天からの祝福の鐘は永遠に【NL】

天からの祝福の鐘は永遠に【NL】

アスティ  2024-06-05 12:58:40 
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剣と魔法のファンタジーな世界を私と一緒に冒険をしてくれる冒険者の男の人を募集してるよー!
種族とかはなんでも大丈夫!かくいう私も天使だし、人間でなくちゃダメとか獣人は無しとかそういう縛りは無しで。

文の長さも特に指定はないんだけど…私の背後はなりきりがすごく久々だからあんまり長いと合わせられないかも…ごめんね。

プロフィールは簡単でオッケー!初めから細かく決めちゃうよりはお互い初めましてから始めて冒険の中でゆっくりお互いを知っていく感じが好みかな。
↓に私のプロフィールを置いておくから簡単なプロフィールってどんな感じ?って悩んだら参考にしてね

名前/アスティ
容姿/プラチナブランドのストレートの髪を胸元辺りまでの長さに伸ばしている。つり目気味の瞳は青色。背中にある純白の翼は左側が根本付近で裂けており飛行能力を喪っている。服装は黒色の生地に金色の模様の入った袖口の広めな七分袖の上着に上着と同色のショートパンツ、頭に被っているキャスケット帽も服と同色で全体的に統一感がある服装。腰に長剣を差したホルダー
性格/明るく天真爛漫。人を疑うことを知らない素直で純粋な性格
備考/非力なイメージの天使のイメージに似合わず魔法などよりは剣術の方が得意。スピードと技術で押すタイプ

私のプロフィールはこんな感じかな。もし興味を持ってくれる人が居たら気軽に声をかけてね!待ってるよー

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  • No.148 by アスティ  2024-07-06 23:38:46 

あ、ロゼ。うん…だいぶ楽になったよ
(ベッドに寝そべり、眠気はないが体調的に何かをする気力もなく特に何をするでもなくただ一人退屈そうに天井を見つめていると部屋の中に入ってきた相方の声に、嬉しげな表情浮かべて上体を起こしておかげさまで先程までよりは幾分か調子も戻ってきたと言い)
それにしても、これが船酔いかぁ…聞いていた通り結構キツイね、これ。でもまあ、これも一つの思い出かなー。ロゼはなんともないの?
(ベッドから足を投げ出すようにベッド端に座り直し、額のあたりを指先で軽く揉んでから、最終的にはポジティブな口調でそう言って、ニッと笑えば相手は船酔いは全く問題ないのか問いかけ)

  • No.149 by ロズウェル  2024-07-07 00:52:30 

(ベッドに腰掛けるアスティを見守るように、同室の椅子にのんびり腰掛けて)

はは、普段の姿からすると、なかなか珍しい光景だな。でも良くなってきたようで安心したぜ。
ん、俺か?
そうだなぁ、あまり船酔いした記憶がないな。子供の頃は魚釣りが好きだったから、小さな舟が沈みそうになるほど魚を釣りまくってだな…
(釣り上げた魚の重みで沈没しかけたり、流れの早い潮に乗って遭難しかけたり、やっぱりそのときも毒魚にアタったりした昔話を面白おかしく話して。窓から差し込む西日が夕暮れの訪れを告げて)

  • No.150 by アスティ  2024-07-07 07:13:24 

ロゼも昔は結構ヤンチャな子供だったんだ
(会話の内容からその情景を頭に浮かべながら、方向性の違いはあれど自身もどちらかと言えばお転婆な方であったという自覚はあり、どことなくシンパシーを感じながらクスッと笑って会話に興じて)
……ねえロゼ、なんだか焦げ臭くない?
(過去の思い出話に花を咲かせていると、不意に鼻腔を刺激する何かが焼き焦げるような臭いに気づき、眉を顰めると警戒のために枕元の剣を手に取って)

  • No.151 by ロズウェル  2024-07-07 11:19:26 

まぁこんな暮らしをしてるくらいだからな。
今も昔もマインドはあんまり変わってないってこった。

ん?
…どうやらコックが魚を焦がしちまったって感じでもなさそうだな。
(同じく愛用の剣をすぐに抜けるように準備しながら、客室のドア付近で周囲の気配や物音を探って。つい先ほどまで船酔いでダウンしていた相棒に、いけるかい?と言葉には出さずに視線で反応を伺う。不自然に少ない乗客といい、なにやら不穏な違和感を感じて)

  • No.152 by アスティ  2024-07-07 12:29:04 

最悪の事態かも…こっちはもうダメ、火の手が強すぎるよ
(無言での投げかけに、任せて!とこちらも声には出さず力強く頷き意思表示をすれば、その場の警戒は相方に任せ、こちらは煙の流れを辿って火の出所を確認しようと通路を歩き出すが既に火元の特定が出来ないほど激しく燃え上がる炎は船室付近まで迫ってきていて、急いで引き返してきてこの船はもうダメそうだと状況を伝えて)
……完全に嵌められたって訳だね、ここで火攻めなんてこの前の仕返しってところかな
(少しして甲板の方から角笛の音が鳴り響くのが聞こえれば、既にこの船は自分たちを付け狙う賊の息がかかっていたということだろうと察して、アジトを爆破してみせた自分たちの行為に対する意趣返し的な意味合いも込められているのだろうと考えつつ、ひとまず火から逃れるために、敵の待ち伏せがあるのは覚悟の上で甲板へ向けて移動しようと相手に目で合図して)

  • No.153 by ロズウェル  2024-07-07 17:58:56 

(既に火の手はかなりの強さに達しており、下手をする煙を吸い込み危険な状態で。ひったくるように荷物を掴んで鞄を背負うと、駆け出して)

やれやれだな、どのみちここにいても塩焼きになるだけだ。
甲板まで一気に行くぜ。連中とご対面したら、さっさと叩きのめしてから非常用の小船ででも逃げるとしよう。
(山賊連中の執念深さに舌を撒きながらも、ここの航路を切り抜けさえすれば、さすがに大陸を跨いでまでは追ってこないだろうと気合いを入れて)

  • No.154 by アスティ  2024-07-07 19:21:08 

つまり正面突破ってことだね!逃げの作戦を考えるよりは性に合ってるかも
(こうなれば、これ以上の追撃から逃れるためにも追手はしっかり叩き潰すしかない、その上でこの船からは脱出するというシンプルな相方の作戦に全面的に賛同すれば甲板へと飛び出して)

『よぉ……また会ったな……地獄の底から帰ってきたぜ……。テメェらがあの宝を持ち逃げしたせいでこちとら全ての計画が狂っちまったんだ……返してもらうぜ』
(甲板に出ると賊のものであろう連絡船より一回り小さな船が見え、甲板の上に居たのは無数の賊の残党と、瀕死の重傷を負っていたはずの頭で、顔半分目立つ火傷跡はそのままに恨み言を吐き出し。どうやら単に報復のため追いかけてきたというだけでなく例の魔本は彼らにとって特別な意味を持つものであるようで強い執着を見せていて)
返すも何も、元々はどこかから盗み出したものでしょ?それをキミたちが返してって言うのは筋が通らないよね?だから絶対に返しませんよーだ
(あまりにも執拗な賊の襲撃に流石に少し辟易しているようで、若干毒気を含ませ、敢えて挑発的にそう返して抜刀し)

  • No.155 by ロズウェル  2024-07-07 21:26:01 

(まるで腐れ縁のような望まない再会を果たしたのは、自身が仕留め損ねた山賊の頭。顎下から額にかけて顔半分に痛々しい火傷痕を残しながらも、血走った眼が復讐を渇望し憎悪の光で輝く)

やれやれ、本当にしつこい奴らだな。
魔物の餌よりは鮫の餌になる方がお好みだったってオチかい?
(相棒に次いで剣を抜いて冷静に周囲を観察しながら、アスティの挑発に小さく口元を緩め。複数人の賊が手にしているのは普段と同じ長剣。人数に対して狭い甲板では同士討ちへの懸念から一瞬の隙が生じる可能性が高い。アスティに小さくそれを伝え、得意のスピードで周りを一網打尽にするよう任せて。そして、自身は三度目の対峙に備え気を引き締めて)

  • No.156 by アスティ  2024-07-07 22:52:31 

ロゼ、大物は任せた!ほら、キミたちが欲しいお宝はここにあるよ
(周りの有象無象の賊の相手は自分が請け負ったと、サムズアップすれば自身の荷物の中からわざと賊に見えるよう件の魔本を取り出して見せると、思惑通り賊たちは一斉にこちらへと向かってきて)
よっと…!はっ!ふふん、甘いよ?
(一斉に向かってくる賊だが相方の見立て通り狭い船上に同士討ちを恐れて数的有利をあまり活かせずにいて、船のマストを遮蔽物がわりにして立ち回ることで更に有利に戦いを進めて、業を煮やした敵が味方諸共剣を突き刺して来ようとしたのを落ちていた木材を盾がわりにして弾き返したり、敵側から奪い取った剣で二刀流を披露したりと敵の数を順調に減らしていって)

  • No.157 by ロズウェル  2024-07-08 08:46:19 

(障害物や様々なものを利用しながら機転を利かせて着実に相手の数を減らすアスティ、この調子で行けば残党の有象無象は問題ないだろうと判断し、こちらも一気に片を付けるべく山賊の頭に挑みかかり左右から素早い剣撃を放って。カットラスを小刻みに操り甲板を駆ける長身はまるで歴戦の海賊のようだが、こちらの見立ての通り、火傷による傷の影響下にある右側低めからの攻撃に対する反応が若干、遅い。探りを入れている真意を悟られぬよう、様々な角度からダミーの攻撃を入れ)

アスティ、こっちはそろそろ勝負をかけるぜ。
他の連中は頼んだ!
(一旦間合いを取り相棒に告げると、再び距離を詰めて左側からの浅い攻撃を仕掛け意図的に相手の剣に弾かせて。その剣を膂力に物を言わせて右下段から最速で叩き込み、相手の脇腹を切り裂き。そして同じ轍は踏まぬと、ダメ押しの一撃で相手の上半身を切り捨て)

  • No.158 by アスティ  2024-07-08 12:24:00 

ロゼ、こっちも片付いたよ
(相方の戦いの決着がつき、因縁の敵が絶命したのを横目にこちらもちょうど終わったところだと伝え剣を鞘へと納めて)
『ぐぐ…くそっ…やっぱりあんな奴の口車に乗ったのは間違いですぜ、お頭…』
(生き残った数名の賊の下っ端は逃げ腰になって、後ろに控える何かを匂わせるような発言を残して海へと飛び込み、そのまま逃げていき)
…?とにかく今は逃げよう!ロゼ、あそこにちょうどいい船があるよ、借りちゃおっか?
(下っ端の発言に考え込むような仕草をするも、今はそれより燃える船から逃げることを考えなければと辺り見回したところで、あれを使おうと賊が乗ってきた中型の船を指差して提案して)

  • No.159 by ロズウェル  2024-07-08 18:36:35 

(脱出用の小舟よりはしっかりしていそうな賊の船をいただくことに同意して。操縦なんてしたことがないが、背に腹は変えられないと急ぎ)

りょーかいだぜ。
借りると言うより強奪するって感じだけどなっ
(油の類に引火したのか、周りの煙がドス黒く変化していき、刻一刻と残された時間が無くなっていることを暗示し。波の揺れに身体を持っていかれないように注意しながら、助走をつけて跳躍し目的の船に飛び移ると、急げと相棒を促して)

  • No.160 by アスティ  2024-07-08 18:55:00 

あはは、そうだね!でも旅が終わるまで借りるだけとか言っておいた方が外聞はいいでしょっ……!っとと……
(物はいいようというもので、相手が賊か善良な市民かの差はあれど、やっていることは割と同じようなことだという相手の皮肉めいた言葉に悪びれず笑えば、言葉選びは大事と冗談めかしながら跳躍するが若干距離が足りずギリギリ船縁を掴んで這い上がり)

  • No.161 by ロズウェル  2024-07-08 21:11:44 

(船縁に手を掛けよじ登るアスティの手首を掴み、ひょいっと持ち上げフォローして。こちらの船に乗り移ったことを確認したのち、船同士を繋いでいたロープを切り、潮の流れと風に任せて燃え盛る連絡船から距離を取って)

…さてと、こいつをどうやって動かすか、それが問題だな。
そして俺たちは今どの辺りの海に居るんだろうな?
(わからないことが多すぎてどこから手をつけたら良いかわからないが、それでも連絡船と共に丸焦げになって海の藻屑と化すことに比べたら天国だと笑い)

  • No.162 by アスティ  2024-07-09 02:04:55 

ふぅ…助かったよ、ありがとう!
(船の甲板に降り立てば服の裾をパンパンと手で払い、自分一人でもなんとかなっただろうが、助けてくれた相方には素直に感謝の気持ちを伝えて)

うーん、場所は私の魔道具で大体はわかるけど、航海術は完全に専門外だからなぁ…とりあえず今は風に流されて船が動いてる状況ってことだよね
(船を奪うところまでは良かったが、その先までは何も考えておらず、海上での知識は皆無に近いと語りながら船のマストを見上げつつ帆が膨らんでゆっくり船が動いている状況から、ある意味漂流に近い状態にあると考えていいのだろうかと、そう推察して)

  • No.163 by ロズウェル  2024-07-09 08:43:39 

(さすがのアスティでも航海術には暗いようで、完全に風まかせな状態であることを理解して)

岸近くになれば海風でどこかしらの岸には辿り着けるんだろうが、運任せだなぁ。
ま、対策は考えるとして、ちょっくらこの船の中を探索してみるぜ。案外お宝でも隠してるかもしれないしな~
(こんなことなら1人くらい首根っこ捕まえて操縦させれば良かったなぁとぼやきながら、船内をのんびり調べながら歩き回って)

  • No.164 by アスティ  2024-07-09 15:14:49 

宝探し!?いいね、楽しそう!
(よくよく考えればかなりまずい状況であるのは事実なのだが、この状況をある意味楽しんでいるようにも見える相方に、こちらもそれほど深刻にならず船内の探索を一緒に楽しむことにして)
…こっちには食料とお酒の他には何もなさそうかな。そっちは何かあったー?
(船内を手分けして散策し自身が見つけたのは、長期の航海にも耐えうる量の食材と酒、飲料水が保管された保管庫で、他には特に目ぼしいものは見つけられなかったことを伝えると、相方へと成果を尋ねて)

  • No.165 by ロズウェル  2024-07-09 20:25:35 

う~ん、びっくりするようなものはねぇなぁ。しかし食糧があったのは良かったな!飢え死には勘弁だぜ。
(食糧と水、そして酒まで積み込んであるとは、忌々しい山賊連中だったが、そこだけは褒めてやろうとにんまりして。そして、小さな化粧箱を見つけ無造作に中を調べると、シンプルな金色の指輪が入っており)

ん、こいつはお宝っていえばお宝なのかな?
なんか指輪があったぜ。…何か書いてあるようだが、この時代の言葉じゃねぇのか、さっぱりわからんな
(指輪に彫られた文字列を解読しようと目を細めるも、まったく体形の異なる文字で。手にすると少し不思議な、いやストレートに言えば不穏な気配を感じる気もするが、高価なものであれば質に入れようと、小箱に戻して鞄に放り込んで)

  • No.166 by アスティ  2024-07-09 23:22:18 

えっ、どれどれ?私も見てもいい?
(鞄へとポイと投げ込まれた小箱を目で追って、興味深そうに瞳をキラキラ輝かせながら自分も中身を見てみたいと、一応見つけたのは相方であるため箱を開ける前に確認をとって)

  • No.167 by ロズウェル  2024-07-09 23:57:09 

ん?あぁ、いいよ。
なんならあげるよってとこだが、あの山賊連中が大事に隠し持ってたなんて気味が悪い気もするから、次の町でさっさと売っちまうかな。
(鞄から取り出した小箱を再び開けて、その中身をアスティに見せ手渡して。ぬるっとした金色の光が妖しく光ると、子供の頃に夢中になって読んだ指輪を廻る壮大な冒険譚を思い出して)

さて、それをするにも、なんとかして船を動かさないとだな。
中央大陸との位置関係なんかは、ペンデュラムでわかったりするのか?

  • No.168 by アスティ  2024-07-10 02:38:35 

うーん…何かわかるかと思ったけど…天界文字でもないみたい。ねえロゼ、これ少しの間預かってもいいかな?書いてある文字はわからないけど微かに魔力の痕跡を感じるし、もうちょっと調べてみたいんだ。どうかな?
(手渡された指輪の文字部分を指先でなぞり瞳細めて解読試みるが、少なくとも天使の一族の間で使われる文字ではなく、やはり正体はわからないと話しつつも、微かながら魔力を感じる指輪への興味を示し、しばらく個人的に調べたいと指輪を手に相手の了承を得ようとして)
とりあえず、中央大陸へ辿り着かないとだね。今は、えっと…ちょうどこの辺り、半分ぐらいの位置かな。凄く古典的な手法だけど最悪二人で頑張って漕ぐ?オールならさっき備え付けのを見つけてあるんだ
(どのみち、いつまでも海上でこうして漂流している訳にもいかず、現在地を地図とペンデュラムを用いて割り出せば、正直この状況でとる選択肢としては愚策もいいところだが最悪の場合の案として大きなオールの使用を提案し)

  • No.169 by ロズウェル  2024-07-10 17:47:24 

ああ、構わないよ。
俺が持ってても使わないしな。何かわかったら教えてくれ。
(なにやら残された微弱な魔力や刻まれた文字などが相方の興味を惹いたらしいソレをそのまま返さなくて良いと制して。直感的に感じたうまく言い表せない不穏な雰囲気だけが気掛かりではあったが、残り半分の航路の話が出るとすぐにそれを忘れて)

半分か~
そうだなぁ、頑張ればなんとかなる距離であれば、気合いで手漕ぎで進むことはやぶさかではないよ。
あとは風向き次第か…

  • No.170 by アスティ  2024-07-10 19:54:54 

船のスピードがどれぐらいかよくわからないからなんとも言えないけど…直線距離だけで言えばそれほど遠くはなさそうかな?後は…ロゼの言う通り風向き次第だね、流石に向かい風だとキツいだろうし
(大体の場所は割り出せても、船がどれぐらいのスピードが出るのかの情報が欠けている以上、安易にどうにでもなるとは言い切れず、とは言え仮に海上を真っ直ぐ徒歩で歩いたと仮定した場合それほど遠くはないという見立てを伝えつつ、最終的にはやはり気まぐれな自然任せになり、吉と出るか凶と出るは運任せにはなりそうだと肩を竦め)

  • No.171 by ロズウェル  2024-07-10 22:18:59 

(言われてみれば何日も航海を続けていたわけでもなく、それで半分ほどであれば残りも膨大な距離というわけではないだろうと気付いて)

なるほど、確かにそうだな。
そうと決まれば漕いで漕いで漕ぎまくってやるよ!っても、まずは腹ごしらえしよう。
(やってやれないことはなさそうと希望が見えてきたところで俄然やる気が出てくるも、山賊との戦闘の緊張がほぐれてきたところで空腹を覚え、船に備蓄された塩気がきいた肉などを漁る。おそらく船酔いも克服したであろうアスティに食うか?とそれらを薦めて)

  • No.172 by アスティ  2024-07-11 01:49:34 

あはは、頼もしいね!じゃあ私はロゼが頑張れるように何かお料理を用意してあげる、お肉とかもそのまま食べるより調理した方が絶対美味しいもん
(やる気に満ち溢れた力強い宣言に、頼りにしてるよと笑いかけて、当然相手一人に全てを任せるわけではないが力の強い相方の方がこの状況においては求められる仕事量が多くなるのは間違いないため、せめて自分は少しでも相方に英気を養ってもらおうと勧められた塩漬けの肉を受け取り、簡単にだが手を加えて調理をすることにして)

お待たせ出来たよ!簡単に煮込んだだけだけど結構美味しく出来たと思うよ、どうぞ召し上がれ
(小一時間後、塩漬けの肉と船内で見つけた日持ちする野菜類を煮込んだものを自身と相方の分を二つのお皿に盛り分けて運んできて、自信作だと満面の笑みで伝えながら勧めて)

  • No.173 by ロズウェル  2024-07-11 20:00:27 

おお、いつもすまねぇな。
うん、うまひ!はふがだな、アフヒィ。
(即席で器用にそこにある食材を使って出来上がる料理に感謝し、いただきますと呟いて。塩気の効いたポトフのようなスープを高速で食べながら行儀悪くも話しを続け、水と一緒に喉を鳴らして飲み込む。あっという間に平らげひといきつくと、さぁ力仕事なら任せろと腕まくりをし)

よし、オールはどこだい?
今日のうちに陸地を目指すぜ。
(実現可否は不明だが、気合だけは十分なところを見せて)

  • No.174 by アスティ  2024-07-11 20:26:52 

ここだよー。
それじゃあ私はこっち側のオールを担当するから、そっち側はよろしく!方向がズレ始めたら私が地図を見ながら指示を出すね
(あっという間に料理を平らげた相方にクスッと小さく笑い、案内をして。甲板から下へ降りた先にある部屋にある、船の左右に突き出るように備え付けられた大きなオールを指差せば、自身は右側を担当し相方には左側を任せる旨を伝え、自身は常に地図とペンデュラムを用いて方向のズレが生じないよう観測を続け、問題があればその都度伝えると言い)

  • No.175 by ロズウェル  2024-07-11 22:36:22 

よっしゃ、任せろ
(促された左側のオールを両手で掴むと、上半身全体の筋肉を使いながら漕ぎ出して。力任せに漕げば良いわけではなく、左右のバランスをうまく合わせながらでないと真っ直ぐ進まないことを体感し、こんなところでもやはり持ち前の方向音痴の特性が出てしまっているのかと苦々しい表情を浮かべて。しかし少しずつコツを掴み始めたようで、だんだん楽しくなりオールとの格闘に没頭し)

おっ、意外とちゃんと進んでるんじゃないか?

  • No.176 by アスティ  2024-07-11 23:09:30 

うんうん、いい感じ…!真っ直ぐ、進んでるね…!
(最初こそ船をマトモに動かすことも難しい状態だったが、お互いコツを掴んでからは船は真っ直ぐ進み始め、手応えを感じ。流石というべきか体力面で優れるだけあって余分な力が入らなくなった分スムーズな動きで無駄なく力がオールに伝わっているのだろう、全くブレもなく一定のペースで漕ぎ続けている相方の様子を横目に、自身もそのペースになんとか合わせようと若干息を切らしつつもついていき)

  • No.177 by ロズウェル  2024-07-12 18:18:03 

お、すまん、ついなんも考えずに漕いでたよ。
もうちょいのんびりいこう。しんどくなったら遠慮なく言ってくれ。
(機械的な作業につい没頭してしまい、気づけば結構なペースでアスティに負荷をかけてしまっていることに今更気づき。少しペースを落とし、一言、二言会話を挟みながらのんびり櫂を漕いで。そうこうしているうちに外は黄昏時となり、せっかくだから海に沈む夕陽でも眺めようとアスティを誘って)

  • No.178 by アスティ  2024-07-12 18:40:49 

ありがとう、ロゼ。実は結構ヘトヘトだったんだ
(相棒として足を引っ張りたくないという、その一心で耐えてはいたが、ペースを合わせ続けるのは体力的な限界も近かったのも確かで。早く中央大陸に辿り着くため最善を尽くしてくれていた相方を責めるつもりは全くなかったが、こちらが音を上げる前に察してくれた相方の思いやりに力の抜けた笑みを浮かべ、強がりや虚勢を張らず素直に自身の現状を伝えれば、ゆっくり立ち上がって軽く伸びをして)

それじゃあ、ちょっと休憩。行こっか?
(夕日を眺めようなんて少しばかりロマンチックな提案が無骨なイメージのある相方から出たのは意外だなんて少し失礼な事を考えながら、乗り気な様子で微笑み湛えながら手を差し出して)

  • No.179 by ロズウェル  2024-07-12 21:27:09 

なんだ、もっと早く言えったら。
ん、気をつけな。
(珍しく疲れた様子のアスティの姿に、もう少し早く気づくべきだったなと自戒の念を抱く。すっかり打ち解けた気儘なふたり旅、どちらかが倒れてしまってはそれも続けられないのだから。差し出された手に取ると、疲弊した彼女の身体が船の揺れでバランスを崩さぬよう、ゆっくり導いて)

お、見ろよ、デカい魚が跳ねたぜっ
(茜色に燃える夕陽が西の海にゆっくりと沈んでいく眩い景色のなか、相変わらず魚などを眺めながら、のんびりした時間をくつろいで)

  • No.180 by アスティ  2024-07-13 01:26:02 

見たことないお魚だったね、美味しいのかな?
(水面から一瞬顔を出して跳ねたその魚を見て、魚の種類に特別明るいという訳ではないが見覚えのないその魚に対して抱いた率直な感想をそう零して)

ふふ…予定とはちょっと違うけど、これはこれで楽しい船旅かも。気ままで自由で楽しくて…いつまでもロゼとこんな旅を続けられたらなぁ
(当初の連絡船でのんびり中央大陸への船旅を楽しむというプランは完全に潰れてしまったものの、この状況でも彼とならば前向きに楽しみを見出して旅を満喫出来ている自分に気づき、この先いつまでも目的を達した後もこんな風に共に旅を続けられたら、なんて願望を船縁に座り沈みゆく夕日眺めながらポツリ呟き)

  • No.181 by ロズウェル  2024-07-13 15:03:14 

そうだなぁ、焦っても仕方がないし、どうせならのんびり楽しく行こう。

なに、世界は広いんだし、まだまだいくらでも冒険できるさ。
アスティのことだから、お目当てのお宝をゲットするころには、次に欲しいお宝ができてるんじゃないのか?
(なんだか少し感傷的な雰囲気に浸りながらも、好奇心旺盛なアスティの人となりから、まだまだずっと旅は続くのだろうと、少し茶化しながら話して)

日が沈むと冷えてくるかもしれないからな、一旦戻ろうか。
どうする、夜は休憩にしとくかい?
(それなりに進んできたのでゴールは近いのではないかと思いつつも、夜は視界が悪く座礁したりする可能性もあり、やはり上陸は日のある時間帯にした方がよいかと相談し)

  • No.182 by アスティ  2024-07-13 17:06:24 

そうだね、今日はゆっくり休んで、また明日元気いっぱい頑張ることにするよ
(もう少し頑張れると言いたいところだが万全の状態で無ければまた相方に気を使わせてしまうと判断し、提案を受け入れて小さくガッツポーズをして)
今日は本当にありがとう、また明日からもよろしくね。おやすみなさい
(船内へ戻ってすぐ疲労感から眠気がやってきて、自分で思っていた以上に限界近かったみたいだと気づき、それをいち早く察してくれた相方に改めて感謝を伝え、そのままひと足先に眠りに落ちて)

  • No.183 by ロズウェル  2024-07-13 22:00:38 

おう、明日はいよいよ中央大陸に上陸だな!
頼りにしてるぜ、おやすみ。
(アスティを見送り一息つくと、相変わらず健気なもんだと小さく笑って。気ままな一人旅もそれはそれで悪くなかったが、目まぐるしいこの旅を、自分が思う以上に楽しませてもらっていることに今更気付いて)

さすがに寝たか。…よし。
(すやすやと小さな寝息を立てる相方の様子をちらっと確認し、抜き足差し足で目的の場所に向かって)

クヒヒ、あいつら、いいもん積んでるじゃねーか
(アスティが見つけた酒瓶を1本くすね、塩気のきいた肉をツマミに一杯やり始めて。一週間と経っていないのに、随分と色々なことがあったなと思い返しながらも、ふと相方の笑顔が脳裏に浮かぶ。酒を飲むことに小言なんて言われないことはわかっているのだが、ついなんとなく相方が寝静まった夜に、こっそり飲むその雰囲気を楽しんで。しかし、船のゆったりとした揺れに酔いが随分と早く回り、飲みきる頃にはまたしても酩酊し、床に崩れ落ちるように眠ってしまうと、穏やかな波に揺られながら、そのまま朝を迎えて)

  • No.184 by アスティ  2024-07-13 22:45:59 

ん……もう朝……?よく寝たなぁ…あれ、ロゼ?
(穏やかな波の音と微かに差し込む陽の光と共に目を覚まし、結構早くに寝たはずだったが一度も目を覚ますことなく朝までしっかり眠れて、そんなに疲れが溜まっていたのかなとそんなことを考えながら辺りを見回せば相方の姿が見当たらず、先に起きたのだろうかと思い、船内を探し歩いて)

……もう、飲みたいなら素直にそう言えばいいのに、ロゼったらしょうがないなぁ。……ロゼ、起きて、こんなところで寝ていたら風邪引いちゃうよ?
(探し始めて程なくして床に酒瓶と共に寝そべる相方の姿を見つけて、その状況から大体の事情を察すれば禁酒だと自分で言い出した相方への怒りなどではなく別に我慢なんてしなくてもいいのにと呆れが真っ先にやってくるが、自身に宿屋まで運ばせてしまった負い目とかもあって言い出せなかったのだろうなと、そんな変に義理堅いところも彼らしさかと自分の中でそう結論を出せば、小さくクスと笑って豪快に寝息を立てる相方の頬をツンツン突いてから耳元に顔を寄せて囁いて)

  • No.185 by ロズウェル  2024-07-13 23:44:54 

う~ん…はっ!
(船内に差し込む朝日の光に朝を迎えたこと、そして自身の状態と第一発見者アスティ、という状況までを理解すると、目をこすりながらゆっくりと起き上がり、真水で顔を洗い)

おはよう……とりあえず、禁酒はやめた。これからは意識を失う前に声かけるようにするから、呆れずにまた酒の席に付き合ってくれると嬉しい…。
(またしても酒の醜態を晒し、無理な宣言は撤回して。昨日に引き続き穏やかな海面、今日こそ目的地へ乗り入れるぞと身体を回して伸びをして)

  • No.186 by アスティ  2024-07-14 00:23:55 

ふふ、それがいいよ。旅は楽しいのが一番!我慢は身体に毒だもん
(紆余曲折あって最終的に禁酒宣言を撤回すると言い切った相方に満足げに微笑み、うんうんと頷けば自分の中の旅における信条のようなものを口にしてから軽く勢いをつけて立ち上がり)
それに、どんな場面でも、どんな状況でも助け合って支え合う、それが相棒ってものでしょ?…さて、おかげさまで今日は元気いっぱいだから漕いで漕いで漕ぎまくっちゃうよ
(そういう自分だってここまでの旅でどれだけ相方の存在に助けられているかわからない、それならばお互い様ということだろうと旅を共にする相棒がいることの有り難みを再認識しては、すっかり体力が戻ったことをアピールするように肩をグルグル回しながらやる気を見せて)

  • No.187 by ロズウェル  2024-07-14 18:12:29 

おう、ありがとな。
そうだな、まぁでもまた酔い潰れて寝てたら、叩き起こしてくれて構わんよ。

よし、それじゃ今現在の位置関係を見てみてくれ。
それがわかれば、ざっくりどのくらいで大陸に到達できそうかアタリがつけられそうだしな。
(すっかり元気になったアスティを眺め、こちらも負けじと気合いを入れて再びオールとの格闘に備えて。相変わらず想定外のことだらけだったが、それでもようやく目下の目的地に近づいていることにより、モチベーション高く腕まくりをして)

  • No.188 by アスティ  2024-07-14 19:18:31 

オッケー任せて!えっと……よかった、幸い昨日は風とか波ではそんなに変な方向には流されなかったみたい、少しの方向転換だけすれば後は残り三分の一ぐらいだよ
(了解!と元気いっぱい返事して早速地図とペンデュラムを用いて現在地割り出せば、寝ている間の海のきまぐれにもそれほど大きな影響を受けず若干の進行方向の修正さえすれば後は昨日までのペースで考えれば十分今日中に辿り着けるだろうと目測で答えて)
あ、ほら、もうあっちにぼんやりそれっぽい場所が見えてるよ
(現在地の確認を終えてから改めて目的の大陸がある方向を瞳細めて見据え、既にぼんやりとだが目的地と思しき大陸は見えているとそちらを指差して)

  • No.189 by ロズウェル  2024-07-14 21:32:52 

なるほど、いい感じだな!
ん、おお、確かに薄っすら見てるアレかっ

そうと決まれば、もう一踏ん張り頑張るとするかね~
(即席航海士アスティ曰く、思いのほか目的地の近くまで進んで降り、目視で目指す中央大陸を捉えられるくらいまでになっていることにテンションが上がり、俄然力が入る。再び甲板の下へと潜れば、昨日よりも心なしか楽しげに漕ぎながら、適度な休憩を挟みつつ二人で協力しながら船を進めていき)

だいぶ進んだな。
あわよくば砂浜…せめて小さめのゴロタ石のような地形があれば上陸しやすいんだろうけどなぁ
(荒波が白く砕ける険しい岩場や崖のようではない地形でないと上陸は難しそうだとぼやいて)

  • No.190 by アスティ  2024-07-14 21:54:24 

そうだね、でも港は避けた方がいいかな。不審船と見なされて攻撃を受けないとも限らないし
(上陸するにも地形を選ばなければ厳しいという相方の意見には同意しつつ、自分たちの今乗っている船は連絡船でもなければ国から認可を受けたものでもない事を考慮すれば港付近には近寄らないようにした方が無用なトラブルは避けられるだろうと口にして、港を避けつつ上陸に適した土地を探すのを目下の目標にしようと目視で確認しつつ船を動かして)

  • No.191 by ロズウェル  2024-07-14 23:50:27 

なるほど…確かにそうだな。
都合の良さそうな地形の場所が見つからなければ、夜を待って上陸した方が安全か?
(アスティの意見を聞き、今自分たちが乗っている船は山賊から奪ったものであり、普通に考えればおおっぴらに人目につく場所に乗り入れるのは不要なトラブルを招きかねないと気付いて)

…それか、上陸後は少し険しい道を歩くかもしれないが、船を着けられそうな入江があれば、上手く船を隠しながら上陸できるかもしれないな
(目立たないことと上陸のし易さはトレードオフになるかもしれないと零し)

  • No.192 by アスティ  2024-07-15 00:15:45 

多少の苦労は覚悟の上だよ、それでも荒事に巻き込まれるよりはずっといいしね
(この展開になった時点で、全てが万事思い通りとはいかないのはおり込み済みで、ここで事を荒立ててまた追われる身になることを考えれば険しい道を進むぐらいなんてことないと相方の案を採用することにして)

地図上だと…ここから東側に内側に入り込んだ地形があるね、周りも森林地帯になってるし人と出くわす可能性は高くなさそうだよ
(方針が決まれば早速現在地から一番近くて都合のいい上陸地点を探し、ちょうど周囲が森林地帯となっていて近くに集落などもなさそうな入江に目星をつければそこを目指すのはどうかと提案し)

  • No.193 by ロズウェル  2024-07-15 19:21:28 

そうだな、ここまできてトラブルは避けたいし、そうしよう。
直線ルートに比べて多少回り道だろうが、そこまで上陸までの距離は変わらないんだろ?
(アスティの提案の妥当性に合意し、東側の入江を目指すことに同意して。ある程度の深さがあれば潮の満ち引きにそこまで影響しないだろうと追加し、森林地帯の冒険は先日の山越えの経験からなんとかなりそうではあるが、大陸が異なるので魔物の生息域などには念のため注意しつつ進もうとあれこれ相談して)

  • No.194 by アスティ  2024-07-15 20:47:29 

うん、それは大丈夫!極端に遠回りにはならないと思う
(潮の流れなどの不確定要素は多少はあるが、距離だけで考えるなら心配はないはずと目算で答えて、なんだかんだ相方と同じくコツを掴んだことで淀みなく船を操り目的の地点を目指し)

……思ってたより深い森だね、これは進むのは結構大変そう
(しばらく漕いで、地図上の地点に辿り着けば、船は問題なく停泊出来そうだが森は考えていた以上に深く進むには苦労しそうだと伝えるが、冒険の予感に少なからず心が踊るようでそれほど深刻な様子はなく、むしろ興味深そうに奥を見据えるように背伸びをしたりしていて)

  • No.195 by ロズウェル  2024-07-15 21:58:35 

(上陸のため目的の入江へと近づくと、アスティの言うように鬱蒼と覆い茂る木々が行く手を阻むように重々しく視界を遮っていて。その様子にすら好奇心を擽られているのであろう彼女の様子に、思わず苦笑いして)

東側へ回り込んだおかげで、森を抜ければ目指していた湖の付近まで出られるかもしれないな。
…少々骨が折れるかもしれんが、まぁやってやれないことはないだろう。

それじゃ、持ち運びできる分だけ食料を詰めて、中央大陸に上陸といこうかね。
(ここまできたら進む以外の選択肢はなく、目をつけていた酒を一番始めに自身の鞄に詰め込みながら、そう告げて)

  • No.196 by アスティ  2024-07-15 23:29:57 

確かに、もしそうなら怪我の功名だね!
(回り道のつもりが、もしかしたら正規のルートで上陸するよりもいい結果を招くかもしれない、そんな可能性を匂わせる相方にこちらも前向きにそれを肯定的に捉えれば、上陸の準備を進めて)

よいしょっと…ふふ、ついに念願の中央大陸に到達だね……っ!?
(軽く跳躍して共に船から陸へと降り立てば、ここまで色々とあったがひとまず中央大陸に無事辿り着けた喜びを相方と分かち合おうと顔を見合わせたその瞬間、海中より伸びてきた巨大なタコの腕のようなものがここまで乗ってきた船を、思わず身を竦めてしまいそうなほどのバキバキっと激しい音を立てて破壊し海の藻屑にしてしまって)
…あちゃー…早速退路は絶たれちゃったね
(どうやらどこまでもトラブルからは逃れられないらしい、すっかりこういった不測の事態にも慣れた様子で、とりあえず船から降りた後で良かったとそんな思考で、苦笑まじりに肩を竦めて)

  • No.197 by ロズウェル  2024-07-16 17:44:30 

よっしゃ、ついに上陸だな!
げっ、あ、あぶねぇ…
(念願の中央大陸上陸の喜びも束の間、海洋生の魔物と思しき悍ましい吸盤を有した巨大な触手が船を引きちぎるように破壊すると、その暴力的な膂力と一歩間違えばかなりの被害を被っていた絶妙なタイミングに焦り。陸地まで追ってくることはないだろうが、その強烈なインパクトから何度か後ろを振り返りつつ、森の奥地へと歩き始めて。心なしか何かに見られているかのような違和感、しかしそれも海を隔てた別の大陸という先入観だろうとあまり深く考えずにいて)

  • No.198 by アスティ  2024-07-16 20:11:35 

ロゼー!どうしたの?何か気になる?
(深い森の中の茂みをかき分け進むうち、何やら周辺を見回している様子で少しばかりペースが遅れ気味の相方を振り返って手を振れば不思議そうに小首を傾げ、手練れと呼んでも過言ではない相方だけが察知できる何かがこの森にあるのだろうかと思い、そう質問を投げかけて)

  • No.199 by ロズウェル  2024-07-16 21:50:49 

ん、いや、だいじょぶだ。
またいつもの方向音痴のせいだろうけど、なんだか違和感というかなんというか。まぁ気のせいだろう。
食べられるキノコでも探しながらのんびり行こうぜ~
(自身が感じる違和感を言語化できないもどかしさがあることは事実だが、あまりそれに拘っても仕方がないため深く言及はしないで。それよりも、追手を気にすることのない気ままな山歩きを楽しもうと周囲に目をやり)

とりあえず、件の湖を目指してみようと思う。
そこまで海からの距離はなかったはずだから、このまま森を抜ければ自然とぶち当たるはずだぜ。そしたら、少し効率は悪いかもしれないが、湖畔にそって歩くとしよう。
日が暮れる前に湖には着きたいところだが、もし位置関係がわかったら、また教えてくれると助かるぜ。
(どうせなら、最寄りの町でこの辺りに拠点を構えていると思しき人物の情報を得たかったが、山賊の襲撃を無事に撃退できただけでも御の字だ。そもそも町に住まない時点で多少なりとも変人の部類であり、うまく見つけられなかったらすまないと相方に初めに謝っておき)

  • No.200 by アスティ  2024-07-17 01:41:56 

うーん…ロゼの違和感は気のせいじゃないかも…今、方角を確かめようと思ったんだけど、ペンデュラムが全然安定しないんだよね。この一帯に魔法を使う者に干渉する結界のようなものが貼られているか、元々そういう特殊な土地なのかも
(相方の感じた違和感、それを気のせいと片付けることはどうやら出来なさそうだと、湖までのルートを割り出そうと取り出したペンデュラムが普段ならば真っ直ぐ目的の場所を指し示すはずがグルグルと激しく回るのを見て、何かしらの結界かあるいは、特殊な力が働いている可能性もあると考察し)
でも、湖の場所自体は地図上でも確認出来るから、後は方向感覚さえ失わなければ……うん、これに関しては私が頑張らないとか
(もしも結界の類であればそれを通して自分たちの動きまで全て監視されているのかもしれないが、既にその内部に足を踏み入れてしまった以上後はこれが悪意のある者による物でないことを願う他ないと結論づけ、目下の目標である湖を目指すということに考えをシフトし、ペンデュラムは使えずとも地図さえ読めれば後は方向感覚さえ失わなければなんとか辿り着けると…言いかけたところで、その分野においてだけは相方には頼れそうもないことを思い出し気合いを入れ直して)

  • No.201 by ロズウェル  2024-07-17 08:09:34 

なぬ、そんなことあるのか…
土地柄ってことだとそう言った噂が出回ってるはずだし、そうなるとあんまり考えたくないが前者かね。
(少しばかり不穏な雰囲気を感じつつも、魔道具がなかったらこういう旅だなと会話しながら、アスティにこまめに地図を確認してもらいながら森を進んで。時折休憩や軽食を挟みながら進めば、夕方に差し掛かろうとする頃合に目的の湖が見えて)

お、アスティ、湖が見えたぜ!
(ここまでの道中、特別危険なことなくここまで来れているため、この調子で湖の岸沿いに進むことを提案して。海と違い穏やかな水面が眩しく輝き、のどかな空気が流れていて)

  • No.202 by アスティ  2024-07-17 14:13:59 

ふぅ…よかったー、似たような景色が多過ぎて方向がわからなくなりかけたけど迷わず辿り着けたね
(木々の間を抜け眼前に広がる湖を見て、少し危うい瞬間はあったがなんとか迷う事なくここまで辿り着けたことにひとまずは安堵して、道中迷いそうになった以外は危険らしい危険もなく魔物の気配すら感じられなかったことから、もしこの一帯に結界が貼られているのだとしたらそれは邪な者の侵入からこの地を守っているのかもしれないと考えて)
綺麗な湖だねー、水も澄んでるし周りも色んな動植物が生息してるみたい。…ねえねえ、ロゼ?えいっ!
(人里離れた場所にある大自然に囲まれた湖は少しの汚染もなく、森に住む生き物たちの憩いの場になっているみたいだと水際にしゃがみ込み観察していたかと思えば、立ち上がって相方の方へと駆け寄っていけば何やら悪戯っぽい笑顔浮かべつつ声をかけてから両手で作った水鉄砲を顔めがけて発射して)

  • No.203 by ロズウェル  2024-07-17 22:24:03 

んー、どうした、魚でも捕まえ…うわ!
…やりやがったなッ
(アスティの不意打ちに、水面を手の平ですくうようにして水しぶきをあげて応戦し。綺麗な自然の中、のんびり岸沿いを歩いていると、気付けば夕暮れ時となり。休憩がてら岸近くに生えた木の幹を背もたれにして座り、とりとめもなく小石を湖に投げ、浮かぶ波紋を眺めて)

この辺りだと思うんだが…引越ししたのかなー。
(西の山々に溶けるように沈みゆく太陽が茜色に染まる中、ポロンと柔らかい弦の音色が小さく響いて。音のする方を見ると、いつからそこに居たのか、水面に迫り出した岩に腰掛けた少女がリュートに似た楽器をつま弾く。白い簡素なワンピースから覗く華奢な手足は透き通るように白く、ハーフアップにした長い黒髪からはみ出た尖った耳がエルフの特徴を示して)

…よぉ、久しぶりだな、ルーシエン。
(ルーシエンと呼ばれた少女がこちらに目を向けてると、ふわっと宙を舞い二人の前にゆっくりと降り立って)

『ふふ、随分と珍しいお客さん。久しぶりだね、ロズウェル。30年ぶりくらいかな?あれま、奥さんは天使なんだね、びっくりしたよ。』
(アスティより頭一つ近く小さく幼さを残す姿をし、懐かしそうに微笑みながら二人に声を掛けて。突っ込みどころはいくつかあるが、そこには触れず、かつて少しの間パーティを組んだ魔法使いだと少女をアスティに紹介して)

  • No.204 by アスティ  2024-07-17 23:13:41 

…奥さんだって。周りからはそんな風に見えてるのかな?私たち
(冗談で言っているのか本気か、なんとも言えないところではあるが目の前のエルフの少女による自分たちの関係性を揶揄するような発言を聞き、相方を肘で軽く突いて満更でも無さそうな笑み浮かべつつ冗談めかして小声で口にして)

初めまして、ロゼの奥さんではないけど一緒に旅をしているアスティだよ。この一帯の結界?はもしかしてあなたが?
(一旦相方から視線を外し、改めて目の前の少女へと向き直り。エルフ族故に見た目だけで正確な年齢まではわからないが、いずれにせよ相方ほどの実力者と組んでいたことのある魔法使いという事実だけで魔法に対する造詣の深さだけは窺い知れて、この一帯の結界はこの土地の守護の為に彼女が貼ったものではないかと推測し、もしもそうであるなら説得力は十二分にあるなと考えていて)

  • No.205 by ロズウェル  2024-07-18 02:12:30 

お、おい、何言ってんだ…
そもそも俺は30年も生きてねぇって
(思いもよらないアスティの反応に焦りしどろもどろになりながら、とりあえず突っ込みを入れる)

『え、そうなの?人間ってちょっと会わないうちに大人になって結婚するじゃん。だからそうかなぁって。
ふふ、私、ルーシエン。エルフだから少し背が小さいけど、ちゃんと大人だよ。よろしくね、アスティ。
そうそう、二、三日前から少し良くなさそうな魔力が近くに居るなぁって感じてさ、簡単な結界と魔力探知の妨害をしてるんだよ。やっぱり天使は鋭いね!』

(楽しそうにアレコレ喋るエルフの少女は、もうじき日が暮れるから続きは家で話そう、と二人を誘って。こちらも依頼したい事があるためその誘いを受けのんびりと薄暗くなる湖畔を三人で歩くと、サヨナキドリの綺麗な鳴き声が響いて)

『ここだよー。三人だとちょっと狭いけど、のんびりしてね』

(しばらく歩くと湖に面した小さな森にさしかかり、そこにちょこんと建つ小屋のような住居にたどり着いて。簡素なテーブルといくつかの魔導書、そして書き溜めた譜面が整頓されていて。三人でテーブルを囲み、振る舞われたハーブティを飲みながら今回の訪問の目的である紹介状について触れて)

『ふふ、アスティ、ロズウェルと旅すると大変じゃない?
すぐ変なキノコ食べたり蛇に噛まれて寝込んだりするし、地図読めないし。前衛としては優秀なんだけどねぇ~』

  • No.206 by アスティ  2024-07-18 02:59:42 

あはは…そういうところはずっと変わってないんだ
(共に旅をする自身としてはそこまで苦にはしていないが、相方の欠点といえば欠点と言える部分を聞けば、どうやら自分と出会う前からそういう部分はずっと変わっていないようだということがわかって、苦笑浮かべつつ相方についての共通の話題に花を咲かせ)

…それにしても、よくない気配かぁ…これだけの結界を作れるルーシエンが言うんだからきっと一筋縄じゃいかない相手だよね、先に進むなら一応警戒はしておいた方がいいね
(ルーシエンほどの実力者が結界を貼り守りに徹することを選んだ、その意味を考えればその良くない気配というのは危険な存在である可能性を示唆していて、それが何を目的に動いているのかわからない上、自分たちが相対することになるとも限らないが警戒は強めておくに越したことは無いだろうと相方へと話し)

……気のせい、かな?
(そんな会話をしている途中、ふと自身の荷物の中にある船で見つけたリングの入った小箱の隙間から光りが淡く漏れ出たような気がしたが、一瞬のことであったため見間違いかなと首を傾げ)

  • No.207 by ロズウェル  2024-07-18 21:14:35 

(船内で見つけた指輪や上陸したときにふと感じた何かに見られているような感覚、よくない気配というアスティが呟いた単語にそれらをなんとなく思い浮かべるもの、納得できるような関連性を明言できず言葉には出さずに)

っつーわけでさぁ、あの国のお偉いさん宛にちょっと話を聞いてくれいってニュアンスで一筆頼むぜ。どうせ暇してんだろ。
ってかこんな辺鄙なとこじゃなくて町とかに住めよ。見つけ辛いったらないぜまったく…

『なんだとー、こう見えても私は結構忙しいんだよ。それに、エルフは森に住むものだから、ここでいいの!…ロズウェル、大人になって失礼になったね……蛇に噛まれたとき、魔力がすっからかんになるまで看病してあげたの、忘れちゃったのかな…』

(大袈裟にため息をつくかつての同僚に、森ってか湖だけどな、と小さくツッコミを入れて。その後も甘いお菓子だのなんだのと秘蔵の品を食べながら会話を続けるも、地響きのような暴力的な轟音が空から響き。驚いて外に駆けると、猛禽類のような上半身と獅子の身体を繋いだような魔獣が鋭い鉤爪を振り下ろし結界を破壊しようとしていて)

『ひぇっ…次の一撃で多分結界こわれるよ。。どどど、どーしよっ』
(三人を見据える鋭い眼光に宿った殺意、グリフォンやキメラの類と思しき獣との戦闘に備え、愛刀の柄に手をやり相棒に無言で目配せして)

  • No.208 by アスティ  2024-07-18 22:22:42 

あれは…かなりヤバそうだね。ロゼ、最初から全力で行くよ!
(相方からの目配せにこちらはいつでも準備オッケーと示すように一つ頷いてみせてから魔獣に対峙して。結界をいとも容易く破壊することが出来るほどのパワーを持つ強敵に出し惜しみは出来ないと地面を踏み締めて蹴りつけ勢いをつければ、先陣をきって姿勢を低くして高速で魔獣に突撃して)
っ……!はぁぁぁ!
(破壊される結界、そして続け様に鋭い爪による一撃が向けられれる。敵の攻撃を受ける直前、わざと身体から力を抜き軽く体制を崩し、身体を回転させるように受け流すと、顔のすぐ真横を掠めるように手にした剣と擦れて火花を散らしながら魔獣の一撃が通り過ぎていき。受け流した動きをそのまま自身の速度に上乗せして目にも止まらぬ斬撃で魔獣の片腕を三つに裂いて)

  • No.209 by ロズウェル  2024-07-19 00:16:48 

…りょーかい、無理すんなよッ
(持ち前のスピードを活かして先手を打つアスティを援護すべく剣を抜くが、既に対象の片腕を無効化しており。これは楽勝モードかと安堵したその瞬間、片腕を潰された痛みに激怒した獣が雄叫びをあげ火炎を吐き出して。不意打ちに近い広範囲への攻撃に反射的に身を伏せるも、ルーシエンが唱えた防御魔法が空気中に幾何学的な模様を描き、火炎を遮って)

『アスティ、すごい!戦えるんだねっ。しかも、前衛なの!?』

(アスティの身のこなしと剣捌きに驚愕しながら、踵をふわっと地から浮かべてルーシエンが戦闘に加わる。火炎を防がれた相手は残った腕で力任せに鉤爪を振り下ろし、それを愛刀で受けるも、その力の強さに関節と筋肉へのダメージを危惧し、受け流し跳躍しながら首筋を切り裂くも、浅く。獣は首筋を切り裂かれた傷みを憎悪に変え、自由落下に入った身体を挽肉にすべく鉤爪を突き入れるが、ルーシエンの放った攻撃魔法が眉間に強烈な衝撃を与え、脳を揺さぶり平衡感覚を乱して)

鳥野郎、しぶてぇな。アスティ、とどめだ!
(自身が落下しながら切るより速いであろう相棒に短く叫び)

  • No.210 by アスティ  2024-07-19 00:47:16 

オッケー、後はお任せ……あれ?腕が…
(流石はかつてパーティを組んでいたというだけあって二人の見事な連携攻撃を前にあっという間に魔獣が劣勢に追い込まれていくのを見て、トドメの一撃を任され意気揚々と剣を構えようとしたその時、ズキンっという痛みと共に利き腕の違和感に気づき、先程完璧に受け流したつもりがどうやら敵の力が予想を上回っておりダメージが入ってしまったことを察して)

…指輪が反応してる!一か八か…やってみるしかない!
(手負の魔獣はその隙を見逃さず、こちらに襲い掛かろうとしてくる。その時先程よりも更に輝きを増した指輪の光に気づけば他に打つ手もないため直感的にそれを指に嵌め、その手を魔獣に向けて翳すと魔獣の傷口から金色の炎が吹き出し、いきなり苦しみだしたかと思うと次第に身体が金色の光の粒子になって指輪へと吸収されて)
あ、危なかった……今のは一体なんだったの……?
(何が起こったのかは定かではないが、周辺から魔獣の気配は完全に消え失せており、危機的状況からはひとまず抜け出せたことに安堵のため息を吐きつつ、自身の手に嵌った指輪をジッと見つめて)

  • No.211 by ロズウェル  2024-07-19 17:08:35 

『あいたたた… あれ、やっつけたの?』
おい、アスティ、無事か!?
(自身の放った攻撃魔法の反動でゆうに数メートルは吹っ飛んだルーシエンがぶつけた背中をさすりながら起き上がり。掌を翳し敵を焼き払ったように見えたその挙動と、気づけばアスティの指に光る件の指輪を見やり、混乱しながらもそこに何か重要な秘密が隠されていることを悟り)

…さっきのは手強かったが、魔力をどうこうするような類ではなさそうだったな。結界や魔力のジャミングをするきっかけとは別か…
すると、その指輪を狙ったのか、はたまた引き寄せられたのか…

(不可思議なことだらけだが、とりあえず休もうと使われていない離れ小屋を借りて)

明日、またいろいろ確認しよう。
…とりあえず、もう少し頑丈な結界の張り直し、今日のうちによろしくなー。寝込み襲われるのは勘弁だぜ。

『ええぇ…、ちょっと、なにか手伝ってよぉ』
(魔法はお前さんの専門だろ、と振り返らずに手をヒラヒラさせ)

  • No.212 by アスティ  2024-07-19 21:33:52 

ごめんね、私も魔法に関しては初歩的なものしか使えなくて、結界の再構築には力になれそうもないや…それ以外のことならなんでもするから、何かあれば言ってね!
(結界の再構築を相方に丸投げされたルーシエンを気の毒に思ったが、そういう自分もその分野で力になれることは無さそうだと正直に伝えて申し訳なさそうに眉尻を下げ、他のことで力になれそうなことがあれば言ってとニッコリ笑って)

ふぅ……よし、とりあえずはこれで大丈夫かな?
(結界の貼り直しの作業の邪魔にならないよう小屋の外、湖の前で魔獣の攻撃によって負傷した腕の手当をしていて、どうやら攻撃の衝撃で肩の関節が外れてしまっただけで骨などへの直接的なダメージは無さそうだということがわかり、肩関節をなんとか戻し拳を握ったり開いたりして、なんとか元通り動くことを確認してから改めて先程咄嗟に指に嵌めて窮地を脱するのに一役買ってくれた件の指輪をジッと見つめ)

  • No.213 by ロズウェル  2024-07-19 23:35:00 

なんだ、やっぱり負傷してたんだな。大丈夫か?
…それにしても、なんだったんだろうな。
(先程までの激しい戦闘が嘘のように、欠けた月の柔らかい光が湖を照らし、わずかにそよ風が水面を揺らす静かな夜。軽傷であることに安堵すると、アスティの近くに腰掛けて。魔獣を消滅させた恐ろしい力を秘めた指輪への畏怖と、結果的にこちらの窮地を救ってくれたそれに複雑な思いを浮かべて)

ま、もう少し大きな町に行ってみたら、何かわかる奴が居るかもしれないな。
先回りしてこっちに来ちまったが、明日にでもここを出て港町に行こうかね。
(また町で宿を取り、少しのんびりして体制を立て直すことを提案して。結界の修復を終え力尽きたと思しきルーシエンが木の幹にもたれかかりながら眠り、魔力で描き出された猟犬のような漆黒の幻影が主人に寄り添い、彼女の無防備な身体を守りながら伏せていて)

  • No.214 by アスティ  2024-07-20 02:59:30 

うん…そうだね
ねえ、ロゼはこの先私と……ごめん、やっぱなんでもない。私、先に休むね、おやすみなさい!
(何かを思い詰めたような表情で指輪を見つめたまま相方の言葉に静かに相槌を打ち、それから改まって名前を呼び途中まで何かを言いかけ核心に触れる言葉を口にする寸前で謝罪と共に言葉を切ればそのまま立ち上がり、お尻を手で軽く払ってからひと足先に小屋の中へと入っていき)

  • No.215 by ロズウェル  2024-07-20 16:19:55 

ん、どうした。
…おう、明日はまた歩くぜ、しっかり休みな。
(何か思い詰めた様子のアスティに声を掛けようとして思いとどまって。彼女が自ら話したくなったときが来るのを待つべきだと考え、静かな夜の空をとりとめもなく眺めた後、おもむろに立ち上がり伸びをして小さな離れ小屋に向かって歩き出して。流石に同じベッドで寝るわけにはいかないので、壁を背もたれにして床に座り、微睡んで。・・・なんだか懐かしい夢を見たような気がするが、思い出せず朝日の眩しさに顔を顰めて、静かに外に出て湖の綺麗な水で手と顔を洗って。気持ちがいい早朝、朝に弱いルーシエンは案の定、悲惨な寝相で転がったまま。そろそろアスティは起きているかなも離れ小屋を見やり)

  • No.216 by アスティ  2024-07-20 20:31:11 

おはよう、ロゼ。いい朝だね
旅の支度はもう出来た?
(小屋に向けられた視線とちょうどほぼ同時ぐらいに小さく伸びをしながら小屋の扉を開けて出てきて、相方と目が合えば手をブンブン振って昨晩のことなどまるで無かったように爽やかに挨拶をすれば旅支度は大丈夫か、ゆるりと首を傾げて)

  • No.217 by ロズウェル  2024-07-20 23:50:58 

おう、おはよう。
あぁ、大丈夫だよ。さぁて、あいつを叩き起こして紹介状を書いて貰ったら、ぼちぼち出発するかね。
(寝起きでぶー垂れるルーシエンに鞭打って、件の国への手紙を書いてもらい。魔力で記された文字は、その道の者に見せればわかるだろう、とのこと。彼女が手紙を書き終えると、隣で微動だにせず主人を守っていた猟犬がその鼻筋を撫でられ、その手に優しく頬を擦り付けて)

『フアン、ありがと。もう大丈夫だよ。はい、お二人さん。これを見せれば話くらいは聞いてくれると思うよ。だいぶ遠いけど、気をつけてね。』

おお、ありがとな。助かるよ。
…礼ってわけじゃないが、ちょっとソイツを見せてみな。
(フアンと呼ばれた猟犬の幻影が消え、手紙を受け取って。使い込まれたリュートに似た弦楽器を手に取り、ネックの仕込みや糸巻きの具合を軽く調整して調弦すると、心なしか和音の響きの曇りがとれて)

『わぁ、ありがとう!ふふ、この楽器、始めた頃はロズウェルに教えてもらったんだったね。魔法以外の趣味でも持てばって。懐かしいなぁ。……もう出発って感じだね。ロズウェル、アスティ、昨日は大変だったけど楽しかったよ、また遊びに来てねっ』

(かつての同僚に別れを告げ、アスティに「行くか」と呟き、西方向の港町を目指して歩き出して。二人に手を振るルーシエンが『結婚式には呼んでねー!』と思い出したように付け加えて)

  • No.218 by アスティ  2024-07-21 01:32:51 

へぇーそうだったんだ!ロゼって結構多彩なんだねー
(ルーシエンへ楽器を教えたのは相方であったとういうのは失礼ながら意外に感じて、普段の大雑把なイメージからは予想もつかないような繊細な楽器の調整をする手元を物珍しそうに感心した様子で観察していて)

ルーシエン、あなたに会えてよかった!またね
(素晴らしい出会いに感謝、そんな気持ちを示すように彼女へと別れを告げると瞳をスッと細め、こちらも大きく手を振り返して相方と並んで歩いていき)

…ロゼ、ごめんね、ちょっと忘れ物しちゃったみたい。すぐ戻るからここで待ってて
(ルーシエンと別れを告げてから少しして、ハッと立ち止まりほんの少し斜め前を歩く相方を呼び止め、小屋に忘れ物をしてきてしまったとそれだけ伝えると踵を返して走り出していて)

……本当に、あなたに会えて良かった。ここまでの結界を貼れる魔術師に会えるなんて本当にラッキーだったよ。侵入に気づかれた時はどうしたものかと思ったけど、まさかそれが私とは思わなかった…ロゼの仲間ってことで初めから可能性を排除していたんだよね?ロゼに似てお人好しだなぁ
(真っ黒に染まった翼、真紅の瞳、右手に妖しく輝く金色の指輪という出立ちでルーシエンの前に現れたかと思えば、抜刀した剣に魔獣を消滅させた時に似た金色に燃える激しい炎を纏わせ、その炎が弾けると手にしていた剣は刀身が真っ黒で一切の光を反射せず、周りをゆらゆら金色のモヤに包まれた倭刀へと変化し『喰らい尽くせ・禍つ風』その口上と共に横一閃に薙ぎ払うと、金色の風が吹き荒れ、彼女を守護する黒い幻影諸共あらゆる防御手段を一瞬にして破壊し尽くし、目を見開き邪悪な笑みを浮かべながら刻まれた文字が紫色に輝き浮き上がる指輪を嵌めた手を彼女の胸部に真っ直ぐ突き入れて)
…大丈夫、ロゼに免じて命までは取らないであげる。その力だけもらうね?
(突き刺した腕を引き抜くとルーシエンの身体には傷は一切出来ておらずそのかわり手のひらに淡く青い光の塊が握られており、それが手のひらから身体へ吸収されていけばニヤリと口角を上げて小さくほくそ笑んで)

***

いきなりの急展開でごめんね。
私の冒険の目的とか色々不可解な点の答え合わせパートに少しずつ入っていこうと思って、個人的にやりたかった事を詰め込みすぎちゃった。
事前に相談も考えたんだけど、私の目的とやりたい事最初から全部わかってて進めたらそちらの動きを制限しすぎちゃわないかなって思って、とりあえず答え合わせに向けて導入だけ書いてまたその場の流れで進めていけたらって思ったりしたんだ。私がなんとなくこういう感じのことがやりたいんだよって目で見て知ってもらって判断してもらった方がいいと思ったしね
出来ればこの裏での蛮行はこの時点では気づかず流して欲しいけど、全部私の思い通りじゃ一人で書く小説と変わらないし、そこの判断は任せるよ!
そもそもこの展開はちょっと…ということなら無しにしてもいいし、また考え聞かせてね!
…とか言いつつあなたことだから実は私の行動には裏があるってこの展開になる前に色々察してた部分あったかもだけど…ふふっ
それじゃあ、本編はこんな感じだけどいつもお相手ありがとう!って感謝の気持ち改めて伝えておくね!

  • No.219 by ロズウェル  2024-07-21 03:59:21 

※※※
久々に背後がしゃべるよ。
急展開ビビったけど、方向性了解!
やりとりの流れのライブ感と、やりたいことの方向性のバランスって難しいなって思ったことがこちらも過去に何度かあるので、相談のタイミングに悩む気持ちとてもわかるよ。
基本的に、このお話はアスティ背後さんに乗っかる形で進めていければって思ってたんで、それとなく誘導してくれても、伏線回収がてらひっくり返してくれても構わない。
なお、ロズウェルの過去として、緋色の瞳と黒い翼を持った魔族に故郷を滅ぼされ、仄暗い復讐心を心の片隅に持っている、という設定があったんだけど、今回の展開から、取ってつけたような感じにも思えるので、それは敢えて盛り込まなくても良いかなって思ったね。また、ルーシエンはロズウェルのことが好きで、ロズウェルもまんざらでもなかったんだけど、種族の違いからお互いに深入りできなかったっていう間柄だったりするので、その辺りを今後何かに使ってもらっても構わない(でもルーシエンは一旦もう出てこないかもな。名前と猟犬の従者あたりを某トールキンの小説から拝借しているのだが、創作という扱いなので強さや展開は都合良く進めてくれて構わないし)

こちらもあれこれ書いてしまったが、こちらこそいつもお相手ありがとう!日曜は昼間あまり返せないのだが、このタイミングで黙ったらヤキモキするかなと思い、背後がたくさん喋ってしまったよ笑
また夜に返すな!

