パンドラの箱(〆)

パンドラの箱(〆)

掲示板ファンさん  2023-09-16 14:07:27 
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お相手様決定済

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  • No.65 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-09 18:44:59 



( 息が上がっても速度は落とさず――というより落とせずに廊下を駆けながら、己自身も策を探して辺りに視界を回す。ふと隣から離れた相棒の声に視線を戻し、姿を確認した小部屋に向けて床を蹴る脚に更に力を籠めて速度を上げ、球体の群れを少しでも引き離してから部屋に飛び込む。ドアの先すぐに足にブレーキを掛け、群が来る前に部屋を閉じて漸く人心地付き、空気を思い切り吸い込む。巻き込んだ埃の匂いで多少咳き込みつつ室内に目を巡らせ、ガラクタばかりの中から己も窓――確かあの先は、実験場を兼ねた吹き抜けの中庭だったか――を見付けて相棒の意図を察する。「………登るのか。」面倒と解りやすく口許を曲げるが、それ以上の何かは言わない。先に山へ近付き、カン、コンコン、と踏み場に出来そうな部分の強度を爪先で小突いて確かめる。問題無しと判断した其処、何の目的で作られたか、形だけでは察する事も不明な物品に足を乗せ、身体を押し上げる。所々で自分の支えにした没品が落ち、音を立てて床に転がっていくのを一瞥の背景にして登り詰め、漸く窓の桟を掴み向こう側の様子を窺って、吹き抜けに増設されている通路に着地した。此方側にも監視機器は何体か居たものの、特に何かする気配は無い。「……さて。」白衣を汚す埃をパタパタと払い、状況を仕切り直す。倉庫の扉は閉めたとはいえ、あの質量。いつ突破してくるとも、何処かから回り込んでくるとも解らない。――しかし、それは取り敢えず思案の外に。「上に向かって逃げ、あの連中が言う通り時間を稼ぐのと、」少し呼吸を整えて、相棒へまず提示するは上階への逃亡。リスクは低く、上手くいけば他の職員を巻き込み、此方を襲う数を減らせるだろう。「下に向かって、今からこの元凶に礼をしに行くのと、」二つ目は、今持ち顔を顰めさせる苛立ちが多分に出た案。下階では球体群との距離を大きくは取れず、本陣の開発課までの道程に別の装置がある可能性も高い、ハイリスクなもの。「…貴様はどちらが良い、イヴ。」相棒に視線を遣る。答えなど解っている。それでも、その口から直接聞かせろとわざと問いかけ )


(/ うへへ出来うる限り尽力させてもらいます!そのついでに私の性癖にも是非お付き合い頂ければ…!!トピ名ですか、そうですね… 此方のトピがパンドラなので、何かタブーや神話に引っ掛けるなら林檎とか無花果(所謂禁断の木の実)、あとはカリギュラ効果の名を借りるのも良いですし、カジュアルめにいくなら単純に此処の箱と掛けて「玩具箱(toy box)」とか「フィリア(性癖)箱(box)」とか…… うーむむ、イマイチパッとするアイディアが出ませんね… )


  • No.66 by イヴ・アレクセイ  2023-10-09 19:51:11 

(相棒が入ってきたのと窓を抜けたのを確認すると、自身もうず高く積まれた没開発品を足場にしてひょいひょいと身軽に窓まで登り、窓をすり抜けて中庭にすとんと着地する。革ジャンの裾に付いた大きめの埃を払い、久し振りに拝んだ太陽の眩しさに光を手で遮りながら目を細めつつ、眼の前の相棒から提示された二つの案にううん、と肯定か否定か、どちらとも言えない声を上げながら首を軽く捻った。「ん~…オレ的には今からでも開発課のアイツに一発グーパンしに行きたいんだけど~」そこまで答えた所で言葉を一旦切り、もうお手上げだと言わんばかりに肩を竦め、両手を大きく広げてみせる。思い出したように指先にぶら下げたハンドガンの引鉄を引いてみせたものの、カチカチと弾切れの小さな音を上げるばかり。普段はホルスターに格納してある予備の弾丸ももう無い。「でもご覧の通り、月光ちゃんも修理中だし、実弾はさっきので使い切っちゃったし~…」携帯も圏外だし、上行くしかないかなあ、と普段通りに軽い調子で笑った。また猫のように大きく伸びをし、上階へ向かう階段へ続く廊下へと向かって一歩足を踏み出す。普段ならタイル貼りの床に甲高い音を響かせる筈のヒールの音は芝生が吸収し、ふわりと柔らかな音を立てた。進みながら相棒の方を振り返り、「あ!でも~、アーネストがアイツにグーパンしたいならオレ付き合うよ~?」と相変わらず軽薄な笑顔を浮かべたまま、そんな言葉を口にしながら相棒が着いてくるのを待っているような様子を見せ)

(もちろんです!!むしろ付き合わせてください!!!性癖祭りの開催ですね!!!!わっしょい!!
トピ名はセンス皆無ですが「林檎の園(〆)」という名前にさせて頂きました!!宜しければ移動をお願いします!)

  • No.67 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-10 00:55:02 



( お互い分の悪さは把握済。悩む素振りを待っての返答に一つ頷き、己を待つ相棒の隣へ歩む。その途中、冗談か本気か解らない言葉に、「…今すぐ下のイカれジャンキーを殴りに行きたいと思っている事は否定しない。」左手を握り開く仕草を数度繰り返しての肯定を。しかし、「だがそれは、最低限この下らない事態に目処が付いてからだ。」その後で不本意不満の鼻を鳴らしながら、まずは上階を目指し地一面の芝生を順に踏んでいく。先程までの慌ただしさとは違い、小鳥の囀りでも聞こえそうな穏やかな道の中、「……イヴ。ガラクタどもが追ってきた場合の逃走経路だが、」不意に口を開く。視線はポケットから取り出した、時計として以外役に立たない端末に注いだまま、淡々と言を繋ぐ。「まず裏口側のロビー、」以前、相棒を嗤った連中がよく屯する所。「西の射撃場、」一月前、仕事中に横槍を入れて自分らを邪魔した職員の担当場。「管理室…は少し微妙だが、逃げ込み先にする価値はあるだろう。」言わずもがな、嫌な上司や幹部の集合場所。――つまり、この際、己に不利益を被せた全員を“これ”に巻き込んでやる。そう全てを言い切った後で、やっと隣に上げた視線はほんの僅か興に細まる。「これ以外に何か良い案はあるか、相棒?」だからとて、その意図をわざわざハッキリ口にはしない。ただ相棒が乗り気かどうか、それだけを計りに、仄かに楽の浮く声で窺い )


(/ やったあー!!わーっしょーいっ!!!では、移動しますね!!! )


  • No.68 by イヴ・アレクセイ  2023-10-10 08:18:03 


(長閑な日差しと芝生特有の青臭い匂いにに少々気が抜けかけていたが、珍しく楽しげな様子の声を発した相棒の挙げた場所を聞き、何か察したらしく、目をきゅうと細めた意地の悪そうな笑みを唇の端に浮かべながら「あ~…無いね。もしかしたら、他のヤツに『迷惑』かけるかも知んないけど…コレ不可抗力だもんね~?"相棒"」と態とらしく、相棒の部分には悪戯っぽい響きを最大限に込めて言ってみせ、仕方ない仕方ない、と続けて乾いた笑い声を上げた。上階へ向かう階段のあるタイル貼りの廊下へと一歩踏み出すと、いつも通りヒールの甲高い音が響く。その音を皮切りにしたかのように次いでキュルキュル、とモーターの駆動音が背後から響き、集合体恐怖症が見れば気絶しかねない程密集した団子状の形態を取った例の球体が自身と相棒の姿を捉え、あまり俊敏とはいえない動きで追跡してきた。「来たよ~、アーネスト!」相棒に負けず劣らずの楽しげな声を上げ、一気に速度を上げて裏口側のロビーに向かって走っていく。途中で速度を落としたり、球体の方を向きながら走ったりと挑発する様子を見せつつ、裏口側のロビーの扉に勢いよく飛び込んだ。ロビーには椅子に腰を下ろし、何やら他の職員の悪口らしきもので談笑が盛り上がっている職員が数人居る。彼らは急に飛び込んできた自身と相棒、そして球体の大群に相当驚いたらしい。椅子から立ち上がって逃げ出す職員もあれば、椅子から転げ落ちて情けない体勢で逃げ出す職員もいる。狙い通り球体のいくつかはそちらに注意が逸れたらしく、モーター音を逃げた職員の方へ向けた。ついでに職員たちの様子を鼻で笑いつつ次の経路─射撃場へと向かって走り出し)

(了解しました!!&ご移動ありがとうございました!!!わっしょいわっしょい!!!)

  • No.69 by 真夜中のピエロさん  2023-10-11 01:38:15 



( 言葉にしない部分は全て伝わったらしい。鏡のような愉楽の笑みに、「…ああ。その通りだな、“相棒”。」此方からも同じニュアンスで彼を呼ぶ。さて、やる事が出来れば多少の苛立ちと疲労も忘れられるもの。順調に芝生を進んだその後、足音の発生を合図に待ち望んだ駆動音が響き、殆ど同時の相棒の声に応えて己も走り出す。「…では、行くか。」まずは裏口ロビー。緩急さえ付けられれば、ただ駆けるより場を見る体力の余裕も生まれるよう。ものの見事に慌てふためきばたついて、球体の餌食になる様にフッと堪えきれない嘲笑を溢す。――次は西側射撃場。突如として現れた球体団子の集団に、丁度休憩中だったらしい目的の職員は情けない悲鳴を上げる。壁まで逃げたその職員へ、己の血液――どうせだから経皮性の下剤の効能を付与したもの――を少量付けた球体をどさくさ紛れに駄目押しで投げて襲わせ、そのまま入ってきた側とは反対の出入り口から駆け抜ける。更に次の管理室。まだ状況に気付いていないのかそれなりに人が多く、反って好都合。室内へ“必死に逃げ込んだ”その数秒後、幾ら数が減ったといえど雪崩れ込む大量の球体達に、幹部も職員もパニック状態。『ねえ~ちょっとちょっと!』その次は何処に、と通路に出た所で、例の開発課の声がスピーカーから流れる。『見てない間になんかすっごい騒ぎになってるんだけど、何してくれてるのお二人さん~!このままじゃボクまた謹慎食らうじゃん、やめてよ~!』初めに聞いた時より明らかに焦って動揺している様子を、足を止めないままに鼻で笑って、「さて。ジャンク共の事など、さっぱり頭に無かったな。」なあ相棒、とすっかり上がった息など気にも止めずに白々しく隣を走る彼に同意を求め )



(/ やふーっ!!わっしょい!!それでは楽しみましょうね!! )


  • No.70 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-11 01:39:23 


(/ しまった名前間違えました!すいません!! )


  • No.71 by イヴ・アレクセイ  2023-10-11 17:13:01 


(職員たちや嫌いな幹部たちの醜態を嘲笑いつつ、相棒と共に機関中を『迷惑を顧みず、必死に』走り抜けていると、尚もしつこく自身と相棒の背を追ってくる球体の数は最早目視で数えることが可能な程にまで激減していた。先程の騒ぎのどさくさに紛れて射撃場からこっそりくすねてきた実弾をハンドガンに補充し、自身に向かってくる球体を背面ながら正確な射撃で撃ち落とす。廊下に備え付けてあるスピーカーから聞こえてくる開発課職員の焦り声を聞いて笑いを噛み殺しつつ、「あはっ、だね~?相棒!」と相棒から掛けられた白々しい言葉に自身も態と白々しい声色を作り、そう返答した。スピーカーの向こうの職員を馬鹿にするようにべ、と子供っぽく舌を出し、尚も廊下を走り抜ける。そうこうしているうちに元の場所─つまり地下四階まで戻ってきたらしく、自身の眼の前には地下へ降りる階段が静かに鎮座していた。今、自身達の背後を取ってくる球体はほぼ皆無に等しい。くすねてきた実弾もまだ十分に残っている。このままこの階段を降り、直接開発課に殴り込むことは少なくとも不可能ではないだろう。「…ど~する?アーネスト。グーパンしに行く?」判断を委ねるような声を息切れしている相棒に投げ掛けたかと思えば、自身は膝に手を置き、疲れた~、とどことなく呑気に聞こえるような声を上げていて)

(大丈夫ですよ!!!思う存分性癖祭しちゃいましょう!!)

  • No.72 by 真夜中のピエロさん  2023-10-12 01:29:02 



( 彼方から悲鳴、此方から怒号。騒がしくなった機関内を駆け抜け終わる頃には、仕事でも滅多に無い運動量を負った肺が酷使に痛む。「……そう、だな。」ヒューヒューと喉が鳴る酸素吸入一歩手前の激しい呼吸で、反って苦しい身体を壁に預け、滲む額の汗を厭い天井を仰ぐ。そこから多少息を戻す三分程を貰って、やっと相棒の問いかけに声を返す。「これだけ、ガラクタどもの相手をしてやったんだ。礼の他に、利子も付けさせてもらおうか。」まだ少々荒れた息吹に邪魔をされつつも、階下に降りる決断を。しかし直ぐ様にとはいかず、もう幾ばくかのインターバルを挟んでから漸く身体を両脚で支えて次の目的に向かう。襲ってくる球体も粗方散らした今、警戒すべきは本陣までの防衛ライン程度。故にゆっくりと、休憩の延長も兼ねて階段を下り、通路に着く直前に念には念を、と己も腰の武器を手に持ち変える。――地下五階。開発課までは後一直線。しかし此方の会話を何かで聴いていたのか、あっちに作りかけのバリケードらしきもの、こっちに自分達を注視する据え置きの防衛装置と悪足掻きの痕跡がまざまざと見てとれる。そしてその一番奥、開発課の入り口から覗く赤毛の影――散々スピーカーにて声を聞いた開発課職員・トーマスの姿が窺える。「……往生際の悪い餓鬼だ。」目的達成の為にもう一つ、障害走をこなさねばならない面倒さに、思わず煙草でも吹くような溜息を吐き出す。「…利子もう一つ追加だな。」爆ぜる程の怒りは無いが、そこはそれ、余計な手間を増やした職員に文句代わりの呟きを溢す。それから装置の破壊も視野に武器へマガジンを装填しながら、相棒の準備も確認したその後、もう流石に走る気力の無い脚で些か緩慢に踏み出し )


(/ 有り難うございます!!それではまた後程!! )


  • No.73 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-12 01:30:51 



(/ 言った傍から!!ごめんなさい!! )

  • No.74 by イヴ・アレクセイ  2023-10-12 07:49:45 


(自身も軽く息を整え、ハンドガンに弾丸を補充しながら相棒の後を追って地下五階への階段を下りる。ふと廊下に目を向けると、飛び込んできた光景は思わず呆れるようなものだった。─地を揺らすような低い駆動音を立てながら廊下を警戒する防衛装置に、一見すると急拵えらしく見える粗雑なバリケード。怒りより先に呆れが来た。これはグーパン一発じゃ済まないかな~、などと相変わらず呑気な声で笑いながら首と拳を鳴らし、足を踏み出そうとしたものの、明らかに疲れているらしい相棒の方へちらりと目線を投げて「アーネスト、大丈夫~?」とどうやら形式上らしい、答えを求めない問いを問い掛ける。さて、と気合を入れ直し、防衛装置の方に目線を向けた。バリケードはまあ良いとして、問題は防衛装置の方。何に反応する装置かも分からない状態では対応もできないだろう─適当に弾丸を何発か装置に向かって撃ってみる。運良く弾丸が装置のカメラと何らかのセンサー部分に命中したらしく、反応を見る前に防衛装置は駆動音を止め、それきり沈黙してしまった。どことなく失望したような表情を浮かべつつ、ガラクタと化した装置の横を通り過ぎ、制作途中のバリケードは些か乱暴かと思うが足で蹴り、ハンドガンで射撃して壊す。そのまま先導するように廊下を進み、開発課の扉を引き開ける。「やっほ~、トーマス」普段通りの軽薄な、だが抑揚が無く末恐ろしい響きを持った声で赤毛の彼に笑顔でそう声を掛けた。子鹿のように震える彼はごめん、だの何やら不明瞭な言い訳を繰り返し、じりじりと部屋の隅へ後退して)

(お気になさらず!!こういう風にニックネーム候補が沢山あるサイトだとあるあるです!!)

  • No.75 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-13 19:45:27 



( いっそ怠さを感じる重い脚を一つ動かしてから、「…歩くぐらいは出来る。」逆に、それ以外はやりたくないと相棒の問いに適当な答えを返す。その間に己を追い越していった相棒の銃撃で、脅威は早々に取り除かれたらしい。こうなれば最早武器を構える意味は無く、持っているのもかったるいそれをホルスターに戻す。それからは相棒の二歩ほど後ろから廊下を歩き、途中の壊されたバリケードは、蹴る元気は余ってなかったので一先ず踏み付けて乗り越えた。大して時間は掛けていないが、漸く到着した開発課内。自分達を見るなり怯えて顔を引き攣らせたトーマスは、相棒の声に跳ね上がり、何か聞き取りし難い弁明と共に壁際に自ら退いていく。猫に追い詰められる窮鼠――といっても自業自得で、噛み付く気概も無いだろうその様を少々の間見ていたが、ふと此処に態々訪れた理由を思い出して、相棒よりも前へ出て壁際の彼の正面に立つ。無言の己に意味有る言葉も詰まったらしい、口の開閉だけを繰り返すトーマスを見下ろしながら、仕舞った筈の武器を取り出し、その銃身側を持って――ゴンッ!とグリップ部分の底で思い切り脳天を打つ。「……中身の割には良い音がするな。」いったぁ!と頭を押さえた彼に、多少の溜飲が下がったのか、ハッとその姿を鼻で笑う。しかしそれだけで終わらず、今度は瘤の出来た其処を覆うその両手に数滴己の血液を弾く。「…コイツの手に触るなよ、イヴ。三日ほど気触れと発疹が出る。」自分からの分は済んだとばかり、両手をいつも通りポケットに突っ込み、物見客宜しく距離を取りつつ、相棒に向けて一応の注意をしておき )


(/ 度々有り難うございます!兎に角気を付けますね!
さて、話は変わりますが、そろそろドタバタ編も終わりが見え始めてきたので次のご相談をば…!この次はバディのどちらかが負傷する、ピンチ(軽度)編だったと記憶しておりますが、そういやどちらが(もしくはどちらも)怪我するかまでは決めてなかったなと…!その辺り、是非とも主様のご意向をお聞きしたく…! )


  • No.76 by イヴ・アレクセイ  2023-10-13 21:16:17 


(乾いた笑顔を貼り付けたまま、拳を何度か鳴らした後に左右の腕をぐるぐると回しつつ、怯えるトーマスの前で公然と暴力の準備運動を始めたところでゴッ、と鈍い音が聞こえた。そちらの方へ目を向ければトーマスの頭を銃底で殴りつけている相棒の姿が目に入る。その上彼の両手に何か仕込んでいるのも見えた。「わあ、アーネストひど~い」咎めるような言葉の割には然程思ってもいなさそうな、明るく軽い声色と乾いた笑い声でそう言ってのけた。注意にはわかった~、と相変わらずの軽い口調で答え、「それじゃ行くよ~、トーマス。…オレ、優しいからグーパン"は"一発だけにしてあげるね~」準備運動を終えた自身も拳を構えたかと思えば、その拳は彼の─今は無性にむかっ腹の立つ鼻っ面目掛けて勢い良く叩き込まれる。─ゴツッ、と相棒の銃底より鈍く重い、骨を叩いたような音、明らかに人体から鳴ってはいけない音が彼の顔から鳴った。硬く嫌な触感が自身の拳に走る。自身の拳が離れると彼の右の鼻腔からは血液が一筋つう、と垂れ始め、高い鼻筋は衝撃で赤く腫れ上がっているのが見て取れた。顔が下がったついでに、右手に持っていたハンドガンの銃底で顎に美しい軌道のアッパーを叩き込んでやる。~ッ!、と声にならない声を上げて悶絶し、床を転げ回る彼を他所に、ぷいと顔を背けたかと思えば、妙にスッキリしたような表情ですたすたと相棒の方に歩み寄っていく。「あ~、めっちゃスッキリした!」と相棒に向けてなのか、自身に向けてなのか、それとも床を転げ回る彼に向けてなのかも分からない一言を、大きく伸びをしながら発して)

(そうですね…イヴは結構後先考えず、誰よりも先に突っ走っていく特攻隊長タイプなので…怪我をするのは恐らくイヴですかね!怪我の度合いは…軽度の骨折程度でしょうか?あまり重症にすると大ピンチになりかねないので…)

  • No.77 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-15 05:12:54 



( 彼が了承したのなら良し。それ以上は何も言わずに相棒の報復を見届ける。先ず聞こえた己より酷い音。それが武器では無く彼自身の拳の威力によって起こされている事に、お、と小さな感心の声が漏れる。トーマスの状況については既にどうでも良く、ただ相棒の見事な二撃目の流れに控え目な拍手をこっそりと贈る。「……そうか。」その拍手も相棒が振り返る前には止め、ある種普段通りの相棒の声に一つ相槌を打った。さて此方はといえば、息は整っていても、テンションと怒りの下った今、正直な所は疲労困憊、返す毒にタイムラグが生じる有り様。だが、そんな事を態々口にする事は無く、「……では、あの虫は放ってさっさと上に――」戻るぞ、と怠いながらに繋ぐ言葉に被せて、本日三度目のスピーカーからの音声。その声は無論今其処をのたうち回っている者のではなく、管理室に居たオペレーターの内の一人のもの。内容は、当たり前といえば当たり前な、相棒と二人揃っての呼び出し。「…事情説明か。」その理由について予想を付け、あからさまに面倒さを不機嫌な眉間の皺に顕して、それから、「……此度の騒ぎは、全てトーマスの責。…そうだな?」床を転がっている諸悪の根源――ではなく、隣の相棒へ。アレを利用した事の隠蔽とその口裏合わせを、開発課をその出る前、トーマスの目の前で堂々と確認して )


(/ そちらの方がやはり自然ですよね!そうですね、命に関わるような怪我だと色々危ないので、軽めの骨折とかヒビとか命に別状の無い範囲で……まあどの道、敵が哀れになる程バチギレするアーネストは見られると思います!!乞うご期待を!! )


  • No.78 by イヴ・アレクセイ  2023-10-15 09:43:55 


(明らかに疲れ切ったような表情の相棒に「大丈夫~?ストレッチくらいした方がいいよ~、アーネスト」と声を掛けながら肩をバシバシと─立てる音は大きいが、込める力は控えめに何度か叩く。ハンドガンをホルスターに戻し、気分もスッキリしたしさて戻ろう、とした所でスピーカーからの"管理室お呼び出し"の無機質な連絡が耳に入った。その音声を聞くなりあからさまに表情を嫌そうに歪めたものの、床を転がるトーマスをちらりと見つめた後、相棒の言葉にだね~、と軽い調子で笑った。内心またあのハゲに絞られなきゃならないのか、あの頭の毛全部毟ってやろうか、なんて悪態を吐きながら開発課を出て行き、管理室へ向かって上階への階段を登り始める。到着した管理室の扉の前で長く深く大きな─全身の酸素を全て吐き出すような勢いで溜息を漏らした後、扉に手を掛けて勢い良く引き開けた。「…イヴ・アレクセイ!来ましたけど!」声は嫌味たっぷりに、表情も苛立っていることは丸分かりの刺々しさを纏っている。普段─もまあ酷いのだが、それよりもふてぶてしい態度で、近場にあった誰かのデスクの上に腰をどっかりと下ろして脚を組んだ。例の上司は案の定お前たちが仕出かしておいて何だその態度は、と突っ掛かる。どうやら今日は散々走らされた挙げ句銃を撃たされた所為で機嫌が悪いらしく、不機嫌さを隠す様子もなくギロリと横目で上司を睨んだかと思えば「オレ達のせいじゃないんですけど~。文句があるならトーマスに言ってくれます?」と口を開くのすら億劫そうに受け答えを)

(了解しました!!期待して待っておきます!!!イヴは結構「え、そこ!?」ってところでキレたり呑気だったりするので…多分骨折しても「骨折れてる!やば~!」で爆笑しながら骨折部位を振り回す未来が見えます…見えます…)

  • No.79 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-16 02:43:16 



( 肩を叩く手をどうこうする気も、気力も無く。口裏が合えば呼び出しに対する嫌悪を顕にしつつも、上階の管理室に向かう。「…ブラッドフォード、只今参りました。」相棒が開けるに任せた扉から己も入り、主不在のデスクに座る姿を注意もせず、ただその隣へ曲げた背に両手はポケットのまま並んで立つ。その態度にも喚いていた上司は、相棒の一睨みに声を詰まらせ、しかし尚も何か言わんと標的を此方に変える。「……お上様は、私達に工学関連の技術も、機器に影響を与えられる力も無い事を忘れてしまわれたらしい。」だが今回、此方に非は無いと“決めた”。己の蔵書閲覧権にもこの件は影響しない。なれば黙り込む要素は見当たらないと、堂々上司に毒を吐き出す。「それに、耳も遠くなられたようだ。この管理室に居て、トーマス・ノーベルが放送した警告が聞こえない程に。」すると昨日の侮辱と同じく叫ぼうとする上司の姿に、更に慇懃無礼に言葉を被せる。何が言いたい、と怒鳴る一言に呆れた素振りの溜め息を一つ。「……考える頭まで無いのですか?詰まる所、先程の騒動はトーマス・ノーベル以下開発課の不備に因るもの。私達はその不備に巻き込まれただけ。彼の言う通り、責めるべき相手を間違えている、と言っているのです。」淡々と、丁寧に、理路整然と。だがそれは、話す声だけ。表情はといえば――相棒と同じく、予定外の体力消費に、能力使用に。そして目の前の上司の“この二人が”、否、“イヴ・アレクセイが悪い”という言い種に、明らかに苛立っている。「それでも私達に何か負わせたいというのであれば、今実際にお上様の目でも…」感情を隠すつもりは端から無い。元より険しい視線を更に鋭くして上司を刺しながら、ポケットから出した左手を手前中空に伸ばし、その指先から一滴血が垂れる。床に落ちたそれはジュ、と煙を上げて付着部分を僅かに溶かす。「…いや、止めましょう。こんな下らない事に力を使ってしまうのは無駄が過ぎる。」殆ど脅し、変わった上司の顔色を見てすっと手を引く。「それで、他に何か、」続けて更に言葉を重ねかけ、しかしそれは断ち切られる。もういい、今日は帰れ!と何とか体裁だけは保ったらしい上司の大声に、「……解りました。」幾らかはスッと晴れた返事を返したその後、管理室の扉に身を向けながら、相棒を指先で無言に招いて共の退室を誘い )


(/ ええ!張り切らせて頂きます!!ほわ…イヴさんの感情の振れ幅って予想が付きませんね…いえ、そこが堪らなく好きなのですが!!ああ…患部振り回すイヴさんを珍しく焦った顔で(物理的に)止めるアーネストも見えてきましたね…では、指向も決まりましたし、程よい所で次のピンチ(軽度)編に移行しましょう!! )


  • No.80 by イヴ・アレクセイ  2023-10-16 07:50:40 


(「…だから、オレらじゃないって言ってんでしょ。話聞いてなかったの?」上司が黙っても尚敵意を剥き出しにした態度で自身に詰め寄ろうとする幹部の一人を、氷のように冷え切った声と、普段の軽さや明るさなど微塵も感じられぬ刺々しい言葉で一瞬にして黙らせる。怯んだように引き下がった幹部を鼻で笑い、視線を相棒の方に向けると退室を促されているのが目に入った。態とガツン、と管理室中に響くようなヒールの甲高く重い音を鳴らしながらデスクから飛び降りる。「それじゃ、失礼しま~す」─聞こえる声だけを普段通りの軽く明るい声に戻し、表情は相変わらず刺々しく冷え切ったまま固定されていたが─そのまま上司の方を振り向くこともなくチェーンを鳴らして管理室を出て行き、管理室前の廊下を苛立ち紛れにいつもより足音を立てながら、当然の如く相棒を置いていかない程度に早足に歩いていく。階段を降りていつものロビーに辿り着くなり椅子に腰を下ろし、普段もそうだが─礼儀も何も無く頬杖をついて脚をぶつかる勢いのままテーブルの下で慇懃無礼に組んだ。「ホントムカつくんだけど~!」ロビーに到着するまでは頑なに黙り込んでいたが、椅子に腰を下ろして暫くするとロビー中に響き渡るような声でそう悪態を吐く。「あのハゲ、オレらのせいにしてんじゃね~っての!」まだ怒り収まらぬ様子で相棒に向けてアーネストもそう思うよね~、と投げ掛けて)

(イヴはとことん変なやつなので…!!骨折、流血よりも服が汚れたり破れたりする方にブチギレかまします!!ああ…間違いなく止められても患部をブンブン振り回しますね…了解しました!!!)

  • No.81 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-17 01:06:34 



( 自分とならば一回り以上、相棒となら親子でもおかしくない年下に黙らされた上司と幹部らに、もう何も言う事は無い。相棒の荒いヒール音を背景にさっさと管理室を後にする。己も些か荒立てて床を踏んではいたが、体力差からいつの間にやら隣を越され、二歩ほど遅れつつ共にロビーに至る。すぐ傍の席に相棒はけたたましく、己はのっそり鈍々しい動作で座り、椅子の背凭れに上体の全てを預けて暫し――相棒の声がロビーに反響する。疲労で少々ぼんやりしていた所に不意を打たれた驚きを瞬きで散らし、「…全くだ。コネで人を管理する側に回ってしている事が、お上様方の雁首を揃えての吊し上げとは…頭の外だけでは無く中身まで隙間だらけのようだな。」投げられたそれにまず肯定、次いでは同じ苛立ちを混ぜての暴言を吐き出す。――もし二人を諌める者がいたならば。“日頃の行い、素行、態度のせいもあるだろう”などと多少苦言を呈したかもしれない。だが、今ぴりつく二人の前に出る者どころか、目を合わせる者すらこのロビーには一人として居ない。「しかし…」一通り気の済むまで怒りと毒を宙に投げ捨てたその最後、自らが萎んでいくような深い息を吐き出し、己も頬杖を突いてすっかり背を丸める。「……流石に、今日はこれ以上の面倒事が起きん事を願おう。」ふと視線を向けた先の通路、今頃になって管理室に連行されていくトーマスらしき赤毛を視界の風景に、誰にともなく疲れきった先の願望をボソリと溢して )


(/ ああ~そこはかとなく感じられる優先順位…好きぃ……アーネスト、力じゃイヴさんに勝てない上怪我人の扱い慣れてなくて一緒に振り回される事でしょう…有り難うございます!あ、それともう一つ聞き忘れが…このドタバタ編でアーネストが大分虫の息()なので、次のピンチ編は数日後的な感じで時間進めようかと思ってましたが…主様はどうでしょう、この日の内にピンチ編に進んでおきたいとかあります…? )


  • No.82 by イヴ・アレクセイ  2023-10-17 07:45:51 


(「ホントそうだね~…もうこんなのコリゴリ!」相棒の言葉に答えつつ、誰かのデスクの上─ではあるが、"真面目に""話を聞くために"同じ姿勢で座っていた所為か凝り固まった肩と言わず全身の関節をバキバキと鳴らしながら腕を回し、相棒の視線の先を追う。そこには鼻にティッシュを詰め込まれた状態で、職員数名に連れられて管理室まで連行されているトーマスの姿が見えた。その情けない姿に少々笑みを漏らしつつも、周囲の─何故か直接目が合う職員は一人もいないが─ちらちらと何か言いたげにこちらを伺う職員数人にギロリ、と先程患部を黙らせた刺々しさと苛立ち満載の睨みを向ける。すると職員たちはひっ、と怯えたような声を漏らしながら慌てて目を逸らし、飲む気もなかったのであろうコーヒーのカップに慌てて口を付けたりし始めた。そんな姿を横目にダサ、と呟きながら溜息を吐き、「…もう仕事無いよね~?オレおうち帰る~…何かあったら呼んで~…」と疲れたように欠伸を一つ、返事を聞く前に愛車の停めてある駐車場に向かって歩き始める。駐車場に到着すると大人しく主の帰りを待っていた愛車のシートを撫で、ヘルメットを被りながらシートに跨り、自宅への帰路を辿り始めて)

(そうなんです…優先順位バグってるんですよ…!!!ああ…見えます…二人で結局ドタバタみたいになっているのが見えます…そちらの形式で大丈夫ですよ!!今イヴもお疲れ()でおうちに帰りましたので!!)

  • No.83 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-18 00:33:06 



( 周囲の視線も、元々以上に気に留める余裕は無く、ただ相棒が何か呟いたのを耳の触りに眠たげな瞬きを。その内に立ち上がって去っていく相棒の背中に、解ったとだけ一言見送り、その姿が見えなくなってから己も席を外して自身の車で帰路に着く。――それから幾日か過ぎ。特別仕事も騒ぎも起こらない平和な日々を送っていた、とある日の朝。いつも通り夜更かしをしたソファーの上で目覚めて、時間を掛けた覚醒の間の後、支度を進めるその途中。新品に変えたばかりだった、飾り気の無い普段使いのヘアゴムが千切れてしまう。「……縁起でもない。」それに至極面倒そうに顔を顰めつつ、代わりを散らかる部屋から探せば、組紐というか細いリボンというか、兎に角そういった――恐らくは何かのラッピングだっただろう青く長い布が見付かる。これでいいかとそれ以上の捜索を億劫がり、適当に纏めた髪に巻き付け雑に固結び、それで漸く終わった支度に一つ息を吐いて家を出る。機関に着き、今日はロビーには留まらずに蔵書室にて過ごし、目が覚める程度までの時間が流れた頃、「……仕事か。」鳴り響いたサイレンに嫌悪だだ漏れの顔を上げる。ついでに溜め息まで落としつつもそれまで読んでいたものを元に片付け、気の進まない重い足取りで通路を歩み )


(/ 自分の怪我<服なイヴさん…無論そこも含めて好きなのですが…その内頑張って自己評価を変えさせてみせますよ!アーネストがね!!()ああ…良いですね…微笑ましいです……そのままバディ仲良くしてる所をもっと沢山見せて欲しいですね!了解です!ではピンチ編いってみましょう!! )


  • No.84 by イヴ・アレクセイ  2023-10-18 07:35:46 


(殺風景な街中に映える、一筋の赤い流星のような愛車に乗って自宅に戻ると、いつもの如く食事とも言えぬ食事を取り、特に見る気もない深夜のテレビ番組を惰性で点けながら、いつの間にかソファで寝落ちるという不健康なルーティンを繰り返し、翌朝を迎える。寝惚け眼でソファから起き上がって顔を洗い歯を磨き、最後の機関へと向かうための着替えの際、ジーンズを履いた時の微かな違和感にふと目を向ければ、赤やら紫やら、極彩色かつ大量のストラップが揺れるチェーンからお気に入りの─白い猫を象ったキーホルダーが無くなっていた。何処かで落としたかな、と然程気にするでもなく用意を済ませ、愛車に跨って機関まで向かう。機関に到着すればロビーの定位置に腰を下ろし、暇そうな表情で携帯を触っていたものの、ふと機関中に鳴り響いた、耳を劈くようなけたたましいサイレンの音に眉を顰めた。お仕事面倒くさ~い、と誰に言うでもなく嫌そうに呟き、席から立ち上がると、姿の見えぬ相棒の居るであろう通路に向けて歩を進めて)

(めちゃくちゃ自己評価変えてやってください!
!!こちらも了解です!!)

  • No.85 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-19 01:41:03 



( 俄に騒がしく、慌ただしくなっていく機関内、しかし己のペースは崩さず通路を歩く。その最中、普段と違う髪止めの余りが身体の揺れの度に首に触って、その僅かな擽ったさを気にして時折項を擦る。そのまま大した距離も歩かず角を曲がった所で、丁度正面に見慣れたヒールと金のポニーテールが見えて、歩幅を少し広げスピードを早める。「……良い朝だな、イヴ。」その隣に並び立ち、目だけを彼へ向けてその顔を確かめれば、口からは挨拶代わりに仕事への遠回しな猛毒を吐く。無論顔付きも声もそれへの毛嫌いと面倒さで歪んでいる。おまけでまた溜息まで混ぜ込みつつ、足並みを揃えて“仕事”の為に通路を進んで少し、一応特殊個体の情報を取りに管理室を目的地としている途中、下がっている視線が何かの違和感を捉える。「……ん。」そこそこの思案の間を空けて、違和が何処であるかは気付いたよう。相棒が身に付けるストラップ群を顰め眼で観て、「……腰のそれ、そんなものだったか?」だが結局、どれがどうかとまでは当てられず――そも当てようという気もあまり有らず、面倒事に晴れない道中、気の紛らわしついでにその事を尋ね )


(/ はい!!!
では、暫し背後の私はお暇しますね!!また後ほど!! )


  • No.86 by イヴ・アレクセイ  2023-10-19 08:38:51 


(まだ薄暗い通路を歩く内相棒の姿が見え、相棒が横へやって来ると当然のように歩くスピードを落として相棒と並んだ。おはよ~、と挨拶を返しかけたところで、今日の相棒には何だか妙な違和感があるような気がして口を噤んだ。頭の天辺から爪先まで不躾に一瞥した後、ふと髪を結んでいるゴムに目を留める。いつもならば黒か茶色の、実用性にしか興味の無さそうな、飾り気のないシンプルなヘアゴムが髪を束ねているだけ。だが今日は青く細い、可愛らしいリボンが相棒の髪を束ねていた。相棒の単色の装いに映える青い彩りに思わず小さな笑みが溢れ、「ん。おはよ~、アーネスト。今日なんか髪の毛オシャレだね~?」と少々遅れながらも朝の挨拶を返す。そうこうして廊下を歩いている内、相棒が自身のキーホルダーについて言及してきた。すると待ってましたとでも言わんばかりに相棒の方をくるりと向き、「そうなんだよ~、アーネスト!お気に入りの白ネコちゃん失くしちゃってさ~。オレ今めっちゃショックなの!」と態とらしく潤ませた目と情感をたっぷり込めた声、そして大袈裟に両手を広げて説明する。あの白ネコちゃん、なんかアーネストに似てて好きだったのにな~、とふてぶてしく眠そうな顔をしていた白猫のキーホルダーを思い浮かべながら笑ってみせた。その後は特に相棒と何を喋るでもなく管理室の前に到着し、「ぜ~ったいオレ昨日のこと怒られるじゃん。面倒臭~い」と文句を垂れながらも管理室の扉をノック無しで勢い良く開く。案の定幹部や上司はノックくらいしないか、と小言を垂れるが気にすることもなく、また今日も来ていないらしい誰かのデスクに腰を下ろした。「…情報だけ貰いに来たんですけど。教えてもらったらさっさと向かいますんで~」と1秒でも早くこの場から立ち去りたいオーラを醸し出しながら、オペレーターに圧を掛け)

(了解しました!!)

  • No.87 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-20 00:03:41 



( すぐに挨拶が返ってこなかった事も、己側も見られている事も気にはしなかったが、此方の変化の指摘に、今度は意識的に布の余りを触る。「…普段使ってるのが切れてな、家にあった紐で代用した。」それからごく端的に、髪を結果的に装飾する事になった経緯を話す。その後、少し経って指摘した相棒の違いに、想定以上のオーバーなリアクションが跳ね返り、思わずストラップ群から相棒の顔へ視線が上がる。「……ああ、あの…」白猫、と聞いてそのシルエットが薄ぼんやりと思い出され、しかしそれに何か言う前に笑うその言葉に声が止まる。「……似ていたか?」正直形もうろ覚えな失せ物の顔は尚更薄く、はて、と管理室への道中首を傾げていた。――管理室到着。相棒の文句には鼻を鳴らす音だけ返して、己も無遠慮に開いた扉の内に挨拶無しに踏み込む。それに何か言う声も聞こえたが、全て無視を決めてオペレーターを注視。自分達二人分の圧を受けたオペレーターは身を縮こまらせながらも、震える手でパネルを操作しモニターに映した映像と共に何とか説明を始めた。――この前の植物系個体とは丁度反対方向、場所も機関からやや遠い。そして、その能力は、「……氷相手でしたら、私達では不適、炎の方が良いかと思われますが。」氷の塊を投げ、周囲を凍らせ、大暴れする氷結系統。理解した瞬間、嫌の文字を顔全面に映し、若干遠回しに辞退を申し出る。が、それに是が答えになる筈は無く、幹部らと上司に余計に嫌みを浴びせられる。「……解りました。失礼します。」義務がどうだ権利がどうだ、耳タコもののテンプレート“説教”を面倒そうに、大きな舌打ちの後強めの語句で無理矢理断ち切り、「行くぞ、イヴ。」現場を共にする相棒に呼びかけ、今しがた入ってきた管理室の出入口に再び早足を向け )


  • No.88 by イヴ・アレクセイ  2023-10-20 06:26:46 


(退屈そうに時折足を組み変えつつ、モニターに映された映像に視線を移す。そこには大人の拳程もある氷塊を周囲に向けて投げつけ、周囲を凍らせ、癇癪を起こした子供のように暴れる─まあ、今回の特殊個体はいい大人だが─が映し出されていた。2分ほどで映像から目線を逸らし、明確に言葉には出さないものの相棒と同じく嫌を全面に押し出したような表情を浮かべる。と、相棒に向いていた幹部と上司の"有り難い"嫌味の矛先は自身へも向いてきた。お前は態度がどうの、能力がどうの云々、それは完全に無視を決め込んで右から左へ聞き流し、相棒の声に応えるようにデスクから飛び降りた。管理室を出る前、思い出したかのようにオペレーターの方へ視線を向けると「…情報ど~も。情報のお陰で、相性最悪の個体の制圧に向かえるようになったよ~」と声の嫌味も刺々しさも隠そうとしない、表情も普段の笑みではあるのだが瞳の奥が笑っていない笑みを浮かべながら取って付けたような謝意を述べる。普段の自身から放たれることはない、冷え冷えとした空気に中てられたオペレーターが固まっているのも無視し、キーホルダーの擦れる音を残して相棒とともに管理室を後にした。腹いせのように扉を勢い良く閉め、足音も甲高く廊下を歩く。ロビーを抜け、いつも通り駐車場に到着した所で「後ろ乗って~」と軽い調子で呼び掛けながら、相棒に向けてヘルメットを投げ)

  • No.89 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-21 01:00:46 



( 管理室を出て、あからさまに不機嫌な足音を立てる二人を、道行く職員達が避けて目を逸らす。「……冷静な判断も出来ん上司など、居る価値も意味も無いな。」ロビーを抜ける途中、前髪のピン留めや眼鏡の取り外し等仕事への切り替えを行いながらも、どうにも収まりきらなかった苛立ちが猛毒の独り言として落ちる。邪魔も無く外へと出て、ん、と短い返事と同時に放られたヘルメットを受け取り、装着して相棒の愛車の後ろへ。「……さて。」着きたくはなかったが、現場付近に到着。個体の能力の影響か、既に冷気が辺りを囲んでいる寒さに肩を竦め、避難指示に動く職員には手帳提示のみの無愛想な挨拶をして、騒ぎの中心に重い足を向ける。まだ此方には気付いていない特殊個体を遠目に様子見しつつ、「今回ばかりはあまりサポートに期待をするな。今のストックで効くものがあるか怪しい所だ。」危険を前に見栄は不要と、相棒へ先に自身の武装状況を淡々と伝えておく。それでも一応己の武器に、予備実弾と血液マガジンの双方を装填し、「…効果がありそうなのは、精々貴様のその武器程度か。」その熱なら或いは、と多少の希望を相棒の刀に向けて数秒後、此方に気付いてか特殊個体が威嚇らしい声を放つ。――しかしそれに一々怖じも怯みもしない。ただ一つ、深々億劫そうな溜め息を吐き出し、「……やるか。」己にも相棒にも発破を掛ける静かな一声と共に腹を括って、此方へ向けて攻撃準備を始めた個体の警戒に構えを取り )


  • No.90 by イヴ・アレクセイ  2023-10-21 09:13:36 


(愛車が現場に到着するなり、ぞくりと底冷えするような冷気が服の隙間から入り込んできた。寒さに若干震えながらもヘルメットを外しながら現場に入り、相棒と同じく特殊個体を観察してみる。─モニターで見た通り、かなりいい大人だ。下手をすると自身の親程度もあるだろうか。そんな年齢の人間が子供のように暴れ回っているとは情けない、と口に出す代わりに溜息を一つ。こちらに視線の戻ってきた相棒の正直すぎるほど正直な発言にやっぱそっか~、とどこか諦めたように笑いながら、修理から戻ってきたらしい月光を鞘から抜いた。日に照らされた月光は、その青白く光る高熱の刃が光を反射し、妖しく輝いている。相棒の期待の言葉には苦笑を浮かべ、眼の前の次々に生成されていく氷塊と自身の月光の刃を見比べてから「ん~…どうだろ。効くか効かないかだと、結構微妙かな~」と珍しく弱気に呟いた。だがこちらに気付き、威嚇するように小振りな─子供の拳ほどの氷塊を投げ付けようとしてくる特殊個体と向き合うと、相棒と同じく気合を入れるような息を一つ、普段の軽薄さは何処ぞへ鳴りを潜めた、真剣な眼差しで月光を構える。目前に月光を突き出し、防御するような形で特殊個体に向けて一歩踏み出した。投げ付けられた氷塊は次々に月光の刃に命中して一瞬の内に溶け、溶け切らなかった分は面倒そうではあるが捌きつつ、特殊個体への歩みを止めることはない。時折捌き切れなかった氷塊が頬や腕を掠め、小さくも鋭い切り傷を付けていく。その都度痛みに眉を顰めるものの、最短距離を突き進んで特殊個体と対面する。「は~い、ご対面。オレ、アンタを制圧しにきたんだよね~。無駄な抵抗はやめてさ、大人しく捕まってくれると助かるんだけ…」その言葉が最後まで言い切られることはなく、特殊個体は何事かを叫びながら自身─イヴの腕を鷲掴み、氷塊で武装した拳で何度も何度も殴り付け始めた。その度にイヴの表情は痛みに耐えかねるように歪む。顔には出さないものの周囲に漂う冷気の所為で低体温症になっていたようで、異能を使う余力すらないらしく)

  • No.91 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-22 06:33:18 



( 戦闘開始。特殊個体に向けて前進する相棒とは逆に、己は遠ざかり壁を探す。瓦礫と氷の積み上がった陰、ライフルに変形させた武器を構え、一応、爆薬を飛んでくる塊に撃ち込んでみる。「……駄目だな。」ど真ん中、命中したはいいが威力は半減以下。多少脆くなった塊が砕けかけて軌道を逸れる程度。それでも実弾や何もしないよりマシと、相棒の死角に入る塊を、一つにつき数発ずつ撃って何とか壊す。スコープ越し、相棒が早くも目標に辿り着いたのを確認して、警戒をほんの僅か緩めたその矢先、目に飛び込んだ光景に、「――何を、」一度目、絞った声は震える。思考が怒りで消えていく。「――何を、している。」二度目。今度はハッキリと。どちらに向けてとも知れないその声は、地の底の如く低い。――スコープを外す。ゆらりと立ち上がる。岩陰を出る。そして、ライフルの実弾を滅多撃ちにする。だが相棒には当然、個体本体にも当てない。こっちを見ろと、ただ個体の意識を自分に向けさせるだけの行為。その意図は相棒の救助と、「……潰す。」“敵”への殺意表明。個体が此方を認識したその瞬間に、前方へと走り出す。投げられる氷塊を持ち前の動体視力と反射神経だけで強引に回避していく最中、両の掌からは滲み出す薬性血液が、武器の表面を伝ってパタパタと落ち――そのたった一滴ずつが各々に凍り付いた地を融かし穿ち、足跡の代わりに経た道筋を残していく。それに何か本能で感じるものでもあったのだろう、個体側から、どうあっても直撃するコースに大きな塊が現れ、「……邪魔。」だがそれを変形させた武器、唯一の白兵戦仕様である銃剣の先、己の血に塗れた刃で袈裟斬りに払えば、塊はあっさりと真っ二つに融け切れて落ちる。なれば走る速度は落とさない。リボンが切れて髪が解けても、避けきれない攻撃が肩や脚を薄く裂いても。そして遂に目の前に迫り、銃剣を槍宜しく振り被る――が、寸でで飛び退かれ、刃は地に突き刺さる。しかし、衝撃と勢いに己の血液が身に跳ねたらしい。個体はその脚の片方に酷い焼け爛れを負っている。熱い、溶ける、と珍しく意味有る言葉を個体が発して、 だが此方は無音のまま、相棒と個体の間に立ち、“敵”を明確な憎悪を赫々と湛えた瞳で捉える。「――――」ギチリと噛み締めた歯の合間から、獣の息が漏れた。武器を伝う血液は先程より量が増え、その特性も握る武器自体をも融かし始めるまでに濃度が高じていたが、アーネスト自身に気付いた様子は無い。つまり――能力が、明らかに本人の制御を外れている。その過程で、別の毒性でも混ざったか、個体の動きが鈍ってきている。それで戦意か意識が薄らいでか、冷気も少しずつ和らぐ。しかし、それは知った事ではない。“敵”の完全な排除に再び武器を構えて、刃の届く距離まで詰めんと姿勢を前傾させて )


  • No.92 by イヴ・アレクセイ  2023-10-22 08:34:03 


(何度も腕を殴られている内にバキリ、と嫌な─鈍く、何かを砕くような─音が自身の腕から鳴った。次いで凄まじい、思わず悲鳴でも上げたくなるような激痛が襲ってくる。─内出血にしては痛みが酷い。多分腕のどこかの骨、掴まれている場所的に橈骨か尺骨─音が重かったので、ひょっとすると橈骨かもしれないが─のどちらかが殴打に耐えかねて折れたか、ヒビが入ったかしたのだろうか。一切の汚れが無い白い革ジャンに、じわりと赤い鮮血が一塊滲んだ。ふと目線を上げれば、普段の毒舌で無気力な相棒からは想像もつかない、怒りに我を忘れてこちらへ猪突猛進してくる相棒と目線が刹那噛み合う。その姿に少しばかり目を丸くすると凍えて震える、浅い吐息を一つ吐き出して、後ろ手に構えていた月光の柄を自身を拘束する特殊個体の顎目掛けて突き出す。予期せぬ攻撃に、特殊個体が少し怯む。少しでも動く度に血が滲んでいる箇所が堪え難い疼痛を訴えるが、精神力で無理矢理抑え込み、身体を捻って特殊個体の拘束を抜け出そうとした。折れたかヒビが入っているかしている片腕と、健常な両腕。勝敗は誰が見ても明らかだった。─が。イヴは月光の高熱の刃を振り翳したかと思えば特殊個体の、自身を拘束している腕にその刃をぐっと押し当てる。高熱のレーザーで皮膚や肉が一瞬にして焼ける悍ましい臭いが漂い、耳を劈くような悲鳴と共に特殊個体はイヴの腕を離す。これ幸いと身を翻し、今しがた刃にこびりついた赤黒い肉片ごと、特殊個体の顔へと、野球のスイングの要領で振り抜きながら再び刃を押し付けた。特殊個体からは再び絶叫が上がり、その刃が離れるか否か、周囲を包んでいた冷気は完全に沈静化する。顔と腕、そして脚にそれぞれ大火傷を負い、戦意を喪失した特殊個体の側をするりと離れ、今度は相棒の背中へ声を掛けた。─だが。普段の相棒では、無い。普段なら制御されている筈の血液が止め処無く溢れ、手に持っている武器すら融解し始めていた。漏れる吐息は荒々しく、これでは人間と言うより、まるで獣─戦意を失って地面にへたり込む特殊個体を完全排除しかねないオーラを醸し出す相棒を前に、イヴは満身創痍の状態で異能を使用し、全身を紙片化したかと思えば相棒の前に降り立ち、肉体を再構成する。そのままぱっと両手を広げ、「アーネスト、一旦落ち着こうよ~。ほら、オレご覧の通り無事なんだしさ」と言い聞かせてみた。患部はまだ腫れてはいないが、明らかにおかしな方向へ捻じ曲がっている。落ち着いてくると革ジャンに滲んだ赤の汚れが憎らしくなってきたのか、恨めしげに見つめながら「多分これ骨折れてるかな~?ヤバいね~!」と常時襲ってくる痛みを誤魔化すように笑いつつ、普段通りの軽く明るい自身を装って、内心悲鳴でも上げたい気分を抑え付け気味に患部を振り回し)

  • No.93 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-22 22:11:01 



( 仕留める。潰す。排除する。普段なら考えられない程の暴力的な感情。それにつき動かされるまま、ここまでの突進で悲鳴を上げる身体を沈み込め、飛び掛かるその直前。視界に割り込む紙片に動きが止まった。“敵”だけを見据えていた目は、睨めるように組み上がる存在を見詰める。現れたのは笑顔。そして名を呼ぶ軽い声。いつもの相棒の姿。「…………イヴ。」――“彼”を認識する。“相棒は無事である”。その事実にすっと憎悪が凪いで構えが解ける。荒く浅かった息を深く吸い、今頃になって能力の不制御から来る貧血に多少ふらつきながら、相棒の状態をじっくり確認して顔を顰めたその直後、「なっ、」明らかに人体にあるまじき方向を向く腕をヘラヘラと笑って振り回す姿に目を見開いて、咄嗟に武器を放ってその両肩と二の腕を己の諸手で挟むように掴み、叫ぶ。「動かすなっ!!」狼狽、焦り、怯え。合わせた視線に混ざる色。「多分ではなく、確実に折れているだろう、それは。」前線を担当して十五年余り、骨折程度経験がある。そしてそれは少なくとも、そんな風に笑える痛みではない。思い出すその感覚に――まだ自覚の無い僅かな心配も含んで――顔が思い切り歪む。「見ているこっちまで痛くなる。…だから、今はそういう奇行を止めろ。」それから、今更目を逸らしていつもの毒言。今、己が血に塗れた手で反射的に掴んだ相棒の服は、融けていない。動揺と呆れ以下、ごちゃつくあらゆる感情を溜め息に変えて吐き、平素の不機嫌そうなふてぶてしい態度で、まだ無事な側の相棒の肩から片手だけを離す。「……怪我を見せろ。」ぶっきらぼうに告げた一言の思惑は、相棒の負傷の応急処置。医術は素人だが、部分麻酔なり傷の癒合なり、まあ出来る事があるだろうと、相棒の次の行動を待ちながら、さんざ毒を垂れ流した跡が残る掌上を自らの白衣で雑に拭って、また新たに薬性の生成及び捻出を始め )


  • No.94 by イヴ・アレクセイ  2023-10-23 07:47:47 


(相棒に患部を振り回すことを止められ、どことなくきょとんとしたような表情のままで一旦は─まあ、本音を言えば振り回すなんてとんでもない程の激痛なので─言われるがままに大人しく腕を下げた。「え、やっぱ折れてる~?マジか~…」自身でもとっくに分かり切っていた癖に、相棒からの言葉に態とらしく落ち込んでみせる。だが自身の骨折よりも服が汚れたことの方が腹立たしいようで服めっちゃ汚れたんですけど~、と血の滲んだ部分を睨みながらけらけらと乾き切った、感情の籠もらない笑い声を上げた。滲んだ血は既に乾き始めていて、最早帰ってから洗った所で取れやしないだろう。相棒の表情が歪むのを見ている内、胸の奥底に罪悪感とも、他の何であるとも取れない微妙な感情が僅かにざわめくのを感じる。その感情は自身が疑問に思うより先に、勘違いだったかのように心の中でふつりと消えていった。自分だって疲れている癖に此方の怪我を見せろ、と言う旨の相棒の発言を受け、「は~い、どうぞどうぞ~」といつもの軽い調子で捻じ曲がった腕を相棒の方へ差し出す。その際、差し出した拍子に走るズキリ、とした痛みに耐えかねたかのように一瞬表情が歪んだものの、すぐにいつもの表情を取り繕う。そして自身は心配そうな声を上げながら近寄ってきた他の職員に、先程と同じ場所にへたり込んだままでぼんやりとしている特殊個体の制圧を指示した。職員数人に周りを取り囲まれ、ふらふらとした足取りで専用車に移されていく特殊個体をぼんやりとした眼差しで見つめつつ、自身はぶっきらぼうながらも手付きは丁寧な相棒の手当てにすっかり身を任せていた。簡易な手当てが終わると職員の持ってきた自身の鞄から包帯を、そして腰に挿していた月光を抜き取り、月光を支え代わりに包帯をグルグルと腕に巻き付ける。が、巻き付けてから愛車のことを思い出したらしく、「…あ~!これじゃ運転できないじゃん!」と大声で叫んだ。その後相棒の方をくるり、と振り向いたかと思えば「運転お願いして大丈夫~?アーネスト」と健常な方の片腕で軽く謝意を述べて)

  • No.95 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-23 23:52:42 



( 素直に差し出された腕を診る直前、相棒の顔に一瞬目を向け、だが何も言わず。ただ今薬を成す左手のもう一方も彼から離し、白衣のポケットを探って麻酔薬を――本来は武器を通し個体の捕獲に使うものであるその血液マガジンを取り出して、片手で器用に蓋を開ける。それから左の指先から数滴、成分調整に薬性を垂らして混ぜた後で、塗布タイプの麻酔に変えたそれを相棒の折れた箇所の皮膚へ、負傷に障らぬよう慎重に塗っていく。その処置が終わった次、流石に傷薬等のストックは無し。新たに生成した止血と傷口の接着を兼ねたもので大きな傷を隙間無く覆い、一時的に保護する。その他小さな負傷に構う事は無い――筈、だったが。ふっと視線を上げた先、余所見をする相棒の頬にある傷が、目に付いた。とっくに流血も止まっているそれに指を伸ばし、ビッ、と親指から滲ませた僅かな癒合薬血を、“何と無く適当に”其処に塗り、その傷だけは跡形も残さず修復した。それを手当の締め括りとして手を離し、相棒が腕を固定する合間に先程放り投げた自身の武器を拾う。最早一から作り直した方が早いのではという損傷具合――まあ、十割自分が原因なのだが――の銃剣を拳銃形態に戻してホルスターに仕舞いつつ、僅かに揺れる視界に目頭を押さえている所に、相棒の声が響いた。「……ん。ああ、運転だな。問題無い。」尋ねられた事を理解するのが一瞬遅れ、だがすぐに平常と同じく端的に返し、帰還の為の足を踏み出す。――駐車場所、相棒の愛車前。赤い二輪のハンドルやアクセルの感触を確かめ、一人納得に頷くと、相棒のヘルメット着脱程度は補いつつ、ややゆっくりめの運転で危なげ無く機関へと戻る。二輪を降りて機関のロビーを入った所で一度立ち止まり、数秒の間の後、 「……先に医務室だな。」報告を後回したい私情と、緊急性が比較的高い怪我人連れの建前と。その二つを合わせ、あの苛つく無能な上司達の居る管理室より、少々口煩いだけの医療班長が居る医務室を勝手に優先し、報告先とは真反対の方向に怠い身体を向け )


  • No.96 by イヴ・アレクセイ  2023-10-24 07:23:42 


(自身以外の運転する愛車に乗るのはどことなく新鮮で、機関に到着するまで普段よりゆっくりと流れていく景色に目を向けていた。機関に到着し、愛車を降りると相棒の後を追ってロビーに入る。医務室、と呟く相棒に「うえ~…この怪我って絶対怒られるじゃんか」と表情を歪めるものの、管理室にこの状態で報告に行くよりは医務室で、あの─どこかハムスターやリスのような小動物に似た雰囲気の、若い医療班長に叱り飛ばされる方がマシだと考えたらしい。すぐにま、いっか、といつもの笑顔で声を上げ、気分を切り替えてさっさと医務室へ向かっていく。固定してあるとは言え簡易、歩く度にズレそうになる月光をもう片方の手で支えつつ、医務室の扉を叩いた。医務室の中からどうぞ、という声が聞こえ、扉を開くと中に居た医療班長が今日は何処を怪我したんですか、と言いながら自身たちの方をくるりと振り向く。固定された自身の腕を目にした途端、血相を変えて自身に詰め寄るとこれ折れてるじゃないですか、や何処でこんな怪我してきたんですか、と捲し立てるように騒ぎ始めた。耳タコものの言葉をすみませ~ん、と適当に流していると、彼女は自身を無理矢理椅子に座らせて手当てするので大人しくしててくださいよ、と睨みを効かせて眉を顰めながら包帯やら何やらを棚から取り出してくる。そうして戻って来るとまずは適当な添え木─月光を取り外して包帯を解き、応急処置のしてある腕に手を翳して異能を使用する。薄緑の暖かな光が自身の腕を包み、痛みが少しずつではあるが和らいできた。空いている方の片手で腕用ギプスを持ってきた所で、ようやく自身以外の存在に気付いたらしく、入り口辺りに立っている相棒へ視線を投げる。彼女は軽く会釈をすると、送り届けて頂いてありがとうございます、管理室には私から報告しておくのでアーネストさんはお先に向かっていただいて大丈夫ですよ、と微笑んで)

  • No.97 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-24 21:10:02 



( 己の出した単語に明らかに表情を変えた彼に、諦めろ、と一言素っ気なく返し、相棒共々医務室に向かう。白い扉が開いた瞬間、当然腕の折れた相棒の方に班長の目が奪われる。「……さて。」一気に騒がしくなる医務室の中心は相棒。その隙に入口から室内に目を巡らせ、己が見上げる程大柄な医療助手の男を見付ける。分析解析の異能を持つその四十路前後の助手――己には珍しく、機関加入時から付き合いのある相手――に、一つ目配せをして招くように軽く指を動かす。それだけで察したらしく男は苦笑し、医療班長の見ていない隙に薬棚の隅から中身入りの細いシリンジを取り出し己の傍に寄る。久し振りだね、…ああ、と無難な言葉のやり取りに紛れこっそりとそのシリンジ――造血剤を受け取って、何の小言が飛ぶかも解らない口煩い班長が振り返る前にポケットに隠す。相棒からは見える位置だっただろうが、幸い班長には見付からなかったらしい。微笑みを向けた彼女を一度見遣り、「…では、管理室に行ってくる。」だが無反応のまま、すぐに相棒の方へ視線を流してそちらに声を掛ける。「…このキーキー煩い子鼠と、図体ばかりの見かけ倒しの爺熊の言う事をきちんと聞いておけ、イヴ。あんな怠慢が二度と無いようにな。」そのついで、不遜と不機嫌、それに気怠さを練り込んだ毒を最後に吐いて室内に背を向け、愛想を毒で返された班長の怒り声と、人の名前覚えるようになったんだね、ブラッドフォード君、とのほほん己の変化を喜ぶ助手の声から重たい足取りで遠ざかる。――管理室の扉前。面倒さに溜め息を落としノックした後、相棒が来る前に終われば見舞うか、などと血の回らないぼんやり頭で考えながら一人報告の為にその中に入り )


(/ どうもアーネストがお世話になっております!!最近は相棒同士で武器を交換して文句言いながら戦うのも良いよね、などと考えております私です!!何やらほんのり芽生えたピンチ編、もうちょいで終わりかなと思いまして、お次は何が宜しいかお訊きしたく顔を出させてもらいました!!どうでしょう、主様の方で何かご希望妄想などは何かございますか!? )


  • No.98 by イヴ・アレクセイ  2023-10-24 21:50:47 


(相棒の、自身はもうすっかり慣れた毒と共に医務室の扉が閉まるなり、眼の前で自身の手当てをしていた彼女は何なんですかあの態度、やら私は子鼠じゃなくてエリザだって何回も言ってるのに、などと呆れたような表情で愚痴を溢した。それをぼんやり聞き流していると貴方もそう思いませんか、と急に話を振られる。「ね~、アーネスト酷いね~」適当な表情を作って、これまた適当な相槌を打ちながらされるがままとなっていた。少しすると自身の腕から薄緑の光と大体の痛みが消え、仕上げにギプスで腕をぐるぐる巻きに固定されたかと思えば立ち上がる間もなく奥の方にあるベッドにぽい、と些か乱雑に放り投げられる。え、と目を丸くし驚愕の声を上げて起き上がろうとすると、彼女の咎めるような視線が飛んできて、治癒力は高めておきましたので、すぐ骨は繋がるでしょうけど最低1時間くらいは安静にしててください、と言葉が続く。─それは暗に「動くな」と言っているようだった。彼女に同調するように医療助手の彼─先程相棒に爺熊だのなんだのと手酷く形容されていた方─も何やら作業をしつつ、そうだよ~、寝てないとなどと呑気に間延びした声で自身にそう微笑みかける。医療班長とその助手に言われてしまえば流石の自身も形無し、言われるがままベッドに横たわった。固定されている方の指先を動かしてみると、痛みもなくスムーズに動いた─流石の異能と言うべきだろうか。彼女らは既に自身に興味を失ったようで、別の作業をしているらしく、一定の間隔を置いてガサガサと何かを探すような音が聞こえてくる。唇を子供のように尖らせたまま行儀悪くベッドの上で脚を組み、ポケットから携帯を取り出そうと手を突っ込んだ時、携帯と同時に何かがポロリ、と零れ落ちてくる。何かと思って手に取ってみれば、それは朝無くしたと思っていた、人を小馬鹿にしたようなふてぶてしい表情をしたふくよかな白猫のキーホルダーであった。─どこかで擦れたのか、若干ボールチェーン部分が損傷していたが、大部分は腰に提げていた時のまま。こんなとこにあったんだ、と声を漏らしながらそれを眺めていると、今頃管理室で幹部やら上司やらにあれこれと面倒なことを言われているであろう相棒の姿が想像できて、思わず笑みが溢れてきて)

(どうもどうも!!うちのイヴがいつもお世話になっております!!何か芽生えましたね…!イヴは何なのか自覚する前に消えちゃいましたが…()あ~…良い…良いですね…お互いに「お前、これどうやって使うんだ!」とか「無駄な機能付けてるんじゃない!」みたいに文句言い合いながらも抜群のコンビネーションで敵を屠っていくの、最高に"良い"ですよね…!!!うーん、次ですか…いきなりどっちかのおうち訪問・再(今度は完全オフモード)とかはお互いにハードル()が高そうですよね…お出かけ編やっちゃいますか?イヴが「運動したほうが良いよ~、アーネスト」とか言いながら"体力づくり"の名目で無理矢理街中を連れ回した後にカフェでお茶とか…行きつけのバーで飲んだりとか…どうです?)

