アスティ 2024-06-05 12:58:40 |
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うん、そうだよね。そっちの方面からのアプローチを試してみよう!
(力ではなく知恵が問われている、この場所の性質からして言われてみればそれもそうだと納得がいき。それは普段ならもう少し落ち着いて考えれば自力でも辿り着けそうな結論だったが、やはりあまりにも想定外の事態に巻き込まれたことによって少なからず動揺し、思考の柔軟さが失われていたことを痛感すると同時に、相方の一言に思考が一気にクリアになったのを感じ大きく一つ深呼吸。これまでは一人でなんでもどうにかしてきた自分、無意識下で相方の存在に甘えてしまっているのを自覚するが、それこそがきっと仲間というものであり、頼ってしまうことに負い目を感じるのでなく自分には自分の出来ること、得意分野で力になればいいと自らに言い聞かせ改めて冷静に周囲を見回して)
………やっぱり、私の記憶が確かならこの壁の模様は全部あのパズルが箱の状態の時のパーツの並びと同じ…だと思う。…つまり、なにかしらの手段で動かしてパズルを完成させる仕掛けがどこかにあるんじゃないかな?……あっ、ロゼ見て!ここの床だけ色が違うよ、動かせたりしないかな……っ、重い~……!
(構造をしっかり把握してから寝る前に集中して取り組んだパズルのパーツの構成を思い出す。その記憶と壁の模様とが少しずつ噛み合っていき、ここから抜け出す道筋は大きなパズルそのものであるこの空間を完成させることで見出せると大胆な仮説を立て、自分たちの立っている石畳の床、その中に一箇所だけ明らかに色味が違い若干浮き上がった場所を見つけ、そちらへ移動すれば手をかけ持ち上げようとするも思った以上に重く、手をプルプル震わせて)
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