アスティ 2024-06-05 12:58:40 |
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おう、りょーかいだ。それじゃ、陽が沈む頃にまた現地でな!
(そうと決まれば早速行動。落ち合う段取りをざっくり確認し合うと、散策の手荷物などを軽く整えて。ふと鏡に映った自分自身を見遣ると、少なくともこのだらしない無精髭は剃らないとなぁ…と苦笑しながら、所持金を懐に入れぼちぼち宿屋を後にして)
──夕暮れ時
アスティ、まだ来てないみてぇだな…。
(会場の入り口付近で落ち着かない面持ちであたりをキョロキョロ見渡して。無精髭を綺麗に落とし何年かぶりに眉を整え、短めの髪をナナメ後ろに流すように撫で付けると、やや色白の肌が相まって実年齢より少しだけ年下に見える自分自身に落ち着かず。漆黒のタキシードを着込み、首筋に異物感を齎すシャツの小さなカラーと蝶ネクタイを撫でると、リーフ模様があしらわれたアンティーク調のカフスボタンが光り。その装いに一際異彩を放つ穿ち焔。これだけは置いてくるわけにはいかぬと、まるで心の拠り所にするかのように腰のそれに触れ、相方の姿を探して)
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