  • No.99 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-25 22:05:43 



( 管理室内。上げた前髪も解けた襟足もそのまま、戦いの汚れも残して並んだ上司らを前に鈍い言葉で報告を。失態にここぞとばかり、やれ判断ミスだ、警戒の怠りだなんだと好き勝手を口々に浴びせる幹部に、「……そもそものミスは貴様ら無能の采配だろう。」と、敬語を使う余裕も無い重い頭で思う――筈が、どうも口に出ていたらしい。一層激しくなった“説教”へ聞こえよがしに溜め息を吐き出し右から左と流していたが、相棒の名が出た瞬間顔色を変える。「………今、何と?」良い気味だ、と嗤った上司、それから幹部へ。あの戦場と同じ赫々とした怒りの目を向け、辛うじて敬語を噛ませて問い返す。たったそれだけで黙り込んだ全員を、「…次は無い。」と脅して不機嫌に鳴る靴で踵を返し、管理室を出て話を強制終了する。時間にして三十分過ぎ程、相棒の姿は見えず。ならば、と機関内の購買に寄り、適当に視界に入ったオレンジ一つを見舞品に医務室へ。ノックも無しに扉を開けて、「イ、――。」相棒の名を呼ぼうとした所で、目の前に立ち塞がった医療助手の姿に驚いて全ての動きが一度フリーズする。用件は?ブラッドフォード君、と呑気そうなのに圧のある問いに我に返り、不機嫌な睨み上げで男へ立ち退きを要求するも、男の表情は穏やかなまま変わらない。――暫しの膠着。先に折れたのは此方で、フイと視線を顔ごと逸らす。「………イヴ・アレクセイの見舞い。具合が良いなら迎えだ。」それから不貞腐れて投げ遣りに用件を伝える態度は、拗ねた子供に殆ど同じ。それを微笑ましく了承する助手へ、思い切り舌打ちを返した後に大股早足で相棒の元に。「……腕は。」空いている隣のベッドに勝手に座り、先程の助手に捻けた機嫌を引き摺りながらも、体調を尋ねる言葉と見舞のオレンジを相棒に放り投げ )


(/ アーネストの方も自覚には程遠そうですね…()良いでしょう!!余興みたいな機能(ゲーミング発光とか)起動しちゃって「何っの為の機能だコレは!!」って相棒にぶちギレたりとか、思わぬ方向に飛び道具飛んで「扱いにくい!使えるかこんなもん!」って言いながらもしっかり敵を薙ぎ倒してく…堪らないですよねえ…!!ですねえ~…よし、お出かけ編しましょう!!賛成!!イヴさんの言葉に拒否犬みたいになるアーネストを強制連行して下さいませ!!()さて、お出かけならオフ日で街中バッタリか午後半休でしょうか。なんにせよ、最後はバー行ってほしいですね…たまには珈琲以外も飲んでほしいので……() )


  • No.100 by イヴ・アレクセイ  2023-10-25 23:23:50 


(白猫のキーホルダーを眺めている内、知らず蓄積された疲労の所為か、それとも単純な眼精疲労の所為なのか─ベッドの上に座った姿勢のまま、少しばかり転寝をしていたらしい。医務室の中の壁掛け時計にそれとなく目を遣ると、自身が医務室のベッドに放り投げられてから早三十分程が経過していた。そして当然だが、眠る際に手の力が抜けたらしく、今しがた眺めていた白猫のキーホルダーは自身の腹部辺りに転がっている。ギプスで見た目だけは大袈裟に固定されている腕の痛みは最早完全に無くなり、多少動かしてみても違和感がない。ここまで治ればもう良いだろう、とベッドから降りようとした所で医務室の扉がいきなり開き、入り口で医療助手に道を塞がれている相棒の姿が目に入った。ベッドから降りかけていた脚を戻し、行儀悪く脚を組んだ、転寝をする前の─怪我人とは到底思えない程態度の悪い姿勢を取る。ベッドからでははっきりとは聞こえないが、相棒と医療助手は何やら話をしているらしい。医療助手の能天気な笑みとは対照的に、相棒は意地を張るように黙り込んでいたが、ややあって相棒の方が根負けしたらしく不貞腐れたような表情で口を開いた。良いよ、だの何だのといった形に医療助手の口が動いたのとほぼ同時、相棒の大きな舌打ちがはっきりと聞こえてくる。うっかり吹き出しそうになりつつも、いつもの笑顔を浮かべてベッドへやって来る相棒を待つ。投げられたオレンジを片手で受け取り、あんがと、と軽く礼を述べながら皮を剥くのも億劫そうに一瞥した後、丸齧りした。口に広がる柑橘の爽やかな風味を感じ、寝惚けている脳が目覚めるような感覚を感じながら、医療班長に手当てされた腕を彼女に怒られない程度に軽く振ってみせる。「も~、この通り!治った治った!エリザちゃんすごいよね~」とお道化るように笑い声を上げながら医療班長の名を呼んだ。捜し物をしていたらしい彼女はその名に反応して顔を上げ、なんですか、と自身に近寄ってくる。ついでに相棒の姿も見つけたらしく、送り出した時と同じように軽く会釈をしながらわざわざ迎えにまで来て下さったんですか、と送り出した時よりは愛想を損なった声で問うた。それに相棒が何か返事をする前に、自身が「そ~そ~、頼んでたの!じゃ~ね!」と捲し立てて相棒の手を取り、医務室を後にして廊下へと出る。ふと、気になっていたこと。「アーネスト、運動不足じゃな~い?運動しようよ!」と相棒の顔を無駄に真っ直ぐ見つめてそう口を開き)

(ああ…イヴ絶対いらんもの付けてますね…ゲーミング発光機能とか、刀身部分のホログラムとか…そしてアーネスト様の武器を借りた時には確実に「どのマガジンか分かんないんだけど~」ですね()了解しました!!どれだけ文句言われても笑顔で受け流して連れ出させますね!!()ちょうどイヴ怪我(治ってる)してますし、午後は半休にしちゃいましょうか!)

  • No.101 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-26 20:37:00 



( 「……そうか。」元気一杯とまではいかないが、一先ずの無事に返事は素っ気無く、表情の顰め面は間違い探し程度に和らぐ。と、当然相棒の声が聞こえたらしい医療班長がベッドに近付き、それにチラリと僅かな警戒を含む横目を向ける。先の毒が響いてか少々刺々しい彼女の問い掛けに答えるその前に手を引かれ、何かを言いかけた口はまた一文字に結ばれる。お大事に~とゆったり手を振る助手の見送りを背に共に廊下に出て、医務室の二人相手にどうも強張った肩の一方を回して解した後、相棒の思わぬ言葉に下がっていた視線をそちらへと。すると――妙に真っ直ぐな目とぶつかった。「……いや、」只の勘だが、強烈にろくでもない嫌な予感がする。条件反射で否定を声にして、「今日はもう充分だろう。それに、今朝の仕事で血が不足して身体も怠い。私はこれから帰って寝る。」それから並べた理由も予定も後付け、且つ些か早口で、焦点もズレ気味。ついでに此方を見る目からは顔を背ける形で視線が丸ごと逃げ、爪先もゆっくりと相棒とは反対方向に向き、「では、」一言。無愛想な別れの挨拶を告げるが早いか、走る事を前提にした逃亡姿勢で床を蹴り出し )


(/ ああ…開発課のトーマスもゲラゲラ笑いならそういうの付けてそうですね…それ起動しちゃった瞬間アーネスト一瞬「は???」って顔でフリーズしてからイヴさんにぶちギレる所まで見えました……でしょうね。何せ本人以外に見分けつかないので…あとはよく解らない銃器に変形しちゃうバグもありそうです()宜しくお願いします!!!()ですね!!よーし、では行きますか!! アーネスト覚悟しな!!() )


  • No.102 by イヴ・アレクセイ  2023-10-26 21:53:34 


(運動、というワードを投げ掛けた途端に相棒の態度が変わるのが目に見えて分かった。普段より若干早口、それに目線が明らかに自身から逸れている。猛獣から逃げるときのように爪先がゆっくりと反対方向へ向いたのを目敏く捉え、その爪先が地面を蹴り出した刹那、自分自身でも驚くほどの反射神経で片腕のギプスを投げ捨て、「は~い、ストップストップ!」とこちら側に僅かに残っている片腕をぐい、と自身の方へ勢いよく引き寄せた。少し遅れて、ギプスが床に落ちる軽い音が響く。医療班長の的確な手当ての"お陰"で、もう折れた片腕の骨は綺麗に繋がっているらしく、多少力を込めた所で僅かに痛む気配すら見せない。彼女の小動物のような顔を思い浮かべて内心感謝しつつ、すっかり健常に戻った両腕で相棒の片腕を捕らえた。本格的ではないとは言え、前線で動く為に運動はしている自身。そして恐らくだが、全くと言っても過言ではない程運動などしていなさそうな体格の相棒。勝敗など確実にやる前から決定されている。案の定と言うべきか相棒の足は空を切り、転びかねない勢いで自身の方へ引き寄せられた。「寝てばっかじゃ身体鈍っちゃうって~!ほら、散歩行こ~散歩!体力付けないと~!何ならオレがアーネストの家まで送るからさ~!」いつもの笑顔で適当に捲し立てながら、しかし相棒の腕は掴んだまま、愛車の待つ駐車場とは逆方向─お洒落なカフェやら個性的な外観のアパレルショップやらが乱立する街の中心エリアの方へ歩いていく。機関内では目立つ自身のスタイルも、この中心エリアではあまり目立たないらしい。─寧ろ、何方かと言えば単色のスタイルをした相棒の方が自身よりも目立っている。まず洋服買いに行こっか~、お金ならオレが出すからさ~、などと楽しそうに笑いながら強引に相棒をアパレルショップの方へ引っ張っていこうとし)

(うーん勝敗の見える戦いですねこれは!!()イヴのことですから絶対しょうもない注文してますよ…「刀身に桜のホログラム出たら綺麗じゃな~い?」とか「光ったらテンション上がるよね~」とか小学生みたいなこと言いますよイヴは()そして良く分からない銃器に変形しても「まあいっか」で容赦なくバンバン撃つんですね分かります()イヴ!!頑張るんだ!!アーネスト様を外に連れ出せ!!)

  • No.103 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-27 21:01:08 



( 蹴った足が床に付く直前、引かれた腕に因ってそれは空振り、バランスを思い切り崩す。ぐ、と微かな呻きと殆ど同時に身体は望む方向とは逆に傾き、そのまま相棒の歩く方へと動き出す。「知らん、離せ、この餓鬼……っ、イヴ!」無論抵抗はしている。だが、単純な力勝負、体力勝負で相棒に勝てる道理は無し。踏ん張る足ごと引っ張られ、抗いに失敗して躓く度に文句を投げ付け、その時折に咎めを含めて名を呼ぶ。「…服なぞ、着られたら、何でも良い…っ。」普段来る事の無い街中。周囲の目を気にする気配も無く尚抗ってはいたが、その勢いは体力の無さから徐々に弱まっている。何なら、笑う相棒の声に返す反論の強さも。「……それとも、人を着せ替え人形にするような、ご大層な悪趣味でもあるのか、貴様は。」――抵抗虚しく、結局ショップに着いた頃。道中絶え間無く文句をぶつけていた所為もあって、もう既にそこそこ呼吸が切れていた。それでも一旦終わった強制連行に大きく息を吐くやいなや、相棒に恨みがましい視線を刺しての皮肉を。それから、いらっしゃいませと自分達に近付いてくる店員へは、不可侵を主張する睨みと歯噛みの音で威嚇して )


(/ その注文をまた忠実に再現できる技術者が居るから尚更止まらなそうです……ああ…これはもうそのあんまりな理由に絶句して、戦いが終わった瞬間「二度と使わん!!」って月光さん放り投げますね、アーネスト()イヴさんですもんね…その見た事無い銃器になった自分の武器二度見して、「何をどうしたらそうなる!?」ってアーネストが動揺して…あれ、これアーネストがずっと大変な感じでは??()頑張れイヴさん!!逃がさないで!!よっしゃまずは服からですね!!イヴさん、実はそいつ、全うにしてれば端正で大人の色気が滲む男前の顔面してるんで!!バーカウンターとか似合うツラとスタイルしてるんで!!()存分に連れ回して弄り倒してやって下さい!!() )


  • No.104 by イヴ・アレクセイ  2023-10-27 22:02:14 


(相棒の声は無視を決め込み、馴染みのショップに足を踏み入れる。相棒の射殺さんばかりの眼差しと歯軋りに一瞬店員の表情に怯えがちらついたが、そこは流石にプロと評すべきか。声掛けの対象を早々に自身に切り替えたかと思えば、今日はお連れ様のお洋服をお探しですか、と人当たりの良さそうな笑顔を向けてくる。内心感心しつつそうだね~、と店員に適当な返事を返した。似合いそうな服を探している店員を他所に、改めて相棒の全身をちらりと見やる。─良く見れば、と言うか矢張り、と言うべきか。相棒はスタイルも悪くないし、顔だって整っている。これは服装次第で余裕で化けるなあ、などと思っていると、いつも自身の服を見繕う馴染みの店員がお連れ様だとこちらがお似合いになると思います、などと言いながら見繕ったらしい服を持って来る。その服装は普段の相棒とあまり変わらないような印象を受けるモノトーンの上下、それに普段の相棒からは想像もつかないような濃い原色を取り入れたスタイル。自身なら問題なく着こなせるが、果たして相棒はどうだろうか。そんなことを思いながらその原色入りのスタイルを掴み取ると、まだ店員を威嚇しようとしている相棒を無理矢理試着室に押し込み、自身が今手に持っている服─上は大輪の花と小振りな花が入り乱れる模様の濃い赤をしたドレスシャツに細身の黒いテーラードジャケット、下はスキニータイプの白いスラックスにグレーのハイソックス。靴は普段相棒が履いているものとさして変わらないような黒いローファー─を試着室の中、小さなサイドテーブルに置いてカーテンを閉める。カーテンの向こうにいる相棒に向かって「アーネスト~。アーネストがお着替えしてる間にオレ、自分の服見てくるから~」などと宣ってふらりと試着室の前を離れた。そのまま新作エリアに向かい、片腕が汚れた白い革ジャンの代わりを探し始める。ふと目に留まったのは濃いブラウンで、何の用途で使うのかも不明なポケットが所狭しと付けられている変わったデザインのものだった。一目で気に入ったようで、その革ジャンの値札も見ずにレジへと直行する。地味だが品のあるブランド物の、かなり膨らんだ財布から金を払ってから、店の外観からは想像もつかないほど可愛らしい紙袋を片手に試着室の前へと戻り、相棒の着替えを待っているようで)

(ああ…それでイヴが「月光ちゃん投げないで~!壊れたらどうすんの~!」とか言いながら慌てて回収するんですね…多分アーネスト様にそんなこと聞かれても「分かんないけど何か出来ちゃったっぽい~!ま、撃てるし問題ないよね~」とか自己完結しちゃいそうです()武器交換するとアーネスト様にはイヴのお守りを頑張って頂くことになりそうですね…あ、イヴが無理矢理着せようとしてる()ファッションなんですが、中の人のファッションセンスは皆無です()でもモノトーンに原色が入ってるファッション大好き民なので…アーネスト様に着てもらいたいななんて思っております()了解しました!!イヴ!!服の次は髪型だ!!ヘアサロンに連れて行くんだ!!その次にカフェでお茶して、最後はバーだぞ!!分かったね!!!())

  • No.105 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-29 01:48:13 



( 自分からは目が逸れたが、それでも尚立ち去れとばかりに相棒と話す店員を威嚇で刺す。そちらばかりに手一杯になり相棒からの視線には意識は傾かず、何なら運ばれてきた服の色に一層眉間の皺が深まる。「…誰が着るかそんな、」突っぱねる拒みを吐き捨てかけて、それが相棒の手により己の身体ごと試着室に押し込まれてしまう。おい、と声を投げる頃にはもう遅く、彼が去って残されたのは店員に見繕われた服と自分のみ。「………っ。」この衣装を着ずに出た所で、このまま帰れる事など無い事は簡単に予想が付いた。それでも暫し逡巡に動きが止まり、諦めに溜め息を下しながらその服を手に取ったのが五分後。今着ている白衣やハイネックをバサバサ雑に脱ぎ、用意されたものを上から順に――一応商品なので多少は丁寧に――身に付けていく。途中、丁度正面の姿見に視線が上がり、滅茶苦茶に不機嫌な自身の顰めっ面と目が合う。その際眼鏡の付け忘れと前髪のピンの外し忘れに気付いたが、直ぐに興味を失して気乗りのしない着替えを続ける。――ソックスもローファーも履き終え、カーテンを開ける。目の前には相棒が居て、その姿を確認するなり隠しもせずに舌打ち一つ。「……これで満足か、悪趣味芋虫。」普段着とは違い身体のラインを際立たせる服の窮屈さから、丸まる事が常の背筋は自然と伸びる。ついでにその落ち着き無い心地にジャケットの袖口を伸ばすように指先で摘まみながら、苦しいだの何だのとブチブチと文句を垂らす合間に、何時ぞやのジョークを今度は正面切っての悪口として相棒へとぶつけて )


(/ そのまま「知らん!余計なものを付ける貴様が悪い!」とかって珍しく言い合いまでするのが見えた気がしますね……「いや良くは無いが!?」とかツッコミ入れたアーネストが後々形を直すのに苦労するヤツですかね、この感じ()まあ、アーネストいつも後衛で引っ込んでるからたまにはお守りして良いと思います()大丈夫です!私もパーカーばっかのファッションセンス皆無人間なので!!()それはそれとして良いですねこの服!アーネストの顔面力なら着こなせますよ!!ご安心を!!()でもイヴさんにも似合いそうですねこのファッション!アーネストも解った!?いや解らなくても連れ回すから観念しな!!() )


  • No.106 by イヴ・アレクセイ  2023-10-29 07:15:11 


(紙袋片手にカーテンの前で立ち尽くす、相棒の着替えの退屈な待ち時間。誰か話し相手になってくれそうなのは居ないか、と見回せば丁度近くで品出しをしていた店員と目が合う。今日は天気いいねえ、などの世間話から始まり、おすすめのカフェはどこだの、近くのヘアサロンはサービスがいいだのと下らない雑談─いつの間にか店員の品出しの手も止まっていた─をしていると、カーテンがガサリと揺れた。そこから暫くの間を置いて、見繕われた服を着た相棒が試着室から出てきた。カーテンが開くなり自身に飛んでくるあからさまな舌打ちと毒は聞き流しついでに無視して、そのスタイルを頭の天辺から爪先までじっくりと眺めてみる。─自身の見立て通り、服装"は"良く似合っている。ジャケットの隙間から覗く濃い赤のシャツがアクセントになって、華やかさと落ち着きが共存したスタイルになっていた。まあ、普段の眼鏡とピンが無いだけで、こんなにも印象が変わるとは思っていなかったが。このまま背筋を伸ばし、普通の表情で黙ってさえいれば、男性としてはかなり上物の部類に入るだろう。…ただ、そうなるとこの伸びっぱなしで無頓着な髪型がよろしくない。先程店員から聞いたヘアサロンにでも連れて行くか、とぼんやり思いながら「アーネスト、似合うじゃ~ん!普段からそういう格好してればいいのに~」といつも通りに笑う。そしてこのまま着せてくから精算お願いね~、と隣の店員にそのままの笑顔を向け、例の財布から無造作に束で取り出した札を店員に手渡した。と、そこで思い出したように「あ、アーネスト~。眼鏡とピンどしたの?忘れ物?」と、後から毒を吐かれても面倒なので一応忠告の声を掛けておいた。また相棒が何か言う前に腕を引いて店を出る。ありがとうございました、という声を背中に聞きつつ、ヘアサロンを目指して街を歩き出した。自身達には好奇の視線が向けられていたが、大してそれを気にすることもなくヘアサロンの前に到着する。どことなくあの医療班長に似た雰囲気をした、小柄な女性がいらっしゃいませ、と自身達に声を掛けながら店内から出てきた。その店員に「何かいい感じにセットしてあげて~」と笑いながら相棒を押し出して店内のシャンプー台に無理矢理座らせた後、自身は待合スペースでファッション雑誌を適当に何冊か見繕い、我関せずといった雰囲気で読み始める。医療班長に似た店員の女性はそれにたじろぐこともなく、分かりました、と元気の良い返事を返した後テキパキとカットの用意をしていく。その姿を横目で眺め、やっぱり医療班長にそっくりだなあ、なんて下らないことを思い)

(ああ…分かりますよ!!!何やらせても結局ギャグっぽくなるこの二人ダイスキ…ダイスキ…!!多分似合いますね()ただ、このスタイルだと黙ってればイヴがただのイケメンになりますので()そうですよ!!拒否されても有無を言わせない笑顔でグイグイ引っ張っていきますからねコイツは!!!いくらでも歯の浮くような台詞吐けますからね!!())

  • No.107 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-29 21:13:33 



( 普段からそうではあるが、今日は尚更相棒に己の毒が響かない。「こんな動き難い格好、調べ物の邪魔にしかならん。」褒めているのか何なのか解らない軽薄な相棒の言葉をバッサリ切り捨て、せめてもの苛立ちの紛らわしに髪を乱雑に掻き回す。今朝結んでいたリボンが仕事で切れて以降、留めるものの無い毛先は乱す指に合わせて気儘に散る。と、そこで、仕事と相棒のドタバタで億劫になっていた己の付属品の無を指摘され、一つ皮肉を掛けんと彼を睨むが、また言葉は置き去りにさせられる。――再度の攻防の末、今度の到着はヘアサロン。「……適当でいい。とっとと終わらせろ。」面倒さと疲労で抵抗自体に少しずつ諦めが見え始める。相棒の言葉に頷いてから己にも注文を訊く店員に、溜め息を吐いての回答を。それもにこやかに了承し、小柄ながら無駄無く動く店員の姿は医療班長を彷彿とさせ、そのついでにあの熊のような医療助手との在りし日の会話も思い出す。――今の相棒と出会う前。確か己の能力の実験分析を手伝ってもらった際、何かの流れで“短い髪も似合うんじゃない?”といった旨の声を掛けられた覚え。心底下らなくてどうでもいいと嘲笑一つに伏し毒を返した…という芋蔓に引き上げた記憶をまた埋め直した所で、終わりましたよ、と店員から告げられる。今に戻ったその目で正面の鏡を見れば、前髪は左の溢れた房を幾つか残して後ろに流されているようで、視界が随分と明るい。鏡に映らない部分の詳細はよく解らなかったが、項に風が当たる感覚がある辺り、切るなり結うなり何かしらされたのだろう。ともあれ、興味の無いものの子細を知る気は皆無。感想を尋ねていた店員に無視を決め、雑誌を眺める相棒の元へ。「……おい。終わったぞ。もう帰っていいか。」今すぐ帰りたいと表情言動全てに示して不機嫌に辟易と、しかし何処か諦観の滲み出した声を相棒に落とし )


(/ 良いですよね…絶妙にそういう相性が抜群ですね、この二人は!!私もダイスキ…モットヤッテテ…黙ってればという辺りがミソですね()というかイヴさん何着たって絶対似合うでしょう!!好き!!()おっとアーネストもうちょっと疲れて諦め始めてますね!もっと粘れ!!()さっすがイヴさん!その調子でゴーゴー!アーネストを引っ張りまくって下さい!!() )


  • No.108 by イヴ・アレクセイ  2023-10-29 22:00:07 


(相棒が髪をカットされている間中、最新ファッション特集の記事に集中していたらしいが、相棒の声に反応して読んでいた雑誌からのんびりと目線を上げる。自身の視線の先にあったのは、普段と全く異なった雰囲気を放つ相棒の姿。─普段から無頓着な人間は髪型一つ変えるだけで、こうも印象がガラリと変わるものなのか、と感心した。たまには自身もポニーテールから変えてみるか、明日はポンパドールやハーフアップにしてみようか、などと明日の髪型のことを考えながら自身の毛先に視線を落として少し弄った後、雑誌をパタンと閉じて積み上げていたものごと本棚へ戻し、腰掛けていた椅子から尻を持ち上げる。言葉の節々から染み込んでくるような不機嫌さと諦観は何一つ感じ取れませんでしたというフリをして、「お~、似合うじゃ~ん!普通にしてればただのイケメンだよ~、アーネスト!」といつもの笑顔で感想を述べながらカット料金を払う。帰りたいという旨の相棒の言葉には「え~!せっかくイメチェンしたことだしさ~、お茶でもしようよ~!…ね?」表情自体はいつもの軽く明朗なもの、だが有無を言わせぬような雰囲気を纏う眼力をした笑みを浮かべ、最後の念押しを強調するかのように、首を─一般的には可愛らしい部類に入る女性がするであろう動きで─こてんと小さく傾げてみせた。その動きを見て何やら察したのか、気を利かせたらしい店員が近くにケーキの美味しいカフェがあるんですよ、お連れ様とどうですか、と聞いてもいないのにカフェの場所をメモ用紙に書き留め、レシートと重ねるようにして自身に渡してくる。ありがと~、と相棒に向ける以上に軽く笑いながらそれを受け取り、相棒の眼の前にちらつかせるようにして「オレお腹減っちゃった~。奢るからさ、ここ行こうよ~」と子供がするように態とらしく腹を擦りながら、相棒の手を取ってヘアサロンを出た。ヘアサロンを出ると丁度お昼時、近くの飲食店はどこもカップルやら家族連れやらでごった返している。が、店員から渡されたメモ用紙のカフェは結構な穴場らしく、遠目からでも店内とテラス席がいくつか空いているのが見えた。相棒に向けて行こ~、と返答を求めぬ声掛けをしながらそのカフェの方へと足を踏み出して)

(イヴとアーネスト様は"名"コンビですね!!もしかすると"迷"の方かもしれませんが!!()ええ、服"だけ"は何着ても似合いますよイヴは!!黙ってればただのイケメンなんですが、イヴの悪いところは喋って動くところですね()よし!!イヴ、許可が出たぞ!!連れ回すんだ!!!あ、ちなみにイヴ明日髪型変えてくるそうですよ!!ポンパドールとハーフアップどっち派ですか?個人的にはハーフアップの方が好きです(聞かれてない))

  • No.109 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-30 22:40:31 



( どうもテンションの高い――いや、概ねいつも通りなのだが――相棒に今日ばかりは付いていけず、褒める言葉にも茶の誘いにも一言、どうでもいいと溜め息で答える。しかしまあ、それで引き下がる気が無いであろう事は、その笑みや女子供のおねだりのような仕草に似つかわしくない視線の強さで察してもいた。いつに無く面倒そうな冷ややかな目で相棒を見詰めながら返答に悩んだ一瞬、横合いから店員が挟まり、何やらメモを相棒に渡す。それを訝しんで目を眇め、だが眼前に見せられたものにその内容を理解する。「普段ろくに食わん奴が何を……」日頃己以上に食に無頓着な相棒の空腹発言。思わず呆れた指摘は、取られた手にまた置いてけぼりを食らう。「……カフェだけだからな。」相棒に抵抗する方が余計な“運動”になると悟ったらしい、足を彼の行きたい方向に歩ませ、カフェ店内の窓際席に座る。注文はトーストに珈琲と最初から決めていた為、自身はメニューを開く事も無く相棒に押し付け、風通しの良さでむず痒くなる項を掌で擦る。その際ついでに、襟足が低い位置で緩い団子状に丸められているらしいという不要な情報も入手した。「…さっさと食って出るぞ。」只でさえ落ち着かない衣装に髪型。加えてどうにも、自分らの方向に向けられる視線が多いよう。目立つ相棒の巻き添えか、然も無くば只の好奇か。「……鬱陶しい。動物園の獣にでもなった気分だな。」幸い睨めば刺さる視線は逸れていくし、普段から人目など砂粒程の興味も無いが、取り敢えず諦めた抵抗の代わり、ぶつけれられる文句は投げておこうと相棒に愚痴を溢して )


(/ ええ!!何ならどっちもで良いのでは!!()欲張っていきましょう!!むしろ喋って動くのは良いところじゃないですか!イヴさんが大人しく黙ってたらその綺麗な顔面の圧にやられそうですし!!()どうぞ!アーネストならもう殆ど諦めました!!()えっイヴさん髪型変えて下さるんですか…!!ポンパでデコ出しになるイヴさんも捨てがたいですが、実は私もハーフアップ派に御座いまして…!!いつかアーネストにさせる気満々だったのですが!()という訳でイヴさんのハーフアップ滅茶苦茶見たいです!! )


  • No.110 by イヴ・アレクセイ  2023-10-31 07:16:32 


(─大人しくなった相棒を引き連れて到着したカフェは、随分と可愛らしい内装で、自身と相棒のような男二人で来るにはどうにも似つかわしくないものであった。いらっしゃいませ、と笑う店員に軽く手を振りながら自身も席に腰を下ろし、相棒から押し付けられたメニューを開く。どうやらここのメインはケーキらしく、少しの間メニュー表と睨み合って悩んだ後に店員を呼び、ランチセットとチーズケーキ、そしてココアを注文した。店員が去っていくのを見送った後、周囲の目線に気付いたのか、睨みつける相棒とは対照的に愛想良く笑いながら手を振ると、大半は相棒に睨みつけられたようにさっと視線を逸らしてしまう。だが何人かの女性は何やら黄色い声を上げて楽しそうにはしゃぎ、時折ちらちらと自身と相棒の方を見ながら連れの方へ視線を戻して饒舌に喋り始める。「え~、もうちょっと街回ろうよ~。アーネスト、普段全然外出ないんだしさ~」帰りたそうな、と言うよりは今にも自身を放り出して帰ってしまいそうな雰囲気を醸し出す相棒の言葉をそう笑い飛ばし、早速運ばれてきたココアのカップに手を伸ばすと一瞥もくれず口を付け、一口啜った。アイスかホットか指定していなかった自身が全面的に悪いのだが、喉にいきなり熱い液体が流れ込んできてげほ、と噎せる。少し咳き込んで落ち着いた後、ココアを恨めしげに睨んでふうふう、と息を吹きかけて冷ましながら「て言うか~、アーネストいっつも珈琲ばっか飲んでるよね~。…オレ、今日は飲みたい気分だし、バーで飲んで帰ろうよ~」普段から相棒に思っていたことを口に出す。─そう。普段相棒が飲んでいるものと言えば、珈琲しか思い当たらない。デスクに見当たるのも缶コーヒーばかりだ。それに、このスタイルなら自身の行きつけのバーで飲んでいても映えるだろう─そんな事を思って少し冷めたココアを再び啜り、丁度運ばれてきたランチセットのトーストに空いた片手でバターを塗り、一口齧った。それをぼんやりと咀嚼しながらココアのカップを置き、また携帯を触っているようで)

(いやあ…黙ってればお顔は国宝級なんですが喋って動くとイヴになっちゃうんですよね()ヨシ!!!(爆音)諦めたってイヴ!!思い切ってバーに引きずっていくんだ!!ハーフアップ良いですよね…まあイヴは顔だけは良いのでどっちも似合うと思うんですが()了解しました!ハーフアップイヴをお楽しみに!!!)

  • No.111 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-10-31 20:14:40 



( 視線に対して相棒が無意味に愛想を撒いた事で、色めき立つ女性客らの声にも、相棒の笑いにもむっつり黙り込んで唇を結ぶ。強いて言えば、熱いココアをそのまま飲み込んだ相棒の一連の挙動に多少鼻を鳴らした程度。その後己も届いた珈琲のカップに、何も入れずに中身を啜った所で追及された普段について、ようやっと口を開き、「…珈琲はカフェインの摂取が目的だ。飲食での娯楽に興味は無い。」食は只の熱量摂取、それ以外で口にするのも何かしら効果を期待しての事と、そうバッサリ切り捨てた後に続いた単語にまた声が詰まる。“バー”、つまり“酒”の連想に数秒沈黙、同時に視線は泳いで険しさよりも渋さが顰めっ面の表に出て、「……飲酒も好かない。」本人は普段を装ったつもり、実際は僅かながら弱った音での拒絶と、その傍目には解り辛いテンション低下の後。「…が、そうだな…」相棒がトーストに齧り付く間に、思案を巡らせる。「…此処を出たら何処でも構わん、書店に寄らせろ。少し探したい本がある。」視線を相棒に戻して一つ指を立て、提案というには不遜さの滲む言葉で、どの道連れ回されるだろうこの後の“運動”での行き先を指定する。「……目的の物が見付かったら、その餓鬼の駄々捏ねを聞いてやる。」立てた指で不躾に相棒を指差し、この条件を飲むと決め付け疑わない自信ある言葉で話を締め括り、己も何も付けていないトーストを口へと運び )


(/ 動いて喋って下さらないとイヴさんの顔面直視とか無理ゲーなんでもっとカモンです!!()あと正直こういうイヴさんだから堪らないといいますか、失礼承知で良ければ可愛いと評したくなるといいますか…!!何ならちょっと乗り気になった今がチャンスです!! ()服もそうでしたがイヴさんなら何の髪型も似合うでしょう!むしろ何が似合わないのか知りたいです!!()やったぁ!!イヴさんのハーフアップだ!!貴重な栄養源だ!!() )


  • No.112 by イヴ・アレクセイ  2023-10-31 20:58:35 


(珈琲のことに言及すれば、目の前の不機嫌そうな相棒からは概ね想定通りの回答が返ってくる。─まあ、胃に流し込むことができれば何でも良いというスタンスの自身が言えたことではないが─相棒の回答に苦笑いを浮かべた。バーの単語を聞くなり、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる相棒の顔にちらりと目線を投げてはトーストを半分に畳み、一気に口の中へと詰め込む。栗鼠のように頬を膨らませながら何度かその塊を咀嚼した後、ココアで流し込むことでようやく飲み込み終わり、相棒からの珍しい提案に軽い調子で頷いた。「ん~?それくらい別に良いよ~!…オレもあの小説の続き探そうかな~」さっさと次の行き先となった近くの書店を携帯で調べ始めては、大衆向けと言うよりはマイナーな書籍を集めた書店であることが分かったらしく、そんな言葉を口から漏らす。ふと、随分前に集め始めたものの、かなりマイナーな作者だったもので何処の書店でも見つからなかった為集めるのを断念した小説を思い出していた。そうこうしている内にランチセットを食べ終わってしまい、運ばれてきたチーズケーキにフォークを突き立て、一気に二分の一程を口の中へ放り込むなり甘っ、と至極当たり前のことを口にする。暫く業務を忘れてのんびりとした時間を過ごした後、会計を済ませて相棒と共にカフェを出た。そのまま携帯で調べた書店へと歩を進めて)

(了解しました!!ガンガン喋らせますね!!!いえいえ、可愛いですよねイヴ!!言動も行動も子供っぽくて!!まあ本心では色々考えてますし、ちょっと闇も深いんですが!!見えてないので!!()うーん…坊主は流石に似合いませんよね()ヨシ!!面倒くさがらないでちゃんとセットしてくれよイヴ!!)

  • No.113 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-01 19:00:57 



( 了承を受けた事は当たり前に、次に続いた相棒の呟きに、「……ほう。貴様に読めるような小説などあったのか。」どう見たって落ち着きが無い、プライベートだってあの通りの不精ぶり。その彼が文字を追うなど考え付かないとハッと鼻で笑う声を返す。その後は相棒と同じ、暫し緩やかな食事を過ごして、店を出た先の道案内は彼に任せる。着いた書店に入るなり、既に意識は陳列された本の棚に向かっているようで、珍しく相棒を置き去りに、並ぶ背表紙を視線で追って奥へ進む。時折に気になるタイトルを指で引いて粗筋を確認している為に歩み自体は遅く、それ故目的の物に辿り着くまでにそれなりの時間を有した。「…………あった。」やがて探していた本――世間では名も聞かないような作家のミステリー小説、そのシリーズものの七巻目を手にして、僅かに喜んだ、しかし表面上はほぼ平坦な声と不機嫌面で一言。 少しの間そのまま、満足そうにその本の表裏を何度か返して――ふと、相棒と連れ立っていたのを今更思い出した。「……イヴ。」すっかり放ってしまった事に一瞬気まずげに口を引き結んで、それからは平常通りの顰めっ面。それでも多少の動揺はあるのか、辺りをゆっくり見回しその姿を探しながら、一声相棒の名をポツリ小さな声で呼んで )


(/ 有り難うございます!!んん~それでも!!まだ見ぬ闇も本心も引っ括めてイヴさん可愛いですよ!!アーネストもきっとそう思ってますよ!!(唐突な巻き添え)そ、れは、どうでしょう…世の中、美丈夫な坊主さんもいらっしゃるので…!でもイヴさん中性的だと言いますし…ううん…()お願いしますねイヴさん!!その内アーネストの髪も弄るので!等価交換という事で!!)


  • No.114 by イヴ・アレクセイ  2023-11-01 19:41:23 


(自身の言動に対する相棒からの嘲笑─まあ、確かに自身でも小説を読むなんて似合わないとは思う。…普段の自身からは想像できないだろう。だけど文字を追うのは好きなんだよなあ、などと思いつつ、それに「あ~、ひど~いアーネスト!オレだって本くらい読むし~!」と態とらしく頬を膨らませ、怒ったふりをしながら書店の中へ足を踏み入れた。どうやら古本も扱っているようで、古い紙独特の柔らかな匂いが自身の鼻を擽ってくる。目当ての小説を探していると、いつの間にか相棒とは分かれており、相棒が居るのとは別のミステリー小説のエリアに引き寄せられていたらしい。相棒を探した際ふと目を遣った棚に、目当ての小説が全巻黙って陳列されていた。思わずそれに手を伸ばし、無駄なイラストの無い、"桃源郷"と簡素な白文字のタイトルだけが印字されたシンプルな革表紙を指先でなぞる。ちょうど手近にあった古びた買い物カゴにその小説を積み上げると、またふらふらと彷徨うようにして別の棚に引き寄せられていった。─気付けば、買い物カゴには目当てのものだけでなく他の小説もうず高く積み上げられている。レジに向かおう、としたところで相棒の姿が見えないことに漸く気付いたらしい。きょろきょろと周囲を見回しながら相棒の姿を探した後、相棒が探すと言っていた本のあった辺りへと戻ってみる。…と、居た。小さくて聞こえないような声で自身の名を呼んでいたもので、背中から相棒の肩に手を置きながら「は~い、どしたのアーネスト」と笑ってみせて)

(いえいえ!!!アーネスト様もそう思ってるって!!良かったねイヴ!!闇も本心もひっくるめて好きになって貰えそうだね!!()うーん…イヴはどちらかと言えば綺麗系のお顔ですから…イケメン坊主にはならないかと()イヴ!!明日はセットするんだぞ!!)

  • No.115 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-02 23:37:19 



( 到底対象に聞こえるとは思っていなかった呼び声。しかし、その予想を裏切って応える手は背後からやってきた。死角からの不意打ちに、抱えた仄かな気まずさも相俟って肩がビクッと跳ね、続けて後退るように一歩間を空けて振り返った。その際彼を捉えた目は僅かに見開いてはいたが、瞬き一つで睨む色に変わる。「……そういう奇襲は仕事でやれ。」先程までの多少のご機嫌さや疚しさは何処へやら、顰めた言葉を相棒の笑いに返してから、彼が持つ籠に気付く。「…よく持てるな。」自身も自宅の棚が埋まりきって余りある数を所有してはいるが、それはそれ。今の己とは対照的にも程がある量に感心か引き気味か微妙なラインの呟きが漏れたが、後はその事について可も否も言わず。合流は成した為レジでの会計を済ませて目的を達成し、書店の外に出る。本探しに時間を掛けた所為もあり、空は若干赤がちらついているが、バーやクラブ等といった店の開店には若干早いようにも思える陽の色が窺える。「……他に行く所は。」それまで逃げ出しかねない程乗り気ではなかった癖に、態々と訊く渋く勢いの無い声。そこにはあからさま、“少しでもバーに行くのを遅らせたい”という魂胆が透け、それは返答を待って相棒に視線を寄越す顔にも苦味として顕れ )


(/ ええ!!アーネストなら、“相棒”という立場に成った時点で全てを受け止められるヤツだと自負しております!私が!!()ですよね!むしろ坊主はアーネストの方が似合いそうですね!!()宜しくお願いします!ところで主様、酔っ払うと一人称や二人称が変わっちゃう系にご興味御座いますか!?返答次第によってはアーネストに付与しようかどうか迷っているのですが!!()如何でしょう!? )


  • No.116 by イヴ・アレクセイ  2023-11-03 09:27:08 


(驚かすつもりで背後から声を掛けてみれば、振り返った相棒からは、自身が思っていたよりも随分刺々しい反応が返ってきた。その言葉に肩を竦めながら「ひど~、驚かせようと思ってただけじゃん!」と然程効いた様子も無く笑い、何ともなしに目の前の相棒が手にしているミステリー小説にちらりと目を遣る。─世間ではあまり名前を聞かないが、自身は嫌いではない作者だった。ふ、と普段とは質の違う、柔らかく小さな笑みを漏らしながら自身もレジに向かい、何処となく無愛想な雰囲気が漂う、眼鏡を掛けた店員に会計を済ませてもらう。紙袋に詰め込まれた本を片手に書店の外に出てみれば、空はほんのり夕暮れに包まれ始めたかと言った頃合いで、確かに行きつけのバーの開店時間まではまだ多少時間があった。─が。顔馴染の店主は嵐のように気まぐれであるからか、時折開店時間より前に開店していることがある。それに賭けて行ってみるのもアリか─そんなことを思っていると、相棒から目に見えて嫌そうな表情と声で他に行く場所はあるか、と問われ、「ん~…そうだね~。他にないし、もうバー行っとこっか。あの人今日機嫌良かったからさ、多分もう店開けてると思うんだよね~」などと呑気な声を上げながら無理矢理相棒の手を引き、バーの方向へと歩き出した。到着してみれば、思った通り。シックで落ち着いた雰囲気の店の扉には"OPEN"のプレートが掛けられ、店外へは微かにジャズの調べが流れてきている。やっぱり開いてるじゃん、と笑いつつ、店の扉を引き開けた。─まずはブラウンを基調としたシックな内装が目に飛び込んでくる。その奥にさり気なく置かれている、少し旧型の蓄音機─と、音に気付いたのかカウンターでグラスを磨いていたマスターらしき中年一歩手前といった雰囲気の男性が顔を上げ、よう、と自身に声を掛けてくる。それにはぞんざいに手を振り返しながらカウンター席に腰を下ろし)

(うーん男前!!!()イヴ!!どーんとぶつかってこい!!!ご"興"味"あ"り"ま"す"!!!!!(爆音)普段が"私"とか"僕"とかの子が酒飲むと"俺"になったりするのも好きですし、逆も然り…!!)

  • No.117 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-03 19:05:15 



( じわじわ被さる憂鬱が、相棒の呑気な返答で一気に増す。手を引かれる事にもう抵抗は無いが、その内心を処理する色は不機嫌面に顕れていた。――バーに到着。洗練された上品さのある扉の先も、同じく落ち着きがある。ゆったりとした管楽の曲に、レトロなインテリア。街中の喧騒から切り離されたその雰囲気は、少なくともファッションだのヘアセットだのと連れ回された店よりかは好ましい。ふむ、と小さく声を漏らして多少肩の力を抜いたのも束の間。連れられるままカウンター席に着き、マスターらしい男を一瞥すれば、その背にあるボトル達にも必然的に目が流れる。――己からは縁を避けている、故に全て“アルコール”という括りでしか見えないそれらに、警戒の歯噛みをした後で、フイと視線を背けて隣の相棒へ。「……頼むなら貴様だけ勝手に頼め、イヴ。私は飲まん。」マスターに挨拶する事も無い。身は正面のボトル群から遠ざかるように背筋が伸びている。あまりにも明白、且つ隠す気も無い渋面で飲酒をきっぱり拒み、そのまま唇を“へ”の字に固く結びながら蓄音機の方へ顔を逸らして )


(/ そりゃイヴさんよりは“大人”なので!!よっしゃばっちこーいです!! そ゛れ゛は゛良゛か゛った゛で゛す゛!!(爆音返し)じゃあこれアーネストに付与しちゃいますね!!()普段が偏屈者な“私”なら、酔って「僕(生意気なエリート感)」になっちゃうのと「俺(意志強めの尊大青年感)」になっちゃうのなら主様はどちらがお好みでしょう!?ただし口調は変わらないものとします!!()ちなみに特に無ければ私が勝手に決めます!!() )


  • No.118 by イヴ・アレクセイ  2023-11-03 19:34:19 


(─矢張り、自身が思った通り。馴染みのバーのシックな内装に、髪やら服やら散々弄り回した相棒の姿は良く映える。ここの常連だと言われても全く違和感がないくらいだ─だがカウンターに座るなりボトルを睨みながら相棒から吐き出された、飲まないという旨の言葉にいつものことながら思わず苦笑を浮かべた。カウンターに立って相変わらずグラスを磨くマスターの、もう慣れた無愛想な無表情の中にも、僅かながら苦いものが浮かぶのが見て取れる。「え~、折角バー来たのに~?弱いカクテルで良いからさ~、飲もうよ!」そう声を掛けておきながらも、先程から蓄音機ばかり見てこちらを見ようとしない相棒の返事は聞かないままに「マスター、マティーニとスクリュードライバーお願~い。オレがマティーニで、こっちがスクリュードライバーね~」と勝手に注文を飛ばしておいた。マスターはあいよ、と低い声で承ったきり沈黙し、無言でシェイカーを振っている。─自身もバーの雰囲気に浮かされていたのだろうか。ふと、普段相棒の前で吸うことはない煙草を取り出し、ジッポライターで火を点けた。ジジ、と僅かな音を立てて煙草の先端が赤く燃え、一応配慮として相棒からは顔を背けつつ、店内にふわりと紫煙を吐き出す。窄めた唇から煙を吐き出す表情からは、普段の明朗さや軽薄さが綺麗さっぱり消え失せ、何処と無く憂いを帯びた─普段のイヴを何も知らない女性なら、この表情だけでころりと落とされてしまいそうな─元来の美貌を存分に発揮したものとなっていた。そうこうしている内に、相棒と自身の前に押し出された華奢なカクテルグラス。ふ、とそれに目を遣りながらも相変わらず煙草の煙を揺らしており)

(あ゛り゛が゛ど゛う゛ご゛ざ゛い゛ま゛ず゛!!!(特大爆音)うーん…強いて挙げるなら僕ですかね…普段は偏屈で堅物な"私"タイプの人が酔うと"僕"になるなんて最高じゃないですかそんなの()ちょっとイヴの顔面偏差値の高さ見せつけてみました!!!憂いを帯びてそうな表情で黙って煙草吸ってるとホントに絵になるんですよコイツは…())

  • No.119 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-05 03:55:52 



( 己の拒みに騒ぐ相棒の声を、知らんと外方を向いたまま叩き落として、勝手に此方の分まで頼んだ事はいつも通りとほっぽって黙り込む。と、ふと鼻先に微かな煙の香が掠める。同時に静まった相棒を不審がり、一旦またそちらに視線を遣れば、当然、煙草を吹かす彼が映る。――ユラユラ燻る紫煙を纏い、普段の明朗の代わりに憂愁さ、もしくは気怠さに似た空気を醸す相棒の横顔。それを見詰めた己の耳にはちらほらと、他の客らが彼に声を掛けるか掛けまいか迷う密やか話も聞こえてくる。…確かに、女性は勿論、人によっては男性さえ妙な気を起こしてしまいそうだと、世間一般で言う美しいその相貌を改めて認める。「……そう大人しくしていると、普段の貴様が如何に宝を持ち腐らせているのかがよく解るな。」が、その美形の中身は、普段より言動騒がしく、今は己を捕まえ散々引っ張り回して此処まで連れてきた元凶。なれば己が見入る時間も一瞬足らず、不遜に鼻を鳴らして言葉を投げ付けたその後。自身の前に置かれた工具の名を持つオレンジ色のカクテル、もといアルコールに鋭い目を落とす。――さて、警戒を向けるそれについて。味や匂いに文句は無い。二日酔いも大した事は無い。耐性については、まあ恐らくは人並みか。能力の制御もオーケー。詰まる所、その辺りに然したる問題点は存在しない。…ただ一点、“著しい記憶のブラックアウト”という特記事項を除いては。「…要らんと言ったんだがな。」何度かの経験を経た後は、酒の席を避け、此処に至るまで飲む事は一切無かった。それ故、問題事項について相棒には話していなかった事を少し悔やんで目を瞑る。カランと溶けた氷がグラスにぶつかる音が聞こえて尚、一歩踏み出す事を躊躇い唸っていたが、細く溜め息を吹いた後に瞼を開きそれを手にする。「…“これ”で何かあっても、その責は貴様が持て。いいな。」ここまで来ては、逃れようが無い。苦々しく言葉少なに一切合切の責任を、横目に視線を刺した相棒に押し付けてから、渋面ながらも漸くそのグラスの縁を口元へ運び )


(/ 解゛り゛ま゛す゛!!やっぱりバチバチに趣味合いますね!!堅物の“私”が柔らかめの“僕” になるのって、心臓粉微塵にされるような物凄い破壊力ありますよね…!!()ああ~…想像するだけでもはちゃめちゃに美しいですねイヴさん…黙ってさえいれば…()この場のモブが羨ましい…バーの客に混ざってじっくり眺めてたい…()はあ~…中性美形と煙草&酒の相性最高過ぎませんか…好き…() )


  • No.120 by イヴ・アレクセイ  2023-11-05 08:14:40 


(─どうやら今日のイヴは、ここに来るまでの表には出さなかったが、かなり疲れているらしい。普段ならば吠えることを覚えたての子犬のようにきゃんきゃんと騒いで言葉を返すはずの相棒からの嫌味にも…ん、とあまり理由も分かっていなさそうな調子の生返事をしたのみで、普段ならば過剰な程愛想を振り撒く筈の、周囲の自身に関する囁き声にすら耳を貸す様子は無く、相変わらず唇から紫煙を吐き出してぼんやりとしていた。吸っていた煙草の半分程が灰になった所で、いつの間にか自身の前に差し出されていたクリスタルガラスの灰皿に一旦煙草を置き、目の前で照明に照らされる半透明の水面に視線を移す。グラスを掴んで、一気にその中身を呷り掛けた時、ふと相棒から責任を持て、といった旨の言葉が聞こえてきた。「…ああ…うん、いいよ」責任を押し付けるようなそれにも反論すること無く、曖昧な返事を返しながら中身を喉に流し込む。久々の強いアルコールが喉を焼く熱が一瞬だけ伝わってくるものの、それ以降は飲み慣れた味がふわりと口内に香ってきた。ちびちびと子供のように中身を飲む相棒とは対照的に、さっさと中身を飲み干してしまうと「…マスター、追加でマルガリータ」とグラスを押し返しながらマスターに向けてそう声を掛ける。マスターは何も言うこと無く頷いてはグラスを受け取り、また新しいグラスにカクテルを注いでイヴの目の前に静かに押し出した。ありがと、とぞんざいな謝意を述べながらそのグラスをまた引っ掴み、今度は乳白色の中身を喉に流し込みつつ、灰皿に置きっぱなしだった煙草を手に取ると、再びそれを吸い始め)

(あ゛り゛ま゛す゛!!!ええ!!ええ!!見た目だけは良く作りましたからね!!()喋って動くとダメですけど!!!()美形×煙草×酒は外せませんよね!!)

  • No.121 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-05 12:07:21 



( 一度静まり返った相棒は、どうも此方の物言いに、というより全ての刺激に鈍った反応を見せている。その様子を一分かそこらはじっと眺めていたが、それ以上何を言う事も無く、カウンターを挟んで向こうのマスターへ、何でもいいから酒を、とあまりに適当な注文を出す。それから暫しの間は、相棒の沈黙に任せて此方も無言。時折出される、トニックやらソルティドッグやら、もう躊躇いの吹っ切れたその口に少しずつだが運んでいきながら、バーの内装を隅から隅までゆっくり眺め、その最後にまた相棒の方に視線を一週させた。――と。そこに近付いてくる二人の女性。ハァイ、と女の一方が、真っ赤なリップを塗った唇で相棒に声を掛け、小柄なもう一人はそこに合いの手を入れて話し始めた。その二人の甘ったるい香水が此方まで漂い、思わず眉間の皺を深めたその後、おい、と女の言葉を低い音で遮る。「そこの喧しい節穴ども。今のそいつが貴様の下らん話を聞きたいように見えるのか?」一度鳴らした歯噛みの次、腹立たしいという態度を隠すつもりも無い。その二人を的に棘に塗れた声を全力投球する。「サカる“お相手”が欲しいなら、向こうに幾らでも雄猫が居る。そっちの方がお似合いだろう。それとも、 」己の声で漸く此方を認識したらしい二人を、無遠慮に上から下までじっくり眺め、ハッと嘲笑を溢す。「貴様らのような厚顔どもと過ごす時間が、目の前のそれと釣り合う価値があるとでも?随分とおめでたい頭の持ち主だ。マーチヘアと良い勝負だろうな。」すらすらといつも以上に滑らかな毒言は、その二人には大層効いたよう。此方を睨んで何やら罵倒を放ち、相棒の前を荒立つ足取りで離れていった。それを見送りながら一息吐き出した次、「…イヴ。貴様もだ。」今度の標的は今しがた軟派をされていた、疲れきっている様子の相棒。「貴様の計画性の無さは知っていたつもりだったが、此処までとはな。今朝の今で余力も気力も枯渇している癖に、よくもまあ、」先程女性に向けたよりは多少棘は少ないか、それでも何処か苛立った土台を窺わせる。顔色は平素に同じ、呂律は酒が入って尚達者で、饒舌な言葉の羅列を並べ立てる。しかしその最後、「――“僕”を連れ回そう等と思えたものだ。」明らかに普段と違った、自己の称し方が割り込む。本人はそれに気付いた様子は無く、もしやその毒物で脳をやられでもしたか、とそのまま不機嫌に煙草への皮肉を続けつつ、ふてたようにカウンターへ頬杖を突いて顔を正面へ戻し、その片手に持つ、既に半分以上が減らされたブラックルシアンを口へ流し込み )


(/ 同士様う゛れ゛し゛い゛!!逆に“僕”が“俺”になるのも、普段猫被ってる感とか昔荒れてた感とかあって私大好きです!!()やったぁ美形大好き!!()良いんですよ!喋って動いて!!存分にお願いします!!()ええ!!好゛きぃ!!!そこに憂い顔までおまけで付いたらその場で昇天出来ますね!!() )


  • No.122 by イヴ・アレクセイ  2023-11-05 13:13:34 


(煙草を吸う合間にちびちびとマルガリータを呷っていると、突如として自身の背後から鼻を衝く、フローラル系の甘ったるい香水の匂いが一際強く漂ってくる。ハァイ、と軽い調子の声を掛けられ、ふとそちらの方へ顔を向けると、そこに立っていたのはいかにも"男遊びに慣れています"と言わんばかりの赤いルージュが目を引く女性と、それより少し小柄な、どちらかと言えば可愛らしい顔立ちをした女性。生き物のように動く赤い唇を眺めていると、どうやら自分達と"遊ばないか"ということを話しているらしい。─彼女達には悪いが、少なくとも自身の好みではない。自身の好みはもう少し落ち着きがあって、柑橘系の香りでもするような、物静かな女性だ─「…ごめんね、今日は気分じゃなくて。また今度見かけたら、その時は誘ってよ」興味が無いので向こうへ行け、と言う代わりにふわり、と眉を下げた笑みを浮かべてやれば、そんなこと言わずにだのとあくまでも引き下がってきた。もう一度何か言い掛けたところで思わぬ加勢─相棒が女性達に刺々しい言葉を投げ掛ける。途端に荒々しい足取りで元の席に戻る女性達を横目で見送り、いつの間にか半分程まで減っていたマルガリータを飲み干した。目の前のカウンターにグラスを置き、追加注文をしようとした所で、相棒の棘と目線が自身に飛んでくる。酒が入っているからだろうか、普段より随分と流暢な相棒の毒を右から左へ聞き流し、適当に謝ろうとしたところで─聞き慣れない相棒の一人称に、ごめん、と言い掛けた口が止まって、目を見開いた。が、それも一瞬。「…ん…ごめん。きっと此処が似合うって思ってさ。連れて来ちゃった」と眉を下げたまま静かに微笑み、吸う場所の無くなった煙草を灰皿に押し付けて揉み消しつつ、カウンターから自身と相棒のことを少しばかり心配そうに見つめるマスターに向けて「…マスター。ピンクジンとニコラシカ。…これで最後にするからさ、お願い」と声を掛ける。マスターは程々にしろよ、と苦言を呈しつつもシェイカーを振る作業に移り、その様子を眺めながらまた新しい煙草を箱から一本抜き取り、ライターで火を点けて)

(わ゛か゛り゛ま゛す゛!!!猫被ってる子最高ですよね…!!分かりました!!存分に喋って動いてもらいますね!!!ちなみに今のイヴの柔らかい口調、女の子口説くときのなんですよ…!こんなのに口説かれて落ちない女性いませんよね()そしてイ゛ヴ゛!!無自覚かな!!好みのタイプにアーネスト様、ニアピンじゃないですか!!()ァァ…(昇天の音)シュキ…)

  • No.123 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-06 23:21:44 



( しおらしく、静かな謝罪。耳だけで聞くそれに口許がむず痒そうに引き攣れる。その感覚を今持つグラスを呷る事で飲み下した後に、いい、と一言無愛想に返し、次の注文を通す。「……腹が立つな。」ぼそりと呟いたのは、追加の酒――サイドカーが目の前に現れた時。「だが、これは貴様にではない。…自分にだ。」告げる視線はカクテルのオレンジ色へ落ちている。表情は当たり前に不機嫌で、だが声に刺々しさは殆ど無い。「…貴様が“そう”であるのは今更だ。そこに苛ついて“変わってほしい”だの、“自分を大事にしろ”だの女々しい綺麗事を説教するつもりは無い。…自分で言ってて虫酸が走る。そもそもそう思った事自体も無い。」溜め息と絡まり淡々と連ねていくのは、相棒に聞かせているようで、只の吐露のようでもある、純然たるアーネスト本人の胸中らしき言葉。それは人への説教など押し付けだと投げ捨てた次、顔は彼へ向き、「――貴様のその部分については、手が届く限り僕が勝手に補えばいいと考えていたからな。」人のそのままを受け入れた上で、足りない部分があれば埋めればいいだけだと、まるでパズルのピースのように心の有り様を言語化していく。その言い種は傲慢さも尊大さも無く、“横並びの相棒”をじっと見据えて、そうあって当然だとでも言わんばかりの単調さに包まれていた。「…だから、今日のように目の前で取り零しがあると、自分自身の不足に非常に腹が立つ。」その後でまた、眉が寄る。「…いや、そもそも、貴様の“それ”を補おうと考える理由も、“僕にとって価値のあるものが蔑される事や侮辱を受ける事が、どうにも気に入らん”という私情なのだがな。」徐々に愚痴も価値観も綯い混ぜになって、最早本人に聞かせていいラインを通り越している。だがそれを単なる酔いやジョークと切り捨てるには、彼を見詰める目はあまりに真っ直ぐで、凛と意志が通っている。「……貴様本人に言っても仕方が無いな。これは僕の問題だ。いつものように流して忘れろ。」全てを吐き出しきって勝手に締め括ったその後、漸く己のグラスを手に取る。それに口を付ける頃にはもう視線は別の方――相棒の吸う煙草に興味が移ったようで、ぼんやりその紫煙を眺めながら、「……しかし、それの良さは解らんな。煙たいだけだろう。」等と疑問と文句半々に独り言ちて )


(/ 良いですよね~!!ニコニコ愛想良くしながら内心滅茶苦茶毒吐いてる子とか、大人しい真面目君が実は…みたいなの!!私大好き!!()お願いします!!アンニュイな美人にこんな柔らかい口調で口説かれたら秒で落ちますよ!!なんなら落ちないのは無機物くらいでは…?()おやおやまあまあ!イヴさん!隣見て隣!!ニアピン賞居ますよ!!()あ、そうそう今のアーネストなんですが、これでもうベロッベロに酔ってます()見た目や呂律に全く酔いが出ない、強いて言うなら普段より若干素直という、一緒に飲むヤツ初見殺しな酔い方するんですよコイツ()しかも酔ってる時の記憶ぶっ飛びますし() )


  • No.124 by イヴ・アレクセイ  2023-11-07 08:17:14 


(吸い始めの濃い煙を深く吸い込んだからか、視界が少しばかりぐらつく。ふわり、と一際大きな煙を吐き出した時、自身の眼の前に追加注文したカクテルの入ったグラスが二つ押し出されてくる。ピンクジンのグラスに手を伸ばしかけた所で、相棒の言葉にぴくり、と一瞬反応し、グラスの手前で手を止める。その後に少しばかり目を見開いて相棒の方を見遣り、普段口を開けば毒しか飛び出さない相棒の、珍しい言葉を最後まで聞いた後に「……そっか。いつもごめんね、アーネスト。オレもさ、キミのこと大事に思ってるよ。…分かんないかもしれないけど」─マティーニ、マルガリータといった度数の高いカクテルを水のように何杯も飲んだイヴもまた酔っているのだろう、普段のイヴならば一欠片も見せない憂いと柔らかさを帯びた、女性に向けるような笑みを浮かべてみせた。煙草を灰皿に預けてはピンクジンとニコラシカを交互に呷り、どちらも空になる頃にはマスターの気遣いだろうか─ミネラルウォーターの入ったグラスが目の前に置かれている。慣れた調子で何も言うこと無く水を飲み干した後、まだ半分程吸う場所の残っている煙草を灰皿に押し付け、揉み消した。─ふと、普段見せる悪戯心が湧き上がってきたらしい。水を飲んだ所で手遅れ、既に思考は意味を成さなくなってきているが、意味は知っているのだろうか、どう反応するか、とでも思ったようだ。もう一本煙草を取り出すと火を点けたものの、今度は顔を背けること無くカウンターに頬杖をつき、相棒の顔をじっと見つめながら、相棒の贔屓目を無しにしても美しいと思えるようなその顔に向けてふう、と煙草の紫煙を少しばかり吐き出してみせた。「…気になるなら、アーネストも吸ってみる?…悪影響は知らないけど、多分似合うと思うよ」と断られるのは分かっていながらも持っていた煙草の箱─メンソールが強く、かなり煙も濃いもの─を差し出し、首を傾げながら笑ってみせて)

(アッシュキ…シュキです…猫被りくんの猫が剥がれるのも、真面目くんが実は荒っぽいのもどっちもシュキ…へい!!動いて喋らせましたよ!!ですよねえ…落ちない人のほうが珍しいのでは?()イヴ~!!隣!!隣だって!!遊んでる場合じゃないって!!アッ好きな酔い方…周りに指摘されても「何の話だ」ってなるタイプのやつですね!?)

