掲示板ファンさん 2023-09-16 14:07:27 |
通報 |
( 言葉にしない部分は全て伝わったらしい。鏡のような愉楽の笑みに、「…ああ。その通りだな、“相棒”。」此方からも同じニュアンスで彼を呼ぶ。さて、やる事が出来れば多少の苛立ちと疲労も忘れられるもの。順調に芝生を進んだその後、足音の発生を合図に待ち望んだ駆動音が響き、殆ど同時の相棒の声に応えて己も走り出す。「…では、行くか。」まずは裏口ロビー。緩急さえ付けられれば、ただ駆けるより場を見る体力の余裕も生まれるよう。ものの見事に慌てふためきばたついて、球体の餌食になる様にフッと堪えきれない嘲笑を溢す。――次は西側射撃場。突如として現れた球体団子の集団に、丁度休憩中だったらしい目的の職員は情けない悲鳴を上げる。壁まで逃げたその職員へ、己の血液――どうせだから経皮性の下剤の効能を付与したもの――を少量付けた球体をどさくさ紛れに駄目押しで投げて襲わせ、そのまま入ってきた側とは反対の出入り口から駆け抜ける。更に次の管理室。まだ状況に気付いていないのかそれなりに人が多く、反って好都合。室内へ“必死に逃げ込んだ”その数秒後、幾ら数が減ったといえど雪崩れ込む大量の球体達に、幹部も職員もパニック状態。『ねえ~ちょっとちょっと!』その次は何処に、と通路に出た所で、例の開発課の声がスピーカーから流れる。『見てない間になんかすっごい騒ぎになってるんだけど、何してくれてるのお二人さん~!このままじゃボクまた謹慎食らうじゃん、やめてよ~!』初めに聞いた時より明らかに焦って動揺している様子を、足を止めないままに鼻で笑って、「さて。ジャンク共の事など、さっぱり頭に無かったな。」なあ相棒、とすっかり上がった息など気にも止めずに白々しく隣を走る彼に同意を求め )
(/ やふーっ!!わっしょい!!それでは楽しみましょうね!! )
トピック検索 |