匿名さん 2018-06-10 12:20:27 |
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「……なんだい、あんた?」
(机上に開いた本を黙って眺めていた老婦人は、相手の気配に気付くと顔を上げ、自分の方も一瞥した後、静かな声量で相手に問いかけ。向けられた瞳に敵意は宿っておらず、先程の様子とは打って変わって落ち着いた雰囲気であり。それから、くいっと促すように顎をしゃくれば『席は空いているからね。自由に座りなよ』と発言し、それまでだらんと下げていた腕をおもむろに机に上げ、片手で少し本を起こすと、もう片方の手で頁をめくって。
近くまで来て分かったが、老婦人が真っ直ぐに視線をやっているその本は、正面から見ると正四角形に近く、厚めで広いページの一枚一枚に様々な写真やメモ書きが貼り付けてあり。……当人はそのような名称は知らなかったのだが、ずばり言うのならスクラップブックというやつだ。まとめられている内容は、鉱山の地図、存在する山道の構造、モンスターの目撃情報、行方不明になった旅人の直前までの足取りや名前、等であり。背の高い相手であれば、ぱっと見だけで割りと有益そうな情報がまとめられていそうな気配を覗き見で察することができただろうか。生憎と、相手よりも背の低い自身の方が内容をチラ見できたのは、老婦人がページをめくったその一瞬だけで。
……上空から見た場合の山の地図、みたいなものがあったな、等と思いつつ、相手の方を確認すれば、相手が腰を下ろした直後に自分も席に着くつもりで(←) その間に老婦人がこちらを見ないまま、沈着かつやや柔らかさを孕んだ声音で『あんたら、旅人?人探しにでも来たのかい?……それとも、慰霊でもしに来たの?』と繋げ。恐らく、最後の台詞は自身の聖職者を連想させる服装の所為だろう。修道女見習いと、護衛の教会関係者ぐらいに思われたのかもしれない。咄嗟に何か言うべきかと口を開きかけるも、結局適切な言葉を考えつけず、一旦少し視線を落とせば、そのまま口をつぐんでしまい……再度相手の方を見れば、同じタイミングで老婦人も改めて顔を上げ、澄んだ表情で)
「……何を聞きたいの?」
(/そして、ついに「………」もない無言回が……← もし物足りなさを感じられたらすみません← 婆様のロールプレイについては>271と変わらず、パスも含めてご自由に。息子様の隣にいるコミュ障()についてはさすがに「お前もちったあ喋れ。聞き込みに協力しろ」とか言われたら意地で口を聞くと思いますが、まぁ……そこもご自由に? そういう台詞がなくても、もっと喋らせた方が良かったりしたら工夫させて頂きたいのでお伝えを←)
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