匿名さん 2018-06-10 12:20:27 |
通報 |
(――― すっきりとした目覚めだった。すっきりし過ぎていて、酒場でKnockeenPoteenだったか、何だか愉快そうな名前の酒を注文してからの記憶が全くない(←)。瞼を開けても映った世界は真っ暗、しかし、背中を預けているものの暖かさと包まれている空気の室内らしさ、壁を隔てた感じの遠くからフクロウの声が聞こえてきたことにより、今いる場所は宿屋のベッドで、夜中に目が覚めたのだと理解し。頭痛や気持ち悪さは一切なく、取りあえず、起き上がろうとすれば、手が柔らかなものに触れ、身体が跳ねそうになるほどに驚き)
…………?
(無言のまま、そちらに視線をやり、神経を研ぎ澄ませれば、静かに寝息が聞こえてきて、誰かがそこにいると分かり。暗視に長けているとはいえ、夜半、無灯火の室内とあっては流石に光源が少ないし、輪郭は何となく捉えられても、その人物の顔などは目視できない。ただ少なくとも、まず相手ではないだろうし、女性……?な気がするが、誰だか全く見当をつけられず。緊張感から汗が出てきそうだ。静かにパニックに陥りかけるも、何とか冷静を保てば、暗闇の中で目を凝らし、向こうにもあるベッドの影を捉えて思考を回し。……部屋の構図に見覚えがある、つまり宿泊中の宿屋で間違いなさそうだし、向こうのベッドには男性が寝ている気配で、それは恐らく相手なのだろう。嗅覚には自信があるが、知らない男の匂いはしない。……ともすると、すぐ隣で眠っている人物を刺激しないように、そーっとそーっと動いて、するすると寝床から抜け出し。相手のベッドに近付けば、そのままよじ登って、寝ている相手の肩に手をかけ、ゆさゆさとゆすりつつ「アル…? アル? あれ誰?」と声をかけるも、件の人物も現役の傭兵というだけあって、動くものの気配には敏感らしく、目を覚まして身体を起こしては、すぐに枕元のランプをつけ)
* ……ガーネット、起きたの?
(如何にも起きたてといった具合で少々眠たそうな表情ながら、明かりのあるところで人物の顔を確認しては、もうかなり遠い記憶の中から照合する面影が呼び出されて。思わず、人物の名前を口に出しそうになるが、お互い、そんなに平和な経歴を作ってきたわけではないはず。安易に本名を呼ぶリスクを瞬時に考えては、敢えて仕事中に使っていた偽名の方を口に出して。その上で相手の方にも視線をやれば、驚いた様子を隠さずに問いかけて)
……ラズリー? ラズリーなのか? なんでお前がここに? ……おぅ、アル、どういうことだ?
(/てきとーにがんがん撒いていきましょうかw 本編はTHE・今さら遅い系です←)
トピック検索 |