  • No.125 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-07 19:30:55 



( 普段見ない、暗所に揺れる灯火のような相棒の笑顔。聞き慣れない声も相俟って、ざわりと騒いだ胸の心地悪さに息が詰まり、不自然な沈黙だけを彼に返した。その後で、独り言に答えるように此方を向いた相棒をそのままぼうっと見詰め返し、ニコチンやらタールやらの毒性に思考を回して――被された煙を避け損ねる。「っ…何を、」一気に今へ意識を戻し、反射的に頬杖を解いてそれを払うが、喉に入り込んだものまではどうしようもない。眉を思い切り顰めて咳払いを何度か、次いで文句を付けようとした所で、一旦唇を引き結ぶ。「……今までで一番質の悪い冗談だな。」何とも言えぬ苦々しい顔。相棒のこの行為に、何か思い当たる事があったよう。怒りは無いが、代わりに呆れを多分に含んで溜め息を。差し出された煙草の箱にはジトッと視線を落として、「…似合う、は今日だけで聞き飽きたな。」うんざりと厭わしげな呟きを返答。それからその箱を押し退けんと片手が上がり、だが一瞬ピタリとその動きが止まったかと思えば、その中から一本煙草を引き抜き、吸い口を咥えた。火はあるか、とマスターの方に問えば、備えらしいマッチが渡される。それの一つを取り出し二度程擦って、点いた火を両手で覆うようにしながら咥えた先へ運ぶ。用済みのマッチを置いて、相棒の方を向いて、「イヴ、」その刹那。不意打ちで、彼の美しい輪郭の顎を片手に掴む。そのままぐっと相棒を引き寄せ、自身もまた顔を近付け、瞳を覗ける所まで縮める。その距離で唇から空いている指先に煙草を移し――ふーっ、と口腔に溜めていた紫煙を思い切り相棒に吹き掛けた。「今日一日の礼だ。受け取れ。」その後でやっと放つ言葉は愉しげに。表情は強気に、不遜に、ニイッと眇めた悪戯の色で染める。そこまでして相棒を解放し、自らも離れた瞬間、行為の影響から遅れて少々激しめに咳き込む。それは目元に涙が滲む程でありながら、顔付きは何処と無くすっとした様子で。「……あの屑の癪に障る冗談も、役に立つ事があるものだな。これは案外、気が晴れる。」どうやら台詞も行動も誰かの真似であったらしい事が、くつくつ漏れる笑い声の隙間から晒される。…そのまま数秒身体を可笑しさに揺らした後。一息入れて満足したか、もういい、要らん、と細く煙の漂う指先の煙草を相棒に返すように突きつけて )


(/ 良いですよね…私もシュキ…特に猫被り君の猫が剥がれた後、剥がした人の前でだけは素を出してて、誰か来た瞬間にはまた猫被り直す一連を見て、若干引く剥がした人とのやり取りが見たい…!!有り難う御座います!!お礼にアーネストを私の性癖のまま動かしてみたのでどうぞお納め下さい!!()落ちない人は無機物フェチとかなんですよきっと()アーネストも気付いて!お前イヴさんの好みニアピンだってよ!!気付け!!()そう、それです!! 本人何にも自覚無いんですよ…アーネストってばこんな事してるのに……この事何にも覚えてないんですよ…?信じられます…?())


  • No.126 by イヴ・アレクセイ  2023-11-07 22:54:01 


(先ずは咳き込んで、次いでこちらを苦虫でも噛み潰したような表情で睨む相棒。そこまでは大方想定どおりの反応─であったはず、なのだが。拒否されるだろうと思っていた煙草の箱から相棒が一本だけ抜き出す。火を点け、それを吸うのかと思えば─唐突に、自身の顎を片手で掴まれた。我ながらあ、だのん、だの発音の不明瞭な、どうにも情けない声を発しつつ逃げようとしたところで、相棒の顔がずいと間近まで近付いてくる。揺れる睫毛なんかを眺めながら、一体何をする気なのかと思っていると、その状態から間髪入れず自身の顔に向けて、自身の差し出した煙草の紫煙が煙ってきた。何故か悪戯っぽく笑う相棒の手から開放されるなり、普段吸う主流煙よりも遥かに濃い副流煙にけほ、と少し咳き込みながら俯き、咳が治まってから上目遣い気味に相棒の顔を伺うと、腹立たしいほどすっきりとした表情をしている。何か言おうとしたところで、相棒の呟くような言葉が耳に入った。その言葉を聞くなり今しがたの何か言おうとした感情はすっかり忘れ、一口吸っただけで突き返された煙草も…ん、とだけ返事を返しながら受け取り、灰皿に心なしか強く押し付けて揉み消す。ジュ、とクリスタルガラスの灰皿が少し焦げる音が小さく響き、イヴはそのままマスターにありがと、と言いながら灰皿を突き返した。そうした後、たった今思い出したかのように突如口を開く。「……あ、そういえばオレ…アーネストのこと送るって言ってたよね?…でも飲酒運転できないし…ビジネスホテルにでも泊まろっか」と言った後、マスターの方へ顔を向け、マスターが送ってくれるなら家帰れるんだけどなあ、などと冗談めかして笑ってみせた。それを聞いたマスターも小さく笑いながら、送迎サービスはやってねえよ、とだけ返事を返し)

(あっ!!大好きなやつだ!!!わざわざどうも!!()では、有り難く頂戴いたしますね!!…イヴ、送る気は最初からあったのかい?()だとしたら呑気にバーなんか行ってカクテル飲んでる馬鹿たれですよ…()そうだってさ、良かったねイヴ!!アーネスト様!!気付いて!!多分今のイヴは2%くらい本気ですよ!!でもそんなところも好き!!())

  • No.127 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-08 20:55:31 



( 思惑通り、煙に噎せた相棒の反応に満ち足りる。指元の煙草が相棒の手に渡った後で、咳で目元に滲んだ涙を親指で拭い、己の前にも置かれていた水のグラスを口に傾ける。それで少々荒れた喉を潤し整え、落ち着いてからまた彼の方を見遣った時、不意に飛んできたのは帰宅を示唆する話。「……ああ、そういえば。」“送る”という単語に、昼間まだ機関の医務室前に居た際の小競り合いを思い出し、「…妙な所で律儀だな。」それが今に至って利いてくる事に一瞬の疑問を抱くが、直ぐ様酔いに霧散する。「どうでも構わん。貴様に当てがあるというならそれでもいい。」公共機関、タクシー――帰る手段など幾らでもあるようで、しかし今のボヤけた思考では思い付きようがない。考える事自体億劫で、投げ出した思案は相棒へ一任。自身はといえばうっすら訪れた眠気に一つ大欠伸。「……で、どうするんだ。」マスターとの和やかなやり取りを待つ間に、流石にもう酒は終いだろうと椅子を立つ。ふらつく事も無し、そのままグッと腰と背の筋を軽く伸ばした後で、少々重い瞼を顰め面で支えながら、じっと相棒の次を待ち )



(/ 良いですよねこれ!!どうぞどうぞ!!()最初はあったんじゃないでしょうかね…最初は…いやでも、イヴさんとアーネストが一緒にお酒飲む機会とかそうそう無さそうなので!これはこれで!!()アーネストも!良かったねぇ!!おいアーネスト!アーネスト…駄目だ!完全に酔って思考放棄中です!!()うへへ良かったです!アーネストもきっと喜び…うん、喜びますよ!!() )


  • No.128 by イヴ・アレクセイ  2023-11-08 21:35:57 


(相棒からの好きにしろ、という旨の返事を聞くと「…ん、そっか…じゃ、近くのビジネスホテル探してみるよ」と静かに笑いつつ、ポケットから携帯を取り出してホテルを探し始める。ややあって近場にあるホテルを絞り込めたようで、席から腰を上げるとマスターにありがと、と親愛の情を込めた笑みを浮かべながら財布から紙幣を抜いてばさりと置いた。それに何を言うでもないマスターの方を振り返る様子も無く、相棒の肩に手を置いて席から立ち上がらせ、バーを後にする。すっかり暗くなった空をちらりと見つめ、先程携帯で調べたホテルへと歩を進めた。歩く内に飾り気のないごく簡素な外装をしたビジネスホテルに辿り着き、受付でツインルームを取る。ちらちらと自身に視線を送ってくる受付の女性からカードキーを受け取り、相棒の方へ一瞥をくれただけでエレベーターでさっさと上に上がってしまうと、部屋の扉を雑に開いた。─白い壁紙の無機質な部屋、その端辺りに据え付けられたシングルベッドの右側に身を委ね、「…お酒飲んだからかな…眠い」と独り言を呟きながらうとうととしているようで)

(大好きです!!!どうもどうも!!!()あったんですかねえ…まあ、結果オーライですね!!!()眠いのに頑張ったねイヴ!!これは明日起きたらお互いに「なんでこいつと俺がホテル、しかも同室に泊まってるの?」状態ですね…)

  • No.129 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-08 23:19:27 



( 諸々を相棒に任せて店を出る。そよぐ風は少し冷えて、だがそれが表には顕れていない顔の火照りには丁度良い。暫し歩いて着いたのは、普段の己と同じ実用性ばかりのシンプルなホテル。受付では一歩後ろに控え、もう一度の欠伸の後、相棒からの一瞥だけで察した脚で共にエレベーターへ。「……僕も眠い。」彼に続いて入った室内、早々にベッドに倒れ込んだ相棒の呟きに、己も同等の眠気に覆われた、ようやっと不明瞭さの出てきた呂律で一言返した後、此方はベッドの左側にゆっくり俯せに。そのまま布団も掛けず、思考の重さに任せて目を瞑り――翌朝。上着のポケットからアラーム音が鳴った事で意識が上がる。一旦はいつも通り、目を開き、だが目覚ましが止んでも身動ぎ一つ無く、物音や朝日にもまったくの無反応のまま二十分オーバー。「……朝。」その後で漸く覚醒に至れたらしい、一言掠れた音を溢しつつシーツに手を付いて身を起こし、「……ん?」今更、此処が自宅ではない事に気付き、再びフリーズ。しかしそれは直ぐ様溶け、一先ず周りを見回してみる。――簡素な部屋。ビジネスホテルか。一人にしては広い。ツインだ。間違えたのか、いや、何を何からどうやって?と視線をもう一周させかけた矢先、「……イヴ?」寝起きでまず見る事は無い筈の姿が視界に飛び込んで、思わず間の抜けた音で相棒を呼んだ後、「…………どういう事態だ。」片手で額全体を抱えて俯き、唸るように言葉を落としながら、痛みは無いが鈍く怠い頭を、何とか状況の把握の為に無理矢理稼働させ )


(/ えへへ私も大好き!!まあ、お互い普段見ない一面が見れたので!!お酒でもっと相棒との距離が縮まったんだと思いましょ!!()お疲れ様ですイヴさん!ええ…というか既にアーネストがそれですね!コイツの場合は昨日の記憶もぶっ飛び済ですし、余計パニックでしょうねこれは!!どうしましょうね!!() )


  • No.130 by イヴ・アレクセイ  2023-11-09 07:48:13 


(「…ん…」ベッドに横たわった後、死んだように眠っていたらしい。─だが、このベッド。家のベッドと質感が違う。しかし自身の寝る場所は毎日ソファ、ベッドで寝たことなど数えるほどしか無い─そのことを不審に思い、まだ目覚めきっていない声を上げながら、悪い姿勢で寝た所為か凝り固まった身体を起こして周囲をぐるりと見回した。目に飛び込んでくるのは白い壁紙、スタンドライト程度しかないシンプルな内装。恐らくビジネスホテルだろうか。それだけなら別にどうということもない、あまり考えられないが…女性と遊んだ後にでも泊まったのだろう。だが異質なのは─ツインルームらしく、もう一つ備えられたシングルベッドで額を抱えて俯き、唸り声にも似た言葉を漏らしている相棒の姿。少しの間脳が起動していなかったのかそちらを見つめながらぼんやりとした様子で沈黙していたが、漸くこの状況を理解したらしく─正にバネ仕掛けの人形が飛び跳ねるような動作で、ベッドからひょいと跳ね起きて相棒の方へと近付いていった。意識がはっきりしてくると、酒の所為か飛び飛びながらも昨日の記憶が蘇ってくる。「アーネスト~…昨日のこと、覚えてる~?」相棒に掛ける声は昨日の柔らかさや憂鬱さなど感じられない、いつもの軽薄で明朗なもの。頭を掻きながら「いや、昨日送るって言ったんだけどお酒飲んじゃってさ~、マスターは送ってくんないしホテル取ったんだよ~」と言い訳がましく軽薄に笑いながら上目遣い気味に相棒の反応を伺っていた。─うつ伏せに寝たからか、前髪は所々跳ねている。相棒がこちらを見ていないのを良いことに一旦ポニーテールを解き、ゴムを口に咥えながら髪をハーフアップにまとめ、雑に束ねて)

(そうですね!!!あっ、イヴハーフアップにさせましたよ!!!お収めください!!()イヴ!!説明頑張ってね!(丸投げ))

  • No.131 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-09 18:38:58 



( 昨日は仕事の後、アパレルショップ、ヘアサロン、カフェと連れられ、最後にバーに行って酒を――という辺りまでは思い出せる。だがその先からは、抉り貫かれたようにポッカリ穴が開いている。と、不意に聞こえた起きたらしい相棒の言葉に、顔は上げないまま、「……そうか。」取り敢えずこの場所に居る経緯を知り、一つ安堵に声が弛み、額から手を離す。それから声のした方を向くと、其処には普段とは髪の結い方を変えた相棒が居り、下げた襟足があるからか随分と違った雰囲気を纏う姿に目を何度か瞬かせ、呼吸が一巡する程度は沈黙した後、先程の問いに答えるべく口を開く。「…私の記憶なら、酒の三杯目を飲んだ辺りから今起床するまで、全て欠落している。」三杯目、つまり相棒が女性二人組に軟派される直前まではギリギリ保持、その後の事は一切合切落っことしていると、顰める目を泳がせてボソボソと低い声で、一応は正直に告げた。「……不愉快だ。」この、“己の事であるのに、その間に何をしたか、何を言ったか解らない”という不明さが堪らなく気持ち悪く、だから飲酒は好かないんだ、と溜め息を吐き出し文句を溢しながら髪を掻き乱し、床に足を付ける。――その不意に、服や髪から漂う匂いに気付く。「ん…随分煙草臭いな。それに、喉も痛い。」ついでに、今更喉の違和も自覚し、痰でも払うように其所を鳴らした次に、「…貴様はどこまで覚えている。」少しばかり鋭く、ジトッとした疑惑の視線を相棒に刺して此方からも確認を取り )


(/ ア゛ッ(昇天)有り難う御座います!美人のハーフアップ最高か…?口にゴムで髪を束ねる仕草もストライクです!!好き!!() じゃあイヴさんお願いします!!アーネスト完全にイヴさん疑ってるので!() )


  • No.132 by イヴ・アレクセイ  2023-11-09 19:20:00 


(相棒の突き刺さるような視線にきゅ、と眉を顰め、何とも言い難そうな表情を浮かべる。何処まで覚えている、と相棒から問われれば「…ん~…飛び飛びなんだよね~。バーに行くまでは完全に覚えてるんだけど、2杯目くらいからなんかぼんやりしてるって言うか…ナンパ断ったのとここ来たのしか覚えてないかな~…」と、少しでも気を抜くと何処かへ行ってしまいそうな記憶の糸を必死に手繰りつつ、そう答えた。─生き物のように蠢く赤い唇、揺れる乳白色のカクテル。そんなものが脳内をぐるぐると頭が殴られているように痛む。どうやら昨日は自身が思っている以上に飲んでいたようで、二日酔い寸前らしい。ぱさりと瞼の上に掛かる髪に、少しばかり鬱陶しげな様子を見せると気怠げに前髪を掻き上げ、口から紫煙を吐くようにして息を吐き出した。─幸か不幸か。携帯を見る限り機関からの連絡は来ていないようで、もういっそ開き直ったように自身の使っていたシングルベッドへ戻ると脚を投げ出して行儀悪く座り、眠そうな欠伸を一つ。面倒臭げな様子で、今しがた連絡を確認する為に使用した携帯を再び弄り始めると「…ま、今のところ仕事来てないみたいだしさ~。ちょっと休憩してこうよ」と不機嫌そうな表情の相棒に向けて呑気な声を掛け、下を向くと落ちてくるものの、いちいち纏めるのは面倒なのか垂らしたままの前髪を時折掻き上げており)

(いえいえ!!!(爆音)性癖の一致!!私も美人が口にゴム咥えて髪まとめるの大好きです!!!イヴ~!!!説明放棄しないで!!!()仕事は来てないかもだけど!!)

  • No.133 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-10 18:53:25 



( 「……そんなものか。」相棒の記憶も虫食いらしい。全て抜けた己が何か言える義理も無し、ただ諦めに淡と一言呟いて視線を伏せた。気怠そうだが呑気な彼の声に、そうだな、と簡素な返事を返し、座ったままの自らの膝に頬杖を突く。「…しかし、何をすればここまで匂いが付く…?」その後で無駄な抵抗だとは知りながら、漂う紫煙の残り香に鼻を利かせ、「頭から煙を引っ被りでも――」探る可能性の一つを口にしかけて数秒後、顔面に甚だしい嫌悪の色が顕れる。それは生理的に受け付けない虫を鼻先に突き付けられたような、笑えない奇行に遭遇して引いたような、そんな色合いで。思わず口元まで掌で押さえた次、「……いや。あの屑はあんな所には来ないな。」自ら出しかけた可能性を叩き潰す。思いがけず悪くなる気分を深い溜め息に吐き出しつつ、「…シャワー浴びてくる。このままではどうも不快だ。」髪にまで纏う香を消し落としに立ち上がり、一応相棒に一声掛けてから目的に向かう。――とはいえ、そもそも大した時間を掛ける気は無く、精々が十五分程度。服は元々着ていた黒ハイネックに戻し、上着の白衣は取り敢えず片手に抱える形。ついでにアメニティのヘアゴムも拝借して、まだ乾ききらない髪を一つに括り、いつも通りの格好に戻してからまた部屋に戻って、「…このまま何も無く帰れたらいいのだがな。」ベッドに腰掛けながら、まだ寝足りないと漏らす欠伸の合間に独り呟き )


(/ 良いですよね!!何とも言えない艶っぽさがあって!!最高です!!お仕事無くても忘れてるなら仕方無いですかね!!()さて、そろそろ次の展開についてのご相談なのですが…どうしましょうね?()武器交換バトルに進んでも良いですし、もしくはこの全く恋愛的な意識し合わない二人の、どちらかでも構わないからもう少し自覚持ってもらう為に何か考えるか…あとは何か性癖シチュ考えるか()ですが、主様に何かご希望ございますか? )


  • No.134 by イヴ・アレクセイ  2023-11-10 21:48:15 


(─どうやら自身の説明で相棒はそれなりに納得してくれたらしく、この距離でも確かに香ってくる自身の煙草の臭いを嗅いでいるようだ。ふ、とそれに一瞬目を遣ったところで相棒の発言に再び眉を顰める。─時折相棒が言及する"あの屑"とは誰なのだろうか。相変わらず携帯を弄りながらぼんやりとそんな事を考え、部屋に備え付けの冷蔵庫からミネラルウォーターを一本取り出し、蓋を少々乱暴に弾いて開けると口を付けた。良く冷えた水が喉を潤す感覚に、少しだけだが頭痛が引いていくような気がする。半分程まで飲み干し、一息入れてからサイドテーブルにそれを置いた。相棒はどうやらシャワーに向かったらしく、バスルームから微かに聞こえてくる水音に耳を傾けていると、十五分程してから相棒が戻ってくる。相棒が髪をまとめ、欠伸をするその姿をぼんやりと眺めながら自身も欠伸をし、「…だね~」と適当な相槌を打って)

(アッ分かります!!!ですね!!!()次の展開ですか…どうしましょ…武器交換も楽しそうですが…うーん…)

  • No.135 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-12 00:08:37 



( 相棒の相槌にも何とは無く小さな音を返し、頬杖を突き直した。そのままぼんやり窓の外を眺めたり、又はもう見飽きた内装に視線をゆったり流したり、仕事のように思考を彼是巡らせる必要が無い時間を、相棒と過ごす。その内、シャワーを浴びて尚流しきれなかった眠気に舟を漕ぎ、頬杖が外れて身が大きく揺れ、それに自業自得ながら煩わしげに唸りを漏らした。その後で一つ溜め息を吐き出し立ち上がると、己も冷蔵庫に近づき、中から水を取り出す。それを立ったまま両手で緩慢に開いて中身を喉に流し込み、その冷たさで眠気の追い出しを図る。しかしながら、効果は今一つだったか、しぱしぱと目を何度も瞬かせてはいた。――それから暫し。昼頃の辺り。眠気は勿論、大して無かった酒の影響もすっかりと抜け、一先ずは普段の調子に戻ったのを両手の感覚や視界の明暗で確認。後は同じ体勢でいた事で固まった筋を軽く伸ばし、「……そろそろ出るか。」さて相棒の方はどうかと、声を掛けがてら様子見に視線を遣り )



(/ むむ…取り敢えず色々考えてみましたので、以下ご参考にどうぞ!
①機関内脱走騒ぎ
機関内で管理されていた特殊個体or治験動物が一体、もしくは複数脱走する緊急事態。ギャグめのドタバタでも良いし、職員総力戦の真剣勝負も良し。特に不要な情報ではありますが、アーネストの言う“屑”が原因なので、隙があればちょろっと登場します。()
②精神or幻覚催眠系能力者による相棒同士の敵対
特殊個体、もしくは悪意のある誰かによる操作でお互いが戦わされるシリアス。精神系の場合は感情の反転(愛→憎、楽→怒等)や負の感情や弱味等の闇増幅タイプ、幻覚催眠系なら相手が“倒さなければならない化物”に見えるタイプ辺り。闇度シリアス度によってはアーネストかイヴさんがもう一方の所為で大怪我負う可能性もあるので、この辺りは応相談。
③手錠繋ぎ事件
よくあるバディもののアレ、“お互いの手が手錠で繋がっちゃった!”の全振りギャグです。手錠とは書きましたが、誰かしらの異能力とか妙な薬とかで手を直接繋ぐ羽目になるのも面白いとは思います。無論、この状態のまま仕事か騒動に巻き込まれるのですが…この辺はいまいち決まっておらず()相談か主様のお好みで。()
その他どちらかが相棒を庇っての負傷とか、珍しく相棒同士での喧嘩とか、考えるものはそこそこありますが、このアイディア達はまだフワフワ曖昧なので、取り敢えず上記三つを出しておきますね!あ、この何処かに武器交換捩じ込むのも良いとは思います!()何かピンと来るもの御座いますか!? )


  • No.136 by イヴ・アレクセイ  2023-11-12 08:02:40 


(─どうやら少し、眠っていたらしい。子供の時の夢を見た。あの時と比べると、自身も随分変わってしまった─唐突な相棒の声で夢の世界から引き戻され、項垂れていた首を持ち上げ、目を何度か瞬かせる。「ん~?オッケ~」と返事をしながらベッドを降り、ベッドメイク─と言うには適当に、寝乱れているシーツだけ整えておいた。ベッドの上に何もかも投げ出してある自身の荷物を掴み、エレベーターで受付まで降りるとそのままホテルをチェックアウトする。外に出てみれば、もう正午辺りだろうか。燦々と太陽の眩しい光が注いでいた。その光を眩しそうに手の平で遮りながら、一歩を踏み出そうとした所で、尻ポケットの中の携帯が着信を知らせて振動する。一瞬その音に固まり、次いであからさまに嫌そうな表情を浮かべたまま携帯を確認してみれば、新着メッセージの欄に"業務連絡"という文字が表示されていた。ざっと読んだ内容からするに、またどこかで特殊個体が出たか何かしたらしい。早く対処に向かえ、という文言で締めくくられたそのメールを数秒睨みつけた後、大きく長い溜息を吐き出してから相棒の方へ顔を向け、「…アーネスト、仕事だってさ。行こっか~」と気乗りしない様子で声を掛ける。─場所は遠い。一旦自分か相棒の愛車を取りに戻らないと向かえないだろう。そんな事を思いながら足を機関の方に向け、のろのろとした足取りで一歩を踏み出して)

(わわ…沢山のご提案ありがとうございます!!うーん…個人的には②ですかね…多分イヴは操られても、操られてる相棒と対峙しても本気は出さないと思うんですよ()何だかんだで色々と相棒のこと気に掛けてる奴なので!!!あと単純に追い詰められた時に誰にも見せたこと無い「奥の手」見せてほしいのもあります)

  • No.137 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-12 19:28:25 



( ホテルを出た瞬間、外の光が容赦無く瞳を貫く。一瞬痛みすら感じる刺激にギュッと固く瞼と唇を閉じ、その後は瞬きを何度か。それから上着の白衣を羽織った直後、相棒と殆ど同時に己の端末が鳴り、音の方向を思わず睨み付ける。しかし、そうしたからといって人のように黙る訳でも無し、渋々とそれをポケットから取り出した。業務連絡――この世で見たくない単語の代表を目の当たりにして、頬がピクリと痙攣を起こすのを自覚しつつ相棒を見遣れば、丁度視線がぶつかった。己と大して変わらない表情をする相棒の促しに、「……ああ。」文句代わりの些かの沈黙の後で漸く頷き、歩調を揃えて歩き出す。機関に向かうまでの間、もう一度メッセージを見返してみれば、昨日の管理室での揉め事が響いたのか、ご丁寧にも“仕事”の詳しい資料が添付されているよう。「……“民間人が暴れて避難に遅れ”、“本体が攻撃してくる様子は無し”、“主な被害は現場の人間同士での喧嘩による怪我”…」行儀は悪いが、今は急ぎの事態と歩きながら詳細を読み込み、気になった部分は音にして自らに印象付ける。「……毎度の事だが。個体の能力の一欠片も把握出来ん癖に、厄介を押し付けるのだけは上手いな、あのスクラップ連中は。」読み上げが終わった瞬間溜め息を吐き出すついでに、機関に他の職員も居た筈の中、態々自分らに指示を出す上司どもに悪態も吐く。――資料には被害状況の報告が主、現場映像も無し。挙げ句、後はそっちで何とかしろとのお達し。「…騒ぎの原因は、操作か幻覚の能力者と見たが、」あまりにも嫌がらせが過ぎる事はもういっそ意識から捨て置き、文字だけで織った自らの見解を淡々と先に相棒へ伝えてから、「貴様の所感はどうだ、イヴ。」彼の意見も求めてそちらへと顔を上げ )


(/ ②ですね!!了解です!!ふむふむ…なるほど!!それで言うとそこそこ情の重いアーネストもイヴさんを相手取ると躊躇いが出るでしょうから…軽めにいくなら精神操作系か肉体操作系、ちょっと本気めでいくなら幻覚催眠系で違う姿に見えている方が良さそうですね() 奥の手も面白そうですね…ワクワクしちゃいます…!あっあと肝心な部分として、敵の能力に掛かるのをどちらにするかも決めねばなりませんね…! )


  • No.138 by イヴ・アレクセイ  2023-11-13 08:19:14 


(「…ん~…分かんない。メッセ見た感じだと精神操作系っぽいけどね~」相棒からの言葉にそう答えつつ、再び携帯のメッセージに目を落とした。─書いてある内容を纏めると、恐らく自身の推理は間違っていないだろう。被害報告にざっと目を通している内に、機関の入口に立っていた。IDカードを入口の認証装置に翳し、入口を開けると一直線に駐車場へと降りていく。一際目立つ赤い愛車は昨日停めた位置と全く同じ場所で大人しくしており、自身の帰りを待っていたかのようだった。待たせたことのお詫びを込めてタンデムシートを優しく撫で、取り出したヘルメットを被るとシートに跨り、グリップを握り込む。もう一つの黒いヘルメットを相棒に投げつつ、「行くよ~」と些か呑気な声を掛けた。相棒が乗り込んだのを確認するとエンジンをふかし、現場へと向けて走り出し)

(なんだかイヴばっかり痛め付けてる気がしないでもないですが…()今度はアーネスト様が敵の術中に嵌って、イヴがボロ雑巾みたいになりながら救出する形とか…どうですかね…?)

  • No.139 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-14 01:16:03 



( 相棒からも、概ね己と同等の答えが返ってくる。そうか、と素っ気ないがそれを受け入れ、また思案する内相棒の愛車の前まで着いたらしい。ポンと投げられたヘルメットを受け取って装着し、彼の二輪に乗り込む。――現場到着。報告書にあったよりは人の避難も何とか済んだらしい。付近に錯乱し騒いでいる民間人はいたが、巻き込まれる距離でもないだろう。「…さて、」いつものように、武器の準備を整えながらの状況確認。目立った損害は無し、強いていえばショーウィンドウの硝子が歩道に飛び散っている程度か。個体らしき少女は、僅かに身体を揺らしながらもじっと場を動かない。その少女が両腕に抱えている何かに目を凝らした刹那、「……っ、」息を飲む。何故なら、その“何か”、只の縫いぐるみである筈の黒いテディベアと、確かに視線が合ったからだ。ぞわりと走った嫌な直感に顔を背けたが、頭の中に淀みが張り付く感覚があった。手遅れだ、と悟る。だが、「……イヴ。」まだ、口はまともに利けるよう。なれば、伝えなければ。「人形が、媒介だ。あれの、目を見るな。」侵し広がる淀みに額を押さえて抵抗すれば、苦しさに言葉はぶつ切りになる。…思考が、感情がぐるり転がり回されて、悪意と、殺意が、塗り潰して、「それと、」その矛先は――最悪な事に、相棒だ。引き金に指を掛けた拳銃が、彼の方を向く。「――いますぐ、私から、はなれろ。」最後の最後の警告。その言葉からも、五秒の余白を捻り出す、ギリギリまでの抵抗の後。きゃはは、と少女の鈴のような笑い声が響いた次の瞬間、“自分”が飲み込まれて。顔を上げ、紛れも無い敵意の視線で相棒を射抜くのと同時、予備実弾の入ったトリガーが彼を標的に引かれて )


(/ 奇遇ですね…私もそう思います。ので、アーネストにボロ雑巾になってもらう展開もちゃんとやりましょうね()全然オーケーですよ!!という訳で、もうその方向に進んでましたが…此方こそ大丈夫だったでしょうか…? )


  • No.140 by イヴ・アレクセイ  2023-11-14 07:44:00 


(現場へと到着し、ざっと見回す。逃げ出す群衆の奥に居るのは、まだ10代前半の少女だったが─彼女の抱えるぬいぐるみから何故か嫌な感じがして目を逸らした。─と、自身の耳に飛び込んできた相棒の異様な声。そちらを振り返り、どうしたの、と言う前に発砲音、銃弾が自身に向けて真っ直ぐ飛んでくる。「…っ!」咄嗟に銃弾の命中する部分に能力を使用し、紙片化する─イヴの顔、その右半分がバラバラと解け、銃弾はその隙間を掠めた。残った左目で見据えた、こちらに銃を向ける相棒の顔は、歪な敵意としか呼びようの無いもので塗り潰されている。紙片化を解除し、元の姿に戻るなり脳がぐるぐると回り始めた。─直前の警告、媒介は人形だと言っていた。だが機関の鉄則として、特殊個体の殺害はご法度。なれば─反射的に腰から月光を抜き、思念誘導式ハンドガンを相棒に向けて構える。照準の先に有るのは特殊個体でなく、相棒の脳幹。知らず、ハンドガンを握る指先が震えた。─相棒は自身と同じく手練れだ。手加減すれば、自身が死ぬ。そんなことは分かっていても、トリガーに掛けた指に力が入らない。僅かに開いた唇をきつく噛み、照準を手足にずらし、引き金を引く。"念の為"と開発課の友人から持たされた、対人用軟弾頭が火を吹いた。その銃弾は相棒の左二の腕の肉を少々抉り取り、ついでにショーウィンドウのガラスを粉々に砕く。特殊個体の少女の居る辺りにガラスの雨が注ぎ、彼女は"痛い"だのと悲鳴を上げてその場を飛び退いた。─何が、"痛い"だ。人の相棒を、強制的に操っておいて。規則が許すなら、お前なんて─心の底に、何やらドス黒いものが溜まっていくのを自身でも感じた。頭を振ってその思考を掻き消し、相棒の方へ向き直り)

(ですよね!!イヴは傷が似合う男なのでついつい…()了解です!!ええ、勿論大丈夫ですよ!!)

  • No.141 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-14 23:43:40 



( 飛び出た弾丸は、紙片の隙間を抜けて何処かへ墜落。その安堵は、苛立ちに喰われる。構えた相棒に対峙し、此方も再び銃口を向けて彼を睥睨と見据える。「……憎らしい、」信頼を拒絶に潰され、親愛を憎悪に絞られ、全てがひっくり返る。親しい程に、その相手への殺意を抱かせられる。「厭わしい、」知れず漏れる声は、潰れた楽器の如く不安定に地を這う。また引き金に指を掛けた――瞬間、銃を持つ腕が衝撃で跳ねる。同時に痛みも走り、肩に程近い袖の上部にじわりと血が滲む。そこに一瞬目を遣って、だが、痛いと悲鳴を上げた少女の声に呼応するように、相棒への敵意が膨れて、感覚も感情も何もかも塗り変えていく。「……ぅ、ぐ…っ、」針を押し付けられるような、脳を直に混ぜられるような頭痛で微かに唸りを落とした後に、また相棒に向き合う。睨み付けてはいるが、彼の表情は見えない。見る気も無い。ポケットから血液マガジンを一つ取り、そのまま相棒に向けて投げて、「……潰す。」自らの銃でそれを撃ち抜けば、中身の発煙剤が弾けて宙に散る。その赤い煙幕を己は真っ直ぐ抜けて相棒の目の前へ。手早く銃剣に変形させた武器の先で、まず喉へ向けての突き、それが当たる如何に関わらず、その勢いを乗せたまま脇腹を狙った回し蹴り…をフェイントに、また拳銃に戻した武器で腐蝕弾を心臓へ――放つ直前。酷い顰め面で呻く声と共に、不自然に一瞬固まった後、狙いがぎこちなく逸れて肩の方へと発砲して )


(/ まあそれもちょっと解ります()私も我が子達に怪我させがちなので…()あっ良かったです!アーネスト、容赦はありませんが致命傷だけは何とか避けるので…!イヴさん頑張って下さい!!()アーネストも頑張りますから!!() )


  • No.142 by イヴ・アレクセイ  2023-11-15 07:21:57 


(痛みに跳ねる相棒の姿が目に入り、唇を噛む力が更に強まる。投げられた発煙剤から身を守るように片手を目の前に翳し、移動してきた相棒の銃剣の先を月光で弾いた。回し蹴りを防御しようとした、刹那─月光を持つ左肩に鋭い激痛が走る。じわり、と白い革ジャンの肩口辺りに血が滲んだ。腕の力が抜けて取り落としそうになる月光を持ち直し、精神力だけで声を抑え、声にならない悲鳴を上げる。─傷口の痛みが一定でなく、酷くなっていく所からすると─今撃ち込まれたのは恐らく、腐蝕弾か。「…っ、服…新しいのに、変えてなくてよかった…」強がるようにそう言って笑い、今しがたまで切れていた月光の電源を入れた。電源の入った月光の刃は、高熱のレーザーで青白く発光する。そのまま相棒の目の前まで一気に距離を詰め、相棒の武器に向けて斬りつけた。─唇を噛み締めたイヴの表情からは普段の軽薄さが一切抜け落ち、苦しそうな表情の中、その切れ長の瞳だけが鋭利に研ぎ澄まされている。─無論相棒に当てるつもりなど、微塵もない。月光の刃が相棒の武器を少しばかりに融かし、カラン、と乾いた音を立てて相棒の武器の一部が地面に転がる。そのまま刃を相棒の喉元に突き付ける─が、やはり。その刃を押し込むことなど、出来なかった。躊躇うようにカタカタと小さく震える刃の先が自身の内心を代弁しているようで、ならばとハンドガンを突き付ける。─左肩の感覚が無くなってきた。もう左肩上腕、下手をすると手首辺りまで腐蝕しているかもしれない。「…アーネスト」弱々しい声は唇から漏れる前に掻き消え、鋭かった瞳が不安げに揺らぎ)

(分かっていただけますか!ええ、ついつい怪我させちゃうんですよね…()了解しました!頑張れイヴ!!死なない程度に!!())

  • No.143 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-16 00:30:53 



( 相棒の肩を弾丸が貫いた拍子に退く。彼の持つ月光の間合いより後方、武器に入っていた実弾を抜き、次に入れたのは爆薬。再度構えた次の一瞬、遠ざけた間合いが詰められて、その刃が己の武器を容易く融かし斬る。銃口の先が本体から落ちて転がって、それでも彼を狙い引き金に指を掛け――そこで止まる。喉元に高熱の切っ先。此方か彼か、どちらかが動けば致命傷。しかし、それ以上には進まない。震える刃を冷ややかに見下ろし、続けて心底の侮蔑が籠った目を上げた先で、不安げな瞳と出会す。「っ、」ざわり。胸が、粟立つ感覚。目を見開く。だがそれを塗り潰さんと、殺せ壊せと敵意の衝動が押し付けられて息を詰め、――ガンッ!!と自らのこめかみを持っていた銃底で思い切り殴り、衝動を強引に打ち消す。多少皮膚が裂けただろうが、それに気を遣る暇は今無い。「……っ、イヴ。」憎悪も、敵意も、殺意も、まだその瞳に赫々湛えて相棒を睨んでいる。それでも何とか名を呼ぶ。少女の操作に飲まれる中で、糸を手繰るように唇を動かす。――痛みと衝撃で追い出した衝動はその場凌ぎだ。また直ぐに舞い戻る。だから、その前に。「離れて、銃を、撃ちぬけ。」たった三語、辿々しく唸る指示。“距離を取って、此方の銃を完全に破壊しろ”。タイミングだの何だの、それ以上を口頭で伝える余裕は無い。…ただ、先程自ら殴ったこめかみから伝う血液が。己の手元、爆薬の隣の、空になったマガジンに補充する際に溢れる薬性血液が。どちらも地に落ちる瞬間パチパチと花火の如く目映く光る――所謂、照明弾や閃光弾に使われる薬剤に変わっている事に、相棒が気付けられれば。きっと意図ぐらいは、伝わるだろう。――“任せた”。言葉にはしない。出来ない。もう思考は彼を潰す方向に回転を始めている。ぎちりと歯を噛み締め、意味の無い呻きを漏らした刹那、この膠着の打破に身を捻って勢い付けた前蹴りを、相棒の鳩尾目掛けて放つ。直後に爆薬側のみの弾丸も、銃身が欠けた分だけ照準がブレる事にも構わず、その足元に向け発砲し )


(/ 解っちゃいますねぇ。イヴさん怪我してると何だか男前に見えるんですよ()なんでしょうねぇ、この感じ…()いやもう…容赦無さすぎて今自分で引いてますね()イヴさんホント頼みますね…打開策のスタングレネードは何とか用意したので…() )


  • No.144 by イヴ・アレクセイ  2023-11-16 08:23:01 


(─自身の名を呼ぶ、相棒の喉から絞り出したような声が耳に入った。目の前で、相棒が唐突に彼の武器で彼の蟀谷を殴りつける。辿々しいながらも投げられた指示を聞き、蟀谷の傷から零れ落ちる血液が弾けて光るのを目にするなり、小さく頷いたかと思えば今しがたまで不安げに揺らいでいた瞳が、真っ直ぐに定まる。その表情から不安げな色は一挙に消え失せ、真剣そのもの─普段のイヴからは想像もつかない、研ぎ澄まされた刃にも似た鋭いものへと変化した。鳩尾に叩き込まれた蹴りで、肺に溜まった空気が無理矢理吐き出さされる。苦しげに呻きながらも地面に垂れた相棒の血液を素早く指先で掬い上げ、足元へ発泡された弾丸から飛び退いた。月光の狙いはあくまでも外さないまま、思念誘導式ハンドガンを構え、軟弾頭の入ったマガジンを外すと9mm弾の入ったマガジンを器用に口で装填した後、相棒の持つ銃器へ狙いを定めて撃ち抜く。発射された弾丸は相棒の持つ銃身に命中し、手からそれを叩き落とした。そして月光を掴む、血液の付着した指先をバラバラと解いて紙片化させる。血液を包み込むようにして弾丸へ再形成されたそれをハンドガンに装填し、「…奥の手…だけど、これ、やると…結構…疲れるん、だよねえ…」と力無く笑いながらトリガーを引いた。発射されたその弾丸は真っ直ぐに相棒へ向けて飛翔し、相棒の目前の空中でバラバラと解け、包み込まれていた相棒の血液が眩い光を放つ。月光を逆手に持ち替え、─見えていたのか、それとも勘か。逃げようとする少女の方へ向けて投擲した。高熱の刃が空気を切り裂き、少女の持つぬいぐるみの頭へ突き刺さり、ショーウィンドウに磔にする。すると少女の身体はふらりと崩れ落ち、彼女は気を失ったように瞼を伏せた。「……逃げようなんて、考えるなよ。次はお前だ」イヴは低く、地の底を這うように恐ろしくドスの利いた声をぬいぐるみへ向けて発し)

(ですよね…コイツ怪我してるとイケメンなんです…()まあ怪我の似合う男ということで!()アッこれは奥の手というより…ただ単に普段は面倒臭いからやらないだけのやつですね!()紙片化は何かを包み込んで再構成も出来ます、ってやつです!!頑張れイヴ!!死ぬな!!())

  • No.145 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-16 21:51:31 



( 爆薬弾は外した。更にもう一度、今度はその胴体を狙わんとして、しかしその前に武器が相棒の弾丸を受け手から抜ける。それはそのまま遠くの地に飛び、元より欠けて不安定だった為に溢れた爆薬によって、形も無い程砕き崩された。その次、武器を失えば接近するより敵意を向ける方法は無く、がっと地を踏み切った瞬間――目の前で光が弾ける。集められた為に光量は無論凄まじく、更には複数度、爆ぜる音まで伴って、視覚と三半規管を同時に眩まされる。「ぐ……っ!」自ら作り出したもの。直接の毒や薬であれば効果は無いが、薬品の化学反応で生まれる光や音などの副産物は別物。耳鳴りと目眩に頭を両手で抱え込む。「……ん、」少し経ち、人のシルエットが見える程度には視力が回復した所で、何とか目を凝らして相棒らしい影を見付ける。――頭の中の悪意は綺麗さっぱり消えている。どうやら上手くいったらしい。残る目眩でふらつきながらも彼に近寄っていけば、肌が痺れるような剣呑な空気が其処に漂っている。「…イヴ、」しかし、声を掛ける。今度は苦しさも無く、いつものぶっきらぼうな物言いで。「“それ”も捕獲対象だろう。」それ、と言葉で指した磔の縫いぐるみは、どういう原理か少女の啜り泣く声を漏らしてジタバタと手足を宙に藻掻かせている。ホラーにでも出てくるようなその有り様を、まだ焦点の合いきらない目で冷たく見下した後、「……やるなら壊さん程度にだ。」歪みの消えた、面倒さや億劫さを含めながらも真っ直ぐな、普段の視線で隣の相棒を見据え )


(/ 何ででしょうね…軽薄さが薄れるからでしょうか…()ですね!よし解決!!()いやでも凄いですねイヴさん!!凄い!!!アーネストも後で“奥の手”何か考えな!…え?割りと普段見せない武器も体術も見せた、って?いいから考えて!!()よし、生き残りましたね!おめでとうございます!!() )


  • No.146 by イヴ・アレクセイ  2023-11-17 07:57:01 


(─手で目を覆っていても、一瞬頭がぐらつくような衝撃が走る。防御している自身でこれなのだから、防御していなかった相棒へのダメージは甚大だろう。案の定頭を両手で抱え、呻く相棒の姿が目に入った。この様子ではどうやら、"奥の手"は辛うじて成功したらしい。安堵の息を吐きだしつつ、着弾した衝撃で破損し飛び散った紙片を自身の指へと再構成すると、余程ダメージが蓄積していたのか─傷ついた指先からは血液がぽたぽたと滴った。正気に戻った相棒の言葉にぴく、と眉が動き、そちらへ顔を向けると「…加減くらい分かってるよ。…頭ではね」と先程よりは少しばかり柔らかく、だが相変わらずの地を這うような低い声で答える。ハンドガンをリロードすると、無言のままつかつかと足音を立ててぬいぐるみへ近付き、柔らかな毛の生えた短い手で月光を引き抜こうと無駄な足掻きをする"それ"の右手を掴んだかと思えば─冷え切った眼差しのまま、人の骨を折るように、反対側へゴキリと捻じ曲げた。すると"それ"は少女の声で"痛い"と悲鳴を上げるが、イヴの瞳は恐ろしいほどに底冷えするばかりで、容赦をする様子は見せない。そして人間で言えば脳幹辺りを貫いている月光を引き抜き、再び─今度は左腕の辺りに突き刺した。耳を劈くような悲鳴が響き渡るが、イヴは気にする様子もなくまた月光を引き抜き、頭を鷲掴みにして「…オレを操ろうとしたら両目を潰してやる。脅しじゃないからな」と低く響く声でぬいぐるみの耳元に囁く。怯えたように大人しくなった"それ"を掴んだまま相棒の元へ戻り、「確保完了…かな~。一旦戻らないとね~…や、正直もうね、左腕の感覚ない。多分腐ってる」と左袖を捲った。健常な人間ならばまず成らない、赤黒く腐食した肉が姿を覗かせる。はは、と乾いた笑い声を上げた後、「運転お願いね~、アーネスト」と笑いかけ)

(ですかねえ…()ええ!!解決ですね!!(暴論)良かったです!!えっいいんですか…()イヴも見たいよね?ね?(圧)無事生き残りましたね!でもイヴ、その溢れ出る憎悪と闇しまって!危ない人になってるから!!())

  • No.147 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-17 20:33:47 



( 「…それは、」向けられた言葉に繋げる苦言は、彼の圧に引っ込めた。そのまま縫いぐるみの元へと離れていく後ろ姿をその場で見守る。さて、藻掻く“敵”の腕が掴まれて――捻じ曲がる際、枝でも折れるような音が聞こえて、骨があるのか、等と冷えた頭で思案する。少女の悲鳴についてはそもそも気に留めようとも思わない。頭、腕と高熱の刃で刺された後に、微かに震えるばかりとなったそれを手に戻ってきた相棒が捲ってみせた腕に、ぎっと唇の内側を噛む。――生体の腐食。腐り。細胞の壊死。それは肉体の一部が、完全に死んでいるという事。つまり、医療班長の言うような“治癒力”そのものが失くなっているだろう。…そうしたのは、他でもない自分だ。「……ああ。」少し遅れて相棒の笑みに淡々と答え、「だがその前に、」一歩近寄りその晒された腕の上部と、そもそも弾で撃ち抜いた肩の傷辺りを、各々自身の両手で予告無しに掴む。「…少しじっとしていろ。」己が引き起こした相棒の腐食を確と見据えて、すう、と息を肺に籠めた後、接触した掌から薬性血液を生成していく。その効能は――再生。壊死した細胞と神経自体の復活。もう少し踏み込めば死者蘇生薬ともいうだろう、医療や倫理の禁忌ガン無視の、“この世に有り得ない薬”。それを傷の癒合薬とも混ぜて生み出し、相棒の腕や肩に直に流し込む。「……っ、」頭が熱を伴い鋭く痛んで顔が顰む。…当たり前だ。通常は既存の薬剤や毒に寄せて生成を行っている。感情で溢れる薬性血液だって、成分を調べれば該当する薬品が出てくるだろう。こんな世の理をひっくり返すような、空想の薬を自身の想像と希望だけで作るなど、脳や身体に多大な負担が掛かるに決まっている。――だが、それがどうした。“そんな事”はこの行為を惜しむ理由になどならない。「……さて。」腐食部分全てに己のその血液を流し終わるまで十数分。いつの間にか垂れてきていた鼻血を離した手の一方で雑に拭いてから、改めて相棒の顔を、クラリ回る目で見遣る。「感覚はどうだ、イヴ。」思った以上に範囲が広く、失った血液も多い。熱に痛みに貧血と三重撃を喰らってぼんやりする頭では、きちんと最後まで再生させられたのか今一つ解り辛く、若干呂律の怪しい舌で本人へ直接問い掛けて )


(/ ええ、恐らく、ですが…()よしじゃあアーネストの奥の手見せちゃいましょうね!!此方アーネストの奥の手、“この世に無い空想の薬や毒、薬品を己の血液で生成する”という暴挙です!!()まあこの通り本人にバッチバチに負担掛かりまくるので、普段どころか緊急時でも使うのを渋る代物ですが!!どうでしょう!?()ヒョエ…イヴさんヤバい…(震)げ、元凶は何とかなったので何とかお鎮まりを……!() )


  • No.148 by イヴ・アレクセイ  2023-11-17 21:51:37 


(相棒の返事を聞き届け、愛車に戻ろうと踵を返しかけたところで─ぐん、と左腕が予告無しに引っ張られた。思わず躓きそうになりながらも何とかその場でバランスを取って踏み留まり、その行動にどうしたの~、と声を掛けようとする。が、相棒から掛けられた言葉に何かを察したらしく、言われるがままに身体の力を抜いて相棒の行動を見守り始めた。液体が傷口に流れ込む様子をちらりと横目で見ながら、「いや~…不謹慎だけど、感覚無くて良かったかも」と苦々しい笑みを浮かべてそうしみじみと呟く。そうして少し経った後、治療が終わったらしい相棒の手が自身から離れていった。─今の治療は、どうやら目の前の相棒にかなり負担を掛けるものだったらしい。彼の鼻からは一筋の血液が垂れ、焦点もあまり定まっていない。その様子を内心心配そうに眺めていると、いつもより舌っ足らずな声で感覚はどうだ、と問われ、何気なく左手を動かしてみる。─握り込んだ指に、間違い無く─今しがたまで喪失していた筈の感覚があった。「…え、何これ~!ちゃんと戻ってる!アーネストすご~い!」目を見開いて少し沈黙した後、すっかり感覚の戻った左腕をブンブンと振り回しては眼の前の相棒に称賛の言葉を投げる。─その際。感情の昂りに比例するかのように右腕に先程より力が籠もり、鷲掴みにされたぬいぐるみの頭がギシギシと締め付けられるような音を立てて軋んだ。それは蚊の鳴くような声で悲鳴を上げるものの、気付いたらしいイヴが一瞥と共に力を緩め、その後に発せられた「…ああ、悪い。うっかり潰すところだったよ」そこから何一つ感情の読み取れない、平坦な声に再び怯えたかのように沈黙する。イヴは顔を相棒に戻すなり、立てる~?大丈夫~?、などと一変した呑気な声を掛けながら健康に戻った左腕で相棒の肩を支え、愛車の元まで戻るとヘルメットを取り出し、シートに腰を下ろした。頭を掴んだままのぬいぐるみの処置に処置に困っていたが、やがてぬいぐるみの腹部分を─ちょうど手袋の代わりにするような形で─苦しげな呻き声は聞こえないかのようにグリップを握り込んだ。「やっぱオレが運転するよ~、アーネスト。治してもらったし」とヘルメットのシールド越しに悪戯っぽく微笑んでみせ)

(アッ好きなやつ…!!そういうの好きです…!!!こらイヴ!!闇しまいなさいって言ったでしょ!!()これ以上出さないの!!めっ!!())

  • No.149 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-18 19:48:21 



( ボヤけた頭に視界でも、相棒がいつものように騒がしくしているのは解り、幻薬の生成も治療も無事成功した事をそれに知る。そうか、と称賛の言葉に淡白に返し、安堵の息をこっそり吐いて回る目を一度瞑った直後、足元が定まらない感覚に身体が大きく揺らいで倒れかけ――相棒の腕に肩を支えられる。掛けられた声に開いた目で一度彼を見遣り、何も言わず頷くのみの後、二人で共に真っ赤な二輪の元へ戻る。先にバイクに股がった相棒によって、雑にその手元に押し付けられる縫いぐるみを、引き続き垂れてきていた鼻血を白衣の袖で拭いながらぼんやり眺めた後、此方を向いた相棒の微笑みに、「…ああ、そうしろ。でなければ、貴様のような、あまったれ芋虫を治した甲斐が一つも無い。」舌も足りない、勢いも無いなりにいつもの毒を返して、もう一つのヘルメットを被り、当たり前に彼の後ろに乗る。――走り出すバイク、景色が流れていくその合間。「……イヴ。」相棒の名を口にする。しかしそれは呼び掛けと言うより、意識のハッキリしない譫言か独り言のようで。「……わるかった。」ヘルメット越し、吹き抜ける向かい風、エンジン音。そこに紛れて聞こえるかも定かではない、ただ一言純粋な雑じり気無い詫びを、辿々しくも相乗りする相棒の背に落として、熱を持った頭と怠い身体の重さを、機関に着くまでの間少しばかり彼に預け )


(/ うへへお気に召して頂けたようで幸いです!!ちなみにもっと量が増えたり効能があんまり現実からかけ離れたりすると、今度は脳だけじゃなく内臓へもダメージいって吐血だのするのでマジで使うの嫌がります!まあ今回は相棒の為に頑張りましたが!!()ワァ…ァ…(半泣)イヴさん闇ないないして下さい…アーネスト捧げるんで…() )


  • No.150 by イヴ・アレクセイ  2023-11-19 07:44:05 


(─自身の後ろから、舌っ足らずながらいつもの毒舌が聞こえたことに、苦笑しながらも何処か安心していた。は~い、と返事を返しながら、相棒に負担が掛からぬよういつもより速度を落として走行する。途中、風の音やエンジン音に紛れて何かが聞こえたような気がしたが─聞き返そうとして、やめた。自身の背中に当たっている相棒の額が、革ジャン越しでも熱く感じる程熱を持っている。「…お疲れ様、アーネスト」ちょうど信号で停車するタイミングを見計らい、今自身に凭れている相棒によって治療された左手を伸ばし、相棒の頭を労るように優しく撫でた。─こんなこと、正気の相棒にすれば凄まじい顔で睨まれるだろうが─今は、まあ…良いだろう。内心でそんな言い訳をしている内、信号が青に変わる。相棒から手を離し、再びバイクのグリップを握り込むとエンジンをふかし、機関までの道を走行した。やがて機関に到着すると愛車を停め、先に降りてから「アーネスト、着いたよ~。オレ、コイツ持って行くから休憩しときなよ~」とだけ声を掛ける。押し付け続けられた所為か、すっかり抵抗する気力を無くしているぬいぐるみの頭を再び掴むと、いつもより甲高いヒールの音を立てながら機関内を"研究課"へ向けて突き進んだ。普段の軽薄な雰囲気ではなく、どこか底冷えしたような雰囲気を纏うイヴに職員たちは怯え、何も言わずともイヴの通る道が自然と開いていく。やがて"研究課"のプレートが掛かった部屋に到着すると、ノックする前にドアが僅かに開き、ひっつめ髪に眼鏡を掛けた女性が顔を覗かせた。彼女は怪訝そうな目でイヴを見上げたかと思えば、何、と愛想の欠片もない声を発する。イヴはその無愛想な声と無表情にも怯まない、というか寧ろ慣れた様子で「目を合わせることがトリガー。精神操作系の特殊個体。右手欠損と左手及び頭部損傷、は~…えっと~…うん。色々やりすぎた。ごめん」とぬいぐるみの説明をしつつ、呑気に笑いながらぬいぐるみを彼女に向かって差し出した。彼女は相変わらず怪訝そうな眼差しのままそのぬいぐるみを受け取り、どうも、とだけぞんざいに述べたかと思えば扉をバタンと閉めてしまう。そんな彼女の様子にイヴは少しの間硬直した後肩を竦め、踵を返してロビーへと向かい)

(アッそういうのシュキ…負担が掛かるのに頑張ってくれちゃう系のやつは好きです…()泣いちゃったァ…ほらイヴ!!闇ないないしなさい!!…よし!いつものイヴに戻りましたね!!())

  • No.151 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-19 15:20:18 



( オーバーヒートで上手く思考が纏まらない。脳に巡らせる血が足りない。今はただ何も考えず、相棒の背に凭れて流れる風を受けていた。…ふと、頭の上に何かが乗る。振り払う事はしなかった。抵抗する気力が無いのもそうだったが――それは、妙に心地良くて。退けてしまうのは、惜しい気がして。重い瞼を閉じて細く息を吐き、その手を受け入れた。そんな静かなやり取りの後から暫し、相棒から声が掛かって視界を開ける。「……ああ、そうする。」報告だの何だの、今は放っぽって相棒の案に乗り、ロビーの席に座って彼を見送るなり額からテーブルに突っ伏す。ヒヤリとした無機物の温度に熱を奪ってもらい、じわじわ冷静になり始めた頭で改めて今日の特殊個体について考え始める。物が個体そのものであるそこそこ珍しい事例。あれの引き金は視線の合致。その能力は、「……感情の反転、か。」結論。愛を憎悪に変えて、信頼を嫌悪に変え、そして――守りたい、補いたい、支えたい。その欲を、“壊したい”“殺したい”に変える精神操作。受けたからこそ解る事。あれは、元々感情を持っていなければ反転などしようもなく――加えて感情が、想いが、強ければ強い程反転したマイナスも強烈に顕れる代物だ。「……気を付けねば。」何が、何に、とは言わないまま思考を纏めて、テーブルに広げていた上体を起こす。そこで丁度現れた相棒の姿に、先に立ち上がる。まだ多少熱と貧血でふらつきはしたが、随分とマシになった。「後は報告か…」至極面倒そうに顔を顰めて、だが相棒と歩を共にする。その道中、「……イヴ。さっきの仕事中の事だが、」足音の隙間を埋めるように相棒へ一つ投げ掛ける。「あまりにも甘ったるい。自分を殺しに掛かってきている相手に対し、傷一つにすら迷いを残すなんぞ、愚行が過ぎる。」それは一先ず自分の事は棚上げしての、相棒の仕事ぶりへの苦言。「…生かしておくにしろ、目を潰すか、手足の腱の一つも切ってしまえば、あんな余計な傷を負う事も無かっただろう。」油断、情け、容赦。そんなものは己を危機に晒すのみ。吐き捨てる苛立ちは、どうも相棒へだけではなく、自分にも向いている。「今回は運良く個体の能力が未熟で、ある程度反抗出来る隙があった。だが、」一瞬、目を泳がせる。今はただ空っぽの、武器を握っていた片手が、握り開かれる。――あの相棒に向けた引き金の感触を思い出したように。「…もし、次があるなら。迷うな。切り捨てろ。撃ち抜け。……私に貴様を殺させるな。」あまりに一方的で、ぶっきらぼうで、不遜な物言いに――信頼と心配を乗せて、隣に並ぶ相棒を睨むように見据えて告げた次、「……まあ、そもそも。その“もしもの次”なぞ来させる気も無いがな。」ふんと鼻を鳴らし、一応と己の非も遠回しに認める言葉を置いた後、今度こそ完全に顔を逸らして )


(/ 解って頂けますか!!好きなんですよ!どうにもならない窮地に陥った時、一か八かで奥の手を使って出来上がったものを相棒に託すやつとかが!!私好物なんです!!()良かった!いつものイヴさんだ!ほらイヴさん!アーネストもいつも通りに戻りましたよ!!どうぞ!!() )


  • No.152 by イヴ・アレクセイ  2023-11-19 18:30:58 


(ロビーに戻ると、真正面の机に突っ伏す相棒の姿が目に入った。相棒は自身の姿を目に留めるなり、ふらつきつつも立ち上がって隣へ並んだ。管理室へと向かう道中、隣から散々毒が飛んでくる。それら全てを引っくるめて、ごめ~ん、と適当に答えながら苦笑して誤魔化すが、内心は穏やかではない。─例え、自身が殺されていたとしても…相棒を、アーネストを殺せる筈が無かった。自身の銃弾が相棒の肉を抉った瞬間が、まだ瞼に焼き付いている。知らず噛んでいた唇の肉が少しばかり切れたようで、口の中に僅かではあるが鈍い鉄の味が広がった。「ん~…善処はするよ。でも…正直分かんないなあ。冷静になれる自信ないかも」自身を見据えた相棒の言葉に、普段よりも少し弱々しい笑みを浮かべて答える。その後は顔を背けてしまった相棒と並び、黙ったまま管理室へと向かって扉を開いた。生きているのが気に食わない、とでも言いたそうな上司の恨みがましい目線を無視し、淡々と報告していると─先程ぬいぐるみを渡した、ひっつめ髪の女性がノックもなしに管理室へと入ってくる。不機嫌そうな表情を浮かべた彼女はぬいぐるみについて纏めたらしい報告書だけを上司に提出し、失礼します、も何も無しに管理室を出ていった。「…相変わらずだね~、サラさん」嵐のようなその背中をぼんやりと見送り、苦笑混じりにそんな言葉を漏らして)

(アッ!!!(絶命)そういうの好き…好き…よく効く…(私に)…かゆい うま…()はい!!いつものイヴです!!()良かったねイヴ!!相棒も戻ったよ!!)

