匿名さん 2018-06-10 12:20:27 |
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……? なんだよ、その顔。
(相手の表情と態度に妙なものを感じ取れば、不思議そうに。続いてまた左手首に視線を戻せば「なんか、これで遠くにいる奴とも連絡が取れるんだろ? アルなら使い方が分かるだろうからって言っていたんだ」と言って。自分にはよくイメージも沸かないし、解説もそう詳しくしてもらえなかったわけだが、彼女の言う通り、本当に相手がそれについて知っているのであれば、問題ないと考えており。ついでにふと先程の魔道具師の言葉を思い出せば「……大したものじゃないって言ってたんだがな」とぽつり。一応は手渡された時に、なんだこれ、凝った装飾だが高いんじゃねぇのか?と聞いたのだ。そんなことないと言われたから、そんなことないんだなと思っていた(←) 実際のところ、バングルは貴族が持っていそうなクラスのもので、伝令玉も些細な用事で易々と使うには勿体ないレベルの品となっているのだが、魔道具師でもなければトレージャーハンターでもない、ぼっちの野生児に目利きはできず。
何気ない会話を交わしているうちに、近場に位置する教えてもらった目的地らしき場所へと辿り着いて。恐らくここがそうだろう。そこはちょっとした広場になっており、幾つもの馬車が停められ、隊商のメンバーの宿泊用と思わしき、小さなテントが点在しており。馬車から荷物を下ろしたり、その辺で休憩したりしている者が商人や職人であろうことは見た目から察せるが、この場で店を広げようとしている風の者はおらず、何となく舞台裏感があって。……足を踏み入れつつ思うのも何だが、部外者が立ち入っていい場なのだろうか。此処にいる人々も結局はさっきのところに小屋を組み立てて商売するのでは?と疑問になるが、何を思って先の蛇男がここを教えたのかは最早謎であり。
辺りを眺めてみると、木箱や馬車やテントによっては "ラザフォード・ブラザーズ"、"北星鉄道連盟"、"ネイビス商会"、"ギネスガーデン"等々……団体名と思わしき印字がされていて。規模にはかなり差があるが、何となく集団ごとにまとまったスペースを取っているようで、メンバーの装いや雰囲気、それから微妙に扱っている品物も異なっており、自分には聞いた覚えのない言語を話している者もいる。食料品や衣類を運んでいる者に声をかけても実りはないだろうが、"ネイビス商会" と掲げられた一際巨大な荷馬車と大きめのテントの近くで談笑している者たちは、見たところ、鍛冶職人風。煙草を吹かしている者もいるし、休憩中なのだろうか? 取りあえず、視界に止めたそちらを軽く手で指し示せば、もう片方の手では相手の服の袖をさりげなく掴みながら)
……あいつらは魔道具も扱っていそうじゃねぇか?
(/登場早々あまり公にしたくない経歴を暴露され、老けたとか言われ、挙げ句百合疑惑を寄せられるフェリコート笑 爺様の名字については全然大丈夫です! 変更了解しました^^ゞ)
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