匿名さん 2018-06-10 12:20:27 |
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* そう、ありがとう。
(同胞は再度、相手の解説を聞けば、最後不自然な途切れ方をしたことには、シンプルに疑問を覚えたような表情となりつつも、恐らく些事だろうと割り切ったのか(←) すぐに真紅の瞳を細め、相手の心遣いに対して素直にお礼を言って、笑みを浮かべ。しかし、こちらは先の相手の台詞で別件の不審に感じていた点を思い出せば、同胞を見上げたまま「あ、そういえば……オレは初耳だったぞ。お前、今なんて名前になっているんだ?」と質問してみて。さらに指を立てれば、先に彼女が笑った時、特に印象的に思ったことも「あと、目の色どうした?」と続けて尋ね。この街で会った時からずっとそうだし、そうでなくとも彼女の瞳の色は元々翠色。だが、何故か今は赤色をしており(←) その上で、立てた指で彼女のことを軽く差しつつ、思い付いたように「そうそう、あと、ロイズなんちゃらって何か物騒な呼ばれ方をされてんのも聞いたし、お前、今、人に囲まれて過ごしてるのか? 大丈夫なのかよ」ということも聞き。
……事前に思考をまとめてから話すという技能はどぶに捨てただろうか、といった感じのスマートでない聞き方をしたが、当人は、現在素性がよく分からなくなっている元同僚を相手に、それなりに真面目な様子であり。すると、こちらの質問を途中で遮ることもなく、黙って聞き終えた彼女は、ある意味いつも通りの "穏やかだが少々本心の読みにくい表情" で「* そういえば、申し遅れたわね」と述べ。次に真摯な雰囲気を瞳に宿すと、相手と自分に改めて向き合い、軽く胸元に手を当て「* 私の今の本名は、リコリス・フェリコート・フォン・ロイズ。ロイズ伯爵家に仕える傭兵です。以後改めてお見知り置きを」と整然とした口調で告げ、最後はにっこり笑い。それから、自分の方に視線を流したかと思えば、柔和な表情のまま「* 人に囲まれて過ごしているわよ」と言って、突如ついと一歩、相手と自分の方に近付くと、至近距離でこっそり首元のスカーフをずらし、そこに付けているチョーカーが見えるようにし、合わせて己の左手首の辺りも服を少々まくって、腕輪の存在を示し)
* 契約と引き換えにそれなりの地位は頂いたので。
(そう告げて、元の立ち位置に戻り、服をゆっくり直せば「* 今の私には主人の指示が全てですが、困ったことがあった時は言ってくださいな。力になれることもたまにはあるかもしれません」と、事もなげに続け、言い終えるとやはり緩く微笑み、次にはまた自分の方に視線を寄越し「* 目の色は素性隠し。仕事中はわざと変えているの。秘密ね?」と己の口元に指を当て。……一度に聞いた自分の所為でもあるのだが、いざ回答されれば想定より情報量が多く、やや "付いていけない感" を味わい。取りあえず、目の色ってそんな変えられるものだっけ…?と思いつつも、まぁなんか多分……魔法とか、新しい技術とか、発明品とか、色々あるのかもな、と、表向きは惚けた顔立ちでぼさっと黙っているだけなのだが、内心では一人で納得し(←) 対する同胞は一通りの話を終えれば、茶目っ気を漂わせ、幾らか冗談っぽく)
* 二人ともそれぞれ本当に、私に会いたくて来てくれたって言うんだったら感動したのに。
(/目の色が変わっていることは先に描写しておくつもりが抜けており、ここが初出になってしまい、すみませんorz 異国……どこ行きましょうね?笑)
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