  • No.220 by アスティ  2024-07-21 05:44:26 

***
お返事書いてから、大丈夫だったかな……って不安だったから、ここで一旦お返事もらえて本当、安心しちゃった。ありがとね!
それで、設定についてなんだけど…もし良ければその緋色の瞳、黒翼の魔族に故郷を滅ぼされた設定は残してそのまま活用したいと思ってるんだけどどうかな?とりあえず私とその魔族は別人という線で考えてはいるんだけど、ぼんやり特徴だけ覚えていて勘違いで私に復讐心を燃やしてもいいし、別人として認識した上で対峙するのでも、その他の感情でもそれはその場のライブ感に任せてもいいと思うし、そこはおまかせってことでどうかなって。もちろん、この設定自体無くしたいって考えるならあなたの考えを尊重するよ。
それから、ルーシエンとの関係については、それを聞いてちょっと面白いことを思いついたから今後活かせる場面があったら活用させてもらっちゃうかも。元ネタの小説についてはあまり詳しくないからパワーバランスとかは今後もこちらの匙加減になっちゃうけど許してね。
ちなみにこちらから現在明かせる情報はなんとなく察しはついてると思うけど、私はとある罪を犯して天界を追放されたいわゆる堕天使だということ、魔法が苦手というのは天使らしい光魔法を使えずほぼ闇魔法しか使えないことを隠すためのフェイクということ、青い光が正の属性的なイメージで考えてるということ、それから指輪については完全に後付けで無断だけど刻まれてる文字が魔族や邪法に精通した者だけが読みとって行使できる術式という解釈でRPしているよって感じかな

長くなっちゃってごめんね、これからもよろしくね!

  • No.221 by ロズウェル  2024-07-21 19:56:05 

ん、珍しいな。
…昨日の今日だ、気をつけろよ。
(比較的しっかり旅支度を整えるアスティにしては珍しいなと僅かな違和感を持つが、まぁ男の気ままな一人旅のような訳にもいかぬのだろうと、そこまで深く考えずに木陰でのんびりと待ち。……しばらくして戻った相方をながめ、それじゃ行くかと立ち上がって)

さて、一旦港町を目指すで良いか?紹介状を書いてもらった国だが、さすがに徒歩で行くって距離でもないからな。何らかの手段を考えるとするかね。
…ところでおまえさん、そいつは用心の為かい?
(彼女の細い指で鈍い光を放つ指輪を見遣り、昨夜の出来事を反芻しながら、ふと尋ねて)

※※※
諸々、了解。
指輪の術式を行使し本領を発揮した際のパワーバランスを簡単に確認したいね。
こちらをある程度腕の立つ人物として雇っているが、一対一でもある程度戦えるくらいなのか、こちらとルーシエン(再戦可能であればだが)の二人掛かりでようやく戦えるくらいなのか、とか。そこそこの手練れであるルーシエンが相手にならないくらいだから、対峙するのを避けられないのであれば総力戦(二人掛かり)で挑みたいところだね(その場合、魔力の回復に時間を要して、対峙する間際に合流となるだろうね)

そして、こちらの過去設定についてもそのまま有りで了解だよ。翼を持つ種族に別の形で出会い、その関係がどうなるのかはお話の流れ次第だと思っていたけど、どうやら当キャラはそういう星の下に生まれた運命ってことなんだろう。
取り入れたい展開などあるだろうし、また何かあれば相談してくれて構わないよ。

それじゃ、第二幕といこうかね…!

  • No.222 by アスティ  2024-07-21 21:49:47 

あ、うん、経緯はどうあれ私たちはこれに救われた訳だし、お守りがわりにね
(指輪について話しを振られると、指輪を嵌めた手を太陽にかざし、事実として自分たちはこれのおかげで救われたと強調しては得体の知れないそれをお守りがわりとして身につけることを正当化して)

それよりも移動手段だよね、うーん…何がいいかなー?そうだ!街道で親切な人にお願いして馬車とか荷車に乗せてもらうなんてどうかな?
(指輪の件にこれ以上追及を受ける前に、移動手段について考え始め、ひとまず魔法的な手段は使えず、陸路では船も使えないしなと考え巡らし、少ししてヒッチハイクという手段を思いつけば人差し指ピンと立てながら相方に提案して)

***

私の指輪の術式開放後の堕天使モードは神話に語られる存在に近い位置にあると考えてるよ、そうでないといくらNPCとはいえルーシエンを完封なんて描写には出来ないしね。
対峙とは言ったけど、ロゼと全力で戦う流れにはしないかなーって思ってるんだ。ここまでで上手く描写できてるかは自信ないんだけどロゼにはもう相当な情が湧いてて、私自身も言っちゃえば完全な悪って訳じゃなく事情とかもあったりで…その辺も踏まえて精神的なデバフも大きいから一種のイベント戦みたいな感じで一対一で意外にあっさり決着つけるつもりでいるよ。私の心境的にもあんまり関係が拗れる感じにはしたくなくて(大事な仲間のルーシエンを襲っておいて何を言ってるんだって感じだけど…)、この件が解決してそれで冒険が終わりじゃなくてむしろやっと本当の意味で私とロゼが仲間になって冒険が始まるのかなぐらいに勝手に考えてるんだ。もちろんあなたがそれを望んでくれるならだけどね!

とりあえず私側から今伝えたいのはこれぐらいかな

  • No.223 by ロズウェル  2024-07-22 00:49:45 

…そうかい。
ま、今のところ特に害もなさそうだしな。

親切な人ねぇ…どちらかと言うと、可愛い女の子に頼まれたら断れない連中にあたりを付けた方が確実かもな
(いつぞやの宿を押さえたアスティの戦法を持ち出し、まったく、したたかな奴めと笑い。再び会話をしながら道中を進むと、胸につかえた小さな違和感は次第に薄れていって)

※※※
なるほどね。
一旦了解、少し展開を早とちりしたようだ。
あんまり背後同士が煮詰め過ぎると、書き辛くなったりもしそうなので、そろそろ引っ込むよ!

  • No.224 by アスティ  2024-07-22 01:59:05 

可愛い…可愛いかー…えへへ。
上手くいくかはわからないけど、とりあえず頑張ってみるね
(可愛いと言われる事自体は初めてではないが、相方から間接的ながら可愛いと評されたことはなんだか嬉しくて、満足げに口元緩め。ヒッチハイクでの移動に賛同がもらえたため街道を歩きつつ馬車などが通りかかるのを待って)

あっ、お兄さん!ちょっといいかな?えっとね、私たち今から港町に行きたいんだけど……ええっ!?歩くとそんなにかかるんだ…うーん…どうしようかな……えっ?いいの!?私のお友達も一緒なんだけど……わぁ、ありがとー!
(噂をすれば馬で荷車を引く農家らしき青年が通りかかったため、呼び止めて声をかけ。目的地を伝えると案の定歩いていくのは厳しいと言われて、困り果てた風に振る舞うと見かねた様子で向こう側から途中まで荷車に乗って行ってはどうかと提案され、相方も一緒にと頼み込むのも忘れず、無事に許可を得られればお礼を言いつつ早速荷車に乗り込んで)
風が気持ちいいねー!こうして馬で街道沿いに旅するのもまたいいよね
(街道周辺には草原が広がり、所々に色とりどりの花が咲いていて。片手で帽子を押さえ、荷車端に腰掛けたまま外側に投げ出した足をピンと前に伸ばし、深呼吸しては相方へ嬉々として話しかけて)

***

そうだね、ついつい色々話したくなっちゃって…危ない危ない
また、何かあればいつでも呼んでね!それじゃ!(蹴り可)

  • No.225 by ロズウェル  2024-07-22 18:10:49 

(噛み締めるように笑みを浮かべるアスティを見て、少し戸惑ったように顔を逸らして)

…まぁそりゃ、簡単に釣れるわな。
(ありがたく馬車の荷台に乗り、のんびりと風を受けながら景色を眺めて。アスティのおまけ、しかもどちらかというと青年からしたらハズレの部類であろう自身の位置付けを理解し、アスティの声掛けに小さく返事をしながらも、置物のように静かにしていると、馬車の心地よい揺れに微睡みこっくりこっくり船を漕いで。ガクンと大きな揺れで驚いて目を覚ますと、左右をキョロキョロと見回し、少しバツが悪そうに遠くを見て)

この戦法で行けば、わりと早くに港町には着けそうだなー。

  • No.226 by アスティ  2024-07-22 20:04:45 

うん、そうだね!…あっ、雨…さっきまで晴れてたのに、通り雨かな
(荷台の揺れで微睡みから覚めた相方の様子をみてクスッと口元に手を当てて微笑み、相槌をうって。それから少しして快晴だった空に厚い雲がかかり、ポツポツと雨が降り始めて。程なくして土砂降りへと変われば身を竦めて)

わっ、ありがとう!…ロゼ、もう少しこっち寄って、濡れちゃうよ
(雨が降り出してすぐ、青年が明らかに一人用のサイズの蔓草を編んで作った布を渡してくれて、受け取りお礼を言えば相方の方へ詰め寄り、布の半分をかけようとして)

  • No.227 by ロズウェル  2024-07-22 22:39:48 

ん、雨か…
おお、ありがと、でも大丈夫だよ。ほら、風邪引いちまうぜ
(アスティの心遣いに礼を言いながらも、どのみち2人分には足らない為、アスティに多めに使ってもらって。目を覚ますのに丁度良いと雨をその身に受けながらも、そばに寄った相方の体温をなんとなく感じて)

そういや、山賊のアジトから抜け出したときも、目が覚めたら大雨だったな。…アスティはなんとなく晴れのイメージだし、こっちは雨男なのかな。
(取り留めもなく数日前の出来事を呟いて)

  • No.228 by アスティ  2024-07-22 23:13:23 

それが、そうでもないんだよね。私、ロゼと出会う前から旅先で降られること多くて…もしかしたら二人分、呼び寄せてるのかもね
(相方の中の自分のイメージを覆すぐらいには雨に降られてると、軽い口調で語って。もしお互いにそういう質であるなら2倍悪天候を呼び寄せてしまっているのかもしれないと、それすら悪い事とは捉えていないようで、微塵も深刻さを感じさせない様子で肩を揺らして笑いながら話して)

…ええっ!?そんな……いきなりなんで!?……はぁ、しょうがないね、ここで一旦キャンプしよっか
(最初は快く自分たちを乗せてくれた青年が、自身が相方と寄り添い話している姿を見て急に怒り出したかと思えば、荷車から降りるように言われてよくわからないままに、高い木々に囲まれた林の中を通る街道に放り出されてしまい。何故?と疑問符を浮かべつつも相方の方へ向き直り、仕方ないかと肩を竦めながら今日のところはここで休もうと、街道を通る旅人が一時的に雨宿りなどに活用出来るようにと誰かが建てたであろう、街道沿いの古びた東屋の下へと一足先に駆け込み、手招きをして)

  • No.229 by ロズウェル  2024-07-23 08:09:16 

…まぁ気持ちは理解できなくもないが。。
(そもそも彼女に絆されての厚意ゆえ青年の行動に一定の理解は示すが、なかなかの仕打ちに苦々しい表情を浮かべ、急いで東屋に逃げ込むと、濡れた髪を撫でつけて濡れた顔の水滴を払って。こういうときは焦っても仕方がないため、アスティが言うようにここに滞在して天気の回復を待つのが良さそうだ)

屋根があったのが幸いだな。これならよほど風が吹かなければ濡れないし。アスティ、ちゃんと乾かしとけよ。身体慣れてると意外と冷えるぜ。

  • No.230 by アスティ  2024-07-23 10:59:28 

そうだね、ちょっとだけ寒いかも……それにしても、通り雨だと思ってたのに全然止みそうにないねー?やっぱ土地が違うと天候も違うね
(相方からの指摘に自らの身体を抱くようにして、軽く身を震わせるようなジェスチャーをしては屋根の下から少しだけ顔を出して空を見上げれば晴れ間が見えるどころか暗雲が立ち込めていて、これまで旅をしていた大陸で培った感覚はアテにならない部分もあることを実感をして)

わぁっ…!?ビックリしたー…結構近くに落ちたね
(火を起こせば、焚き火の前で両手広げて立ち、衣服も含め身体を乾かしていると、辺りに雷鳴が轟き、その音に驚いてビクッと肩を跳ねさせれば、かなり音が近かったこともあってどの辺に落ちたか確認するようにキョロキョロ辺りを窺って)

  • No.231 by ロズウェル  2024-07-23 21:03:02 

っ!近いな…
戦闘中じゃなくてよかったな。剣に直撃したら黒焦げだぜ、きっと。
(突然の轟音に同じような反応を示し、落雷をイメージしながら小さく身震いすると、同じように火にあたりのんびりとして)

なんだかんだで港町までは、まあすぐ着くだろう。
問題はその次だな。大陸北部にある件の国への移動手段をどうするかだが、やはり今回みたいに馬車が妥当なところかもしれないな。
(東西を険しい山々に囲まれた小国は海路でのアクセスが難しく、そうなると距離の関係から徒歩以外の何らかの移動手段を考えるべきだなと呟いて。数年間記憶の蓋をしていたあの国での出来事が思考の柔らかい部分に染み広がるような錯覚を覚えれば、物思いに耽るように俯いて)

  • No.232 by アスティ  2024-07-23 21:55:16 

なるほど…今度は今回みたいなことにならないように、正規の依頼として運んでくれる人にお願い出来るといいね
(なぜ途中で投げ出されてしまったのかについては未だに腑に落ちておらず、納得がいっていなかったが次も馬車等を利用するなら今度は正式に対価を払って運送してくれる、運び屋のような職業を街で探した方がいいかもしれないと考えて)
ロゼ……?どうしたの、何か考え事?
(自分の考えを話す傍ら、こちらの話しを聞いているのかいないのか、俯き黙り込んでしまった相方の顔を下側から覗き込んでジッとその目を見つめて)

  • No.233 by ロズウェル  2024-07-23 23:03:27 

(パチパチと枝葉の燃える音とアスティからの問いかけにハッとして、こちらを覗き込む青い瞳に気がついて)

いや、すまん、少しぼーっとしてただけさ。
そうだな、港町に着いたらしっかり金を払って馬車を見つけよう。港町までは仕方がないが…今後はこの作戦は当面禁止だ。ん、宿代を値切る時にもダメったらダメ。
(運び屋を利用するというアスティの考えに同意し、今までの戦法を改めて思い直してそれを伝えて。青年の理不尽な振る舞いを理解できないアスティには、なぜ相棒であるこちらがそれを頑なに禁止するのかも、きっと理解が得られないだろうから、とにかくダメの一点張りで。…戦法とはいえ、アスティを邪な目で見る連中を目の当たりにするのが気に入らないからだとははさすがに言えず、やまない雨の音を聞きながら、目を閉じて少し休むことにして)

  • No.234 by アスティ  2024-07-24 02:45:32 

……?うん、よくわかんないけどロゼがそう言うなら、もうやらない
(何がそこまでダメなのだろうという疑問を抱き不可解に感じつつも、腑に落ちない部分はあっても他でもない彼がそういうのならと浮かんだ疑問についての思考の一切を放棄し、相方への信頼から理由は尋ねず、全面的にその言葉を受け入れ言う通りにする、と微笑んで)

ロゼはこの先私と、一緒に旅をした事で後悔する日が来るとして…それでもロゼはこの旅の最後まで私と一緒に……来てくれるんだよね、あなたなら……
(目を閉じ静かになったのを見て眠ったようだと判断すると、その寝顔を見つめながら先日、直接尋ねようとして途中で辞めた問いをポツリ呟くが、答えは聞かずともここまでの旅路の中にあったということ、相方とはそう確信できるような人物であると改めて理解した上で、顔を伏せ瞳をゆっくり閉じ、腕で目元を覆うようにしてゆっくりその場に仰向けに倒れ込み、そのまま程なくして眠りに落ちて)

  • No.235 by ロズウェル  2024-07-24 19:30:10 

(眠りに落ちる一歩手前、アスティの問いかけが小さく聞こえた気がしても、思考はその意味を理解する前に暗闇へと落ちていき)

…う~ん、よく寝た~。
お、雨は上がってるみたいだぜ?アスティ、見てみろよ。

(翌日の早朝、珍しく相方より早く目を覚ますと幸い雨はあがっていることに気づいて。目覚めスッキリとまではいかないが、疲労はだいぶ取れていて。昨日の宣言通り、港町までは前日と同じ戦法を続けてヒッチハイクの旅を続けるも、昨日よりさらに寡黙な置物のように静かに荷台に鎮座して、まるではしゃぐ娘を見守る頑固親父のような振る舞いをしてしまう)

  • No.236 by アスティ  2024-07-24 20:16:46 

ねえねえ、ロゼッたら!…むぅ…もういいや。ねえ、お兄さん!…ふむふむ、なるほどー…ふふっ、そうだね
(昨日、寝る前のような不穏な様子はなりをひそめ、すっかりいつも通りの様子で自分のお願いを聞いてくれる男性をつかまえて誘惑もといヒッチハイクをして、周りの景色を見ながら相方に嬉々として話しかけるがどうにもいつもと違って反応が薄く、痺れを切らしてクイクイ袖を引いてみたりもするが、結局反応は芳しくないままで最終的に拗ねたように頬を膨らませれば相方との会話は諦めて自分を乗せてくれた男性と談笑しつつ目的の国までの道を特にトラブル等もなく荷車は街道を行き)

  • No.237 by アスティ  2024-07-24 20:19:54 

***
書き込んじゃってから気づいたけど目的地は港町だったね、失敗失敗…脳内変換しておいてくれると嬉しいな(蹴り可)

  • No.238 by ロズウェル  2024-07-24 21:22:34 

(仏頂面で腕を組み、楽しげに若者と会話するアスティを眺めて。物怖じせず、誰とでもポジティブにコミュニケーションを取ることができる彼女の性格から、少し考えすぎだったかと自嘲して。その後も順調に道中を進み、港町で契約した馬車は街道を進む。港町を出て丁度三日目の昼、もうすぐ目的の国へと差し掛かる頃合というところで、件の国について話し始めて)

…つーわけで、まぁほんとのところはどうかわからんけどなー。
翼を持った竜…翼竜やワイバーンの類ってことか?とにかくそういう類を信仰し、共存していた民の末裔なんだと。

(東西を嶮しい山々に囲まれた小国モルドール。その歴史について自身が知っている少ない知識をアスティに伝えて。目的地へ近づくに連れて少しずつ見知った地形が視界に飛び込んでくると、少しずつ口数が減っていきその景色を放心したように眺めて)

※※※
こっちもよくやっちゃうので気にしないでくれ。
そして、似たような道中が続く想定なので、独断で少し展開をスキップさせてもらったよ。

  • No.239 by アスティ  2024-07-24 22:30:28 

なるほどー、竜かぁ…純血のオーブは太古の昔、神と呼ばれた竜の血が固まり結晶化したもの、ここが結びつく訳だね
(目指している小国についての情報に出てきた、彼らが崇拝しているという存在、それこそが純血のオーブを生成した竜なのではないかと関連性を見出して結びつけ、改めて魔本に記されたオーブが存在するという独特な地形を眺め暫し何かを考え込み)

ねえ、もしかしてなんだけど、ここってその竜が住んでた神域っていう可能性は考えられないかな?純血のオーブは彼らが信仰する神様の御神体としてそこに安置されてるのかも…
(ここまでの話しを踏まえ、小国がある場所とオーブの在処の位置関係から見てもそう離れてはおらず、人智を超えた存在によるものとしか思えない土地…それらが偶然とは思えないと一つの仮説として自分の考えを語り)
…ロゼ、大丈夫?この前からなんだか変だよ?
(そんな話しをしている間も、心ここにあらずといった様子の相方に先日の件もあって心配そうに小首傾げながら何かあったのかと尋ね)

***
スキップ了解だよ!
ここにきて一気に第二幕が進みそうな予感…

  • No.240 by ロズウェル  2024-07-24 23:08:56 

あっ、わりいわりい、大丈夫だよ。

竜ねぇ…
歴史とやらによると、確かにそうやって竜族を奉り、共生した民という話だし、可能性はなくはないわな。

しかし、そうなるとソイツをいただくってのは中々骨が折れるかもなぁ…。


…う~ん、それにしても、ちょっと旅疲れが出たのかもしれねぇな。
丁度着くころは夕方だし、着いたら宿を取って、明日に備えて早めに休ませてもらうとするよ。
(わりと体力自慢の前衛だが、少しばかり調子が悪いこともあるもんだと、ややオーバーに話して。そうこうしているうちに城下町へとたどり着くと、少しの間旅を共にした運び屋達に礼を言い、別れの挨拶をして)

  • No.241 by アスティ  2024-07-25 01:34:33 

私も流石に疲れちゃった、あんまり息つく暇もなかったもんね
(相方と同じく今回の旅はなんだかんだ移動に次ぐ移動で疲れたと、旅疲れだという相方へと理解を示し同意して。ひとまず城下町の大通りにある優良そうな宿の部屋を適当に見繕えば、早々に荷物を下ろしてベッドへダイブして)

明日はいよいよあの場所について何かわかるかもしれないんだよね?…まあ、もし私の推理が正しければ他の問題がまた生じてきそうだけど
(あの場所について心当たりがあるかもしれない人物へ会うための紹介状は今、手元にある。そして明日にでもその人物から有力な手がかりが得られるかもしれないと期待を胸に、ベッドにてうつ伏せに寝そべったまま口にして。とはいえ、情報を得られたところで、純血のオーブがこの国の管理下にある場合二の足を踏む可能性もありそうだと小さくため息吐いて)

  • No.242 by ロズウェル  2024-07-25 02:24:14 

ここまで来たんだ、何かしらの手がかりは掴めるさ、きっと。
さて、明日も色々とありそうだな。今日は早めに休むとするかね。

(荷物の整理や食事、身支度などをしたのち、アスティの声を聞きながら同じくベッドに寝転んで、のんびりと目を瞑れば比較的すぐに眠りに落ちていき。
暗闇に落下していくような錯覚。何度目かの同じ夢を見ている自分自身に気付くと、抗いようもなくあの忌まわしい光景が広がって。

――およそ10年前
(三つ歳の離れた妹の誕生日を翌日に控えた日の夕方、ささやかなパーティの食材を買い込み隣町から戻ったときには、村は既に火の海と化していた。黒煙と灼熱の空気を吸い、咳き込みながら放心したように変わり果てた村内を歩く。井戸端の地面を流れた血が赤黒く染め、見知った顔の無数の屍が折り重なるなかに、妹リリアーナの亡骸を見つけて。長い黒髪と透き通るような白い肌は生前のままに、噛みちぎられた下腹部から喰いかけの臓腑が引き摺り出され、恐怖と絶望がその死に顔に刻まれている)

…リリィ……ッ!!!
(小さくその名を呟いた後、言葉にならない悲鳴のような絶叫とともに落ちていた剣を手に取り村の奥に駆け出すと、燃え盛る業火の中にそれを見た。緋色の瞳と漆黒の翼を持ち、気だるそうに人語を操りながら立ち去ろうとする魔族の姿を。剣を握りなおし距離を詰めようとした次の瞬間、大柄な男に掴み掛かられ)

バカ野郎、死にてぇのか!
…こっちに気付いてないんだ…わざわざ殺されに…いく奴があるか
(大きな拳で容赦なく顔を殴られると、地面に崩れ落ち口の中に砂と鉄の味が広がり。幼くして両親を亡くした兄妹に何かと世話を焼いてくれた家具屋の主人に手を引かれ、少しでも遠くへ逃げるべく夜の森を彷徨う)

…いいか、隣町まで…、このまま森を進め。
大丈夫、あいつ等はもう…、いいか、逃げるんだ、ぞ
(呼吸を荒くして倒れこむ男。そのときようやく、彼の片腕の肘から下が捩じ切るように引き千切られ、右の眼球が丁寧に刳り抜かれていることに気付いて。息絶えた男の真っ黒な眼窩に底なしの闇を感じ、麻痺していた意識がようやく動き出すと、一夜にしてすべてを奪われたことを理解し、絶望に泣き叫んで)
――

ッ!!!
(真夜中、絶叫しながら目を覚ますと、脂汗で濡れた上半身を起こし、乱れた呼吸をゆっくりと整えて)

※※※
書き出したらやたら長くなってしまいすまん。
第二幕が大きく動く前に、過去話を入れておきたくて。
無闇に残酷だったりインモラルな方向に進めたいわけではないのだが、少しずつシリアスな展開も出てきたこのお話、サイト規約に抵触しないようにバランス取りながら、少しこちらの過去などの設定を入れたり弄ったり(今までの話に大きな矛盾は出ない範囲で)があるかも

  • No.243 by アスティ  2024-07-25 03:48:51 

……ロゼ、大丈夫?嫌な夢でも見たの?…ふふ、ビックリした?私も、今日はなんだか眠れなくて
(窓から差し込む月光、窓際に佇み、光へと翳すよう伸ばしたその手には妖しく指輪が輝いている。耳に届く相方の悲痛な叫びを聞き手を下ろすと、身体は窓の外を向いたまま横顔で振り向いて彼を案ずる言葉を投げかける。その声は仲間への気遣いという内容に反して、アスティという少女と長く慣れ親しんだ者にはどことなく予め用意しておいた言葉を読み上げているかのような違和感を感じられるかもしれない。月の光の下、その横顔は彼の位置からだとちょうど顔の部分に影がかかって見えているはずで、表情を窺い知ることは恐らくもっと近寄らなければ困難であろう。そして、彼からはきっとこんな夜中に起きて何をしているのか、自分に対して当然の疑問を投げかけてくることは想像に難くなく、それを見越して用意しておいた言葉を吐き、ここにきてようやく声にいつものような、らしい感情を滲ませて)

***
すごいバックグラウンドだね、長いなんて少しも感じずに興味深く読んじゃったよ!
私としてはダークでシリアスな展開とか過去の話を読んだりするのも大好きだから、これからもあなた自身が必要だと思ったら、長さの心配とかはせずどんどん好きなように書いてくれたら嬉しいよ

  • No.244 by ロズウェル  2024-07-25 08:31:47 

(普段なら彼女の行動の不自然さに気がつくのかもしれないが、その余裕はなく辛うじてアスティが起きている、ということを認知したくらいで)

あ、あぁ、夜中にすまねぇ。

たまたま久しぶりだったから、ちょっとみっともねえ声出しちまったよ。
少しだけ、夜風を浴びてから寝ることにするよ。
(思えば今まで自身のことをあまり話したことがなかったなと、過去の出来事の要約を伝えて、一人宿の外に出歩き。
忘れたい過去がこの地で再び鎌首をもたげたのは、決して偶然ではないのだと諦めたように悟りながら、見知った路地をゆっくりと歩いて。――― ルーシエン)

…変わらねぇな。
(たかだか数年程度では、その景色は大きな変化はなく、まるで昨日のことのように情景が思い起こされる。
長い黒髪と華奢な白い手足に亡くした面影を重ね、自然と目で追った。気づけばその愛らしいグレーの瞳に焦がれ、すぐにお互い惹かれあうと、倒錯した情欲に駆られ身体を重ねるのに時間はかからず。だがその関係に深く溺れるほど、悪夢に苛まれる日々は続いた。いよいよ気が触れる一歩手前、その歪んだ関係を断ち逃げるようにして中央大陸を去った)

…。
(記憶に蓋をするだけでは、全くもって意味はないのだと自嘲すると、この旅路であれらの出来事を、納得はできずともせめて理解はすべきだと、月影が白く照らす夜の風を浴びながら静かに思って)

~う~ん、もう朝かぁ。
アスティ、起きてるかい?昨日はバタバタとごめんな。
さて、今日はお件の宝に近づくぜ!
(宿に戻ったその後は幸い静かな眠りを取り戻し、差し込む朝日で目を覚ますといつもの様子で相方に声を掛けて)


※※※
ありがとう!
一旦、過去話はひと段落で現在に戻ってきたよ。
引き続き、よろしくな!(こちらも蹴り可)

  • No.245 by アスティ  2024-07-25 14:56:37 

(彼の過去に暗い影を落とす黒い翼に緋色の瞳を持ち人の言葉を話す魔族、自身はその特徴を持つ者に一つ心当たりがあった。天界で生まれながら黒い欲望と野心に染まり自らその身を闇に委ねた大天使。風貌だけであれば他にも同じ特徴を持つ者もいるだろう、しかし彼が語ったその存在は人語を話すのだという。そして彼の故郷が破壊されたのがおよそ10年前…彼女が自分の前から姿を消した時期ともちょうど一致する、それら全部が単なる偶然の一致とは思えなかった。途中口を挟むことなく彼の語る全てを聞き終えると、夜風を浴びてくるというその背中を見送りベッドへと倒れ込む。自身にとって忌々しくもあり、温かくもあり、そして決して忘れ得ない痛み…)
違う……!違う……!私はただ……!お父さん、お母さん……みんなっ……
(自分の愛した場所、愛した人それら全てがたった一晩にして失われた、何も知らなかった…誰よりも敬愛していた彼女を信じ、言われるがまましたことがこのような結果を招くなんて考えもしなかった。無知である事は何よりも愚かな罪である…あの日突きつけられた言葉が、罪が今もこの身を焼き焦がし続ける…)
……でも、ようやく……帰れそうだよ……ふふっ……あはははっ……
(しかし、そんな苦しみからもやっと解放される、この旅の果てに自分はようやく救われるのだ…。だというのに、心は晴れない…頭にちらつくのはここまでの旅路を共にした相方の顔。わかっている、自分は彼に絆されてしまっているのだ、これまで自分が信念を持ってやってきたことの根幹が揺らいでいるのだと…。枕へと顔を押し当て、一人静かに泣き声とも笑い声ともつかない声をあげるのであった)


ううん、気にしないで。ロゼがいつもの調子に戻ってよかった、それじゃあお宝目指してしゅっぱーつ!
(自身もまた、昨晩の出来事を引きずることなく普段通りの調子で相方へと微笑みかけると、元気よく拳突き上げ出発の号令をかけて)

***
私からも核心に触れる部分はぼかしつつ過去を挟み込んでみたよ。黒翼の魔族設定を残して欲しかったのは私の過去にも絡ませたかったからなんだ。ちなみに、最初から私ともう一人堕天使を登場させたいと思っていたから、黒翼の魔族に関する設定を聞いた瞬間、これだ!って思うと同時に少し驚いちゃったのは秘密。

…と、また語り出したら長くなっちゃった。
とにかく、今後ともよろしくね!

  • No.246 by ロズウェル  2024-07-25 19:25:01 

(見知った城下町を練り歩くも、数年前の一傭兵を覚えている者はおらず、旅人の部類と変わらないようで。時計塔を護る翼竜がデザインされた噴水で一息ついて)

参ったな。意外とよそ者には厳しいらしい。
ぐぬぬ…
(持参した紹介状を片手に城内の関係者に面会を願い出るも、門前払いされ今に至って。苦々しい表情で次なる作戦を考えていると、同じく噴水で一休みしている穏やかそうな老人に気づき)

…よぉ、じーさん、久しぶりだな。未だに現役とは、恐れ入ったね。
(懐かしいその顔は、かつてここを訪れた際に宮廷庭師をしていた老人であり、その仕事道具から今なお現役であることが見えて。老人はこちらに目をやると、アスティの姿に驚いた顔をした後、懐かしそうに笑って)

『あんたは確か、この間の魔族を討伐した騎士団に居た青年だね。剣の腕前もなかなかだったが、楽器が上手かったなぁ。それで覚えているよ。お連れさんは天使様かい?』

※※※
ほんとに偶然だけど、お話への親和性が高い設定でよかった!

  • No.247 by アスティ  2024-07-25 20:17:03 

おじいさん、初めまして!私は天使のアスティ、よろしくね!
ねえねえロゼ、このおじいさんは誰?
(彼の知人なのだろう、親しげに声をかけた老人の視線がこちらへと向けばにこやかに人当たりのいい笑顔を浮かべて名乗り。二人はどういう関係なのだろうと疑問を抱きつつ相方の方を見やり、興味深そうに尋ねて)

  • No.248 by ロズウェル  2024-07-25 21:30:52 

おぉ、わりい、話しこんじまったな。

このお方こそ、この王国一の刃の遣い手、宮廷庭師のエルロイ様であ~る。
(自身の名前を告げたアスティに穏やかな微笑を向ける老人を、謎のテンションで紹介して。その姿はまるで孫達に囲まれる祖父のよう)

『ほう、やっぱり天使様なんだね。この歳で初めてお目にかかったよ。こんな辺境の国になんの御用だい?』
(老人は静かに、しかししっかりとアスティの青い眼を見つめて問いかけて)

  • No.249 by アスティ  2024-07-25 22:27:41 

わっ、凄い人なんだね!
私、純血のオーブを探しにこの国へ来たの。純血のオーブの手がかりがこの国でならもしかしたら見つかるかもしれないってロゼが教えてくれたから、それを頼りにここまで来たんだ
(この歳で未だに現役で庭師を任せられているというのはよほど腕が良く信頼もされているんだろうと理解し、相方による芝居がかった紹介も熟練の職人という意味で考えればあながち大袈裟ではないなと納得すれば、キラキラした目でエルロイを見やって。真っ直ぐこちらを見透かすような目、下手なフェイクは通用しないと直感的に理解し、どのみち目的の物についても隠し通したまま話しを前に進めることは出来ないと判断し、一切の嘘偽りなくここへ来た目的を話して)

  • No.250 by ロズウェル  2024-07-25 23:29:54 

(アスティの素直な反応に少しだけ驚いたような表情を浮かべた老人は、すぐに破顔し声を上げて笑った)

『別に何も凄いことはないさね。純潔のオーブ…生憎その名前には覚えがないがね、儂が子供の頃、爺様から聞いた竜の神様と宝珠の話に似ているなぁ』

(アスティの補足説明などを聞き、遠い昔を思い出すように老人は語り。モルドールの北側に位置する山脈、滅びの山。その地に伝わる竜の神と宝珠の伝承を、親子以上に歳の離れた二人に伝えて)

…アスティ、どうする?
正直信憑性はなんとも言えないと思うが…。
(少し離れて相方と小声で相談して)

  • No.251 by アスティ  2024-07-25 23:52:52 

北側…滅びの山かぁ…位置関係はドンピシャ、かな?手がかりがあるならとりあえず動いてみない?もし、アテが外れてもその時はその時、また探せばいいもんね
(真偽の程は不明ながらも、ひとまず手がかりらしきものは意外な方面から得られて、地図上の位置関係ともひとまずは重なることを確認して。伝承という不確かなものを信じても無駄足になる可能性は全然あるものの、少しでも可能性があるなら行動したいという意思を示せば、仮にアテが外れてもそれならそれでまた旅を続ければいいと前向きな考えで)
ねえ、その滅びの山には誰でも足を踏み入れたり出来るのかな?
(とりあえずその場所を目指したい、そんな意思を示した上でエルロイへとその滅びの山が国有の禁足地などであったり、そういうことはないかを尋ねて)

  • No.252 by ロズウェル  2024-07-26 20:09:50 

『今はもう、あそこで何かする物好きもいないだろうねぇ。昔は神様の伝承に準えて、色々な事が行われたいたようだがね。さて、それじゃ、そろそろ仕事に戻るとするよ。時間ができたら、お城の庭園を見においで』

(それがどれくらい昔なのかは想像もつかないが、今はもう名前の通り人の寄り付かない状態となっているらしい。午後の仕事の準備に向かうという老人を見送り、相方との相談を続けて)

まぁ他に当てもねぇからなぁ…しかしこうなるとアスティ、お前さんの勘と方向感覚が頼りだぜ。

  • No.253 by アスティ  2024-07-26 20:44:24 

なるほど…ありがとう!お仕事頑張ってね
(好意で惜しみなく知る限りの情報を与えてくれた心優しき老人へと感謝の言葉を述べ、これからまた城での勤めだというその背中に大きく手を振り、後ろ姿を見送ってから相方へと得意げな笑みを向けて)

任せておいて!もう大体の位置関係は掴んでるから。後は、この迷路のような地形だね…きっと例の山の奥地にこういう遺跡…?のようなものがあると思うんだよね
(ここまでの手がかりから自分たちが目指す場所は既にある程度理解しており、どちらかといえばその山の中にあると思われるオーブの在処として記された特殊な地形を踏破することの方が大変そうだと、魔本のページを開いて顎先に手を当てつつ真剣に考え込んでいて)

  • No.254 by ロズウェル  2024-07-26 23:16:28 

(この旅で何度も見た相方の得意げな笑み、そして一見直感的なようで、幾つかの要素から理詰めで結論を導き出すクレバーな思考を、今ではすっかり頼もしく感じて)

なるほどな。
な~に、ちょいと馬車の移動ばかりで足腰が鈍ってたところよ。少しくらい足場が悪い程度なら、お前さんを担いで進むくらい、わけないね。
(この地に近づくにつれて鳴りを顰めていた軽口も自然と飛び出し、出発はいつでも大丈夫だと示して)

  • No.255 by アスティ  2024-07-27 01:49:09 

ふふっ、ロゼったら…それならお言葉に甘えて本当に担いでいってもらっちゃおうかなー…なんてね!
(過去の話しをしてくれた時のような、翳りのある表情をしていた彼の姿はすでにそこにはなく、いつものように調子の良い軽口を叩く姿を見て安心すると同時にクスクス笑いが漏れて。そんな安請け合いをするなら本気で甘えてしまおうか…と冗談めかし、肩を竦めて)

…ロゼ、ここまで本当にありがとう。あともうちょっと、頼りにさせてね!
(純血のオーブを追い求めてきた旅路の終わりの予感に、楽しげに笑っていた表情から一転し、いつになく真面目な表情でここまでの旅路をサポートしてくれた相方へのお礼をストレートな言葉で述べ。それから再び表情を緩めると、拳をグッと握って相方に向けて突き出し、目的地へ向けて出発する前にグータッチを求めて)

  • No.256 by ロズウェル  2024-07-27 10:25:04 

(件の品を求める理由は、敢えて今まで尋ねなかった。それにいよいよ近づいた今、相方の表情の変化を冷静に見てとると、これまでの旅路とその結末に、何かしらの思いがあるのだろうと無言で察して。だがそれを聞くのは野暮ってもんだ)

任せとけ、お前さん一人を支えるくらい、朝飯前だよ。
(少し照れ臭さを感じながらも、こつんと互いの拳を小さくぶつけて、ゆっくりと歩き出して。いつの日かこのとき拳が触れ合った感触を思い出すときが来るなかなと、なんとなく思いながら)

  • No.257 by アスティ  2024-07-27 13:54:52 

すごい荒れ放題だね、本当にここにはもう誰も足を踏み入れてないんだ。…滅びの山かぁ…昔はここで祭事を行っていたって話だけど、そんな風にはとても見えないね。…あっ、ロゼ、あれ見て!
(山を目指す道中、段々と辺りからは植物や生き物の気配が無くなっていき、すっかり荒廃しきった土地が広がり。山の麓付近へと辿り着くと何やら沢山の建物のような残骸などが散乱しているのに気づいて指を差し、駆け出し)
…これは、昔はここに集落があったってことなのかな
(人の生活の痕跡らしきもの、何があって廃れてしまったのかは不明だがここにはかつて人の暮らす集落があったであろうことが読み取れて、興味深そうに周辺を見て歩き)

  • No.258 by ロズウェル  2024-07-27 19:34:33 

(荒れ果てた土地。陽光が差し込まないような深い森とは異なり、生きようとする生命力の気配自体が希薄な死を感じさせる退廃的な空間を、ぽつりぽつりと言葉を交わしながら進んでいって。ふと相方が見つけた朽ち果てた残骸を見て)

…そういうことかね。
しかし、この状態だと宝珠を奉っているような施設がそのまま残っている可能性は低いんじゃないか…?少なくともこの辺りには。
(しゃがみ込み、建物の残骸と思しき欠片を手に取り、観察して。そして集落があったとしても、それがなぜこのような状態になってしまったのかと、不穏な雰囲気を感じて)

  • No.259 by アスティ  2024-07-27 20:55:26 

そうなると、空振りかなぁ?私の勘がここは怪し……っ!な、何の音!?
(確かにこの有様では、とても目的のものをこの場所で見つけることは困難かもしれない、アテが外れた事を残念がるが、どうにも諦めきれないともう少し何か手がかりがないか探し始めようとしたその時、山の方から激しい地響きが聞こえてきて)
ロゼ!危ない!
(何度も何度も激しく空気を震わすような轟音、そして次の瞬間山の麓辺りの岩壁が熱膨張を起こして破裂し、内側よりまるで大地を両断するような激しい熱線が放たれれば、相方へと体当たりして真横に突き飛ばし、共に地面を転がって)

(崩れた岩壁の奥、滅びの山の内側が大きな空洞になっていたようで、その中よりこちらをギョロリと一つの眼光がこちらを覗き。のしのしと日の下へと進み出てくれば次第にその姿があらわとなって。背中には一対の青黒い蝙蝠のような大きな翼、全身が鱗に覆われていて鋭い鉤爪のついた腕、巨体をたった2本で支える太い脚、長く太い尻尾という翼竜の類ではない伝承の中の龍のような姿をしており、何より特徴的なのは長い首の先の顔にあたる部分、無数の鋭い牙の生えた口の上にある大きな単眼で、その瞳はギョロギョロ動き、なんとも不気味な雰囲気を醸し出していて)

  • No.260 by ロズウェル  2024-07-27 22:06:01 

(大地を揺るがすような地響きを訝しんだ直後、アスティの捨て身の体当たりに身体のバランスを崩して地面を転がりながら、自身のすぐそばを突き抜ける灼熱の波動に息を呑む。立ち上がり剣を抜くも、その巨大な竜の禍々しくすらある圧倒的な破壊力に、まるで瞬時に暗雲が周囲を包み込んだかのような不安と寒さを覚えて)

…アスティ、あれはやばい。
火力もそうだが、あの硬い鱗に剣で挑むのは自殺行為だぜ。
(手練れの魔法使いと組んだとしても、小型の翼竜を相手にするのが手一杯、先ほどの吐き出された高圧縮の火炎や、その膂力による打撃をまともに食らえば即死は免れないだろうと、戦術を考えながらも明らかに分が悪いことを伝えて)

  • No.261 by アスティ  2024-07-27 22:46:44 

わかってる…でも、見つけた!ようやく…!あの奥に純血のオーブがある!
(山の内より現れた巨体、その見た目の邪悪さとは裏腹にあれこそがこの土地を、そして宝を守護する存在であろうこと、それが山の内側より現れたことから、山そのものが巨大な神殿や祭壇の類であったこと、自身の中の確信を相方へと伝える。さしずめ、外敵の到来を察して防衛機構が働いたといったところだろう…そして、奴にとっての排除すべき外敵とは恐らく…そこまで考えたところでフッと口元に小さく笑みを浮かべると指輪が鈍く輝き、そして次の瞬間空から猛禽類のような上半身と獅子のような身体を持った見覚えのある魔物が飛来し、金色のモヤに包まれたその巨体の体当たりで龍を思いっきり吹き飛ばし、更には組み伏せて)
ロゼ、今のうちに中へ
(その光景を見ても全く動揺した様子を見せずに、このチャンスに龍が現れた山の中の空洞、その奥へと進むことを淡々と促して)

  • No.262 by ロズウェル  2024-07-27 23:50:49 

(理解し難い現象を目の当たりにし混乱しながらも、生き延びるために空洞の奥を目指して走り。あれは、間違いなく湖畔の夜に対峙したキメラの類の魔物だった。そして、そのとどめを刺したのはアスティであり、艶かしい輝きを放つ指輪が…)

…アスティ、お前…さっきのは…
(ひとしきり走り、少しずつペースを落としながら自身の混乱を口にして。ここまでの旅路で断片的に心に引っかかっていたあの指輪に関する違和感が思い起こされ、心臓を掴まれたかのように呼吸に重苦しさを感じて)

  • No.263 by アスティ  2024-07-28 01:19:42 

…そうだよ、アレは私が呼び出した。ロゼだって本当はもう気づいてるんでしょ?…誰だって身近な誰かの裏切りは認めたくないものだよね、そんな筈はない、何かの間違いだ…って。…だからその先に絶望しかないと知りながら全てが思い違いであって欲しいと願い、答えを求めずにはいられない…
(困惑や動揺が綯交ぜになった彼の言葉に足をピタリと止めると、口元に手を当ててクスッと小さく笑うような動作をしては後ろを振り返って。疑問を投げかけている風でいて、実際にはまだ不明な点はありこそすれ大体の答え合わせは頭の中で既に済んでいるのだろう、そんな彼の思考を見透かし揶揄すれば剣を鞘からゆっくりと抜く。それとほぼ同時に自分たちが侵入した入り口の方から全くの無傷のまま先程の龍がこちらを追撃してきて)

いくら魔力を注いでも根本的に格が違いすぎると足止めにしかならないかぁ……。でも、今はロゼと大事な話をしているんだから…邪魔しないでほしいな
(手駒として呼び出した魔物はほんの少しの時間稼ぎにしかならなかった、その事実を受け止めると。指輪に紫色の刻印を浮かび上がらせ、同時に金色の風が吹き荒れると漆黒の翼と緋色の瞳を持った姿へと変わって。すぐ近くにいる彼には目もくれず龍が一直線にこちらへ吐き出す熱線を、彼にとっても既視感があるであろう護りの力を右手に纏わせて軽々振り払って無力化すると、手にしていた剣が変化した漆黒の刀を構え直し、こちらへと向かってくる龍へ向けて地面を蹴って突撃し、上段の構えから一気に振り下ろす。『壊せ・禍つ風』その声に呼応して刀を纏う金色のモヤが一際輝くと刀が触れた箇所がまるで瞬時に消滅するように龍の堅固な鱗の守りなど存在していないかのように、破壊し両断して絶命させ)
ロゼ、これが私の…堕天使アスティナーデ・アルスリア・セレスティアルの本当の姿だよ
(龍を鎧袖一触で葬り、口元に歪んだ笑みを湛えながら彼の方へ真っ直ぐ向き直って、自身の本性と名前を口にするとゆっくり歩み寄って距離を詰めていき)

  • No.264 by アスティ  2024-07-28 06:48:15 

***

そうそう、もうすぐにわかることだから先に開示しておくとセレスティアル家は天界全体を統べる王家なんだってことをロゼが知ってても知らなくてもおかしくない情報として伝えておくね、後出しだとそれぐらい聞いたことがあったり知っていることにしたかったってなった時に変な感じになりそうだからってことで。
もちろん、天界の王族のことなんて知らんって感じでも何もおかしくないしこの後のリアクションについてはあなたにお任せするね

  • No.265 by ロズウェル  2024-07-28 07:03:41 

※※※
補足了解!
いよいよ動き出してきたね。
日中、所用で書き込めないため夜にお返事するよ。

  • No.266 by ロズウェル  2024-07-28 21:17:02 

(アスティの口から告げられる残酷な言葉。不穏な何かがあるのだろうということは、それとなく思っていた。それでも、今まで過ごした短くも充実した旅路の延長であるなら、たとえ二人で歩く地獄でも悪くない、そんな風に思っていた夢物語が一瞬にして打ち砕かれてしまうような、無慈悲な言葉。圧倒的な破壊力を目の当たりしながらも、まだ信じたくない現実を受け入れられずにいた矢先、自身を何度も苦しめた、あの緋色の瞳と漆黒の翼を見せ付けられて、まるで思考が停止したかのようにその目を見開いて。自身の心臓の鼓動の音が聞こえる気がする)

…アスティ、てめぇ・・。
これが…、これがお前の思い描いていた真実だっていうのかよ。
(セレスティアル ―神話や御伽噺のように、子供時代に聞いたことのあるその名を呪文のように脳内で反芻しながら、こちらへ歩み寄るそれに剣の切先を向けるも、そこにはまだ迷いが生じていて)

  • No.267 by アスティ  2024-07-28 21:56:39 

そう、全部が私の筋書き通り。山賊を利用して手がかりを手に入れたり、正体を隠すために力をセーブして…色々と手間はかかったけどおかげでこの場所に辿り着くことが出来た…ロゼ、あなたのおかげだよ
(ここまでの自分の歩みを振り返るように、噛み締めるように口にしながら、この場所に辿り着くまでの自分の悪行を彼に明かし、何よりも自分の助けになってくれたのが皮肉にも彼だったのだと悪辣でありながらも、どこかいつものような無邪気さも内包した笑みを浮かべながら刀を真っ直ぐ向けて)
そして…最後にこの純血のオーブが完全なものになった時私の悲願は達成されるの。その条件は…自身にとって親しく大事に思う人の血を捧げる事…だから、最後に私のためにここで生贄になってくれないかな?痛くしないように一瞬で終わらせてあげるから!
(迷いの見える彼に対し、純血のオーブが今はまだ未完全な姿であること、そして真価を発揮するための条件が身近で親しい者を殺めるという呪いじみたものであることを話すと、刀を軽々片手で振りかぶり躊躇いもなく振り下ろして)

  • No.268 by ロズウェル  2024-07-28 23:13:06 

(肉親と故郷を一夜にして奪ったケダモノと、眼前で愉快そうに信じたくない言葉を投げかけるアスティに一致する特徴。その瞳と翼が葛藤する思考にもう認めろと言っているかのようで。それでも、一縷の望みを託して言葉を投げる)

ふん、大事に思う人だって?
笑わせんな、あの化け物がそんな感情持ってたまるかよっ!だからアスティ、くだらねぇことは止め…ッ!!
(容赦なく振り下ろされる刃に剣身が僅かに触れた刹那、その桁違いの重さに腕の骨が砕かれそうになり本能的にわずかに後方に退いて。その威力からして、こちらを仕留めようとする意思に疑いようもなく)

  • No.269 by アスティ  2024-07-29 02:38:21 

くだらない…っ…!?あなたに何がわかるのっ…私が…どんな想いで今日まで……!
(裏切ったのは自分、だというのにいざ彼から自らの行いに対して否定的な言葉が向けられればこれまでの彼との旅の思い出が去来し、初めは自らの計画の為に連れ添ったはずだった…そんな彼との思い出の中、二人はいつだって笑顔だったのを思い返して表情を歪ませ、苦しげに吐き出すように言い放つと、精彩さを欠き素人のようにただ力任せに激しく刀を何度も打ち付けて)
オーブの力があれば私は間違いを犯す前のあの日に帰れるの…!だから…その為ならどんなものだって切り捨てる…!そう決めたんだからっ…
(オーブの覚醒のためには彼の血液が必要、そのため全てを破壊し消滅させてしまう破壊の力は使えず、純粋な剣術のみで追い詰めようとするが感情に任せ、ただ力任せに剣を振るうだけでは剣の扱いに長けた彼の技量によって均衡状態に持ち込まれてしまうだろう。彼に対する情とその彼を殺さなければ目的を達せられない自己矛盾に更にその動きを鈍らせていき、恐らくその様子は彼の記憶の中にある冷酷な化け物とは激しく乖離した姿に見えることだろう)

──

(かつて、セレスティアルの王女として生まれた自分には剣や魔法の扱いを教えてくれた第二の母とも呼ぶべき存在がいた。彼女はかつては凄腕の冒険者として各地を旅して周り、その後王宮の宮廷魔術師兼教育係として召し抱えられたという。彼女が時々話してくれる冒険譚は王宮での暮らししか知らない身からすれば全てが新鮮で、聞けば聞くほど夢中になり、漠然と冒険者という生き方に憧れを持つようになった。…しかし、自分には王家に名を連ねる者としての役目がある、かつての彼女のように自由に世界を旅して回る事は出来ないと頭では理解していた。だからこそ、話しを聞く事で自らの冒険心を満たしていた)

『アスティナーデ様、冒険に興味がおありなのでしたら一つ、私から秘密の依頼を引き受けてみませんか?』
依頼って冒険者の…うん!やってみたい!私に出来るかな?
『ふふ、何も難しいことはありません、簡単な事ですよ。書庫には王族のみが閲覧できる本棚があるとのこと…そこからこの本を見つけて持ってきていただきたいのです』
……うん、わかった!お父様とお母様に見つからないようになんとかやってみるね
(そんなある日、彼女は自身の冒険心を刺激するような提案をしてきた。ずっと聞かされてきた冒険譚の中に何度も登場した依頼というワードに胸を躍らせ、良くない事と知りながらも彼女への信頼もあって引き受けてしまった。それが災厄の引き金を引く行為と知らず…)

『ふふふ…素晴らしいわ。この力があれば…感謝いたしますアスティナーデ様、愚かで世間知らずな可愛い子…無知というのは罪深いですね』
いたい……いたいよ……ソフィアール……なんで……
(自分から目的の本を受け取った彼女は内容を確認した後、聞いたことのない呪文を詠唱する。その瞬間身体の内側が焼けるような苦痛に苛まれ、これまでに感じたことのない怒り、憎悪、破壊衝動といった負の感情が目覚めるのを感じた。視界が真っ赤に染まり、そしてそこで意識が途絶える。次に目が覚めた時、全身…特に翼が存在していた箇所の激しい痛みに襲われる。ずっと信頼していた彼女がこれまでに見た事のないような悪意に満ちた笑みをこちらへと向けていた)

(後に知ったのは、彼女が執り行ったのは強い魔力と素質を持った天使の翼を媒体として神をこの世に顕現させる儀式であった。そこで彼女はわざと間違った手順を踏み、史上最悪の神と名高い破壊の神である『禍つ風』を呼び出し、その力の大部分を翼ごとその身に取り込んだとのことであった。その後、彼女はなぜか王宮や王都などには目もくれずそのまま何処かに行方をくらませた。そこまでが知り得た情報であった…そして、この身体には未だ『禍つ風』の力の残滓が残っており、事情はどうあれ破壊の神をこの世に放った罪は決して許されることではなく、天界から追放され堕とされることになった。大好きだった両親や王宮に住う人々が失望と化け物を見るような目で自分を見ていた…この日、セレスティアル家の王女アスティナーデ・アルスリア・セレスティアルの存在は歴史から抹消されたのだった)

──

(大切な居場所、自由はなかったけれどあの場所での暮らしは自分にとっての全てだった。帰りたい…そんな想いだけが今は身体を突き動かしていた)

***
例のごとく過去パートが長くなってごめんね、もう少し短めにまとめたかったんだけど、私の力不足ってことで…大目にみてね!
とりあえず、この場面での戦闘は技量方面で勝ち筋を見出せるようにしてみたよ。

  • No.270 by ロズウェル  2024-07-29 16:59:47 

(圧倒的な力を有しながらも、雑念に囚われ闇雲に叩きつけられる剣を受け流すも、僅かにでも受け方を誤れば致命傷は免れないだろう。しかしながら、記憶にあるあの魔族の残忍な性質、獲物の身体を部分的に欠損させ、激痛と恐怖にのたうちまわりながら死を迎えるその様を楽しむような、歪んだ性嗜好にも似た加虐的なドス黒さを、眼前の彼女から感じるだろうか。そんな懐疑の念を抱きながらも、それでも、こちらへの殺意は確かに感じて)

もういい、それ以上喋るんじゃねえ。
(消耗戦では勝ち目がないのは明白、剣技以外に悍ましい魔力を有する相手の懐に飛び込むことの無謀さは明らかだが、これ以外に策はなく、また自身の思考も限界を迎えると一か八か勝負に出て。最速で踏み出し剣を握るアスティの手首に向けて剣を払うも、そこに叩き込まれたのは刃の背であり、この後に及んでまだ非常になれない弱い心を露呈して)


※※※
長いのは全然大丈夫。
どこかでソフィアールの外観や特徴などをちらほら入れてくれると嬉しい(いかんせん、設定蘊蓄などが好きなので…)

  • No.271 by アスティ  2024-07-29 18:25:12 

…っ…この期に及んで…!ふふ…ロゼ…、その甘さ故にあなたはここで死ぬ!あなたの大事な仲間から奪ったこの力で引導を…っ
(何故剣が届かない、そんなもどかしさに歯噛みしつつ剣を振い続け斬り結ぶ。次第に冷静さを取り戻し彼の剣の動きに慣れつつあったその瞬間、一瞬自身の反応を上回る動きを見せたことに驚き半歩後ろに引く。勝負をかけた一撃、それが自身への情けをかけるものに気づいた瞬間、こちらは本気で殺しにかかっていたというのにこの期に及んで何故、と理不尽な怒りが込み上げてくれば明確な敵意が再び込み上げ今度こそは本気で仕留めると指輪を輝かせ彼にとって大事な存在から奪った護りの力でその一撃を弾き返し、返す刀でトドメを刺そうとするが…)
なっ……そんなことが……!
(その護りの力は彼の一撃に対して機能することなく、防御のために構えた指輪を嵌めた右手を彼の剣が打ち抜き、その衝撃で指輪が砕け散って。予想だにしなかった展開によろよろ後ろに後退し、右手を押さえながらガクッと膝をついて)
……そっか……全部、受け入れていたんだ……羨ましいな……私にはもう何も……
(彼の一撃に対する守護の力が機能しなかった理由、それはその力の持ち主が無条件で彼を信じ受け入れていた、それ故に彼を阻む護りの力は必要なかったのだと理解して。そんな風に信じ合える者がいる、そんな彼を羨んで。自分は目的を達することも叶わず自分を相棒と呼んでくれた彼との絆も自身の裏切りによって失ってしまった、もはや自分に残されたものは何もないと声を震わせて)

***
ソフィアールは私たち共通の因縁の相手として一応この先また登場させる予定なんだけど、その前に容姿とかを知っておきたいってことでいいのかな?勝手にロゼの故郷を滅ぼしたのもソフィアールってことにしちゃうつもりなんだけど、問題ないかどうかも聞かせてね

  • No.272 by ロズウェル  2024-07-29 22:32:44 

(自身でも想像すらしなかった出来事に目を見開くも、蹲る彼女に向けた切先は逸らさずに)

…二つ答えろ。

リリィは…妹は美味かったか?
ルーシエンを…殺ったのか?

(そこだけは有耶無耶にできず白黒付けなければならない問いを、胸を締め付けられるような思いで問う。その答えを聞いたら自分はどうなってしまうのだろうか。理性は今すぐとどめの一撃を叩き込めと警笛を鳴らすが、問わずにはいられず)


※※※
あ、書き方が悪かったね。
追々登場する際に、少しずつどんな人物なのか深堀していく感じで構わないよ!
こちらの過去に関与しているで大丈夫だけど、シリアス展開のノリでだいぶ血生臭い描写を多くしちゃったから、その辺りはイメージと違ったら修正していってくれて構わない(さすがに臓物までは食わんだろ、的な

  • No.273 by アスティ  2024-07-29 23:31:08 

私はロゼの故郷でのことは知らない…今更信じてもらえないかもしれないけど…ルーシエンも力を奪ったから衰弱はしていると思うけど怪我はさせてないし生きてる…
(もはや完全に戦意はなく、地面にへたり込んだまま彼を真っ直ぐ見上げれば、彼の故郷でのことは前に彼自身から聞いた内容でしか知らないこと、ルーシエンは負傷はさせずただ力のみを奪っただけで済ませたことを正直に話して。だからと言って到底許される裏切り行為でないのはわかっており、顔を伏せて)
私は…目的のためならどんな悪辣なことでもしてやろうって思ってた…だけど…心のどこかでその決意にも翳りがあったんだね…本当に虫のいい話だけどロゼに恨まれるのが、嫌われるのが怖かった…こんな半端な覚悟じゃ全てを失ってもしょうがないよね…自業自得だ…
(彼にぽつぽつと自分の過去について話し始める、そして純潔のオーブのあらゆる性質を無に返す力を以って自らの罪を洗い流し、再び故郷に帰ることを画策していたのだとこの旅の果てに何を成そうとしていたのか包み隠さずに話して。しかし、彼と出会い共に旅をするようになって、本当にそれが自分の願いなのかわからなくなり、自分を相棒と呼んでくれた相手に失望されたくないという自らの目的とは相反する自己矛盾を孕んだ考えを持つようになってしまったのだと涙ながらに言葉を紡いで)

***
なるほど了解だよ!それなりに長い因縁になるだろうから少しずつ開示していくね
ちなみにソフィアールは倒すべき敵として、同情の余地なし、倒しても全く心が痛まないぐらいの大悪党として作ったキャラだから、それぐらいのことは躊躇いもなく平気でするイメージだったりするよ

  • No.274 by ロズウェル  2024-07-30 17:17:49 

(重苦しい雰囲気のなかアスティが話した過去。彼女が言うようにこれまでの悪行が正当化されることはないだろうが、抗いようがなく一夜にして人生の全てを奪われるという自身を苦しめたものと同じ境遇を思い、暗い影を落とし剣を納めて)

自業自得かどうかは俺は何も言えない。
だがな、いくらでも言うタイミングはあっただろうに。何が相棒だ、馬鹿野郎。
…まぁそれは俺も同じか。
お前の苦悩に何にも気づかず、相棒面していた馬鹿野郎だよ。

それにな、仮に目論み通りオーブの力で無かったことにすることができたとして、お前さんにとって本当に幸せなのか、俺にはわからん。…謂れのない罪じゃねぇのかよ。

  • No.275 by アスティ  2024-07-30 18:55:06 

ごめん…ごめんなさい…!
本当はね…もう天界に帰れなくてもいいかもしれないって、思った事もあったんだ…あなたともっと世界中を旅したい、冒険者として生きていくのもいいかもしれないって…でも、自分がこれまで積み重ねてきたものを今更全て手放す勇気はなかったんだよ…
(こんな自分を突き放すのではなく叱ってくれている、かつての仲間に酷いことをした自分を恨んだとしてもおかしくないというのに厳しくも優しく諭してくれている、そこでようやく初めて自らの過ちを認めると彼に対する謝罪の言葉を口にして。自分にとっての本当の幸せとはなにか、いつしかそれについて自分で考える事を放棄して天界に帰ることこそが自分の全てだと信じ込ませていたと自らの中の弱さを吐露して)

  • No.276 by ロズウェル  2024-07-30 21:28:10 

別に説教垂れたいわけじゃねーって。
俺だってそんなこと言えたもんじゃないからな。だけどよ、お前さんがどう思ってるが知らねーが、俺はこの旅の相棒はお前さんだと思ってるんだよ。

それに、何も天界の暮らしを諦めろって言ってるんじゃねぇ。他にもやり方があるかもしれねーだろって思っただけさ。

(少しだけトーンを柔らかくして、自分の思うところを遠慮なく好き勝手に呟いて。一呼吸置いて一歩前に出ると、無造作に手を差し伸べて。こんなもんで諦めたわけじゃないんだろと無言で問いかけながら)

  • No.277 by アスティ  2024-07-30 22:01:52 

ロゼ…いいの…?私、まだあなたの相棒で居ても…
(差し伸べられた手と彼の顔とを見比べて、彼の表情が今までの旅で苦楽を共にしてきた相方としての優しさや温かさを内包したものであることに気づくと真っ黒に染まった翼と緋色の瞳は元通りの色へと戻り、涙を目いっぱいに貯めてふるふると身体を震わせたかと思うと、勢いよく飛びつくように抱きついて)
ロゼ…!私も…私もあなたの相棒で居たい…!まだまだ一緒に旅をしたいよ…!
(相方の背中へと手を回し、身体を密着させたまま子供のように泣きじゃくりながら、今度は自らの意思で心のままに今の本当の願いを口にして)

  • No.278 by ロズウェル  2024-07-30 23:33:39 

(密着するアスティの身体の重みを確かに感じながら、自然とその髪を撫で落ち着くのを待って。いつかこの決断を後悔するような残酷な出来事があるのだろうかとふと考えるも、なぜだかこうする以外の自分の姿は想像できず、考えるのをやめて)

…さてと、泣いてる暇はねぇぜ。
考えなくっちゃならないことはいくらでもあるんだ。
アスティ、次はどうする?
(少し急すぎるような問いかけだろうかと思いながらも、いや、この相棒ならきっと考えを聞かせてくれると確信しながら、いつものようにこのパーティのブレインである彼女に意見を求めて)

  • No.279 by アスティ  2024-07-31 02:19:21 

そうだよね、冒険を続けるなら次の目的がなくちゃだよね!…それなら…この中央大陸を端から端…反対側まで横断したいかな、もっと色んなものをこの目で見てみたいんだ、広いこの大陸でならきっと沢山の未知に出会えるかなって
(相方から離れ、まだ少し赤い目をしながらも普段の調子に戻り、明確な目的はないがこの大陸を縦断したいと冒険心に満ちた自分の願望を口にして。探究心を満たすための冒険の中でまた新しい目的も見つかるかもしれない、無計画ではあるがそれがいいと真っ直ぐ相方へと笑いかけて)

…と、旅立ちの前にこれ…ロゼが持っててくれないかな?私の翼の欠片から作り出した『禍つ風』の威力を顕現させるための神器…『禍つ風』の残滓はもう力を使い果たして空っぽだけど、私が堕天する前に切り離したものだからかつての私の力はしっかり残っているしそれなりに役に立つと思うんだ
(この旅の次の方針を伝え終えたところで思い出したように、先程まで自身が振るっていた真っ黒な刀身の刀を拾い上げると相方へと差し出す。それがどういった経緯で作られ、害を成す悪神の力は既に中には残っていないと説明を添えると、その言葉通り真っ黒な刀身が少しずつ白銀になりはじめていて)
聖なる性質を持ったそれは堕天使の私には扱えないから、ロゼが使って。…これでも私は治癒と浄化の炎の魔法の使い手だったんだ。永劫回帰の尽きざる炎…不死鳥の伝説を体現した魔法の力、その力がこれには宿ってる。名前は、そうだなぁ…『穿ち焔』にしよう。ロゼ…どうかな?私の力、受け取ってくれる?
(純然たる聖の力を持ったそれを今の自分には扱えない、本来の自分の力を自分自身が扱えないというのは皮肉な話ではあるが、今の自分にはその力を託すに足る相方がいる、そのことのなんと幸せなことか、そんなことを考えながら自分がかつて扱っていた力の性質を相方へと説明し、刀へと独特のセンスで名付けては、改めて自分の一部を他でもない相方に託したいのだと微笑みながら小首を傾げて)


***
突然の強引なパワーアップイベントを挟んじゃったけど大丈夫かなー?
とりあえず所有者になってもらう前提で本編の説明だけではわかりにくい『穿ち焔』についての詳細を↓に書いておくね。

名前の読みは『うがちほむら』能力の治癒については翼の欠片から生成されたものであるため不完全で欠損も含め、致命傷以外の傷なら大体一瞬で治せるが力を行使すると、後述する浄化の炎の力も含め全ての攻撃能力を10分間失う(刀身部の切れ味も完全に失われる)。もう一つの浄化の炎は文字通り炎としての性質と不浄なものを祓う性質を併せ持つ青白い炎(実質大体の魔物への特効)。刀を振るって炎を放ったり刀身に纏わせて切り掛かったり応用は効く。尽きざる炎の説明通りほぼ無制限に放てるが使用時に持ち主の体力を少し借りて放つため、あまり連射すると後々酷い脱力感に襲われることになる。能力抜きにしても切れ味は最高峰で技量さえあれば鉄すら斬ることが出来、刃こぼれもまずしない。

補足説明はこんなところかな?他に不明な点があればなんでも聞いてね!
制約はつけてもこれでもまだ強すぎるかなってぐらいのチート武器だけど私たちの絆の証ってことでここは一つ。
それに、これぐらいしても問題ないぐらいには『禍つ風』本体を持ったソフィアールは強大な敵なんだって解釈してもらえればいいかな

  • No.280 by ロズウェル  2024-07-31 22:46:32 

中央大陸横断…りょーかいだ。
標なき大地を進むとするかね…!
(出会った頃のような彼女の明るい声に、自然と笑みを浮かべて。結果的に大暴れしてしまったので、モルドールに戻るのは少し考えた方が良いかも知れないと、やや苦笑いしながら話して)

穿ち焔…、俺が使いこなせるかどうかわからんが、ありがたく受け取っておくぜ。

堕天使が扱えない聖なる力…か。
…俺も聖人君子ってのには程遠いんだが、どうやらぎりぎり及第点はもらえたようだぜ。
(手渡された刀を受け取り、その刀身を眺めるように水平に構える。僅かに浮かぶ青白い炎を眺めると、自身の心身に刀が呼応するような不思議な感覚を覚えて。
今までの人生における少しばかりいかがわしい行い、若気の至りのあんなことやらこんなことを刀に見透かされるんじゃないかと少し焦り相方から顔を背けるも、どうやらその点は大丈夫そうだと安堵して)


※※※
今回のイベントについても了解!
シリアス~バトル展開(相対するものの性質上、どのくらいチート感が出るのか、とかも)の割合が難しいなぁと思ってたんだけど、のんびりしたイベントも挟みつつ進めていけるといいなと。
シリアス、ダークな展開も好きなので、プラトニックな想定だった元同僚をすっかり元カノ(しかもドロドロ)に仕立ててしまったこちらが言うのも、あまり説得力ないかもだが・・・笑
シリアス展開も好きだし、明るい冒険展開も好きなんだよね。

  • No.281 by アスティ  2024-07-31 23:37:27 

ふふ、大丈夫。だってそれは私の一部だもん、少しぐらい後ろ暗いことがあったってロゼが私を受け入れてくれたように…受け入れるよ、全部!
(ここまでの付き合いで、彼は彼なりに色々な修羅場や人に言うのも憚られるようなことも抱えているのだろうなとは感じていて、お互い様というには流石にこちらのしてきた事を考えれば調子が良すぎるが、なんにせよこんな自分を受け入れてくれた相方のことをこちらが拒絶する道理はないと断言し、ウインクをして)

とりあえず…ここからは逃げた方がいいかも…!
ロゼ、疲れてるだろうけど走るよ!
(そんな話しをしていると人がゾロゾロこちらへと向かってくるのが遠目に見えて。それがモルドールの騎士団だとわかると、客観的には自分たちが山が崩壊するほどの騒ぎを起こした明確な証拠はないものの、それでも現場にいるのを見られるのは得策ではないと判断し、恐らく先程の戦闘で自分よりも疲労困憊状態であろう相方の手を引きその場から離れるべく走り出して)

***
私としてもシリアスとかは好きだけど、一旦はあんまり重苦しくならない感じで進めていきたいなって思ってたから、のんびり進行を提案してもらって良かったよ!また相談事とかあればいつでもすぐに言ってね!

  • No.282 by ロズウェル  2024-08-01 01:01:46 

…それもそうだな。
(自身の一部だという言葉に納得して。同時に、いかがわしい酒場にこっそり行ったりするのは今後は考え物だな、などとくだらないことを思い浮かべていた矢先)

お、おい、待ってくれっ!
(今まで世話になった片刃の剣を背中に掛け、新たに受け取った刀を腰に差そうとしながら、アスティの呼びかけにとりあえず足を動かして。かつて傭兵として所属した騎士団の連中から逃げるハメになるのかと苦笑しながら、それでもこのドタバタ劇を楽しみながら全力疾走して)

※※※
了解!では、また何かあったら出てくることにするよ!