  • No.153 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-19 20:57:32 



( 背けた目の中に彼の弱々しい笑みがまだ残っていた。…こう言って彼が利けるなら、あんな事態には最初からなっていない。解っている事。だからこそ、己が――ぐるぐる考えを巡らせる内、いつの間にか管理室の前まで着いていた。自分達の生存、それも今現在大した負傷でもないように見える事が余程お気に召さないらしい、随分不機嫌そうな上司に興味も示さず報告を。精神操作に関しては、“悪意や敵意を抱かせるもの”、と近からず遠からずといった無難な回答だけを用意して口を閉ざす。その途中で、何処と無く見覚えのある女性が割り込んだ。言葉は止めたが然して驚きもせずに視界に入る挙動を追った後、相棒が示した名に彼女の事を思い出し、ああ、と一つ声を上げた。「……無駄が無くて良い事だ。」一声も発さず、ただ書類だけを提出していった姿に、此方はハッと鼻での嘲笑混じりに肩を竦める。さて、サラといえば――薬品、物質、特殊個体等、様々な分野からの分析、追究を行う研究課の内の一人。先程相棒が離れたタイミングを考えて、上司に渡した書類は十中八九あの縫いぐるみに関するものだろう。…つまりは。「……む、」先の己の報告のボロを上司に、そして、――あの精神操作の仔細が相棒にバレる事を、自身も不思議ながら多少危惧して眉を顰め、目を泳がせて、「……もういいだろう。行くぞ、イヴ。」上司や幹部らに引き留められるより先に管理室を退かんと、些か早口で相棒に声を掛けつつ一歩踵を引いて )


(/ 良いですよね…お前なら、って“相棒に己の命と可能性を託す”という、この信頼…何度だって見たいんです…かゆ…うま…()アーネストも嬉しいね!ね!(圧)あっでもアーネスト今縫いぐるみの事バレそうでヒヤヒヤしてますね!いやまあいっか!!() )


  • No.154 by イヴ・アレクセイ  2023-11-20 07:27:46 


(「ど~したの、アーネスト?…ま、いいけど」ぬいぐるみについての報告書が提出された途端、妙に焦った様子を見せる相棒に首を傾げるものの、自身も早く立ち去りたいのは事実なのか、言われるがままに管理室を後にする。扉を閉める瞬間に上司の引き留める声が聞こえた気がしたが、聞こえなかった振りをして扉を閉めた。そのまま廊下を歩き、いつものロビーの定位置にどすんと腰を下ろす。いつの間に取って来ていたのか、ココア缶のプルタブを開けて口を付けた。「はー…疲れた」先程蹴られた鳩尾辺りが痛むのか、時折顔を歪めながらココアを飲み干していく。その時、ロビーにもう一人来客がやって来る。雑なひっつめ髪に金縁の眼鏡、不機嫌そうな表情─その来客はサラだった。何処と無く疲れた様子の彼女は二人の姿を目に留めたらしく、ブラックコーヒーを購入すると、つかつかと歩み寄ってイヴの隣の席に慣れた様子で腰を下ろす。彼女はどちらにもどうも、と素っ気ない挨拶だけを向け、イヴの方へ顔を向けると"管理官が怒ってたけど。報告、雑だよ"と、今しがた相棒に向けたものよりは少しばかり慣れ親しんだような印象を受ける口調で、そう文句を垂れた。イヴはその文句に苦笑し、「仕方ないじゃ~ん、能力の詳細分かんないんだし~」と子供のように頬を膨らませて態とらしく拗ねた様子を見せる。彼女は呆れたように溜息を漏らし、上司に提出した報告書のコピーらしきものを投げた後相棒の方へ顔を向けると、"…貴方も大変ですね"と素っ気ないながらも労るような声を掛けて)

(ヴッ!!!(心停止)ミタイ…ミタイ…かゆ…うま…()あっアーネスト様!!サラさん報告書のコピーイヴに渡しちゃいましたよ!!()どうしましょう!!)

  • No.155 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-20 18:28:58 



( 待て、と報告書を見た上司の引き留めを閉めた扉で断ち切り、見慣れた景色に座り息を吐き出す。 ちらりと相棒の方を窺えば顔を顰める様子が見えて、己の仕出かした事を象徴するそれに、口が落ち着き無くもごついた後に、ギュッと固く引き結ばれた。あちこち不調の今に何かを飲む気にはなれず、ただ頬杖を突いて視界を閉じ、思考を一旦休止していた所へ、不意に影が差した。掛けられた声にそちらに開いた目だけをくれてやれば、先程報告書を管理室に投げていった、己と同じように不機嫌な顔をした女性――サラが見え、為された挨拶には視線だけを返した後、また興味が失せた様子で目を逸らす。多少親しい様子の相棒と彼女のやり取りが耳を素通りしていく中、ふと話を振られて今度は顔ごと彼女の方を向く。「……別に、今更だ。」同じに素っ気ない一言。の、筈が。「この芋虫のお守り程度、もうとっくに慣れている。貴様に苦労を推し量られる筋合いは無い。」鼻で笑いながら毒を纏って、加わる言葉。表情や視線も嘲笑に染まっているようで、しかしその実仄かに親しみを帯びた柔さがある。「……ん、」と、そこで、相棒に目線が行く。彼は何か紙を手にしている。彼女が渡したものだろう。さて、この場で自分達、主立っては愚痴を溢していた相棒に、研究課の彼女から渡されるような書類といえば――思い至って、表情が一変。一方の眉と頬がピクリと微かに痙攣し、一気に顰まる。「…それは何だ。」また機嫌を捻ったような低い声。彼に訊いている体だが、答えは求めていない。ただ相棒の言葉より視線より先に、その書類を奪わんと頬杖を解いた手を素早く伸ばして )


(/ 私モ…ミタイ……いつかこの展開も盛りましょ…そうしましょう…()まずいねアーネストどうしよっか!!え、見られる前に盗る?お前イヴさん相手に出来る??只でさえ体調不良のくせに???() )


  • No.156 by イヴ・アレクセイ  2023-11-21 08:35:23 


(彼女は相棒から返ってくる毒をさして気にした様子もなく鼻で笑うだけで、"相変わらずですね"と無愛想な口調でそう言いつつブラックコーヒーに念入りに息を吹きかけて冷まし、小さく一口だけずっ、と啜った。「何これ~?」当のイヴはサラから渡された紙をぺらり、と何度か振り、見ているだけで目が痛くなりそうな程細かな文字がびっしりと書き記されたそれに目を通す。読む前に相棒にその紙を取られそうになるものの、流石の反射神経と言うべきか─ひょいと報告書を持ったままの手を上に持ち上げて躱した。張本人ながら我関せずと言った様子でちびちびとコーヒーを啜るサラは、報告書のコピーを取り返そうと躍起になる相棒を横目に見つめ、少しばかり楽しそうに眼鏡の奥で目を細める。ざっと目を通した限りでは、あのぬいぐるみの特殊能力はプラスの感情をマイナスに─要するに、友情や愛情といったものを殺意や破壊衝動に変換するものらしい。と、いうことは─今目前で報告書を奪おうとしている相棒をじ、と見つめた。多少は自身に友情めいたものでも感じていてくれたのだろうか。そう思うと知らず知らずの内に柔らかな笑みが漏れ、揶揄うような調子で「アーネスト~、そんなこと思ってくれてたんだ~?嫌いなのかなって思ってたんだけど~!」とその肩に手を伸ばし、多少遠慮がちではあるが体を前後に振り回した。サラは半分程まで飲んだブラックコーヒーのカップを手に持ち、"では、失礼します"と笑いを噛み殺したような声で取って付けたような挨拶を一つ、軽く会釈だけをして研究課の方へと歩き去っていく。ロビーには揶揄うような笑みを浮かべたイヴと、彼に振り回される相棒だけが残された。ロビーに居た他の職員たちは、振り回されている方へ憐れみの籠もったような眼差しを投げるが、助けに入る気は無いのか時折目線を投げるだけに留まっており)

(ですね…()いつか盛り込みましょう…!イヴも頑張ろうね!ね?(圧)あーっ!!イヴ報告書見ちゃいましたね!!(棒)駄目ですねコレ!もう揶揄いモードに入ってますね!!())

  • No.157 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-21 20:35:17 



( 横から伸ばした手は避けられた。なればと更に身を乗り出しその上から、後ろから、終いには破かんばかりの勢いを付けたがどれも敵わず。――書類の内容を、相棒は読んでしまったらしい。此方を見詰めた視線にそれを悟り、その動揺に一瞬表情ごと固まった隙を突いた手に、肩を掴まれた。酷くは無いが揺れる視界に、いや、だの、やめろ、だのとモタモタとした声が漏れて落ちる。その間に席を立った彼女の去り際の挨拶に、笑いが滲んでいるのを聞き取り、「あのメガネザルめが…っ。」苛立ちに毒を吐き出すが、それすら振り回しに解けてしまう。逃れようの無い狼狽に暫し黙秘と口を噤んで、目の前の相棒の笑顔から目を泳がせ、その手からの脱出に身動いでいたが――「……ああくそ!」何か一つ、感情の臨界点を越えてしまう。突発的に上げた片手を掌底めいた勢いで突き出し、ガッと相棒の目元から額に掛けてを手の平で覆った後に鋭く彼を睨み付けて、「嫌いな相手に相互的な物理接触を行う程、私は奇特な人間ではない!」怒りなのか苛立ちなのか、それとも只の自暴自棄か、ともあれ一つ言葉が飛び出した。「こんな真似も、貴様でなければ両手を骨ごと溶かしているか、然もなくば試験毒物のモルモットにしている所だ!」――触れるのも、触れられるのも、振り回されるのも。“イヴ・アレクセイだから”許しているのだと、物騒さに混じっての情をぶつけ、「貴様は私の“相棒”だろう、嫌う筈があるか!」この節穴芋虫、と続け叫ぶ顰めっ面の端、その両耳だけを真っ赤に染めつつ、相棒の額を鷲掴む指をギリギリと食い込ませて突っぱね、攻撃と引き剥がしを同時に行って )


(/ 楽しみですね…頑張ろうねアーネスト()さてそれはそれとして!今は、次にしたい展開考えましょうか!!おっといけない見られちゃいましたね!!アーネストってば揶揄いに堪えきれずヤケクソかましてますが…其処、人が他にも居るロビーなんですよね…()後々大丈夫かな、これ…?() )


  • No.158 by イヴ・アレクセイ  2023-11-22 07:40:01 


(揶揄っていると、自身の視界が急に遮られる。どうやら、相棒の手が視界を─と言うよりかは、顔全体を覆っているらしい。「ちょっと、何…」咎めるような、困惑したような色の声を掛けかけたところで相棒の、どことなく八つ当たりにも似た言葉が自身の耳に飛び込んできた。お前でなければ骨ごと溶かしてやる、だの毒物のモルモットにしてやる、だのと物騒なワードが聞こえては来たが─要するに、自身がアーネスト・ブラッドフォードの「相棒」の"イヴ・アレクセイ"であるから。こんな行動も許してやっているのだ、と言っているらしい。顔を覆われている所為で相棒の表情はよく分からないが、恐らく照れているのだろう。自身の顔を覆う手が、普段の冷えた温度よりほんのりと熱を持っていた。─まただ。ざわ、と心の奥底で、何であるとも表現し難い感情が蠢くのを感じる。これは、何なのか─女性に抱くものでは無い、だがただの友情と呼ぶには歪な─そんなことを呑気に考えていたものの、「痛ぁ!!」顔を掴む手にギリギリ、と力が込められたことによって悲鳴に近い声を上げる。突き放されると勢い余ってふらついた後、自身の席にどすん、と腰が落ち)

(そうですね!!うーんどうしましょ…()あーっ!!やっちゃいましたねえ(棒)まあイヴも謎の感情になりましたし、大丈夫でしょう多分!!())

  • No.159 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-22 20:33:21 



( 叫んだ言葉の後は噛み締めた歯をギチギチ軋ませ、彼の悲鳴が上がっても睨み付けていた。しかし引っ剥がす事に成功し、相棒の視界を覆っていた手が離れた瞬間、視線は明後日の方向に背けた。「まったく……」呆れを伴う溜め息と共に腕を組み、思考が落ち着きを取り戻して冷えた頃に伸ばした手で今度こそ報告書を奪う。それを何処まで読んだか知れないが、一先ずそれで感情の安寧を得た後。「……さて、イヴ。」ちらりといつもの顰め顔で相棒を見下ろし、「医務室に行くぞ。」あまりに唐突な一言。その目的は、「彼処の爺熊に貴様のその腕を視させる。」どうやら腐食を治した腕の状態解析らしい。「私の薬に不備があるとは思わんが、後々になって障害が見付かったと騒がれるのは御免被りたいからな。」嘲笑混じり、建前らしいそんな理由に続けて、「それに、まだ効果が残っている内にその薬のデータも残しておきたい。自分で作ったものだが、その成分には未知が多いのでな。」ほんの僅か、解り辛くも浮わついた声。医務室の二人への窺い立ても、目の前の相棒の都合も全てそっちのけになる程に、珍しい薬を前に湧く生来の研究欲が、相棒の左腕を見詰める視線に混じる。「そら、立て。」不遜な物言い。同時に急き立てられる自らの好奇心にそわつく足を一歩踏み出しながら、互いの視線同士をぶつけて。「行くぞ、イヴ。」書類を持つのとは反対側の、右手を相棒の前に差し出し彼を促して )


(/ そうですねえ…この前提案した脱走騒ぎ、手錠繋ぎ…後は武器交換と、どちらかが相棒を庇っての負傷に、珍しい相棒同士の喧嘩、後は先程出た“可能性を託す”窮地…あと思い付くのはどっちか人質に捕られる展開かなと思いましたが、この最つよ手練れバディが人質に捕られる想像がつきませんね…()何やります…?何か良い案あります…?()おやまあこれならお相子ですかね!!アーネストはもう自分が作った空想のお薬に興味移っちゃってますが!!() )


  • No.160 by イヴ・アレクセイ  2023-11-23 18:24:28 


(突然医務室に行く、と言われて混乱していると、妙に楽しげな相棒の声が耳に入ってきて─思わず苦笑いが浮かぶ。いつもの"相棒"だ、と心の中でそう思った時、先程まで感じていた妙な感情は心の奥底へ沈んで消えた。自身に差し出された手に左手を乗せ、席から腰を上げて歩き出す。そのまま廊下を歩き、医務室の扉をノックした。はい、と医療班長の相変わらず高い声で返事が返ってきたかと思えば、それとほぼ同時に彼女が医務室の中から顔を覗かせる。彼女はイヴをジロリ、と見つめるものの、どこにも怪我がないことに気付くと不思議そうに首を傾げながら、怪我してないみたいですけど今日はどうしたんですか、だのとイヴに問い掛けた。イヴは頭を掻きながら「あ~…今日は怪我の治療じゃなくて。ちょっと助手さんにこの腕見てほしいんだよね…」と目線を泳がせつつそう答える。彼女は怪訝そうな表情を浮かべはしたものの、納得したように頷いた後、奥の方で作業をしていたらしい助手を呼びつけた。呼ばれた助手ははーい、と間延びした声で返事を返しながら、のそのそとした足取りでイヴ達の方へ歩み寄り、どうかしたの、と医療班長と似たような問いかけを投げ掛ける。イヴは黙ったまま左腕を差し出し、「オレ良く分かんないから、アーネストが喋ってよ~」と相棒に向けて微笑み)

(うーん…その中ですと、面白そうなのは脱走騒ぎか手錠繋ぎでしょうか…()ですね…人質に取れたとしてもどっちかがガチギレ状態で飛んでくるだけでしょうしね!!()お相子ですね!!あっむしろアーネスト様はそっちの方が好きです())

  • No.161 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-24 20:38:42 



( 乗せられた左手を確と掴み、共立って向かった医務室にて。一通りの呼び出しは相棒がしてくれた模様。後を任せる微笑みに頷いた次、「ベオ、貴様の“眼”を借りに来た。」端的に用件を。不遜ながら珍しく名を呼ばれた助手は、…あー、久々だねと何か察した声の後、一度ちらりと班長の様子を窺ってから、何を“視る”のか此方に問う。それに相棒の左腕を指差し、「腐食、壊死した細胞の再生薬。範囲は左肩から手首まで。それと、腐食の原因も私の薬だな。」これまた簡潔に答えつつ、白衣のポケットからメモ帳を取り出す。その経緯の一連に非合法な事でもなどと疑いを向けた助手へ、「…“今回は”成り行きと不可抗力。それに合意の上だ。何も問題は無い。」その疑問に、シッと一文字に引っ張った口から歯を剥き若干の間を置いての回答、それから片手で追い払うように上下に動かし、助手を責っ付く。まだ何か言いたげではあったが、今日は向こうが折れてくれたよう、助手はそろそろと慎重に相棒の腕に触れて軽く持ち上げ、患部を上から下までじっくり目を動かしていく。助手のヘーゼルの瞳が微かに光を帯びて数秒後、幾つかの薬品名、その所々にアンノウンを挟んでの結果が伝えられる。それに対し、「一つ目の不明な成分は…」幾度か質問をぶつけつつメモ帳につらつら雑な走り書きを重ね、終いには黙って自らが書いたそれらと向き合い黙り込む。その唇も瞳も、少年のような好奇に何処と無く弛めたアーネストを、“こういう所は昔から変わらないね~”と苦みを含めた笑顔で見守っていた助手は、その内に相棒の方を向き、“巻き込んじゃってごめんね~、こういうの、君には退屈だよねえ”等と困り笑いで詫びるついで、彼の腕の調子も尋ねて )


(/ では、今回シリアスやったんで今度は手錠繋ぎのドタバタいきます…?まあ、脱走騒ぎでもドタバタ出来ないことはありませんが()ですよねー…人質にされた側も絶対大人しくしてないでしょうし()あっあと思い付くだけ此処にアイディア置いておきますね。まずお互い完全オフモードでのお宅訪問・再、それから、何処ぞの裏で個体(今回みたいな物体タイプ)が取引されるとかで、その調査と解決に行かされるバディ、とか…まあ出すだけなので!特にお気になさらず!()おっじゃあこのまま突っ走っちゃいましょうねアーネスト!ちょっとマッドな部分出ちゃってますが() )


  • No.162 by イヴ・アレクセイ  2023-11-25 07:09:19 


(イヴは左手を"視"られつつ、手持ち無沙汰なのか─退屈そうな表情を浮かべつつ、空いている方の右手で携帯を触っていた。相棒と医療助手のやり取りはぼんやりと聞き流していたが、ふと顔を相棒の方へ向けると、時々見る相棒の表情が目に入る。─人間と話している時と違っていかにも楽しそうで、研究にしか興味が無いといった風体。それに再び苦笑いを浮かべた後携帯に目線を戻すと、助手が困ったような笑顔で声を掛けてきた。自身を労るような調子のその声には「だね~。ま、別に気にしてないから大丈夫なんだけどさ~」携帯から目を上げないまま軽い声色で答え、その最後にくあ、と大きな欠伸を一つ付け加えておく。─"奥の手"を使った所為なのか、それとも別の理由なのかは分からないが…流石に疲労が溜まっているようだ。全身がだるく、身体を少し動かすのすら億劫なほど─どこか虚ろな目で携帯を眺めていると、何やら作業をしていた医療班長がいつの間にか自身の顔をじっと覗き込んでいた。驚いて仰け反ると、彼女はなんだか顔色悪いですよ、大丈夫ですか?と問い掛けてくる。「そう?オレそんな顔色悪い~?」とはぐらかしてみるが、彼女は相変わらず怪訝そうな瞳のまま多分貧血ですね、ちょっと寝てた方が良いですよ、と言った後、相棒の方へ向き直るといいですよね、と首を傾げて)

(あっお家訪問・再いいですね…プライベートのお互いにバッタリ遭遇とか…())

  • No.163 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-25 18:46:18 



( 時折に自らの走り書きに人差し指を引き、その後でまた文字を増やす。周りの音など既に届いていないようで、班長の声には反応を示さない。様子を見かねた助手が、ブラッドフォード君、と肩に片手を伸ばし――触れられる、その前に。パシン、と先回って閉じた手帳でそれを外側に叩き払う。「……何だ。」人と向き合ったその瞬間、思考の邪魔が入った事に眉を寄せて助手を睨み上げる。だが再度班長に問い掛けられた言葉が、今度はきちんと耳に入れば、「……ああ。」合点がいったよう。相棒の顔色をじっくり無遠慮に確認し、「確かに死人のようだ。行ってこい。」あくまでも相棒へ、まだ少々不機嫌そうにベッドへ追い払う仕草をするその横で、君も人の事言える顔色じゃないけどね、と助手からの突っ込みが入る。「私の“これ”は問題無い。限界まではまだ余裕がある。」己の熱発も貧血も許容範囲、優先順位は限り無く低い。そう淡々と告げた発言に、穏やかながら何とも言い難い苦さを顔に含めた助手へ、それより、と強めに言葉を引っ被せ、更に不明点についての追究を質して詳細を調べていく。――暫し。医療班長からの小言も助手からの気遣いも全て余所に、一通りの質疑を終えた後は深々思案に潜っていた。その結果を示す文をまだ白いページに綴り、それを下線と丸で囲んだ所で、漸く思考の海原から現在に意識が帰る。一先ずの満足に息を吐いて周りを見回し、隣に相棒の姿が無い事に一瞬怪訝に眉を寄せた後、少し前のやり取りを思い出してベッドへ足を向ける。「……イヴ。具合はどうだ。」相棒の居る隣のベッド、誰も寝る者の居ない其処に少しばかり乱暴に腰掛け、見舞い代わりの一言をぶっきらぼうに放りつつ、改めてその顔色へ観察の視線を遣り )


(/ おっではプライベートでバッタリ→お家訪問・再でいきましょうか!!その方がお互い完全オフモードになりやすそうですし!!()どちらのお家行きます!?イヴさんがアーネストの家来ます?それとももう一回イヴさん家ご訪問します??() )


  • No.164 by イヴ・アレクセイ  2023-11-26 10:51:18 


(医療班長にベッドへぽん、と乱暴に放り投げられたことが不服なのか、不貞腐れたような表情のまま脚を組み、少しの間寝そべっていた。相棒が何やら小難しいことを口にしつつ、それらを手帳に書き留めているのを横目で眺めながら、自身はチェーンにぶら下がるキーホルダーを触っている。所々に傷の入った、赤いプラスチック製の安っぽいクマを弄び─ふと、指先の傷が目に入った。傷はほとんど瘡蓋になって塞がりきっているが、所々赤い筋となって残っている─そうしてぼんやりとしていると、隣のベッドに腰掛けた相棒が無愛想な声を掛けてくる。まだ少々気怠さの残る身体をベッドから起こしつつ、「ん~…まだちょっとダルいかも。流石に朝から仕事するのは疲れるな~」と少しばかり青白い顔で、普段通りの軽薄な笑みを浮かべた。よいしょ、と声を上げながらベッドから降りようとするなり、作業を放り出した医療班長が飛んできてはまだ顔青いですよ、だのと捲し立ててイヴの身体をベッドへ押し戻す。そして彼女は相棒の方へ顔を向け、イヴさんは後で返しますから、先に帰っててください、と無愛想な声と表情で声を掛け)

(うーん…そうですね…前はアーネスト様が訪問してくれましたし、今度はイヴが訪問しましょうか!!()電源オフモードのイヴがご訪問しますよ!!())

  • No.165 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-26 20:30:08 



( 未だ回復には至らない答えを聞いて、それに何かを返すより先に班長が飛んでくる。つい先程のロビーでは己をあらゆる意味で振り回していた相棒が、小柄な彼女一人に押し込まれる姿に、些か不謹慎ながら微かな笑いの息が漏れた。己へは――今までの態度を考えれば当たり前だが――無愛想な言葉を掛ける班長に、「ああ、そうするとしよう。」珍しく僅かな上機嫌を映す視線を渡した後、ベッドから立ち上がる。そのまま医務室を後にする直前、「…そうだ、イヴ。」立ち止まり、相棒の方に顔だけを向ける。「どうせ休むついでだ、指先の傷も腹の打撲も、不調な部分は全てその子鼠と爺熊に診てもらうといい。」それまで研究欲に忠実であったように見せかけ、存外相棒の状態を全てきっちりと観ていたらしい。お節介なのかロビーでの仕返しなのか、ともあれ半ば嘲笑しながらの余計な言葉をその場に放り、今度こそ其処を退室する。その後は一度開発課に寄って、粉々になった己の思念変形式銃の再開発を申請してから帰路に着き、ごちゃついた自宅内の片隅にある実験器具の置かれたデスクで、今日の成果を己以外見もしないレポート用紙に纏めつつ、完璧とは言わずとも、薬の再現可能な成分を探る事に思考と能力をじっくり注いで一人の時を堪能し )


(/ えへへどうぞどうぞ!!歓迎致しますよ!!アーネストの家散らかってますが!!()ごゆっくりしてって下さいイヴさん!!() )


  • No.166 by イヴ・アレクセイ  2023-11-27 13:44:33 


(「あちゃ~、バレてたか~…」退室していく相棒の笑み混じりの言葉に目を丸くしたあと、頭を掻いて苦笑いを浮かべた。─相棒には上手く隠していたつもりだが、とっくにバレていたらしい─相棒の言葉を聞いた医療班長は見せてください、と有無を言わせぬ声を掛けつつ、返事を聞くこと無くイヴの手をがしりと掴み上げる。彼女はううん、と唸りながら傷を診た後、能力を使用してその傷を治癒した。服を捲り上げられ、露出された跡─少し前に相棒に蹴られた鳩尾の辺りにはくっきりとした青痣が浮かんでおり、医療助手の手が触れる度に鈍い痛みが走る。この際だ、ということで医療班長は淡々とイヴの纏う服を引っ剥がし、全身に残る傷跡に掌を翳していく─かなり時間の経った頃、ようやく医務室から開放されたイヴは、廊下をよろよろと歩いていた。散々な目にあった今日は相棒に会いに行く気にもならないようで、真っ直ぐ駐車場を目指して階段を降りる。赤い愛車に跨り、自宅のあるマンションに到着し─自室に入って服を投げ出した後、見慣れないペンに気付いたらしい。─相棒のものを持ってきてしまったようだ。ペンくらい、別に明日でも構わないだろうが─それで文句を言われては寝覚めが悪い。部屋着の上からいつもの革ジャンを羽織り、手近にあったビスケットの缶から申し訳程度に何袋か掴み出した後、マンションの駐車場に停めた愛車に再び跨って、資料で読んだだけの相棒の自宅へと向かった。愛車を近くの適当な駐車場に停め、インターホンを押して)

(だってさイヴ!!歓迎してくれるって!!()完全オフモードだとコイツ、甘々ですよ…覚悟してくださいね!!())

  • No.167 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-28 02:04:03 



( メモ帳の内容をレポートへ一通り書き写し終わった所で一旦シャワーに向かい、いつもよりも熱めの湯を浴びてから部屋着に着替えて戻る。その後また暫くは部屋の片隅のデスクに座り、己が記した書類と睨み合っては思案に没頭。――ふと、響いた音に目を覚ました事で、少々微睡んでいたのに気付く。それから十秒程度か、希有中の希有である来客を知らせるインターホンが鳴ったのだとようやっと音の正体を理解し、のそのそと立ち上がって応答する。「……イヴ?」モニター越しにその姿を確認し、降って湧く幾つかの疑問に何度か瞬いた。が、一々と訊くのは億劫で、ボタン一つで其処と繋げるなり、「……用があるなら上がってこい。鍵は開けておく。勝手に入れ。」無用心極まりない出迎えの言葉を普段の無愛想さで伝えた後、向こうの用件も聞かない内から一方的に切る。それから宣言通り部屋のオートロックを解錠した後は、特別何かするつもりも無く、床にあちこち積み上がった本や過去の薬品レポートもそのままなら、乾きかけの髪も解きっぱなしで、眼鏡やピン等の装飾品も無し。服も無論部屋着――厚手の淡色シャツにフリースの黒ズボン、赤褐色に近いブラウンのニットカーディガン、更にその上からネイビーの大判ブランケット、足元は起毛素材の黒スリッパという兎に角有り合わせをもこもこと着込んだそれのまま変えずに、今度は本棚の方へと歩み、集め並べた化学の資料を漁り読んで )


(/ ほらもうウェルカム状態ですよイヴさん!!()ほほう…甘々…アーネスト心の準備しておきな!!私も心臓飛び出ないよう準備するから!!() )


  • No.168 by イヴ・アレクセイ  2023-11-28 18:21:53 


(いつもと変わらない相棒の態度にはは、と乾いた笑い声が漏れる。エレベーターに乗り込み、相棒の部屋がある階のボタンを押した。少ししてからリン、と涼やかなベルの音が鳴り、相棒の住む部屋の扉に手を掛ける。言葉通り鍵を開けてくれていたようで、ドアは何の抵抗もなくすんなり開き、少し部屋の中─いかにも相棒らしい、書類やら本やらが色々と散らかった、無頓着なもの─を見回すと、相棒の背中が見つかった。ふ、と柔らかく穏やかな笑顔を浮かべながら相棒の肩を叩き、「…急にごめんね、アーネスト」と普段の軽薄さが抜け落ちた、蜂蜜に砂糖菓子を漬け込んだかのような甘ったるい声でまず謝意を述べ、次にペンを相棒の近くのテーブルに置いたかと思えば、ソファにぽすんと腰を下ろし、相棒の方へ慈しむような眼差しを向けて微笑んでいる。─どうやら、今のイヴは随分電源がオフになっているようだ。相棒に向ける笑みは女性に向けるそれと同じ─だが、違うのは─今はその柔らかな表情も、甘ったるい声も、ただ一人の男─相棒に向けられている、という点だろうか)

(はい!!イヴがやって来ましたよ!!(爆音)もうすでにちょっと甘いですねコイツ…でもまだコレは序の口ですので!!())

  • No.169 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-29 18:14:22 



( 一つ見ては本棚に戻し、また別の資料を手に取って。細かい文字や式ばかりが綴られているそれらを、何か探るように辿っていた視線は、叩かれた肩に途切れて上がる。自ら招いたもの、驚きはしない――しかし。己の名を呼ぶ声が、いやに甘く耳に付いた事に、動きも言葉も一瞬止まってしまう。「……いや。」返事が喉を通ったのは、相棒がソファーへと離れてから。その後、置かれた物の確認にテーブルへ視線を向ければ、其処にはペンが一本。黒一色の細身に何処かのロゴが銀色で記されたそれは、何時からか失くしていた己の物。「……これの為に。」ひょいとそれを指で摘まみ上げ、呆れか納得か、どっち付かずな呟きを落として漸く相棒の方を振り返れば、此方を見詰めているその瞳と搗ち合う。その顔付きは普段の悪戯な明朗さとは違い、いつか己が彼を訪ねた日のように静謐で、酒に記憶を飲まれた夜のように柔らかくて――また、調子が噛み合わなくなる感覚。むず、と胸の深くが微かにざわめく心地が、泳いだ目と食い締めた歯に顕れた。「……少し待っていろ。」ペンも資料も一旦纏めて置き直し、彼に声を掛けてキッチンの方へと引っ込む。部屋とは違い物の少ない食器棚から新品同様のカップ二つに、然して中身の減っていないインスタントの珈琲瓶から、一人飲む時と同じく少し濃い量を淹れて、またソファー傍へ。テーブルにそのカップ――無論一つは相棒の前へ、もう一つは少し離した位置へ下ろし、ついでに研究用デスク上に散っていた小包装のチョコの幾つかをその間に適当に転がした後、己もソファーに腰を落とす。平時、機関のロビーでそうするように当たり前に相棒の隣に座って、だが今は彼の纏う妙に甘ったるい空気に落ち着かず、手に取り直した資料に視線を逃がし、「……よく私の家が解ったな。」ズレてもいないブランケットを片手で身体に巻き直しながら、普段を装った素っ気無い言葉遣いで此方から相棒に声を掛け )


(/ よ゛う゛こ゛そ゛!!!(爆音返し)はわ…はわわ…(心停止寸前)アーネスト大丈夫…?まだ序の口だってよ…?お前こういうの免疫無いから、もう既にそわっそわしてるけど保つ…?() )


  • No.170 by イヴ・アレクセイ  2023-11-29 19:30:12 


(妙な態度の相棒を相変わらず微笑み混じりに見つめた後、「ん…資料で読んだからね」自身の前に置かれたカップを優雅に持ち上げて、中身を少しばかり啜る。飲んだ後はことん、と音を立ててカップをテーブルに置いたかと思えば、テーブルに頬杖をついて相棒の姿をじっと見つめてみる─濡れた跡のある髪は乱れ、全体的にもこもことしたその服装を見つめていると、可愛らしい動物を見た時のように無性に撫でたくなって─一瞬躊躇ったものの、手を伸ばした。だがやはり頭に手を置くのは躊躇われたのか、相棒の耳に少しばかり掛かっている後れ毛に触れる程度に留める。その時─触れていた時の表情は、普段イヴが女性に向けるものよりも、更に甘く柔らかなものだった。「髪。ちゃんと乾かさないと跡になるよ?」ふふ、と微かな笑い声を上げながら相棒の反応を持つように首を小さく傾げ)

(あーっ!!あーっ!!心停止しないでください!!()よーしイヴ!!甘っ甘にして頑張れ!!()アーネスト様を骨抜きにするんだ!!())

  • No.171 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-11-30 20:51:05 



( 「……成る程。」問いかけの答えに、己も彼の資料を見た覚えを思い出し、納得の一言。その後は特別何か話すでも無いが、手元の文字もただ眺めるばかりで、無為の沈黙を落としていた。――と、不意に。耳元に擽ったい感触が走る。「……っ!」熱が下がり常人より低い体温に戻っていた事、加えて血の不足で末端が冷えていた事が相俟って、ほんの微か耳に触れた“それ”に温もりがあるのも解り、思わずバッと上げた目は、少し見開かれる形で相棒とぶつかる。その目の前の彼の顔はといえば、先程以上の甘美を含んでいて、まるで此方を蜂蜜の如く溶かさんばかりにも見える――その、慈しみに似た眼差しに。心臓を、思い切り握られた気がして一瞬呼吸を止め、「……別に、髪など。どうせ括ってしまうものに、一々と気に留めている暇が勿体無いだろう。」――しかし。その数秒の硬直を解いて、ふいと視線を背けた後に普段の顰めっ面で捨てるように溜め息を吐く。ついでに持っていた紙束もテーブル上に投げ置いて、「…いや、そんな事はどうでもいい。それよりも、」相棒に向き合う。今の言動も表情も見ても、なお退かず――寧ろ、今の甘ったるい彼を、その未知を、より知らんとする探究と観察の眼差しで、「……貴様の方は、きちんとあの子鼠どもに診てもらえたか?」じ、と些か鋭く見詰める目は不調などの顔色も窺っている様子。その言葉と態度は、未だ掴まれた心臓の余韻に落ち着かない心地ながらも、普段通りの無愛想だが不遜なそれ。彼と同じく頬杖も突いて、ふんと揶揄に鼻を鳴らしつつ、あの医務室でのその後を相棒に尋ね )


(/ ハッ!(復活)危うく三途の川渡る所でした!()泳げなくて引き返しましたが!!()めちゃくちゃ効いてますよイヴさん!アーネスト耐性無い癖に“甘ったるい相棒”に興味津々になっちゃってます!!その調子ですよ!! )


  • No.172 by イヴ・アレクセイ  2023-12-01 07:44:52 


(相棒から返ってきたほぼ想定内の回答に、浮かべていた笑みを更に深くし、「はは、君はそういう人だったね」そう言いつつも、髪に触れる手は止めない。─途中で素知らぬ顔をしたまま、相棒の冷えた耳に指先を滑らせた。耳朶に触れ、その冷たさに少しばかり眉を下げる。「…冷たい。ごめんね?オレの所為で」柔らかく甘い、いつものイヴからは想像のつかないような声でそう詫びつつ、耳に触れていた手を頬に移動させた。指の背で頬を一撫でした後、またコーヒーのカップに手を伸ばす。「うん、バッチリ。…心配してくれてるの?ありがとう」問い掛けられた一瞬は少しだけ目を丸くするものの、すぐに柔らかな表情に戻って頷いた。ず、とコーヒーを啜る微かな音が部屋に響き、その後は暫しの沈黙が流れて)

(あっ良かった…!!!()よしイヴ!!その調子だ!!そのまま攻めるんだ!!!())

  • No.173 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-02 01:27:07 



( 触れてくるそれに眉が跳ね動いたが、特に抵抗も逃げもしない。相棒の指は今度は明確に、耳から耳朶へ、そして血の気が殆ど無い頬へと――それを受ける温度の低い肌は、滑っていく道筋が感覚で解る程に彼の熱を暫し残して、「“これ”は貴様の所為ではない。私が自らの判断で起こした行動の結果だ。」その熱の軌跡が消えて直ぐ、開いた口からは彼の柔らかい詫びをぶっきらぼうに、だが普段よりも緩やかにはね除ける。「…それに、これでも昔より随分、私の身体には余裕が出来ている。造血剤を打つ頻度も格段に減った。」そのついで。空の片手を持ち上げつつ首を軽く俯け、髪や衣類に埋もれた項、正確には頚椎の辺りを人差し指で二度とんとんと叩き、注射を示す仕草と共に加えたのは、「……全て貴様と組んでから、の話だ。」己と仕事の負担を分けたが故に生じた、相棒ならではの功名。「…つまり。貴様の今までの功労と私の此度の行動は、十二分に対価が吊り合っている。だから、そう勝手に落ち込んだり謝られたりするのは、私にとっては筋違いも甚だしい。」更に続いたのは、淡々としているのに遠回しな、“いつも助けられているから、この程度の事は気にするな”、そう素直に言えば済む筈のフォロー。そこまで終わった所で口腔と喉を珈琲で湿らせた後、問い掛けの返事を聞けば、「別に心配、などは…」文句の一つでも飛んでくるかと思いきや、かえって礼を言われた僅かな動揺で口許が一文字に歪む。咄嗟にそれを否定に折りかけて、「……いや。貴様へ損得抜きの情があるのは、とっくに知られていたな。」しかし既に漏洩している事項に何を言っても改訂を成せない事に気付き、あの縫いぐるみへの忌々しさとこの場の諦めを綯い混ぜにした溜め息を吐き出した。その若干の気まずさに探究の色を少し引っ込めながらも、また彼を暫し眺める。――柔らかな笑み、秘めやかさを纏う空気、口に放るチョコよりも濃厚な甘さを含む眼差し。「……そういう顔は、口説き相手にでも向ければ良いものを。」沈黙を破り、顰めたままの顔付きでポツリ溢れた言葉は何の色も含まない、ただシンプルな観察した末の感想。「蛇に宝玉を与えた所で、それが返すものなど手痛い毒だけだろう。」猫に小判、豚に真珠。そんなニュアンスで、己にざわざわとした心地を与えるそれの位置付けを喩え、もぞ、と縮こまるように微かに身動ぎ目を泳がせたその後。――無性に、その表情を崩したくなる衝動に駆られて。今以て氷のように白く凍てる指先で彼の額でも弾いてやらんと、まだ五指を弛く開いたままの手を相棒の方へと伸ばして )


(/ よーし良いですね!!アーネスト落ち着かなすぎて思わず変な行動取り始めてますね!()防ぐも受けるも主様とイヴさんのご自由にどうぞ!!() )


  • No.174 by イヴ・アレクセイ  2023-12-02 15:03:03 


(自身の振る舞いに抵抗しない相棒に気を良くしたのか、一瞬ではあったがもう一度指の背でその頬に触れる。「…そ?なら良いんだけど」自身の言葉に返ってきた、先程から妙な態度を取る相棒の言葉に一層柔らかく微笑み、コトンと音を立ててカップをテーブルに置いた。ふと、相棒の呟いた言葉に悪戯心が湧き上がってきたのか─「…口説いてるんだけどなあ、君のこと」返ってくるのが毒でしかなかったとしても、オレはそれで良いんだけど─そんな言葉を最後に付け加え、聞き取れるか聞き取れないか、ごく微かな大きさの声でそう漏らして身を更に乗り出し、その顰められた眼差しを真っ直ぐに見つめる。少しした後、どんな目的を持ってかは何となく想像がつくが─自身の額に向けて伸びてきた白く冷たい手を、両手でふわりと優しく包み込んだ。冬場でも比較的体温の高いイヴとは正反対に、まるで氷の塊でも触っているように冷たく冷え切ったその手を─何を思ったか、イヴは自身の口元へ持って行き、唇の隙間から息を吹きかける。「…君の手、相変わらず冷えてるよね。…もっと温めてあげようか?」自身のこの行動に対する相棒の反応を窺うようにし、どことなく悪戯っぽく微笑んで)

(コライヴ!!!こっちが想定してた以上の行動しないの!!()私の心臓が止まるでしょ!!)

  • No.175 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-03 18:13:13 



( 此方の言葉に何か返された気がして耳をそばだてたが、一歩遅れてしまったらしい。微かに届いた音を頭の内で反芻し形を探りつつ、伸ばした手に合わせて視線を上げれば真っ直ぐ相棒とぶつかる。大概の人間は怯むか目を逸らす、己の剣呑な目付きを間近に見つめ返してくるその瞳に、こんな色だったかと今更認識し、そこに夕暮れ混じりの青空を想起する。「……む。」その思考に行動が鈍って、額を弾かんとした手が相棒に捕まってしまった。しかしそれが緩やかに包まれただけというのもあれば、ただ衝動的な気紛れだったのもあって、逃げ出しもせずに彼の好きに取られていれば――吐息が、その指先に掛けられた。「っ、何を…」仄かに水気を内包したそれは、自分よりも高い温度が含まれて、冷えきっていた肌には熔けそうなその熱に指が丸まり跳ねる。困惑混じりの怪訝な顔で此方が尋ねるより早く、その行動の意図が知らされた直後、相棒が先程己に返してきた言葉が、今頃ようやっとハッキリとした輪郭を持つ。――“口説いている”。“毒でも構わない”。理解、出来てしまった瞬間に。じわじわと蓄積されていた胸のざわめきが一気に弾け、言葉を失くす程に、狼狽する。……照れではない、羞恥でもない、その筈なのに。彼の吐息が掛かった所から、冷たい血潮が熱を持ち始め、それが忙しくなった心臓に入り込む。「なん、な…っ…」不調だろうと酩酊していようと毒に滑らかだった口は、今は無意味にぱくぱくと開閉だけを繰り返している。顰めていた顔は、驚きなのか混乱なのか普段寄せる皺も忘れ、目は見開いているのに眉が下がって、頬にうっすら赤みの差した、今までにした覚えも無いような表情に。「貴、様…っ…」この感覚から逃れたいならばその両手を振り払って退けばいいのに、そんな事すら思い付けず、かえって強張る指先が、彼の手を握ってしまって離せない。――こんがらがった頭を整え、次に行動を起こせたのは、それからたっぷり三十秒は経った後。「質の悪い、冗談を言うな…」合わせたまま固まっていた視線を背け、頬杖を解いて押さえた口許から何とかかんとか絞り出したのは、普段よりも弱々しい反発の文句。「…第一。そんな口説なぞ、私相手に垂れ流した所で無意味だろう。その辺のラット相手にでもしていろ、この色惚け猫。」そこから少しずつ、調子が戻ってきた――ように、見えて。掴んでしまった相棒の手の甲へ、指先から制御しきれなかったらしい血液が、つうっと一筋赤い色を引く。それが先程の動揺の激しさを伝えるのと同時に、今もってその事態に気付いていない事が、未だそこから感情を立て直しきれていないと、言動よりも余程素直に彼に伝え )


(/ マ゛ッ(爆散)私の心臓はもう手遅れになりましたね…恐ろしやイヴさん…()アーネストもクリティカルヒットしたようですよ!()思わず能力も溢れちゃってますが、少なくともイヴさんを傷付けるようなものでは無いのでどうかご安心を。まあ他に何も無いという保証もありませんが() )


  • No.176 by イヴ・アレクセイ  2023-12-03 19:31:46 


(ようやく自身の行動の意図が分かったらしい─事前に自身が想定していたよりも、随分と大袈裟な反応を返す相棒の見たことがない表情に、思わず唇の端から堪えきれない笑みが漏れる。恐らく、無意識だろうが─自身の手を不慣れに握り返してくる彼の指先にちゅ、と軽いリップ音を立てながら唇を押し当てた。少しの間そうして、そこから唇を離した後に「…ふふ。オレが、冗談でこんなことすると思う?」あくまで彼を揶揄うような態度は崩さないまま、柔らかな笑みで相棒の言葉をはぐらかす。いつもよりどこか辿々しい口調で毒を吐く相棒の姿が妙に可愛らしく見えて、普段なら突っかかる筈の文句さえ可愛らしく思えてきた。─思えば今まで口説いてきた女性達にさえ、こんなに甘い顔は見せたことがなかったような気がする。自身の手の甲を伝う赤い血液に、一瞬だけ心配そうな瞳を向けるものの、すぐに何の作用もない血液だと気付いたらしく指先でそれを掬い上げ、暫し眺めた後にぐい、と自身の唇にルージュを塗るように親指で線を引いて)

(あっ!!御臨終になられている!!()へんじがない ただのしかばねのようだ()まあ、なんとかなるでしょう!()いやあ…コイツ、人間関係がすごく爛れてた時期があるんですよ…恐らくその時期に学んだんですかね、こういうの…())

  • No.177 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-04 22:08:35 



( 目を逸らした所で感触に変わりは無い。指先に当たった温く柔らかいものも、その際に鳴らされた音も、視覚以外の五感は確りと捉えてしまっている。ぶつけた文句も効いていないらしい、笑う相棒の声が、いやに耳に付く。「……冗談でなければ、」もう一つ、顰めた台詞を言わんとして。掌の下開いた口元に何かが少量流れ込んできた。口腔に広がった鉄臭い匂いと味に、バッと手を自分の顔から離してみれば案の定、指先の辺りから“能力”が溢れていた。「っ、イヴ、」此方の手から出ていたのであれば、当然向こうも。そう少しばかり慌ただしく視線を上げた先――香子蘭よりも濃厚な甘ったるさで向き合う顔の、その唇に。真っ赤な色が引かれている。白い肌に際立つ鮮血、己の血液。驚きだったのか、焦りだったのか、それとも他の――ともあれ、ぞくりと端まで身体が慄き、目は見開かれ呼吸が止まった、その一瞬の次、「何馬鹿な真似をしている…!」状況を理解した己が叱責の声で、身体は素早く動き出す。先ずはその唇に塗られた紅を、引き上げた服の袖口でごしごしと乱暴に拭い、その後で捕らわれていた片手を解き、彼の手にも付着していたそれを同じく衣服で擦り取る。それから綺麗に拭いきった皮膚の状態を確かめ、続けてソファーから腰を上げ、再び伸ばした手でその顎を袖越しに無遠慮に引っ付かんで顔を近付け、先程から己を翻弄している唇も診る。「……何ともないな。」紅が付着していたそこにも、他の身体にも異常は見られなかった事に彼を解放し、「…巫山戯るのも大概にしろ。」大きな息を吐き出しながらソファーに崩れる。「口説も冗談も百歩譲って、まあ構わん。だが、今のはあまりに軽率が過ぎる。」じと、と非難の目を刺して、しかしまた直ぐに視線は逸れてテーブル上に落ちる。…それから暫しの沈黙。その目線は己の手元――彼の唇の感触が残った指先。そこをそわそわと、もう一方で撫でるように触れていた。しかしやがてそれを止めて、まだ脳裏から離れない己の血を塗った彼の、真っ赤な唇の色を払うように頭を乱雑に掻き回しながら、「……仮に、貴様の口説が冗談ではないとして。」まだ溜め息混じりの低い声で言葉を掛ける。そのまま口を開いたついで、自身の頬と唇にもへばりついた鉄の味が残る舌の口直しに、チョコの一つを口腔に押し込んだ後。「何をどうすれば、人の家で、その家主――それも、自分の相棒を相手に火遊びを吹っ掛けようなどと考えられるんだ、その頭は。」もしや脳まで腐食していたか、などと憎まれ口を叩きながら、薄紅が引かない顰め顔のままで相棒を真っ直ぐ睨み付けて。そのまま綺麗に血液の取れた指先をひょいと伸ばし、彼の片頬を軽く摘まんで無闇矢鱈と形の良いその輪郭を崩す、という子供の悪戯のような行動で、散々な狼狽の原因に仕返しを試みて )


(/ このまま永遠の眠りに就いても悔いは無……いややっぱめっちゃあるので生き返りますね!!()やだ…ザオリク唱えなきゃ…()ええ、大丈夫ですよきっと!アーネスト今も変な行動取ってますが!恐らく!!()おっと何やら大事な情報手に入れちゃった気がしますね…なんとまあ、研究一筋なアーネストとは本当に正反対ですね…でも今はそのお陰でアーネストを翻弄して頂いてるので…() )


  • No.178 by イヴ・アレクセイ  2023-12-05 12:19:41 


(今しがた唇に引いた紅は、焦った様子の相棒に一瞬にして拭い取られ、唇に引いた跡さえ残ることはなかった。そのことが不服なのかイヴは眉を下げ、少しばかり残念そうな表情を浮かべる。─だがそれも一瞬。直ぐに先程からの甘さを纏った表情を浮かべ直す。その後お叱りも食らってしまったものの、それにさえごめんね、と軽く謝罪をするだけで、口元に湛えた柔らかな笑みが崩れることはなかった。ソファに凭れる相棒の言葉にぴく、と眉が動いたか思えば、「…ふふ、許してくれるの?…でも、あんまりそういうこと…軽く言わない方が良いよ。─オレみたいな奴が、本気にしちゃうから…ね?」あくまで悪戯っぽく、冗談めかして─だが、何処か真剣な色を纏った甘ったるい声で耳元に口を寄せ、そう囁く。こちらに向けられる相棒のじとりとした目線も何処吹く風、瞳の色を更に深くし─まるで恋人に向けるようなそれのまま、まるで"火遊び"と表現されたことに傷付いたような声で「…"火遊び"だなんて酷いなあ。…こう見えても本気だよ?オレ、君となら─」再び眉を下げながらそう言った後、自身の頬を摘む相棒の手を掴んでその指先を口に含み、細い爪の形をなぞるようにして相棒の指を自身の舌先で弄び始め)

(あっ良かった…!!!()お客様の中にザオリクを覚えていらっしゃる方はいませんか!!!()ですね!!まあ…はい…ホントに人間関係ドロッドロだった時期があったんですよコイツ…言い寄ってくるヤツを男女問わずワンナイト(意味深)してたんです…())

  • No.179 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-05 23:47:30 



( 逐一と近い彼の距離。今度は耳へ、甘ったるくも真摯そうな、真逆の性質を器用に持ち合わす声が直に入り込んでくる。それにまた微かに身動ぎはしたが、その場は無言を貫いた。――それから。輪郭を崩して尚、此方を見る瞳は変わらず、寧ろ一層に濃厚さを増していく。もう少し強めに、と指に力を籠めかけた所で、相棒の言葉。そちらに気を取られてしまえば片手は二度目の捕獲を許してしまう。退くかどうかを迷って視線で追う間に、その指先は再び彼の唇――否、その内側に囲われた。爪の辺り、それから指の腹にも、ぬるりと擽ってくる何かの存在。その正体など言わずもがな、心臓がまた思い切り握り絞られる感覚に、今度は全身が解り易く跳ね上がった。「…っ、本気、など。それこそ火遊びで口説く時の常套句だろう。」忘れていた呼吸を取り戻して直ぐ、顔を俯かせて相棒の口許から視線を逃がす。そのついでに悪態も返したが、動揺でぐずぐずと震えて迫力の欠片も無い。そのまま暫くは手を引く事も忘れてモゴモゴと形になりきれない文句を溢した後、「……こんな真似を、しているのが、」やっと声が意味有る言葉に成形される。「貴様ではなく、その辺から湧いて集る虫ケラ共や屑だったのなら、昔と同じく蹴り潰せば済んだ話なのだがな…」その弱々しさに反して物騒と毒をふんだんに含めた物言いで伝えるは、過去出会した類似の経験談と、その対処。しかしながら、放った対処法を行う気配は微塵も無く、寧ろ身を縮こめて「……今の貴様の“これ”には…どうにも、何も出来ん。」“これ”と口にした瞬間、意識してか彼の口腔に持ち込まれた指先がぴくりと動き、その舌先を押す。だがその自らの行動に気付いた様子は無い。続けて普段の貴様相手ならまだ引っ叩くくらいは出来た筈だろうが、等と少しの間言い訳じみた文句を彼是垂れ流していたものの、それもいつしか止んだ後。「……貴様は、」視線だけが相棒へと上がる。まだ俯きがちの顔からは、いつものような不遜も、不機嫌も、何処かに落っことして、ただひたすら戸惑いに眉を下げている。「……私にどうしてほしいんだ。」頬も指も耳の根も、彼に吹き込まれた熱が引かなくなって仄かな色を残し、探究欲を見せた時の余裕なんてもう何処にも見当たらない表情のまま、翻弄の末の自暴自棄、その耳に何とか届くかどうかという細さで相棒に尋ね )


(/ ザオリクなら僧侶か賢者様でしょうかね!あっいらっしゃった!()わあ…イヴさん凄まじい…納得の色気…そりゃアーネストもノックアウトされる筈です……()言うてアーネストも、機関に入った辺りの15歳の頃から20代前半の頃までちょいちょい暴行の危険(貞操的にも怪我的にも)に晒されてたんですけれども()まあでも襲ってきた連中の末路は…アーネストの言葉からお察し下さい() )


  • No.180 by イヴ・アレクセイ  2023-12-06 08:24:16 


(自身の舌先が指に触れた途端、解り易く身体を跳ねさせる相棒の姿に目を細めて微笑んだ。が、その後に続いた言葉には眉を下げた残念そうな表情を浮かべつつも、「あは、信頼無いねえ。…ま、当然だけど」とそうあしらわれるのも慣れた様子で尚も相棒の指を弄ぶ。舌先を押す指に薄く微笑むと、動揺して視線を逃がす姿も可愛らしく思えて─相棒の口から弱々しい声で吐き出される経験談には何とも言えなくなって一瞬口を噤むものの、弄ぶだけだった指に一度舌をぬるりと絡めた後にちゅ、と軽い音を立ててようやく自身の口から相棒の指を解放した。─どうしてほしい、蚊の鳴くような声で投げ掛けられたそんな問い掛けに「どうしてほしい、ねえ…」悪戯っぽい笑みを浮かべたかと思えば顔をずい、とうっすら赤い相棒の方に寄せ、自身の指で相棒の唇をとん、と軽く押しながら「…ねえ、"ココ"…頂戴?イヤだったら抵抗して?」と問い掛けるような形を取りつつも、返答は求めていない声を掛けて─そのまま、その少しカサついた唇にちゅ、と軽く啄むようなキスを落とす。伏せた瞳を覆う薄い金色の睫毛に部屋の照明が反射して輝き、その隙間から微かに覗く繊細な色の瞳は美しさの中にどこか薄暗い情欲を纏ったような─何とも表現し難い色を携えて、相棒の方を覗き込んでおり)

(良かった…覚えてて良かった、ザオリク()顔がイイですからねコイツは…そりゃワンナイト(意味深)されても刺されないわけですよ…()…ですねえ。何となく分かりました()ってこらイヴ!!勝手に動かないの!!私の心臓止まっちゃったでしょ!!())

  • No.181 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-07 18:51:31 



( 解放された手を自身の傍へと引き戻す。指にまだ彼の舌が這っている気がして、それを誤魔化すように、その手を固く握って短い爪を無理矢理掌に立てる。やっとの事で絞り出した問いの答え、急激に近付いてきたその顔に思わず仰け反りかけ、しかし、唇に当たる指先に動きは止まって、「……は、」意味の理解も追い付かない内、もう彼は眼前まで迫り――不摂生で荒れかけの其処が、塞がれた。――状況を飲み込みきれない。何も出来ない。普段のように毒を吐き出す事は勿論、ロビーで揶揄われた時のように、力ずくで彼を剥がす事も。ただ開いたままで固まった視界に、彼の金色が広がっているのを見詰めた数秒後――その陰から彼の瞳を見付けた刹那、息を飲んで。直後、急激に回り始めた思考で、何人も侵し得なかった“己”の境界に、彼の温度が触れている現実を理解し、同時に警告音のような激しい鼓動が胸を叩きだした。今までに無い感覚にひっくり返り乱れる頭の内、相棒の告げた問いから“抵抗”の単語を何とか掘り起こし、微かに唇を開いた。それから漏れる浅い吐息と共に、此方を啄んでくる下唇へ――どうも躊躇い混じりらしい、傷はおろか痕も残せないような力で噛みつきながら、ふらふら迷う片手を上げて、彼の背中側に回す。鼓動と動揺の所為で震えた五指は一旦相棒の項に不時着、それからその皮膚を爪に薄く巻き込みつつ後ろ襟を掴み、二度か三度、己とは反対側に緩やかに引っ張る。抵抗というにはあまりに脆弱な動きだが、それでもこれ以上己へ、“相棒”への侵食を防がんと、それらで制止を訴えて )


(/ やっぱりパーティーで一人は覚えておくべきですね、ザオリク()イヴさんレベルの顔の良さになると、寧ろ無敵なんですね……えっでも修羅場とかは大丈夫だったんです…?()ご理解頂けて何よりです。まあでもアーネストに手ぇ出しかけて“蹴り潰す”だけで済んだら運が良い方ですよ()ア゛ッ…!!(心停止)イヴさんのお陰で私の心臓も止まりましたし、なんならアーネストの心臓もそろそろ壊れそうになってますね() )


  • No.182 by イヴ・アレクセイ  2023-12-07 19:52:54 


(相棒が自身からの性急なキスに驚き、硬直して抵抗しないのを良いことに、少しの間相棒のカサついてはいるが柔らかな唇の感覚を楽しむように目を細めていたものの、ふと合わせた唇に当てられた相棒の浅い吐息と自身の唇を食む歯の弱々しい感触にぴく、と身体が揺れる。その後項辺りに触れる微かな痛みと後ろ襟を引かれる感覚に─ああ。今の"これ"が相棒の"抵抗"なのか─と理解したようで、可愛いなぁ、このまま食べたいなあ、なんて湧き上がる捕食衝動を抑え込みながら─「あと一口、」と無慈悲な一言を唇の隙間から甘ったるく吐き出し、微かに開いた相棒の唇の隙間へ舌をねじ込む。相棒の口の中で縮こまるそれを戯れるようにつついた後、離れる直前にちろり、と相棒の唇の表面を舌で撫でてからようやく顔を離した。薄い銀色の糸が微かに伸びてぷつりと切れたのが合図だったのか─自身の唇を煽るように色っぽく舐めては「…ふふ、ご馳走様。唇荒れてるね?」オレのリップクリーム要る?などと適当なことを言いながらそれなりに高いように見えるリップクリームを差し出して笑い、するりと相棒の頬に指を這わせて撫でる。口ではそんなことを言うものの相棒のお叱り、あわよくば拳くらいは一応覚悟しているようで、そう言った後は少し眉を下げた─例えるなら、悪戯が飼い主に見つかって許しを請う大型犬のような表情で─上目遣い気味に相棒を見上げていて)

(ええ…まあ、最終的には勇者がザオリク要員になるんですが()ええ、無敵ですよコイツ。そこは…まあ…皆をその場で強制的にイヴとそれぞれ仲直り(意味深)させれば終わりなので…()だってよイヴ~!!!大分許されてるの自覚しろ~???()コイツ…ッ!!さては自分の顔がイイの理解してるな…!?あざとい顔して許してもらおうとするんじゃない!!()

  • No.183 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-08 21:27:24 



( 止めろ、と行動で示したにも関わらず、聞こえてきたのは続行の甘い一声。それに更なる制止を掛けるより先に、弱い牙を剥く為に薄く開いていたそこが抉じ開けられる。そのまま侵入してきたものに、手が跳ねてなけなしの抵抗が緩んでしまう。“それ”は動けもしない己の舌に戯れついた後、唇まで湿らせてからやっと離れていった。呆気に取られる此方と、悠々とした彼方を繋ぐ銀糸が切れ、彼が舌を覗かせる仕草が、いやにゆっくりと見えて――また頬に触れてきた指に、漸く呼吸を思い出した。「っ、は…要るか、そんなもの!」鼓動が少し落ち着くまでに浅い息を纏め上げ、蛇の威嚇宜しく口をカッと開いて顔を顰めれば、笑う相棒へ大きな叱責を返す。その勢いのまま片手を振り上げたが、己を見詰めてくる相棒の表情に声が詰まって、数秒動きは固まり――ぺちん、と彼の額と目元に平手を軽く当てて押し付けるだけに留まった。「……自分で言った事も守れんのか、この阿呆犬め。」呼吸を止めていた癖に慣れない大声を上げた為、噎せて咳き込んだ後に毒を続け、そうっと彼を緩やかに解放した後。引いた指先からと、それ以外に、相棒の指が触れていた辺り…つまり、頬からも、耳朶からも。今までの熱を吹き溢したように血液が――否、“能力”が、流れ落ちた。今度は無作用とはいかなかったよう、それは自分から分離した瞬間に凝固し、不透明な石や飴玉の如くカラカラコロコロとテーブルやソファーに散らかる。「な、っ……」手元以外の皮膚から傷も無しに溢れるほど制御を損なうなど、あまりに久方ぶり。相棒と組んで以降は初めてとなるそれを見開いた目で視認し、ヒュッと狼狽に息を吸い込む音を喉から鳴らした次、素早くソファーの端まで相棒から距離を取り、そのままずり落ちたブランケットを頭まですっぽり被って丸まり達磨と化す。爪の内が白くなる程強くブランケットを握り締めて震える十指の先以外、全てを隠したまま。深く深く、息を吐いたその後で、「……もう帰れ…」相棒へ“どうしてほしいんだ”と訊いた瞬間と同じ、情けないか細い声がブランケットの隙間から漏れて )


