ありゃ?」と呟き。それから、再び相手を見上げると)

……というか、なんだ、今の話は。鉱山の怪物ってアルが言ってたのだろ? そんなに凶暴なのか……?



(/お久しぶりです。またのんびり宜しくお願いいたします--* 誘導でモブを出しました。鉱山のモンスターは、本来鉱石を食べるという特性とその頑健な体躯から、採掘者と鉢合わせた際に怪我をさせてしまうぐらいのことはあったが、積極的に人を襲ったり食べたりすることはなかった、という想定です。しかし、今は裏で殺人を犯し、その罪をモンスターに被せている者がいるため、凶暴化していると勘違いされている……その上でモブの老婆は鉱山に踏み入り、帰ってこなかった旅人の母親、というつもりです← 追いかけると、オルセタイトが採掘できる箇所やモンスターについての情報が聞けるよ!みたいな!←
 回しにくかったら全部ぶん投げて他の流れでも本当に全然構わないので、一案としてご認識をお願いします。にしても、アルドニックって当然のようながら、やっぱり偽名だったんですね← フェリコートも実名は半ば捨てたように過ごしているし、その中で初対面の相手に対し、どこか得意気に本名を明かしたグラナーティアはやはり、アホなのかもしれないですね……←)

  • No.270 by アルドニック  2021-01-06 20:16:36 


いや、わからん……まぁ、モンスターだからな。此方から仕掛けたり、不用意に住処へ足を踏み入れたえいすれば手痛い反撃を喰らうだろうさ。特に産卵中とかは。
(暫しポスターに見入っていて、ティアの言葉にハッと我に返って。なんでもない、そう答えようとした瞬間、聞こえてきた大きな声に驚き言葉を続けられず。同じくあ然としながらその老婦人の姿を目で追っていて。そして老婦人への疑問とモンスターの謎についてわからんと言いつつ、モンスターに関しては私見を述べて。大方、そんな不注意であの老婦人の息子は死んでしまったのではないだろうか。気の毒に思いつつも、凶暴化したというのは老婦人の思い込みじゃないかと考えていて)

とはいえちょっと気になるな。俺達もこれからその山に入る訳だし、嘘でも何でも情報は集めておくに越したことはない。折角だし話聞きに行こうぜ。
(老婦人が酒場に入っている姿は見えたので、その酒場へと自分達も向かうことにして)

(/おお、なるほど……このまま真相を暴く軽い探偵ものみたいに出来たら面白そうですね!(言うだけ←)
悪用されないように普通の亜人は特に真名とか気にしそうですよね。ただそんな純粋さを持ってるのがティアちゃんの良いところなので、なので!(強調←))

  • No.271 by グラナーティア  2021-01-06 21:51:33 


へぇ。

(鉱山のモンスターに関する相手の私見を聞けば、仏頂面ながら一応相手の方をしっかり見た状態で相槌を打ち。一口に "モンスター" と言っても色々な形で存在しているが、以前相手が語って聞かせてくれた話と今の推察を聞くに、どうにも鉱山のモンスターは端から他者に対して悪意を持っているタイプではないような予感がして。より人間に加害的だったり知能が高くて厄介だったりしたら、もっとその点が強調されて噂になっても良さそうなものだが、そういう風言が流れていない時点で、習性は動物に近いのではないだろうか。だとしたら、相手の言う通り距離感の取り方さえ間違わなければ、そもそも襲ってこない気もし。

しかし、あの老婦人の剣幕からして、彼女が抑えている情報が気になることも事実だ。続けられた相手の提案に当然のごとく頷けば「そうだな」と口にし、相手に付き従うように老婦人が入っていった酒場へと足を踏み入れ。……その酒場はどうやら、先に相手が言っていたような "交流酒場" らしく、広めの店内に幾つか背の高い丸型のテーブルが配置され、客の服装は町民風、戦士風、商人風、旅人風等と様々であり。先程の老婦人を瞳で探せば、てっきりカウンター席で愚痴でも溢しているのではと想像していたが、実際には隅の方の日当たりも今一つで薄暗い位置にある小さな円卓に、ぽつんと一人で座っていて。何処となくしゅんとした様子で、ガラスのコップに注がれた酒にもほとんど手をつけず、机上に開いた厚めの本を見つめており。

……本来交流酒場では相席は普通。老婦人がついている円卓は恐らく元々4人席。1つの椅子には彼女が座り、もう1つの椅子には荷物が置かれているが、それでも丁度誂え向きに、残り2つの椅子は空いていて、自然な動作で手前に座ることが可能そうであり。しかし、社会生活に馴染みの薄い当人はそんな慣習知るよしもなく。黙って老婦人の方に視線をやったまま "椅子は空いているが、果たして座っていいものなのか……" と考えていれば、その間にも周辺の客のひそひそとした話し声が耳に届いてきて)

「……あの婆さん、まだこの町にいるのか」
「冒険家が死ぬのは自業自得だろ」
「そう言うなよ。話す情報は結構役に立つぜ」
「臆病者しか聞きたがらないって」
「まぁ、確かに少し前までは死人なんて出なかったよな……」
「鉱山のモンスターは血の味を覚えたって噂だ」



(/難易度が上がるロールw でもそういう雰囲気で行けたら面白そうですねw 拙女についてはフォローを有難うございますw 老婆のロールプレイングは自由にお願いしたいのですが、厄介そうだったりしたら、場面だけ繋いでパスでも全く構いません。と、言いますか……グラナーティアが人見知りしない多弁キャラなら今回でももっとすいすい会話に進めたと思うんですけれどね…←)

  • No.272 by アルドニック  2021-01-08 12:41:37 


ふーん…なるほど。
(酒場に入り丁度聞こえてきた周囲の話をまとめると、あのばあさんは身内がモンスターに殺されたことでこの街に居ること、またモンスターは頻繁に人を襲い殺していることが分かる。しかし疑問なのは、鉱物を餌としているモンスターが、果たして人間を食うのかという疑問である。これが肉食系のモンスターならまだ納得はいくが、どうにもそこが引っ掛かって。やはり、詳しく話を聞かなければならないと思い、取り敢えず情報を持っていそうなばあさんに声をかけることにする。情報を貰う代わりに仇討ちを頼まれそうが、そんなものは無視だ、目的を達成すれば危険なことは避けてとっととこの町を出よう←。そう考えれば隣のティアの肩をぽんぽんと叩き、指をばあさんの座る方へと向けて相席することを示してからそちらへ歩き出し近づいて)

ばあさん、ちょっとあんたの話を聞きたいんだが……相席しても構わないか?


(/では相変わらず内心でアレなことを考えつつ場面パスさせて貰いました←
まぁそういう性格が良いと言ったのは此方ですからね……ガッツリ募集要項に書いてます、粗野で口が悪くて生意気←)

  • No.273 by グラナーティア  2021-01-09 03:50:23 


「……なんだい、あんた?」

(机上に開いた本を黙って眺めていた老婦人は、相手の気配に気付くと顔を上げ、自分の方も一瞥した後、静かな声量で相手に問いかけ。向けられた瞳に敵意は宿っておらず、先程の様子とは打って変わって落ち着いた雰囲気であり。それから、くいっと促すように顎をしゃくれば『席は空いているからね。自由に座りなよ』と発言し、それまでだらんと下げていた腕をおもむろに机に上げ、片手で少し本を起こすと、もう片方の手で頁をめくって。

近くまで来て分かったが、老婦人が真っ直ぐに視線をやっているその本は、正面から見ると正四角形に近く、厚めで広いページの一枚一枚に様々な写真やメモ書きが貼り付けてあり。……当人はそのような名称は知らなかったのだが、ずばり言うのならスクラップブックというやつだ。まとめられている内容は、鉱山の地図、存在する山道の構造、モンスターの目撃情報、行方不明になった旅人の直前までの足取りや名前、等であり。背の高い相手であれば、ぱっと見だけで割りと有益そうな情報がまとめられていそうな気配を覗き見で察することができただろうか。生憎と、相手よりも背の低い自身の方が内容をチラ見できたのは、老婦人がページをめくったその一瞬だけで。

……上空から見た場合の山の地図、みたいなものがあったな、等と思いつつ、相手の方を確認すれば、相手が腰を下ろした直後に自分も席に着くつもりで(←) その間に老婦人がこちらを見ないまま、沈着かつやや柔らかさを孕んだ声音で『あんたら、旅人?人探しにでも来たのかい?……それとも、慰霊でもしに来たの?』と繋げ。恐らく、最後の台詞は自身の聖職者を連想させる服装の所為だろう。修道女見習いと、護衛の教会関係者ぐらいに思われたのかもしれない。咄嗟に何か言うべきかと口を開きかけるも、結局適切な言葉を考えつけず、一旦少し視線を落とせば、そのまま口をつぐんでしまい……再度相手の方を見れば、同じタイミングで老婦人も改めて顔を上げ、澄んだ表情で)

「……何を聞きたいの?」




(/そして、ついに「………」もない無言回が……← もし物足りなさを感じられたらすみません← 婆様のロールプレイについては>271と変わらず、パスも含めてご自由に。息子様の隣にいるコミュ障()についてはさすがに「お前もちったあ喋れ。聞き込みに協力しろ」とか言われたら意地で口を聞くと思いますが、まぁ……そこもご自由に? そういう台詞がなくても、もっと喋らせた方が良かったりしたら工夫させて頂きたいのでお伝えを←)

  • No.274 by アルドニック  2021-01-11 17:06:26 


……これは……
(そのスクラップブックを見て少し驚いた。身内を失った老人のヒステリックだとばかり思っていたため、話を聞こうと考えていたものの情報自体はそう大したものでは無いだろうと考えていて。しかし、そこにあった内容はそれを見るだけで有益なものと分かり、何よりカメラを使って写真を残しているというのに驚かされた。写真はかなり高価なものであり、いくら富裕層とはいえ気軽に使えるものでは無い。それを惜しげもなく使い、情報をまとめている辺りこの女性の執念の程が窺える。……それを見て、先程までの失礼な気持ちを改めつつ、老婦人の勧めに従い椅子に腰掛けて)

……俺達はこれから、この町の鉱山に入ろうと思っている。けど、この町には初めてであの鉱山についても詳しく知らない。そんな中で貴女が外で憲兵と言い合ってるのを聞いたんだ。鉱山の怪物が凶暴化してるって。でも、鉱山のモンスターの食料は鉱物だ、幾ら一度人間を食ったからって、本来の食料じゃない人間で何度も人を襲うとは考えにくい……そんな疑問が湧いたんだ。その事について、貴女に詳しく話を聞きたいんだ。
(普段は協調性の欠片もないアレな人間であるが、相手が目上で尊敬出来る人物なら多少は礼儀正しく喋ることも出来るらしい←)

(/そうしてしまうとアルドニックが置物になってしまう可能性が……←)

  • No.275 by グラナーティア  2021-01-11 23:57:27 


「……そういうことね」

(相手に倣って椅子に座れば、相手の説明を聞き終えた老婦人は納得したように頷き。その後『口振りからすると、お目当てはオルセタイトかしら?』と続け、以降、相手に対して時折目的や聞きたいことを確認しつつ、場合によっては手元のスクラップブックも見せながら、己の知っている情報を惜しむ素振りもなく教えてくれて。……何でも、他の客が噂していたように、元々鉱山において魔物との遭遇による死亡事故は多くなかったらしい。また、死亡事故が発生した場合も、その内容は縄張りに踏み入られたモンスターが興奮して過剰防衛を行ったと思われる事例、モンスターに追いかけられた人間が坑道や山道から足を踏み外して転落死したと予測できる事例ばかりだったとのこと。それが、ある時から徐々に行方不明者が増え、その内に食い荒らされた遺体やモンスターの糞から人骨が見つかるようになったとか。

現在、行方不明者及び犠牲者の数は横這いで安定しているが、数年前と比較すれば顕著に多く、さらに生きて帰ってきた探検家にも、モンスターが凶暴化している、もしくは、攻撃的な個体が増えている、という傾向を証言する者が現れるようになったらしい。よって、老婦人は "ここ数年間でモンスターの性質は変わった" と推察しており、その為に少なくとも "鉱山への素人の出入り" は公的機関が規制するのが真っ当では、と考えているそうで。……途中では、注文を取りにきた酒場の店員への応対もしつつ、へぇ、と思いながら、一応自身も真面目に老婦人の話を聞き入り。スクラップブックにまとめたエビデンスも見せてくれたところ、内容にはそれなりに信憑性がありそうで。

……しかし、老婦人は語った内容や意思とは裏腹に、自分たちのことを無理に引き止める気はないらしく。ただ一通りのことを話し終えれば、一度こちらに剣は含まれていないが真摯な雰囲気で瞳を向け、両手を胸の前辺りでゆっくりと合わせつつ、首を傾げれば『ここまで聞いても、貴方たちはまだ山に入りたいのかい?』と尋ねてきて。……老婦人の話は全て聞いたが、こちらとしてはオルセタイトがどうしても必要なことに変わりはなく。ちらりと一回相手の横顔を確認したが、老婦人に向き直るとさすがに口を開き「……そう言われても、この辺りでもきっと売ってもらえる品物でもないんだろ?」と言うと、老婦人はまた静かに頷き。スクラップブックの地図が貼りつけられた頁を広げ、なら、この辺りが比較的安全だと思う、と特定の場所を指し示してくれて)

「くれぐれも、お気を付けなさいね?」




(/グラナーティアが無口であることにそんな効果があったとは初めて知りました← 本編については、場面転換や情報の付け足しなどはご自由に!☆)

  • No.276 by アルドニック  2021-01-12 17:04:22 


なるほど……事実として、モンスターによる被害は増えてるしそれを裏付ける情報もある訳か……
(当初の疑問であった、鉱物を食料とするモンスターが人を襲う謎も、結局はその食性の変化によるものと言うことがこの資料から分かる。遺体の発見、糞から人骨が発見されたこと、様々な要因がその単純な答えを補強しそれ以外理由は無いように思えてくる。ただ、寧ろそれは安心出来る情報かもしれない。単純にモンスターの凶暴化、習性の変化であるのなら、此方にはこの少女が居るわけで。以前の街で少女が寝ている間にフェリコートに聞いたことだが、やはりこの少女の「本来の姿」はかなり強力らしい。勿論誰が見ているかも分からない場所でそれを晒してしまうのは避けたい事態ではあるが、老婦人が親切に教えてくれた場所へ行けばその事態ももしかしたら避けられるかもしれない。思ったより単純だった真実と、それに対しても打つ手があるという状況、話を聞く前の緊張感は幾分か薄れ、不安よりも寧ろ安心した気持ちの方が心にはあった)
ああ、色々とありがとう。大した事じゃないが、お礼にここは奢らせて貰うよ。
(気を付けて、という言葉に薄く笑みを浮かべてそう答えて。情報のお礼にとさっき頼んだ分は老婦人のものも合わせて払うと言って)

……ちょっと不安だったが、案外なんとかなりそうなもんだな。あと、いざって時は頼むぞ。アテにしてるからな。
(酒場を出た後、鉱山へ向かいながら一緒に歩く少女に対してそう声をかける。アテにしてる、というのは本来の姿のことを指しているもので)

(/サスペンス物とかだとこの老婦人が実は山賊と裏で繋がったりしていそうですよね。息子を人質に取られてるとかで無理矢理強力させられてるパターン……或いはこの老婦人が賊の親玉というパターンも←)

  • No.277 by グラナーティア  2021-01-12 23:33:53 


……ぶっ飛ばせねぇ気はしねぇけど、まだどれくらい危ないのかも分からないからなぁ。

(相手の隣を歩きつつ、片手だけを首の後ろ辺りに回せば、前半では割りと平常通りの減らず口を叩きながらも、後半の台詞は何処かぼんやりとした口調で。それと言うのも、自身としては "あくまで人容のまま" 片を付けられるかどうかを考えている為であり。……答えた内容はともかく、話しながら取った仕草はこの町に到着した直前よりも緊張感が薄れた証で。多少賑わっているとは言え、以前立ち寄った都市と比べれば、随分な田舎。馴染む速度もその分、幾らか早まっており。

何はともあれ、モンスターへの対応に思いを巡らせながら、何の気なしに相手に合わせて足を進めていくと、途中でようやく鉱山に近付いていることに勘付いて。一度瞳をしばたかせれば、その後、相手の服の袖をくいっと引き、相手を見上げて「今日、鉱山に入るのか?」と問いかけ。……まだ太陽は高く、時間のみを考えれば、これから山に入っても問題はないだろう。しかし、本人にとっては鉱石の採掘など初めてのこと。事前に行動計画を立てなくていいのかとか、必要な道具は揃っているのかとか、自分はともかく相手の服装は今のままで相応しいのかとか、先に宿屋を取っておかなくていいのかとか……ほぼ一切のことが未知であり。実際のところ、この町は鉱山と鉱山目当ての旅行者で経済を回しているだけあって、今いる辺りにもお誂え向きに採掘道具や衣類を扱っている店があり、即席で揃えることは容易。さらに、温泉つきの宿屋もそれなりに並んでいるのだが。知識不足ゆえに今後どうするのが最適か、見えにくい自身にとって、オルセタイトの採集にあたり、頭脳面で頼りになるのは専ら相手。意図を確かめるように真っ直ぐな瞳を向ければ)

余計な荷物、どこかに預けていった方がいいよな。それとも、このまま行っていいものなのか?




(/初めてはドキドキですよね← 加えて安定の "二人っきりになると途端に饒舌"。本編背景については、まだまだ色々想像しがいがありますねw こちらの方では、老婆と憲兵はシロだが、町の中には山賊とグルになっている奴もいて、特に酒場のスタッフとかが襲いやすそうな旅人の情報を前以て悪党どもに流したり、あるいは旅人を危険な場所に誘導していたりしたら面白そうだな、と思っていましたw 如何でしょ?w
 なお、モブキャラなので確定設定のつもりはないのですが、今回ロールを任せて頂いた上で老婆については「資産家の未亡人。亡くしたのは大事に育てた二人の娘」ぐらいの背景をぼんやり考えていました← 金持ってそうだったから……。でも、実は賊の親玉とかも意外性があって、サスペンスっぽくて面白そうですねw)

  • No.278 by アルドニック  2021-01-16 21:18:29 


ん?……そうだな……
(自分は仕事柄、こういった鉱山に入った経験はあり多少の勝手は知っており、またあの老婦人から貰った情報からすると上手く行けば1日で済みそうであったためこのまま進むつもりだったが、隣の少女の言葉に歩く速度を緩め少し考える。少なくとも少女には鉱山へ入った経験は無さそうであり、そもそも数日旅をしてきたため疲れだってある。モンスターと出くわす危険も無いわけではないし、オルセタイトが見つからない時は数日滞在する必要も出てくる。とすれば、万全を期すために1日休んだ方が良いような気がして)

ま、気になる事もあるしな…今日は休むか。
(それに、先程見かけたポスターについても個人的に聞きたいことがある。ただ、それは出来れば一人で聞き込みをしたいので少女が眠ったあとに出掛けるつもりで。ひとまず鉱山へ向かうのをやめ、踵を返し町中へ向かう。先程の酒場とは違い宿場へ行くと……そこはそこでまた新しい街並みが広がっていた。所謂温泉街というやつだろうか、鉱山だけでなく、この街は観光地としてもある程度栄えているらしい。なので鉱山が危険になり多少駅がボロくなっても列車は変わらず此処へ来ていたのだと納得して)

……お前らも肩こりとかになんの?
(そんな温泉街を歩きながら、ふと疑問に思った(どうでもいい)ことを尋ねる←。亜人は見た目こそ一緒だが、人と体の作りがまるきり違う訳で。その構造上、肩こりや腰の痛みと言った物に縁はあるのだろうかと気になって)
ま、フェリコートはともかくお前は無縁そうだけどな……
(フッと笑いながら、どこを見て言ったのかは一目瞭ぜry←)

(/それに、温泉街と言えばサスペンスが付き物ですからね、湯けむり殺人事件(古い/←))

  • No.279 by グラナーティア  2021-01-16 23:46:58 


……それは全然経験ないな。

(相手の反応を見るに、やはり元々は真っ直ぐ鉱山に入る気だったように感じられ。いくら相手の気質がマイペースとは言え、トレージャーハンターとしての腕前は確かそうであるし、仮に鉱石の採掘に大掛かりな前準備が必要ならば、その手間を省こうとするとは考え難く。要するに、案外当日の入山でもそこまで気を張らなくて良かったのかもしれない。……一度掴んだ服の袖を手放しつつ、少し考える素振りを見せるが、足自体は進行方向を変えた相手に大人しく合わせて。

温泉街に入った辺りで不意に質問をされると、歩きながら一瞬ぴくりと反応を示し。記憶を振り返り、それから相手の方を見れば、いつも通りの仏頂面で答えを返して。……肩こり、そもそも中々聞かない単語という気もし。故郷では聞いたことがあっただろうか。いや、印象に残っているのは一時期身を寄せていたキャラバンだな。帳簿係が度々訴えていたような。……そう過去を回想していれば、相手は自身の様子をそれとなく眺めつつ、何やら意味深な憶測を付け加えて。"肩こり" という症状に関する知識不足の為か、あるいは元から全般的にその手の話題には暗いのか、相手がどこを見て言ったとは全く思慮の外で不思議そうな表情になれば「……あいつは確かに鈍臭かったが、そういうところは肩こりにも影響するのか?」と見当違いな疑問を口にし。加えて、前の方に視線を戻しつつ「……なんだ? アルは肩がこる人間なのか? 言ってくれたらマッサージぐらいするぞ」と聞き手によっては割りと "らしからない" 印象を抱かれそうな台詞を何でもないことのように続け、悠々と歩を進めて。

そのうちに建ち並ぶ温泉宿の中から一つに目をつけ、この町にいる間はそこを拠点にしようということになり。町そのものが山合いに位置しているわけだが、宿屋がある辺りは駅よりもさらに鉱山に近く、周囲に見える光景は結構迫力があり、通された二段ベッド付きの客室の窓向こうに広がる景色も例外ではなく。……それを眺めつつ、あの山の中にモンスターがいるわけだな、と再認識すると、いきなり二人で凶暴化しているモンスターがいるという場所に向かうより、先に一人でどれくらいヤバそうな連中なのか把握しておきたい気持ちが沸いて。しかし、それをストレートに言って仮にでも過保護を発動されたら何なので、あくまで表現はぼかすことにし、片手を窓の隣の壁につきながら、相手の方も見ずに)

なぁ、オレは今夜、散歩に行っていいか?



