匿名さん 2018-06-10 12:20:27 |
通報 |
「 ぐっは!…………。!?、セシル!? セシルさぁんっ!! 」
(穴に突き落とされ、落下中、ひたすら絶叫を上げていた下っ端は、相手に支えられ、何とか大怪我を負わずにドスンと地面に着地すると、そこでも短く悲鳴を吐いて。だが、一度目を白黒させた後、すぐさま立ち上がれば、穴の入り口の方を見上げ、必死の形相ですがるように副首領格の男のものと思える名前を叫び。
しかし、返事のように落ちてきたのは切られた梯子。それから「ちっきしょう!!覚えてろよ!?てめぇ、顔を覚えたからな!?」と、やたら三下臭のする台詞が少女の声で降ってきて。既に周囲の様子に気を配り始めている相手とは対照的に、下っ端は尚も上ばかり見ており『 セシルさん! 見捨てないで!! 』と声を張っていたが、やがて、血まみれになった少女がほとんど落下みたいな速度で落ちてくると、地面間近で僅かに翼を羽ばたかせ、減速してから崩れるように着地し。
その姿を視界に留めた下っ端は、一層瞳を丸くすると『 嘘だ!嘘だ!オイラが何をやったって言うんだ!!助けて!! 』と上に向かって叫んでいたが、最後に聞こえたのは『発破持ってこい。この道は塞ぐぜ』という微かな副首領の声であり。さらに続けて、低く重たい音も響いてくれば、発破はまだだとしても、岩戸か何かで入り口が塞がれたことを悟れて。……恐らく、ここが下層だとすれば、追い落とせる場所は他にもあるのだろう。先に言っていた "カシラもそこに放ってやる" はそうして実行する気なのだろうと予想がつき。
つまり、色んな場所から一方的に繋がれている "ゴミ箱" のようなところに捨てられた状態。相手の質問は耳に届いていない雰囲気で、下っ端は顔色も蒼白に立ち尽くしており。他方の自分は、全身血まみれで地面に膝をついて縮こまった姿勢で。切り刻まれた恐怖と痛みで震えが止まらず、辛うじて呟くように)
あ、あのやろう……
(/了解です。道中だと熊も倒せる力量のため、拙女は今回(初日の呪いによる弱体化を除き、物理面だと)旅中で初めて、不自然なほどボコボコにやられています← モンスターが凶暴化する仕組みですが、食料のない荒んだ坑道に閉じ込められ、飢えていることと、さらに山賊たちが薬草を調合して作り出した "興奮を誘発させる粉薬" の相乗効果というのは如何でしょうか。よって、遭遇時に襲われない為に有効なのは、食料であるオルセタイトを投げてやることであり、山賊たちの自衛用として、この坑道のそこかしこにもオルセタイトの備蓄庫が隠されているとすれば、回収しやすいかなと。如何でしょうか。基本は犠牲者の遺品やモンスターの描写は自由にやっていきたいですね)
トピック検索 |