掲示板ファンさん 2023-09-16 14:07:27 |
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( 相棒からも、概ね己と同等の答えが返ってくる。そうか、と素っ気ないがそれを受け入れ、また思案する内相棒の愛車の前まで着いたらしい。ポンと投げられたヘルメットを受け取って装着し、彼の二輪に乗り込む。――現場到着。報告書にあったよりは人の避難も何とか済んだらしい。付近に錯乱し騒いでいる民間人はいたが、巻き込まれる距離でもないだろう。「…さて、」いつものように、武器の準備を整えながらの状況確認。目立った損害は無し、強いていえばショーウィンドウの硝子が歩道に飛び散っている程度か。個体らしき少女は、僅かに身体を揺らしながらもじっと場を動かない。その少女が両腕に抱えている何かに目を凝らした刹那、「……っ、」息を飲む。何故なら、その“何か”、只の縫いぐるみである筈の黒いテディベアと、確かに視線が合ったからだ。ぞわりと走った嫌な直感に顔を背けたが、頭の中に淀みが張り付く感覚があった。手遅れだ、と悟る。だが、「……イヴ。」まだ、口はまともに利けるよう。なれば、伝えなければ。「人形が、媒介だ。あれの、目を見るな。」侵し広がる淀みに額を押さえて抵抗すれば、苦しさに言葉はぶつ切りになる。…思考が、感情がぐるり転がり回されて、悪意と、殺意が、塗り潰して、「それと、」その矛先は――最悪な事に、相棒だ。引き金に指を掛けた拳銃が、彼の方を向く。「――いますぐ、私から、はなれろ。」最後の最後の警告。その言葉からも、五秒の余白を捻り出す、ギリギリまでの抵抗の後。きゃはは、と少女の鈴のような笑い声が響いた次の瞬間、“自分”が飲み込まれて。顔を上げ、紛れも無い敵意の視線で相棒を射抜くのと同時、予備実弾の入ったトリガーが彼を標的に引かれて )
(/ 奇遇ですね…私もそう思います。ので、アーネストにボロ雑巾になってもらう展開もちゃんとやりましょうね()全然オーケーですよ!!という訳で、もうその方向に進んでましたが…此方こそ大丈夫だったでしょうか…? )
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