  • No.283 by アスティ  2024-08-01 02:06:21 

はぁ、はぁっ……ハラハラしたねー
(騎士団が向かってきた方向と真反対に走り続け、森の中に入り込み周囲に人の気配がない場所まで来て、一旦は周辺の安全が確保できたのを確認すれば膝に手をついて、額の汗を拭いながら破顔して)
ふふっ……なんだか私たちの旅って何かから逃げたり追われてばっかりだね
(冒険者の中でもここまで慌ただしい旅を送っているのはそうそう居ないのではないかというぐらい常に追われる身である自分たちの立場を揶揄するようなことを口にするが、そんなことどうでもよくなるぐらい冒険が楽しくて堪らないと言わんばかりに上機嫌な笑みを浮かべていて)
『禍つ風』は宿主に力と引き換えに不運をもたらす存在だったから、無くなったらそれも解消されると思ったんだけどなぁ…そういう星の下に生まれたってことで諦めるしかないのかも
(これまでの旅の中で幾度となく渡ってきた危ない橋、その原因の一端が自身の所持していた力にあったと思われるとさりげなくとんでもないことを明かすが、どうも因果関係がどこまであったのかは今となってはなんとも言えないなと、この先も一筋縄では行かなそうな旅の予感を感じさせる発言を苦笑まじりに肩を竦めながらして)

  • No.284 by ロズウェル  2024-08-01 22:56:28 

ハァ…そうだなぁ。
なんだか逃げなくても良い場面でも癖で逃げてる気もするぜ…
(自然に溶け込んだかのように木々のざわめきと野生の生き物が立てる物音に耳を傾けて。どうやら上手く撒けたようで、ここまで来れば気をつけるのは毒蛇くらいだと安堵して)

なに、この程度なら不運ってほどでもねぇよ。
気持ちに張りが出て楽しいじゃねーか。んでも、ちょい休憩~
(適当な木の幹を背に腰掛け、欠伸をしては水を飲んで。モルドールを迂回するようにこの森を抜けるとして、その先をどうするか相談を始めて。小国を囲む険しい山々を強行突破するのは骨が折れるだろう。すると、この森を抜けてしばらく平野を進んだ先に位置する砂漠を抜けるか。駱駝でも借りて、星々を眺めながら砂の海を進むのも一興かと話して)

  • No.285 by アスティ  2024-08-01 23:13:49 

砂漠かぁ、そういえば砂漠にある国は魔道具の研究が盛んだって聞いたことあるよ。オアシスとかの少ない水源から効率的に水を引いて国を発展させるためには魔道具の活用が必要不可欠なんだって
(砂漠と聞いて、以前噂に聞いた砂漠にある国の特色として魔道具の開発や研究が盛んであることを挙げて、魔道具にはこれまでにもそれなりにお世話になっていることから実は前から興味があったのだと関心を示せば次の行き先は砂漠のオアシス、その近くにあるという国かなと目星をつけて話しを進めて)
ロゼは砂漠の旅はしたことあるの?
(しかし、砂漠での旅は相応に過酷であることが想像出来、生半可な知識では危険ではないかと思い、相方に経験の有無を尋ねて)

  • No.286 by ロズウェル  2024-08-02 00:02:11 

ん、砂漠の国の魔道具か…聞いたことあるぜ。
擦ると魔人が出てくるランプとか、空飛ぶ絨毯みたいなヤツだっけか
(御伽噺との区別が付いていない残念な認識を披露しながらも、楽しそうな情景を思い浮かべて笑い)

砂漠か…残念ながら経験はないな。暑がりだし、駱駝はおろか馬にすら乗ったことないぜ…
んでもまぁ、二人で行けばなんとかなるんじゃねえかなぁ
(旅に関しては現実派なアスティの心配をよそに、元来の能天気な明るさをあらわにして)

  • No.287 by アスティ  2024-08-02 00:27:59 

ええっ!?何それ、そんな不思議な魔道具の話しは今まで聞いたことないよ、流石ロゼは物知りだね!
(まさかそれらが御伽話と混同してのものであるなどとは夢にも思わず、驚き目を丸くしながらツッコミ不在のままイメージを膨らませつつ、自分の知らない具体的な魔道具に関する知識を披露した相方を尊敬の眼差しで見つめ)

うーん…そうだね、でも一応水とか食料は多めに……ロゼ、大変な事に気づいちゃった
(流石に楽観的過ぎるようなと考えるも、二人一緒ならなんとかなるという、本来なら二人ともロクに知識がないことを考えれば説得力もなにもない発言なのだが、相方とならまあそれもそうかという納得感があって結果的に受け入れつつ、最低限水と食料だけは十分過ぎるほどの量を用意しようと言いかけ、ハッとして相方の方を見て)
お金、もうない…。ここ最近はギルドの依頼とかも全然受ける機会無かったからなぁ…。一応聞くけど、ロゼがお金をもってたりなんてことは…?
(先立つものがない、それなりに貯蓄は作ってあったつもりだが収入が無ければ当然いずれは無くなるのが自然の摂理というもので、そんな事実を真顔で伝えてから相方にも一縷の望みをかけて尋ねて)

  • No.288 by ロズウェル  2024-08-02 22:36:35 

ん、大変?
忘れ物でもし…金…か…
(思い返すと、酒場で奢るぜなどと大嘘こいて酩酊して意識を失ったり、その後の宿代やら馬車代やら、当たり前のようにアスティの懐から資金を出していたことを思い返し。ヒモか俺は…と苦々しく眉間に皺を寄せて)

んー、正直、酒場で1回2回、酒を飲むくらいの金しか持ってないな…
これじゃ駱駝どころじゃねーなぁ…
(まずは食い扶持を稼がねばとその手段を考えるも、妙案は浮かばず)

手っ取り早いのは、何かの討伐やら少し危険な原料の採取とかだろうかねぇ。それこそ魔法薬の原料になる魔物の角とか。
何か思いつく案あるか?

  • No.289 by アスティ  2024-08-02 23:10:28 

うーん、一番手っ取り早いのは討伐依頼かな?まあ、私たち二人でならそれなりの大物も狙えなくはないし…。とりあえずこの近辺にギルドの出張所がありそうな街とかがあるかどうか調べてみるよ
(お互いに前衛寄りの立ち位置であることから、なんだかんだで魔物の討伐依頼をこなすのがわかりやすくていいと考え、それ以外の選択肢をとるにせよギルドに斡旋してもらった仕事の方が正当に報酬が支払われないなどといったトラブルも避けられるため世界中に点在している冒険者向けの依頼を取り扱うギルドの出張所がありそうな場所を探すべく地図を広げてペンデュラムを垂らして)
…ロゼ、見つけたよ。こっち側に小さな宿場町があるみたい!多分旅人向けの宿があるということは出張所もあるかな
(街道を行く旅人向けの宿屋などの施設を中心に作られた集落を地図上に見つけ、陸上交通の要地として存在するこの場所ならば立ち寄る冒険者も多くいるはずとあたりをつけて、ここを目指すことを相方へと提案し)

  • No.290 by ロズウェル  2024-08-03 00:09:38 

おう、了解だ。
そうだな、討伐依頼なんかが無難かねぇ。
(やはり2人の特性から討伐系のギルド依頼が妥当であると同意して、淡い光を放つペンデュラムと地図で位置関係を確認するアスティを眺めて)

とりあえず叩っ切れる相手の依頼が良いなぁ。
固すぎたり実態のないウィスプの類は相性悪そうだし勘弁だぜ。
(討伐依頼への思いを独り言のように呟きながら、のんびり森の中を歩いて)

  • No.291 by アスティ  2024-08-03 00:49:10 

ふふ、そうだね。でも、それの力を使いこなせば今まで相性が悪いと思っていた敵とも戦えるようになるかも…私も、もう堕天使の力を隠す必要は無くなったし、これまでよりは戦力強化されてるはずだよ
(相方の腰の『穿ち焔』を見ながら、それの真価を発揮すれば常識的な相性関係に囚われず戦えるようになるだろうと示唆し、自身もまたこれまでは意図的に表に出さないようにしてきた堕天使としての力を存分に振るえると話し、もちろん『禍つ風』の残滓や指輪を所持していた頃のような無法な強さではないが、それでもこれまでよりは確実な戦力強化が見込めるのは間違いなく)
…でも、今はそんなことよりお腹減ったなぁ…町に着いたらまずは美味しいもの食べようね!
(目的地までの道中、小さくグゥと鳴って空腹を訴えるお腹をおさえながら、我ながら今日はかなり大暴れしたもんなぁと苦笑しては、腹が減っては戦はできぬと、町に着いたら依頼より何より先に、今ある手持ちで食事をしたいと伝えて)

  • No.292 by ロズウェル  2024-08-03 15:58:28 

確かにそうだな…。
こいつを試してみたいと思ってたところだし、ちょうどいいかもな。
(自身の腰で確かな存在感を示す『穿ち焔』の柄に掌を重ねて。また、戦闘における連携は、実戦で様子を見ながらアジャストしていく算段であり、それぞれ都合の良い依頼があることを願って)

言われてみれば腹が減ったな~、がっつり肉料理が食べたいなぁ。
(食事をすればきっと財布は限りなく軽くなるだろうから、やはりここでしっかり路銀を稼いでおかねばと、内心気合いをいれて。そんなこんなで2人して歩いていけば、そろそろ目的地が近づいてきたのではないかと距離感をアスティに尋ねて)

  • No.293 by アスティ  2024-08-03 17:28:23 

あっ、あれじゃない?ふふっ、久しぶりの干し肉以外のお肉~
(少しして、それらしき建物が立ち並ぶ集落が見え始めるといつもの保存食ではない温かい肉料理が食べられることに期待に胸を膨らませて微笑むと足取り軽く小走りで駆け出して)

ふぅ……お腹いっぱいだね。ここは宿もあるし目的の出張所もあったし、ここを拠点に砂漠越えの準備進めるのがいいかもね
(宿場町に到着し、ある程度見て回ってから腹拵えを済ませると満腹になったところで改めて今後の方針について相方と話し合い、ある程度必要な設備の揃ったここでじっくり旅の準備を進めてもいいかもしれないと自らの考えを話して)

  • No.294 by ロズウェル  2024-08-03 20:32:01 

ほーだな、ほうしよう。
(パーティの経済状況も省みず、アスティの倍の量の食事を平らげながら、ここを拠点にある程度準備をしようという提案に同意し)

ふー、まぁ当然だがいよいよすっからかんだな…
とりあえず、ギルドの依頼の類を見てみようぜ。
(アスティを促し、満腹になった腹をさすりながら出張所を目指してのんびりと歩き始めて。とんとん拍子に報酬を手にして、また酒場でパーッと飲んで、そこには踊り子のかわいこちゃんでも居れば最高…いや、いかん、刀が見ている…などと真顔で目まぐるしく(どうでもいい)思考を働かせて)

  • No.295 by アスティ  2024-08-03 21:08:42 

結構充実してるね~…あれ?でもなんだかこれって…ねえねえロゼ、この依頼見て
(出張所という点を鑑みても、依頼がかなり充実しており、特に討伐系の依頼の豊富さに感心した様子で一つ一つ確認していくと途中で違和感を感じて、何やら心ここに在らずといった様子でぼんやり考え事をしている相方の袖をグイグイ引き、違和感を覚えた依頼書を指さすと、そこに書かれた討伐対象は中央大陸へ来る前の土地が原産で、この魔物が居る一帯は彼の縄張りでありその土地のヌシとして扱われるという程の強力な蛇型の魔物で)

  • No.296 by ロズウェル  2024-08-03 22:25:10 

…はっ
おお、なになに、うへー、蛇かぁ…昔噛まれて良い思い出ねぇんだよなぁ。。

…討伐ねぇ。別に魔物の肩持つ訳じゃないが、そいつらの棲家に乗り込んで好き勝手に暴れて討伐するっつー依頼は、個人的にはあんまり受けないようにしてるんだが、まぁこいつは結構な数の犠牲者も出てるだろうし、やっつけておいた方が良い類だろうなぁ。
ってことで、俺はこの件で構わないぜ。
(妄想から現実に引っ張られ、指さされた依頼書に目を通して。蛇型の魔物は正直小物程度のものしか相対したことがなく、記述の主のレベルをイマイチ正確に思い描けずにいるが、総合的に判断して該当の依頼に異論はないことを告げて)

  • No.297 by アスティ  2024-08-03 22:55:52 

それじゃあ、この依頼を受注するね!それにしてもヘルポイズンが中央大陸に現れたなんて本当なのかな…?陸地移動しか出来ないはずだし、賢くて人間とは事を構えないよう人間の生活圏には滅多に姿を現さないはずなのにわざわざ人里近くに縄張りを構えて無差別に人を捕食して回ってるっていうのも…うーん
(少し微妙な反応ながらもこの依頼で構わないという相方の言葉に、受注する依頼をこれに決めて。こちらはこちらで依頼書の魔物、ヘルポイズンは果たして本当にこの中央大陸にいるのか、だとしたらどのようにして移動をしてきたのか…そして、知っている同魔物の特徴とは違いすぎると疑問を抱いて考え込んでおり)
ロゼ、何かこの依頼には裏があるかもしれない。一応警戒しておいた方がいいかも
(依頼主はこの近くの農村のごく普通の農夫ということで、依頼主が黒という可能性はあまり考えにくいが、もしかしたら偽の依頼で冒険者を誘い込む罠であったり、きなくさい背景があるかもしれないと警戒を促しつつも、好奇心には勝てないようで他の依頼にしようとは言い出さず)

  • No.298 by ロズウェル  2024-08-03 23:36:51 

(該当の依頼を受けながらも、その内容を訝しむ相方からその理由を聞いて。生息地やその習性を教えられると、確かにいくつかの点で不可解に思える。しかしながら、その懸念にすら好奇心を抱きあれこれ思案するアスティの様子に、彼女らしいなぁと苦笑いして)

了解だ。
確かに不可解な点がいくつかありそうだが…ま、なんとかなるだろ。さっきの料理屋の飯美味かったから、全メニュー制覇するために確実に報酬いただくぜ。
(依頼主の農夫連中に話を聞いたりする流れかい?とアスティに尋ねて)

  • No.299 by アスティ  2024-08-03 23:57:01 

あはは、それ名案!胃袋の容量足りるかなぁ…?
(警戒や危機感は持ちつつも、最終的に相方とならなんとかなるという思考で笑顔浮かべ。先程の料理屋の料理の味については相方と同意見だったため楽しげに笑うが、不意に真剣な顔つきになってお腹辺りをさすりながら呟き)

流石はロゼ、考えることは一緒だね!
(依頼のためにするべき事、すぐに目標地点を目指すのもいいが情報収集は大事だと同じ考えに至った相方にサムズアップをして、早速農村へ向かおうと支度をして)

  • No.300 by ロズウェル  2024-08-04 01:52:42 

なぁに、入らなければ俺が全部食ってやるよ。
んでも、ダルマみたいに腹が丸くなっても、置いてくなよな。

さて、そうと決まれば早速行くぜ。
農村地帯っつーと、まぁ足場や見晴らしもわりと良いだろうからなぁ。不意打ちや罠の類はそこまで神経質になるこたぁないと思うが、一応注意しながら行こうかね。
(農村が近づいてくるにつれて、のどかな田畑や緑が視界に広がり、ますます依頼内容との乖離を感じて。ぽつりぽつりと住居と思しき建物が見えてくれば、聞き込みを開始しようとアスティに声をかけて)

  • No.301 by アスティ  2024-08-04 02:23:21 

ふむふむ…なるほど。情報をまとめるとヘルポイズンは3日ほど前に何の前触れもなく村の近くに現れた。そして村の人を襲い始めた…
(農夫たちへの聞き込みの結果、件の魔物はまるで最初からその場に居たかのように3日前に突如として現れたというにわかには信じがたい情報が得られ謎が深まり)
とりあえず、村の人たちは嘘ついてなさそうかな?私、堕天使になってからは人の邪心とかには割と気づくけど全員何かに操られてるとか、敵意とかはなさそうだったし
(相変わらず謎は深まる一方だが、それと同時に農夫が何か企んでるという可能性は一旦除外して問題なさそうだという答えを得られたのは収穫といえて。ここまできたら後は実際にこの目で見て事実を確認する他ないと、ヘルポイズンが縄張りにしているとされる村の外の古井戸のそばを目指すことにして)

  • No.302 by ロズウェル  2024-08-04 20:34:12 

なんだかな~
みんな口を揃えて同じようなことを言ってるし、証言だけを見ると怪しいところはねぇんだよなぁ
(それに加えて、アスティが言うように農夫連中の思惑、という線もどうやら薄いらしい。そうなると、魔物にそこまで耐性のない農夫たちが、少しばかり大型のワーム種などに過剰反応して話が大げさになっている、なんてこともあるのではないか)

案外、想像より小物だったりしてな。
んまぁ、とりあえず聞き込みはこのあたりにして、その古井戸とやらを見てみるとするか。
ここからさほど遠くないんだろ?

  • No.303 by アスティ  2024-08-04 20:47:44 

うん、聞いた話だとこの辺だと思うんだけど……ロゼ!
(目標地点の古井戸の場所は既に農夫から聞き出しているため、迷わず村外れの森を真っ直ぐ進んでいくと、周囲を囲む視線に気づき瞬時に相方の名前を呼び警戒を呼びかけ身構えると、木の上からボトボトと小型の蛇の魔物が降ってきて)

  • No.304 by ロズウェル  2024-08-04 21:57:40 

んー、なんじゃい…ッ!きぇえええ!!
…だからら、蛇は苦手だって、言ってんだろっ!

(アスティの警告と同時に頭上から降ってきた蛇型の魔物に謎の雄叫びを上げるも、反射的に抜いた刀がそれらを音を立てずに切り裂いていて。物理的な質量としての軽さとは異なる、言葉で言い表せないような初速の鋭さに唸りながら、その白銀の刀身を眺めて)

…気に入ったぜ。
さてと、親玉退治といこうかね!
(俄然やる気が漲ってくれば、穿ち焔を構え周囲を見渡して)

  • No.305 by アスティ  2024-08-04 22:21:50 

流石ロゼ、もう使いこなしてるね
(独特な雄叫び上げつつ見事に蛇型魔物を一刀両断したのを見て、やはり彼自体の元々の剣の腕もあって刀剣としての真価を引き出す速さは流石と感嘆の声を漏らし。それから目的の古井戸の前に到着すれば井戸の底から何かが猛スピードで這い上がってきたかとおもうと、上空に飛び出して。その姿は全身が太陽光を反射して鈍く鉄のように輝く鱗を持った、口にサーベルタイガーのような大きな牙の生えた巨大な竜のような蛇で)
…!やっぱりこれはヘルポイズン…!ロゼ、気をつけて。触れただけで肉を溶かす牙の毒はもちろん危険だけど身体の鱗の一枚一枚も全部が刃物のように鋭いよ
(外見の特徴からして、やはりこの魔物は中央大陸には存在していないはずの魔物だと確信して、自分の知っている範囲の情報を相方に告げると自身も緋色の瞳、黒い翼になり魔力で作り出した大鎌を手に臨戦態勢をとって)

  • No.306 by ロズウェル  2024-08-04 23:56:47 

(姿を現したおぞましい巨体、地這い竜の類を思わせる体躯と獰猛さが滲み出る大きな牙。体表を覆う鋭利かつ硬質な鱗を持ちながらも、その巨体に不釣合いな素早さを見せるそれを警戒し、やや後方に間合いを取って)

…出やがったな。
わりぃが早速行くぜ。
(初手は前衛の役目だろとばかりに、最速で地を這うように前進し、獲物の眼前で大地を蹴りイレギュラーに進行方向を垂直に切り替えると、跳躍しながら捻じった身体を鞭のようにしならせて巨体の後頭部に刃を叩き込む、がやはりその硬さに弾き返され、硬質な衝撃音を響かせて)

くそっ、やはり硬ぇな。…だが、まだだ。
(刃を弾き返した鱗の猛烈な硬さ、それに対してまだ自身が刀の遣い方をアジャストできていないもどかしさ、その二つを同時に感じ、一旦後方に退くも戦術を改める気はなく。魔力で具現化した大鎌を構える相方に目配せし、それなりに手強いから気抜くなよと無言で伝えて)

  • No.307 by アスティ  2024-08-05 00:36:31 

やっぱりそう簡単にはいかないかぁ、刃でダメなら…!『聖触・重!』
(まだ扱いが完璧とはいかないまでも、それを差し引いてもあの刃としての性質を持つ鱗を同じ性質の攻撃で打ち破るのは簡単ではないかもしれない、そう判断すると手にした大鎌へと赤黒い雷を纏わせ、それを両手で構えて跳躍し縦振りで振り降ろして。すると大鎌の刃の先端部が敵にぶつかる寸前、大鎌自体に施した重力魔法が炸裂しまるで大槌の一撃のごとく強烈な打撃攻撃がヘルポイズンを撃ち抜き、身体を突き抜けた衝撃で地面が凹み)
っ……ロゼ!今なら刃が通るよ!
(重力魔法を用いた強力な一撃を叩き込んだ反動で後方へ吹き飛びザザッと砂煙り上げつつ着地し、今の打撃により刃のごとく鱗は歪んで刃こぼれし、部分的に無防備な隙間が生まれたのを見逃さず、そこを狙えば有効打を与えられるはずと相方へと伝えて)

  • No.308 by ロズウェル  2024-08-05 20:22:02 

うへぇ、おっそろしいこった。

…んじゃ、遠慮なく!
(アスティの放つ重力操作系の魔法を併用して強烈な打撃が空気を歪ませ、その残響を耳にしながら容赦のない打撃に舌を巻いて。いくつかの鱗がひしゃげて鉄壁の守りを維持できなくなった巨体に狙いを定め、鋭い牙と毒液に注意しながら刃を払い切り裂けば、感触的にそこそこの手応え。敵の生命力にもよるがある程度のダメージは固いと予測し、再び後方に飛び様子を伺って)

鱗のない腹部を狙うのは竜族相手の定石だと思うがね、力技でこじ開けるってんだから、恐れ入ったぜ。
(想像の斜め上をいく働きっぷりを苦笑混じりに称えて)

  • No.309 by アスティ  2024-08-05 21:28:35 

ふふ、あんまりスマートなやり方とは言えないよね
(刃を強い力で叩いて変形させる、発想自体は出来ても実行するには結局力によるゴリ押しとしての側面があることは否めず、相方からの称賛にイタズラっぽくウインクしてそんな軽口を叩いてから、深手を負いながら目の前でとぐろを巻きこちらを威嚇するヘルポイズンへと向き直り)
…それにしても、かなりのダメージが入ってるはずなのにまだ動けるなんて……っ!
(ここまでやって倒れないのは流石は大きな縄張りを形成する強大な力を持った魔物だと驚きを隠しきれずにいて。その次の瞬間ほぼ死に体の巨体とは思えないほどの猛スピードで牙を剥き出しにしてヘルポイズンがこちらへ襲いかかってくるのを見れば目を見開き、ギリギリ寸前のところで鎌の刃で牙を止めて)
……!『聖触・棘』!
(力と力の押し合いでは流石に不利で、少しずつ押し返され、いよいよ牙の先端が顔に突き立てられようかというところで大鎌を介して赤黒くうねる無数の触手のようなものを発生させ、それらの先端を一斉に尖らせヘルポイズンの身体の傷口部分から肉体内部へ向けて刺し貫くと、その巨体がグラッと後方にのけぞって)

  • No.310 by ロズウェル  2024-08-05 23:14:59 

…ご愁傷様。
寄って集って攻撃されるのもちょいと気の毒だがな、お前さんは少し暴れ過ぎだぜ。
(アスティの大鎌から滲むように溢れ出た魔力、その鋭い先端に体内を破壊された巨体がぐらつくと、牙を剥き出しにした大きな顎の中央い狙いを定め、跳躍の後一刺しにして脳組織を破壊し、絶命させて。地獄の毒牙の異名を持つ巨体が倒れると、その重みで小さな地響きを立てる)

…依頼書通りってわけか。
だが、何か引っかかるものがあるって顔だな?
(依頼の怪物を討伐するも、その生息地や習性、どうにも腑に落ちない何かがこの依頼の背景にはあるのだという、相方の見立てを思い出し呟いて)

  • No.311 by アスティ  2024-08-05 23:40:20 

そうだね、でもこの不可思議な現象について答えを導き出すための手がかりがないのが現状、かな?もしかしたら卵や幼体が何者かに持ち込まれただけって可能性もあるし
(敵が倒れたのを確認して、普段の姿へと戻れば相方の言葉に神妙な表情で考え込みながら頷きつつも、今回の件についてはあまりにもイレギュラーが多く納得のいく答えを導き出すのは今の時点では難しそうだという結論に辿り着き、その可能性は薄いとは思いつつも一応説明がつかないこともないと口にして思考を一旦放棄して)
さてと、討伐の証の戦利品頂いちゃおう!この牙をいただいていくのが一番手っ取り早いよね。…これも高く売れる素材だけどギルドに持って行ったら回収されちゃうんだよねぇ
(魔物討伐の依頼はその魔物の身体の一部を持ち帰る事によって討伐の証とするのが決まりで、ヘルポイズンを象徴するこの毒牙ならその証として文句はないだろうと素手で触れないよう細心の注意を払いながら回収を試み、せっかくの高級素材もギルドへ持って行ったものは中抜き、もとい回収されてしまうことになっており、健全な形で仕事の仲介をしてもらっている手前文句は言えないけれどとため息こぼし)

  • No.312 by ロズウェル  2024-08-06 00:10:45 

確かに、少し漠然とし過ぎているかもな。
おわっ、猛毒だろ?気ィつけろよ!
(彼女の言うとおり、これらの要素からこれ以上推察を続けるのは難しそうだ、という見立てに同意して。蛇の猛毒。噛まれて寝込んだ苦い記憶と、それをはるかに上回る危険なソレに改めて身震いして)

まぁギルドも慈善事業じゃないだろうからなぁ。そこんとこは仕方ないって。
ところでアスティ殿、拙者、次は魚料理をいただくつもりでござる…
(彼らもビジネスとしての側面もあるだろうから、そこにマークアップを乗せるようにある程度の中抜きがされてしまうのも致し方なしというところだろう。そんなこんなで報酬に思いを馳せ、胃袋の次なるターゲットを謎のテンションで告げるも、現実的には宿を押さえるのが先だなと付け加えて)

  • No.313 by アスティ  2024-08-06 00:30:37 

…!
(慎重に毒牙の回収を行い、とりあえず手持ちの荷物の中の鍋へとそっと入れれば、ホッと一息。相方へ満面の笑顔を向けてサムズアップし、ひとまずこれで大丈夫とジェスチャーで伝えて)

ロズウェル殿、ならば美味しい魚を肴に一献酌むといたしましょうぞ!…ぷっ…ふふ…っ
(相方の芝居がかったセリフ回しをこちらも真似て、同様のテンションで駄洒落まで交えて口にするが、自分で言っていて可笑しくなってしまい口元に手を当て笑いを堪えるような仕草をして)

  • No.314 by ロズウェル  2024-08-06 16:46:48 

(ガハハと笑いながら、戦利品を手に二人してギルドへと戻り。諸々の説明や手続きを済ませると、報酬の当てが出来たことに一安心し、宿探しをしようと提案して)

なかなか幸先の良い滑り出しだぜ。この調子でもう少し資金を稼いどく方が良いかね?
んま、まずは宿だな、宿。
(久々にのんびりできる宿を取り、美味い飯を食い、あわよくば酒を飲んで酩酊して柔らかいベッドで惰眠を貪る…なんとも贅沢なプランに思いを馳せて)

  • No.315 by アスティ  2024-08-06 20:06:48 

ふふ、その事なんだけどね、実は……ほらこれ見て、毒玉。強い毒を持つ魔物の体内で稀に形成される毒の成分が固形化した純度の高い猛毒の塊だよ。牙はギルドに流したけど、実は本命はこれだったんだー…
(更なる資金集めについて言及する相方へ、何やら含みのある笑みを浮かべ、勿体つけた動作で懐に隠し持った小瓶を取り出し、その中にある紫がかったピンクの結晶体をコッソリ見せて。牙は必要経費として失ったが、これはそれ以上の価値があることを示唆して)
売れば報酬と合わせて宿代と酒代と旅費全部賄えるんじゃないかな、勿論正規ルートじゃ取り扱えない代物だけどね
(表ルートでの取り扱いは禁止されているが、出すとこに出せば相当な価値のある代物であり、実質この仕事一つで一時的に纏まったお金を手にできるかもしれないと話し、相方の意見も尋ねて)

  • No.316 by ロズウェル  2024-08-06 22:09:23 

げっ、抜け目なくこんなものまで…。
相変わらず、恐れ入ったわ。
(思い返せば、山賊アジトからちゃっかり魔本をくすねていたり、可愛らしい外見に惑わされると痛い目みるぜ…と苦笑いし。しかしながら扱うものの特異性を鑑みると、それを捌くルートもある程度吟味して選んだ方が良さそうだと自身の見解を述べて)

だが、こいつと引き換えに懐に転がり込んでくる資金は捨てがたいな。
ギルドや酒場みたいなとこで、そういった筋を知ってる連中を探ってみるかい?

  • No.317 by アスティ  2024-08-06 22:37:44 

堕天使だし多少アウトローでもしょうがないよね
(あの一件があってからは完全に堕天使であることを自分の一つのアイデンティティとして受け入れたようで、これぐらいの悪事は仕方ないと開き直ってクスクス笑いつつ肩を竦めて)

流石!そう来なくっちゃね、酒場はその筋の人を探すにはうってつけだし、行ってみよう。それにロゼもお酒をそろそろ飲みたい頃合いでしょ?
(リスクを負ってでも利益を求めるのもまた一つの冒険、乗り気な相方の反応に嬉しげに声を弾ませると、自らの経験からしても酒場はそういった裏社会に繋がりをもった輩もいると相方の意見に乗っかり、その上で単純にお酒を飲みたい頃合いではないかと相方に向けてにこやかにそう語りかけ)

  • No.318 by ロズウェル  2024-08-06 23:15:44 

うへー、悪いことしてるって顔だなぁ。
(悪女アスティ!などとくだらない軽口を叩くも、その手の平で踊らされているかのような自身の立ち居地には、残念ながら気が回っておらず)

ん、さすが、わかってんなぁ。
だがな、ベロンベロンになるのは情報筋をしっかり掴んでからにするからなっ、まぁ安心してくれ。
(相方がベロンベロンになったら安心はできないような気もするが、そこには触れず、目当ての酒場について話して。立地上、何件も酒場があるわけではないため、おのずと情報収集する場所は決まってくる)

路地裏に一件、古くからやってそうな酒場があった。夕方、そこで落ち合うとして、それまでは自由行動にしようか。
のんびりするもよし、情報を調べてみるのもよし。だが、ソロできなくさいことに首突っ込むのはナシだぜっ

  • No.319 by アスティ  2024-08-06 23:57:18 

うん、了解!それにしても…ふふ、ロゼ心配してくれてるんだー…なんて、安心して。もうロゼに黙って私一人で問題を抱え込んだりしないよ、だって相棒だもんね
(自由行動中のこちらの行動について、念の為だろうが釘を刺してきた相方へと力一杯返事をしてから、そんなに心配?とニマニマと笑い軽く茶化したかと思えば、改めてこの先の旅において自分にとっての相棒である彼を抜きにして重要な決断をしたり、先走ったりしないことを真っ直ぐな瞳で相方の目を見据えながら誓って)
それじゃあ、また後でねー!
(真剣な表情は10秒と保たず、すぐに笑顔に変わるとそのまま手をブンブン振りながらその場から駆け出していって)

  • No.320 by ロズウェル  2024-08-07 20:01:04 

(目まぐるしく表情や仕草を変え、あっという間に去っていく相方の後ろ姿、流れる金髪と片翼をぼんやりと眺めて。どうやら、自分でも気付かないうちに随分と彼女のことを気にかけているらしいことを指摘され苦笑いし)

さぁて、夜に備えてのんびりするかな。
(町の様子をのんびり眺めながら、久しぶりのゆっくりとした時の流れを満喫して。特段危険や変わったことはなく、約束の夕方を迎えると指定の酒場を目指し歩いて)

  • No.321 by アスティ  2024-08-07 21:00:38 

あっ、ロゼもちょうど向かうところだった?…それより、軽く調べてみた感じこの宿場を取り仕切ってる人、かなり黒いよ。盗品とか表に出せないような品を取り引きしてその利益でここを運営しているみたい…かなり影響力がある人みたいで、迂闊に取り締まりも出来ないって話だよ。詳しく知りたければ酒場の情報屋に聞けば手っ取り早いって、会ってみる?
(町を軽く聞き回って得た情報を持って目的地へ向かう道中、たまたま相方と鉢合わせればパタパタと小走りで駆け寄り、早速この宿場町の実態についての情報を話し。普通に住民に聞き回っただけでこれだけの情報が出てくるということは、どうやらただの犯罪者とは一線を画す曲者のようで、こういった手合いは利害関係さえ一致すれば取引にも応じてくれるのではないかと考えながら、相方にも意見を求めて)

  • No.322 by ロズウェル  2024-08-07 22:11:35 

おお、こっちも丁度向かってたところだよ。
さすがに情報が早いな。

そうだな、下手にこそこそ嗅ぎまわると危ないかもしれねぇ。ストレートに情報屋に会ってみようぜ。
(それほどまでにここいら一帯を牛耳っているのなら、当然裏社会との繋がりを持っていると考えるのが妥当で。コソコソ嗅ぎまわるのはむしろ危険で、正攻法とも言うべきコンタクトルートを取るべきだと考え、相方と連れ立って酒場へと入っていき)

…その情報屋の特徴、わかるか?
(一見、至って普通の酒場。冒険者や一部の住民らが酒を飲み、それぞれ思い思いに話していて)

  • No.323 by アスティ  2024-08-07 22:34:13 

うん、聞いた話だと変わった被り物をしている猫背の男の人って話だけど…あの人かな?
(情報屋は酒場に入り浸っていて奇妙な格好をしているからすぐにわかる、その情報を元に店内を見回すとカウンターでマスターらしき人物と談笑している真っ白な狐の顔を模した面をした黒髪の猫背の人物を見つけあれが例の情報屋だろうと近寄っていき)
『おやァ?こんな場所で天使に会うとは珍しいこともあるもんや、おたくのお連れさん?』
(歩み寄るこちらの目的が自身にあるとすぐに感づいたようで狐面の男はお面越しにこちらへと顔を向けると、自身の背後に立つ保護者のようにも見える相方へとそう語りかけ)

  • No.324 by ライ  2024-08-07 22:46:30 

すいません、僕も参加していいでしょうか?

  • No.325 by ロズウェル  2024-08-07 23:02:27 

>>324
誤投稿ではないものと考えて話させてもらうよ。

興味持ってもらえて嬉しいんだがな、もう少し二人旅を続けたいんだ。

お前さんもどこかで仲間を募ったり、相方を探している連中に当たってみたらどうだい?
良い相方に出会えて、楽しく過ごせることを願ってるよ。


>>アスティ
補足なんかがあれば、頼むぜ。

  • No.326 by アスティ  2024-08-07 23:13:22 

>>324

私の言いたいことは大体先に言われちゃったけど、私としても今の旅の相棒はロゼしか考えられなくて…だからごめんね!
あなたもこの先、自分にはこの人だけ…って思えるようなかけがえのない仲間に会えることを願ってるよ。

  • No.327 by ライ  2024-08-07 23:16:59 

>>ロズウェル
なるほど…了解です
僕、初心者なもので…
長い話をしているところに横槍を入れてしまってすいませんでした…申し訳ないです

  • No.328 by ロズウェル  2024-08-07 23:49:53 

>>ライ
ま、気にするこたないよ。どこかでまた会ったら、そんときはよろしくな。
それじゃ、以降は話に戻らせてもらうよ。

  • No.329 by ロズウェル  2024-08-07 23:51:28 

(狐面の下の表情は読み取れないが、アスティに少なからず興味を示した男の声色に若干不快感を覚えるも、それを悟られないように言葉を繋いで)

あぁ、旅の相方でね。
ところで、随分と変わった面をしているな。少しばかり、話をしたいんだが、隣、良いかい?
(男とアスティに挟まれるようにして立ち、洋酒をロックで頼んで。有名な情報屋とべったりなマスターもおそらく黒。二人の様子を注意深く観察しながら、狐の面、即ち情報屋のキーワードを切り口に少しずつ話を切り出し、相方に話題を振って)

  • No.330 by アスティ  2024-08-08 00:40:07 

『あァ、驚いた。てっきりその子が売りもんや思っとったわ。天使の女の子は裏オークションじゃ良い値がつくさかいに…。なァ…その子売らん?下手な盗品なんかよりよっぽど金になるで?傷もんなんが惜しいけども、それもマニアからすれば…味や…』
(こちらを情報屋と知って話しかけきている、その前提は皆まで言わずとも男は理解しているようで、だとすれば目的は闇の売人との商談かというところまで先読みしたようで、男はこちらをチラリと盗み見てから相方の方に顔を寄せ、ククと喉を鳴らして笑いつつそう囁いて)

…っ、ロゼは私を売らないよ…。私たちが売りたいのはこれ
(明確なこちらへの害意を持った視線と言葉に少し動揺しながらも相方への信頼の言葉を口にして、小瓶の中身をチラリと見せて)

  • No.331 by ロズウェル  2024-08-08 21:07:41 

(男の独り言のような呟きを聞くほどに胸糞が悪くなり、今すぐにでもアスティから小瓶を奪いその中身を男の口に突っ込んでやりたい衝動に駆られるが、おそらくこれも相手の思惑。頭に血を上らせて商談を優位に進める目論見だろうと考え、その悪意に濁る瞳を睨み返して)

話が早くて助かるぜ。
で、どうだい?こいつがどういう代物かは、お宅に説明するまでもないとは思うが、教えて欲しいってんならそうするぜ?…危なすぎて扱えねぇってんなら、別の筋をあたるとするよ。
(相手の態度から、仕事に対する見栄にも近いプライドを持っていそうだと判断し、その知見を嘲るように刺激しながらブラフをかまして。別の当てなどまったくないが、それを億尾にも出さず冷静に言葉を投げて)

  • No.332 by アスティ  2024-08-08 21:32:07 

『えらく大きく出たもんやなァ?本当は他にアテなんてないんやろキミら…まァ、ええ…これ以上はこちらの身が危なそうや…。仲介料は4割、それで手打ちとしましょ』
(交渉の場数を踏んでいるだけあるといったところだろう、相方のハッタリをすぐに見透かした男だったが、同時に相方の内なる怒りも嗅ぎ取ったようで、先程までのような下卑た発言は鳴りを顰め淡々と条件を提示しては4本指を立てて)

4割も!?そんなに取られたら目標の金額に届かないよ!
(あまりにも暴利と言ってもいいほどの仲介料を巻き上げようとする男に目を丸くして、相方の方を眉尻下げ、どうしようかと少しばかり困り顔で見やって)

  • No.333 by ロズウェル  2024-08-08 22:33:51 

(デタラメにも思える条件を提示してきた相手を見やり、小さく笑い)

おいおい、冗談きついぜ。
なに、別に今すぐ金に変えなきゃならない代物でもねぇからな。
アスティ、ここでの商談はナシだ。飲むだけ飲んだら帰ろうぜ。
(おそらく始めに提示した大きな金額の印象を相手に植え付け、その後少しずつ金額を下げて彼の意図する落としどころに誘導するつもりだろうと踏み、あからさまにそっけない態度で応戦し)

  • No.334 by アスティ  2024-08-08 23:19:58 

…うん、それもそうだね!じゃあこの話しは無かったことで
(相方の口ぶりから何となくその言葉の裏側の意図を理解して、こちらもその作戦に乗っかり口裏を合わせつつその場を立ち去ろうとして)

『やれやれ…キミら、こういう交渉ごとには不慣れそうやし、楽に騙せそうや思ってんけどなァ…わかった、2割や…これ以上はまからへん』
(いかにも武辺者なイメージの相方と純粋そうな天使の取り合わせということでチョロい仕事のはずだったのにと男はぼやき、仕事の相場としてはこれぐらいと再び提示してきて)

  • No.335 by ロズウェル  2024-08-09 08:41:37 

(2割…その割合の妥当性はイマイチ判断できないが、当初吹っ掛けられた値の半分…この辺り一帯を牛耳る一味と揉めるのは得策でないため、ここらへんで手を打っても良いかと考えアスティに目配せして)

やれやれ、それでもまだ割高と感じるなぁ。
良い商売してるねぇ。アスティ、お前さんはどう思う?
(納得はしていないが理解はした、というような微妙な塩梅で承諾をチラつかせ、相方に意見を求めて)

  • No.336 by アスティ  2024-08-09 12:11:04 

うーん…普段ならここら辺で手打ちにって、言いたいところなんだけど…さっき、私とロゼに酷いこと言ったよね?これでも結構怒ってるんだよ、私…ここは誠意を見せてくれてもいいんじゃないかな?
(ここで事を荒立てない方がいいという相方の意図は理解しており、普段ならばその考えに従っていたところだったが、今回ばかりは自身と相方二人に対する胸糞の悪い言動は許せないと瞳を緋色に染め声色を低くし男を威圧して)

『だ、堕天使…!?い、嫌やなァ…キミら、ホンマ何もんなん…怖いわァ…もうええ、1割で引き受けたる…これなら文句ないやろ』
(こちらの正体を察した男は何故堕天使がこんな場所で人間と行動しているのか、その取り合わせに理解が追いつかずガタッと椅子から滑り落ちそうになりながら店のマスターに目配せすると、これ以上関わり合いたくないとばかりに目を逸らされ梯子を外されてしまい落胆しつつ更なる譲歩を口にして)

  • No.337 by ロズウェル  2024-08-09 19:15:43 

(こりゃ珍しく腑煮えくりかえってるな、とアスティの様子を眺めながらも、想定外の展開に泡を食って狼狽える男をいい気味だとほくそ笑んで)

オーケー、それじゃ、金の受け渡しはどうする、情報屋さんよ?
言っとくが、この期に及んで姑息な真似しようなんてことがあらばな、そいつ何するかわからんぜ?
(相方を使って脅して追い込むような真似は少し悪い気もしたが、相手の狼狽ぶりからその効果は覿面だと判断してそう付け加えると、出された酒を呷って)

  • No.338 by アスティ  2024-08-09 20:24:59 

『クク、一本取られたな。人を食ったような態度も過ぎればしっぺ返しを喰らおうというもの。我が傘下の者が非礼を働いてすまなかったな。そなたらのやり取りは一部始終見させてもらった』
(相方の更なる追い討ちに息を呑む狐面の男、すると背後から静かな男の笑い声が聞こえてきて。そちらを見れば右足義足で長いもみあげと無精髭、眼帯の男が杖を手に椅子に座っており、情報屋との明確な上下関係がわかる発言をして)

あなたはもしかして…!
(男を見た瞬間の狐面の狼狽え具合や見るからに只者ではないとわかる佇まいに、まさかと思い瞳を見開き)

『いかにも、儂こそがガリオス。この宿場町を築き取り仕切っておる者よ』
(こちらの質問へと堂々たる態度で答える男は名乗りをあげる。この宿場町運営のため後ろ暗いことをしている元締めの割にはマトモに話しが通じそうな人物という印象で)

  • No.339 by ロズウェル  2024-08-09 21:41:30 

(声の主の徒ならぬ雰囲気に気圧されながらも、その姿を観察して。一見してカタギではないことは確かだが、相反するようなある種の潔さを感じて。言葉は発さずとも、おそらくアスティも同じような思いを抱いているのだろうと、そ雰囲気を察して)

…親分直々にお出ましとは頭が下がるねぇ。
さっきの会話の通りだ。こっちは別にアンタがやってることをとやかく言うつもりはねぇ。
見ての通りの流れ者だ、取引さえ済んだらもうこの町に用はないからな。
(ちゃちな駆け引きをするには格が違い過ぎる、そう感じて率直にこちらの意図を伝えて)

  • No.340 by アスティ  2024-08-09 22:08:32 

『ふっ、そう急くこともあるまい。そなたらは中々に度胸もあり、腕も立つと見える。儂は才ある者は重用するぞ、儂の元で一つ仕事をしてみるつもりはないか?』
(端的に用件のみを伝える相方に対してガリオスは不敵に笑い、相当こちらの実力を買っていると見える発言をして、顎髭を指先でなぞりつつ一つ提案をしてきて)

えへへ、それほどでもないけど…それで仕事って?
(少しきな臭い感もあるが、そこら辺の単なる悪党とは一味違う立ち振る舞いのガリオスの物言いに若干の興味を惹かれ、ついつい相方の意思を確認する前に詳細を突っ込んで聞きだそうと身を乗り出して)

  • No.341 by ロズウェル  2024-08-09 23:06:51 

(底の見えない相手とのやりとりに、冷静に自分を外から見ているような感覚で応対し。どうやら相方は興味を惹かれたらしい。ギルドの依頼とは毛色の違う用心は必要だが、その分リターンも期待できるだろうと思案して)

…話を聞こうか。
(ペースは相変わらずガリオスが握りながらも、アスティの振る舞いが連鎖するかのように、気付けば自身も彼の言葉に耳を傾けて)

  • No.342 by アスティ  2024-08-09 23:43:15 

『よかろう、しかし今宵はそなたらも酒が入っておろう?明朝改めてこの地を尋ねて来るがよい。今日ここでの代金は全て儂が持とう、今宵は好きなだけ飲み食いするがよい。では明日待っておるぞ』
(こちらが乗り気な態度を示したことでガリオスは満足げに口元緩めて笑い、また日を改めると口にして杖をついて立ち上がると簡易的な地図を書き記した紙をテーブルへと置き、気前よくそれだけ言い残して去っていき)

ロゼ、勝手にごめんね?大丈夫だったかな?
(ガリオスが去り、いつの間にか情報屋も姿を消しており、二人になったところで改めて、相方に向き直るといつになく殊勝な態度で自身の独断専行を謝罪し、今更ではあるが念の為改めて相方の意思を確認して)

  • No.343 by ロズウェル  2024-08-10 00:26:13 

(少し溶けた氷がグラスにぶつかる小さな音を立てると、薄まったその残りを飲み干して)

…ん?
おんなじところに居て、一緒に会話してただろ?あん時、お前さんの考えてることくらい、わかってるってば。だから、別になんにも勝手じゃねぇよ。
(何を気にすることがあるかと笑いながら話し、ちゃっかり2杯目の酒を頼んで。今度はしっかり味わいながら飲み終えると、そろそろ今夜の寝床を確保しようかと提案して)

  • No.344 by アスティ  2024-08-10 00:46:59 

ふふ、そっかぁ…そうだよね。うーん…ロゼの相棒を名乗っておきながらそんなこともわからないんじゃ、私はまだまだだ修行が足りないなぁ…
(こちらの不安を笑い飛ばす相方に、そうだった相方はそういう人だったなと改めて噛み締めるように口にするその顔は紅潮しており、熱っぽい吐息吐いて。というのも量はさほどではないが、交渉の場での緊張からかなり早いペースでお酒を飲んでしまっていて、酔いがかなり回ってしまっており、普段と少し違った態度には酔いも少なからず影響していたようで)

…よーし、宿屋を探そー
(ひとまず酒場を出れば少しばかり覚束ない足取りで、今夜の宿を探すべく相方の斜め前を進んで)

  • No.345 by ロズウェル  2024-08-10 06:53:32 

(若干不安定な足取りで前を歩くアスティに気づくと、彼女なりに緊張などあったのだなと先程のやりとりを思い返して)

お、珍しく酔ってるな?ほら、転ばないように気をつけな。
お、あそこの宿なんて小綺麗そうで良いんじゃねぇか?
(時折ふらつく相方の足取りを見遣り、自然にその手を取り危なっかしいときに支えながら、見つけた宿を指差して。この状態で長いこと歩き回るのは難しそうだと思い、さっさと手続きしてしまおうと促して)

  • No.346 by アスティ  2024-08-10 11:35:29 

うん、そうだね…そうしよう~…
(話しをどこまで聞いていて、どこまでが頭に入っているのかやや微妙な様子ではあるが異論無しと相槌を打っては、今度は眠気がやってきたようで大きな欠伸をしていて)

(その後も宿屋での手続きは相方に全部やってもらい、時折手を貸してもらいながらなんとか部屋へと到着するとうつ伏せでベッドに倒れ込んで。そのまま、まるで眠ってしまったかのようにしばらく身動き一つせずにいたが、不意に顔を上げ相方の方を見て「ありがとう、おやすみなさい」そう口にして微笑んでから背中を向けたかと思うとすぐに寝息を立て始めて)

  • No.347 by ロズウェル  2024-08-10 19:06:56 

(いつになく大変な状態の相方の様子に少し心配になるが、いつもの笑顔と就寝の挨拶に少し安心して。思えば自由行動のときから情報を仕入れたり、きっとフル回転で駆け回っていたんだろうと思い出して)

ああ、おやすみ。良い夢見ろよ。
(酒が残っている自分も、冷水で軽く顔を洗って簡単に身支度わや整えると、窓から見える白い月を眺めながらぼんやりと明日のガリオスとの件を考えて、その後同じようにベッドに横になり、眠りに落ちて)

ーー翌朝
アスティ、朝だぜ。起きてるかい?
(窓から差す朝日で目を覚まし、軽く伸びをして)

  • No.348 by アスティ  2024-08-10 19:26:26 

ん~…お、おはようロゼ…!……あのさ、実は昨日酒場を出てちょっとしてからの記憶がすごーく曖昧なんだけど、私、何か変な事したり言ったりとかしなかった?
(声をかけられると小さく身じろぎして目を覚まして、ベッド脇の相方の顔を見た瞬間、状況的にここが宿屋であり、きっと昨日は相方に支えられながらなんとかここまでたどり着いたということはなんとなく察することが出来て、若干二日酔いが残り痛む頭を片手で押さえつつ、かなり曖昧な自身の記憶について恐る恐る尋ねて)

  • No.349 by ロズウェル  2024-08-10 20:57:43 

(酒が抜けきっていなそうなアスティの様子に、やはり昨日は随分と飛ばしていたんだなと改めて思い出して。少しばかり悪戯心が生まれ、揶揄うような視線と共に言葉を投げて)

なんだ~、覚えてないのかよ。
昨日は大変だったぜ?ほんと、寝かせないつもりなのかと思ったね。思いの外、大胆というかなんというか…

はは、冗談だ、冗談。
さて、朝飯を食ったらガリオスんとこの依頼とやらを聞きにいくとするかね。
(顔を洗ってさっと出かける準備をして、宿の朝食を食べに行こうと相方を促して)

  • No.350 by アスティ  2024-08-10 21:37:58 

なっ……!?え、嘘……!?……って、もう!一瞬本気にしちゃったでしょ!
(まさかお酒に呑まれ、自分はとんでもない過ちを犯し相方と一線を、と真っ赤に赤面しつつ狼狽えるが、すぐにそれが相方のジョークであるとわかり。相方はそんな状況になった時こちらの意識がハッキリしていない状況でそのような行為に及ぶことは良しとしないはずだというのは少し考えればわかることで、そんな簡単なことにも気づかず言葉に踊らされた自分自身と、冗談にしても中々に悪質な冗談を口にした相手、双方への怒りで少しムキになって枕をブンと投げつけて)

…目的の場所はこっち、ちゃんとついてきてね
(朝食を食べ終え、宿を出てからも自分でも正直何がそんなに面白くないのかよくわからないままに、まだほんの少しだけ不機嫌そうにムスッとした表情浮かべつつ、まず手始めに昨日ガリオスより渡された地図を確認して方角を確認してから相方を先導するように歩き出して)

  • No.351 by ロズウェル  2024-08-11 00:49:30 

ん、ちゃんと着いていってるよ。
…なぁ、機嫌直してくれってば。
(未だかつてなく不機嫌な相方の様子に、地雷を踏んだことに気付き。紆余曲折あり今の微妙なバランスを保っているこの関係性、それを茶化すような真似は軽率だったかなと後悔しつつも、こういうときはあまり無駄口は叩かず、辺に取り繕ったりはせずに粛々と行動して)

  • No.352 by アスティ  2024-08-11 01:41:50 

……ふぅ、あー…ダメだぁ、ロゼと喧嘩したい訳じゃないのに…
(粛々と謝罪を口にして後をついて歩く相方に、我ながら今、自分はとてつもなく面倒くさいムーブをしているという自覚がふつふつ沸き上がり、本当はあんなちょっとしたジョーク一つで関係に亀裂が入る事など望んでいないのにと一旦気持ち落ち着けるため深くため息を吐いてから、思っていることをそのまま口に出して頭を抱え)
えっとね、私はもう本当全然怒ってなくて…でもなんか許してあげるっていうのも恩着せがまし……って、またまどろっこしい感じになってる…!ロゼ、あのねここまで散々振り回しといてって思うかもしれないけど、もう仲直りしたいんだ…本当は
(自分でも既に怒っている理由を見失い、そもそも本当に怒っているのかすら良くわからなくなっていたと心情吐露し、要は振り上げた拳を下ろすに下ろせなくなってこんなまどろっこしい態度をとってしまっていると伝えれば、最終的にストレートに要求を苦笑まじりに伝えて)

  • No.353 by ロズウェル  2024-08-11 21:33:45 

(自身の複雑な心境を語りながらも、それでも最後は彼女らしい笑みを交えて和解を持ちかけてきた相方に、自分なんぞよりよっぽど大人だなと申し訳ない気分になり。それでも、そもそものきっかけは一方的にこちらにあるため、そこはきっちり謝って)

いや、本来ならお前さんがあれこれ思い悩まなきゃならないことは全くないんだ。すまん、こっちが悪かったよ。
…朝から無駄に気を揉ませちまってこんなこと言うのもなんだが…、今日の依頼とやらも気を抜かずにいこうぜ。
(実際、アスティはめんどくさい女感は全くなく、すっかり打ち解けた相棒という感じで、ついつい冗談がエスカレートしてしまっていた。親しき仲にも…だなと念押ししながら、気恥ずかしそうに彼女の目を見て)

  • No.354 by アスティ  2024-08-11 22:15:08 

ふふ、そうだね!…えっと、地図だとこの辺になってるけど…建物らしきものは見当たらないね?
(相方との仲、そこまでの心配はしていなかったとはいえ遺恨が残らなくてよかったと、喜び示すようにいつもより割り増しで明るい笑顔浮かべ、警戒をうながす相方の言葉に応じて。しばらく地図通りに進んでいくと街の外れまでやってきて、この辺りは街道として整備はされているようだが人の住んでいる建物らしきものは全くなく、足を止めて辺りを見回していて)
うーん…地図が間違ってるのかなー?……ロゼ、あれ!
(側にある大きな木に寄りかかり再び地図を眺めて、思案に耽っていると、ふと自分の正面側にある地面の草が不自然に刈られているのに気づき、そちらを指差し相方へと伝えて、どうやらパッと見わかりにくいながらも石階段が地面の下に続いているようで)

  • No.355 by ロズウェル  2024-08-11 23:46:26 

(石階段で地下へと続いているその入り口を見やり思案して。習性として土穴に住むホビットのそれとは明らかに異なり、何かしらの意思で日の当たらない地下に拠点を構えたのだろうか)

…地下のアジトとはいかにもだねぇ。ま、行ってみるかね。
(刀の柄に手を置きその感触を確かめると、罠の可能性も捨てきれないが、兎にも角にも進むべしと相方に告げ、用心しながらそこへ足を踏み入れて)

  • No.356 by アスティ  2024-08-12 00:03:07 

ここは、地下牢だったのかな…?……!?
(罠の可能性も考え用心に用心を重ねながら道なりに進んでいくと、頑丈な鉄格子のようなものに守られた個室がいくつも並んでいるのがわかり、その特徴からかつてはここで罪人などを閉じ込めていたりしたのだろうかと思考を巡らせていると不意に何かに右の足を掴まれる感触がして、慌てて足元を見遣れば真っ白な白骨化した腕が足首を掴んでいるのがわかり)

スケルトン…!?っ……く!
(すぐさまそれが白骨化した人型の化け物のそれだと気づき、左足でその腕を思いっきり足蹴にして脱出を図ると同時にボコボコと地面よりスケルトンが複数這い出してきて、気がつけば通路の前後で完全に挟み撃ちにされてしまっていて)

  • No.357 by ロズウェル  2024-08-12 01:46:22 

(やはりというべきか、不意打ちに近い形で姿を現した亡者の群。挟み撃ちの形で迫ってくるアンデッドの群を、相方と背中合わせの状態で睨んで)

やれやれ、足を踏み入れて早々にこれかい。
あのおっさん、昨日は部下の非礼を詫びるとかなんとか言ってたが、これじゃ礼儀もへったくれもあったもんじゃねぇな。
…アスティ、そっちは任せたぜ!
(相方へ言葉を投げ終えると同時に、腰の刀を抜いて眼前の邪悪な白骨達との間合いを詰めて)

  • No.358 by アスティ  2024-08-12 02:40:00 

浄化の力が得意だった頃なら、これぐらいなんてことなかったんだけど…なんて、嘆いても仕方ないよね…相手になるよ!
(わらわらと湧いて出る、自身の持つ闇の性質とは相性が良くない不死性の魔物に辟易としつつも、相方に背中を任せられた以上弱音を吐いてはいられないと大鎌を両手で構え突撃して)

っ…数が多い…!
(今いる場所が地下であることを考慮すれば、重力等を用いた無差別に破壊する類の魔法は生き埋めになる危険性から使えず、闇属性を用いた攻撃も効果は薄いため、必然的に大鎌を用いた白兵戦が主体となるが、物理的な攻撃では身体を形成する骨自体を破壊しない限りはバラバラになっても何度でも再生する性質を持ったスケルトンによって次第にジリ貧に追い込まれていき)
流石にここでスケルトンの仲間入りは勘弁だよ!
(ギンッと緋色の瞳を光らせ、身体強化の強度と集中力を高めれば素早く正確に大鎌を操ってスケルトンの頭蓋を真っ二つに叩き斬っていって)

  • No.359 by ロズウェル  2024-08-12 15:14:15 

くそっ、害虫みたいにうじゃうじゃ湧きやがって。
ホネはホネらしく…土に埋まってろっつーのっ!
(有象無象の太刀を受け、反撃しつつ悪態をつく。消耗戦にもつれ込む前に『穿ち焔』の刀身に青白い炎を纏わせ、その感覚を確かめながら流れるように刀を払い、複数のスケルトンを打ち倒して。この程度なら心身への負荷も微々たるものと理解し、その有用性に舌を巻き)

そっちも粗方片付いたか?
やれやれ、なかなかなお出迎えだったが、こりゃ依頼を受けるための足切りってところかね?

