匿名さん 2018-06-10 12:20:27 |
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『な、なにぃ~~~!?ワタシがガキだと!?エテイン王国騎士団隊長を代々務めるブレウィン家当主のこのワタシに向かって……!!』
『「元」当主ッスけどね。』
『皇太子派の排除には成功したけど、その後に皇太子派だった貴族の跡取り息子を逃して失脚したんだよなぁ。』
『そうそう、まぁ皇帝の弟である東王を支持していた東王派も結局内部分裂したって話だから、遅かれ早かれって感じだよな……。』
『貴様ら!やかましいぞ!!』
(少女の言葉に親分らしき人物はワナワナと震え、声高に自身の生まれを宣言する。しかしそれに対して身内からヒソヒソと声が聞こえてくる。そして件の元貴族がヒソヒソ話をしている仲間の山賊に一喝を喰らわせて)
………。
『む?はて……貴様のその顔、何か見覚えのあるような……』
(既に顔を見た以上気付いていたことではあるが、そんな会話も含めて色々な想いが去来したのかハァッと深く溜め息をつき。頭を振り額を抑えていると、元貴族がアルドニックに気付いたようで此方をジーッと見つめてきて。そしてハッと目を見開き)
『フ、フフハハハハハ!これぞ天のお導きよ!!このワタシに復讐の機会を与えて下さるとは!!おのれ、憎きボードウィン家の跡取り息子のクアドル・ボードウィン!!此処で会ったが百年目、このワタシをこんな惨めな姿にした罪を死を以て償うが良い!!さぁ覚悟しろ!!他の者は手を出すなよ、コイツはワタシが仕留めるのだ!!』
(元貴族の男がそう叫ぶと、他の山賊連中は一歩下がり二人の一騎打ちを見守るような形になっていて。対するアルドニックは、どこか思う所はあるもののやはり気怠げというべきか、呆れたような表情を見せている。話の流れからアルドニックが政争に破れ処刑された貴族の跡取りで、それを行った一味である目の前の男に対して恨みを抱いていそうなものだが、そういった様子もなく。しかしふと何かを思い付いたのか、顔を上げてその男に向かい少々語気を強めて)
……良いだろう、俺にとってもお前は両親の仇だ。出来ればこの手で葬りたいと思っていた……死を以て償うのはどちらになるか……勝負だ!
(なんて、全くアルドニックに似つかわしくないような言葉をハキハキと、妙にキリッとした表情で言い放って。その言葉に山賊側も盛り上がったのか、ワァッ!と歓声が上がり、妙な盛り上がりを見せる。そしてその隙きにコソッと少女に近づいて「好都合だ、一対一で戦うフリをするから、隙きを見てアイツを攻撃してくれ」なんて耳打ちをして←)
(/うっ、すいません。完全に忘れてました……かなり話の筋がズレてしまいましたので、やっつけ進行でお願いします……)
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