匿名さん 2018-06-10 12:20:27 |
通報 |
* その子に嘘をついてほしいとは思わないわ。
(自身を嗜めるような相手の台詞に、肝心の同胞は若干程度、表情に寂寥感も滲ませつつも、笑顔で言葉を返し。思えば、要約すると片方は "あなたに会いたいと思うには無理がある" 、もう片方は "あなたに自発的に会おうとするのは面倒臭い" と言ってのけやがったわけで、お前ら何しにきたんだと怒っても自然な気もするし、露骨に怒らないにせよ、多少気分を害したり傷付いたりしてもおかしくなさそうなものだが、同胞の態度は表面的には平常通りに穏やか過ぎる程で、その内にあるであろう本心を読み取ることはできず。ようやく "少し悪かったかな…" とも思ったが、口に出すタイミングは逃がしてしまい。そうこうしているうちに相手と同胞の会話は進んでいき)
* そう、急ぎなのかなと思ったわ。また何処かで会えるといいですね
(行き先について相手の説明を聞けば、どうやらもうお別れモードで。しかし、その同胞の言葉に自分としては「いや、結構急ぎだぜ。ただこの後の行き先には幾つか候補があって、絞れてないだけなんだ」と、相手の警戒心も全く知らず、把握している限りの状況を正直に話し。それを聞けば、彼女は「* ……そう」とだけ答え、一拍ほど間を置いてから「* 気を付けてね」と少しばかり何処かしゅんとした雰囲気で述べて。その真面目なニュアンスの物言いに一抹動揺のような感情を覚えつつ「お、おう…」と答えれば、こちらも軽く手を上げ「……お前もさ、なんて言うか……まぁ……死ぬなよ?」と一応の激励を送り。そうすると、同胞はくすっと笑って「* 善処するわね」と爽やかに返し、続いて相手の方に向き直ると、すっかり取り戻した笑顔で「* アルくん、本当にありがとう。……リコか、あるいはリコリスって呼んでください。元々の名前の方は知っている人が全然いないから……不可抗力だったとは言え……アルくんは特別ですよ?」と告げ。不可抗力、の辺りでは明らかに一瞬こちらに冷めた目線を送ってきたので、つい後ろめたさから瞳をそらしてしまったが(←) 最後の方は、また己の口元に軽く指を当て、ちょっと悪戯っぽい表情になっていたし、深く恨まれているわけではないだろう……ないと信じたい(←) そこまで話せば、次に同胞は笑顔で「* じゃあ、出入り口まで送ります」と言って、その通りにしてくれて、最初の兵士が二人並んでいたところまで来れば、そこで足を止め、緩く片手を上げて見送る姿勢となり。だが、締めでは上げた片手を立てて口元に添え、忠言っぽく)
* じゃあ、またね。……アルくん、良かったら今度お茶してね。……あと、ガーネット、ルベウスが伝令玉を送ったのに返事がないと言っていたわよ。届いているんだったら、返してあげなさいね?
(/了解です笑 フェリコートが過去にした選択の理由については半々でしょうね。彼女は故郷の亜人の中では最弱だったということもあり、頭を使ったり我慢したり他人に媚びたり、処世術を使わないと自分が生きていけないことを理解していると思います。この先、息子様の過去も紐解いていくのであれば、ロイズ伯爵家が味方になるか敵になるかで、三者の関係もがらっと変わりそうですね笑 無関係一本だと穏やかですけれど笑
また、余談ですが、>181の伝令玉の解説で「貴族が下級の者への連絡手段として使うこともある」記載した通りに、フェリコートが二人に送ったバングルと伝令玉は、伯爵家にあった品を横流しにした物だったりします← ※盗んだわけではないです←)
トピック検索 |