  • No.360 by アスティ  2024-08-12 17:12:59 

うん、なんとか生きてるよー…正直言って結構、危なかった…
(相方よりもほんの一拍遅れて最後のスケルトンを倒し終えるとガクっと片膝ついて息を弾ませながらも相方からの呼びかけへと答え、ひとまず此方も無事であることをアピールだけすれば額の大粒の汗を拭い立ち上がって)

まあ、ロゼの言う通りそうだとすれば、これだけやれば文句ないよね
(仮に相方の言うことが正しければ、十分にお眼鏡に適う力を示せたことだろうと呼吸を整え小さく伸びをしてから再び地下通路の奥へと進むべく歩き出して)
ロゼの方は結構余裕そう……あ、そっか、ロゼにはそれがあったんだったね。どうだった?身体は平気?
(歩きながらふと、同じく近接武器を用いた戦闘が主体の筈の相方の方は自分ほど消耗してはいなさそうでそのことを不思議に思ったが、腰の『穿ち焔』を見て浄化の炎の力を使ったのかと合点がいき、見たところ何事もなさそうではあるが力の反動などはないか念の為尋ね)

  • No.361 by ロズウェル  2024-08-12 23:16:21 

ん、珍しく苦戦気味だな…あぁ、属性のこと考えてなかった、すまんな。
(思いの他苦戦を強いられた様子のアスティを意外そうに見るも、今回の相手の属性との相性を見落としていたことに気付き小さく詫びて)

あぁ、今のところ全く問題ないぜ。
効果も覿面、まとめてこっちで引き受けるべきだったな。

さて…、どんなツラして出てくるつもりかはわからんが、用心に越したことはない、ってとこかね
(刃こぼれ一つ無い白銀の刀身を眺め、浄化の炎を用いた戦闘においても心身への負荷は生じていないことを告げて。その特性から、自身が先頭を切って通路の先へと進んでいき)

  • No.362 by アスティ  2024-08-13 00:21:20 

そっか、それなら安心。でも、あんまり無理はしないこと、まだ許容範囲がどれぐらいかわからないんだから。いざっていう時は頼らせてもらうこともあるかもれないけど、私もできる限りは頑張るから、ね?
(炎の力を引き出すことによる消耗は未だ未知数であり、確かに今回自分はギリギリではあったが、また今回のようなことがあった時全部請け負おうなんて思わないでと釘を刺しつつ、それでもどうしてもという時はこちらも無理せずこちらから助太刀をお願いする事を約束して)

(その後は幸いにも魔物の襲撃はなく、更に下層へ下層へ降りていくとやがて重々しい鉄扉が姿を表し、相方へと目配せをして最大限警戒しつつ開け放つと、その奥には書物などが乱雑に散らかった書斎といった趣きの空間があり、その中央でガリオスがロッキングチェアに座って寛いでおり)

『よくぞ参った。…まず、そなたらの言いたいことはよくわかる、道中のスケルトンのことであろう?アレはここに住み着いておる魔物でな、倒しても倒しても雲霞の如く湧いてくる故捨て置いておるのよ。しかし、アレに遅れを取るようではどの道、儂の仕事を任せるには不足…結果腕試しも兼ねておったのだ、許せ』
(道中の罠とも思えるようなスケルトンの襲撃、ガリオスは意外にもその件について真っ先に触れる。正確にはアレらはガリオス自身の差し金ではなくこの場所に巣食う野良の魔物であり、不可抗力で出現を止められないのであればついでに実力を測るために使おうと思ったのだと詳細を語り、短く謝罪してきて)

  • No.363 by ロズウェル  2024-08-13 21:57:54 

(扉の向こう側で姿を見せたガリオス。本人、そして姿は見えないがその配下の者などの奇襲を警戒してすぐに刀を抜けるようにして気配を探るも、口を開いた彼の意外な言葉を黙して聞き)

…腕試しにしちゃ随分と荒っぽいやり方だがねぇ。
そしてこれが最低条件ってーと、一体どんなきな臭い依頼を俺たちにさせようとしてんだい、親分さんよぉ
(属性の件やそもそもの数が多かったという点はあるが、それでも二人掛りでもそこそこ梃子摺ったという事実があり、それを足切りに使う相手の目論見を探って)

  • No.364 by アスティ  2024-08-14 00:07:29 

『うむ、まず何から話せばよいやら…そなたらは最近各地で、なんの前触れもなく何処かより突然現れた魔物に街に住む人々や旅人が襲われるという現象が起きておることを知っているか?しかも、その魔物の中には本来の生息域を超えて出現した者もいるという報告が入っておるのだ』
(中々に込み入った事情のある案件らしくガリオスは顎に手を当て、思案顔で少し考え込んだ後、近頃各地で頻発しているという現象について話し始めて)
ロゼ、これってもしかして昨日の…
(話しを聞けば、ちょうどその内容に合致するような依頼をこなしたばかりで、あの場所にヘルポイズンが現れたように、他の場所でも同じような事が起こっているのならば、やはり偶発的な事象では無かった、と確信抱き相方と顔を見合わせ)

  • No.365 by ロズウェル  2024-08-14 00:56:37 

知ってるも何も、ちょうど昨日、大陸跨いではるばる出張って来なさったヘルポイズンを叩きのめしたとこだよ。
…おっさん、それと依頼になんか関係があるってのかい?
(不躾な口調で興味を抱いた事柄を問いながら、その関連性は全く読めずガリオスを見遣り。勘の鋭いアスティなら、何かピンと来るものがあるのだろうかと彼女の様子をちらりと見ながら、ここにきてようやく罠などの危険が無さそうであることを感じると、少し肩の力を抜いて)

  • No.366 by アスティ  2024-08-14 03:16:52 

『ほう…やはり、かのヘルポイズンを討ち取ったのはそなたらであったか、そうであれば話しが早い。ではここからが本題だが…この現象について部下に調べさせたところ魔物が生じる際、その場に空間の歪みが出来ることを突き止めた。空間の歪み、即ち転移の力が関係しておるということ。その意味がそなたらならば理解出来よう?』
(どうやらギルドの依頼として出されていたヘルポイズン討伐については既に知っていたらしい、ガリオスはそれを成し遂げたのが目の前の二人だとわかると得心がいったようで、いよいよ仕事の内容の核心に迫ろうとして)
…何者かが意図的に魔物を各地に送り込んでいる…これは裏で糸を引く人物がいるってこと…でも待って、そんな世界規模の転移魔法なんて聞いたことない…!そんなことをしようと思ったら、少なくとも大きな霊場と祭壇、それに見合った祭器が必要だよ。魔法というよりはもはや儀式に近い…
(ガリオスの話しで言わんとすることは理解したが、現実にそんなことをするのは、普通のやり方では困難だと言わざるを得ず、最低限必要なものを列挙していくと、それは魔法というよりは全世界を巻き込む儀式のようだと見解を示して)
『ふっ…聡いな。…実はこの一件はギルドの上層部肝入りでな、事が事だけに表沙汰にならぬうちに秘密裏に処理するつもりでいるようだが…難航しておるのが実情よ。そして儂はあの町での特権を与えられる代わりにギルドのそういった裏の仕事を請け負っておるのだが…正直ここでの調査は手詰まりでな…端的に言えば手を広げるため自由に動ける駒が欲しいということだ。歪みを見つけ調査を続ければいずれ決定的な手掛かりが見つかるかもしれぬからな』
(既に情勢は多くの人々が知らないうちに水面下で動き出している、そんな事実を淡々と話すと、自分たちには世界中に気まぐれに現れる歪みの調査を頼みたいと自らの素性まで明かしたガリオスは、依頼の概要を伝えこちらを見据えてきて)

  • No.367 by ロズウェル  2024-08-14 21:59:18 

(空間を転移させる魔法。そのイメージはなんとなく理解できても、規模やそれに相応するリソースまでは、魔法を操ることができない自身には感覚的にわかるものではなく。しかし、相方の反応を見る限り、尋常でない規模での何かきな臭いことが起こっているのだろうと理解して)

駒、ねぇ…。その歪みとやらを手当たり次第調査していけば、いずれその黒幕にぶち当たって、そいつを人知れず葬り去ろうって魂胆かい。
(小さな町を牛耳る小悪党、といった想像を遥かに超える眼前の男に、ある種の畏怖にも近い凄みを感じ。世界の裏で暗躍する部隊の一部を担う。そのオファーを相方はどのように捕らえているのだろうかと、彼女の表情を探って)

  • No.368 by アスティ  2024-08-14 22:44:58 

…わかった、その仕事引き受けるよ。でも…肝心の報酬はどうなるの?何をもって依頼の完了とするのかがイマイチ不透明だし、報酬の受け取りの為にまたここまで戻ってくるのはあんまり現実的じゃないような…
(まさかあの時の依頼がこんな世界の裏の暗部に繋がるとは思ってもみず、正直驚いたが同時に、この一件に関与する者について一つの仮説が頭の中に浮かんでおり、もしもその仮説が正しいのであれば自分はこの闇に向き合わなくてはならない、そんな決意を胸に依頼を引き受ける意思を示すが、それはそれとしてこれが仕事であるなら対価はキチンと支払ってもらう必要はあると、言及して)

『案ずるな、そこもしっかり考えてある。報酬として各地のギルドを通してそなたらの旅に必要な物資を儂の方から提供をさせてもらおう、この書面を見せればギルドより支援を受けられるよう取り計らっておく…そなたらは各地での調査の進捗状況の報告書をギルドの職員へ渡してくれればよい。儂等の目的が達せられた暁には報酬金も用意する…悪い条件ではなかろう?』
(ガリオスが提示した報酬はつまりギルド上層部との繋がりを最大限に利用して、全世界のギルドへと根回しをしておくというもので。つまりこちらはこれまで通り旅を続けつつ、その合間に歪みの調査をすればギルドからの支援が約束されるということ、その上別途報酬金までも用意されているという中々に至れり尽くせりな条件で)

  • No.369 by ロズウェル  2024-08-15 08:22:41 

(その依頼内容を聞くアスティの様子を見ると、きっと彼女の旅の根幹の部分に関する何かを感じ取っているのだろうと、言葉には出さずともそう感じて。世界各地の冒険者ギルドを媒介として事象の黒幕を探る。それで定期的な収入も約束されるとなると、今の放浪スタイルにマッチしたやり方と言える)

なるほどねぇ。
ちなみに俺たち以外にも、やっぱりそうやって手駒となり各地で活動している部隊がいるのかい?
(場合によっては共闘したり、互いのテリトリーを意識して動く必要がある可能性の有無を確認し)

  • No.370 by アスティ  2024-08-15 13:05:04 

『儂の直属は他にはおらん、が…各地のギルド直属部隊は各々動いておろうな。だが、奴らはどうも敵の本拠を探すことにのみ躍起になり歪みを一つ一つ地道に調査することには消極的でな、儂に言わせれば間抜け極まりないが…ともかく、そこでの衝突はまずないと考えて良い』
(自身の息のかかった部隊はいないものの、ギルド直属の部隊は各地にいるはずと説明をしつつ、協力関係にはあるが考え方や方針は違うらしくガリオスはギルドの上層部の目は節穴だと毒づきながら、ひとまずは歪みの調査においてぶつかり合う恐れはほぼないと考えていいだろうと相方の質問へと答えて)

人海戦術で見つからないなら何かカラクリがあって然るべきと考えるべきだと思うけど……ギルドはよっぽど慌ててるんだね。…面白そうだね、ロゼ、やろう!
(こちらもガリオスの考えと同意見で、この件に関しては地道な調査が肝要だろうと彼のやり方を支持して、相方へと向き直り笑顔向ければ自分たちで一緒にこの問題の解決に乗り出そうと誘って)

  • No.371 by ロズウェル  2024-08-15 21:49:18 

(どうやら相方の腹は既に決まったようで、その迷いのない明るい表情を見れば自然とこちらも表情を柔らかくし)

やれやれ、なんだか人使いが荒そうだが、その分報酬はしっかり払ってもらうぜ。
で、その各地に散らばる歪みってのは、どうやって場所を調べたらいいんだ?
(その依頼を請けるとなれば、手近な歪みを調査する、という地道な進め方になるものと考え、浮かんだ疑問を口にして)


※※※
この展開の調査で何かと戦ったりすることあると思うんだが、どこかでなんとなく考えた敵を出してみてもいいかい?そこまで詳細化してないんだが、二人組みでそれぞれこちらと1対1で戦う、みたいなのをやってみたくて。

そして、最近こちらの本体がちと過労気味でレスペ落ちてて申し訳ない。。

  • No.372 by アスティ  2024-08-15 22:37:53 ID:db0a5ad19

『歪みの探知にはこの魔道具を使えば良い、儂の旧知の魔導士に歪みの性質を調べさせ作らせたものでな、歪みが近くにあれば音と光で場所を教えてくれる、効果は既に実証済みだ』
(相方からの質問に杖を突き立ち上がったガリオスが机の引き出しより取り出したのは手のひらサイズの透明度の高い水晶玉で、使用方法と効果を説明してはこちらへ手渡してきて)
へえ、結構高度な探知魔法が使われてるね、これ
(受け取った水晶玉型の魔道具を興味深そうに様々な角度よりしげしげ眺めると、かなり良質な魔力を練り込んで作られた品であることに感嘆の声を漏らし、確かにこれなら効果は十分だろうと納得して頷き)

『…そなたらに託したぞ、必ずや裏に巣食う悪の根源を突き止めてくれ』
(どこか思い詰めたよう表情でガリオスは杖を手にした手を震わせる、その口ぶりはまるでこの件の黒幕の正体に目星がついているかのようにも見えて)

***
面白そうな提案ありがとう、是非やってみたいな。一緒に足並み揃えて共闘するばかりが相棒じゃないもんね、各々が強敵を前にして、信じて任せるのもまた絆の形だと思う!
とりあえず今後の流れはこれまで通りの気ままな旅を続けながら、そこに歪みの調査+時々ボスエネミーとの戦闘が加わる感じになるかなって思ってるから、ロゼがここぞと思ったタイミングで出してくれていいからね

それと全然気にしないでね、無理せず自分のペースが一番だから!いつもお相手ありがとね

  • No.373 by ロズウェル  2024-08-16 22:00:27 

(やはり魔力が篭められて作られた代物はどれも人知を超えた何かを感じさせる。アスティのその反応から、きっと相当な上玉なのだろう。件のペンディラムと併用すれば、あてずっぽうで探し回る、ということをしなくて済みそうだ)

りょーかいだ、とりあえず手近なところから攻めていくとするかね。

…商談は良いとしてだな・・。やっぱり地上に出るときも、アイツら叩きのめして出て行かないとならんの?
(雨後の筍の如く湧いてでるスケルトンの群集を思い出し、げっそり顔で)


※※※
ありがと!それじゃやれそうなタイミングでやってみるね。
こちらこそ、今後もよろしくっ

  • No.374 by アスティ  2024-08-16 22:36:57 ID:db0a5ad19

ロゼー!こっちに梯子があるよ、これ多分地上に繋がってるんじゃないかな?
(ガリオスの返事を待たず、抜け目なく先に抜け道らしき梯子を壁際に積まれた書物の裏に見つけ、天井に空いた穴へと伸びているのを見ればきっと地上へ繋がってるはずとそちらへと駆けていき相方へと手招きをして)
『ふっ…大した相棒だな。そうであればこそ、そなたのような実力者が背中を預けるに足り得るということか』
(教える間もなく梯子を見つけられ、ソレが安全に地上へ出るための抜け道であることを暗に肯定してはガリオスはこちらをそう評して相方へ向けてニヤリと笑い)

  • No.375 by ロズウェル  2024-08-16 23:44:37 

(ちゃっかり梯子を見つけ手招きするアスティに、さすが抜け目がないなと苦笑いしそちらに歩みより)

お、そんなのがあるのかい。
さすがに出入りする度に戦ってたら、身が持たないもんなぁ。
ええと、一身上の都合で俺が先に行かせてもらうぜ。
(ガリオスの言葉から、この短時間で二人の関係性を理解したと見え、なんとなく相手の人となりが少しわかっていたような気がして。同時に、相方の尻に敷かれているような気恥ずかしさも感じ、謎の主張と共に先陣を切って梯子を登ろうと手をかけて)

  • No.376 by アスティ  2024-08-17 00:42:28 ID:db0a5ad19

あ、うん、それはいいけど…?…それじゃ、戦果期待していてね
(急に張り切って先んじて動く相方に、疑問符を浮かべながらも素直に従って後に続き、梯子を登りながらガリオスへ片手ブンブン振って別れ告げて)

予想してた以上にとんでもない依頼だったね、でも世界を旅して回る予定の私たちなら確かに適任だよね。…それに、多分今の世界でこんな事が出来るのは、あの人しかいないと思うんだ
(地上へと出ればそれほど長い時間ではなかったとはいえ、息の詰まる地底から地上へ出た開放感から大きく深呼吸し、清々しい表情で相方へ向けて改めて自分たちが引き受けた仕事について語り、そして改めて世界を脅かす巨悪について相方と認識を共有するように神の力を得た堕天使の存在を脳裏に浮かべて口にして)

  • No.377 by ロズウェル  2024-08-17 21:12:17 

(地上に顔を出して日の光を浴びると、伸びをしながら空気を吸い込んで。その行動から、おそらく相方も同じような心境なのだろうと笑い)

まぁな。
おそらくこれで路銀を心配しながら放浪するっつー状況からは脱却だな。

黒幕ねぇ…。
お前さんの予想通りだとしたら、遅かれ早かれ向き合うことにはなるんだろうし、流れに身を任せるっきゃないな。

だがな、さっきの話のとおりどうにかしようって連中も居るんだ。一人で…いや俺たち二人で孤独に頑張るだけじゃないってこったね。
(少しトーンを落としアスティが涙ながらに語った過去の出来事を思い浮かべて。それでも、その存在に対抗すべく、組織的な後ろ盾ができたという事実に、少し救われた気がして)

  • No.378 by アスティ  2024-08-17 23:36:41 ID:db0a5ad19

うん、そうだよね。でも、ロゼと二人きりだったとしてもどんな困難も怖くないよ?なんてね
(事の大きさを考えれば、これぐらいの後ろ盾があってようやく正面から立ち向かい戦うことが出来るというものだと、相方の言葉に対して同意を示しながらも、仮に二人きりで宿命に向き合わなければならなかったとして、それでも自分は相方さえいればきっと物怖じはしないだろうなんて冗談めかして笑い、肩を小さく竦めて)

…さて、と。ギルドの出張所で物資の補給を受けたら砂漠の国を目指そっか
(この町に滞在する理由が砂漠の街へと向かうための足掛かりとするためであったが、既にその目的は達せられており、となればここに長居する理由もなくなったため、改めて今後の方針について話して)

  • No.379 by ロズウェル  2024-08-18 01:01:51 

ああ、確かにそれもそうだな。

おお、ランプの魔人を見に行くんだったなっ。
それじゃ、まずはギルドだな。
(思えば、今までだって二人でやってきた。その気構えはきっと、今後も変わらないだろうなと心の中で同意して)

やっぱ食料の量がモノをいうんだろうが、持ち過ぎても疲労するだろうから、難しいところだなぁ
(ギルドに立ち寄ると、これからの目的や必要な物資など、運営を担う人員にそれとなく話しをしながら、情報収集なども併せて行い)

  • No.380 by アスティ  2024-08-18 02:08:58 ID:db0a5ad19

そうだね、とりあえず食材はかかる日数の目算に念の為プラス1日分ぐらいの最低限で…でも何はなくとも水は少し多めに余剰分持っていこう!多少荷物が嵩んでもラクダを借りて積んで運んでもらえばそこまでの負担にはにはならないし
(砂漠の街までの距離なども含めて、相方と共にギルドの運営に携わる人物と話し、かかる日数から逆算してそこから逸脱しないぐらいの量の食糧を頼む一方で、砂漠を進む上で何より欠かせない水分は多少の余剰が生まれても仕方がないと取捨選択をしつつ、少しぐらい余分でも借りる予定のラクダに積載して道中で消費していけば、こちらの負担はそこまで増えないだろうと踏んで自らの考えを述べ)

  • No.381 by ロズウェル  2024-08-18 22:22:12 

あぁ、確かに砂漠の真ん中で干物になるのはご勘弁だぜ…。

夜は冷えるって言うし、魔法の絨毯への道は厳しいねぇ~。
(相変わらず食料や物資の計算や具体的な移動手段などは、アスティ主体で情報収集してもらうという体たらく。いつも申し訳ないと思いながらも、ギルドにたむろする色々な連中の話に耳を傾けて。―――砂漠に棲む魔物。手癖の悪い盗賊じみた冒険者を喰らうという怪談じみた与太話を内心馬鹿にしながらも、興味本位で耳を傾けて)

  • No.382 by アスティ  2024-08-18 23:14:39 ID:db0a5ad19

そうだね、ここまでの道のりよりずっと過酷かも。…でも、寒暖差に関する知識は聞いておいて良かったよ、砂漠ってシンプルに暑いだけの場所だと思ってたし。…となると、防寒対策のグッズも用意しないといけないね
(これまでも道中人為的に大変な目にあうことはあったが、今回の敵は大自然であり、純粋に道のりとしてはこれまでで一番大変そうだと相槌を打ち。言われるまで昼間の砂漠のイメージしかなく、相方から夜の砂漠の寒さについて教えられていなかったら確実に防寒対策を忘れたまま出発することになっていたため、知れたことに安堵しつつ、荷物に防寒対策のグッズを追加して)

よし、準備オッケー!ロゼ、何か面白い話しは聞けた?
(しばらくして受け取った物資を含めて荷造りを済ませると、何やらこちらが準備を進めている間、他の冒険者との情報交換をしていた様子の相方へと、そう興味深そうに語りかけて)

  • No.383 by ロズウェル  2024-08-19 00:05:16 

(持ち前のコミュ力で情報を収集し、テキパキと準備を整えるアスティ、やはりしっかりしてる。準備オッケーの合図に聞き耳を立てるのを止めて)

さっすがだぜ。いつも悪いな。
しかしお前さん、色んな意味で目立つんだし、悪い虫が付かないように気つけろよー。

ん? 与太話よ、与太話。
砂漠に住んでる魔物がいるんだと。せいぜい食べられないように気をつけようぜー。
さぁて、ラクダは何処かな、ラクダ~。
(持ち前の笑顔と若干計算された話術で情報収集を行う彼女のスタイル。変な男に入れ込まれるなよと謎の忠告をして。耳にした噂話をちらっと相方に共有しつつも、まるで冒険手記のような駱駝に乗っての旅路に心を躍らせ、すっかりその話は忘れてしまって)

  • No.384 by アスティ  2024-08-19 00:34:35 

砂漠の人喰いかぁ…漠然とした内容だけど、警戒はしておこうかな
(相変わらず相方の忠告はいまいちピンと来ず、キョトンとした表情で小首傾げ。ただの与太話だと笑う内容に、広大な砂漠という遮蔽物がほぼ無い場所で正面から襲われても、足元から襲撃を受けたりしても、どちらにしろひとたまりもないなと考えを巡らせ、念の為警戒をしておくに越したことはないかと小さく呟き)

それじゃあ砂漠方面へ向けて出発しよっか、お楽しみの駱駝は砂漠入り口の交易所で貸し出してるみたい。…よいしょっと…ロゼ、こっちの荷物お願いしてもいい?
(今度こそ出発しようと相方へと声をかけると、お目当ての駱駝をレンタルする場所について得た情報も伝えては少しばかり大荷物になってしまった二つある大きなリュックサックの一方を背負い、もう片方を相方へとお願いして)

  • No.385 by ロズウェル  2024-08-19 21:48:20 

おぉ、悪い悪い、気が利かなくてすまんな。
どれ、貸してみな。
(促された荷物の重そうな方をひょいっと片手で持ち上げ背負いながら、駱駝を借りられるという施設に向かって歩き出して)

ちなみにだがな、俺は馬にも乗ったことがないんだが、まぁなんとかなるかな。
アスティはその類の経験はあるのかい?
(王女様である彼女はそういった経験があっても不思議でない。自分にとって、まるで神話の世界のような話の中で聞いた一族の王女が、まさか旅の相方として自分と行動しているなんて、と今更になって不思議に思って)

  • No.386 by アスティ  2024-08-19 22:09:49 ID:db0a5ad19

馬はないけど、ペガサスなら一度だけ。でも、地上を歩く動物とは勝手は違うだろうし何の参考にもならないかな、多分
(天界で過ごしていた頃の記憶を振り返り、天界の王族の嗜みとして一度だけ空を翔ける天馬に乗ったことがあると答えて。しかし、馬のように同じ地上に生きる動物ですらなく、そもそもそのペガサスですらたった一度の経験なのだから実質的に騎乗型の動物を用いての移動は初心者も同然であり、相方とその点において大差ないはずと答えて)

だんだん周りの植物とかも減ってきたね
(乾燥地帯に近づいている証なのだろう、目に見えて辺りに見える植物は減っていき、まばらにある植物もあまりこれまでには見た事のないような、その地域独特のものなのであろうものになっていて)

***

そういえば、個トピの方に勝手に設定とか好きに書き殴れるような場所を用意しちゃった。特に書き込みとかしてくれなくてもいいし、今の所私が好き勝手に書いてるだけだから無理に見なくてもいいけど、一応宣伝だけしておくね。タイトルはそのままだから見ればすぐわかると思う!

  • No.387 by ロズウェル  2024-08-20 00:42:01 

ペガサスっ!? さ、さすがにスケールが違うねぇ。

あぁ、そうだな。なんだか既にいつもより暑くなってきた気がするぜ…
(想像のナナメ上を行った回答に、思わず絶句しながらも、やはり彼女の出自を改めて感じて。それにしても、ペガサスって本当に居るんだな…と驚き)

お、あの辺りじゃねーか?
(プラシーボ効果か、アスティの指摘の後、徐々に体感温度が高くなってきたような錯覚。小さな馬小屋のような建物と、おそらく駱駝に乗るための梯子のようなものが見え始め、声を上げて)


※※※
設定のまとめありがとう!
どんなだっけな~と過去の書き込み見ることが何回かあったから、助かるよ。
必要に応じて、こちらも書き込みなどさせてもらうね。

  • No.388 by アスティ  2024-08-20 01:22:15 

うん、あそこで間違いなさそう
(先に広がる広大な砂地、その手前の小屋を見れば他にそれらしい建物などもないことを考えれば目的地はあそこで間違い無いだろうと確信し頷くと少し歩調を早めて)

これが、駱駝…?意外とつぶらな目をしてるね、可愛い
……よいしょっと、わぁ、見晴らしがいいよ!ロゼ、どう?乗れそう?
(乗り方の説明を受けてから脚を畳んでその場に佇む駱駝へと乗り込み、手綱で軽く合図を送るとゆっくり立ち上がり、一気に目線が高くなれば声を弾ませてはしゃぎ、相方の方はどうかと振り返り、見て)

***
少しでも役にたったなら良かったよ
私の方もまた時間があれば書き込んで内容を少しずつ充実させていくつもりだからたまに気が向いたら覗いてくれると嬉しいな
それから、早めに内容の擦り合わせをしておきたいこととかあればこっちで話し合ってもいいけど、あっちで話しかけてくれてもいいからね!
あくまでも設定置き場っていう堅苦しい場所じゃなくて控室だから、ちゃんとした設定のことでも、話し合いでも、こぼれ話でもなんでもござれ!だよ

  • No.389 by ロズウェル  2024-08-20 23:16:41 

お、おいっ、やめろ、やめろってば!
(スルっと駱駝に乗った相方と対照的に、なぜか敵認定されたんか、駱駝らしからぬ鋭い目で睨まれ、挙句に威嚇の唾を吐かれる始末。逃げ回りながら、ようやくその背中に乗り)

…この差はなんなんだよ…。
ん、確かに高けぇな。でもこれでのんびり進めるんなら楽チンだな~。

さぁて、それじゃ砂漠の国を目指して出発とい行こうかね!
(動物の目からすると、やっぱり堕天使よりも(いつもではないのに)よこしまな心が少しある自身の方がいけ好かないものなのだろうか…と考えながらも、普段と見え方の違う景色を楽しみ、次第に陽気さを取り戻して)

  • No.390 by アスティ  2024-08-20 23:36:41 

うん、しゅっぱーつ!
(明るくそう号令かけると駱駝へと手綱で合図を送って。片手で手綱を握ったままもう片方の手で地図を持ち方角を確かめながら進み)
似たような景色ばかりで迷いそう……ふぅ……それにしても暑いね……ロゼ、大丈夫?
(遮るものがなく頭上から直接照りつけてくる太陽、砂からの照り返しもあって体感温度が更に高まり額の汗を拭いつつも、地図を頼りに方向感覚を失わないようしながら相方を気遣って横目で見やり)

  • No.391 by ロズウェル  2024-08-21 00:32:53 

…あ…あぢい…。
あれ、アスティ、あそこに湖が見える気が…あれ、逃げた…
(強烈な暑さに駱駝に乗りながらも意識が遠のき、呟きが喉を枯らす。ついには朦朧とする意識のなか涼しそうな湖が見えた気がするも、それは夏の逃げ水のように視界から姿を消して)

ん~、いよいよまずいぜ。
早いとここの暑さに慣れねぇとなぁ…。

駱駝の足でも、何日かはかかりそうな距離なのかい?
(準備した飲み水を控えめに飲み意識を持ち直して。小さなオアシスでもあれば、束の間の休息にもなるのになぁと周囲に目を配りながら手綱を握って)

  • No.392 by アスティ  2024-08-21 00:54:13 

ロゼしっかりして!…でも、確かにちょっと意識が朦朧としてくるのも無理ないぐらいの暑さだよね…
(明らかに幻覚を見ているとわかる相方の様子に慌てて喝を入れるも、そういった状況に陥るのも無理ないぐらいの暑さだなと、決して砂漠の過酷さを甘くみていたつもりはないが、さもありなんと自身も飲み水で喉を潤してから改めて地図を見て)

…ええと、多分今がこの辺りだから…夜は休むことも踏まえて明日の昼前には着くはず……うわっ!?
(目印らしい目印がないため、ペンデュラムを用いての測量でおおよその位置を割り出すことしか出来ず、若干憶測も交えて見立てを話すが、次の瞬間突風が吹いたかと思うと大量の砂が巻き上げられあっという間に視界が奪われて)

  • No.393 by ロズウェル  2024-08-21 23:20:31 

(灼熱の砂の嵐にあっという間に視界が砂色に染まり、方向感覚を失ってしまい。なんとかやり過ごし、辛うじて相方と駱駝の影を見つけて安堵し)

うへぇ、危うく砂の海に埋まるところだったぜ…。アスティも無事なようでなにより、うわっ、…いい加減にせい、コノヤロ!
(隙あらばこちらを振り落とそうとする生意気な駱駝に蹴りを入れて睨み合い。食料なしではぐれたら飢え死にするのはオマエだぞと凄むも、動物にどこまで通じているのかはわからず…ふと遠くに見える砂の山の影にあたる部分、なにやら緑色が見え隠れして)

アスティ、あれ見ろ!ちょっとだけど植物があるぜ。あれか、オアシスってやつかな?
そうだとしたら、少しばかり休憩にもなるし、ちょっと覗いてみようぜ。
(駱駝と格闘しながらも、なんとかその方角へと歩き出して)

  • No.394 by アスティ  2024-08-22 00:00:43 ID:db0a5ad19

オアシスってことは水があるかな?身体中砂でジャリジャリしてるから少し綺麗に出来たらいいな
(オアシスということは湧き水があるはずということは知識として理解しており。先程の砂嵐のせいで服の中などにも大量の砂が入り込んだことで辟易としており、一休みついでに身体を清めることも出来るだろうかと一縷の望み抱きつつそちらへと相方と共に歩みを進め)

…この木の実は、うん、食べても大丈夫そう。ロゼもどう?少し酸っぱいけど美味しいよ
(砂漠の中、緑が広がる土地に生えた低い木に実った黄色い果実へと徐に手を伸ばし、ナイフで割って中身の匂いを確かめてから恐る恐る舐めるよう溢れる果汁を一口、爽やかな香りと共に強い酸味に唾液が口内を満たし、疲労が少し和らいだ気がして。相方にも勧めるように口にすればそれを投げ渡して)

  • No.395 by ロズウェル  2024-08-22 01:10:04 

(そこは湧き水からなる小さな泉と植物、アスティが早速見つけた果実など、周囲と対象的な色のある小さな世界。貰った果物を齧るとその酸味に顔を顰めるも、いい刺激になり。興味本位で皮を駱駝の鼻先に差し出すも、フンっとそっぽを向き、自由気ままに草を食み水を飲んで。かわいくないヤツだ)

…こんなところ、ほんとにあるんだなぁ。
(ぼうっとその景色を眺めていると、泉の向こう側に居る一人の男に気付き。中肉中背の背格好、身につけた衣服や手にしたダガーから盗賊のよう。こちらに気付くと戦利品と思われるカネを数える手を止め、おもむろにこちらに近づいて)

『へへ、こんなところで人に会うとはなぁ。お前さん等も集落を?』
(その口ぶりから小さな集落を襲い金品を奪ったことを仄めかす男。アスティを舐めまわすように視線を這わせ下卑た笑みを浮かべる様に虫唾が走り)

汚ねぇ口開くんじゃねぇよ。それ以上近づくと輪切りにするぜ?
(刀に手をやると、その挙動と雰囲気に怯んだ男が後ずさって)

  • No.396 by アスティ  2024-08-22 02:01:45 ID:db0a5ad19

…言う通りにした方がいいと思うよ、こういう時のロゼは本当にやるよ
(どう考えても善人のそれではない言動と佇まい、そんな賊の下卑た目線に曝され不快感を顕にして僅かに眉を顰めていると、すぐ側で声を荒げたりはしないものの、静かながら憤っているのがわかる相方の様子に少し驚き。それなりに長い付き合いの自身の肌感で言えば、刀に手をかけたのは脅しではなくいつでもそうする準備があるということに他ならないだろうと賊に伝え、今すぐにこの場から失せれば血を見ずに済むと警告して)

  • No.397 by ロズウェル  2024-08-23 01:02:57 

(二人の物言いに、蛇に睨まれた蛙のように一瞬立ちすくみ、後ずさりする男。手にした刃物の存在を忘れてしまったかのように顔色を青くすると、自身が連れた駱駝の手綱を取り)

『クソっ、馬鹿にしやがって。どうせ水は乾く土地だ。…命だってそうさ』
(捨てるように呟くと、駱駝を走らせ逃げるように去っていき)

胸糞悪い連中だぜ、あぁいった輩はよ。行き倒れの旅人装って、助けてもらった先で殺して奪うんだろう。
(ふと、アスティと出会った先で対峙した山賊連中を思い出しながら、こういった賊の類の習性を呟いて。そうこうしているうちに陽が傾いてきたのを感じ)

少しこの辺りで休憩しようか。
意外と夜、気温が下がってから移動する方が楽かもしれないなぁ。

アスティ、腹減ってないかい?
(気分を切り替えて、湧き水を両手ですくい顔を洗うと、その冷たさの心地よさに笑い)

  • No.398 by アスティ  2024-08-23 01:32:10 ID:db0a5ad19

許せないよね…でも、私はそんな存在を自分の望みのために利用した…その裏で沢山の人が傷ついたんだよね…
(想像しただけで許せない、という思いが込み上げてくる。しかし、過ぎたこととはいえ自らもああいった手合いと繋がりを持ったことがあるという事実。その裏の犠牲者の存在を考えたことがなかった訳ではなかったが意識的に目を逸らしてきた自分が果たしてその罪を糾弾する資格はあるのだろうか…膝を抱えて顔を伏せて)

……あっ、そうだね。ご飯用意しよっか
(気持ちが沈んでいてもお腹は空くもの、朝食を食べた後に飲食したものといえば、飲用水とオアシスの果実を食べたのみであり、相方の言葉に思い出したようにお腹が小さく鳴くと、笑顔を作って鍋などの調理器具を用意し始めて)
お肉とかお魚とか、どれも燻製だけど、今回は食材も充実してるよ?どんな料理が食べたい?
(支給された食材の数々を並べて何を作ろうかな先程までの落ち込みようを引きずったまま相方に心配をかけさせないよう、そう明るく振る舞って)

  • No.399 by ロズウェル  2024-08-23 21:25:50 

まぁそう言いなさんなって。
…ああいう連中とお前さんは根本的に違うって、俺はそう思ってるさ。

そうだなぁ、やはり肉を食べて精をつけねばこの砂漠で生き延びられぬだろう…ってわけで肉にしようぜっ
(気を取り直して二人で食事の準備をし、腹を満たす頃にはすっかり空に星が輝いて。砂漠の星空の潔い綺麗さを眺めながら)

さぁて、仮眠を取って、夜の涼しいうちに少しまた進んでみようぜ。思ったより寒くもないしな。
(蓋を開けてみれば警戒した寒さもそこまででもなく。荷物を枕に寝転べば、一際明るい光を放つ星をぼんやりと眺めて)

  • No.400 by アスティ  2024-08-23 22:04:00 ID:db0a5ad19

うん、そうだね!でも一応対策はしておこう、はいこれ
(自分のことを誰よりも理解し、味方として相方はそばに居てくれる、そんな安心感とお腹が膨れたことの幸福感ですっかり気分は晴れて、少しの翳りもないいつもの調子に戻れば、実際寒さは警戒していたほどではないが念には念を入れてと、寝転ぶ相方の側へと寄り、寒さを凌ぐために用意してきたタオルケットを差し出して自身もその横に仰向けで寝転び同様に星空眺め)
星、綺麗だね…光を遮るものが何もないからかな?
(満天の星空眺め、そうポツリと感嘆の声を漏らし。これまでにも旅先で野宿をする機会はあったし星空を見上げるのも当然これが初めてという訳ではないが、乾燥した空気と遮蔽物が一切ない環境がそうさせるのだろう、一際高く澄んだ空に輝く星々に見惚れながら空へと手を伸ばし)

  • No.401 by ロズウェル  2024-08-23 23:25:30 

おう、ありがとな
(手渡されたタオルケットを受け取って包まりながら、アスティの声を聞き星空を眺めて。夜空に手を伸ばした天使の姿を見て、いつの日か彼女が再び空を舞うことがあるのだろうかとぼんやり考えながら、束の間の眠りに落ちていき)

…。
(砂を蹴り上げるような小さくも鋭い音に目を覚ます。闇に光る不気味な眼。三頭の狼が駱駝を襲っているのに気づくと、急いで駆け寄り、飛びかかった一頭を刀の峰で間一髪叩き捨てて。降参した犬のような情けない高い声をあげ退散するオオカミ、幸い駱駝は大きな怪我などしていないよう)

…ふう、危なかったぜ。夜の砂漠を甘くみてたな。
アスティ、ここは立地的にも狙われやすいかもしれんし、ちょっと早いがそろそろ出ないか?
(月はまだ高く夜の砂漠を照らしているが、また別の群れが襲ってくるかもしれないと、仮眠明け早々に出発を促して)

  • No.402 by アスティ  2024-08-24 00:02:52 ID:db0a5ad19

…っと、こっちも大丈夫。生き物なんて殆ど居ないと思ってたのに、完全に油断してたね、もう少しゆっくりしたかったけどそうした方が賢明かな
(こちらのラクダも狙おうとする残った狼も、聖蝕の触腕で叩いて追い払い無事に事無きを得て。砂漠に入ってここに至るまで生き物らしい生き物を見かけなかったことから少し気を抜き過ぎていた感は否めず、過酷な環境故に少ない獲物を求めて肉食の獣たちはより凶暴でより執拗に襲ってくることは想像に難くなく、せっかく見つけたオアシス、もう少しゆっくりしたい気持ちはあり後ろ髪を引かれる思いだが、この場を離れる相方の選択を支持して)

ふわぁ…….まだ少し眠いね~。ロゼは平気なの?
(昼間の暑さでそれなりに体力は消耗していたらしい、仮眠も予定より早めに切り上げざるを得なくなり充分な休息をとれたとは言いがたく、結果的に眠気が残りラクダの背で揺られながら手綱を握りしめ大きな欠伸を一つ、どことなく相方の方が自分よりは平然として見えるため、彼も旅の経験は豊富そうであり効率的に休息をとる術も知っていたりするのだろうかとそんなことを考えつつ問いかけ)

  • No.403 by ロズウェル  2024-08-24 00:52:48 

(オオカミを追い払ったことに恩義を感じたのか、こちらを振り落とそうとするそぶりは見せなくなった駱駝と夜の砂漠を進み)

はぁ、砂漠の人喰いって、オオカミのことかもしれねぇな。
ん?そうだなぁ、どこでも寝られるというかなんというか…スキルというよりは体質だと思うぜ。 …っ!
(眠そうな相方の様子、少し気の毒に思いながらふと斜め前方に見える視界に息を飲む。月明かりに照らされ滑らかに輝く水面、そこには白い月影が鏡のように映り込み。不自然な現実感を伴った大きな湖と、その岸際にひっそりと佇む朽ちた神殿の残骸が唐突に姿を見せて)

…アスティ、聞くまでもねぇかもしれんが…地図にはこんなもん無い…んだろ?
(底冷えするような不気味さを感じるも、その小さな神殿の入り口は、誘うように古の空気を漂わせて)

  • No.404 by アスティ  2024-08-24 01:26:33 ID:db0a5ad19

あるはずがないよ。地図上ではこの一面は砂地だけ…ってことになってる
(こんなにも目立つ遺構があれば地図を作成する上で見落とされるはずがなく、そもそも自分たちが進行方向を間違えたという可能性も考慮するが、それを踏まえてもこの砂漠一面の図のどこを見ても、こんなものが存在しているという事実は地図上にはないと事実を伝え神妙な表情で頷き。昼であれば蜃気楼がこういった光景が見えると錯覚させていると無理矢理にでも納得させることも出来るが今は夜であり、あと考えられるとすれば何かしらの魔術やそういった類いのものによるものか…考えを巡らせ)
…ロゼ、どうする?明らかにこれは異常だよ、罠の可能性も大いにあるけど…
(そも、砂地の上に大量の水を湛えた湖があるということが異常であり、理から外れた何かの力が働いている可能性が高く、そういった場所と知りながら中へ踏み入ることはそんな不可思議な存在の懐へ自ら飛び込んでいくことに他ならないと相方と思考を共有した上で、意見を求めて)

  • No.405 by ロズウェル  2024-08-24 20:05:04 

だよな…
(目の前の異常な光景に不穏な何かを感じ、近づこうとは思えず。なのにその朽ちた入り口から目を背けられず、駱駝から降り地に足をつけそこを見遣ると、薄暗い入り口に佇む人影に気付いて。それが昼間泉で会話した盗賊だと認識したとき、彼の近くに小さな子供のような人影が揺れて。こちらをちらり、振り向いた白い顔には目も鼻もなく、あるのは赤黒い口のみ。その口が大きく開かれると、盗賊の喉笛を食いちぎり身体をこちらに向けて)

…っ!
(目のない顔に見つめられ身体が動かず呼吸がおぼつかない。歩み寄る白い影。刀を取れ──白い影が歪み、長い黒髪と懐かしい面影を形作って──アスティに知らせろ──ヒタヒタと眼前に迫る。口元に浮かべた優しい笑み、夢でしか触れられない白い手指が、あと少しで頬に触れる)

いてっ!!
(唐突な衝撃、眼前に星が飛ぶ。何事かと身体を起こすと、そこには主人に体当たりを食らわせ、スンっと横を向く駱駝の姿。我に返ってすぐ視界に飛び込んだのは、湖に引きずり込まれるように沈んでいく神殿と、倒れた男。そこにへばりつくような白い人影が、確かに二人を名残惜しそうに見つめていたのを感じて)

……死んだ妹が見えたんだ。
得体の知れない何かが、世界にはいくらでもあるのかもしれねぇな…。すまねぇな、もう大丈夫だ、旅を続けるとしようか。
(神殿を飲み込み遠ざかる湖。唖然とそれを眺めるも、日中、砂漠の洗礼で見た視界から消えた大きな水溜り、そして砂漠の人喰いの話を思い出して。死者への未練が巣食う魂を喰らうのだろうか、そんな怪談めいた考えを相方にぽつりと話すも、その気味の悪い正体を追う気は微塵もなく。ようやく立ち上がると、駱駝と無言の挨拶を交わしその背中に乗って)

  • No.406 by アスティ  2024-08-24 21:30:24 ID:db0a5ad19

…っあ…待って…ロゼ…駄目──っ!
(あまりにも異質で悍ましい何か、人為的に作り出されたものではない…もはやこの世のものであるのかすらも疑わしいソレ。見るからに関わるべきではないモノだと一目見てわかるのに、フラフラ誘われるように近付いていく相方、本来ならすぐにでも引き止めるべきと頭では理解していながらも根源的な恐怖に身が竦み、身動きはおろか声を発することもできず、どうにかして声を絞り出せたのは人型のソレが彼に触れるその瞬間で、もう間に合わないと理解しながらも、彼を連れていかないでと哀願するように声を上げ)

(かくして、想いは天に通じたのか間一髪のところで相方の身体がラクダによって突き飛ばされ、その瞬間この場を覆っていた不気味で薄ら寒さすら感じさせていた気配が弱まっていくのを肌で感じ、相方の無事を確認して張り詰めていた緊張感が解けたことで一気に脱力し砂地へとへなへなと座り込んで)
良かった…ロゼが無事で良かったよ…もし、ロゼに何かあったら私…!
(あの瞬間に相方の目に見えていたもの、その正体こそが未だに彼の心を苛み続ける埋まらぬ隙間に突き刺さったままの杭なのだと改めて理解して。彼の相棒だなどと言いながら、自分にその杭を引き抜くことは能わず、今もこうして何もできないまま大事な相方を失うところであった。己の無力を痛感しながらも結局は相方を頼りにし、縋ってしまう、いつからこんなにも自分は弱くなったのだろうと目の端に涙浮かべながらラクダに乗り込もうとする相方の背に抱きついて)

  • No.407 by ロズウェル  2024-08-24 22:38:32 

(背に触れる温もりとなんだか珍しい彼女の涙声を近くで聞いて)

ん、悪い悪い、大丈夫だよ。
ははぁん、アスティ、俺が居なくなったらアレってわけか・・・旅の相方の心まで奪ってしまうとは、俺も罪な男ってこったな…。

なんだかコイツの心も掴んじまったみたいだし、モテる男は辛いねぇ。
(キャスケットにポンポンと小さく撫で、冗談めかして語りながら、駱駝の背をぽんと叩くと、調子に乗るなと言いたげにその大きな茶色の身体を揺らして)

さぁて、気を取り直して砂漠の国を目指すとしようぜ。
アスティ、記念に砂漠の踊り子みたいな衣装でも着てみたら、似合うんじゃねーか?俺は現地の酒でも飲んでみるかなぁ。
(不気味な出来事も過ぎ去り、なんだか観光気分で目的地に思いを馳せて)

  • No.408 by アスティ  2024-08-24 23:25:51 ID:db0a5ad19

…うん、そうだね!
(男らしく逞しくも、まるで包み込むように優しい手つきが頭を撫でる感触に、胸が熱くなり心の奥底まで暖かい気持ちに満たされていくのを感じて。その心地良さに暫しそのまま身を預けていたが、やがて身体を離すと、まだ少しだけ目元に涙の痕が残る顔で相方の顔見上げて。彼の言動や行動に、それらに一喜一憂してしまう自分に我ながら単純なものだと内心呆れながらも、もう大丈夫といわんばかりに明るく彼へと笑いかけると自身もラクダへと跨って砂漠の国へ向けての旅を再開し)
ふふっ、そうかな。ロゼってそういうのが好きなの?もし私が本当にそういう格好したら見たいって思う?
(かつて旅先で偶然見かけたキャラバンの踊り子の姿を思い浮かべて、今の自分の服装に比べても圧倒的に布面積が少なかったと記憶しており、相方はそういった衣装を身につけた女性に関心があるのだろうかと考え、もしも自分がそういう格好をしたらと仮定の話しを持ちかけ、悪戯っぽく笑いながら相方の返答如何では吝かでもなさそうな態度を見せていて)

  • No.409 by ロズウェル  2024-08-25 00:31:25 

ば、バカ、別にそういう意味で言ったんじゃないって!
ほら、せっかく色んな文化圏を旅するんだし、物珍しい感じがして良いかな~と思ったわけでだな…
(思い返すと、ややセクハラ気味な捉え方をされてもおかしくない言動を恥じ、かつそれを手玉に取るように悪戯な笑みを浮かべるアスティ、完全に先手を打たれていることに焦り)

…そりゃまぁ、お前さんの見てくれだったら、似合うと思うし、見てみたいってのは普通な反応だろううよ
(だんだん小さくなる声で、ぼそっと呟いて。夜のアクシデントはあったが、それでも距離的には明日早々にでも着きそうな距離感。話題を変えようと、到着したらまた散策しようと話して)

  • No.410 by アスティ  2024-08-25 01:22:55 ID:db0a5ad19

ふふ、楽しみだね。色々と
(慌てた様子で弁明しようとする様子がなんだか可笑しくて思わず小さく吹き出してしまって。こちらからの更なる追及を拒むようにこの状況を脱しようと砂漠の国での観光について強引に話しを持っていく相方に、意図的に話題を逸らされたのを感じ取ったが、それには気付かないフリをして『色々と』の部分に色々含みを持たせるようなニュアンスで口にしてから話しを合わせ、砂漠の国に着いたらしたいことについての話しに花を咲かせ)

ロゼ、見えてきたよ!……凄い、オアシスとかでもないのに本当に砂漠の中に水路が引かれてる!
(あんなお酒が飲みたい、どんな魔道具が見つかるか、そんな話題で夜通しの旅路の間を繋いでいると、やがて遠目に広く平坦な砂地の中央に独特な形状の背の高い木々と、内側を満たす水が流れる深く掘られた堀に囲まれた大きな都市が見えて。話に聞いていた通りこんな砂漠のど真ん中にここまで水が豊かな場所がある事に驚き、殺風景な印象すら受ける周囲の環境とはまるで別世界のような光景に感激していて)

  • No.411 by ロズウェル  2024-08-25 22:41:05 

おぉ~ あれが砂漠の国かい。
本当に砂漠の真ん中に、人が暮らしてるんだなぁ…
(今まで旅してきた景色とは全く異なる世界に現実感が湧かずに眺めるも、次第に近づいてくる街並みに心が踊り。これだけの広さ、情報収集やお待ちかねの観光など、とても1日では詰め込めないボリュームであることは明白)

何日か滞在するだろ?いい感じの宿を探して、あれこれ見て回りたいねぇ。
ガリオスのおっさんの依頼もあることだし、情報も仕入れておきたいところだなぁ。

  • No.412 by アスティ  2024-08-25 23:27:12 ID:db0a5ad19

そうだね、久しぶりに純粋に観光を楽しめそうだから楽しみだよ
(これまでの旅先では考えるべきことや、明確な目的があったりで、純粋にその場所での滞在のみを楽しむということが出来ていなかったため、久しぶりにゆっくり羽を伸ばすことが出来そうだと期待に胸を膨らませ。一応ガリオスからの依頼があるとはいえ、それも現状では実質無期限の出来る時にやる、といった長期的なものであるためそれらしい情報に対しては常にアンテナを張っておく必要はあるだろうが、優先順位としてはやはりお互い思い思いの時間を過ごすのが最優先だと考え満面の笑顔で相方の言葉に頷き)

砂漠の真ん中なのに全然暑くないね。…なるほど、水路が張り巡らされてるから冷たい水で空気が冷やされてるんだ
(中へ足を踏み入れると、まず何より外との温度差に驚いて。そして特徴的なのは通りの脇に澄んだ水が流れる水路があり、それらは国外周の堀と繋がっていて流れ込んでいるようで、その水に徐に手を触れてみると驚くほどに冷たく、これのおかげで体感の温度を下げる工夫がされているんだと理解し感心していて)

  • No.413 by ロズウェル  2024-08-26 00:35:21 

言われてみると確かに涼しいなぁ。川風みたいなもんかねぇ。
それにしても…笛を吹いてる爺さんと踊る蛇とか、意外といないもんだな・・。
(澄んだ水に囲まれた聖域のように、涼しげなそよ風もあり心地よさを感じ、早くもすっかりこの街が気に入って。妄想に近い砂漠の街のイメージを目に映る町の中で探しながら、のんびり歩いて宿を探す)

アスティ、寝不足だったりは大丈夫か?なんだかんだでバタバタしたからなぁ。
お、あの辺りの宿なんて、いいんじゃないのかい?
(旅人向けと思われる見てくればっかり派手な宿、こじんまりとしているが堅実そうで小綺麗な宿、いろいろと目に入るが、なんとなく無難そうな後者の宿を指差して。もちろん、楽しめそうな酒場の類のチェックも忘れずに、宿探しとは異なる目も光らせて)

  • No.414 by アスティ  2024-08-26 01:02:11 

うん、なんだか眠気も吹っ飛んじゃった。荷物置いたら一緒に色々見て回ろうね。
(身体はそれなりに疲れているはずだが、道中感情面の起伏等色々あったこともあり眠気のピークはとうに過ぎてしまい、それよりも今は気分が高揚しており睡眠欲よりも早くこの国をゆっくり見てまわりたいという想いが強く、相方のチョイスに一切の異論なく今回の拠点とする宿屋をそこに決めれば、早く部屋を確保して砂漠の国観光に勤しむことにしようと相方へと笑いかけて)

…あ、ほら見て!飲み物を冷たく冷やす魔道具で冷やしたお酒だって
(何事もなく宿の部屋を確保してから改めて通りに出て、少し歩くと一際人が集まっている場所を見つけ、ここに集まっている人たちの目的はなんだろうと人混みの後ろから爪先立ちになって確認すれば、ポット型の魔道具から空気中の水蒸気を冷やして真っ白なけむり立てる液体をグラスへと注ぐ実演販売をしている男性がいて、これは相方の興味を惹くのではないかと思い、クイクイ袖を引きながら話しかけて)

  • No.415 by ロズウェル  2024-08-26 21:53:15 

そういえば、一緒に散策するのは何気に初めてだったっけか。

うおっ、あんなのがあるのか!それじゃ、早速一杯…。
(現地民とは明らかに異なる旅人、しかもその片割れは天使という異色なコンビに時々向けられる視線を感じながらも、特に気にせず回りを見て歩いて。袖を引かれそちらを見ると、なんとも不思議な、そしてストレートに欲求を刺激するそのお酒に抗う術はなく、吸い込まれるように商人の傍へ歩み寄って)

っ~!キンキンに冷えてて生き返るぜ。ちょっと飲んでみるか?
(脳天を直撃するような冷たさと喉越しを楽しみながら、グラスをアスティにちらっと見せて)

  • No.416 by アスティ  2024-08-26 23:34:30 ID:db0a5ad19

ありがとう、じゃあ一口だけ。んんーっ!冷たいねー!…あの魔道具があればお酒の他にも色んな飲み物が冷たい状態で飲めるのかな?
(差し出されたグラスを両手で受け取り一口、汲み上げた地下水ですら及びもつかないぐらいに冷えたそれに驚き、瞳キュッと閉じて、ぷはっと小さく息を吐いて。旅に必要なものかどうかで言えばどう考えても必需品足り得ない嗜好品の一種ではあるが、こんな魔道具もあるんだなと使途について考えたりと興味を示していて)

うーん、それにしてもロゼの話していた空飛ぶ絨毯とか魔人の出てくるランプは見当たらないね?やっぱりそんなに簡単には見つからない貴重な品なのかな?
(相方が噂程度に聞いたことのあるという摩訶不思議な魔道具、それらしい物は手掛かりらしきものすら見当たらず、やはり探そうと思ってすぐに見つかるような代物ではないのだろうかとそんな事を口にしながら中央通りの市場に並ぶ品々を見ていき)

  • No.417 by ロズウェル  2024-08-27 22:08:05 

確かに便利かもなぁ。しかしだなぁ…

まぁアレだな。所謂、伝説級の魔法具の可能性が高そうだから、そう簡単にお目にかかれる代物じゃないってことかもしれないなぁ。
(アスティも興味を示した冷たい飲み物を常備できそうな魔法具。しかしこの旅路でソレを入手したら最後、飲んだくれのほろ酔い旅になってしまう可能性大だと笑いながら付け加えて。その要因は、大方自分なのだが)

情報収集は、やっぱり酒場か、あればギルド関連の施設あたりが無難かねぇ?
アスティ、他にどっか見てみたいところあるかい?

  • No.418 by アスティ  2024-08-27 22:39:48 ID:db0a5ad19

なるほど、それもそうだね…でも、それを見つけてどうするかより見つけるまでの過程の方が私には重要なのかも
(伝説級となればありかを見つけるのもそうだが、手に入れるには更なる困難が予想され、一気に現実味が失われるがそのことで落胆するかと言えばそうでもなく。実際相方が挙げた品々は何れもとんでもない代物ではあるのだがそれらを手に入れたところで、その後どうするかのビジョンが明確でなく、結局のところこうして相方と一緒に宝探しをすることが何より楽しくて、それが目的になってしまっているのかもと本末転倒な事を口にしてはクスッと笑って小さく肩を竦めて)

うんうん、その辺が無難だよね……あっ、あそこのお店寄ってもいいかな?
(情報が集まる場所となると、必然的に旅人の集まるそういった場所になってくるだろうと相槌をうち、そういった施設が近くにないか辺りを見回して探すと、布で口元を隠した怪しげな初老の男性が広げている骨董品なんかが並べられた露天を見つけ、何か掘り出し物が見つかるかもと興味を示し指差し)

  • No.419 by ロズウェル  2024-08-27 23:36:05 

見つけるまでの過程か…なかなか粋なこというねぇ。
確かに、だからこそこうやって旅してるんだろうなぁ、俺たちはさ。
(アスティが不意に呟いた言葉がすんなり意識に入ってきて、思わず少し饒舌になりかけたのは酒の力もあってだろうか。ふと彼女が興味を惹かれた骨董屋のような老人を見やり)

おお、いいぜ。…アスティ、なかなか渋いな・・ははっ
(なんだか相方の容姿性格とかけ離れた世界のような雰囲気の骨董屋、それに何かを刺激されたアスティの両方に、思わず小さく笑い声を上げて、どれどれと老人に近づき、陳列された骨董品を覗き込んで)

  • No.420 by アスティ  2024-08-28 00:16:34 ID:db0a5ad19

これ、使い方はわからないけど魔力を感じる…多分貴重なものだよね。この置き物も…!
(単なる古びた調度品に加えて、魔力を感じる使徒不明の古い魔道具など雑多に陳列された興味をくすぐられる物の数々に瞳を輝かせ、それらを手に取りしげしげ観察をしてはしゃいでいて)

…おじいさん、これは何?
(数ある骨董品の中、異様な雰囲気を放つ木で出来た四角い箱のようなもの、微かに魔力の漏れ出すそれに何故か心惹かれれば店主の男に尋ねて)

『おお…それは『フールフの解放』と言うてな、一種のパズルのようなものじゃ。決まった手順でパーツを動かすと形を変えていき、最後には正三角形の形となる。完成させると願いが一つ叶うと言われておるが、まじないやそういった類のもの…つまり玩具のようなものじゃ。どうじゃ、興味があるなら安くしておくが買うか?』
(よく見ればその箱は様々な形の木のブロックが組み合わさってできた物で、老人はその箱状の物体について説明をしつつ、箱を形成するブロックを指先で滑らせるように触れると魔力によってカシャンと音を立てて動き、玩具と説明したそれの遊び方を実演してみせて)

  • No.421 by ロズウェル  2024-08-28 07:59:55 

(さすがと言うべきか、古びた雑貨に混じる魔力を秘めた小物。それらを敏感に探りあて興味深そうに眺める相方に関心しながら楽しそうなその様子に自然と表情を柔らかくして)

願いが叶うねぇ…なんだかロマンチックな代物だなぁ。
意外と本当にそんなことがあるかもしれないぜ?
(玩具のようなものと言われるそれは、その内容も相まって本当に説明通りの作用を持っているとは決して思わなかったが、それを胡散臭い、ではなく可愛らしいと感じたのはのんびり散策の雰囲気だろうか)

  • No.422 by アスティ  2024-08-28 11:32:56 

ふふっ、それもそうだね!おじいさん、これくださいな
(同じく自身も本当にこの箱にそこまでの効力があるとは思っていなかったが、もしかしたらという仮定の言葉が相方の口から出れば、提示された金額もそれほどでもなかったことから純粋な好奇心も手伝って戯れに購入してみるも一興かと、購入の意思を伝えて)
『毎度あり…』
(代金を受け取った老人は、箱を手にしたこちらの手元を見てほんの一瞬意味ありげな笑みを浮かべたが、早速箱の仕掛けを解こうと夢中になっていたためそのことに気づくことはなく)

うーん…難しいね…こっちを動かすと…それだと元に戻っちゃうかぁ。ロゼはこういうパズルとかは得意?
(露天から離れて、相方について歩きながら手元では夢中になって箱の仕掛けを解こうと悪戦苦闘していて、相方はこういったパズルの類をこれまでに解いたことがあるか尋ねると期待の眼差しを向けて)

  • No.423 by ロズウェル  2024-08-28 22:27:48 

ん、どれどれ、見せてみな。…ええと…アレ…
以外とムズいな…ヌヌヌ
(さらっとクリアして「ロゼ、凄い!素敵!」というベタな展開を思い描いたのだが、アスティより圧倒的に下手な様子がありありと伝わる残念っぷりを披露して。手先を使う細かいことは、残念ながら自分の性分には合わず。例外なのは楽器くらいだ)

アスティ、降参…。コレほんとに解けるヤツ居るのかよ?
(アスティに箱を返して、率直な感想を述べて)

  • No.424 by アスティ  2024-08-28 22:54:27 ID:db0a5ad19

二人がかりでも解けないなんて、本当に解けたら願い叶っちゃうのかもしれないね!…とりあえず焦らず気長に頑張ろうかな
(相方と自分、それぞれ知恵を尽くしてはみたものの思考が煮詰まったのを感じ。逆にこれだけの困難を強いてくるのなら誇張抜きにして本当に願いが叶ってしまうぐらいの見返りがあるのかもしれないと、ポジティブに語ればまた時間を置いて挑戦しようと一旦荷物の中にしまい込んで)

さてと、これからどうしようか?さっきは私に付き合ってもらったし次はロゼに付き合うよ。やっぱり酒場?
(そろそろ宿屋に戻ってもいい時間ではあるが、もう少し散策を楽しむのも一興、この後はどうしようかと相方に判断を委ねるよう声をかけつつ相方といえばやはりこれかと一つの選択肢を口にして)

  • No.425 by ロズウェル  2024-08-29 00:18:23 

そうだなぁ… 酒場も捨てがたいが、初日に全部詰め込んじまうのも勿体無い気もするな。それにアスティ、あんまり寝てないだろ?

