アスティ 2024-06-05 12:58:40 |
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(普段なら彼女の行動の不自然さに気がつくのかもしれないが、その余裕はなく辛うじてアスティが起きている、ということを認知したくらいで)
あ、あぁ、夜中にすまねぇ。
…
たまたま久しぶりだったから、ちょっとみっともねえ声出しちまったよ。
少しだけ、夜風を浴びてから寝ることにするよ。
(思えば今まで自身のことをあまり話したことがなかったなと、過去の出来事の要約を伝えて、一人宿の外に出歩き。
忘れたい過去がこの地で再び鎌首をもたげたのは、決して偶然ではないのだと諦めたように悟りながら、見知った路地をゆっくりと歩いて。――― ルーシエン)
…変わらねぇな。
(たかだか数年程度では、その景色は大きな変化はなく、まるで昨日のことのように情景が思い起こされる。
長い黒髪と華奢な白い手足に亡くした面影を重ね、自然と目で追った。気づけばその愛らしいグレーの瞳に焦がれ、すぐにお互い惹かれあうと、倒錯した情欲に駆られ身体を重ねるのに時間はかからず。だがその関係に深く溺れるほど、悪夢に苛まれる日々は続いた。いよいよ気が触れる一歩手前、その歪んだ関係を断ち逃げるようにして中央大陸を去った)
…。
(記憶に蓋をするだけでは、全くもって意味はないのだと自嘲すると、この旅路であれらの出来事を、納得はできずともせめて理解はすべきだと、月影が白く照らす夜の風を浴びながら静かに思って)
~う~ん、もう朝かぁ。
アスティ、起きてるかい?昨日はバタバタとごめんな。
さて、今日はお件の宝に近づくぜ!
(宿に戻ったその後は幸い静かな眠りを取り戻し、差し込む朝日で目を覚ますといつもの様子で相方に声を掛けて)
※※※
ありがとう!
一旦、過去話はひと段落で現在に戻ってきたよ。
引き続き、よろしくな!(こちらも蹴り可)
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