(/棺で寝ていなかったら育っていたんですかね……何処がとは言いませんけれど。←)

  • No.280 by アルドニック  2021-02-12 22:37:31 


マッサージ?
(相手の口から出てきた思わぬ単語に少し驚いたような反応を見せる。マッサージ…人見知りが激しそうなこの少女からまさかそんな言葉を聞くとは思わなかった。しかし、思い返せば気を許した相手には好意的に接する所があるし、自分が知らないだけで過去には案外甲斐甲斐しく世話をしていた相手も居たのかもしれない。或いはマッサージというのは隠語で実は……というのは無いか、流石に。それこそこの少女に限ってはそれは無い。ひとまず「ま、そのうちな」とだけ返しておこう、気が向いたら頼むかもしれないし)

……ああ、良いぞ。あんまり遠くまでは行かないようにな
(宿屋に着いてからは、いつ抜け出そうかと考えて居たところ都合よくやって来た言葉に再び驚きつつも、自身がやりたい事もあるので特別断る理由もないためその真意を深くは聞かず、軽く一言注意を添えるだけに留まった。もし自分に夜出かけるつもりが無ければ此処でその散歩の行き先を気にしたのかもしれないが、何分今は自分の過去に関わるかもしれない話を聞きに行くつもりであり、少し余裕がなくなっていて。自分が出かけるのは少女が出掛けた後にしよう、そう思い夜まで待つことにして)

(/お久しぶりです!少し書かせて貰いました。ただ、あまり物語を動かせていなくてちょっと申し訳無いです…)

  • No.281 by グラナーティア  2021-02-13 04:16:36 


…気を付ける。夜の内に戻るよ。

(あっさりと得られた承諾に片手を窓の隣壁についたまま、少しだけ意外そうに相手の方を振り向くが、次にじっと相手の顔を見て、平坦な声音で紡いだ言葉は単なる応答にとどめ。あれこれ聞かれたり引き止められたりしないのなら、その方がいい。鉱石の採集について知識はからっきしだが、夜半の山とあっては常人が出入りするイメージを持てず、時間さえ選べば、人目はそこまで気にしなくてもいいだろうとの算段。出歩きについて相手との合意さえ取れたのなら、酒場で出会った老婦人の話を頭の中のみで振り返りつつ、後は日が落ちるまで待つことにして)


 * * * * * *

(東の方角から徐々に天涯が濃紺に染まっていき、中途半端に膨らんだ白い月が存在感を放ち出す頃合い。宿屋では夕食が出されていた。窓の外を確認しながら、丁度 "今はまだひと気があるかもな" 等と考えていたため、時間潰しも兼ねて有り難く頂くと、食事が終わった時には折良くすっかり日が暮れていて。……もし聞き咎められたら "遠くに行くわけじゃないし、観光街をぶらつくだけだから" とでも誤魔化すつもりで、内実はモンスターとかち合うことを想定しているために、ショルダーバッグの中身は殆ど取り出し、客室に付属の小さなチェストに移し変え。平常より随分と軽くなったバッグを肩に、客室の出入り口の前で相手の方を振り向けば、いつも通りの特に愛想のない顔立ちと声音で)

じゃあ、ちょっと出て行くから。



(/お久しぶりです~/// プレッシャーかけるようなことを言うのも何ですが、お帰りを心よりお待ちしていました!///← とは言え、つくづく也茶は微妙な均衡の上に成り立っているものだと思いますので、ペース等は相変わらず気負わず。物語の進行についても全然です。むしろ、普通に従来通り、返しやすくて有り難い繋ぎだと思いましたよ! この後は一旦別行動のターンになりそうですね^^)

  • No.282 by アルドニック  2021-02-24 06:45:16 


……ん?ああ、いってらっしゃい…
(何時もと変わらない少女と違って、此方はどこか上の空というか、少しソワソワしていて少女の行動を気にしていない様子でその姿を見送った。実は、少しずつこの時間が近づくに連れて忘れていた、というより、忘れようとしていた記憶が徐々に蘇ってきていたのだ。家が焼け落ち、自分を探している軍靴の音が響く中、逃げ惑う過去の自分……死の恐怖がすぐそこまでやって来ていた記憶に心がざわ付く。目を閉じ、深呼吸をし、心を落ち着かせようとするがやはり難しい。

しかし、同時に不思議だった。何故こんなにも心がざわ付くのだろうか。無論過去のその記憶は忘れたい程のトラウマであったことは事実だ。だが今回関わりそうなその元騎士は、今では山賊に身をやつしており、そんな状態の人間が自分と過去を結び付けたとして、一体どの程度の影響があるだろうか。それこそ、せいぜいトラウマをちょっと思い出して心が多少痛む程度だ。それなのに、このざわつきは……。

ふと、頭に過ぎったのは先程出ていった少女の、ティアの顔。今もこうして隠れて情報収集をしようとしているように、自分はあの少女に過去を知られるのが嫌なのだ。それは何故か──根掘り葉掘り事情を聞いてくるような好奇心だけの輩とは違い、あの少女は自分を裏切ることは無いだろうに。……或いは、それ故か。少女が自分を裏切らず、一緒に居てくれるから。そんな"人"だから、自分は、出来るならあの少女を自分の過去からくる危険に付き合わせたくはなくて(なお鉱山のモンスターとの戦いを丸投げしたり、二人にとっての問題に関しては躊躇なく付き合わせる模様←))

……なんか、いつの間にか、だな。
(他人なんてどうでも良い──そう生きてきたつもりの自分、そんな自分の中でそんな風に思える相手が出来ていた事に少し笑って。ともかく、巻き込んでしまう可能性も考慮すれば何れにしても聞き込みはしなければならない。自身も荷物を整理してから、町中へと繰り出して)

 + + + + + +

──ふぅーむ、思ったより情報が集まらないな。
(特定の人物のみを探れば目立ってしまうので、表に貼られているおたずね者についての情報を満遍なく集めているのだが、他のに比べてその元騎士の情報はあまり無く、詳しいことは分からず。今は潜伏していて派手に動いていないにしてもこの最近の情報量の無さは変に思えて)

……!もしかすると、あのモンスターの暴走と何か関わりがあるのかも……
(暫く聞き込んでいるうちに、ふと気付いたことがあって。それは、元騎士の情報が途絶えた時期と、モンスターが攻撃的になった時期が近いということ。今の段階では単なる推測でしかないが、その読みが当たっているとすると……これは、ずっと黙っている訳にもいかないかもしれない。ティアにも事情を話して、対策を考えないと。そう思い、急いで宿屋へと戻っていって)

(/いつも優しい言葉をありがとうございます!
とりあえず別行動をば……別行動の前の心情ロルの方が長いことになってますが……←)

  • No.283 by グラナーティア  2021-02-24 23:24:49 


(――― 宿屋を抜け出してから、一人暗い道を歩み進んで辿り着いた鉱山の入り口。そこまでの道程にもろくに光源はなかったが、夜半の山奥へと続く道となれば、いよいよ闇の深さに輪がかかっており。まさに真っ暗、常人の目では何も見えまい。しかし、念を入れて誰かに目撃されてはいないかと周囲に一度気を配る。そして、何人の気配も感じられないことを確認しては、躊躇せずに足を踏み出して)


 * * * * * *

(数刻後、鉱山内の一つの洞窟内には轟音が響いていた。間を置き、そこから飛び出して行ったのは、表皮が岩のようにゴツゴツとした顎の大きい四つ足のモンスターで。掠れた悲鳴のような声を上げつつ、ざかざかと足を動かし、慌てているみたいにモンスターが逃げ去った後、自身もひょっこりと洞窟から出てきては、少し開けているその場を薄く照らす月明かりに誘われるように夜空を見上げてみて。視界に捉えた白い月に軽く片手をかざしつつ「……大したことないな」と呟いては、先程のモンスターを殴った時から固く握りしめたままだった拳をほどいて腕を落とし。たまたま最初に "そう強くはない個体" に当たったのかと疑い、もう結構な時間、山中をうろつき、遭遇したモンスターを片端から殴ってみているが、少なくともここまでは人容で通せており。鉱山のモンスターの話を聞いてから、ずっと抱いていた心配は杞憂だったか。

事前調査はこれぐらいでいいかな、と漸く納得しては、宿屋に戻ろうと下山できそうな道を探し始め。竜の姿に戻って飛べば、手間も僅かですぐに帰れそうな気もするが、万が一にも誰かに見られたら事なので、大人しく草木の中を進んで。モンスターを探すために人工の道からはすっかり外れており、帰路の頼りは野性動物さながらの自身の勘と経験的知識のみ。時折、星の位置を視認しつつ、足場の感覚も研ぎ澄ませ、道なき道を行くが、やがて、途中で外れた山道らしきものを見つけ。有りがたく利用しようと近付こうとするも、そこで不意に足を止め)

…………?

(なんだ、あれは、と声に出しそうになった。今は深夜、直に未明に移る頃合い。だというのに、土が迫り上がり、そこに人が使える山道があるのだろうと予想できる場にゆらゆらと動き揺れる灯りが見えて。茂みに潜んだまま様子を伺ってみれば、どうやら光源の正体は松明であり。……誰かが松明を持って山道を歩いている。じっとしていると、静かに鈴の音も聞こえてくる……獣避けだろうか。それにしても、こんな時間に? 黙って見ているうちに、その人物は自身の隠れている辺りを通りすぎ、真っ暗な山奥へと消えていき。不審に思いつつも、自身も再び歩を進めることにして)



(/回想を交えた心情ロル、すごくいいですね// 拙娘の方はモンスターにとって家荒し同然の所業を働いた挙げ句、帰りが結構遅くなっています。最悪、宿屋自体閉まっている恐れもありますね……まぁ、開いているのも普通に有りでしょうが。寝ているのが自然な時間だと思いますが、そこはお任せします。宿屋が開いている+息子様が寝ている、なら拙娘もこっそり部屋に戻って寝ているていで続きは翌日の朝からですかね…?
宿屋が開いている+息子様が起きている、なら拙娘がこっそり部屋に戻ったところから……ですかね。宿屋が閉まっていたら、多分入れなくて困って出入り口付近で壁にもたれて寝て夜明かししていますね← 帰りが遅いから探しに出たていとかでも良いですし、お好きに繋げてほしいです)

  • No.284 by アルドニック  2021-02-25 04:23:56 


……
(遅い。非常に遅い。出掛ける前は色々と心情的に余裕がなく気にする事は無かったが、今冷静に考えるとやはり少女を一人で出したのは不味かったのではないかという思いが湧いてくる。不慣れな土地で一人…知らない人に付いていっちゃ駄目とかちゃんと分かってるんだろうか←。時間が経つに連れ、不安の色は濃くなっていく。無意味に部屋を歩き回ったり、立ったり座ったりを繰り返し、その内心配の気持ちが抑えきれなくなって部屋を飛び出し街を探しに行くことに)

ったく、アイツどこに居るんだ…?おーい、ティアー
(この時間ではもうほとんど店は閉まっており、街灯もあまり無いため灯りが必須である。もはや見るものなんて殆ど無くなっているようなこの時間帯で、どこで何をしてるのやら。心配になるのも当然な町中を歩きながらその名前を呼びながら探していて)

(/という訳で探しに行きました。保護者感……←)

  • No.285 by グラナーティア  2021-02-26 00:15:18 


……やっと、出れたな。

(背も高く生い茂る草と縦横無尽に伸びて掴みかかってくる木の枝葉。その間を上手く縫い、怪我や足の踏み外しに気を付けつつ、時に獣道も借りながら下山を果たせば、ボソリと独り言を漏らして。普通の山道を利用すればずっと楽だったろうが、不審な人影を目撃した以上、用心した結果。他にも入山者がいる場合、山道を使えば、鉢合わせになりかねないと注意を張ったのであり。

何はともあれ、山の下方を覆う茂みから抜け出し、久々に人工的に整えられた地面に足をつけば、無言のまま衣服についた汚れを払い。暗くてよく見えないが、さすがに今の自分は薄汚れているかもしれず。……まぁ、宿屋に帰ったら、明るいところでもう一度確認しよう、それで汚れていたらもっと丁寧に落とせばいいや、と考え、顔を上げると改めて周囲を伺い、近くに誰もいないであろうことを確認しては、宿屋がある方角へと歩き出し。

山中ほどではないが、より山に近く、建物も少ないこの辺りでは当然のように光源となるものも僅かで。夜空に光る月と星ばかりが存在感を放っており、聞こえてくるのはフクロウの声ぐらいか。月の位置からおおよその現在時刻に当たりをつけつつ、一度ふわりとあくびをすれば、口元に軽く手を当て。相手はきっと寝ているだろうな、と思いながら、のんびりと足を進め。やがて、少しずつ視界に止まる明かりが増えていく。

土産物屋は恐らく全て閉店しているだろうが、遠くにちらほら見える光は酒場から漏れているのだろうか。だが、自分が目指してきたのはもうこの辺り。宿屋が並ぶ区画に辿り着けば、さて、夕過ぎに出てきたのはどの宿屋だったっけと、路傍をゆっくりとなぞりながら露骨にきょろきょろしだして)

この辺だったのは間違いねぇと思うんだけどな。



(/オカンが発動しました← 息子様が探しに出たのは何時位でしょうね……一応、上記で時間は零時をゆうに過ぎている想定です。下手したら1~2時。よって、一度探しに出ても戻っている可能性やあるいは酒場などで休んでいる可能性もありますね。宿屋がある場所までは戻し、不審者丸出しでうろうろさせたので、見つけて頂くのも有りで、またご自由にお願いしたいです!←)

  • No.286 by アルドニック  2021-02-26 05:50:14 


……どこにも居ねえし、つか別にそこまで心配する必要はないんだよな。あいつが危険になるとこの腕輪に…あ、腕輪……
(行きそうな場所はあらかた探したものの、姿は見当たらず。誘拐された線も考えてみたがそもそもあの少女を無理矢理どうこう出来る人間が居るとも思えない。そもそも危険が迫ると確か腕輪に……と契約の腕輪を確認するとハッと気づく。そうだ、テレグノシス……お互いの居る方向が確かわかるんだった、と←)
……バカとハサミは使いようか。使う俺がバカじゃ話になんないな……
(ポリポリと頭を掻きながら、改めて腕輪の効果を意識して少女の居る方向を探ってみる。すると、少女が居るのは宿屋の方向だとわかり、もしかして入れ違いになったのか?と思いながら慌てて宿屋の方に戻っていって。すると……)

あ、居た。お前どこ行ってたんだよ、探したぞ……って、汚いな……ホント何やってたんだよ……
(人の気配があり、明かりを向けるとそこにはまさに探していたティア本人が居て。無事なのは分かっていたものの、やはり本人を直接発見すればホッとした様子で駆け寄って。少女の衣服についた汚れを見れば少し怪訝な表情をしつつ、手で服を軽くはたいて汚れを落としたりして)

(/というか、腕輪の能力すっかり忘れてました……←←)

  • No.287 by グラナーティア  2021-02-26 22:07:09 


……! …………え、アル!?

(宿屋の並ぶ区画をうろうろしていると、不意に道の先に人の気配を感じ。灯りを携えているところ、憲兵の見廻りか、あるいは準備の良い酒場帰りの酔客か、何にせよ、多少警戒しつつ、方々の宿屋の窓から淡く漏れている薄い光源を頼りに、瞳を凝らすと、ぼんやりと視認できたのは見た覚えがある男性の姿で。だが、まさかこの時間に外を出歩いているとは思いがたく、他人の空似かと疑うが、そのタイミングで相手もこちらに気付いた様子であり。自身の名を呼んだ声も、駆け寄ってこられて改めて確認できた顔も、間違いなく相手。つい目を白黒させ、隠すこともなく驚いた表情になれば、軽く相手を指差し、こちらも名前を呼び返して。

すぐ手前までやってきた相手は、何やら言いつつ、自身の服についた砂埃を軽く払い。その間も無言のまま、自身よりも背の高い相手の顔を見上げては、呆気に取られ。……出会ってから今に至るまでを振り返り、この相手は、自分が幾らか自由に振る舞ったところで怒らないようだと思っていた。その上で今夜出掛ける前には "夜のうちに帰る" と告げてあり、現在はまだ暗いため、いつぞやのように "言っていた時間に帰らなかった" ということもないはずだ。

こちらが亜人だからと理不尽に当たり散らす奴とは全く思えないし、かといって、今回咎めを受けるような失態を犯したつもりはない……そうなると、どうして相手がこんな夜半に外にいるのか、理由が全く分からず。何か緊急の用事? いや、そこまで重大で急ぐ用事なら、バングルを使えば良かったはず。あるいは、自身の正体がどこかでばれて、逃げ出さないといけなくなったとか? ……それなら、表通りをこうも悠長に歩いているものだろうか。……駄目だ、分からない。しばし黙って相手を見つめつつ、思索を巡らせていたが、やがて、聞いた方が早いと結論をつけて。

一度相手を指差した手を下ろせば、山道の出入り口付近と比べればずっと明るいその場で、自分自身でも衣服を緩く掴み、ばさつかせて汚れを払い。さらにそれから、何処と無く鳥獣の毛繕いを連想させられるような流れで、直接手でも細かな埃を落とすと、軽く腕をほぐしながら、相手に視線をやり「……いや、ちょっと散歩してただけ」と返し。間を置かずに小さく首を傾げれば、ある種平常通りの自身の行動は棚に上げたような台詞を吐いて)

それより、アル、どうしたんだ? ……何かあったのか? こんな夜中に慌てたみたいな様子でさ。



(/テレグノシス、有用なのに忘れられていましたね← 一応拙娘は "用事もなしにうろつくのは不思議だ" という視点で物を言っているため、ブーメランのつもりがなく……メタ視が苦手なのは協調性のない人の特徴かもしれませんね…)

  • No.288 by アルドニック  2021-03-01 05:23:47 


……いや、別に。
(慌てる此方の態度が意図する所が、まるで分からないとばかりの返事をされてどう答えるべきか迷う。此方は心配しているのにコイツは……という怒りを一瞬覚えなくも無かったが、瞬時にそれは一方的な自分の感情であり押し付けるものでは無いと咀嚼し飲み込んで。それに、この少女はそう言った心配をされ慣れていないんだろう、なんて少し考えて。汚れを叩くためにしゃがんだまま、少し視線を落とし、間を開けて再び顔を上げれば少し笑みを浮かべて)

お前のことがちょっと心配になったんだ。おせっかいかもしれないけどな、思ったより遅かったからさ。無事で良かったよ……帰ろうぜ
(此処で気取って変なことを言うのもなんだしと思い、少々恥ずかしそうにしながら自分が相手を探しに来た理由を告げて。汚れも一応取れたのを確認すれば立ち上がり、帰ろうと一言告げてから宿屋の方へと歩き出して)

(/自分は、今までの経験や付き合いから、人に心配されてるなんて思いもしなかったのかなと思いました。協調性のなさは、育った環境に依るものなのかなと……)

  • No.289 by グラナーティア  2021-03-02 02:45:09 


……心、配…………?