この近辺について、もう少し情報を得られるようなところがあればいいんだけど…酒場だと、間違いなく飲む方を優先しちまうからさ、はは
(既に一杯飲んでいるからか、何が何でも酒!という猛烈な勢いはなく。酒場ほどではなくても冒険者向けの情報収集ができて、軽食でも取れれば言うことなしと、周囲の建物に目をやって)

とりあえず、あの辺の料理屋によってから、ぼちぼち宿に戻るとするかね。
(いくつか並ぶ小料理屋を指差し、砂漠の国のまだ見ぬ食事を思い浮かべて)

  • No.426 by アスティ  2024-08-29 02:27:28 ID:db0a5ad19

ふふ、いかにもロゼらしい理由だね!言われてみればお腹もちょっと空いてきたところだし…ここではどんなお料理が出てくるか楽しみだね!
(お酒が入れば情報収集どころではなくなるから、というのは大袈裟でもなんでもなく実に相方らしい理由で、可笑しそうに鈴を転がしたように笑い。その代わりにと提示された案に、ちょうど自身のお腹も空腹を訴えてきて、これまでの地域では食べたことの無かったような珍しい料理を楽しむことも出来るだろうかと期待に胸を膨らませながら、相方が指差す方向にある小料理屋を目指して)

大玉サボテンステーキ……?…なるほど、大玉サボテンって砂漠の入り口とかにポツポツ生えてたあの丸いトゲトゲした変な植物のことなんだ……あれ食べられるの…?
(適当に選んで入った小料理屋のメニューを開き、中を確認すると一際目を惹く奇妙な料理。メニュー名の横に大玉サボテンのイラストが傍に添えられていることに気づけば、それは砂漠に点々と生えていた変わった形状をした植物であると知ることが出来、あんなものをステーキにして本当に食べられるのか、そして果たして美味しいのか尽きない疑問を抱きつつ興味を示していて)

  • No.427 by ロズウェル  2024-08-29 21:20:30 

サボテンって…食べられてもサラダとかじゃねーか…?
アスティ、わりとこういうときに冒険するタイプかい?
(具体的な想像はできなくとも、とてもそれが美味しそうなものには思えず、小声で意見を述べて。自分は無難な物を選ぶタイプで、ここでも肉料理を即決し。そういえば、タタキとかいう始めて聞く食べ物も普通に食べていたことを思い出し。変わったメニューに興味を惹かれる相方の様子に、なんだか可愛らしさを感じると、グラスの水を飲みながら焦らず決めなと呟いて。店内を見やると、混みすぎず寂れすぎずのちょうど良い塩梅。冒険者と思しき者もちらほら見えて)

  • No.428 by アスティ  2024-08-29 21:53:48 ID:db0a5ad19

この地方だけ…って言われると弱いんだよね、まあ…それでそこそこ失敗もしてるんだけど
(旅先で、その土地特有のもの…所謂限定モノを見つけると気になってしまう性分で、よくよく考えもせず好奇心に負けて手を出してしまうことも往々にしてあり、その結果が悲惨なものとなったのも一度や二度ではないことを言外に滲ませながら、同じ失敗を繰り返しているということは懲りていないということに他ならず、今回もまたそれに挑戦する意思を見せて躊躇いなく注文して)

すごい見た目…緑で目に優しそ~……
(程なくして注文した品が運ばれてきて、相方の方の見た目から食欲をそそる草食の獣肉の香草の包み焼きとは対照的に、皿の上にドンと置かれた分厚くスライスして焼き、その上からソースをかけただけという名称からして当然といえば当然といえる想像を上回りも下回りもしない一品に瞳のハイライトが消失して、乾いた笑い浮かべて現実逃避をして)

  • No.429 by ロズウェル  2024-08-29 22:53:14 

…わかる。俺がちょっと特別なものを選びたくなるってんじゃなくて、アスティがそういうのに心惹かれそうってことが、わかるっ!
…しかし、これはまた…。半分ずつ食べようぜ、はは。
(目に優しいって感想を食べ物に対して持つ特殊な状況に、チーン…という効果音が聞こえてきそうで思わず笑って。自分が頼んだ肉料理の半分をシェアしながら、せっかくなので珍妙なサボテン料理を一緒に食べては笑い)

ふぅ…一時はどうなるかとかと思ったが、肉と交互に食べると意外となんとかなったな。満腹だぜ~。
さてと、そろそろ宿に戻ってグダグダしようかね。
(窓から射す西日を見やり、宿の個室で飲むお土産の酒でもあるとメニューや店員の居る辺りを物色して)

  • No.430 by アスティ  2024-08-29 23:23:39 ID:db0a5ad19

意外とイケたね!あれ単品は勘弁だけど…
(半分ずつシェアしようという相方の温情のおかげもあって意外にも満ち足りた食事の時間となって、満足げに微笑んでいて。喉元過ぎれば熱さ忘れるとも言うべきか、そんな調子の良いことを言っている様子から、この先もまた同じ事を繰り返すのだろうことは容易に想像が出来て)

あ、そうだ、少し寄るところがあるからロゼは先に宿に戻ってて!…大丈夫、危ない事には首突っ込まないから
(宿に戻ってから飲む酒を物色しているのであろう相方の肩をトントンと叩いてほんの少しだけ別行動をすることを願い出ると、これまでにも裏で一人抱え込んでなんて前科もそれなりにある身、そういう類の用件ではないことを先回りして強調して伝えておき)

  • No.431 by ロズウェル  2024-08-30 17:55:24 

(真剣な眼差しでお持ち帰り用の酒を物色していると、何やら相方はこの後寄り道して帰るとのこと。前回まるで保護者のような振る舞いでお小言を言ってしまったことを少し気恥ずかしく思いながら)

ん、了解。あぁ、その辺はもう大丈夫だって思ってるから、気にすんなって。
それじゃ、また宿屋でなっ
(支払いを済ませてお土産の酒を受けとり、ぼちぼち宿へと向かいながらも、下見がてら酒場や雑貨屋をチラ見して少しばかり情報を収集して。ガリオスとの話に関係しそうなものはなかったが、ぼんやりと頭に残ったのは二つ。少し前にこの砂漠の国を訪れ去っていったという二人組に関するもの。背の高い身なりの良い男とそれに連れられた少女、その組み合わせに似た二人の思い出を取り留めもなく反芻して。そしてもう一つは、期待の新人踊り子のかわい子ちゃん、可愛らしい幼さと妖艶さが同居する別嬪さんで、ここいらの男性のハートを鷲掴みにしているという噂が(以下略)。いずれも、敢えてアスティに報告するまでもなさそうだ。そうこうしているうちに宿に戻ると、のんびり湯を浴びたりして個室でくつろぎ相方の帰りを待って)

  • No.432 by アスティ  2024-08-30 18:25:07 ID:db0a5ad19

ロゼ、ただいま!……舞をお一つ披露いたしましょうか?…なんてね、ロゼの期待してた踊り子の衣装、どうかな?
(足音を殺して自分たちのとった個室へと戻ってくるとドアをそっと開けば中で寛ぐ相方へ向けて、普段通りの調子で声をかけるその姿は黒を基調とした、布面積少なめで背中の大きく開いたオフショルダー、腰にはヒラヒラした布が少々心許なくも映る服装に身を包んでおり、長い髪を一つに結った正に踊り子といった格好をしていて。相方の真正面、その場で優雅に一回転したかと思うと両手を広げて芝居掛かった口調で口にしてから、すぐに普段と変わらぬ笑顔でおどけて、反応伺うように上目で期待に満ちた眼差し向けて。どうやら用件というのはただこの衣装を用意して相方をビックリさせることだったようで)

  • No.433 by ロズウェル  2024-08-30 19:53:26 

ん、おぉ、おかえり……なッ!?
(ベッドにごろりくつろぎながら、相方の到着に気づき何気なく顔を向けると目に飛び込んできた衝撃的な光景。煽情的な薄布と小さな黒い衣装により際立つ白い肌、くるりと回って見せた動きに靡く白金の長い髪、そしてこちらに向けられた綺麗な青の瞳が浮かべる期待の色。言葉を失いその姿に釘付けとなってしまい)

ほ、ほんとに着てくれたんだな…!俺はてっきり情報収集かと……ありがとう、よく似合ってるよ。
(少しばかり目のやり場に困り、何もない床に視線を落としながら小さな声で、礼と素直な感想を述べてながら、ちょうど踊り子の話を聞いた矢先、どんな別嬪さんでもこれには敵わないなと考えて。宿の個室飲みを誘おうとしていたが、この状態でそれをするのは本当にあぶない、旅の相方をそういう目で見るのは自身のポリシーに反するのだが…などと色々なことが思い浮かんでは消えて)

  • No.434 by アスティ  2024-08-30 21:03:23 ID:db0a5ad19

ふふ…良かった。ね、ロゼ、酒場とかにいる踊り子はお客さんにお酌をしてあげたりそういうサービスもするんでしょ?…ロゼも一杯どう?
(一瞬呆気に取られたようにこちらを見つめる目、どんな反応が返ってくるかという期待が、不安へと変わりかけたその時、相方の口から発せられた感想は小声かつ内容はシンプルでありながらも気取ったところのない素直な賛辞で、つらつらとそれっぽい言葉を並べ立てられるよりもずっと彼らしく真心が伝わってきて、頬がほんの少し熱を帯びるのを感じながら、丁度似たような事を相方が考えていて、思考の外に追い出したなどとはつゆ知らず、本格的な踊りは流石に無理だがこれぐらいのことならと提案をしてみて)

  • No.435 by ロズウェル  2024-08-30 22:01:24 

お、おう、なんだか悪いな…。
(まるで自身の頭の中を読まれたような誘いに狼狽するも、少しずつこのやりとりに慣れてきて、言葉に甘えて。若干いかがわしい類の酒場のイメージに、この子はいったいどこで覚えてきたのだろうと考えながらも、気付けば楽しい会話に酒が進み)

まぁせっかくこういう人の行き来が多そうなところに来たわけだしなぁ。明日は酒はほどほどにして、情報を集めてみるのもいいかもなぁ。アスティは何か気になる話なんかは無いかい?
(飲み食いしながらの散策も良いが、少しばかり物足りなさが出てくるのは、やっぱり冒険者の性だろうか。何か面白そうな話を聞いていないか、お酌をしてくれる踊り子アスティに尋ね)

  • No.436 by アスティ  2024-08-30 22:31:58 ID:db0a5ad19

…そういえば、近いうちにこの国をあげての大きなお祭りをやるって聞いたよ。なんでも、何年かに一度周期的に砂漠に現れる大きな甲殻類の魔物を腕の立つ戦士たちを集めて撃退するんだって
(相方のすぐ横に座りお酌をしながら、自身がこの踊り子の服を調達する過程で服屋の店員より聞いた、相方の好奇心もくすぐりそうな面白そうな話しを思い出したように話して)

山のように大きな甲殻類って話だけど…想像もつかないよね。ギルドを通して国の外部の人も参加出来るって話だよ
(店員の話ぶりから決してこちらを揶揄ったり嘘を言っている感じではなかったものの、甲殻類なんて海や川で獲れた食料としての姿しか知らずそれが山のように大きくしかも砂漠に現れるなんて全くイメージが沸かないが、一層この目で見てみたくなったのも事実で。加えてギルドに登録した冒険者であれば誰でも参加が出来るという情報を添えると、参加する?と相方の意思を確認するように自らの手元のグラスにもお酒を少量注ぎ軽く掲げて不敵に笑って)

  • No.437 by ロズウェル  2024-08-30 23:39:18 

甲殻類っつーと、エビとかカニとかだろ?その魔物…やっぱり硬いのかねぇ。しかし、中々面白そうだな。
(ギルド経由で外部の戦力も集めるとなると、それなりに骨が折れる戦いなのかもしれない。それでも、相方と同じように興味を引かれ自然と笑みがこぼれて)

ちょっくら人間と堕天使のコンビネーションを見せてやるとしようかね。アスティ、やってみようぜ。
(頭の中では、既にどうやって硬そうな魔物を叩きのめしてやろうかを考えながら、相方の天使(今は踊り子だけれど)が手にしたグラスに軽く自身のグラスをぶつけ、小さな音を立てて)

  • No.438 by アスティ  2024-08-31 00:16:04 ID:db0a5ad19

そうこなくっちゃ!……じゃあもうしばらくここでの滞在は続きそうだね
(グラス同士がぶつかり小気味よい音をたてると、中のお酒をグイッと一息に飲み干して。元々ここでの滞在期間については何も考えていなかったが少なくともその大規模な祭りまで、と決まりそこまで急いで見て回る必要も無さそうだと考えれば気長に楽しむ事にしようという方向に考えを切り替えて)

ということはちょっとぐらい夜更かししても大丈夫だよね。…これ、解けなかったのがどうしても悔しくて、もうちょっと色々試してみたかったんだ
(時間を無駄にしないため早く起きて行動する、というサイクルを無理に続ける必要がないならと、テーブルの上を軽く片付け、そのままベッドへと向かうと荷物から昼間購入した箱を再び取り出し、うつ伏せで足をゆっくりパタパタさせながら再び仕掛けを解こうと思考巡らせてパーツを動かしていき、やがて…)
……出来た!……けど、何も起こらないね、やっぱ眉唾かぁ。でもこれでスッキリ眠れそう
(カチャンという音を立てて箱の形状は綺麗な正三角形となるが、大方の予想通り何か起こりそうな気配はなく、やはり玩具は玩具かとほんの少し気の抜けたような声を漏らしつつも、かなりの難題を解けた達成感はひとしおで満足げに口にしながら枕元に放ると布団をかぶり、程なくして寝息を立て始め)

(二人が寝静まった室内、アスティの枕元で怪しく輝く『フールフの解放』やがて室内全体にドス黒い煙が立ち込めはじめたかと思うと周辺の風景は宿屋の個室のそれではなく、石造りの壁に囲まれた薄暗い建造物の中に様変わりして……)

  • No.439 by ロズウェル  2024-08-31 11:15:06 

お、本当に解けたのか!根気あるなぁ。
まぁ、やっぱり爺さんが言ってたとおり、玩具みたいなもんなのかもな。…ん、んんっ。
(件の衣装でベッドに身体を投げ出し俯せに寝転ぶアスティの姿は、流石に凝視するわけにはいかず心を無にして話しかけて。願いが叶うというロマンチックな出来事は、予想通りというべきか起こらず)

…。
(酒も入り柔らかいベッドでぐっすり眠っていると、なんだか少しずつ身体に当たるものが硬くなってきたような。寝心地の悪さに寝返りを打つと、ゴツっと頭をぶつけて目を覚まして異変に気づいて相方に声を掛けて)
ん~、なんだコリャ!?おい、アスティ起きろっなんか変だぜこれ…

  • No.440 by アスティ  2024-08-31 12:07:17 ID:db0a5ad19

ん~…何?まだ朝には早いよ…
(ゆっくりお酒を楽しみ、パズルを解くまでなんだかんだで日を跨ぐぐらいまでかかってしまい。明日は昼前ぐらいに起きればいいかと目算を立てて眠ったこともあり、薄暗い中まだ日の光すら出ていないじゃないかと珍しく相方に対して不満をこぼすと小さく愚図り身じろぎして寝直そうとして、そこでようやく身体に触れる感触の無機質な硬さと寝心地の悪さに気づき、弾かれたように身体を起こして)
何…ここ…?けほっ…すごく埃っぽい…
(夜は確かに宿屋のベッドで寝たはず、しかし周りの風景は寝る前にみた宿屋の個室とは似ても似つかない光景が広がっていて、辺りに立ちこめる砂埃に軽く咳き込みながら辺りを見回すと、そこは薄暗く古びた石壁に囲まれたまるで遺跡か何かのような建造物の内部のようで、外からの光が全く届いていないようだが、それでも視野が確保されているのは壁に点々と灯された篝火のお陰のようで)

  • No.441 by ロズウェル  2024-08-31 22:15:16 

(二人は間違いなく宿で寝ていた、そして二人同時にこの異質な空間をそれぞれの五感で認知していることから、物理的に二人が今この空間に居るのだということを理解して。何者かの攻撃や罠を想定して臨戦態勢を取ると、幸い相方の絶妙なお酌のペースもあり、身体が使い物にならなくなるような深酒はしていないのに気付き、安堵して)

…アスティ、確か寝る直前まで例のパズルをしていただろう?そしてそれをお前さんが解いたってところまでは俺も記憶しているよ。…願いが叶うという玩具をな・・。
(要因として考えられる普段と異なる要素の当たりをつけてみるも、自分でも信じがたい憶測に、その感覚をアスティにそれとなく伺って)

  • No.442 by アスティ  2024-09-01 00:59:01 ID:db0a5ad19

あの箱…そっか。なるほど…完全に謀られたみたいだね…
(寝静まったところを狙って二人揃って何者かにこの場所に連れられて来られたという線も考えられなくもないが、寝る寸前までの記憶はお互いに明瞭であり酒などに薬が盛られていたというのは考えにくい、逆に薬の力でも用いなければこんな場所まで大の大人二人を起こさず運び込むなんて芸当は出来るはずがないと考えるのが自然で。そうなると他に考えられるとすれば……そこまで思考を巡らせたところで相方がふと思い出したように言及したのは例の小箱の事で、内側より魔力が漏れ出しているのは感知できていたがまさかあの箱が…しかしそうであればこの状況も不思議と腑に落ちて、つまりあの店主に自分たちはまんまと嵌められたということかと、相方の助言もあってその結論に辿り着いて)

それよりも、認めたくはないけど…今一番、考えうる中で最悪の事態に私たちはあるのかも…この壁、私見覚えあるんだ…この積み上がった形、あのパズルのピースと全く同じ形だよ
(元凶は憶測混じりでありながらも大体わかったが、果たしてこの場所はどこなのかという肝心な部分が不明なままで、再び思考の海に沈み込もうとしたその時、何気なく目に入った石壁の模様を注視すればそれは、先程までずっと自身が悪戦苦闘していたパズルのピースの形そのままで。常識で考えればあり得ない話しであり何かの間違いであって欲しいところだが、自分たちは何らかの魔法の力によってあの箱の中に閉じ込められてしまった、という可能性を匂わせつつ語ると、自分の中でその事実を否定するための材料を探すが、考えれば考えるほどにその仮説がしっくりきてしまって)

  • No.443 by ロズウェル  2024-09-01 16:31:52 

あのジジイ… 次に会ったらタダじゃおかねぇ

パズルのピースか…あまり考えたくはねぇが、あのパズルの中に俺たちが居るってことだとすると、例えば魔力を司る中枢みたいなものを破壊するとか、何かしらの脱出手段がある気がするが…どう思う?
(魔力による迷宮の類に飲み込まれたのだろうか、眼前の状況とアスティの呟きに、状況を少しずつ理解していき、不意打ちに備えて周囲の警戒を怠らないようにしながら、彼女の見解を尋ねて)

  • No.444 by アスティ  2024-09-01 18:06:16 ID:db0a5ad19

流石考えるところは同じだね!魔道具は基本的に魔導核というコアの役目を果たすものを中心に生成されるから、多分これにもそれに準ずるモノがどこかにあるはずだよ
(方針は話し合うまでもなく、認識の共有は既に済んでいた様子。流石と嬉しそうに声を弾ませ指をパチンと鳴らすと、基本的な魔道具の仕組みを話し、内部のどこかにある魔導核の破壊が成れば自ずとこの空間に自分たちを閉じ込め押し留める力が失われ自由になれるだろうと、現段階での見解を語り)

でも気をつけて…こんな大掛かりな仕掛けを施された魔道具だから、きっと厳重に防衛機構が張り巡らされて……何の音……?
(罠や襲撃への備えを既にしている相方に今更語るまでもないかもしれないが、恐らく魔導核へまっすぐ辿り着いて破壊してそれで終わりとはならないだろうと念を押し話しをしていると奥に続く通路の向こうからゴロゴロという物音が何かが転がるような音が聞こえてきて、何事かとそちらへ目を向け、凝視すれば奥の方からこちらへ向けて大きな棘付きの鉄球が転がってくるのが見えて)

  • No.445 by ロズウェル  2024-09-01 21:11:13 

なるほどねぇ… そんじゃその魔導核とやらを見つけてさくっと破壊…って、なんじゃこりゃぁっ!!?
(アスティの説明を頭の中でイメージしながら聞いている最中、それを邪魔するように少しずつ大きくなる物音。その音の主が見える頃には、ぞっとする大きさの棘を有した鉄球が迫りくるのが視界を塞いで。質量と速度が生み出す破壊の運動エネルギー、そして鉄球自体の硬さも未知数。食い止めるのも切断するのも、共にイメージが湧かず)

っ!!
(自身の左斜め上に弧を描き、穿ち焔を薙ぎ払えばワンテンポ遅れて石壁が切断され崩れ落ちる。咄嗟にアスティの身体を抱き、横っ飛びで崩れた壁の先へ飛び込むように身を伏せ、鉄球をなんとかやり過ごして)

…なかなか痺れる展開じゃねぇか…アスティ、さっさと核をぶっ壊さないと、こいつはヤバそうだぜ。
(相方に目配せし、同じく臨戦態勢で望んだ方が良さそうだと促して)

  • No.446 by アスティ  2024-09-01 22:03:13 ID:db0a5ad19

わっ………!?うん…そうだね…ありがとう、ロゼ…もう大丈夫だよ?
(こちらが打つ手を考えるよりも早く動いた相方、咄嗟の判断で機転を効かせて逃げ場のない通路で自身ごと退避した手腕は見事の一言だが、その後の状況が相方の腕の中に収まり抱きしめられているというなんとも気まずいシチュエーションで。高鳴る胸と赤らんだ顔を悟られないよう軽く身じろぎしつつ顔を背けて急ぎ抜け出さなければというその意見には賛同して努めて冷静な口調で相槌を打ちつつ、お礼を述べて)

  • No.447 by ロズウェル  2024-09-01 23:01:50 

…お、すまんな、間一髪避けられたんでボーっとしてたぜ。
(なんとか危険を回避して一息ついていると、自身の胸の中から抜け出したそうなアスティとなんだか微妙な空気感に気付き、回した腕を離して。依然として油断はできない状況に、寝起きの身体のコンディションを整えるように首を左右に傾けながら)

さてと、一旦あのトゲトゲはやり過ごしたし、奥に進んでみようぜ。…もう一発来たら、同じ要領でかわしゃいい。
(ほんの少しだけ顔を赤くしたアスティの様子にん?っと気を引かれるも、鉄球が転がり落ちてきた先の様子が気になり相方を促して)

  • No.448 by アスティ  2024-09-02 00:12:21 ID:db0a5ad19

ううん気にしないで、それじゃあ十分に用心して先に進もう
(自分を助けるため合理的な判断のもとの行動であったことを十分に理解していながら、むしろ変に意識してしまったのは自分の方であったため気にしないように相方に非がないことを伝え、平静を取り戻すと頬を両手で軽く叩いて気合い入れ直すと鉄球が転がってきた方向へ歩き始めて)

なんだか進む程に砂煙が濃くなってる気がする…あんまり吸い込むと不味いかも…
(先へ進めば進む程に辺りに立ち込めている砂煙はより濃くなっていき、視界が悪いのはもちろんだが何よりあまり吸い込み過ぎると呼吸器がやられてしまいそうだと腕で口元を覆い隠しながら進んでいき、やがて進行方向に地面から大量の砂が激しく巻き上がり壁のようになっている地点に突き当たり)
うっ……これじゃあ流石に奥に進めないよ……何か仕掛けか、他に進めそうな道はないかな?
(砂がまるで間欠泉のように巻き上がる地点、見るからに大量の砂が質量を伴っているのがわかるそこを生身で進むのは自殺行為で、煙る視界の中で目を瞬かせながら周囲の様子を探り)

  • No.449 by ロズウェル  2024-09-02 19:41:19 

(鉄球をやり過ごしたと思ったら今度は大量の砂によるトラップが行く手を阻む。いずれも物理的に攻略するのは現実的でないような出鱈目な質量を伴った罠)

アスティ、さっきのといいこれといい、真っ向勝負でどうにかなるような類じゃねえ…何かこう、魔力とか知恵みたいな、何かしらの取っ掛かりがあるんじゃねえか?
(我々が囚われているのは"パズル"であり、何か解法のパターンやロジカルなアルゴリズムのようなものがあるのではないか。…といっても、いきなり壁をぶち抜いた自分が行ってもあまり説得力がないのも事実であり)

  • No.450 by アスティ  2024-09-02 21:04:28 ID:db0a5ad19

うん、そうだよね。そっちの方面からのアプローチを試してみよう!
(力ではなく知恵が問われている、この場所の性質からして言われてみればそれもそうだと納得がいき。それは普段ならもう少し落ち着いて考えれば自力でも辿り着けそうな結論だったが、やはりあまりにも想定外の事態に巻き込まれたことによって少なからず動揺し、思考の柔軟さが失われていたことを痛感すると同時に、相方の一言に思考が一気にクリアになったのを感じ大きく一つ深呼吸。これまでは一人でなんでもどうにかしてきた自分、無意識下で相方の存在に甘えてしまっているのを自覚するが、それこそがきっと仲間というものであり、頼ってしまうことに負い目を感じるのでなく自分には自分の出来ること、得意分野で力になればいいと自らに言い聞かせ改めて冷静に周囲を見回して)

………やっぱり、私の記憶が確かならこの壁の模様は全部あのパズルが箱の状態の時のパーツの並びと同じ…だと思う。…つまり、なにかしらの手段で動かしてパズルを完成させる仕掛けがどこかにあるんじゃないかな?……あっ、ロゼ見て!ここの床だけ色が違うよ、動かせたりしないかな……っ、重い~……!
(構造をしっかり把握してから寝る前に集中して取り組んだパズルのパーツの構成を思い出す。その記憶と壁の模様とが少しずつ噛み合っていき、ここから抜け出す道筋は大きなパズルそのものであるこの空間を完成させることで見出せると大胆な仮説を立て、自分たちの立っている石畳の床、その中に一箇所だけ明らかに色味が違い若干浮き上がった場所を見つけ、そちらへ移動すれば手をかけ持ち上げようとするも思った以上に重く、手をプルプル震わせて)

  • No.451 by ロズウェル  2024-09-02 22:15:10 

へへ、さすがだぜ。
しかし俺たちが居るここ自体がパズルってことかよ。…一箇所切っちまったけど、まぁなんとかなるか。

ん、確かに色が…。よし、まかせろっ
(さっそく頭をフル回転させてこの迷宮を攻略する糸口らしきものを掴んだ相方を賞賛しながら、促された先の床を周りと見比べてみて。確かに不自然に色が周りと異なる部分を見つけて)

っん~!腰がグキってなったら後は頼んだぜっ~
(想像以上の重さに若干たじろぐも、二人で強力し何とかその石畳を動かし)

  • No.452 by アスティ  2024-09-02 23:01:12 ID:db0a5ad19

ふう~…なんとかどかせたね。…ふふ、やっぱり仕掛けがあった!この部分をこう動かすと…わっ、本当に動いた!?
(重たい石畳の床を端にどけると、息つく間もなくすぐにその下にあるものを確認すると、そこにはパズルのピースの並びの一部が描かれたパネルがあり、考えが正しければそれを動かせば連動してこの空間も動くのではないかと推測し、完成系をイメージして記憶を頼りにパネルを操作すると、ゴゴゴと音を立てて砂の巻き上がっていた床のある空間が縦に回転して地面の中に消えていき、かわりに奥へと続く道が現れて。まさかとは思ったが本当にパズルの要領で道が開けるとは…と驚き目を丸くして)

っ…!ロゼ、あれ…!…‥マズいっ……ロゼ、私の後ろへ…!『聖蝕・壁』!
(奥へと続く道は横に広がった空間になっており、その先、奥の方になにやら金色の輝きを放つ何者かが激しい羽音を立てて飛んでいるのが見えて。それはまるで巨大な甲虫のような見た目をしており『ピギィーッ』と甲高い声を発したかと思うとまるでそれを合図としたようにその金色の甲虫を守るように色以外は同じ見た目をした真っ黒に黒光りする巨大な甲虫が複数現れ、ズラッと横に隊列を組んで並び、一斉に地面から巨大な棘付き鉄球を掘り出したかと思うと後ろの脚で転がすように高速でこちらへ突進攻撃を仕掛けてきて。それを見てすぐに堕天使化し、触腕を前方に一極集中させ横に広がる壁のように展開すれば持ち前の柔軟さによって複数の鉄球攻撃は一旦触腕の壁に沈み込み、四方に弾き返され威力を殺すことに成功して)

  • No.453 by ロズウェル  2024-09-03 00:02:59 

(まるで思考を並列化されプログラムされたような一斉攻撃に目を見張り、一瞬行動が遅れるもアスティが放った防御壁がそれらを無力化して。出遅れたことをやや恥じながら、仕返しに前方へ躍り出ると黒光りする甲虫の群に斬撃を叩き込む)

アスティ、あの色が違う虫野郎、怪しいぜ!
くそっ、さすがに届かんっ
(手前の何匹かを瞬間的に切り捨てるも、やや奥に居る金色のソレには届かず。僅かにアスティに視線を投げ、追撃の意を無言で伝えて)

  • No.454 by アスティ  2024-09-03 00:36:09 ID:db0a5ad19

ナイスだよ、ロゼ。後は私に任せて…頭下げて!返すよ、これ…!はああぁ!
(敵側の攻撃の第一陣をやり過ごし、そのタイミングを見計らって前線に我先にと切り込み、鉄球を操る甲虫を素早く複数斬り捨てた相方の動きを称賛し。活路は開かれた、それならばそのチャンスを活かし、恐らくは甲虫の群れを指揮していると思われる敵の親玉を潰すのは自分の役目だと相方の意向を汲み取ると大鎌から発生させた触腕で持ち主のなくなった鉄球を複数纏めて絡め取り、縦一列に繋ぎ。相方へとそう注意を促してから先端部分に鉄球が数珠繋ぎになって取り付けられ、まるで長い金棒のようになった大鎌を手にする腕へと身体強化を集中させそのままそれをハンマー投げの要領で横に大回転して振り回すと、ピンボールのように壁で反射し、その勢いで再びこちらへ突っ込んでくる甲虫の残党ごとリーダー格の金色の甲虫を粉砕して)

  • No.455 by ロズウェル  2024-09-03 21:38:02 

おわっ、へへ、さっすが!
(相方の声と同時に身体を落とすようにしゃがみ込むと、ぶん回された大鎌の破壊力を唖然として見つめて。親玉を含む残党を木っ端微塵に吹き飛ばしたようで、ゆっくりと起き上がり周囲を見渡して)

全部片付けたみてーだな…。しかし、トラップや敵、この迷宮を作ったヤツはなかなかの曲者だなぁ。よし、気合入れていくぜ。
(立ちはだかる門番のような甲虫達を撃破し、奥へと続く道をゆっくりと進んでいき)

  • No.456 by アスティ  2024-09-03 22:04:46 ID:db0a5ad19

そうだね、絶対二人でここから生きて脱出しよう!
(過剰にも思える防衛線、明らかにこの場所の中枢に近づいていっている証だろうと確信を抱き、この先更なる危険が待っているであろうことが予測されるが二人で無事にここを脱出しようと改めて決意表明し、意気揚々と相方の横を歩き)

…!行き止まり…?…じゃない!ロゼ、これって…
(しばらく進むと通路が途切れ、そこは切り立った崖のようになっており。下は底が見えず落ちればまず助からないことは火を見るより明らかで、ここまで来て行き止まりだなんて他の道があったのを見落としただろうかと、考えながら視線巡らすと下に何もない空中にヒラヒラ揺れる布が浮遊しているのを見つけ、それはまさに相方が話していた空飛ぶ絨毯のようで。罠や仕掛けが大量に張り巡らされていたここまでの道中を考えると不安しかないが、これに乗るより他ないだろうかと相方に意思を確認するべく目配せして)

  • No.457 by ロズウェル  2024-09-04 00:17:38 

あったり前だぜっ、パズルの中から出られずお陀仏なんてたまるかよ!

(たどり着いた先は無情にもこれ以上進むことができないような絶壁の崖、しかし行く手を妨害する魔物の配置からしても、決して今来たルートが間違いだったとは思えず)

…とうとうこの目で拝むことができたって訳だな。空飛ぶ絨毯ってヤツだぜきっと!…そしてアスティ、どうやらもうコイツに賭けるしかなさそうよ。
(二人が歩いた通路の奥から小さく、しかし確実にその音を大きくして迫り来るなにか。その息遣いを感じるまでソレが近づけば、数多の大蛇の胴体を腰から下に生やし、憎悪と殺意が滲む表情を浮かべる鬼女のようなおぞましい姿の魔物が地を這いずりながら迫り。崖を背後に戦うのはあまりにも不利。一か八かの選択を、相方に告げて)

  • No.458 by アスティ  2024-09-04 01:04:24 ID:db0a5ad19

…オッケー、こうなれば一蓮托生…!3、2、1、行くよ…!
(果たして本当にこの布一枚に大人二人を運んで飛行するだけの力があるのかについては疑問を呈したいところだが、背後から迫る見るからに只者でないとわかる魔物を迎え打つのにこの場、条件はあまりにも不利と言わざるを得ず、先程の戦闘で若干無茶をしたことからまだ体力が戻っておらず万全の体制での迎撃とはいかないだろう。諸々の事情を込みで考えた末に相方の選択が最善であると判断し、こうなれば死ぬも生きるも共にとタイミングを計るようにカウントダウンし、魔物に追いつかれる寸前、合図を出すと同時に跳躍し空飛ぶ絨毯へと飛び乗り)

ほ、本当に飛んでる…!?凄い、どんどん上に上がってくよ!
(飛び乗った瞬間、足元の深く沈み込むような感覚に一瞬そのまま落ちるイメージが頭をよぎるがそれは現実のものとはならず、絨毯はヒラヒラした頼りない見た目とは裏腹に安定した挙動で、下から恨めしそうに見上げる蛇女置き去りにして、吹き抜けのように上に伸びる通路を一気に上昇していき、まるで夢のような光景と展開に声を弾ませて)

  • No.459 by ロズウェル  2024-09-04 21:44:59 

へへ、やったなっ
(同じタイミングで飛び乗った絨毯から、おぞましい魔物の姿がどんどん小さくなっていく様を眺めて。どちらかがバランスを崩しても良いように自然とアスティに手を握りれば、触れた掌から自然と相方の体温を感じて)

…やっぱり伝説級の魔法具は出来が違うねぇ。
しかし、いったいどんだけ広いんだろうな。
(どんどん高度を上げる絨毯の行く先、頭上を見上げて感想を零して。魔力で閉じ込められた迷宮、物理的な広さを持っているわけではないハズだが、五感で感じる空間の巨大さに驚き)

  • No.460 by アスティ  2024-09-05 01:05:54 ID:db0a5ad19

一流の魔法使いはごく普通の民家すらも思うがままに迷宮に変えてしまうって聞いたことがあるよ、条件さえ揃えれば空間を歪めて広げて見せる事も容易いって…古い魔道具みたいだったしそういう高度な魔法が使われてる可能性はあるんじゃないかな?
(かつて優秀な宮廷魔術師であった自らの師より聞いたことのある話の受け売りだが、高度な魔法を用いて条件さえ満たせれば実際よりも広く複雑に見える空間を閉じられた空間の内部に作り出すことは可能であり、この場所についてもそういった類の力を用いて作られていると考えれば十分にここの異常な広さに対する説明がつくと相方の疑問へと答えて)

…っそうだよね、このまま何もなく目的地に到着なんて美味しい話しがあるわけないよね…ロゼ、正念場だよ…!
(際限なく登っていく絨毯、しかし何事にも無限ということはありえないし必ず終着点があるもので、改めて上を見てギョッと目を見開き。高く上に見える天井、そこには何かの発射口のような穴が開いており、そこから大量の矢の先端が顔を出しているのがわかって。このまま上に登っていく自分たちの身体を絨毯ごと蜂の巣にせんとする仕掛け、逃げ道はないのかと探せば絨毯が登っていく先に一箇所横穴が開いているのを見つけあそこに飛び移ればあるいはと考えたが、一つの問題があって)
……あそこの穴に飛び込もう。でも…この絨毯があの横穴付近に到達する前に矢が発射されたらお終い、だから私が壁を作るから矢を防いでいるうちにロゼは先に飛び移って。…大丈夫、私だってむざむざこんな場所で死ぬつもりはないから、ロゼが飛び移ったのを確認したらすぐに追いかけるよ!
(光明は見えたが律儀に自分たちが横穴に飛び込む猶予を与えてくれるとは考えにくい、そうなれば一時的にでも矢の雨を防ぐ手立てを考える必要があり、それを実現するため自身の聖蝕を用いるのがこの場では最善という考えを示し。相方の手を握る手に力を込めると、この作戦は自分が相方の為に犠牲になるというものではないと自分を信じるよう強調して、考えている時間はないよと言わんばかりに微笑みを浮かべて)

  • No.461 by ロズウェル  2024-09-05 22:23:50 

(やはりと言うべきか、そう容易くゴールに辿りつかせてくれる気はなさそうで、鈍い光を放つ数多の鏃に貫かれればあっと言う間に全身の血を失うだろうことが容易に想像できて。もはや考える時間すら残されていない。繋いだ手を素早く握り返すと、それを離して)

あったり前だぜ。上手く遣って退けろよっ!
(彼女と歩んだ旅路は短いもの、それでもアスティが口にした言葉を信じ身体を動かすことに一片の迷いもなく、岸壁の暗い穴に身体を投げ出し、その勢いで転がり身体をあちこちぶつけながら叫んで)

アスティっ!急げっ!!

  • No.462 by アスティ  2024-09-05 23:02:03 ID:db0a5ad19

『聖蝕・壁』…!
(天より放たれる無数の矢、その全てを防ぐため得物を両手で真っ直ぐ上に掲げ、そこから発生させた触腕をより広範囲にと意識して、まるでドーム状の傘のような形状で展開。ぶつかる矢の勢いにバリバリ砕けるような物音を立てて。薄く広がった触腕の盾は広範囲を守るため薄く防御性能を犠牲にしているが、それがたった一枚でなく何層にも重なっており、例え一枚が砕けようと次、それが砕ければそのまた次と、多段の備えが施されており相方が飛び移る時間を稼いで)

っ……あ……!?
(どうやらあの仕掛けは矢を放ち切った後はしばらく次弾を装填するのに時間がかかるらしい、攻撃が完全に止んだのを確認した後防壁を解いて相方を追いかけようとしたその時、足の設置面の感覚がなくなったのを感じる。その時、先程まで足場として機能していた絨毯が突然浮力を完全に失ったのだと気づくが、既に身体は重力に従って落下をはじめていて。しかし、ここで冒険を終わらせる訳にはいかない、相方との約束もある…そんな想いが身体を突き動かし咄嗟の判断で手にした大鎌空中で振り回すと、壁面に突き刺して、かなり下の方まで落ちてしまったが落下をなんとか止めて。しかし、相方の目には下方の自分の姿を確認するまでは自分が完全に落下してしまったように見えたであろうことは想像に難くないだろう)

  • No.463 by ロズウェル  2024-09-06 20:55:08 

(岸壁から身を乗り出して重力の加速を伴い落下する相方の姿をなすすべなく眺めて。縋るように伸ばした腕が虚しく空を切り)

アスティっ!!
(彼女の姿が見えなくなり焦燥感が後悔の波に変わり。自分が残るべきじゃなかったのか、同じタイミングで飛び移るべきだったのだ、次々と沸き起こるああしていればという考え。自身の性格に似つかわしくない思考に支配されかけて、悪態をつき岸壁を強く叩いて)

アスティっ!、返事をしろったらっ!!
(震えそうになる情けない自身の声に鞭打つよう、大声を上げて)

  • No.464 by アスティ  2024-09-06 21:52:19 ID:db0a5ad19

ロゼっ…下、下!下を見て…!ごめん、少し手を貸してもらえないかな…?
(悲痛にも聞こえる叫び、これは相方にとんでもなく心配をかけてしまったなと罪悪感でいっぱいになり、ひとまず一刻も早く自身の無事を伝えようと壁に深く突き刺さった大鎌の持ち手の部分を両手で持ち、身体支えながら下方から声をあげて自身の所在を伝え。ここまでの大事になり心配をかけさせた後ろめたさを感じつつも、この状況下で自力で上に這い上がるのは困難であるため相方に助けを求めて)

…あんまり気乗りしないかもしれないけど、これを掴んで引っ張り上げてくれる?見た目はこんなだけど害はないから
(自身の持つ闇の性質を具現化させた赤黒くひんやりした触腕、ロープのように束ねたものを下から相方のいる崖の方へと伸ばし、それを掴んで引っ張り上げてくれるようにお願いをすると相方が了承して掴んでくれたタイミングでこちらも腕にしっかり絡める準備をして)

  • No.465 by ロズウェル  2024-09-06 23:13:03 

(虚無感に打ちひしがれた思考に響く相方の声。はっとして下を覗き込むと、確かにアスティの存在を感じて。湧き上がる嬉しさが通り過ぎると、取り乱した自身の行動を酷く恥ずかしく感じ)

バカっ、無事なら早く返事しろってんだっ。…大丈夫、今引っ張り上げるから。

…しかし、よくあのトラップを防いだな。…どこか怪我してないか?
(理不尽に怒りながらこの際その見てくれや手触りなどは全く気にせずに、急いで相方を引っ張り上げると、同じ空間に座り込んで。なぜか気恥ずかしさからアスティの顔を直視できず、そっぽを向きながら話しかけて)

  • No.466 by アスティ  2024-09-06 23:55:36 ID:db0a5ad19

あ、うん、平気!身体はなんともないよ。…ごめんね、沢山心配かけたよね、ロゼ…怒ってる?
(ひとまず身体の方は壁に鎌を突き刺した勢いで壁に身体がぶつかった際に出来た本当に軽い擦り傷程度のもので、行動に支障の出るようなものは全くなく大丈夫と両手広げて笑顔でアピールし。何故か先程から顔を合わせようとしてくれない相方、口調も少しばかり荒かったことから自分が無茶をしたことに対してまだ怒っているのだと思い、眉尻下げて上目で見ながら改めて自らのしでかした失態について詫びて)

  • No.467 by ロズウェル  2024-09-07 10:05:27 

…いや、アスティが怒られる謂れは全くないんだ。ほんとに落ちちまったのかと思って、随分と取り乱してたな、悪かった。
それにしても、ほんとに大したもんだよ。
(自身の態度から相方にいらぬ心配をかけさせてしまっていることに気づき謝り。命懸けで活路を見出し、こちらのフォローまでしてくれたアスティになんたる仕打ちかと反省しながら、向き直って穏やかに微笑み掛け、立ち上がり)

よし、それじゃ脱出の続きと行こうかね!ここから通路に繋がってるのかな?

  • No.468 by アスティ  2024-09-07 12:19:15 ID:db0a5ad19

うん、そうだね!随分上の方に来たし流石にいくら広いと言っても限度はありそうだけど…あっ、あれ見て…!
(相方の見立て通り、横穴はそのまま奥へと続く通路となっていて、ここまででかなりの距離を移動していることからどんなに魔法で空間を広げて見せたとしてもそろそろ限界が来るはずで。そのまま通路を道なりに進んでいくと大きな部屋のような空間に辿り着き、その隅に大量の白骨死体が積み重なり山のようになっているのが見えてそちらを指さし)

これは…私たちと同じ、ここに閉じ込められた人たちなのかな…?ロゼ、ここには何かあるよ……!!
(一見何もないように見えるただの広い空間、しかしこの大量の死体の数は明らかに普通ではない、つまりここまで辿り着きながら無念のまま命を落とした者たちが数えきれないほどいるということに他ならず、相方に注意を促したその時、自分たちが先程通り抜けたこの部屋の入り口が地面からせり上がってきた分厚い石壁によって封じられ、上から成人の男性よりも一回り大きな肢体を持つ何者かが降り立ってきて)

『知恵と勇気を持つ者よ、よくぞここまで辿り着いた…その手腕、実に見事なり。しかし力はいかがなものか?我が試してやろう、汝らの力、我に示せ。我は冥府の王アヌビス。いざ参る!』
(天より降り立ったその者はまるでジャッカルの頭部を模した黒いマスクを被っていて、全体的に成人男性を一回り大きくしたような筋骨隆々のゴツい人型をしており、両手には地面に届くほどの長さの白銀の鉤爪がついていて。まさに王の名に相応しく堂々たる立ち振る舞いと風格を見せつける、自らを冥府の王と名乗ったその存在は鉤爪を振り翳しこちらへと襲いかかってきて)

  • No.469 by ロズウェル  2024-09-07 21:57:07 

…ッ!
(一見してそこいらの魔物とは格が違いそうな雰囲気、名乗るや否や鋭利な鉤爪による一撃を繰り出してくる相手の軌道に立ちはだかり、その初手を刀で受け流して。速度、重さ、共にかなりのもの。間髪居れずに薙ぎ払われる反対の腕の一撃、辛うじて後ろに飛ぶが後一息遅けれ骨ごと切断されていたであろう見事な切れ味)

アスティ…、わかってると思うが、ハンパじゃねぇぜ。
(自身の思考を整理し戦術を組み立てながら、そんなことは百も承知であろうアスティに短く呟いて。今のところ両手の鉤爪による前衛的な戦闘スタイル、しかし魔法や術などの攻撃がある可能性を考えながら、薄っすらと刀身に青白い炎を纏わせて)

  • No.470 by アスティ  2024-09-07 22:39:29 ID:db0a5ad19

『良き技の冴え、実に見事なり。ならばこれは如何か』
(挨拶がわりの両の腕による連撃、それを受け流すことすら叶わず散っていった者はあの白骨の山の中に数多いるのだろう、アヌビスは感心したように声を発すると、鉤爪を真っ直ぐこちらへ向けるよう両腕を前に突き出しその間から灼熱の火炎を吐き出して)

くっ…『聖蝕・壁』…!ごめん、ロゼ…長くは持たない…なんとか隙を突いて切り込んで…!
(襲いかかる高温の炎、それを防ぐべく触腕の壁を展開するが硬度と柔軟さ、双方の性質を併せ持ち様々な攻撃に対応可能なそれも純粋なエネルギーを用いての攻撃には弱く炎攻撃を前に何層にも展開したそれはあっという間に外壁からボロボロと炭化して崩れていき、なんとか食い止められている間に相方に切り込んでもらい、吐き出され続ける炎を止めてもらうしかない。体格が明らかに違うあの敵に再度の接近戦を強いる作戦を強行せざるを得ない自分の不甲斐なさに申し訳なさそうに瞳伏せながらもそう嘆願して)

  • No.471 by ロズウェル  2024-09-08 00:19:45 

ッ!
(アスティの防御壁に遮られた灼熱の火炎が無慈悲に触腕を焼き尽くすのも時間の問題。返事をする代わりに低い姿勢で前方へ疾走し、火炎を放つために突き出した冥王の両腕に向けて鋭く刃を叩きいれる。想定どおり鉤詰めで簡単に防がれるが、それにより一瞬、炎の勢いが揺らぎ。防御壁を維持する必要がなければ、相方がその瞬間に何かしらの攻撃を叩き込んでくれると信じて、高く跳躍し真上から垂直に構えた刃をアヌビスの首筋に突き入れて。さぁ、その鉤爪で防ぐなり攻撃するなりして、その土手っ腹を晒しやがれと心の中で叫び。体勢の自由が効かない空中でその攻撃を防ぐことは難しいだろうが、一瞬でも無防備な胴体をアスティに晒させることさえできればいい。今度はこっちが身体を張る番なのだから)

  • No.472 by アスティ  2024-09-08 01:29:16 

『良い…実に良い…血湧き肉躍る立ち合いのこの久しき感覚…我を愉しませる武人がよもや矮小なる人の子であろうとは恐れ入った…だが、それもここまで…さらばだ強者よ』
(激しくぶつかる刃同士が激しく火花を散らす、この空間の絶対の王として君臨してきたアヌビスにとってここまで自身に食い下がってきた存在は初めてであったのかもしれない、しかもそれが生身の人間であることに最大級の賛辞を送り、惜しむように口にしながら相方の思惑通り必殺の一撃を叩き込もうと右の腕を振りかぶり)

そう、ロゼは強くて頼りになるんだよ…だって私の相棒だもん
(相方がその身を挺して稼いだ時間、それはこちらが反撃の準備を整えるには十分過ぎるほどで、大鎌を構え地面を蹴って加速して真っ向からアヌビスへと突撃して。よもや近接戦闘を同時に仕掛けてくるとは予期していなかったのだろう判断が遅れ防御体制を取ろうとするアヌビスの左腕の肘から先を大鎌の刃で斬り飛ばし、返す刃で胴体を狙うが、それは相方への反撃を諦めたアヌビスが後方へ飛び退いたことで浅く斬りつける程度になってしまい)

『ぬう…二対一とはいえ我が戦場でここまで遅れをとろうとは……むっ?これは…』
(敵対する存在の人数など物の数ではない、そんな矜持があるのだろう不覚をとった己の未熟さを恥じながら失った左腕を右手で押さえるアヌビスは身体の異変に気づき、自らの首から下を見るとその身体には、こちらの大鎌から伸びた触腕がロープのように絡みついていて)

『聖蝕・縛』…気をつけて、それはよく燃えるよ
(見るからに戦慣れしているアヌビス、隙を突いた程度で簡単にトドメを刺せるとは思っておらず、第二の布石として鎌での斬りつけに意識を向けさせた上で大鎌から伸ばした触腕でその身体を拘束させていて、当然あれだけの膂力をもつアヌビスを完全に封じることなど不可能だが、狙いは拘束ではなくエネルギーによる攻撃をよく通す性質を利用することであり、相方にも聞こえるようにそう説明口調で告げると彼の手の穿ち焔を一瞥して)

  • No.473 by ロズウェル  2024-09-08 10:30:20 

アスティ、十分だぜっ。人間と堕天使を舐めんなよっ!!
(こちらの意図通りの急襲、さらにその一歩先を行く炎の媒介を意図した拘束。見事な援護射撃にニヤリと小さく笑みを浮かべると着地のタイミングで地面を蹴り穿ち焔で弧を描くように切り裂く。その刀身に纏わせた浄化の炎が青白く燃え、彼女の触腕を伝いアヌビスの?にその勢炎を叩き込んで)

  • No.474 by アスティ  2024-09-08 11:27:56 ID:db0a5ad19

『くく……ふはははは……!冥府の王たる我がよもや浄化の炎に焼かれ朽ちようとは……!汝らほどの強者と相見えるは至上の喜び……冥土への良き土産となったわ……』
(激しく燃え広がる浄化の炎に巻かれアヌビスの身体は崩壊を始めて、最期の瞬間まで潔くこの戦いの勝者を称えながら真っ白な灰のみを残して消滅して)

なんとかなったね……後は、この仕掛けを解いて……出来た!
(ここまで怒涛のごとく押し寄せた仕掛けの数々を潜り抜け、流石にもうヘトヘトだったが、ここを脱出するという目的はまだ達せられておらず、よく見ればこの部屋の壁に先程の床にあったようなパズルの仕掛けがある事に気づけば、もう一踏ん張りと疲れ切った身体に鞭打ってパズルを再び記憶を頼りに完成させると壁だった場所に小さな石室が現れて、その中から手のひらサイズの真っ黒な小さな蛇が飛び出してきて、その場から逃げ出そうとして)
ロゼ…!あれがきっと魔導核……と、蛇は苦手なんだったね
(小型ながら異様な気配、恐らくあれがこの空間を作り出している根源たる存在だと察すれば相方に逃さず仕留めるよう言いかけて、相方が無類の蛇嫌いであったことを思い出し、鋭利に尖らせた触腕伸ばし突き刺し仕留めると、激しい地鳴りと共に視界いっぱいに真っ白な光が満ちて、気がつけば宿屋のベッドの上におり、枕元にあったパズルは真っ二つに割れていて)

  • No.475 by ロズウェル  2024-09-08 20:37:08 

うへ… まぁ苦手は苦手だが、最後の詰めくらいならいくらでもやっつけるぜ。んでも、ありがとな。
(この広大な迷宮を創り出した核、その意外にも小さな体躯を眺めながらその息の根と共に眼前の空間が歪みんでいき。…柔らかいベッドとシーツの感触。薄らと目に開けて宿の個室の天井を眺めると、小さく安堵し圧倒的な迷宮の出来事を脳裏に浮かべながら、腕を被せて瞳を閉じて、ふと隣のベッドの相方の息遣いを感じて、呟いて)
…お前さんが相棒で良かったよ。お疲れさん。

  • No.476 by アスティ  2024-09-08 21:11:05 ID:db0a5ad19

ふふ、それはこっちのセリフだよ…やっぱり私にはロゼがいないとダメだなぁ…
(疲労感はあるはずなのに、ひと時の小さな大冒険、その中で見た相方の頼もしい姿を思い返すと、高揚感と僅かばかりの気恥ずかしさのせいで眠れそうになく、本当に直近の自分はどうしてしまったのだろうと、こそばゆささえ感じる気持ち誤魔化すように布団で目元まで覆いながら、鈴を転がすように笑ってそう答えて)

(そんな安息のひと時、それに水を差すような気配が宿屋の階段を上がってこの部屋の前に立ち止まったのを感じる、外から鍵を静かに開錠する音が耳に届くと、それに続いて聞き覚えのある老人の声が聞こえてきて)
『ヒヒヒ…さぁて、バカな獲物共がそろそろくたばった頃か…』

  • No.477 by ロズウェル  2024-09-08 22:31:01 

(少しずつ近づく足音、一段一段階段を登りその物音が止むと、金属音が小さく響き。アスティに目配せし、物言わぬ屍を装いながらベッドで気配を殺し、侵入者の気配を感じ取って。下卑た笑みを浮かべた怪しげな骨董屋の店主の顔をちらりと盗み見ると、どう料理してやろうかと仄暗い欲望の炎がちりちりと燻り出すのを感じて。だが、このパズルを廻る冒険譚の締めくくりは、相方に任せようと思いなおし、小さく手を上げて、落とし前をどうつけさせるのか、その判断を委ねて。少しだけ老人の末路に哀れみを感じながら、この居心地の良い宿を出禁にならない程度でにしてくれよ、と苦笑し)

  • No.478 by アスティ  2024-09-08 23:05:01 ID:db0a5ad19

こんばんは。ふふふ…どうしたの?そんな狐に抓まれたような顔をして…もしかして堕天使を見るのは初めて…?
(いつの間にか部屋の入り口、骨董屋の主人の背後に立っており、異様な気配を察知してギョッとして振り返る老人に向け、微かに入り込む月の光に反射して輝く真紅の瞳をギラギラ輝かせながら、普段とは違う妖艶な気配を纏いつつにじり寄り)
素敵な呪いをありがとう…堕天使は受けた呪いをそのまま倍にして相手に返す力があるの…次は貴方があの迷宮で彷徨うとこ見てみたいな
(当然そんな力などないが口から出まかせでそう脅し文句を口にしつつ耳元顔寄せて囁くと触腕で顔を撫でて)

『ひ、ひいぃぃぃぃ!お、お許しをおぉぉぉ……っ』
(よもやあの空間から生還する者がいるとは思っていなかったのだろう、しかも敵に回したのがこれまた得体の知れない堕天使という存在だと知った老人は完全に気が触れ、部屋を飛び出したかと思うと階段から何かが転げ落ちるような音がして)

(そんな物音を聞きながらベッド上の相方の方を見やり、これって私が悪いのかな?とでも言いたげな苦笑いのような表情浮かべながら肩を竦めて)

  • No.479 by ロズウェル  2024-09-08 23:49:18 

(階段を転げ落ちる救いのない物音を聴きながら、肩を竦める相方のなんとも言えない表情を見て声を上げて笑い)

んー、まぁ急いで帰ろうとして足でも滑らせたんだろうぜ。良い医者が見つかるといいな。
(まだ息があればな、っと小さく呟き、再びごろんとベッドに寝そべり。射し込む細い月光が、まだ外は夜の闇が続いていることを示して)

ま、でっかいカニをやっつけるのに、いい準備運動になったか?…ちょいとオーバースペックだったかもしれんがな。
それじゃ、もう一眠りするとしようかね~

  • No.480 by アスティ  2024-09-09 00:27:01 ID:db0a5ad19

うん、そうしよう…おやすみなさい…
(今回の一件の黒幕も再起不能に追い込み、今度こそはゆっくりと休めそうだと、既に体力的に限界近かったため襲いくる眠気にすんなり身を委ねると、程なくして小さな寝息を立て始めて)

──3日後。

ロゼ、準備できた?参加者は時間までに正面ゲート前に集まるようにって話だったよね
(最初こそ予定外のトラブルに見舞われたが、そのあとは恙無く砂漠の国での滞在を十分に満喫し、いよいよここでの滞在における最後の一大イベントである蟹漁祭の日を迎え、目標地点には定時出発の砂上を進む船で向かうとだけ聞かされており、そろそろ予定時刻が迫れば相方へと旅支度は出来たか尋ねて)

***

勝手に日付スキップしちゃったけどもしやり残したこととかあったら内容変えるから言ってね!

  • No.481 by アスティ  2024-09-09 00:30:05 ID:db0a5ad19

や、やっちゃった~…今更気づくなんて大失態…!お返事書き直すね!待ってて

  • No.482 by アスティ  2024-09-09 00:50:37 ID:db0a5ad19

うん、そうしよう…おやすみなさい…
(今回の一件の黒幕も再起不能に追い込み、今度こそはゆっくりと休めそうだと、既に体力的に限界近かったため襲いくる眠気にすんなり身を委ねると、程なくして小さな寝息を立て始めて)

──次の日。

ふわぁ……もう太陽があんなに……流石にちょっと寝過ぎちゃった。……あれ、ロゼ?どこか出掛けてるのかな?
(窓からの陽光に顔が照らされ、その眩しさに手で目元を覆い隠すようにしながら身体をゆっくり起こし、太陽の位置からしてもう昼過ぎだろうということがわかり、いくら疲れていたとはいえこんなにゆっくり寝たのは久しぶりだなと欠伸しながらもぬけの殻の隣のベッドを見れば、相方は先に起きて、一人でお酒でも飲んでるか散策してるしてるのだろうかと考えつつ、ここまでなんだかんだで気の休まる時間はあまりなかったし、いくら旅の相方とはいえ互いに一人の時間だって大切だということは理解しているため、あまり深く気にすることなく、大人しく室内でのんびり窓際のテーブルに座って街並みを眺めていて)

***

という訳で、改めてお返事はこっちにお願いね!