(/ 仕方無いですね。RPGでは主人公がヒーラーをやるのは必定の運命なので…()改めてイヴさん凄まじいですね……あっ(察し)成る程…ワンナイトの中にはガチ恋しちゃった人とかもいそうですね…()ホントもう…アーネストがこんなタジタジになって手を出されちゃってるのは“イヴ・アレクセイ”が口説いてるからという特例中の特例である事、イヴさんにはもっと噛み締めて頂きたい!!()くっ…イヴさんあざとい…可愛い…!!よし私は許します!()アーネストってば“相棒”に甘い…こんな顔されたら強く出れませんねえ…お前そんなんじゃいつか本当に食われてしまうぞ~??() )


  • No.184 by イヴ・アレクセイ  2023-12-10 14:08:15 


(案の定と言うべきか、今しがた差し出したリップクリームは相棒の手に弾き飛ばされ、軽い音を立てて部屋の床にコロコロと転がる。次いで振り上げられた片手から食らうであろう衝撃に備えてぎゅう、と一瞬目を瞑ったものの、頬に食らった衝撃は随分と軽いものであった。きょとんとしたような表情で目を開くと、目の前には何とも表現し難い表情を浮かべた相棒がおり、─先程から視界が妙に狭いのは、どうやらその手が自身の額と目元を覆い隠しているからであるようで。声自体は弱々しいものの、いつもと同じトーンで自身に毒を吐き出す相棒の姿に少し安心したようで、思わず小さな笑みが唇の端から漏れた。─少しして、相棒の手から開放された後にふと聞こえた、何かが転がる音に床の方を見遣ればそこには凝固した相棒の血液がいくつも転がっている。それを少し見つめた後、大丈夫か、と声を掛けようとした瞬間、相棒は猫のように素早い動きで自身から距離を取ったかと思えば、指先以外は全てブランケットに包まった─達磨のような姿になってしまった。ブランケットの所為で少しくぐもってはいるが、"もう帰れ"という相棒の声が耳に届く。これ以上虐めてしまえば、いよいよ口を利いてくれなくなりそうだ─内心でそう呟くとソファから腰を起こし、転がったリップクリームを拾い上げた後、相棒の家の扉に手を掛けて─「ん、じゃあ帰るよ。おやすみ」きっとブランケットに阻まれて相棒からは見えやしないだろうが─とびきりの甘さと柔らかさを纏った笑顔でそう言い残し、相棒の家を後にした。その後は冷たい夜風に身を震わせながら愛車に乗り込み、自室に戻った途端に崩れ落ちるようにソファへと身を預けて眠り)

(ですね…結局主人公って器用貧乏なんですよ…()ええ、恐らくいますよ…まあでもコイツ、ワンナイト期はよっぽど気に入った人以外ワンナイト(意味深)の後に連絡先即消去でしたからね…()だってよイヴ!!ちゃんと自覚しなさいね~??じゃないと怒るよ(私が)!!くっ…この顔面人間国宝め…!!!())

  • No.185 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-10 20:43:10 



( 相棒の声が離れた位置で聞こえて、反応しかけて身動いだものの結局言葉は返せないまま、こっそりとブランケットの隙間から彼が出ていく背を見送る。「…アイツは…っ…」震えた戸惑いが、また口から漏れる。――あんな甘さも、こんな感覚も今までには知り得なかった。鼓動が鳴り止まない。柔らかさも、擽ったさもまだ彼方此方残って心臓を掴み揺さぶられ、また溢してしまいそうな熱を、押し留めるように身体を丸め込みながら、ぐるぐると今日の相棒へ思考を巡らせていた。――翌日。いつの間にか微睡み眠り込んでいたらしい事を、アラームに知らされた。座ったままの体勢だった為だろう、すっかり凝り固まった全身は、伸ばしたその瞬間にパキパキと軽い音を奏でていく。続けてゆるり瞼を開けたが、途端に眩み回る視界に再び目を閉じた。「……限界。」寝起きに掠れた渋い声で、己の状態を確かめる。――そう、流石に能力での失血が過ぎたらしい。その原因はといえば最近の度重なる仕事と、「……昨日の、」言葉にした瞬間、蘇ったあの甘い瞳に知れず指先に力が籠った。だがそれを頭を振って思考から払った後、その勢いに任せて何とか立ち上がる。それからデスクの引き出しから、先日貰って保管していた造血剤を取り出せば、慣れた手付きでそれを首の後ろに持っていく。貧血によるぐらつきで針を刺す位置が多少ズレた痛みもあったが些事として流す。兎に角自らへの投与を終えた後に、怠い身体を引き摺って身支度を整えていく。――青白い顔に、不機嫌な顰め眉と濃い隈。普段以上の剣呑で不気味な出で立ちに、機関の人間は此方に出会す端から道を避ける。しかし平常通り、その程度を気に留めはしない。今はただ一つの目的に、脚を止めたいつものロビーにて、緩慢にだが視界を全体に回し相棒の姿を探して )


(/ 何というか…都合上勇者がオールマイティーにならざるを得ないのは解るんですけど…切ないですよね…()あ~イヴさん罪作り…そんな感じでは、ストーカーとか大丈夫でした…?()イヴさん、私も怒っちゃいますよ!!アーネストに!!(急なとばっちり)このっ…イヴさんの顔面宝石様…!!アーネストもっと頑張って小言言っておくれ…!!() )


  • No.186 by イヴ・アレクセイ  2023-12-12 17:54:03 


(─相変わらず朝の光に無理矢理起こされた翌日の朝。ろくに回らない頭からは昨日のことが綺麗サッパリ消え去っているようで、半分寝惚け眼のまま朝食を食べていつもの服に着替え、自慢の愛車に跨った後はそのまま機関へと出勤する。おはよぉ、と寝惚け混じりの、どこか普段より間延びしたような声ですれ違う職員達に挨拶を述べれば、普段の嵐のような気まぐれさに比べれば接しやすい雰囲気を纏っているからか─若干引き気味ではあるがおはようございます、と挨拶が返ってきた。その挨拶には適当に手を振り返したりしつつ、目覚まし代わりによく冷えたアイスココアを購入してロビーの定位置に腰を下ろす。そのプルタブを開け、ぼんやりと飲んでいるとふと、自身を探している様子の相棒の姿が目に入った。途端に彫像のようだった表情がぱあ、と明るくなったかと思えば「おーい。アーネスト、こっちこっち」普段と何も変わりはしない、呑気で─少しだけ間延びした声で相棒を自身の方向へ呼び、へら、といつも通りの軽薄な笑みを浮かべては相棒を自身の隣の椅子へと手招き)

(ですねえ……()あっ、勿論2回3回は腹とか刺されてますよ(唐突なカミングアウト)本人が"痛いっちゃ痛いけどまあ傷浅いし塞がるからいいっしょ"って認識なので言ってないだけです()唐突なとばっちり…()イヴお前、顔面の良さ自覚した上の振る舞いやめな~???というかコイツ、昨日のこと綺麗サッパリ忘れてますねコレは…()私事ですが、トラウマで見るのをやめていた呪術廻戦の2期を見始めました……本編が辛すぎるので創作作って現実逃避するしかないですね…())

  • No.187 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-13 19:09:49 



( じろりじろりと回す視線から逃げるばかりの人々の中、唯一己を呼ぶ声を聞いてそちらを向く。其処には、多少気の抜けた雰囲気の相棒が自分を手招いている。その表情も言葉も、まるで昨日の事など無かったような普段通りの態度で――胸が靄つく感覚に、ピクリ眉が跳ねた。一先ずは相棒の招きに応じて鈍い足取りで傍へと歩み、しかし椅子には座らず。彼の目の前、もう一歩で足でも踏みかねない距離から、いつも以上に猫背の上体を更に丸めて彼を見下ろし、探るようにその瞳を覗き込む。数秒そうして、何とも言い難い渋い顔ですっと引き上げて目を泳がせた後に、……冗談じゃない、なんて、彼に聞こえるか否かという微かな悪態と共に細く溜め息を溢す。「おいイヴ、」それからやっと相棒本人に目を向けたその表情は、ヘラヘラとした彼とは対照的に、至極不機嫌で鋭い。「昨日、私の家に来た時の事は憶えているか。」挨拶は無し、不躾に問い掛ける声も眉間の皺に準じている。言葉は質問という形式でありながら、その答えは求めていないようで、彼が口を開くより先に、いや、と否定的な枕詞を重ね、「この際貴様が憶えているかどうかはどうでもいい。兎に角、一度貴様のその能天気な面を引っ叩く。」憶えていた上で“そう”なのか、忘れていて“こう”なのか――どうにしても、今の相棒からすれば恐らく半ば理不尽な犯行予告を行って。ぐるり片腕を回し簡易な準備運動を行った次、白衣のポケットから硬いブックカバーを纏ったメモ帳を取り出し、それをジェットコースターの上り坂の如くゆっくり頭上に持っていき、「この状況に心当たりか申し開きがあれば、聞くだけは聞いてやるが、」どちらにしろ覚悟しろ、と有って無いような弁明の余地を口にした後、相棒の額を目掛け――一応、彼が何か物言いするようなら寸前で止める算段で――そのブックカバーの角を振り下ろして )


(/ イヴさん…!ねえイヴさん…!!それ普通に警察沙汰…!!良くはないですよイヴさん…!()だってイヴさんには怒れないので…()自覚ある美形、とても質が悪い…(褒め言葉)今回ばかりは“忘れました”では済ませないくらいにはアーネストおこですが…お前、あの醜態を憶えられていても、思い出されても困るのでは…?()呪術廻戦ですか…私も一期は観たのですが、二期は色々恐くて見てませんね…本編、人の命がちょっと吹けば飛んでいくような世界で…私も二次創作に逃避しておりますね…まあ私は読み専なんですが() )


  • No.188 by イヴ・アレクセイ  2023-12-13 20:22:28 


(声が聞こえたらしい相棒はいつものように自身の傍に歩み寄ってきて、だが椅子には座らず─鋭い目付きで妙に自身をジロジロと眺め回してきた。一体何だ、と思っていれば、不明瞭になにか呟いた後相棒の顔が離れていく。その後に続いた呼び掛けに顔を上げれば、"昨日のことを覚えているか"という旨の問い掛けが飛んできた。─昨日?だが脳内で記憶の引き出しを引き開けるよりも早く、"引っ叩く"だのと物騒な言葉を口にした相棒は、もう既に自身の頭上にブックカバーの角を据えてメモ帳を構えている。脳が真っ白になり、記憶の糸が全て消し飛んだのが分かった。状況を把握しきれず困惑するイヴの口から飛び出した声は─「─な、何の話?」普段よりも1オクターブ上擦った、この状況を全く理解できていない声。我ながら随分情けない声が出たものだ、とぼんやり思いつつ、兎に角防がなければ、反射的に空いていた方の腕が素早く持ち上がり、そのメモ帳が額に直撃するのだけはどうにかガードする。いくら相手がメモ帳とはいえ高度も、速度も付いていればダメージはかなりのものだろう。受け止めた腕からはガッ、とかなり鈍い音が鳴り、直撃した部位に鈍痛が走った。「痛ぁ!!」半ば悲鳴に近い声を上げ、イヴは「昨日…?アーネストの家にペン届けに行って、その後オレ何かしたの?」今しがた負傷した腕を擦りつつ、全く覚えていない様子で首を傾げ)

(まあ、この男自分の優先順位が一番低いので…()"死ななけりゃいっか"タイプなので…()服脱ぐと傷がいっぱいありますよコイツ…()あーっイヴ!!アーネスト様がとうとうおこだ!!!今回ばかりは覚悟しな!!!()まあ、その…せめて二次創作の中だけでも明るくしよう!と思って作ったうちの創作呪術師くんがいつの間にか人を殺したことがある設定になってたり…元ドヤンキーだったり…大変()なことになってまして…()

  • No.189 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-14 18:36:34 



( メモ帳越しに伝わったのは、額の固さではなく腕の弾力。悲鳴の前で盛大に舌を打ち、ガードを食らった忌々しさを発散する。それから、状況など何も掴めていなさそうな惚けきった問いに、「っ、私が――」一瞬。ほんの、一瞬だけ。表情を苦痛そうに歪めて、声の一文字目だけを震わせて。「――何もしていない相手に攻撃など、そんな無駄な真似をする筈が無いだろう。」だが、すぐに苛立った刺々しい視線で相棒を貫き、今度はメモ帳の表紙で彼を叩いて追撃する。「たった一晩でモノを忘れられるなど、貴様は本当におめでたい頭の作りをしているな。海馬に何か問題でもあるのか?それとも単純に、ニワトリ並みの記憶力しか無いのか?」追撃はポスポスと効果音が付きそうな程威力が弱い代わりに、何度も言葉に合わせて彼へと落とされていく。しかし、それもやがては止んだ後「……まあ、いい。」すっと手帳を引き上げ仕舞い、深々溜め息を吐き出して、「憶えていないのなら、これ以上責めた所で不毛でしかない。」怒りを引っ込めた代わりに、寝不足やら造血剤の副作用やらでクラリぶれた目を外方に逃がし、ついでに前髪を掻き回してそれを誤魔化しながら、「……“あれ”は貴様にとっては忘れる程度の事だったのだろう。ならば私も、夢か何かだとでも思っておく。」今度は淡々と、少しばかり呆れた色を含めて一人で結論を括り、「私からはもう何も言わん。どうしても気になるのなら、その駝鳥並みの頭から自力で記憶を絞り出してみろ。」子細は伝えないまま、半ば投げやりにそう言葉を続けた後に、普段通りの顔を上げて軽く肩を竦めた後。珈琲を買ってくる、といつものぶっきらぼうな声と同時に相棒に背を向け、宣言通り自販機の方へと歩み出し )


(/ ああ~知ってましたけど…イヴさんってば…アーネスト早くイヴさんの優先順位変えてあげて…()イヴさんに向けては珍しいくらいのおこですからね!お覚悟!!…でもこれだけやられても嫌わない所か、また隣に座る気なんですよね、アーネスト…イヴさんの事信頼し過ぎだぞお前…()わあ……えらいこっちゃ……()ありますよね、明るくしようとしてるのに、創作っ子がどんどん真逆に進んでくの…大丈夫ですか…?() )


  • No.190 by イヴ・アレクセイ  2023-12-15 08:14:21 


(痛みに悲鳴を上げれば多少手加減をしてくれたのか、次いで腕に降ってくる衝撃はポスポスと軽い音を立てるもの。今日は何だか妙な態度の相棒の話を整理すると、何やら自身が忘れていて、だが相棒は覚えていて─それも、こんな珍しい状態に陥る程大変なことを何も覚えていない、ということらしい。自身の頭に一瞬腹が立った。散々言いたいことを言い散らかした後に"珈琲を買ってくる"と一言言い残して立ち去っていく相棒の背を見送った後、半分程中身の残っていたアイスココアを一気に呷る。掻き混ぜなかった所為で底にココアの粉が沈殿していたのか、喉に苦味が襲ってくるが、今のイヴにはそれが有り難かった。ぼんやりとしていた頭が苦味で冴えてきて、昨日のことが微かにではあるが思い出されてくる。─昨日は相棒のペンを届けに行って、それから─羽目を外しすぎたような記憶があった。何となく思い出してきた記憶に眉間を押さえ、地を這うような低い呻き声を出す。「あ゛~…やらかしたかも」誰に言うでもなくそう呟いた後、大きな欠伸を一つ)

(何よりも他人優先なんですよ…この見た目で…()だってさイヴ!!まあ殴られても仕方ないことしてるからね!!()あーっ、アーネスト様ー!!その…まあ、コイツは普段いいヤツなんで…()えらいこっちゃですよホントに…()まあ呪術廻戦なんて元々暗いので原作準拠になったと思えば…()も、元ヤンの子も高専入学時に一人称「私」の敬語キャラに改善されてるので…(震え声))

  • No.191 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-16 02:30:28 



( いつもの自販機の前、点灯した珈琲のボタンを押す。紙のカップにそれが注がれる間にもう一度だけ溜め息を吐きつつ、 しょぼつく目頭を指先で押さえて瞼の重さを揉み消す。その内に完成を告げる電子音に顔を上げ、熱い珈琲の入ったカップをその手に其処を離れる。また足を向けるのは、当たり前に相棒の居るテーブル。今度こそは隣の椅子に腰を緩慢に下ろして、背凭れに身体を預け、先程までの勢いが嘘のように静かに、無言のまま――普段より少しだけ、ぼんやりとした目で。変わり映えのしないロビーの景色を眺めながら、欠伸をしかけた口に珈琲を運ぶ。当然苦味と熱さが喉へと通り抜けるが、思考の靄を晴らすには、それでは今一つ足りなかったよう。無為で散り散りの思考に気を取られる内、口許に当てたままで忘れているの縁を、無意識と小さく噛んで歯形を付ける。もごもごとした何度かのその行為の後、「……ん、」漸く気が付いてカップをテーブル上に下ろした流れで、ついでに頬杖も、手の甲で頬を支える形で突いて。それから次は堪えきれなかった欠伸を、やや控え目な大きさで溢しつつ、 何とも何気無し、只のいつもの顰めた様子見の視線を相棒の方へと流して )


(/ この見た目で他人優先なのは大変宜しいのですが…その辺りはアーネストに見習わせたいのですが…でも…!()メモ帳攻撃なのがせめてもの恩情ですかね!!角は当てる気満々でしたけど!!()だってよアーネスト!え?「そのくらい知ってる。」?急に相棒マウント取るじゃん…()まあ原作通りだと思えば…うん…まあ…?()それ本当に大丈夫です?キレたりすると元の一人称と言葉遣い出るやつじゃありません?() )


  • No.192 by イヴ・アレクセイ  2023-12-16 08:37:57 


(欠伸が終わる頃には、相棒が珈琲を買って自身の隣に戻ってきていた。「ね~、アーネスト…」気まずい沈黙に耐えきれなくなったのか、空になったアイスココアのカップを手持ち無沙汰に弄んでいたイヴはふと、隣に腰を下ろした相棒に声を掛ける。途端、飛んでくるいつもの疑り深い目線。─定かではない記憶の糸を手繰って、無理矢理引っ張り起こしてきた昨日の記憶だ。合っているかは分からない─そう思って若干言葉を詰まらせつつも、相棒の方に目線を向けて口を開いた。─出来るだけ何気なく、そういえば今思い出しましたよ、とでも言うような調子の声を心掛けつつ。「…昨日のオレさあ、もしかしてアーネスト口説いてた?」─ぼんやりとした記憶だが、"口説いてる"だの、"キミなら抱ける"だの口に出した記憶がある。あの時の自身は酔っていた訳でもないのに、珍しい─そう思いながら、相棒の反応を伺うようにして上目遣い気味に相棒の顔を眺めた。さて、この記憶がどこまで正確かは分からないが─相棒の反応で多少は分かるだろう。)

(ですね…イヴ、お前…自分を大事にしなさい!!()死ななけりゃオッケーじゃないの!!!()ええ、現に腕に命中してますしね!!()ヴッ…!!!(心臓にダメージを食らう音)唐突な相棒マウントタスカル…タスカル…()ま、まあ原作通り…原作通り…?()出ますねえ…あ、自己犠牲型の術式を使う無表情+無感情+無痛症なお姉さんもいますよ!!()自分の負った怪我を指定した相手に飛ばすやつなんですが…())

  • No.193 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-17 10:41:09 



( 名を呼ばれて、向けた眼差しの先。いつもよりも、そこはかとなく様子がおかしいように見える相棒へ、何だ、と合わせた目線で質す。そこに投げられた言葉に――うっかり昨晩の記憶を引っくり返して、それに心臓が揺さぶられて。一瞬、目を僅かに見開き、全ての動作が停止した。その続け様、頬杖の手と、カップを離しテーブル上にほっぽり出していた手、そのどちらの指もが折り畳まれて、目の前の彼から爪を隠す。――その間たった数秒、傍目には解り辛い動揺。だがこの近さであれば、“相棒の記憶が正しい”と言っているも同然の仕草の後、「……何を話したのかくらいは思い出したか。少しは叩いた甲斐があった。」ふん、と鼻を鳴らして答える抑揚だけは冷静に。だが、声を切らす頃には彼の上目から視線が逃げる。もう何も言わないと宣言した手前、唇を一旦引き結んだ次、「……だが、それで六割程度といったところだな。」やはり細かには伝えず、しかしまだ足りないと溢れた不満に、丁度己の端末がメッセージに鳴いた陰でボソリ言葉を続けた。「全て思い出せた後に何か釈明でもあれば、その時に聞いてはやろう。」取り出し操作する端末に視線を落としたまま、台詞だけは普段の不遜を混ぜ込んで告げた後、まだカップの珈琲も残しっぱなしに席を立ち上がり、「……開発課に、直した銃を取りに行ってくる。」やっとまた顰められた平時の視線を相棒に戻し、今し方届いた連絡の内容を教えるついで――未だ残る動揺を、これ以上悟られぬように。この場から、相棒から離れる事を伝えた直後には、すっとエレベーターの方向へ踵を返して )


(/ 本当に!自分大事に!!あまり自分の命を軽く見ないで下さいませ!!アーネストがキレちゃいますよ!!()でもまあ、能力も使っていなければ“蹴り潰し”した訳でもないので!腕くらいは甘んじて頂きたい!()おっアーネストの何気無い相棒マウントがお気に召して頂けたようで何よりです!こいつ偏屈な割に自信家なので、他者へ“イヴの事なら貴様より解っているが?” っていう煽りが結構出るタイプなんですよ…イヴさん本人にはあまり見せないですけど…()多分原作通り…ですよ…()ヒエッ…ハイリスクハイリターンタイプの術式…飛ばした相手は、お姉さんと同じ所を怪我する感じです…?() )


  • No.194 by イヴ・アレクセイ  2023-12-17 19:30:56 


(─どうやら図星だったらしい。相棒の目が見開かれ、動きがぴたりと止まった。その後普段通りの毒が飛んで来はしたが、その目線は不安定に泳いでいる。普段の毒の後に続けられた"六割程度"との言葉に更に頭が混乱してきた。何か言おうと口を開きかけた瞬間に普段の目付きで自身を睨み付けつつ銃を取りに行ってくる、とだけ言い残してエレベーターの方へ去っていく相棒の背を何も言えずに見送る。ロビーに一人取り残され、空になったアイスココアのカップをゴミ箱に投げ入れた後頭を抱えた。─昨日の記憶は相変わらず、途切れ途切れにしか思い出せない。相棒の家までペンを届けに行ったこと、そして何故か分からないが相棒を口説き始めたこと─黙っていれば彫像のような美貌のイヴに新任らしい女性職員達がざわめくが、イヴ自身は特に気にすることはなく新たにカフェラテを購入しに自動販売機へと向かい)

(だってよイヴ!!自分大事に!!ね!!!(圧)ですね…イヴの腕くらい安いもんですよ!!もう既に古傷だらけですしね!!()相棒マウント大好きですよ!!アッ…好きなタイプ…()ですかねえ…()あ、飛ばす箇所は指定可能です!!自傷の傷でも飛ばせるので、自分で腕とかをかなりズタズタにして相手の首を指定して傷を飛ばせばオッケーですね!!()我が子達、日の目を見ないのも可哀想なので…ちらっとプロフ載せても宜しいですかね…?())

  • No.195 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-19 12:17:18 



( ロビーを出て角を曲がり、エレベーターに乗り込んだ後。一人きり、人目の無い箱の内側で俯けた口許を掴むように覆う。――引っくり返した記憶の余韻に、まだ心臓が鳴っている。その未知の動悸に眉間の皺を深めながらも、指の隙間から息を吐き出して一度瞼を閉じ、目的階に着くまでの短い間に感情を鎮め整える。ポン、と地下五階への到着を知らせる電子音を合図に瞳を開けば、概ねいつも通りの自分自身。宣言と予定の通り開発課に向かい、先日の謹慎から復帰したらしいトーマスのビクビクとした手から銃を受け取った、その帰り道。一階に戻った後のエレベーターホールにて。――職員に絡まれるという、細やかな面倒事が発生した。恐らくは機関に入ってまだ日の浅そうな、その若い男性は何処と無くこちらを下に見た態度で話しかけてくる。どうも曰く、“自分はイヴ・アレクセイと前々からの知り合いである”というらしい旨の内容。何の主張だ、その程度がどうした、と鼻で笑って無視を決め込み歩き出しても、質悪いものに標的にされたようで、勝手に付いてきては言葉をぶちまける。その中身など、ろくすっぽ聞かずに右から左へ全て流していたが、どうにもしつこい。思考を巡らす邪魔にもなる男性へ、何か一言くらい返すかと刺々しい視線をやったその向こうに、遠目だが相棒の姿を見付けた。一瞬の思案、その後に、「……ふむ、」――知り合いだと言うのなら、“これ”は相棒に擦り付けるか。そんな腹いせを混ぜた思い付きに、足は相棒の居る方向へと少しばかり早めた歩調でそちらへと床を踏んでいき )


(/ イヴさん!!ね!!(圧)腕くらいとは言いましたが…その古傷はまた別のヤバい話では…!()私も相棒マウント大好きですねえ!!良いでしょう!!まあでもこいつ自分からそういうの主張しないし普段の態度がアレだから、嫌々バディ組んでるのかなって思われる事も多いんですけど()わあお姉さんえげつない!! ()おっ構いませんよ!!折角出来上がった創作っ子見せたくなっちゃう気持ちは大変解りますので!私などで良ければ!! )


  • No.196 by イヴ・アレクセイ  2023-12-20 14:23:15 


(自動販売機の前で少し悩んだ末、結局新しく購入したカフェラテを少しずつ啜りつつ相棒の帰りを待っていると─エレベーターホールから相棒が自身の方へと歩いてくるのが見えた。だが、何やら様子がおかしい。相棒の後ろに誰か─恐らく男が居る。イヴはその男の耳障りな声に聞き覚えがあるらしく、あからさまに眉を顰め、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべた。─無意識の内にカフェラテのカップをきつく握り締めていたようで、手元に熱を持った液体が滴る。溜息を一つ吐いたイヴは椅子から腰を起こし、彫像のような無表情を顔に刻み込んだまま、つかつかと相棒の方へ自身から歩み寄って─相棒の後ろで何やら煩く喚き立てる男の脳天に、まだ半分ほど中身の残っているカフェラテのカップを思い切り投げつけた。バシャ、と少々間抜けな音を立ててカップの中の液体は全て男の顔辺りに掛かり、熱い、と半ば悲鳴のような声を上げて男が悶絶する。イヴはそんな男をゴミでも見るような眼差しで見下ろしながら─恐ろしく冷え切った、絶対零度と呼んでも良いような─普段のイヴならば決して発さないであろう声を口から発した。「…なあ、おい。お前…何しに来た?オレ、前に言ったよな?今度オレの前に現れたら─容赦しない、ってさ」普段は道化じみた雰囲気のイヴが発するその言葉に、和やかだったロビー中の会話が止まり─ロビー中の恐怖を帯びたような視線がイヴの方へと集まる。男が何も言えずにいるとイヴは更に続けた。「…あは、ホントに気になってるだけだってば。…何しに来たの?」今度はいつもの軽薄な声、だがその言葉尻は酷く冷え切っている。サングラスの奥の、繊細な色の瞳は一欠片たりとも笑っていない。まだ何も答えない男に痺れを切らしたのか、イヴはぐい、と男に自身の顔を近付けて)

(分かった!?!?()分かったね!?!?(圧)あっ、そうです…また別のやつですよ…()お前、アーネスト様に着替えシーンなんか見せようもんなら小一時間問い詰められるぞ!!()あっ更にシュキ…そういう一見すると嫌嫌っぽいけどホントは全然そんなことないやつ…!!()でしょう…こわい…()いえいえ、寧ろ見てくださってありがとうございます…!!では我が子達のプロフをば…ざっくりしか作ってません…()

早瀬灰音(はやせ はいね)一級呪術師
「…言葉は、時として他者も─自分自身さえも傷付ける
凶器となる。…だから、言葉の扱いは─慎重に、ね?」
術式:編集(エディット)
他者の発した言葉を具現化し、切り取り・追加・抑揚変化・発話者変更…など様々な"編集"が出来る。"編集"の種類は対象との実力差によって可変。例として、両面宿儺と相対した際の"編集"は切り取り・追加(五文字まで)に限られる。切り取った言葉は自身に取り込むことで、
呪力に変換される。"編集"された言葉で紡がれた行動は
対象に強制することが可能。最大対象人数はまだ2、3人
程度に留まっている為、特級認定はされていない。行動の強制成功率は対象との実力差によって変動し、ネガティブな言葉であればあるほど成功率は下がる。多少無理をすれば追加可能文字数を増やすことが出来るが、体への負担が大きいため普段は行わない。

本職は売れない─というより、作風が独特すぎて一部の層にしかウケていないコアな小説家。ちなみにペンネームは「百地冷泉」。小説家としての仕事だけでは生活もままならないので、兼任呪術師として呪術高専に勤務している。茶髪ポニテ、薄くクマの浮いた濃い茶色の瞳をした比較的美人寄りの顔立ち。

鮫島旭(さめじま あさひ)準一級呪術師
術式?水神演舞
呪力で強化した水を全身に纏い、圧力や厚み等を自在に調節することが可能な術式。全身の水を一部に集めてゲル化させることで相手からの攻撃を無効化したり、インパクトの瞬間に水圧を一時的に上昇させてカッター状に変化させた水で相手の肉体を切り落としたり、ジェット噴射のように水を放出してジャンプ力を強化したりと様々な使い方が可能であるため、術者の戦闘センスによって強さは左右される。色々な使い方が出来るトリッキーな術式。他者の領域内に流れている水も呪力を流し込めば自身の術式に取り込める。

容姿・性格?濃い青緑にターコイズブルーのメッシュが入った派手な髪(地毛)を襟足長めのツーブロックに整えていて、眉は髪と同じ色の麻呂眉かつ濃い茶色の目は垂れ目気味。体格は上背がある(192cm)ので比較的華奢に見えるが、実は結構筋肉質。両耳にに小さなサメのチャームが付いたインダストリアルピアスを開けている。(昔は開いていない場所が無いくらい開いていたが、呪術高専進学の際にインダストリアル以外の穴は全部塞いだ)よく見ると服装のあらゆる箇所にサメ、または深海魚モチーフがある。口を開くと分かるが、実は結構ギザ歯。基本的にはクールで何事にも動揺しない、所謂"デキる大人"風だが、実は元不良。追い込まれたり気を許した友人の前だったりすると元来の短気で乱暴な一面が顔を出す。

準一級呪術師。無類のホラー映画好きで、休日は大体映画館巡りをしている。特に好きな映画はヘルレイザー、SAW2、ミッドサマー。水族館巡りも趣味で、深海魚とサメが大好き。中学の時はドヤンキーだったが、地元を離れ、誰も自分の過去を知らない高専に入学する時に行動も一人称も自力で矯正した。理由は中学の時に散々苦労をかけた母親へのせめてもの孝行。

鶴原玲司(つるはら れいじ)準一級呪術師
「私が、蝶に成った夢を見ているのか─
蝶が、私に成った夢を見ているのか─」
術式?胡蝶の夢
自身の左目から生成される黒い蝶が接触した相手に、
人間ならば一瞬で廃人となる強力な幻覚を視認させる
術式。発動の瞬間がかなり怖い。左目の眼球部分だけを露出する形にして掌で覆うと眼球がぐるりと一回転し、瞳孔部分から無数の黒い蝶が湧き出す。ホラー映画級。

名字と良く似た、黒髪に白と赤のメッシュが入った特徴的な髪を短めのポニーテールに束ね、細く切れ長の黒い瞳をした塩顔男子。肌は白く、男性にしては華奢な体格をしている。神社仏閣が良く似合う雰囲気の人間。

性格は大人しく真面目、他人と関わるのがあまり得意ではないので塩対応になりがち。喋り方は基本的に敬語、気心の知れた相手には多少敬語が抜ける。趣味は掃除と読書。

鮫島美夜子(さめじま みやこ)一級呪術師
術式?痛いの痛いの飛んでいけ
自身が負ったダメージ(自傷ダメージでも可)を指定した対象に移し変える術式。発動のトリガーは指を空中で回し、『痛いの痛いの、◯◯(指定した対象)に飛んでいけ』と口に出すこと。対象の指定方法は多少雑でも良いらしく、『眼の前の貴方』や『眼の前の呪霊』といった括りでも発動する。ダメージを飛ばす箇所を指定することも可能。

容姿・性格?濃い青緑の髪を肩口辺りまでのミディアムヘアに切り揃え、眉は髪と同じ色で細く形が良い。黒い瞳の眦は吊り上がり、どことなく気の強そうな印象を受ける。体格は女性にしては大柄な方で、色白で華奢な体型の持ち主。薄緑やピンクといった柔らかな色合いの服装の上にクリーム色のカーディガンを羽織っている。性格は冷静沈着かつ淡々としており、どんな状況でも常に一定のトーンで喋る。先天性の無痛症持ちで、痛みに鈍い為怪我をしていても平気で動こうとする。

ざっくりな子と結構マジな子の落差がすごいですねこれ…())

  • No.197 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-22 22:22:38 



( 此方からの接近にどうやら向こうも気付いたよう。椅子から立ち上がった相棒を招かんと口を開きかけ、しかし足早く近付く彼の表情を視認して、思わず噤む。その内に相棒の投擲に因って背後で喚いていた男の声が悲鳴に変わり、漸く煩わしさから解放されはしたが――代わりに、相棒が発し纏った底冷えするような空気に、ひたりと氷柱の先を喉に当てられたような心地が巡る。恐らくはこのロビー全ての人間がそうだろう。その中で、「……ああ。その小蝿、本当に知り合いだったのか。」一人、振り返り相棒と並んだ先。現状に呑気とも取れる呟きを、静まり返った其処に落とした。――さて。やっと視界に入れた男はといえば、つい先程まで“陰気なモヤシ”だの“虎の威を借る何とやら”だのと己を散々扱き下ろしていたのに、今は目の前に迫る相棒の顔と言葉に圧されて呼吸すら儘ならなくなっている。――美人は真顔が一番怖い、なんて何処かで耳にした話を、横目に窺う相棒の相貌と、今にも腰を抜かしそうな男の表情に納得して小さく鼻を鳴らせば、それが聞こえたらしい男が弱々しくも此方を睨んだ。しかし意に介する事も無く、未だ凍りつく周りを見回すと、それをきっかけに動いた一人の職員が、管理室に続く通路へ慌ただしく進む。「イヴ、」それに眉を一瞬跳ねたその次、息苦しい程にぴりついた雰囲気に構わず、いつも通りに名を呼んで、「…そろそろ人を呼ばれそうだ。」この状況を招いた張本人であるにも関わらず、ふてぶてしく、面倒そうに、束ね髪の根元を掻きながら「……続けるなら場所を移した方が良い。」止めるでもなく、責めるでもなく、ただ相棒の為だけの情報と提案を述べた後に。一瞬希望を見付けたようだった男がまた怯えだす様子を、もう興味の欠片も無い視線で淡々と眺め、「……何があれば、道端の蟻如きがここまで嫌われるのだろうな。」問いとも独り言とも取れる言葉を、自分と相棒と男、三人の間に溜め息混じりに漏らして )


(/ イヴさんホントやっべぇですね…()本当に…物凄い顰めっ面で詰められますよ、イヴさん…あっでもそう言うアーネストも腹にデカい穴空いた痕あるから人の事言えなくない?“仕事の傷と火遊びの傷を一緒にするな”って?いやだって…前にバー行った時に言及した“屑”もちょっと関わってるじゃんソレ…()ね!良いですよね!散々毒づくのに、いざ「じゃあバディやめたら?」って誰かに言われると「は?何故??」って心底解らん顔してるヤツ…そういう所だぞアーネスト…()わあ思ってたより沢山いらっしゃいましたね!どの子も素敵ですねえ!!小説家ならではの言葉を“編集”する術式も面白いですし、元ヤンさんは…大柄なのに何だかそこはかとなく可愛い気がしますし、同じ鮫島姓なので、もしやこのおっかない(褒め言葉)無痛症の美夜子様と血縁者なのかなとか思ったり…それから鶴原様は術式そのものも発動の瞬間もめちゃくちゃに怖いですね…いや、見目は大変好みですが…() )


  • No.198 by イヴ・アレクセイ  2023-12-23 10:14:40 


(「ん~?そう?じゃ、"今日のところは"もういいや」今しがたの無表情が嘘だったかのように─イヴは相棒の声にはいつもの軽薄な笑みと、いつもの明朗な調子を持った声を返す。どうやら相棒の声掛けで今更周囲の目線に気付いたらしく、誤魔化すように酷く乾いた笑い声を上げながら、怯え切った様子の男から顔を離した。イヴが屈んだ姿勢から腰を起こし、背を向けた瞬間に男が震える口で口火を切ろうとするが─また氷のような眼差しがそれを阻害する。「…何だ?場所変えて"お話"するか?オレは別にそれでも良いんだぜ」普段のイヴらしくない乱暴な口調に気圧されたように、男は情けない姿勢で地面を這ったまま、震えて発音の不明瞭な怒鳴り声と、"覚えてろ"などと言う使い古しのチープな悪態だけを残してロビーから逃げ出していった。途端、イヴの表情と雰囲気は─普段の軽薄で、道化じみたものへと戻る。「あ。せっかくさっきカフェラテ買ったのに~…アイツにぜ~んぶぶち撒けちゃったじゃん!」先程の自身の行動を悔いるようにけたけたと明るく笑い、元の定位置に戻った。そうしてまた、相棒を自身の隣の椅子へと手招いては「アーネスト、トーマスの様子どうだった~?ビビってた?」と雑談を振り)

(だってよイヴ…着替え見せないようにしないとね()あっ…アーネスト様も中々なお怪我…()ア゛ッ゛!!!!好きなやつ!!!!分かりにくいだけで普通に相棒のことは嫌いじゃないタイプだッ!!!!()お褒めいただき超ウキウキです!!ええ、灰音ちゃんは小説家なので…文章に関係する術式にしたかったんです…()かわ…可愛い…?深海魚とサメが好きな192cmの大男が…?まあ性格はいい子ですよ…私が保障します!!()おっ、お気付きになられましたか…実は美夜子さん、旭くんのママなんですよ!!!()鶴原はですね…うん、怖いですよね…一瞬で廃人ってどんな幻覚なんだ…()我ながら術式発動の瞬間想像するだけで怖くて寝れませんよ、夢に出そうで()鶴原の顔は…何塩だろう…神社とかにあるお清めの塩…?()鶴原が好みということは、もしかして塩顔お好きです…?())

  • No.199 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-24 16:41:35 



( 己の言葉には相変わらず、猫の気儘さ身軽さを体現したような相棒の態度。床に転げた男にはもう視線さえ遣らず、ただ此方に戻ってくる相棒と、人を呼びに行った職員の動向だけを気にして目を通路へ流す。――まだ誰も来はしない。それよりも男が何事か喚き立て、這々の体で逃げていく方が先であった。それからはまた、晴れ晴れと戯けた、普段の相棒の声と笑顔。「……ああ、それは大損だ。勿体無い事をしたな、イヴ。」それに対して己もハッと鼻の嘲笑混じり、男へ対しての皮肉と相棒への共感を織り込んで言葉を返す。そのやり取りを切っ掛けに、ロビーにまた和やかな雑音が湧き出すのを横目に、彼と二人、手招かれるまま慣れた席に腰を下ろす。「ああ。この前の“躾”が随分効いたようだ。少し目が合っただけで部屋の隅まで跳ねていく有り様だったぞ。」今頃になって訪れたお偉い様など見て見ぬ振り、投げられた雑談を受け取り、開発課の彼の醜態を惜しみ無くバラしては、飛蝗のようだったとそれを嗤う。――いつもの会話。いつもの日常。昨晩の出来事は、やはり夢か何かと思考の隅に追いやってしまえるその直前に、もう一度だけ。よく動く相棒の、薄くも柔らかそうな――否、柔らかかった、その唇に向いた視線を瞬きで断ち切って。呼び出しか仕事のサイレンか、ともあれ次に外からの介入が差し込むまでの間、心身共に何事も無く平穏に、また軽薄な声と毒づく言葉を交わし合い )


(/ まあ…お互いに着替えを見られるような状況はそう無いかとは思いますが…念には念を入れて、気を付けて下さいませ…()ええ…昔、爆破系個体の攻撃受けて死にかけた時の痕です。あんまり寒くなるとちょっと疼痛走る時もあるので、先日の氷系個体を相手しろって言われた時、本当に滅茶苦茶嫌がってました()そう!ソレです!!なんだったら相棒の事信頼してるし愛着もあるタイプ!!まあ表には全っ然出ないんですけど!!()それは良かったです!!制限が多いとはいえ言葉の強制出来るのが、自分が書いている小説の登場人物に、行動を取らせる為に文を綴ってるみたいで…その…良いなって感情…伝われ下さい…!()世の中“でっかわいい”という概念があるんですよ!!()ママでしたか!!お母様!!そうなると術式のお名前が母性的なそれに見えてきましたね!!えげつないですけど!()廃人になるなら…そりゃもう冒涜的な…もしくは恐怖…?どちらにしろ怖いですね…()体内から別のものが湧き出してくるのは本当に…ぞわわっときますよね…()おっとバレましたね。実は私切れ長の目が好きで…あと、鳥っぽい見た目が正直美人顔と同じぐらいめっちゃツボなんですよ() )


  • No.200 by イヴ・アレクセイ  2023-12-25 08:51:43 

(相棒から返ってきた言葉にあははっ、と軽く明朗な笑い声を上げる。─どうやら自身と相棒の"制裁"が相当に効いたらしく、怯えきった様子だった─と言われれば、その光景が容易に想像できた。そんな会話をしている内にロビーも元通りの賑わいを取り戻し、自身達の隣を初めとした他の席からもちらほらと下らない雑談やら、仕事の話やらが聞こえ始める。─そういえば、先程自身とあの男との言い争いを見て管理室まで走っていった職員は、まだ戻ってこない。大方"言い合いなど下らないことで手を煩わせるな"だのと、あの忌々しい禿げ頭から小言を食らっているのだろう。ふ、と嘲るような、それでいて何処か哀れむような色を含んだ笑みを鼻から漏らした。退屈そうにくあ、と大きな欠伸をした後、今しがた男にぶち撒けたカフェラテの代わりを買いに自動販売機へと向かう。小銭を入れ、ホットココアのボタンに指を伸ばしたところで─先程走り去った職員が漸く戻って来た。その表情は何とも言えず、呼び出しがあるのか無いのか、その表情だけでは判断できない。と、その時─今しがたカフェラテを掛けてやった男が何やら幹部を数人程連れて戻ってきた。男は先程とは打って変わって傲慢な態度を取っており、幹部がイヴに詰め寄る。"幹部候補生に何をしているんだ"だのと喚き立てられるが、イヴはさして気にした様子もなく、というよりは聞こえていないかのように無視しつつホットココアを購入し、相棒の待つ席へと戻り)

(ですね…気を付けるんだよイヴ…()アッ…思ってたより結構重傷だった…()そ゛れ゛が゛良゛い゛ん゛で゛す゛よ゛!!!それが!!!(爆音)()あっ灰音への解像度がお高い…!!彼女のはそういうコンセプトの術式です…!!「言葉の力」を誰よりも知っている彼女だからこそ、こういう術式が使えると良いな…と!!!考えたんです!!!()でっかわいい…でっかわいいだってよ旭くん…()君、五条先生よりでっかいの滅茶苦茶怖いね…()ええ!!ママです!!無表情なので分かりにくいですが、息子のことは他のお母さんと同じくちゃんと大好きです!!()術式はえげつないですけども!!()ううん…実際のところどんな幻覚なんでしょうね…何せ一回見ちゃうと廃人ですから…()アッ分かります…蝶でも怖いんですから他のものならもっと…発動の瞬間を隣で見てたら間違いなくビビり散らかしますね()私も好きです…!!!塩顔も好きですし…そういえばもう一人創作くんが湧いて出まして…()男の子の割に色気のあるお顔(性癖)が特徴的なんですけれども!!()

倉木真澄(くらき ますみ)一級呪術師
術式:幻燈映写
自身が指定した対象の行動をコマ送りにし、行動の早送りや引き延ばしを可能にする術式。攻撃というよりはサポート寄りの術式で、仲間の攻撃に対して早送りを使用、敵の行動に対して引き延ばしを使用することで通常の攻撃を"必中"に昇華したり、時間稼ぎを行うことが可能。術式での攻撃はほぼ不可能な為、普段は呪具を持ち歩いている。
容姿・性格:若干癖のある黒髪を耳元までのアシンメトリーショートヘアに切り揃えており、眦が吊り上がった、切れ長で眼光鋭いくすんだ青の瞳。肌は色白で、身体的特徴として右の目元に泣き黒子が一つ、口元にシルバーのピアスが一つ開いている。顔立ちは男の割に妙な色気があり、物憂げな表情をしていると男でもクラっとくるような雰囲気がある不思議な美貌。耳元にはフェイクダイヤモンドのロブピアス、トラガスピアスが両耳に一つずつ開いている。服装はモノトーン調の落ち着いたものを着ていることが多いが、時々ビジュアル系バンドのような服装も着る。性格は常に気怠そうで極度の面倒臭がり、出来ることなら楽をして生きていたいタイプ。あらゆることにやる気が無いが、仕事ならば仕方無しにやる気を出す。一人称は「僕」で、口調は妙に芝居がかった部分があり、映画的な言い回しを好んで使う。

一級呪術師。個人で映画フィルム型の特級呪物「幻燈:零」を保有しており、「幻燈:零」の特性が結果として倉木の術式の強化に繋がっている。個人的な趣味は2匹のペット(ボーダーコリー(オスの子犬、名前は"おはぎ")・メンフクロウ(名前は"きなこ")と戯れること。かなりのヘビースモーカーだが、家では絶対に吸わない。)

  • No.201 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-27 22:55:19 



( 一通りトーマスの醜態について話し終えた後、立ち上がる相棒を頬杖を突いた体勢で眺める。別段彼の方を見ている必要はなかったものの、他に興味を引くものも無し、歩みに合わせて揺れる尾花色の髪を視線で追っていると、不意に別の人影が複数相棒へと詰め寄ってきた。それに目を鋭く細めて様子を窺えば、何れも此れも見た覚えくらいはある顔、且つその中心は、「……あの小蝿、」先程相棒に情けなく撃退されたあの男。態々取り巻きを作ってのご登場に、思わず呆れた溜め息が漏れる。しかしながら然したる害も無さそうなら、相棒本人も歯牙にもかけない。ならば己も気に留めず、戻ってくる相棒を待つ間に新調した武器の調整に目線を落とす。やがて、席に座る彼の物音と、喧々と責め立てるノイズが連れ立って訪れる。相棒に相手にされないと悟ってか此方に矛先を向ける声もあるが、相棒と同じく視線すらくれてやらず、手元の拳銃に指を滑らせる。――ノイズの内で多少意味を持って聞こえたのは、小蝿が幹部候補生である事と、お偉方の誰かの息子だという話程度。何か言ったらどうだ、と幹部の一人に差された指先へ、ようやっとチラと視線をやる。だがそれはその辺の壁か石でも見るような、関心や興味が微塵たりとも存在しない冷えきった無色さで、「……虫の相手をする気は無い。話をしたいのなら最低限、人間の品性を身に付けろ、蛆ども。」そのまま初対面の大半に向ける、口を動かす事すら億劫がったくぐもり唸る平坦な声を一つ答えに返す。無視からの毒に当然、傲慢な怒りに油を注がれて顔を真っ赤にした彼らが、余計に声を荒げているも外方を向いて小さな欠伸を一つ。それから距離を詰めてくる幹部を避けるついでに椅子を立ちつつ、目は相棒へ。「……イヴ。」今度はきちんと人を――“相棒”を認識した、面倒そうながらも感情の色が付いた瞳で、「私は少し射撃場に行ってくるが、貴様はどうする。」腰に納め直した武器に指先を置き、“試し撃ち”の口実を示す裏で、先程から鬱陶しい七光りの候補生とその腰巾着を退けたい本音を、もう一度だけ彼らにくれた一瞥と溜め息に織り込んで相棒に問い掛け )


(/本当に…どうか…()ええ、だいぶ重傷でした…まあでもこいつ、その後個体の爆破能力を参考に、爆薬の薬性血液を研究&完成させてる程度には強かなので、心配とかは特に必要無いです()解って頂けて幸いです!!!これからもガンガンこの感じでいかせてもらいますよ、アーネスト!!()でっかわいい!!()しかも割りと筋肉質なんですね旭さん…目の前に無言で立たれたら飛び退いちゃいますね…()ふふ、旭さんグレた過去はありますが、何にしろ今は仲良さそうで何よりですね、鮫島親子…もっと仲良くしていておくれ()見た人から話も聞けませんもんね…廃人になっちゃうから…()呪霊とどっこいの怖さですね…思わず息止まっちゃいそう…()おっ良い男の子!私も色気あるお顔立ち性癖なので無問題ですね!!気怠そうで色っぽい子…面倒がりなのにペット可愛がってるの良いですね…可愛い…本人も映画の登場人物みたいな雰囲気あるのに、操る側の術式なのも最高ですね!!
さて、時にアーネスト達の方の事なんですが…アーネストのお家訪問も無事(?)終わったようなので、ちょこっと展開のご相談時かなと思うのですが…何かしたい場面やシチュ、取らせたいor取ってほしい行動とか…あ、シリアスやコメディとかざっくりした方向性とか、なんなら性癖とかでも…()えっととりあえず…この二人でしたい事あります…? )


  • No.202 by イヴ・アレクセイ  2023-12-28 07:44:20 


(「ん~…どうしよ。オレも行こっかなあ。」後ろで騒ぐ幹部達の声など耳に入っていないかのように、イヴは呑気な声を上げた。よっこいしょ、などと声を上げ、自席から立ち上がったところで─散々無視され続けてご立腹らしい男が逃げるのかよ、と勝ち誇った傲慢な声をその背に投げる。その声が合図だったかのように、イヴの動きがぴたりと止まった。そして億劫そうに男の方を振り向いた眼差しは─先程よりも冷え切った、視界に入った全てを凍りつかせるような絶対零度の眼差し。表情からも一切の感情が抜け落ち、精巧な彫刻のようなそれに怯える男にイヴは─「勘違いすんなよ。逃げるんじゃない、興味が無いだけだ。……お前みたいな雑魚、一瞬で変死体にだって出来るんだからな?」恐ろしい程無表情なのに声だけはいつもの軽薄で、明朗な─普段相棒に向けられている声。言葉尻すらも平常通りの明るさを纏っていると言うのに─酷く乾いた雰囲気のあるものだった。男だけでなく幹部達がひっ、と微かな悲鳴を上げて黙り込むのを冷たく眺め、イヴはくるりと踵を返して相棒の方へ歩み寄る。「アーネスト~、早く行こーよ。」相棒の側に並び立つ時には冷え切った空気は疾うの昔に消え失せ、明るく呑気な雰囲気に戻っていて)

(ええ…良く言い聞かせときますね…()あっ強か!!そんなところも好き!!!()了解です!!覚悟するんだよイヴ!!!()でっかわいいんだって…分かります…こんな人が無言でぬっと目の前に現れたりしたら悲鳴上げちゃいますね…()ええ、旭くんは中学まで目があったやつ全員殴る、みたいなドヤンキーだったんですが…高専に入学する時にもう美夜子さんに迷惑掛けないように行動と一人称、言葉遣いの矯正まで自力でした良い子なので!!!()美夜子さんも旭くんのこと大好きですし、小学校の頃なんて旭くんを除け者にしてたクラスの子供に向かって術式使ってましたから…()鮫島親子は…まあ、とても仲良しなんです()ですね…試しに見せて!も出来ませんし…()黒い蝶が隣の子の目から湧き出すのなんて下手な呪霊より恐怖ですよ…()同志!!本人がビジュ系バンド寄りのセクシーな感じなので、ペットのお名前は可愛い感じが良いな~、と…こんなセクシーな男の子のペットのお名前なのに…おはぎときなこですよ!?()洋画っぽい言い回しを良くするのも個人的に真澄くんの好きポイントですね…()うーん…シリアス…?()ざっくり過ぎてすみません…())

  • No.203 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-29 18:27:42 



( そうか、と相棒の答えに相槌を返せば、彼が立ち上がり隣に来る事を当たり前に待つ。いざ二人並んで数歩、背後から嗤う男の声。己は体力の無駄と無視を決めてもう一歩進んだが、隣の彼は違ったよう。相棒が立ち止まり、男の方を振り返る直前に窺ったその眼差しも表情も、全身を締め上げ凍てつかせる冬の茨の如き温度で――「……態々虎の尾を踏むなど、愚かしいにも程があるな。」己も顔だけは同じ方向に振り返った先。相棒の言葉で、喉に氷塊でも詰まらせたように声一つ出せなくなった男らに、また淡々と、少しの呆れを混ぜた呟きを溢す。そうしている内、此方に並び直す彼はいつもの軽さ。間延びした催促に返事をする前、最後にもう一度だけ男と幹部の様子に無機質な一瞥をくれて、そして一瞬の間にそれを背ければ、「…ああ。」もう置物同然の連中を視界から追いやって相棒と歩き出す。――ロビーから通路へ。騒ぎをすっかり遠ざけた事で顔付きから多少険が抜け落ちる。「……羽虫が増える時期になったな。」目的地に着くまでの世間話のついで、先程の連中や、道中ちらほら相棒に向けられている、擦れ違う新任職員達の視線を話題に言葉を傾ける。「…あの蛆どもと同じ知能ばかりではないといいが。」つい、と斜向かいに髪越しの目を流した先、相棒を遠目に覗いていた職員二人組が己に気付いて顔を逸らした事に面倒そうな低い溜め息を吐きつつ、ぼやきを落として )



(/ お願いします…()良いでしょう!普段は無気力・無関心・無頓着の、怠惰三拍子揃ったアーネストですが、窮地では獣みたいなしぶとさと荒々しさを、その後は敵からのダメージすら薬作りの研究に取り込んじゃう強かさ見せてくれるんですよ…(性癖)宜しくお願いしますねイヴさん!!()でも悲鳴上げたら困らせちゃいそうですね、旭さんの事……めっちゃ良い子!というか、自力で直せるのとっても偉いね…凄い…()ちょ、美夜子さん!!えっ…それクラスの子大丈夫でした…?主に命とか…()何か含みがある気もしますが…まあ、仲良き事は宜しい事です!!()仮に頼めたとしても、試しだけで廃人になりそう……()何回見ても慣れなさそう…目から無数の蝶々とか無反応でいられる自信が無い…()良いですね…普段艶っぽさのある子の口から「きなこ」「おはぎ」って可愛いお名前が出てくるギャップ…とても良い…()解りますよ!芝居掛かった口調とか、映画のジョークみたいな言い回しとか、その…美しいというか、格好良いというか…とにかく素晴らしいですよね…()
シリアスですね!大丈夫ですよ!とはいえ私もあまり具体的な展開とかはあまり無く…ふわふわとしたものや言わせてみたい台詞とかは色々あるんですけどね…()仕事中、互いの名前呼ぶだけで何をしたいかor何をしてほしいか察する二人とか、一方を吹き飛ばして得意になる敵とかに対して「貴様(お前)程度にやられる訳が無いだろう。アレは私(オレ)の相棒だぞ?」とか……後は病み、ないし闇を見せられてもアーネストが「その程度がどうした。」って迷わずイヴさんの手を取りに行くシチュとか……二人揃ってボロボロにやられるピンチで、アーネストがイヴさんに切り札を託すのと、今度はアーネストからイヴさんの唇に意図的に自分の血(無論痛み止めや解毒剤みたいな回復薬的なアレ)でルージュを引くのとか…()シリアスなら仕事でのピンチかバディ解散の危機とか、後は第三勢力の介入とか、その辺りでしょうかね…う~ん… )


  • No.204 by イヴ・アレクセイ  2023-12-30 22:15:00 


(「…ははっ、だね~」イヴは相棒の発した言葉に釣られてその職員たちへ顔を向け、ひどく乾いた笑い声を漏らす。─そうこうしている内に射撃場へと到着し、手入れされた自身の思念誘導式ハンドガンを取り出した。射撃訓練用に思念誘導機能をオフにし、慣れた調子で撃鉄を上げる。そのまま的を見もせずに─「久々だけどいけるかな~」などと呑気に宣いながら引き金を何度か引いた。反動で小さく腕が跳ねるが、放たれた弾丸は寸分違わず的の中心を次々に撃ち抜いていく。─流石と言うべきか─隣で訓練していた職員達から感嘆の声が漏れ、流石射撃場の最高記録保持者だ、と感心するような声も漏れ聞こえて来た。イヴも満更でない様子を見せ、相棒の方を何処と無く誇らしげに振り返り─「あ、思ったよりいけたかも。どう?アーネスト~」と呑気に笑う。)

(あっその性癖シュキィ……(絶命の音)宜しくねイヴ!!!()あっ、大丈夫です…本人も悲鳴上げられるのは慣れてるので…「ああ、またか」くらいの感覚だと…()良い人なんですよ…よっぽど追い込まれない限りは「私」と敬語を維持してくれますし…()勿論大丈夫ですよ…!!!きっと…!!擦り傷を意図的に作って飛ばすくらいなので…()鮫島家、美夜子さんの4歳上の旦那さんは一般人なんですよ…とても仲の良いご家族です!!()ですね…嫌いなやつに向けて試してもらう、とか…?()ですです…しかも出方が進化しちゃって余計に怖く…左目の眼球が露出する形で顔の左半分を覆う→眼球が凄い速度で一回転する→白目の部分がじわじわと黒く染まる→瞳孔だけでなく黒くなったところから黒い蝶が無数に湧き出してくる()ですからね…()良いですよね…!?セクシーな子が「…そういえば、うちのおはぎが…ああ、おはぎって犬の名前ね」とか言おうものならギャップ萌えで卒倒ですよ…()分かっていただけて最高です…喋りの節々にアメリカンジョーク混ぜてるんかお前みたいな喋り方が好きなんです…()あっ相棒信頼マウント好き…「オレだけ潰して勝った気になってんじゃねえよ。…相棒が、まだ残ってるんだけど?」みたいなの好き…())

  • No.205 by アーネスト・ブラッドフォード  2023-12-31 19:09:11 



( 普段通りのやり取りの後、到着した射撃場。先手を取った相棒から、壁まで退き寄りかかって、その行動の邪魔にならない位置に移る。其処から見えた彼の放つ弾丸は、適当そうに見える射撃体勢とは裏腹に、その全てが的の中心に穴を空けていく。「……ああ、」機関随一の腕は伊達じゃない。そんな周りからの今更ながらの相棒の正当な評価に、多少は機嫌を良くした様子、当然とばかりにふんと鼻を鳴らす。「確かに、点を取る腕は錆びていないようだな。結構な事だ。」振り返った相棒への称賛の言葉こそ捻けてはいたが、気分は隠せず口の端が少しばかり吊っていた。「…さて、」では己も、口実上だが一応は本来の目的を果たしに、のっそり億劫げに壁から身体を起こす。取り出した武器はライフルに姿を変えさせ、構えを取った直後――間髪入れずに連続で五発。それから拳銃形態に戻して数発。その銃弾達は相棒ほど的のど真ん中には当たらず、点は入っていない――ように見えて。無論些かのズレこそあるが、人型をしたそれの脚の付け根、両肩、喉元、脳天と確実に“獲物”を無力化し仕留める順番で撃ち抜いている。「……ん、」容赦の無いそれの後で、微かに眉を動かして、「拳銃の連射性能が落ちているな。」渋く不機嫌そうな顔で構えたままの武器を睨み、小さな舌打ちを溢す。「おいイヴ、貴様の武器を少し――」変形の参考にさせろ、と片手と視線を向ける直前、機関中に鳴り響いたサイレンに今度は目一杯に眉間に皺を寄せて )


(/ あわわ生き返って下さいませ!!()でも素敵でしょう!呼吸すら面倒そうに見えて、“生”に対してバッチバチに執着してるんですよアーネスト!!(性癖その2)何と言いますか…それはそれで申し訳無いですね…()ちょっと短気なだけ()で、基本的に良い人ですよね、旭さん…一緒に映画談義したい…()まあ、擦り傷ならセーフ…?仲良しならそれが一番ですね!こうなってくると旦那さんもめっちゃ良い人そう…()まあ、それなら…?倫理的にアウトにならないなら…?嫌いな相手にお試ししてもらうのもアリかも…()そんなん見たら腰抜かして後退りますよ。どんだけ歴戦の呪術師だろうとビビりますって()しかもペットのお名前呼ぶ瞬間にめちゃくちゃ柔らかい微笑みになってくれたら心臓止まりますね…()好ーきーでーすー!ちょっと皮肉っぽいのとかお互いの間で通じるブラックジョークみたいな言い回し!堪らんですよね…()良いですよね相棒信頼マウント!!不敵な笑みで余裕そうに言ってくれると尚良し…!そしてその信頼に行動で応える相棒…!最高ですよね!!!折角なんで、これをシリアスにかこつけて本編に盛ってしまっても宜しいです…?敵とか全然何にも決めてないんですけど…()それと創作色々のお話ついでに私からも一つ…イヴさんとアーネストのお話の盛り上げ用にモブ考えてたら、カニバ嗜好の紳士とかいうグロ必至な危ねぇ濃いヤツが出来てしまって持て余してるんですよね…何なんお前…何処にも出せんよ…() )


