アスティ 2024-06-05 12:58:40 |
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(見知った城下町を練り歩くも、数年前の一傭兵を覚えている者はおらず、旅人の部類と変わらないようで。時計塔を護る翼竜がデザインされた噴水で一息ついて)
参ったな。意外とよそ者には厳しいらしい。
ぐぬぬ…
(持参した紹介状を片手に城内の関係者に面会を願い出るも、門前払いされ今に至って。苦々しい表情で次なる作戦を考えていると、同じく噴水で一休みしている穏やかそうな老人に気づき)
…よぉ、じーさん、久しぶりだな。未だに現役とは、恐れ入ったね。
(懐かしいその顔は、かつてここを訪れた際に宮廷庭師をしていた老人であり、その仕事道具から今なお現役であることが見えて。老人はこちらに目をやると、アスティの姿に驚いた顔をした後、懐かしそうに笑って)
『あんたは確か、この間の魔族を討伐した騎士団に居た青年だね。剣の腕前もなかなかだったが、楽器が上手かったなぁ。それで覚えているよ。お連れさんは天使様かい?』
※※※
ほんとに偶然だけど、お話への親和性が高い設定でよかった!
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