  • No.483 by ロズウェル  2024-09-09 18:34:34 

(思いの外すっきり目覚めた翌日、まだ布団の中で寝息を立てている相方に声を掛けるのはやめ、のんびり散策に出かける。アスティが仕入れてきた情報のとおり街が蟹漁祭に関する話題で賑わっているのを感じて。ふと、自分たちのような他所者、しかもそれなりに腕が立ちそうな連中の立ち話に興味を惹かれて少しだけ聞き耳を立て…前夜祭…酒…。にやりと不適な笑みを浮かべ、そそくさとその場を後にして)

アスティ!いい知らせがあるぜっ、起きろって…あ、もう起きてたか、おはよ…昼だけど。
(のんびりとくつろぐ相方に声を掛け、先ほど仕入れてきたとっておきの情報を伝えて。蟹漁祭の前夜、参加者を労う目的で開かれる宴。なかなか盛大なイベントらしく、もちろんそこには大量の酒も振る舞われるとか…。少々お堅い雰囲気な可能性もあるが、参加者の半数は自分達と同じ冒険者。なかなか面白そうであり、やはり数多の酒に思いを馳せながらアスティの反応を伺って)

  • No.484 by アスティ  2024-09-09 20:44:14 ID:db0a5ad19

おかえりロゼ。…それで、良い知らせって!?……
(耳慣れた足音、部屋の前で止まりドアが開き中へと軽い足取りで入ってきた相方の方見れば、見るからに何か良いことがあったとわかる。かくして、その見立ては当たっていたようでグッドニュースを持ち帰ってきたという、相方の様子から掛け値なしに良い話なのだろうと期待に胸を膨らませつつその内容に興味を示して黙って耳を傾けて)
ふふっ、ロゼらしいね!せっかくだから参加してみてもいいんだけど…パーティ、なんだよね…?場合によってはドレスコードがあるかも?
(相方の話しに聞き入って、前夜祭と銘打っているが少し畏まった場である可能性を示唆され、それは即ちパーティなのでは?と、かつて王宮にいた頃に何度か参加したことのある、あの煌びやかな空間を思い浮かべて、もしもそうであるなら相応の服装、周りの人の気分を害さず雰囲気を壊さないための配慮が必要になるであろうことを自身と相方の服装を見つつ語って)

  • No.485 by ロズウェル  2024-09-09 22:21:23 

ドレスコード…なるほど、な。
(すっかりお酒のことばかり考えていたが、服装、しかもドレスコードの有無などまったく考えておらず、ぽかーんとしながらアスティの呟いた単語を鸚鵡のように繰り返して。いつもの服装で行く気満々だったため、ややたじろぎ)

これはこれで動き易くていいんだがなぁ。それじゃアスティ、各々ちょろっと衣装の準備でもするかね。
(きっとアスティはささっと卒なくいい感じに準備すると思うが、かつてモルドールの一件で必要に迫られて正装をした際、アレがダメ、コレがダメとルーシエンに悪戯気味に揶揄われた記憶がふと蘇り、ぐぬぬ…と一人表情を曇らせて)

  • No.486 by アスティ  2024-09-09 22:39:14 ID:db0a5ad19

うん、そうしよっか。ロゼ、楽しみにしてるね?
(普段の相方の姿から、失礼ながらフォーマルな衣装に身を包み、ビシッとキメた姿というのがイマイチ想像出来ないというのが本音で。しかし、自分の中の相方はキメる時はしっかりキメる男、きっと今回もカッコいいところを見せてくれるだろうと相方の内心の負の感情には気づかないまま、期待を込めてそう言い放ちウインクして)

えっと、用意を済ませたら会場に現地集合でいいかな?
(今から衣装を用意するとなると、もし時間が押せばパーティの開始時間ギリギリになるであろうことを考え、ここへ一度戻るよりは会場付近で落ち合う方が現実的だろうかと相方へと方針を確認して)

  • No.487 by ロズウェル  2024-09-09 23:40:57 

おう、りょーかいだ。それじゃ、陽が沈む頃にまた現地でな!
(そうと決まれば早速行動。落ち合う段取りをざっくり確認し合うと、散策の手荷物などを軽く整えて。ふと鏡に映った自分自身を見遣ると、少なくともこのだらしない無精髭は剃らないとなぁ…と苦笑しながら、所持金を懐に入れぼちぼち宿屋を後にして)

──夕暮れ時
アスティ、まだ来てないみてぇだな…。
(会場の入り口付近で落ち着かない面持ちであたりをキョロキョロ見渡して。無精髭を綺麗に落とし何年かぶりに眉を整え、短めの髪をナナメ後ろに流すように撫で付けると、やや色白の肌が相まって実年齢より少しだけ年下に見える自分自身に落ち着かず。漆黒のタキシードを着込み、首筋に異物感を齎すシャツの小さなカラーと蝶ネクタイを撫でると、リーフ模様があしらわれたアンティーク調のカフスボタンが光り。その装いに一際異彩を放つ穿ち焔。これだけは置いてくるわけにはいかぬと、まるで心の拠り所にするかのように腰のそれに触れ、相方の姿を探して)



  • No.488 by アスティ  2024-09-10 01:19:09 ID:db0a5ad19

…!ごめん、ロゼ。遅くなっちゃって…っ
(幸運なことに今日は前夜祭ということもあって、街中の服屋では商機を逃すまいと前夜祭参加者向けの衣装の用意から髪のセットまで請け負ってくれていて。王宮でのパーティではあまり着飾り自分を綺麗に見せることには無頓着、ドレスの選定なんかも付き人任せだったが今日はなんとなく相方に良いところを見せたいという気持ちがずっと頭の片隅にあり、ついついドレス選びにも熱が入ってしまって、気がつけば集合予定時間にギリギリ間に合うかどうかという時間になってしまい。待ち合わせ場所まで出来るだけ急ぎ駆けつけると、見慣れた背中の面影を背負ったタキシード姿の美丈夫が待ち人探すかのように辺りを見回しているのを見つけ、見目よい立ち姿には似つかわしくない物騒な腰の得物に相方である事を確信すると側まで駆け寄り、声をかけて)
っ………見違えちゃった…ロゼ素敵だよ、カッコいい!
(こちらを振り返る相方、トレードマークの無精髭が無いだけでだいぶ印象が変わり、より精悍さが際立って見えるその顔立ちに見惚れハッと息を呑み言葉を失ってしまう。普段とは違う、慣れない服装になんとなく本人は収まりが悪そうな顔をしているが、そんな事など気にならないぐらいに心の琴線に触れ、頬に微かな熱感を感じながらシンプルに飾らない言葉で、そう賛辞を送り)

えっと……私はどうかな……?ドレス自分で選んだのは初めてなんだ、変じゃないかな…?
(自身が選んだのはビスチェ風の、レースのついたスカートが広がったふんわりしたシルエットのドレス。色は悩んだが、ありのままの自分、相方が受け入れてくれた堕天使としての自分を象徴する黒色で。髪は高めの位置で一つに纏め、白い花飾りのついたヘッドドレス、胸元にも真っ白な花のコサージュがあしらわれていて。少し小走りでここまで来たため、服装に乱れや汚れがない事を改めて確認するよう視線下に落とし、再び顔を上げると相方と真っ直ぐに目を合わすのは気恥ずかしく少し目線横に流しつつ、こういう時自分から感想を聞きにいくのは無理矢理に褒め言葉を引き出すようであまりよろしくないとは思いつつ、気まずさに耐えかねてそう尋ねて)

  • No.489 by ロズウェル  2024-09-10 17:54:02 

…。おぉ、流石だな、凄く似合ってるよ。やっぱり、本物は違うなぁ。完全に王女と家来だぜこりゃ。…それじゃ、前夜祭とやらを楽しむとしようか。…どうか足元にお気をつけくださいませ。
(気恥ずかしそうな面持ちでも、やっぱり別格の雰囲気を醸し出すアスティ、その姿に改めて惚れ惚れし一瞬黙してしまうも、すぐに率直な感想を述べて。ようやく自分の格好にも慣れてきたところ、ふと片膝をついてアスティの手を取りちょっぴり気障ったらしく目配せすると、立ち上がってゆっくり彼女の手を引いて前夜祭の会場へと進んでいき)

へぇ、なかなか賑わってるなぁ。さて、酒はどこかな?
(国の関係者と思しき人々、そして翌日からの祭に参加するのであろう腕自慢達を眺めながらも、一番のお目当てである銘酒の類を探して)

  • No.490 by アスティ  2024-09-10 21:27:00 ID:db0a5ad19

この感じ…なんだか懐かしいなぁ……ご機嫌よう
(中までまるで本物の付き人のようにエスコートしてくれた相方、紳士的な振る舞いに戸惑いを感じたのも束の間、会場へ入るや否やお酒を求めてフラフラとその場を離れて、パーティ会場を彷徨う相方の姿を尻目に、苦笑浮かべつつもやはりこの方が相方らしいなと、変わらぬ内面に少し安心する部分もあって。人で賑わうパーティ会場を一人歩けば、王宮で行われたパーティの記憶が否応無しに思い起こされ、しみじみ呟き。様々な種族や人種の集まる会場とはいえ天使はやはり物珍しいようで男女問わず声をかけられ、普段とは違うパーティ会場に相応しい立ち振る舞いとよそ行きの笑顔で挨拶を交わして)
…!
(声をかけてくれた人々と談笑しつつ、勧められた酒の入ったグラス左手に、相方も今頃色んなお酒を楽しんでる頃だろうかと酔い潰れたりしないといいけどなんて心配をしていると、不意に背後に何やらヒヤリとした突き刺すような殺気にも似た異様な気配を感じハッとして振り返ると、スーツに身を包んだ髭面の男性が銀色の髪をした女性を傍に控えさせ佇み、こちらを見ていて)

『これは珍しい…天使の冒険者か』
(静かに落ち着き払った口調でこちらに声をかけてくる男性からは先程感じたような不穏な気配は感じられなくなっており、さっきのは自分の気のせいだったのだろうかと、感じた違和感の出所が分からず言い知れぬ不安を感じるが、こんな人が大勢いる中で何か仕掛けてくるはずも無いだろうと一旦心を落ち着けて他の会場にいる大勢と変わらぬ対応をして)

  • No.491 by ロズウェル  2024-09-10 22:25:03 

えぇっ、この25年ものもタダでもらっちゃっていいのか!?いや~なんだか悪いなぁ、くひひっ
(高価なものや珍しいもの、いろんなお酒をあれやこれや楽しみながら、グラスを勧めてくれるお姉さん達に愛想を振りまき。毎年来よう…としみじみ考えながら、ふと相方の存在を思い出して。なんだかんだで目立つ種族、それに加えて今日はいつにも増して別嬪さんな彼女に悪い虫でも付くやもしれぬと、その姿を探して)

よぉ、アスティ、楽しんでるか?ん、知り合いか?
(何となく気になる視線をアスティに投げる男を見やり、相方の傍に寄り言葉を挟んで。さっそく悪い虫…と思いきや、長い銀髪の女性を連れ落ち着いた振る舞い、そのような輩とはまた異なりそう。長身ゆえ見下ろすような視線、その佇まいにかなりのやり手だろうと想像して)

  • No.492 by アスティ  2024-09-11 01:36:29 ID:db0a5ad19

あ、ロゼ…ううん、初めて会った人
(2、3言葉を交わし、湧き上がる感情は怯えに似た何か。決して人相が特別悪いわけではない、立ち姿も整っていてガラが悪い輩とも違う、だというのに男の双眸にはどこか底知れぬ暗さが見える気がして、やはり先程背中に感じたような敵意や殺気は見えないが、今までに感じたことのないような得体の知れない不安を感じ、冷たい汗が背中を伝うような感覚覚えたその時、耳慣れた声が聞こえ振り返れば相方の姿があり、心底ホッとしたような表情で歩み寄るとそう答えて)

『連れが居たのか、これは失敬。…俺はこれで失礼する。行くぞソリス』
「はい、マスター」
(相方が来た途端にいきなりこちらへの関心を無くしたかのように男は踵を返し、そんな彼にソリスと呼ばれた人型はここで初めて口を開くと一切の異論も唱えずに頷きそのまま付き従い、こちらににこやかに手を振りそのまま二人揃って目の前から去っていき)

  • No.493 by ロズウェル  2024-09-11 16:58:58 

(普段と異なるアスティの様子と、掴みどころがない二人の振る舞い、それらを冷静に観察し、その後姿に一瞥をくれ)

…なんだか不気味な連中だな。それにしても、一人にしちまってすまんな。つい酒に目が眩んで…へへ、色々珍しいのを飲んできたぜっ。
(気を取り直して明るい口調で相方に声を掛け、これからは一緒に回ろうと手を取って。引き続き酒を飲んだり食べ物を摘んだりと、至れり尽くせりの豪華な宴を存分に楽しみ)

はぁ…限界まで飲んで食ったよ…。アスティ、明日起きられなかったら引っ叩いて起こしてくれ~…。

  • No.494 by アスティ  2024-09-11 18:11:04 ID:db0a5ad19

あっ、ちょっと…もう、ロゼったら…二日酔いで動けないんて言っても知らないよ?……──帰ろっか
(楽しい空間、美味しい料理や酒肴とくればお酒が進むのは必定、国を挙げての祭りの前夜祭だけあって数多くのお酒が集まっており、それを全制覇する勢いの相方の後について、こちらもそこそこに酒と料理を楽しんでいくと、やがて完全に出来上がってしまってフラフラと酩酊状態の相方を慌てて抱き止めて。パーティの雰囲気にあてられる気持ちはわかるが、明日もあるんだからお優しく咎めるように口にしながら、暫くそのままの体勢で背中に回す手にほんの少し力を込めて瞳を閉じて。それから少しして身体離し柔らかく微笑むと、足元覚束ない相方へと肩を貸し、身体支えながら二人でパーティ会場を後にして)

  • No.495 by ロズウェル  2024-09-11 22:35:11 

あぁ…また…飲み過ぎた……
(アスティに肩を借り、千鳥足でよろよろと月明かりに照らされた道を行く。正装してもこの体たらく、ちょっぴり身なりを整えたくらいでは、人間そう簡単に中身は変わらないなぁとぼんやり考えていると、ようやく宿の前について)

アスティ、何度目かもうわからんが、今日もありがとな…。

ところでな、その…。ん、綺麗だよ。本当に。
(本当は落ち合ったときに言いたかったが、小恥ずかしくて言い出せなかった言葉を、今日の最後、記憶を失う前に呟き。なんとか崩れ落ちる前に階段を上がりベッドに倒れ込むと、早々ぐーぐーいびきをかいて)

  • No.496 by アスティ  2024-09-12 04:10:43 ID:db0a5ad19

……もう、ズルいよ
(宿屋に戻って、それぞれが自分のベッドで横になって休もうかというタイミングで、ここにきて唐突に投下された相方の言葉による爆弾。しかし、それを口にした相方はと言えば、こちら側からそれについて何かを伝えたりリアクションをとる間も無くあっという間に深い眠りに落ちていて、その結果やり場を無くした感情が内心で渦巻く自分だけが取り残される形となり、ベッドひとつ分のスペースで隔てられた先にある隣のベッド上にてこちらの気も知らず呑気にも寝息立てる相方の寝顔を見てから、天井へと視線移して仰向けになり、一方的に言いたいこと言って寝た相方への意趣返しのように、こちらからもズルいよと一方的に悪態をついて呟けば、ドキドキと高鳴る胸、火照る頬の熱にもう暫く自分は眠れそうにないなとそんな風に考えているうちに夜は更けていって)

……んん、朝かぁ……ロゼ、起きて。早く起きて支度しないと船に乗り遅れるよ
(いつの間に眠ってしまったのだろう、日の登り始めぐらいの早朝の時間帯に目が開き。午前中には祭りの参加者を乗せた砂上船にて作戦地点まで向かうことになっており、余裕を持って支度するなら今からでも早過ぎるということはなく、ベッドから降りて相方のベッドの傍へ移動すればその身体をゆさゆさと優しく揺さぶって起こそうとして)

  • No.497 by ロズウェル  2024-09-12 19:13:05 

ん… へへ、アスティ、流石にこれ以上は飲めないぜ…
(夢の中、巨大なジョッキになみなみ溢れそうな酒を飲みながら、潜在意識に擦り込まれているのか踊り子アスティから追加のコップを手渡され思わず呟いて。なんだか優しい声が少しずつ意識を覚醒させ…)

ハッ…おう、おはよ。…そうか、いよいよ蟹漁祭だな!
(やや重い身体で目覚めるも、楽しみなイベントに声は明るく。残った酒気を吹き飛ばすように冷水で顔を洗い、もはや記憶もなく乱雑に脱ぎ捨てられた昨夜の衣装を軽く整理してから、馴染んだいつもの動きやすい服装にささっと着替えて)

  • No.498 by アスティ  2024-09-12 21:56:34 ID:db0a5ad19

ふふ、おはよう。お酒の影響は…大丈夫そうかな?ちゃんと動けそうで安心したよ!
(完全に熟睡してるように見えたが、こちらの呼びかけに抵抗なくすんなり目を覚ました相方、パッと見前日のお酒の影響を引きずっているようには見えず、せっかくの祭りを存分に楽しめないという事態は避けられそうで安堵し。いつものスタイルにこちらも着替えるとキャスケットを被ると相方の方を見やり出発しようかと視線で合図を送り)

砂上船ってどんな感じなんだろうね?船は前に乗ったけど砂の上を進む船なんて想像もつかないよ
(出発の為に正面ゲートを目指しながら、巨大な甲殻類というのも勿論気になるが、作戦地点への移動に使われるという砂上船にまず関心を示し、未だ見ぬそれについて相方に話しを振って)

  • No.499 by ロズウェル  2024-09-13 00:31:58 

砂の海を走る船…。確かに想像もつかねぇなぁ。案外、魔法を動力にして動くとか不思議なものかもしれんねぇ。いずれにせよ船酔いがないといいなっ
(ペガサスにも乗ったことのあるアスティでも想像がつかない乗り物、そういうものに出会う旅の醍醐味に心が踊るのを感じて。集合場所への道すがら、ちらほら参加者と思しき冒険者のような装いの連中を目にすればふと昨日の二人組をなんとなく思い出し。あの時感じた唯ならぬ雰囲気、外部から参加する腕利きの類だろうと考えて)

お、そろそろ集合場所の正面ゲートかな
(それとなく集まった連中の顔ぶれをチラ見するも、どうやら自分が見知った顔はないようで)

  • No.500 by アスティ  2024-09-13 01:43:29 ID:db0a5ad19

船酔いは…あれはちょっと勘弁してほしいなぁ……と、見るからにそれっぽい人たちが集まってるし間違いは無さそう!
(初めて乗った船で味わった嫌な感覚、相方の言葉で思い出し渋い顔をしながらそう言葉を交わしていれば、やがてたどり着いたのは一際人で賑わう場所で。そこに集まっているのは見るからに冒険者たちであるのがわかり、大小様々な得物を手にした、見るからに力自慢な者や片や魔術などの搦め手を得意としそうな者など千差万別で。これだけの人数が集まって撃退に注力するほどの獲物とは果たして…と、ますます興味が膨らんできて)

『勇気ある冒険者諸君!よくぞ集まってくれた!私こそがこの蟹漁祭の主催にして最高責任者のダグラスである!まず、出発の前に蟹漁祭について知らない者も中にはおるだろう、そこで!私が蟹漁祭について直々に説明してくれよう、心して聞くが良い』
(やがてゲートの手前、そこに用意されたお立ち台、そこに金色の鎧に身を包んだやたら偉そうで不遜な態度の男が立ち蟹漁祭の概要を話し始めて。ダグラスと名乗った男の話の内容を要約すると、数年に一度周期で砂漠の国を何故か襲撃してくる巨大な甲殻類を国内の腕利きの猛者と外部から招いた冒険者たち総出で追い払うのがこの蟹漁祭であり、『漁』と銘打ちながらなんとこれまでの歴史の中でその巨大甲殻類について国に被害が出ないよう進行方向を変えさせるのが精一杯で過去に一度たりとも討伐には至っていないという事実が告げられて、そんなとてつもなく大掛かりな小競り合いこそがこの祭りの真相であるようで。祭りの歴史についてのご高説の後、続けて冒険者を何班かに分けて役割分担をして事に当たることを話す。まずは魔法に長けた者たちによって編成される足止め部隊、砂上船の大筒や弩砲による兵器を用いる援護射撃部隊、そして前線で適宜攻撃、陽動を行う前線部隊の大きく分けて三つがあると説明があり、それぞれの部隊の中でもいくつかの班に別れて波状攻撃を仕掛けることになっているようで)

  • No.501 by ロズウェル  2024-09-13 17:58:24 

へぇ…一回もやっつけたことないのかよ。アスティ、それなりに手強いかもしれねえ、気を抜かずにいこうぜ。…しっかし、偉そうなヤツだなっ…
(説明を聴きながら、男への失礼な感想は最後に小声で耳打ちするように相方に伝えて。自分たちの戦闘スタイルから役割は前線部隊への配属が濃厚だろうと考えながら、傭兵として旅をした数年前の出来事を少しだけ懐かしく思い出し集まった腕自慢達をそれとなく眺めて)

  • No.502 by アスティ  2024-09-13 20:44:53 ID:db0a5ad19

…こういう国を挙げての大規模作戦なんかでは分かりやすい旗印があった方が色々都合がいいんだよ
(男に対しあまりにも真っ直ぐ豪速球な感想を漏らす相方に苦笑しつつもその意見について否定はしないが、フォローらしいフォローを入れようとしない辺り、実質的に肯定しているも同義で。話しを聞いていればどうやら彼はこの国の騎士団長らしい、人間性はどうあれ人同士を団結させ率いるにはわかりやすくネームバリューのしっかりした人物の方がいいと、王宮にいた頃の自身の経験則から話し、例えそれが軽い神輿だとしても…とは思っても口にはせず肩を竦めて)

ねえ、ロゼはどこの部隊がいい?足止めは魔法が使えないといけないから、必然的に私たちは援護か前線にはなりそうだけど…
(やはり巨大甲殻類の強大さを聞き、怖気付いた者もいるようで足止め、もしくは援護部隊がいいかなぁ…といった声がちらほら。前線に関しては最も危険なため志願した勇気ある者のみが送り込まれるとのこと、なんとなく相方ならどちらを選ぶかはわかってはいるが一応意思確認して)

  • No.503 by ロズウェル  2024-09-13 22:34:36 

ん、そりゃ前線部隊だろー。どんなのが出てくるのか近くで見てみたいしな。アスティ、ヤバそうだったら逃げようぜ。
(あっけらかんとして前線部隊を希望しながら、きっとさっきの偉そうなヤツも前線部隊でその良く通る声を張り上げるのだろうなぁと想像して。しかしながら、自分はともかく今のアスティは一見か弱い天使の姿であり前線を志願するとしたら堕天使の姿を見せる必要があるのだろうか。周りの目など気にしないが、ふとその辺りがなんとなく気になって、ちらっとアスティの表情を読み取ろうとその顔を覗き)

  • No.504 by アスティ  2024-09-14 04:13:43 ID:db0a5ad19

そうだよね、そうでなくちゃこのお祭りに参加する意味がないもん。生存は第一に、でも存分に楽しもうね
(こちらの期待を裏切らない頼もしい相方の言葉に、自身も同様にこの祭りに参加すると決めた時点で後方に控えて援護なんて役目に甘んじて、メインのターゲットの迫力や雄大さを体感出来ないなんて白ける展開だけはごめんだと、共に最前線へ赴く覚悟もやる気もあることを一切の迷いもなく示すも、それはある程度の安全マージンを積んだ上での話し、最悪の場合は共に退却も選択肢の一つとして頭の片隅に置きながらそのことを忘れないようにしようとサムズアップをしてみせて)
ん、どうしたの?何か気になることでもある?
(相方の何か物言いたげな目線に気づくと、流石に視線のみで意図を読み取ることは困難で、不思議そうにキョトンとしたような表情でその顔を見上げ小首傾げては何か他に心配事や思うところがあるのか尋ねて)

  • No.505 by ロズウェル  2024-09-14 13:47:52 

あ、悪い悪い、少しぼーっとしてたよ。前線組はなかなか激しそうだからな、初っ端から飛ばして行くんだろう。きっとお前さんの戦いっぷりに皆んなビビるぜ。
(一人物思いにふけっていると相方の不思議そうな視線と声に現実に戻り。どうやらアスティも前線部隊としての参画に異論はない様子。そうと決まればさっそく辺りを見回し周囲の連中の様子を眺めつつ、志願すべくダグラスを見遣り不躾に声を上げて)

隊長さんよ、その前線舞台ってのに志願したいんだが。俺たち二人だ、何か必要な手続きとかあるのかい?

  • No.506 by アスティ  2024-09-14 14:27:42 ID:db0a5ad19

『なにぃ?非力な天使の娘を連れて前線だと?やれやれ、ピクニック気分では困るのだがな…まあ、良かろう。せいぜい私の威光に傷をつけんよう励むが良い。前線部隊志願者はあの船に乗り込み、待て』
(相方からの不躾な物言いに、ダグラスは目に見えて怪訝そうな顔でこちらを見やり。佇まいからして戦い慣れしており腕の立ちそうな相方はともかくとして、やはりパッと見では前線に立って戦えるようには見えない天使であるこちらを見ながら明らかに侮るような口調で言いつつ尊大な態度で、ゲートの外、砂上にある左右に水車のような外輪つきの船を指差し、乗り込み待つよう指示して)

…ロゼ、船乗ろっか。これだけの船が並ぶと壮観だね!
(ダグラスの態度に多少思うところはあったが、表には出さずに相方に乗船を促して。自分たちの乗る船の他にも大筒や弩砲が積まれた船が複数停泊しており、さしずめ砂上の大船団ともいうべき様相に声を弾ませて)

  • No.507 by ロズウェル  2024-09-14 18:52:49 

あぁん? …そうかい。それじゃ行くか。
(ダグラスの態度に思わず食ってかかろうとした矢先、大人な反応で何事もなかったようにスルーしたアスティの振る舞いに言葉を引っ込めて。開始早々に揉め事を起こすのはよろしくない、自身の浅はかさを反省し)

これだけ勇ましい連中が集まると、なんだか海賊か何かみてぇだなぁ。
(アスティが思わず声をあげるくらい壮大な眺め、改めてかなり大掛かりな作戦の一部として動いていることを認識させて)

  • No.508 by アスティ  2024-09-14 20:34:25 ID:db0a5ad19

ふふ、そうだね!こういう時はこう言うんだよね?野郎ども出航の準備だ帆を上げ、錨を上げろー!ヨーソロー!って
(確かに砂上か海上かの違いこそあれど、この光景はまさに物語などに描かれる海賊の大船団そのものだと瞳を輝かせ。こういった場面での船長と船員のお約束の掛け合いを再現して、楽しげにおどけてみせて)

『まさかお前たちも前線部隊志願とは…このような形でまた会うとは奇妙な縁だな』

「もう、マスターはいつも態度が重々し過ぎます!こんなんだから初対面の人に暗くて怖そうな人だって、警戒されちゃうんですからね」
(そんなやり取りをしていれば、続けて船に乗り込んで来たのは昨日のパーティ会場で顔を合わせた男女の冒険者コンビで、その二人を見た途端昨日の記憶が蘇り身構えそうになったその時、昨日は静かに側に控えて口数少なく大人しくしていた女性が、一転して騒がしくそう捲し立てるように男性の態度を咎めて)

  • No.509 by ロズウェル  2024-09-14 21:34:23 

(ヨーホー!と相方と海賊ごっこに興じていると、なにやら聞き覚えのある声に呼びかけられてそちらに目を向けて。昨夜、アスティを意味ありげに眺めていた長身の男とその従者と思われる女性。やや場の空気がピリついたかと思うと、良いタイミングで女性が発した言葉が緩衝材のようになり)

…おたくらも前線組かい。あぁ、少しの間よろしく頼むぜ。…。
(寡黙な男と対照的な従者の女性、長い銀髪とやや人工的な滑らかな肌。見れば関節の形状やその瞳から人を精巧に模造した人形の類だとこのとき初めて気がついて)

  • No.510 by アスティ  2024-09-14 22:02:38 ID:db0a5ad19

『ああ…よろしく頼む。俺はアルバス、この騒がしいのはソリスだ』

「騒がしいは余計ですよマスター。せっかくフォローしてあげたのに、失礼しちゃいますね。ぷんすか」
(アルバスと名乗った男は、自身の紹介のされ方が気に入らなかったようでまるで本当に感情のある人間のように憤慨するソリスに聞こえないふりをして適当にあしらいつつ握手を求めるよう手を差し出してきて)

私はアスティ、こっちは相棒のロゼだよ。よろしくね
(ソリスとのやり取りを見てすっかり毒気が抜かれてしまい、確かに今こうして対峙してみると、確かに彼女の言う通り最初のイメージに強く引っ張られ過ぎていただけなのかも、と思い直し。ともあれ今回は共闘関係にあるのだからと握手に応じてこちらも名乗り、相方をただの仲間ではなく相棒であると強調して紹介し)

  • No.511 by ロズウェル  2024-09-14 23:43:39 

(なんだか二人の夫婦漫才のようなやりとりを面白おかしく見ていると、昨日感じた不気味さは鳴りを潜めていて自身思い過ごしだったのかもしれないと感じ。そして旅の相棒として紹介されることにも違和感はなくアスティに続けて握手に応じて)

随分と手強い相手って話じゃねぇか。お互い上手いこと協力して蟹だか海老だかをとっちめてやろうぜ。…おたくも前線部隊ってわけだ。所謂、前衛的な戦いができる、という理解で間違いないかい?
(そういえばアスティと組んでから大掛かりなパーティ戦は未経験。アルバスとソリスがどのような戦闘スタイルなのか今のところ不明だが、同じ前線部隊として共闘する手前、自然と彼らのスタンスに興味を持って)

  • No.512 by アスティ  2024-09-15 00:18:43 ID:db0a5ad19

『まあな…得物はこいつだが近接戦闘の心得もある』

「マスターの武器は私の作った特別製なんです、こんな小さな弾ですが色々な効果のものが……」

『…あんまりベラベラ喋るな。戦いが始まれば嫌でもわかることだ』
(ロゼからの投げかけにロングコートの内の二丁の拳銃を見せるアルバス、武器の性質から中~遠距離特化かと思えば近接戦闘もこなせる旨を口にして、実際自ら進んで前線に出張ってくる以上はその言葉に一切の偽りがないのであろうことを示しており。どうやらただの拳銃ではなさそうなソレ、自分が作り上げたと豪語し、見た目には普通の銃弾のように見えるそれを手に能力の一端を得意げに語ろうとするソリスだがそれはアルバスにより制されてしまって)

なるほど、秘密って訳だね。あっ、そろそろ出発するみたい!
(一時的な協力関係にあるとは言え、同業者は今回のように味方になることもあれば商売敵となることもある、手の内を敢えて全部晒すメリットがないのは重々承知であるため、後はアルバスの言う通り実際に目で見て判断するのが良いだろうと納得して。やがて、他にも数十名の前線部隊志願者が乗り込んでくれば、全体に集まった人数からすれば明らかに少ないがこれで全員のようで出発の号令がかかり)

  • No.513 by ロズウェル  2024-09-15 10:51:45 

(なんだかこちらの思いつきのような質問により主人に窘められることとなったソリスを少し気の毒に思い、こちらの意図が通じるかどうかわからないが、悪戯を指摘された子供のような表情を浮かべて苦笑いしてソリスに小さく目配せして。剣を使う自分やアスティとはまた異なる戦闘スタイル、それもどうやらギミックがあるよう)

あぁ、確かにそうだな。実戦を楽しみにしているよ。ん、いよいよ出発かい。
(アスティに促され会話を打ち切ると、これから前線部隊として過酷な戦いを共にする顔ぶれを見遣り)

  • No.514 by アスティ  2024-09-15 12:04:07 ID:db0a5ad19

ロゼ、甲板へいこう!
(程なくして動き出した砂上船、周りの冒険者たちが戦前の独特の緊張感に包まれ重苦しい雰囲気漂う中、相方へと甲板からの景色が見てみたいなんて、緊張感のかけらもなくこの場の雰囲気にそぐわない発言しては袖をくいくいと引いて)

──一方その頃、大船団旗艦内部にて

『何ぃ!?ガイアシザーの動きがおかしいだと!?…いつもより侵攻ルートが違い凶暴化までしているとは…ええぃ…!やむを得ん、出撃は取り消し……って、前線部隊の船は既に出航した後ではないか!…これはマズいことになった…』
(観測隊より大船団旗艦の艦長であるダグラスに風雲急を告げる報告が入る。その内容は本作戦のターゲットである巨大な甲殻類ガイアシザーの挙動がおかしいというもので。このイレギュラーだらけの緊急事態の中で正式な戦闘訓練を受けている者の方が少ない冒険者たちがガイアシザーに接敵するのはあまりにも高リスクであり、出撃は取りやめにするべきとの声が周囲から上がりダグラスはその声に従い断腸の思いで祭りの中止を宣言するも、元々先遣隊として目標地点へと先に向かい後続部隊と合流することになっていた前線部隊を乗せた船は既に出航した後で。連絡手段すらないこの状況にダグラスは冷や汗を流し)

  • No.515 by ロズウェル  2024-09-15 19:30:21 

(相方に促され甲板に出ると陽光と風に一瞬目を細めるも、広大な砂漠を進む光景に圧倒され。アスティのキャスケットが飛ばされないように気をつけなと身振りで合図しながら、眼下の砂の海を眺め)

へへ、流石に砂漠だから魚はいねぇなぁ。…中央大陸に渡る前にこうして甲板から海を眺めたのがずいぶん昔のことに思えるよ。でかい魚がいたの、覚えてるか?…さぁて、今回の敵の巨大蟹をさがそうかね~
(相方に聞きたかったのは本当は魚ではなくそのやりとり。二人の過去を互いに知る前の関係を、何故だか懐かしく感じて尋ねるも今は前線部隊として作戦に参画中。あんまり感傷に浸ってるときではないと思い直し、本部の緊迫した状況など露知らず、手を額に当ててのんびりターゲットを探して)

  • No.516 by アスティ  2024-09-15 20:14:37 ID:db0a5ad19

覚えてるよ、それ見て出てきた感想が美味しそうなんて、食い意地張ってるみたいでなんだか今になって少し恥ずかしくなってきちゃうけど…思えば遠くまで…っ…!な、何…!?
(砂を掻き分けて進む船の速度は思っていた以上に速く、風に煽られ飛んでいきそうになるキャスケットを両手で慌てて押さえ相方に感謝の意を伝えるようにニッと悪戯っ子のような笑みを向けて、海で見た大きな魚、それを見た時に感じた感想まで明確に思い出すことが出来れば、食にそれなりに貪欲なのは誤魔化しようのない事実ではあるが、とはいえもう少し気の利いた感想は言えなかったものかとあの時の自分を省みて少し恥ずかしくなり、苦笑浮かべ目線遠くに向けて。不意に思い起こされた懐かしい記憶に少しばかり感傷的になりかけた思考は、辺り一帯に響く地響きにより中断させられれば少し離れた地点の砂の地面が大きく隆起していく様子を視認して)

…!あれがターゲットの……!…っ…すごい砂煙りで視界が…!
(砂の海から浮上してきたそれは、長い6本の足と一対の巨大な鎌のような形状をした長く鋭い鋏を持ち、全身を真っ赤な鉱石のようなものに覆われた全長は40m近くありそうな大きな蟹のような姿をした魔物で。鋏をドスドスと砂地に叩きつけてみせれば砂で周囲がまるで砂嵐のように巻き上がり、その激しさに思わず顔を背けて)

『いよいよお出ましか…だが、聞いていた話とは様子が違うようだが…?』

「そうですよね、明確な敵意を向けられない限りあまり攻撃性は高くないと聞いています」
(騒ぎを聞きつけた前線部隊の冒険者たちがゾロゾロと甲板に集まってきて、本作戦に向けて下調べは十分にしてきたらしいアルバスとソリスはガイアシザーの様子に違和感を覚えたようでそう漏らして)

  • No.517 by ロズウェル  2024-09-15 22:46:52 

…ッ! …あれかい。想像以上にでけぇな・・。
(砂の海から姿を現した巨体、想像を超えるその大きさにまず圧倒され。質量から想像される圧倒的な破壊力だけでもかなりのものだろうと、アレとの対峙を脳内でシミュレートしながら舌を巻き。その様子を冷静に観察し懸念点を話すアルバスとソリスのペア、その会話の内容がなんとなく聞こえて)

昼寝から起こされて怒り狂ってる…ってわけでもなさそうかい?
(アスティを含め3人に向かって軽口を叩きつつも、自慢の鋭い鋏でぶち抜く対象を求めるように砂の大地を突き刺す巨体を観察して)

  • No.518 by アスティ  2024-09-15 23:27:02 ID:db0a5ad19

『さてな…直接問いただしてみるか?生憎と魔物語はサッパリだがな…始めろ、ソリス』

「かしこまりました、マスター。物質の構成を完了…ファイア!」
(ロゼからの疑問、それに対する答えは持ち合わせてはいないようでアルバスは皮肉めいた物言いで小さく肩を竦めると、傍のソリスへと攻撃の指示を出して。それを受けてソリスは両手を広げ手のひらを真下へ向けて魔力を集中させると、自身を中心とした両翼にそれぞれ3門ずつ、魔力によって生成されたものとわかる淡い光を纏った固定式の大筒が生成され一斉射撃。それらは寸分狂わずガイアシザーへと着弾し怯ませて)

今のは魔道具…!でも、これでこっちの攻撃が全く通用しない訳じゃないのはわかったね、行こうロゼ!最初からとばしてていくよ!
(原理は不明だがソリスは瞬時に大筒型の魔道具を生成し、攻撃を試みたのだと理解して、魔力によって生成された大筒による攻撃は確かに効果が確認出来た、強大な敵だがキチンとダメージは通ることをこの目で確認し、大砲の直撃を受けた部位の赤い鉱石がボロボロ崩れているのがわかり。こちらも出し惜しみは無しだと堕天使の力を解放して、周囲の冒険者たちが堕天使という異質な存在にざわつくのを尻目に大鎌構えて船の甲板を飛び降りて)

  • No.519 by ロズウェル  2024-09-16 00:24:47 

(処理が自動化されたシステムのように無駄なく攻撃態勢を整え先制の攻撃魔法を放ったソリスに小さく口笛を吹いて、その流れるような動きを賞賛し)

あぁ、お互い油断すんなよッ
(ソリスの先制攻撃に触発されたように甲板から躍り出て攻撃対象へと突き進むアスティの後を追いながら、抜刀した刃に青白い炎を纏わせ。砂に足を取られる厄介な地形、それを鑑みて間合いを取ることを意識しながら、見上げるように巨体を眺め対象への距離を詰め)

  • No.520 by アスティ  2024-09-16 01:10:21 ID:db0a5ad19

ロゼ、あの巨体を支える脚にはかなりの重量がかかってるはずだから、攻め続ければチャンスを作れるかもしれない、連携して一本狙うよ!
(すぐに追いかけてきてくれた相方と足並みを揃えると、巨体ゆえに小回りが効かないであろうこと、そして甲殻類特有の細く長い足、あの中の一本でも傷を負わせることが出来れば転倒ないし、移動をかなり制限出来るのではないかと推測して横目で視線送りながらそう語りかけて)

『……援護してやる』

「お任せください」
(堕天使化したこちらの姿を見たアルバスは一瞬の沈黙の後、意図を汲んだように二丁の拳銃を構えるとガイアシザーの右側前方の脚へ向けて引き金を引き、光るワイヤーのようなものが放たれれば脚に突き刺さりそのまま身体ごと真っ直ぐ飛んでいき、張り付いてもう片方の拳銃で接射、小爆発を起こしその爆風で離脱して。そこに追い討ちをかけるようにソリスは大量のマスケット銃を生成、それらを一発撃っては放棄、撃っては放棄を繰り返し間髪入れず攻撃を繰り出すとガイアシザーは右前脚に集中するダメージに軽くよろめくような動作を見せて)

  • No.521 by ロズウェル  2024-09-16 20:51:46 

おお、任せとけっ!だが、アレの一撃をもらっちまうとタダじゃ済まなそうだな。
(桁違いの破壊力がありそうな鋏を警戒しながらアスティに促された対象の脚を見やると、その直後アルバスの急襲とそれを後方から支援するソリスの連携攻撃を目にし。他人の手柄に乗っかるような形となり少し癪だが、その銃撃が浴びせた火力に対象が僅かによろめいた好機を逃すわけはなく、ダメージが見える脚に青白い炎を纏った刃を叩き入れながら、相方の攻撃に備え即時に反応できるよう神経を集中させて)

  • No.522 by アスティ  2024-09-17 00:40:51 ID:db0a5ad19

ロゼ!私が気を引くから、一発大きいのお見舞いしちゃって!よろしくね!
(アルバスとソリスの連携攻撃によって害され、怒りを燃やすガイアシザーは足元付近の自分たちに敵意を向け鋏を振り翳してきて。そんな鋏による攻撃を引きつけるよう身体強化で高めた走力を以ってわざと真正面を横切るように移動して、かくしてこちらに意識を向けたガイアシザーは鋏を振り上げ攻撃を仕掛けてきて)
っ…ふ、『聖蝕・跳』!
(地面ごと抉るように横薙ぎで振り回される巨大な鋏。伸ばしたしなやかな触腕で地面叩きその弾みで上空へ飛び上がり回避を試みると下を通り過ぎる鋏の上に降り立ち、再び同じ方法を用いて触腕で鋏を叩き跳躍、ガイアシザーの顔がこちらを向いた瞬間に大きく広く広げた触腕で視界を覆って)

  • No.523 by ロズウェル  2024-09-17 21:38:35 

りょーかい。ちょいと連携が足りなかったな、頼んだぜ!
(アルバス、ソリスペアに対してスタンドプレーが目立つ自身の行動をやや詫びつつ、アスティの動きに注意を引かれたガイアシザーの目線を確認し。必要最小限の動作で音なく飛び上がり穿ち焔を構えると、火力を上げた青白い炎が力強く燃える。一瞬、敵の懐を一気に切りつけたい衝動に駆られるがその硬さは未知数である為、やはりダメージを与えている脚を完全に破壊し機動力を殺すのが先だと、狙いを定め刃を振り下ろし)

へへっ、焼いて食ったら何人分だろうな、これ
(叩き切った長い脚を見ながら、本体へのダメージと意図した機動力の低下の度合いを探るように眺め)

  • No.524 by アスティ  2024-09-17 22:06:32 ID:db0a5ad19

ナイス連携!祝勝会はカニパーティで決まりだね
(穿ち焔の炎を纏った斬撃を受けて燃え上がる脚、なんとも香ばしい香りが辺りに立ちこめると集中攻撃を受けた箇所がガイアシザーの体重を支え切れずにポッキリ折れて、支えの一部を失ったことで身体が右側に大きく傾いで。確実に大きなダメージを与え、機動力を奪ったのが視覚的にわかれば相方に向けてウインクしてそう軽口を叩いて)

(脚を一本奪った自分たちの戦果を見て、他の前線部隊も手柄を上げろとばかりに我先にとガイアシザーへ向けて突撃を開始して。しかし、その時折れたガイアシザーの脚の断面からこぼれ落ちた、身体の表面を覆う赤い鉱石と同じ色の体液が地面に着弾した瞬間大爆発を起こし、突撃を仕掛けた前線部隊の大半が一瞬で消し飛んで)

なっ……何が起こったの……!?

『迂闊だったな…手負いの獣ほど注意して当たらなければならん…狩りの鉄則だ』
(激しい爆炎と砂煙りの後に残ったのは爆風の外側にいて辛うじて息のある怪我人と、様子見のため下がった自分と相方、そしてアルバスとソリスのコンビのみで。爆発により大きく窪んだ砂地、一気に形勢逆転といった様相に驚愕する自身の傍らでアルバスは眼前の地獄のような光景を特になんの感慨もなさそうに見やりながら冷静にそう呟き)

  • No.525 by ロズウェル  2024-09-18 22:12:51 

なんだっ!?
(相方とほぼ同時に叫び、爆発の衝撃に不意を付かれしゃがみ込んで顔を伏せてながら衝撃の正体を探ると、どうやら自身が切断したガイアシザーの脚が爆発したよう。鼓膜はなんとか大丈夫、隣を見るとアスティも驚きはしているが無事なようで安堵し)

…あいつ、屁でもねぇって顔してやがる。大したもんだぜ。しかしどう攻める?迂闊な攻撃は爆発を誘発するな。本体を一気に叩いて息の根止めるしかねぇか。
(平然と状況を見定めるアルバスに気付いて。攻め方を独り言のように呟きながら、相方の見解を尋ね)

  • No.526 by アスティ  2024-09-19 02:59:56 ID:db0a5ad19

ちょっと待って、もしかしたらあの体液を使った攻撃手段を持っている可能性もあるから接近戦は無謀だよ。でも、確かに困ったことになったね…直接攻撃ならなんとかダメージを与えられそうってところでこの展開は……そういえばそろそろ後続の支援部隊が到着する頃のはずだけど…
(遠距離からの攻撃で傷を負わせ、接近戦にて強烈な一撃を加えることでようやく脚を一本奪えた。しかし、あの爆発する体液を見た後ではまた同じ手を使って攻めるのも、不用意に接近するのすら多大なリスクがあり、逸る気持ちに理解を示しつつも相方を制止して。かと言って遠距離攻撃のみでも決定打にはならなそうなのは先程のソリスによる重火器による一斉砲撃に対するリアクションが証明しており、なるほど確かにこれでは討伐は困難な訳だと納得し。せめて援護をしてくれる後詰めの部隊が来てくれないことには勝ち筋を見出すのは中々に困難を極めそうで、思い出したように言及して)

「…先程からずっと見ていますが、それらしい姿は一切見えないですね」
(遠眼鏡型の魔道具手にして覗き込み自分たちが先程やってきた方向を見つつソリスは、本来ならこちらへとっくに向かっているはずの後続部隊らしき船影は見えないと、あるいは自分たち前線部隊は孤立無援の窮地に陥っている可能性を示唆して。そうしている間にガイアシザーはこちらをターゲットとみなし、脚を一本失ったことで緩慢な動作ながらこちらへと迫ってきていて)
……腹を括るしかないみたいだね、このまま船を破壊されたらどの道、砂漠のど真ん中に取り残された私たちに生きる道はない……討伐は無理でもせめて追い払う。ロゼ…生きるも死ぬも一緒だよ…!
(船はかなり長い距離を航行してきたため、既に砂漠の国からは大きく離れていることが容易に想像できて、もしガイアシザーにこれ以上暴れさせて帰りの足を無くすことになれば、食料や水分も必要最低限しか用意していない以上、どの道砂漠の真ん中で野垂れ死にするのは必定で。それならば危険を承知で戦う他ないと、相方へ向けて決死の覚悟でそう口にして)

  • No.527 by ロズウェル  2024-09-19 21:58:51 

あぁ、確かに爆死も野垂れ死にもゴメンだぜ。生憎まだ俺たちを葬り去るつもりのようだが、戦意を喪失させるくらいのダメージを与えてやる他なさそうだな。

(脚一本失ったくらいではどうということはなさそう、痛みに鈍感な生物なのかもしれない。しかしながら、むやみに接近戦を挑むのは飛んで火にいるなんとやらになりかねないのも事実。残った戦力である自身と相方、そしてアルバスとソリスのペアでなんとかする他ない)

おっさん、状況は見ての通りだ。お互いここでくたばるつもりはないだろ?…少しばかり協業といこうぜ。
(先ほどの短い戦闘できっとこちらの特性は十分把握しているだろうと、自身の得物である刀に再び青白い炎を浮かべて。即席の安っぽいチームプレーを狙うのではなく、互いのスタンドプレーが作り出す効果を最大限に利用しようと持ちかけて)

  • No.528 by アスティ  2024-09-19 22:51:07 ID:db0a5ad19

『是非も無い、か…ソリス、お前は残る魔力を次の一発に全て注ぎ込め』

「承知しました、マスター。後のことはお任せします」
(選択肢は無いのだろうとロゼの言葉に一つため息をついたアルバスはソリスにそう言い含めてから二丁拳銃構え、砂地をものともせずまるで接地面が砂の影響を受けずまるで浮いているかのような足取りでガイアシザーへと距離を詰めていき。するとガイアシザーは外敵を追い払おうと身体を震わせ、自らを覆う赤い鉱石を振り払うように周囲にばら撒き始めて。それらは地面に着弾すると赤みをより増していき時間差で爆発を起こして。その爆発の間を縫うようにアルバスは駆け抜けていき)

ロゼ、私たちも続くよ!さっきから見ていて気がついたんだけど、あの蟹は凶暴だけど一度敵視した存在がいるとそれ以外は目に入らなくなる質みたい、そこを突こう!
(戦いながら観察していて気付いたあの蟹の欠点、頭に血がのぼりやすい質なのか一度ターゲットを決めると執拗にその相手だけを狙い続け、状況判断能力も高くなさそうなのを感じ取り。そういった欠点を補うため周辺を無差別に爆破する能力を持っているのだろうと分析し、その見立て通り既にこちらには目もくれず砂の上を駆けるアルバスへ執拗に鋏を突き立てようとしていて狙うは死角だと相方へと伝えて)
私たちも一発大きいのかましちゃうよ『聖蝕・筒』!ロゼっ……!
(アルバスが稼いだ時間、そこに叩き込むのは二人の合わせ技だと相方へと合図を送り、自身は触腕を操り細く長い内側にうねりのある筒を作り出して。すると遮る物のない砂漠を吹く強い風はその筒の内側を渦巻くように吹き抜けていき、その風下にいるはガイアシザー。即席の巨大なガスバーナー、空洞を吹き抜ける風は炎の勢いをより強め対象を焼き尽くすことだろう)

  • No.529 by ロズウェル  2024-09-20 08:14:57 

(細かい段取りを相談することもなくこちらの意図を理解し行動に移すアルバスとソリス、囮となり砂の上を駆ける彼を串刺しにしようと巨大な鋏が幾度となく振り下ろされるもその速さを捉えきれないそれは虚しく砂に埋まり。アスティに促されこちらも臨戦体制に入りと刀を構え直して)

あぁ、こっちも負けてられねぇな。行くぜっ!
(火薬のような爆撃を操るガイアシザーに火力にものを言わせた攻撃がどの程度有効かわからないが、やるっきゃないと腹を括り。穿ち焔を受け継いでから初めて全力を注ぎ込んだ浄化の炎が燃え盛り、それはアスティが起こした風の酸素を得てさらに勢いを増す。アルバスを突き殺そうと躍起になるガイアシザーの斜めから一気に距離を詰め、硬質な殻をバターのように切り裂くことだけをイメージし刃を薙ぎ払って)

  • No.530 by アスティ  2024-09-20 11:45:04 

『ここまでの火力とはな…俺まで焼く気か…』
(渦巻く風に煽られ燃え上がる炎は火炎の渦のようになりその威力をそのまま乗せた斬撃がガイアシザーを襲い、得物の大きさからは考えもつかない程のその驚くべき火炎の勢いと熱気にアルバスは僅かに目を見開くと距離をとって)
「錬成完了…ありったけ打ち込みます…!」
(炎に包まれ悲鳴あげるガイアシザー、それに対して照準向けるは一撃に心血を注ぐべしと機を窺っていたソリスで。15メートルほどの長さはあろうかという、先端に返しのついた矢の装填された弩砲に自ら乗り込み狙いを澄ませて放ち、それはガイアシザーの本体上部に突き刺さり、その上矢には火薬が内蔵されていたらしく発破するという徹底ぶりで)

やった…!流石にここまですれば……!?嘘……っ……

「マスター…こんな時ですがすみません…休眠モードに入ります……」

『…どうやら年貢の納め時のようだな…』
(爆炎に呑まれ姿が見えなくなったガイアシザー、出し惜しみ無しのこのパーティにおける最大火力を叩き込み、確かな手応えもあった。討伐は厳しくともこれ以上こちらを追撃する余力はもうないはず、そんな考えを嘲笑うかのように晴れていく煙の中に煌々と黄色い光が輝き、それが怒りに燃えるガイアシザーの眼光であるのがわかり、動きは鈍るどころか速度が上がっているようにも見えて、どうやら向こうはこれからが本領発揮といったところ、加えてアルバスとソリスペアもソリスの機能停止により戦力は激減しており、相方も穿ち焔の最大火力を放ったばかりとあって、いよいよもって打つ手なしの状況に追い込まれて)

  • No.531 by ロズウェル  2024-09-21 11:30:46 

おいおい、マジかよ。なんつーカニだ。
(軽口を叩きながらも状況は最悪、このまま真っ向からやりあっても叩き潰されるのが関の山。そもそも相手の硬い殻に致命傷を与えられる術がなくなっている以上、正攻法での戦いは成り立たない)

アスティ、一旦退く他ないと思うが何か策はあるか?
(砂上船にちらりと目をやるも、少なくとも自身は操縦の仕方などまったくわからず。壊滅的な打撃を受けた前線部隊に果たしてそれを動かせるのだろうかという懸念はあり、退くにしてもそのフィジビリティには懐疑的で)

  • No.532 by アスティ  2024-09-21 13:24:02 ID:db0a5ad19

っ……悔しいけどここは引こう……
(何もかもがうまく行くわけじゃない、当然わかっているつもりでいたが、それでもここまでの長い旅路の中で相方と共にどんな困難も乗り越えてきて、きっと今回も…という思いもあって。それ故に味方が到着しないという想定外の事態にあり本来なら大規模作戦で追い払うのがやっとの敵であったとはいえ、万策尽きて退却する他ない状況にまで追い詰められた現実に悔しそうに歯噛みして撤退の判断をして)

『……!これは……っ、伏せろ!死にたくなければな』

な、何を…!
(船をこの人員で動かせるかはわからない、しかしなんとかするしかないと船に乗り込もうとするこちらに向けて何やら切羽詰まった様子で警告を送るアルバスに何事かと思い動揺しつつ、言う通りにして身体を砂地に伏せて)

あれは…歪み…!?
(身体を伏せたまま上を見れば空がヴンッと音を立てて丸くその空間だけが切り取られたように真っ黒な空間が広がる。まるで空にもう一つ真っ黒な太陽が現れたような光景。所持する歪みを検知する水晶が激しく輝き、あれが巨大な歪みであると理解すると同時に、真っ黒な歪みから大規模な魔術を思わせる紫色の魔法陣が展開されその中心から金色をした表面に見慣れぬ淡く輝く紫色の文字が刻まれた先端の尖った杭のようなものが暴れるガイアシザーへと発射され。そしてそれがガイアシザーのすぐ真上に到達した瞬間、それは金色の閃光を放ってガイアシザーの全身を丸ごと飲み込むほどの大規模な爆発を起こし、離れた場所にいるこちらまで激しい熱風が襲ってくれば身体を伏せたまま耐え忍んで。やがて晴れる砂埃、刮目して爆心地見やればそこに居たはずのガイアシザーの姿は跡形もなく砂地がその地点のみ深穴のように大きく深く抉れてしまっていて)

  • No.533 by ロズウェル  2024-09-21 18:52:48 

な、なんだよアレ!?
(珍しく少しだけ声を荒げたアルバスの様子に気づかないくらい眼前に現れた真っ黒い歪みに驚愕すると、その歪みから放たれる閃光と爆炎に息を呑み。底が見えないほど深く大地を抉った破壊力に背筋が冷え)

アルバス、あんた今のが何なのか知ってるのか…?
(爆音で膜が張ったみたいにおかしくなった聴覚がようやく元に戻ってきて。アスティもどうやら無事な様子を確認すると、少しだけ冷静になった思考が先ほどアルバスが発した言葉を思い出し浮かんだ疑問を素直に口にして)

  • No.534 by アスティ  2024-09-21 21:13:21 ID:db0a5ad19

『災禍の楔…俺はアレをそう呼んでいる…7年前、あの異常な量の魔力を内包した光によって俺の故郷は…』
(投げかけられた問いに正式な名称は知らないながらも、便宜上の呼称を口にして。それが純然たる膨大な魔力の集合体であり、人の居住地を一つ丸々破壊するほどの規模の破壊力を内包したものであるということを示唆するように7年前にアルバス自身の故郷を襲った悲劇を憎々しげに語り、拳を強く握って)
『同様にアレの被害を受けた地域は非公式ながら何例か確認されている…ギルドの連中も嗅ぎ回っているが尻尾を掴めずにいるようだな。だが、ロズウェル…貴様には面白いことを教えてやる…アレに刻まれた文字は…"聖呪語"堕天使共が禁術を行使する時に用いる言語だ』
(話しながらロゼへ向けて一歩、また一歩と歩み寄るアルバス、すれ違いざまにまるで彼が何者であるか全て知っているかのような口ぶりで一つの事実を口にして、同時に彼の相方でもある少し離れた場所で身体の砂を払うアスティの方を一瞥してから感情の見通せない暗く濁った目を向けて)

ロゼ……?
(なにやら少し離れた場所でアルバスと話し込む相方、少し近寄り難い雰囲気をアルバスから感じてすぐには声をかけず身体の砂を払ったりするフリをしながら様子を窺っていたが、次第に雰囲気が重苦しいものになっていけば耐えかねて相方の袖を引いて声をかけて)

  • No.535 by ロズウェル  2024-09-22 00:36:17 

災禍の…楔…
(アルバスが語った彼の故郷を奪った出来事に共鳴するかのように自身の過去が脳裏をよぎり心臓が早鐘を打って。そして呟かれた"堕天使"という単語に驚愕しながら彼の底の知れない瞳を呆然と眺めて)

…アルバス、お前…。
(相方との旅路で知った二人の堕天使に纏わる出来事、それを知るのは当人たちと自分だけだと錯覚していたのだと、眼前の男の意味深な口ぶりからそう気付かされて。深みに嵌りかけた思考を引っ張ってくれたのは、アスティに袖を引かれる弱弱しい感触。はっとして彼女の不安げな表情を見やり)

アスティ、どうやらカニの餌になるのだけは避けられたらしいぜ。…色々と話したいこともあるが、まずは生還が先だな。俺たちで船を動かすか救助を待つか、二つの線で考えながら何とかしようぜ

  • No.536 by アスティ  2024-09-22 01:07:01 ID:db0a5ad19

そうだよね、砂の上じゃ流石に漕いで……っていうのは無理だしどうすればいいかなー?
(こちらを振り返った相方の表情は若干のぎこちなさはあったものの概ねいつも通りで、安心感からこちらも表情を綻ばせて。相方と神妙な表情で言葉を交わしていたアルバスのことは気がかりだったが、当の彼はといえば既にこちらには関心を無くした様子で先程の爆発でまきあがった砂に埋もれた機能停止状態のソリスの首根っこを掴み引っ張り上げているのが見えて。再び相方の方へと目線戻すと帰る手段について話し合い、船とはいえ水上ではないため以前のように漕いで進むのは無理か、なんてことを口にしながら意見を交わし)

うーん…このまま待つ他なさそうだね……あっ、見て!あれってもしかして、あの騎士団長の乗ってた船じゃない!?
(ああでもない、こうでもないと言葉を交わししばらく時が経つもこれといった名案が浮かばず、一応アルバスにも投げかけてみるも『コイツが目を覚ますまで待て』の一言のみで。どうやらソリスならなんとかなる見立てはあるようだがそれ以外の打つ手はないようで、いつ目覚めるかなど具体的な言及はなかったがこのまま待つしかないかと思い、何気なく周辺に何もない砂漠の風景眺めていると遠目に何かが砂煙りを上げながらこちらへと向かってくるのが見えて、それが大船団の中央にあった一番立派な作りの砂上船、旗艦であることに気づき)

  • No.537 by ロズウェル  2024-09-22 22:33:05 

中央大陸目指して二人してオールを漕いだのがなんだか随分昔に感じられるなぁ。…ん、あの偉そうなヤツの船かい。
(アスティと話していると少しばかり毛羽立った心が幾分マシになっていくのを感じて。それに輪をかけて子猫のように主人に引っ掴まれるソリスの様子を見て笑っていると、アスティに促されこちらに向かってくる遠くの砂煙を認識して)

おぉーいッ、ここだ~!…すっかり忘れてたが、援軍が全然来なかったな。クソ、あの偉そうな隊長にたっぷり高い酒を振舞ってもらうように文句言ってやるぜ。
(自身が大きく見えるように目一杯身体を伸ばして手を大きく振って。ほぼ壊滅状態となってしまった前線部隊だが、それ相応の報酬の類を受け取らねばと企み)

  • No.538 by アスティ  2024-09-23 00:01:43 ID:db0a5ad19

『おお…よくぞ無事であったな、それでガイアシザーはどこへ行ったのだ?』
(一直線にこちらへとやってきた船が停泊し、スロープより降りてきたダグラスは相変わらず胸を張り偉そうにしながらも、無事に生き残りがいた事を喜び。ガイアシザーの姿形も見えない事に疑問を感じたようで遠くを見渡すように視界を巡らせていて)
討伐されたよ、やったのは私たちじゃないけどね…そんな事より、どうして援軍が滞ったのかの説明が欲しいかな。おかげで生き残りは私たちだけ…事と次第によっては…
『す、すまなかったと思っている…!仕方が無かったのだ、出発前にガイアシザーが異常に活性化しているという報告が入ってやむを得ずだな…』
(不本意な決着ではあったがガイアシザーの討伐は成ったという事実に変わりはなく、それをありのまま伝えると瞳をスッと細めてここに生き残った全員の気持ちを代弁するように毅然とした態度でダグラスを問い詰めて。するとダグラスは思い切り狼狽えながら後続部隊の出撃が遅れた理由を答え、バツが悪そうに目を逸らして)

「なるほどな…恐らくガイアシザーはアレが自身に向けられていることを既に察知し、それ故に凶暴化した…あれは怯えからくる防衛行動だ」
(ダグラスの話しの内容と目の前で起きた出来事、アルバスはそこから総合的に判断して一つの推論を口にすると、得心がいったようでそのままひと足先に船へと乗り込んでいって)

  • No.539 by ロズウェル  2024-09-24 00:52:17 

よくぞ無事でって…こっちはほんと死ぬかと思ったぜまったく。
(アスティに問い詰められ漏らした言葉尻から、ガイアシザーの不穏な動きを認識しながらも前線部隊をぶつけたのだと理解して。思うところはあるがその辺りも含めて自己責任なイベントだと思うことにして。アルバスが話した閃光と堕天使の下りについては気になるところだが、今は相方共々無事にこのトラブルを乗り越えられたことに安堵して)

アスティ、俺たちもとりあえず船乗ろうぜ。…戻ったらたっぷり報酬の話をふっかけても良いかもしれねぇなぁ。
(やや下卑た笑みを浮かべながら、相方を促しアルバスに続いてスロープへと進み)

  • No.540 by アスティ  2024-09-24 05:13:10 ID:db0a5ad19

うんうん、なんと言っても王国の騎士団長様だしね、沢山せしめちゃおう。結果はどうあれ今回は私たちの手柄だもん、正当な報酬の支払いが無かったとあっては国の沽券に関わる大問題だよ
(今回ばかりは擁護のしようもなく、そもそも人格者とはとても呼べないダグラスの小物っぽさすら覚える言い訳の数々は流石に腹に据えかねているようで相方の言う通りしっかり貰うものはもらってやろうと、こちらもイタズラっぽく笑い小さく肩竦めると皮肉たっぷりな言葉を並べ立てて)
まあ…ロゼも私も、現物よりは大宴会とかの方が、結局楽しいし嬉しいっていうのはあるけどね
(しっかり責任はとらせてやろうという私怨混じりの思考はありつつも、なんだかんだ自分たちは期せずして支援を受けながらの旅となっており、資金源にそこまで困っていないのも事実で、基本的にお祭り騒ぎが好き…と、くれば国を挙げての大宴会を期待しようかなんてノリ良く上機嫌にそう話して片目閉じて)

…そういえば…例の歪みについてはちゃんと報告をあげておいた方がよさそうだよね
(半分本気、半分冗談で相方と共にまたも大きな困難を潜り抜けた喜びを分かち合うその一方、頭の片隅にはちゃんと先程見た真っ暗な空間の広がる歪みに関連する情報はその情報を欲している人物へと抜かりなく届けようと相方にだけ聞こえるよう小声でそうヒソヒソ話しかけ)

  • No.541 by ロズウェル  2024-09-24 23:49:38 

おお、いいねぇ。ガイアシザー討伐祝いってことで、またパーッと飲み食いしたいぜ。…まぁ、厳密にはやっつけたのは俺たちじゃないけどな。。

ん、そうだな。きっとガリオスのおっさんもこの件に対しては、いろいろとありそうだしなぁ。ギルド経由で報告を上げる感じかい?
(すっかり忘れていた、とまでは言わないが、アスティに小声で話し掛けられてふとガリオスの顔を思い浮かべて。この目で確かに見た空間の歪み、そしてアルバスが語った事柄をどこまで盛り込むかは、別途アスティに相談しようと考えて)

よし、大体生き残りは乗船したな。怪我人もいるんだ、そろそろ船を出してくれよ、ダグラスさんよぉ!
(参加の時と同じように、再び不躾にダグラスに声を掛けて)

  • No.542 by アスティ  2024-09-25 04:34:04 ID:db0a5ad19

(相方によるトゲのある物言いに、ダグラスは見るからに顔を真っ赤にして怒りに打ち震えていて。しかし、実際今回の祭りはガイアシザーの討伐が成ったという一点を除けば類を見ない程の犠牲者を出し、あわや前線部隊全滅という事態に陥り、とても成功とは言えない結果に終わっていて。その責を彼はこれから問われることになるだろう、そんな状況で更にトラブルの種を蒔くべきではないと考えるだけの頭はあるようで、悔しそうにしながら黙って渋々船を出航させて)

うん、そのつもりだよ。ギルドに報告書を提出すれば良いって話だったよね…とりあえず、例の歪みの件だけはちゃんと伝えておこうかなって
(動き出した船の船室、相方からの問いかけに答えながら羊皮紙とペンを荷物から取り出して早速報告書の記入を始めて。元は王族、それも第一王女ということもあってこういった執務の類いには慣れっこでサラサラと軽快にペンを走らせ。歪みの件だけという言葉には、それ以外の原因や由来の不確かな物については今回の報告では触れないことを言外に示しており、それを証明するように書かれている内容は観測地点、時間帯、形状やサイズなどの客観的に見ても疑問を呈しようがない確定した情報のみで、そこから現れた謎の兵器やそれによって超大型の魔物が跡形もなく消し飛んだなどといったことには一切触れておらず)
…それよりもロゼは身体はなんともないの?今回は結構ソレ使ったよね
(そう言えば、と手元の羊皮紙から顔を上げて思い出したように彼の腰の得物とその顔を交互に見比べながら問いかけ。今回は様子見や出し惜しみはほぼ無しで、内側に込められた浄化の炎の力を最大限行使していた様子は自身もよく見ていたため、身体の方に何か悪い影響が出ていないかを案じて。むしろあれだけの力を扱ってそれでいてなんともないということであれば、自身の力の残滓と彼自身の相性が特別良く、適合した結果最適化されているのではないかと憶測混じりに感じていて)

  • No.543 by ロズウェル  2024-09-25 22:23:22 

へぇ、慣れたもんだなぁ。
(報告書をまとめるアスティのこなれた様子に関心し、思わず声を上げて。ちらりと見えるその内容は事実をベースに憶測や不確定要素を排除したシンプルなもの。なるほど、と納得し報告書のまとめはアスティに任せて)

ん、そうだな、確かに全身的な疲労というか、そういった類のものは感じるよ。それでもだいぶこなれてきたというか。あとはもう少し効率良くコイツを使えるよう、実戦あるのみかな。
(何度かの実戦を経て少しずつ身体の一部のようになってきた穿ち焔。それでも、一流のバイオリン奏者が弓の先端まで腕の延長のように操るようにはいかず)

さぁて、この祝勝会が終わったらいよいよ砂漠の国ともお別れか。次はそろそろ涼しいところに行きたいなぁ。
(ガリオスの依頼を受けている身ではあるが、まるで気まま旅を地で行くような言葉を発して)

  • No.544 by アスティ  2024-09-25 23:27:54 ID:db0a5ad19

あれだけの火力を引き出してそれだけで済んでるのは凄いことだよ、当時の私でもあれだけの力を問題なく出せるようになるまでは修行を何度もさせられたしね…ロゼも案外自覚が無いだけで私に近い素質を持っているのかも…それか基礎体力がものすごいか
(疲労感はあるというその言葉に嘘はなさそうだが、表面上はそうは見えないのを見るに、そこまで肉体に大きな影響が及んでいないのは間違いなさそうで。仮にもガイアシザークラスの魔物にダメージを与える程の大火力、それを放って表面上でも平然と振る舞える人間がこの世に何人いるだろうと考えた時に、彼自身武技一辺倒で学んで来なかっただけで何かしらの特別な素質を持ち合わせているのではないかとそんな仮説を立てるが、単純に持ち前の体力でゴリ押している可能性も考えられる為判断に困るところで)

そうだね、砂はもうこりごりだけど…国自体はいいところだったし居心地も良かったから少し名残惜しいね。涼しい場所っていうと…そういえば、ちょっと面白い話しを聞いたんだけど…この砂漠から南下した先に高い木々に覆われた大森林があるんだって、そこには陽の光が全く届かない明けない夜の国があるって話だよ
(思えば砂まみれになった思い出ばかりだったが、その中にもなんだかんだで沢山の楽しい思い出があり、国自体もとても素敵な場所であった。そこを離れることに一抹の寂しさ覚えつつも次の旅の行き先について考える上で一つの案としてとある変わった国について語り)
名前は不穏な感じだけど別に怖い魔族が住んでるとかそういう感じじゃなくて、驚いた事にドワーフとエルフが生活圏を共にして独自の文化を築いてるんだって
(名前だけ聞けばいかにも陰鬱で不穏な場所を想像してしまいそうだが、実際にはそういった後ろ暗い事情とは無縁であり内情も明らかになっているちゃんとした国らしいと言葉を続けた上で、不仲であることが当たり前とされる二つの種族が手を取り合って暮らす国であることを興味深そうに話して)

  • No.545 by ロズウェル  2024-09-26 00:10:03 

ま、飯食って酒飲んで寝れば疲労なんてあっという間に吹っ飛ぶだろうよ。
そうだな、なんだかんだで過ごしやすくて良いとこだったよなぁ。…店の食べ物は少し独自なのもあったけどな。

へぇ、ドワーフとエルフがねぇ。なかなか面白そうだし、次はそこに行ってみようぜ!昼間も暗いっつーと、朝から酒飲んでも良さそうだな、へへへ
(陽光を遮る森の中の常闇の国、というとひどく陰鬱な想像をしてしまうがどうやらそうではないよう。本来相性が悪いことが多いそれらの種族が共生しているというくらいだからきっと旅のよそ者、それも人や天使という異種族にも友好的な気がして何やら楽しそうな旅の予感に明るく賛同して)

  • No.546 by アスティ  2024-09-26 01:28:56 ID:db0a5ad19

ふふ、そうだね!ドワーフ謹製のお酒も楽しめるかもしれないし、楽しみだね
(合法的に昼間から飲んだくれることができるなんて、なんとも相方らしい着眼点にクスクスと可笑しそうに笑いながら賛同して、手先が器用でもの作りに長けたドワーフの酒造技術についてはそれなりに広く知られており、酒を嗜む者なら一度は楽しんでみたい逸品に出会える可能性があるとくれば、酒好きの相方でなくとも期待に胸が膨らんで)

(やがて船は砂漠の国のゲートへと到着し、外では後続部隊として祭りへと参加予定だった冒険者たちが出迎えて。その人混みの一番前に立つ威厳を感じさせる高貴な身なりをした初老の男性が前に進み出ると、船から真っ先に降りようとスロープを歩くダグラスを睨みつけて)
「ダグラス、これはどうした事だ?」

『へ、陛下!?何故このような場所へ…!?』

「先に質問をしているのはワシの方だ。まあよい、弁明があるなら後でじっくり聞かせてもらうとしよう…連れていけ」
(男性を見た途端スロープより危うく転落しそうになるほどの勢いで狼狽えるダグラス、その態度と発言から国王が直々にここまで出張ってきたのだということがわかり、とんでもない不祥事を起こした自覚があるダグラスは顔が真っ青になっていて。そんなダグラスへと冷やかな言葉と目線をなげかけた国王は側に控える兵士たちに命じて彼を連行して)

「勇敢なる戦士たちよ、ワシは国王アンドルフ。大方の事情はここに残った者たちより聞いた、此の度は我が配下の失態により其方らを危険に晒し、心より申し訳なく思う…よくぞ生きて戻ってくれた。ダグラスには然るべき処分を下す、ガイアシザー討伐の褒賞も用意しよう、ここはワシに免じてどうか怒りを抑えて欲しい」
(連行されるダグラスのことなど一切気にも留めず、生き残った前線部隊の前に立つ国王アンドルフは、一国の王でありながら自らの部下の失態を恥じ、その責を一身に背負い、冒険者に過ぎない自分たちに向けて頭を深く下げて謝罪をして。ダグラスの上に立つ者とはとても思えない心意気を示したその姿に不満をこぼす者はこの場には誰もおらず、後日恩賞も兼ねた大規模な酒宴が開催される運びとなって)

  • No.547 by ロズウェル  2024-09-26 22:00:44 

ほーん…、国王様はしっかりしてるんだなぁ。ま、こんな厳しい環境でまともな国として栄えているんだし、当然といえば当然かねぇ
(見ていて少しだけ気の毒になるほどダグラスとの格の違いを見せつける国王アンドルフの毅然とした立ち振る舞いの関心し、やや無礼とも取れるストレートな感想を呟き)

さぁて、盛大な宴を楽しみにしつつこの国を出る準備をぼちぼちしようかね。
(しばし世話になった宿を目指しながら、宴までの過ごし方を考えて。僅かばかり心を通わせたアイツら(駱駝)に、餞別の品として質の良い干草を食わせてやろうと妄想して)

