匿名さん 2018-06-10 12:20:27 |
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……ま、そうだな。
(どうも胡散臭さが抜けきらないように思えるのは此方も同じで、無理に急ごうとする姿も怪しく見えなくも無い。とはいえ少女以上にアルドニックには相手への疑惑が持てない。少女の言い捨てる態度や露骨なまでの警戒心は気になるものの、言葉の通り案内が欲しかったのは事実であり、同じく警戒を怠らなければ大丈夫だろうと考えて。フゥっと軽くため息をついてからその男の後を追って)
(そして実際、その男は巧かった。いや、その男ではなく計画した奴がと言うべきかもしれないが。道筋は途中までは完全に鉱山に向かう道のそれであり、途中から奇妙なルートを通るようになってくるが、それも此方のほうが近道だから、穴場に近いから、なんて言葉と共に信じてしまいまそうなルートで。経験の浅い冒険者ならば警戒心もなく引き返される心配も無いと思われる程度には道筋と誘導が巧かったのだ。そして最後───細い道を抜けた先の広場に辿り着くと、ズシン!と背後から岩が落ちた音が聞こえてくる。振り返ると先程通り抜けてきた道が塞がれており、再び前を向くと既に案内役だった男は消えており……そして何処からともなく聞こえてくる笑い声。どうやら罠だったらしい)
『フハハハハハ!かかったな間抜けめ!飛んで火に入る夏の虫とは正にこの事よ!貴様らの命運ももはやここまで、我が山賊組織「メタル団」のこやしとなるが良い!!』
(そう言いながらゾロゾロと味方を引き連れて現れたのは山賊の親分らしき人物。下っ端の山賊連中は見るからに野蛮な格好と言った感じだが、その親分とその周囲の数名に関しては、確かに山賊らしい格好をしているのだが他の連中と比べるとどこか捨てきれない気品があり、また親分の芝居がかった台詞や発声も単なる山賊ではなく、どこか生まれの高貴さを感じさせるもので)
……まさか、包囲とはいえトラップも不意打ちもなく堂々と姿を表すとはな……
(一方罠にかかったはずのアルドニックだが、そんな相手の態度にポカーンとしており危機感がどこかに吹き飛んでしまっていて、額に手を当てヤレヤレと言ったふうに頭を振るのだった←)
(/山賊の親分(元騎士)はこんな感じでどうでしょうか。例の如くNPCですのでお好きに動かして大丈夫ですよ?)
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