  • No.206 by イヴ・アレクセイ  2024-01-01 09:35:43 


(「でしょ?」イヴは相棒からの珍しい褒め言葉に気を良くしたのか、先程よりも更に誇らしげな表情を浮かべてみせる。そうして自身に続き、相棒も変形させた銃火器の引き金を引いた。─自身とは射撃のスタイルこそ違うが、自身と同じく的確に、"獲物"を確実に仕留める箇所に弾丸を撃ち込む様は─何処か優秀な"猟犬"にでも似ている気がする射撃に、心の底からの感嘆の声と拍手を送る。「さっすがアーネスト~!」─と、相棒は手元の銃火器を見つめて舌打ちを溢した。あれ程精密な射撃をしておいて、何やら気に食わないところでもあったらしい。いいよ、と軽く返答をして自身のハンドガンを相棒に向けて放り投げようとした時─けたたましいサイレンの音がイヴの耳を劈いた。「うるさっ!」と小さく悪態を吐き、左肩で耳を塞ぎながら─相棒と同じく、眉間にぎゅう、と不機嫌な皺を寄せる。苛立ち満載の舌打ち混じりに蹴り出したピンヒールの爪先が射撃場の石造りの床を蹴り、カツンと甲高い音を立てる。「…行こっか~」声色も表情もあからさまに嫌そうではあったが、言葉ではそう相棒に声を掛けて)

(ハッ!!危なかった……あやうく三途の川を渡ってしまうところでした…()ありがとう夢を食べるうちの創作異形頭さん…()アッ!!!シュキ……そういう面倒そうな人が"生"に執着してるのダイスキ…ダイスキ…()ええ!!ちょっと短気()なだけで、良い人ではあります!!映画談義となると旭くん、生粋のホラー・スプラッタ映画マニアなので…あっ、ちなみに彼が好きなのはヘルレイザー、SAW2、ミッドサマーです()セーフですよセーフ(震え声)ええ!!ええ!!旦那さんすっごく良い人ですよ!!おっとりしていて奥さんと息子が大好きな、良い旦那さんです!!ちなみに出会いのきっかけは…美夜子さんに守ってもらった旦那さんの一目惚れです()まあ本人はあんまり誰に向けて打つとか気にしないので…大丈夫なんじゃないですかね…知りませんけど…()…逆にこれでビビらない人って居るんです?()あ゛っ゛!!!好きなやつだ!!!普段は無表情だと尚良し!!!()あっ、それですそれ…洋画の言い回しって何であんなにカッコいいんですかね…?()最゛高゛で゛す゛!!!(爆音)良いじゃないですかカニバ嗜好の紳士様!!うちにも人の夢にしか興奮しない蓄音機頭の変態サイコ紳士だとか、普段は常識人だけど聖書と聖歌が切れると手が付けられなくなるくらい大暴れする狂信者とか、付けてる仮面の表情によって人格変わるシリアルキラーとか色々いるので大丈夫です!!())

  • No.207 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-01-02 19:11:00 



( 不快感を掻き立てるサイレンは相棒の眉間にも皺を作らせる。何度か繰り返し響いたそれが一旦落ち着いた所で、スピーカー方向に逸れていた目を相棒へと向ければ、嫌々ながらの声が掛かった。「……面倒だ。」と、そう口先だけは互いの心境の代弁に文句を呟くが、報せに居合わせてしまった以上は致し方無し、掛けられた促しへの肯定代わり、この場の出入り口へと踵を返して歩き出す。――管理室にて、上司の小言は全て無反応で流し、オペレーターから必要な事だけを聞き込んだ後に仕事の支度を行いつつ、得た情報を整理する。場所は少々離れた地区の倉庫、個体は比較的若い男性、その能力は――多岐に分かれた能力に溢れるこの世にはかえって珍しい、物体を動かすばかりの能力。所謂、サイコキネシスだ。「……随分とまた、原始的な個体が出たな。」酷く億劫な足取りの通路途中、仕事への嫌悪を吐くついでに、まだ見ぬ個体に悪態を投げつける。そのまま外へと出て駐車場まで来た数歩後、不意に足を止めて彼を呼ぶ。「イヴ、」特別立った理由は存在しない、ただ何となく、ざわつく違和に似た気が向いただけだったが、「……此方で行くか?」指先に掛けてポケットから引き上げた己の車のキーを、互いの顔の間辺りに垂らし掲げて、相棒に現場までの足の選択を問い )


(/ 良かった…!私からも有り難う御座います異形頭さん…!()そうでしょう!私も大好きなんですこのギャップ!!()映画タイトル調べてみましたが…確かにスプラッタ&ホラー…大丈夫かしら…付いていけるかな…?とりあえず一緒に観るくらいは出来ますかね…?()よしならセーフで!!()やだ旦那さん素敵…!一目惚れならアプローチとか頑張ったのでしょうか…?良いですね…守られての一目惚れとかロマンチック…()鶴原さん本人が良いなら良いですかね、まあ…()余程の場数踏んでるか同系統の呪術師さんならワンチャンビビらないかも…?()そう!それ!!無表情さんが好きな事話す時にふわって笑うの…!ストライクど真ん中なんです…!!()ねえ…格好良すぎて腰砕けちゃいますよね…()で゛す゛よ゛ね゛ぇ!!(爆音)思いの外個性豊か()な方たくさんいらっしゃった…!なら大丈夫そうですね…!性癖に従って、ピアスもタトゥーもバチバチなギザ歯のクズ顔を、紳士の外面と服装で隠してるヤツになったんですけど…!もし良ければ此方にお披露目しても…!?() )


  • No.208 by イヴ・アレクセイ  2024-01-03 08:45:37 


(嫌々ながらも一応は到着した管理室でオペレーターの話を相棒以上に聞き流し、苛立ちを剥き出した足取りで駐車場に着いた後─相棒から車で行くか、との声が掛かった。ふとそちらに顔を向けると、相棒の車のキーが自身と相棒それぞれの目前にある。答える前に駐車場の端に停めてある自身の愛車にちらり、と目を遣るものの─今日も美しい赤の車体をした彼女、"カレラ"はなんだか走りたく無さそうにしている気がして、相棒の言葉にこくりと頷いた。「ん、良いよ。…それに~、今日はカレラも走りたくなさそうだし」いつも通りの軽薄な笑みを浮かべたまま相棒の車─全体的に丸っこく、何処となく小動物を思わせるような可愛らしいフォルムをしたそれ─の助手席にさっさと乗り込み、少し短めのシートベルトをきちんと締める。有事に備えて持ってきた鞄の中から武器─思念誘導式ハンドガンを取り出し、先程まで切っていた思念誘導機能の電源を入れた。「アーネストの車乗るの、なんか久しぶりな気がする~」と呑気な声を上げては、相棒らしく飾り気のない、車内のシンプルかつ機能性の高そうな内装を眺めていて)

(良かった良かった…()ギャップって良いですよね…最早反則ですよね…顔がいいと特に…()ミ、ミッドサマーとかはそんなにジャンプスケア要素ない()ので…大丈夫ですよ多分…(震え声)…うん?なんだって?最近はヘレディタリーも好き?()他にも武器人間、ポゼッサー?随分マニアックなの好きだね君!!()セーフです!!(確定)恐らく頑張ったと思いますよ…なにせ美夜子さん、旦那さんの4歳下ですからね…旦那さんが20代前半のときなんかまだ学生ですよ()ちなみに旦那さんは元々呪霊が見える"窓"の方で…襲われそうになったところを美夜子さんに助けてもらったんです…ロマンチックですよね()呪霊の血とか体液とかでドロドロだけど()鶴原くん本人は…気にしないので…まあオッケーということで…()同系統…同系統…?()そんなにヤバい呪術師いますかね…?場数踏んでるとなると五条先生とか…?()分゛か゛り゛ま゛す゛!!!無表情の子が笑った時なんて軽率に呼吸停止しちゃいますよ()分かります…洋画最高…ワイルドスピードみたいなアクションものは特に…()まああの映画ほとんどハゲしか居ませんけど…()ええ!!個性の宝庫()です!!どうぞどうぞ!!寧ろ見せてください!!うちの子も見せます!!(誰得)コイツら、ロンドン郊外の立派なお屋敷にシェアハウスしてるんですよ…怖すぎませんか…?()

・人の夢にしか興奮しない蓄音機頭の変態サイコ紳士
通称『夢喰い男』
ウィリアム・レッドライグ

本来、人間ならば頭部のある箇所がヴィンテージ物の蓄音機に置き換わっている。服装は上質な素材の黒いスリーピーススーツに身を包んでおり、首元のネクタイから足元の革靴に至るまで一切の隙が無い紳士。黒檀と銀で作られた仕込みステッキを常に携帯しており、有事の際にはそれで交戦することもある。

性格は物腰柔らかで穏やか、振る舞いは立派な紳士然としているが─実際のところ、見事なまでの人格破綻者。紳士精神を持ち合わせながらも目障りな人間は羽虫のようにあっさりと潰し、それに対する一欠片の罪悪感も良心の呵責も、生まれつき持っては居ない。

主食は人間の夢、特に悪夢。巷で『夢喰い男事件』と騒がれる連続殺人事件の犯人。頭部の蓄音機には流れる音楽を聞いた者の眠気を誘う効果があり、人間を路地裏に連れ込んでは眠らせ、その夢を喰らっている。良質な悪夢を喰らえた日には酷く興奮し、普段よりも饒舌になる─らしい。逆に質の悪い夢を喰らった日には酷く落ち込む。

・普段は常識人だけど聖書と聖歌が切れると手が付けられなくなるくらい大暴れする狂信者
『番犬』
ヴォルグ

ホワイトグレーの髪を耳元辺りで切り揃え、前髪を流したミディアムヘア。瞳は夜闇に良く冴える美しい金色で、病的に青白い肌をした─何処か薄幸そうな美しい顔立ちの持ち主。服装は白いシャツに黒のベストを着込み、首元には良く手入れされた金のロザリオが輝いている。下はスラックスに革靴を履き、右手には常に聖書を持ち歩く。

性格は物静かで大人びており、他人に対して声を荒げることなど滅多に無い。─が、それは聖書と聖歌が彼の正気を保っている間だけ。一定時間聖書と聖歌の欠落した環境に置かれると自我を無くし、彼の崇める"神"の為に目に映る全てを壊す狂信者と成り果てる。

普段は屋敷の書斎に一日中籠もり、聖書を読み耽っている。どうしても外に出なければならない際は聖歌のみが入った音楽プレイヤーと文庫本サイズの聖書を携帯し、自我を失わないよう対策しているらしい。彼曰く─『聖書と聖歌だけが─私の正気を証明している。コレがある限り私は─何をしようが、どうしようもなく正気なのですよ』とのこと。

・付けてる仮面の表情によって人格変わるシリアルキラー

『気分屋』
イノ

本来、人間ならば頭部のある箇所が無数の、舞踏会で使われるような豪奢な仮面に置き換わっている。服装は胸元に白いクラバット、あらゆる箇所に金糸で繊細な刺繍が施された上下の衣服─と中世ヨーロッパの貴族風。腰には装飾の施された鞘に包まれたレイピアを携帯しており、剣術の腕前は中々のもの。

性格は少々高飛車で傲慢な面があるが、それは世間知らずから来る純粋無垢なものであるためか─屋敷に住む者たちは一切気にしていない。仮面の表情によってコロコロと感情が変わるため、扱いにくい存在。

主食は人間の感情、特に負の感情が好物。仮面の表情によって人格の変わるシリアルキラーであり、新鮮な"感情"の為に人間を殺害する。一度新鮮な感情を補充すると暫くはエネルギーが切れない為、殺害ごとに一定期間が空く。美しいものをこよなく愛しており、自我を無くして暴れるヴォルグの姿がこの世で最も美しいものであると考えている─らしい。)

  • No.209 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-01-04 19:33:28 



( 相棒が頷いたのを見て一旦キーを下ろし、彼が愛車を人のように扱う発言には不可解さ可笑しさを半々にした鼻の音を返した。それから持ち主の己と同様に真っ黒な、ころり丸こい車へ乗り込んで、慣れた動作でエンジンを吹かす。「…実際、貴様が乗るのは久しいからな。」運転操作の隙間潰し、相棒の能天気な声に言葉を返した後、「……まあ、そもそも。これに乗るような奇特な人間は貴様ぐらいだが。」フッと微かな笑いを籠めて、貶しか褒め言葉かどっち付かずな注釈もついでに足しておく。――危なげが無い代わり、今が仕事現場への移動中であるという緊急性も感じられない、落ち着いたハンドルとアクセル捌きでのドライブの後。目的地の倉庫がある港、その駐車場の一角に車を停める。倉庫自体は幾つか連なっているようで、さてどれが“当たり”かと視線を巡らせかけた直後――ガシャン、と遠目に窓が割れて何かしら物が飛び出してきた一棟が窺えて、一つ手間が省けた模様。「……彼処か。」何度だろうと、何年経とうと、仕事への面倒の極まりなさで身体が重くなる感覚に顰めた溜め息を吐きながら、「この前のような失態はしてくれるなよ、イヴ。」呆れの注意、苦い叱責――その内側に、ほんの僅か一雫、どれともつかない情を包んだ言葉を相棒に投げやった後、今度は何か崩れる騒音を響かせている現場へと向かって )


(/ ええ…顔の良さが余計にギャップを引き立てるんですよね…美形のギャップ万歳!()それはつまりじわじわ怖いとか狂気がゆっくり迫ってくる的な事では()わあ…サイコもカルトもたっぷりなコアな映画三昧…私付いていける自信無くなってきましたね…()…まあ、愛さえあれば!4歳くらいの違いなら何とか!!()ほうほう…ロマンチックが急にスプラッタ…まあほら…惚れたらそのくらいはおめめ瞑れますよ()じゃあオッケーで!()げ、幻覚系とか虫媒介にする術師とか…?()確かに五条先生は大概の事では驚かなそうですね…というか先生組は割と平気そう…?()ええ私も心停止しますね!無表情っ子の笑顔の威力はミサイル並なんで!!()ハゲ言わないであげて…でも解ります、洋画のアクション良いですよね!私個人ならダイハードとか好きですね()わあ…!クラシックが似合いそうな中世ヨーロッパな雰囲気の方々!立派なお屋敷あるなーって覗いてウィリアムさんやイノさんと目(?)があったら色々な意味で終わりを覚悟しますね…だからといってヴォルグさんでも…危険は拭えないんですが…でも異形頭…良い…()では私もカニバ紳士クズ()お披露目しますね!此方、モチーフをシャチにした事で余計に物騒感増しましたヴィンセントです!()

Name…ヴィンセント・フロスト
Old/Height …33歳/190センチ
Looks…すらっと引き締まった体つき。桜鼠色に似たライトグレーの、艶やかなストレートヘア。右に流した長めの前髪に、肩下に毛先を切り揃えた細い黒リボン付きの耳隠しハーフアップ。鋭く吊り上がってはいるが、常に瞳が窺えない程にっこり細めて和やかさを醸す切れ長の目。端に黒子を一つ携えた、大きいながらも品良く微笑みを湛える唇。服装にはブラウンベストのスーツ、白のロングジャケット、絹製の薄い黒手袋、大柄の黒縁丸眼鏡、ほんのり香る甘いコロン…と全体的には“穏やか美人の紳士”然とした佇まい。――しかしその奥には、仄昏い紫紺の瞳と、ずらり揃った肉を引き裂く棘歯。秘めた右目元と左手の甲のトライバルタトゥー、滅多に見せない口腔にセンタータンとスクランパーピアス、髪の内の項には横二対のネイプピアス、隙間無くホールを開けて飾り立てた両耳。コロンの香に潜む煙草と血の匂い…隠された箇所を覗けば覗くほど、“顔の良いクズ”という本性が露になる。

Personality…丁寧な言葉遣い、物腰柔らかな態度に上品な所作、友好的で相手を気遣う物言いと、一見すれば“人畜無害そうな紳士”。しかし能力の影響か生来か、基本的に「人間は食物である」という感覚、思考が根付いているのに加えて、“食物”を美味と感じる嗜好性、「苦痛に追い込まれて歪む顔がそそる」という嗜虐性も色濃い生粋の捕食者気質。…とはいえ場を弁える思慮と分別、人を誑かし利用する狡猾さもあるので、普段本性が露呈する事は無く、バレた人間以外の前では理性的且つ協調的。

Others…機関上層部の血縁者で、幹部の一人。普段の品行方正さ、優しく穏やかな言動、真面目で優秀な仕事ぶりが相俟って、幹部の内では比較的人気のある人物。だが大人しめの外見も優しい振る舞いも、“そうしている方が周囲の信用を得やすい”という計算の下にある外面で、本来は口調も仕草も結構乱暴。加えて、口寂しさや空腹感の紛らわしから煙草を始め、今ではすっかりハマったヘビースモーカー。身体の構造も能力に合わせて変質しており、人間以外が栄養になる事は殆ど無いが、普段は人らしい食事の方が多い。理由としては「自分が興味ある人間相手にしか食欲は湧かない」為の、「煙草と同じ一時の埋め合わせ」と、「あとは嗜好品的な扱い」との事。本性諸々がバレた相手からは“オルカ”と渾名される事が多い。


異能力『カーニヴォラス・レコーダー』
経口摂取した対象の異能力を使う事が出来る能力。涙や唾液の一雫、本体から切り離された髪一本、爪の一欠片の摂取でも発動可能だが、肉体から離れた箇所である程、より多く摂取しなければコピーした大本よりも大幅に弱体化する。逆に、能力を複写する際、生命に深く関わる箇所(喉、胸、腹等の血や肉)から直接摂取を行うと、写す能力と寸分違わない性能を持てる他、能力元の人間の感情や記憶の一部も写し取る事がある。尚、本人は好まないが、屍からの摂取でも発動可。 )


  • No.210 by イヴ・アレクセイ  2024-01-04 21:10:00 


(相棒の毒とも何とも取れない言葉に、イヴは乾いた笑い声を上げる。「…あはは、そう?ま、アーネスト人のこと乗せなさそうだよね~」と言いながらぼんやりと車窓の風景を眺め、目的地である倉庫前の駐車場に相棒の車が停車した後─ガシャン、とガラスの割れるけたたましい音が耳に届いて、イヴの目線は自然、そちらへと動いた。面倒そうにこっそりと溜息を吐いて車を降り、凝り固まった肩をゴキゴキと鳴らしながら相棒を追って現場へと向かう。鞄から取り出した月光の電源を入れ、相棒には当たらないよう気を付けつつ何度か振り回しながら─左手の小指と薬指の先端を紙片化し、弾丸に再構成した後思念誘導式ハンドガンへと手慣れた動きで装填した。「入るよ~」無意味だとは分かっているが一応声を掛けつつ、扉を足で乱暴に蹴り開ける。中に居た特殊個体は彼ら特有の─良く聞き取れない不明瞭な叫び声を上げながら、侵入者であるイヴとアーネストに向けて能力を使用した。中身の何やら分からない段ボールに錆びた金属の部品─と、様々な代物が主にイヴ目掛けて飛んでくる。それを月光で淡々と切り捨て、イヴはその特殊個体へと距離を詰めて行き)

(です!!!()ま、まあそういうことになりますね…()ミッドサマーはホラー映画にありがちな夜の恐怖じゃなくて、明るくて爽やかな朝日の中にある恐怖ですからね…()旭くんマニアックなの好きなんですよ…武器人間とかポゼッサーなんて最たる例ですね…あ、でも武器人間は個人的にモスキートとジャパンヘッドのデザインが好きです!!モスキートくんはスマートで、ジャパンヘッドくんは豪快でワイルドなデザインというか…()ええ!!愛さえあれば大丈夫ですね!!きっと!!()ま、まあ守った結果なので…仕方ないのでは()幻覚系ですか…原作には多分いませんね…()驚いてくれそうなのは…うーん…歌姫さんくらいですかね…?むしろ五条先生って何見たら驚くんです…?()分かります!!無表情の子が笑おうものなら地球滅亡ものですね!!()あ~…分かる気がします!!トップガンとか良いですよね!!()イ、イノはまだ気分によっては人殺さないこともあるので…(震え声)ヴォルグも聖書持たせて聖歌聞かせておけば常識人ですし…(震え声)異形頭良いですよね…性癖なんです異形頭さん…()ワ…ワァァ…(ちいかわ)コワイ…ケドシュキ…ゴチソウサマデス…())

  • No.211 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-01-07 10:58:46 



( 相棒同様、武器にマガジンを差し込みつつ現場に入る。そこにはある種いつもの通り、威嚇するように唸る個体の姿。此方に気が付くや否や浮かせ飛ばしてきた倉庫のガラクタ達を、少しばかり億劫そうな動作で持ち上げた己の武器――今は散弾銃に、溶解性の血液弾で、クレー射撃宜しく撃ち抜いていく。ペイント弾状の柔いそれが当たり、被弾箇所から瞬く間に溶け落ちていく様を一々確認する事も無く、普段の仕事と同じに己は物陰へと隠れ、またライフルに変えたそれで相棒の援護を。何の躓きも起こらず順調に見えた――刹那。個体が再度叫び声を上げ、その側に破けて散らばっていた土嚢だか砂嚢らしき物の中身を、能力で勢い良く巻き上げる。個体を中心に広がったその砂塵は辺りの景色を覆い、手を伸ばした先が辛うじて見える程度の不明瞭さまで視界を狭められる。「……獣の癖に、小賢しい。」思わず舌を打ったその微かな音に反応するように、空を切って己を狙う物体達を、今度は視認出来る距離の近さから拳銃に切り替えて迎撃。それからバレてしまった居場所を変えるべく、その場からじわじわ移動を開始しつつ、個体と相棒の立ち位置を見付けるべく、見え辛い事この上無い倉庫内に目を巡らせて )


(/ わあ…やっぱり…()爽やかな中の恐怖とか頭バグっちゃいそうです…()そっかあ…でも好きなものの事語ってる旭さん生き生きしてそうで良いですね!ほうほう…ちょっと調べて参りましたよ。成る程確かに気持ちいいくらい豪快ですねジャパンベッド君!モスキート君は…こう、そこはかとなくペスト医師っぽさあって私も好みかもしれません()ええ!大丈夫です!!()むしろ守ってくれた美夜子さんの格好良さと美しさ引き上げてたでしょうから、多少のスプラッタくらいは…()私も思い付きませんね…歌姫さんは良い悲鳴上げてくれそうですよね()五条先生は…なんでしょうね…?()解ります!!地球滅亡と同時に復活させるくらいの威力あります!!!()良いですよね!!めっちゃ格好良くて!!いや洋画どれも格好良いんですけども!()それは…どちらも運が悪ければ一発アウトでは…特にイノさんの方…()私も好きですよ異形頭…ランプとか信号機みたいに無機物乗ってるのも良いですし、花が頭になってるのもそれはそれで素敵だと思います()お粗末様です!まあこんな怖い感じのヴィンセントですけど…ノリは悪くないしジョークも割と言うので、何とか仲良くなれると“ちょっと柄の悪い兄ちゃん”みたいな雰囲気まで柔らかくなるんですよ。まあ根本は捕食者でクズなんですけど() )


  • No.212 by イヴ・アレクセイ  2024-01-07 17:35:18 


(月光の刃が接触しかねない辺りまで距離を詰めた─と思った所で、特殊個体が悪足掻きで撒き散らした砂塵の大半が運悪くイヴの顔に直撃した。「うえ~…砂入った!」大袈裟な悲鳴を上げながらぺっ、と口内に入った砂をほとんど吐き出したものの、まだ自身の口の中に細かな砂利が残っているような気がする。この砂嵐の中では特殊個体の姿は勿論、倉庫の何処かに居るであろう相棒の姿すらもろくに見えない─いつものピンヒールを履いてきた事が酷く悔やまれた。イヴが足を踏み出す度にヒールの踵が錆びた金属製の床を蹴り、甲高い音を立てる。特殊個体はその音に反応し、物品を飛翔させるが─イヴはそれらに目もくれず斬り伏せていく。─兎も角、自分の位置を提示しないことには相棒の攻撃もままならないだろう。こんな状況で相棒が射撃をしようものなら、自身に流れ弾が当たる可能性も有る─腹立たしげに舌打ちを一つ、だがふと思い立ったように、月光へ深夜テンションの余興で付けた機能をオンにした。「…これ、まさか使える日が来るとは思ってなかったな~」イヴがそう呟いた時、月光の刃が普段の青白い光では無く、虹のような七色に─所謂ゲーミング発光を始める。その刃は砂塵の中でもはっきりと光り輝き、少しではあるが先の景色も照らし出していて)

(昔見ましたが、怖かったですよ…()私、毎年夏になると友人とホラー映画鑑賞会を開くんですが…皆でブルブル震えながら見てましたよ()ええ!!すっごく生き生きしてます!!キラキラ笑顔!!()あっそれです…モスキートくんが好きな理由…私もペスト医師好きなんです…()ジャパンヘッドくんは…なんというか、可愛い…?彼、正に猪突猛進で…後ろの配線切られると爆散しちゃうんですよ…()愛は強し!!ですね!!()呪霊の血とか体液まみれは許容範囲…ですかね…?()ですよね…「キモっ!!!」ぐらい言いそう…生徒たちドン引きですよ多分…()驚くところが一番想像できない人じゃないでしょうか…()あります!!あります!!()分かります…洋画大好き…日本語吹き替えか日本語字幕じゃないと何言ってるか分かりませんけど…()で…ですね…あっ、ほぼモブみたいなものですが…お世話係かつ喉焼かれてて喋れない系男子のカドムくんなら大丈夫だと思います…良い子なので彼…()イノは…ええ…怖いですよね…覗くタイミングによっては一撃死ですから…()あっ全部好き…他にも呪術っぽいシンボルとか箱とか、テラリウムとか…良いですよね異形頭さん…ロマン…()仲良くなれても根本コワイ…コワイ…())

  • No.213 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-01-09 22:42:52 



( 相棒の足音は聞こえる。だが、それがどの位置なのかまでは見当がつかない。獣、もとい特殊個体に至っては息でも止めたように声一つ耳には掠らず、その悪知恵に苛立って噛み締めた歯を軋ませる。「………ん、」移動を始めてから少し。ふと、砂塵の遠目に輝くものを見付け、ぴたりと足を止めそちらへ目を凝らす。それは一色には留まらずに絶えず色を変化させているようで、時に大きくブレる事もあり――おおよその正体の予想が付いて、何とも言い難く微かに眉を顰めた後、吐きかけた言葉を寸でで溜め息に変える。ともあれ、相棒の立ち位置は認識出来た。…後は、個体の隠れ場所を探し出せれば。そう考える間にも、攻撃は続いている。先程よりも物が飛ぶ間隔が狭まっている事と、確認出来る相棒の居場所を鑑みれば、距離としては相棒よりも此方が近いのだろう。「……鬱陶しい。」このままでは残弾数を減らすばかりで、埒が明かない。細く息を吹いたその後、「…換気といくか。」移動の為に触れていた壁から離した手でポケットの内を探り、満杯に詰まった弾倉を取り出して。迎撃は片手間、蓋を指先で開けたそれを、丁度相棒とは反対側に向かってポンと軽く投げた。――瞬間。響いた炸裂音と、金属板と岩を纏めて砕く破壊音。己の10メートル弱ほど先、倉庫の壁に車でも通れそうな大穴が空いて、ついでに爆風が巻き起これば、それが吹き抜けて殆どの砂や塵芥が流されていく。数秒後には視界が開けて、思わぬ爆音に耳を塞いで蹲った個体が真正面に現れた。「…其処に居たか。」厭わしげに呟き、そのまま銃口を向け――ぐん、と銃を持つ左手が、意思に反して上を差す。「……往生際の悪い餓鬼めが。」悪態を吐きもう一度彼を見遣れば、睨む鋭い視線とぶつかった。上がった腕は何かにギチギチと力強く掴まれているような感覚、それからゆっくりと足が床から離れて浮き始めている。「何をするつもりかは知らんが、」しかし平然と、寧ろ呆れた様子で個体を見下ろしながら、「――私にばかり構っていていいのか、原始人?」そう、他に物を飛ばすでも無く、砂を散らし目を眩ます事も無く、ただ己を持ち上げていく個体へ嘲弄を溢した後、目線はすっかり外して明後日の方角――否、相棒の方へと流して )



(/ ミ…ミェ…鑑賞会するんですか…()でも皆と一緒なら多少マシだったりしません…?()ならば可愛いから良し!お話聞いてあげましょう!!()良いですよねペスト医師!あのミステリアス!あのフォルム!最高ですよね!!()あー…なんとなく伝わりました。おバ…単純…可愛い…的な…()です!!()う~ん、まあ…ぎりぎり…?ほら、恋は盲目と言いますし…?()歌姫さん良い感じに青ざめてそう…そりゃもう、一年生組とか揃って距離取っていくでしょうね、皆さん()あっそれは私も同じなので大丈夫です!ワタシ英語ワカリマセン!!()なら、なんとかカドムさんが当たる事を願うしかありませんね…カドムさんこっちカモン…()あわわやっぱり…でも仮面良いですね…舞踏会で使うようなのなら綺麗なの多そうで…()いい…!!中身が入ってる系異形頭も如何にも曰くありそうな雰囲気の呪物系のも…アリですね…!!()根本ばかりはどうにも…まあ、相棒並みに気に入った相手とかなら、ピンチの時に「悪ぃな、コイツ俺のなんだ。…返せよ。」って助けに入るくらいの情は…あるので…交渉とか、話も…一応通じるので…() )



  • No.214 by イヴ・アレクセイ  2024-01-10 08:13:11 


(自身とは反対側で響いた、耳を劈く破壊音に反応し、左肩と右手で耳を塞ぎ─口を大きく開けて大半の衝撃を逃がす。それでも耳の奥にこびりつく破砕音に眉を顰め、何度か首を振った。開けた視界に月光のゲーミング発光機能をオフにし、普段の青白い輝きに戻したところで─相棒の腕を不可視の力で掴み上げる特殊個体の姿が目に入る。その光景を瞳が捉えた瞬間脳がカッ、と一気に熱せられたような感覚を覚え、視界が全て赤く染まった。自身に注がれる相棒の目線には一応反応し、サングラス越しに瞳を伏せた後─ガツン、と普段よりも数倍乱暴なヒールの音を立て、ぬるりとした素早い動きで特殊個体の背後を取る。拳銃の撃鉄を上げ、後頭部に突き付けた。「……ソイツは、お前如きが触っていい奴じゃない。─とっとと相棒を離せ、さもないとこのまま撃ち殺す」声色は酷く静かで、だがそれでいて燃え上がるような怒りを秘めた─普段のイヴからは想像もつかない程の声に怯えたかのように特殊個体はびくり、と体を震わせる。それでも尚離す気の無いらしい特殊個体にイヴは舌打ちを一つ、拳銃でなく月光の柄で後頭部を強か殴り付けた。ガツッ、と鈍い音がして特殊個体の体から力が抜ける。─どうやら、気絶したらしい。能力が解除されたのを見届けたイヴは解放された相棒に歩み寄り、「大丈夫~?アーネスト」と普段通りに戻った声を掛け)

(しますよ…毎年恒例です…()皆で見ても怖いものは怖いですよ…シャイニングとか呪怨とかは…()聞いてもらえるってさ旭くん!!存分にポゼッサーとかのお話しな!!()分゛か゛り゛ま゛す゛!!!ビジュ最強ですよねペスト医師…()それですそれです…おバカで可愛いんです…()ですかねえ…ま、一目惚れなので全て無問題ですかね!!(投げやり)あーっ!!鶴原くん本人はいい奴なんです!!術式が怖いだけで!!()皆気持ち悪がらないであげて!!()でもあんまり近くに居ると蝶にかすっただけでも廃人になっちゃうから気を付けてね!!()ですね…英語ワカンナイ…()運命のルーレット!!(ドラムロール)今日の屋敷にいる存在は─ウィリアム・レッドライグ!!(絶望)分かります…仮面良いですよね…舞踏会の仮面って豪華でお洒落ですので…中世ヨーロッパの貴族をモチーフにしたイノにはぴったりかな、と思いまして!!()同志…!!中身が想像できない異形頭さんとかも良いですよね…後は交通標識とか、蝋燭とか…()成程…そういうのイイですね…())

  • No.215 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-01-12 00:28:07 



( さて。己の言葉は、この“原始人”に通じはしないだろう。現に“何か”に掴み上げられた腕からは、今もミシミシと骨が軋むか細い悲鳴が漏れ、浮いた足も着々と床との距離を離している。然りとて顔色を変えもせず、遠目に合わせた視線が相棒から外されたその一瞬きの後、荒らか響いたヒール音の次。もう一度映し直した個体の背後に、相棒の姿。この位置からでは表情を読み取れないが――冷えているように窺えて、しかし触れたものを刹那の内に灰にしかねない、青い焔の如き声に彼の逆鱗を知る。それでも尚個体は、掴んだまま宙に浮かせた己の身体を、ふらりゆらりと軽く揺らして多少何かを迷っている様子だったが、事を起こすよりも相棒が“それ”を気絶させる方が早かった。個体が倒れ込むと同時、放り出された床に何事も無く着地。武器をベルトに収めたその後で、上げさせられていた肩を解す為に一回転、それと指の開閉で感覚を確かめる。それからもう一方の手で、掴まれていた左手首から前腕部の辺りを緩やかに揉んで確かめ――ほんの微か、目元を鋭く引き攣らせる。しかし相棒の言葉に反応して上げた顔はいつもの不遜で、ふてぶてしい顰め顔。あの肌身も焼け爛れる声から一転、呑気明朗な問い掛けに、彼の背後に伏せる個体へ思案の一瞥をくれてから、「…ああ。貴様のその顔面よりは無事だな。」ハッと鼻で嗤う一言。意味合いは、単に砂の塊を浴び細かく傷の付いたその見目か、それとも個体へ向けた感情の――ともあれ、無事片付いた現場に細く息を吐いて、「それよりも、先程のアレ――あの、目立つ以外能の無い阿呆のような光は何だ。」ポケットに両手を仕舞うまでの合間、呆れか苦みか、どちらともつかない微妙な渋面で、此方からは砂塵の中の七色について質し )


(/ なんという恒例行事…(震)あっダメなんですね…まあ確かにジャパニーズホラーとか、静かに怖いのや倒せないのはちょっと…()よっしゃ来い来い!!…でもお手柔らかにお願いしますね()そう!!最高です!!なんであんなに絶妙にツボを突いてくるビジュアルしてるでしょうね、ペスト医師って…好き…()良いですよね…愛すべきお馬鹿くん…ポンコツくん…可愛くて…()ええ!!もう良いんじゃないですかね!!(投げやり豪速球)鶴原さん御本人が真面目さんなのは解ってるんですが……でもかすって廃人になるレベルはヤバいですね!とりあえずまずは仕事以外の時に仲良くやりましょ!!()英語解んない人の為の字幕なんですし、むしろ字幕さんのお仕事作ってあげてると思って良いのでは?()ア゜ーッ!!(吐血)これは死ィ!!ここから入れる保険とかありますかね!!?()そう…ミステリアスで豪奢で…イノさんならどんな仮面でも似合いそう…感情変わっちゃいますけど…()そう…箱系異形頭さんに中に何入ってるのか聞いて、「…ふふ、内緒。」って口元と思わしき辺りに人差し指立てられたらグラッと来ます……あ~日常で見るようなのも良いですよね!電球とか鳩時計とか…そういう若干レトロな電化製品とか…()でしょう!まあコイツ、その肝心なピンチになるまで「頑張れ頑張れ~」ってケラケラ笑って物見するし、その後「あ~勿体ねぇな…助けたんだしコレ少し寄越せ。」って傷口から滲む血を指でグリグリ弄り回すような、洒落にならん戯れと冗談かましてくるんですけども……() )


  • No.216 by イヴ・アレクセイ  2024-01-12 17:00:43 


(自身の方に向き直った相棒は、特に普段と変わりの無い─不遜な表情を浮かべていた。それにこっそりと胸を撫で下ろしつつ、問い掛け─月光のゲーミング発光機能─についての言葉に頭を軽く掻いて笑う。─笑った拍子に先程の砂礫で切ったらしい顔の小さな切り傷がぴり、と傷んだ。「や~…あれはね、トーマスと深夜テンションで付けたやつ。…まさかこんなとこで役に立つとか、オレも思ってなかった。他にも刀身ホログラムとかあるよ、ほら」イヴはそう言い終わるか否か、別のスイッチで刀身ホログラム機能を起動する。青白く光る月光の刀身に薄紅色の花弁が散りゆくホログラムが映し出されたものの、相棒に何かしらの苦言を吐かれる前に─それとなくスイッチを切った。その後歯の隙間やら舌の裏側やらにジャリジャリとした食感の残る口内を気色悪そうに持て余し、「…うえ、まだ口ん中ジャリジャリする。早く帰って口洗いたいんだけど~…」とぶつくさ文句を零しながらも、脳震盪を起こして気絶し、床に倒れている特殊個体の腕を掴んで無理矢理引き起こした。今回の特殊個体は─10代前半か、漸く後半に差し掛かった辺り─といったまだ未熟な少年であり、イヴの口元が微かな嫌悪に歪む。連絡して呼び付けた機関の車に特殊個体を投げ込むように積み込み、機関へ向かってそれが走っていくのを見送った後─自身は相棒の車の方へと素早く足を向けた。─いつの間にやら電源の切られた月光は光を失って鞘に大人しく収納され、撃鉄を上げたままだった拳銃からは実弾を含むすべての弾丸が抜かれている。欠損していた小指と薬指の先端も元に戻っており、完全にイヴは任務終了モードに移行しているようで)

(ですよ…呪怨とかリングとか無理です…ジャンプスケア多めのやつはまだ大丈夫なんですが…()だってさ旭くん…初心者さんなんだから、手加減はするんだよ…()ペスト医師、良いですよね…スマートかつちょっと不気味な感じもあって!!()可愛い…可愛いのかな…ジャパンヘッドくん、申し訳ないですが見た目はあんまり…()ですね!!終了!!()ですねえ…じゃあせめて任務以外で仲良く!!してあげてね!!お願いします!!()ところで見た目と効果が強い分、本人の脳に物凄く負担がかかるんですよこの術式…あんまり使うと脳が焼き切れちゃうので鶴原くんも苦労してるんです…()ですね!!そういうことにしときましょう!!()えっ!?こんな状況でも入れる保険があるんですか!?()あります!!正気のヴォルグかシンプル良い子のカドムくんに頼めば万事解決!!ヴォルグなら「まだこの方は死ぬべきではありません」で庇ってくれますし、カドムくんならウィリアムが帰って来る前に「そろそろ帰ってきますので、お帰りになった方が宜しいかと」って筆談しながら屋敷の敷地外まで送ってくれますよ!!()めっちゃ変わりますよイノ…今さっきまで爆笑してたのに仮面が変わったら急にキレ出したり…()アッ!!!シュキ!!!私は蝋燭とかティーポットとか、どちらかと言うと感情の起伏が分かりやすい異形頭さんも好きですね…怒ったら炎が強くなったり、蓋が浮いたりする感じの…()アッ…やっぱりコワイ…でもシュキ…())

  • No.217 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-01-14 15:00:02 



( 問い掛けた他にも何かある、との相棒の談。合わせて視線を彼の持つ月光に移せば、その刀身の内に花弁が舞い散っている。情緒や風情を重んじる人間ならば、それなりの感銘もあったかも知れないが――生憎とそんなものは欠片とて持ち合わせていない己は、只々呆れ返った渋っ面で肺の底から深く溜め息を吐き出した。それから、相棒が放った特殊個体が運ばれるのを同じく見送った後で、「……全く。半端に賢しいのも厄介なものだな。」踵を車の方へ返しつつ、上着の白衣に残る砂や塵芥を利き手である左手――ではなく。態々と右手で払っていく。「まあしかし、」パラパラと汚れを落としていく道中、もう一度相棒へと目を遣り直し、且つ無遠慮な観察を足元から順に上らせながら、「また子鼠の世話になるような失態は犯さなかったようで、何よりだ。」その身の負傷を確かめて、フッと漏らした鼻での笑いと毒混じりに軽口を投げた次、上り終わった視線の先。「…ああ。だが、」頬に創られた切り傷の他、目に付いたもの。「“ココ”は、結構ざっくり切れているな。」砂を払っていたその右の指先を、アーネスト自身の下唇、その中心よりややズレた位置に置き、今ある怪我の中では一番深そうな相棒の血の滲む傷を鏡合わせに示してみせ、「たかが砂利と言えども、意外に侮れんものだな。」軽口の延長上にあるそのトーンのまま、もう一つ皮肉か感心かつかない言葉を溢し )


(/ じわじわ怖さが来る呪い系無理なの解ります…救いが無い事も多いですし…ビックリならワーッ!ギャーッ!であっという間に過ぎてくんですがね…()宜しく…初心者にオススメとかあったら教えて下さいね旭さん…()得体の知れなさが良いですよね、ペスト医師…あの真っ黒な不気味さで“医者”というのも中々…()見た目はまあ…日本の戦闘機が頭ですからね…まあ行動というか、キャラ付けが可愛いという事で()頑張ります!まずは休日一緒に遊ぶところから始めましょ鶴原さん!()おやまあ…あんまり乱用出来ないのですね…使い所を見極めねば…()ええ!これで解決です!!()良かった保険あった!!ではヴォルグさんかカドムさんを探して屋敷からおさらばせねば…()ヒョエッ…何それ怖い…ちなみに法則性とかあったりします…?こういう仮面だとこう変わるとか…()ああ~良い…ポットとか、怒ると頭から湯気が出る(物理)異形頭さんとか可愛いですよね…()うへへ嬉しいですね。こんな物騒なのに普段他人に接する時は「おや、僕に何か御用でしょうか?」とか「其所の方、お怪我はありませんでしたか?」とか丁寧な紳士振るんですよコイツ…とんでもない猫被りですよ…() )


  • No.218 by イヴ・アレクセイ  2024-01-15 19:32:39 


(相棒の言葉に促されるまま、イヴは自身の唇へと指を持っていく。─と、確かに─傷をなぞった指先に血の跡が付着した。「うえ、マジじゃん。面倒くさ~…応急処置だけしとこ」と面倒そうに愚痴を垂れながら鞄の中を片手で探り、ミニサイズの─デフォルメされたクマやらウサギやらが印刷された、妙に可愛らしいデザインのパッケージに入った絆創膏を鞄の底から引っ張り出す。親指でぴっ、と乱暴に零れる血を拭い取り、パッケージを開けて取り出した絆創膏をその傷口へ貼り付けた。思ったより出血しているらしく、すぐにじわり、とガーゼ部分に赤い血が滲むが─それは見ない振りをして絆創膏を鞄の中へ戻し、相棒の車のドアへだらりと凭れ掛かる。相棒が鍵を開けると我が物顔で中へ入り込み、鞄を足元へ置きながら助手席にどすんと腰を下ろした。「……今日、疲れたね~。オレ、今もう一件仕事持ってこられたらそいつのことぶん殴るかも」イヴは冗談か本気か分からぬトーンでそう言ってけらけらと笑い、くあ、と呑気に大きく欠伸をして)

(そうですね…ジャンプスケアはわ!!ビックリした!!で終わるんですが、ジャパニーズホラーはいつ来るの…いつ来るの…怖い…ってなるので…()聞かれてるよ旭くん!!…え?なんだって?初心者への個人的なオススメは洋画なら13日の金曜日一作目、邦画ならカラダ探し だって?…とのことです!!()オシャレですよね…あの人()ではそういうことで!!(投げやり)ですね!!でも良い所の子なので結構世間知らずなんですよ鶴原くん…ゲーセンとか連れて行くと喜ぶんじゃないでしょうか、知りませんけど()です…治療担当がいないとすぐに脳が焼き切れちゃうので()解決!!()でもウィリアムが帰って来る前に見つけてくださいね!!見つかると"死"ですよ…()ウィリアム達は知ってますが、一般人なら分かりませんね…()可愛いです…ティーポットの異形頭さんが湯気吹きながらぷりぷり怒ってるのとか眺めてたい…()猫被りシュキ…猫被ってるキャラ好きですよ…ペルソナ4の足立さんとか…足立さんのせいで私は性癖が歪んでしまったんです…元々は正統派ジャンプ主人公みたいな子が好きだったんですが、足立さんに出会ってからは歪んでたり闇深いキャラが好きになってしまって…())

  • No.219 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-01-16 19:45:32 



( 相棒の指が示した箇所に上がったのに合わせ、己は下ろした手先でまた砂を払い直す。視線はまだ彼の方、愚痴に動いた所為で上下と付着し染まったその口元。――一瞬だけ脳裏を掠った、昨晩己の血を紅と引いた相棒の唇。ざわ、と何か奥底が蠢いた感覚を、一滴溢したその記憶ごと蓋をするように伏せて緩やかに瞬いた瞼の後、顔も正面に戻すふりで背けて。車を開けて相棒が無遠慮に乗り込むその隣、運転席に座ってエンジンを回す。「……そうだな。少し疲れた。これ以上の餓鬼や獣の相手など、考えたくもない。」ハンドルに両手を添えて、細い溜息混じり、些か珍しく捻りの無い同意の次、「…まあ、ただ。少なくとも、あの個体連中より始末の悪い根腐れお上どもとは、これから顔を合わせねばならんがな。」走らせる車の向かう先、機関にて報告――という名の、気に食わない己らを責め立てる機会を待っているだろう上司や幹部への毒の吐き捨てと同時、眉間の皺を深めて舌を打つ。その機嫌の傾きに反比例するかのように車の通りはいやにスムーズで、それが余計に気分を落としていく。――どれ程往路よりゆっくりとした運転でも、それより短い時間で着いてしまった機関への復路に顕す顔の苦々しさを、隠しもしないままに車を降りる。「……面倒だ。」爆破の損害、解決に掛かった時間…上司らから何を言われるかなど、もう概ね解りきっている。その億劫さをぼやく陰、個体の見えざる何かに掴まれていた左腕を、己も知らずもう一方で一度撫で擦った後、先ずはエントランスからロビーに入るべく、気が向かずに重い足を踏み出して )


(/ あのどろどろの何かがじわっじわ迫ってくる感じ怖いですよね…力で対抗出来ないタイプ多いですし…()わーどっちも聞いた事ある!!13日の金曜日はざっくりふわっと…殺人鬼のやつですね!カラダ探しは…コミカライズを噛った事くらいはありますね…よっし頑張って見よう…ありがとう旭さん…(震)ええ、マスクとか実用性を突き詰めてる筈なのに…妙にお洒落な感じありますよね…()良し!!!()あら可愛い…ではゲーセン行きましょ鶴原さん!欲しい景品とか取ったげますよ!!クレーン下手ですけど!!()あわわ…ヒーラー必須…無理しないで下さいね鶴原さん…()っす!!ちょっと洒落にならないステルスゲー()ですね…なるべく小さくこそこそしながら抜ければいけますかしら…?()ですよね…そもそも一般人の方と普通に会う事も無いでしょうしね…()解ります…「もう!もう!!」ってぷりぷり湯気立てるティーポットさんの両隣で、ミルクポットとティーカップの異形頭さん達がどうどう宥めてるのも眺めてたい…()私も好きです!!足立さんに会っちまったら仕方無いですね!あの人ゴールデンの方でコミュ築けるようになってから尚更しんどエモいキャラになり申したので!!あっ(察し)…そういえば私のやたら重い過去や歪みや闇深の辺りの癖も、ペルソナで根付いたものかも…?なにぶん全編通して追っかけてるシリーズなので…() )


  • No.220 by イヴ・アレクセイ  2024-01-18 08:38:16 


(「うえ~、面倒くさぁい」揺れる車内の中、相棒の発した言葉にイヴの表情が歪む。ガーゼが赤く染まった絆創膏を乱暴に引き剥がし、血が滲まない内に─新しい絆創膏をぺたりと貼り付けた。どれほど文句を垂れたところで─否応無しに機関へ到着してしまった後、自身と同じく面倒さを隠しもしない相棒の背を追うようにして車を降りる。ロビーに足を踏み入れた途端、職員達の何とも言えない眼差しが自身と相棒に突き刺さるのが分かった。─じろじろと見られるのは少しばかり不快だったが、それは見ないふりをして─管理室へと足を進める。例のごとくノックは無し、鍵の掛かっていない扉を雑に引き開け、「イヴ・アレクセイ!来ましたけど」と不機嫌さを丸出しにした声で幹部連中へ声を掛けた。今日もまた主の居ないデスクへ尻を置き、腕を組みながら幹部らを冷えた眼差しでじろり、と睨む。─案の定、時間が掛かり過ぎだ、だの爆破する必要は無かっただろう、賠償はどうするんだ、だのと現場を見もしない"お偉方"の有り難いお説教が飛んだ。それらを右から左へ聞き流し、サングラス越しに一際冷えた眼差しで─特に五月蝿い、唾を飛ばして憤る壮年の幹部をギロリ、と音がしそうな程鋭く睨む。その幹部が僅かに怯んだ隙を狙い、イヴは「……現場を見もしない癖に、分かったような口利くなよ」とドスの利いた声で威嚇し)

(そう、それなんです……ジャパニーズホラーは呪いとか、怨念とかの物理的パワー()で何とかできないのが多すぎて…()が、頑張ってください…(震え声)ですよね…好き()大丈夫です、私も下手です…下手すぎて永遠にお金を溶かしていたら、ゲーセンのお姉さんにあと2回プレイしたらこれあげるからって言われたことがあるレベルです()ゲーセンで初めて天井を経験した瞬間でしたね、あれは()ですねえ…無理しないでね鶴原くん…まあ、でもヒーラーが居れば半永久的に使えちゃうので!!()うーん…SIRENみたいな感じになるのでは…?()ええ…屋敷の存在(ヴォルグとカドム除く)は人間と会った瞬間即座にキルですからね…()あっ可愛い…好き…食卓に置かれてるナイフとかフォークになってその様子見たい…()ですよね!?同志!!最初の頃はなんだこいつくらいの感じだったんですが、ストーリーが進むにつれておもしれー男になってしまいましたね…いや、犯行を告白するシーンの真殿さんの演技が本当に凄すぎて…()ラスボス戦で足立さんが来てくれた時は泣いちゃいましたね…()まさかの同志!!!私もペルソナ死ぬ程追いかけてる勢なんです!!!()流石に1や2は追えてませんが、3から全シリーズ所有してます()5Rに至っては8周くらいしましたね…())

  • No.221 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-01-18 21:12:16 



( こつ、とロビーの床に響いた靴音を合図に、彼方此方から飛んで纏わりつく周囲の視線など、気付いてもいないような普段通りの猫背と足取りで管理室へ。相棒の不機嫌な挨拶に紛れて己は無言で、デスクに腰を下ろす彼の隣に並び立ち、報告の談になってから漸く重たい口を開く。ポケットに両手を突っ込んだまま、所々隠しもしない億劫げな溜め息を表面ばかりの敬語に混ぜて、いつになくふてぶてしく終えた報告の後、やはり返ってきたのは“お説教”。半分上の空、取り留めも無い思考に意識は寄っていたが、ふっと静まった所に相棒の威圧が聞こえて、斜め下に逸れていた目を正面の幹部らに戻す。「……そうですね。それ程現場の判断にご不満があるのでしたら、今居られるお上様方か、将来のお上様である候補生の方が幾人か指示役として前に出られたらどうでしょう?」相棒の威嚇に怯んで沈黙した後も此方へ文句を言いたげなお偉方へ、また深々面倒そうに息を吹き落とした次、興味も感情もゼロの、のっそり淡々と慇懃無礼に提案を吐き出す。それに何か反論が付けられるその前に、「――昔に一度、そうした事があっただろう?…まあ、結果など最初から知れていた上、その一度で随分な惨状を招いた訳だが。」今度は敬語も外して不遜に、まだ相棒も居なかった頃の“騒動事案”を引き合いに、その場の幹部と上司の全員を嘲った。それに顔を引き攣らせる者、目を泳がせた者、意味が解らず嘲り自体に憤る者――何れにせよ、もう此方にとっては意味ある言葉を一文字も発さない連中に、「……私どもからの報告、意見は以上です。それではこれで失礼――」その場の空気を全てばっさりと寸断するような定型の挨拶を投げ、それを言い終わりもしない内から爪先はドアの方に返した後、「ああ、それと。本日これ以降は休暇を取らせて頂きます。仕事などは、また明日以降より励みますので。」有無を言わさぬ物言いで、一方的に口頭のみの休暇申請をする視界のその端。市街地を映すモニターに“仕事”の微かな予兆を眺め取りながらも知らん顔、ポケットから出した右手の人差し指で招く仕草を相棒に向け、共の退室を誘い )


(/ ねえ…怖いですよね…その点洋画ホラーは物理的パワーで何とかなるのが多いので、その辺りはスッキリしますよね。まあその場合何とかならない時が一番ヤバいんですけれども()ガンバリマスヨ…適当に誰か巻き込んででも…()ええ、語彙無くなるレベルで私も好きです…()あっ良かった仲間が居た…私も延々取れなくて、見かねた店員さんに一撃で取れる位置を直されても尚ダメで、めっちゃ気まずくなった事あります()ヒーラーさんさえ居れば!鶴原さん無敵!すごい!!ヒーラーさんさえ居ればですが!!()どうあがいても絶望!!しかしそうなるとミッション発生しそうですね…“〇〇して気を引く”みたいな…宮田さんの車燃やす的な感じで…()ヒエッ…逃げられもしない…()わーかーりーまーすー!!絶対可愛い…通りかかったシュガーポットさんが煽って喧嘩になるのとか…それでミルクポットさんとティーカップさんに怒られて正座でお説教食らってる所とか……スプーンやお皿になって眺めたい…()同志!!! そう、あの罪の告白がゾクゾクするほど最高で…!ラストの演出といい、沼らない理由なんてありませんでしたね…!!()ペルソナ同志様いらっしゃって嬉しいです!3以降になってから一気に取っ付きやすくもなりましたしね!!何周やっても面白いですよね!!ところで足立さんに性癖歪められたのであれば、P5の明智さんもアレなのでは…?())


  • No.222 by イヴ・アレクセイ  2024-01-21 11:50:11 


(「じゃ、そういう事だから。これ以上仕事回さないでねー」相棒の仕草へ目を遣り、イヴは小さく笑いながら頷いた後─ひらひらと緩く手を振り、普段は一応使っている、酷くぞんざいな敬語すらも全て取っ払った軽薄極まりない口調で─相棒の圧に怯え、何やらモゴモゴと不明瞭な声を発する幹部連中に軽く呼び掛けた。背後から待て、と自身を呼び止める声にも聞こえぬ振りを決め込み、ドアを後ろ手でバタン、と乱暴に閉める。そこから廊下に一歩踏み出した後─漸く解放されたとばかりに大きく伸びをし、「はー…相変わらず面倒くさかった。あんがと、アーネスト」と普段通り軽薄に笑いながら相棒の方へ向き直り、簡素な礼を述べた。カレラとお家帰ろうかなあ、と呑気な独り言を呟きつつ、少し廊下を歩いた所で─相棒の方をくるり、と振り返って「オレ、お家帰るけど…アーネストはどうするの?」と首を傾げて問い掛け)

(ですね…物理でなんとかなる分はいいんですが、ならないタイプのホラーはもっと怖いですよね…()頑張ってください…ガンバレ…ガンバレ…()あっそれ分かります…お姉さんにものすごい位置の修正されましたもん…最後は力業で取り出し口に直接落としてくれましたし…()です!!まあ、その分硝子さんや乙骨くんの負担が凄いことになるんですが…()あれ怖いですよね…屍人達のデザインが絶妙にキモくて…()撲殺天使宮田さん…ネイルガンの似合う唯一のお医者さんですね…()ま、まあヴォルグかカドムに出会えれば一応は大丈夫なので…(震え声)あっシュキ…見たい…異形頭最高…()ですよね!!!(爆音)足立さん良いですよね!!!共犯者エンド好き!!ハピエン厨なので到達したことないですけど!!()私もです!何周しても新たな気付きだとか、小ネタとかに気付けて楽しいですもんね!!なんなら3は新しく3リロードも出ますし!!予約しましたよ特典全部乗せパック…3万円くらいしましたけど…()あー…明智くんは、その…ポンコツ黒仮面のイメージが強いと言うか…パンケーキ…(ボソッ)あ、でも死亡シーン(仮)は良かったですよ()Rで明智くん救済ルートがあると分かった時には狂喜乱舞しました…())

  • No.223 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-01-22 23:12:31 



( 相棒のヒールが床と鳴らした音を聞くのと同時、己も踵を浮かせて場を退く。制止を叩き切るドアのシャットアウトの後、投げられた礼に視線は彼の方を向いた。「……いや。」それを本人なりには素直に受け取った、突っぱねにも聞こえる返事の後で、此方も此方で余所に逸らしての小さな欠伸を一つ。それから靴音を揃えて少し、問われる声に一瞬の思案を。「……そうだな。では、私も帰るとするか。」相棒と同じく帰宅の選択を持ち上げ、ついでに同じ行き先、エントランスまでの沈黙を埋めるように愚痴も織った理由を述べていく。「また其処らの蛆に集られるのは御免被りたいからな。それに、次の――あの市街地辺りの個体が出れば、十中八九、帰路が長々塞がれてしまうだろう。だから、なるべくさっさと――」最後まで言い切る、その前に。無慈悲な“仕事”のサイレンが響いた。あまりのタイミングの悪さに、目元と口元が引き攣れ顰まるのが自分でも解って思わず顔を相棒から背け、頭でも痛めたかのように額を片手で覆い、舌を大きく打っては唸り混じりの息を長く吹き出す。「……イヴ。」そのまま苛立ち任せに前髪を掻き乱して腕を振り下げた後、露骨なほど不機嫌になった低い声で相棒に呼び掛ける。「…この近辺で時間を潰せる場所に心当たりはあるか?」今回の仕事は関係無し、だがほぼ確実に即時の帰宅は不可で、己はこの場を離れたい――以上の事情を持っての最善を、相棒に問い掛ける形で渋々と弾き出しては彼を窺い )


(/ それなんですよね…何の対抗手段も無いのと同然なので…ゾンビやモンスターが出てくる方がまだマシと言いますか…()よし!勇気湧いてきました!!()位置を直してもらう時の「あっ…すいませ…」って苦笑いをお互いにする瞬間の居た堪れなさ…うーん私にも覚えがありますね。もう申し訳無くて仕方無いですよね()あっ…そこは…まあ……何とかなりますよ!!多分!!()屍人本当に気味悪いですよね…なまじ顔やら足やら人の形残ってるだけに尚更…()ええ、何故かやたら武器の扱いに慣れてる撲殺天使のお医者様…でも車は屍人誘導の為に燃やされた宮田さん…ゲーム内では比較的格好良い見た目なんですけどね()唯一の活路…!!何がなんでも逃げねば…!!()ね!異形頭最高!!可愛いも格好いいも何でもアリで!私も大好きです!!()いやホント足立さん堪んないですよね!序盤とのあのギャップ!!まあ私もハピエン至上主義なんですけども!!()そうなんですよ…!!小ネタや伏線なんかを何度でも発見出来るのが面白くてついつい周回を…!リロードも楽しみですよね!またあの世界を楽しめるのかと思うと…お値段は張りますが、その分の価値はあるのだと思いたいですね…!()あっ(察し)それは確かにそう……退場シーンは本当に格好良いんですけどね…()そうそれ…!リメイクと言いますかアップデートと言いますか…3以降でのそういったもので、途中退場になっちゃうキャラやドン底に突き落とされるキャラの救済や掘り下げが追加されてると、ハチャメチャに嬉しいですよね!!解りますよ!!() )


  • No.224 by イヴ・アレクセイ  2024-01-24 09:13:05 


(エントランスまで共に歩く僅かな時間、相棒の愚痴に「あはは、それもそうだね~。」と相槌を打っていつものように軽薄に笑う。エントランスに到着した所でじゃあね~、と相棒に手を振り、愛車が自身の帰りを待つ駐車場に足を向けようとした次の瞬間─"仕事"を知らせる、耳を劈くようなサイレンの轟音が鳴り響く。相棒と同じように眉を露骨に顰め、軽い舌打ちと溜息が口から飛び出したものの─今日の自身には最早関係の無いことである、と悟るのも、相棒から問い掛けられた事への答えを弾き出すのも早かった。「この辺り…ってなると、オレのお家、とかじゃない?一応、高速使わなくても下道で帰れるっちゃ帰れるし。それに…多分この騒ぎだと時間潰せそうな店とかも閉まっちゃうよね~。」咄嗟に思い付いたのは自身の自宅。─特に深い意味など無くそう言ってのけ、相棒の反応を伺うようにじっと見つめながら首を傾げて。)

(ですね……物理でなんとか出来ないのはダメですよ…幽霊とか呪いはやめて…()その意気です!!!()あっ…めちゃめちゃ分かりますそれ…なんかお互いに「何度もすいません…」みたいな感じになりますよね…()うーん…気合いですかね!!(投げやり)私はデザイン的に言うと頭脳屍人が一番ダメですね…ああいうの見るとミ゛ッ゛ってなっちゃう人なので…()哀れな宮田先生のジャガー…御冥福をお祈りします…ですよね!どちらかというと実写感の強い()SIRENの中では比較的綺麗なお顔立ちをされてるというか…そうなると牧野さんもそうですよね…()頑張ってください…ヴォルグは屋敷のすっっごく分かりづらいところにある書斎に引き籠もってますし、カドムくんは屋敷中のお掃除したりしてるので、見つけるのはかなり大変だとは思いますが…()私もです!!!電球とかランタンとかの光源系異形頭さんも好きですし、テラリウムとか水槽とかの耽美系異形頭さんも好き…()ですよね…序盤は名前付きのモブかな?くらいに思ってたんですが、後半になるにつれてどんどん沼っていきましたね…()足立透、恐ろしい男…()仲間だ!!やっぱりハピエンが至高ですよね!!みんな仲良しが一番!!()でもメリバも少しばかり好きなんですよね…()ええ、ええ!!予告を見たんですが、キタロー達のグラフィックやら月光館学園のグラフィックが驚く程綺麗に…それに特典でキタロー柄のマグカップだとか、アイギスのフィギュアだとかが付いてくるんですよ…あれは3万円出す価値ありましたね…()ええ…「取引だ!」のところは大好き…()もう喜びすぎてラストダンジョンから暫く出れませんでしたよ…出来るだけ長く黒明智と一緒にいたくて…())

  • No.225 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-01-25 20:11:22 



( この際何処だって構わない、と半ば投げやりな色の滲む問いへ、顔を見合せて直ぐ、間髪入れずに答えが返ってくる。“相棒の自宅”。後述の理由も伴えばそれが最善だろう。しかし――ほんの数秒の沈黙、泳ぐ瞳。あからさまではないが、潜めきれない逡巡がそこに顕れる。「……そうか。そうだな。」一呼吸の後、知れず一文字に結ばれていた口を開く。ついでに固まっていた身体は、自らが打った相槌で解けた。「なら少し、貴様の所に邪魔させてもらおうか。」視線を合わせ直す。先の躊躇いなど無かったかのように、いつものふてぶてしい物言いと顰めっ面で再び頭を掻きながら。「…車も持っていくか。」元より帰宅予定、今日は戻る気も無い機関に所有車を置いていく道理は無しと、自ら呟いた独り言に釣られて一度駐車場の方向に目を遣った後、「先導は任せたぞ、イヴ。」戻した相棒への視線で道の教えを不遜に頼んでから、騒がしくなる背後の職員らの声を振り払って遠ざけるように、すっかり止めてしまっていた足を駐車場に向けて踏み出し )