  • No.548 by アスティ  2024-09-26 22:50:08 ID:db0a5ad19

それじゃあ私は国を出る前にいくつか気になった魔道具を買っておこうかな
(この国でやり残したことや後悔するようなことはないようにと改めて考えを巡らせば、旅の必需品というほどのものではないがいくつか旅先で役に立ちそうであったり、冒険を豊かにしてくれそうなものなど、いくつか自分で目星をつけていた品を国を出る前に購入しておこうと、こちらはこちらで思った事を口にして)

(そして、互いに思い思いに、新たな旅立ちに向けた準備をしつつこの国で過ごす最後の時間を堪能すれば、滞在の最終日として定めた日の前夜に王宮で開催される蟹漁祭の参加者たちを労う盛大な酒宴に参加して)
『そなたらが、前線部隊の主要メンバーとして、かのガイアシザーと戦ったのだろう?大したものだ、このまま我が国の将として国防の要地を任せたいほどだ』
お褒めに預かり光栄です。ですが私たちは根無し草、気ままな旅を続ける方が性に合ってますので。…ね、ロゼ?
(前線部隊でほぼ無傷で生還した自分たちへ向けてアンドルフからの最大級の賛辞、国防の要などという大それた役目を任せたいと、まるで英雄扱いかの如く評価に対して恭しくお辞儀をすると畏まりつつも丁重にお断りし。既に飲酒が進んでそれなりに出来上がっている様子の隣の相方の方を見てニッと笑い。そういえばと思い周囲見渡せばガイアシザー戦で自分たちと共に戦果を挙げ、アンドルフが自分たちに対するのと同じぐらい関心を示しそうなアルバス&ソリスのペアはこの酒宴の席には確認出来ず)

  • No.549 by ロズウェル  2024-09-27 00:15:04 

へへ、相棒の言うとおり俺たちはどこかに腰を落ち着けたらきっと退屈しちまうんでね。でもこの国は気に入ったよ、またいつか立ち寄れたらいいなと思ってるよ。
(賛辞を受けあくまで自然体で返答し、アスティとそれとなく視線を合わせて。きっと自分が慣れない畏まった振る舞いをしたところで、眼前の老人にはその滑稽な付け焼刃は全く持って意味を成さないだろうと苦笑し。アルバスとソリスの姿が見えないことに少しばかり違和感を得たが、和やかに進む酒席に興じ次第にその思いは薄れていって)

…さてと、そろそろお暇しようかね。アスティ、大丈夫そうかい?
(気付けばだいぶ長いこと話し込み、酒も進んで。そろそろ頃合かというところで念のためアスティに尋ね)

  • No.550 by アスティ  2024-09-27 00:35:29 ID:db0a5ad19

『待て。明日、この国を発つのだろう?ならば砂の海の外まで我が国の船で送り届けさせてもらおう。勇気ある友の旅立ち、せめてそれぐらいはさせてもらえないか?』
…だって、ロゼどうする?
(宴もたけなわ、暇を告げる相方の言葉に乗じて返事をするよりも先に口を挟んできたのはアンドルフで。彼には言葉を交わす中で次の目的地や出発が明日である事を伝えてあったため、そんな自分たちのため最後に砂上船にて砂漠の外までの送迎を申し出てきて、正直こちらとしては再び砂漠を長い距離移動せずに済むため文字通り渡りに船な提案であるが、念の為相方にも意見を求めるように振り返って尋ねて)

  • No.551 by ロズウェル  2024-09-27 18:22:18 

おお、助かるねぇ。アスティ、お言葉甘えて送ってもらうことにしようぜ!駱駝を使うよりだいぶ短い時間で砂漠を抜けられそうだ。
(宴会からの送りなんて至れり尽くせりだが、ガイアシザー討伐では命を掛けて戦い生還したのだからそれくらいの礼は受けてもよいのかもしれないと、相方に乗り気で返事をし)

…アスティ、そういうわけだから明日寝坊しちゃカッコ悪いからさ、起きられなかったら引っ叩いてでも起こしてくれよ…っ
(明朝の心配事に対する予防策をこそこそと小声で相方に相談して)

  • No.552 by アスティ  2024-09-27 21:15:31 ID:db0a5ad19

最悪ロープをくくりつけてでも連れて行くから安心してね
(例の如くというべきか、朝起きれなかった時のフォローをお願いする相方を振り返ると仕方ないなぁと言わんばかりに苦笑浮かべつつ、対応も手慣れた物で雑な扱いも辞さないと冗談まじりに軽口を叩き、アンドルフへ向き直るとこちらの意思は固まったことを伝えては、最後に暇を告げて会場を後にして)


ロゼ、早く早く…!こんな日に限って二人揃って寝坊しちゃうなんて…もう…
(翌日、長期間世話になった宿屋を出て船の出航予定地として指定された国の西門へと駆け足で向かう。宴会の後、本来なら早くに休むつもりだったがこの国での滞在における思い出話に花が咲き眠りについたのは予定よりもずっと遅い時間になってしまって。その結果二人揃って出発予定時刻ギリギリに目を覚ますという失態を演じ、荷物を急ぎ纏めて宿屋を出て。寝起きでやや乱れ気味な髪を整えながら足を動かせば相方を急かして)

  • No.553 by ロズウェル  2024-09-27 22:48:53 

ははは、やっぱり二人揃って夜更かしするとダメだな!んでも次はずっと夜の国だぜ、寝坊しても起こられないかも?
(まだ寝ぼけているのかというような、よくわからない謎の理論(?)口走りながら光の速さで荷物をまとめ、世話になった宿屋の主人に慌ただしく挨拶をし宿を後にして)

…はひー、寝起きで全力疾走はさすがに堪えるぜ、、、ん、アレかい、船ってのはッ
(まだ身体の半分は眠っているような状態で、相方に急かされ条件反射のように足を動かして。そうこうしているうちに指定の西門が見えてくると、自分たちに為に用意してくれた船らしきものが見えてきて、ようやく足を休められそうだともう一踏ん張りし)

  • No.554 by アスティ  2024-09-27 23:49:17 ID:db0a5ad19

ふぅ……そうみたい、待っててくれてよかったぁ……
(約束の場所へと辿り着くと、自分たち二人のためだけに用意されたとは思えないほどに大きく立派な船があり、他にそれらしいものは周囲に見当たらず、船の傍に立つ船頭らしき気の良さそうな男性がこちらに手を振るのを見ればどうやらあれで間違いは無さそうだと確信して。国王が申し出た送迎に遅刻するという非礼にも焦れずに待っていてくれたことにようやく安堵して膝に手をついて呼吸を整えて)

…本当にありがとう!王様によろしくね。…さてと、それじゃあ大森林目指して気張っていこう!
(船は砂をかき分け進み、あっという間に砂漠の最西端の荒地との境界線にまで辿り着き、船頭の話によればこの先真っ直ぐ行けば夜の国のある大森林に辿り着くとのことで、彼へとお礼を述べて大きく手を振って別れを告げれば相方の方へ向き直り満面の笑顔を浮かべると意気揚々と歩き出して)

  • No.555 by ロズウェル  2024-09-28 00:49:51 

なんだか二人で山歩きするのも久々だなぁ。心なしかだんだん陽の光が少なくなってきた気がするし、まぁ順調に大森林に向けて進んでるってことかねぇ
(砂漠の国の思い出を胸に荒地を二人して進んでいくと、少しずつ背の高い木々が目立ち始め次第に周囲はうっすらと陽光が射す湿った空気を淀ませた森へと変わっていき。ある程度歩いたところで休憩を取ろうと、倒木に二人して腰掛けながら軽食をつまんで)

ドワーフとエルフの国かぁ。…ルーシエンみたいのがいっぱい居たらうるさそうだなぁ。

…アスティ。
(目指す常闇の国をのんびり想像していると、ふと二人の周囲に不穏な空気…殺気を感じ小さく相方に告げて。薄暗い木々の間を縫うように移動する四つの赤黒い瞳を捕らえたその刹那、自身より頭一つ分は楽に大きな巨体が飛び込んでくると、巨大な戦斧の一撃が二人の間に叩き込まれ。飛び散る木片と砕けた岩石を避け後ろに飛びつつ、もう一つの小柄な黒い影が素早くアスティに向かって距離を詰めるのを認識し。それが両手に握った小振りのマチェットの刃が空気を切り裂きアスティに襲い掛かり)

もう一人居やがるッ、気をつけろ!
(刀を抜きながら、もう一体の人影への警戒を叫び)

  • No.556 by アスティ  2024-09-28 01:34:33 ID:db0a5ad19

っ…!
(隠しきれない殺気のこもった気配、相方より忠告受けるより僅かばかり速く二つある影のうち一方がこちらに襲い来るのを察知して。小柄ながら鋭利な動作で空気を裂くように唸りをあげて迫る刃の軌道を読み切って一手目を軽く後方へのステップを踏み最小限の動作で回避、眼前を掠める刃に前髪の先端部がはらりと地面に落ちて。相手は二刀の使い手、すぐさま二手目が来るのを予知し、瞬時に黒翼紅眼の姿へと変化し、先程よりも更に深くより確実に仕留めにくる必殺の一閃を強化された身体能力活かして後方への宙返りでやり過ごして、空中で自らの羽根を一枚引き抜くと魔力を込めて大鎌へと変化させそのまま姿勢を崩すことなく地面へと降り立つと同時に大鎌の先端より放った複数の触腕の先端尖らせ、あの素早い身のこなし対象の位置を確認してからでは遅いと判断し前方を無差別に刺し貫いて)
『聖蝕・棘』……!くっ…仕損じた……ロゼ、気をつけて…かなり手強いよ
(正確な位置の把握までは出来なかったとはいえ、それでも絶妙なタイミングで、出来る限り逃げ場を与えずに選択肢を潰すよう放った棘の雨だったがそのいずれもターゲットの肢体を捉えるには至らず。しかし敵方としても今の一撃は流石に予想外だったのだろう少し距離を置いて間合いを測ってこちらの隙を窺う相手から目を逸らすことなく注視しつつ、背中預ける相方へと思っていたより簡単な相手では無さそうだと、より一層の警戒を促し)

  • No.557 by ロズウェル  2024-09-28 13:25:05 

(アスティの俊敏な身のこなしと反撃に警戒したのか、二刀流を構えた姿勢を低くして無言で間合いを取る襲撃者の片割れ。長身のそれと同じく黒装束に身を包み、生気のない赤黒い瞳で相方と自身を観察して。やられっぱなしでたまるかと、撹乱の為の初手を繰り出した巨体に向けられた鋭い刃の一撃が呆気なく相手の左腕を切断するが、怯むことなく片手で掴んだ戦斧によるカウンターの一撃が繰り出され、それを飛び下がって躱し)

…気持ちわりぃ奴らだな、痛覚遮断の魔術でもキメてんのか?

『貴様ら、何と戦っている?…ほう、堕天使か。興味深いところだが、あいつらを逃すわけにはいかぬ。退くぞ、ラヴクラフト』

(気配なく現れたもう一人の男。声色とグレーの髪、そして顔に刻まれた深い皺がある程度の年齢を重ねていることを物語っていて。ラヴクラフトと呼ばれた巨体が自身の腕を拾い上げると、跳躍し大木に斧を叩き入れ。ワンテンポ遅れて倒れる大木が地響きに似た轟音を発する間に、三人の襲撃者は眼前から姿を消していて)

…アスティ、無事…だな。
なんだよアイツら。まさかドワーフとエルフの国の連中が侵入者に牽制…って感じじゃないよな。。

  • No.558 by アスティ  2024-09-28 16:08:57 ID:db0a5ad19

それなら私たちをほったらかしにしてこの場を去った理由が説明がつかないよ。加えてあの口振り…本当の狙いは私たちじゃないみたいだった
(こちらめがけて正確に切り倒された巨木、それの回避に一瞬気を取られた隙に正体不明の襲撃者たちの姿は既に影も形もなく行方をくらませていて。まるで魔物と見紛うような、異様な気配を持ち、キチンとこちらからの攻撃は通用するようだが、そのダメージすらものともせずにまるで与えられた役目を全うする為だけに行動する人形のように異質な存在。何の準備や知識も無しに立ち向かうのはあまりにも危険で得策とは言えないため、むしろあちらから退いてくれたのはこちらとしても好都合であったと言えて、周辺の危険が去ったのを確認してから戦闘態勢を解いて。普通に外部との国交のある真っ当な国であるという事前情報に加えて、仮に余所者への牽制や排除が目的ならば一切の通告や警告もしないのはなんとも妙で、ここまでの少ない情報から自身が彼らに向けて感じた印象と考察を相方に向けて口にして)

  • No.559 by ロズウェル  2024-09-28 21:35:10 

ん、確かにそうだな…。なんとも腹立たしい奴らだぜ。よくわからんとばっちりでまた襲われたら堪ったもんじゃないし、早いトコ大森林を目指そうぜ。
(思い返すと腹立たしさが込み上げてくるも、同時に薄気味悪さも感じて。あの体温を感じさせない二体もさることながら、アスティを見遣り"堕天使"と即座に判断したあの老人。蟹漁祭のアルバスといい、どこか不穏なものを感じながらもそれは内に秘め薄暗い森を二人して進んで)

あのジジイも口走ってたから少し気になったんだけど、堕天使って見る人が見ればすぐにわかるものなのかい?
そもそも天使って種族だって珍しいのに、さらに堕天使となるとだいぶレアっつーかなんというか。そういえばアルバスも知見があるようだったぜ。
(暗い森を進みながら、思い立ったこととそういえばアスティに伝えようとしていた蟹漁祭でのアルバスとのやりとりを思い出したように説明して。まっすぐ進みさえすれば、さほど時間は掛からず件の王国の入り口にたどり着くのだろうか。念のため周囲の警戒を怠ることなく、会話しながら進んでいき)

  • No.560 by アスティ  2024-09-28 22:49:14 ID:db0a5ad19

堕天使は皆紅眼と黒い翼を持っているから、それを知っている人なら一目で判別出来ても不思議じゃないよ。実物は見た事無くても噂程度に聞いた事のある人もあるだろうし…あ、でも他の魔物とか魔族に間違えられる事はあるかもしれないね
(ハーピィ種などのように脚が鉤爪になっていたりといった身体的な特徴を持たない純粋な人間のように見える身体に純白の翼を持つのが天使の特徴であるように、堕天使はその対となるように真っ黒な翼、それに加えて真紅の眼という特徴を持ち予備知識さえあれば見た目での判別は比較的容易であると相方の質問に答えて。しかし、その見た目にも悍ましい特徴や、基本的には残忍な性格を持ち合わせる者が多い事から何も知らない者からは魔族や魔物の類いとして見られるといったことも充分に考えられると補足を口にして)
…私はロゼの負担になってないかな…?私がそばにいることでこれからもきっとロゼを危険や人の悪意に曝すようなこともあると思う…どんな経緯で私が堕とされたのか、そんな事情は一切関係なく…堕天使とはつまりそういう存在なんだよ
(普段天使として偽装してはいるが、その状態ではあくまでも身体能力に優れた簡単な攻撃魔法が使えるだけの人間程度でしかなく、強敵との戦いではどうしても堕天使としての本性を見せる必要がある。しかし、それは蟹漁祭の時のように周辺に堕天使という存在を知る者がいた場合、どうしてもその正体を知られることになり、堕天使というだけで悪感情を向けられる可能性も高いことから、そんな自身と行動を共にする相方もそういった目で見られこれからもずっとそういった事は続くだろうと自嘲気味な笑みを浮かべながら現実を語り。アルバスの件に加えて今回の老人もそうだが堕天使である自分に対して向けられる目線は決して好意的なものでないことは間違いなく、相方として旅の仲間としてそばに居たい気持ちと、自分がそういった存在である事の申し訳なさの板挟みになって俯きがちに少し不安そうに呟きつつ、歩幅が少しずつ狭まっていき)

  • No.561 by ロズウェル  2024-09-28 23:55:37 

ほぉーん、なるほどねぇ。…ん?
(旅の相方として幾度となく共に死線を潜り抜け、いつしかその禍々しい姿を見ることも堕天使への畏怖を目にすることにも少し慣れっこになってしまっている自分に今更気付くも、どうやらアスティは複雑な思いがあるよう。少しだけ二人の距離が空いたことに気付いてくるっと振り返り)

どうした今更そんなこと言って。そんなん気にしてたら一緒に旅なんて出来ないっての。
アスティが居なかったら誰が俺の方向音痴を補正してくれるんだよ、それに俺は誰に背中を預けたらいいんだ?…今更別の誰かにそんなん任せられるかよ。ふ~、歩いてたら腹へってきたぜ。着いたらまずは腹ごしらえの店を探そうぜっ
(言いたいことだけ言うと、またくるっと前を向いて歩き出すも、左手を軽く上げて合図しおどけて見せて。薄暗さを増していく森だが、少しずつ覆い茂る木々が人工的に開けてきたような状態に変わりつつあることに気が付き、いよいよ目的地に近づいているのではないかと心が踊り足取りも軽くなって)

  • No.562 by アスティ  2024-09-29 02:32:15 ID:db0a5ad19

そうだよね、ロゼならきっとこんな私を理解した上で相棒として側にいさせてくれてるんだってそんな気はしてたんだ。でも、なんだか改めてロゼ自身の言葉で聞きたくなっちゃって…なんて…ありがとね
(そんなのは彼にしてみれば今更言われるまでもない事なのだろう、全て織り込み済みな上で自分を必要としてくれている、むしろそんなことに不安を覚えることの方が彼を信じきれていない証拠であり、情け無いやら申し訳ないやら…しかし、そういった負の感情すら全て払拭するぐらいに彼の言葉がとても嬉しくて、調子の良いことを言っているという自覚は持ちながら相方の隣に軽い足取りで並んでそんな軽口、そして心からの感謝とこれからよろしくという想いを込めた笑顔向けてほんの少し身体を寄せ、手が触れるか触れないかぐらいの距離を寄り添って歩き)

あ、ほらこれ。キノコが光ってるよ!こんなの見た事ないよ
(先程までの思い詰めた様子はどこへやら、すっかり普段通りの調子で大森林の中の夜の国を目指し、陽の光を感じられないぐらいに暗い道を進んでいき。しかし、よく考えたら本当に陽の光が届かないのなら何故自分たちは方向感覚も道も見失わず歩けているのか、淡く薄らと大森林一帯を照らしている光源か何かが存在していたりするのだろうか、そういった思考に耽りながら歩いていくととある地点を過ぎたあたりから道の脇が一際青白い光に包まれているのに気づき、その光の正体が何故か発光しているキノコ類であることを目視確認すると、キノコに並々ならぬ関心を見せた事のある彼であればこれにはきっと反応をするだろうと見越して先回りして、発光するキノコ指差しながら、きっとこの環境に適応した末に生まれた独自の種であろう発見にこちらもやや興奮気味にそう語りかけて)

  • No.563 by ロズウェル  2024-09-29 23:31:12 

(会話を経てなんだか足取りも軽くなったような相方の雰囲気に一安心すると、なんとも不思議な光るキノコについて指摘され。淡い光を放つ不思議なソレを眺めて)

おわっ、なんだか変わったもんがあるな……食えるのかなぁ・・・。
しかし、陽の光が射さない森ってことだし、こういう自然の光源を上手く利用した道になってるのかねぇ。
(キノコにアタりまくっている半生にドン引きされ採取を禁じられたやりとりを懐かしく思い出すと、さすがにストレートに食べてみようと提案するのは控えて。幻想的な青白い灯りを浮かべた森は、なんとも神秘的でまるで異世界をふわふわと歩いているようで、先ほど得体の知れない襲撃を受けささくれた心が落ち着いてくるように感じられ)

  • No.564 by アスティ  2024-09-30 00:24:53 ID:db0a5ad19

流石のロゼでもこれは食べてみたいとは思えないかな?食べて身体が同じ色に発光とかするようになっても困るもんね
(神秘的かつ妖しく発光するそれを見ての感想が食べられるのだろうかという疑問のみに留まると、キノコに関してはかなりのチャレンジャー気質な彼でも流石に積極的に食べてみたいとは思えないビジュアルなのかなと、そんな風に考え小さく笑みこぼすと同時に食べて食あたりを起こすという一般的にありうる危険性に加えてそんな嘘みたいな効果を憶測で冗談半分に口にしては肩を小さく竦めて)

だんだん生活圏っぽい感じになってきたね、方角的にも距離的にももうすぐだね
(木々の間の道が先程までに比べてしっかりと道らしく舗装されたものに変わり、道の脇の背の高い樹木の幹に大きな鬼灯を思わせる見た目でオレンジの輝きを放つ、これまた見たことのない植物が、頭上に等間隔に街灯がわりのように吊るされていて。しっかり他人の手が加わっているとわかるその光景に目的の国は近そうだと、改めてペンデュラムでの方角の確認と地図上の位置関係をチェックをした上でそう断じて。それから少し歩くと視界が開けて、広場のような場所に出ると、そこに立ち並ぶ高い木々の上から地面へと伸びる長い梯子、その先を見れば木製の住居が建てられており、木の板で作られた床で木の上の住居間を行き来出来るように繋がっているのがわかって。見上げるほど高い床の上を事前に聞いていた通りエルフとドワーフが行き来しているのが見えて)

  • No.565 by ロズウェル  2024-09-30 23:06:52 

おぉ、確かにエルフやドワーフみたいな連中が見えるな!よかった、このまま辿りつかなかったら光るキノコを主食にするハメになるかと焦ったぜ…
(アスティに方向を確認してもらいながら進んでいくと、見上げた先には噂どおりの他種族の共生する文化を思わせる光景が広がっていて。常闇の国を訪れる旅人には比較的友好的なのだろうか、ちらりとこちらの姿を眺めるエルフやドワーフも、特別警戒した様子はなく)

…よそ者に手厳しいってことはなさそうだし、アスティ、さっそく行ってみようぜ!
(自然を上手く利用した落ち着いた雰囲気、そこにはこちらを敵視するようなものは感じず、さっそくその先に進んでみようと相方を促して)

  • No.566 by アスティ  2024-10-01 00:25:31 ID:db0a5ad19

うん、そうしよう!上にはこの梯子を使って登るみたいだね
(背の高い木を最大限に活用して築かれたこれまでに見たこともないような国の形に驚き、早く全貌が見てみたいと好奇心が強く刺激されると相方から提案されるが早いか梯子を早くも登り始めていて)

上は結構高そうだね、ロゼはこういう高い場所は平気?
(梯子を登り切ると樹上を繋ぐ木の橋は意外に広い事がわかって、大都市というほどではないがそれなりの人数のエルフとドワーフが行き交っており、住居の他に様々な店なんかが何軒も立ち並んでおり、ここから更に上段もあるのが上に伸びる梯子から窺い知ることが出来て。あそこまで登るのはなかなか大変そうだという感想を率直に抱きつつ、そういえばと思い出したように相方へとそう質問をして)

  • No.567 by ロズウェル  2024-10-01 21:34:21 

ん、高いとこ?まぁ本能的な恐怖心とかはあるがなぁ…極端に高所恐怖症ってほどでもないぜ。…しかしまぁ、なかなかアップダウンが激しそうな国だなぁ。
(ひょいひょいっと梯子を登り終えて、上空、ならぬ梯子の更なる先を眺めて。飛行魔法くらいまで習得したエルフや、足腰丈夫なドワーフ達はさほど苦もなく移動できるのだろうか)

よし、まずは飯だぜ。…アスティ、偏見かもしれんがよ、エルフやドワーフの料理屋って、主食とか出てくるのかねぇ?なんつーか、葉っぱとか木の実とか食ってそうであんまり食に執着なさそうじゃねぇか?
(ちらほら見える雑貨屋やその他のお店の中にいくつか飲食店と思しきものを見つけるが、だいぶ偏屈な思い込みに近い心配事を小声で相方に囁いて。唯一エルフの知人であるルーシエンに至っては、甘いパイだのタルトだの、そんなんばっかり食ってたので参考にならぬ、と付け加えて)

でもまぁ、何かしら食えるものもあるだろ。よし、あのわりとメジャーっぽい(?)店に入ってみようぜ!
(なんとなく第一印象で旅人が立ち寄りそうな、小奇麗でそれなりに広さと賑わいもあるように見える飲食店を指差して)

  • No.568 by アスティ  2024-10-01 22:41:03 ID:db0a5ad19

確かに…特にエルフは動物の肉とか魚を一切口にしない派閥もあるって前に聞いた事があるよ
(相方の中のイメージもあながち間違いではないとわかる根拠となるエルフ族の一部の特性について伝聞で聞いた内容を口にして、とはいえこれは極端な例であり、ドワーフとの共生をしているここのエルフがどうかまでは定かではないため、確かに未知数だなと考えを巡らせつつ相方が指差した先にある飲食店を見やって)

あ、見て。あそこのグループが食べてるのお肉?だよ、みんなお酒とかと一緒に楽しんでるみたい
(店内へと入り、何気なく中に居る客が座るテーブルの上の料理へと目をやる。そこには皿に盛られたミンチ状になった獣肉らしきものを固めたものと木の実、野菜などを使っているであろうサラダ、そして泡立ったお酒のようなものが並んでおり、この分なら食事の質についての心配は杞憂で終わりそうだと考えつつ、席についてメニューを開いて)
…?お肉のメニューがない…?
(メニューにざっと目を通すが、先程のグループが食べていた肉を使ったと思われるメニューはどこにも見当たらず疑問符を浮かべ、立地ゆえか魚を用いたメニューもなく、唯一見覚えも聞き覚えもなく気になるものといえば『豆ミート風焼きのきのこソース』というメニューで)

  • No.569 by ロズウェル  2024-10-02 00:22:17 

…唯一それっぽいものが、、豆ミートだと…!?
他は、やっぱり葉っぱや根っこみたいのばっかじゃねーか、、、俺らは虫や草食動物じゃねーっつーの…
(低カロリー感満載の品目がこれでもかと記載された大きなメニューの冊子で顔を覆い隠し黙読するも、心の声が思わず出てしまって。同時になにやら隣のテーブルから聞こえる話声に気付き)

『見てごらん、変わったメニューばかりだよ。ふふ、郷に入っては郷に従え、と楽しむのも旅の醍醐味だと思うけど…。そうできない残念な輩も居るようだね』

(ケンカを売られたような物言い、パタンとメニューを閉じ睨みつけようと首をそちらに動かして。目に飛び込んできた勝気そうな笑みを浮かべた声の主の姿に驚き)

フレッド…!お前…
『ロゼ…?ロゼじゃないかっ!』
(端整な顔立ちをした金髪の青年と、少し眠そうな表情を浮かべた銀髪の少女、かつて共に戦った懐かしい顔との再会に思わず笑顔を浮かべて。簡単に二人との関係をアスティに説明し)

『こんなところで会うなんて、本当に驚いたよ。初めまして、天使のお嬢さん。僕はフレデリク、それとフィアンセのイゾルデだ。ロゼとは以前、一緒に戦ったことがあってね。ペラペラ~』
「…婚約した覚えはないけど」
(ぼそっと呟かれたイゾルデの言葉が埋もれるくらい、矢継ぎ早に言葉を投げ自己紹介を続けるフレデリクがアスティに握手を求めようと立ち上がりかけると、アスティをちらりと見たイゾルデが彼の袖を軽く掴み、引き止めて)

  • No.570 by アスティ  2024-10-02 02:08:27 ID:db0a5ad19

ロゼ、大人げないからやめておこうよ……って、え?知り合い?
(別テーブルより聞こえる少し嫌味にも聞こえる発言に、目に見えてイラッとしたのがわかる相方、気持ちはわからないでもなかったが流石にここでトラブルを起こすのは他の客の迷惑になると思い宥めようとしたが、こちらが止めるまでもなく矛を納めた相方の反応からしてどうやら声の主は知り合いだったようで。どんな間柄なのか掻い摘んで説明を受けると、大体の関係性を把握しては口数多く、こちらへと話しかけてきた金髪の青年の方へと視線投げかけ)
私はアスティ、ロゼは一緒に旅をしてる大事なパートナーなんだよ。よろしくね
(自己紹介を受けてこちらも名乗り、二人の間柄について聞くと別にそれに張り合うわけではないがなんとなく、こちらの関係性についても少しだけ特別感を出そうと考えれば、それぐらいの気持ちで日々相方とは向き合ってるつもりだが、若干勘違いされる可能性も無きにしも非ずな自己紹介を返し、満面の笑顔を向けて)

  • No.571 by ロズウェル  2024-10-02 22:56:38 

『大事な、、パートナーだって!? イゾルデ、聞いたかい?僕は嬉しくてたまらないよっ、ロゼ、君は以前、なにやら悩みを抱えていたようだからね。いや、いいんだ、誰だってそういうことはあるものさ。それがこんなに素敵なお嬢さんと仲睦まじく旅をしているだなんて…。アスティ、ロゼはきっと良い伴侶となるだろう。よし、ここは僕が奢るよ。』
「…おめでと」
(一言話す度に首をカクカクさせさらりと金髪を靡かせながら舞台俳優のように、なんなら背景に薔薇でも咲かせそうな勢いの奇行と妄想めいた思い込みをスルーしながらも、どうやら奢ってくれるらしいので先ほどの豆ミートのソレを注文し、アスティにも好きなの頼もうぜとメニューを渡して)

フレッド、お前らも砂漠の国経由で来たんだろ?しっかし、ここに来る前に変なジジイに襲われるし、ようやくのんびり飯食えるぜまったく。…結構美味いな、これ。
(きのこソースを絡めた焼きものを口に運べば、想像以上の美味さに先ほどの愚痴めいた感想を零した自身を恥じ。ぽろっと呟いた襲撃の話に食いついたフレデリクにその様子を問われ)

ん?なんか無口な二人組みとジジイだったぜ。…木偶の坊みたいのをラヴクラフト、とか呼んでたかな。
そういえばアスティはちっこいヤツと戦ってたよな?
(襲撃の様子を思い出しながら、断片的な記憶を口にして)

  • No.572 by アスティ  2024-10-03 09:52:58 ID:db0a5ad19

えっ!?ちょ、ちょっと待って、私そういうつもりじゃ……!
(迂闊なパートナー発言によって誤解のベクトルが向いた方向は、一切の誤魔化しや勘違いの生じようもなく、意図を瞬時に理解すると頬を朱に染めて、流石にこの誤解の方向性のまま話が進むと相方に迷惑がかかると思い訂正を試みようとしたが、どうにもそんな雰囲気ではなくなってしまい、相方は相方で特段何も気にしていないように見えてスルーを決め込んでいて、むしろ自分が気にしすぎなだけなのだろうかとも思い、気持ちを一旦落ち着けると手渡されたメニューから自身も相方と同じものとサラダを注文して)

う、うん、素早くてかなりの使い手だったよ。でも何より…意志のない人形って感じの印象を受けたかな、老人の目的遂行のためだけに動いてるように見えたよ。…そういえばあいつらを逃すわけにはいかないとも言ってたよね
(潰した豆をまるで肉に見立てたそれを、まだ僅かに残る動揺のせいであまり味のわからないままに口に運んでいると、話題は奇妙な二人組と老人の話しになり、こちらへと唐突に話しを振られると料理から顔を上げて、相方の問いかけにややワンテンポ遅れ気味に首肯し。襲撃を受けた当時の印象と自身の主観に基づく考えを話し、あの時はあまり気にも留めなかったがあれだけの手練れを率いて追撃を試みるのだから只事ではなさそうだと改めて考えて)

  • No.573 by ロズウェル  2024-10-03 23:52:17 

ん、なんだアスティ、緊張してんのかい?うるさくて変なヤツだが、まぁ悪い奴じゃないから安心しろって、ハハハ
(相方の動揺も露知らず、追加で頼んだサラダやらなんやらをムシャムシャ食べながら)

『ラヴクラフト…か。ロゼ、君たちは僕らと間違われてとばっちりを受けてしまったようだね。すまない』
(フレデリクが語る襲撃者の話。戦斧を操る巨体"ラヴクラフト"と二刀流の"ストーカー"、彼等を従える老人の名は不明だが、二人は何度か同じように襲撃されたことがあるという)

『アスティ、君の直感は正しいよ。アレは十中八九…屍体を動かしてる。そしてどうやらヤツらはイゾルデに執着しているみたいだ。…困ったものさ。イゾルデを愛しているのは僕だけで十分(略』
(死霊魔術──ネクロマンシーの類を仄めかすフレデリクに、ご飯が美味しくなくなるよ…とイゾルデが小言を言い、その後の惚気はナチュラルにスルーし)

『そうだね、せっかくの再会だ、辛気臭い話は終わりにしよう。ロゼ、アスティ、夜…といってもずっと夜の国だけれど。お酒でも一緒にどうだい?君たちの旅についてもっと聞かせて欲しいんだ』
(その後は適当に談笑しつつ料理を食べ終え、頃合かと立ち上がり)

ん、俺たちまだ着いたばかりなんだ。まずは宿を押さえて、時間があったら顔出すよ。ごちそーさん。
さぁて、アスティ、宿を探そうぜ。
(食事の礼をしてから、何はともあれまずは宿を押さえねばとアスティの様子を見つつ、促して)

  • No.574 by アスティ  2024-10-04 00:54:44 ID:db0a5ad19

動く屍体…なるほどそっか…死霊魔術──ネクロマンシー──…!ということはあれは撃ち漏らした訳じゃなかったんだ…
(世の理から外れた邪法とされる魔術の一つ、それによって操られていたのがあの不気味な二人組であったとするなら自身の聖蝕による無差別範囲攻撃にも平然としていたのにも合点がいって頷き。あれは当たらなかったのではなく、当てた上で目に見えるほどのダメージを与えるに至らなかったのだとそこで初めて理解し、顎先に手を当て神妙な表情で一人小さく呟き)

あ、うん。是非、喜んで!ロゼも久しぶりに知り合いに会えて積もる話もあるだろうしね!…よし、そうと決まったら、早く宿を見つけるよ。それからギルドがあるかもチェックしておかないと
(思考の沼に沈み込もうとしていたこちらの意識を引揚げるように提案をしてくるフレデリクの言葉に顔を上げると混じり気のない笑顔を浮かべ、是非にと乗り気で頷く。冒険とは自分の足で歩き目で見るのが一番だが、それでも冒険者を志した自分の原点はやはり、かつて何度も話して聞かされた冒険譚にあって、彼らがここに来るまでにどんな旅をしてきたのかについても強い関心を示し。相方は相方で久しぶりの旧知との再会で色々と積もる話しもあるだろうと考え、となればこの提案に乗らない手はないとややテンション高めに、早速宿を探すべく彼らへの一時的な別れの言葉もそこそこに相方と共に店を出て、ついでに物資などの補給を受けるためのギルドがあるかも確認しておこうと、今後の方針について話して)

  • No.575 by ロズウェル  2024-10-04 22:19:00 

(かつての同僚たちと別れアスティと二人して歩きながら宿を探して。良さげなところを押さえたらギルドの有無を聞いてみて、情報や物資の調達に繰り出そうという算段)

ふぁ~、噂通りの常闇の国だなぁ。時間的には日中なんだろうけど、なんだか眠くなっちまうよ。
エルフやドワーフで栄えてるってことは、面白い魔道具なんかもあるかもな。
(程よい満腹感も手伝って、歩きながら大きな欠伸をして。種族の多様性や光が射さないその特性など珍しい土地ではあるが、港町のように人の行き来は多くないだろうから宿はきっと混みあっていることはないだろうと、ちらほら見えてきた宿屋と思しき建物を眺めて)

アスティ、宿屋っぽいのも見えてきたぜ。…食事はきっとどこも似たり寄ったりだろうから、フィーリングで決めようかね。

  • No.576 by アスティ  2024-10-05 05:32:40 ID:db0a5ad19

まだ陽は高いはずなの本当、不思議な感じだよね、気持ちはわかるけど今から寝たら昼と夜が本当に分からなくなっちゃうから我慢だよ。それに二人との約束もあるしね
(改めて真上を見ればまるで傘のような形状の木々が遥か頭上で重なり合って周辺をドーム状に覆っているため、陽の光が一切届かないようになっているのがわかり、こんな環境故に身体が夜と錯覚して眠気がやってくるのもやむなしだが、ここでリズムが狂うと後に響くと思い相方の為を想ってそう忠告しては、二人との酒宴の約束のことも追加で付け加えて語り)

うんうん、ナイス判断!思ってたよりは大きな国って感じじゃないし選択肢もそう多くはなさそうだしね、あそこに決めちゃおっか。ギルドでの用件を済ませすまけ魔道具もじっくり見たいし、後は上まで登ってみたいかも
(時に論理的な思考より自身の直感を優先した方がいいこともある、特に未知の地を旅する時は得てしてその傾向が強いことはこれまでの経験から感じており、フィーリングでという相方のその判断を全面的に支持すると、真正面の宿屋らしき建物を見やり今回の滞在の拠点をあそこにしようと即決し。約束の酒宴が実施される夜まではまだまだ時間もあるため、この国で個人的にやりたい事、興味のあることを指折り挙げていき、上に伸びる梯子の先に思いを馳せつつ寝てる場合じゃないよと言わんばかりに相方へとウインクし)
あ、でも…あの死霊術師…一応私たちの顔は見られてるし、この近くに潜んでる可能性もあるからあんまり目立った行動はしないようにしようね
(観光の予定を話しつつ、この国に滞在する上で一点だけ気がかりな点について述べ。フレデリクの話しによれば狙いはあくまでもか彼のパートナーであるイゾルデであって自分たちではないということにはなっているが、何を考え目的としているのかの全貌が見えない存在に顔が割れているというのはそれなりにリスクもある、その点を踏まえた行動は心がけておいた方が良いと念には念を入れ相方へと自分の考えを伝えて)

  • No.577 by ロズウェル  2024-10-06 17:41:25 

はは、そうだな。せっかくだし上まで登ってみようかね。よし、それじゃあの宿に決めちまおうぜ。

…あぁ、確かに一応用心しといた方がいいかもな。夜あいつらに会ったら、もう少し詳しいことを聞いておくとするか。
(さっそく好奇心を刺激されまくっていそうなアスティの様子にこちらも眠気を追いやって。想像通り宿は比較的空いており、ささっと押さえつつドワーフの主人にギルドの話しなどを聞き。比較的背の低いがっしりした体格のドワーフが運営している宿だが、作りは一般的な規格と大差なく窮屈な思いをしたりすることはなさそう。荷物を部屋に置きやや身軽になると、さっそくギルドに顔を出してみるかいと相方に尋ね)

とりあえず、まずはギルドかな。その後は、夜まで各自散策とでもするかい?

  • No.578 by アスティ  2024-10-06 21:48:14 ID:db0a5ad19

うん、そうしよう。大事な用件は先に済ませておくに限るよね
(宿屋での宿泊手続きを済ませ外へと出ればまずは予め宿屋の主人に場所を聞いて確認済みギルドへと二人で向かい。旅先で思い通りにいくこともあればいかないこともある、必要な事は先に済ませておくべきだろうという考えから、相方の意見に賛同して頷き。ギルドへと赴き、窓口にいつも通り書面を見せて支援物資を受け取って)

…あちゃー、やっぱりアレは隠し通せなかったかぁ…報告書はちゃんと書けって牽制されちゃったよ
(物資を受け取った際に、ガリオスからのメッセージがあると手渡された手紙には砂漠での一件について書いた報告書にて敢えて省いた災禍の楔について既に把握している旨が書かれており、事実を偽りなく書くようにと釘を刺す内容で、流石にあれだけ大事になると隠し通すのは無茶だったようで、非公式とはいえ一応ギルドから報酬を受け取っての仕事であるためガリオスの言い分はもっともではあるのだが、悪びれず苦笑浮かべると相方の方を振り返り肩を竦めて)

  • No.579 by ロズウェル  2024-10-07 00:03:39 

うへー… まぁあんだけのことやってる連中の目を誤魔化そうってのはなかなか難しいのかもなぁ。
しかしお前さん…相変わらず肝が据わってんなぁ。
(未だ謎に包まれた不可解な現象、あのぞっとするような禍々しい歪みを思い浮かべ苦々しく顔を歪めて。あのときのアルバスの話ぶりも含めて、水面下で蠢いているのは自身が想像するよりずっと巨大なものなのだろう。それを理解しながらも、行動の軸がぶれることなく対等なやりとりを続けるアスティのタフさに笑って)

さぁて、それじゃ一旦荷物を宿に置いたら、夕方に…と言ってもずっと夜みたいだがね。自由行動の後に宿で合流してから飲みに出るとしようぜ。
(フレデリクが指定したのは町の中央にあるパブのような酒場。宿からそう遠くないため、のんびり宿でアスティと落ち合ってからの出発で良さそうだ)

  • No.580 by アスティ  2024-10-07 02:49:20 ID:db0a5ad19

これまでにもいくらでも危ない橋は渡ってきたからね、今更これぐらいで尻込みはしないよ。特に対等じゃない相手との交渉とか契約では相手の力量を見極めるのも大事だから、つまりこれも駆け引きだね
(立場上はギルドの息のかかった相手方が優位なのは理解しているが、だからこそ今後仮に相手方が何らかの理由でこちらに不平等な要求や指示を突きつけてきたとき付け入る隙があるかどうか探りを入れる駆け引きとしての意味合いもあったことを明かすも、この感じだとかなり強かで手強そうだけどと小さくため息こぼして)

ふふ、異議なし。…ロゼはここでの自由行動、何をするつもりでいるのかな?…なんて、プライベートにツッコむのは野暮かな?
(相方の提案したタイムスケジュールに一切の異論もなく頷いて。その後宿屋に受け取った支援物資を一度置きに戻り、再び宿屋を出ると別れる前にそういえば普段相方は自由時間をどんな事して過ごしてるのだろうと興味本位で聞いてみるも、パートナーとはいえあまり突っ込んだ事を聞くものじゃないかな、と自分で自分の発言を軽く戒めつつも、クスりと笑ってみせて)

  • No.581 by ロズウェル  2024-10-07 22:33:13 

ん?別にやましいことするわけじゃないし問題ないよ。…ちょっとコイツを見られそうな刀鍛冶が居ないか、のんびり町を見てみようかと思ってさ。
(アスティから受け継いだ穿ち焔。決して何か不具合が出ているわけではないが、道具のメンテナンスは不具合が出てからするのではなく、より良い状態を維持しその性能を引き出す為に行うべきではないかと持論を述べ。それにここは魔法の扱いに長けた種族が営む国。何も考えず感覚的に振り回しているこの得物に、違った角度からの見解を得られるのではないか、とも付け加えて)

ま、俺の技量が追っついてないのが一番アレなんだけどな、はは。
アスティはどうするんだい?やっぱり魔道具かね。ん、なんならまたびっくりさせてくれても俺は全然構わないぜ?
(アスティのこの後の過ごし方を聞きつつ、砂漠の国のドッキリを思い出してなぜかこちらが少し照れながらも冗談めかして言葉を投げ)

  • No.582 by アスティ  2024-10-07 23:37:03 ID:db0a5ad19

うーん、そんなことないと思うけど、ロゼって意外とストイックなのかな?…でもそれだけ大切にしてくれて嬉しいよ
(彼自身が思うほど技量が足りないとは思わない。彼のは決まった型に嵌まらない…少なくともこれまで自分が見た事のない型、所謂我流というものにカテゴライズされるものという見解だが、その技の冴えは剣術の心得がある己の目から見ても相当高い水準にあると言えて、少なくとも純粋な剣の技だけで競ったら自分に勝ち筋はないだろう。しかし、自身の託した穿ち焔に相応しい持ち主になるという相方の心意気、そしてメンテナンスに時間を費やすというその言葉に、自分の一部から作られたソレをこれだけ愛着を持って大切にしてくれる彼にはにかんだように笑いかけて)

私は魔道具探しと…この国の最上部を目指してみようかなって思ってるよ。…とりあえず、ここでサプライズをするよって馬鹿正直に答えたらそれって、端からサプライズ失敗じゃないかな?……ああいうの着て欲しいの?
(相方から逆に投げかけられた問いに遥か上に見える足場を指差し、目的はないがとりあえず登ってみるという、さながらそこに山があるから登るという登山家の常套句のようなことを口にして。相方からの何かを期待するかのような冗談混じりの言葉、しかしそれを認めても自分から口にしてもどちらにせよ語るに落ちてるのでは?と苦笑浮かべ、辺りをざっと見回しては左右にスリットの入ったマイクロミニ丈の生足が眩しい長身のエルフ美女を見つけそちらを一瞥した後相方へと向き直り、ニヤリと悪戯っぽく笑って)

  • No.583 by ロズウェル  2024-10-08 20:57:30 

なっ、ち、違う、そういう意味で言ったんじゃねーって。
んじゃ、また後でなっ。 …だいぶ高いところまであるようだが、勢い余って落っこちんなよ!
(まずい、この展開は完全に手のひらで転がされるパターンだと今までの経験から話題を変えて退散しようと試みるも、こちらの反応を楽しむように微笑む彼女が目を向けた際どい格好のエルフと、あんな格好をさせたがっていると思われる危険に、冗談とはわかっていてもしどろもどろし。やや強引に話を切り上げると、そそくさと明後日の方向に歩き始めて)

──鍛冶屋にて
…そうかい、ありがとよ。
(アスティと別れのんびり暗い町を歩き、雑貨屋で聞いた刀鍛冶を訪ねて。店の主人であるドワーフの老人が持ち込んだ得物を一目見るなり、やれることは何もないよと静かに呟いて。予想通り言葉に苦笑いしながら、油紙等を用いた最低限の手入れを頼みその工賃を払って)

使いこなすのは自分次第ってことかい。さてと、ちょっくら0次会といくかね
(フレデリク達と落ち合うパブとは別のこぢんまりとしたバーに足を運び。冒険者と思しき連中と軽く談笑し情報をそれとなく探って。めぼしいものはなかったが、一件、よそ者と思しき老人が町外れの墓地に向かって歩いていくのを見たという話が一つ。なにやら大きなトランクケースを引きずるようにして歩く様が不気味だったという。呑んだくれのドワーフ達に礼を言いバーを後にすると、のんびり宿屋へと歩いて行き)


  • No.584 by アスティ  2024-10-08 21:36:36 ID:db0a5ad19

…これで少しは戦力の補強になればいいけど
(相方と別れれば魔道具を取り扱っている店へとまず真っ先に向かい、店主のエルフの女性に戦闘用の魔道具について相談をする。場合によっては再びあの死霊術師と対峙することも考えられるため、今の自分の力の性質では足手纏いになる可能性が高くそれを補うためのものを買い求めて。流石は魔法に長けたエルフの営む店だけあって上質なものもいくつかあり、予算と相談しながら吟味して買い物を済ませ。その後は最上部の展望台と相方を喜ばせるちょっとした準備、充実した自由時間を過ごして宿屋へと戻ることにして)

あ、ロゼ!私もちょうど戻るところだったんだ……それより、ほら見て?どうかな、流石にあんな大胆なのは恥ずかしいから、これで我慢してくれる?
(宿屋へ戻る道中で見慣れた相方の後ろ姿見つけて駆け寄ると肩を指先で軽くトントン叩いて声をかけて。相方に声をかけ感想を求めるその出立ちは、ハーフアップにした髪に赤い花の髪飾り、黒いケープ、透けた薄ピンクのロングチュールスカートというどことなくエルフの魔法使いを思わせるファッションで、流石に先程見かけたエルフの女性のような際どい格好をする勇気はなかったんだけど、と苦笑を浮かべながら相方を見上げ)

  • No.585 by ロズウェル  2024-10-08 23:34:20 

(のんびり宿を目指して歩いていると、不意に肩を小さく叩かれて聞き慣れた声の方に向き直ると、一瞬アスティに似たエルフに話しかけられたのかと錯覚しキョトンとして)

お、おお、似合う!本当にエルフの魔法使い…いやもっとなんつーか高貴なものかと思ったぜ。なんたって王女だもんなぁ。…いつもありがとうよ。
(理知的で落ち着いた清楚な雰囲気と、いつもと違う髪型になんだか照れてしまい、次第に顔をナナメに向けながらも最後に小さな声で礼を言い。砂漠の国を目指す道中でふと口にした自身の一言が、アスティ七変化(?)のように続いている。なんだか毎回リクエストしているようで複雑な心境だが、なんだかんだで嬉しいのでそれを制することはせず)

そういえば刀鍛冶に行ってみたんだけどさ、やっぱりコイツは手を入れるところはないってさ。大したもんだぜ。アスティは何か掘り出し物でもあったかい?
(刀のコンディションは至って順調。となると、やはりこの力を引き出すのは自身の技量と精神力だと改めて言われちまったと苦笑し)

  • No.586 by アスティ  2024-10-09 02:17:44 ID:db0a5ad19

ふふ、私もなんだかんだその土地毎に合った格好をするのは楽しいから、それでロゼが喜んでくれるんなら一石二鳥だよね
(旅先では常に綺麗で居られるわけではないし冒険者に性別は関係ないとはいえ、なんだかんだ言っても女性としてお洒落には少なからず興味はあって自身の心境としても色んな衣装を身につけるのは満更でもなく、そんな自身の変化を見て喜びのリアクションをしてくれる人がいれば尚のこと嬉しい、何よりそれが他ならぬ彼であるなら…とそこまでは口にはしないが頬をわずかに染めながらはにかみ笑い浮かべ)

そっか、じゃあもっともっと頼りになる相棒になってね、期待してるよ!私もちょっとだけ、自分の欠点というか足りない部分を補う物を探して見つけてきたんだ。出来ればぶっつけ本番で強敵には使いたくないけど…その内披露することもあると思うよ
(現状でも文句のつけどころのないぐらい頼り甲斐のある相方だが、その上で更に強さに磨きをかける事に余念のない彼を頼もしく思い、そんな期待感を込めてにっこり笑いかけて。彼が更にその技を研ぎ澄ます決意を固めた傍ら、今回自分が探したのは戦闘に関連する魔道具、それも自分の弱点を補う為のものだと答えると同時に、それがあまりこれまでに使ったことのないタイプの代物である事を匂わせていて)

  • No.587 by ロズウェル  2024-10-10 00:18:19 

おー、任せとけ。
ん、欠点?アスティ、欠点なんてあるようには見えんがなぁ。ま、欠点かどうかは置いといて、珍しい魔道具なんかも揃ってただろうしな。お披露目を楽しみにしてるぜ。

さてと、それじゃぼちぼち飲みにいくとするかね。
(自由行動といいつつも、結局それぞれの過ごし方を互いに語りまるで一緒に行動してきたみたいな気分になり。一旦宿に戻り手荷物などを整え、フレデリク達と落ち合うパブへと向かい。バーでのやりとりから気持ち周囲に目を向けるも、それは杞憂に終わり)


──パブにて
『ロゼ、アスティ、ここだよ!』
(フレデリクに呼び止められそちらを眺めると、窓際の席で手を振る彼と、その横でこっくりこっくり舟を漕ぐイゾルデの姿を見つけて)

『この国には慣れたかい?僕はばっちりなんだが…。昨日ここに辿り着いてからイゾルデがずっと寝てなくてね。ほら、この国は常に暗いだろ?夜が好きな子だからね。でもさすがに限界が来たらしい。ふふ、本当に可愛(略

アスティとロゼはデートでもしてきたのかい?さ、一杯目の飲み物を選んで』
(野生のタヌキみてーだな、と適当に感想を述べ、惚気や脳内お花畑な発言はスルーしつつワインをボトルで頼み、相方にもメニューを見せて尋ね)

アスティ、何にする?

  • No.588 by アスティ  2024-10-10 01:18:25 ID:db0a5ad19

えっ!?…ううん、私たちは別行動だったよ。ロゼも私もあまり街では一緒に行動しないよね、お互いマイペースっていうか自由っていうのかな?
(デートという単語に思わず頬が赤らんで、僅かに動揺を見せたもののすぐに落ち着きを取り戻すと相方の方を横目でチラリ、デート云々はともかく一緒に旅をしている間柄だが滞在先ではそもそも一緒に行動はあまりしないなと、相方にも同意促すようそう語りかけ。自分たち的にはそれがスタンダードであり違和感も感じないが、何も知らない人が聞けば実は不仲を疑われそうでもあって)
ロゼは赤ワインにするの?それじゃあ私は白ワインにしようかな
(相方の手の中にあるメニューを軽く身体寄せるようにして覗き込むという不仲説が浮上しそうな発言のすぐ後とは思えないような親密そうなやり取りを見せつけ、相方の注文したワインの色と対になるそれを同じくボトルで注文することにして)

それにしても、夜が好きなんて聞くと昔に聞いた吸血鬼の伝承を思い出すよ
(注文したお酒を待つ間、フレデリクの隣で眠気に耐えかねているイゾルデの姿を視界の端に捉えつつ、夜が好きというのが果たして元来持つ性質によるものなのか単純に嗜好の問題なのかはわかりかねるが、夜行性の種族でも特にポピュラーかつ夜の支配者たる一族のことがまず真っ先に思い起こされて、深く考えずに何気なくそう口にして)

  • No.589 by ロズウェル  2024-10-10 18:33:02 

お、いいね。今日はしこたま飲むぜ~
(アスティとのやりとりを愉快そうに眺めるフレデリク、また妄想を炸裂させていそうだ。相方が呟いた言葉にフレデリクが反応して)

『なんだロゼ、話していないのかい?アスティ、君は本当に鋭いな。その通り、イゾルデは純血種の吸血鬼だ。ふふ、警戒することはないよ、優しい子だからね。長いこと旅をしていると、色々な種族との出会いがあるものだね。…アスティ、君だってそうだろう?』
(ニヤリと含みを持たせたようなフレデリクの物言い、初めて顔を合わせた際にイゾルデがアスティに見た何かを共有したのだろうか。堕天使ということまでは知り得ないはずだが、何かしら気になる部分を本能的な何かで察したのかもしれない。皆のお酒をまとめて注文し、店員の可愛らしいエルフに流し目を送ったフレデリクが続ける)

『モルドールの一件から5年ほどか、昨日のことのようだよ。僕らは今も変わらず旅をしている。イゾルデの親族…その多くは討たれてしまっているけれど。彼らを訪ねる長い旅路の最中さ。ロゼ、アスティ、二人は何を目指して旅をしているんだい?』

  • No.590 by アスティ  2024-10-10 20:22:27 ID:db0a5ad19

…!そうだね、違いない。それでもまさか純血種の吸血鬼にお目にかかれるなんて思いもしなかったよ
(まるで何か含みを持たせるような言い方、最近は前ほど積極的に自分の正体を隠そうと振る舞うのをやめているとはいえ、それでもこちらが堕天使である事をあっさり見抜いたようなその口ぶりにはやはり驚き、目を見開いて。しかし、そのことについて深く追及をしたり詮索をしようという気はないらしいということを雰囲気から察っすると肩に入りかけた力は抜けて、改めてフレデリクの横で眠るイゾルデを見やり。吸血鬼は純血種は多くが討たれ種の存続のため混血化が進み、今では僅かばかりの生き残りが各地でひっそり暮らすのみと聞く。そんな彼女の同胞たちとの邂逅を求める途方もない旅、それに付き従う彼もまた吸血鬼かそれに準ずる長命の種族なのだろうということを窺い知ることが出来て)
私はこの広い世界を自分の目で見て見聞を広げたいんだ、そしていつか冒険に憧れる誰かに少しの勇気を分け与えてあげれるような冒険譚を書き記したい、ロゼにはそれに付き合ってもらってるの
(自身の旅の目的、最初にフレデリクに話したのは以前から相方にも伝えている通り広い世界をこの目で見たいという内容で、そしてその先はまだ相方にも話していなかったもの。漠然としていた自分の夢の延長線上、世界を見てどうしたいのか更に具体性を持たせるような内容を語り。皮肉にも自分が天界を堕とされる原因となった一人の堕天使が、自分に広い世界への憧れを持たせたのと同じ道を歩もうとしていて)

  • No.591 by ロズウェル  2024-10-11 00:57:23 

(アスティがフレデリクに語った思いにハッとし、そのイメージがワンテンポ遅れて意識に染み渡ると、彼女らしい冒険の目的に自然と顔を綻ばせ。その様子を眺めたフレデリクが嬉しそうに笑い)

『ロゼ、君は本当に素晴らしいパートナーを得たようだな。決してアスティの手を離してはいけないよ。さ、お酒の準備ができたようだし、乾杯しよう。その冒険譚にこの一幕が綴られることを心から願うよ』
(テーブルに運ばれたワインとウイスキー、そして果実酒に手を伸ばそうとした瞬間。鋭い破壊音と共に窓ガラスがぶち破られシャワーのように砕けたガラスが飛び散り。素早く振るわれたマチェットがボトルを砕き、アスティの鼻先を掠める。テーブルの上で蹲踞の姿勢を取った"ストーカー"が赤黒い眼で挑発するようにアスティの青い眼を覗き込み。反撃に転じようと刀を抜きかけた刹那、二度目の破壊音が響き壁がぶち抜かれ、巨体"ラヴクラフト''が眠るイゾルデを抱き上げ闇へと走り去りると、ストーカーもそれを追い姿を消し)

『イゾルデッ!…エルフのお嬢さん、明日、必ずもう一度ここを訪れ謝罪する。今はこれで容赦願いたい。ロゼ、アスティ、すまないが日を改めよう。僕はイゾルデを取り返すっ』
(宝石が光る指輪をテーブルに置いたフレデリクが矢継ぎ早に言葉を発し、墓地の方向に消えた襲撃者達を追うべくその身をひるがえして走り去って)

…アスティ、せっかく付き合ってもらったのにすまねぇな。だが、あれはアイツらの問題だ、俺たちが手を貸す義理はねえ…。
(刀の柄から手を離し、無理矢理平静を装ったように苦々しい顔で相方に告げ)

  • No.592 by アスティ  2024-10-11 01:34:55 ID:db0a5ad19

そうだね、でもさ…このままやられっぱなしっていうのはあまりにも癪だよね、せっかくの楽しい酒宴を台無しにされちゃったわけだしね?ロゼだって面白くないんじゃないの?
(割れたボトルから頭にかぶった酒に濡れたまま僅かに掠めたマチェットによって浅く切れた鼻先、そこから滴り落ちる血を拭い、まるでこちらを侮るように眼前に迫ったあの忌々しい赤黒い瞳を思い出すと拳を強く握って。手を貸す義理はない、それはまるで自分を無理矢理納得させるための言い訳にしか聞こえず、それを指摘して)
それに…義理ならあるよ。友達を助けるのに何か理由は必要かな?…一目惚れがあるなら一日で出来る友情があっても良いと思わない?心は時間を越えていくんだよ
(ゆっくり席を立ち、テーブルに3人分注文したお酒の代金に多少色をつけて叩きつけると、小難しい理屈や建前を抜きにして友達を助けに行こうと改めて相方へと自身の意思を伝えると改めて、本当はどうしたいの?と言わんばかりに相方の方を見やり)

  • No.593 by ロズウェル  2024-10-12 21:50:23 

(アスティの率直な問いかけにはっとし、何度も共に死線をくぐり抜けた相方に本心を隠し、しかもまったく隠せていない浅はかな自身の振る舞いを恥じて)

アスティ、すまねぇ。
お前さんの言うとおりだ。こんなところまで来て厄介ごとに巻き込まれるのは癪だが、俺はあいつらの手助けがしたい。すまんが、ちょいと手伝ってくれると助かるぜ…!
(迷いを断ち切り、常闇の町を駆け墓地を目指して。僅かに刃を交えた薄気味悪い襲撃者は、手練れではあるがやってやれない相手ではない。それでも…)

…夜の吸血鬼ら相手に一戦交えようってんだから、何かしら考えがあるんだろうぜ。釈迦に説法かもしれんが、油断しないでいこう。

──町外れの墓地にて
(町から少し外れた森との境、オレンジ色の街灯が薄ぼんやりと寂しげな墓地を照らして。長剣を抜いたフレデリクがストーカーと対峙し、その先には眠るイゾルデを抱いたラヴクラフト、そして死霊術師と思しき老人が墓石に寄りかかりフレデリクに卑しい視線を投げる。老人の足元に無造作に置かれたやや大きめのトランクケースはバーで耳にした話のとおり)

『おや、いつぞやの堕天使の小娘じゃないか。…ふん、お前の執念が連れてきたとでも言いたげだな。…好きにしろ、ストーカー』
(こちらに気付いた老人がアスティを見遣り呟くと、一瞬背後に目を向けたフレデリクの頭上を跳躍して飛び越えたストーカーが、落下の加速を乗せてアスティに鋭く双剣の刃を突き入れ)

  • No.594 by アスティ  2024-10-13 05:38:30 ID:db0a5ad19

ふふ、元々平穏とは程遠い旅だもん、冒険は困難であればあるほど面白いんだよ…個人的にすっきりさせておきたい因縁もあるしね
(面倒に巻き込んでしまうことに少しばかり申し訳なさそうにする相方だが、ここまでの旅路で平穏に事が進んだことなどほとんどなかった事を思えば、どうも自分たちはそういった星の元に生まれたらしいと可笑しそうにくすくす笑いながら、自身としてもここで断ち切っておきたい因縁があると決して相方やフレデリク達のための戦いだけに留まらないことを口にして彼の地に急行して)

…そっか、全く感情のない人形って訳でもないんだね。次はどんな手で来るのかな?まさかスピードだけって事はないんだよね?
(初めて対峙した時に感じた無感情な人形という印象とは違う、まるで自身に執着を示すように向かってくるストーカーに、どうやら因縁を感じていたのは自分だけではないらしいと瞳を細め、臨戦態勢をとると素早い一撃を完全に見切って大鎌で弾いて。一度戦い見切っている相手だが、まだ底を見せているようには見えず、何より相方が言っていた通り予想だにしない隠し玉や搦手がある可能性というのが気がかりで、全く気を抜く事なく視界の中央でその姿を捉え続けていたかと思うと、弾き返され後方に飛び退いて地面に着地しようかというところを目掛けて大鎌を横回転させ投擲して)
…私ね、借りはキチンと返しておきたい質なんだ
(着地する足元を狙い投擲した大鎌、それのすぐ後を追いかけるよう地面を踏みしめて一気に加速、そして羽から生成する2本目の大鎌を両手で構え、それを上から下に向けて空中のストーカーめがけて縦振りで逃げ場と選択肢を奪うように振るうが、この程度では執念深いかの存在は仕留め切れないだろうとも踏んでおり、それ故にこれはこちらからのほんの挨拶がわりのつもりで)

  • No.595 by ロズウェル  2024-10-14 22:01:53 

(速度を上げたアスティの2本目の大鎌の追撃。その射程距離に入ったストーカーは逃げ切れないと踏んだのか、刃が直撃する寸前に自分自身の左肩から腹部に刃を入れ、ダラリと左腕を垂らすように上半身を歪に変形させ迫り来る刃をかわして。そのままぶら下げた左腕を鞭のようにしならせ、骨肉を飛び散らせながら握ったマチェットの刃先を再びアスティの眼前に突き入れるも、投擲された大鎌に引き裂かれた左足がバランスを崩し、その反撃は空を切り。やや距離を取った赤黒い眼がアスティを見遣りながら、屍体の切断面がぶくぶくと沸騰し、タンパク質を焦がすような悪臭を放ちながらくっつき、元の身体の形に戻り)

うげ、気持ち悪ぃヤツだな……、ッ!
(アスティの動きに1対2では分が悪いと感じたのか、巨体ラヴクラフトがイゾルデを放りこちらへの襲撃に加わり。力任せに振り回される巨大な戦斧を穿ち焔で受け流し、アスティから離れるように引きつけて)

お前の相手は俺だよ、屍体野郎…!
アスティ、そっちの二刀流は任せたぜ!へへ、先に片付けた方が一杯奢ってもらうってのはどうだい?
(相方に軽口を叩きつつ赤黒い眼の襲撃者二名とそれぞれ対峙しながら、さっさと死霊術師のジジイをやれ!とフレデリクに叫び)

  • No.596 by アスティ  2024-10-14 23:00:04 

……ふふ、いいね!後でどちらの獲物の方が弱かったとかそういうのは言いっこなしだからね
(奇想天外な攻め口、マチェットによる一撃はかわすまでもなく届かなかったその一方で飛び散ってきた腐肉はその顔面にべちゃりと直撃し、顔を思いっきり顰め手で拭えば相方の方をチラリと一瞥。内心では眼前の敵の並外れた再生能力と、それを活かした捨て身上等の攻めにどう対するべきか、流石に無敵ということは無いだろうがタネも仕掛けも分からない自分の方が現状では不利、ジリ貧になってしまう前に活路を見出さなくてはとそう思考を巡らせながらも相方の軽口に明るく答えて、大鎌を構え直し)
……やっぱり怪しいのは、術者と……っ……!
(決定打がない現状、安易な攻めは打たない。幸いにもスピードの面では互角か此方が僅かに上、聖蝕の防壁でのフォローも織り交ぜて防御に比重を置き、余分な力の消耗を抑えながら時折こちらからの反撃も試みるが、やはりその手足を幾度切り裂き、砕こうとすぐに再生してしまって。奴を仕留める決定的な何か、一番怪しいのは術者、そして彼が持ち歩く大きなトランクケース……そんな思考にほんの一瞬気を抜いたのが不味かった、こちらの隙を見逃さず放たれたストーカーの鋭いマチェットによる突きが向かってきて、間一髪横に身体をよじり急所は外すが脇腹を裂き、鮮血が地面にポタポタとシミを作って)