(問いかけに対する相手の返答を聞けば、きょとんとした表情でその中に含まれていたワンフレーズを復唱し。正直なところ、よく理解できなかった。半ば無意識のうちに自身の左手首に視線をやれば、そこには嵌まったままの腕輪があり。相手は怒っている風ではないし、仮にもし、自分の逃亡を気にしているようなことがあれば、それは腕輪によって阻止されるはずでとことん辻褄が合わず。……大体初めて会った時からして、自身を無理に捕らえようとはせず、付いてくるなら合意の上でと提案してきた相手が今更そこを "心配" するというのも唐突に思え。ともすれば、こんな夜分遅くも遅くの真夜中に、相手が外をうろついていた理由は、まるで本当に "自分" を "心配" したからのようで。

……そんなことがあるのか? ……本音を言うなら、かなり疑わしい。相手を信じていないわけではない。むしろ、信じられないのは "自分" でしかなく。歩き出した相手の背を瞳で追い、置いていかれないように足を踏み出したところで、言い知れない違和感は消えず、何を言えばいいのか分からなくなって、黙ってしまい。俯き加減で歩を進めながら考えるのは "優しい奴だとは思っていたけれど" ということ。相手は優しいから、他の人になら確かにこういうこともしそうな気はして。ただ、その対象が自身になると、相手の人格を振り返る以前に "自分に"、"今までそういうことをした人はいなかった" という実感の方が強くなり。

……自分が心配されるなど有り得ない、と思ってしまうし、出来れば、そう信じていたい。何故なら、別のことを信じようとして裏切られるのは怖いから。複雑な心境に至りつつ、しかし、夜半に相手が自身を探して、本来ベッドで休んでいられる時間を外歩きで過ごしたのは事実ということに思い至れば、隣を歩きながら、下方に落とした視線はそのままで合わせることもせずにだが、つまりは当人なりに "心配をかけた" ことへの反省の弁を口にして)

……オレは、宿に戻るのが遅かったんだな。悪かった。



(/互いに生い立ちは関係していそうですね← この後ですが、翌日は普通に採掘に行かせるのは如何でしょうか? ただし、入山する前に登山道の入り口辺りでモブの案内係を出させてほしいです。そのモブの誘導で、二人が坑道の中にある、息子様の因縁の敵のアジトに迷い込む流れを作れたらと思っています。気乗りしなければ、蹴ってほしいのですが…)

  • No.290 by アルドニック  2021-03-03 04:56:14 


いや、まぁ…………気にすんなよ
(ティアからの返しに、やはりまだどこか壁があるのを感じる。普通に『心配し過ぎなんだよ』とか軽く返してくれても良いようなこの状況で、返ってきたのは沈黙とその後の謝罪。言葉を発さない間、チラリと背後に目をやると俯き暗く考えていた少女が目に入った。何を考えているのか完璧に分かることは出来ないが、これまでの関わりからこの少女がどこか"自分なんか"と自身を卑下しているような、そんな考えを持っている事がなんとなくだが分かっていて。……自分にとってはこの少女は確かに"人"であり、少なからず大切だと想うようになってはいるのだが……

しかし、そんな卑下したような想いを持つようになったのは何故か。その理由を考えると安易に『俺を信じろ』なんて言えない。そもそも自分も最初はお宝として扱おうとしてたし←。なので、少しずつ距離を詰めて行くしかないなと思い此方も多くは言わず、しばらく沈黙した後、気にするなとだけ答えて。

その後宿場に戻り、結局何をやっていたのか尋ねようかとか、街で得た情報をティアに話そうかとも思うが、先程からの流れでまだ壁がある事を感じたため、変に深く尋ねたり、突然過去を明らかにしても混乱するだけかもしれないと思い、結局言い出さないままその日を終えることになった。結局、壁があると感じながらそれを乗り越えようと積極的に動かないアルドニックも、相手を信じきれていないということなのであった……)

ーーーーーーーーーー

???「で、明日の獲物は?」
???「目ぼしいのは特にないッスけど……ガキと男の二人連れが居て、金はなさそうなんスけど、ガキの方はやたらと顔がキレイで……高く売れそうな顔してるッスよ」
???「なるほどな、可愛い顔のガキは高く売れる……じゃあ明日はそいつらだ。いつもの通りの手筈で行くぞ、ガキはなるべく傷付けないよう捕らえろ、男は、抵抗すんなら殺しても構わねえ。わかったな?」
???「「「おおー!」」」

ーーーーーーーーーー

……よし、行くか
(翌日、眠った時間が時間だけに少し起きるのが遅くなってしまったが、オルセタイトを取ってくればすぐ戻れるためそこまで時間は掛からないだろうと考え、予定通り今日は鉱山へ入ることに。二人共準備を整えれば宿屋を出て鉱山へと向かって)

(/ありがちな盗賊団の会話をはさみつつ←
そしてやはり二人共、歩み寄るのが苦手ですね……
モブの誘導に関しては了解です!その流れでやっていきましょう!)

  • No.291 by グラナーティア  2021-03-03 06:27:53 


……………………。

(物思いに耽りつつ宿屋に戻れば、駄目押しのように折良く伝令玉が届き。夜を駆けてきた手紙の送り主は元同僚だが、開封してみると内容は実に取りとめのない世間話で。……連絡が来たということは何か用事があるのかもしれないと考え、手紙を貰うといつも急ぎで最後まで読むのだが、今のところそれらしい実があったことは一度もなく。率直な感想を述べれば、何を考えているんだろう、こいつは、といったところだが、そこに思索を寄せるといよいよ今夜は眠れなくなる予感がしたため、考えるのは止めにし。ただ、明かりを消す直前、隣のベッドで寝ようとしている相手の姿を視認すれば、何故だかはよく分からないがすごく自然に、遠い昔、あいつが "布団に入れてほしい" と言ってきた時、今の自分のような気持ちだったのかもしれないと思えて)

 * * * * * *

(――― 翌朝、かなり眠たかった。運動もしたのだし、短時間でも深く眠って次の日はすっきりと起きる、というのが本来の理想だったのだが、全く叶っておらず、心なしか洗顔に使った水も普段より冷たく刺激的に感じられて。相手も平常より目覚めるのが遅かったのが唯一の救いか。それなりに日が高くなってからようやく宿屋を出れば、昨夜一人で歩いた道を今日は二人で辿り、鉱山に向かい。道中で怠さは抜けていたが、それでも幾度か欠伸を噛み殺し、不足している道具は近くの店で取り揃えて山の入り口付近に到着すれば、前を見たままながら、隣に立つ相手に向けて)

……あの酒場の姐さんが言っていた辺りに行くんだよな?



(/展開への同意と盗賊団のロールを有難うございますw 後者笑いました。こちらで考えてみた流れとしては、鉱石も採らせたいので、案内係のモブは最初は本当に"普通の親切な人"を装い、採掘できる場に連れていってくれて鉱石を獲得できる→しかし、モブの真の狙いは、疲れたところで仲間を呼び、よりひと気のないところで集団で襲いかかること……という形で、だけれど、採掘後に現れた仲間が息子様の知っている騎士の家系の残党(ボスではないが)というのは如何でしょうか? そこで互いに驚くなか、残党が"ガキよりこっちが大物"と告発し、本性を露呈した連中から逃げる途中で、隠れようと入った坑道が実はむしろアジトに繋がっているとか……ベタな気もしますが、どうでしょうかね。気乗りしなければ、ご遠慮なくお伝え願います)

  • No.292 by アルドニック  2021-03-07 06:31:32 


……姐さん?まぁお前の方が年上っぽいしそう呼ぶのも無くはない、のか…
(妙な所に引っかかりを覚える細かい奴←。昨日出会った初老の女性を、少なくとも自分は姐さんとは呼ばないだろう。しかしこの少女は、見た目こそ少女だが年齢は◯十歳、つまりはロリバb←←。なので姐さんと呼んでいても不思議はないのかもしれない…なんて、自分で感じた疑問に自分で答えを勝手に出していて。まぁそれは置いといて)
ああ、その辺りに行くつもりだ。とはいえ現地の詳しい道のりは分からないからな…地図だけじゃ心許ないし、案内を誰かがしてくれたりするとちょっと助かるんだが……
(地図を広げ眺めながら、悩ましげにそう言って。地図上だけでもおおよその検討はつくものの、それでも実際の地形や道のりなど、地図だけでは分からない情報は沢山あって。初めての土地で初めての鉱山探索ともなれば、案内係の一人なんか欲しくなってくる訳で。無論それが手に入らなかったとしても、数日かければ地形も把握出来るため、案内はあくまであったらいいな程度のもの、無理に頼む気はないのだが……)

(/自然な流れでとても良いと思います!それでやっていきましょう!)

  • No.293 by グラナーティア  2021-03-08 02:01:49 


年上? ……あの人何歳ぐらいだったんだろうな。

(何気なく使った言葉に予期せぬツッコミが入り、相手を見返すが、元々の年月への無頓着さや上下意識への希薄さが相俟っては、小さく首を傾げて微妙にずれた返答をし。また、続けられた相手の言葉で一度周囲をゆっくり見渡すと、古ぼけた案内看板が目に止まり。再度相手の方を見た後、正面に足を踏み出し、近付いて掲載されている内容を眺めてみたが、ざっくりとしか書かれていないことが分かって。

それでも山道を示した図を指差しで軽くなぞりながら「まぁ、最初に使うのはこの道だな。途中までは普通に行けそうだが、何処かで脇道を使って採掘できる場に降りるんだろ? その辺からが怪しいな」等とぶつぶつ言いつつ、目的地までのシミュレーションを始め。……すると、不意に幾らか後方で鈴が鳴ったように思え。振り向こうとすれば、それよりも先に『 そこの二人~! 』という少々しゃがれた男の声が耳に届き。

改めてそちらに視線をやれば、思わず地図を追っていた指先を引っ込めることも忘れ、固まってしまう程度には驚き。……立っていたのは、顔立ちこそ顎が長めで細面ながら、肌の色は黒々と日焼けしており、髭の手入れも疎らで、元々はやせ形なのではと伺える身体にゴツゴツとした筋肉がついている、如何にも山男といった服装の人物であり。……本来なら、特に驚くこともないだろうが、離れているからこそ視認しやすいその輪郭に見覚えがあるような気がして。すなわち、腰に付いている鈴といい、その特徴とシルエットはどうにも昨夜、山中で目撃した怪しい人影に酷似しており。

何か言うべきかと思いつつも、口を半端に開けたまま押し黙っていれば、何故か期待を灯した瞳で近付いてきた男は、何処か田舎っぽさがある笑みを浮かべ、相手に向けて『 山、入るのか?丁度良い!俺も同行させてくれないか!? 』と問いかけ。さらに固めたままだった自身の指先に気付くと、それが指し示す先を確認し『 お、もしかしてあの婆さんに会って、聞いた場所に行こうとしてたんか? もしオルちゃんが欲しいんなら、そりゃ駄目だぞ。あの場所では採れない! 』と手を横に振りつつ告げ。

こちらが反射的に指先を引っ込め、警戒心もあって、一、二歩後退しても、どこ吹く風といった勢いであり、先程横に振った手を腰に添えつつ『 なんだよ、素人?ならますます丁度良いな! 』と笑ったかと思うと最後に続けた台詞は、ある意味渡りに船のような提案で)

「俺はスコット。粘土収集で生計を立てているんだが、最近山は危険って噂もあるから、入山する時は二人以上で入るようにしてるんだ。でも、今日は相方にドタキャンされてな。付き添ってくれるなら鉱石が採れる場所も教えるが、どうだい?お二人さん! 悪い話じゃないだろ?」



(/ご快諾有難うございます*´`* モブを出しましたが、例によってお好きなように動かして頂いて構いませんし、動かしにくかったり何だりでしたら、てきとーに投げてくださいませ)

  • No.294 by アルドニック  2021-04-17 16:17:35 


───……あン?
(少女のシミュレーションに対し、同じく地図を見た自分も何か考えを述べようとした所、後ろから男のしゃがれた声が聞こえてくる。振り返るとそこに居たのは山男、見た目といい声といい態度といい、まさにそれだと言わんばかりの山男だった。此方は少女と違って昨日の事情を知らないため特に警戒する事なく、しかし突然の山男の登場にポカーンとしていて同じように少し固まっていた)

……ま、確かに悪い話じゃないが……。
(初対面の相手を信頼する要素は皆無だが、事情を知らない自分からすれば目の前の彼を疑う要素も無く、どちらにするか決めかねる所で。ただもし相手がその通りタダの山男で、ここで相手の誘いを無碍に断ると後々面倒なのでは無いかという考えが頭を過る。人付き合いの悪いアルドニックではあるが、人との関わりを悪くしたいとは思っていない。申し出が此方のマイナスになるように思えない以上、受けてもいいのではないかと考えて)
……どうする?
(とは言え当然その返答には自分だけの意思ではなく、同行者であるティアの意思も聞かなければならない。視線を隣りにいる少女に移せば小さくそう尋ねてみて)

(/また返事が遅れてしまいすみません……)

  • No.295 by グラナーティア  2021-04-18 00:03:40 


…え! …え、オレ…?

(すっかり警戒した様子でさりげなく相手より半歩程後ろに下がっていたが、声を掛けられるとやや驚いた素振りでそちらを振り向き、台詞を繋いで。同時に相手との距離を更にちょっとだけ詰め。すると、目の前の山男は両手を腰に添え、軽く胸を張ったポーズのまま、こちらを見下ろし、面白そうにニヤニヤ笑い『 おやおや、よっぽど人見知りなのかな?そのお嬢ちゃんは 』と冷やかしてきて。……その言動を "気さく" と取るか "粗野" と取るかは恐らく人によるのだろう。当人としては粗野で不快と受け取り、気の強そうな色を含んだ視線こそ真っ直ぐ男に返したものの、口は固く結んでしまったが。

しかし、男は相変わらず意に介さない風でニコニコしたまま、相手に『 鉱石目当てなら、迷うことねェじゃん!ほら、早く行かないと日が暮れちまうぜ! 』と言えば、片手を一度ひらつかせ、自分たちに背を向けるともう登山道に向かって歩き出しており。のんびり回答を考えている暇はないことを悟れば、内心では昨夜の出来事に多少の引っ掛かりを覚えつつ、胡散臭くても悪人と決まったわけではないし、いざとなれば、逃げるなり昏倒させるなりも可能かと断じて、相手をちらりと見た後、目付きは厳しいままながら、幾らか言い捨てるようなノリで)

いいんじゃねぇの…? 付いてっても。案内欲しかったのはそうだしさ。



(/気にしませんよー。返信はすごく嬉しいですがw/蹴り推奨)

  • No.296 by アルドニック  2021-04-18 00:54:38 


……ま、そうだな。
(どうも胡散臭さが抜けきらないように思えるのは此方も同じで、無理に急ごうとする姿も怪しく見えなくも無い。とはいえ少女以上にアルドニックには相手への疑惑が持てない。少女の言い捨てる態度や露骨なまでの警戒心は気になるものの、言葉の通り案内が欲しかったのは事実であり、同じく警戒を怠らなければ大丈夫だろうと考えて。フゥっと軽くため息をついてからその男の後を追って)

(そして実際、その男は巧かった。いや、その男ではなく計画した奴がと言うべきかもしれないが。道筋は途中までは完全に鉱山に向かう道のそれであり、途中から奇妙なルートを通るようになってくるが、それも此方のほうが近道だから、穴場に近いから、なんて言葉と共に信じてしまいまそうなルートで。経験の浅い冒険者ならば警戒心もなく引き返される心配も無いと思われる程度には道筋と誘導が巧かったのだ。そして最後───細い道を抜けた先の広場に辿り着くと、ズシン!と背後から岩が落ちた音が聞こえてくる。振り返ると先程通り抜けてきた道が塞がれており、再び前を向くと既に案内役だった男は消えており……そして何処からともなく聞こえてくる笑い声。どうやら罠だったらしい)

『フハハハハハ!かかったな間抜けめ!飛んで火に入る夏の虫とは正にこの事よ!貴様らの命運ももはやここまで、我が山賊組織「メタル団」のこやしとなるが良い!!』
(そう言いながらゾロゾロと味方を引き連れて現れたのは山賊の親分らしき人物。下っ端の山賊連中は見るからに野蛮な格好と言った感じだが、その親分とその周囲の数名に関しては、確かに山賊らしい格好をしているのだが他の連中と比べるとどこか捨てきれない気品があり、また親分の芝居がかった台詞や発声も単なる山賊ではなく、どこか生まれの高貴さを感じさせるもので)

……まさか、包囲とはいえトラップも不意打ちもなく堂々と姿を表すとはな……
(一方罠にかかったはずのアルドニックだが、そんな相手の態度にポカーンとしており危機感がどこかに吹き飛んでしまっていて、額に手を当てヤレヤレと言ったふうに頭を振るのだった←)

(/山賊の親分(元騎士)はこんな感じでどうでしょうか。例の如くNPCですのでお好きに動かして大丈夫ですよ?)

  • No.297 by アルドニック  2021-04-18 00:56:25 

(/あ、この「大丈夫ですよ?」、の?は波ダッシュが文字化けしたものです。なんかハテナだと威圧的に見えるので一応訂正を……←)

  • No.298 by グラナーティア  2021-04-18 02:48:44 


!?……なんだ!?……岩?