(/ 物理無効辛い…あとその手のホラーって解決してるようで全然してない事も多くて余計に怖いですよね…()そう…もう店員さんが傍で待機してるから尚更緊張して失敗するんですよね…あんまり気まずいので景品取れた時点で会釈してスッと退店します()ですね!!レッツ気合いでゴー!!(やけくそ)うあ~解ります…!私も頭脳屍人が一番ぞわぞわ来ます…特にフジツボのやつ…見た瞬間言葉にならない悲鳴上げちゃいましたもの…()お高い車でしたのに…南無…ええ、リアリティある()キャラデザの中では目を引く顔立ちなんですよねお二人とも…牧野さんは何故だか可愛く見えるんですけれども()どちらかと言えば…カドムさんの方がまだ可能性高そうですかね…!窓際とか掃除していればワンチャン…!!()光源系は光具合で喜怒哀楽解り易そうで可愛いですし…何処からともなく魚や動物達が入れ替わり立ち替わりする不思議な耽美系異形頭も堪りませんよね…妄想止まらなくなりそう…()ピンポイントで人を沼らせていく男、足立透…!くっ、負けた…!()そう!ハピエン素敵です!その途中の道がどれ程過酷でも!!仲良しになれたら最高です!!()ああ~…メリバはメリバの良さがありますよね…!狭い箱庭だけで完結した幸せ、逃げ果てた地獄に見出だした光、互い以外は全て些末な塵…美しきかな…!()素晴らしい…やっぱりお高いだけはある…!マグカップとか絶対勿体無くて使えないやつ…!アイギスのフィギュアも飾るの怖くなっちゃう…!でも欲しいから仕方無いですよね!!()ね!明智…格好いい…あと狂気の声めちゃくちゃ上手いですね…()黒明智のナビもペルソナもあの瞬間しか味わえませんものね…遠慮も外面も無くなった柄悪い明智君…最高かな…?() )


  • No.226 by イヴ・アレクセイ  2024-01-28 08:45:37 


(「…勿論!任せてよ~!」駄目元の提案だ、何を言う、と一刀両断で断られるかと思っていた。が、相棒が─少しばかり返答を躊躇っていた様子はあったが─案外すんなりと了承したことに少々驚きつつも、自身も普段通りの軽薄な笑みを浮かべては駐車場へと足を踏み出す。大型バイクの停車場所で大人しく自身の帰りを待っていた赤い愛車─カレラの黒いタンデムシートを優しい手付きで撫で、「待たせてごめんね~、カレラ」と恋人に語るような甘い声を掛けながらヘルメットを被り、そのシートにひょいと跨った。そのまま駐車場を出て下道をのんびりと走り、暫く経った後─自宅のあるマンションへ到着する。マンションの駐車場、その定位置にカレラを停めて彼女から降り、相棒が車から降りるのを見届けた後、イヴは先導するようにしてエレベーターへと入った。自宅のある階のボタンを押し、運良く誰にも合わないまま自宅の前へと辿り着く。鍵を開け、「どうぞ~」と軽く声を掛けながら相棒を家の中へと招き入れて。)

(あっそれです…全然呪いの連鎖終わってないやつ…()分゛か゛る゛…めっっちゃめちゃに店員さんも自分も気まずいやつですよね…()なんとかなれ~っ!!ワァ~!(ちいかわ)()あれはミ゛ッ゛ってなりますよね…怖すぎてコントローラー投げちゃいましたもん…()南無南無…ですよね…個人的な好みを言えば、撲殺天使宮田先生よりは牧野さんの方が好きですね…可愛くて…()ワンチャン!!ワンチャン狙ってください!!イノ!!急にお屋敷の中を散歩しないの!!大人しくしてなさい!メッ!()止まんないですよね…異形頭はロマンです…テレビとか電光掲示板の異形頭さんももいいですよね…映像とかで感情表現してくる系の…()私も完敗ですよ…完全に足立さんに沼ってしまいました…そういえばペルソナの格ゲーで足立さんの「ばーか」とか「クソガキは何度でも調教してやるからさあ」とかが…その声色が…凄くエッッッな感じなんですよね…()警察官になった理由もろくでもなくて好き…銃が合法的に持てるから…()二周目の番長が仲間のフルサポート+ヨシツネで完封しちゃってごめんね足立さん…この場を借りて謝罪します…()ハピエン最高!!皆で一生わちゃわちゃしてろ~!!()ですです!!メリバも時にはオイシイ…オイシイ…()ですよ…お茶とか入れて飲むのキタローに申し訳無いですよね…それにアイギスちゃんは可愛い…でも個人的には美鶴さん推しです…()仕方無いです!!()SHOWTIMEの時の「ザコに用は!!無ぇんだよォ!!!」とか「邪魔を…するなァ!!!」とかの保志さんの声帯大丈夫?みたいなボイスも好きですし、恐怖状態の時の「今すぐこの場から逃げ出したい…」みたいな情けないボイスも好きです…())

  • No.227 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-01-29 18:54:41 



( 提案者は相棒本人であるのに、了承に此方と同じく返事に妙な間があった事に目を僅かに眇めたが、それは直ぐに逸らして彼の隣を歩く。駐車場、相棒が吐くバイクへの甘い言葉を背に、彼の二輪から少し離れた位置に停められた己の車に乗り込んで、信号で遅れを取らない程度の車間距離で彼の辿る帰路を追う。――ややあって。到着したマンションの来客用スペースに車を置き、降りた所で待っていた相棒に従った後のドア前。「…ああ、失礼する。」彼の招きに形式だけの挨拶を返して、玄関を潜り屋内へと歩みを進めた先のリビング。忘れ物を届けた時と同じか、それよりももう少し端に寄る形でソファーに座り、背凭れに腰を預ける。その流れのまま普段の立ち姿と同じく背を丸め、すぐ傍の肘掛けに頬杖を突き、「……あのお上ども、無意味に時間を掛ける無能を仕事に送っていなければ良いが。」一つ息を吐くついで、去り際の“仕事”に対し苦言がてらに願望を――半ば諦めを混ぜて呟き溢す。それから少しの間は、仄か薄くではあるが警戒をするように、相棒の行動に合わせて目を彼方此方と巡らせ動向を窺っていたが、やがては自らの手帳を取り出し、前と同様にその中身で時間を潰し始める。どの行動も以前の来訪と同じで――違いがあるとすれば、その時よりも昨晩の寝不足と日々の疲労のツケが身を喰っていた事だろう。思考に没頭するより先に、睡魔が頭に被さった。「ん、………」文をなぞる視界がぼやけ、一瞬瞼が下りきった暗闇に包まれてはまたうっすら目を開く。頬杖のお陰か、それを繰り返す時々に多少意識がぐらついた所で、身体の方までは大きく揺れはしない。だがその安定感は反って眠気の味方をしているらしく、ごく静かなままに舟を漕ぐその仕草は、徐々に瞼を閉じている秒数の方が長くなり始めており )


(/ ええ…最後の最後で物凄い不穏な映像見せられてゾワッとしちゃうやつ…ジャパニーズホラーとても怖い…()そうそれです…気まずくて居た堪らなない…でも景品は欲しいんですよね…()ワァ~!よし!何とかなりました!!()なりますね…メ゛ッ゛って…やりたくない見たくない言いながら何とかシバいた記憶…()牧野さん可愛いですよね!気弱でオドオドしてて…成人男性なのは解ってるんですけど庇護欲湧いてくるんですよね、あの人…()ワンチャ……ギャッ!!散歩の足音聞こえてきちゃいました!!隠れねば…!!()ですねえ!あっそれも良い……動揺した瞬間映像メチャクチャになったり、海外の顔文字とかで感情表現したりしてほしい…絶対可愛い…()足立さん沼…とても深い…格ゲーの台詞はもうピンポイントで沼の民を撃ちに来ているとしか思えないですよね…もっと喋ってほしい…()ああ~言ってましたね…銃…本当に、そういうクズな所大好きです…まあかくいう私もヨシツネの八艘跳びにお世話になった民なので、此方からもすいませんね()みんな笑顔でわちゃわちゃしてる瞬間ほど尊いものもありませんからね!!()メリバはメリバで、一種のハッピーエンドなのでね!大変美味しいでございます!!()あれだけの偉業をこなすキタローを飲み物で汚すとか恐れ多すぎますね…解りますよ…あのアイギスちゃんの純粋さ…強さ…どちらも含めて可愛い…美鶴さんも素敵ですよね!美しくて格好いい!でもコミュだとすっごい可愛い部分もあって!ちなみに私は荒垣さん推しです!!()結構叫んだり笑ったりの演技が多いですよね、黒明智…格好いいとは思いますが。表の顔でも裏の顔でも情けない所とか滅多に見れないだけにちょっとレア感ありますよね、あの恐怖状態…() )


  • No.228 by イヴ・アレクセイ  2024-02-01 22:05:34 


(自宅の鍵を開け、靴を脱いで足を踏み入れた後。イヴはまずトレードマークとも言える革ジャンを脱ぎ、禄に使われることのないマグカップにホットココアを入れてソファの辺りへと戻って来たが─相棒はうとうとと船を漕いでいるようだった。「…アーネスト?眠い?」と出来るだけ起こさないように声を掛けつつ、相棒の眼の前のテーブルへ、湯気の立つマグカップをことんと置く。その後は足音を殺しながらソファから立ち上がり、ブランケット何処やったっけ、と小さく呟きながら探り当てたグレーのブランケットを、相棒の肩へふわりと掛けてやった。そんなことをしている内にすっかり冷めてしまった自身の分のココアを啜りつつ、イヴは相棒の隣へと腰を下ろす。─普段は、口を開けば傲慢不遜なことしか口にしないが─こうして大人しくしていれば、相棒の顔立ちもそれなりに端正だな、と思いつつ、物音で起こさないように携帯を触り始めて)

(ジャパニーズホラートテモコワイ…()分かります…凄い気まずいけど、これ欲しいんだよな…ってなってるので立ち去れないんですよね…()良かった!!何とかなった!!()シバけるだけ偉いですよ…私なんて、頭脳屍人嫌すぎてそこから父にゲーム丸投げしましたもん…()ですね…何だか守ってあげたくなるタイプというか…()速やかに隠れてください!!あっ、でも向こうからカドムくんが!!イノと筆談で談笑してる!!()あっそういうのが好きなんです…電光掲示板くんが怒るときに「>:(」て出したり、テレビさんが映像の言葉で語り掛けてきたりするの凄くスキ…()この沼…深いッ!!ええ、足立推しにはたまらんですね…キャー!足立さーん!マガツイザナギ出してー!()クズキャラはゲーム上に限り()大好きです!!()ま、まあ…刑務所で許してくれてると信じましょう!()後は高身長キャラに妖艶な雰囲気のキャラ、後は糸目キャラにイケオジも好きですね…ペルソナ5の仲間キャラだと祐介が一番好きです()絶世の美青年みたいなツラと性格のギャップが…その…イイんですよ…()ですです!!ハピエンこそ至高!!()分かります!!メリバもたまには美味しい!!()私もシンジ好きです!!アキとの関係性も可愛いですし、ああ見えてお料理上手で動物好きなの可愛すぎませんか…?()後は風花ちゃんも好きです…何より能登さんのお声が可愛い!!見た目も好き!!たまにサポート失敗しますけど…そんなところも愛おしい!!()私は優等生ぶってるロビンフッド明智よりは…完全に本性出したロキ智の方が好きですね。なんだかあっちの方が彼、こころなしか楽しそうですし…())

  • No.229 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-02-03 13:55:23 



( 自覚したそれに何度か抗って、しかしながら機関のロビーのように騒がしくはなく、外向きに気を張る必要も無いこの場所では、どうしても睡魔が優勢に立つ。既に反応さえ怪しく、掛けられた声や呟きにも、返事というには不明瞭に過ぎる唸りが微かに漏れているのみ。最早風前の灯とも言える意識は、己を包んだ温さにトドメを貰って、静穏たる寝息を立て始めた。……それから少し。目蓋は開いたが、まだ身動ぎさえ無く、ぼんやり夢にぼやけた焦点で瞬いた後、その瞳が隣に流れて相棒の姿を捉える。色彩も造形も美しいその横顔――“手を伸ばせば触れられる距離だ”。いつも通り、当たり前の何でもない距離であるのに、眠り纏いの頭にそんな事が真っ先に浮かんで、それ以上を考えるより先に、手帳にあった手が持ち上がり――吸い寄せられるように、彼の頬へと指先は辿り着いた。冷たい指に温もりと肌の滑らかさが伝わる。イヴ、と吐息だけで名を呼ぶ表情は夢うつつ、相棒の様子は思慮の外に落っことして、半分眠気に溶けかけた瞳で彼を見詰めて。そのままつう、と頬を緩やかになぞり下ろしていった先。彼の下唇の縁を人差し指の腹で柔く押すのと同時、身を相棒側へ起こし寄せかけた所で――膝の上の手帳が床に墜落し、その音でやっと意識がはっきり醒めたらしい。見開いた目に映る光景に、己のしている事と状況に気が付いて数秒混乱に固まり、喉に息を詰まらせた後、弾かれたバネの如く素早く指と身をソファーの隅まで引っ込める。「あ、…と……いや、」寝惚けただの出来心だの、“疚しくないのなら”行動の理由なぞ適当に付けてしまえばいいのに、それが出来ずに酷く焦った顔で声を縺れさせ、視線だって泳がせている。「……その、今、夢だと…」上手い誤魔化しも嘘も吐き出せず、平時の流暢な毒は何処へやら。頭の中の部品をまんま繋げた拙い文をやっとの事で相棒に伝えるが、結局は半端に消えて途切れ、そこからまた何か言葉を探して呻きを溢すその最中、相棒の顔を狼狽混じりの視線で窺い )


(/ コワイ…コワイ…でもジャパニーズホラーのゲームは出来る不思議…()そう…せめてこれだけ、と思って粘った最後に店員さんのお世話になるんです…申し訳無い…()これにて一件落着!!()家族頼れるの良いですね…もう頭脳屍人二度と見たくない…正直直視出来なくて薄目で画面見てたレベルなので…()宮田さんと丁度正反対なんですよね、牧野さん…二次創作でも原作以上に可愛いお顔になってる事も多いですし()わーよりにもよって!!何とかカドムさんだけこっちに気付く手立て無いですかね!!陽動的な!!()そう!そういうのです!!嬉しくて「xD」って顔文字出して跳び跳ねるのとか…くるくる変わるテレビさんの映像に見入ってたら、「話聞いてる?」って腕組んだテレビさんに映像で怒られちゃうのとか…そういうのいっぱい見たい…()キャー素敵!赤に黒のアクセントが格好いいマガツイザナギ!!足立さんそのままのクズでいて!!()ですね!信じましょう!!()ン゛ッ!私もどれもツボです…!!祐介君面白可愛いですよね!見た目はすっごい綺麗系のお顔立ちなのに、天然というかポンコツというか…戦闘時とコミュでの温度差一番ありますよね…()ええ!ハピエンときたまメリバくらいの比率で!!美味しく頂きましょう!!()仲間メンバーの誰より料理上手の荒垣さん…見た目は厳ついのに兄属性に動物好きまで付いてて…もう可愛すぎて、短い参戦期間に的確にツボ押さえ込まれました…()風花ちゃん!良いですよね!お声も見た目も性格も、ふわっと可愛い子なのに機械いじりが得意な所もギャップで大変良き…! 代わりに料理がアレでしたけど…()あっそれは解ります…隠すもの何も無くなって吹っ切れた黒明智の方が生き生きしてる感ありましたよね() )


  • No.230 by イヴ・アレクセイ  2024-02-03 15:01:57 


(イヴは相棒の穏やかな寝息をBGMに、暫く携帯を触っていたが─やがてネットサーフィンにも飽きたらしく、それを尻ポケットへと戻した刹那。相棒の指が自身の頬へと伸びてきては輪郭をなぞるように触れてくる。相棒の、相変わらず氷のように冷たい体温に一瞬びくり、と全身が硬直したものの─普段よりも穏やかで気怠そうなその眼差しを一瞥すれば、眼の前の彼は寝惚けているのが見て取れた。そんな相棒が物珍しくて、暫しの間好きにさせていたが─ふと、下唇を柔く押された感覚がして相棒の方へ目を向ければ、ブランケットを被りながらもぞもぞと此方へ身動きしてきているのが分かる。流石に声を掛け、起こそうとしたが─それよりも先に相棒の方が起きたらしい。バネ仕掛けの人形のようにソファの端へ飛び退き、夢だと思って、やらと不明瞭に呟きながら自身の様子を伺うような視線で見つめていた。少しの間はイヴ自身も反応に困っていたのか、相棒をじっと見つめ返しながら硬直していたが─ふとイヴはソファの座面へ体重を掛け、半ば尻を引き摺るようにして座っていた位置を移動する。スプリングの軋む音と共に狼狽する相棒の近くまで身を寄せ、「…オレ、別に怒ってないよ?」と普段の軽薄さよりは少し穏やかな印象を纏った笑顔で微笑んだ。好きにしたらいーじゃん、その言葉が終わるか否か、慣れた手付きで相棒の肩を抱いて─自身の方へと軽く引き寄せながら、再び尻ポケットから携帯を取り出して弄り始め)

(ですね…私はホラゲー苦手民なんですが、何故かサイコブレイクだけは出来るんですよ…()ですです…申し訳ない…下手ですみません店員さん…()サイレンはもうやりたくない…やりたくない…()ですね…2次創作見てると誰?みたいな牧野さんとか宮田さん居ますから…()そうですね…カドムくんは比較的目が良いので…物陰から何か振ってみれば気付いてくれるのでは…?()私も見たいです…そういえば昔にネタだけ練った不思議な子のシェアハウスものがありまして…自分を人形だと思い込んでる女の子や、子供を亡くしたショックでシェアハウス内の人間全員が自分の子供に見えているお父さん…寝ていると底無しに陽気、でも起きていると悪夢に魘されて取り乱す特殊な夢遊病の青年だとか…そういった不思議な子達とテレビや蝋燭、ティーポットの異形頭さんたちのシェアハウスなんですが…()ですね!!足立さんはクズでないと!!()です!!主食がスーパーのもやしだったり、公園の水道で水汲んでたり…初対面の杏ちゃんにヌードモデル頼んだりとか…見た目とのギャップが…イイ…()ペルソナ出す時に毎回とんでもない首の角度になるの笑っちゃうんですよね…()ですね!!()私もです…シンジとアキの友情も好きです…プロテインと肉を並べて食べる肉彦先輩…()真田パイセンも良いですよね…特にお声が…緑川さん…()風花ちゃん天使ですからね…料理の腕はダークマター…ウッ…P4のムドオンカレー…()ですね!!()というかイヴ!!お前…お前!!(語彙力喪失)さてはこういう手合いは扱い慣れてるね!?())

  • No.231 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-02-04 20:47:04 



( 自分自身、自分がした事への驚きが、すっ飛んだ眠気の代わりに脳内を侵す。己はソファーの隅に固まったまま、また相棒も硬直したままで、互いの目だけが合って――それからの行動は、相棒の方が先だった。ぎっ、とバネが軋む鈍い音。これ以上何処にも行きようが無い己に近寄る彼からの言葉を、頭へ飲み下すよりも早く、疎みがちになっていた肩に腕が回る。「好、…っ…?」言葉を繰り返す事さえろくすっぽ出来ない程の戸惑いで、すっかり抵抗を忘れていた身体は加わる力のまま相棒の傍、それも眠る前より近く、互いのスペースなど有って無いような距離まで引き寄せられた。そこから数秒程掛け、役割を放棄しかけている頭でやっと現状を己の内に落とし込み、もう一度相棒の顔を窺う。…普段の軽さが鳴りを潜めた表情、しかし先程の事も今の状況も、何でもない事だと言わんばかりに携帯を弄る態度。――今朝と同じ靄が、また胸に蟠るのを感じて、知れず眉根を寄せたその後。スキンシップだの何だの、そういった接触に慣れていない指をそろそろと伸ばし、触れたのは、纏まりから溢れた髪先。昨晩相棒にされた事を真似て、その耳元の金色をぎこちなく、ゆっくりと掬う。「……貴様は、」その自らの仕草を見詰めて、思い返す。――昨晩の甘い顔も口説き文句も触れ合いも、今さっきの己がしたような事への対応も、どれ一つたりともそつが無くて、相棒にとっては一晩眠れば忘れる程度の事で――それらが伝える結論が、何故か心臓に大きな針を突き立てる。「…慣れて、いるのだな。」ほんの微か震えた声で、相棒への皮肉や毒とも、独り言ともつかない一言を吐き出す。話す自分自身、意味も理由も解らない痛みと呼吸のし辛さで歪みを隠しきれない顔を、思わず相棒から背けて伏せた後。やがては髪をなぞる指さえ下ろし、自らの膝の上で固く拳を握り締めて )


(/ あ~サイコブレイク…私も一作目くらいは少し噛った記憶がありますが…確かにアレはまだ精神ダメージ少ない…?ような…?とりあえずレスリー君が可愛い事は覚えてますが…()いやもう本当に……でも欲しいもの程プライズで出るもどかしさ…困りますねえ…()ええ…まあでも二次創作なんて大概「誰?」みたいな作画多かったりしますからね…そこも個性という事で…個人的には美味しく頂いてます()も、物陰から……その辺の木の枝とかでも大丈夫ですかね…!!()ン゛ッ!耽美や神秘寄りっぽくて、でもそこはかとなくホラー感もある絶妙なシェアハウス…!!良いですねえ…こう…上手く表現出来ませんが…一度踏み入れたら二度と抜け出せなくなるような不可思議な魅力や魔力がありそうで…()そう!クズでなければ足立さんじゃないので!!()解ります…苦労してるんだなって思うと同時に…あの世間離れしたポンコツ感…好き…()ペルソナがペルソナですし…元にしたポーズがアレですからね…無理もないです…大丈夫です、私も笑います()良いですよね…「野菜食え」って言われてるアキ先輩…()アキ先輩も堪りませんよね!しっかりしていて頼りになるのに、所々アレな部分も多くて面白い…でもめっちゃ良いお声…ペルソナシリーズはお声も豪華ですよね…()食材への冒涜かな?的な料理でしたよね…特にムドオンカレー…絶対合わないもの全部入れたみたいなやつ…()イヴさん!!もう…!もう…!!(語彙爆散)あっでもアーネスト、イヴさんの手慣れ具合にモヤモヤしまくってる…!もう早くその感情が何か自覚しなアーネスト!!まったくもどかしい!!() )


  • No.232 by イヴ・アレクセイ  2024-02-04 22:21:28 


(ふと相棒の手が自身の髪に触れ、微かな擽ったさを覚えたらしく─イヴは携帯を弄りながら小さく笑った。だが─その後に続けられた相棒の、何処か普段よりも頼り無く聞こえるような呟きに、携帯へ落ちていた目線が相棒の方へ向けられる。すると、そこには俯いたまま膝の上に拳を乗せた相棒の姿があり─自身の携帯が手から滑り落ち、それが床に落ちる乾いた音が鳴るのと同時。無意識の内に、相棒の身体をきつく抱き締めていた。「…慣れてる、筈なんだけどさ。アーネストには…」発した言葉は途中で部屋の空気に溶けて消え、暫しの間そのまま固まっていたが─イヴも自身の行動の軽率さにふと気付いたのか、ごめん、だのつい、だのと何とも情けない弁明をしながらその腕を解く。青空に一匙の夕暮れを溶かしたが如く、繊細な色彩をした切れ長の瞳からは、普段の軽薄さが一切消え失せていた。若干の苦笑を浮かべているものの、その表情は昨日見せたものと全く同じ、甘く柔らかな雰囲気を纏っている。相棒の冷えた頬へ指先を伸ばして触れ、「…ね、アーネスト。…君のこと…好きだ、って言ったらどうする?」嫌なら突き飛ばして、と─一応は逃げ道を作っておきつつ、普段以上に優しい声でそう問い掛けて。)

(私はセバスチャンが好きですね…正統派のイケオジって感じで…後はステファノかな…?イケメンの変態紳士って中々に"良い"ですよね…()困ります…クレーンゲーム死亡勢に救済はないんですか…?(電話猫)()ですよね…たまに原作で筋肉ゴリゴリのキャラが誰お前?みたいな細マッチョになってたりしますし…いやあ…最近は呪術の夏油にハマってましてね…2次創作を漁ると色々な絵柄()が見れて楽しいですよ…()大丈夫だと思います…カドムくんがイノに『誰か居るようですね』とかメモで教えなければ!!(フラグ)()ありがとうございます…!人形だと思ってるマリーナちゃんは14歳の幼気な少女でして…アレックスさんは事故で子供たちを亡くしてから精神が壊れてしまって、シェアハウス内の異形頭さんたちすら自分の子供に見えてるんですよね…それ以外はマトモなんです…()夢遊病の青年のノーマンくん、寝ている時はムードメーカーなんですが…起きてしまうと悪夢に魘されて、酷く取り乱しちゃうんですよ…()この"異常者"達の中にはもう一人、自分を医者だと思い込んでいるけれど常に松葉杖突くほどの大怪我をしている女性、クランケさんが居るんです…()異常者と異形頭のシェアハウス、というモチーフで作成した子たちです()ですです!!クズであれ!!()ええ、あのギャップにやられた勢です…後攻撃避ける時に片足だけ上げて煽るの、毎回笑うのでやめてほしいんですよね()絶妙に女心と空気が読めない所…好き!!タルンダ…コンセンタラフー…ウッ…頭が…()ですね…あの爽やかイケメン、テオドアの声優が諏訪部さんだと知った時は本当にひっくり返りましたよ…跡部様…()エリーも沢城さんですし…()ですねえ…なんでカレーが毒々しい煙を吹いて真紫になるんですか…?()あっ!!とうとう言いやがりましたよコイツ!!よし!!頑張れイヴ!!(爆音)()そういえば私事ですが、予約していたペルソナ3リロード届きました!!まだプレイはしてないんですが、特典で貰った特別課外活動部の腕章を拝んでます…())

  • No.233 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-02-05 20:54:28 



( 背けた視線を閉じかけたその刹那、身体が苦しい程に抱き竦められた。固い何かが落ちる音を追いやって、相棒の声が響く。呼ばれた名前の、その先をただ待って落とした沈黙の後、結局その先は聞けないままに腕が解かれた。――向かい合う顔。いつも通りを装って顰めた瞳に絡んだのは、昨晩のように甘く、濃い、蜂蜜の如き眼差し。…心臓が跳ねる。頬に熱が伝わる。思わず、短い吐息を溢したその後に、「……どうする、など。そんな曖昧な問いへの答えは、生憎と持ち合わせてはいない。」ようやっと声が喉を通る。困惑混じりか、躊躇いもたつきながらも、普段の無愛想な突っぱねに似た調子で、「…私にとっては、貴様が向けてくるその言葉も、自分が今抱いている感情も、どれも初めてだからな。」その理由も続ける。淡々として見えて、その実何処かばつが悪そうに視線を泳がせ唇を歪めて。そこで一つ区切りを付けた次、たっぷり十秒は掛けた深い呼吸の一巡後、「…ただ、少なくとも、」また言葉を繋げる。相棒が何か言うよりも先に、彼と同じように掌を目の前の頬に重ねて、そこにふっと眼差しを流して、「私は、貴様に――イヴに、何をされても、」慎重に、大切に、柔らかさを知らぬ内に声に持たせ、「…何を言われても、」己の想いを、紡ぎだす。「――嫌などと思った事は、一度たりとて無い。無論、昨晩の口説も、今この瞬間のこれも、だ。」戻す視線。真っ直ぐに、迷い無く、凛と彼を見据えて。はっきりと自ら逃げ道を蹴り飛ばした。「……それだけは確かな事実だ。」そこまで言い切って、一つ瞬いたのを切っ掛けにまた息を吐き出し、柄でも無い毒で飾らない言葉と慣れない仕草の余韻に、耳をうっすら染めて目を逸らし、だがそれ以上は解らん、と最後に投げやりな締めを放りつつ、相棒の片頬を覆った手をこそこそと下げ始め )


(/ 良いですよねセバスチャン…もうこれ以上無いくらいの正統派で…渋さと格好良さのバランスが黄金比…ちょいとステファノさん調べましたが、確かに振り切った“変態イケメン”に御座いますね…あの狂気、私嫌いじゃないです…いやむしろ好物…()えっ…救い無い?どうして(現場猫)その逆もありますね…特に女性キャラの体型とか…絵柄は…ほら、個性と好みですから…でもたまに深い解釈絵とかあるので二次創作漁り止められないんですよね()アッ…それもう教えちゃうフラグ…!兎に角逃げますね!!()ふむふむ…内気なマリーナさんに精神以外はマトモ()なアレックスさん…眠ってるとムードメーカーだけど悪夢に悩まされるノーマンさんに、お医者と思い込むクランケさん…聞けば聞くほど妖しい雰囲気のシェアハウスに御座いますね…!素敵です…!!()よし!!()ギャップ凄い解ります…祐介君全体的に歌舞伎なんですよね…描くのは日本画でペルソナは五右衛門ですのに()アイギスちゃんのナンパ一番笑いましたよ、アキ先輩のやつ…()あっしっかり!!まだ傷は浅いですよ!!()諏訪部さん物凄く特徴あるのに、爽やかになると雰囲気全然違うお声になるの流石ですよね…!()エリーも大人っぽくて色っぽいですよね…まあ耳に残ってるのはメギドラオンなんですけども()何をどう混ぜたんでしょうね…第二段のオムライスの時はまだマシにはなってましたが…()うわーイヴさん!!イヴさん!!有り難う御座います!!(?)ほらイヴさんの頑張りに応えなアーネスト!照れずに!ほら!!()おめでとうございます!!!腕章格好良いですよね…絶妙に心擽られるデザインしてて…どうぞじっくりたっぷり特典楽しんで下さいませ…!! )


  • No.234 by イヴ・アレクセイ  2024-02-06 08:40:55 


(眼の前の相手からどんな返答が返ってきても良いように、覚悟だけは決めたらしい。イヴは相棒を真っ直ぐに見据え、頑なに押し黙ったまま、その返答を大人しく聞いていたが、相棒は自身を真っ直ぐに見つめ返し、自身が折角作った逃げ道を軽々と蹴り飛ばしてしまった。─まるで、それでは─「…ねえ、アーネスト。…それって、さ…」相棒も自身のことが好きだ、と言っているような。そんなことを思っている内に、自身の頬からこっそり離れようとする相棒の手を、咄嗟に掴んだ。人より冷えた相棒の手に、自身の人より高い体温が伝わり、じわじわとその手が温まっていくのが感覚で分かる。「…アーネストも、オレのこと、」語ろうとした言葉が途中で詰まり、唇が微かに震えた。─一夜限りの相手に対しては、こんな風に言葉に詰まることは無いのに─震える唇では続きの言葉を紡ぐことは出来なかったが、その代わり、掴んだ手の甲へ軽くキスをする。冷たく滑らかな肌に唇を落とすと時折、傷痕だけの古傷が引っ掛かるのを感じて。)

(ですよね…!セバスチャン大好き!!イケオジ最高!!()ステファノのあの狂気っぷりも大好きなんですよね…作り出したモンスター達も好き…()ラウラちゃんかわいそかわいい…()ドウシテ…ドウシテ…()ですです!!2次創作漁ってると一瞬で時間が溶けちゃうんですよ…()ダッシュで!!ダッシュで!!イノ、そんなに足が速い訳では無いので!!()ありがとうございます…!皆可愛い我が子達なので…()ヨシ!!(仕事猫)()夏場にルブランに遊びに来て夕食を食べて帰ろうとするのやめて…まあ好きだから予定無視してカレー作っちゃうけど…()監視カメラで女心の勉強してるアキ先輩見た時には大笑いしましたよ…最終的にええい分からん!って本投げちゃうの最高にアキ先輩…()ウッ…コンセントレイトからのテンタラフー…瀕死の敵にタルンダ…肝心な所でコケる順平…オルフェウスのままだと序盤に雑魚のムドで死ぬキタロー…()ですです…!諏訪部さんのお声が美しすぎて…ちょっと前までスマホのゲームで諏訪部さんコンボ組んでましたね…あんスタの凪砂くん、千銃士Rのエルメ、テニプリの跡部様…()特にエルメの破壊力が凄くて…優しいお声で「どうかしたのかな、マスター」なんて呼ばれたら死にますよね…()私がエルメのマスターなど恐れ多い…()メギドラオンでございます!(9999ダメージ)…()結構悪ノリしてくれるところ好き…テオドアの苦労人っぷりが…ドッグフードとか大量のきなことか食わされてなかった…?()でもあれも完全に無味、激辛、シンプルにまずい、ですからね…まあP4だと千枝ちゃん大好きなので多少まずかろうが余裕で食べられますがね!!()ン゛ッ!!コイツ!!()ありがとうございます…!())

  • No.235 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-02-06 19:40:03 



( 退こうとした手が捕まる。抵抗などする気配は無く、それだけで簡単に身ごと動きを止めた。今までに聞いた事も無い、普段とは真逆の弱々しく躊躇うような相棒の声。それの呼吸一つさえ聞き取ろうと澄ませた耳には、自らの心臓の音ばかりが響いている。――ふと、手の甲にキスが落ちた。所々柔らかさとはまた違う感触も重なる度、指先は呼応するように微かに跳ねて、泳いでいた視線もそろそろと彼を向く。「……イヴ。」何も言わなくなった相棒の手を、此方からも緩やかに握って、ほんの少し咎める色を含めて名を呼んだ。そのまま重ねて、紡ぎだす。「確かめるのなら、」己が逃げ道を蹴った意味、相棒が詰まらせた言葉の先。そして、この感情の名前を、答え合わせするのなら、口付けるべきは――彼のキスから今度こそ退く手は、捕まえ合った彼を導くように引いていく。「――此方、だろう…?」辿り着かせたのは、自らの唇。手慣れた彼とは違う、経験なんて微塵も無い拙い仕草で、その白い指先へと、かさつくそれを不器用に押し付けて。――煩い鼓動に、彼の温度が回って染まる頬と耳、珍しく自信無げに垂らす眉、揺れる瞳。僅かに俯き気味になった顔から視線だけを上げて、不安か迷いか、先程とはうって変わって震えを仄かに宿す音で、相棒に正解を窺い )


(/ ええ!!煙草の似合うイケオジ…好き…大好き…()いっそアレくらいの勢いで狂気に振り切られると清々しいですしね()“作品”一覧見てきました…ステファノさん物凄いクリエイティブ()ですね…()ラウラちゃんだけ色々と毛色が違いますよね…攻撃は洒落にならないですけど()せめてUFOキャッチャーでもハンデを…()時間も溶け落ちるし携帯の充電も溶け落ちますね…私はピク〇ブの二次創作によくダイブしております…()よっしゃ唸れ両足!!何がなんでも捕まる訳には!!…に、逃げきれました!?()いいえいいえ!!私もお気持ちよく解るので!!出来上がった我が子はどんな子でも可愛くって堪りませんよね!!()祐介君そういうの天然でかましてるのか食費浮かす執念でやってるのか解らない所ありますよね…まあカレーは作りますけど。たんとお食べ…!!()いやホント、監視カメラの前でする事ではないですよね。まあアキ先輩根本的に脳筋なので…!でもそこが好きです…!()ウ゛ッ…!!稀によくあるやつ…!もういっそ指示を出させろというあの事態…!!ちゃんとムド耐性あるやつに変えましょうね…!!()あっちこっちに引っ張りだこですものね諏訪部さん!あの人の優しい声とか麻薬みたいな威力と破壊力と中毒性がありますよ…でもギャグの振り切り方も良い…()ア゛ーッ!!全滅!!エリザベス様おやめ下さい!!()食わされてましたね、姉に。口パッサパサ…うーん理不尽()食えるだけマシ()みたいな代物でしたね、アレはアレで。千枝ちゃん可愛いですよね!肉ガム常備してますけど!()イヴさん!!(語彙消失)これでアーネストってば精一杯ですって!!恋愛ビギナーにも程があるぞ!!()いえいえ!!() )


  • No.236 by イヴ・アレクセイ  2024-02-07 11:46:50 


(慣れない所作で手を引き寄せられ、想定外の事態に硬直した自身の指が触れた先は、相棒の少し荒れた唇。酷く不安げに揺れる眼差しと声色をしている癖に、確かめるならば此方だろう、と囁いてくる。─刹那、再び息が詰まり─相棒の瞳と向き合う形となる。「…っ、」唇に触れる指先が微かに震えたものの、イヴはそれを誤魔化すように柔らかく微笑んでみせた。「…ココは、オレの方が歯止め効かなくなりそうだから、ダメ」と言いながら相棒の唇の輪郭をなぞり、手をそこから離して─その身体を軽く抱き締める。自身より少しばかり広い背中に手を回した後は、僅かばかりの悪戯心に任せて、白い首筋へ軽くキスを落とした。仕事に支障が出るのを考慮し、痕を付けるのは辛うじて止めておいたが─離れる瞬間、キスした箇所を指先で優しく撫でてから顔を離し)

(私も好きです…!煙草の似合うイケオジは神…P4の堂島さんとか最高ですよね…()狂気っぽいキャラもかなり好きなんですよね…どれもこれも足立透のせいだ…()ええ、ええ…ラウラちゃんは、その…即死攻撃とかしてきた覚えがあるんですが、生い立ちが可哀想で…()救いを下さい…()私もです!!!支部の2次創作って神絵師様いっぱいいますし…!()逃げ、切れて…ますね!!おっとこんな所にヴォルグが引き籠っているであろう書斎が!!()ですです!!()常にお腹空かせてますし、全財産が菓子折り一つに消えるレベル…()せめてルブランカレーをたんとお食べ…!()ですね…!そこが素敵!恋愛関係に発展してお部屋に入っても、お互いに下の名前呼び合って満足しちゃうピュアっぷりも可愛い!!…荒垣先輩はやることやってる(多分)のに…それはそうと、こっそり槍の特訓してる天田くんも可愛いですよね…()うっかり忘れてるときに限ってムドをかましてくるんですよ…順平は順平で当てて欲しい時に限ってコケるし…()分かります!!諏訪部さんが声当ててるボスとかは…その、何と言うか、勝てる気がしないと言うか…()にこやかスマイルでぶちかましてきますからね、エリー…()マーガレット姉様にもこき使われるテオ…強く生きて…ハム子がマーラ様を装備してると「はしたない!」って叱ってくれるところ好きだよ…()お部屋訪問イベントで私は何度尊死を迎えたことか…()そんなところも可愛い!!ボーイッシュ女子大好き!!()イヴ!!お前…お前!!!(再びの語彙力喪失)())


  • No.237 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-02-07 20:13:00 



( ぶつかる眼差し、一瞬の沈黙。震えを確かに感じ取った唇を、知れずきゅっと引き結んだ後に、返ってきたのは微笑み。続けて荒れかけの其処の形を辿られる擽ったさに身動ぐ間に聞く答えを反芻し、解かれるその意味に、表情はそのまま、息を詰めて固まった身体にまた彼の腕が緩く巻き付く。「っ、おい……」此方からは半端に手が宙を彷徨くばかり、“これ”にどう応えるのか解らず戸惑うその隙を突き――首筋に柔い感触を受けた。予想だにしなかった箇所へのリップ音に大袈裟なほど身を跳ねて竦め、困惑に強張った顔のまま硬直する。――時間にすれば一分にも満たない、その短い間に我を取り戻した最初、相棒と目が合う。それからやっと普段に似た顰めっ面に表情を寄せて、口元を物言いたげにむずむずと動かした後には視線をやや斜めに下ろして、「……昨日は、」ぼそり、呟く。いつもの不機嫌に聞こえるようで、何処か不貞腐れたような、拗ねたような、そんな幼稚な低さを含んだ声で相棒の言葉に物を申す。「舌まで押し入れてきた奴が、今更――」何を、と全てを放る直前で、失態に気付いてはっと言葉を止めた。――“これ”にはもう何も言わないと決めていたのに。思わず逸らしていた視線で彼の反応を窺うが、それを確認するより先に自らの口を塞いで顔を背ける。呼吸も忘れた一秒後、手を外して、「……間違えた、今のは忘れろ、」彼方此方泳ぐ瞳。散々“昨晩”の忘却を責め立てた今朝とは矛盾する言葉を、些かの早口で一方的に彼へ捲し立て、「っ、そろそろ帰る。」まだ“機関の仕事”が終わったのかも、通行止めの道路が開いたのかも解らないまま、それでも失態に早鐘を打つ鼓動を悟られる前にと、相棒の腕から身を捻り )


(/ ああ~良い…堂島さん格好良いですよね…ちょっと不器用な所も含めて最高…P5の武器屋の岩井さんも私好みです…!()狂気は私も好きですね…もう取り返しつかない、本人だけの世界に踏み入ってて、でも一瞬だけ“正気”に焦点が合ってこっちを見る瞬間とか個人的にツボです…足立さんなら仕方ありませんね!!()身を呈して火事から助けてくれましたものね…まあ実物とは別物なので、容赦無く此方をボッコボコにしてくるんですけど()救い…やっぱり店員さんによる天井を期待するしか…?()ですよね!!暇さえあれば漁っちゃうんですよね…自分では描けないので尚更…()良かった…!あっラッキー!!ルヴィクさんいらっしゃいますかどうか解りませんけど兎に角お邪魔しますね失礼します!!!()祐介君生い立ちが生い立ちなので…!幾らでもお腹一杯になってほしい…!!()基本的に純粋ですよね、アキ先輩…!近年稀に見るピュアぶり…!その一方で荒垣先輩ってば…いえ、それはそれで“大人”だなとは思うのですけど()天田君可愛いですよね~!大人びてるけど特撮が好きとか、ブラック珈琲頑張って飲んだりとか、年相応な部分とかもあって…()あるある…作戦つけてても“なんか思ってた行動と違う”みたいな事態とか…頼むからトドメを刺してほしい…()素材まんまの声が既に強そうですものね諏訪部さん…後は速水さんとかも勝てる気が全然してこないです()ええ…何度挑んだ事やら…いやあ頑張りましたねえ(遠い目)しっかりした常識人であるばっかりに…テオドア…マーラ様はもう完全に見た目アレですからね、キャラデザが()訪問イベは何回見ても良いですからね!!()ですね!千枝ちゃん可愛い!!カンフー可愛い!!()ハア゛ッ!!(心臓爆散)イヴさんがここまでしてくれてるのに、アーネスト…お前ってやつは…!!() )


  • No.238 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-02-11 09:13:18 



(/ 埋もれかけの上げついでに、少々気になったロルの手直しもさせて頂きますね…!失礼致します…!! )


( ぶつかる眼差し、一瞬の沈黙。震えを確かに感じ取った唇を、知れずきゅっと引き結んだ後に、返ってきたのは微笑み。続けて荒れかけの其処の形を辿られる擽ったさに身動ぐ間に聞く答えを反芻し、解かれるその意味に、表情はそのまま、息を詰めて固まった身体にまた彼の腕が緩く巻き付く。「っ、おい……」此方からは半端に手が宙を彷徨くばかり、“これ”にどう応えるのか解らず戸惑うその隙を突き――首筋に柔い感触を受けた。予想だにしなかった箇所へのリップ音に大袈裟なほど身を跳ねて竦め、困惑に強張った顔のまま指と唇の感触が残る其処を掌で押さえて硬直する。――時間にすれば一分にも満たない、その短い間に我を取り戻し腕を下ろした最初、相棒と目が合う。それからやっと普段に似た顰めっ面に表情を寄せて、口元を物言いたげにむずむずと動かした後には視線をやや斜めに下ろして、「……昨日は、」ぼそり、呟く。いつもの不機嫌に聞こえるようで、何処か不貞腐れたような幼稚な低さを含んだ声で相棒の言葉に物を申す。「止めても舌を押し入れてきた奴が、今更――」歯止めなど、とぶつけた文句は、もう何も言わないと宣言していた筈の昨晩の話。――もう一度向ける目線は、先程の不安とはまた違う睨み混じり。しかしやがて、それを瞬きで逸らした後、「……まあ、いい。」一言、そう諦めを告げて、「そこまでした後の明日に、また“昨日の事は忘れました”などと言われては、次は手帳程度で済ませてはやれんだろうからな。」夢と思う事にする、などと片付けたそれを今は存分に彼への皮肉に使って、徐々に元の調子が戻り始めたその口ですらすらと述べた後。ふん、いつもの不遜に鼻を鳴らしつつ、何処と無く拗ねたような様子で顔をふいと相棒とは反対側へと背けて )


  • No.239 by イヴ・アレクセイ  2024-02-11 09:56:46 


(ヒエ…すみません!!上げて頂き感謝です!!)

(「……あのさあ、」一方的に話を終わらせ、顔を背けた相棒に─頭を掻き毟りながら、僅かな苛立ちを帯びた声を掛ける。返答が返ってくるのも待たず、普段の戦闘顔負けの速度でその腕を掴み、勢い良く自身の方へと引き寄せた。「…オレ、折角我慢してたのにさ…そんなこと言っちゃうの?」もう片方の手で頬を挟み込み、無理矢理自身の方を向かせた相棒の顔を見つめる繊細な色の瞳の奥、僅かに青い炎が燻っている。一夜だけの相手に対してなら、決して感じない感覚─どうやら自身は自身が思っているより、相棒のことが好きらしい。腕を掴む手を離し、それを相棒の目尻へと持って行く。濃く深い隈の目立つ、其処の輪郭を指先で辿った後に、軽いキスを落とした。髪ゴムに手を掛け、ポニーテールを解く。部屋の光を反射し、金糸のように輝く髪が肩へと落ちる。実戦で鍛えているので、相棒の身体を押し倒すのなど─赤子の手をひねるより容易いことだった。ソファのスプリングが一層大きな音を立てて軋む。押し倒す形になった為に、自身の金髪が相棒と自身の顔を覆い隠すように垂れ、まるで誂えたように─部屋の音が一瞬途絶えた。先程まで煩い程に笑い声が響いていたテレビの音も、時間を刻む時計の音も、相棒を押し倒した拍子に足で蹴り飛ばしたらしいマグカップが床に落ちる音すらも─何も、二人の耳に飛び込んでこない。「……煽ってどうするの、アーネスト。…ここで止めてくれないと、オレ…ホントに歯止め効かなくなるよ?」と─普段通りの軽薄さの中に、何処か真剣な色を纏った声で相棒の耳へ囁き)

(ヴッ!!!岩井さん好き!!()不器用なパパ大好き…!!()ペルソナのコープキャラは何だかんだで沼る人が多い気がしませんか…P5の吉田さんとか…()分゛か゛り゛ま゛す゛!!!(爆音)一瞬こっち見る瞬間に心臓を掴まれると言うか…()ですね…何回殺されたことか…()ですねえ…店員さんのお慈悲を期待しましょう…()漁っちゃいます!!推しカプの絵を描いてる神絵師様を見つけた時の嬉しさたるや…()あっ!!ヴォルグちゃんと居ました!!良かったですね!!でも聖書に夢中で気付いてませんね…()いっぱいお食べ…可愛い…()アキパイセン…ピュアの極みで可愛い…びっくりするくらい声が優しくてビビるんですよね…()荒垣パイセンは、その…まあ…色々あった(多分)ので…()二股以上してる時の恋人同士がハム子を取り合ってすっっごいギクシャクしてる空気気まずい…()天田くん可愛い…コロちゃんと戯れてるところ大好き…()コロマルは可愛くて強くて頼りになるんですよ…終盤は順平よりコロちゃんの出撃数が多くて…ラスボスにもコロちゃん、美鶴先輩、アキパイセンのPTで挑みましたね…()全員の弱点克服アイテムをペルソナに出産させて頑張りましたよ…()転ばれると順平ー!!!ってなるんですよね…まあ、だからこそ順平なんですけど…()お前はとっととチドリと幸せになれーっ!!!()ですね…圧倒的強者…後中田譲治さんも無理ですね…ヘルシングが大好きで見てたんですが、アーカードの声が強すぎて…()つよつよ裏ボスだとP5Rのラヴェンツァちゃんもですかね…電卓を横に置いてダメージ計算しながら倒したボスなんでエリザベス以来ですよ、ええ…()テオは良い子なんです…水に触ると温度が分かる謎の特技好き…()キタローがマーラ様を装備した時にエリザベスだと「まあ、ご立派ですね」って言ってくれるの好き…()訪問イベ大好き…まだテオのしか見てませんが…()P3だと美鶴先輩、P4だと千枝ちゃん、P5だと双葉…うーん、好きな女の子のジャンルがバラバラですね…()イヴ!!!そのまま攻めろ!!頑張れ!!!())

  • No.240 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-02-12 14:57:16 



(/ いえいえー!! )


( 顔を背けた勢いで肘掛けに凭れようと、身を傾けた瞬間、相棒の棘ついた声が耳に刺さる。それに負けじと顰め眼だけを彼へと向ける――その前に、腕が素早く掴まれて。抵抗の間も無く引かれ、その力の強さに僅かに崩したバランスの隙に、今度は顔を半ば強制的に見合わせられる。横暴にも思える所業に文句を言いかけたが、その暮相混じりの瞳から覗く炎を見つけた事で、声は吐息ごと喉に詰まった。「っ、……」目元に、熱が触れる。こびり付く隈に受けた感触に、思わず瞼を固く閉じた、一瞬。押された身体はあっさりと、いとも簡単に傾いて――ソファーの軋む音を背中に受け、次に開いた視界には相棒の顔と、照明の灯を跳ね返す美しい金糸の帳だけが広がっていた。その状況を認知して直ぐ、あからさまに警戒に身と表情を強張らせて、しかしそれは、相棒の声を聞く数秒の内に吐き出す息と共に解けていく。「……煽ったつもりは無い。」漸く喉を通した意味ある言葉は、心外とばかりに臍を捻けた否定。ついでに、熱の移りで仄かに染まる顔もソファーの背凭れ側にぷいと向け、また不機嫌そうな沈黙を少しの間決め込んだ後、「…まあ。“知らないものを調べたい、確かめたい”という欲が先立ったのは確かで、それが叶わんからと苛立ったのも事実だが。」己の根本、芯とも言える探究の性分が招いた先程の言動を、腐れた態度ではあるが比較的素直に認めて、「……その結果として、何か失言をしたらしい事は謝ろう。」そのまま、些かもごもごともたつきながらも、“煽った”などと思われた事を此方の悪しと無愛想に詫びた。「――だが、」しかしそれから、すっと眼差しを相棒へ合わせた刹那に、それまでの熱混ざりの気まずげな空気を一変させる。「だからといって、私に貴様を止める気は無いぞ。言っただろう、“何をされても嫌ではない”と。」己に拒否を選べとばかりの囁きを、今度はすっぱり躊躇無く叩き切り、「――この先を選ぶのは貴様の方だ。」そのまま全てを突き返す。「その選択に悔いも痛みも残らないと言い切れるなら、私は何であれ受け入れる。」既に押し倒されていて、力では敵いようも無い、彼へ願わねばまな板の鯉と同然の状況下。それでも、怖じも乞いも、先のように迷いも戸惑いもせず、「――イヴ。貴様はどうしたい?」ただ、生命の色を綴じ込んだ深い深い赤の瞳に覚悟と信頼を乗せ、相棒をじっと静かに射抜いて返答を待ち )


(/ 解ります!!息子との距離を詰めようと頑張るパパ…好き…報われて良かったね…()確かに!!寅之助さんも好き…めっちゃ良い人…流石太陽コミュ…個人的に印象深いコミュ相手はP4隠者のキツネですね。もう既に人ではないんですけども。それとP3太陽の神木さんも色々と…()そうそれです!!!狂気に身を焦がす最中、唯一正面から相対する主人公へ「助けてくれ」とか「逃げてくれ」とか、「…嬉しいよ」とか、たった一言だけの正気を取り戻す一瞬が大好きです!!!()躊躇ったら殺られるから割り切るしか無いのは解ってるんですが、一回感情移入しちゃうと弱点突くの可哀想で…()で~すね~…()嬉しいですよね解ります!!!めちゃくちゃ神解釈~!!っていう作品に出会った時も崇める勢いで拝みますね!!()良かった…でもヴォルグさん…本でも床に落としたら気付いて下さいますかね…!?()お食べ…君のその芸術に真摯()な所結構好きですよ…祐介君…()ねえ…あの声で優しい色出されると心臓ギュンッ!!ってなりますよね…()そうですね…人生経験豊富()ですものね…荒垣先輩…()アッ…興味本位で二股掛けて後悔するヤツ…私は一度で懲りましたね…なんか…あまりに後ろめたくて…()可愛いと可愛いの癒し空間ですよねアレ…オアシス…()順平とコロマルちょっと属性被ってる部分ありますからね…強くて可愛いとか無敵にも程がありますねコロちゃん…()出産て()まあ間違いじゃありませんし私もやりましたけども()そう、何でや順平!!ってなるんですよね…まあでもそこが順平ですものね。ほら、チドリちゃんと仲良くお絵描きしな!!()あっ解ります…低くて深みのあるお声の方って勝てる気全くしてこないですよね…()ラヴェンツァちゃん戦は心折れかけましたね…求められる技術と計算…終盤のルシファー…()良い子過ぎてたまに可哀想ですけどね…頑張ってテオドア…()物凄いギリギリを攻めてくるエリザベスさん…あの綺麗な見目で奔放キャラなの面白すぎませんか…()一人だけだって問題無いですよ!最高なんですから!()取り敢えず総じて可愛いという共通点しか解りませんね…あっ私もP5は双葉ちゃん推しです()ン゛ッ!イヴさん素敵!!()アーネストはその学者肌と研究欲一回引っ込めてな!そう…えっ、いや何で今覚悟決められた…?恋愛感情も愛情表現も、まだ何も解らん殻付きの雛っ子みたいなもんなのに…()え?「何があっても酷い事にはならないだろう。」って…?イヴさん信用し過ぎかお前…() )


  • No.241 by イヴ・アレクセイ  2024-02-14 21:35:41 


(案の定と言うべきか、押し倒した所で"相変わらず"な相棒の言葉を聞いた瞬間、イヴは少々驚いたように瞳を瞬かせた後─「アーネストってさあ、ホント……変な所で男前だよねえ」と苦笑いしながら頭を軽く掻いた。無愛想さの中に信頼を秘めたようなその瞳を見つめ返し、止まんないよ、と半ば独り言のような調子で小さく呟く。ソファに突いていた片手で相棒の顎を掬い上げ、長く濃密な金色の睫毛を伏せて─相棒の、少しばかりかさついた唇にキスを落とした。今度は同意を求めず、無理矢理唇を割り開かせてから舌をねじ込む。イヴは相棒の口の中で縮こまっている舌を絡め取るように捕らえ、軽く吸って弄んだ。─一夜限りの相手達になど一度もしたことがない、相手の反応を伺うような優しいキス。伏せた睫毛の隙間からは時折繊細な色の瞳が覗き、目前の相手に対する愛おしさに満ちた眼差しが真っ直ぐに相棒を見つめていて)

(ですね…おばあちゃんは薫くんの強さにちょっとウルっと来ちゃいましたよ…()太陽コミュは良い人が多いですよね…キツネ…ウッ…間に合わないヌシ釣り…()PSvita版のゴールデンのキツネは毎回コミュ9で止まってました…()神木さん…良い人…めちゃくちゃ好き…最後の笑顔大好き…()P3の隠者コミュのY子の会話ネタが絶妙に古くて好きでした…N島とY子なんて一発で分かりましたよ…メガテンのナカジマとユミコですよね…()ですです…まあステファノは完全に狂気一色な感じなので…()です…ラウラちゃんは可哀想なんですが、どうしようもないというか…()拝みます!!神棚に飾るレベルで拝みますよそんなの!!!()どうてしょう…?たまに音楽プレイヤーで聖歌も聞いてますから…おや?良かったですね、ヴォルグが来客に気付きました!!「…屋敷の方ではありませんね。どちら様ですか?」って聞かれてますよ!!!()真摯()…真摯…?まあ、熱心な子ではありますね…でも芸術に集中すると周りが見えなくなると言うか…そういえばP5のリズムゲーで祐介の女装コスがありましたね…くの一…()なります!!キュン通り越してギュンってなりますよ…()ですね…でも荒垣先輩を恋人にしておくと、ラスボス戦で「…行くか?」って凄く優しい声で囁いてくれるんです…あれはもう泣いちゃいましたね…()P4ゴールデンの伊邪那美大神戦でコミュMAXの相手が皆来るのも泣きました…堂島さんで泣き終わったかな、って思った辺りで足立さんが来て「…ほら、立てよ。…お前は、『俺』とは違うんだろ?」って言われて更に泣くんですよ…()私も懲りました…ただでさえギスギスしてるP3のパーティが更にギスギスしちゃって…()オアシス…可愛いが可愛いを愛でている…()ええ!!コロちゃんは無敵です!!皆から愛されてますし!!()ええ…スルトとかに頑張ってもらいましたよ…()チドリと幸せになれっ!!リロードのイラストでチドリの不思議ちゃんな可愛さに磨きが掛かってたので…幸せになるのが楽しみですね!!()こないです…戦力では余裕で勝ってても負けるんじゃないかって思っちゃいますよね…()ええ…メギドラオンはジョーカーに不屈の闘志、仲間には食いしばりで耐えてもらうとして…()毎ターン一回クリティカルのやつはクリティカル用にカスタムしたヨシツネとアルセーヌ、後は春ちゃんのワンショットキルで何とかしましたよ…やはりヨシツネは強い…()ピンクでハート柄のフリフリエプロンを着せられてる派生作品もありましたね…テオ…()自由奔放極まりないですよね、エリー…マーガレット姉様もまあまあ自由なんですが、エリーの方がもっとはっちゃけてる感じが…()ですね!!()後は風花ちゃんも天使なんですよね…マコちゃんも大好き…世紀末覇者先輩…()双葉好き~!!!悠木碧さんのお声最高!!()そんなに信用しないで…イヴもただの男なんですよ、アーネストさん!!()まあ貴方には多少優しいかもしれませんけど!!())

  • No.242 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-02-16 19:09:42 



( 「…褒め言葉として受け取っておこう。」少しの間の後、相棒の苦笑いを切っ掛けに、此方もふっと空気を緩めての不遜な物言いを。呟く声には無言の了承を返して、近付く彼を此方も見詰める。次第に頬や額に垂れて触れる髪がこそばゆく、伸ばす両手で眩い蜂蜜色のそれをそっと掻き上げて退ければ、現れる伏せた眼差しの色に心臓を掴まれて。吐息を飲んだその刹那――唇が重なる。固まる其処を抉じ開けて、相棒が口腔に侵入する。力が抜けず動きの遅れた己はあっという間に彼に捕まり、吸われた舌から項、背筋へと、何かぞわりとしたものが抜けていく。一瞬だが確かなそれに、ん、と喉から微かに音を漏らして身動ぐと、合わせてスプリングが軋んで、髪が絡む指先も跳ねる素振りを見せた。初めて感じたその奇妙な感覚への好奇から、もう一度とそれを追いかけ相棒の真似を試みる。しかし、普段論弁や毒吐きばかりに用いられる肉の薄い舌は、当然彼ほど器用には動かない。精々舌先が僅かに蠢き、唾液を僅かに啜る音が鳴る程度、何なら息だって今一つ上手く継げていない。それでも拙くもたもたとあの感覚を探る内、少しずつ迫ってくる酸素が薄まる苦しさに眉を寄せ、堪らず呼吸の隙を欲して自ら唇の開きを広げ )


(/ ああ…薫君、強くて良い子でしたね…そうだね、何があっても過去が何でも“親子”だもんね…って涙堪えながらイベント見てましたよ…こんなに大きくなって…()ね!流石太陽…って感じの良い人多いですよね…ハッ!し、しっかり!雨の日を狙って…!()難しいですものね、ヌシ釣り…()ええ…次は元気な姿で会いに来て下さいね…神木さん…()P3隠者コミュ面白かったですよね!此処に限らず、意外と小ネタ多いですよね、ペルソナシリーズ。そこが好きです()狂気一辺倒ならそれはそれで良いですよね…それに好かれた側とか大変そうではありますけど()まあ…どうしようも、無いですね…頑張って割り切ってます…()ですよね!私だって神棚上げて五体倒地しますもの!!()あ良かった…!あわわすいません!間違って屋敷に入り込んでしまった者です!助けて下さいヴォルグさん!!()周り見えないどころか周り巻き込む事もありますよね祐介君……ありましたね、くノ一…絶妙に見れない事もない、何なら似合ってる…?なビジュアルなのがまた反応に困りましたよね…()ア゛ッ!!そんなの泣いちゃう…ストーリーの重さも相まって号泣しちゃいます…!()真のラスボス戦は泣き通しになりますよね…その場からきっと一番遠い場所に居る“彼”からのメッセージ…嬉しさとエモさで、何周しても泣きますよね…()P3メンツは来るまでの経緯が経緯だけに、結構ピリピリしてますからね…しんどい…()オアシス…!お邪魔はしないから写真だけ撮らせて欲しい…()本当に愛されてますよね…賢いし…用も無いのに話し掛けちゃうんですよね、コロちゃんには()幸せになれ~!!おっ良いですね…ゴスロリ似合うチドリちゃんが更に可愛くなってるのですね…!()本当に…そういう感じの敵で言えばP5の獅童もちょっとそうでしたね()ヨシツネ手に入れるとだいぶ楽になりますよね。スキルとか継承でカスタムして、チャージ→ヒートライザ→八艘飛びを乱発した記憶…()ありましたね…ポップコーンの着ぐるみ着せられてるヤツも……()エリザベスさん一番はっちゃけてますよ…でも仕事も出来る人なんですよね彼女…()風花ちゃんは“可愛い”を体現したふわふわ感が堪らないですよね…世紀末覇者先輩…バイク型のペルソナ…メリケンサック…でもしっかりした人ですよね、真さん()ね~!!双葉ちゃん&悠木碧さん最高~!!()ほら言われてるよアーネスト!距離感ミスってるって!初めてだからミスってるって…!()あともう少し甘いムード保てないかなアーネスト!性とか情欲とかに恥じらい無いのかお前!…あ、無い?無いかー…そっかあ…() )


