アスティ 2024-06-05 12:58:40 |
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(少しずつ近づく足音、一段一段階段を登りその物音が止むと、金属音が小さく響き。アスティに目配せし、物言わぬ屍を装いながらベッドで気配を殺し、侵入者の気配を感じ取って。下卑た笑みを浮かべた怪しげな骨董屋の店主の顔をちらりと盗み見ると、どう料理してやろうかと仄暗い欲望の炎がちりちりと燻り出すのを感じて。だが、このパズルを廻る冒険譚の締めくくりは、相方に任せようと思いなおし、小さく手を上げて、落とし前をどうつけさせるのか、その判断を委ねて。少しだけ老人の末路に哀れみを感じながら、この居心地の良い宿を出禁にならない程度でにしてくれよ、と苦笑し)
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