アスティ 2024-06-05 12:58:40 |
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船酔いは…あれはちょっと勘弁してほしいなぁ……と、見るからにそれっぽい人たちが集まってるし間違いは無さそう!
(初めて乗った船で味わった嫌な感覚、相方の言葉で思い出し渋い顔をしながらそう言葉を交わしていれば、やがてたどり着いたのは一際人で賑わう場所で。そこに集まっているのは見るからに冒険者たちであるのがわかり、大小様々な得物を手にした、見るからに力自慢な者や片や魔術などの搦め手を得意としそうな者など千差万別で。これだけの人数が集まって撃退に注力するほどの獲物とは果たして…と、ますます興味が膨らんできて)
『勇気ある冒険者諸君!よくぞ集まってくれた!私こそがこの蟹漁祭の主催にして最高責任者のダグラスである!まず、出発の前に蟹漁祭について知らない者も中にはおるだろう、そこで!私が蟹漁祭について直々に説明してくれよう、心して聞くが良い』
(やがてゲートの手前、そこに用意されたお立ち台、そこに金色の鎧に身を包んだやたら偉そうで不遜な態度の男が立ち蟹漁祭の概要を話し始めて。ダグラスと名乗った男の話の内容を要約すると、数年に一度周期で砂漠の国を何故か襲撃してくる巨大な甲殻類を国内の腕利きの猛者と外部から招いた冒険者たち総出で追い払うのがこの蟹漁祭であり、『漁』と銘打ちながらなんとこれまでの歴史の中でその巨大甲殻類について国に被害が出ないよう進行方向を変えさせるのが精一杯で過去に一度たりとも討伐には至っていないという事実が告げられて、そんなとてつもなく大掛かりな小競り合いこそがこの祭りの真相であるようで。祭りの歴史についてのご高説の後、続けて冒険者を何班かに分けて役割分担をして事に当たることを話す。まずは魔法に長けた者たちによって編成される足止め部隊、砂上船の大筒や弩砲による兵器を用いる援護射撃部隊、そして前線で適宜攻撃、陽動を行う前線部隊の大きく分けて三つがあると説明があり、それぞれの部隊の中でもいくつかの班に別れて波状攻撃を仕掛けることになっているようで)
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