(周囲の様子には気を配りつつも、表向きは大人しく案内役の先導に従っていたが、開けた場に辿り着いたのと同時に背後で大きな物音がしたため、即座に振り返っては音の原因と思わしき物体について言及し。続いて登場した山賊たちに視線をやれば、首領と思わしき男の口上を聞き届けるのもそこそこに、特に動揺した素振りもなく、目視で対峙している連中の人数と装備を確認して。内心、ふーん、やっぱりそういうことか、罠だったんだな、と思い、昨夜の情報と今の状況から、恐らくこいつらは "この山を根城にしているのだろう" と憶測をつけ。

呆れた様子の相手を横目に、改めて口上を終えた首領らしき男に視線を返せば「てめぇ、いい大人がガキンチョのごっこ遊びみてぇな真似して恥ずかしくねぇのかよ? オレらは忙しいんだ。石ころ拾える場所を教える気がねぇんだったら、怪我しないうちに全員散りやがれ」と普段通りのダウナーな目付きのまま、低めの声音で露骨な挑発とも受け取れそうな台詞を返し。……山中で大人数のアウトローに囲まれているのだ。一般人であれば、成人している男性であっても怯えたり、せめて表情を強張らせたりするのが普通だろう。

だが、この二人組と来たら、男の方は見るからに呆れた様子で、少女の方はちっとも動揺した雰囲気がないどころか、平然ととんでもない発言を返し。山賊のうち何人かが予想外の出来事に固まり、一瞬場の空気も凍ったように思え。……しかし、誰かが "フッ" と笑えば、そこからつられるように山賊たちは笑い出し。額に黒いハチマキを巻いた男が徐に進み出てきたかと思うと、ハチマキの男は冷酷そうな瞳をこちらに向け、幾らか愉快そうに口角だけを上げて『 ……恐怖で頭がおかしくなっちまったのか? それとも元から頭がおかしいのかい。ガキ、ご主人にお別れを言うなら今のうちだぞ 』と言ってきて。……ご主人? また奴隷か小間使いとでも思われているのかと推測しながら、ハチマキの男を些か不機嫌を宿した双眸で睨み付ければ、今にも手を出しそうな構えを取りつつ、口元に犬歯を覗かせながら)

てめぇ、忠告はしたぞ。自分らで散らねぇなら、オレの手でお前らを身体ごとバラバラに散らすぞ。




(/>>291の想定飛びましたねw 親分についてですが、彼は息子様の因縁の相手であり、過去を絡ませたロールが入る可能性を想定しますと、固定PCの方がぶれなくて良いんじゃないかと思います^^ 性格付けには何の問題も感じませんし、むしろ良いと思いますので、出来れば、このままアルドニック背後様にお任せしたいです。しかし、それだけだとこちらのロールが受け身になりそうなので、同じく固定PCで山賊団のNo.2(ハチマキ男)を操作させて頂けませんか? 気乗りしなければ、お伝え願います。また、この後の流れについても事前のご提案などがあれば、お伝え願いたく、やっつけで大丈夫そうであれば、そのままどんどん回して頂きたいです。長文の背後発言すみません!;)

  • No.299 by アルドニック  2021-04-18 16:36:07 


『な、なにぃ~~~!?ワタシがガキだと!?エテイン王国騎士団隊長を代々務めるブレウィン家当主のこのワタシに向かって……!!』
『「元」当主ッスけどね。』
『皇太子派の排除には成功したけど、その後に皇太子派だった貴族の跡取り息子を逃して失脚したんだよなぁ。』
『そうそう、まぁ皇帝の弟である東王を支持していた東王派も結局内部分裂したって話だから、遅かれ早かれって感じだよな……。』
『貴様ら!やかましいぞ!!』
(少女の言葉に親分らしき人物はワナワナと震え、声高に自身の生まれを宣言する。しかしそれに対して身内からヒソヒソと声が聞こえてくる。そして件の元貴族がヒソヒソ話をしている仲間の山賊に一喝を喰らわせて)

………。
『む?はて……貴様のその顔、何か見覚えのあるような……』
(既に顔を見た以上気付いていたことではあるが、そんな会話も含めて色々な想いが去来したのかハァッと深く溜め息をつき。頭を振り額を抑えていると、元貴族がアルドニックに気付いたようで此方をジーッと見つめてきて。そしてハッと目を見開き)

『フ、フフハハハハハ!これぞ天のお導きよ!!このワタシに復讐の機会を与えて下さるとは!!おのれ、憎きボードウィン家の跡取り息子のクアドル・ボードウィン!!此処で会ったが百年目、このワタシをこんな惨めな姿にした罪を死を以て償うが良い!!さぁ覚悟しろ!!他の者は手を出すなよ、コイツはワタシが仕留めるのだ!!』
(元貴族の男がそう叫ぶと、他の山賊連中は一歩下がり二人の一騎打ちを見守るような形になっていて。対するアルドニックは、どこか思う所はあるもののやはり気怠げというべきか、呆れたような表情を見せている。話の流れからアルドニックが政争に破れ処刑された貴族の跡取りで、それを行った一味である目の前の男に対して恨みを抱いていそうなものだが、そういった様子もなく。しかしふと何かを思い付いたのか、顔を上げてその男に向かい少々語気を強めて)

……良いだろう、俺にとってもお前は両親の仇だ。出来ればこの手で葬りたいと思っていた……死を以て償うのはどちらになるか……勝負だ!
(なんて、全くアルドニックに似つかわしくないような言葉をハキハキと、妙にキリッとした表情で言い放って。その言葉に山賊側も盛り上がったのか、ワァッ!と歓声が上がり、妙な盛り上がりを見せる。そしてその隙きにコソッと少女に近づいて「好都合だ、一対一で戦うフリをするから、隙きを見てアイツを攻撃してくれ」なんて耳打ちをして←)

(/うっ、すいません。完全に忘れてました……かなり話の筋がズレてしまいましたので、やっつけ進行でお願いします……)

  • No.300 by グラナーティア  2021-04-18 17:58:49 


……?、?、??? はぁ? 何言ってんだ、あいつ。

(冷酷そうな瞳のハチマキ男と対峙していれば、その間にも首領と思わしき人物の口上が続いて。目の前の男への警戒は怠らずとも、首領と下っ端連中の方に視線を向ければ、首領が相手に向けて語っている言葉の意味を今一つ理解できず。首領、下っ端連中、ハチマキ男、近くにいる相手、の順にそれとなく表情を伺えば、あまりに素直で不躾な感想を口にし。

仕舞いには目の前のハチマキ男を軽く指差し、こちらを見下してくる冷たい瞳を真っ直ぐに捉えつつ「頭おかしいのは、てめぇのボスの方なんじゃねぇか?」と言って。その言葉に、首領が話している間は無言で仲間たちの方へ視線をやっていたハチマキ男は眉をピクリと動かし。だが、首領が一騎討ちを宣言したためか、黙ってこちらを見つめたまま、他の山賊たちと同様、場を空けるように後退していき。

代わるように相手が山賊の首領に対して大仰に響く台詞を返し、続けてこそっと自身に耳打ちしてくると、眉間にシワを寄せた難しげな顔立ちで構えながらも、半ば独り言のように小さな声で「なんだ?知り合いなのか?」と呟いて。……正直、詳細な状況は飲み込めていないが、向こうに害意があることは明白。水面下の事情はどうあれ、戦闘になるなら応じるのみと捉え、そこで思い出したようにさりげなく、片手で自身の首に掛かっていたペンダントを外し、結び目をひっくり返して効力を失わせ。

付けたままだと力を発揮できないがための挙動であったが、片手だけで行われた動作は傍目には手遊びのように映っただろうか。ともかく、戦闘への準備が万端になり、改めて構えを取ると、丁度その時、先のハチマキ男が声を張って)

『お頭、お待ちください!』




(/了解です!では、此方から提案なのですが、このままだと首領、瞬殺されてしまうんじゃないかと思います← それだと味気ない気がするので、まぁ少し間抜け感は上乗せされてしまいますが、一度先の岩落としが要因になったというていで土砂崩れ起こすのはどうですかね?← ハチマキ君が声を上げたのは地鳴りに気付いたからということで。

そこで一旦、散り散りになり、山賊たちはそれぞれにアジトへ引き返し、でも当然首領は因縁の敵を諦めない。改めて捕獲作戦を練ろうとしますが、息子様と拙娘も安全な場所を探す上で坑道を見つけ、避難のつもりで入ったらアジトに繋がっているという形で、奥に進むにつれて再対峙ができればと思います。

現状だと、拙娘にとって首領が「あれ、誰?」状態なので(←)二人きりになれるシチュエーションを作れば、息子様に直接質問でき、過去を正しく把握できそう+自分たちの庭であるアジトなら山賊たちにももう少し分を持たせられるかなと、如何でしょうか。冗長した流れになると思いますので気乗りしなければ本当に遠慮なく蹴ってください。その場合、多分次ターンで確定瞬殺をさせて頂きます← 背景への理解は流れ次第、回収する要素ということで← 長々とすみません;)

  • No.301 by アルドニック  2021-04-18 19:41:43 


『む、邪魔をするなと言ったろ───『か、頭ァ!』『壁が崩れます!』な、なにぃ!?』

(恐らく何度もこの広場に獲物となる人物を追い込んでは岩を落として閉じ込めてということを繰り返したせいであろう。この場の地盤が緩くなっており、地鳴りと共に土砂崩れが起き、それは山賊たちとの間を分かつように流れてきて)

っ!ティア、あっちだ、行くぞ!
(壁が崩れたおかげで新たな道が出来ており、咄嗟にそちらへ向かって指差しながら走り出して……地鳴りが終わったあと、灯りを付けつつ振り返ると先程出来た道も土砂により埋もれてしまっていて)

……不味いな、早く此処から抜け出さないと。
(騒ぎが一先ず収まったあと、顎に手を当て状況を整理しつつそう呟く。食料やその他諸々の不安もそうだが、一番の不安はこの洞窟の地形になれた敵に完全にマークされているであろう事だ。先程の口振りから、おそらくはあの男は自分を付け狙うことは間違いないだろう。地理を殆ど把握できていない此方が不利なのは否めない状況であり、出来れば先程の土砂崩れで生き埋めにでもなっていて欲しい所だが、可能性は低いように思えて)

(/了解です!ではその流れでやっていきましょう!
首領に関しては、生かしておいた方が後々色々と話を作れそうかなと考えたりしています。まぁこれも話の流れ次第ですが……←)

  • No.302 by グラナーティア  2021-04-18 21:01:17 


うお!? …チッ、ついてねぇな!

(今にも決闘が始まりそうな空気の中、その緊張感を割って入ったハチマキ男の声に勢いを削がれ、注意を切り替えると、山の上方からパラパラと小石が落ちてきていることに気付き。続いて微かに響く重く不吉な音、明らかに土砂崩れの前兆である。状況を理解すれば、小さく舌打ちして台詞を吐き捨て、素早く相手の誘導に従い、危険そうな場を離れ。それから一拍は置いたかという後、周囲に轟音が響き渡ると、大量の土砂が降り注ぎ。

咄嗟に翼を生やせば、地面を蹴るように低空を飛び、平常よりも速いスピードで移動して。途中で見つけた頑丈そうな坑道に相手と共に身を寄せ、地面に降り立つと同時に翼を仕舞えば、辺りの様子を伺い。坑道は入り口が閉鎖されてしまったために真っ暗だったが、相手がすぐに灯りをつけたので、視界の面で問題は感じず。さらにこれだけの規模の鉱山となれば、出入り口が一ヶ所とは考えにくいので、その点についても大した緊迫感は抱けず。

だが、面倒なことになったとは思う。また、先程までの流れからよく分からないことも多過ぎる。キョロキョロするのを止め、立ったまま普段通りのジト目に仏頂面を相手に向ければ、ぶっきらぼうに疑問を口にして)

アル、さっきのはなんだ? 親の仇がどうのとか言ってたけど。向こうも向こうでなんか元騎士だの、訳分かんないこと喚いてたけどさ。




(/昨年にあった話ですがw 今回の鉱山探検編(仮)については>>249~255辺りで話し合いがありました。長いので短くまとめると、当初想定では①山賊は魔物を利用して悪事を働いている、②首領は捨て台詞を吐いて死ぬ、③アルの婚約者の話が出てアルが珍しく激昂するシーンが入る、等があり、事前の話の流れとしては、◎アルはティアを自分の因縁に巻き込むことに消極的、でしたね。変更ご希望でしたら全然構わないのですが、ベースがあった方がやりやすい場合、ほぼこのままでいいんじゃないかと個人的には思っています← 首領を生かしたい場合はそうしましょう。)

  • No.303 by アルドニック  2021-04-19 07:44:32 


……もう切り捨てた、過去の話だったんだけどな。俺はさっきも言われてたように、エテイン王国の元貴族、ボードウィン家の長男だったんだ。本名もアルドニックじゃなくてクアドルって名前でさ───
(向き合いたい過去かと問われれば当然そうではなく、また自分の過去に無関係の少女を付き合わせてしまうことを思うと話しにくい事であったが、既にこうして付き合わせてしまっている以上少女の疑問に応えるべきと思い、そう切り出して)

(事の発端はエテイン王国のお家騒動だった。王が危篤状態になり、跡継ぎは王の弟である東王か、王の息子である皇太子か、という跡目争いが起こったのだ。順当に考えれば王位は息子である皇太子が継ぐはずなのだが、軍部を掌握した東王派の勢いは凄まじく、皇太子派は争いに敗れ、皇太子派の主だった貴族の多くが失脚した。
しかし、皇太子派の筆頭だった自身のボードウィン家は失脚だけでは済まされず、罪をでっち上げられ一族郎党が処刑されそうになり、国外に逃げようとしたのだがブレウィン家当主だったあの男が指揮する兵が追手となり国中に配備されていて、結局なんとか逃げ延びた自分を残して全員が捕まり処刑された……と言う過去を語って)

……ま、政争に敗れた一家の末路としては有りがちな話だろ。あの後、結局俺を逃したって失敗を責められてあの男も失脚して、んで前の王の死後、国王に継いた東王は暴政を敷いて国民を虐げ、それに耐えかねた国民が反乱を起こして、それに伴い東王派も分裂して……ってな具合で今のエテインはめちゃくちゃだそうだ。
(出口を探すため、洞窟内の通路を歩きながら先程の男との因縁や、その背景にある自身の生まれた国についての過去と現在の話をして。口振りからはそう悲しげな気配は無く、寧ろどこか割り切って淡々としているようであり。過去への思い入れはあまり無いように聞こえるだろうか。或いは、そうするよう努めているのかと思われるかもしれないが。)

(/う、すいません。完全に忘れていました……見返して来ましたので、ベースのまま進めていきましょう)

  • No.304 by グラナーティア  2021-04-19 13:35:49 


……! ……貴族? ……政争…?

(手元の灯りを頼りに、坑道を進みながら落ち着いた口調で語られた相手の話は、声のトーンに不釣り合いなほど重たい内容で。言語情報としては頭に入ってきたが、感情と思考も合わせて即座に消化吸収できる類のものではなく。やや瞳を丸め、幾つかの単語を復唱しては先を行く相手の背を追い徐に歩を進めるが、そうして少しの間を置くとようやく心慮も巡り出し。

つまり、さっきの奴は、ただの騎士崩れの阿呆野盗かと思いきや、本当に何の導きで再会してしまったのか、相手にとっては因縁深く、宿敵とも言える存在だったわけで、向こうにとっても相手は、今聞いた分には逆恨みのように思える経緯であっても、その後の人生を狂わせられ、辛酸を舐める切っ掛けとなった不倶戴天の仇敵と云うことであり。

……ちょっと待った、いきなり聞くには情報量過多だ。相手が元貴族…? 少し変わった、ぼっちだけれど、割りとお人好しのトレージャーハンターだとばかり思っていたんだが。……確かにトレージャーハンターという職業自体、堅気とは言い難く、一定数訳有りの人間が集いそうな雰囲気もあるが、それにしても没落貴族の唯一の生き残りとは話が重たく)


……………………。

(視線をやや下方に落とし、顔立ちは平常通りのまま、口を引き結び、黙って歩きながらも今のような事情を聞けば、これまでの相手の言動も違った意味を持ってくるように思えて。それだけの過去があり、性格や行動パターンに影響が出ないわけはない。だが、他人が勝手に現在の相手の一挙一動を安直に過去と結びつけて捉えるのも、非常に失礼だろう。しかし、友だちがいないようなことを仄めかしていたのも、自身に弟がいると知った時の反応も、振り返るとその時には微塵も察せなかった背景が関わっているような気もしてしまい。何せ、故郷を追われた元貴族とあれば、長らく軽率に足がつきかねない真似はできなかったはずで──

しかし、そこまで考えて、ふと引っ掛かりを覚え。相手の一族を嵌めた後、対立勢力の統治が上手くいっているなら、二度と故郷に戻れないのも分かる。だが、今の話だと全然そんなことはなさそうで。国は内乱、その事実を断片的に示すが如く、先の頭領も山賊に身を落としており。……なら、例え没落直後は追われる身でも、いつ何処から現れるか分からない刺客を思いつつ、延々と日陰を渡って過ごすより、味方を見つけて正面から立ち向かう道はなかったのか。

戦場と言えば、誇り、名誉、団結。一度劣勢に立たされようと、受けた屈辱は忘れぬもの。勝機を見計らい、隙あらば雪辱を果たす、そういう空気感なら知っていて。特に貴族や騎士はそういった気質を持つ人種だろうし、現に先の頭領も相手のことを深く恨んでいる様子だったのであり。復讐の欲求と安寧の奪還がつきまとう連鎖に思慮が行き着くと、相手にとってはどうなのかと繋がって。

どんな返事であれ、裁く気はなく、子どものように邪気のない疑問、かといって面白おかしく話を聞き出そうという意図もなく、ただ純粋で裏のない興味から、瞳の奥に小さくとも澄んだ光を宿せば、やや真面目な表情となって顔を上げ、表面上はいつもと特に変わったところのない背中に素直な言葉を投げ掛けてみて)

……なあ、大まかな話は分かったけれどさ、要するに……あいつも失脚して、国は荒れていて、じゃあ、アルは帰ることはできないのか?




(/長文定期←。今後の展開について了解ですw まぁ結構前の話でしたのでw;)

  • No.305 by アルドニック  2021-04-19 15:47:19 


……俺は、逃げてる最中に国の中を見て思ったんだ。権力闘争の一番の被害者は誰なのかってさ。それは皇太子でも俺の家族でもなく、国民なんだ。反乱が起こったのだって、東王派の暴政も勿論あるだろうがそれはキッカケってやつで、それ以前に散々国民を蔑ろにして宮中での闘争に明け暮れた国への不満と怒りが最たる原因だろうさ。
(言うなれば、父親もそれを引き起こした一因である訳で。家族が全員処刑されたという事実には激しく憤りを覚えたものだったが、そうやって全体を俯瞰して見たときに、果たして本当に悪いのは誰なのか、真の犠牲者は誰なのか、そう考えていくと復讐というものや、貴族の誇りといったものに対する気持ちが薄れていったのだった。最初それは、逃亡生活を続ける中で、様々な感情に取り憑かれて平静を失いそうになる自身の精神の安定を図るために考えるようになった事だったが、他の平和な国や町、そこで生きる人々と関わるうちに本当にそう思うようになっていき、いつしか今のような自分が出来上がっていたのだ。無論、個人的な感情として東王派や先程の騎士への恨みや憎しみ、国への郷愁、死んだ家族や嘗ての友人達への想いはあるものの、それへ過度に執着する事はなく、貴族であるクアドルではなく、アルドニックとして今を生きていて)

まぁ幸い内乱のおかげで俺の方まで手が回らなかったのか追手が来るような事もなかったし、変に帰ってまた狙われるよりは今こうやって生きてる方が気楽だ。それに今はお前も居るしな。な?帰る理由ないだろ。

(/ありがとうございます……)

  • No.306 by グラナーティア  2021-04-19 23:19:44 


…………そうなのか。

(相手の話したところから、深い心理や積み重ねられた論理機構は読み取れなかったが、口振りで故郷に帰る気はないらしいと悟り。藍色の瞳でじっと相手を見つめたまま、表情には特に感情を乗せていないものの、内心では何をどう捉えて、どんな言葉を返せばいいのか判断しかね、結局中途半端に納得したようなニュアンスで一言の相槌のみを返し、小さく頷き。

しかし、相手にも思索があってなのだろうと捉えたからこそ、食い下がらなかっただけで、胸のうちでは "帰る気がないのなら、もしかすると、こいつはずっと日陰者になってしまう可能性もあるのでは" と懸念さえ抱き。ついでに、初めて出会った日、相手が "他人と一緒にいるのはそこまで好きじゃない" みたいに言っていた記憶も甦って。……非常に勝手な感想だとは承知だが、正直 "折角《人間》なのに、それでいいのか" と思い。

……これまで誰に伝えた覚えもないが、本心に目を向けるのであれば、自分の出自に恨みがないわけではなく。度々視界に映り込む《人間》たちは、よくよく楽しそうにつるんで過ごしていた。だが、その輪の中に自分が入ることは許されず、そもそも生まれてすぐに親とは引き離され、命を賭けて戦陣の先頭に立っても用済みになったら捨て置かれた経験が自身の原点にあり。その後、故郷を出てからも、行く先々で受けた扱いは、排斥か迫害か搾取か利用か。それにもこれにも自身が "亜人" であることが一枚噛んでいるのであって。

……"折角、人間なのに"、それは幾らかの羨望も込めた自身の本音なのだろう。だけれど、今相手にそう言い募っても仕方ないように考え。大体ここで聞かせてくれた内容が、相手の抱える真実の全てとも限らず。現時点で自分には黙っているだけで、本当は腹の底に復讐心を持っていようと、それを外から感知できる術などなく。さらに、相手はこうして事情こそ話してくれたものの、別に "聞いてほしかった" という雰囲気ではないし、恐らくは現状に応じて、誠実に向き合ってくれだけに感じられ。なら、相手が取り立てて "話したかった" 風でもないことを不必要に引っ張る意味はないだろう。

ようやく気を持ち直せば、少し歩を早めて、相手の隣に並び。ちらりと相手に視線を向け、努めて平常通りの特別緊張感もない調子で「……うん、うん、まぁ、事情は分かったよ」と告げ。続けて、一瞬だけ目をそらし小さめの声でぼそりと「……教えてくれてありがとな」と繋いだかと思えば、すぐにまた前を向き、普通の声量で相手の意思を確認するように)

……で、先の地滑りであいつらはどうなったんだろうな。出来れば、もう顔を合わせることなく、バイバイできたらいいって方向で大丈夫か?




