アスティ 2024-06-05 12:58:40 |
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『是非も無い、か…ソリス、お前は残る魔力を次の一発に全て注ぎ込め』
「承知しました、マスター。後のことはお任せします」
(選択肢は無いのだろうとロゼの言葉に一つため息をついたアルバスはソリスにそう言い含めてから二丁拳銃構え、砂地をものともせずまるで接地面が砂の影響を受けずまるで浮いているかのような足取りでガイアシザーへと距離を詰めていき。するとガイアシザーは外敵を追い払おうと身体を震わせ、自らを覆う赤い鉱石を振り払うように周囲にばら撒き始めて。それらは地面に着弾すると赤みをより増していき時間差で爆発を起こして。その爆発の間を縫うようにアルバスは駆け抜けていき)
ロゼ、私たちも続くよ!さっきから見ていて気がついたんだけど、あの蟹は凶暴だけど一度敵視した存在がいるとそれ以外は目に入らなくなる質みたい、そこを突こう!
(戦いながら観察していて気付いたあの蟹の欠点、頭に血がのぼりやすい質なのか一度ターゲットを決めると執拗にその相手だけを狙い続け、状況判断能力も高くなさそうなのを感じ取り。そういった欠点を補うため周辺を無差別に爆破する能力を持っているのだろうと分析し、その見立て通り既にこちらには目もくれず砂の上を駆けるアルバスへ執拗に鋏を突き立てようとしていて狙うは死角だと相方へと伝えて)
私たちも一発大きいのかましちゃうよ『聖蝕・筒』!ロゼっ……!
(アルバスが稼いだ時間、そこに叩き込むのは二人の合わせ技だと相方へと合図を送り、自身は触腕を操り細く長い内側にうねりのある筒を作り出して。すると遮る物のない砂漠を吹く強い風はその筒の内側を渦巻くように吹き抜けていき、その風下にいるはガイアシザー。即席の巨大なガスバーナー、空洞を吹き抜ける風は炎の勢いをより強め対象を焼き尽くすことだろう)
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