匿名さん 2018-06-10 12:20:27 |
通報 |
……………………。
(依然震えは止まらず、ズキズキと響く傷の痛みに冷や汗も出てきているが、何とか縮こまって我慢しており。そのうちに動こうとする相手と、怯えた様子の下っ端の間で会話が交わされ、最終的に相手が作業に戻ると、下っ端はまた小さな声で『……こ、この。そもそもお前らの所為で』と呟き。
痛みの中ながら、彼の一連の発言に興味を持てば、少々表情に苦悶を滲ませつつも「おい、ここにある "危険" はなんだ?」と聞いてみて。顔を上げた下っ端と視線が合う。そこで「ガスか?それとも、兵糧攻めか? 見たところ、水責めや火あぶりはなさそうだけど」と続けて。
尋ねながら内心でだけ "あと、ここには絶対モンスターがいるな" と思いつつ。それは、匂いと落ちている遺体の状況からの予測だったが、口に出さなかったのは、自分自身が周囲から怪物と思われるような言動を取った直後だという自覚ゆえであり。モンスターの脅威に言及し、わざわざ "同族だろ。お前が言うな" みたいな反応を返されても癪なため。
他方、質問された下っ端の方は、しばらくまじまじとこちらを見ていたが、やがて『……丈夫なモンだな』とだけ述べ。……質問に答えろよ、と思ったが、そのタイミングで相手が戻ってきて。自身の手当てについて聞かれれば、相手を見上げた後、やや頬を赤くし、無言になってしまい。
少し間を空けてから、次は視線を泳がし出せば「……その、手当てはいい。そこに置いといて」と、暗に、集めて貰った道具は有り難く受け取るにしても "手当ては自分でやる" 意思を伝えて。
正直、相手に対する感情も現在はかなり複雑である。先に首領を痛めつけたことについて、どう思われているかも気にかかっているし、あの惨状を目撃した上で、当然のように自分を助けようとしてくれていることにも、実は驚きがあり。……凶暴な怪物が弱っているとあれば、好機として見捨てるかトドメを刺す方がまともな気もしてしまって。実際、仲間だと思っていた人物から、窮地に陥ったタイミングでそのように裏切られた経験もあり。
ただ、色々と思うところはあるが、取りあえず、今、助けてくれようとしていることは伝わっている。なのに、あっさり手当てを求められないのにはちゃんと他にも理由があって。……何せ、腕とか足だけではなく、がっつり正面から切りつけられている。包帯を巻くだけでも、袖をまくる程度では済まないだろう。つまり "相手が女性だったら任せたけれど" という話で。
勿論、もっと重症ならそんな呑気なことも言っていられないが、今は意識も鮮明。自然治癒力は常人を上回るし、多分傷は内臓には達していない。もう少し時間を置けば、血ぐらいは止まってくれるはず、という見通しもあり。震えは止まらず、翼も出した状態のままながら、小さくなって視線をそらせば、無言に戻ってしまい)
……………………。
(/アル君以外、面倒な人しかいないターン← 拙女については、これまで実質的には平和主義だったのに突如首領をリンチにかけたり、かと思えば、それが本意ではなさそうだったり、その次には一転して不自然なくらいボコられたり、奇怪な言動が続いているので、何かしら言及されても構いませんし、
下っ端については、結局まだろくに有益な情報を吐いていないので、事件の真相でも、下層に存在する脅威や下層からの脱出の可能性についても、何を聞いて頂いても構いません。無論、特に会話を入れない流れもご自由にどうぞ。適当に繋げますので/蹴り自由)
トピック検索 |