(/この後の流れですが、背後発言のみのレスでまたちょっと相談させてくほしいです*´`*)

  • No.307 by グラナーティア背後  2021-04-19 23:39:14 


(/ということで背後発言なのですが、現状、息子様と拙娘は今いる場所が山賊のアジトだと気付いていません。また、今の時点では山賊の側も二人がアジトに迷い込んでいるとは知らないはずです。そこで再対峙の流れに持ち込むにあたり、まずは二人をモブの下っ端山賊か、あるいは凶暴化しているモンスターと遭遇させるのはどうかなと思います。

下っ端山賊と遭遇した場合、二人に逃がさせて下っ端から幹部に報告させれば、首領側から争いを仕掛けやすくなり、凶暴化したモンスターと遭遇させれば、ごたごたの中でより坑道の奥に踏み込む切っ掛けになるかと。何だったら、この後二人をはぐれさせるなども面白いかなと思っています。

また、山賊についての補足ですが、No.2は元々地元にいた山賊で、騎士崩れではないため、息子様と初対面という形でお願いしたいです。こちらで考えてみた流れはそんな感じなのですが、他に希望などあれば、お伝え頂くか、あるいはその通りのロールをお願いします。今回、アイディアの共有程度のつもりで背後発言をさせて頂いたため、次レスはロールと背後発言、どちらでもご自由にお願い致します/長文で済みません;;)

  • No.308 by アルドニック  2021-04-20 21:37:45 


そうなったらいいけどな……山賊退治なんか憲兵とかの仕事だし、俺達はさっさと目当てのもんを見つけて『あー!あそこだっ!居たぞー!!』……
(バイバイ出来たら良いなという言葉に深く頷いた矢先、向こうから山賊の声が聞こえてくる。どうやら偵察だったようで山賊は下っ端の一人だけであり、此方を見つけて早々に仲間の元へと帰っていったようで直ぐに居なくなっていて)

(/お手数かけます……諸々了解です。それでは下っ端に見つかって首領に報告がいって、という流れでやっていきましょー。)

  • No.309 by グラナーティア  2021-04-20 22:40:34 


……!? なんだ、あいつ、野盗の仲間か!?

(相手と会話を交わしながら、四方八方岩だらけの暗い道を歩いて行けば、不意に遠方に明かりがちらついて見え。目を凝らすとそこに立っているのは小さな人影、動きを止めたかと思えば、こちらを指差したことが分かり、坑道内にはその人物が発したらしい大きな声が反響して。一瞬瞳孔を丸くし、少々驚いた表情になると、思ったことをそのまま口にし。続いて相手の方を見れば、踵を返して姿を消した先の人物を追いかけるつもりで、今にも駆け出しそうな構えを取りつつ)

事情は分かんねぇけど、追っ手ぽかったよな!? アル、この辺りで待っていられるか? 今の話の後で何だが会っちまったもんは仕方ねぇよ。ちょっと捕まえて情報吐かせようぜ!



(/手数は全くです。流れについては了解しました^^ゞ 拙娘は下っ端を追い掛けようとしていますが、引き止めるなり一緒に追おうとするなり、あるいは一人で行かせるなりはご自由にお願いします。)

  • No.310 by アルドニック  2021-04-21 23:25:15 


待っていられるかって、オイ待て待て。この洞窟内で逸れたら……いや、大丈夫か。よし、行って来いティア!
(洞窟内で逸れることを心配するも、ふと腕輪の効力を思い出せばお互いに逸れる心配が無いことを思い出して。そうと分かれば全てティアに任せよう←、ニヤリと笑えばビシッと敵が逃げた先を指差してゴーサイン。その間自分は周囲の軽く探索でもしていようか、何か良いものでも落ちているかもしれないし……)

(/それでは折角なのでゴーサインを……契約の腕輪の効果って普通に有用ですね←)

  • No.311 by グラナーティア  2021-04-22 00:43:32 


任せとけ!

(相手の承認を得られれば、返事もそこそこに駆け出すように地面を蹴って。身体が軽く浮くのと合わせ、背から翼を生やすとそのまま低空を飛び、弾丸の如き速さで躊躇もなく、先程の人物が消えた闇の中へと。カンテラは手元にないが、坑道の随所にぽつぽつとある僅かな灯りでも自身では何とか足りて。

一瞬の記憶を頼りに風を切り、あっと言う間に相手の視界から消えれば、辿り着いたのは突き当たり。壁に気付いて速度を落とし、地面に足を着こうとすると、下方に大きな穴が空いていることが分かって。よく見てみると穴には紐梯子も降りており、恐らく先の人物はこれを伝って下に向かったのだろうと憶測でき。

……翼をゆっくりと羽ばたかせ、宙に浮いたまま、これ以上進んでいいものかと一抹の逡巡を覚え、今来た道を振り返るが、薄暗い通路の奥はひたすらに真っ暗で相手の姿は確認できず。やがて、一拍程の間を置けば "……まぁ、いいか、行ってこいと言ってくれたんだし" と一人で納得し、小さく頷いてから、大穴を下り始め。穴の深さは不明ながら、これだけの高速で追ったのだから、途中であの人物に追い付くはずと考えつつ)

何のつもりか知らねぇが、引っ捕らえたら、持ってる情報は洗いざらいに吐かせてやる。


 * * * * * *

(── だが、実際のところ、先の下っ端山賊は突き当たり以前の道中にあった、脇の隠し通路を使っていて。下っ端山賊は、有線を引いた連絡用の部屋に辿り着くと、伝声装置の蓋を開け、ベルを鳴らした後に『 親分っ、親分っ、こちら東側中断二層目のB坑道だ! 男とガキを見つけましたぜ! 増援お願いしやす! 』と叫び。旧式の伝声装置は、電話と異なり、1対1の通信を前提にした仕様とはなっていない。誰かが呼び出し音を鳴らせば、坑山内に無数に設置してある他の伝声装置がそれに反応して短くベルを鳴らし、近くにいたものが各々装置の蓋を開けると、全員に発信者の声が聞こえる仕組みであり。

ゆえに当然のように下っ端山賊の発言は、頭領以外の山賊仲間たちにも広く届いて。発信を傍受した者の一人であるNo.2の男は『 了解だ!お頭が辿り着くまで勝手に殺すなよ?近くにいる奴は現場に向かって生け捕りにしろ! 』と応じ。果たして己も今聞いた地点へと向かい出して)




(/テレグノシスは普通に有用ですね← 今回モブの挙動も回させて頂きました。敵が集まる流れは描写したため、次レスでは息子様のソロルでもいいですし、同じく山賊側のロールを返して頂いても大丈夫ですし、拙女の行き先に敵キャラを出して頂いても構わないですし、全部MIXでも歓迎です。ご自由にお願いします^^ゞ)

  • No.312 by アルドニック  2021-04-22 18:35:45 


……これは、マズったか。
(一緒に行動しなくても大丈夫だろうとタカを括って現在は洞窟内で珍しいものでもないかと探索をしていたが、微かに聞こえてくる伝声装置の声に、そんな装置があったのかよとサァっと血の気が引く思いがする。慌ててティアと合流しようとテレグノシスが示す方向へ向かおうとするが、連絡を聞いて駆けつけた山賊の集団に見つかりあっという間に囲まれて。どうやら首領はこちらに来ておらず、また生け捕りにという指示もあることから一先ず身の危険はないと思われるが……ともかく、この包囲を突破してティアと合流しなければそう思い目の前の山賊に攻撃を仕掛けて──)

『なんだ、貴様一人か。ボードウィン家の嫡男はどこだ』
(一方、ティアの元にも既に何人か山賊が来ていて。しかもそこには首領の姿があって。相変わらず尊大な態度と共にティアの事を見やり、フンとその姿を鼻で笑って)
『全く、低俗な主に相応しいひ弱そうな従者だ。やれ、殺しはするなよ。生け捕りだ。』
(完全に見た目だけでティアのことを侮っており、部下達に命じて襲いかからせて。自身はその場を去り目的であるアルドニックの元へと行こうとしていて)
『……ったく偉そうに』
『剣の腕以外はからっきしのクセによぉ』
『副団長もなんであんなのを親分にしてんのかねえ』
(自身の首領が去っていくのを見てから、部下達は口々に首領の悪口を言い始める。あの態度は普段からであり、部下の信頼も得ていない様子)

  • No.313 by グラナーティア背後  2021-04-22 18:45:26 


(/ロール有難うございます/// 念の為の事前確認なのですが、モブは確定で倒したり描写済の設定に盛ったり、諸々自由に動かして大丈夫でしょうか!? 頭領のみはこちらで勝手に確定は避けますw)

  • No.314 by グラナーティア背後  2021-04-22 19:28:03 


(/追伸。後細かくて申し訳ないのですが、頭領を含め、山賊の手持ちに刀剣類を想定している場合、ロールに活かしたいので教えて頂けると嬉しいです。此方の想定では、頭領は騎士崩れなら持っているかもしれないと思っていますが、モブはどうだろうというところ。自由で良ければ、此方で勝手に描写します^^ゞ なお、ご参考までに情報を足しておきますと、拙娘が最も嫌っているのはドラゴンスレイヤーを連想させられる両刃の直長剣です。曲剣、短剣、片刃剣なども好きではないですが、比べると苦手度には差がある想定です)

  • No.315 by アルドニック  2021-04-24 03:45:23 


(/勿論自由に動かしたり盛ったり倒してもらったりして大丈夫ですよ!名もなきモブ達ですから←
特にこれと言った刀剣類は想定していませんので、そこも自由にしてもらって大丈夫ですよ。
一応その中だと個人的には山賊と言えば曲剣のイメージが自分の中ではあります。重量が偏って叩き切る感覚で使えるから素人でも使いやすい剣なのかなぁって思ったり……←)

  • No.316 by グラナーティア  2021-04-24 08:09:12 


……んん、見失ったか?

(翼を出したまま、大穴へ飛び降り、紐梯子に目をやりつつ下降して行けば、あっさり地面に着いてしまい。あれ、誰もいなかった、と思った。先の人物が此方に向かったのなら、紐梯子を下っている途中で追い付けると踏んでいたのだが。大穴の底から入り口を仰ぎ見れば "先の人物は何処かで別のルートを使ったのかも" と思い至り、眉間に皺を寄せ、独り言を口にして。

それから小さく舌打ちし、キョロキョロと辺りを見回すと、一度肩を揺すって翼を引っ込め、奥へと続く横道に足を踏み出し。……何処かで別のルートを見逃したのだとすれば、今から引き返しても遅い気がして。ならいっそ、先の人物のことは諦め、他に拾えそうな情報はないか、進んでみることにし。

大穴と直結していた横道は、これもまた大きい。薄暗いが、先程までの坑道と同様、ぽつぽつとなら微かに光源があり、歩いて行くと両脇に幾つも通路が開けていることも分かって。何処に続いているのかは不明だが、所々に扉もあり。そういった情景を眺めていれば「……妙に生活感があるな。でも、現役の坑道っぽくは見えねぇし」と呟き、続きは頭の中だけで "誰かが棲み家にしているのかも。というか、あいつら" と推察して。

そこでふと、通路の先が丁字路になっていることに気付き。この道はどうやらここよりも少し明るい道と合流しているようで。何となく駆け足をし、そちらに近付いてみると、突如、合流している道から複数の人影が現れ、ばったり鉢合わせしてしまい)


……!

(一瞬驚き、瞳を見開くも、次の刹那にはほとんど無意識の内に目視で対峙した集団の人相と装備を確認し、一番偉ぶった態度の男が、土砂崩れの前に相手に一騎討ちを仕掛けようとした、例の騎士崩れであり、首領と思わしき人物だというところまで理解して。そうしている間にも、その男は何やら此方を煽った後、部下らしき連中に命令を下し。男がその場に背を向け、立ち去ろうと歩き出せば、部下らしき連中はぶつぶつと愚痴をこぼしながらも此方に襲いかかってきて。

小声の愚痴の全部を聞き取れたわけではないが、雰囲気から "なんか……こいつらも苦労しているんだな" と思うも、明らかな敵対関係が成立している今、容赦する気はなく。先陣を切って掴みかかろうとしてきたやや太めの男に、無表情のまま此方からも向かっていくと、瞬時に腕を伸ばして胸ぐらを掴み剛力で引き寄せ、体勢を崩させ、意表を突かれた様子で目を白黒させ『 ひ、ぐぇ 』と短く悲鳴を漏らした男の額に思いっきり頭突きをかまし。

ゴッと鈍く重たい音が響くと同時に男は膝から崩れたが、そこでさらに横蹴りを食らわせ、吹っ飛ばし。驚いた顔を此方に向けている他の男の内、より近くにいた者へ接近すれば、距離を詰めた時の勢いのまま、顔面にストレートを浴びせて昏倒させ。残った男たちも、戦闘意欲を感じようが感じまいが、淡々と続けざまに熨してしまい。途中で『 ……化け物! 』という馴染みの罵詈の他『 この、イカレ修道士、武道の覚えがあるぞ! 』といった台詞も耳に届いたが、今さら特に気に留めようとはせず。手早くほぼ全員を戦闘不能に追い込んだが、集団の最後列にいた男たちには逃げ出そうとする隙を与えてしまい。

最後列の男は3人。1人は踵を返し、駆け出そうとした瞬間に肩を掴み、強引に体勢を傾けさせ、鳩尾にブローを叩き込んで。その間に逃げ出した男の内、1人は追い付いて横から足を引っ掛け、転ばせた上で腕を掴み、サルトさせて背中から地面に叩きつけ。最後の1人だけが大慌てといった様子で先に首領が歩いていった道を走り、視界に捉えた首領の背中に向け、『 親分~っ!!あいつ、化け物っ!! 』と掠れた声で叫び。それを聞くやちょっとだけ "あんなに悪口言ってて、いざとなったら頼るのかよ" とも思い、渋く瞳を細めるが、わざわざ口には出さず。両者を追いながら挑発的に口角を少し上げ、目にも微かな光を灯し、声を張って紡いだ台詞は煽るように)

おい、お前らの目当てらしい "アイツ" がいるのはそっちじゃないぞ! ?




(/ご回答を有難う御座います!了解しました^^ゞ 少なくとも今回の下っ端には直長剣を想定せず、また、すごく長いですが、お返しさせて頂きました。次レスは息子様側のソロルでも、頭領の反応でも、両方でもどちらでも←)

  • No.317 by アルドニック  2021-04-28 02:03:27 


『なぁにぃ!?』
(悠然と歩いていた元貴族の首領だったが、背後から聞こえてくる手下共の情けない声、そして少女の台詞に思わず上ずった声を上げてしまう。バカな、5分も経っていない。踵を返し慌ててその場へ戻ってくればそこには死屍累々と言わんばかりに大の大人達が少女の周囲に転がっていて)

『……フッ、多少武術の心得があるようだな。良いだろう、どうやら貴様の相手はこの私で無ければ務まらんようだからな……貴様如き、我が剣"ストムノス"の錆にしてくれよう!』
(そう言い不敵な笑みと共にそこそこ立派なロングソードを腰から抜き、構える。街のゴロツキに毛が生えた程度の力しかない山賊の手下と違い、腐っても元騎士団隊長、剣術の腕はその構えからもそれなりにあることが伺えて──)


……フゥ、ザッとこんなもんだな。さてと、俺も向こうに行かないとな……無いとは思うが、まさかってこともあり得るしな。
(一方その頃、元騎士の首領が剣を抜きティアと対峙しているタイミングでアルドニックの方もようやく片が付いたようで。やはりというべきか、戦闘力に関してはティア程高くはなく、それほど多くなかった敵に大してもそれを倒すのに時間がかかっていて。それでも倒せている辺りある程度の力はあるのだろうと思われるが……それはともかく。パンパンと手を払いながら周囲を見回し、敵の様子が無いことを確認すれば合流するためにティアが走っていったと思われる方向へと自身も向かう。まだこっちに来ていないということは、恐らく誰かと戦っているのだろう。ここ数日の旅で度々見てきた実力からして、ティアが苦戦するというビジョンは全く浮かばない。しかし万が一と言うことも考えられる。焦りは禁物だが、とにかく急ごうと洞窟内を走っていって──)

(/それでは首領の方はティアと戦闘で……首領は一応長直剣使いです。そこそこ強いです、序盤のボスくらいの強さです。←)

  • No.318 by グラナーティア背後  2021-04-28 12:18:57 


(/序盤のボス、大した強くないけど(←)プレイヤーの思い出には残る系ですねww 次レスの内容は迷ったのですが、モブ相手にバリバリの確定をさせて頂きたいと思います。というか、頭領には惨めな目に遭って頂くことになるかと……もう少し花を持たせてほしい、そんな小悪党みたいに扱わないでもうちょっと強キャラとして描写して、等あれば、勝手ながら夜までに教えてください。今夜お返しします)

  • No.319 by アルドニック  2021-04-28 16:52:31 


(/特には無いので大丈夫ですよ!使い捨て小悪党なのでトコトンまで追い詰めてボコボコにしてやってくださいませ。←
最終的にはアルドニックとティアに捨て台詞を吐いたあと、やってきた副頭領に自分を助けろ!みたいな事を叫ぶもその副頭領に切り捨てられて……みたいな惨めな最期でも良いかもしれませんね←)

  • No.320 by グラナーティア背後  2021-04-28 19:11:51 


(/ご回答を有難うございますw 副首領、まさに次レスで登場させるつもりでしたw 先は決めていませんが一回は()助けさせますw また大容量のレスになると思いますが、もし良ければご容赦ください↓)

  • No.321 by グラナーティア  2021-04-29 01:07:57 


《東側中段二層目-坑道》

(──薄暗い坑道内には数名の山賊の体躯が転がっており。内一人が立ち上がれぬまま『……ぐぬぬ』と呻き声を漏らし。迷い込んだ鼠を見つけたという報告と、その情報を踏まえた伝令を又聞きし、たまたま近くにいた為、これ幸いと勇んで捕縛に駆け付けたが、あっさり返り討ちに遭ってしまい。一緒に駆け付けた仲間は火球の直撃を受け、そのまま気絶、自身も同じ攻撃で負傷し、戦闘不能。痛む足では最早起き上がることもできず、真っ暗な天井を見上げ『……こんなに強いなんて聞いてねぇよ』と愚痴を吐き。自分たちを倒した後の相手は何やら独り言を溢した後、ここにはもう用はないとばかりに坑道の奥を振り向いて。

地面に背中を預けた状態で顔だけを横に向け、恨みがましい瞳で駆け出していく後姿を見送れば、途中一度相手の手元で、何かが赤く光ったように思え。……一回だけでしかも一瞬、それでも先程の火球とは違った雰囲気であった。なんだろう?と、つい疑問に思うが、それ以上思考を巡らせる余力も残っておらず、次の間には瞼を閉じて。……他方、腕輪を付けている本人には、突然それが僅かな震動を帯び、不吉な赤色で発光したというだけではなく、直感で理解できるだろう。本来は、危険な任務を命じた奴隷が、逃げずに責務を全うした合図として役立つ -サイレン- という契約魔法の効果が発動したと)



《三層目-何処かの丁字路付近》

…………!?