  • No.597 by ロズウェル  2024-10-15 01:00:23 

『死霊術師…?勘違いをしているようだな。ソイツらは確かに動く屍。だがそのカラクリはもっと原始的なものだ。…見るがいい、屍すら奴隷と化す呪われた種族の穢れた血を。ククッ、それを操る赤い瞳こそ、あの方が授けてくれた呪法。…堕天使とは不思議なものだ。なぁ、小娘』

("死霊術"という言葉に反応した老人が、足元のトランクケースを蹴り飛ばすと、蝶番が歪み開いた箱から無数の"中身"が転がり。切断された数多の人体、最低限の止血処理を施されただけと思しきパーツが、ウゾウゾと這いずり互いに結合を繰り返す。生ある者としての尊厳など微塵もない物体と化したそれらは、次第にフレデリクの背丈を越える長身の男として蘇り、その赤黒い瞳が目を覚ましたイゾルデを眺めて。屍体を動かすのは吸血鬼の血、それを操る赤黒い瞳について堕天使という単語を発し、アスティをちらりと老人が眺めて)

「お父…さん…。」

『汚らわしい吸血鬼共、感動の再会は済んだか?…純血種同士を交配させるんだ。母体になるイゾルデの胴は傷つけないようダルマにしろ、ツェペッシュ』

(放心したように蘇った化物を眺めるイゾルデの呟きと、楽しそうにその化物に命令する老人の言葉。それらに激高したフレデリクが長剣に螺旋状の火炎に似た魔力を纏わせて老人に切りかかるも、その間に割って入ったイゾルデの父-ツェペッシュが素手で刃を握り止めると、反対の手でフレデリクの腹部から胸部を引き裂き。鮮やかな鮮血を吐き出すフレデリク、吸血種となった彼の回復力を持ってしてもその損傷の回復には数分は掛かるだろうか。フレデリクを無力化した赤黒い瞳が、イゾルデの姿を眺め)


アスティッ!
…どうやら死霊術の類ではなさそうだぜ。血が屍体を動かすなんて意味がわからねぇが、筋肉に命令を送るのは、やっぱり脳なんじゃねぇかな。
…頭をぶち抜いても死ななかったら、そんときは別の戦法考えるとするかね…!
(相棒としてアスティを信頼していても、ダメージを受けた彼女の姿に思わずその名を叫び。致命傷でないことに安堵すると、老人のおぞましい呟きから想定された眼前の動く屍への戦術を告げて)

  • No.598 by アスティ  2024-10-15 05:10:01 ID:db0a5ad19

──『血の盟約』──っ、もはやそこまで……!ソフィアールっ……!
(堕天使、穢れた血、老人が言葉の中に散りばめた自身にも馴染みのあるそれらの言葉、それらの点と点が線で結ばれていき一つの結論が導き出される。堕天使が自ら選んだ存在に力を分け与え、世に災厄を振り撒く最悪の儀式……純血の吸血鬼という上位種の亡骸にまで影響を及ぼすほどの強大な力を兼ね備えた堕天使など自分の知る限りたった一人しかいない。ずっと敬愛してきた彼女、何かボタンを掛け違っただけでいつかもしかしたら分かり合える日が来るかもしれないと、そんな淡い願いにも似た希望は完全に打ち砕かれる。もはや彼女の心は完全に邪に染まり世界そのものに弓引こうとしている。それが誤魔化しようのない現実であることは眼前の悪趣味な人形たちとそれを操る老人の存在が証明しており、脇腹の傷が痛むのも厭わず慟哭にも似た叫びをあげ、この先道を同じくすること叶わなくなった彼女への決別をして)

(痛い、苦しい、悲しい……一度に押し寄せる感情の荒波はやがて怒りに変わる。体内を巡る呪われた血、堕天使としての本能に逆らえず視界が真っ赤に染まり、怒りの感情はそのまま破壊衝動へ。眼前に存在し続けることで自分の想いを踏みにじり続ける悪辣な人形の存在が許せない、壊す……完膚なきまでに……。漆黒の闇よりも更に黒く、周囲の光を吸収し塗りつぶされていくように変化を見せる翼。もはや自我すら失いかけたその時、耳に届くすっかり耳慣れた、そばにいるだけで心が安らぐ相方の声に身体の変化は止まり平静を取り戻し)
っ……大丈夫、見失ってはいけない……怒りに、身を委ねてはいけない……私はそれでも、私のままで生きたいから……!
(自身に強く言い聞かせる言葉、堕天使のままであっても、その上で自分らしく思うままに相方とこの世界を旅をする……そんな想いが自身をなんとか踏みとどまらせ、冷静に相方の言葉を脳内で反芻するとその戦術を念頭に再びストーカーと対峙して)
……!そうだよね、そうくると思った。いくよ、奥の手!
(あからさまに攻め手を増やし、大鎌でストーカーの頭部を狙う。大振りの攻撃を繰り返すことで勝てる可能性を一つ見出し恐らく勝機に逸ったと思った事だろう、大鎌を姿勢を低くしてかわして懐へと飛び込んでマチェットで仕留めにかかってくるストーカーだが、この展開は既に折り込み済みであった。大鎌を振るう左の手とは逆の身体強化により強化した右手には透明な鉱石が嵌め込まれたナックル。そこに込めた魔力に呼応するように白い輝きを放ち始めるそれを必殺の一撃がこちらに届くよりほんの少し早くカウンター気味に顎へと叩き込めば、激しい光の衝撃波がストーカーの脳天を突き破って)

  • No.599 by ロズウェル  2024-10-16 02:20:17 

『私の母親は貴様らのような吸血鬼に喰い物にされてねぇ。その屍が父親を喰い殺しながら朽ちていく映像が、今も瞼の裏に焼きついている。…だがいい気分だ、この糞みたいな世界に貴様らの呪われた血が造り出す災厄を解き放てるのだから…!』

「アナタの言うとおり、私たちは呪われた種族なのかもしれないね。だから今までも、これからも暗闇で生きてく。…それでも私はこの世界が好き。それを見せてくれた大好きな人と、まだ旅を続けたいの。だから、アナタたちの思い通りにはさせないよ。」

(ちらりとフレデリクを見たイゾルデが言葉を投げ終えると、華奢な身体を小さく痙攣させ禍々しい雰囲気を醸し出し。眠たげな表情は鳴りを潜め、代わりに見せた竜族を思わせる冷酷な瞳に闘争本能を濃く滲ませて。闇に溶けるように跳躍し落下しながらツェペッシュに掴みかかると、か細い首を大きな手で締め上げられながらも、相手の鎖骨と肩の筋肉を噛みちぎり砕いた骨と肉片を吐き捨てて。長い時を経て再開した父と娘は、互いの生命活動を完全に止める為、血で血を洗う凄惨な殺し合いを始めて)


…!
アスティ、どうやらそっちは片付けたみてぇだな。へへ、先を越されたぜ。…死体は死体らしく、土に埋まって寝てろっつーの!!
(大振りの戦斧の攻撃を見切れば、カウンターに注意しながら巨体の懐に飛び込むと、大きな口の中に刃を突き入れそのまま浄化の炎を叩き込み脳組織を破壊して。頭部を粉砕され崩れ落ちたラヴクラフトとストーカーの身体が立ちあがろうともがき脚をバタつかせるも、脳が正しく機能しないソレらは不規則に痙攣し次第に動きを停止して)

アスティ、こっちも片付けたよ。大丈夫か?
しかし、素手でぶち抜くとは恐れ入ったぜ。
…おそらく、向こうももう決着が着くだろうぜ。
(アスティの側に駆け寄り脇腹の出血をやや心配そうに見遣り。そして闇の中で理性を捨て去ったイゾルデが屍体の操り人形を駆逐するのに、そう時間は掛からないだろうとも追加し。例えそれが彼女の肉親の亡骸だとしても)

  • No.600 by アスティ  2024-10-16 03:46:17 ID:db0a5ad19

……ぶっつけ本番だったから危ない橋を渡ることにはなったけどね、手痛い一撃ももらっちゃったし……でも今回の勝負私の勝ちは勝ちだね!
(所持者の魔力を吸収して拳に凝縮し、聖なる一撃として叩き込む光石拳。その威力のほどは購入時に聞いたカタログスペック上でしか知り得ず実戦における効果のほどは未知数であったがその一撃はどうやら無事にストーカーの脳を粉砕するに至ったらしい、屍体が再生する際に発せられる鼻をつくような臭気が周辺を漂い肉体の再生は成るも、脳だけは再生することが困難であるようで、相方の予想通り脳を損傷した人形はまるで死にかけの虫のように這いつくばってもがき、やがてそれらが動かなくなるのを確認すれば話しかけてきた相方の方へ向き直り。自身の傷口へと一度目をやってから相当量の血は滲んでいるが、そのダメージが見た目より大した事ないとアピールするようにピースをして。自身とは対照的に危なげなく勝利してみせた相方に向けて、勝ち方はどうあれ二人の間の決め事はあくまでどちらが早く敵を倒すかだから勝者は自分なんてそんな軽口を叩き、こちらの怪我を心配する相方の心配を払拭してやろうとして)
……貴女も自分の在り方を貫いて、居場所を護るために戦ってるんだね……
(理不尽にもその身に課せられた業を背負って向きあいながらも、決してそれに呑まれてしまうことなく自分にとっての大事な居場所……自身にとっての『世界』そのものを護るため戦うイゾルデの姿を自身の境遇に重ね見る、かつての肉親の亡骸との凄惨を極める戦い、状況だけを見れば今すぐにでも間に割って入りイゾルデを助けこの不毛な争いに終止符を打つべきだろう、しかし実際にはそうしないのは、この戦いが彼女にとっての信念を示すものでありそこに水を差すような真似を良しとしなかったからで。相方もそのことを肌で感じ、信念の強さの分だけ彼女が押し勝つ事を確信しているのだろうということを横目で見て感じながら戦いの行方を静観して)

  • No.601 by ロズウェル  2024-10-16 22:48:10 

(喰らった闇をエネルギーの糧とするように、その小さな身体に禍々しい殺意と暴力衝動を宿したイゾルデが長身ツェペッシュの命を少しずつ刈り取り。跳び回る標的を引き裂こうと振り下ろされた腕をかわし跳ねたイゾルデが相手の大きな肩に飛び乗ると、掴みかかろうと持ち上げられた右腕を力任せに捻り切り、落下しながらもぎ取った腕をツェペッシュの耳下に叩きつけ。鼻と耳から同時に多量の血を流した巨体がぐらつき、三半規管を強烈に揺さぶられ平衡感覚を失ったツェペッシュが膝をついて動きを鈍らせると、その瞬間を逃さずイゾルデの手刀が眼球を抉り、そのまま悍ましい怪力で頭蓋骨を砕きながら脳を掻き混ぜ破損させて)

『ば、バケモノめッ、地獄に堕ちろ!』
(ツェペッシュの動きが完全に停止したその刹那、イゾルデの背後に忍び寄った老人がダガーナイフを垂直に振り下ろすが、音無く駆け寄ったフレデリクがその刃を長剣で弾き。続けざまに灼熱の火炎を纏った剣先が老人の頭部を細切れにすると、その破片に引火した炎がそれらを瞬時に燃焼させて。放心したように佇むイゾルデが小さく呟いた言葉に優しい声でフレデリクが答えるも、交わされた言葉は風にさらわれ、ここからは聴き取ることはできず)

…終わったようだぜ。
あいつらは放っておけばすぐ治るだろうが、アスティはしっかり手当てだな。
あぁ、お前さんの勝ちだよ。何でも奢ってやるから、任せとけ!
(頭部の無い屍体は灰が崩れるようにその身体が朽ち果てていき、自身の肉体も弄っていたのだろう、最後に息絶えた老人の身体もそれに続いて。巻き込んでしまったことを謝罪するフレデリクを宥め、今夜はそれぞれ宿に戻ることとし、話を切り上げて)

アスティ、俺たちも戻ろうか。
…だいぶハデにやっちまったからな。面が割れないうちに、とりあえずここからトンズラしようぜっ…!

  • No.602 by アスティ  2024-10-16 23:09:10 ID:db0a5ad19

うん、そうだね……っとと……ごめん、少し血を流し過ぎたかな
(因縁の決着を見届け、先程までの激戦が嘘のように訪れる静寂と平穏。しかし、街からはそれほど大きく離れてはいない場所でこれだけの騒ぎを起こした以上、すぐに騒ぎを聞きつけた兵士なんかが駆けつけることだろう。またお尋ね者として追われる立場となるのは御免被りたいところ。傍の相方の顔を見上げ、笑顔で応じて歩き出そうとするがそれなりの量の出血と、戦いの終わった安心感で気が緩んだことで視界が軽く揺らぎ足元ふらつき相方に寄りかかると、苦笑い浮かべつつ謝罪を口にしてから慌てて身体を離して、大丈夫大丈夫と若干覚束ない足取りで歩き出して)

  • No.603 by ロズウェル  2024-10-17 00:25:40 

お、おい、無理するなって。へへ、いつもと逆だな。ま、俺はだいたい酔っ払ってるときだがね。
(よろけたアスティに気付くと、足取りが危うい彼女に肩を貸し。ゆっくりと常闇の世界を二人で歩き、宿へと向かって)


──翌日
ほんとにもう行っちまうのかよ。

『あぁ、ここでは色々な事があり過ぎたからね。ロゼ、アスティ、またどこかで会えることを願っているよ!』

「助けてくれて、ありがと。」

(翌朝すぐにここを発つことにしたというフレデレリクたちを見送って。昨日の戦闘を経て彼等の服装が変わっているが、絵画から浮き出てようなクラシカルな装いのテイストは変わっておらず。闇に消えていく二人の背中に別れを告げて)

アスティ、身体は大丈夫か?あんまり無理すんなよ。
さぁて、次は何しようかね。…食い物はあんまり期待できないんだよなぁ、この国は。
(昨夜、宿の主人に少し無理を言ってアスティの手当ができるエルフ達の都合をつけ簡易的な治療を施してもらっているが、完治するまではまだかかるだろうと少々過保護な声を掛け)

  • No.604 by アスティ  2024-10-17 01:53:31 ID:db0a5ad19

──また会えたら今度こそ一緒にお酒飲んでゆっくり話そうね、楽しみにしてるよ!
(結局殆ど交流が出来無いまま、別れることになったのを残念に思うが旅を続けていればきっとまた道が交わることもあるだろう、互いの旅の話しを肴に酒宴を愉しむのはその時まで持ち越しとしよう、いつかの約束のため夜通しでも語りきれないぐらいの楽しい旅の思い出話しを此方も用意しておこうと、そう心に誓って二人を満面の笑顔で見送り)

ふふ、ロゼったら心配性なんだから。しっかり止血もしてもらったしもうなんてことないよ……でも、少し安静にしておこうかな、しっかり完治させないと旅の再開を認めてくれなさそうだしね
(こちらは簡易的な手当てだけで大丈夫と言ったのだが、治療のため医術に長けたエルフの手配までしてくれた相方、そして治療が順調に進んでる今現在も身体の心配を重ね重ねしてくる有様、大袈裟だなぁと苦笑いを浮かべつつも本心ではその優しさを嬉しく思う自分がいて、当面はあまり無茶なことはしないようにして、体調を万全にすることを優先すると彼の想いを十分に汲み、そうしないと旅立たせてくれないでしょ?とイタズラっぽく口にして肩を竦めて)
でも、宿屋で寝てるだけっていうのも退屈だし……デートでもしてみる……?なんてね
(傷自体は一週間ぐらいあれば塞がるとのこと、あまり激しく動けば傷が開く恐れはあるが日常生活を送る分には支障はなく。昨晩は血液不足で身体全体が重く、一度ベッドに倒れ込んだ後は起き上がる気力もなかったが今日はすっかりいつもと変わらぬ調子で、一晩しっかり眠ったことで気力と体力に溢れていて。しかしだからといって依頼を受けたりなんかは出来ないため、どうしたものかと少しばかり思案した後で昨日フレデリクが口にしたワードを思い出したように口にすると、本当にしてみる?などと冗談めかしてはにかみ笑い、あくまで冗談といった風を装って見せているが内心の緊張を示すように、臍あたりの位置で組んだ両手の指もじもじ動かしながらチラリと横目で見上げるよう相方の表情窺っていて)

  • No.605 by ロズウェル  2024-10-18 00:15:24 

そりゃそうだって。それに砂漠の国から寝ても覚めても連戦だったからさ。たまにはゆっくりしようぜ。

ん、デートかい。それもいいかも…って、な、デート!?
(何が起こるかわからないこの旅、互いのコンディションだけはしっかり保っていきたいところ。そんな会話をしていれば、ふと相方の口から零れた単語に虚を突かれぽかんと口を開きつつ、先ほど別れた友人フレデリクの含んだ笑いが見えたような気がして)

よし、それじゃ昼に町の真ん中にある小さな噴水の辺りで待ち合わせな。遅刻すんなよっ!
(同じ宿に泊まっているので出掛けから行動を共にすることもできるが、デートってのは外で待ち合わせするもんだと謎の持論を呟きながら、のんびりと一人歩き出してひらひらと手を振り)

  • No.606 by アスティ  2024-10-18 02:07:27 ID:db0a5ad19

えっ……!?ちょ、ちょっと、本当に……って、行っちゃった……
(軽くあしらわれるか流されてしまうかとも思っていたのだが意外にもすんなりと、むしろとんとん拍子に話しが進んでいってしまうとデートだなんて自分から言い出したことだが逆にこちらの方が戸惑ってしまって。本気なのかとこちらから再度意思確認をする間もなくそそくさ外出準備を済ませて出て行ってしまった彼の背を見送れば、実際デートという名目で外出することなどこれまで生きてきた中で経験のない事であるため、どうしようと頬を染めて頭を抱えて。とはいえ、既に相方は出発した後であるため覚悟を決めるしかないと昼の待ち合わせ時間に合わせて身支度を進め)

ロゼ、待った……?
(デートということでやはりお洒落をした方がいいのだろうかと、昨日披露したエルフ風の衣装でという考えもあったのだが今日は普段通りの自分でと、いつもと変わらない服装で髪だけ一つに結い、薄く化粧だけして待ち合わせ場所へ。噴水のある広場にて佇む見慣れた背中見つけると小走りで駆け寄っていき、後は普段通り声をかけるだけというところで、普段通りって一体どんな感じだっただろうと考えてしまい足を止めて一度深呼吸、デートということを意識してしまっただけでこんなにも感情がグチャグチャになってしまうことに驚きながら、結局肩を背後から指先でトントンと叩いて控えめに微笑むという、普段の自分のイメージからはかけ離れた形での声かけとなって)

  • No.607 by ロズウェル  2024-10-18 22:57:26 

(肩を控えめに叩かれそちらに目を向けるといつもの距離感に相方の姿を見つけるも、なにやら表情が固いような…。少しアレンジされた髪型も相まって、思いの外意識してるなぁと小さく笑い)

よっ、傷は大丈夫か?あんまり無理して身体動かすなよ。
しっかし、着いたばかりの頃はずっと真っ暗だし少し気味悪いなと思ってたんだがな。慣れてくると案外綺麗に見えてくるもんだな。
(相変わらず広がる闇の世界、そこに薄ぼんやりと光るオレンジ色がイルミネーションのよう。まるで、何かのイベントで普段は出歩かない夜、外に出た子供の頃のような気分になり)

アスティ、昼はまだだろ?
この辺りで何か見たいものがあればソレを軽く見て、まずは昼飯食べようぜ。
(何か気になるものあるかい?と聞きつつ、アスティを促し歩き始め)

  • No.608 by アスティ  2024-10-18 23:58:09 ID:db0a5ad19

本当だよね、照明も独特で変わってるけど灯りは他では見た事ない感じで綺麗だし。……ただ、やっぱり時間の感覚は慣れないっていうか、変な感じかな?今朝目が覚めた時もまだ夜だと思って珍しく二度寝しちゃって……。ロゼはそういうの全然平気?
(普段と変わらない気取ったところや飾り気のない態度と表情で声をかけてくる相方にようやくこちらの緊張もほぐれてきて、口調なんかも段々といつもと変わらない調子に戻り始めて。特殊な植物の放つ薄ぼんやりした天然の光を照明がわりとしている独特な光景は幻想的なようでもあって、えもいわれぬ趣を感じている一方で、常闇の世界故にどうにも体内時計の感覚に若干の影響が出ているようなそんな気がすると、苦笑を浮かべて相方はその辺気になったり違和感はないかと話しを振り)

あ、うん、そのことなんだけどね。待ち合わせの時間まで少し時間があったから簡単に料理を用意して詰めてきたの。昨日も行ってきたんだけどここの最上部が展望台みたいになってて景色とか凄く綺麗だったんだ、もし良かったらそこで一緒に食べない?
(ここの料理にはあまり馴染めず食指が動かない様子の相方のため、集合時間までの空いた時間を活用して簡易的ではあるが所謂お弁当を用意してきており、それを昨日の散策でたまたま見つけた街並みを一望できる眺めの良い最上部の展望台で景色を楽しみながら一緒に食べるのはどうだろうと提案すれば、デートなのだからと手を繋ごうと手を差し伸べて)

  • No.609 by ロズウェル  2024-10-19 22:45:50 

んーそうだなぁ。睡眠は今んとこ大丈夫なんだが、感覚的にずっと夜動いてるみたいだし、夜行性の動物にでもなった気分だよ。
(このまま慣れてしまうと、この国を出たら深海から引っ張り上げられた深海魚みたいな気分になるのかもしんと大げさに言いながらも、幻想的な闇の光景を楽しんで)

…!気が利くな-!それじゃ、その展望台に行ってみるとしようぜ。
(至れり尽くせりな相方の計らいに感謝しつつ、少し照れながら差し出されたアスティの手を取り。頼もしい旅の相方の意外な一面…相棒としての側面から今まで意識的にそういった面を見ようとしていなかったのかもしれない、彼女の歳相応の女性的な振る舞いに、柄にもなく急に緊張してしまい繋いだ手をややぎこちなく動かしながら歩き)

  • No.610 by アスティ  2024-10-19 23:41:16 ID:db0a5ad19

ふふ、殆どハシゴ移動だからあんまり手を繋ぐ意味はないかも……でも、いいよね?だってデートだし、ね
(目的の展望台を目指しての移動はこの国の構造上必然的にハシゴ移動がメインとなり、せっかく手を繋いだのもすぐに離すことになってしまい。あるいは手を繋ぐ意味そのものがあまりないかもとハシゴを登っていきながら身も蓋も無いことを口にしてしまうが、これは誰がなんと言おうとデートなのだ、つまりは理屈ではなくそういうものとして楽しまなければ損だと先程までの余裕なく動揺していた様子はすっかり鳴りをひそめて先に頂上へと至るハシゴを登りきったところで、後から登ってくる相方へ向けてクスリといたずらっ子のような笑みを向けながら手を差し伸べると、小首をゆるりと傾げて改めて自らこれがそういうイベントなのだということを強調するように述べて)

  • No.611 by ロズウェル  2024-10-21 00:35:33 

(すっかりいつもの調子を取り戻したような相方に促されハシゴを登り、差し伸べられた手を取りながらも、向けられた悪戯っぽい表情に逆に何かを掴まれたような。砂漠の国でのパーティともまた違った不思議な距離感に少しばかり動揺しながらも、いっそのことそれを楽しんでやろうとし)

あぁ、そうだな…っ。はぐれないように繋いでくれると助かるよ。
(照れくささを感じながらもアスティの言葉に同意し、触れる手の平の確かな体温を都度都度感じながら、展望台を目指して登っていき)

結構高いところまで来たな。そろそろ着く頃かい?

  • No.612 by アスティ  2024-10-21 04:26:50 ID:db0a5ad19

うん、もう頂上だよ。ほらこっちへ来て下を見て、凄く綺麗でしょ?
(最後のハシゴを登りきれば改めて、相方の自分のものより一回り大きく頼もしく、力強いその手を物理的にだけでなく心の結びつきをより感じようと握りしめて。繋ぎ合う手からまるで体温が一つに混じり合い溶け合っていくようなそんな感覚に薄ら頬を赤らめながら無邪気に笑いつつ、やや強引にぐいぐいと相方の手を引いて歩みを進めれば周囲を木製の柵に囲われた円形の床の上、ベンチが置かれ、そこに座って街並みを一望することもできる小さな展望台へと案内をして。幸いにも先客は他に誰もおらず相方と繋いだ手はそのままに、眼下に広がる辺り一面にオレンジの明かりの灯った美しくもロマンチックなようでもある、そんな景色へと視線を投げかけて。相方にも是非とも見せてあげたいと思っていた光景……豪快なようでいて実は楽器が得意であったり、旅先でもその地域ごとの特徴なんかを感じ取って楽しむ繊細な感性も少なからず併せ持つ、そんな彼の目にはここからの景色はどんな風に映っているだろうと口角を上げた笑みを浮かべながら、傍らで顔を見上げるようにしてその反応を窺っていて)

  • No.613 by ロズウェル  2024-10-21 23:36:46 

おいおい、そんなに引っ張らんでも付いていくってば。
へぇ、確かに幻想的でいいもんだな。…不安定な感じというかなんというか、そういう揺らぎみたいのが刹那的な綺麗さを作ってるのかもな。
(小さな展望台から見下ろす常闇の町をぼんやりと照らす淡いオレンジ色の光。決して強く光り輝くようなものではないが、その儚げな柔らかい光になんとも言えない美しさを感じ素直にそれを口にして。完璧で一分の隙もないような完成されたものより面白みがあり、再現するのが難しいくらい絶妙なバランスで成り立っていたこの旅の色々な出来事も、ある意味似通った面白さがある気がするよと独り言のように呟き)

連れてきてくれて、ありがとな。
(その心遣いに感謝を述べ、なんだか想像以上にデートっぽいことしているなぁと改めて感じて)

  • No.614 by アスティ  2024-10-22 06:23:32 

……ふふ、なんだか詩的でロマンチックな表現だね。お礼を言うのは私の方だよ、こちらこそ今日は付き合ってくれてありがとう
(見える景色から受けた印象を雅趣な言葉選びで表現した相方、途端に目に映る世界がより輝きを増して見えてしまうのはきっと自分がこの場、この状況の雰囲気に完全にあてられてしまっているせいだという自覚をして我ながら呆れてしまうが、相方とのデートと敢えて定義づけした特別な時間に惑溺していく己自身の心に抗うことは能わず、やはり自分はとっくに彼のことが……そんな胸の奥芽生えた確信めいた感情には思わず蓋をして誤魔化すように努めて明るく笑って振る舞いながらも決定的な表現は避けるようにする。彼はあくまでも旅の相方だ、もしもそんなポジションすらも失ってしまうような事になったらと思うとこれ以上彼の心に深く踏み込むことは憚られてしまって、こんなにも女々しく考えてしまう自分自身に驚くと同時に情けなく惨めな気持ちが芽生えるがそれらの負の感情を必死に頭の片隅へ追いやり、眼前の景色へと再び目を向けると傍らの彼にありがとうと感謝の気持ちのみを伝えて)

ロゼ、お弁当食べよっか?これはね、前の砂漠の街で買った中身の温度を一定に保つ魔道具なんだ。これさえあれば出来立てホカホカのお料理を楽しめるはずだよ
(これ以上は膨らむ想いを抑えきれない、そう悟った己は気持ちを切り替えようと荷物の中から正方形の平たい大きめの箱を二つ取り出せば、なんの変哲もなく見えるそれらの箱についての説明を交えつつベンチの上に並べて置き蓋をパカっと開けて。片側の箱には輪切りにしたバゲットの間に食材を挟んだバゲットサンド、もう片方の箱には限られた材料でも極力彩りなんかも考えられたおかずが詰まっており、説明通りおかずの方からは作り立てであることを示すかのような湯気が立ち上り)

  • No.615 by ロズウェル  2024-10-22 22:37:49 

(色々な思いを巡らせているようなアスティの雰囲気は、なんだか今まで気が付かなかった一面を見たよう。近過ぎて気が付かなかったのかもしれない彼女に対する何らかの感情を自身が抱いていることを意識させられたことを認めながらも、それを深追いすることはせず。相方の明るい声に促されれば、砂漠の国で熱心に吟味していた魔道具とお手製の料理が披露され)

おおー、こんなに準備してきてくれたのか。怪我してるのにすまんな。さっそく冷めないうちにいただくとするよ。冷やすだけじゃなくてこういう使い方もできるんだな。
(いただきますと呟き、二人でのんびり食事を始めて。菜食主体の食事に慣れ始めた身体が目覚めるような美味さに自然と顔が綻び。これは俗に言う胃袋を掴まれるというヤツなのだろうかとふと考えて)

  • No.616 by アスティ  2024-10-23 01:57:58 ID:db0a5ad19

気にしないで。ロゼここでの食事楽しめてないみたいだし少しでも美味しいもの食べてしっかり栄養つけておかないとね?旅は身体が資本なんだから……って、怪我してる私が言うことじゃないけど
(ベンチの真ん中に広げた弁当を挟んで隣り合って座る相方と一緒に食事を楽しむ。相方とは日頃から寝食を共にしている間柄だが今日は普段のお腹を満たす為のものとは異なり心までも満たされていくようで、こちらの怪我に対するささやかな気遣いすらも嬉しく感じて顔を綻ばせると、相方の為に手作りの美味しい料理をなんて軽く自画自賛。身体が資本なんてもっともらしい事を言ってる張本人が怪我人では締まらないなとおどけてみせて)

ここ、ソースついてたよ。……なんだか穏やかだね、旅を始める前はこんな風に誰かとこんな優しい時間を過ごせるなんて思ってもみなかったなぁ
(相方の口元にバゲットサンドのソースが付着しているのを見つければ、荷物の中からハンカチを取り出して口元をサッと拭ってやったりしながらもゆっくり食事を進めて。やがてどちらの弁当箱も中身が綺麗に空になればご馳走様と口にして片付けを済ませて、小さく一つ息を吐いて伸びをしてから瞳を細めると自分の旅立ちの経緯を考えれば今こうして心穏やかに幸せと思える時間を享受出来ているのは奇跡に近いと、柔らかな口調で幸せ噛み締めるようしみじみ呟いて)

  • No.617 by ロズウェル  2024-10-23 23:43:44 

(なんだかどっちが年上かわからないようなやりとりをしながらのんびり食事を終え、ごちそうさまと呟き改めて食事のお礼をして)

そうだなぁ。こうやってたまにはのんびりぐーたらしながら、旅をするのが気楽でいいわな。
(フレデリク達の一件で思わぬいざこざに巻き込まれてしまったが、この常闇にゆらゆらと浮かぶ幻想的な光と穏やかな街並み、それらが相まってとてもリラックスできるところだと今更ながら感じて。宿を取ると比較的のんびりぐーたらしていることも多いのだが、そこにはあえて触れず)

さぁて、満腹になったことだし、どうする?買い物でもするかい?

  • No.618 by アスティ  2024-10-24 09:19:39 ID:db0a5ad19

いいね、そうしよう。特に欲しいものが無くても一緒にお店を見て歩くだけでも楽しいよね
(昨日の自由時間でめぼしい場所はある程度回ってはいるが、それでも全てを網羅した訳ではなく、何より相方と一緒なら見え方も感じ方もまた違ってくるはず。特に入り用なものも現状では思いつかなくても実際に店を見て回れば物欲が湧いてくるということもあるかもしれないし、そうでなくても目的もなくブラブラするのも二人でならきっと楽しいだろうと笑顔でその提案を受け入れ、ベンチから勢いをつけて軽く跳ねるように立ち上がりお尻を軽く手で払って)

それにしても、ここに住んでたらハシゴの上り下りだけで足腰結構鍛えられそうだよね。……あ、見て、ガラス細工の食器だって!綺麗だね、何か買っちゃおうか?
(相変わらず移動はハシゴがメインで、これだけ日頃からハシゴを利用していればさぞ足腰が強くなるだろうなと、率直に思った事をそのまま口にしてとりとめもない話題を振ったりしつつ、通路脇の店なんかを時に足を止めたりしながら眺めてウィンドウショッピングを楽しんでいれば、見るからに穏やかな感じの風貌の老ドワーフが営む店に目が止まって。そこには色とりどりのガラス製の食器類や、置き物なんかが陳列されており、それら全てが店主の手作りであるようで。どれもが精巧な出来の品々に目を奪われ、色違いのペアのグラスなんかもあるのを見ては相方を振り返って反応を窺って)

  • No.619 by ロズウェル  2024-10-25 23:14:47 

ん、食器ねぇ。どれどれ。
(寡黙で職人気質なイメージのドワーフが営む食器屋に興味を惹かれたアスティに促され、それらを眺めて。確かに彼女が言うようにどれもしっかりした精密さを感じ、なおかつ繊細な雰囲気も相まって目を引く。それらと同じくらい、自身では気にも止めなかったであろうこういった類の店に興味を示した彼女の女性らしさのようなものを改めて感じて)

ペアのグラス、良いんじゃねぇか?俺はショットグラスみたいなものが欲しいなぁ。
(アスティの視線を肯定するように穏やかに頷きつつ、自身は精密である程度丈夫そうな、小さなショットグラスを手に取って眺めて。旅のお供の酒をちょいと飲むには良さそうだ)

  • No.620 by アスティ  2024-10-26 05:06:48 ID:db0a5ad19

可愛いグラスだね、こういうのって強めのお酒を中に注いで二人で飲み比べとかするんでしょ?
(いくつか並んだ中から相方がピックアップしたそれは一般的なグラスと比べて小さめなそれで、自分ではそういった飲み方を試したことはなく、使途も当然それだけではないだろうが酒場なんかで主に荒くれ者や、見栄っ張りな若者なんかが意地の張り合いからアルコールの度数が明らかに高い酒を飲み比べたりしているのを見た事があるためそういった記憶と印象が強く結びついていて)

……そうでなくても旅先で静かに二人で乾杯するにも丁度よさそうな感じで、そこまで嵩張らなさそうだし……うん、私もこれが気に入ったよ、これに決めちゃおう
(イメージはどうあれ、実際に二人で使用する場面を想像してみることにする。二人で焚き火なんかを囲んで揺れる炎を眺めつつ嗜む事を目的として注がれた少量の酒を静かに酌み交わす……そんな風景が脳裏をよぎり、相方となら特に素敵な時間を過ごせそうだと心の底から感じれば、ほぼ即決で相方の選んだそれの購入を決めて満面の笑みを浮かべて)

  • No.621 by ロズウェル  2024-10-28 00:41:26 

飲み比べはどうかわからないが、少し強めのヤツを少量飲むモノだな。ま、お前さんも知っての通り俺はそんなに酒強くないから、こういうのが合ってるかなってさ。
(早々に酔い潰れ引き摺られて帰った記憶…正確には残念ながら記憶はないのだが、後から補完したそれらの出来事を思い出して苦笑し)

それにこういう物って用途もそうだが、それに纏わる思い出みたいな物が宿るというか。手に取って感じたことや、その当時の出来事や考えたことなんかを後から思い出すことがあったりして、面白いなって思うんだよ。へへ、それじゃコイツを貰うしようかね。
(常闇の国で小さなグラスを二人で眺めた出来事、その日触れた相方の手の暖かさをいつか懐かしむ時が来るのだろうかと、ぼんやりと考えながら思ったことを口走って。どうやらアスティも気に入った様子、それなら決まりだとドワーフの店主にそのグラス二つの購入を告げて)

  • No.622 by アスティ  2024-10-28 01:52:17 ID:db0a5ad19

ふふ、そうだよねわかるよ。思い出の品ってそういうものだから……でも、暫くは後になって振り返るだけの思い出にはしたくないかな、これにまつわる楽しい思い出もいっぱい増やしていこうね
(購入したそれをしげしげ眺め、相方の言わんとすることに理解を示して頷くと荷物の中に丁寧にしまい込んで。思い出を振り返るなんて言うと少しばかり感傷に浸ってしまいそうにもなるが、思い出は紡いでいくことも出来る、永遠に続くものなどこの世にはなく、いつかは必ず終わりが来る旅だがそれまでにどれだけ彼と心通わせかけがえのない時間を過ごせるか、それは今後の自分たち次第で、願わくばこの先も末永く二人で旅先で笑い合ってこのグラスを手にして酒を酌み交わせる、そんな日々を積み重ねていきたいと微笑んで)

ロゼ、今日は本当にありがとう。デートなんて、私はこういうの初めてだったからどうなる事かと思ったけど、すごく楽しかったよ。……明日からも、変わらず旅の相方としてよろしくね
(デートの正解というものがどうなのか、自分ではあまりよくわからないが、一緒に綺麗な景色を眺め食事をして、お揃いのグラスまで購入した。それは実に充実した時間で、誰がなんと言おうと自分の中では最高のデートだったと断言することが出来て。突拍子もない自身の申し出に付き合ってくれた相方への感謝の気持ちと、ほのかな恋心……デートの締めくくりとしては些かささやかではあるがそれでも今の自分たちの関係的にはこれぐらいが丁度いいと、目の前に歩み寄って軽く伸び上がって頬に軽く触れるだけの口付けをして、明日からも大事な旅の相方として一緒に歩んでいこうと、頬を僅かに上気させてはにかみ笑いを浮かべ願いを口にして)

  • No.623 by ロズウェル  2024-10-29 23:27:58 

こっちこそありが……ああ、そうだなっ。明日もきっと色んなことがあるんだろうぜ。こちらこそよろしく頼むよ。
(思いがけないアスティの行動に驚き一瞬言葉を失うも、その後向けられた彼女の優しい笑みに自然と穏やかな気持ちになり、明日からの冒険に思いを馳せて。のんびりと宿へと歩きながら、なんとなく彼女の唇が触れた自身の頬に指先で触れると、滞在期間はさほど長くは無かったが色々なことがあった常闇の国、この幻想的な柔らかい光とそこでの出来事は、生涯忘れることはないだろうとぼんやり考え)

さぁて、次の目的地を決めようかね。そろそろ体に日の光を思い出させてやらねぇと、ほんとに俺たち夜行性の生き物になっちまうぜ。
(体内時計が随分と狂っているのではないかと、だらしなく欠伸をしながらアスティを眺め明日からの行く先を相談し始めて)

  • No.624 by アスティ  2024-10-30 00:53:29 ID:db0a5ad19

そうだね、ここの景色は素敵だったけどそろそろ日の光が恋しいよ。次の行き先は宿に戻ってからゆっくり地図でも眺めながら……!あなたはっ……
(久しく日の光を浴びずにいたことで、改めて普段頭上に燦然と輝いていた、あって当たり前の温かな光のその有り難みを実感させられるのと同時に、ここでの生活に完全に順応するのは自分には難しそうだと苦笑いを浮かべ。次の目的地についてはこれまでとは違い漠然とした案すらもないが、それならそれで地図を眺めながら二人で行き先について話し合って決めるのも一興、宿に帰ってからの新しい楽しみが出来たと胸を躍らせていると眼前には銀色の髪をした一見すれば人間と見紛うほどの精巧な少女の人形、ソリスが立っていて)
『ご機嫌麗しゅうございます、アスティ様ロズウェル様。先日のガイアシザー討伐の折は大変お世話になりました!』
(普段一緒に行動していると思われるアルバスの姿は目の届く範囲には見当たらず、彼女一人のようで。こちらへ向けて恭しくお辞儀をすると礼儀正しく挨拶をしてきて)

私達に何か用……?
(何故彼女がここにいるのか、偶然の可能性も勿論あるが後をつけられていたと考える方が自然だろう、目的は現状ではわからないが得体の知れない正体不明の気味悪さを感じる二人組のその片割れが突然目の前に現れたことに、先程までの浮ついた気持ちは完全になりをひそめ、警戒心をあらわにして見据えて)
『……マスターのご命令です、アスティ様……ご容赦くださいませ。……ロズウェル様、マスターが貴方様と個人的にお話しがしたいそうです、要求を聞き入れてくださればアスティ様は解放するとお約束します、勿論聞き入れて頂けますね?』
(アスティと対峙したソリスは素早く手を前に突き出せば袖口に仕込まれていた小さなボウガンを放ち、そこから放たれた矢が肩にヒットした瞬間脱力し倒れ込みそうになったアスティを抱き止めると、その首元にボウガンの鏃の先端を向けながら目の前の彼へと抵抗をしないよう牽制しつつ自らの要求を伝えて)

  • No.625 by ロズウェル  2024-10-31 00:34:20 

…よう、珍しく一人でお散歩かい。どっちかってーと、ご主人様は明るいお天道様の下よりこういう仄暗い場所の方が似合う気がするけどなぁ。
(ソリスの姿を確認すると、やや強張ったアスティの様子に気付きわざとらしく軽口を叩き。そのままアスティとソリスのやりとりを眺めるも、不意をつくような一撃を肩口にもらい崩れ落ちたアスティ、ただの矢ではないことは明白)

ッ!!…てめぇら、何企んでやがる…?
(穿ち焔の柄に手をやるも、アスティを人質に取られたこの状況で強硬手段に出ることはできず、その機械仕掛けの瞳を睨みながら問うて。睨み合いを続けながら、攻撃をするでもなく逃げるでもなく、その様子はソリスが投げた要求を不本意ながらも聞き入れようとしていることを暗に告げて)

  • No.626 by アスティ  2024-10-31 01:55:07 ID:db0a5ad19

ロ……ゼ……ごめ……
(襲いくる強烈な眠気、力が入らず全く言うことを聞かない身体に微かに残る意識で、まんまと人質として取られてしまうという失態を演じたことを相方に向けて言葉を振り絞って謝罪しようとするが、途中で力尽きて完全に昏倒してしまい)

『その質問への答えはマスターがお持ちです。……出立の準備が済み次第、西側の出口までお越しください』
(最初に出会った時の口数の多さからすれば嘘のように表に出す感情は薄く、一切余分な事を話さずにまるで機械的に主命だけを果たさんとしている様子が見て取れて。その一方で宿屋に置いたままの荷物などがあるだろうと、その辺の配慮は欠かさなかったりと人質をとって行動を強制する悪辣さとはアンバランスなようでもあって)

  • No.627 by ロズウェル  2024-11-01 00:11:38 

(人質としての利用価値を鑑みると一次的な昏倒だとわかっていながらも、意識を失う相方を見遣り腸が煮え返り)

…アスティに少しでも妙なことしてみろ、稼動させたままバラバラに分解してやる。
(悪態を付きながらソリスに背を向けて宿へと向かい。魔力を原動力として動く人形に対し脅しなどまったく意味はないだろうが、言わずにはいられずに吐き捨てた自身の行動にも苛立ち。乱暴に荷物をまとめながら、つい先ほど購入したグラスをちらりと眺めれば怒りと不安が入り混じり苦々しい表情を浮かべて。それでも…ここで逆上しては向こうの思う壺、意識を落ち着かせて宿を後にして)

…よう、待たせたな。
(西側の出口へと二人分の荷物を背負い現れ。念のため、闇に包まれた周囲にアルバスが潜んでいないかをちらりと探りながら、ソリスに声を掛けて)

  • No.628 by ソリス  2024-11-01 00:48:57 ID:db0a5ad19

お待ちしておりました。……ご安心ください私のマスターは闇討ちなどは致しませんので、さあどうぞこちらへ
(待ち合わせ場所へと逃げることなく現れた相手、人質をとっているのだから当然だが、本当に彼は打算も何もなくこの堕天使のこと大事に想っているのだなと、疑っていたわけではないが主人から聞いていた堕天使という存在の悍ましさを考えれば驚くべきことだが、態度には出さず。周辺を気にする様子を見せる相手の振る舞いに意図を理解し、不意打ちで人質をとったりと十分に卑劣な手段を講じた後では信用はないだろうが、とにかくこの場にアルバスは居ない事を重ねて伝えるとアスティを軽々肩に乗せ担いだまま踵を返し森の奥へ歩き出し)

これから向かうのはマスターの生まれ故郷のその跡地……そこでマスターはお待ちです……堕天使によって刻み付けられた同じ痛みと苦しみを知るロズウェル様を……
(少しずつ周辺に深く茂っていた木々が次第に減っていき、久方振りに夕刻時を告げるオレンジの陽の光が彼女たちの身を照らす。堕天使と関係があるとされる災禍の楔と呼ばれる大いなる暴の力、それによる惨劇の地が目的地であることを伝えると改めて彼の過去については粗方調べがついていることを示すように話し、歩みを更に進めていくと元はアルバスの故郷へと繋がる街道があったのだろう、剥き出しの土の上に無造作に伸びた雑草という荒れ果て、荒廃した景色が広がっていて)

  • No.629 by ロズウェル  2024-11-02 23:59:24 

…そのようだな。
(砂漠の国で見た彼女の飾らない性格、魔力で動く人形とわかっていてもその印象は悪くはなかったが、相方を人質に取り選択肢を与えない交渉の進め方に自身の単純な認識を忌々しく重い。それでも、主人が傍に居ないというのは本当なのだろうと、周囲への警戒を緩め)

……お前…クソっ
(ソリスが呟いた言葉から、自身の忌まわしい記憶を擽るようなアルバスの物言いを思い出して。大方自身の過去は主人からインプットされているのだろう、小さく悪態をつくと、脳が忘れていた陽光の明るさに眩しさを感じ、手の平でその沈み行く太陽の光を遮りながら苦々しい表情を浮かべ荒れ果てた地をゆっくりと歩いていき)

  • No.630 by ソリス&アルバス  2024-11-03 00:46:50 ID:db0a5ad19

(互いに無言のまま荒廃した土地を進んでゆくと、やがて砂漠でも見たような、楔が打ち込まれたことを示す深く抉れた大地が見えてくる。深穴の周辺には倒壊した木造の建物の残骸などが散乱しており、そこそこ栄えた街であったことを示すように大きな建物の痕跡も点在しているが、今では見る影もなく)

マスター、ロズウェル様をお連れしました
(深穴から僅かに離れた街外れ、そこには屋根や壁がボロボロにはなっているものの、爆心地から外れていたおかげか他の建物よりは比較的しっかり形の残った教会だったであろう建物が佇んでいて。ソリスはその建物の裏側へと周りこめば、そこに存在する背が高く朽ちて葉が落ちた木の下に佇む真紅のロングコートの背中へと、自身に課せられた責を全うしたことを伝えて)

『ご苦労……。よく来たなロズウェル。歓迎するぞ、息災であったようで何よりだ』
(アルバスはゆっくりこちらを振り返ると短く自身の魔導人形を労い、相手の方を見やれば、あまり感情の込もらない抑揚のない口調でそう語りかける。彼の足元の木の根元には表面に何か文字らしきものが刻まれた丸い石、その側には真新しい白い花束が添えられており、それが何者かの墓標であることを示していて)

  • No.631 by ロズウェル  2024-11-03 23:51:43 

(ソリスに連れられ辿り着いたのは朽ちた教会を思わせる寂れた建物。彼女が声を掛けた男の後姿に目をやりながらも、ちらりと男の足元の墓石を見遣り)

何が歓迎だ。さっさと要件を言えよ。…返答次第で叩っ切るぜ。
(刀の柄に手をやりながら低く落ち着いた声で言葉を投げ。2対1、かつ先日のガイアシザー戦で見せたアルバスの戦闘スタイルとその身のこなし、仮にサシでやったとしてもその結果はわからない。研ぎ澄まされた神経がささくれ立つような感覚を得ながらも、アルバスからは殺気、いや、一戦を交える気すら感じられないようでやや混乱すると、それは次第に苛立ちに変わり)

てめぇ、みっともなく人質まで取って何しでかそうとしてんだ。答えやがれ!
(やや語気を荒げ吐き捨てて)

  • No.632 by ソリス&アルバス  2024-11-04 00:37:09 ID:db0a5ad19

何故お前はよりにもよってこの娘と行動を共にする、お前にとって堕天使は忌むべき仇ではないのか?後悔、憎しみ、怒り……お前を苛み続ける深い傷は、この呪われた血を持つ存在によって刻み付けられたものだろう
(腹立たしげに声を荒げる相手とは対照的に、落ち着き払った態度でソリスが抱える堕天使の少女一瞥してから、相手からの質問には答えようとはせず、堕天使は相手にとっても大切なものを奪い去った許し難い憎むべき存在ではないのかと逆に一方的に質問を投げ返し)
ロズウェル、俺はお前と戦うつもりはない。……むしろ良い同志になれると思っているのだ、俺とお前が手を組み、そしてソリスの力があれば必ずや天界の驕り高ぶった聖者の皮を被った獣どもを一掃できる……今度は奴らに教え込んでやろうではないか、奪われる者の痛みを…!苦しみを…!
(静かに、しかし次第に膨らんでいくのは負の感情。絶大な権力と発言権を持つセレスティアル家の統べる天界を堕とす……そんな驚くべき計画を目論み、そしてその計画の一端を彼にも担わせようと言う。これまでの落ち着き払っていた態度が嘘のように目を見開いてギラつかせ狂気に満ちた表情浮かべて両手を広げて声をあげる様子は、妄執に取り憑かれた狂気の復讐者そのもので。そんなアルバスの様子を横目で見るソリスはただ黙って静かに瞳を伏せて)

  • No.633 by ロズウェル  2024-11-06 00:20:31 

…天界を…だと?
(堕天使に対して何かしらの思惑があるのだろうと踏んでいたが、その野望の大きさに思わず声を出して。自身のトラウマを刺激するような言葉が呼び覚ますのは、あの惨劇と妹の亡骸。しかしながらそれらと同時に浮かぶのは短くも充実した旅を共にした相方の優しげな面影)

確かにお前の言うとおり、奪われた痛みも苦しみも忘れることはないだろう。あれを引き起こした元凶の息の根を止めない限りはあの世に行けねぇと思ってる。…だがな、それと天界をどうこうしようってのは、また別の話だろうに。
(かつてアスティが話した彼女とセレスティアル家に纏わる過去。モルドールと滅びの山での様々な出来事が、昨日のように脳裏をよぎり。ふとソリスの憂いを帯びた機械仕掛けの瞳に気付くも、その意図は読み取れず)

  • No.634 by ソリス&アルバス  2024-11-06 01:33:43 ID:db0a5ad19

天使など皆、二面性を持つ獣だ……。この地『エルマナ』はな、かつて天使を崇拝していた土地だ。俺たちは物心がつく頃からずっと来る日も来る日も奴らに感謝の祈りを捧げ、生きてきたのだ……天使こそが世に調和と安寧を齎す聖なる存在であると、そう信じて疑わなかった……!だが、その結果がこのザマだ……!堕ちた同胞が地上で何をしようが奴らは素知らぬふり、それが邪悪以外のなんだというのだ!?……故に奴らは等しく罰を受けるべきなのだ
(天使全てが悪ではない、憎むべき仇は別にいるのだから天界そのものを堕とすのは筋違いである……相手の言い分を最後まで聞いた上で、改めてこの土地がどういった場所であったのかを語るアルバスの投げかけた視線の先の古びた教会、割れたステンドグラスに描かれるのは辛うじて天使モチーフのものであるのがわかり、かつての信仰こそが天使そのものへの憎悪に繋がっている事を示していて)

憎むことでしか救われない思いはある。ならば憎めばいい、誰かに遠慮することはない。お前にはその資格がある……だが、憎むばかりでは自分を毒するだけだ。それを然るべき相手に受け止めて貰わねばならない。そうして世の中の痛みは正しく循環していくべきなのだ。さもなくば……報われない魂が生まれ……それはやがて、亡霊となり己を苛み続けるだろう……お前にも身に覚えがあるのではないのか?
(先程までの狂気的な振る舞いから一転、まるで聖職者が信者へと教えを説き、導くように口にする。相手が砂漠で見た過去の呪いにも似た記憶を体現した何か、あの夜のことまでは流石にアルバスも知り得ないようだがそれでもそれに近しい経験をしたことがある、そんなことを匂わせるようにそう語りかけては、ソリスの元へと歩み寄る)

ソリス、そいつをこっちに寄越せ……なんだ、その目は……道具のくせに言うことを聞けないのか?

『……承知いたしましたマスター……』
(アルバスはソリスの前に立つと、彼女の抱えているアスティをこちらへ受け渡すよう命令する。伏せていた顔を上げアルバスを見やるソリスは悲しみか罪悪感か、はたまたその両方の感情が綯交ぜになったような瞳を一瞬揺らがせ、僅かばかりの沈黙……しかし、最後にはその命令を聞き入れたソリスはアルバスの両腕にアスティを委ねて)

  • No.635 by ロズウェル  2024-11-07 00:51:33 

自分を毒するだけ、かい。あぁ、それは理解しているよ。ただ、そいつとどうやって付き合っていくか、俺はまだ答えを出せていないんだよ。
(荒廃したこの地とその顛末が導く成れの果てを語り、心の内側に入り込んでくるかのようなアルバスの声を聴き入りながらも、アルバスの動作にはっとして)

…ソリス、お前にだって考えがあるんだろう!言ったらいいじゃねぇか、機械だろうが人形だろうが関係ねぇだろ!
(ソリスの瞳の動きを見遣り少し声を荒げるがその言葉はソリスには届かなかったのだろう。アルバスに支えられダラリと腕を投げ出したアスティの姿に腸が煮え)

…アルバス、そいつをこの場でどうしようって魂胆かは知らんがな。これ以上アスティに何かしてみろ、刺し違えてでもこの場でお前の首を刎ねるぜ。
(声のトーンを下げながらも、毅然たる態度で言い放ち)

  • No.636 by ソリス&アルバス  2024-11-07 01:25:24 ID:db0a5ad19

……交渉は決裂のようだな、残念だ

『マスター……!ここで血を流すべきではありません……、ここは……あの方の墓前です……!』
(何故こうもこの堕天使の娘の肩を持つのか、理解に苦しむといった様子で、これ以上の交渉は無意味であると悟ればアスティのこめかみに銃口を押し当て、差し違えてでもと言い放つ相手のことなど歯牙にもかけていない様子で引き金に手をやる。しかし、そんなアルバスの凶行を止めるべくソリスが脇から走り込んできたかと思うとその手を掴んで銃口をアスティの頭から引き離し、アルバスの背後にある墓標へと目線を投げかけてから、哀願するようにその冷酷な表情浮かべた顔を見上げ)

……!また、その目か……!紛い物のその目を俺に向けるな……!お前のような人形に彼女の何がわかる……!
『マスター……うぅ……』
(ソリスから先程と同じように作り物とは思えない感情のこもった目を向けられた瞬間、アルバスはまるで我を忘れたように彼を前に人質をとっていることで一時的に優位に立っている立場であるということすら忘れたように激昂しソリスを思いっきり殴りつけて大きな隙を晒して)

  • No.637 by ロズウェル  2024-11-07 19:39:54 

止めろっ!!
(アスティに突きつけられた銃口、引き金を引こうとする指先、全てがゆっくり見えて。こんなところで終わっちまうのか、そんなわけないだろう、ゆっくり見える光景と真逆に数多の感情が溢れて。それを打ち破ったのはソリスの悲痛な声。この場で最も情緒的な色を含んだ声は、皮肉にも魔導人形である彼女の口から発せられ)

…アルバス、てめぇ…!
(投げかけられた言葉に感情を昂らせソリスを殴りつけたアルバス、その光景が再び怒りに火をつければ、穿ち焔を抜き払った身体は飛ぶようにアルバスへと距離を詰め刃を払い。それでも、脳裏に浮かんだソリスの悲しげな瞳がそうさせるのか、彼の首筋に叩き込まれようとするのは、逆さにした刀の峰)

  • No.638 by ソリス&アルバス  2024-11-07 20:24:12 ID:db0a5ad19

ぐっ……貴様……!
(彼のような手練れを前にしては一瞬の隙が命取り、怒りに身を任せた行動で失態を演じたアルバスはその一撃をなんとか回避しようと試みるが刀の峰による打撃は避けきれずに肩口に吸い込まれ、骨を砕き。ダラリと腕が垂れ下がり両手で支えていたアスティの身体が地面にドサっと落下し、思惑をめちゃくちゃにしてくれた相手に向けて憎々しげな目を向けて)

罪の所在を知りながら死者の無念を晴らそうともしない……あまりに怠惰!貴様のような者こそが最も唾棄すべき人間だ。貴様だけはこの場で……!
『マスター……!無茶です、そのような傷で……!どうしても……ロズウェル様と相いれぬとおっしゃるのでしたら、私が戦います……ご命令を!』
(もはや、理屈ではなく本能で彼を相いれぬ存在と認識したアルバスは勝算も何もかもかなぐり捨ててただ、感情任せに拳銃を彼へと向けるが、片腕の自由を奪われた状態で勝てるような相手ではない、そんな狂気とも取れる主人の行いを咎めるのはソリスであり、あんな酷い仕打ちを受けた後だというのに二人の間に立ちはだかると何よりまず主人の身を案じ、眼前の敵の始末を命じるように毅然と言い放ち)

……っ……もう良い……この場はこれまでだ、退くぞ
(強い覚悟に満ちたソリスの口調と眼差し、それを見たアルバスはハッと目を見開いたかと思えばビックリするぐらい一気に気持ちを落ち着けて沈静化し、自分たちの戦略的敗北を素直に受け入れると地面に倒れたアスティへ拳銃向けて牽制しつつそのままその場を去って行って)

  • No.639 by ロズウェル  2024-11-08 23:23:58 

(屹然としたソリスの振る舞いと、機械仕掛けの人形とは到底思えない瞳の色を見遣り、無言でそのやりとりを眺めて。自身が彼等へ刃を向けるのと、おそらく本質はきっと似たもの。それであれば、覚悟を決めたソリスを言葉で止めるのは不可能だろう)



…アスティ、おい、しっかりしろ!
くそっ、なんだってこんなことに・・。
(その後彼等の姿が見えなくなると、アスティの元へ駆け寄りその身体を抱き起こし揺らして。医術は愚か、応急処置の知見すらない自身の体たらくを悔やみ。物理的な損傷ならともかく、意識を失った状態のアスティには穿ち焔の治癒の力を当てにするわけにもいかず)

  • No.640 by アスティ  2024-11-09 00:15:16 ID:db0a5ad19

……っ……う、ん……ロゼ……?私、どうなって……
(受けた矢に使われていた毒は単純に強烈な眠気を誘う類の物であったようでしばらく経って、昏睡状態から目を覚ませば記憶の混濁や肉体的なダメージ等はなく、気を失う直前の状況も明瞭に覚えていたため眼前にある見慣れた相方の顔を見て一度瞬き、それか周囲に目をやれば見知らぬ周辺の景色、そして自分が意識を失う根本的な原因となった元凶の姿もない事など様々な疑問が押し寄せ、少し混乱している様子を見せながらもゆっくりと起き上がり)
……?ロゼ、見て……!これって……
(相方の腕の中で目を覚まして起き上がったすぐそば、そこに置かれた丸い石と花束に目線がいき、何気なくその墓標らしき石に刻まれた文字に目を向けると驚愕したように目を見開き、相方の袖を慌てて引き、そこに刻まれた文字へと注意を向けさせる。そこに書かれた死者を弔う言葉自体は何もおかしな事はなかったのだが問題はそこに眠る人物を示す名前で『愛する想い出と共に安らかに"ソリス・ミルフィオール"』あの魔導人形と同じ名前、それが単なる偶然かそれとも……考えるまでもないだろう、まだ状況は理解出来ていないが、自身が気を失う直前までの状況を考えれば恐らくこの地は彼らにとっての何らかの因縁の地、そこに同名の人物の墓標がある事は間違いなく意味があるのだろうと神妙な表情を浮かべ)

  • No.641 by ロズウェル  2024-11-11 21:47:10 

アスティっ!…大丈夫そうみてぇだな、よかった。何、ちょこっと昼寝してただけさ。気にすんなって。
(意識を取り戻した相方の様子に気付き、はっとしてその瞳を覗き込んで。少し状況が飲み込めないといった様子だが、次第に持ち前の頭の回転の速さで頭の中を整理しているよう。彼女が見つけた墓標の文言にチラリと目をやると、立ち去った彼らのことを考え)

…どうやらあいつらにはあいつらなりの事情ってもんがあるようだぜ。
(荒れ果てた周囲の様子をぐるりと眺めると、アスティが気を失っていた間にアルバスが吐き捨てるように語った『エルマナ』に関する話の要点を伝えて)

  • No.642 by アスティ  2024-11-11 22:34:47 

そうだったんだ……それで堕天使の私にあそこまで執着を……
(相方からの話を聞けばそこでようやくアルバスからのただならぬ執着、その根源にあるものを理解して。大きすぎる憎悪はやがて大きな野心に、共通の敵を追うもの同士手を取り合うことも出来たかもしれないが、その復讐心の強さ故にそれは叶わぬものになってしまったようだ。完全な決裂した今次にこの道が交わる時、こちらも覚悟を決めなければならないだろう、いつか来るあの二人と雌雄を決する日へ思いを馳せ暗澹たる思い抱いて)

……ロゼ、ありがとね。そんな事情を聞かされて……ロゼだって本当は心穏やかじゃなかったよね、復讐の道を選んだとしても仕方のないことだったと思う、それでも今も私と一緒に居てくれて……本当にありがとう
(詳細なやり取りの内容まではわからない、しかし二人の間には確かに交渉があったのだ。相方の抱える事情を考えればその秤はどちらに傾いたとしてもおかしくはなかっただろう、しかしその上で自分との旅を選んでくれた相方には感謝の気持ちが何より一番にやってきて沈んでしまいそうになった気持ちを振り払うように笑顔で感謝の想いを口にして)
さてと……いつまでもこうしていても仕方ないよね、もう少しこの近辺を調べてみよう、何かあの兵器のこととか"あの人"に関する何かがわかるかもしれない
(一目で凄惨な出来事があったとわかるこの土地、しかしここがとある堕天使による攻撃を受けたということは、もしかしたら何か痕跡などが残っているかもしれないと考え周辺の調査を提案して)

  • No.643 by アスティ  2024-11-14 02:59:55 ID:db0a5ad19

どことは言わないけど某所のルーシエンと一文字違いのエルフの子あなただよね
掛け持ちを咎めたい訳じゃないし、多少はこっちを優先してくれていたのはわかるけど、それでも忙しいなんて言いながらそっちには返事出来るんだって少しガッカリしちゃった
楽しくなかった?相性が合わなかった?それならしょうがないと思うよ。私も独りよがりな展開を沢山しちゃってた自覚はあるしね……でも、それならそうと素直に言ってお別れしてくれた方がずっと良かった、待ちに待たされて挙句こんな想いはしたくなかったなぁ……
楽しくてハイペースでお返事しちゃって……なんて話してた頃が懐かしく思えるね、でももうあの頃の気持ちは残ってないんだ……こういうことがあると信じたくても信じられなくなっちゃうよ……もうこんな想いはしたくないから、だから本当はまだまだ二人で冒険を続けたかったけど……さようなら……今までありがとう、大好きだったよ……

  • No.644 by ロズウェル背後  2024-11-15 00:29:12 

まず不快な思いをさせてしまってごめんね。

掛け持ちに対しては指摘の通り、ただ私生活が忙しくなったのも事実でこの趣味にかける物理的な時間が減ったり、疲労からか文章や展開が思いつかないなってことでレスペが減ったけど、それはどちらも同じで、あからさまな優先度を付けたつもりはなかったよ。

とはいえ、一本に絞っていればもう少し見え方も違ったかもしれないし、そもそも一対一というカテゴリはそういった要素もあるのかもしれないから、そこは素直にこちらの配慮不足だったなと感じるので謝るよ。

こちらこそ、長いことやりとりをしてくれてありがとう。
あなたの今後が素晴らしいものであることを願っているよ。

  • No.645 by アスティ  2024-11-15 00:45:12 ID:db0a5ad19

悲しいけど受け入れなくちゃね…
旅はまだまだ続けたいからまた改めて一緒に旅をしてくれる人を募集するね
ここまでの設定は全てリセットで初めから物語を紡げる人を募集するよ

  • No.646 by アスティ  2024-11-25 21:52:12 ID:db0a5ad19

私……また一人になっちゃった……二人で冒険していた頃に戻りたい……私からお別れしておいて勝手な事言ってるのもわかっているし、もう戻れないのはわかってるけど……でも、やっぱり二人での旅はとても楽しくて特別な時間だったんだって、今になって改めて思うんだ……勝手な事ばかり言ってごめんね

  • No.647 by アスティ  2024-11-27 08:57:30 ID:db0a5ad19

いつまでもここでの事を引きずっていても迷惑なだけだよね……もうきっと私への気持ちは冷めてしまってここには無いはずなのにね……だからここで弱音を吐き出すのはこれが最後、またどこかで会えたらなんて、言わないけど……ありがとう、そして今度こそ本当にさよなら

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