  • No.243 by イヴ・アレクセイ  2024-02-17 23:03:36 


(恐らくは、ただ呼吸を確保しようとしただけ。だがイヴはそれを良いことに、更に開かれた相棒の唇の間から、灼けるような熱を秘めた吐息を無理矢理飲み込ませる。─慣れないのだろう、苦しげに眉を顰める相棒の苦痛を少しでも和らげてやろうと頬に手を伸ばし、血のように赤い瞳の目尻に親指で軽く触れた。青と橙の混ざった自身の瞳と、相棒の深い赤をした瞳が混ざり合って─濃い紫色になり、溶け合うような感覚に陥る。イヴはあからさまに拙さの目立つ動きで、それでも自身に応えようとしてくれる、何とも健気な相棒を─何処か母親のような慈愛に満ちた眼差しでじっと見つめていた。柔らかな布地をしたソファのスプリングが可哀想になる程の音を立てて軋むのがイヴの耳に届き、これは買い替えかな、と声には出さず、心の中で呟く。相棒を押し倒す際に溢したココアは疾うにカーペットに染み込み、濃い茶色の水溜りを作っていた。テレビは丁度恋愛ドラマを放映しており、二人の静寂を邪魔するものは今この場に─イヴの部屋には、何一つとして存在していない。)

(ですです…岩井家のヤモリ…()コミュMAXでヤモリのピンズ貰えるのも泣いちゃいますよ…()ええ…でもSwitch版では随分楽になりまして…見事ヌシを釣り上げました!!!()神木さん、元気だと良いですね…()ですね…たまに「ん?これメガテンネタじゃないか?」みたいなのありますし…コンゴトモヨロシク…()小ネタと言えば私はP3のエスカペイドでヴィンセントが飲んでるのが一番衝撃的でしたね…ヴィンセントだ!!ってなりましたもん…()ですね…セバスチャン大変だったね…お疲れ…()何度も拝みますよ…ありがたやありがたや…()お、良かったですね!!ヴォルグくん、「…そういうことでしたか。ご安心ください、貴方は此処で死んで良い方ではありません。僕が責任を持ってお送りします」って快く了承してくれましたよ!!これで一件落着!!()ですね…あと人とちょっとワンテンポズレてるところも好き…()ご安心ください、私も号泣でしたよ()泣きますよあんなの…足立さん…一応番長のことクソガキとか言いつつも認めてはくれてたのかな、って…()シンドイ…シンドイ…その後のシリーズが皆仲良しなだけに…ね?()私もです…写真撮らせて…手初めに100枚くらい…()ですです!!可愛くて賢くて強いコロちゃん最強!!()ええ!!ちょっとだけ見ましたが可愛さの塊で…順平には勿体無いくらいの美少女でしたね…絶対浮気するなよ、順平!!()あっ…ですね…まあ、某ロボットアニメの赤い彗星さんがすっごく脳裏をよぎりましたが…服装も喋りもまんまあの人ですよね、絶対()身に覚えしか無い記憶だ…()テオ…たまには断っていいんだよ…?まあ、断っても着せられるだろうけど…()ですよ…お仕事出来てノリも良くて可愛くて強いとか…誰が勝てるんです…?末っ子のラヴェンツァちゃん…?()ですです…可愛さが服着て歩いてますよあんなの…()世紀末覇者先輩には何度お世話になったことか…獅童戦で永遠にマハラクカジャとメディアラハンしてもらってましたよ…()可愛い~!!!()イヴ!!頑張って理性保ちなさいよ!!もうすでに結構危ういけど!!())

  • No.244 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-02-19 11:38:43 



( 空気を深く吸った筈の肺の奥に、酸素ではなく相棒の吐息が満たされる。此方の温度を侵食してくる焔のようなそれに濁る声を溢せば、今度は頬から目元へと擽ったさが触れて、伏せっていた意識は景色に向く。――見渡す限りの尾花色と、夕焼けの溶けた青空。間近の眼差しは甘く、温く、熱く。苦しささえ一瞬忘れてしまうほど“それ”に掻き狂わされる胸の内を、余裕無くぐしゃりと金色の髪を握った手元と、彼の口腔に返す形となった幾度かの短い吐息に表した後。遅れて上がっていく心拍が、余計に酸素を奪い始める。――溺れる、なんて的外れな危機が頭を過ったのは、飲めずに喉へと溜まるばかりの唾液の所為か。それとも、映り合って混ざる互いの瞳が、深海の色に見えた為か。どちらにしろ、苦しさで顔が染まっていくのにも、反射的な涙の分泌にも構っていられない程に猶予は無い。だが、ソファに横たわり、その上に相棒が居るこの体勢では、出来る事など数える程度。「……っ、」兎に角先ず、残り少ない息で相棒の名を呼ぼうとして、しかしそれは水音とも声ともつかない微かな音を漏らすだけに終わる。なればとその次、相棒の金糸を散々乱したその両手を彼の両肩へと滑らせ、そうっと己とは反対方向へと押し、此方の限界と状況からの解放を緩い力で訴えて )


(/ そう…ヤモリで繋がってる…一通りコミュを終えた後で、彼らにとっての“ヤモリ”の意味が解ってるからこそ、貰えた瞬間嬉しいやら何やらでズルズルに泣いちゃうんですよ…()良かった!!やりましたね!!ヌシっていうだけあってめちゃくちゃデカいですよね、あの魚…()ええ、ですね…()そうですそうです!オレサマ オマエ マルカジリ!()ヴィンセントさん…ご丁寧に立ち絵があって意味深に喋るからと調べたら、同会社の別ゲー主人公だった衝撃…本当に芸が細かい…()ね…不憫でしたねセバスチャン…まあ二人が同じ画角に入った時の顔面偏差値エグそうですが()ほんと…ありがたやぁ…()よよ良かったあ!これで無事お屋敷脱出!無事生還致しました!!()天然というか、あの絶妙なズレ具合が彼のご愛嬌でもありますからね…私も好きですよ()良かった同志様がいらっしゃった…!()ええ、ええ…!普段猫を被るか捻くれた言葉ばかりの足立さんだからこそ、余計にグッときてしまうんですよね…!()ああ…4も5も一致団結!仲間大歓迎!的な感じで、3との温度差激しくて一周目「???」って疑問符散らしてました…()連写モードで毎秒可愛いを撮りたい…どの角度見ても悶える気しかしない…コロちゃん最強…()順平があんな良い子をほっぽって目移りするようなら、ムドオンかまして良いと思います()ですねえ。戦いながら、ずっと“赤い彗星”が脳裏を過ってきて、シリアスな顔したら良いのか、思い切り笑った方が良いのか解らなくなりました…おのれATLUS…()やりますよね、ヨシツネ必勝法…()ああ…断った所でぐいぐい押されて最後には力負けして着ぐるみ着せられてるテオが見えるようです…()エリザベスさん大概さいつよですね…でも確かにラヴェンツァちゃんなら押し負ける事は無さそう…()あの小動物的な…もっと言うとウサギ的なあの可愛さ良いですよね…()全体攻撃エグかったですからね、獅童戦…私も世紀末覇者先輩のメディアラハンにはお世話になりました…()ね~!!コミュイベントで主人公に頭撫でてもらって、でも“惣治郎のと違う”ってわーっ!!ってなっちゃう双葉ちゃんホント可愛い…()いいイヴさんの理性ファイト!!アーネスト、キスからハグから何もかも生まれて初めてなので!どうかお手柔らかに…!あっでもムードの無い発言したら怒っていいです() )


  • No.245 by イヴ・アレクセイ  2024-02-21 21:33:00 


(イヴは髪を掻き乱されても然程気に留めず、暫くの間相棒を堪能していたが─ふと、弱々しい力で両肩を押されていることに気付いたらしい。「……ん、ああ…ゴメン」とごく軽い調子で謝罪し、あっさりと相棒の唇を解放した。唇の端から垂れる銀色の糸を手の甲で拭い、身体を持ち上げた所で─カーペットに茶色いシミを作っているココアに気付いたのか、慌てた様子で布巾どこだっけ、と独り言を呟いてキッチンの方へ向かう。少しした後、あまり使い込まれた様子の無い布巾を手に戻ってきてはカーペットを拭き、今しがたのキスを誤魔化すように─片手間でチャンネルを変えた。テレビからは深夜特有の─ゲスト達が何とも下品な内容を語るバラエティが流れ出し、布巾を片付けた後、ソファに腰を下ろしたイヴはぼんやりとそれを眺め─「あはは、」と全く面白く無さそうな笑い声を上げながら笑い、馬鹿みたいだよねえ、と相棒に向けて話を振り)

(ですです!!!()デカいですよね…番長はあれを何処に仕舞ってるんでしょう…?()どう森のむらびとシステム…?()神木さん、どうかお元気で…キタローもハム子も(多分)あなたより先に死にますけど…()真メガテンⅢのメギドラオン持ちピクシー…そういえばP5のトロフィーでメギドラオン持ちのピクシーを作成する、っていうのがあるんですよね…作りましたよ…全ステMAX+各種オートバフ+魔術の素養+魔導の才能+万能ブースタ+万能ハイブースタ+メギドラオン持ちの最強ピクシーちゃん…()パズル系が苦手なので…キャサリンには手が出せないんですよね…()ですです…()良かったですね!!ありがとうヴォルグ!!()同志だ!!祐介、カッコ可愛くて大好きなんですよね…()いますよ…ここに…()そうですそうです!!()私もです…最初の方から何かギスギスしてるな~、と思ってはいたんですが…()コロちゃん、可愛さの塊!!風花ちゃんのたまーに失敗するオラクルも可愛いね!!全員のHPは1になっちゃうけど!!()誤ってくれる時のボイスが可愛いので許します!!()ええ、えて…ムド成功率UP付きのアリスちゃんで「死んでくれる?」しときましょうか…()ええ…もろ"あの人"なもので、終始笑ってましたよ私は…()テオ…強く生きてね…そういえばP3PのOP曲の空耳であいつはリストラとか聞こえるからテオのこと想像しちゃった…ごめんね…()空耳と言えばP4のOPに「リッチな朝抜きパセリ」にしか聞こえない部分があるんですよ…何回聞いてもパセリなんです…()毎ターン一回クリティカル…9999メギドラオン…ウッ、頭が…()ですです…可愛い…可愛い…()私もです…終盤のあらゆるバトルで死ぬ程お世話に…ありがとう覇者先輩…()可愛いですよね、あれ!!春ちゃんの童話みたいな感じの恋がしたい、ってお話も可愛くて…()よし、コイツ何とか耐えましたよ!!それどころか誤魔化そうとしてます隊長!!処分を!!())

  • No.246 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-02-22 20:31:39 



( どうやら意図は伝わったらしい。酸欠で頭がボヤけるその前に、相棒の唇が離れていった。漸く唾液を飲み下し、肺に空気を送り込む。その間に顔どころか身ごと全てすっかり引き上げていった相棒に触れていた両手は、それを追うような素振りで少しふらついた後、自らの上に落ちた。一人慌ただしい相棒の物音を後ろに、うっすら彼の熱が残った身体を起こしてソファに座り直し、目尻に滲んでいた水気を指の背で雑に拭った後、その指は濡れたままの唇に落ちる。……“まだ惜しい”、などと。離れる瞬間に湧いた、己から願った事と矛盾する感情を持て余し、口許をそのまま摘まみ捏ねて考え込む内、相棒がソファに戻ってくる。そちらに気が逸れたのを切っ掛けに片手を下ろし、つられてふっと視線を移したテレビには、胸の形がどうだの脚のラインがどうだの、正直な所己には共感し難い嗜好の話をする男らとそれを弄る司会の姿が流れていた。その映像に直ぐ様興味を失い、相棒へと目を向けたのと殆ど同時。乾ききった上辺だけの笑い声と共に、此方へ声を掛けた相棒の、その表情を見た瞬間――じり、と焦げるような微かな痛みを発した胸に目元が一度引き攣れた後、それを覆った訳の知れない苛立ちに思い切り眉を顰めて、「……その台詞は、あのテレビの連中への感想か?それとも、」誰であれども解り易い程、不機嫌さを露にした低い声と尖る視線で、「今この場で無様なほど拙劣な欺きを図る、貴様自身の自虐ジョークか?」相棒の振る話に毒の棘を刺した直後、それに彼が何か反応を示すより先に距離を詰め、その顎を頬ごと掴んで捕獲する。「何をどう誤魔化すつもりか知らんが――そのシュレッダーの紙屑以下の薄く寸々な演技を、これ以上私に対して続けるようなら、」今度は此方から顔を近付ける。しかし先程までの艶めかしさや甘さには程遠い、怒りに険しい空気を纏って、「その二枚舌を根から腐らせて引き抜くが、」顎を掴む手の親指を相棒の口元へと滑らせた後、その下唇をぐっと抉じ開けんばかりに指の腹で押し込みながら脅し、「……ここからどうすべきか判断は付くか、イヴ?」その最後に執行猶予を与えれば、鋭く見据えたままそれに対する次の言葉を待ち )


(/ 番長より大きいですよねヌシ…もしや、むしろヌシの中にアイテムを詰め込んで背負って…?()まあどう足掻いても主人公ズはエンディングで死んじゃうので…その分長生きして神木さん…()最初から最後まで一緒に一緒に戦ってくれる人修羅のピクシーさん……凄いですね!?私途中で諦めましたよ!()あっ私もキャサリンはやった事無いです!そういう判断力と反射神経を同時に求められるものは苦手なので!!()有り難うヴォルグさん!有り難う御座います!!()ね!良いですよね祐介君!顔と戦闘中は美しいのにポンコツ可愛くて!!()嬉しい…!!まあ3でも5でもラスボス戦はベロベロに泣きながら戦ってましたけど()そう!そしてモフモフの塊!!風花ちゃんの失敗は…ちょっと洒落にならないですけどそれも愛嬌という事で!!謝ってくれるので良し!()ですね…あとアリスちゃんもシリーズ一貫して根強い人気ありますよね…()あやっぱり…?私序盤は何とか堪えられたんですけど、マッスルになって以降は駄目でした…破壊力ありすぎて…()そんな…P3Pでお披露目されたのに即リストラとは()それはそれとして英語歌詞だとありがちですよね、空耳…パセリは私もずっとパセリで聴いてました()ハッ…戦闘の方につられて…!!し、確り!!まだ傷は浅い()ですよ!!()居ると嬉しい覇者先輩…これからも宜しく…()ね~!可愛いですよね!春ちゃんらしいというか…童話か~…って思わずにっこりしちゃう言い回しのお話…ホント可愛い…()耐えた事は素晴らしいですイヴさん!でも誤魔化すのはいけませんねえ!()そらアーネスト叱っておいで~……えっ…思ったより怒るじゃんお前…何か…すごい物騒…(引) )


  • No.247 by イヴ・アレクセイ  2024-02-25 09:31:44 


(普段ならば見たくもない深夜のバラエティで、相棒に抱いてしまっていた劣情を誤魔化すつもりだったのに─相棒にいきなり顎を掴まれ、言葉を発す前に、親指で唇を押し込みながら─こちらを射殺さんばかりの鋭い目線を向けられる。イヴは半ば諦めたような溜息を吐き、テレビを躊躇無く消した後、「……はー…ホント、君さあ…」と低く呟きながら─長く伸びる繊細な金糸をぐしゃりと乱し、相棒の手首を掴んだ。唇に触れる親指を飲み込み、舌でその指先を包み込む。少しの間、自身よりも冷えたその体温を堪能していたが─唐突に指を解放した。そのままの流れで再びソファに相棒を押し倒し、今度は決して逃げられないように両腕を片手で纏め、自身よりも少し細い相棒の両足は自身の両足で挟み込む。「…折角オレが抑えてたのに、そんなことするんだ?」相棒を見据える青い瞳の奥には明確な劣情の炎が燃えており、特殊個体との戦闘の時でも見せないような輝きを放っていた。顔を寄せれば再び、金色の帳が相棒とイヴを外界から覆い隠し、イヴは帳の中で相棒の顔を真っ直ぐに見つめ、「…我慢できないって、言ったじゃん」とだけ言い残す。今度は先程よりも性急に、荒々しくキスを落とした。無理矢理唇を割り開かせては相棒の舌を捕らえ、軽く歯を立てて噛む。遠慮の欠片も無い勢いで相棒の喉に唾液を流し込み、顔すらも逃がせないように、片手で相棒の顎をしっかりと捕まえた。その間も、一挙手一投足すら見逃すまい、と言わんばかりに瞳を大きく見開いて相棒を見つめ)

(だとすると凄い絵面ですね…()ですね…あ…でも、リロードの神木さん…コミュMAXでノートをくれた後にふっと消えちゃうんですよ…()何度挫折しかけたことか…そういえばアルセーヌも全ステMAXかつ銃撃特化とかにしましたね…アリスちゃんも全ステMAXに…ずっとメメントスに潜って頑張ってましたね…最早苦行でしたよ、あれ…()私もです!!無理!!()良かったですね…()ですです!!カッコよくて可愛いのにポンコツ!!()ラスボス戦は泣きますよね…泣かなかった試しがないです…というか荒垣パイセンの死亡シーン…リロードで美しい画質と新しいイベントシーンになったお陰でボロ泣きでしたよ…()です!!風花ちゃんは天使なので!!そ、それに…3の女子勢はお料理が壊滅的ではないので…まあ、風花ちゃんはちょっと苦手()なんですけど…せ、成長するので!!()P4のムドオンカレー…(ボソッ)アリスちゃん可愛いですよね…()確かにあれは衝撃的でしたね…()ですよね!?どう聞いても「これパセリだよな…」ってなってたので…同志様がいて嬉しいです!!()うう…最高難易度で挑むラヴェンツァ戦…何十回負けたことか…まだ勝ててないんですよ…()ですね…ありがとう覇者先輩…()ですです!!可愛い…風花ちゃんポジかな?()あっ!!ダメです!!思ったより怒られてコイツ動揺してます隊長!!理性が半分飛びました!!())

  • No.248 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-02-26 21:03:20 



( 見据えていた相棒から呟く声が届いて、そちらに気を取られた一瞬に、親指が触れていた内側へ、不意打ちに飲まれた。元より力を籠めていた事もあって容易く入り込んだ其処の、柔らかい感触に反射的に引こうとしたその手首は、既に彼が捕らえていた。指先が温いそれに包まれる慣れない感覚に、言葉を迷った次の刹那――また、視界がひっくり返る。咄嗟に均衡を保とうとして、しかし転がされた身体の腕も脚もろくに動かない。どちらも相棒に押さえ込まれている事を理解して、「おい、イヴ……っ、」その乱暴さへの抗議に睨んだその先――見た事も無い、捕食獣を思わせる熱を宿す瞳と目が合って。そのぎらつきに背筋が粟立ち、思わず黙ってしまったその隙に、視界さえも彼の色ばかりに奪われ、詰まった言葉ごと唇が喰われる。先程よりも強引に境界を越えた彼の歯が、逃げる間も無く固まった舌へ当たる。急所の一つである箇所を噛まれた緊張の他、吸われた時と同じく項から背へ抜けるぞわりとした何かが、その時以上の明確さを持って腰まで届いて、強張って跳ねた身がスプリングを軋ませる。しかしそれに構う暇も無い次、喉に侵入してくる唾液が呼吸を阻む。不器用なりにそれを飲み下した所で、幾らの時間稼ぎにもならない。――酸素の取り入れも、所作での訴えも、顔を動かす事すら何も叶わず。ただ押さえられた手足の指先を彼の下で藻掻かせながら、文句の成り損ないらしい不明瞭な濁り声を、唾液と共に引っ切り無しに口の隙間から溢す。やがてその声が鳴り止み、一切の行動を止めた数秒後――一際顰めた赤で、間近も間近にある彼の見開かれた青色を睨め付けて。今度は此方から、絡め取られる自分のものごと相棒の舌に犬歯を突き立て )


(/ 絵面も充分ヤバいですが、それ以前にヌシの中に入れたアイテムとか…色々大丈夫なんでしょうか…ぬめりとか衛生的なアレとか…()あっ…で、でもほら、それならそれで、“向こう”で会えるかも知れませんし…!!()アルセーヌは初期ペルで思い入れもあるので、ついずっと連れ回しちゃいますしね…レベル上げステ上げは此方の疲労が溜まりますよね…私もマッサージ受けたい…()ね!!無理ですよ!!途中でコントローラー投げ出す自信ならありますけど!!()ええ!美人のポンコツとか性癖にストライクだったので!つい積極的にコープを…()積み上げてきたものが多いほど泣きますよね……ア゛ーッ!!荒垣さん!!荒垣さん……やだ…プレイするの怖くなっちゃう…でも美しくなってるなら…()各々自活出来る程度には料理出来ますよね、P3女子勢…風花ちゃんのは…器用さがちょっと機械の方にいっちゃっただけで…成長性があるなら良しですよ!!()ヴッ…番長さえ噴き出して昏倒するカレー…シャドウ倒せそうなカレー…何ソレ怖い…()その獅童戦後のシリアスで更に情緒迷子になりましたよ…()同志様!そう、どうしてもパセリなんですよ。歌詞も確認しましたし、その上で聴き直しましたけどパセリ以外の何物でもありませんでした()最高難度は…どの裏ボス戦も勝たせる気が見えませんからね…()有り難や…有り難や…()雰囲気や性格は風花ちゃんと春ちゃん結構似てますよね…二人でふわふわお話してほしい…()あっこれはまずい!!いや個人的にはもっとやれと背中押したい所ですが!()アーネスト言いたい事あるんだってイヴさん!いっぺん!いっぺん話し合いプリーズイヴさん!! )


  • No.249 by イヴ・アレクセイ  2024-03-01 15:48:43 


(相棒の睨みなど普段から慣れているのか、さして怯むでもなく─顎を掴んだ手に力を込め、更に引き上げたところで舌を噛まれる。「…痛っ!」と小さな悲鳴を上げて唇と手を離し、ヒリヒリと痛む舌を突き出したまま「…何すんの、」少々咎めるような眼差しと抗議の声を相棒に向け、ソファのスプリングを確かめた。普通に座っているだけでも酷い音を立てて軋むスプリングの感触に、思わず苦々しい笑みと溜息が漏れる。舌を噛まれたことで─イヴの靄がかっていた脳内が少しだけ鮮明になり、「……ゴメン、アーネスト。さっき、何か言い掛けてなかったっけ?」強引にキスする直前、相棒が何か呟きかけていたことを思い出した。まだ熱を持って痛む舌を冷やすように手で空気を送り、首を傾げながら相棒をじっと見つめて)

(う、うーん…ダンジョンの宝箱で拾ったアイテムとかも普通に使うので、大丈夫じゃないでしょうか…宝箱から出てきた白桃の実とか…腐ったりしてない?大丈夫それ?()ですね…会えてると信じましょう!!()ええ!!やっぱりアルセーヌはデザインが良いですからね…連れ回したくなりますよね…()私は色々とコントローラー投げてますよ…SIRENとかサイコブレイクとか…あ…ブラッドボーンとスカイリムもそうですね…()うーん…最初にコープMAXにしたのは誰だったかな…確か武見先生だった気がします…()いやあ…綺麗になった分、表情の変化とかが鮮明で…もっと泣きますねあれは…()で…です!コミュの最後辺りでは美味しいご飯作ってくれますし!!()美鶴先輩は…どうなんでしょう…?料理っぽいシーンと言えば、美鶴先輩と一緒にカルメ焼き作った場面しかないんですが…ま、まあ…美鶴先輩はお嬢様だからですかね!!()アレ、最早兵器ですよね…もうニュクスにアレ食わせれば"滅び"の問題って解決しませんかね…()カレー吹き出して死ぬニュクスとか嫌ですけど…()ですね…私も「いやそのまんまでイベント入るんかい!!」って思いましたよ…()ですね…ではあれはパセリと言うことで…()エリーなんてもう勝てませんよあんなの…()あ、でも春ちゃん…ハンドル握ると人格変わるんですよ…運転はしないで…お願い…()はい隊長!!止まりましたコイツ!!())

  • No.250 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-03-02 16:13:46 



( 犬歯を突き立てた己の舌に痛みは走ったが、それは相棒も同じ。悲鳴と共に解放された口から、酸欠の身体がありったけの息を吸い込む。その勢い余りに噎せて咳き込んでいる所へ聞こえてきた咎めがましい言葉に、負けじと此方も鋭い視線を刺し、だが今は荒い呼吸に喉を塞がれて何も言えずじまい、その内ふいと外方を向いた。――滲む疲労感に起こす事を億劫がった身を、ソファに転がされた体勢のままにしてから少し。息は整い始めたが、まだ足りない酸素にぼんやり瞳を暈していると、普段の雰囲気に近付いた相棒の問い掛けが耳に入る。それに数秒のタイムラグを置いてから、…ああ、とやっと思い出した様子で小さな声を上げ、「“私を押さえ付けるな”、と言うつもりだった。」先ず簡潔に問いへの答えを。続けて、「…貴様に、私が力で御せると侮られているらしい事に腹が立ったし、」その理由も、ぽつりぽつりと。鎮火した怒りの代わりに、呆れの溜め息混じりで。「…押さえねば逃げると思われているだろう事も、心底気に食わなかった。」それからもう一つ、今度は低く不貞腐れた色味も彼へと投げ、そこで一旦唇を結んで。彼と合わせない顔は天井を仰いだまま、ズレる張りぼての眼鏡にも構わずに、自由になった手の甲をだらりと力無く目元に乗せた。「――……私も、」短い沈黙の後、頼りなく、か細い声が漏れる。それは僅かばかり震えながら、それでも口から溢れる事を止められない、あの拘束に噛み付く直前に自覚した最後の理由。「イヴに、触れたい、のに……」――劣情だとか、情欲だとか、そう呼ぶにはあまりにも未熟な欲。けれども相棒の甘い眼差しを、柔らかい熱を贈られた事で胸に初めて芽吹いた、他者を求める感情。……人への触れ方一つ、抱き締め方一つ、今に至るまで知らなかった己には、持て余して痛みを伴うその想いに悩ましいほど寄せた眉と、生まれたての微かな熱が知れず灯った瞳を手の下敷きに、また黙り込んだ後。今更横たわりっぱなしの自分に気が付き、表情を普段のそれに変える事を忘れたまま、目元から外した手をソファの座面に突いてグッと上体に力を籠め )


(/ それは確かに…まあそれを言い出してしまうと何でそんな所に食べ物や薬が…?という事態にもなるので、深く考えるのはやめましょうか…()ですね!!()ええ…私特に翼とかそういうデザインに弱くて、アルセーヌの翼の形良い~!!生え方最高~!!って戦闘中ガン見してました()あまり複雑になってくると投げちゃいますよね…あと頭脳屍人的な苦手なタイプの気持ち悪さとかも一回タイム掛けます()武見先生も優先順位は高いですよね。回復アイテムのアレソレにも関わりますし…ビジュアルも良いし…個人的には塔コミュの織田信也君とか好きでしたね()やだ…P3Pの時点で既にヤバかったのに、更に美しく鮮明になってたら涙で干からびちゃう…()そうですよ!!成長性万歳!!…そうですね…美鶴先輩はあんまり…?クリームソーダの飲み方解らないお嬢様ですし、家にお抱えの人とかいらっしゃるのかも…?()この世に生み出してはいけないタイプの兵器ですね……()食べた瞬間あまりのショックでニュクスから綾時の自我一回帰ってきそう…()ええ、パセリで決定ですね!!()急にイニシャルD始まりますからね…運転はちょっと…まあでも元々武器が斧だったりグレネードランチャーだったりするので、その片鱗は割りと見えていたのかも…?()良かった安心しました!!ほらアーネスト言いたい事存分に言いな!!……あっイヴさんを煽らない程度にね!!() )


  • No.251 by イヴ・アレクセイ  2024-03-06 21:54:47 


(イヴはその答えを大人しく聞いていたが、相棒がおずおずと続けた言葉に呆気に取られたらしく、少しの間目を見開いた状態で固まっていたが─ややあって口を開き、「…いいよ」と首を縦に振る。相棒の目元を覆う手に自身の手を伸ばし、重ねた後に軽く掴んで移動させ、相棒が触れやすいよう─ゆったりと頭を下に下げた。金糸が自身の目を覆うように垂れ下がり、出来るだけ相棒と目を合わせないようにしながら「……アーネストの、好きなように触ってよ。オレ、絶対に抵抗しないからさ」と顔を上げぬままに微笑む。若い頃、爛れた人間関係を築いていた自身とは違って、恐らく他人に触れたことなど数える程しか無いであろう相棒。その拙くも確かな願望に応えるように、頭を相棒の方へ思い切り突き出し)

(ですね…()アルセーヌのデザインってカッコいいですよね…私はオルフェウスもタナトスも好きです…メサイアは…まあ、その…あれですけど…()ですです!!気持ち悪いのはNGで!!()あっ!!私も信也くん大好きです!!!小学生にしてあの造形、将来は確実にイケメンですね…()初めは生意気なクソガキなんですが、どんどん「信也く~ん!!!カッコよくて可愛い!!好き!!」ってなっていく感じが好きです!!()いやあ、干からびますよあれは…()でしょうね…まあ美鶴先輩は頑張る姿が確実に可愛いのでヨシ!!ということで!!()ゆかりっちは自炊してる的な発言もありますし、まあ…それなりなんですかね…?最初に作ったチキンソテー、味無かったですけど…()分かります…口に入った瞬間「うッ…!!不味い…なにこれ…(CV石田彰)」になりそうですね…もうパーティメンバー全員で両手にムドオンカレー装備して、パイ投げみたいにニュクスの口辺りめがけて投げれば万事解決しませんかね…?()あっ、コロちゃんはお留守番ね…口に入ると危ないからね…()です!!()ああ…確かにそう言われるとそうですね…そうなると世紀末覇者先輩、武器はメリケンサックと拳銃、ペルソナはバイク()で、時々ドリフトしたり火花散ったりしてますけど運転は至って真面目なの、すごいギャップですよね…()隊長!!イヴが受け入れ体制に入りました!!コイツ、必死に理性を総動員しております!!())

  • No.252 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-03-08 18:38:22 



( 柄にも無く、らしくもなく、漏れ出ただけの弱さ。それに返事を求めたつもりは無かったから、予想外の許可に今度は此方が固まってしまった。その間に目元から手が退けられて、開けた視界に在ったのは、灯りに煌めく黄金。合間から見える口元の微笑みにも、まだ戸惑いを残して何も返せず――漸く行動に移す事が出来たのは、十秒を過ぎてから。ぎこちない指先で先ず触れたのは、さらさらと揺れる尾花の髪。絡めても直ぐに解けるそれを骨張った十指で辿り上って、その根元、旋毛の辺りから梳くように頭の形を確かめる。次いで顔の輪郭を包むような道筋を経て下りた両手は首元で一度止まり、迷う硬直を挟んでから、彼の背と項に恐る恐る回される。加減一つも解らない、力など殆ど入っていないその姿勢のまま、油切れの機械の如きぎくしゃくとした動きで身を近付け、「……ん、」相棒の頬へ、自分の頬をくっつける。――彼に触れる為だけに、手繰って手繰って見付けた、朧気な記憶。いつの日か、図書室の窓辺から偶々見えた家族の風景を真似ただけの、拙い仕草。しかしそれが、己を巡る血を温めていく。そのままじわりと溶けて無くなる胸の痛みの正体が、“寂しい”なんて、物心付いて直ぐに置き去り忘れた感情である事に今更思い至って、一人自嘲混じりに小さく噴き出した。「……熱いな。」それからふと、互いの体温差への文句を溢したが、そこには安堵に柔い色が含まれた。そのまま頬同士を緩やかに擦り寄せれば、初めての心地好さに喉の鳴る微かな音と、細い吐息が彼の傍に落ちる。――その後に。少しばかり物惜しげに一度顔を離して、今度は相棒のくれた仕草をなぞって唇を重ね合わせる。ぎこちなさは多少抜けたが、まだ不慣れなそれは啄むように触れるだけのものを、音も鳴らない慎重さで幾度か。その最後、不器用に震える舌先で隙間をつついた辺りで――彼と殆ど目が合わない事に、今頃気付いて。「……イヴ?」離れた唇から、只の不服とも、様子を不審がるものとも聞こえる低さで名を呼ぶ。同時に、肩から外した指で表情を覆い隠す金糸を掻き分けながら、その瞳を覗かんと首を傾げ、下から掬うような顰めた視線を相棒へ向けて )


(/ 私もどちらも好きです!キタローとリンクした見目のオルフェウスと、一目で“死神”と解る迫力のタナトスと…メサイアがちょっと…ってなるのも、まあ…主要ペルソナなのは解ってるんですけどね…()いや本当にそれだけはNGで……スプラッタ的なのは平気なんですけどね…()将来有望過ぎますよね…既に整ってるあのお顔…()ね!!最後にはちゃんと周りに頭を下げて頼む事が出来たり、表情が素直になってくのが「成長してる~!!」って感動しちゃいますし…笑った顔めちゃくちゃ可愛いし…()干からび対策にポカリ準備しなくっちゃ…()ですね!美鶴先輩可愛い!いつか振る舞うために他のメンバーに習ってたりしてたら私得ですね…()本人的には出来ている…のでは…?無味は置いといて、少なくとも真っ当に食べられそうなものは出てきてるので…()ニュクス相手にいっぺんダウン取ってからの自我復活しそう…「えっ…本当に何食べたの僕…?」って見せられたものに困惑もしそうですが()パイ投げにするなら全身防護服装備した方が良いですね()コロちゃんなら賢いから、ムドオンカレーをメンバーが装備した時点でお家避難してますよきっと()それは確かに……世紀末覇者先輩、怪盗やってる時はちょっと荒々しい()けど、基本的には真面目で周りよく見てますよね……なるほど、そういうギャップもアリですね…()有り難う御座いますイヴさん!!ほらアーネスト触って良い、って……何か…想定してた以上にベタベタ触るなコイツ……が、頑張れイヴさんの理性!頑張れ!!() )


  • No.253 by イヴ・アレクセイ  2024-03-10 10:53:10 


(自身に触れる許可を相棒に与え、自身は宣言通りに身動き一つ取らず固まっていると─少しの間を置いて、相棒の指先がイヴの長いブロンドへと、柔らかな手付きで触れた。その指先は旋毛から頬の輪郭、首元をゆったりと辿り、背と項に回される感覚に、僅かな擽ったさを覚えて身を捩りそうになる。この様子ならただ触れるだけだろう、と高を括っていると─自身の頬に、少しばかり冷えた相棒の頬が押し当てられた。幼い子供のような行為に一瞬目を見開き、唇が音を発さぬまま微かに開く。驚愕で碌な反応も返せないでいると、今度は唇に柔らかいものが触れた。掌に爪を突き立て、一度気を抜けば崩壊しそうになる理性を必死に繋ぎ止めているのも知らぬまま、相棒が顔を覗き込んでくる─ギリ、と奥歯を噛み締め、先程と全く同じ、柔らかく穏やかな微笑みを口元に湛える。「…そろそろ、さ…道路の封鎖も終わった頃じゃない?」と声を掛けては、相棒の咎めるような眼差しから逃げるようにふい、と目を逸らし、点けっぱなしだったテレビの方に目を向けた。丁度、特殊個体が護送車に乗せられる姿が放映されており─現場のキャスターらしい、ヘルメットを被った姿の女性が交通情報について言及している。彼女の言葉によれば周辺の道路封鎖は解除されたようで、高速道路には─疎らではあるが、行き交う車の姿が映し出されていて)

(ですよね!!後は…そうですね…イザナギ…?どう見ても番長ですけど…()仲間のペルソナだと好きなデザインは順平のヘルメスとか、ゆかりっちのイオとかですかね…美鶴先輩のアルテミシアはちょっと…その…SMプレイの女王様みたいで…()私もです…スプラッタは大丈夫なんですよ、ブラッドボーンで死ぬほどモツ抜きとかしてましたし…()です!!!将来有望ですねあれは…是非仲間に!!()です…ポカリ10本くらい要りますよ…()アッ!!!そういうの好き!!()真っ当に食べられそう()なのでヨシ!!…3からのペルソナ女子勢、皆料理の腕終わってません…?()ですね…でもハッピーエンドなのでは…?ストレガは多分ビックリですけど…もうジンとタカヤにもムドオンカレー食べさせときましょうか…()そう言えばジン、リロードで美しい画質になったせいで生え際が可哀想なことに…()ですね!!コロちゃんは賢くて可愛くて強いので!!うちにおいで!!()ですよね…()隊長!!コイツ理性の崩壊を食い止めるために話逸らそうとしてます!!())

  • No.254 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-03-12 20:09:41 



( 覗き込んだ矢先に逸らされた瞳に、それが偶然ではない確信を得て、ちくり棘の刺す痛みが胸に戻り、顰む目は余計に鋭く尖る。それでも振られた話に己もキャスターの声に耳を傾け、画面へも視線を投げ、相槌を打つ。「……ああ。確かに、」丁度護送車が映るその背景、端に積み上げ避けられた瓦礫の山に、乗せられる個体や見切れる職員の酷い怪我――このすっかり夜の更ける頃まで苦戦したらしい様子が、映るその全てに知れた。「何とも“ご丁寧な”仕事をしてくれた職員のお陰で、帰宅の途に問題は無くなったようだが、」それに対して嘲笑と呆れを感想代わりに鼻に抜かした後、「――しかし、だ。」また声は不機嫌に低く変わる。「“これ”は、まだ終わりではないぞ。」告げる一言と同時、相棒の髪や項に触れたままだった両手の平は、がっと彼の頬を両側から無遠慮に挟み込む。十指は頭を丸ごと鷲掴む形に大きく開かれ、強引に彼に此方を向かせんと加減無しの力もそこに籠められる。「先程から、こそこそと…随分泳ぎの上手い目だな、イヴ?」視線だけではなく、はっきりと毒々しい言葉でも相棒を咎めながら、額同士がぶつかりかねない勢いで顔を近付けて、逃げ回る視線と言葉を捕まえ、「その言動に、私が納得出来るだけの訳があるなら、是非とも聞かせてもらいたい所なのだが、」ピントも合わない程間近に迫った体勢で睨む表情には多大な苛立ちと――もどかしさ、それに痛みに歪む色も微かに含ませて。「……どうなんだ、イヴ。」もう一度、始めよりは多少感情の熱を落とした声で尋ねた後には、きゅっと唇を細く結んで反応を待ち )


(/ 学ランにハチマキですからね…格好いいとは思うんですけれど…()ああ~どれも素敵ですよね…私は陽介のジライヤが好みです…美鶴先輩のは…うん…ペンテシレアの時は大分騎士っぽさとかあるんですけど……()私もバイオシリーズ一通り噛ったので平気なんですよ……どうしてもサブイボ立つような気色悪さが苦手なだけで…ねえ…()見た目もですけど、あの射撃の腕なら純粋に戦力になりそうで大変良いですね…是非…()では2リットルのポカリ10本用意しておきますね()ねえ!良いですよねそういうの!!他のメンバーに囲まれながら、丁寧に包丁の持ち方から習って楽しく料理してほしい…本当にあってほしいですよそんなワンシーン…()味が無いだけならね!まだヨシ!!です!!()…それは、その…もう5の女子勢に可能性見ません……?()言われてみれば一番のハッピーエンドかも…?じゃあジンとタカヤにもムドオンカレーパイ投げしましょうか…二人揃って倒れる様とか面白そうですし…()そんな…元々危ないとか言われてたジンさんの生え際が更に…?え…育毛剤御入り用ですか…?()そう!可愛くて賢いので!お家でご飯食べて遊んでようねコロちゃん!!()そうは問屋とアーネストが卸さないようですよ、イヴさん並びに副隊長!まあアーネスト“寂しい”感情に慣れてなさ過ぎて過剰防衛気味ですけど!!() )


  • No.255 by イヴ・アレクセイ  2024-03-15 18:51:54 


(「……元々、さ…道路封鎖の間の暇潰し、でしょ?」イヴは相棒の両手に頬を挟まれ、上手く回らない口を回しながらもにこやかに微笑む。汚い欲を孕んだ瞳の色を相棒に見せたくないのか、相棒と真っ直ぐに噛み合う眼差しから逃げるようにふわり、と睫毛を伏せた。夕暮れの溶けた繊細な色は髪と同じ色の帳に覆い隠され、頬を掴まれたままではあったが─顔を持ち上げ、普段の軽薄な笑みを口元に無理矢理浮かべ、暫しの別れを告げるように相棒の額へキスをする。特殊個体のニュースは疾うの昔に終わり、テレビからはバラエティ番組の音声が流れ始めていた。司会らしい男の声と、楽しげに笑う出演者らしい複数人の声を聞き流しつつ、無理に相棒の手から逃れる。そのまま食事─と言ってもいつものゼリー飲料なのだが─の封を切り、話を断ち切るように中身を啜った。今の情けない姿など見せたくない、その一心で相棒から目を逸らし、ソファに身体を預けて「…もう夜も遅いし、早く帰りなよ」と普段の軽い調子で声を掛け)

(ですねえ…ちょっと昭和のヤンキー感が否めないと言うか…()良いですよね~、ジライヤ!!…え?タケハヤスサノオ?それは知らないアフロですね…()ええ…アルテミシアになっちゃうと…完全にアレですからね…()分かります…気持ち悪いのはちょっとタイム…()是非!!来て!!織田きゅん!!もう仲間だから!!(圧)ええ!!それくらいあった方がよろしいかと!!()ヴッ!!!良い…あってほしい…()ですね!!()うーん…5もどうなんでしょう…?()ですね…チドリちゃんビックリしちゃいますよ…()ええ、更に危うく…私もストーリー中何回か「ハゲてる…?気のせいか…?」ってなってましたからね…()ね!!コロちゃんはお留守番してて!!()イヴ~!!お前!!なんで肝心なところでビビりなんだ!!この!!この!!()ふう…そういえばこの前呪術廻戦の漫画を見掛けたんですが、15巻くらいの表紙の羂索のポーズで…その…エッッッってなっちゃって…屈辱…誰の身体だと思ってるんだ…身体返せ…())

  • No.256 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-03-17 12:34:33 



( 掴んだ筈なのに、またするりと抜けていく言葉と視線、いつもの軽薄。酷くなる痛みに文句を吐き出すよりも、相棒の唇が額に触れる方が早く、意識がその柔さに向いた一瞬の隙に、両手からも逃れられてしまう。唐突に空になった指達は彼をもう一度捕まえんと宙を掻いたが――視界に映る、昨晩の己にも覚えのある態度の取り様に、その勢いを失くし垂れ下がる。「――そうか。なら、もういい。」すとんと熱の下がった、普段の冷徹な声。そのままソファーから腰を上げ、床に落としっぱなしだった手帳を拾って、表紙を軽く払うだけの帰り支度の後、「だが、帰る前に少し言わせてもらう。」また相棒へ、向き直る。「確かに、“此処に来た理由”は只の時間潰しだったが――」逸れる視線もはぐらかす態度も構わず、一方的に彼を見据えて、「私と貴様が今この場で交わした言葉、行動、その全てにおいて、暇潰しや冗談などと濁し軽んじられるものは一つたりとも無いと考えている。故に私は、此処での何もかもを記憶して、その上で明日から先もイヴに会う。」淡々として見える裏、芯を通した意志を窺わせる揺るぎない声で宣言して、「だから貴様も、“今日”を決して忘れるな。無かった事にもするな。」それへの対価を、押し付けにも近い形で不遜に願った、その後。「……次も許せるほど、私は割り切りの上手い人間ではないからな。」ぽすん、と。極々軽く相棒の頭を手帳で叩き、今朝の己の騒ぎ様を、仄かな震えを秘めた言動で示唆してみせた。「…では、」それから直ぐ様手帳を引き上げて、一つ息を吐きながら彼から退き、出入り口へと踏み出す。しかし、ドアの境界を越えるその直前、「また明日、向こうでな、イヴ。」逃げるなよ、と隠しもしない言外の威圧を籠めた別れの挨拶を告げて漸く、相棒の部屋から身を引き上げて )


(/ まあ舞台が田舎だったので狙った感もあるっちゃありますが……全体的には…昭和ですよね…()ジライヤはモーションの忍者感好きなんですよ……その真っ赤なアフロはちょっと解りませんね…いやでも専用スキルは悪くないので!()アルテミシアのキャラデザは好みなんですけどね…美鶴先輩の勇ましさに引っ張られたせいですかね…()あの手のヤツにもモザイクとか欲しいですよね…キッツい…()ほら!イセカイナビをポチっと!!お仲間におなり織田君!!(圧)よっし早速準備…これ準備の時点で疲れそうだな…()P3全体が殺伐としがちなので…どうしてもそういうほのぼの系イベントに夢見ちゃうんですよね…()……5は、主人公が一番上手そうですかね…()むしろビックリするチドリちゃん見てみたいので…パイ投げの安全圏からお伺いしてほしさあります()半端なデコ出しの上、髪の分け目のせいなんでしょうけど…その内ストレガ内からも言われてそう…()ね!コロちゃん良い子だから!ね!!()あ~もどかしい!!でもそんなイヴさんも良い…!!そんでアーネスト、“自分とのキスを今度こそ覚えててほしい”って一言で済む事をそんな長々と…!このっ…理屈っぽいヤツめ…!()言われて気になったので検索して参りました…!確かにこれは中々…くっ…身体返しなさい羂索…!!() )


  • No.257 by クリス・K・竜崎  2024-03-17 17:05:52 


(相棒の言葉を黙って聞き流し、言外の圧をも素知らぬフリで流し、部屋の扉が音を立てて閉まった後─「……あ゛ー……何でそうなるかなあ、」イヴは頭を掻き毟り、ソファの背凭れに思い切りその頭を叩き付けた。ぼすん、と鈍い音が鳴り、柔らかな質感のクッション生地が衝撃は吸収してくれるものの─先程相棒が自身に投げつけた言葉が、繰り返し脳内でリフレインする。忘れるな、無かったことにするな。─今この瞬間ほど一人暮らし、そして隣の住人が長期の旅行で留守にしていたことを有り難く思った瞬間はきっとこれから先、一生無いだろう。半分苛立ったような声を上げながらソファを立ち上がり、バスルームの扉を壊しかねない勢いで閉める。凍るような冷水にしたシャワーを頭から浴び、行き場の無い感情を無理矢理押し殺しながら─タイルの壁に手を付き、長く深い溜息を吐き出した。濡れた髪もそのままにシングルサイズのベッドへ雪崩れ込み、枕に顔を埋めて目を閉じる。─そして翌朝。億劫極まりない身体を引きずるようにしてベッドから降り、冷蔵庫からゼリー飲料を手に取った。いつものようにそれの封を切り、中身を啜りながら仕事の用意をし、月光を掴み上げて鞄に入れ─愛車に跨ってヘルメットを被り、機関へと出勤し)

(ですよねえ…昭和のヤンキー感強め…()ま、まあ確かに…スキルは強いですよね、あの知らないアフロ。4の仲間だと、後は…そうですね…千枝ちゃんのスズカゴンゲン、直斗きゅんのヤマトタケルですかね…()でしょうね…良くも悪くも女帝感が凄いと言うか…()ですね…()ほら!!織田きゅんも仲間に!!絶対ペルソナの素養あるから!!()が、頑張ってください…()夢見ちゃいますよね~!!皆で仲良くお料理教室とか、コロちゃんのお世話とかしてて…()ですね…カレーとコーヒーは確実に作れますし…()ね!!ビックリしてメーディア出しちゃうかもしれませんけど…()ですねえ…と言うかストレガ、ジン以外まあまあヤバい見た目してません…?タカヤは上裸にタトゥー、ロングヘアだし…チドリはゴスロリ衣装で頭に剣形のアクセサリー刺さってますし…()ね!!分かるよねコロちゃん!!()でもそんな理屈っぽい所も大好きですよアーネストさん!!イヴを引っ張ってやってください!!()分かって頂けますか…!中々にエッッッなポーズですよね…と言うか羂索になってからの色気が凄くて…色気のあるキャラが大好きなので、ついつい沼りそうに…())

  • No.258 by イヴ・アレクセイ  2024-03-17 19:56:13 


(ヒェェごめんなさい…!ニックネーム間違ってますね…!)

  • No.259 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-03-18 18:32:48 



( 乗り込んだ車で帰った自室。食事にも、読書にも、調べ物にさえ気が向かず、只着替えついでの温いシャワーだけを浴びて眠りに就いた。――夜が明けて。いつも通りのアラームに起き、仕事の支度をして出勤した機関内。普段待機する場に座るその前に、研究課と蔵書保管庫にて少々の私用を済ませた、そのロビーへの帰り道。徐々に眠気の晴れてきた頭が、口の妙な物足りなさを訴え始める。珍しいその欲求に、歩みは止めないままに心当たりを探って――昨晩相棒と交わした“それ”に思い至り、思わず唇を結ぶ。釣られて顔まで険しくすれば、丁度正面から歩いてきていた職員が竦み上がり、足早に擦れ違っていったが、その程度は気にも留めない。一つ深く息を吐いて巡る感情の強張りを解いた後、改めて口腔の違和を意識してしまえば、そちらにばかり気が逸れて落ち着かず。苛立ったように頭を掻きながら、足の向かう先を機関内の購買へと変えた。「何か、適当に……」それなりに揃った其処の商品らを一通り見回し、丁度目に付いたのは棒付きの飴。それを幾つか購入した後、定型文の礼を告げる店員の声を後ろに、ポケットに仕舞ったそれらの内の一本を口に放り込む。それで一先ずは不足も治まり、「……ふむ。」その納得に鼻を鳴らしつつ漸くロビーへ戻る。それからは普段通り――自販機の淹れた珈琲のカップを片手に、近場の席へと腰を下ろせば、私用の最中に彼是と走り書きを足した自らの手帳を開いて、まだ少し睡魔のぼんやり滲んだ目をそちらに落とし )


(/ お名前ミス大丈夫ですよ…!!
ええ…伊邪那岐大神になったらなったで、今度は総長ですしね…()んん~私も好きです…!格好いいんですよね、スズカゴンゲンもヤマトタケルも!その勢いならヤマトスメラミコト とコノハナサクヤとか…ドンピシャです…!()そうなんですよ…どう足掻いても“人を率いる女帝”なんですよ…()おいで!!いつかどっかで実装してほしいですね…()私2リットル一本持つだけで筋肉痛になる貧弱ぶりなのでね…頑張りますね…()ね!!定期的にお料理教室で出来上がった料理をメンバー全員で“いただきます”してる所とか…皆に愛でてもらってご満悦のニッコニコになるコロちゃんとか…めちゃくちゃ見たい…()カレーのレパートリーだけ沢山ありそうなジョーカー…いや、覚えれば他のものも作れるんでしょうけど…どうしても印象はそれなんですよね…()確かに…反射的にメーディアで燃やそうとしちゃいそうですねチドリちゃん…あのカレー燃えるんですかね…?()言われれば…そうですね……?色々事情があったり本人の好みだったりするかもしれませんが…格好自体はジンが一番まともですね…()解ってくれた!?コロちゃん賢いねえ!ならおうち仕舞っちゃおうね!()良かったねアーネスト!じゃあ許可も出たから、イヴさん引っ張り回しちゃおうか!()何だその手とポーズは…!ってなりましたね。乗っ取り系ならではの、本人が絶対しないような色気とか撒かれると、この…お前…って感情と色香の惑わしでぐちゃぐちゃになりながら沼りますよね())


  • No.260 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-03-24 09:46:36 



(/ 此方のトピが埋もれてきているので上げさせて頂きますね…!春先は何かと多忙な時期かとは思いますが、どうか心身共の健康を第一に。主様のご健勝を心より願っております故、しっかり食べてしっかり眠って、リアルも目一杯楽しんで、また元気なお顔を此方に見せて下さいませ~!それではのんびりお待ちしております、失礼致しました! )


  • No.261 by イヴ・アレクセイ  2024-03-24 17:45:54 


(「ん~…」まだ何処か寝惚けているのか、欠伸混じりに背筋を大きく伸ばす。すれ違う職員にはいつも以上に間延びした声で挨拶を投げ、ロビー入り口の自動販売機でココアを購入した。そのまま中へ入り、普段そうするように相棒の姿を探し─と、今日の相棒は随分と珍しい。棒付きの飴を咥え、少しばかり眠そうな目付きで手帳を見ているその姿を見守った後、「おはよ~、アーネスト」と普段通りの明るい調子で声を掛けつつ、当たり前のように隣の席を陣取って笑いかけた。プルタブを引いてココアを喉に流し込み、若干襟足が跳ねた毛先を手櫛で整え)

(ご心配ありがとうございます…!()私は至って元気です!!元気すぎるくらい!!()いやあ、自動車学校の教習が忙しくて…中々顔出しできずすみません…!()うーん…そもそも『伊邪那岐大神』が総長感強いんですよね…()サクヤちゃんは可愛いですよね、まだ()。アマテラスとかスメオオオカミとかになるとん?ってなっちゃって…()まあ、でもそこが美鶴先輩の良いところですよね!!()ですね…()頑張ってください…!()私も応援してます!!(?)なにそれ私も見たい…追加エピソードで作って…()ですねえ…まあ、でも続編のスクランブルで牛タンシチューとかはらこ飯とか色々ご当地料理作ってるので…()燃やしたら燃やしたで有毒ガスとか出そう…()ですよね…まあ百歩譲ってチドリちゃんは可愛いので良いとしても、タカヤお前…上着くらい着なよ…()風邪引くよ…?()仕舞われてる!!風花ちゃーん!!!コロちゃん回収して!!()引っ張り回してやってください!!覚悟しろイヴ!!()分かります…なんか…あれですよね!!!(語彙力の喪失))

  • No.262 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-03-27 19:30:54 



( どれ程ロビーに人が増えた所で、それらが齎すノイズは何一つ届いていないらしい。誰かの話し声が無遠慮に騒がしくなろうと、すぐ近くで何かが落ちようと、苛立った荒い足音が響こうと、眉すら動かさず、時折頁を捲る自らの手帳を視線で追うのみ。――ふと、馴染みのある声が名を象った。たったそれだけ、その声だけで眠気と集中に浸っていた思考が持ち上がり、いつもの隈の深い瞳が声の主を映して、「……ああ、イヴか。」解りきった隣の相棒の名を呼び返す。それを挨拶の代わりにして眺めていた頁を閉じれば、頬杖ついでに顔ごと彼へ向き直る。――目の前に有るのは、普段の明朗と笑顔。それと、珍しく付いた跳ね癖を指で梳かれる金の毛先。取り立てて特別ではない日常の、和やかなその光景を、少しの間じっと見詰めた、沈黙の後。「……“今日、逃げずに来たようで、何よりだ”。」飴は咥えたまま、口腔内の端に寄せての一言。それには昨晩の刺々しさも弱々しさも無く、表情も変わらずただ淡々と。さながら確認事項か合言葉でも唱えているような、そんな台詞を置いて、ゆっくりと瞬きを一つ――その刹那に、研がれた赤の目線。それが射るのは、昨日散々と逃げ抜けられた相棒の瞳。「――この言葉の意味は解るな?」先とはうって変わって、不機嫌にも見える険しい顰め顔と、威圧が籠められた低い問い掛けを相棒へと刺して、その反応を探り窺い )


(/ 教習でしたか!体調不良や怪我等では無くて大変安心致しました!!標識だのルールだの覚える事も多いし、仮免で道路出る時とか緊張で小鹿みたいにプルップルになった記憶…()無事に試験を合格出来る事を祈っておきますね…!()あ~当て字感…ちょっと解ります…特攻服の背中とか袖とかに刺繍されてそう…()そう、サクヤちゃん“は”可愛いんですよ、色味とかデザインとか…アマテラスとかになると、神々しいのは解るんですけど…単純に発光した人っぽいというか…()ですねえ!あの気高く勇ましくて美しい“女帝”なのが彼女らしくて素敵なんですよね!!()DLCで良いから見たいですよね…P3メンツのほのぼのとした日常…女子会男子会とか…先輩後輩の垣根越えて恋バナしてる所とか…欲しいです…()それは確かに…“怪盗”なだけあって基本的に色んな方面に器用ですよね、ジョーカー。覚えも早そう…あとは、番長も中々の料理人具合でしたよね、プレイヤーの知識試されますけど()燃やした炎も煙も緑とか紫とか毒々しい色してそう…むしろ燃やした方が被害酷そうですね…?()それは本当にそう()変わった格好とか髪型とかいう以前にタカヤは服を着て…他の二人は何とも思わないんですかね、アレ()あー!コロちゃん!コロちゃんが!!折角のふわふわが!!()よっしゃ任せて下さい!まずは昨日の言及&追及からいきますよイヴさん!!()ええ…!!アレですよね…!!しんどいと好きを反復横とびして情緒不安定になってしまう…!!() )


  • No.263 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-04-11 17:51:35 



(/ 此方のトピ、だいぶ埋もれてるので上げておきますね…最近は随分暖かい日が増えては参りましたが、まだまだ朝晩冷え込みますから、お風邪を召されないようお気を付け下さいませ。ご多忙の最中とは思います、まだまだのんびりお待ちしておりますので、余裕が出来た際にでもお立ち寄り下さいませ~…! )


  • No.264 by イヴ・アレクセイ  2024-04-19 12:44:59 


(─正直に言えば、忘れていてくれないかな、と期待する気持ちも少しばかりあった。中々治らない寝癖に四苦八苦していたところで、相棒の、平常時よりも少々悪い目付きと不機嫌な色を纏った言葉が自身に鋭く突き刺さるのが分かる。「…あー…まあ、うん。そりゃあ分かる、けどさ…」言葉尻をそれとなく濁しつつ、酷く乾いた笑い声を上げながらココアの残りを喉に流し込んだ。放置していたせいで底の方にココアの粉が沈殿していたようで、噎せて咳き込む。繊細な色の瞳がぱちり、と気まずそうに一度だけ瞬いた後、「……アーネストは、さ。オレと…どうなりたい訳?」普段のイヴからは想像もつかない、周囲の雑踏や雑音に掻き消されてしまいそうな声で─おずおずと口を開いた。─うっかり問い掛けてしまったが、解答は求めていない。ただ、この心の底で渦巻くような感情に、恋だの愛だの─所謂「分かりやすい」名前を付けたいだけだった。相棒の返答を待つ前に首を横に振り、「……ごめん、忘れて。…今日は特殊個体の尋問だったっけ?」と明るい声と表情を取り繕い)

(お久しぶりです…何やかんやありましたが、卒業検定目前まで漕ぎつけましたよ…!分かります…完全に総長ですよね…()ですねえ…何か光ってる人、なんですよ…光ってるなあ、とは思うんですが、神々しいかと言われると言葉に困りますよね…()ですです!!美鶴先輩大好き!!()欲しいですねえ…切実に()ですね!キタローは…その…良く分かんないけど、そんなに下手ではないでしょう…多分…()燃やしてもダメ、捨ててもダメ…もう生物兵器ですねコレ()どうなんでしょう…ジンはタカヤの熱狂的信者ですし、チドリちゃんはそもそもメーディアと順平以外にあんまり興味ないんじゃないでしょうか…()コロちゃんガード!!代わりにクマを差し上げます!!(唐突なとばっちり)()こらっ!!誤魔化すな!!怒られても知らないぞ!!()ですです…「身体返せ…でも色気すごい…」ってなっちゃいますよね…())

  • No.265 by アーネスト・ブラッドフォード  2024-04-21 22:16:19 



( 問いかけの正否は、濁した言葉よりも先に弛みの無くなった表情に現れていた。――覚えている。そう確信を得る相棒の言動に満足そうに鼻を鳴らしては、それまでの不機嫌さを解いて椅子の背凭れに起こした身を預ける。その視線は鋭さが抜けたものの未だ彼へと向けたまま、昨晩よりは少し遠いその瞳が瞬く様を見詰めていたが、問い掛ける声に今度は此方が瞬きを一つ。「……私は、」あまりに弱々しい相棒の言葉。それに答えようと口を開いたその矢先に、被せるようにして彼が質問を撤回してしまう。「…ああ、確かな。」先程の物怖じるような態度を隠すその表情へ、此方は機嫌を損ねたような、呆れたような溜め息を溢しはしたが、「では、そろそろ尋問室に向かうか。」今に限ってだけはそれに乗り、わざとらしくロビーの時計を確認した後に立ち上がった。――尋問用の施設は開発課よりも深い地下、必然的に長い間を乗る昇降機の、二人だけの沈黙の中。「……先程の、問いについてだが。」顎に片手を置き、再び開いた手帳の中身を見詰めたまま不意打ちに、彼へと言葉を投げる。「昨晩のような接触を継続的に行うのに支障が無いのであれば、互いの関係を示す名は“何れ”になろうが構わん、とだけ答えておこう。」あの時の相棒とは対照的に淡々とした、業務連絡か何かに近い物言いで簡潔に告げたその続きに、「“あれ”が、今まで築いた前提を崩す事は無いと解ったし、そうであれば、もう少し理解を深めてみたいと感じられるものでもあったからな。」経験の乏しさから来る疎さか鈍さか、彼――“イヴ・アレクセイ”への信頼の上に乗る自らの興味と探究欲を、恥じらいもへったくれも無いまま理由に補足して回答を締め括った後。「…それと、もう一つ。私からも貴様に質したい事があるのだが、」呼吸を一巡させてから手帳を閉じ、目だけを流して彼を見る。――しかし疑問を起こす前に、エレベーターの到着音が声を遮った。「……着いたか。」些か不満げに眉を顰めて舌を打ちながらも、気はそちらに逸れたよう。「…続きは、仕事が終わった後にするか。」一人勝手に予定を組みつつ、開いた昇降機のドアから通路へと出る。地上階よりも足音の響く其処を進むその道中、「……やはり飴では、“あれ”の代わりには足りんな。」ぼそり呟いたのは、未だ口腔内に収めていた代替品についての独り言。すっかり小さく溶けたそれを最後にはがりがりと噛み砕いて飲み下し、残る棒にまで歯を立てながら、これからの“仕事”に使えそうな薬性血液の選定に、白衣のポケットの内を探り始めて )


(/ お久し振りです!!おお…!頑張りましたね…!!あともう一歩ですね!!何だったら持ってる武器(多分槍)が鉄パイプか何かに見える幻覚までありますよ、あの総長具合は…()そうなんですよ…光ってる…人だな…?って。神々しい以前に疑問符出ちゃうんですよね、アマテラス()ええ、大好き!!()いつか出る事を願っときましょうか…()キタローは料理の描写とかほぼありませんでしたからね…やってる場合でも無かった感じもありましたが…でも、致命的な失敗するイメージもありませんしね、下手ではないでしょう、多分()このカレー本気出したら動きそうでもありますしね、間違いなく生物兵器ですよ…()あ~…言われると確かに上半身裸を気に掛ける面々では無いですね…じゃあ仕方無いか…()コロちゃん…あっでもクマも結構毛並みがふかふか…流石自慢のクマ毛…()イヴさん、めっ!!ですよ!!誤魔化したってそうはいきません!!アーネスト確り答えちゃいますからね!!()そう……私は最終的に「身体は返してほしいけど、これはこれで…!」の思考に至るんですよ、困った事に() )


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