(逃げた男を追って行けば、男の救援要請に反応し、先を歩いていた首領が突如引き返してきて。予想外の行動だったが、そのまま掴みかかってやろうかと速度を緩めず距離を詰めようとするものの、若干後方に先程投げた1名、大分後方となった丁字路の合流付近には相当数、子分が倒れていることを目視で捉えたらしい首領は、微妙に格好付けつつ決め台詞を吐いて、腰の鞘から長剣を引き抜き。白刃が坑道内の僅かな灯りを反射し、薄闇に鋭く煌めいた途端、自身は明らかに顔色を変え、咄嗟に足を止めてしまい。

やば、抜刀されてしまった、と思った。元騎士と聞いた時点で嫌な予感はしていたし、腰の鞘にも気付いていた。だからこそ、抜刀される前に蹴りを付けたかったのだが、一歩遅かったようで。何処かで剣を使ってくる可能性は予見できていたはずなのに、いざ、抜かれると自身でも想像外であるほどに足がすくみ、瞬時に感じた恐怖心の度合いとしては、腕輪を介して危険信号が相手に飛んだレベルなのだが、そこは当人の知るところではなく。

スッと血の気が失せ、代わりに冷や汗が吹き出ている自身とは対照的に、首領の方はノリノリの様子であり。まずい、動かないと斬られる、と頭では分かるが、剣身にばかり目が行き、向かっていく勇気は持てず、かといって "逃げる" という発想も今は失っていて。直前までの好戦的な雰囲気から一転、専守一本。表情を強張らせたまま、思考が真っ白になりかけるが、そこで不意に後方から掴みかかられ)


『……確保!!』

(どうやら、首領の剣に気を取られている内に、背後からまた別の連中が迫っていたらしく。しゃがれた野盗の声がすぐ頭上で響き、太い腕で羽交い締めにされ、かけられていく体重から地面に押さえつけられようとしていることを察し。……正直なところ、助かった。予期せぬ刺激でかえって身体の硬直が解けると、後は半ば反射的に膝を折って、かけられた体重を相殺し、組みかかられた腕を逆手に取っては、思いっきり目の前の首領に投げつけ。

吹っ飛ばされた男が発した『うわあああ!』という間抜けな悲鳴と、その男が首領にぶつかった衝突音を最後まで聞き届けることもなく、素早く意識を集中させれば、後は感覚のみで。少し身体に力を入れると、皮膚はまるでぞくりと波を打つよう。周囲にはほんの一瞬、こちらの身体が揺らいだように見えたことだろうか。瞬く間に全身を黒曜石のような黒紫色の鱗が包み、そう大きくはないサイズではあるが、背には翼が生え、指先には鈎爪、尾も太く丈夫な鞭のよう、正真正銘、怪物としか言い様のない姿に変化し。

掴みかかってきた男の他にも、背後にまだ野盗がいるらしく、後ろから『はあああ!?』『ええ、なんだ!?なんだ!?』といった声が聞こえたが、気にしてはいられず。今はこちらも懸命、一度男にぶつかられて転倒したものの、再度立ち上がって体勢を立て直そうとしていた首領に向け、坑道内の空気を広く鳴動させるようなボリュームで咆哮を発すれば、そのまま駆け出し、強烈な体当たりを仕掛け。


首領が吹き飛び、次の刹那には強かに人体が壁に打ち付けられた鈍い音と、取り落とされた剣の金属音が響くと、次はそれをきちんと聞き届けた後、一瞬で人容に戻り。続いて、崩れ落ちた首領の元に向かい、首の辺りを掴めば「……っ、てっめぇ、よくもビビらせやがって!!」と叫び、あろうことか、持ち上げた首領の顔面をガン、ガン、と地面に叩きつけ。声音からして怒っているが、興奮の所為なのか否か、瞳は潤んでいるし、首領の後ろ首を握り締めている手も、その場に立っている足も、よくよく見れば震えており。当人としては、必死かつ夢中、半ばパニックも入っていて。

しかし、執拗に甚振られる首領側にとっては堪ったものではないだろう。最初に首領に助けを求めた子分、及び羽交い締め男と共にこの場にやってきた他の子分連中、ともども眼前で展開されている光景に引いてしまい、固まっていれば、子分連中が立つ方向から突如その空気を割き『おい、やめろ!』と毅然とした雰囲気の声がして。振り向くと、そちらに立っていたのは例の副首領と思わしき男。その男はこちらと目が合えば、集団の前へと進み出て、片手を軽く広げ、口頭のみで説得する気なのか、静かな声音で)

「……それ以上やったら死んでしまう。やめてくれ」




(/多分今までで一番の長文で、分かりにくいところがあったら相済みません。サイレンの伏線を回収し(すぐに人型に戻っているものの)今回初めて一瞬だけ変身させました。なお、副首領の名前はセシルを想定しているので良かったらご了承を←)

  • No.322 by グラナーティア背後  2021-04-30 12:56:22 


(/見返していてやっぱり超長いなと思った為、蛇足かもしれませんが、端的な情報をまとめて置いておきますね。息子様側の視点だと恐らく下記のようになります。

①遭遇した山賊を撃退し、拙娘の元に向かおうとした直後にサイレンが発動、②それでも向かい続けた場合、道中で向かっている方向から得体の知れない怪物の咆哮が響いてくる、③近くまで来れた場合、向かっている方向からはどったんばったん激しい物音(首領が竜化した拙娘にバーンって轢かれたり、壁に打ち付けられてドーンってなったり、あるいは、取り落とした長剣の落下音)、④現場についたら、倒れている大量の山賊と立っている僅か数人の山賊、説得モードの副首領、少し離れた位置に顔面血まみれの首領とその後ろ首を掴んでいる拙娘、

THE・修羅場というセットになっています。無論、向かっている途中で他のルートに入って頂いても構いませんので、上記は「まっすぐ向かった場合、多分こうなる」というご参考までの仮定です。結局、補足も長文で相済まないのですが、宜しければご了承願います。また、もしも良ければ、次ターン、瞬殺ではなく副首領に会話の機会を貰えるととても嬉しいです!)

  • No.323 by アルドニック  2021-06-03 04:42:34 


……これは……
(腕輪の発光が、その能力の一つサイレンであると気付くのに時間はかからなかった。直感に訴えかけるように達成感というべきか、そう言った感覚、感情が伝わってきたからだ。また、その達成感が何に依るものかも何となく分かっている。つまり、このサイレンが示すものはティアはひとまず無事だという事で、それが分かり少しホッとする、が……)
───ッ!!な、なんだ!?
(安心したのも束の間、突如聞こえてきた咆哮に体が一瞬硬直する。それは、自身よりはるかに強い生物が近くに来たときに感じる生物的な恐怖、そこからくる怯え、竦み……兎も角、体が動かなくなった。一体どんなバケモノがいるのだろうか、ティアは大丈夫なのか──そこに考えが至った時、恐怖より心配する気持ちが勝り、体が動くようになった。グッと足に力を込めて急いでティアの元へと走り出す。そしてその向かった先では……)

《三層目ーどこかの丁字路》

ティア!どこだ!今の咆哮が聞こえただろ、山賊よりもずっとヤバいのがこの山には居るんだ、ティア……!!
(先程の咆哮が、まさかその当人から発せられたものだとは思わず。少女に聞こえるよう大声を挙げながらその姿を探していて。そして三層目にまで辿り着くと、何者かが戦っているような……戦い、なのか?ともかく、激しい物音が聞こえてくる。もしさっきの咆哮を上げたバケモノがそこに居てティアと戦っているとしたら、そんな不安が頭をよぎり、迷わずその物音がする方へ走っていって)
!!ティ………え……?
(現場にまで辿り着き、山賊の一味とティアが居るのを見つければ慌てて近づく。が、近づいてその異様な光景がハッキリと見えてくれば、再び体が固まり、声がでなくなる。先程とは違う、その凄惨な光景に言葉を失った、といった所だろうか。そしてその光景の中心に居るティアと、少女に対して静かに語りかける副首領を、ただ交互に見やることしか出来なくて)


(/お久しぶりです!そしてすみません、完全に背後様の提案に乗っかるという形で返事を書かせて貰いました……←
副首領の名前について了解です!)

  • No.324 by グラナーティア  2021-06-04 02:54:56 


……! アル…っ

(首領の後ろ首をがっちり掴み、しゃがんだ姿勢のままながら、副首領の呼び掛けで動きを止めたところ、折良くその場に相手も現れ。冷めやらぬ興奮の所為なのか否か、頬は少々紅潮しているし、瞳は若干潤み、挙動もやや強張った雰囲気だが、やっていることとしては "完全に加害者" である。それでも相手の姿を見て、表情から荒みが引けば、変化に気付いた副首領も相手の方を振り向き。

副首領は、敵意がないことを示すかのように、いわゆる "やれやれ" に近いポーズで軽く手を広げて見せ『……来たな。坊っちゃん、ご覧の有り様だ。すっかり見た目に騙されたぜ』と言い。熱が引いてきた頭で、その台詞に対する二の句を継げない内に、副首領は一度ちらりとこちらを見ると、すぐに相手に視線を戻し、さらに辺りの惨状にも目を流しつつ、静かな声音で『とんでもない獣が暴れ回った後みてぇだ。恐ろしい野獣を連れ歩いていたんだな』と述べ、最後には一応、真っ直ぐな瞳を相手に向けて)

「親分を放すように言ってくれないか?……あんたも追っ手を撒いてここに来たんだろ?腕が立つのは分かったし、降参だからよ。親分には俺からも言っておくし、帰り道も教えるよ」


(/お久しぶりです! 相済みません、サイレンの解説、分かりにくかったみたいですね← 本来「危険のみを知らせる」魔法として想定しています。>321の解説は、あくまで何故 "下衆な契約の腕輪" に一見、相手の身を案じるような効果があるのかと云う背景のつもりでした←)

  • No.325 by アルドニック  2021-06-23 02:44:18 


………ああ
(奇しくも、己が言った指示をティアがこなした形にはなった。副首領の言葉と共に、頭の中で状況の整理が追い付いていく。彼らにもはや敵意はない──それを言葉だけでなく、その態度や表情からも感じ取り、副首領の頼みに頷きながらティアの側へと近づいて)

(近づいてその首領の顔を見てみると、あれだけ傲岸不遜で威張り散らしていたあの顔が、今は恐怖に怯えきっており、過剰な暴力によって変形してしまった様と合わせて、もはや別人と呼んでしまっても良いかもしれない。また、ほぼ廃人のようになったその姿に、自身の仇の一人であったことから少し胸の空くような想いがしたのは少し意外だった。過去を捨て、恨みも悲しみも全て忘れたつもりだったが、やはりどこかまだ思い入れが残っているのかもしれない)
……ティア、俺達の勝ちだ。もう離してやれよ
(しかし、これを勝利と呼んで良いのだろうか。勝つには勝った、相手は負けを認めている。復讐も出来た、もはやこの男は再起不能だろう。しかし、しかし……圧倒的な暴力による蹂躪、それは果たして勝利なのだろうか。そんな疑問を抱きつつも、ティアの肩にポンと手を置いて、安心させるように落ち着いた声でそう語りかけて)

(/色々了解です、ちゃんと設定はこまめに見返すようにします……!)

  • No.326 by グラナーティア  2021-06-23 09:36:41 


…………っ

(最初は相手の方を見ていたが、距離を詰められると、尚も続く軽微な混乱と直感的な後ろめたさから、無意識のうちに瞳を逸らしてしまい。出会った日の野盗との交戦に始まり、道中での狩りなど、拳を振るう様を見せるのは初めてではないが、それまでは対象が誰であれ何であれ、一度も過剰な攻撃はしてこなかったはずで。むしろ、必要最低限に留めてきたし、それはモンスターの力量を調べるために一人で夜の山に踏み入った時さえも同様だった。確かに、縄張りに上がり込んで殴りはしたが()無駄に痛め付ける真似はしておらず。

しかし、現状は弁解しようもなくやり過ぎである。最初からここまでやろうと思っていたわけではなく、元は "怖かった" だけだったのだが。……これは、流石に引かれるのではないか、あるいは先に副首領と思わしき男が述べたように、相手からも人でなしと罵られるかもしれない。居たたまれない心境で下方に落とした瞳を強く閉じると、がちがちに硬直させていた肩に、暖かな感触があり。触られるとは思っていなかったため、驚いて咄嗟に相手を見上げると、次に降ってきたのは、まるで子どもを宥める時みたいに落ち着いて、優しさを感じられる言葉。

心臓は依然、普段よりもうるさくドキドキと脈打っていたが、少しの間を置いて言われたことを理解すれば、視線を自身の片手に向け、ゆっくり掴んでいた人物を放してやって。どさりと音がすると、すかさず副首領と思わしき男が下っ端らしい別の男数人に対し『おい、カシラを介抱しろ』と命じ。指示された男たちは揃ってぎょっとした表情となり、副首領の顔とこちらの様子を見比べ。……こっちに近付きたくない、ということで間違いないだろう。だが、副首領と思わしき男の方はその態度に焦れたらしく、即座に不機嫌そうに眉をしかめては、低く舌打ちしてから『早くしやがれ!それでも山賊かよ!』と言って。

怯えが伺え、如何にも嫌々といった雰囲気で、ようやく下っ端らしい男たち数人がこちらに足を踏み出す。そのうちの一人がぼそりと『 ……急に噛みついたりしねぇだろうな? 』と呟き。すると、それを皮切りに、介抱を命じられず後方に留まっているメンバーからも "さっきのはなんだ?" などの囁きが漏れ聞こえ。仕舞いには向かってきている一人が渋い顔立ちで相手を見つつ、懇願口調で)

『 兄さん、話が通じるなら、そいつは押さえておいてくれないか 』




(/いえ、全然気張らずに!重めと受け取られかねないロールを続けてしまい申し訳ないのですが、モブの言動は割りとただの繋ぎ感覚で打っていますので、軽めに受け取って頂いて構わないことを念の為にお伝えいたします。また、この後の親分の動きは引き続きお任せしますね/蹴り推奨)

  • No.327 by アルドニック  2021-06-25 05:11:23 


……
(押さえて置いてくれという言葉に対して小さく頷くと、頭領を介抱する山賊達とティアの間に自身の体を置き、両者の距離を保つように注意する。それは果たしてティアを守っているのか、山賊達を守っているのか、自分でも少し分からない。先程はティアを落ち着かせるためにああ言った態度を取ったが、正直バケモノと感じ恐怖したのは山賊だけでなく自分自身もそうだったのだ。無論、これまでの旅や関わりから、ティアが単なる破壊者では無いことは分かっている。しかし、あんな底から凍りつくような恐怖を感じたのは生まれて始めてで、それを感じさせたティアに対して多少なりとも怯えがあるのは事実だった)

『ハッ……ひ、ひぃいいいい!?わ、私が悪かったァ!?!もう二度と関わらん!!関わらんからそいつを遠ざけてくれえ!!』
(そしてその恐怖を直に誰よりも肌で感じた頭領は、介抱をされて気を取り戻したものの、ティアの姿を視認するなり激しく取り乱し、腰が抜けて立ち上がれないまま這々の体といった様子でティアから遠ざかろうとしていて。バタバタと手足を動かし必死に這い回るその姿は実に滑稽であり、憐れなものだったが、その場にいる誰もが彼を責めず、笑わず、ただただ沈黙していた)

  • No.328 by グラナーティア  2021-06-26 01:25:28 


……!

(山賊の一人からなされた懇願に対し、相手がどう動くのかと思えば、まるで壁になるようにすっと前に立たれ。山賊の方に気を取られていたため、頷くところは見逃し、さらに今も立ち位置と姿勢から相手の表情は伺えず、見上げられるのは背中のみとなり。

正直、徐々に落ち着きを取り戻すにつれ、反比例するように、向けられている視線と騒然とした場の空気に意識が回り始め "居たたまれない" 感情が沸き上がってきていたので、このタイミングで視界を遮って貰えたのは有り難く。つい、自分の方からも相手の背に隠れるように一歩引いてしまい。

影から隠れ見るように視線をやれば、何人かの男が、相手を挟んで至近距離までやってきて、昏倒していた首領の介抱を始め。結果、途中で目覚めた首領は、こちらを視認するやひどい慌てよう。やったことからして仕方ないとは言え、むしろ、自身の行動によって血にまみれた顔でそうも怯えられては、さすがに心に痛むものがあり)


………………。

(……故意ではなかったからこそ、言葉が出てこず。加害者らしくない挙動ではあろうが、反射的にまた一層、相手の後ろに下がってしまい。位置的にそもそも見えないが、今は相手の表情を確認するのも相当怖く。ここで引かれていると分かったら、いよいよ "居たたまれなさ" がピークに達し、直ぐ様逃げ出してしまいそうだ。……そのような状態で、視線を斜め下方に落としていると、不意に視界の端で白刃が煌めき。

咄嗟に顔を上げては、そちらを凝視し「うわ!」と声を漏らしてしまい。地面に落ちていた首領の長剣を、手下の男が回収しようと持ち上げただけだったのだが、いっそ、あからさまな狼狽。そのリアクションに手下の男もびくりと肩を跳ねさせ、何かされるのかと怯えた様子でこちらを見返してきたが、こちらが強張った表情で見つめ返すと、恐る恐るといった雰囲気でゆっくり後退し、副首領のいる側へと戻っていき。

畜生、もう嫌だ、なんたって高々山賊風情があそこまで作りも手入れもやたらとしっかりしている上等そうな長剣を持っているんだ。……元騎士だからか、ふざけるな。様々な感情がないまぜになれば、次は心細さがピークに達し、ほとんど無意識の内にたまたま目の前にいた相手の腰回りにぎゅーっとすがりついて、表情も隠してしまい。

他方、副首領の方は最初こそ警戒ムードだったが、途中からは一連の動作をどこか興味深そうに見ており。だが、やがて地面に這いつくばる首領に瞳を戻すと、相手のこともちらちらと見ながら、口を開き)

「……カシラ、こいつらには出てって貰うってことでいいですね。なら、俺が出口まで案内しやしょう」



(/暴行犯は、怖かったら拒否されても大丈夫なので←/蹴り推奨)

  • No.329 by アルドニック  2021-07-03 04:18:20 


あっ……
(終わった──少なくともこの山賊との関わりは。そう思うと少し肩の力が抜け、様々な事が頭に浮かんでくる。今後、ティアとどのように付き合っていくのか、この山について詳しく教えてくれた老婆の仇討ちはどうなるのだろうか、そもそも当初の目的であるオルセタイトはいつ取れるのか、等……終わったら終わったで、また新たな課題が見つかっていく。特にティアとの関係はどうするべきなのか、先程の咆哮が頭から離れず、完全に少女へのイメージとして頭に焼きついている。

しかし、そんな恐怖が一瞬のうちに和らいでいく。すがりつかれ、思わず小さな声を上げつつ後ろを見るとまるで怖い物でも見て親から離れようとしない子供のような、そんな姿のティアが居た。その姿にこれまで一緒に過ごした中で生まれていた少女に対する温かなイメージが恐怖を抑え込んでいく。そうだ、自分は少女が、ただの野蛮なバケモノじゃない事を知っている。常識に疎い所があったり、妙なところでタフだったり弱かったり……自然と手が、すがりつく少女の頭を安心させるように撫でていて。そして、今は俺がしっかりしていないとなと思い、山賊達の方へ視線を向ける。最も、事後処理は既に始まっており、話がそのまま進むのであれば特に口を挟むつもりはないのだが。とりあえず、事の成り行きを見守ることにして──)

『あ、ああぁあ……恐ろしい、悪魔だ……あんなモノが、ううぅ……』
(首領は、既に精神が崩壊寸前のようだった。無理もない、プライドは粉々に砕かれ、そしてあれだけの攻撃を喰らったのだから。もはやリンチだったと言っていいだろう。それが故に副首領の言葉にも満足に答えられず、蹲ってガタガタと震えていて)

……なぁ、俺達も流石に早く帰りたい。そっちの首領もこんな状態だし、この場ではあんたの判断が一番正しいと思う。だから案内してくれないか?
(成り行きを見守るが、どうも話がまとまる気配がない。というか、そもそも首領と会話が成り立っていないようだった。正直、今はこの場から離れることを考えたい此方としては話の通じない首領との会話に時間を費やすよりも、明らかに正しい判断をしている副首領に動いてもらいたくて。そう声をかけて)

  • No.330 by グラナーティア  2021-07-03 05:39:46 


……っ!

(相手の手が自身に触れると、一度びくと身体を強張らせ。続けて表情を伏せたまま、一層強く相手にしがみつき。……もし、相手が動こうとしたら普通に邪魔になりそうな立ち位置なのであるが、少なくとも今はまだ山賊たちとの会話の最中で動く気配は見えず。

一方、副首領の方は元々の人相が悪いからそのように見えるだけか、あるいは本当に何か腹の底に感情を秘めているのか、何処か冷酷そうな瞳を地面に這いつくばる首領に向け、それから相手の台詞を聞くや、そちらに視線を戻し、顎だけをしゃくるように小さく頷いて『……麓まで一気に下りられる坑道がある。そこを案内しよう』と述べ。

近くにいる山賊に『カシラのことは任せたぞ』と言った後『お前とお前は着いてこい』と、2人の下っ端に声をかけて。うち1人は先程拾った首領の長剣を持っている男だったが、副首領はその時点で再度、ちらりと相手の方を見れば、念の為とばかりに口を開いて)

『……敵わねぇってのは分かってんだ。襲わせやしねぇよ。だが、これくらいの人員をつけるぐらいはいいだろ? こいつらはいざって時の使い走りだ』



(/付いていく場合は案内ロルをさせて頂きます/蹴り推奨)

  • No.331 by アルドニック  2021-07-06 06:00:00 


ああ、分かってる。それくらいは構わない。
(二人の男が副首領の元へ寄り、一人の手には先程の長剣が握られている。ほぼ間違いなくティアへの牽制目的だ。だがあくまでそれは牽制でしか無く、それを向けてこちらに仕掛けてくれば先程の二の舞を踏むこともわかっているだろう。最早此方に危害が加わることはない、先程見せた冷酷な視線が気にはなるものの、そう判断すれば副首領の言葉に頷いて)

ティア、俺の背中に掴まれ。…そして、山を出るまではずっと目を瞑ってるんだ。
(流石に腰にしがみつかれて居ては動けず、かと言ってこの山を出るまでの間、ずっと剣に怯えさせているというのも嫌な話である。なので、ティアをおんぶする形で移動しようと考えて、トントンとティアの肩を叩いてそう指示をする。これなら移動も出来て、且つ剣をティアの視界に入れることもないだろう。少女がそれに頷けば腰を下ろし、背中に乗れるようにするつもりで)

  • No.332 by グラナーティア  2021-07-06 09:12:43 


………!

