アスティ 2024-06-05 12:58:40 |
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…!そうだね、違いない。それでもまさか純血種の吸血鬼にお目にかかれるなんて思いもしなかったよ
(まるで何か含みを持たせるような言い方、最近は前ほど積極的に自分の正体を隠そうと振る舞うのをやめているとはいえ、それでもこちらが堕天使である事をあっさり見抜いたようなその口ぶりにはやはり驚き、目を見開いて。しかし、そのことについて深く追及をしたり詮索をしようという気はないらしいということを雰囲気から察っすると肩に入りかけた力は抜けて、改めてフレデリクの横で眠るイゾルデを見やり。吸血鬼は純血種は多くが討たれ種の存続のため混血化が進み、今では僅かばかりの生き残りが各地でひっそり暮らすのみと聞く。そんな彼女の同胞たちとの邂逅を求める途方もない旅、それに付き従う彼もまた吸血鬼かそれに準ずる長命の種族なのだろうということを窺い知ることが出来て)
私はこの広い世界を自分の目で見て見聞を広げたいんだ、そしていつか冒険に憧れる誰かに少しの勇気を分け与えてあげれるような冒険譚を書き記したい、ロゼにはそれに付き合ってもらってるの
(自身の旅の目的、最初にフレデリクに話したのは以前から相方にも伝えている通り広い世界をこの目で見たいという内容で、そしてその先はまだ相方にも話していなかったもの。漠然としていた自分の夢の延長線上、世界を見てどうしたいのか更に具体性を持たせるような内容を語り。皮肉にも自分が天界を堕とされる原因となった一人の堕天使が、自分に広い世界への憧れを持たせたのと同じ道を歩もうとしていて)
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