(相手の言葉が耳に届けば、相変わらず顔は逸らしたままだが、密かに瞳を丸くし。相手がどういう心算で今のように言ったのかは全く分からない。話の内容からして、今まで幾度となくそうだったみたいに、庇ってくれようとしているのだろうか。

刀剣の類が苦手だと言ったことはなく、相手の前で本来の姿に戻ったこともなければ、今回の如く執拗に誰かを甚振ったこともない。どこまで相手がこの状況に至る過程を理解しているかは全く読めず。単純に "気に入らないから" 首将をなぶったが、引かれていることに気付いて怖じ気付いた、のように解釈されることも有り得るし、あるいは、最初に手加減して倒した下っ端の数からして、戦闘に没頭するうちに興奮が高まり、暴走して本来の狂暴性が剥き出しになった、みたいに思われてもそう不自然ではなさそうで。

視界を塞ぐ提案は落ち着かせる為なのだろうか、"掴まれ" と言うことは自分が怖くないのか、もしくは、怖いけれど、過敏な反応をして再度暴れられる事態を避ける為の演技なのか、どこを取ろうと相手の真意は掴めず。しかし、内心がどうであれ、少なくとも今すぐ "自分を遠ざけようとする意図はない" ように思え。……それならば、と、ゆっくり相手の腰から手を放せば、視線は少々俯けたままながら、はっきりした語調で)


……いい。平気だ。

(暗に自分の足で歩く気であることを伝え。引き続き、相手の顔を確認する勇気は持てず。他方で副首領の方は、そのやり取りもまた黙って、じっと見ており。会話が終わったと察すれば、相手の方を見て『じゃあ、いいな? ついてこい』と言って、こちらに向かって踏み出し。恐らく、自分たちの後方に案内しようとしている出口があるのだろう。そのまま、平然と相手と自分の隣をすり抜け、さらに奥へと向かい始め。

一方で、付き添いに指名された下っ端二人は、明らかに自身に対する怯みが見え。近付きたくなさそうだし、自分が相手に背負われるようなこともなく、自由の身である状況にも懸念を感じていることが伺える表情。だが、副首領が歩き始めた以上は、仕方なくといった雰囲気で後に続き出し。自分としては、相手が足を進め始めたら、ついていくつもりで)


……………………。




(/何もなければ案内ロルを続けます。現状、鉱山で山賊に遭ったと思ったら、リーダーが因縁の相手だった、というのみなので、①鉱山で死亡者が増えている理由を知っているか、②副首領はどういう経緯で首領に仕えているのか、や、もしくは③そもそも鉱石を採取しにきたので貰えないか()、等々、息子様からセシルに聞きたいことがあれば、ご自由にお願いします。勿論、何も聞かなくてもいいですし、拙娘の方に話しかけて頂いても構いません/蹴り自由)

  • No.333 by アルドニック  2021-07-06 14:29:52 


……ああ。
(拒否をされた、とは思わない。この状況や、先程の変身……様々なことが重なって精神的にマトモな状態では無いのかもしれないから。まぁマトモだったとしたら、それはそれでおんぶなんてゴメンだ、と考えるタイプのような気もするけど……何れにしろ、今は深く聞く気はない。まずは此処を出ることを考えるべきだ。話はそれからでも出来るのだから。そして副首領の後ろを付いていって)

──そう言えば、鉱山で死亡者が増えてるって話を此処に来る前に聞いたんだが……やっぱりアレはそっちの仕業なのか?
(そして少し経った後、ふとここへ来る前のことを思い出す。あのばあさんの言っていたことは、誰の仕業なのか……ここまでの経緯から、その犯人はこの山に巣食う彼ら山賊で有ることが予想出来る。まぁ、誰でも想像出来ることであるが、確認も兼ねて尋ねてみて)

(/すみません、キャラの知ってることと背後の知ってることが大分混ざってしまいました……刀剣に関する警戒は、単純に強い武器への警戒、ティアへの声掛けは先程何かあってティアも精神的に参っているのではという心配から、ということでお願いします……)

  • No.334 by グラナーティア  2021-07-06 15:10:40 


「……知らんね。入山者を殺して回っているのはモンスターだろ?」

(薄暗い坑道を進みつつ、相手から問い掛けられれば、副首領はこちらを振り向くこともなく、背中を見せたまま、落ち着いた声音で答えを返して。その後、一拍ほどの間を置き『……ここを根城にしている以上、奴等に襲われない為のコツなら知っているけれどな。まぁ、お前らがこの先出るのは麓だからよ、知っても仕方ねぇことだろう』と繋げ。それから、ある坑道の途中で壁に寄り、そのまま、ぐっと壁を押したかと思えば、隠し通路を開いて。先には階段が続いているようだが、副首領はそれを視認するや舌打ちし『暗いな。ここは灯りがなかったか』と呟き。そこで付き添いの下っ端と相手と自分が順に立つ後方を振り向いて)

「誰か灯りを持っていないか?いたら先に行くか、俺に貸せ。誰もいなけりゃ足元に気を付けて付いてくるこった」




(/えぇ、刀剣にびびっている描写を入れているので気にしていなかったですよ!笑 現状、>333の通りでも「気付いた」ていでもどちらも構いません。ただ、多分、変身は見ていないですね笑 駆け付けたのは、首領を苛めている場面であり、それは人容に戻った後だと思うので←)

  • No.335 by アルドニック  2021-07-06 21:14:32 



……?
(副首領の言葉に首を傾げる。犯人は彼らだと思っていたのもあるが、ここまで自分達を襲った以上嘘を付く意味があるように思えなかったからだ。犯行を隠したとしても、自分達が襲われたと言えば事実としてそれが伝わっていくわけで、今更隠す意味が分からない。まさか、本当に違うのか……?深く尋ねようと考えたが、これ以上聞いてもこの副首領が応えるとは思えず、また下っ端についてもこの副首領の前で下手なことは言えないだろうから話さないだろうと思い、口を閉ざしてついていって)

ああ、明かりなら俺が……
(そう言って手をかざし、魔力を集中させるとポゥ……と光の球体が手のひらから浮かんできて。それが浮遊し頭の上くらいまで来るとそこから動かなくなって留まり、アルドニックの動きに合わせてその球体も動き出す。現在はあまり使う人間のいない、「照らす光」というシンプルな魔術で。それを使えば前を歩くため副首領を追い抜こうとして)

(/一応声は聞いているので、あとの惨状からあの声はティアが出したものという認識はあり、変身は見てないもののティアに対して恐怖を覚えた、という感じでお願いします!)

  • No.336 by グラナーティア  2021-07-06 22:37:54 


「ほぉ、魔法の心得があるとは。便利なもんだな」

(相手が光を生み出し、前方に進み出れば、副首領は大人しくその様子を見ており。一度 "すぐ後ろに付いて行かないのか?" とでも問いたげな瞳でこちらに視線を向けてきたが、自身が動こうとせず、最後尾を譲る気がなさそうであることを悟ると、相手の背に向け『それも貴族の嗜みってやつなのか?』とまるで世間話のようなことを尋ねつつ、相手に続いていき。下っ端たちも前を行き始めれば、自身はようやくその後を追って。

……無論、立ち位置を変えなかったのは警戒心ゆえだ。まして、山賊の一人が長剣を持っているとも分かった上で背中を見せる気はなく。……階段は短めで、下りた先にある扉を開けると、再度、両脇に小さいながらも光源がある道に出て。同時にその道はこれまでの道とは微かに違う匂いが漂っており。嗅覚の鋭さゆえに、自分にはよりハッキリと分かったが、恐らく常人にも "ちょっと匂いが変わったか" と気付けるくらいだろう。何処となく "生き物の気配" を連想させられる匂いと言えばいいだろうか。そして、その匂いは自分には若干の覚えがあるものであり。

特に考えもなく「……モンスターの匂いがする」と呟くと、丁度同じタイミングで副首領も顔をしかめ『……何か匂うな』と呟いたところで。発言が重なったのに気付けば、副首領は最後方にいるこちらを振り向き『分かるのか?』と問いかけ。しかし、その質問に対して、あえて回答はせず、上目遣いに副首領を見つめ返したのみで黙っていると、深追いする気はないようで前を向き直し。続けて副首領は、特別に匂いで躊躇するみたいな素振りはなく、道を進もうとしながら、やや怠そうに)

「言った経路はもうこの先だ。その後も麓まではなかなか歩くが、道なりに行けばいいだけだからよ。経路の入り口についたら、俺たちは退散させて貰いたいね」




(/了解です。この道を前に立ち止まるか、進むか、また会話を挟むかはお任せします☆ 山賊たちと別れる場面はこちらにやらせて頂けると嬉しいです///)

  • No.337 by アルドニック  2021-07-07 01:07:14 


ああ、魔法の基礎はそっちで学んだ。こういう応用は…とある人から学んだ。
(貴族というものは形式を重んじる。魔法の学習もその一つで、自分の国では代々貴族は最低一つは魔法を覚えるものとされてきた。昔はそれが様々な役に立ったが、徐々に魔法に対する評価が薄れてきており、最近ではあくまで勉強科目の一つでしかなく、真面目に覚える必要はあまり無い。しかし、運が良かったのか、自分には魔法の才能があり、基礎を学んでいたおかげで後になってから様々な魔法を修得することが出来たのだ。そんなことを話していると、不意に後ろ二人の声が聞こえてきて。自身も少し臭いを嗅いでみると確かに何か変わった臭いが感じられて)

……ああ、分かった。
(案内に関してはそこまで行けば大丈夫だろうと自分も判断する。何より、ティアのことを考えると彼ら山賊の一味とは早いこと分かれておいた方が良いだろう。副首領の言葉には素直に頷き、自分達二人は、そのまま山を降りようと考えていて)

(/とりあえず進んでみようかと思います!そして了解しました!)

  • No.338 by グラナーティア  2021-07-07 08:54:37 


…………いや、麓まで案内してほしい。

(副首領の台詞に対する相手の返事を聞くと、自身も口を開いて。振り向いた副首領に視線を返しつつ「……それと、坑道を出たら鉱石が採れる場所を教えてくれないか。そっちは口だけでいい」と繋げ。すると、副首領は長めのため息を吐きつつ、少々ダウナーな素振りで前を向き直しながら『使うねぇ』とこぼし。

さらに、明確には自身の要望に答えないまま『お前、正体はなんだ?魔術師かと思ったが、違う気もするな』と言って。口振りからして "亜人" を知らないのだろうか。しかし、身勝手だとは思いながらも、山賊たちに余計な情報を開示する気持ちはないため、また黙っていると、副首領は『大体、おかしいんだ。あの惨状を見て、貴族の坊っちゃんが用心棒に連れていたのかとも思ったが、その後の態度と来たら、違和感ばかりだった』と続け。

胡散臭い奴。普段なら "ごちゃごちゃうるさい、余計な詮索ばかりしているとぶっ潰すぞ" くらい言うところだが、今はとても言いたくない。そういう台詞はいつもブラフで使っていたわけだが、まさに本気で凄惨なことをやりかねないという実例を自分で示してしまった直後だからであり。どうせこの後すぐに別れる予定の山賊たちに怯えられるだけならともかく、物騒な啖呵を切って、相手に引かれたらつらい。

引き続き黙っておこうかとも思ったが、放って置いて追求され続けても決まりが悪いだろう。話題そらしのつもりで、初対面の人物には噤みがちな重めの口を開けば「……あんたは、アルとは知り合いじゃないみたいだな」と述べ。暗に副首領の出自を気にした言葉だったが、その意図は伝わったのか、副首領は前を向いたままながら、平然とした語調で切り返してきて)

「そうだな。俺は元々別の場所からの流れ者だ。だが、坊っちゃんの名前は知っていたぜ。カシラは騎士団長をしていた頃の話と、策略で名家を貶めてやったって武勇伝なら、しょっちゅう俺たちの前で話していたからな」



(/次レスにて、会話を続けて頂いても大丈夫ですし、何なら当初セシルがそこで退散しようとしていた梯子付きの大穴の前に辿り着いて頂いても構いません/蹴り推奨)

  • No.339 by アルドニック  2021-07-08 06:45:53 



……!
(自分に代わって堂々と副首領相手に交渉を行う姿を見て少し驚く。確かにそれくらい要求しても迷惑料としては安すぎるくらいに思えるが、それ以上に、自分もそうなのだがティアも長くこの連中と一緒に居たくないだろうと思っていて。それが故に少女のその発言に驚いたのだ。それから暫し、口は挟まずに二人の話を聞いていて)

「策略」ね……それが本当なら、どうして同じように追い落とされたんだろうな?
(しかし、流石に自分の出自に関わる話になり、しかもそれがあの男を含めて自分達を追いやった時の話になってくれば、感情的にも何か言いたくなり。実態を知っている自分からすれば、とんだ誇張の入った武勇伝を鼻で笑いながら、皮肉を込めつつそう言って)
……まぁ、それくらいは分かってるか。
(ふとムキになっていたことに気付けば、やはりまだ過去への遺恨というか、そういった物が自分にも残っているんだなと思い、溜息をつきながら誤魔化すようにそう言って。実際、この副首領なら恐らくは首領の力量を見抜いているだろう。元騎士団隊長なだけあって、腕っ節は強いがそれだけの男──評価としてはそんな所だろう。少なくとも、あれだけ優位な状況でまだ子供だった自分を逃がす程度の能力しかない、お世辞にも有能とは言い難い存在で。そこまで考えるととある疑問が湧き、それ副首領に尋ねてみて)
……アンタはどうして、あんな男に付き従っているんだ?正直言って、腕っ節はともかく器ならアレより十分首領に向いていると思うが…

  • No.340 by グラナーティア  2021-07-08 08:14:49 


「冗談だな」

(自分としても若干気になっていたことを相手が単刀直入に尋ねれば、副首領は冷静なトーンで切り返し、さらに『……さっき、別の場所から流れ着いたと言ったな』と繋げて。最後方を歩いている自分には、下っ端たちの表情も伺えないが、何か特別な事情でもあるのだろうか。内部の空気感は掴めないままだが、副首領が続けて語るところには)


「鉱山にいたのは俺の方が先だ。俺はガキの頃に、元々ここにいた山賊の仲間に引き入れられた。だが、腕力がなかったもんだからよ。ずっと下っ端で冷遇されていた。受けていた扱いときたら、酷いもんだったぜ?」

(自分たちの歩く音以外、雑音のない静かな坑道でどうやら身の上話のようなものが始まった気配であり。話からすると、身寄りのない子どもだったのか、もしくは身内を殺されでもしたのか。ただ、腕力がないというのは見た目から少々分かる気もして。彼は見るからに貧弱ではないが、屈強ではない外見であり、背もそう高くはなく。副首領は続けて『そこに今のカシラが、一緒に没落した子分連中と落ち延びてきたんだよ。たまたま俺が一番に会って、鉱山と元の山賊たちの情報を売った。元の山賊をカシラがぶっ倒して、アジトごと乗っ取って"今"だ』と明かし。

それから一度、こちらをちらりと見れば、やや忌々しげに『……それで俺も取り立てられて、上につかせて貰ったけどよ、騎士団長時代からカシラに仕えている剣士もいるし、下克上なんざする気はなかった。リスクがでかすぎる。何よりアウトローの世界じゃ "力" に勝るものはねぇしよ。全部上手くいっていたんだ。お前らが来るまでは』と言ってのけ。……自分が確認した限りでは、下っ端でもあの首領に愚痴をついている者はいた。分裂しそうな内部で、それでも本当に分裂したら色々と面倒だから、頑張って首領を立てて上手くやっていたというところなのだろうか。

だとしたら、少なくない人間が見ている前で、首領を徹底的になぶってしまったことは非常に "良くないこと" だったのかもしれず。力こそ全ての世界で、力のみで辛うじて統率力を持っていた人物の面子を潰してしまったことになる。……やり過ぎた自覚がある分、"襲ってきたお前らの自業自得" と言える気分にはなく。決まり悪さを覚えては、視線を斜め下方に落とし。そのうちに、突き当たりに差し掛かったようで。先を歩いていた下っ端たちに合わせ、足を止めて前を見ると、そこには大人3人くらいなら並べそうな幅の穴があり、下方に向かって紐梯子が降りていて)

「ああ、そこだ。その地下通路が言ってた道だ。梯子があるだろ? 長めだから気を付けて降りろ」

  • No.341 by アルドニック  2021-07-08 11:44:55 


……そういうもんか。
(副首領という立場になったのなら、それを利用しさらに奸知を使えば首領を含めて彼らを操る方法は幾らでもあったように思える。しかしそうせず、勿論リスクもあったのだろうが、欲を出さず騎士団の隊長である彼に対してあくまで彼を頂点としていたのには彼なりの忠誠心のようなものが感じられる。

しかし、力を信じた結果そうなったのなら文句は言えないだろう。誰かを踏みにじっておいて、自分がそうされるのは御免被るなんて道理は通らない。忌々しげにそう言われたとしても、まぁそう言いたい気持ちは分かるけれどというくらいで、そこに関してはどこ吹く風という様子で頷く。口にしない辺りは協調性がないとはいえ、流石に最低限の空気は読む、といったところか←。

そして紐梯子まで辿り着くと、若干不安を感じる。先に降りてもし途中で切られたりしたら…先程の発言自体は気にしていなかったが、その内容から此方に対する怒りは感じられた。とはいえ下手に尋ねて面倒な会話はしたくないという気持ちもあり、直ぐには進まず少し考えて……とりあえず荷物から取り出し腰にフックショットを取り付ける。これならば切られたとしてもぶら下がって助かるだろう。さり気なくそんな準備をしながら紐梯子を先に降りていく。ティアは…最後尾だし、切られてもそもそも落ちないから大丈夫という判断で)

  • No.342 by グラナーティア  2021-07-08 13:20:34 


(/次ターンにて、セシルに裏切らせたいと思うのですが、宜しいでしょうか?← 彼は二人を無事で返す気はなく、飢えたモンスターだらけの地下坑道に誘導して、処刑しようとしています。>330の時点で首領のことも見限っており、二人を追いやった後は首領も同じ坑道に捨てて、限られたメンバーのみでアジトの宝を持ち逃げし、鉱山も出て再出発する気でいます。

二人に対する加害の動機は、自身の逃亡後を安泰にするための口封じと、功績作り(やられっぱなしではダサくて人望を集めるのに締まらないから)です。また、一連の拙女の様子を見ていて、性格的な弱点と刀剣苦手疑惑を持っています。

問題なければ、次で上に残っている拙女を剣で襲わせ、息子様の降りている最中の穴には、下っ端の一人に命じてもう一人の下っ端を突き落とさせて復帰の妨害をさせたいです。気乗りしなければ、本当に遠慮なく言ってください! 飢えたモンスターのいる地下坑道にて、捨て石として落とされた下っ端の口などから、鉱山の事件の真相も全部明らかにできるとスッキリするかと。)

  • No.343 by アルドニック  2021-07-08 13:59:07 


(/了解です、その流れでお願いします!)

  • No.344 by グラナーティア  2021-07-08 14:48:08 


「……何やってんだ?」

(下方に続く穴を前に相手が立ち止まって何やらゴソゴソやり出せば、副首領は軽くそちらを覗き込みつつ、疑問を口にし。だが、やがてそれが落ちない為の仕掛けのようだと悟れば『……ふぅん』と鼻を鳴らし、相手が梯子を降り始めると、入り口に跪いて見下ろしながら『……命綱か』と呟き。

それから下っ端の一人に向け『おい』と声をかければ、静かに立ち上がって近付いて行って。そこで初めて気付いたが、下っ端は顔色が悪く、明らかに不安げな表情をしており。……自分の所為かとも思ったが、果たして本当にそれだけなのだろうか。直感的に相手を先に行かせたのはまずかったのではないかという疑念が生まれ、もしもの裏切りに備えて、今すぐにでも副首領に飛び付き、腕力で場の主導権を奪取しておきたい気持ちになったが、そう思った頃には、例の薄闇に鈍く光る刀剣が、下っ端の手から副首領の手元に渡っており。

……咄嗟に怯んで飛び出せなかった。副首領は下っ端に『持ったままじゃ降りられねぇだろ。これは一旦ここに置いていくぞ』と、一見尤もらしいことを言っており。だが、その台詞は妙に大きな声で発せられていて、もしかしたら、梯子を降りて行っている相手にも聞こえるのではないか、と思えるボリュームだ。要するに、近くで聞いている者には "あえて、何気ない雑談を演じているかのように" わざとらしく感じられ。さらに、その台詞を言い終えた後、副首領の口元に小さく笑みが浮かんだことに気付けば、いよいよ疑惑が確信に変わり。


副首領の手元で煌めく長剣の圧に押され、足が軽く震えると、その場からは動けないままとなったが、それでも腹の底に気合いを入れれば「……アル!!戻ってこい!!多分その道、出口じゃないぞ!!」と叫んで。他方で、副首領の方は既に刀剣を構え、こちらに向かってきており『これは賭けだぜ。剣は苦手か?』と言っては、悪党らしい冷酷かつ楽しげな表情で、足をすくませてしまっているこちらを容赦なく斬りつけようとしてきて。

また、刀剣を取り上げられる時に命じられたのか、元々剣を持っていた下っ端は、あろうことか、突如、穴の近くに立っていたもう一人の下っ端に体当たりを仕掛け、相手が今、梯子をつたって降りているはずの下降路に突き落とし。バランスを崩した一人の下っ端が、悲鳴を上げながら穴の中に消え。……当たり前だが、そんなことをしたら危ない。落石さながら、相手にぶつかりかねないことが予期され。

しかし、今は自分にも相手の救援を試みられるだけの余裕はなく。一気に距離を詰めてきた副首領の剣に対し、何とか反射神経のみで僅かに身体を逸らすことはできたが、それは "一撃で致命傷を負う事態" を避けられた程度に過ぎず。割りとモロに斬撃を受けてしまい、鮮血が散って。痛みと恐怖に思わず悲鳴を上げたが、副首領は容赦なく、直ぐ様太刀筋を切り返し、メッタ斬りを仕掛けてきて。

咄嗟に姿勢を低くし、後方に下がろうとするものの、そしたら次は、一切の隙も与えないとばかりに瞬時に同じだけの距離を詰められ、剣を突き出されて刺されそうになり。恐らく常人ならそこでエンドだっただろうか、こちらは竜の亜人。即座に背から翼を出して、ギリギリで副首領の剣先から距離を取って。だが、目前で長剣を振り回され、先に斬られた痛みより、精神的に負担が大きく、正直、視界もくらくらしており。専守一本になり、また混乱に陥りつつ、それでも副首領に向け「……てっめぇ!騙したな!?」と涙目で抗議を口にすれば、副首領は冷たい瞳で剣を振るいながらも、口元では薄く笑って)

「山賊をなめてんじゃねぇぞ、ガキ! 後でカシラもそこに放ってやるから仲良く死にやがれ!!」




(/ご回答を有難うございました☆ 案内された通路の先は、道順を正確に把握していないとほぼ脱出不可能な入り組んでいて深い下層の坑道であり、濡れ衣を着せるために飢えさせて、凶暴化させられているモンスターがうろついています。ついでに、襲った人間の遺体の捨て場ともなっており、骨とか落ちていて、山賊たちの蛮行が若干伺える感じになっている想定です← 次レスで拙女にも落ちてもらいます←)

  • No.345 by グラナーティア背後  2021-07-08 15:15:59 


(/あと、書き忘れていましたが、この状況は普通に"サイレン"(従者の危機を知らせる魔法)の効果が発動していそうですね← 描写を入れるかどうかはお任せいたします↓)

  • No.346 by アルドニック  2021-07-08 21:06:36 


なにっ!?ぐおおっ、重い……う、うわぁあああっ!?
(紐梯子を切られるくらいのことは予想していたが、まさか部下を落として来るとは思わず。なんとかかわそうとするが、それではその落ちてくる部下が死んでしまう──放っておけば良いものを──そんな考えが頭を過るが、そう考えるより先に体が動いていた。落ちてくる山賊の部下の身体をキャッチするが、その重さと勢いに引っ張られ結局自分も紐梯子から手を離し落下してしまう。急いでフックショットを起動させ、先端のフックを岩壁に引っ掛けるも、二人分の重さ+落下の勢いを止めることは叶わず、引っ掛かりはしたものの勢いを多少殺しただけでガキン!と外れてしまい。そのままドスンと下まで落下する。ただそのフックショットのおかげか、勢いが無くなったため二人共一応無事ではあるようで……)
あークソ、駄目だ。フックもワイヤーもイカれてる……
(落下した後、直ぐに戻ろうとフックショットを再び起動させるも動かず。ワイヤーを射出回収する機能が壊れ、フック部分も折れ曲がっているため使い物にならない。とりあえず、自分の命が助かったことにホッとすべきだろうか……)

……しかし、何だこの匂いは。人の死骸の……うっぷ。おい、何なんだよ此処は……
(漂う悪臭に思わず鼻を摘みながら、一緒に落ちてきた山賊の一人に事情を尋ねて)

(/とりあえず無事落ちました←
落下お待ちしておりますね!サイレンは多分気にする余裕がなかったということで……←)

  • No.347 by グラナーティア  2021-07-08 22:20:20 


「 ぐっは!…………。!?、セシル!? セシルさぁんっ!! 」

(穴に突き落とされ、落下中、ひたすら絶叫を上げていた下っ端は、相手に支えられ、何とか大怪我を負わずにドスンと地面に着地すると、そこでも短く悲鳴を吐いて。だが、一度目を白黒させた後、すぐさま立ち上がれば、穴の入り口の方を見上げ、必死の形相ですがるように副首領格の男のものと思える名前を叫び。

しかし、返事のように落ちてきたのは切られた梯子。それから「ちっきしょう!!覚えてろよ!?てめぇ、顔を覚えたからな!?」と、やたら三下臭のする台詞が少女の声で降ってきて。既に周囲の様子に気を配り始めている相手とは対照的に、下っ端は尚も上ばかり見ており『 セシルさん! 見捨てないで!! 』と声を張っていたが、やがて、血まみれになった少女がほとんど落下みたいな速度で落ちてくると、地面間近で僅かに翼を羽ばたかせ、減速してから崩れるように着地し。

その姿を視界に留めた下っ端は、一層瞳を丸くすると『 嘘だ!嘘だ!オイラが何をやったって言うんだ!!助けて!! 』と上に向かって叫んでいたが、最後に聞こえたのは『発破持ってこい。この道は塞ぐぜ』という微かな副首領の声であり。さらに続けて、低く重たい音も響いてくれば、発破はまだだとしても、岩戸か何かで入り口が塞がれたことを悟れて。……恐らく、ここが下層だとすれば、追い落とせる場所は他にもあるのだろう。先に言っていた "カシラもそこに放ってやる" はそうして実行する気なのだろうと予想がつき。

つまり、色んな場所から一方的に繋がれている "ゴミ箱" のようなところに捨てられた状態。相手の質問は耳に届いていない雰囲気で、下っ端は顔色も蒼白に立ち尽くしており。他方の自分は、全身血まみれで地面に膝をついて縮こまった姿勢で。切り刻まれた恐怖と痛みで震えが止まらず、辛うじて呟くように)

あ、あのやろう……




(/了解です。道中だと熊も倒せる力量のため、拙女は今回(初日の呪いによる弱体化を除き、物理面だと)旅中で初めて、不自然なほどボコボコにやられています← モンスターが凶暴化する仕組みですが、食料のない荒んだ坑道に閉じ込められ、飢えていることと、さらに山賊たちが薬草を調合して作り出した "興奮を誘発させる粉薬" の相乗効果というのは如何でしょうか。よって、遭遇時に襲われない為に有効なのは、食料であるオルセタイトを投げてやることであり、山賊たちの自衛用として、この坑道のそこかしこにもオルセタイトの備蓄庫が隠されているとすれば、回収しやすいかなと。如何でしょうか。基本は犠牲者の遺品やモンスターの描写は自由にやっていきたいですね)

  • No.348 by アルドニック  2021-07-16 17:41:34 


ティア!?だ、大丈夫か?……随分手酷くやられちまったな…待ってろ、手当する道具を探してくるから。
(応急処置程度なら手持ちの道具でもなんとかできるが、これだけ傷付けられてしまっては足りない。包帯、無ければ汚れの少ない布、深い切り傷は縫わなければならないため針と糸に薬……代わりになるものはないかと周囲を見回せば、落ちているのは数多くの遺体であり……なんとなくここがどういう所なのかを把握した。とりあえず、この下層に落ちている死者の遺品を使えばなんとかなりそうな感じはする。そしてトレジャーハンターを生業とする自分にとっては、この匂いはともかく遺品漁りは手慣れたものであり、早速必要物の調達にかかって)

(/了解です。では早速遺品を頂戴しますか…アルドニックは一緒に金目の物もちょっと探してそうです←
まぁ大抵は山賊に取られてはいるでしょうけど……)

  • No.349 by グラナーティア  2021-07-16 20:38:48 


……っ!? アル……。

(動揺と寒気で自然と全身が震える中、それでも瞳に副首領への怒りを宿しつつ、傷口を押さえて踞っていると、相手に声をかけられ。毒気を抜かれたみたいに顔を上げ、そちらに視線をやれば、一言だけ相手の名前をつぶやき……しかし、すぐ決まり悪そうに目をそらしてしまって。片膝を立てた状態で相貌を隠すように丸くなりかけたが、続けられた相手の言葉を聞き取ると、少々驚いた様子で相手に視線を戻し「え、手当て…?」と口にし。

一方、蒼白な表情でその場に立ち尽くしていた下っ端は、しばし一人で『なんでだ……どうしてオイラがこんな目に……』等とぶつぶつ言っていたが、相手が動き始めたのを見れば、その背に向けて、やや絶望感を帯びた語調で『……お、おい。無駄だぞ。ここに投げ込まれている死体でまともな物を持ってる奴なんてない……』と告げ。さらに、怯えも明らかな雰囲気で)

『……それより、下手に動かない方がいいんじゃないか……。いや、絶対その方がいい。下手に動くな』




(/下っ端が"まともな物はない"と言っているのは、単なる認識違いだと思うので無視で大丈夫です← 彼はこの階層にモンスターが彷徨いているのを知っているため、巻き込まれたくなくて(誰かがモンスターに見つかる→一緒に自分も見つかる、の連鎖への警戒で)上記のように言っています)

  • No.350 by アルドニック  2021-07-17 03:54:12 


……遅かれ早かれ何か起こるのは確実なんだろ?しかも、俺達にとって良くないことが。なら動けるうちにやれるだけのことはやるべきだ。後悔は死んだあとにでもすれば良い。
(出来れば手伝ってくれ、と言いたいところだが、あの様子ではテコでも動かなさそうだ。まぁ邪魔をしないだけまだ良いか。そう考えれば上記を返して再び遺品漁りに向かい、なんとか使えそうなものを掻き集めればティアの元へ戻ってくる。死中に活を求めるというべきか、いずれにせよ、これまでの経験から絶体絶命の危機はジッと黙って動かずに居れば乗り切れるものではないと考えていて)

ティア、お前の手当は……「普通の人間」と同じで大丈夫か?
(最低限の医薬品を持ってティアの側に駆け寄り、その傷の処置について尋ねようとして、一瞬言い淀み視線が泳ぐが、今は気にしている場合ではないと判断し口にする。大丈夫、との言葉を聞けば早速手元にあるそれらを使ってティアの手当を始めるだろう)

(/了解です!)

  • No.351 by グラナーティア  2021-07-17 06:09:12 


……………………。

(依然震えは止まらず、ズキズキと響く傷の痛みに冷や汗も出てきているが、何とか縮こまって我慢しており。そのうちに動こうとする相手と、怯えた様子の下っ端の間で会話が交わされ、最終的に相手が作業に戻ると、下っ端はまた小さな声で『……こ、この。そもそもお前らの所為で』と呟き。

痛みの中ながら、彼の一連の発言に興味を持てば、少々表情に苦悶を滲ませつつも「おい、ここにある "危険" はなんだ?」と聞いてみて。顔を上げた下っ端と視線が合う。そこで「ガスか?それとも、兵糧攻めか? 見たところ、水責めや火あぶりはなさそうだけど」と続けて。

尋ねながら内心でだけ "あと、ここには絶対モンスターがいるな" と思いつつ。それは、匂いと落ちている遺体の状況からの予測だったが、口に出さなかったのは、自分自身が周囲から怪物と思われるような言動を取った直後だという自覚ゆえであり。モンスターの脅威に言及し、わざわざ "同族だろ。お前が言うな" みたいな反応を返されても癪なため。


他方、質問された下っ端の方は、しばらくまじまじとこちらを見ていたが、やがて『……丈夫なモンだな』とだけ述べ。……質問に答えろよ、と思ったが、そのタイミングで相手が戻ってきて。自身の手当てについて聞かれれば、相手を見上げた後、やや頬を赤くし、無言になってしまい。

少し間を空けてから、次は視線を泳がし出せば「……その、手当てはいい。そこに置いといて」と、暗に、集めて貰った道具は有り難く受け取るにしても "手当ては自分でやる" 意思を伝えて。

正直、相手に対する感情も現在はかなり複雑である。先に首領を痛めつけたことについて、どう思われているかも気にかかっているし、あの惨状を目撃した上で、当然のように自分を助けようとしてくれていることにも、実は驚きがあり。……凶暴な怪物が弱っているとあれば、好機として見捨てるかトドメを刺す方がまともな気もしてしまって。実際、仲間だと思っていた人物から、窮地に陥ったタイミングでそのように裏切られた経験もあり。


ただ、色々と思うところはあるが、取りあえず、今、助けてくれようとしていることは伝わっている。なのに、あっさり手当てを求められないのにはちゃんと他にも理由があって。……何せ、腕とか足だけではなく、がっつり正面から切りつけられている。包帯を巻くだけでも、袖をまくる程度では済まないだろう。つまり "相手が女性だったら任せたけれど" という話で。

勿論、もっと重症ならそんな呑気なことも言っていられないが、今は意識も鮮明。自然治癒力は常人を上回るし、多分傷は内臓には達していない。もう少し時間を置けば、血ぐらいは止まってくれるはず、という見通しもあり。震えは止まらず、翼も出した状態のままながら、小さくなって視線をそらせば、無言に戻ってしまい)

……………………。




(/アル君以外、面倒な人しかいないターン← 拙女については、これまで実質的には平和主義だったのに突如首領をリンチにかけたり、かと思えば、それが本意ではなさそうだったり、その次には一転して不自然なくらいボコられたり、奇怪な言動が続いているので、何かしら言及されても構いませんし、
下っ端については、結局まだろくに有益な情報を吐いていないので、事件の真相でも、下層に存在する脅威や下層からの脱出の可能性についても、何を聞いて頂いても構いません。無論、特に会話を入れない流れもご自由にどうぞ。適当に繋げますので/蹴り自由)

  • No.352 by アルドニック  2021-07-23 20:00:43 


そうか……あっ……じゃ、じゃあ後は自分でな……
(ティアからの手当は良いという言葉に実はそこまで傷が深くないのかと一瞬思ったが、そのティアの恥ずかしげな表情と、自分でするから道具を置いてくれという意図の言葉にハッとなって引き下がる。そうだ、ティアは女の子なのだ(←)。無意識だったとはいえ失礼な申し出をしたなと思い、顔を少し赤らめながら頬を掻く。まぁそれ以外にも理由はあるのかもしれないが、どちらにせよ深く聞くべきことではないと思いそれ以上は何も言わず)

さてと…それじゃ今のうち聞いときたいんだが、此処は何だ?山賊は何に此処を使ってたんだ?危険って何だ?とりあえず、お前が知ってることを全部話してくれ。助かりたいのならな。
(そしてティアが手当をしている間に、先程自分もティアもした質問を下っ端へと再び投げかける。ここへ来る前にあの婆さんが言っていた話の謎も含めて、ここで起こっていた事について聞けば突破口も見えてくるはず………助かりたいのなら、と念を押して)

(/ティアちゃんの貴重な女の子シーン……←
了解です!いつも丁寧に聞いてくださり、ありがとうございます(*´ω`*))

  • No.353 by グラナーティア  2021-07-24 01:10:50 


……オレは、アルとかそこにいる奴みたいな人間より、傷の治りは早いはずだから。

(こちらの意図を察した様子の相手に "後は自分で" と告げられては、ちらりと視線を返し、こくりと頷き、また視線をそらしてから、暗に "すぐには動けないだろうけれど""暫く放っておいてくれたら動けるようになると思う" との憶測を裏に交えた言葉を繋いで。出したままの翼をゆっくりと動かすと、再度小さく縮こまり。震えは止まっていないが、それも少しでも押さえられるよう、自分の身体を抱いてひたすらじっとしていようとし。

他方、自身から離れた相手に詰め寄られた下っ端は、話しかけられた瞬間にびくりと肩を跳ねさせ。相手の方を向き直り、真剣な雰囲気を察せれば、視線を斜め下方に流したが、やがて見つめ返して『……お前らは助かる気なのか?』と逆質問を口にし。それから、突如ばっと手を広げると、次は強い口調でややまくしたてるように『此所が何だだと!?見りゃ分かるだろ、ゴミ捨て場さ!もっと、詳しく言うなら別の用途の方が主なんだけど、何だって変わらないだろ。オイラたちが助からないのは、もう変わりそうにねェよ』と言って、その後、絶望的な表情になり、頭を抱え。

その状態でボソボソと『……まったく、オイラが何をしたって言うんだよ、本当に。クソが。何も悪いことはしてねェのによ』と、山賊なのであれば、それは有り得ないだろうと予測できる台詞を続け。だが、そこで急に何かを思いついたように、縮こまって荒く息を吐き、痛みに耐えている様子の少女の方を見て。次に相手に視線をやれば、無言でそっと少女から距離を置きつつ、如何にも "そいつには聞かせたくない" 感を醸し出しながら、静かに手招きをし。何か情報を付け足す気なのかは不明ながら、相手に聞こえるギリギリくらいの声量で)

「おい……おい……ちょっと、こっちこい。聞きたいことがある」



(/いえいえ! 現状この下っ端は裏切る気はないです。胡散臭いですが←)

  • No.354 by アルドニック  2021-07-24 20:49:38 


……ネガティブなんだかポジティブなんだか……
(助からないとか悲観的な割に、自分のやってることへの罪悪感がない様子の相手に呆れたように呟く。山賊やってこんなことに加担してる時点で地獄行きもいいとこだろ、と心のなかでツッコミ←。まぁ少なくともこの男は詳しい事情を知っているようだ。此処を抜ければあとは憲兵なりに突き出してたっぷり絞ってもらうことにしよう…なんて考えていると、その下っ端から声がかかり、チラとティアを見遣ってから近づいて「……なんだよ?」と小声で会話を始める。正直こんな至近距離でティアに隠し事をしているようで嫌なのだが……気にもなるから)

(/一人称オイラですからね、胡散臭さがすごいです←←)

  • No.355 by グラナーティア  2021-07-24 21:47:00 


「あれ、あれ。お前の言うことなら聞くのか? もしかして、人を抱えて飛べる?」

(相手が寄っていくと、下っ端は自身の口元に片手を添え、声を潜め、すっかり縮こまっている少女の方をもう片方の手でこっそり指し示しつつ、その背から生えている翼を気にしている様子で問い掛け。さらに、相手に視線を戻せば、眉間にシワを寄せ、やや恐怖心が滲んでいる顔立ちに、やや掠れた声で『……どうせ、こうなっちゃもう黙っていても意味ねェし……言うけどな?此所にいるのは……人喰いモンスターだ』と続けて。

それから、広がっている坑道の奥の方へと視線を流すと『……息遣い、聞こえるか?まだ近くには来ていないのかな。人喰いモンスターって元々は人を喰う連中じゃなかったが、オイラたちがそう育ててた』と告白し。……特に坑道内にそれらしい物音は聞こえないが、下っ端は奥の方を見るにつけ、また露骨に顔色が悪くなり、苦い物でも食べさせられたような表情で『……降りてきた道みたいに、幾つか降りられる道は他にもあったはずだが、数は少ないし、こんな場所普段うろついたりしないから、下から上がろうとした時、どのへんにあるのかはオイラも分からん。それに、あの分じゃ全部セシルさんが塞いじゃっているだろ』と言って。

そこで再度、少女の方を盗み見ると『だから、助からないと思ったんだけれど……モンスターに人の味を覚えさせるのにはさ、上から死体を落としていた。坑道内で崖になっている場所があるんだ。上るのは無理だと思うが、もし、あれがオイラたちを担いで飛べるなら、天井の高い場所まで行けば、それで助かるかも』と呟くみたいに語り、最後に渋い面持ちのまま、相手に視線を戻せば、軽く片手を広げ)

「あれ、役に立ちそうにないなら、囮にでもした方がいいと思うぞ。あんなに血まみれじゃ、匂いでモンスターが来ちまうかもしれないじゃねェか。お前の言うことを聞かないなら、手当てしても危ないだけだろうし、言うことを聞くのでもあの重傷で飛べないなら、もう邪魔なだけだろ。……オイラを抱えても飛べそうなら、隠してある薬草の在処を教えてもいいぞ。止血に効くのもある」




(/~やんす、とか言い出しても違和感なさそうですね←)

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